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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

太平電業

TAIHEI DENGYO KAISHA,LTD.1968 · Prime · 建設業

発電・産業プラントの建設・補修に特化。ボイラやタービン工事で高い技術力を誇るプラントエンジニアリング会社

概要

太平電業は、発電所や産業プラントの電気工事・計装工事を主力とする建設会社である。1947年に東京都千代田区で設立され、1968年に東京証券取引所第二部に上場した。連結売上高は約1,417億円(2026年3月期見込み)、従業員数は1,878人。火力発電所の新設・補修工事に強みを持ち、補修工事部門が売上の約7割を占める安定した収益構造を持つ。

発電所建設と補修の二本柱で収益を支える

太平電業の事業は「建設工事部門」と「補修工事部門」の二つに分かれる。建設工事部門は火力発電所や産業プラントの新設・増設工事を担当し、ボイラ、タービン、配管などの据付が中心である。補修工事部門は定期点検や部品交換、改造工事を手掛ける。2025年3月期の売上高構成比は、建設工事が31.4%、補修工事が68.6%と、補修工事が過半を占める。両部門とも東京電力グループとの取引が多く、安定的な受注基盤を持つ。

売上高の約7割を補修工事が占める安定収益型

補修工事部門は、発電所や産業プラントの経年設備に対するメンテナンス需要を取り込む。2025年3月期の補修工事部門の売上高は971億円で、全社売上の68.6%を占めた。部門利益は161億円と、建設工事部門の30億円を大きく上回る。このため、設備投資サイクルに左右されにくい安定した収益源となっている。子会社の豊楽興産は補修用の部品・機器販売も行い、工事と一体となったサービスを提供する。

国内9支店と海外3拠点に広がる施工体制

国内では北海道、東北、東京、名古屋、大阪、中国、九州など9支店を展開し、全国の顧客に対応する。海外ではフィリピンにTAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION (PHIL.),INC.、インドネシアにPT.Taihei Dengyo Indonesiaを設立し、各種プラント工事を手掛ける。さらに、子会社の富士アイテックなど国内子会社も工事を担い、グループ全体で一貫した施工体制を構築している。2025年3月期の海外売上高は69億円で、全体の約5%を占める。

9社の連結子会社が機能を補完するグループ体制

太平電業は、連結子会社9社と持分法適用関連会社1社で構成される。主な子会社は、工事施工を担う富士アイテックや古田工業所、部品販売の豊楽興産、海外現地法人のTAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION (PHIL.),INC.などである。2018年には不二機工を富士アイテックに吸収合併し、グループ再編を進めた。また、東栄技工の完全子会社化により、溶接技術や補修メンテナンスの専門人材を確保している。

業界の中での役割は発電・産業プラント向け建設・補修工事の専門請負業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,417億円
営業利益
148億円
営業利益率
10.4%
純利益
119億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
補修工事部門971億円68.6%161億円16.6%
建設工事部門445億円31.4%30億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01発電・産業プラント(建設工事)主力

火力発電所や産業プラントの新設・増設工事を施工。ボイラ、タービン、配管などの据付工事が中心。子会社や関連会社と連携し、一括施工体制を構築。

主な製品・サービス2
発電プラント建設工事
火力発電所のボイラ、タービン、発電機などの据付・配管工事。
産業プラント建設工事
化学プラント、製鉄プラントなど各種産業設備の建設工事。

02発電・産業プラント(補修工事)主力

発電所や産業プラントの定期点検・補修工事を施工。経年設備のメンテナンス、部品交換、改造工事など。子会社が部品・機器販売も行う。

主な製品・サービス3
発電プラント補修工事
火力発電所の定期点検、補修、改造工事。
産業プラント補修工事
産業設備の補修・メンテナンス工事。
部品・機器販売
プラント補修に必要な部品や機器の販売。

製品と技術

火力発電所のボイラ・タービン据付工事

建設工事部門の主力製品は、火力発電所におけるボイラ、タービン、発電機の据付工事である。配管工事や電気計装工事も含め、発電所全体の建設を一括して請け負う。同社は1947年の創業直後から火力発電所補修工事を手掛け、1951年から建設工事にも参入した長い実績を持つ。特にLNG火力発電所の新設やリプレース工事で多くの受注を獲得しており、2025年3月期の建設工事部門受注高は899億円に達した。

産業プラントの建設から補修まで一貫施工

建設工事部門では、化学プラントや製鉄プラントなど、産業設備の建設工事も手掛ける。また、補修工事部門では、これらの経年設備の定期点検、補修、改造工事を実施する。2025年3月期の補修工事部門受注高は1,071億円で、製鉄関連設備工事の増加が寄与した。同社は産業プラントに対しても、建設から維持管理まで一貫したサービスを提供し、顧客の長期にわたる設備運用を支えている。

子会社を通じた部品販売とメンテナンス

補修工事分野では、子会社の豊楽興産が部品・機器販売を行っている。同社は発電所やプラントの補修に必要な各種部品を供給し、工事と一体となったメンテナンスサービスを提供する。また、富士アイテックや古田工業所などの子会社も補修工事を施工し、グループ全体で幅広い対応が可能である。2025年3月期の補修工事部門売上高は971億円、セグメント利益は161億円と、収益の柱となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

大規模プラント建設の大手企業

太平電業は建設業に属し、主に発電所や産業プラントなどの電気設備工事を手掛ける大手企業です。2025年3月期の売上高は1,257億円、営業利益率は10.34%と高水準です。同業他社には、ショーボンドホールディングス(橋梁補修)やミライト・ワン(通信インフラ)などがあり、それぞれ異なる専門分野で競合しています。太平電業は電力・エネルギー関連の設備工事で強い競争力を持ち、長期的な安定需要が見込まれます。収益性が高く、業界内でもトップクラスの規模と収益力を誇ります。海外比率に関する情報はありませんが、国内中心と推測されます。

強み

  • 営業利益率が10%を超え、建設業界の中でも優れた収益構造を持っています。
  • 売上高1,200億円超と業界内で大きなシェアを有していると推測されます。
  • 電力・エネルギー分野を中心に長期的な需要があり、景気変動の影響を受けにくいです。
  • 2026年3月期は1,417億円と増収見込みで、成長トレンドにあります。

課題

  • 海外売上の記載がなく、国内のエネルギー政策や建設需要に業績が左右されます。
  • 建設業界全体で技能労働者が不足しており、人材確保が課題となる可能性があります。
  • 同業他社も専門性を持ち、技術力や価格競争が激しい分野です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が太平電業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15393ニチアス2,105億円20.0倍
21934ユアテック1,777億円17.1倍
33076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
49960東テク1,643億円12.3倍
51926ライト工業1,629億円13.1倍
61968太平電業1,605億円13.0倍
71952新日本空調1,518億円11.7倍
81835東鉄工業1,430億円10.6倍
91879新日本建設1,406億円8.8倍
105715古河機械金属1,378億円11.0倍
119551メタウォーター1,350億円14.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

屋内外線の電気工事会社として設立した1947年

太平電業は1947年3月、東京都千代田区の現在地に資本金18万円で設立された。当初は屋内外線の電気工事を主業務とした。同年10月には火力発電所補修工事の受注を開始し、電力関連工事へ進出。同時に大阪支店と九州支店を開設し、関西・九州エリアへの営業基盤を築いた。1951年には火力発電所建設工事の受注を始め、建設分野に本格参入。同年に北海道支店も開設し、全国展開の基礎を固めた。

火力発電所工事で成長し上場した1968年

1960年代、太平電業は火力発電所建設工事の需要拡大を背景に成長を遂げた。1968年12月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場。その後1971年に大阪証券取引所第二部にも上場し、1972年には両市場第一部に指定替えとなった。上場前後の時期には、豊楽興産(1954年設立)、不二機工(1962年設立)などの子会社を相次いで設立し、グループ体制を整えた。また、1974年には建設業法の許可を取得し、公共工事にも参入可能となった。

フィリピンとインドネシアに海外拠点を設立

1976年12月、太平電業はフィリピンに現地法人TAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION (PHIL.),INC.を設立し、東南アジアでのプラント建設工事に乗り出した。1990年には同社のサンタロサ工場を新設し、鋼構造物の製作も開始。2016年6月にはインドネシアにPT.Taihei Dengyo Indonesiaを設立し、各種プラントの建設・補修工事を現地で施工できる体制を整えた。海外売上高は2025年3月期に69億円に達し、成長分野として位置づけられている。

支店網拡充と子会社再編で事業基盤を強化した2010年代

2010年代、太平電業は国内の支店網を積極的に拡充した。2011年に若狭センター(後に若狭支店)、2014年に東北支店、2017年に東京支店と若狭支店を新設。2013年には中国支店を広島市南区へ移設し、営業体制を強化した。一方、グループ再編も進め、2018年に不二機工と富士アイテックを合併し、子会社の統合を図った。同年には新東洋ロールの清算を完了し、事業の選択と集中を進めた。これらの施策により、収益力と施工力を高めている。

年表39件を開く

1940年代

  • 1947年3月創業東京都千代田区の現在地において、資本金18万円をもって、屋内外線の電気工事会社として設立。
  • 1947年10月火力発電所補修工事の受注開始。
  • 1947年10月大阪市北区に大阪支店を、小倉市(現在北九州市小倉北区)に九州支店をそれぞれ開設。
  • 1949年10月建設業法に基づく建設大臣登録(イ)第940号を受ける。

1950年代

  • 1951年1月火力発電所建設工事の受注開始、札幌市に北海道支店を開設。
  • 1954年8月豊楽興産㈱を設立。(現・連結子会社)
  • 1957年12月豊楽興産㈱を子会社とする。

1960年代

  • 1962年6月不二機工㈱を設立。
  • 1965年9月名古屋市中区に名古屋支店を開設。
  • 1968年12月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。

1970年代

  • 1971年5月上場株式を大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1972年9月不二機工㈱を子会社とする。
  • 1972年11月上場株式を東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定替上場。
  • 1973年3月新東洋ロール㈱を設立。
  • 1973年9月埼玉県久喜市に久喜整備工場(現・久喜分室)を新設。
  • 1974年4月建設業法改訂により建設大臣許可(特-49)第3967号、(般-49)第3967号の許可を受ける。
  • 1976年12月フィリピンに各種プラントの建設工事のためTAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION (PHIL.),INC. を設立。(現・連結子会社)
  • 1977年1月埼玉県久喜市菖蒲工業団地内に埼玉工場を新設。
  • 1979年9月富士アイテック㈱を関連会社とする。(現・連結子会社)

1980年代

  • 1981年4月㈱古田工業所を関連会社とする。(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年9月フィリピンに各種鋼構造物の製作のためTAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION (PHIL.),INC.サンタロサ工場を新設。
  • 1997年3月千葉県木更津市に技能訓練センターを新設。

2000年代

  • 2003年7月㈱古田工業所を子会社とする。
  • 2009年6月中国営業所(広島県福山市)を中国支店に昇格。

2010年代

  • 2010年5月上場大阪証券取引所市場第一部における株式の上場廃止。
  • 2011年10月福井県敦賀市に若狭センター(現・若狭分室)を新設。
  • 2013年10月広島県福山市から広島市南区へ中国支店を移設。
  • 2014年7月仙台市青葉区に東北支店を新設。
  • 2015年8月大阪市中央区から大阪市北区へ大阪支店を移設。
  • 2016年6月インドネシアに各種プラントの建設・補修工事のためPT.Taihei Dengyo Indonesiaを設立。(現・連結子会社)
  • 2017年3月千葉県鎌ケ谷市に鎌ケ谷太陽光発電所を新設。
  • 2017年3月北九州市小倉北区都から北九州市小倉北区浅野へ九州支店を移設。
  • 2017年4月東京都千代田区に東京支店を新設。
  • 2017年4月福井県敦賀市に若狭支店を新設。
  • 2017年5月埼玉工場リノベーション竣工。
  • 2018年3月㈱日本機械製作所を子会社とする。(現・連結子会社)
  • 2018年6月埼玉県久喜市に埼玉ショールームを新設。
  • 2018年10月M&A不二機工㈱が富士アイテック㈱を存続会社とする吸収合併により消滅。
  • 2018年11月新東洋ロール㈱の清算結了。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年度まで1,800億円以上
  • ROE2028年度まで9.5%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    企業基盤の強化

    人材確保・育成やDX推進により、激動期の成長を盤石とし加速させるための基盤を強化する。

  2. 02

    事業領域の成長・拡大

    原子力、脱CO2、半導体、データセンター等の分野で事業領域を拡大し、M&A等の積極的な事業投資を推進する。

  3. 03

    社会課題解決への挑戦

    自社発電所を中心に地域循環型社会の実現を目指す「グリーンプロジェクト」を通じて社会課題解決に貢献し、企業価値を向上する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,878人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は788万円で、9期前と比べて+17.8%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は16.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,751
2018年3月1,952
2019年3月66940.215.31,942
2020年3月69640.815.41,941
2021年3月69841.015.51,979
2022年3月70941.315.01,970
2023年3月74842.115.61,899
2024年3月76242.616.11,878
2025年3月76342.716.11,903683
2026年3月78843.016.71,878788

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 5 / 海外 2、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
賃貸不動産 — 横浜市鶴見区他5,938百万円
本社等 — 東京都千代田区他5,832百万円
建設所等 — 千葉県君津市他5,143百万円
発電所 — 広島市安佐南区4,493百万円
工場設備 — 埼玉県久喜市1,776百万円
本社等 — 名古屋市港区他902百万円
本社等 — 東京都千代田区他402百万円
本社等 — インドネシア・ジャカルタ首都特別州他376百万円
技能訓練センター — 千葉県木更津市328百万円
工場設備等 — フィリピン・ラグナ州他107百万円
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱日本機械製作所
    名古屋市港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    豊楽興産㈱
    埼玉県久喜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱古田工業所
    埼玉県久喜市 · 連結子会社
    議決権62.5%
  • 国内
    富士アイテック㈱(注)1
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権45.0%
  • 海外
    TAIHEI ALLTECH CONSTRUCTION (PHIL.),INC.
    フィリピン・マニラ首都圏 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Taihei Dengyo Indonesia
    インドネシア・ジャカルタ首都特別州 · 連結子会社
    議決権67.0%
  • 国内
    東京動力㈱
    横浜市鶴見区 · 持分法適用会社
    議決権31.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,417億円営業利益148億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.7%、利益が+13.8%。

売上高
+12.7%
1,417億円
営業利益
+13.8%
148億円
純利益
+21.4%
119億円
営業利益率
10.4%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,600億円1,417億円
営業利益174億円148億円
純利益120億円119億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は366億円、営業利益は34億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.1%、営業利益は+325.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q34822
2024年1Q26983.012
2024年2Q312247.719
2024年3Q340288.224
2024年4Q37329
2025年2Q6046110.143
2025年4Q6536910.655
2026年2Q636487.535
2026年4Q78110012.884
2027年1Q366349.323

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は681億円から1,417億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.4%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6814222
2014年3月6232613
2015年3月7745030
インドネシアに各種プラントの建設・補修工事のためPT.Taihei Dengyo Indonesiaを設立。(現・連結子会社)
2016年3月8235334
埼玉工場リノベーション竣工。
2017年3月7956544
不二機工㈱が富士アイテック㈱を存続会社とする吸収合併により消滅。
2018年3月8143423
2019年3月1,0114028
2020年3月1,1959662
2021年3月1,2788356
2022年3月1,26913184
2023年3月1,258151106
2024年3月1,29411584
2025年3月1,25713013810.398
2026年3月1,41714816210.4119

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,417億円のうち、営業利益として残るのは148億円10.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は119億円、売上の8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.9%1,161億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.6%107億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.4%148億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.1pt
10.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
8.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.0pt
9.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−58億円、投資CFが7億円で、差し引きのフリーCFは−51億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は352億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月43−24−919150
2014年3月26−7−1419156
2015年3月−45−221−6792
2016年3月73−12−1061140
2017年3月149723169
2018年3月23−2162176
2019年3月−10−2134−31179
2020年3月−36−4370−79170
2021年3月196−20−39176309
2022年3月6−87−38−81194
2023年3月325−14−18311487
2024年3月−46−9−17−55419
2025年3月−25126−24421
2026年3月−587−20−51352

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,754億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,279億円で、自己資本比率は72.1%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月71253118174.1
2014年3月72853819073.2
2015年3月84256727566.7
2016年3月82758624170.2
2017年3月90660829866.4
2018年3月94862232664.9
2019年3月1,08063444658.0
2020年3月1,27667660052.4
2021年3月1,28873155755.9
2022年3月1,31780451360.1
2023年3月1,47089557560.0
2024年3月1,5301,00652464.8
2025年3月1,5511,15140073.3
2026年3月1,7541,27947472.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
354億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,006億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
474億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中18位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中91位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.9%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.4%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
12.7%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,462で、1年前と比べて+20.1%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥2,462-2.0%1ヶ月+1.4%1年+20.1%時価総額1,605億円
過去52週の値幅
安値¥2,003高値¥3,200

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.0倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR1.24倍
配当利回り3.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で0.6%上昇し2408円。25日線(2506円)を下回り、75日線(2685円)からも乖離。週足では下降トレンド。52週高値(3200円)から約25%下落。出来高は7/29に291,700株と急増し、売り圧力強まる。7/30も203,400株と高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER12.75倍は業界平均13.87倍をやや下回り割安感があるが、PBR1.20倍は業界平均1.48倍を下回る。ROE9.9%は業界平均水準で、配当利回り2.91%は業界平均3.45%をやや下回る。配当性向38.3%と適正で安定感があり、総合的に妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.0倍14.4倍
PER (予想)12.9倍
PBR1.24倍1.55倍
ROE9.9%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

優良な収益性と安定した受注基盤を持つ一方、電力業界の構造変化や新規参入のリスクが議論の焦点。強気派は、高い利益率と東電グループとの強固な関係、増収増益見通しを評価。弱気派は、特定顧客への依存度の高さや電力自由化に伴う競争激化、設備投資サイクルの変動リスクを懸念。

プラスに働く材料7
  • 収益性の高さと安定性

    直近3期の営業利益率10%超、2026年3月期も増収増益見通し。

  • 東京電力グループとの強固な関係

    安定した受注基盤が収益の下支えとなる。

  • 電力需要の安定成長

    長期のメンテナンス需要と脱炭素関連工事の追い風。

  • 2026年3月期増収増益・営業利益過去最高2026年3月期影響

    売上高1417億円(前期比13%増)、営業利益148億円で最高益更新

  • 電力・プラント設備工事の旺盛需要継続影響

    脱炭素投資・老朽化更新で工事需要堅調、受注残高積み上がり

  • ROE9.9%・財務安定で株主還元拡大継続影響

    配当利回り2.91%、自己株式取得や増配余地、株主還元強化

  • 業績好調・PER12.8倍の割安感通年影響

    PER12.8倍、同業平均15倍超に対して割安、バリュー評価

マイナスに働く材料7
  • 特定顧客への依存リスク

    東電グループへの依存が高く、取引条件悪化時には収益が直撃。

  • 電力業界の構造変化

    自由化や再編により従来の関係性が変化する可能性。

  • 設備投資サイクルの変動

    発電所建設の周期により受注が大きく変動し得る。

  • 原材料高・労務費上昇で利益率圧迫継続影響

    営業利益率10.34%→10.44%と微増、コスト増で達成リスク

  • 大型工事の採算悪化リスク不定影響

    固定価格契約の大型案件でコスト超過、利益率低下の懸念

  • エネルギー政策転換による投資減速2027年以降影響

    脱炭素投資が政策変更で減速、プラント工事需要減少の恐れ

  • 外国人保有15%・需給悪化リスク不定影響

    外国人保有15.44%、クレディ・スイス等が売却した場合の需給悪化

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標。
営業利益率
収益性の維持が評価の鍵。
東電グループ向け売上比率
顧客集中度の変化を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは3.05%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
3.05%
いまの株価に対して
配当性向
38.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2734.4
2018年3月20−25.047.9
2019年3月2733.453.9
2020年3月3012.528.9
2021年3月27−11.128.2
2022年3月3325.023.6
2023年3月4020.022.4
2024年3月4512.531.8
2025年3月5829.637.0
2026年3月7020.038.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,914人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.9%を占め、残る51.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他26.127.026.223.821.135.2
金融機関28.428.128.028.428.629.7
事業法人32.034.535.435.734.819.2
外国法人12.29.69.411.213.415.4
自己株式6.16.16.14.32.82.8
証券会社1.30.80.90.92.00.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.27
02UHPartners2投資事業有限責任組合6.65
03光通信KK投資事業有限責任組合5.57
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.00
05第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.52
06太平電業社員持株会3.22
07株式会社三井住友銀行3.20
08株式会社三菱UFJ銀行2.54
09株式会社UHPartners32.50
10株式会社東京エネシス2.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+226%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは9.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月581,3614.310.027.7
2014年3月351,4132.518.349.1
2015年3月781,4845.411.028.7
2016年3月891,5285.910.627.5
2017年3月2333,2307.49.334.4
2018年3月1233,2903.822.247.9
2019年3月1493,3344.515.853.9
2020年3月3273,5189.67.128.9
2021年3月2963,7868.18.928.2
2022年3月1481,38911.16.023.6
2023年3月1861,54612.77.322.4
2024年3月1471,7079.010.431.8
2025年3月1611,8189.29.937.0
2026年3月1892,0039.915.338.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額382百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
野尻穣代表取締役 会長執行役員67
伊藤浩明代表取締役 社長執行役員61
日下慎也取締役 専務執行役員63
岡本真吾取締役 常務執行役員63
事口悟取締役 上席執行役員57
田口良一取締役 上席執行役員60
小島冬樹取締役42
山田攝子取締役72
白寄まゆみ取締役66
五十嵐大造取締役70
竹下康司常勤監査役71
早川康司常勤監査役62
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
樋口義行監査役72
板倉江利子監査役59
小野敏幸70
榎本英紀取締役57
油谷成恒66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6188963231753
社外取締役738385
監査役427277

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容357字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社9社、関連会社1社で構成され、建設工事部門および補修工事部門を主な事業の内容としております。 当社グループの事業に係る位置付けおよびセグメント情報との関連は次のとおりであります。なお、セグメント情報に記載された区分と同一であります。 建設工事部門 当社が施工する他、子会社である富士アイテック㈱他3社および関連会社である東京動力㈱が工事の施工を行っております。 補修工事部門 当社が施工する他、子会社である富士アイテック㈱他3社および関連会社である東京動力㈱が工事の施工、子会社である豊楽興産㈱が部品・機器販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注) ☆印の東京動力㈱は持分法適用会社であり、その他の会社については連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題1,663字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢に改善の動きがみられるなか、企業収益の改善や設備投資の持ち直しを背景に、全体として緩やかな回復基調で推移し、個人消費についても持ち直しの動きがあるものの、食料品を中心とした物価上昇の影響により力強さを欠く面もみられました。また、米国の通商政策の影響や中東情勢、金融資本市場の変動等もあり、景気を取り巻く環境は不透明な状況が続いております。 当社グループの主力事業をおく電力業界では、第7次エネルギー基本計画およびGX(注1)2040ビジョンの策定・具体化を通じて、エネルギー安全保障と脱炭素化の両立を図りながら、再生可能エネルギー、原子力、火力発電をそれぞれの特性に応じて活用していく方向性が一層明確になりました。また、原子力分野においては、安全性の確保を大前提として、既設炉の安定運転や再稼働に向けた取り組みが進められるとともに、六ヶ所再処理工場の竣工、使用済燃料対策、高レベル放射性廃棄物の最終処分など、バックエンドを含む課題への対応も継続して進められました。さらに、火力発電についても、安定供給を支える重要な電源としての役割を踏まえつつ、LNGの安定供給確保、水素・アンモニアやCCUS(注2)等を活用した脱炭素化、および大規模電源投資を支える制度・ファイナンス環境の整備に向けた議論が進展し、業界全体として政策の具体化と実行段階への移行が進められております。 今後のわが国経済の見通しにつきましては、所得環境の改善が進むなかで、各種政策効果も下支えとなり、個人消費の増加や危機管理投資・成長投資の進展による設備投資のさらなる増加が期待されております。これにより、国内需要を中心とした緩やかな成長が続くことが見込まれるものの、海外経済の不確実性、中東情勢の影響、米国の通商政策をめぐる動向、金融資本市場の変動等については、引き続き十分注意する必要があります。 一方、当社グループの主力事業をおく電力業界では、DX(注3)・GXの進展やデータセンター、半導体関連分野の拡大等を背景として、中長期的に脱炭素電源を着実に確保していくことの重要性が一段と高まっております。このため、再生可能エネルギーと原子力を最大限活用しつつ、既設火力発電設備の維持・活用と脱炭素化を進めるとともに、原子力発電所の再稼働、次世代革新炉を含む将来の建て替え、および大規模電源への新規投資を支える実効性ある制度整備が求められております。また、こうした取り組みを着実に進めるためには、投資回収の予見性向上、資金調達環境の整備に加え、メーカーを含むサプライチェーンや人材・施工力の維持強化も重要であり、今後は発電設備の建設、更新、保全を支える事業環境の整備が一層重要になっていくものと考えられます。 次期連結会計年度においては、当社グループは、新たに策定した中期経営計画(2026年度~2028年度)のもと、「激動期の成長を盤石とし、加速させる企業基盤の強化」「時代の変化に応じた事業領域の成長・拡大」「社会課題解決への挑戦を通じた企業価値向上」を骨子に、2028年度連結売上高1,800億円以上・ROE9.5%以上の達成を目指し、人材確保・育成やDX推進による企業基盤の強化、原子力・脱CO2・半導体・データセンター等の事業領域拡大とM&A等の積極的な事業投資、自社発電所を中心に地域循環型社会の実現を目指す「グリーンプロジェクト」を通じた社会課題解決への貢献等を推進し、持続的な企業価値の向上とさらなる成長の実現に全力で取り組んでまいります。 (注)1:グリーントランスフォーメーション 2:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(CO2の回収・有効活用・貯留) 3:デジタルトランスフォーメーション
事業等のリスク3,988字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 特定の業種項目への依存 当社グループの売上高は発電設備事業への依存度が高くなっており、電力業界の動向および重大な事故・災害の発生や、電力需要の伸び悩みおよび電力自由化による電気事業者のコスト削減などにより、多数の発電所の建設中止や停止という事態となった場合、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、特定の電力会社に依存することのないよう、全国に9つの支店を置き、各地方で受注活動を行っております。また、製鉄関係、清掃工場などの環境保全、化学プラント等の業界へ積極的な受注活動を行うことで、リスクの回避・最小化に努めております。 (2) 原子力事業の工事延伸による影響 原子力事業を取り巻く状況の変化、自然災害の発生、原子力規制委員会の審査状況、新規制基準への追加対応等により、予定していた工事が延伸する可能性があります。 当社グループでは、全国展開を行っている強みを活かし事業所間にて人員の調整を行うことにより、対応可能な人員配置を行っております。 (3) 重大な労働災害発生のリスク 施工中に当社グループの責任により、重大な労働災害(死亡災害・重篤な災害)が発生する可能性があります。 当社グループでは、重大な労働災害を未然に防止するため、「本質安全化」を主眼に置いた物的対策を全施工箇所で徹底しております。また、当社グループ全員に安全衛生教育を定期的に実施、当社ならびにビジネスパートナー(協力会社)の経営層あるいは管理者による現地支援安全衛生パトロールの実施、災害が起きた際はたとえ軽微な事象であっても、発生経緯や原因・対策を当社グループ全体に共有し、類似災害の発生を防止するとともに、「法令・安全・品質強化プロジェクト」による滞在型パトロールを実施しております。 (4) 重大な不適合発生のリスク 当社グループの施工不良による製品損傷、または納入製品が性能基準に達していないことによる、重大な品質不適合が発生する可能性があります。 当社グループでは、詳細な施工要領書を作成し、箇所関係者全員で作業前検討会を行うことにより、品質の維持・向上を図っております。また、過去の不適合事例を当社グループ全体に共有し、作業前検討会等で不適合検討を行うことや、顧客の製品仕様を事前に十分確認し、性能基準を満たした製品の購入・手配ができるシステムの構築、「自主検査推進プロジェクト」により、当社グループ全員に一仕事一確認の意識を浸透させ、確認不足による不適合発生を未然に防止しております。 (5) 工事原価変動のリスク 工事施工中に材料費や労務費の高騰による大幅なコスト上昇により、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、工法改善や将来の工事需要の予測に基づき、必要な供給量を把握し、また工事業者、機器資材供給業者と情報共有し連携を図ることにより、リスクの回避・最小化に努めております。 (6) 資材価格高騰に伴う労務単価低下のリスク 昨今の資材価格の高騰により、請負金額への適切な価格転嫁が進まない場合、労務費が圧迫され、サプライチェーン全体における適正な労務単価の確保が困難となる可能性があります。 当社グループでは労務単価が著しく低く見積もられることのないよう、積算時の労務単価を適正な根拠に基づいて設定し、当社グループ全体に周知徹底してまいります。 (7) 海外事業に関するリスク 当社グループは香港、フィリピンなどの国・地域において事業展開を行っております。これらの地域での事業活動には、予期しえない法律・規則・不利な影響を及ぼす租税制度の変更や、社会的共通資本(インフラ)が未整備であることによる当社グループの活動への悪影響、不利な政治的要因の発生、テロ・戦争・自然災害などによる社会的混乱、予期しえない労働環境の急激な変化、政情および経済状況不安定による悪影響や急激な為替変動などにより収益が減少する可能性があります。 当社グループでは、有事の際には、現地、工事部門、営業部門による情報収集を行い、また監査法人や顧問弁護士等専門家への相談を行い、情報収集、分析を行っております。契約については現地通貨と円貨の二本立てで締結することにより為替リスクの回避を検討しております。 (8) 自然災害等による影響 当社グループの拠点は、顧客のプラント設備の敷地内に存在し各地に点在しております。自然災害等によりプラント設備が被害を受けたり、従業員が被災したりする可能性があります。また、当社の情報資産、機器・ネットワーク等も損壊する可能性があります。 当社グループでは、人命第一と安全確保を最優先に考え、有事の際には顧客等関係先との協議を含め迅速な初動対応を実施できるよう危機管理マニュアルを策定し、これらの危機事象発生に伴う影響の最小化に努めております。さらに大規模地震等の災害が発生した場合に備え、BCP(事業継続計画)を推進し、災害発生時にもスムーズに初動対応・優先業務が行えるよう、平時から対応訓練実施等による事業継続力の向上に取り組んでおります。また、情報基盤の安定運用のため、オンプレミスサーバー(データセンター)とクラウドを最適に配置し、有事の際に備えたバックアップと回復訓練を実施しております。 (9) サイバー攻撃による情報漏洩のリスク マルウエアなどのサイバー攻撃により、各種情報が外部に漏洩する可能性があります。 当社グループでは、ソフトウエアの最新化と多層防御による技術的対策と、利用者への情報教育・訓練を実施しております。 (10) 内部不正による情報漏洩のリスク 当社グループの従業員による情報資産の不正利用リスクや、不適切な管理により情報資産が外部に漏洩する可能性があります。 当社グループでは、内部不正に備えて従業員への情報教育と適切なアクセス権限の設定を行い、また情報漏洩に対しては情報資産管理の徹底(装置・アクセス権棚卸し等)と従業員への情報教育を実施しております。 (11) 業務関連法令に違反するリスク 当社グループの事業活動に関連する法令(建設業法、労働安全衛生法、労働基準法等)に違反した場合、行政処分により営業停止や各種許可の取消しを受け、社会的信用を失墜する可能性があります。 当社グループでは、法令遵守委員会を毎月開催し、同業他社の行政処分事例を題材にし、類似事例が発生しないよう関係者への教育・啓発活動を実施しております。 (12) 訴訟のリスク 当社グループは国内外に拠点を持ち、質の高いサービスの提供に努めておりますが、業務遂行の過程で、損害賠償請求訴訟等を提起され、損害に対する補償が必要となる可能性があります。 当社グループでは、訴訟が提起された場合には、弁護士の助言等に基づき、事態の調査を行い、適切な対応方針を策定の上、訴訟代理人を選任し、適切に訴訟対応手続を遂行する体制を整えております。また、経営に重大な影響を与えると認められる訴訟等については、監査役会および取締役会に報告しております。 (13) 内部統制に関するリスク 当社グループを構成する役員や従業員の各種規制への抵触や不正行為は、完全には回避できない可能性があり、このような事象が発生した場合、当社の社会的な信用が低下し、顧客から取引を停止され、または多額の課徴金や損害賠償が請求されるなど、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、教本を用いた教育啓蒙を実施することにより、世界共通の規範に基づきコンプライアンスに則した行動をするための体制や仕組みの構築を推進するとともに、倫理行動規準を定め、誠実で公正、透明な企業風土を醸成するよう努めております。また、社内にて内部通報制度を整備し、迅速な情報収集にも努めております。 (14) 企業の社会的責任に関するリスク 当社グループは労働災害の発生等の労働安全衛生に係る問題、または当社のサプライチェーン内における児童労働、強制労働や外国人労働者への差別等の人権に係る問題等が生じた場合、当社の社会的な信用が低下し、顧客からの取引停止、または一部事業からの撤退等により、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、サプライチェーン上の各種調査や監査、ステークホルダーとコミュニケーションを取る過程で、倫理行動規準からの逸脱行為があると判断した場合には、是正に必要な措置を講じます。 (15) 人材不足に関するリスク 当社グループは少子化等の要因による採用活動の難航や、社員の離職が続くことで、人材不足に陥る可能性があります。 当社グループでは、多様な人材を採用するために採用活動の強化に努め、働き方改革や育児支援を実施することで、リスクの回避・影響の最小化を図っております。 (16) 人材育成に関するリスク 当社グループは社員へ成長の機会が与えられないことによるモチベーションの低下や、業務遂行に必要な能力・スキルが獲得できないことが離職に繋がり、生産性が低下する可能性があります。 当社グループでは、研修や資格取得の機会を提供し、社員のモチベーションや生産性の向上に繋げ、リスクの回避・影響の最小化を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)8,070字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当社グループは経営環境の変化に対応し、持続的成長の実現を図るべく策定された、「中期経営計画(2023年度〜2025年度)」の最終年度を迎えました。計画期間を通じ、原子力発電所の再稼働関連工事やLNG火力発電所の新設・リプレース工事の受注拡大に注力するとともに、メンテナンス事業への参入、データセンターや半導体施設といった新規分野の開拓、さらには海外事業の拡大を積極的に推進してまいりました。また、事業拡大に伴う施工体制の強化にあたっては、「安全・品質」を経営の最優先事項の一つと位置づけ、取り組みを強化いたしました。現場への滞在型パトロールによる安全意識の抜本的な改革を進めるとともに、VR(仮想現実)技術や安全・品質管理に関する動画を活用した直感的な教育を導入し、施工品質のさらなる高度化を図っております。さらに、作業環境の改善を目指し、熱中症対策として現場で着用する保冷ベストを独自開発するなど、社員・協力会社の安全と健康を守るための取り組みも進めております。加えて、高い溶接技術と補修メンテナンスにおける豊富な実績を有する東栄技工株式会社について、完全子会社化に向けた株式譲渡契約を締結いたしました。本件を通じ、専門人材の確保と施工体制の強化を図り、M&Aを活用したさらなる収益力向上と持続的な企業価値の創出にも積極的に取り組んでおります。 当連結会計年度の業績につきましては、受注高196,992百万円(前年同期比28.1%増)、売上高141,657百万円(前年同期比12.7%増)、うち海外工事は6,925百万円(前年同期比15.9%増)となりました。 利益面につきましては、営業利益14,839百万円(前年同期比13.8%増)、経常利益16,246百万円(前年同期比17.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11,902百万円(前年同期比22.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (建設工事部門) 受注高は、原子力発電設備工事および環境保全設備工事が増加したことにより、部門全体として増加し、89,865百万円(前年同期比65.7%増、構成比45.6%)となりました。 売上高は、原子力発電設備工事が増加したことにより、部門全体として増加し、44,531百万円(前年同期比13.7%増、構成比31.4%)となり、セグメント利益は2,966百万円(前年同期比94.7%増)となりました。 (補修工事部門) 受注高は、事業用火力発電設備工事および製鉄関連設備工事が増加したことにより、部門全体として増加し、107,127百万円(前年同期比7.6%増、構成比54.4%)となりました。 売上高は、原子力発電設備工事および製鉄関連設備工事が増加したことにより、部門全体として増加し、97,125百万円(前年同期比12.3%増、構成比68.6%)となり、セグメント利益は16,113百万円(前年同期比3.8%増)となりました。 (2) 財政状態 流動資産は、現金預金が7,184百万円減少したものの、受取手形・完成工事未収入金及び契約資産が23,071百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて14,575百万円増加し123,185百万円となりました。 固定資産は、投資有価証券が5,424百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて5,714百万円増加し52,180百万円となりました。 流動負債は、支払手形・工事未払金が1,527百万円および契約負債が1,651百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて3,829百万円増加し27,321百万円となりました。 固定負債は、長期借入金が2,131百万円および繰延税金負債が1,338百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて3,578百万円増加し20,104百万円となりました。 純資産は、利益剰余金が8,239百万円およびその他有価証券評価差額金が3,844百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて12,881百万円増加し127,939百万円となりました。 なお、セグメント資産については、事業セグメントに配分された資産がないため、記載を省略しております。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は35,169百万円となり、前連結会計年度末より6,935百万円減少しました。なお、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (イ) 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは5,817百万円の支出(前連結会計年度は2,525百万円の支出)となりました。これは、税金等調整前当期純利益17,596百万円があったものの、営業債権、契約資産及び契約負債の増加20,170百万円および法人税等の支払額4,612百万円があったことによるものであります。 (ロ) 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは746百万円の収入(前連結会計年度は51百万円の収入)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出886百万円があったものの、投資有価証券の売却による収入1,559百万円があったことによるものであります。 (ハ) 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは1,983百万円の支出(前連結会計年度は2,622百万円の収入)となりました。これは、長期借入れによる収入3,198百万円があったものの、長期借入金の返済による支出2,037百万円および配当金の支払額3,647百万円があったことによるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの資金の配分方針については、安定的な経営に必要となる適正な手許現金および現金同等物を確保し、それを超える部分については、成長投資、株主還元等への原資としており、企業価値向上に資する資金の配分に努めております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、工事施工のための外注費用および人件費をはじめとする販売費及び一般管理費であります。運転資金に対しては原則、自己資金により賄っており、不足が生じた際はコミットメントライン契約に基づく借入、社債、および長期借入金により調達することとしております。 また、西風新都バイオマス発電所の建設費用等、設備投資資金需要に対しては自己資金、長期借入金および新株予約権により調達することとしております。なお、西風新都バイオマス発電所建設費用の資金調達においては、取引銀行2行とコミット型シンジケートローン契約を締結し、融資限度額である50億円の借入を実行し、現在返済中であります。 また、当社グループでは、資金の短期流動性を確保するため、シンジケート銀行団と150億円のコミットメントライン契約を締結し流動性リスクに備えております。 成長投資については、2025年度の設備投資額は1,001百万円となりました。設備投資の詳細につきましては、「第3 設備の状況」をご参照ください。2026年度につきましては、中期経営計画で示した方針に則り情勢を鑑みながら適切な投資を実行してまいります。 株主還元につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。 (4)生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める建設事業では生産実績を定義することが困難であり、建設事業においては請負形態をとっているため販売実績という定義は実態にそぐわないので、受注高および売上高で表示しております。 (a) 受注実績 受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 受注高 (百万円)   受注残高 (百万円)   受注高 (百万円)   受注残高 (百万円) 建設工事部門   54,231   65,747   89,865   111,081 補修工事部門   99,542   60,030   107,127   70,032 合計   153,773   125,778   196,992   181,113 (b) 売上実績 売上実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円) 建設工事部門   39,152   44,531 補修工事部門   86,518   97,125 合計   125,670   141,657 (注) 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高およびその割合は次のとおりであります。 期別   相手先   売上高 (百万円)   割合 (%) 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   三菱重工業株式会社   26,040   20.7 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   三菱重工業株式会社   27,194   19.2 なお、提出会社にかかる施工高、受注高および売上高の状況が当社グループの施工高、受注高および売上高の大半を占めていますので、参考のために提出会社個別の事業の状況を示せば次のとおりであります。 ① 受注工事高、売上高、繰越工事高および施工高 期別   工事別   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注 工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期売上高 (百万円)   次期繰越工事高   当期 施工高 (百万円) 手持工事高 (百万円)   うち施工高 比率 (%)   金額 (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建設工事部門   48,867   49,267   98,135   34,560   63,575   2.2   1,395   34,551 補修工事部門   46,117   94,684   140,801   82,289   58,512   13.2   7,714   83,241 計   94,984   143,952   238,936   116,849   122,087   7.5   9,110   117,793 うち海外工事   506   3,388   3,895   1,262   2,632   7.7   203   1,236 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建設工事部門   63,575   89,341   152,916   40,680   112,236   1.0   1,144   40,429 補修工事部門   58,512   103,334   161,846   93,206   68,639   11.7   8,013   93,505 計   122,087   192,675   314,762   133,886   180,876   5.1   9,158   133,934 うち海外工事   2,632   14,960   17,592   2,792   14,799   0.7   104   2,693 (注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額に増減のあったものについては当期受注工事高にその増減が含まれております。したがって当期売上高にもかかる増減が含まれます。 2 次期繰越工事高の施工高は支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。 3 当期施工高は(当期売上高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。 4 当期受注工事高のうち海外工事の割合は、前事業年度2.4%、当事業年度7.8%であります。 ② 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命 (%)   競争 (%)   計 (%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建設工事部門   17.9   82.1   100.0 補修工事部門   88.8   11.2   100.0 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建設工事部門   38.7   61.3   100.0 補修工事部門   86.1   13.9   100.0 (注) 百分比は請負金額比であります。 ③ 売上高 期別   区分   国内   海外   計 官公庁 (百万円)   民間 (百万円)   (A) (百万円)   (A)/(B) (%)   (B) (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建設工事部門   -   33,297   1,262   3.7   34,560 補修工事部門   64   82,224   -   -   82,289 計   64   115,522   1,262   1.1   116,849 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建設工事部門   8   37,878   2,792   6.9   40,680 補修工事部門   206   92,999   -   -   93,206 計   215   130,878   2,792   2.1   133,886 (注) 1 海外工事の地域別売上高割合は、次のとおりであります。 地域   前事業年度 (%)   当事業年度 (%) アジア   100.0   100.0 計   100.0   100.0 2 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度 請負金額10億円以上の主なもの 受注先   施主・工事件名 三菱重工業株式会社  三菱重工業株式会社  住友金属鉱山株式会社     大洲バイオマス発電株式会社大洲バイオマス発電所建設工事 鳥海南バイオマスパワー株式会社鳥海南バイオマス発電所新設工事 住友金属鉱山株式会社住友金属鉱山株式会社新居浜工場NMC本焼設備設計施工 当事業年度 請負金額10億円以上の主なもの 受注先   施主・工事件名 JFEエンジニアリング株式会社   住友重機械工業株式会社   三菱重工パワーインダストリー株式会社   田原バイオマスパワー合同会社田原バイオマス発電所田原1区バイオマス発電設備建設工事のうち機器据付工事 仙台港バイオマスパワー合同会社仙台港バイオマスパワー発電所ボイラ本体(補機含)据付工事 いわき大王製紙株式会社いわき大王製紙工場4号ボイラー復旧工事 3 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高およびその割合は次のとおりであります。 期別   相手先   売上高 (百万円)   割合 (%) 前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   三菱重工業株式会社   25,632   21.9 当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   三菱重工業株式会社   27,002   20.2 ④ 手持工事高 2026年3月31日現在 区分   国内   海外   計 官公庁 (百万円)   民間 (百万円)   (A) (百万円)   (A)/(B) (%)    (B) (百万円) 建設工事部門   -   97,436   14,799   13.2   112,236 補修工事部門   250   68,389   -   -   68,639 計   250   165,825   14,799   8.2   180,876 (注) 手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。 受注先   施主・工事件名   完成予定年月 香港電燈有限公司   香港電燈有限公司ランマ火力発電所13号機建設工事     2028年12月完成予定 三菱重工業株式会社   株式会社千葉袖ケ浦パワーGTST据付工事     2030年11月完成予定 三菱重工業株式会社   東京電力ホールディングス株式会社6,7号機特定重大事故等対処施設設置工事機器配管工事     2030年12月完成予定 富士電機株式会社   北海道電力株式会社石狩湾新港発電所2号機機械・配管工事費     2031年3月完成予定 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、連結財務諸表作成に際しては経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告に影響を与える見積りが必要でありますが、この判断および見積りは、過去の実績を勘案するなど、可能な限り合理的な根拠を有した仮定や基準を設定した上で実施しております。しかしながら、事前に予測不能な事象の発生等により実際の結果が現時点の見積りと異なる場合も考えられます。 当社グループの連結財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表」の「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、以下に掲げる項目は、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えておりますので、特に記述いたします。 (一定の期間にわたり充足される履行義務による完成工事高及び工事損失引当金の計上方法) 当社グループは、一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識しております。なお、履行義務の充足に係る進捗度の見積りの方法は、見積工事原価総額に対する発生原価の割合(インプット法)によっております。工事進捗度を算出するにあたり採用した見積工事原価総額は、工事の進捗等により変更が必要となることがあるため、見積りの適時見直しを行っております。また将来の発生が見込まれる、一定の要件を満たす特定の費用または損失については工事損失引当金を計上しております。 なお、当該見積りは当連結会計年度末時点において合理的に認識できる施工仕様等を加味した最善の見積りであるものの、将来の施工環境の変化や契約リスクの顕在化などにより、当社の主要な原価要素を構成する外注工数および発注単価等に大幅な変更が必要となった場合、翌年度の業績および財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがあります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。