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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

新日本空調

Shin Nippon Air Technologies Co., Ltd.1952 · Prime · 建設業

空調・衛生・電気設備工事の専門会社。国内外で産業・建築向けの環境づくりを担う。

概要

新日本空調は、オフィスビルや工場、半導体クリーンルームなどの空調・衛生・電気設備の設計・施工・保守を手掛ける設備工事専門会社である。1930年に米国キヤリア社の技術導入で創業した東洋キヤリア工業の工事部門を分離し、1969年に設立。2026年3月期の営業利益は151億円、従業員数は1,698人。東京証券取引所に上場し、特命受注を中心に安定した収益基盤を持つ。

設備工事を中核とする事業構造

新日本空調グループの事業は設備工事事業に一本化されている。具体的には空気調和、冷暖房、換気、給排水、衛生、電気設備などの設計・監理・工事請負を一貫して提供する。2026年3月期の完成工事高は1,548億84百万円、営業利益は151億28百万円に達した。売上高は非開示だが、営業利益は2013年3月期の13億円から10年余りで10倍以上に拡大しており、収益性が高まっている。工事の受注は特命(53.5%)と競争(46.5%)で構成され、官公庁向けは9,730百万円、民間向けは1,186億73百万円と民間が大半を占める。

特命受注が過半を占める収益基盤

同社の受注方法は特命と競争に大別され、2026年3月期の特命比率は53.5%と過半を占める。特命とは特定の業者に直接依頼する方式で、競争入札に比べて価格競争が緩和され、安定した収益確保につながる。完成工事高の相手先として清水建設が11.8%(151億41百万円)を占めるなど、大手ゼネコンとの長期取引関係が特命受注の背景にある。また、キオクシアやLINEヤフー、東京ガスエンジニアリングソリューションズなど多様な顧客に支えられ、データセンターや半導体工場などの大型プロジェクトを継続的に獲得している。

国内10支店と海外5拠点で展開

国内では東京、大阪、名古屋、九州、中国、北海道、東北、横浜、東関東、北関東(関東支店に統合後も名称変更あり)の各支店を設置し、全国的な営業網を構築している。海外では中国に新日空(中国)建設有限公司、新日空工貿(上海)有限公司、新日空建築労務(上海)有限公司、福建新日空投資諮詢有限公司、新日空(香港)建設有限公司の5社、東南アジアにSNK (ASIA PACIFIC) PTE.LTD.(シンガポール)、SHIN NIPPON LANKA (PRIVATE) LIMITED(スリランカ)、SNK ASIA PACIFIC VN CO., LTD(ベトナム)を有する。これらの海外子会社は空調設備工事の施工や資機材納入、施工協力、コンサルティングを担い、日本の顧客に加えて現地企業向けにも工事を手掛ける。

グループ10社で構成される体制

当社グループは新日本空調と10社の連結子会社で構成される。国内子会社では新日空サービス株式会社が施工協力と保全業務、日宝工業株式会社が電気設備・産業施設設備工事を担当する。海外子会社は前述した中国・東南アジアの各社で、中国では設計施工から資機材調達、労働力供給まで一貫体制を敷く。これにより、単体ではカバーしきれない専門工事や地域需要に対応している。グループ全体で2026年3月期の総資産は1,353億91百万円、純資産は826億69百万円と財務基盤は堅調である。

業界の中での役割は建築・産業向け空調・衛生・電気設備工事の請負業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01設備工事全般(建築・産業)主力

オフィスビル、工場、病院、商業施設など向けに、空調、給排水、衛生、電気設備の設計・施工・保守を一貫して提供。国内外に子会社を持ち、アジアでも事業展開。

主な製品・サービス3
空調設備工事
空気調和、冷暖房、換気設備の設計・施工。快適な室内環境を実現。
電気設備工事
受変電、動力、照明、通信ネットワーク設備の設計・施工。
保全業務
完工後の空調設備などの定期点検・保守・改修サービス。

製品と技術

空調設備工事―キヤリア由来の技術とクリーンルーム対応

空調設備工事は同社の根幹事業である。1930年の創業時から培ったキヤリア社由来の空気調和技術を基盤に、冷暖房・換気設備の設計施工を行う。特に半導体工場のクリーンルーム(CR)向けでは高度な温湿度制御と清浄度管理が求められ、キオクシア岩手520棟CR動力設備工事などの実績を持つ。2026年3月期の完成工事高のうち空調関連が大部分を占め、民間工事ではデータセンターや半導体工場向けが増加している。ラインLFのような大規模データセンター案件も手掛ける。

電気設備工事とエネルギー効率化システム

1985年から手掛ける電気設備工事は、受変電・動力・照明・通信ネットワーク設備を対象とする。1991年には電気通信設備に拡大し、現在ではビルや工場の電気インフラ全体をカバーする。2006年にはエネルギー消費効率向上・環境負荷低減システムの事業を追加し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化改修工事やエネルギーサービス設備建設工事(例:八重洲一丁目東地区)を実施。これらは空調・電気の複合技術を活かした省エネ提案であり、顧客の脱炭素ニーズに対応する。

保全業務と改修・保守の強化

完工後の定期点検・保守・改修を担う保全業務は、1987年にR&Mセンター(当時はサービス工事部)を設置して強化した。1991年には子会社の新日空サービスが空調設備の修理・メンテナンス事業を開始し、グループ全体で保全サービスを提供。老朽化したビルの空調設備改修やZEB改修工事(例:品川イーストワンタワーZEB化改修)などストック型ビジネスにも注力している。2026年3月期の連結キャッシュ・フローでは営業CFが116億円のプラスであり、保守収入が安定的な資金源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

空調設備工事の専門企業、非開示情報多く評価困難

空調設備工事を主力とする建設業者。同業のミライト・ワンは通信インフラ、ショーボンドは橋梁補修と異なるニッチに強みを持つが、当社は空調に特化。ただし、直近期の売上高や利益率がすべて非開示であり、業界内での位置づけや収益性を客観的に評価できない。非開示の理由は不明だが、投資判断が難しい状況にある。

強み

  • 空調設備工事に特化し、技術力とノウハウを蓄積している。
  • 空調は建築設備として必需であり、一定の需要が見込める。
  • ミライト・ワンなどと異なり、空調専門としての地位を確立。
  • 情報が少ないが、悪材料が隠されている可能性も否定できない。

課題

  • 売上高や利益率が開示されておらず、業績評価が困難。
  • 空調工事は競争が激しく、価格競争に陥りやすい。
  • 投資家への情報開示が不十分で、信頼性に疑問。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が新日本空調

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11934ユアテック1,777億円17.1倍
23076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
39960東テク1,643億円12.3倍
41926ライト工業1,629億円13.1倍
51968太平電業1,605億円13.0倍
61952新日本空調1,518億円11.7倍
71835東鉄工業1,430億円10.6倍
81879新日本建設1,406億円8.8倍
95715古河機械金属1,378億円11.0倍
109551メタウォーター1,350億円14.6倍
119699ニシオホールディングス1,337億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

米国キヤリア技術導入による1930年の創業

1930年12月、三井物産の斡旋により、当時世界最高水準の空調技術を持つ米国キヤリア社の技術を導入し、東洋キヤリア工業株式会社が設立された。資本金20万円で、空調機器の製造・販売と空調設備の設計・施工を開始した。同社はキヤリア式空調装置の機器販売と工事施工の両方を手掛け、日本における空調工事の先駆けとなった。この時点で空調業界の技術基盤が築かれ、後の分離独立につながる。

工事部門を分離し新日本空調として独立した1969年

1969年10月、東洋キヤリア工業は工事事業部門と製品事業部門の専業化が最善と判断し、工事部門を分離独立させて新日本空調株式会社を設立した。資本金2億円で、本社を東京都中央区に置き、同時に東京、大阪、名古屋の3支店を開設。その後、三井物産などの資本参加を得て現在に至る。分離後もキヤリアの技術DNAは引き継がれ、空調工事専門会社としての道を歩み始めた。

電気設備工事へ事業拡大した1985年

1973年の建設業法改正に伴い事業内容を整備した後、1985年6月に屋内電気設備の設計・監理・工事請負を事業内容に追加した。これにより空調・衛生に加え電気設備工事も手掛ける総合設備工事会社へと発展した。1991年には「電気および電気通信に関する設備」に範囲を拡大し、通信インフラ工事にも対応。この多角化が顧客基盤の拡大につながり、1990年の東証二部上場、1993年の一部指定へと成長を加速させた。

東証一部上場で成長基盤を固めた1990年代

1990年11月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1993年12月には第一部銘柄に指定された。この間、1991年には子会社の新日空サービス(当時は株式会社ケイメイ)が保全業務を開始し、1993年には長野県茅野市に技術研究所と研修所を開設して研究開発と人材育成を強化。1994年には除塵・除菌設備を事業に追加し、半導体や医薬品分野への対応力を高めた。1990年代後半にかけて首都圏の支店網を再編し、関東支店を設置するなど営業体制を整えた。

アジアへ生産拠点を広げた2000年代以降

2003年12月、中国上海市に新日本空調工程(上海)有限公司(現・新日空(中国)建設有限公司)を設立し、海外展開を本格化。2008年にはスリランカ、2010年にはシンガポール、2013年には上海に資機材納入会社を設立した。2015年には事業内容を建築・土木工事にも拡大。2006年にはエネルギー効率向上・環境負荷低減システムを事業に追加し、ZEB対応やデータセンターの省エネ工事を手掛けるようになった。2026年3月期の受注工事高は1,777億62百万円に達し、過去最高を更新している。

年表26件を開く

1930年代

  • 1930年12月創業三井物産株式会社の斡旋により、空気調和業界において世界のトップレベルにあった米国キヤリア社の技術を導入し、わが国での空調機器の製造と空調設備の設計・施工を目的として、東洋キヤリア工業株式会社を設立(資本金20万円)、キヤリア式空調装置の機器販売および工事の設計・施工を開始。

1960年代

  • 1969年10月創業東洋キヤリア工業株式会社は、空調工事の設計・施工部門(工事事業部門)と空調機器の製作・販売部門(製品事業部門)を別会社として各々専業化することが最善と判断し、同社は製品事業部門の会社としてそのまま事業を継続し、工事事業部門を分離独立させることとし、1969年10月1日現商号にて東京都中央区に当社を設立。資本金2億円。その後、1969年11月以降三井物産株式会社ほかの資本参加を得て現在に至る。同時に東京支店、大阪支店、名古屋支店を開設。

1970年代

  • 1973年5月建設業法が従来の登録制より許可制に改正されたことに伴い、当社の事業内容を次のとおりとする。空気調和、冷暖房、温湿度調整、換気給排水、衛生、防災設備、冷熱プラント、冷凍冷蔵、空気処理、公害防止・廃棄物処理などの環境保全設備、建築物、特殊建築物、工作物の設計、監理および工事請負ならびに関連装置の製作売買、保守、管理。
  • 1974年4月九州支店、中国支店、北海道支店設置。(出張所からの昇格)
  • 1977年9月東京都知事の1級建築士事務所登録。

1980年代

  • 1983年1月工学センター開設。(原子力本部事務所、研究開発拠点として利用)
  • 1984年5月東北支店設置。(営業所からの昇格)産業構造の変化に対応し、クリーンルーム装置などの新技術開発のため東京都江東区東雲に研究室を開設。(1987年1月、東京都江戸川区東葛西に移転)
  • 1985年6月事業内容に次の項目を追加。屋内電気設備ならびにそれに付帯する設備に関する設計、監理ならびに工事請負。
  • 1987年4月サービス工事部をR&Mセンターと改称し、改修・保守工事を強化。
  • 1989年4月横浜支店設置。(営業所からの昇格)

1990年代

  • 1990年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1991年4月東関東支店設置。(営業所からの昇格)
  • 1991年6月商号変更事業内容のうち「屋内電気設備ならびにそれに付帯する設備」を「電気および電気通信に関する設備」に変更。
  • 1991年10月商号変更休眠会社の株式会社ケイメイ(1992年5月に新日空サービス株式会社に社名変更)が空調設備の修理、メンテナンス等の事業を開始。(現・連結子会社)
  • 1993年9月M&A研究体制の強化および社員教育の充実を図るため、長野県茅野市に技術研究所(工学センターおよび東葛西の研究所を統合)・茅野研修所を開設。
  • 1993年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 1994年6月事業内容に「除塵・除菌」に関する設備の設計、監理ならびに工事請負を追加。
  • 1999年4月北関東支店設置。(総合営業所からの昇格)

2000年代

  • 2001年6月M&A北関東支店を東関東支店に統合し、関東支店に名称変更。
  • 2003年12月商号変更新日本空調工程(上海)有限公司(2020年5月に新日空(中国)建設有限公司に社名変更)設立。(現・連結子会社)
  • 2006年6月事業内容に次の項目を追加。空調設備、給排水設備、電気設備等のエネルギー消費の効率向上、環境負荷低減等に関するシステムの設計、施工、運転、監視ならびにそれらのコンサルティング業務。
  • 2007年9月本社を東京都中央区日本橋本石町から東京都中央区日本橋浜町に移転。
  • 2008年7月SHIN NIPPON LANKA(PRIVATE)LIMITED(スリランカ)設立。(現・連結子会社)

2010年代

  • 2010年12月商号変更SHIN NIPPON AIRTECH(SINGAPORE)PTE.LTD.(シンガポール、2016年2月にSNK(ASIA PACIFIC) PTE.LTD.に社名変更)設立。(現・連結子会社)
  • 2013年11月商号変更希霓科工貿(上海)有限公司(2020年5月に新日空工貿(上海)有限公司に社名変更)設立。(現・連結子会社)
  • 2015年6月商号変更事業内容のうち「建築物および特殊建築物ならびに工作物の設計、監理ならびに工事請負」を「建築および土木工事の設計、監理ならびに工事請負」に変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    長期ビジョン「SNK Vision 2030」の推進

    持続可能な地球環境の実現とお客様資産の価値向上に向け、ナレッジとテクノロジーを活用するエンジニア集団を目指し、建築設備システムの構築・提供・維持更新を通じて社会を支える。

  2. 02

    中期経営計画PhaseⅢの重点施策

    PhaseⅡの成果を踏まえ、社会の持続性と企業の持続性の両立を基本方針に、事業基盤拡充、生産性向上、成長投資、人的資本強化、サステナビリティ経営を推進する。

  3. 03

    ストックビジネスとワンストップ施工の強化

    受注基盤拡充のため、ストックビジネス(維持・更新)やワンストップ施工、地域戦略受注を強化。独自物流ネットワーク「SNK-SOLNet®」等を活用し資機材管理と現場生産性を向上。

  4. 04

    DX・成長投資と人的資本の充実

    スタートアップ連携、新基幹システム稼働、AI活用データ基盤整備等のDX投資を推進。採用・育成強化、働き方改革、技術継承により人的資本を充実させる。

  5. 05

    脱炭素と非財務課題への対応

    温室効果ガス削減目標のSBT認定取得やCDP気候変動評価「Aリスト」選定等、脱炭素・情報開示を高度化。空調熱源最適化サービス「EnergyQuest®ファミリ」等で顧客の脱炭素を支援。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,698人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,094万円で、9期前と比べて+28.3%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,531
2018年3月1,554
2019年3月85344.318.01,588
2020年3月79344.216.41,625
2021年3月85344.416.61,598
2022年3月90944.216.51,585
2023年3月95744.116.51,608
2024年3月95543.816.41,649
2025年3月98543.416.01,717658
2026年3月1,09443.315.91,698889

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率96.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 6 / 海外 4、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
技術開発研究所 茅野研修所 — 長野県茅野市1,237百万円
主な関係会社
  • 国内
    新日空サービス㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    日宝工業㈱
    神奈川県横浜市 西区
    議決権100.0%
  • 国内
    新日空(中国)建設 有限公司
    中華人民共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 国内
    新日空工貿(上海)有限公司(注)3
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新日空建築労務(上海)有限公司(注)3
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福建新日空投資諮詢 有限公司(注)3
    中華人民共和国 福建省厦門市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SNK (ASIA PACIFIC) PTE.LTD.
    Singapore · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SHIN NIPPON LANKA (PRIVATE) LIMITED
    Sri Lanka · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    新日空(香港)建設有限公司
    Hong Kong · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SNK ASIA PACIFIC VN CO., LTD (注)3
    Vietnam · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    大阪拘置所新営(機械設備)第3期工事
    法務省 · 2022-10-05
    22億円
  • 調達
    小倉拘置支所庁舎等新営(機械設備)工事
    法務省 · 2019-12-04
    15.5億円
  • 調達
    神戸航空交通管制部空気調和設備工事
    国土交通省 · 2024-12-27
    12.1億円
  • 調達
    東京高地裁中目黒分室(仮称)庁舎新営機械設備工事
    最高裁判所 · 2019-08-08
    8億円
  • 調達
    神戸航空交通管制部空気調和設備工事(Ⅱ期)
    国土交通省 · 2025-05-19
    2.8億円
  • 調達
    広島刑務所収容棟F等新営(機械設備)工事
    法務省 · 2019-04-08
    2.3億円
  • 調達
    東京国際空港東側電源局舎機械設備工事
    国土交通省 · 2016-11-04
    2.1億円
  • 調達
    小倉拘置支所庁舎等新営(機械設備)工事(第5回変更)
    法務省 · 2022-02-09
    8,950万円
  • 調達
    大阪拘置所新営(機械設備)第3期工事(第1回変更)
    法務省 · 2022-12-19
    8,550万円
  • 調達
    大阪拘置所新営(機械設備)第3期工事(第3回変更)
    法務省 · 2023-06-30
    8,500万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績の推移

有価証券報告書 14期分

直近14期の通期業績。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
希霓科工貿(上海)有限公司(2020年5月に新日空工貿(上海)有限公司に社名変更)設立。(現・連結子会社)
2013年3月2513
2014年3月2513
事業内容のうち「建築物および特殊建築物ならびに工作物の設計、監理ならびに工事請負」を「建築および土木工事の設計、監理ならびに工事請負」に変更。
2015年3月2614
2016年3月3724
2017年3月4229
2018年3月4634
2019年3月4231
2020年3月6846
2021年3月6746
2022年3月7454
2023年3月7956
2024年3月9772
2025年3月11312097
2026年3月151159122

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが116億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは118億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は269億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−8−1826−2658
2014年3月17−11−5661
2015年3月280−162875
2016年3月−591548−4478
2017年3月301−323174
2018年3月21541795
2019年3月−133−3−1081
2020年3月1122−70114124
2021年3月193−2522121
2022年3月704−4474154
2023年3月128−12−23116249
2024年3月−136−825−144135
2025年3月14220−102162201
2026年3月1162−52118269

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,354億円。このうち返さなくてよい自己資本が827億円で、自己資本比率は61.0%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月80431149338.7
2014年3月85034051040.0
2015年3月82638144546.1
2016年3月90337452941.4
2017年3月86739846945.8
2018年3月98343055343.6
2019年3月1,02043158942.0
2020年3月98944454544.7
2021年3月98650747951.3
2022年3月1,00053846253.7
2023年3月1,09158250953.2
2024年3月1,17465651855.8
2025年3月1,18269348958.6
2026年3月1,35482752761.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
233億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
580億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
527億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中22位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中55位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.0%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.0%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,125で、1年前と比べて+2.7%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥3,125-3.0%1ヶ月-4.4%1年+2.7%時価総額1,518億円
過去52週の値幅
安値¥2,761高値¥4,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.7倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR1.75倍
配当利回り3.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近5日間で3065円から3010円と下落し、25日線(3245.6円)を約7.3%下回る軟調な展開。52週高値4400円からは約32%下落したが、安値2761円からは約9%戻している。出来高は8月7日の906100株と急増後、8月19日にも367400株と高水準で、売り圧力が意識される。RSIは40.87と中立よりやや弱く、下値リスクに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 11.26倍、PBR 1.69倍、ROE 16%、配当利回り3.99%です。同業界平均のPER 13.75倍、PBR 1.53倍、配当利回り3.39%と比較すると、PER は平均を下回り、PBR はやや高めですが、ROE 16%は高く、配当利回りも平均を上回っています。今期予想PER 10.7倍と収益成長も期待され、割安と判断しました。ただしPBRがやや高く、業界平均を上回る点には注意が必要で、割安ながらPBR面では割高感もあり、両面性があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.7倍14.4倍
PER (予想)11.1倍
PBR1.75倍1.55倍
ROE16.0%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、3期連続の営業増益が続く収益基盤を評価する強気派と、非公表の売上高や工事採算の不透明さを懸念する弱気派の対立である。強気派は、省エネ改修やデータセンター需要の拡大で高付加価値工事の受注が伸び、利益率改善が続くと見る。弱気派は、首都圏依存が高く、景気減速や建設コスト上昇が採算を圧迫するリスク、また競争激化で受注単価が下がる可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 3期連続増益の実績

    営業利益が3期連続増加し、収益力の改善が確認できる

  • 環境関連需要の拡大

    省エネ改修や電力需給調整など、環境分野の受注が増加傾向

  • 高付加価値分野の伸長

    統合管理やデータセンター向け高度空調の引き合いが強い

  • 営業利益151億円と34%増益2026年Q1影響

    営業利益113億→151億円、純利益97億→122億円

  • ROE16%と高資本効率継続影響

    ROE16%とPBR1.69倍の資本収益性

  • 予想PER10.7倍へ改善決算発表後影響

    実績PER11.26倍に対し予想10.7倍に低下

  • 配当利回り3.99%と4%目前継続影響

    配当利回り3.99%と高水準で下支え

マイナスに働く材料7
  • 売上高非公表の不透明

    連結売上高が非公表で、成長性を評価しにくい

  • 首都圏依存リスク

    地域偏在が強く、地盤沈下や災害の影響を受けやすい

  • 競争激化の懸念

    ゼネコンや専門業者との競合で価格競争が激しい

  • 株価上昇率2.54%と取り残され継続影響

    営業利益34%増に対し株価は年+2.54%にとどまる

  • PBR1.69倍で上昇余地乏しい継続影響

    PBR1.69倍、ROE16%は市場に織り込み済み

  • 外国人保有8.11%と低い継続影響

    外国株主比率8.11%と低く買いフロー不在

  • 過去の純利益変動が大きい通年影響

    純利益72億→97億→122億円と急増の反動懸念

次の決算で確かめる点
受注高
将来の工事収入を占う先行指標
省エネ改修の受注比率
環境分野の成長性を確認するため
売上高(公表時)
非公表のため、開示されれば成長性の判断材料

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+37.5%いまの株価に対する利回りは3.84%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
3.84%
いまの株価に対して
配当性向
40.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2036.9
2018年3月2312.533.2
2019年3月2511.141.5
2020年3月3540.042.7
2021年3月350.033.7
2022年3月387.133.3
2023年3月406.735.7
2024年3月5025.037.0
2025年3月8060.038.2
2026年3月11037.540.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,554人。区分でいちばん多いのは事業法人36.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.2%を占め、残る44.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人42.842.142.940.139.136.9
個人・その他28.229.731.733.636.435.0
金融機関24.723.220.219.018.618.3
外国法人3.64.04.46.55.28.1
自己株式4.24.03.85.96.76.4
証券会社0.71.10.70.70.61.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01新日本空調協和会7.90
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.83
03新日本空調従業員持株会4.57
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.39
05株式会社三井住友銀行3.32
06日本電設工業株式会社3.13
07株式会社東芝2.58
08三井住友信託銀行株式会社2.47
09三井不動産株式会社2.06
10三井物産株式会社2.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+411%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは16.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月521,2324.510.648.2
2014年3月531,3484.112.344.2
2015年3月571,5084.017.242.0
2016年3月951,5266.210.429.5
2017年3月1201,6217.611.136.9
2018年3月1411,7618.411.333.2
2019年3月1301,8377.214.841.5
2020年3月1971,90610.611.042.7
2021年3月1001,0879.812.133.7
2022年3月1161,15210.48.333.3
2023年3月1201,24410.07.835.7
2024年3月1551,43411.611.237.0
2025年3月2121,52814.38.338.2
2026年3月2681,81716.012.240.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

4名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は4名。2026/3期の役員報酬は総額410百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
夏井博史取締役会長75
廣島雅則代表取締役社長 経営企画担当58
伊藤雅基取締役 専務執行役員 技術統括担当66
井上聖取締役 常務執行役員 管理本部長61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61691602035058
社外取締役536367
取締役(社内)1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容618字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社ならびに子会社10社で構成され、空気調和、冷暖房、換気、環境保全、温湿度調整、除塵、除菌、給排水、衛生設備、電気設備等の設計、監理ならびに工事請負を行い、幅広い分野の環境づくりに貢献しております。 当社グループの事業における位置づけおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 設備工事事業 当社グループは設備工事事業を営んでおり、国内連結子会社である新日空サービス株式会社は当社の工事施工に伴う施工協力および空調設備等の保全業務を行っており、日宝工業株式会社は電気設備工事、産業施設設備工事を施工しております。海外連結子会社である新日空(中国)建設有限公司は空調設備工事を施工しており、新日空工貿(上海)有限公司は主に同社の工事施工に伴う資機材納入、新日空建築労務(上海)有限公司は同社の工事施工に伴う施工協力、福建新日空投資諮詢有限公司は同社の工事施工に伴う市場調査、環境保全、建築設計、施工等に関するコンサルティング業務、新日空(香港)建設有限公司は空調設備工事を施工しております。SNK (ASIA PACIFIC) PTE.LTD.、SHIN NIPPON LANKA (PRIVATE) LIMITEDおよびSNK ASIA PACIFIC VN CO., LTDは空調設備工事を施工しております。 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題10,393字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。なお、将来に関する事項は、事業環境、需要動向、資材価格、労務需給、気候変動、技術動向その他の要因により、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針 当社グループは、未来における企業価値の持続的な向上を図るべく、企業理念として「使命」と「価値観」を定義しております。本理念は当社グループ社員全員の価値観の共有化を図ると共に、判断・行動の拠りどころとなり、本企業理念の下、未来に向けた「あるべき姿」を目指し、グループ一体となって、企業価値の向上に努めてまいります。 企業理念 「使命」 Fill your tomorrow 社会と自然の調和を育み、未来へ向けた思いを満たす。 人や社会、環境の調和を尊重し、また、つながりを大切にしながら、空調を核とする事業を通して、お客様や社会からの期待に応える企業として、これからも社会に貢献します。 「価値観」 調和 社会と自然に敬意を払い、つながりを大切にします。 「社会へ向けて」 全ての人・社会・自然とのつながりと多様性を尊重します。 探究 豊かな発想力と熱意を持って、新たな価値の創造に挑みます。 「仕事の姿勢」 未来に対して大胆に挑戦し、創造力を発揮する専門性と人間力を磨きます。 真摯 何事にも強くしなやかに向き合い、期待に応えます。 「個人の資質」 アクティブで且つスピーディーでありながらも誠実さを大切にし、良い品質をお客様に提供します。 絆 仲間と共に、わくわくしながら、成し遂げる喜びを分かち合います。 「仲間へ」 職場の仲間・協力会社の皆さんと、創造し提供する喜びを分かち合い、 また、家族との大切な時間を共有することを大切にします。 会社の方針 新日本空調グループは、『会社の方針』として、次のように事業環境を整えることをお約束します。また、万一、本方針に反する事態が発生した場合、経営トップ自ら率先して問題解決にあたり、原因究明、再発防止に努めます。 「コンプライアンス」 役員・従業員は、法律・社会規範・社内ルールを守ります。違法や違反する行為の動機が、「会社のため」、「お客様のため」という職務上のことや、上司の指示であっても例外ではありません。違法行為、社内ルール違反には厳正な姿勢で臨みます。また、そのような行為を出来る限り未然に防ぐために、社内外通報制度を整備、公開し、その通報者を守ります。 「公正な事業慣行」 役員・従業員は、関係法令および社内ルールを含む腐敗防止や公正な競争、利益相反行為の禁止、贈収賄防止、反社会的勢力との接触禁止、インサイダー取引の防止(以下、腐敗防止等という)に取り組み、公正さ、誠実さおよび透明性を以て事業活動を推進します。また、腐敗防止等に対する取り組みが不十分と認められる取引先等についても、当社との取引停止を含めた厳しい対応で臨みます。公正さ、誠実さおよび透明性のある事業活動の遂行により、社会、顧客、ビジネスパートナー等のステークホルダーから得られる信用・信頼こそが、かけがえのない財産であることを認識し、活動します。 「リスクマネジメント」 事業運営上のあらゆるリスクに的確に把握・対応し、経営の健全性を確保することがコーポレート・ガバナンスの重要な基盤であると認識し、連絡体制を強化し、訓練等を通して迅速な対応に努めます。 「情報セキュリティ管理」 顧客情報や特許権、商標権、著作権等の知的財産の情報と情報システム等の資産を適切に保護・管理し、積極的に活用します。また、従業員に対しては、情報セキュリティに関する意識向上を図ると共に、知的財産や情報管理に関する教育・訓練を実施し、紛失、盗難、不正使用等を防ぎます。 「情報開示と社内外コミュニケーション活動」 社会から信頼される企業集団であることを目指し、正確かつタイムリーな情報に基づき、積極的な広報活動を通じて、ステークホルダーとのオープンで公正なコミュニケーションに努め、経営の透明性の向上を図ります。また、ステークホルダーの皆様からの要望を受け止めると共に、建設的な対話を行い、企業価値の向上に役立てます。 「環境」 持続可能な地球環境の実現のために、気候変動の緩和と適応や環境への負の影響の最小化に向け、環境問題を経営の重要課題と位置づけ、事業活動のみならず、職場環境に至るまで、全ての業務プロセスにおいて、環境に配慮した活動を推進します。また、調達先や協力会社に対しても、環境に配慮した業務遂行を求め、地球環境の改善に努めます。 「労働安全衛生」 働く人々の安全確保が企業にとって最重要基盤であると考え、事業活動において、派遣社員、協力会社を含めた働く人々の安全衛生を最優先し、安全で働きやすい環境を確保します。従業員の心身の健康維持・増進を積極的に支援して、健康経営に関する従業員と会社との円滑なコミュニケーションを図ります。また、従業員の声に耳を傾け、一人ひとりが積極的に仕事に取り組み、自由で闊達な発想力を活かす、平等で差別のない明るい職場環境を提供します。更に、ワークライフバランスの充実、労働時間以外の時間帯の適切な確保をサポートし、働きがいを持ち続けられる会社作りを目指します。 「ダイバーシティ」 社会に向けて新たな価値を創造し続けるためには、多様性がもたらすイノベーションが不可欠であると考えています。あらゆる属性の人が平等な雇用と活躍の機会を確保され、多様な個性や能力を十分に発揮できるよう、ダイバーシティ経営を推進します。また、多様性を持った人材の広がりを大切にし尊重すると共に、全ての従業員の公正な処遇を重視します。 「人権」 あらゆる事業活動において、全てのステークホルダーの皆様の基本的人権および個人の尊厳を尊重し、人権侵害に加担しません。万一、事業活動や商品・サービスが、人権への悪影響を及ぼしていることが判明した場合は、適切かつ速やかに対処します。また、不適切な言動によるハラスメント行為を許しません。ハラスメントとなる行為には厳正な姿勢で臨みます。 「労使関係」 「労使相互信頼と相互責任」を基本に、従業員がそれぞれの立場において、プロフェッショナルとして活き活きと活躍できるよう、均等な雇用機会と公正な労働条件を提供します。 「人材育成」 従業員は企業にとって大切な経営資源であり、企業の持続的成長のために人材育成が最も重要であると認識しています。このため、人的資源の高度化を図ることや、従業員一人ひとりがプロフェッショナルとして高い専門性を持って仕事に取り組むことができるよう、それぞれの資質・能力を伸ばすプログラムを提供します。また、過去の経験や先輩から引き継いだ「ナレッジ」の有効活用を図るために、技術に関わる情報の開示に努め、エンジニアの一人ひとりが自信を持って、仕事に取り組むことが出来るように当社技術情報を整備更新します。 「地域コミュニティ」 持続可能な地域づくりのためには、コミュニティの機能不全や活力低下、都市生活の基盤の脆弱化は、重要な社会問題であると認識しています。このような認識のもと、行政や地域コミュニティと協働し、コミュニティの育成と活性化を支援します。また、自然災害やパンデミック等、地域コミュニティが機能不全になるような事態には、関係者の安全を確保した上で、被災地域の復旧・復興支援およびお客様事業の早期再開の支援を行うことに努めます。 「公平、公正な調達」 規模・実績の有無を問わず、開かれた公平でかつ公正な参入機会を提供し、品質、技術、数量、納期の確実性に加え、経営の安定性、技術開発力、環境や社会への取り組み等も総合的に勘案して、調達先を選定します。 「品質」 顧客が期待する価値を的確に捉え、全ての業務プロセスにおいて、“品質へのこだわり”を持ってSNK品質の提供を行い、信頼され、満足していただける技術とサービスを提供します。そのために各部署、プロジェクトにおいて品質目標を設定し、品質マネジメントシステムを実施し維持すると共に、マネジメントレビュー等を通じて継続的改善を図ります。 「技術革新への取り組み」 技術開発や異業種とのコラボレーションによるイノベーションにも積極的に取り組み、将来に向けて一歩先の先鋭的技術(テクノロジー)の取得と活用に努めます。 行動指針(従業員の日常行動の心構え) 「夢を持とう」 自分の夢を持ち、それに向かって仕事に取り組むことで、次への扉が開きます。 「誠実に生きよう」 約束や規範を守り、自分に誇れる言動が、他者や社会からの信頼を厚くします。 「当事者意識を持とう」 当事者としての意識を持ってチームの課題に取り組むことで、自信と謙虚さが生まれます。 「学び続けよう」 日々の仕事を通じて専門性や人間性を磨くことが、自己の成長とやりがいにつながります。 「やってみよう、そしてやり遂げよう」 失敗を恐れず挑戦し、その経験を活かすことで、課題を乗り越えることができます。 「支え合おう」 他者への敬意を忘れず、お互いの成功をともに喜び合い、励まし合うことで、強いチームワークが生まれます。 「感謝を伝えよう」 明るい笑顔で心から感謝の気持ちを伝えることで、強く温かい信頼の輪が広がります。 (2) 経営環境 当連結会計年度における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の不安定化、中国経済の減速、サプライチェーンの再編、為替・金利動向、エネルギー価格および気候変動の影響等により、先行きの不確実性は高まっております。 日本経済は、企業の設備投資が継続しておりますが、エネルギー価格の高止まり、円安に伴う物価上昇等が事業運営上の下振れ要因となりました。また、労働市場では人手不足が一段と深刻化しており、専門人材および技能者の確保・育成・定着が重要な課題となっています。 建設業界では、大規模開発、データセンター、半導体・医薬品関連工場、老朽設備の更新、省エネルギー改修等設備投資は堅調に推移しました。他方で、資材、労務、物流コストの上昇、熟練技術者の不足、工期・品質・安全管理の高度化により、案件別の損益管理と施工体制の強化が一層重要となっております。さらに、カーボンニュートラルへの対応、AI・IoT・BIM等を活用したデジタル化、資源循環、生物多様性、水資源、ウェルビーイング等の非財務課題への対応も、競争力を左右する要素として重要性を増しております。 (3) 経営計画 当社グループは、将来起こりうる変化やその先の見通しに対して、柔軟且つ機敏に対応できる組織であるために、2030年を節目とした長期経営方針となる10年ビジョン「SNK Vision 2030」を定めております。 [ SNK Vision 2030 ] の基本方針 新日本空調グループは、 持続可能な地球環境の実現と、お客様資産の価値向上に向け、 ナレッジとテクノロジーを活用するエンジニア集団を目指します。 当社グループが提供する建築設備システムは、お客様の重要な資産となり、事業活動の源泉となるものです。従って、当社グループは建築設備システムを構築、提供し、維持更新する活動を通じ、お客様のみならず、多くのエンドユーザーの生活や環境を当社のナレッジとテクノロジーで支え続けていきます。 (4) 中期経営計画「SNK Vision 2030 PhaseⅡ」(2023~2025年度)における取り組みと成果 当社グループは、「SNK Vision 2030」の実現に向け、中期経営計画PhaseⅡ(2023年度~2025年度)を推進し、「社会の持続性」と「企業の持続性」の両立を基本方針に掲げ、事業基盤の拡充、生産性向上、成長投資、人的資本の強化およびサステナビリティ経営の推進に取り組みました。 PhaseⅡ期間においては、旺盛な建設需要を着実に取り込み、受注工事高、完成工事高および繰越工事高はいずれも拡大しました。また、採算性の改善、プロジェクト管理の高度化、施工体制の効率化を進めたことにより収益力が向上し、主要な経営数値目標を1年前倒しで達成するなど、事業基盤の強化に一定の成果を上げました。 具体的には、ストックビジネス、ワンストップ施工および地域戦略受注の強化により受注基盤を拡充するとともに、当社独自の物流・加工ネットワーク「SNK-SOLNet®」およびロジスティクス管理ツール「ConstraX」を活用し、資機材管理の高度化、現場生産性の向上および安定的な施工体制の構築を進めました。 また、スタートアップ企業との連携、新基幹システムの稼働、AI活用を見据えたデータ基盤の整備などを通じて、DXおよび成長投資を推進するとともに、採用・育成の強化、働き方改革、技術・ナレッジの継承に取り組み、人的資本の充実を図りました。PhaseⅡ期間中の成長事業、人的資本およびデジタル関連投資は約140億円となりました。 サステナビリティ面では、温室効果ガス削減目標に関するSBT認定の取得、CDP気候変動評価における「Aリスト」選定、サプライヤーエンゲージメント評価における最高評価の獲得、TCFD提言に基づく情報開示の推進等により、脱炭素に向けた取り組みと情報開示の高度化を進めました。また、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されるなど、外部評価の向上にもつながりました。 さらに、当社が培ってきた空調・環境制御技術を新たな成長領域へ展開する取り組みとして、JAXAが公募した「宇宙戦略基金事業(第二期)」に連携機関として採択され、有人宇宙活動に不可欠な環境制御・生命維持システムに関する技術開発に取り組んでおります。また、空調熱源の最適化と脱炭素支援を行う「EnergyQuest®ファミリ」の展開を進め、お客様の脱炭素、運転コスト削減、省力化および設備価値向上に資する提案力の強化を図りました。 資本効率の改善に向けては、政策保有株式の削減を進め、PhaseⅡ期間中に47億円規模を削減し、2022年度末比で21.8%の削減を達成しました。 一方で、労働人口の減少、資機材・労務費の上昇、サプライチェーンの制約、脱炭素対応の高度化、デジタル技術およびAIの急速な進展等への対応は、引き続き重要な経営課題です。PhaseⅢにおいては、PhaseⅡで強化した収益基盤、施工体制、人的資本および技術基盤を活かし、収益力と資本効率のさらなる向上に取り組んでまいります。 (5) 中期経営計画「SNK Vision 2030 PhaseⅢ」(2026~2029年度)における2030年にありたい姿の実現とマテリアリティへの対応に向けた基本戦略と対処すべき課題 中期経営計画PhaseⅢは、「SNK Vision 2030」の実現に向けた総仕上げであると同時に、その先の成長ステージへつなぐ重要な期間と位置付けております。これまでの取り組みを踏まえ、継続すべきテーマと新たに顕在化した課題を整理したうえで、2030 年に向けたありたい姿を再定義しました。デジタルとグリーンを両輪に、既存事業を進化させながら、将来の成長基盤を築いてまいります。 2030年に向けたありたい姿として、当社グループは、快適な空間をつくることにとどまらず、健康、安全、省エネルギー、脱炭素およびレジリエンス※を統合した価値として「カイテキ」を創造し、人と社会と地球が調和する豊かな環境の実現を目指しております。 [ありたい姿] ・空調工事を核に社会のニーズに応える技術力を磨き、地球環境への貢献を事業成長につなげ、持続的に成長している ・「カイテキ」を統合価値と位置付け、企画・提案から施工、維持管理、改修まで一貫して提供し、顧客資産の価値向上に貢献している ・省エネルギーと脱炭素を軸に、環境価値と収益性を両立している ・高付加価値業務へ集中できる働き方が定着し、生産性とウェルビーイングが両立している ・事業の実態が共通指標により可視化され、意思決定の精度と実行力が高まっている ・ナレッジの蓄積・再利用により属人化を抑制し、学び続ける組織へ進化している ・データと先端技術を活用した協働が定着し、意思決定と実行のスピードを高めている ・多様な顧客とサプライチェーンと共に価値を磨く共創パートナーとして選ばれている ・独自性と強みが言語化・可視化され、社内外に認知されている ・人材の経験、スキル、実績が可視化され、育成、配置、評価に一貫して活用されている ・透明性ある情報開示と対話を通じて信頼を獲得し、企業価値を高める体制が整っている ※レジリエンス:自然災害、気候変動、社会情勢の変化、供給制約などの不確実性に対して、事業と顧客の快適性を維持・回復・進化していく力。 当社グループが優先して取り組むマテリアリティは、次の5つです。 [マテリアリティ] ありたい姿の実現に向け、当社グループと社会・環境への影響を踏まえ、優先して取り組むテーマとして、次の重要課題を設定します。 優先して取り組む5つの重要課題 1.デジタルによる価値創出 2.脱炭素とレジリエンスの強化 3.人的資本と組織基盤の進化 4.持続可能型バリューチェーンの確立 5.未来成長領域の創造 これらのマテリアリティへの対応に向け、当社グループは以下の5つの基本戦略を推進します。 [デジタルフロンティア戦略] データ、ナレッジおよびAIを経営の基盤として活用し、業務プロセスの全体最適を進め、意思決定と実行を高度化・迅速化する。 1.データ連携を軸に、業務全体で一貫して活用できる基盤の整備 2.事業の可視化と共通指標の整備による意思決定および計画の精度向上 3.ナレッジの蓄積・再利用を促進する仕組みの定着 4.AI利活用の信頼性を高めるガバナンスおよび運用体制の整備 5.業務プロセスの再設計による経営資源の高付加価値領域への重点配分 [グリーンイノベーション戦略] 省エネルギーと脱炭素を中核に「カイテキ」の提供価値を高め、資源循環とレジリエンスを一体で強化して、環境価値と収益性を両立させ、社会課題解決に資する事業モデルを進化させる。 1.企画・提案から施工、維持管理、改修まで一貫した環境価値の提供力強化 2.運用段階におけるエネルギー最適化と継続的改善の推進 3.資源循環の全体最適に向けた標準化と仕組み化 4.冷媒対応の高度化に向けた管理・品質体制の強化 5.レジリエンスの強化を通じた平時と有事の両面で快適性と事業継続を支える提供力の強化 [人的資本・エンゲージメント戦略] 採用から育成、配置、定着までを一体で捉え、人材情報の可視化を通じた適材適所、働き方の高度化、挑戦を後押しする環境整備および知の継承により、社員の成長とエンゲージメントを高め、組織の持続的な価値創出を実現する。 1.人材確保と定着に向けた魅力発信および採用・定着施策の強化 2.人材情報の可視化と活用基盤の整備による適材適所の実現 3.業務プロセスの標準化と役割分担による働き方の高度化 4.挑戦を後押しする環境整備による挑戦と成長の循環の創出 5.学びと伝承が循環する知の継承の仕組みの定着 [価値共創・収益力戦略] 安定成長を支える事業ポートフォリオと施工体制を強化して収益構造を高度化し、独自の強みを活かした価値提案を磨き、多様な顧客とサプライチェーンと共に選ばれ続ける事業基盤を構築する。 1.注力分野と投資の方向性の明確化による事業構造の強化 2.強みの明確化と発信を通じた提案力およびブランド力の強化 3.建物のライフサイクル全体で価値を届ける一貫提供体制の整備 4.受注判断とプロジェクト運営の精度向上による収益安定性の向上 5.施工体制の持続性を支えるサプライチェーンとの協働の強化 [未来事業創造戦略] 「カイテキ」の提供価値の幅を広げ、未来の成長につながる事業とサービスを育て、事業化までを継続的に生み出す仕組みを整えて成長分野での存在感を高める。 1.顧客連携を起点とする継続的なテーマ創出体制の整備 2.「カイテキ」の提供価値の明確化と発信力の強化 3.重点領域への集中、知見の蓄積および新領域への展開を通じた継続的な挑戦の強化 4.価値の検証と改善につながる評価・改善の枠組みの整備 5.事業化の再現性を高める共通プロセスと推進体制の整備 本計画は、2030 年に向けたありたい姿を実現するための実行計画です。各戦略を具体的な施策へ落とし込み、責任体制と優先順位を明確にしたうえで、進捗と課題を継続的に可視化します。また、法令・コンプライアンスおよび安全を最優先に、事業環境の変化に応じて施策を適宜見直しながら、着実に成果へつなげてまいります。 (6) 経営指標目標 当社グループは、「SNK Vision 2030 PhaseⅢ」において、最終年度である2029年度(2030年3月期)の連結経営数値目標を次のとおり定めております。本中期経営計画の推進を通じて、中長期的な経営体質の強化を図り、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 科目   2029年度目標 受注工事高   2,200億円 完成工事高   2,000億円 営業利益(率)   240億円   (12.0%) 経常利益(率)   245億円   (12.3%) 親会社株主に帰属する当期純利益(率)   180億円   (9.0%) ROE(%)   18%以上 (7) 投資計画 将来の収益基盤の拡大および競争優位性の確立に向け、PhaseⅢ期間において、4年間で総額300億円規模の成長投資を戦略的かつ選別的に実施する方針です。対象領域は、既存事業の収益力強化、社会課題解決に資するソリューション、人的資本、AI・デジタル・GX・R&D、M&Aおよび新たな成長分野への事業展開等です。 また、成長投資の実行にあたっては、戦略適合性、投資採算性、投資回収期間、リスク、事業シナジーおよび資本コストを踏まえて判断し、ROE向上および中長期的な企業価値向上への貢献度を継続的に検証してまいります。 投資領域   投資規模 人的資本、AI・デジタル・GX・R&D、M&A、 新規事業展開、既存事業の収益力強化、 社会課題解決に資するソリューション等   総額300億円 (8) 資本政策 [資本政策の基本方針] 当社グループは、将来にわたる持続的な企業価値の向上と資本効率の改善を両立させることを資本政策の基本方針としております。資本コスト、資本収益性および市場評価を重要な経営指標として認識し、ROE、PBR、株主資本コスト、株価水準等を継続的に把握・分析しております。 これらの状況については、取締役会において定期的に確認し、成長投資、財務健全性、政策保有株式の削減および株主還元のバランスを踏まえ、資本政策の妥当性を検証しております。「SNK Vision 2030 PhaseⅢ」においては、ROE18%以上を経営目標として掲げ、資本コストを意識した経営を徹底することで、中長期的な価値創造の実現を目指してまいります。 [政策保有株式に関する方針] 政策保有株式については、事業上の合理性や資本効率の観点から保有意義を継続的に検証し、保有の適否を判断しております。個別銘柄ごとの保有意義については、毎年、取締役会において、保有目的、取引状況、保有に伴う便益、資本コスト、株価変動リスク、売却可能性および発行体との関係等を総合的に確認し、保有継続の合理性を検証しております。 「SNK Vision 2030 PhaseⅢ」においては、政策保有株式の削減を継続し、2029年度末までに、純資産に対する政策保有株式の比率を20%未満とすることを目標としております。政策保有株式の削減により創出した資本については、成長投資および株主還元へ有効に活用し、資本効率の改善と企業価値の向上につなげてまいります。 [株主還元] 当社グループは、株主還元を経営上の重要課題の一つと位置付け、安定的かつ継続的な還元を基本方針としております。 「SNK Vision 2030 PhaseⅢ」においては、業績動向、財務状況および成長投資とのバランスを勘案しながら、PhaseⅢ期間累計で300億円規模の株主還元を実施する方針です。また、配当については、DOE(株主資本配当率)5%を下限とし、2029年度まで累進配当を継続する方針としております。 加えて、自己株式の取得については、PhaseⅢ期間中に200万株規模を目安として、資本効率、株価水準、財務状況および投資機会等を総合的に勘案しながら、機動的に実施してまいります。 当社グループは、成長投資、財務健全性および株主還元のバランスを重視しながら、株主・投資家の皆様との建設的な対話を通じて、成長戦略、資本政策および株主還元方針への理解促進を図り、市場からの信頼性向上と企業価値の持続的な向上に努めてまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社が財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループはこのようなリスクの認識にもとづき、リスクの防止および会社損失の最小化を図ることを目的とし、グループ全体のリスク管理に関する必要な事項をリスク管理規程に定めております。 各リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当社グループの連結業績等に与える影響は、当該リスクの内容、発生規模、継続期間その他の要因により異なりますが、当社グループは、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を中心としたリスク管理体制のもと、各リスクの把握、評価および対応策の実施により、リスクの低減および会社損失の最小化に努めております。また、受注時の採算性確認、工事原価・工程・検収予定の管理、契約条件の精査、調達先の分散、災害発生時の連絡・初動対応体制の整備等により、各リスクの特性に応じた対応を行い、顕在化した場合の影響の低減に努めております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況・建設市場状況の変動リスク 当社グループが事業を展開している市場は、その大部分を日本国内が占めており、日本国内における景気の後退、民間設備投資または公共投資の減少、金利・為替・金融市場の変動その他建設投資の状況に影響を及ぼすような不測の事態が発生した場合には、受注機会の減少、受注価格の低下、工事採算の悪化等を通じて、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 また、ウクライナ情勢の長期化や中東地域を含む国際情勢の不安定化、各国の通商政策・関税政策の変更等により、エネルギー価格、資機材価格、物流費、為替および金融市場等が大きく変動した場合には、資機材調達コストや外注費の増加、資機材の調達遅延、工事採算の悪化、工期の遅延等を通じて、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 これらのリスクについて、現時点において顕在化する可能性は相対的に高くないものと認識しておりますが、国内外の景気動向、建設投資の動向および国際情勢の変化に応じて、短期から中長期にわたり顕在化する可能性があります。 (2) 安全・品質管理リスク 当社グループは、労働災害および多発する交通事故撲滅のため、安全教育や作業現場への安全点検パトロール等を実施しております。事故原因の解明や周知、類似事故防止策の策定等、安全管理を徹底し、安全な作業環境を整え施工を行っておりますが、重大な労働災害および交通事故が発生した場合は、工事の進捗に多大な影響を与えると共に、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループは、工事の施工における品質の維持・向上のため、入念な施工計画の立案や確かな技術力のある専門業者の選定、安全な作業環境の整備等により、施工管理を行っておりますが、重大な品質事故や苦情事故が発生した場合は、工事の進捗に多大な影響を与えると共に、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (3) 工事に関するリスク(採算、遅延および業績の季節性) 当社グループは、経済環境の変化による資機材の価格および労務費の急激な高騰や工事の施工における想定外の原価追加により不採算工事が発生した場合は、工事損失引当金の計上等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループは、工事の施工において、重大な品質事故や労働災害が発生した場合、また、工期延長、当社グループの技術者不足等により大幅な工期遅延が発生した場合、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 また、当社グループの工事案件は、契約条件または発注者の予算執行上の都合等により、工事の完成、検収および引渡しが第4四半期に集中する傾向があります。このため、完成工事高および各段階利益は第4四半期に偏重する傾向があり、同四半期に大型案件の工期遅延、検収遅延、追加原価の発生等が生じた場合には、通期の連結業績に重要な影響を与える可能性があります。 (4) 人材確保・流出に関するリスク 当社グループは、新たな人事制度の導入等により、定年年齢の引き上げや人材の育成・確保に努めておりますが、若年層・専門性を有する人材の慢性的な不足および流出により事業活動に重要な影響を与える可能性があります。 (5) 建設業の担い手不足に関するリスク 当社グループは、協力会社の技能労働者の確保に努めておりますが、建設業における技能労働者の高齢化が進む一方で、若年層の技能労働者の入職が低迷しつつある中、世代交代が進まず、施工生産体制の確保が困難になることにより、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (6) 海外事業リスク 当社グループは、アジアを中心とした海外においても事業を手掛けており、事業を展開する国・地域において、テロ、暴動等が発生した場合に、現地情報の把握に努め、適切に対応しておりますが、予期し得ない法的規制・租税制度の変更、政情不安および経済状況や為替レートの急激な変動等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (7) 人権に関するリスク 当社グループは、サプライチェーンを包含する「人権」に関するリスクに対処するため、「人権方針」を策定し、人権デューデリジェンスを推進しておりますが、「人権」に関する負の影響の原因となったり、助長したことが判明したりした場合は、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (8) 気候変動・自然災害に関するリスク 当社グループは、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進しておりますが、脱炭素社会への「移行」に向けたリスクとして、カーボンプライシング、すなわち炭素税や排出量取引制度等の導入によるコストの増大等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。また、気候変動による「物理的」変化のリスクとして、台風や洪水による機器や資材の入荷遅延、原価高騰、高温による熱中症や昼間工事の中断、交通インフラの不測の影響による労働力不足等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 さらに、地震、台風、豪雨、洪水その他の大規模な自然災害が発生した場合には、施工中の工事の中断または大幅な遅延、当社グループの事業所、施工現場、資機材等の損傷、従業員および協力会社の作業員の安全確保に伴う施工停止、物流網またはサプライチェーンの混乱等が生じる可能性があります。その結果、工期の遅延、追加原価の発生、復旧費用の発生、資機材調達コストの増加等を通じて、当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があります。 (9) 環境リスク 当社グループは、取引先に対し温室効果ガス排出量削減提案を実施する等、環境負荷低減に向けた事業活動を行っております。また、フロン等の取扱いにおいて、法令を順守し適正な処置を実施しておりますが、廃棄物の排出や大量のフロン漏洩等の環境破壊を引き起こす事象を発生させた場合は、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (10) 法的規制リスク 当社グループの事業活動は、建設業法、労働安全衛生法、独占禁止法等、各種法令等による規制を受けており、これら法令等の改廃または新たな規制の制定が行われた場合には、新たな義務の発生や費用負担の増加、権利の制約等が発生する可能性があります。また、当社グループは、各種法令等が順守されるよう役職員に対しコンプライアンスの徹底を図っておりますが、これらに違反する事象が発生した場合は、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、事業の停止等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (11) 保有資産の変動リスク 当社グループが保有している有価証券等の価値が大幅に下落した場合は、評価損の発生により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (12) 取引先の信用不安リスク 当社グループの主要な事業である建設業における請負契約は、一つの取引における契約金額が大きく、工事完成時または引き渡し時に多額の工事代金が支払われる傾向にあります。そのため、工事代金の受領前に取引先が信用不安に陥った場合には、工事代金の回収が困難になり、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (13) 情報管理リスク 当社グループは、経営情報や技術情報等の重要な機密情報や、取引先およびその他関係者の個人情報を保有しております。これらの情報の外部への流出を防止するため、社内規程の整備や役職員への周知徹底、セキュリティシステムの強化等対策を講じておりますが、社外からの不正アクセス、社内における不正使用等、不測の事態によりこれらの情報が漏洩した場合は、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (14) 新たな感染症の感染拡大リスク 当社グループは、新たな感染症の感染拡大をリスクとして捉えていますが、受注活動の停滞、手持工事の延期や中止、工事現場の閉所による工期の延長等により、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。 (15) イノベーションに関するリスク 当社グループは、脱炭素社会の実現や様々な社会課題の解決に向けた新たな技術開発や、長期経営方針である10年ビジョン「SNK Vision 2030」の達成に不可欠なデジタルトランスフォーメーションをはじめとするイノベーションを進めておりますが、先行的な投資が必要となっており、目標とする成果が得られない場合は、当社グループの財政状態および経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,953字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度末の財政状態は、総資産は、前連結会計年度末に比べ172億2千4百万円増加し、1,353億9千1百万円となりました。負債は、前連結会計年度末に比べ38億4千9百万円増加し、527億2千1百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末に比べ133億7千5百万円増加し、826億6千9百万円となりました。 当連結会計年度の経営成績は、受注工事高は、前連結会計年度に比べ238億7千1百万円増加し、1,777億6千2百万円となりました。完成工事高は、前連結会計年度に比べ171億9千9百万円増加し、1,548億8千4百万円となりました。営業利益は、151億2千8百万円(前連結会計年度 113億4千6百万円)、経常利益は、158億8千1百万円(前連結会計年度 119億7千6百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は、121億5千4百万円(前連結会計年度 96億5千6百万円)となりました。 受注工事高(百万円)   完成工事高(百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比   2025年3月期   2026年3月期   前期比 設備工事事業   153,891   177,762   15.5   %   137,684   154,884   12.5   % ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、268億6千9百万円となり、前連結会計年度末の201億2千万円と比較すると67億4千9百万円の増加(前期比33.5%増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益168億7千8百万円、売上債権の増加による支出37億6千2百万円等により116億2千1百万円の資金の増加(前連結会計年度は142億3千8百万円の資金の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の売却による収入14億7千5百万円、有形固定資産の取得による支出5億6千万円および投資有価証券の取得による支出5億4千9百万円等により1億9千7百万円の資金の増加(前連結会計年度は20億4千8百万円の資金の増加)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期借入金の純減少額14億円、配当金の支払額40億8千3百万円等により51億6千9百万円の資金の減少(前連結会計年度は101億8千4百万円の資金の減少)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる設備工事事業では、生産実績を定義することが困難であり、請負形態をとっているため、販売実績という定義は実態に即しておりません。 よって受注及び販売の実績については、「①財政状態及び経営成績の状況」において記載しております。 なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりであります。 (a) 受注工事高、完成工事高、次期繰越工事高 期別   前期繰越工事高   当期受注工事高   計   当期完成工事高   次期繰越工事高 (百万円)   (百万円)   (百万円)   (百万円)   (百万円) 第56期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   88,147   122,329   210,477   111,049   99,427 第57期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   99,427   154,812   254,239   128,404   125,834 (注)1  前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減があるものについては、当期受注工事高にその増減額を含めております。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2  次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。 (b) 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は特命と競争に大別されます。 期別   特命(%)   競争(%)   計(%) 第56期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   56.7   43.3   100.0 第57期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   53.5   46.5   100.0 (注)  百分比は請負金額比で示しております。 (c) 完成工事高 期別   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 第56期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   6,985   104,063   111,049 第57期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   9,730   118,673   128,404 (注)1  完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 第56期 キオクシア㈱   キオクシア岩手520棟(CR棟)第1期CR動力設備・動力配管工事 LINEヤフー㈱   LINEヤフー白河データセンター6号棟・7号棟 増築工事 大成建設㈱   虎ノ門アルセアタワー 清水建設㈱   BLUE FRONT SHIBAURA TOWERS 東芝デバイス&ストレージ㈱   東芝デバイス&ストレージ㈱姫路半導体工場 #450号建屋新築機械設備工事 第57期 大成建設㈱   SMC遠野サプライヤーパーク建設計画機械設備工事 東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱   八重洲一丁目東地区エネルギーサービス設備建設工事 ㈱サンケイビルテクノ   曽根崎データセンターテナント工事 ㈱竹中工務店   豊田自動織機 事務棟新築工事(空調設備工事) 大成建設㈱   OMIYA SOUTH GATE増築プロジェクト 2  完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先及びその割合は次のとおりであります。 第56期 清水建設㈱           17,409百万円      15.7% 第57期 清水建設㈱           15,141百万円      11.8% (d) 次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 13,046   112,788   125,834 (注)  手持工事のうち主なものは、次のとおりであります。 大成建設㈱   八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 南街区   2029年7月完成予定 鹿島建設㈱   世界貿易センタービルディング新本館・ターミナル新築工事   2027年2月完成予定 清水建設㈱   オリンパス辰野2期新棟計画   2026年6月完成予定 大東建託㈱   品川イーストワンタワーZEB化改修工事   2028年3月完成予定 ㈱大林組   梅田ダイビル リニューアル工事(1期工事)   2028年6月完成予定 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、一定の会計基準の範囲内で、見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績や状況に応じて見直しを行っておりますが、不確実性が伴うため、実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (当社グループの当連結会計年度の経営成績等) (a) 財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は998億1千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ99億7千8百万円増加しております。主な要因は、現金預金の増加30億6千5百万円、受取手形・完成工事未収入金等の増加59億4千2百万円および電子記録債権の減少17億7千5百万円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は355億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ72億4千5百万円増加しております。主な要因は、投資有価証券の増加71億2千8百万円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は495億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億5百万円増加しております。主な要因は、短期借入金の減少14億円、支払手形・工事未払金の増加18億5千万円および未払費用の増加28億5千5百万円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は32億1千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億4千4百万円増加しております。主な要因は、繰延税金負債の増加9億5千7百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は826億6千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ133億7千5百万円増加しております。主な要因は、利益剰余金の増加80億7千万円およびその他有価証券評価差額金の増加48億7千5百万円であります。 (b) 経営成績の分析 (受注工事高及び完成工事高) 当連結会計年度は、受注工事高は前期比15.5%増の1,777億6千2百万円、完成工事高は前期比12.5%増の1,548億8千4百万円となりました。 (完成工事総利益) 当連結会計年度における完成工事総利益は、前期比23.6%増の271億9千万円となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前期比33.3%増の151億2千8百万円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、前期比32.6%増の158億8千1百万円となりました。営業外損益の主な内容は、受取配当金6億1百万円であります。 (特別損益) 当連結会計年度の特別損益の主な内容は、投資有価証券売却益10億5千6百万円であります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 税金等調整前当期純利益は前期比21.2%増の168億7千8百万円となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は47億2千3百万円となりました。その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は前期比25.9%増の121億5千4百万円となりました。 (c) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因) 「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (当社グループの資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの資金の源泉は、「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「金融機関からの借入」であります。 一方、当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、設備投資、借入金の返済、法人税等の支払、配当金の支払等であります。 それらの資金需要に対しては、内部資金、営業キャッシュ・フローで充当することを基本とし、必要に応じて資金調達を実施しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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