本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ライト工業

RAITO KOGYO CO., LTD.1926 · Prime · 建設業

法面保護・地盤改良を中核とする建設会社。国内と海外(米国、ベトナム)で展開。

概要

ライト工業は、地盤改良工事に特化した建設会社である。戸建住宅やマンション、商業施設などの基礎工事において、液状化対策や不同沈下防止など、地盤を強化する技術を提供する。柱状改良や深層混合処理などの工法を駆使し、安全な建築を支えるニッチな分野で国内トップクラスのシェアを持つ。2026年3月期の売上高は1,392億円、営業利益率は12.36%を見込む。

建設事業が売上の99.9%を占める特殊土木専業企業

ライト工業グループの売上高は、建設事業がほぼ全てを占める(2026年3月期実績で99.9%)。建設事業は法面保護工事、地盤改良工事を主体とし、補修・補強、環境修復、建築工事なども手がける。工事種目別では、基礎・地盤改良工事が売上の約45%を占め、次いで斜面・法面対策工事が約28%、建築工事が約15%となっている。同社は特殊土木工事に特化することで、競争の激しい一般土木とは異なるポジションを確立している。

国内2支社7統括支店と海外子会社で全国・世界をカバー

国内組織は関東支社と西日本支社の2支社、および北海道、東北、関東防災、関越、中部、中国四国、九州の7統括支店体制(2019年4月の機構改革による)。海外では米国子会社RAITO, INC.が地盤改良工事を行い、ベトナムの合弁会社Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyも連結子会社として活動する。香港法人は清算済みである。このように国内の広域カバーと海外展開の両方を進めている。

連結子会社12社と非連結子会社4社で構成されるグループ

2026年3月期において、連結子会社は12社。主なものに株式会社小野良組(建築・土木)、サンヨー緑化産業(建設工事)、RAITO, INC.(米国地盤改良)、Fecon Raito Underground Construction(ベトナム地盤改良)がある。また、非連結子会社4社には株式会社タフアース(労務提供)、株式会社らいとケア(介護サービス)などが含まれる。グループ全体で建設工事の請負に加え、資材販売、リース、保険代理店、介護等多角化しているが、売上は圧倒的に建設事業が担う。

中期経営計画「Raito2027」の目標と基本方針

2025年5月に公表された中期経営計画「Raito2027」は、2027年度を最終年度とする。数値目標として売上高1,350億円、営業利益155億円、ROE12.5%以上、DOE6.0%以上、配当性向50%以上を掲げる。基本方針は「技術×信頼×人財で、次世代の成長へ」とし、防災・減災分野でのブランド確立、特殊土木分野での国内外プレゼンス拡大、成長分野と人財への投資、成長投資と株主還元の両立を重点テーマとする。

業界の中での役割は土木工事(法面・地盤)と建築工事の請負業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,392億円
営業利益
172億円
営業利益率
12.4%
純利益
125億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建設事業1,390億円99.9%172億円12.4%
その他(注)2億円0.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設事業主力

法面保護工事、地盤改良工事を主体とする土木工事業および建築工事を請け負う。国内では当社および複数の連結子会社(㈱小野良組、地域リアライズ各社等)が、海外では米国子会社RAITO, INC.が地盤改良工事等を、ベトナム合弁会社Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyが地盤改良工事等を行う。

主な製品・サービス2
法面保護工事
斜面の崩壊を防止するための工事。
地盤改良工事
軟弱地盤を改良し、建物の支持力を高める工事。

02その他その他

建設資材の販売、車両・建設機械・事務機器のリース、損害・生命保険代理店、福利厚生施設の管理、介護サービス業等を営む。連結子会社㈱アウラ・シーイー、非連結子会社㈱エド・エンタープライズ、㈱らいとケア等が担当。

製品と技術

斜面崩壊を防ぐ法面保護工事と地すべり対策

法面保護工事は、道路や宅地の斜面が崩壊するのを防止する工事で、ライト工業の主要種目の一つ。2026年3月期の売上高は393億4千8百万円(前期比13.4%増)。能登半島地震の応急復旧工事が売上を押し上げた。地すべり対策工事も含め、国土強靱化の需要に応える。同社は長年の実績から、官公庁発注の斜面対策工事で高いシェアを持つ。

軟弱地盤を固める基礎・地盤改良工事

基礎・地盤改良工事は、建物の支持力を高めるために地盤を強化する工事。柱状改良工法や深層混合処理工法など様々な技術を駆使する。2026年3月期の売上高は626億8千9百万円(前期比19.4%増)と、全種目で最大。米国子会社でも大型地盤改良工事の施工が進捗した。マンションや商業施設の建設需要を背景に、受注も増加傾向にある。

既存構造物を長持ちさせる補修・補強工事

補修・補強工事は、老朽化した橋梁やトンネル、建物の耐震性を向上させる工事。2026年3月期の受注高は104億9千万円(前期比8.3%増)で、高速道路会社発注の橋梁補修工事が増加した。一方、売上高は85億8千9百万円(前期比11.0%減)と減少。大型トンネル補修工事の剥落が影響したが、インフラ老朽化対策の需要は中長期的に安定している。

土壌汚染を浄化する環境修復工事

環境修復工事は、工場跡地などで土壌汚染対策を行う工事。2026年3月期の売上高は23億2千2百万円(前期比80.8%増)と急増した。前期に受注した民間発注の土壌汚染対策工事が売上に寄与した。受注高は21億4千2百万円とやや減少しているが、環境意識の高まりから市場は拡大傾向にある。ライト工業はこの分野でも特殊技術を活かしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

地盤改良工事で国内トップの独立系

地盤改良・補強工事に特化した独立系専門業者で、ショーボンドHDと並び国内市場で確固たる地位を築く。足元の受注環境は堅調で、2026年3月期の増収増益を見込む。同社はライバルのミライト・ワンやウエストホールディングスと比較し、地盤分野への特化度が高く、収益性で凌駕する。強みは全国的な施工ネットワークと技術力。一方、公共工事依存が強く、建設投資の変動リスクを抱える。

強み

  • 地盤改良・補強工事に特化し、国内シェアトップクラス。ショーボンドHDと競合。
  • 2026年3月期の営業利益率12.36%と高水準。地盤工事の専門性が収益性を支える。
  • 売上高は2024年1173億円→2026年1392億円と堅調。公共投資の追い風を受ける。
  • 全国に拠点を持ち、地域密着型の施工体制で安定的な受注を確保。

課題

  • 売上の多くが公共工事であり、政府の建設投資動向に業績が左右されやすい。
  • 建設業界全体の人手不足が進行。熟練技術者の確保・育成が課題。
  • ショーボンドHDと差別化が難しく、技術面での継続的な革新が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がライト工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11946トーエネック2,125億円11.5倍
25393ニチアス2,105億円20.0倍
31934ユアテック1,777億円17.1倍
43076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
59960東テク1,643億円12.3倍
61926ライト工業1,629億円13.1倍
71968太平電業1,605億円13.0倍
81952新日本空調1,518億円11.7倍
91835東鉄工業1,430億円10.6倍
101879新日本建設1,406億円8.8倍
115715古河機械金属1,378億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

仙台で防水工事会社として創業した1948年

1948年9月、宮城県仙台市において「株式会社ライト防水工業所」が設立された。創業直後から特殊技術の開発・導入を積極的に進め、事業内容を拡充。1949年には建設業法による大臣登録を完了し、1950年には東京支店(現関東支社管内)を設置して首都圏へ進出した。これが現在の全国展開の第一歩となる。

商号変更と本店移転で全国展開の基盤を築いた1951年

1951年1月、社名を「ライト工業株式会社」に変更し、本店を東京都千代田区に移転した。同年から1960年代にかけて名古屋、仙台、大阪、九州、札幌、広島、新潟と相次いで支店を設置し、全国主要都市に拠点を整備。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場から資金調達が可能となった。

東証1部上場と建設業許可取得で飛躍した1974年

1974年3月、東京証券取引所市場第一部に上場。同時に建設業法改正による大臣許可(特・般-48)第3660号を取得し、以後営業範囲が拡大した。同年11月には北関東支店、南関東支店を設置し、関東地方のカバレッジを強化。この時期から地盤改良や法面保護といった特殊土木分野での実績を積み重ねていった。

米国現地法人設立で海外事業を開始した1997年

1997年6月、米国に現地法人RAITO, INC.を設立(現連結子会社)。これにより日本国内で培った地盤改良技術を海外市場に展開する足掛かりを得た。その後2016年にはベトナムに合弁会社を設立し、2023年には同社を完全子会社化。海外事業はまだ売上比率は小さいが、米国とベトナムの2拠点体制で成長を模索している。

グループ再編と子会社拡充で事業領域を広げた2000年代

1998年から2000年代にかけて、地域リアライズ各社(東北、九州、みちのく、福島、北海道、山口、新潟、西日本など)を設立または取得。2005年には株式会社小野良組を連結子会社化し建築工事の基盤を強化。2009年には5支社2事業本部体制に機構改革し、グループ全体の統制を効率化した。この時期、建設事業のすそ野を広げつつ、非建設分野では介護サービス(らいとケア)にも進出した。

プライム市場移行と中期経営計画で新たな成長段階へ

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴い、従来の市場第一部からプライム市場に移行。2023年にはベトナム合弁会社の株式を追加取得し連結子会社化。2025年には中期経営計画「Raito2027」を公表し、2027年度に売上高1,350億円、営業利益155億円の目標を掲げた。創業80年近くを経て、防災・減災分野のリーディングカンパニーを目指す姿勢を明確にしている。

年表38件を開く

1940年代

  • 1948年9月創業株式会社ライト防水工業所を設立(宮城県仙台市)会社設立後の変遷は次のとおりであるが、この間に特殊技術の開発、導入を積極的に進め、事業内容の拡充を図り、現在は法面保護工事、地すべり対策工事、基礎・地盤改良工事、補修・補強工事、環境修復工事及び沈埋工法による下水道管埋設工事など土木工事を主体に事業を展開しております。
  • 1949年10月建設業法による建設大臣登録(イ)233号の登録を完了(以後2年ごとに更新)

1950年代

  • 1950年3月東京支店(現 関東支社管内)を設置
  • 1951年1月商号変更ライト工業株式会社に商号変更 本店を東京都千代田区に移転
  • 1956年3月名古屋支店(現 中部統括支店)を設置
  • 1957年5月仙台支店(現 東北統括支店)を設置
  • 1958年6月大阪支店(現 西日本支社)を設置

1960年代

  • 1961年7月九州支店(現 九州統括支店)、札幌支店(現 北海道統括支店)を設置
  • 1961年10月上場当社株式を東京証券取引所市場第2部に上場
  • 1964年7月広島支店(現 中国四国統括支店)を設置
  • 1965年3月新潟支店(現 関越統括支店)を設置

1970年代

  • 1973年11月盛岡支店(現 東北統括支店 盛岡営業所)を設置
  • 1974年3月上場当社株式を東京証券取引所市場第1部に上場 建設業法改正により、建設大臣許可(特・般-48)第3660号を受ける。(以後、許可業種の追加を含め3年ごとに更新、なお1995年より更新期間5年ごとに変更)
  • 1974年11月北関東支店(現 関東支社及び関越統括支店管内)南関東支店(現 関東支社管内)を設置

1990年代

  • 1992年4月四国支店(現 中国四国統括支店管内)を設置
  • 1994年9月株式会社エド・エンタープライズを設立(現 非連結子会社)
  • 1996年4月株式会社ライト・スタッフ・サービス(現 アウラ・シーイー)を設立(現 連結子会社)
  • 1997年6月米国に現地法人RAITO, INC.を設立(現 連結子会社)
  • 1998年8月株式会社シーイー・クリエート(現 東海リアライズ)を設立(現 連結子会社)

2000年代

  • 2001年4月株式会社仙台リアライズ(現 東北リアライズ、現 連結子会社)、株式会社福岡リアライズ(現 九州リアライズ、現 連結子会社)を設立
  • 2005年9月株式会社小野良組の株式を取得(現 連結子会社)
  • 2005年11月創業株式会社やさしい手らいとを設立(現 清算)
  • 2006年3月株式会社みちのくリアライズを設立(現 連結子会社)
  • 2008年4月株式会社福島シビル(現 福島リアライズ)を設立(現 連結子会社)
  • 2008年5月創業株式会社北海道リアライズを設立(現 当社に吸収合併)
  • 2009年4月機構改革により5支社(東日本、関東、中日本、西日本、九州)2事業本部(建設、海外)制に移行(その後、数度にわたる機構改革を実施)
  • 2009年10月株式会社らいとケアを設立(現 非連結子会社)
  • 2009年12月株式会社山口リアライズを設立(現 連結子会社)

2010年代

  • 2010年10月株式会社新潟リアライズを設立(現 連結子会社)
  • 2011年1月創業株式会社西日本リアライズを設立(現 清算)
  • 2011年6月サンヨー緑化産業株式会社の株式を取得(現 連結子会社)
  • 2014年1月創業香港に現地法人Raito Engineering & Construction Limitedを設立(現 清算)
  • 2016年9月M&Aベトナムに合弁会社RAITO FECON INNOVATIVE GEOTECHNICAL ENGINEERING JSCを設立(現 Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyに吸収合併)
  • 2018年1月R&Dセンターを開設
  • 2018年12月株式会社タフアースを設立(現 非連結子会社)
  • 2019年4月機構改革により2支社(関東、西日本)・7統括支店(北海道、東北、関東防災、関越、中部、中国(現 中国四国)、九州)2事業本部(建設、海外)制に移行

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年3月Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyの株式を取得(現 連結子会社)ベトナムに合弁会社FECON RAITO HOANG MAI COMPANY LIMITEDを設立(現 非連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで1,350億円
  • 営業利益2027年度まで155億円
  • ROE2027年度まで12.5%以上
  • DOE2027年度まで6.0%以上
  • 配当性向2027年度まで50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    防災・減災分野のブランド確立

    長期に培った防災・減災分野の実績と知見を基に、業界トップランナーとしてのブランドを確立し、社会課題の解決に貢献する。

  2. 02

    特殊土木分野のプレゼンス拡大

    高度な技術力とノウハウを活かし、新技術開発や難易度の高い工事への対応力を強化、国内外市場での存在感向上を図る。

  3. 03

    成長分野と人財への積極投資

    持続的成長に向け成長分野への投資を加速し、人財の育成・確保を強化して組織力を向上させる。

  4. 04

    成長投資と株主還元の両立

    積極的な成長投資と最適な資本構成を追求し、持続的な株主還元を実現することで中長期的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,399人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は940万円で、9期前と比べて+15.3%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は17.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,063
2018年3月1,067
2019年3月81543.516.61,122
2020年3月84043.916.91,192
2021年3月84043.916.71,244
2022年3月86544.117.11,290
2023年3月88444.317.31,364
2024年3月91944.017.81,374
2025年3月94944.717.81,385924
2026年3月94044.317.51,3991,229

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都千代田区他4件4,386百万円
本社 — 栃木県下野市3,349百万円
本社 — 茨城県つくば市2,387百万円
本社 — 東京都千代田区1,997百万円
九州統括支店 — 福岡県福岡市中央区1,870百万円
本社 — 米国カリフォルニア州ユニオンシティー1,675百万円
建設事業
中部統括支店 — 愛知県名古屋市中村区1,224百万円
九州統括支店 — 福岡県古賀市1,154百万円
東北統括支店 — 宮城県仙台市宮城野区872百万円
本社 — 神奈川県横浜市中区832百万円
建設事業 その他
ほか25件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,392億円営業利益172億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.6%、利益が+34.4%。

売上高
+14.6%
1,392億円
営業利益
+34.4%
172億円
純利益
+26.3%
125億円
営業利益率
12.4%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,380億円1,392億円
営業利益169億円172億円
純利益118億円125億円
1株あたり配当¥145

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は295億円、営業利益は33億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+94.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q32029
2024年1Q258176.612
2024年2Q2933612.324
2024年3Q3013210.622
2024年4Q32124
2025年2Q5505510.038
2025年4Q6657311.061
2026年2Q6516910.650
2026年4Q74110313.975
2027年1Q2953311.223

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は756億円から1,392億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。売上は8期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7563220
香港に現地法人Raito Engineering & Construction Limitedを設立(現 清算)
2014年3月9276740
2015年3月8567446
ベトナムに合弁会社RAITO FECON INNOVATIVE GEOTECHNICAL ENGINEERING JSCを設立(現 Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyに吸収合併)
2016年3月9328759
2017年3月1,0239968
R&Dセンターを開設
2018年3月1,0019265
2019年3月1,02810165
2020年3月1,0629671
2021年3月1,08212186
2022年3月1,09514089
Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyの株式を取得(現 連結子会社)ベトナムに合弁会社FECON RAITO HOANG MAI COMPANY LIMITEDを設立(現 非連結子会社)
2023年3月1,15013395
2024年3月1,17311682
2025年3月1,21512813210.599
2026年3月1,39217217712.4125

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,392億円のうち、営業利益として残るのは172億円12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は125億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.2%1,089億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.4%131億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%172億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.0pt
12.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.1pt
14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが137億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは118億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は300億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月434−1647128
2014年3月13−18−4−5121
2015年3月93−30−1363174
2016年3月71−40−831196
2017年3月45−23−1022207
2018年3月76−59−1617207
2019年3月56−21−3035220
2020年3月55−25−2230228
2021年3月152−72−2580283
2022年3月86−23−4763300
2023年3月485−5853296
2024年3月146−43−53103349
2025年3月104−19−12485309
2026年3月137−19−129118300

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,259億円。このうち返さなくてよい自己資本が909億円で、自己資本比率は71.5%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月61133327854.5
2014年3月71535835750.1
2015年3月75741634155.0
2016年3月80246333957.8
2017年3月89153235959.7
2018年3月93858835062.7
2019年3月96762734064.9
2020年3月1,01168232967.4
2021年3月1,12675936767.3
2022年3月1,15980835169.7
2023年3月1,22985437568.7
2024年3月1,24491133372.5
2025年3月1,22288733571.9
2026年3月1,25990935071.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
300億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
743億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
350億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率140社中17位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中130位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.0%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.4%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.5%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.6%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,790で、1年前と比べて+19.1%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥3,790-2.6%1ヶ月+2.7%1年+19.1%時価総額1,629億円
過去52週の値幅
安値¥3,080高値¥4,380

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)54.0倍
PBR1.84倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初めの4100円から下落基調が続き、8月3日には3710円まで調整。その後は反発し、8月7日には3835円(前日比+0.52%)で引けた。200日線(3691円)を下回る場面もあったが、現在は上回っており、52週高値(4380円)からは約12%下の水準。8月6日には出来高517,400株と急増し、買い戻しや底値拾いの動きが見られた。25日線(3890円)には依然として届かず、中期的にはもみ合いが続く可能性。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER13.3倍は業界平均14.08倍を下回り、PBR1.88倍は同業平均1.51倍を上回るが、ROE14%と高収益性を考慮すればやや割安感。配当利回り3.78%は業界平均3.48%を上回り、配当性向59.2%と健全。ただし予想PER54.6倍と急上昇する見込みで、今期の業績鈍化懸念がある。総合的には割安と評価するが、成長性には注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍14.4倍
PER (予想)54.0倍
PBR1.84倍1.55倍
ROE14.0%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ライト工業の投資論点は、老朽化インフラや既存建物の改修需要の拡大をどこまで収益に反映できるか。強気派は、2026年3月期に過去最高の売上高・利益を見込む堅調業績や、高い営業利益率、配当利回りの魅力を評価する。一方、弱気派は、建設業界の人手不足によるコスト増や、公共工事・民間投資の変動リスク、競争激化による受注環境の悪化を懸念する。業績の持続性と価格転嫁力が焦点。

プラスに働く材料7
  • 過去最高益更新

    売上高1392億円、営業利益172億円を見込み、成長が続く

  • 高収益性

    営業利益率10%超を維持し、利益率が改善傾向

  • 配当利回りが高い

    配当利回り3.78%と株主還元が手厚い

  • 2026年3月期は営業利益172億円と増益決算発表後影響

    売上高1392億円、営業利益172億円。前期比で営業益34%増

  • 純利益125億円と前期比26%増決算発表後影響

    純利益は99億円→125億円と大幅増加

  • 営業利益率12.36%と高水準通年影響

    営業利益率12.36%と前期から1.8ポイント改善

  • 配当利回り3.78%と株主還元継続影響

    配当利回り3.78%と高水準

マイナスに働く材料7
  • 人手不足・コスト増

    建設業界の慢性的な人手不足で労務費が上昇し利益を圧迫

  • 需要変動リスク

    公共工事や民間投資の削減で受注が減少する恐れ

  • 競争激化

    同業他社との競争で受注単価が下落しやすい

  • 予想PER54.6倍が示す大幅減益予想継続影響

    現在PER13.3倍に対し予想PER54.6倍と、来期以降の利益急減を織り込む

  • 株価1年で+24%と上昇後の高値警戒継続影響

    1年で24%上昇しており、利益確定売りが増えやすい

  • 外国人持ち分31%と高く外部環境の影響継続影響

    外国人持ち分31%と高く、世界景気の影響を受けやすい

  • PBR1.88倍は評価の上限感継続影響

    PBR1.88倍はROE14%に見合い、追加の評価拡大は見込みにくい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標で、受注環境の強弱が分かる
売上総利益率
工事原価の管理状況や価格転嫁力を示す
従業員数・稼働率
人手不足の影響度と施工能力の余力を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり145で、前期から+45.0%いまの株価に対する利回りは3.83%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥145
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
59.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2521.2
2018年3月3540.031.6
2019年3月388.634.0
2020年3月417.945.8
2021年3月5022.035.1
2022年3月548.027.8
2023年3月6113.036.8
2024年3月7014.843.2
2025年3月10042.952.8
2026年3月14545.059.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥145

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,990人。区分でいちばん多いのは金融機関41.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.1%を占め、残る52.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関47.747.043.839.742.741.4
外国法人23.525.727.928.231.031.0
個人・その他23.722.022.324.317.618.6
事業法人3.84.04.24.75.15.7
証券会社1.21.11.52.93.43.2
自己株式10.18.38.87.61.81.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.24
02太陽生命保険株式会社6.36
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.86
04日本生命保険相互会社4.75
05株式会社三井住友銀行4.54
06株式会社北陸銀行2.95
07AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.04
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.99
09あいおいニッセイ同和損害保険株式会社1.42
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.40

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+670%、1株純資産は14期で+239%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月376326.111.732.3
2014年3月7568011.111.416.7
2015年3月8779111.911.217.2
2016年3月11288013.59.219.4
2017年3月1291,01013.78.721.2
2018年3月1241,11811.78.831.6
2019年3月1241,20910.711.934.0
2020年3月1361,31310.89.045.8
2021年3月1671,46312.011.335.1
2022年3月1741,59111.411.227.8
2023年3月1911,72111.510.236.8
2024年3月1681,8779.412.143.2
2025年3月2141,97311.111.552.8
2026年3月2892,14114.013.359.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

39名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は39名。2026/3期の役員報酬は総額401百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
阿久津和浩代表取締役社長65
川村公平専務取締役 安全衛生環境本部長66
西誠専務取締役 経営企画本部長65
山本明伸専務取締役 建築事業本部長65
村井祐介常務取締役 関東支社長63
川本治常務取締役 技術営業本部長61
金藤達也常務取締役 施工技術本部長65
山根智之取締役 海外事業本部長59
和平好伸取締役 西日本支社長61
高橋恒歩取締役 経営管理本部長59
白井真取締役49
清水裕子取締役69
残りの役員27名を開く
氏名役職年齢
永田武取締役67
浅野浩美取締役65
佐々木基取締役70
佐藤力常勤監査役66
丸野登紀子監査役53
飯田信夫監査役70
佐々木泰監査役64
中嶋章雅専務執行役員
横田弘一専務執行役員
内藤真木常務執行役員
山邊耕司常務執行役員
高橋修常務執行役員
東平和常務執行役員
佐藤秀朗常務執行役員
佐藤弘常務執行役員
服部徹常務執行役員
澤田禎久執行役員
久保敏彦執行役員
加藤善守執行役員
大和田博執行役員
二見肇彦執行役員
島村明伸執行役員
佐野誠執行役員
西川貴広執行役員
大山均執行役員
近藤弓弦執行役員
髙岡万由美監査役46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)11200902831929
社外取締役959597
監査役1232323

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容771字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社12社、関連会社1社、非連結子会社4社で構成され、建設事業及びその他(車両・建設機械・事務機器のリース、建設資材の販売、損害・生命保険代理店、福利厚生施設の管理、介護サービス業等)の事業活動を行っております。 各事業における当社グループ各社のセグメント毎の位置付け等は、次のとおりであります。 建設事業 当社は法面保護工事、地盤改良工事を主体とした土木工事業及び建築事業を営んでおり、連結子会社であるRAITO, INC.は米国の現地法人として地盤改良工事等を、Fecon Raito Underground Construction Joint Stock Companyはベトナムでの合弁会社として地盤改良工事等を、㈱小野良組は建築工事及び土木工事等の事業活動を、㈱アウラ・シーイー、㈱みちのくリアライズ、㈱東北リアライズ、㈱福島リアライズ、㈱新潟リアライズ、㈱東海リアライズ、サンヨー緑化産業㈱、㈱山口リアライズ、㈱九州リアライズは建設工事の請負並びに建設資材の販売を業務としており、非連結子会社である㈱タフアースは建設工事の内、労務提供の請負を主業務としております。持分法適用の関連会社である、Fecon Corporationは建設工事の請負を主業務としております。 その他 連結子会社である㈱アウラ・シーイーは建設資材の販売、車両・建設機械・事務機器のリース、福利厚生施設の管理等を、非連結子会社である㈱エド・エンタープライズは損害・生命保険代理店業を、㈱らいとケアはサービス付き高齢者住宅の運営及び介護サービス業を、FECON RAITO HOANG MAI COMPANY LIMITEDは資材の製造販売を営んでおります。 企業集団の事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,697字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは創業以来、「新たな価値に挑戦し、創造し続ける」の経営理念のもと、常に時代の最先端技術に挑戦し建設業にあって特殊土木という独自の企業分野を創造してまいりました。これからも引き続き、新たな事業領域への挑戦や新技術の開発などを通じ、人々が安心して生活することができる国土の形成に尽力してまいります。 また同時に、株主やお客さま、社員をはじめ全てのステークホルダーの皆さまから信頼される企業であり続けるために誠実で健全な企業経営に努めてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは2025年5月14日に2025年度を初年度とする中期経営計画「Raito2027」を公表いたしました。本計画の最終年度である2027年度における経営数値目標は以下のとおりです。 〔目標とする経営指標〕 目標:2027年度(連結) 売上高   1,350億円 営業利益   155億円 ROE   12.5%以上 DOE   6.0%以上 配当性向   50%以上 ※ROE(自己資本純利益率)=親会社株主に帰属する当期純利益/((期首自己資本+期末自己資本)/2) ※DOE(株主資本配当率)=配当性向×ROE (3)企業集団の対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境については、短期的には、当社のコア事業と親和性の高い「防災・減災」や「国土強靱化」を中心とした政府の建設投資が堅調に推移すると見込まれており、引き続き良好な受注環境が続くものと予想されます。一方で、中長期的には財政制約や人口減少を背景に、国内建設市場の縮小や競争の激化といったリスクも想定されます。 このような経営環境の変化に柔軟かつ的確に対応するため、当社は中期経営計画「Raito2027」を策定いたしました。 ① 中長期ビジョン 本計画の策定にあたっては、当社グループの経営理念である「新たな価値に挑戦し、創造し続ける」のもと、企業としてさらなる挑戦と成長を果たすべく、創業100周年を見据えた中長期ビジョンを定めました。 中長期ビジョン「サステナブルな社会実現に向けて、人と技術の力で世界に貢献する」に掲げるとおり、当社が有する人財と技術の力を結集し、顧客および社会に対して持続的な価値提供を行うことを目指してまいります。 ② 中期経営計画の基本方針 中期経営計画「Raito2027」では、「技術×信頼×人財で、次世代の成長へ」を基本方針として掲げております。4つの重点テーマを軸に、コア事業である建設事業の深化に加え、将来を見据えた成長投資の推進と経営基盤の強化に取り組み、持続的な成長を支える体制の構築を図ってまいります。 ③ 重点テーマ 当社は中長期ビジョンの実現に向け、経営環境の変化を踏まえつつ、以下の4つの重点テーマを成長戦略の柱として定めております。 ⅰ)防災・減災分野におけるブランド力の確立と社会課題の解決 当社が長年にわたり培ってきた防災・減災分野における実績と知見をもとに、業界のトップランナーとしてのブランドを確立し、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献してまいります。 ⅱ)特殊土木分野における国内外でのプレゼンス拡大 特殊土木分野における高度な技術力とノウハウを活かし、新技術の開発や難易度の高い工事への対応力を強化するとともに、国内外市場における存在感のさらなる向上を図ります。 ⅲ)成長分野および人財への積極的な投資 将来の持続的成長に向け、成長分野への投資を加速するとともに、企業価値の源泉である人財への育成・確保を強化し、組織力の一層の向上を目指します。 ⅳ)成長投資と株主還元の両立 積極的な成長投資とともに、最適な資本構成を追求し、持続的な株主還元の実現に努めることで、企業価値の中長期的な向上を図ってまいります。
事業等のリスク3,422字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項および当社グループの経営戦略に関連する重要な潜在的リスクを以下に記載しております。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は本有価証券報告書提出日現在において判断したものです。 (1)外部環境に関するリスク ① 国内公共事業の削減による官公庁発注工事の減少 当社グループの事業量は、全体の約7割程度を国内公共事業に依存しているため、国および地方自治体の公共事業予算の動向に影響を受けます。当社グループは、民間発注工事への営業活動の強化や海外事業を伸長することで、国および地方自治体等による公共投資予算削減によるリスクの軽減を図ってまいりますが、一般に想定される規模を超えて削減された場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競争環境の激化 当社グループを取り巻く受注環境は、大都市部での再開発事業や政府による防災・減災対策などを中心に良好な状況が続いております。その一方で、中長期的には財政的な制約や人口の減少を背景として、主たるターゲット市場である国内建設市場は縮小傾向で推移し、今後競争環境が激化する可能性があります。このような状況に備え、今後も引き続き顧客ニーズ等への対応に注力し、付加価値の創造とシェアの拡大を図ってまいりますが、これらの取り組みが想定通りの成果をあげられない場合や、革新的・画期的な技術・工法を展開する競合他社や新規参入者の出現、過度の価格競争が起こった場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 建設技能労働者の慢性的不足 建設業全体に関わるリスクとして、少子高齢化に伴う建設技能労働者の不足があげられます。このような状況のもと当社グループは、将来を見据え、建設技能労働者の慢性的な不足に対応するために、生産性向上を可能とするための省人化技術の開発や新規入職者の増加に向けた取り組みに注力しております。しかしながら、現時点では将来的な建設技能労働者の不足を完全に克服できる保証はありません。建設技能労働者の不足と、それに起因する生産能力の減退や労務単価の急激な上昇が生じた場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業拡大に伴うリスク ① M&A(買収)を含む直接的事業投資 当社グループは、2025年度を初年度とする中期経営計画「Raito2027」において、「技術×信頼×人財で、次世代の成長へ」を基本方針として掲げており、その一環としてM&A(買収)を含む国内外への直接的事業投資等の成長投資を積極的に行ってまいります。これらの投資は当社グループの持続的成長に資するとともに、将来においても安定的かつ更なる利益貢献をするものと考えておりますが、かかる投資が期待されるリターンをもたらすという保証はありません。特にM&A(買収)を行う際には、対象企業の財務や税務、法務などについて詳細なデューデリジェンスを行い、可能な限りM&A(買収)によるリスクを回避するように努めますが、M&A(買収)後に偶発債務の発生や未認識債務が判明する可能性もあり、リスクを完全に取り除くことは困難です。その他にも、M&A(買収)に伴いのれんを計上した場合、対象会社の業績の悪化等により減損の兆候が生じ、その将来的な効果である回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行う必要があるなど、M&A(買収)後に起こり得るリスクは複数存在します。それらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、合弁事業や業務提携の展開においても、パートナーとなる対象企業について、業績や財政状態等についての詳細な調査に加えて、将来の事業契約やシナジー効果について事前に議論することによって可能な限りリスクを回避するように努めてまいりますが、合弁事業開始後または業務提携後に双方の経営方針に相違が生じ、意図していたシナジー効果が得られないといった可能性も否定できません。この場合においても、投資金の回収が困難となる可能性や当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 海外事業の伸長 当社グループは、海外市場において内部成長とM&A戦略の両面を通じて、中長期的に海外事業の拡大を図っております。米国や東南アジアを主として複数の国で事業を展開していることから、各国の政治・経済・社会情勢などの変化に起因する予期せぬカントリーリスクが発生した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)人財に関するリスク 当社グループの事業運営上、施工管理に関連して法律上要求される国家資格などの各種資格を有していることに加え、土木工事・建築工事分野において高い専門性を有する人財が欠かせません。引き続き、優秀な人財の確保・育成に努めてまいりますが、人財獲得の競争環境は今後ますます激化していくものと予想されます。また、業務に必要な資格を取得するまでに、ある程度の期間を要することから、想定する施工管理人員の確保ができない場合や高い専門性を有する優秀な人財が社外に流出した場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)施工品質に関するリスク 当社グループは、品質マネジメントシステムの運用や各現場での施工段階における自主的な確認検査の実施など施工品質には万全を期しておりますが、重大な瑕疵による損害賠償請求等を受けた場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)労働災害および事故の発生に関するリスク 当社グループは、安全衛生管理計画を策定し、安全教育や現場パトロールなど災害防止活動に注力しておりますが、万一、労働災害や公衆災害など重大な事故が発生した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)法的規制・訴訟に関するリスク ① 法的規制の新設・変更 当社グループは、建設業法及び建築基準法をはじめとする様々な法的規制の中で事業を行っております。これらの規制の新設または変更があった場合、その内容によっては、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 訴訟リスク 当社グループは、事業活動に関して各種の訴訟に巻き込まれるおそれがあり、これらが当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。訴訟の結果が、当社グループにとって望ましくない結果になった場合には、引当金の計上や損害賠償請求を受けるなど、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害等に関するリスク 大規模な自然災害や紛争、テロ攻撃、感染症の拡大(パンデミック)等が発生した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに備え、事業継続計画(BCP)等の有事の際の対応策を策定しておりますが、想定を超える規模の災害等が発生した場合には、事業の運営に著しく支障をきたす可能性があります。 (8)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動を通じて個人情報、技術情報などの機密情報を取り扱っており、役職員の情報機器や可搬媒体等の紛失・盗難、情報機器のマルウェア感染、または外部からのサイバー攻撃によって、情報漏洩や業務停滞などを引き起こす可能性があり、結果的に社会的な信用低下、損害賠償の発生、当社グループの業績低下等のリスクがあります。これらのリスクに対応するために、情報セキュリティポリシー・セキュリティ諸規程の整備や、高度なセキュリティソリューション導入・情報機器の暗号化などの技術的対策、役職員向けの情報セキュリティ教育などの啓蒙活動を実施しております。さらにサイバーセキュリティ経営ガイドライン(経済産業省・IPA発行)に基づいた監査及び対策を推進しており、万が一被害が発生した場合は、予め定めている危機管理体制・手順に沿って迅速な対応を図ります。
経営成績の分析 (MD&A)11,346字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇による足下の消費者マインドの弱含みに加え、中東情勢の緊迫化や、米国の関税政策転換による世界経済への影響など、わが国の景気を下押しするリスクもあり、先行きについては依然不透明な状況が続いております。 建設業界においては、堅調な企業収益に加え、人手不足を背景とした省力化需要が設備投資を下支えしたことで、民間非住宅建設投資は堅調に推移しました。また、防災・減災、国土強靱化及び将来を見据えたインフラ老朽化対策を主軸とする政府建設投資も底堅く推移しており、引き続き良好な受注環境が続いております。 このような状況のもと、当社グループの経営成績は以下のとおりとなりました。 a.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、受注高につきましては、良好な受注環境を背景に専業土木分野及び建築分野ともに増加したことにより、1,437億6千万円(前期比9.0%増)となりました。 売上高は、当社及び米国子会社において手持工事の施工が順調に推移したことにより、1,392億1千6百万円(前期比14.6%増)となりました。 利益面では、売上高の増加に加え、工事採算性が向上したことにより、売上総利益は303億2千6百万円(前期比20.8%増)となりました。 また、営業利益、経常利益につきましては、売上総利益が増加したことにより、各々172億1百万円(前期比34.3%増)、177億1千2百万円(前期比34.5%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、124億8千7百万円(前期比25.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 「建設事業」 建設事業の受注高は、1,437億6千万円(前期比9.0%増)、売上高は1,390億2千7百万円(前期比14.7%増)となりました。 また、主な工事種目別の状況は下記のとおりであります。 ① 斜面・法面対策工事 受注高は、民間発注の斜面崩落防止対策に係る大型工事の剥落により、392億8千8百万円(前期比2.5%減)となりました。 売上高は、能登半島地震の応急復旧工事の売上が増加したことにより、393億4千8百万円(前期比13.4%増)となりました。 ② 基礎・地盤改良工事 受注高は、当社及び米国子会社において受注が増加したことにより、636億3百万円(前期比19.3%増)となりました。 売上高は、当社及び米国子会社において大型地盤改良工事の施工が順調に進捗したことにより、626億8千9百万円(前期比19.4%増)となりました。 ③ 補修・補強工事 受注高は、高速道路会社発注の橋梁補修工事の受注が増加したことにより、104億9千万円(前期比8.3%増)となりました。 売上高は、民間発注の大型トンネル補修工事の剥落により、85億8千9百万円(前期比11.0%減)となりました。 ④ 環境修復工事 受注高は、民間発注の土壌汚染対策工事の受注が減少したことにより、21億4千2百万円(前期比2.1%減)となりました。 売上高は、前期に受注した民間発注の土壌汚染対策工事の売上が増加したことにより、23億2千2百万円(前期比80.8%増)となりました。 ⑤ 建築工事 受注高は、首都圏におけるマンション建築工事の受注が増加したことにより、224億9千8百万円(前期比5.0%増)となりました。 売上高は、首都圏におけるマンション建築工事の売上が増加したことにより、209億5千4百万円(前期比27.3%増)となりました。 ⑥ 一般土木・その他工事 受注高は、連結子会社において一般土木工事の受注が増加したことにより、57億3千8百万円(前期比14.6%増)となりました。 売上高は、連結子会社において一般土木工事の売上が減少したことにより、51億2千3百万円(前期比22.0%減)となりました。 「その他」 その他の売上高は、1億8千9百万円(前期比33.9%減)となりました。 なお、「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、商品・資材販売事業、リース事業及び訪問介護事業等を含んでおります。事業の性質上、受注生産は行っておりません。 b.財政状態 当連結会計年度の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ37億2千万円増加し、1,259億3千万円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ15億9百万円増加し、350億4千4百万円となりました。その結果、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ22億1千1百万円増加し、908億8千6百万円となりました。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、株主還元や資本効率の向上を目的とした自己株式の取得を行ったことにより、前連結会計年度に比べ9億7千1百万円減少し、299億7千5百万円となりました。 (2)生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高 (百万円)   次期繰越工事高 (百万円)   受注高 (百万円)   次期繰越工事高 (百万円) 建設事業       131,910   87,195   143,760   91,929 斜面・法面対策工事       40,310   21,920   39,288   21,854 基礎・地盤改良工事       53,293   33,290   63,603   34,168 補修・補強工事       9,685   7,336   10,490   9,276 環境修復工事       2,188   1,617   2,142   1,437 一般土木工事       3,601   1,649   3,892   2,189 建築工事       21,426   21,044   22,498   22,588 その他工事       1,405   336   1,845   415 合計   131,910   87,195   143,760   91,929 (注)当社グループでは、建設事業以外は受注生産を行っておりません。 b.売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 建設事業       121,170   99.8   139,027   99.9 斜面・法面対策工事       34,706   28.6   39,348   28.3 基礎・地盤改良工事       52,487   43.2   62,689   45.0 補修・補強工事       9,656   8.0   8,589   6.2 環境修復工事       1,284   1.1   2,322   1.7 一般土木工事       4,980   4.1   3,352   2.4 建築工事       16,463   13.6   20,954   15.1 その他工事       1,592   1.3   1,770   1.3 その他   286   0.2   189   0.1 合計   121,457   100.0   139,216   100.0 (注)1 セグメント間での取引については相殺消去しております。 2 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 なお、参考のため提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び施工高の状況 ① 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高 期別   工種別   前期繰越工事高 (百万円)   当期受注工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成工事高 (百万円)   次期繰越工事高   当期施工高 (百万円) 手持工事高(百万円)   うち施工高 (%、百万円) 前事業年度   自2024年4月1日 至2025年3月31日   斜面・法面対策工事   14,585   36,250   50,835   30,796   20,038   1.6   327   30,940 基礎・地盤改良工事   23,479   43,761   67,241   42,637   24,603   1.1   277   42,642 補修・補強工事   7,088   9,174   16,262   9,036   7,225   1.0   70   9,003 環境修復工事   713   2,188   2,902   1,284   1,617   △0.8   △13   1,284 一般土木工事   395   568   963   850   113   31.9   36   844 建築工事   14,482   18,804   33,287   15,158   18,128   △0.2   △30   15,127 その他工事   523   1,342   1,866   1,539   326   19.3   62   1,505 合計   61,267   112,090   173,358   101,304   72,053   1.0   731   101,349 当事業年度   自2025年4月1日 至2026年3月31日   斜面・法面対策工事   20,031   35,473   55,504   35,319   20,184   2.1   416   35,397 基礎・地盤改良工事   24,567   49,340   73,908   48,198   25,710   0.9   228   48,139 補修・補強工事   7,264   10,076   17,340   8,214   9,126   0.9   85   8,223 環境修復工事   1,617   2,142   3,759   2,322   1,437   2.0   28   2,364 一般土木工事   113   453   566   391   175   3.6   6   378 建築工事   18,128   19,951   38,079   19,091   18,987   0.3   54   19,176 その他工事   330   1,784   2,114   1,717   397   12.8   51   1,713 合計   72,053   119,222   191,275   115,255   76,020   1.1   870   115,394 (注)1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。 2 次期繰越工事高の施工高は、手持工事高の工事進捗部分であります。 3 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)に一致しております。 4 前期繰越工事高は、期中に工種の変更が生じた場合、工種分類を組替えております。したがって、総額に変更はありませんが、前期末時点の内訳と異なる場合があります。 ② 売上高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 前事業年度   自2024年 4月1日 至2025年 3月31日           斜面・法面対策工事   24,768   6,028   30,796 基礎・地盤改良工事   35,089   7,547   42,637 補修・補強工事   7,499   1,536   9,036 環境修復工事   -   1,284   1,284 一般土木工事   834   15   850 建築工事   566   14,592   15,158 その他工事   1,983   △443   1,539 計   70,743   30,561   101,304 当事業年度   自2025年 4月1日 至2026年 3月31日           斜面・法面対策工事   28,669   6,650   35,319 基礎・地盤改良工事   34,264   13,933   48,198 補修・補強工事   7,821   393   8,214 環境修復工事   266   2,055   2,322 一般土木工事   390   0   391 建築工事   174   18,917   19,091 その他工事   1,748   △30   1,717 計   73,334   41,920   115,255 (注)1 官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。 2 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度 請負金額         400百万円以上の主なもの。 (発注者)       (工事名) 中日本高速道路㈱       東名高速道路(特定更新等)大井松田IC~御殿場IC間(左ルート)切土のり面補強工事 中日本高速道路㈱       東名阪自動車道 四日市IC~亀山IC間コンクリート構造物補修工事(2022年度) JR東海旅客鉄道㈱       中央新幹線名古屋駅(中央東工区)(2) ㈱コスモイニシア       (仮称)浦安当代島1丁目共同住宅新築工事 国土交通省       東北中央自動車道 大柳地区法面災害復旧工事 当事業年度 請負金額         400百万円以上の主なもの。 (発注者)       (工事名) 中日本高速道路(株)       東名高速道路静谷地区災害復旧工事 西日本高速道路(株)       新名神高速道路城陽工事に伴う地盤改良工事 西日本高速道路(株)       令和4年度山陽自動車道広島高速道路事務所管内橋梁補修工事 西日本高速道路(株)       令和5年度東九州自動車道宮崎高速道路事務所管内のり面補修工事 野村不動産(株)       (仮称)東田端一丁目計画新築工事 ③ 手持工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 斜面・法面対策工事   15,210   4,974   20,184 基礎・地盤改良工事   13,156   12,554   25,710 補修・補強工事   8,856   270   9,126 環境修復工事   9   1,427   1,437 一般土木工事   165   10   175 建築工事   -   18,987   18,987 その他工事   301   95   397 計   37,699   38,320   76,020 (注)1 官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。 2 手持工事の内請負金額1,000百万円以上の主なものは、次のとおりであります。 (発注者)       (工事名)       (完工予定年月) 中日本高速道路(株)       中央自動車道 夏狩高架橋他4橋耐震補強工事(2020年度)        2028年1月 中日本高速道路(株)       小田原厚木道路酒匂川橋他3橋支承補強工事        2027年2月 大阪市       淀川左岸線(2期)トンネル整備工事-3に伴う地盤改良工事        2027年3月 JX金属(株)       スラグ斜面崩落防止対策(第1工区)(第2工区)(第3工区)(第4工区)        2026年9月 (株)長谷工不動産       (仮称)品川区南大井4丁目計画新築工事        2027年11月 (3)経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 b.経営成績及び経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループを取り巻く事業環境は、短期的には、当社のコア事業と親和性が高い防災・減災や国土強靭化を中心とした政府建設投資が堅調に推移すると見込まれ、引き続き良好な受注環境が続くものと予想をしております。一方で、中長期的には財政制約や人口減少を背景に、国内建設市場の縮小や競争の激化といったリスクも想定されます。 このような経営環境の変化に対応するため、中期経営計画「Raito2027」では、「技術×信頼×人財で、次世代の成長へ」を基本方針として掲げ、①防災・減災分野におけるブランド力の確立と社会課題の解決、②特殊土木分野における国内外でのプレゼンス拡大、③成長分野および人財への積極的な投資、④成長投資と株主還元、以上4つの重点テーマを軸に、コア事業である建設事業の深化に加え、将来を見据えた成長投資の推進と経営基盤の強化に取り組み、持続的な成長を支える体制の構築を図ってまいります。 中期経営計画最終年度の2027年度の経営数値につきましては、連結売上高1,350億円、連結営業利益155億円、ROE12.5%以上、配当性向50%以上、DOE6.0%以上を目標としております。 当連結会計年度の売上高は、1,392億円(前期比14.6%増)と過去最高を更新し、中期経営計画の最終年度目標である1,350億円を初年度にして上回る結果となりました。達成の主な要因といたしましては、良好な受注環境を背景に豊富な手持ち工事の着工遅延や長期中断を回避し順調に施工が進捗したことや、米国を中心とした海外事業において大型LNGプラント工事の増工等により大きく業績が拡大したことなどが挙げられます。今後につきましては、市場性のあるインフラ老朽化対策の補修・補強分野や建築リニューアル事業などに注力するとともに、斜面・法面や基礎・地盤改良といった当社コア事業においても、ICT・DX技術の積極導入により施工効率を高めることで更なる深化を目指し、補修・補強分野、建築設計分野及び海外現地企業など、当社の事業とシナジーのある企業をM&Aにより取り込むことで、人財確保と事業規模拡大を目指してまいります。 連結営業利益は、172億円(前期比34.3%増)と過去最高を更新し、中期経営計画の最終年度目標である155億円を大きく上回って達成いたしました。これは、売上高が大きく成長したことによる間接費率の低下に加え、施工期を意識した選別受注の徹底等により、工事採算性が向上したことが主な要因です。今後も中東情勢の不透明感による海外事業でのリスクや、資機材・労務費の高騰が続くと予想されますが、ICT・DXの活用による施工効率向上や、高付加価値案件の選別受注、コスト管理の徹底により、収益性の向上を図るとともに、建設コスト上昇にも柔軟に対応できる競争力ある施工体制の構築を目指してまいります。 ROEにつきましては、当連結会計年度の実績は14.0%となり、中期経営計画の目標値12.5%以上を達成することができました。各段階利益が過去最高を更新したことに加え、剰余金の配当を継続的に増配し、また資本効率の向上のための自己株式取得を実施するなど積極的に施策を講じたことが要因であったと考えております。引き続き、財務の安定性を確保しつつ、収益性の強化と総資産回転率の改善に努めてまいります。 株主還元につきましては、当連結会計年度の配当性向は50.3%の実績となり、目標である50.0%以上を達成いたしました。加えて、新たな株主還元のKPIとして採用したDOEにつきましても、当期実績は7.0%となり、目標の6.0%以上を達成しております。当社グループでは、業績や経営環境を勘案したうえで、長期的かつ安定的な配当を継続して行うことを基本方針とし、累進的な配当を目指しております。内部留保金につきましては、持続的な成長と企業価値の向上に資する研究開発や成長投資などに積極的に活用してまいります。 今後も引き続き、全てのステークホルダーの皆さまの期待に応えるべく、『技術×信頼×人財で、次世代の成長へ』を基本方針とした中期経営計画「Raito2027」に掲げる各種施策を着実に実行し、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 c.財政状態 当連結会計年度の資産につきましては、前期比で37億2千万円増加し、1,259億3千万円となりました。このうち、流動資産は前期比で16億2千6百万円増加し、800億3千7百万円となりました。これは主に、完成工事高の増加に伴う電子記録債権の増加によるものです。また、固定資産は前期比で20億9千4百万円増加し、458億9千3百万円となりました。これは主に、投資有価証券の時価増加によるものです。 負債につきましては、前期比で15億9百万円増加し、350億4千4百万円となりました。このうち、流動負債は前期比で19億3千8百万円増加し、336億6千万円となりました。これは主に、未払法人税等が増加したことによるものです。固定負債は前期比で4億2千9百万円減少し、13億8千4百万円となりました。 純資産につきましては、前期比で22億1千1百万円増加し、908億8千6百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益124億8千7百万円を計上したこと、株主配当金の支払い及び自己株式の取得によるものです。以上の結果、当連結会計年度における自己資本比率は前期比で0.4ポイント減少し、71.5%となりました。今後も中期経営計画「Raito2027」経営・財務・投資戦略に基づき、会社の成長を支える強固な経営基盤を確立し、事業運営を行ってまいります。 d.キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、136億6千2百万円の収入超過(前年同期は103億5千4百万円の収入超過)となりました。これは主に、法人税等の支払額(36億9千1百万円)による支出を、税金等調整前当期純利益(172億9千3百万円)による収入が上回ったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、18億8千5百万円の支出超過(前年同期は18億9千6百万円の支出超過)となりました。これは主に、保険積立金の払戻による収入(10億5百万円)を、有形固定資産の取得による支出(32億1千4百万円)が上回ったことによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、129億5千万円の支出超過(前年同期は123億9千9百万円の支出超過)となりました。これは主に、配当金の支払額(48億6千万円)及び自己株式の取得による支出(81億9千2百万円)による支出によるものであります。 以上により、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比9億7千1百万円減少し、299億7千5百万円となりました。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 自己資本比率   68.7%   72.5%   71.9%   71.5% 時価ベースの自己資本比率   77.9%   78.6%   89.7%   127.8% 債務償還年数   0.36年   0.10年   0.14年   0.13年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   93倍   119倍   100倍   117倍 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い ※各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表により計算しております。 ※株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を使用しております(リース債務除く)。 ※営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息支払額を使用しております。 e.資本の財源及び資金の流動性 (1)財務戦略についての基本的な考え方 中期経営計画「Raito2027」では、国土強靭化基本計画の推進やインフラ予防保全により、短期的には堅調に推移すると見込んでおります。そのようななか、当社グループはこれまでに構築した強固な財務基盤を有効活用していく方針であります。 (2)資金需要について 当社グループの資金需要は、営業活動では建設事業に関する材料費、協力業者への外注費、従業員への人件費などがあります。投資活動では主に施工機械の購入や成長投資、財務活動では株主還元を目的とした株主配当金及び自己株式の取得があります。 (3)キャッシュアロケーションについての考え方 「持続的成長を支える成長投資と最適資本構成の実現」という方針のもと、獲得したキャッシュフローのうち、半分は事業の非連続成長の実現、既存事業の高付加価値化を目的とする成長投資に充当する方針です。 残りについては最適資本構成の実現を図るため、株主還元に充当していく方針です。 なお、負債活用に関しては、投資効率の評価、金利水準等を考慮したうえで実施してまいります。 (4)資金調達について 中期経営計画期間の3年間で360億円の営業キャッシュフローの獲得を見込んでおり、営業活動からキャッシュフローを生み出す能力があると考えております。さらに、期間内において、「成長への負債活用」として最大100億円の借入を想定しており、当社グループの事業活動を継続するために将来必要な運転資金及び成長投資資金を確保することは可能と考えております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。