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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三機工業

SANKI ENGINEERING CO.,LTD.1961 · Prime · 建設業

ビル・工場の空調・電気設備から搬送システムまで手がける総合設備エンジニアリング企業。強みは空調の設計施工。

概要

三機工業は、ビル空調衛生設備を中核とする総合設備工事会社である。1949年8月に企業再建整備法に基づき設立され、1950年9月に東京証券取引所に上場した。建築設備事業、機械システム事業、環境システム事業、不動産事業の4セグメントで構成され、2025年3月期の連結売上高は2,531億円、営業利益率は11.0%に達した。従業員数は2,705名(連結)、本社は東京都中央区明石町に置く。東証プライム市場に上場している。

建築設備事業が収益の柱、売上高の8割以上を稼ぐ

建築設備事業は、ビル空調衛生、産業空調、電気設備、ファシリティシステムの4分野からなる。2025年度の同事業の売上高は2,129億円で、全社売上の83.6%を占める。セグメント利益は280億円と、営業利益全体のほぼ全額を稼ぐ収益源である。主な子会社として三機テクノサポートがあり、国内の施工・保守を担う。また、タイのTHAI SANKI ENGINEERING & CONSTRUCTIONや中国の三机建筑工程を通じて海外でも事業を展開する。特に都市再開発関連の大型工事を受注し、受注高は2,624億円と前年比20%増となった。

機械システムと環境システムは規模は小さいが事業を補完

機械システム事業は、搬送システム及び搬送機器の製造販売を手掛ける。2025年度の売上高は97億円で、セグメント損失は9億円と赤字が続く。環境システム事業は上下水道施設及び廃棄物処理施設に関する事業で、売上高301億円、利益11億円を計上した。両事業とも官公庁や工場向けの案件が中心で、受注は年度により変動する。機械システムでは2019年に大和プロダクトセンターを本格稼働させ、生産能力を強化した。環境システムではオーストリアのAQUACONSUST Anlagenbau GmbHを傘下に持ち、散気装置の技術を保有する。

グループは8社の連結子会社で構成、機能ごとに専門分化

当社グループは、連結子会社8社により構成される。建築設備分野では、三機テクノサポートが空調・電設の施工・保守を担当。機械システム分野では、三機産業設備が搬送機器の製造販売を行う。環境システム分野では、三機グリーンテック(旧三機環設センター)と三機アクアテック(旧サンキ環境サービス)が上下水道・廃棄物処理を担い、オーストリアのAQUACONSUSTが加わる。その他、三機パートナーズが保険代理・リース事業を手掛ける。不動産事業は本体が直接行っており、保有不動産の賃貸管理で安定的な収益を生む。

海外は中国・タイ・オーストリアに拠点、環境技術を強化

海外事業は、中国、タイ、オーストリアの3極で展開する。2004年に上海三机工程諮詢有限公司を設立し、2005年には三机建筑工程(上海)有限公司を現地法人として設立した。タイでは2008年にTHAI SANKI ENGINEERING & CONSTRUCTIONを設立し、東南アジアの建築設備工事を手掛ける。2006年にはオーストリアのAQUACONSULT Anlagenbau GmbHの経営権を取得し、環境システム事業の技術基盤を強化した。これらの海外子会社は連結売上高に占める割合はまだ低いが、成長投資の対象と位置付けられている。

業界の中での役割は設備工事・エンジニアリング会社(建築設備、機械システム、環境システム)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,547億円
営業利益
280億円
営業利益率
11.0%
純利益
237億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建築設備事業主力

ビル空調衛生設備、工場向け産業空調設備、電気設備、ファシリティシステムなど、建築設備全般の設計・施工・保守を行う。

主な製品・サービス4
ビル空調衛生設備
オフィスビルや商業施設向けの空調、給排水衛生設備の設計施工。
産業空調設備
工場向けの空調・換気設備。クリーンルーム対応も含む。
電気設備
ビル・工場の電力設備、照明、通信設備等。
ファシリティシステム
建物の維持管理・省エネ提案を含むトータルファシリティサービス。

02機械システム事業準主力

搬送システム及び搬送機器(コンベヤ等)の製造・販売を行う。工場内の自動化・効率化に貢献する。

主な製品・サービス2
搬送システム
工場内のコンベヤライン、自動倉庫など、生産物流を効率化するシステムの設計・製造・据付。
搬送機器
ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ、チェーンコンベヤ等の単体機器。

03環境システム事業副次

上下水道施設、廃棄物処理施設に関する設計・施工・維持管理を行う。水処理・環境エンジニアリングを提供。

主な製品・サービス2
上下水道施設
浄水場、下水処理場の設計施工、維持管理。
廃棄物処理施設
焼却炉、リサイクル施設等の設計施工。

04不動産事業その他

保有不動産の賃貸・管理事業。安定的な収益源として位置付けられる。

製品と技術

ビル空調衛生設備:オフィス・商業施設の環境を支える

建築設備事業の中心製品がビル空調衛生設備である。オフィスビルや商業施設向けに空調、給排水衛生設備の設計・施工を一貫して手掛ける。省エネルギー性能や快適性の向上に強みを持ち、都市再開発案件での採用が多い。2025年度の建築設備事業の受注高は2,624億円に達し、その大部分をこの分野が占める。また、ファシリティシステムとして、建物の維持管理や省エネ提案を含むトータルファシリティサービスも提供する。

産業空調設備:工場の生産環境を最適化

産業空調設備は、工場向けの空調・換気設備に特化した製品群である。特にクリーンルーム対応の空調システムは、半導体や医薬品工場など精密な環境制御が求められる現場で採用される。三機工業はこの分野を建築設備事業の一分野として位置づけ、製造業の生産環境の維持に貢献している。産業空調の受注は工場建設投資の動向に左右されるが、省人化・効率化ニーズの高まりを背景に需要は堅調である。

搬送システムと搬送機器:工場内物流の自動化を実現

機械システム事業では、工場内のコンベヤラインや自動倉庫など搬送システムの設計・製造・据付を手掛ける。ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ、チェーンコンベヤ等の単体機器も提供する。2019年に本格稼働した大和プロダクトセンターで生産を行い、製造業の省人化・自動化ニーズに対応している。2025年度は前年の大型案件の反動で減収となったが、中長期的には物流効率化需要を見込む。

上下水道・廃棄物処理施設:公共インフラを支える環境エンジニアリング

環境システム事業は、官公庁発注の上下水道施設と廃棄物処理施設の設計・施工・維持管理を行う。浄水場、下水処理場、焼却炉、リサイクル施設などが対象である。オーストリア子会社AQUACONSULT Anlagenbau GmbHの散気装置技術を活用し、水処理の効率化を図る。2025年度は前年の大型案件反動で減収となったが、公共投資に支えられた安定した需要が事業の基盤となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

設備エンジニアリング、空調・衛生に強み

ビル設備工事を主力とするエンジニアリング会社。空調・衛生設備で豊富な実績。売上高約2500億円、営業利益率8.7%と中堅ゼネコン並みの収益性。同業のミライト・ワンやショーボンドHDと競合。大規模な再開発や工場建設需要を取り込み受注拡大。公共工事比率は低く、民間需要依存。海外比率は低い。

強み

  • ビル設備分野でトップクラスの施工実績と技術力。
  • 官公需から民間まで幅広い顧客基盤。
  • 営業利益率約10%を維持し、同業比で優位。
  • 品質管理と工期厳守で高い顧客満足度。

課題

  • 設備投資動向に左右されやすく、景気変動の影響大。
  • 海外売上比率が極めて低く、成長機会を逃す。
  • 建設技能労働者の不足で人件費上昇と工期遅延リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が三機工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11835東鉄工業1,430億円10.6倍
21879新日本建設1,406億円8.8倍
35715古河機械金属1,378億円11.0倍
49551メタウォーター1,350億円14.6倍
59699ニシオホールディングス1,337億円11.3倍
61961三機工業1,281億円46.7倍
76332月島ホールディングス1,106億円6.7倍
85602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
91939四電工1,086億円14.0倍
101871ピーエス・コンストラクション1,066億円11.3倍
115351品川リフラ969億円3.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

企業再建整備法に基づき設立された1949年

1949年8月、企業再建整備法に基づき、旧三機工業株式会社の第二会社として設立された。冷暖房、衛生水道、金属製サッシ等の請負及び販売を目的とした。同年10月には建設大臣登録を得て、翌1950年9月に東京証券取引所に上場した。その後、1957年に大阪証券取引所、1961年に名古屋証券取引所にも上場し、戦後復興期の建設需要を取り込んだ。

鋼管・窓枠部門を譲渡し設備工事専業へ

1960年7月、鋼管部門を富士三機鋼管株式会社に譲渡。1973年12月には窓枠部門を三井軽金属加工株式会社に譲渡し、設備工事専業への道を進んだ。1971年には熱供給事業子会社を設立したが、同事業は2024年に清算された。1972年には不動産管理子会社を設立し、後に本体が吸収合併するなど、グループの再編が始まった。

子会社網の整備と技術研究所の建設(1974~1990年)

1974年から1980年にかけて、建築設備、機械システム、環境システムの各分野で子会社を設立した。三機空調センター、三機電設センター、三機産設センター、三機環設センターがそれである。1982年には神奈川県大和市に技術研究所を建設し、技術開発の拠点とした。1985年には関西総合設備、1988年には九州総合設備を設立し、地域子会社を通じて全国展開を図った。1990年には環境システム子会社のサンキ環境サービス(現・三機アクアテック)を設立した。

海外進出とグループ再編(2004~2012年)

2004年、中国上海にコンサルティング会社を設立。翌2005年には上海現地法人を設立し、中国市場に本格参入した。2006年、オーストリアの散気装置メーカーAQUACONSULT Anlagenbau GmbHの経営権を取得し、環境技術を強化した。2008年にはタイにTHAI SANKI ENGINEERING & CONSTRUCTIONを設立。国内では2008年に東和興産を吸収合併し、2010年に三機食品設備を吸収合併、グループの一体化を進めた。2011年に本店を現在の東京都中央区明石町に移転した。

新拠点稼働とプライム市場移行(2018~2025年)

2018年、神奈川県大和市に総合研修・研究施設「三機テクノセンター」を建設。2019年には機械システム事業の主力生産拠点「大和プロダクトセンター」を本格稼働させた。2022年、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。2025年4月に創立100周年を迎え、同年8月には三機グリーンテック株式会社が邦英商興株式会社の全株式を取得し、環境事業を拡大した。

年表38件を開く

1940年代

  • 1949年8月創業企業再建整備法に基づき、冷暖房、衛生水道、金属製サッシ等の請負及び販売を目的に旧三機工業株式会社の第二会社として設立。
  • 1949年10月建設業法による建設大臣登録(イ)第348号の登録を行う。(以後2年ごとに登録更新)

1950年代

  • 1950年9月上場東京証券取引所に上場。
  • 1957年7月上場大阪証券取引所に上場。

1960年代

  • 1960年7月富士三機鋼管株式会社に鋼管部門の営業を譲渡。
  • 1961年8月上場名古屋証券取引所に上場。

1970年代

  • 1971年7月熱供給事業子会社苫小牧熱サービス株式会社を設立。(2024年6月 清算結了)
  • 1972年9月M&A不動産管理子会社株式会社サンエーデベロッパーを設立。(東和興産株式会社を経て、2008年4月1日付で三機工業株式会社に吸収合併。)
  • 1973年12月三井軽金属加工株式会社に窓枠部門の営業を譲渡。
  • 1974年6月建設業法改正により、建設大臣許可(特-49)第4310号の許可を受ける。(以後3年ごとに許可更新)
  • 1974年9月M&A建築設備子会社株式会社三機加工センターを設立。(三機食品設備株式会社を経て、2010年4月1日付で三機工業株式会社に吸収合併。)
  • 1974年10月建設大臣許可(般-49)第4310号の許可を受ける。

1980年代

  • 1980年4月建築設備子会社株式会社三機空調センター及び株式会社三機電設センターを設立。(東京総合設備株式会社を経て、現・連結子会社、三機テクノサポート株式会社)
  • 1980年5月機械システム子会社株式会社三機産設センターを設立。(現・連結子会社、三機産業設備株式会社)
  • 1980年9月環境システム子会社株式会社三機環設センターを設立。(三機化工建設株式会社を経て、現・連結子会社、三機グリーンテック株式会社)
  • 1982年6月神奈川県大和市に技術研究所を建設。
  • 1985年4月東和興産株式会社が神奈川県大和市の三機工業株式会社保有地に賃貸用建物を建設。
  • 1985年10月建築設備子会社関西総合設備株式会社を設立。
  • 1988年4月建築設備子会社九州総合設備株式会社を設立。

1990年代

  • 1990年6月環境システム子会社サンキ環境サービス株式会社を設立。(三機環境サービス株式会社を経て、現・連結子会社、三機アクアテック株式会社)
  • 1994年5月東和興産株式会社が保険・リース業会社三真産業株式会社(親友サービス株式会社を経て、現・連結子会社、三機パートナーズ株式会社)の株式を取得。
  • 1995年6月建設大臣許可(特、般-7)第4310号の許可(更新)を受ける。(以後5年ごとに許可更新)

2000年代

  • 2004年4月創業コンサルティング事業会社上海三机工程諮詢有限公司を中国・上海に設立。
  • 2005年4月建築設備子会社三機アイティサービス株式会社を設立。
  • 2005年7月建築設備子会社三机建筑工程(上海)有限公司を中国・上海に設立。(現・連結子会社)
  • 2005年10月東京都中央区日本橋室町に本店移転。
  • 2006年9月オーストリアの散気装置製造・販売会社AQUACONSULT Anlagenbau GmbH(環境システム子会社)の経営権を取得。(現・連結子会社)
  • 2008年4月M&A三機工業株式会社が東和興産株式会社を吸収合併。
  • 2008年6月建築設備子会社THAI SANKI ENGINEERING & CONSTRUCTION CO.,LTD.をタイ・バンコクに設立。(現・連結子会社)

2010年代

  • 2010年4月M&A三機工業株式会社が三機食品設備株式会社を吸収合併。
  • 2010年8月上場大阪証券取引所、名古屋証券取引所の上場を廃止。
  • 2011年10月東京都中央区明石町に本店移転。
  • 2012年11月M&A三机建筑工程(上海)有限公司が上海三机工程諮詢有限公司を吸収合併。
  • 2018年10月神奈川県大和市に総合研修・研究施設三機テクノセンターを建設。
  • 2019年9月神奈川県大和市に建設した機械システム事業の主力生産拠点「大和プロダクトセンター」を本格稼働。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2025年4月創業創立100周年。
  • 2025年8月M&A三機グリーンテック株式会社が邦英商興株式会社の全株式を取得し、子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで3,000億円
  • 営業利益2027年度まで300億円
  • 営業利益率2027年度まで10.0%
  • EPS(1株当たり当期純利益)2027年度まで144円以上
  • ROE(自己資本当期純利益率)2025年度~2027年度まで16.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の深化と共創による飛躍

    技術力を磨き、施工の効率化・省人化・省力化を進めるとともに、協力会社からスタートアップまで多様なパートナーと協業し、事業を拡大する。

  2. 02

    脱炭素・省エネルギー事業の推進

    脱炭素社会実現に向けた技術開発や省エネ製品の拡販、環境省「30by30アライアンス」への参加など、環境課題解決に取り組む。

  3. 03

    自動化・省人化事業の強化

    人手不足を背景に、製造業・非製造業向け自動化・省人化ニーズに対応し、物流設備分野などで案件獲得を目指す。

  4. 04

    働き方改革「スマイル・プロジェクト」の推進

    長時間労働削減から業務プロセス見直し・自動化・デジタル技術活用へとシフトし、従業員の働く価値の最大化を図る。

  5. 05

    コーポレートガバナンスの強化

    東証プライム市場にふさわしい水準のガバナンスを維持・向上し、コンプライアンス徹底と持続的成長を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,705人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,228万円で、9期前と比べて+51.9%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,339
2018年3月2,384
2019年3月80843.018.32,394
2020年3月91443.218.52,501
2021年3月87543.218.62,548
2022年3月85743.218.62,607
2023年3月87742.317.92,627
2024年3月87842.317.92,659
2025年3月1,07843.018.22,653825
2026年3月1,22842.518.12,7051,035

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率122.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
三機テクノセンター — 神奈川県大和市3,521百万円
建築設備事業 機械システム事業環境システム事業 全社
三機大和ビル — 神奈川県大和市2,219百万円
不動産事業
大和プロダクトセンター — 神奈川県大和市1,003百万円
機械システム事業
守山SC — 滋賀県守山市996百万円
不動産事業
本社(東京都中央区)(注)2877百万円
建築設備事業 機械システム事業 全社
高槻HC — 大阪府高槻市217百万円
不動産事業
主な関係会社
  • 国内
    三機テクノサポート㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI SANKI ENGINEERING & CONSTRUCTION CO.,LTD. (注)2
    Bangkok Thailand · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    三机建筑工程(上海)有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三機産業設備㈱
    神奈川県大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三機グリーンテック㈱
    神奈川県大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三機アクアテック㈱
    神奈川県大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AQUACONSULT Anlagenbau GmbH
    Baden Austria · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三機パートナーズ㈱
    神奈川県大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    東京高地簡裁庁舎機械設備改修工事
    最高裁判所 · 2019-10-17
    7億円
  • 調達
    神戸地簡裁庁舎機械設備等改修工事
    最高裁判所 · 2020-06-10
    5.5億円
  • 調達
    国際郵便物税関検査装置の調達
    財務省 · 2018-07-20
    3.8億円
  • 調達
    防災庁設置に伴う内閣人事局及び科学技術・イノベーション推進事務局移転に係る設計・工事及び移転先関係者との調整等業務
    内閣府 · 2026-05-20
    2.5億円
  • 調達
    新千歳空港場周監視カメラシステム設置工事
    国土交通省 · 2018-10-25
    2.5億円
  • 調達
    国際郵便物税関検査装置の調達
    財務省 · 2019-06-27
    1.7億円
  • 調達
    国際郵便物税関検査装置のシステム機器更改
    財務省 · 2026-03-10
    1.1億円
  • 調達
    特許庁総合庁舎第一期改修工事後の移転計画に係る支援業務
    特許庁 · 2019-08-06
    8,200万円
  • 調達
    国際郵便物税関検査装置関連機器の更新及び改修
    財務省 · 2026-06-04
    8,120万円
  • 調達
    国際郵便物税関検査装置のシステム機器の更新
    財務省 · 2025-03-28
    7,820万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,547億円営業利益280億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.6%、利益が+27.9%。

売上高
+0.6%
2,547億円
営業利益
+27.9%
280億円
純利益
+37.8%
237億円
営業利益率
11.0%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,650億円2,547億円
営業利益310億円280億円
純利益263億円237億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は534億円、営業利益は46億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q65238
2024年1Q40700.03
2024年2Q488132.711
2024年3Q601477.835
2024年4Q72341
2025年2Q1,060595.645
2025年4Q1,47116010.9127
2026年2Q1,020656.456
2026年4Q1,52721514.1181
2027年1Q534468.644

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,547億円から2,547億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.0%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,54727−50
2014年3月1,7153118
2015年3月1,7963825
2016年3月1,7898153
2017年3月1,6856947
2018年3月1,7027439
2019年3月2,12311290
2020年3月2,07711276
2021年3月1,9018259
2022年3月1,9329865
2023年3月1,9096248
2024年3月2,21912890
創立100周年。
2025年3月2,5312192318.7172
2026年3月2,54728029311.0237

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,547億円のうち、営業利益として残るのは280億円11.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は237億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.0%1,986億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%281億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.0%280億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.7pt
11.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.9pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.9pt
20.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが132億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは119億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は398億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月97−95−102404
2014年3月−94−35−42−129235
2015年3月−134−2933237
2016年3月5255−18107325
2017年3月108−16−2592392
2018年3月63−251838449
2019年3月68−38−5230426
2020年3月119−3−90116459
2021年3月−5−14−70−19371
2022年3月185−34−75151448
2023年3月−106−10−83−116249
2024年3月1332−6145235
2025年3月29719−114316438
2026年3月132−13−161119398

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,195億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,214億円で、自己資本比率は55.3%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,66576989646.2
2014年3月1,70274995344.0
2015年3月1,76484991548.1
2016年3月1,69484684849.8
2017年3月1,66686080651.5
2018年3月1,77086290848.6
2019年3月1,9538981,05545.8
2020年3月1,80887493448.2
2021年3月1,71391779653.4
2022年3月1,83694389351.2
2023年3月1,72390981452.6
2024年3月2,0221,04697651.7
2025年3月2,0081,06494552.9
2026年3月2,1951,21498055.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
321億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
959億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
980億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中104位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.8%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.0%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.3%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.6%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,388で、1年前と比べて+45.4%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥2,388-3.2%1ヶ月+3.3%1年+45.4%時価総額1,281億円
過去52週の値幅
安値¥1,566.667高値¥3,275

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)46.7倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR3.08倍
配当利回り2.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で株価は-12.8%下落し、6月末の3040円から8月5日の2456円まで調整が続いた。一方、前日比では+6.23%と反発し、出来高も112万株と増加している。25日移動平均線(2534円)を下回る水準にあるが、52週高値3275円からは-25%で、52週安値1525円からは+61%の位置にある。週足では6月の高値から下落傾向が続いており、テクニカル的には戻り待ちの展開が想定される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER47.9倍は業界平均14.1倍を大きく上回り、PBR3.07倍も平均1.51倍の約2倍。ROE20.8%と高収益だが、バリュエーションが業績拡大を過度に織り込んでいる可能性。配当利回り2.67%は業界平均3.40%を下回る。今期営業増益予想だが、割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)46.7倍14.4倍
PER (予想)13.9倍
PBR3.08倍1.55倍
ROE20.8%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、建設需要の堅調さと同社の技術提案力による利益率改善を評価し、2026年3月期も増収増益が続くとみる。財務指標も良好で、PERは高いがROE20%超を考慮すれば割高ではないと主張。一方弱気派は、建設市場のピークアウト懸念や、同業との競争激化による受注単価の低下リスクを指摘。PER48倍は割高であり、成長鈍化によるバリュエーション調整を警戒する。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善トレンド

    営業利益率が8.65%→10.99%へ上昇予想。

  • 堅調な建設需要

    都市部の再開発や工場建設需要は当面堅調。

  • 高ROEによるバリュエーション正当化

    ROE20.8%は高水準で、成長期待を反映。

  • FY2026営業利益280億円の大幅増益2026年3月期影響

    営業利益280億円(前期比+28%)、建設設備需要堅調

  • 高ROE20.8%の持続可能性継続影響

    自己資本利益率20%超、資本効率の高さが評価継続

  • 建設セクター内での優位性継続影響

    PER48倍と高めだが、成長プレミアムとして許容

  • 増配・自社株買いの可能性不定影響

    増益に伴う株主還元期待、配当性向未公表

マイナスに働く材料7
  • PERの高さ

    予想PER約47倍は業界平均対比割高。

  • 建設市場の先行き不透明感

    資材高や人手不足で工事遅延リスクあり。

  • 競争激化による採算悪化リスク

    同業との価格競争で受注単価が低下する可能性。

  • 高PERのバリュエーション調整リスク継続影響

    PER47.9倍は割高、業績鈍化時急落のリスク

  • 建設需要一巡による受注減2026年3月期影響

    売上高2547億円、設備投資サイクル後退で下振れ

  • 競合激化による受注単価低下継続影響

    大手設備工事会社との競争で利益率低下の可能性

  • 外国人株主比率の売り圧力不定影響

    外国人保有比率27%と高く、マーケット変動で売りリスク

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上を左右する先行指標。
営業利益率
収益改善の進捗を直接確認。
ROE
資本効率の維持・向上がバリュエーションの鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+18.2%いまの株価に対する利回りは2.72%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
2.72%
いまの株価に対して
配当性向
43.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1050.2
2018年3月1216.782.0
2019年3月2071.444.8
2020年3月3258.473.8
2021年3月27−15.873.1
2022年3月286.268.9
2023年3月25−11.886.0
2024年3月2813.354.5
2025年3月5594.152.6
2026年3月6518.243.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,168人。区分でいちばん多いのは金融機関34.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関39.437.737.436.336.634.7
個人・その他29.831.832.031.731.230.6
外国法人21.821.920.922.122.227.0
事業法人7.77.06.96.96.96.6
自己株式4.96.56.46.35.35.1
証券会社1.31.62.93.03.10.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.29
02明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)9.39
03三機共栄会5.71
04大樹生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)5.41
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.01
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.43
07ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.29
08三機工業従業員持株会2.76
09HSBC-FUND SERVICESHSBC - 006 MF EFM(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.58
10ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    5.30%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+316%、1株純資産は14期で−28%。直近期のROEは20.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−711,106−6.4
2014年3月261,1432.324.7107.1
2015年3月381,3353.024.376.8
2016年3月841,3296.310.739.0
2017年3月741,3505.513.050.2
2018年3月631,4204.518.982.0
2019年3月1501,50310.38.144.8
2020年3月1291,5118.69.473.8
2021年3月1031,6126.614.173.1
2022年3月385627.012.168.9
2023年3月295555.117.186.0
2024年3月556569.212.954.5
2025年3月10968416.310.352.6
2026年3月15479420.814.643.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

52名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は52名。2026/3期の役員報酬は総額1,865百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石田博一代表取締役会長67202,000
名古屋和宏代表取締役社長5811,700
工藤正之取締役専務執行役員67142,800
飯嶋和明取締役専務執行役員 プラント設備事業本部長6893,300
新保順一取締役専務執行役員 建築設備事業本部長6178,800
川辺善生取締役専務執行役員 経理本部長 最高財務責任者6580,800
長谷川勉取締役73202,600
山本幸央取締役 取締役会議長7368,800
柏倉和彦取締役7238,800
河野圭志取締役6818,600
松田明彦取締役6620,400
梅田珠実取締役6618,000
残りの役員40名を開く
氏名役職年齢保有株数
舘邦彦常勤監査役7030,300
山中庸詳常勤監査役6690,000
藤田昇三監査役7831,300
跡見裕監査役8133,700
江頭敏明監査役7718,600
鈴木敏夫69
勝野耕治常務執行役員 関西支社長
波多野宏行常務執行役員 中部支社長
苅部郁生常務執行役員 東京支社長
成瀬安計常務執行役員 コーポレート副本部長兼主査室長
奥野竜久常務執行役員 建築設備副事業本部長
浜坂順一常務執行役員 コーポレート本部長
本川忠行執行役員 コーポレート副本部長兼リスクマネジメント推進部長
砂田直人執行役員 建築・海外事業統括室長
山崎泰弘執行役員 北海道支店長
梅沢昭仁執行役員 環境システム事業部長
中川勇人執行役員 関西副支社長
清水哲執行役員 コーポレート副本部長
濵本聖次執行役員 建築・技術統括本部長
花渕公一執行役員 中部副支社長兼統括部長
五十嵐孝之執行役員 東京副支社長
川口淳二執行役員 九州支店長
橋本直樹執行役員 機械システム事業部長
塚根隆行執行役員 ファシリティシステム事業部長
古谷伸之常勤監査役6317,071
唐沢邦夫執行役員 中部副支社長兼豊田支店長
東勝彦執行役員 北陸支店長
岩岡亨執行役員 建築・エンジニアリング推進本部長
吉田智明執行役員 東京副支社長
杉阪和彦執行役員 建築・調達本部長
佐古俊晴執行役員 建築・設計本部長
日下部智久執行役員 建築・営業統括本部長
湊洋行執行役員 コーポレート本部主査副室長
大河内保執行役員 コーポレート副本部長
藤原英治執行役員 東北支店長
植村聡執行役員 R&Dセンター長
小沢智子執行役員 総務人事本部長
山下植也執行役員 総務人事副本部長兼三機研修センター長
歌代剛執行役員 中国支店長
有末真哉取締役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1341130810382363
取締役(社内)83263088572090
監査役5921711022
社外取締役5851710220
監査役26076734
社外監査役332104314

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容616字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(連結子会社8社(2026年3月31日現在)により構成)においては、建築設備事業、機械システム事業、環境システム事業、不動産事業を主な事業として取り組んでおります。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 <建築設備事業> ビル空調衛生、主に工場向けの空調設備を中心とする産業空調、電気設備及びファシリティシステムなどの建築設備全般に関する事業を行っております。 (主な関係会社)三機テクノサポート㈱、THAI SANKI ENGINEERING & CONSTRUCTION CO.,LTD.、 三机建筑工程(上海)有限公司 <機械システム事業> 搬送システム及び搬送機器に関する製造販売事業を行っております。 (主な関係会社)三機産業設備㈱ <環境システム事業> 上下水道施設及び廃棄物処理施設に関する事業を行っております。 (主な関係会社)三機グリーンテック㈱、三機アクアテック㈱、AQUACONSULT Anlagenbau GmbH <不動産事業> 保有不動産の賃貸・管理事業を行っております。 <その他> 主に保険代理事業、リース事業及び人材派遣事業等を行っております。 (主な関係会社)三機パートナーズ㈱ 以上に述べた事項の事業系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,141字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 ①三機工業グループ経営理念 当社グループは、「三機工業グループ経営理念」を掲げ、社会における当社グループの存在意義と役員・従業員のあるべき姿を総合的に表現しております。当社グループではこれを「三機スタンダード」と呼んで社内外への浸透を図っております。 三機工業グループ経営理念(三機スタンダード) エンジニアリングをつうじて快適環境を創造し広く社会の発展に貢献する 技術と英知を磨き、顧客満足の向上に努めるコミュニケーションを重視し、相互に尊重する社会の一員であることを意識し、行動する ②超長期ビジョン 当社グループは、超長期ビジョンとして2050年の姿「選ばれ続ける三機へ!」を掲げています。5つのマテリアリティ(重要課題)に注力したサステナビリティ経営の推進により、環境・社会価値の向上と企業価値(経済価値)の向上を両立させるCSV(Creating Shared Values:共有価値の創造)を実現します。 ③経営ビジョン及び中期経営計画 当社グループは、創立100周年を迎えた2025年度を新たな出発点と位置づけ、2030年度までの期間を対象とする経営ビジョン“MIRAI 2030”及び2027年度までの3ヵ年を対象とする中期経営計画2027を策定しております。 経営ビジョン“MIRAI 2030”では、「人に快適を。地球に最適を。」をテーマに環境・社会価値の向上と企業価値(経済価値)の向上の両立を目指し、2050年の超長期ビジョン「選ばれ続ける三機へ!」の実現に繋げていきます。 中期経営計画2027は、経営ビジョン“MIRAI 2030”に向けた飛躍のための土台作り期間と位置づけており、「深化と共創」を重点テーマに掲げ、以下のとおり重点戦略を定めております。 また、中期経営計画2027における経営目標値は以下のとおりです。 ・2027年度経営目標 2027年度 売上高   3,000億円 営業利益   300億円 営業利益率   10.0% 1株当たり当期純利益(EPS)(※1、3)   144円以上 ・2025年度から2027年度の期間経営目標 2025年度~2027年度 自己資本当期純利益率(ROE)(※1)   16.0%以上 成長投資(※2)   500億円程度 配当方針   純資産配当率(DOE)5.0%以上 自己株式取得(※2、3)   1,200万株程度 (※1)EPS、ROEは政策保有株式の売却益を除く (※2)計画期間中の累計 (※3)当社は、2026年5月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。中期経営計画2027において掲げている各種の目標数値は、当該株式分割後の株式数で再計算しており、株式分割による実質的な計画内容の変更はありません。 エンジニアリング企業である当社が保有する様々な技術を磨き続け、施工の効率化・省人化・省力化を進めるなど、既存事業を「深化」させていきます。また、協力会社からスタートアップ企業にいたるまでの多様なパートナーと「共創」し、『選ばれ続ける三機へ!』としてステークホルダーの皆さまとの共存共栄を目指していきます。 (2) 経営環境及び対処すべき課題等 経営環境については、脱炭素化の動き、少子高齢化、働き方改革、AI技術の急速な進展等、大きく環境が変化していると認識しております。これらの環境変化に対応すべく、「省エネルギー・創エネルギー事業」、「自動化・省人化事業」、そして長時間労働の削減を主眼とした当社独自の働き方改革「スマイル・プロジェクト」を推進しております。 当連結会計年度の主な取り組みと今後の課題は次のとおりであります。 ①グループ全体 (E)事業活動を通じた地球環境課題解決 ・脱炭素社会実現に向けた技術開発や省エネルギーに貢献する製品の拡販 ・当社独自の寄付制度「SANKI YOUエコ貢献ポイント」の強化 ・環境省「生物多様性のための30by30アライアンス」の継続参加 ・CDP「気候変動Aリスト(最高評価)」に4年連続で選定 ・内閣官房水循環政策本部事務局が定める「水循環ACTIVE企業※1」に認証 ・人間・テクノロジー・自然の調和する持続可能な未来社会を目指して「未来へ2050 Eco-Sphere®(エコスフィア)※2」を始動 ・持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け、次世代のグローバル交流である長岡技術科学大学主催国際会議「10th STI-Gigaku 2025」に特別協賛 (S)働き方改革、コミュニケーション向上、文化・スポーツ支援の積極実施 ・当社独自の働き方改革「スマイル・プロジェクト」Phase2への移行:Phase1で推進してきた長時間労働の削減から業務プロセスの抜本的な見直しと自動化・デジタル技術の積極活用による生産性の向上へとミッションをシフトし、従業員一人ひとりの働く価値の最大化を目指します。 ・2026年4月より給与水準の引き上げ等人事制度の改正を実施 ・「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に4年連続認定 ・次世代育成と地域社会貢献として、小学生向けに身近な化学や環境保全に関する出前授業の実施 ・6言語版安全衛生手帳で多様な人材に対応した安全衛生教育を継続推進 ・フレキシブルダクト施工や複合機能計測のロボット開発、2D図面から3Dモデルを自動生成するソフトウェア「S-TRANDIM™」の開発など、業務や作業の効率化への取り組み (G)三機工業コーポレートガバナンス・ガイドラインに基づく取り組み継続 ・東証プライム市場に求められる一段高いガバナンス水準に到達・維持 ・2030年度までの経営ビジョン“MIRAI 2030”、2027年度までの中期経営計画2027を策定し、ありたい姿を実現させるための取り組みを推進 ・当社及び国内子会社5社でBCMS(※3)の運用継続 ②事業別 ・建築設備事業 大都市圏での大型再開発事業、データセンター及び半導体や研究施設などの産業空調分野の民間投資が活発で、市場は堅調に推移したことから、前年を上回る繰越受注を確保しました。その一方で、機器類納期の長期化は改善傾向にあるものの、中東情勢の悪化から一部資機材の調達に懸念が出てきております。そして、労務費・資機材価格の上昇、技術者不足は継続しております。また、案件の大型化が進んでおりますが、工程が長期間にわたる大型工事に関しては、計画工期の変更や施工中物件の工程遅れも見られ、労務費・資機材価格高騰等のリスクと併せて、影響を軽減することが課題となります。 ・機械システム事業 人手不足を背景とした自動化・省人化ニーズは製造業・非製造業ともに底堅くあるものの横ばいの状況が続き、注力分野として位置づけている二次電池製造施設の物流設備に関しては、BEVへの投資が不透明化するなどの影響があり、厳しい受注環境となりました。その一方で、首都圏の国際空港に関連する物流施設の大規模な再編計画などの明るい兆しがあり、案件獲得に向けて体制を強化してまいります。 ・環境システム事業 社会インフラとしての上下水処理施設、廃棄物処理施設への公共投資は前年並みの水準で推移していますが、脱炭素社会に向けた省エネルギーニーズが高いことから、省エネルギー性能の高い製品の拡販に注力してまいります。また、DBO(※4)方式による温室効果ガス排出量削減を主体とした案件が増加していることから、課題としている事業提案力の強化を図ります。また、海外市場においても、エアロウイング®(省エネ型散気装置)の拡販に向けて国内外で設備投資を積極的に進め、事業拡大を図ってまいります。 また、東京証券取引所からの「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請につきましては、当社取締役会における資本収益性や市場評価についての現状分析をもとに、2025年度からスタートした中期経営計画2027において、企業価値向上に資する経営資源の適切な配分の方針を策定いたしました。今後は各事業の資本収益性や成長性の分析をもとに、事業ポートフォリオの強化に努めてまいります。 中期経営計画2027の初年度となる2025年度のROEは18.6%、EPSは137円(いずれも政策保有株式の売却益は除く、EPSについては株式分割後の株式数をもとに算定)となりました。また、株式時価総額は3,000億円超と1年で約2倍となり、PBR(株価純資産倍率)も約3倍となりました。 一方、昨今の金利上昇により、当社が認識している株主資本コストは、従来の7~8%から現時点では8~9%に上昇しております。中期経営計画2027では、エクイティスプレッドを意識し、ROE・EPSの持続的な向上により企業価値の更なる増大を目指してまいります。 当社グループは、超長期ビジョンで掲げる「選ばれ続ける三機へ!」を実現するため、経営ビジョン“MIRAI 2030”では「人に快適を。地球に最適を。」をコーポレートメッセージに掲げております。サステナブルな世界の実現を目指し、新技術の開発、コーポレートガバナンスの一層の強化に取り組み、コンプライアンスの徹底を土台として、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向け鋭意努力を重ねてまいります。 ※1 水循環ACTIVE企業:水循環の健全化に積極的に取り組む企業・団体を内閣官房水循環政策本部事務局が認証する制度 ※2 未来へ2050 Eco-Sphere®(エコスフィア):AIと自然が共生し、資源が循環し続ける「生きたインフラ」を実現する未来創造プロジェクト ※3 BCMS:事業継続マネジメントシステム ※4 DBO(Design Build Operate):設計・建設と運営・維持管理を民間事業者に一括発注する手法
事業等のリスク5,356字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業運営に影響を与える可能性のあるリスクを統合的に把握し、リスクの顕在化を未然に防止するとともに、顕在化した場合の損失を極小化することを目的に、「リスク管理委員会」を中心としたリスクマネジメント体制を構築しています。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項につき、重大な影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。リスク項目及びカテゴリーの記載にあたっては、影響度及び顕在化の可能性から判断し、優先順位が高いものから、その具体的な内容と対策を記載しています。 なお、記載内容には、将来の予想に関する事項も含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 設備工事事業共通(建築設備事業、機械システム事業、環境システム事業) リスク項目   カテゴリー   内容   対策 人財確保に関するリスク   人財・労務   大幅な採用計画の未達や離職率の増加があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・新卒社員の初任給ならびに従業員の給与水準引き上げ・認知度向上・働き甲斐のある職場環境構築による従業員エンゲージメントの向上 協力会社の技術者が減少し、施工に必要な人数の確保ができない場合、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・協力会社との信頼関係強化・三機テクノセンターを活用した協力会社教育・新規協力会社の探索・施工の自動化、省力化 労働関連法令に関するリスク   人財・労務   建設業における労働時間上限規制が適用されたことに伴い、延べ労働時間が低下することで、対応可能工事量が低減し、業績に影響を及ぼす可能性がある   BIMなどのICTの活用による設計及び施工の効率化 中東情勢緊迫に関するリスク   地政学・海外    中東情勢緊迫化による原油の供給不安により、資機材価格の高騰や納入遅延が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・早期発注と原価圧縮の工夫・納期情報を常に更新し、水平展開を図る 資機材の調達・納期及び労務費に関するリスク   経済・市場   ・為替変動やエネルギー価格の上昇等により、資機材価格及び労務費が急激に高騰しそれを請負金額に反映させることが困難な場合には業績に影響を及ぼす可能性がある・資機材納入遅延により全体工期が遅れ、客先業務に支障を来し、信用・信頼を失うことにより、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・受注前:物価上昇に対する請負金額の見直しを契約に取り入れる交渉・受注後:早期発注と原価圧縮の工夫・納期情報を常に更新し、水平展開を図る 施工中の事故及び災害に関するリスク   技術・競争   工事施工中の事故や災害の発生に伴い、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・工事の安全衛生管理の徹底・品質リスクアセスメントを活用したトラブル未然防止・不測の事態に備えて工事賠償責任保険に加入 不採算工事に関するリスク   技術・競争   ・工事途中での設計変更や、工程遅れなどによる設備工程の圧迫や作業員の増員、手直し工事等による想定外の追加原価により不採算工事が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある・大規模プロジェクトにおける工程管理の複雑化により、コスト超過・納期遅延・品質問題が発生し採算が悪化する可能性がある   ・定期的に工事進捗管理を行うことによるリスクの早期把握及び対策の徹底・プロジェクトマネジメント体制強化・BIM/CIM等のデジタルツールの活用による設計段階での干渉チェックや施工シミュレーションの徹底 リスク項目   カテゴリー   内容   対策 米国関税政策に関するリスク   経済・市場   米国政府による関税政策の変更により、顧客の設備投資動向の変化や資機材価格が上昇した場合は、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・顧客の設備投資動向及び資機材価格のモニタリング強化・資機材の多様な供給源確保・為替ヘッジ等による市場変動リスクの抑制 技術開発に関するリスク   技術・競争   主に脱炭素化のための省エネに関する最新技術の導入需要が高まっているため、新技術の開発・導入や体制の構築遅れ等が発生し、既存の技術が陳腐化した場合は、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・省エネに関する積極的な技術開発投資の実施・技術開発要員の増強や開発体制の連携強化 海外事業に関するリスク   法令   現地法令・規制及び当局による監督・規制の内容の認識不足により、行政指導や罰金の対象になる可能性がある   ・現地スタッフへの教育推進・現地情報の的確な収集分析・「海外危機管理マニュアル」の検証/更新の検討 地政学・海外   ・戦争・テロの発生やその国の政情悪化、経済状況の変動、予期しない法律・規制の変更等があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある・中国経済悪化により事業採算が悪化する可能性がある (2) 建築設備事業 リスク項目   カテゴリー   内容   対策 計画案件の過多及び物件の大型化に伴う要員計画に関するリスク   人財・労務   ・半導体や自動車、データセンター関連の計画が続出、大都市圏の再開発が増加。施工要員の配置や、協力会社の確保が困難になり事業遂行に影響を及ぼす可能性がある・物件の大型化に伴い、工期が長期化し、物価上昇、施工対象地域での要員確保や投資計画の変更による要員計画への影響が高まり、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・施工管理計画のフロントローディングによる施工の合理化・施工要員と協力会社工事量を踏まえた事業活動・大型物件と特殊物件に対応するため全社横断的な要員調整・応援体制を構築・工期及び物価上昇リスクを含めた契約内容の検討 (3) 機械システム事業 リスク項目   カテゴリー   内容   対策 競争力低下に関するリスク   技術・競争   同業他社との競争が激しく、価格競争に陥る等により業績に影響を及ぼす可能性がある   ・大和プロダクトセンターの生産工程を見直し、合理化・技術開発やサービス高度化による差別化要素の強化 (4) 環境システム事業 リスク項目   カテゴリー   内容   対策 市場環境変化に関するリスク   技術・競争   地方自治体の財政悪化を背景として、価格競争が激化する可能性がある   ・LCE事業の展開(※)・価格優位性のある商品を核とした受注 長期事業に伴う価格変動に関するリスク   経済・市場   DBO案件は、長期にわたる運営維持管理を伴うため、著しい物価上昇等予期しない事象が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性がある   物価スライド条項等を契約に取り入れる交渉及び事業運営のモニタリング徹底 ※ライフサイクルエンジニアリング(Life Cycle Engineering)事業の略称。新築、保守・メンテナンス、リニューアル、建替えといった建築物のライフサイクル全体を通じてサービスを提供する当社グループの事業コンセプト (5) 不動産事業 リスク項目   カテゴリー   内容   対策 保有物件及び景気動向等外部環境に関するリスク   経済・市場   建物や設備の老朽化・陳腐化による、テナント入居率の低下や景気動向等に伴う賃貸料相場の急激な下落が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・テナントの入居状況のモニタリング・テナントニーズの早期把握・テナント与信に係わるモニタリング精度の向上・環境や災害対応他、テナントニーズに対応した設備導入等、物件の付加価値向上のための投資 (6) 当社グループ共通リスク リスク項目   カテゴリー   内容   対策 法令違反に関するリスク   法令   建設業法、独占禁止法、労働基準法等の法令違反に対する行政処分等により事業活動に制限を受ける可能性がある   ・行動規範、行動指針の浸透・企業倫理研修の継続実施・モニタリングや監査による不正兆候の早期把握 過重労働に関するリスク   人財・労務   長時間労働等により、従業員の健康被害が発生した場合、人的資本が毀損されることで、事業遂行に影響を及ぼす可能性がある   ・適正な人員配置の実施・業務効率化の推進・緻密な労務管理の実施 人権に関するリスク   人財・労務   当社グループ及びサプライチェーンにおける人権侵害が起きた場合に、取引停止や株価の下落、罰金の支払、訴訟の提起が発生し、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・人権方針に基づく人権デューデリジェンスの実施および教育・通報相談窓口の設置 データセキュリティ・システム障害に関するリスク   IT   情報管理の不備やサイバー攻撃・システム障害により業務の停止や個人情報、顧客名簿、施工図面(顧客機密情報)等の流出により損害を被る可能性がある   ・不正アクセス対策の強化・情報セキュリティに関するeラーニングの実施・不審メールなどへの啓蒙教育・協力会社への情報セキュリティ対策状況確認の継続実施・不正プログラムの侵入を検知する専用ソフトを導入、専門業者による常時監視の実施・システム停止時の代替運用手順等のBCP対策整備 訴訟等に関するリスク   法令   事業活動において契約不適合責任、製造物責任、特許、契約上の債権債務等に関する訴訟提起及びその他の法的な請求をされる可能性がある   ・契約締結前の法務部門によるチェックの徹底・品質リスクの抽出とプロセスごとの品質管理の徹底・トラブル関係情報の早期把握及び対策の徹底・教育・研修の実施 株式相場の変動に関するリスク   財務   ・保有する株式の時価が下落し、資産が減少するとともに損失が発生する可能性がある・株価の下落により退職給付年金資産・信託資産が減少し、積立不足が発生する可能性がある   ・2028年3月末までに政策保有株式を連結純資産の20%未満とすることを目標に、2024年3月末時点から上場株式の銘柄数、金額ともに50%以上削減・退職給付年金資産・信託資産の運用状況のモニタリング及び体制の強化 戦争・テロ・自然災害に関するリスク   地政学・海外   戦争・テロ・地震や台風等の大規模な自然災害が発生した場合には、事業の継続が困難となり、業績に影響を及ぼす可能性がある   実効性のあるBCPを整備・更新、訓練の実施 気候変動に関するリスク   経済・市場   気候変動リスクの内容及びその対策については、「2. サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)重要なサステナビリティ項目 ①気候変動関連」に記載のとおりであります リスク項目   カテゴリー   内容   対策 デジタル競争に関するリスク   IT   生成AIを始めとした、デジタル技術の導入遅れが原因で、業務プロセスの最適化が遂行されないことにより、競争力が失われ、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・生成AIサービスの導入及び利用方法の教育を実施・経済産業省「DX認定事業者」に認定・デジタル改革推進部を設置・デジタル人財の育成、強化を目的とし、独自の「三機ITパスポート」の受検を実施 AI利用に関するリスク   IT   生成AIの不適切な利用により、情報漏洩、著作権侵害、不正なデータ収集等が行われ、ステークホルダーからの信頼を損ない、業績に影響を及ぼす可能性がある   「情報セキュリティ対策ガイドライン」に生成AI利用時の注意点を追加し、全社員にeラーニングによる教育を実施 顧客の信用に関するリスク   財務   顧客の倒産等によって債権が回収不能となり、損失が発生し、業績に影響を及ぼす可能性がある   ・顧客の与信・回収状況に係わるモニタリング精度の向上・与信リスクの高い特定の顧客に対する綿密な債権管理 金利の変動に関するリスク   財務   ・金利変動等により退職給付年金資産・信託資産が減少し、積立不足が発生する可能性がある・金利上昇により、資金調達コストが増加する可能性がある   ・年金資産・信託資産の運用状況のモニタリング及び体制の強化・退職給付債務増加の抑制・割引率及び期待運用収益率の定期的な見直し・代金回収の早期化促進による借入金増大抑制 感染症流行に関するリスク   人財・労務   感染症の大規模流行に伴い、当社グループ及び協力会社従業員等関係者に多数の罹患者が発生した場合や、移動・外出他、種々の制限が継続した場合、事業遂行に影響を及ぼす可能性がある   ・感染症拡大に対応できるBCP対策の整備・平常時からテレワーク等の行動制限対応を習熟・感染防止対策に必要となる衛生用品の常時備蓄 業績の季節変動に関するリスク   財務   年度末にかけて工事の完成が集中することや工事進捗が急進する傾向にあるため、それに伴い、資金需要が大きく変動する可能性がある   ・資金繰り予想精度の向上・業績の進捗管理の徹底
経営成績の分析 (MD&A)9,834字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度は、経営ビジョン“MIRAI 2030”に向けた飛躍のための土台作り期間である中期経営計画2027の初年度となります。「深化と共創」を重点テーマに掲げ、『選ばれ続ける三機へ!』としてステークホルダーの皆様との共存共栄を目指してまいりました。 当連結会計年度の受注高につきましては、都市再開発関連の大型工事を受注したこと等により増加しました。また、売上高は中小型工事が順調に推移したこと等により増収し、利益については受注時や施工時の利益改善に向けた取り組みが寄与し、増益となりました。 その結果、当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 (財政状態) (単位:百万円) 2024年度末 (前連結会計年度末)   2025年度末(当連結会計年度末)   増減   増減率   主な増減要因 流動資産   138,834   149,986   11,152   8.0%   工事量の増加に伴い完成工事未収入金等が増加及び時価の上昇により投資有価証券が増加 固定資産   62,005   69,497   7,492   12.1% 総資産   200,839   219,483   18,644   9.3% 流動負債   82,283   85,030   2,747   3.3%   工事量の増加に伴い契約負債が増加及び投資有価証券の時価の上昇に伴い繰延税金負債が増加 固定負債   12,175   13,016   840   6.9% 負債計   94,458   98,046   3,587   3.8% 純資産   106,380   121,437   15,056   14.2%   親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加及び時価の上昇によりその他有価証券評価差額金が増加 (経営成績) (単位:百万円) 2024年度   2025年度   増減   増減率   主な増減要因 受注高   264,965   294,738   29,773   11.2%   次項<主要セグメント別経営成績>に記載のとおりであります。 次期繰越受注高   210,731   250,794   40,063   19.0% 売上高   253,136   254,674   1,538   0.6% 売上総利益   47,495   56,070   8,575   18.1% (率)   (18.8%)   (22.0%)   (3.2%) 営業利益   21,893   27,991   6,098   27.9% (率)   (8.6%)   (11.0%)   (2.4%) 経常利益   23,071   29,287   6,215   26.9% (率)   (9.1%)   (11.5%)   (2.4%) 親会社株主に帰属する当期純利益   17,203   23,688   6,485   37.7% (率)   (6.8%)   (9.3%)   (2.5%) (注)各利益項目の率は、売上高に対する利益率を表しております。 <主要セグメント別経営成績> 〇建築設備事業   (単位:百万円) ビル空調衛生、主に工場向けの空調設備を中心とする産業空調、電気設備及びファシリティシステムに関する事業等で構成されております。受注高は、ビル空調衛生、産業空調、電気設備の大型工事を受注したこと等により増加いたしました。売上高は、前期からの繰越工事が順調に進捗したこと等により増加しました。セグメント利益は、利益率改善等により増益となりました。       2024年度   2025年度   増減   増減率 受注高   218,590   262,480   43,890   20.1% 売上高   208,981   212,908   3,926   1.9% セグメント利益   20,548   28,054   7,505   36.5% 〇機械システム事業   (単位:百万円) 主に搬送システム及び搬送機器に関する製造販売事業で構成されております。受注高は、前年同期に大型工事を受注したことによる反動等で減少いたしました。売上高及びセグメント損失は、前年同期に大型工事の売上があったことによる反動等で減収減益となりました。       2024年度   2025年度   増減   増減率 受注高   10,933   8,324   △2,609   △23.9% 売上高   10,934   9,767   △1,167   △10.7% セグメント利益(△は損失)   △614   △918   △304   - 〇環境システム事業   (単位:百万円) 主に官公庁発注の上下水道施設及び廃棄物処理施設に関する事業で構成されております。受注高は、前年同期に大型の上下水処理施設を受注したことによる反動等で減少いたしました。売上高及びセグメント利益は、前年同期に大型工事の売上があったことによる反動等で減収減益となりました。       2024年度   2025年度   増減   増減率 受注高   33,396   22,024   △11,371   △34.1% 売上高   31,300   30,107   △1,193   △3.8% セグメント利益   1,787   1,146   △641   △35.9% 〇不動産事業   (単位:百万円) 主に保有不動産の賃貸業務と建物管理にかかわる事業を行っております。テナント賃貸収入が増加し増収、一部の賃貸物件で改修工事を行ったこと等により減益となりました。       2024年度   2025年度   増減   増減率 受注高   2,592   2,655   62   2.4% 売上高   2,592   2,655   62   2.4% セグメント利益   905   837   △67   △7.4% ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末におけるキャッシュ・フロー(C/F)の状況は次のとおりであります。 (単位:百万円) 2024年度   2025年度   当期C/Fの増減要因 現金及び現金同等物期首残高   23,500   43,848 営業活動C/F   29,725   13,167   主に税金等調整前当期純利益の計上が売上債権の増加及び税金等の支払いを上回ったことにより増加 投資活動C/F   1,897   △1,338   主に有価証券の取得により減少 財務活動C/F   △11,398   △16,068   主に財務・資本政策に基づく配当金の支払い及び自己株式の取得により減少 現金及び現金同等物に係る換算差額など   123   174 現金及び現金同等物期末残高   43,848   39,784 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める設備工事事業では生産実績を定義することが困難であり、また請負形態をとっているため販売実績という定義は実態にそぐいません。 また、当社グループにおいては設備工事事業以外では受注生産形態をとっておりません。 よって受注及び販売の状況については、可能な限り「① 財政状態及び経営成績の状況」において報告セグメントの種類に関連付けて記載しております。 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 受注高及び売上高の状況 a.受注高、売上高及び繰越高 期別   部門別   前期繰越高 (百万円)   当期受注高 (百万円)   計 (百万円)   当期売上高 (百万円)   次期繰越高 (百万円) 前事業年度(自2024年4月1日至2025年3月31日)   設備 工事 事業   建築 設備   ビ ル 空調衛生   56,296   60,009   116,306   65,545   50,760 産業空調   61,936   90,658   152,595   87,663   64,931 電 気   18,904   39,804   58,709   30,183   28,526 ファシリティ システム   4,163   13,650   17,813   12,614   5,199 計   141,301   204,122   345,424   196,006   149,417 プラ ント 設備   機 械 システム   7,098   10,281   17,380   10,245   7,134 環 境 システム   28,854   19,824   48,678   15,959   32,718 計   35,952   30,106   66,058   26,205   39,853 計   177,253   234,229   411,483   222,211   189,271 不動産事業   -   2,539   2,539   2,539   - 合計   177,253   236,768   414,022   224,750   189,271 当事業年度(自2025年4月1日至2026年3月31日)   設備 工事 事業   建築 設備   ビ ル 空調衛生   50,760   116,656   167,417   64,695   102,721 産業空調   64,931   86,175   151,107   87,159   63,947 電 気   28,526   27,838   56,364   33,431   22,933 ファシリティ システム   5,199   15,113   20,312   12,655   7,657 計   149,417   245,784   395,202   197,941   197,260 プラ ント 設備   機 械 システム   7,134   7,640   14,774   9,051   5,722 環 境 システム   32,718   7,496   40,215   13,241   26,973 計   39,853   15,136   54,990   22,293   32,696 計   189,271   260,921   450,192   220,235   229,956 不動産事業   -   2,590   2,590   2,590   - 合計   189,271   263,512   452,783   222,826   229,956 (注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2 次期繰越高は(前期繰越高+当期受注高-当期売上高)に一致しております。 b.受注工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築設備   11,873   192,249   204,122 プラント設備   19,573   10,533   30,106 計   31,446   202,783   234,229 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築設備   25,152   220,632   245,784 プラント設備   7,464   7,672   15,136 計   32,616   228,305   260,921 受注方法は、特命と競争に大別されます。これを受注金額比で示すと次のとおりであります。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築設備   66.8   33.2   100 プラント設備   9.9   90.1   100 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築設備   70.4   29.6   100 プラント設備   29.7   70.3   100 c.完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築設備   7,567   188,439   196,006 プラント設備   14,167   12,038   26,205 計   21,734   200,477   222,211 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築設備   7,666   190,275   197,941 プラント設備   10,297   11,996   22,293 計   17,963   202,272   220,235 (注) 1 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度完成工事のうち請負金額10億円以上の主なもの ㈱大林組 共同企業体       トヨタ自動車株式会社 明知1C 電池工場建設工事 双葉地方広域市町村圏組合       双葉地方広域市町村圏組合 南部衛生センター 焼却施設整備工事 キオクシア㈱       キオクシア岩手株式会社新管理棟第1期機械設備工事 ㈱フジタ       北里新M号館新築及びインフラ改修工事 鹿島建設㈱       アーバンネット御堂筋ビル 当事業年度完成工事のうち請負金額10億円以上の主なもの 虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合       虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業に係るB-1街区施設建築物等新築空調設備工事(全体共用等工区) 東京熱供給株式会社       竹芝第1プラント更新工事 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社       日本血液製剤機構京都工場フィブリノゲン製剤等新棟 千歳市       千歳市スラッジセンター汚泥処理設備機械工事 ダイドー株式会社       ダイドー株式会社ロジポート名古屋 部品在庫システム 2 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 d.次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 建築設備   28,216   169,044   197,260 プラント設備   21,030   11,666   32,696 計   49,246   180,710   229,956 次期繰越工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。 大成建設株式会社       (仮称)品川駅西口地区A地区新築計画空調設備工事       <2029年1月完成予定> 日本銀行       日本銀行本店 基幹設備空調更新工事Ⅲ期       <2030年2月完成予定> 国立研究開発法人 理化学研究所       理化学研究所 新研究棟建設工事       <2029年3月完成予定> キオクシア株式会社       キオクシア岩手株式会社 第2製造棟 冷温熱源・一般空調設備工事       <2027年9月完成予定> 株式会社 大林組       (仮称)GSユアサ横江工場建設工事       <2027年9月完成予定> (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態) (単位:億円) 2023年度末   2024年度末(前連結会計年度末)   2025年度末(当連結会計年度末)   増減 総資産   2,021   2,008   2,194   186 純資産   1,046   1,063   1,214   150 自己資本   1,044   1,062   1,213   150 自己資本比率   51.7%   52.9%   55.3%   2.4% 前連結会計年度との主な増減要因については「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 なお、当社グループは次項「(経営成績)」に記載のとおり、中期経営計画2027で策定、開示した財務・資本政策に則り、資本効率の向上に取り組んでまいりました。 当連結会計年度においては、自己株式の取得や、積極的な株主還元(増配)など資本効率の向上に努めてまいりました。 (経営成績) 前連結会計年度との主な増減要因については「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (単位:億円) 2023年度   2024年度   2025年度   増減 売上高   2,219   2,531   2,546   15 営業利益   115   218   279   60 (率)   (5.2%)   (8.6%)   (11.0%)   (2.4%) (注)利益項目の率は、売上高に対する利益率を表しております。 当期は次の施策を実施してまいりました。 ○セグメント別の施策 <建築設備事業> ・フレキシブルダクト施工や複合機能計測のロボット開発、2D図面から3Dモデルを自動生成するソフトウ ェア「S-TRANDIM™」の開発など、業務や作業の効率化への取り組み ・ダクト系試運転調整作業を効率化する「試運転調整支援ツール」の開発 ・小型ドローンによる画像データからの3Dモデリング技術を確立 ・三機テクノセンター内に構築したマイナス80℃露点クラスの極低湿度環境試験室を本格的に運用開始 ・GHG排出削減量が第三者認証された鋼材であるGXスチール「NSCarbolex® Neutral」を空調ダクトおよび配管 に日本初採用 ・省エネコントローラ「ECO-STAR™(エコスター)」を開発 ・マレーシアを拠点に半導体やデータセンター関連の電気・通信設備工事を手掛けるES Matrix社の株式40%を 取得する株式譲渡契約を締結(2026年5月13日 株式取得完了) <機械システム事業> ・空港事業や、半導体等の成長分野に注力する組織を新設、体制を強化(2026年4月1日付機構改正) ・「2025国際ロボット展」にロボット搬送システム「メリス・ビアンカ®」及び固定設備を必要としない「棚 レス自動倉庫」を出展 ・アパレルや封筒などの軽量・薄物に対応した革新的三方向仕分け装置「Branch Ball」の開発 <環境システム事業> ・廃棄物処理施設の施工等を手掛ける邦英商興㈱の全株式を取得 ・水処理装置エアロウイングの増産に向けた国内外での生産設備増強 上記施策のほか、次の全社的な施策を実施いたしました。 ・原価管理の徹底(内部統制プロセスの徹底) ・協力会社との関係強化 すべての協力会社(工事取引先)に対する支払を全額現金振込とする支払条件の改善 三機スーパーマイスター制度の実施 三機ベストパートナー制度の実施 また、中期経営計画2027の目標及び当連結会計年度の実績は以下のとおりであります。 ①2027年度経営目標 2027年度 売上高   3,000億円 営業利益   300億円 営業利益率   10.0% 1株当たり当期純利益(EPS) (※1、3)   144円以上 ②2025年度から2027年度の期間経営目標と結果 2025年度~2027年度   実績 2025年度 自己資本当期純利益率(ROE) (※1)   16.0%以上    18.6% 成長投資(※2)   500億円程度    66億円 配当方針   純資産配当率(DOE)5.0%以上    8.8% 自己株式取得(※2、3)   1,200万株程度    287万株 (※1)EPS、ROEは政策保有株式の売却益を除く (※2)計画期間中の累計 (※3)当社は、2026年5月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。中期経営計画 2027において掲げている各種の目標数値は、当該株式分割後の株式数で再計算しており、株式分割によ る実質的な計画内容の変更はありません。実績につきましては、当連結会計年度の期首に当該株式分割 が行われたと仮定して「1株当たり当期純利益」「自己株式取得」を算定しております。 2025年度の成果 ・全ての段階利益において過去最高を更新 また、政策保有株式の売却益を除くROEは18.6%となり、期間経営目標を上回る水準を達成 ・成長投資は、M&A投資、人的投資等に66億円を実施 ・DOE8.8%となる通期195円の配当を実施 ・自己株式は、計画値の24%を取得 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、資金需要のうち主なものは、工事費や人件費等の販売費及び一般管理費等の支払によるものであります。運転資金等の必要資金については、内部資金又は借入により資金調達することとしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行わなければなりません。すなわち、貸倒引当金、完成工事補償引当金等各種引当金及び法人税等、並びに履行義務を充足するにつれて一定期間にわたり収益を認識する方法を適用した工事の予定利益率等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。 当社グループは建設業を営んでおり、収益計上の殆どを履行義務を充足するにつれて一定期間にわたり収益を認識する方法により計上しております。そのため、同方法に基づき適正に計上することは当社グループにとって重要なプロセスであると認識しております。当社グループでは、同方法に基づき個々の工事契約について契約の締結状況、予定原価の見直し、工事進捗に応じた原価計上がされているかを精査のうえ、会計処理を行っております。これら手続きは標準的なプロセスとして整備・運用し、当連結会計年度においても適正な手続きを経て連結財務諸表に反映しております。 なお、見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

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出典

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