本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三晃金属工業

Sanko Metal Industrial Co., Ltd.1972 · Standard · 建設業

日本製鉄グループの関係会社として、金属屋根材と建材を供給。長尺屋根工事から太陽光発電まで、建築関連事業を展開する。

概要

三晃金属工業は、金属屋根材や外壁材、雨どいなどの建築用金属製品を製造・施工する建設資材メーカーである。1949年に山口県光市で創業し、1962年に東証第二部に上場。屋根事業と建材事業を二本柱とし、非住宅分野に強みを持つ。2026年3月期の売上高は471億円、営業利益38億円、従業員数520名(単体)。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

屋根事業が売上の九割超を占める

2026年3月期の連結売上高471億円のうち、屋根事業が437億円(構成比92.9%)を占める。屋根事業は長尺屋根工事、R-T工事、ハイタフ工事、ソーラー工事、塗装工事、長尺成型品販売から構成され、セグメント利益は36億円(前年比8.6%減)となった。建材事業は住宅成型品販売で32億円、セグメント利益は0.6億円。その他として太陽光売電事業が0.8億円、セグメント利益0.5億円である。屋根事業の受注高は過去最高水準を維持しており、繰越受注高は364億円に達する。

日本製鉄から鋼板を調達する垂直連携

1954年に八幡製鐵(現日本製鉄)と日本鐵板(現NS建材薄板)が資本参加したことを原点に、現在もその他の関係会社である日本製鉄グループとの関係が続く。屋根事業・建材事業で使用する材料は主に日本製鉄の製品を、同社子会社の日鉄鋼板が表面処理加工し、日鉄物産を通じて仕入れている。この垂直統合的な調達構造により、鋼板の安定的な確保と品質管理が可能となっている。輸入材への依存はなく、国内生産に特化したサプライチェーンを構築する。

4つの非連結子会社に加工を外注

屋根材等の加工作業の相当部分を非連結子会社の株式会社深谷三晃、株式会社福知山三晃、光三晃株式会社、有限会社江別三晃工作に外注している。これらはかつて吸収合併や新設によって設立された子会社で、1966年に分離した三晃建材工業を1969年に吸収合併した事例もある。2014年には関連会社の水上金属工業を子会社化し、2017年に吸収合併した。外注体制により変動費化を進め、生産設備への投資負担を軽減している。

全国8支店と3製作所でカバーする市場

支店網は東京、南関東、中部、関西、中四国、中国、北海道、東北の8支店体制。2025年4月に名古屋支店を中部支店、大阪支店を関西支店に名称変更し、四国営業所を中国支店から中四国支店に移管した。製作所は埼玉県深谷市の深谷製作所(1964年新設)、京都府福知山市の長田野製作所(1974年新設)、北海道江別市の江別製作所(1989年設立)の3拠点。2024年には滋賀製作所を閉鎖し、生産拠点を集約した。

無借金経営と高い自己資本比率

2026年3月期末の総資産は405億円、負債129億円、純資産276億円で、自己資本比率は68.1%に達する。流動比率は326.0%と高水準。重要な有利子負債はなく、運転資金や設備投資は自己資金でまかなう。現金預金残高は141億円。配当性向の目安を2024年度から30%から50%に引き上げ、2025年度は345円/年(株式分割前換算)の配当を実施。財務の健全性を重視した経営を続けている。

業界の中での役割は建築資材サプライチェーンにおいて、金属屋根材・住宅建材を供給し、施工まで手がける。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
471億円
営業利益
38億円
営業利益率
8.1%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01屋根事業主力

長尺屋根工事、R-T工事、ハイタフ工事、ソーラー工事などの屋根工事と長尺成型品販売。日本製鉄の鋼板を日鉄鋼板で表面処理し、日鉄物産を通じて調達。

主な製品・サービス2
長尺屋根材
金属製の長尺屋根材。工場や倉庫などの大規模建築物に使用され、耐久性に優れる。
ハイタフ屋根材
高耐久性の屋根材。過酷な環境下でも長期間の性能を維持。

02建材事業準主力

住宅向け金属成型品(住宅成型品)を販売。屋根材に加え、外壁材や雨どいなどを含む。日本製鉄グループから材料を調達。

主な製品・サービス1
住宅成型品
住宅用の金属部材。屋根材、外壁材、雨どいなど、住宅の外装に使用される。

03その他(太陽光発電)その他

太陽光発電設備で発電した電力を電力会社に卸売りする事業。

製品と技術

長尺屋根工事とR-T工事が中核

長尺屋根工事は、金属屋根材を現場で長尺成型し、連続して葺く工法。工場や倉庫など大規模な非住宅建築物の屋根に採用される。R-T工事は既存屋根の改修工事で、竣工後20年以上経過した建物のリニューアル需要を捕捉する。2026年3月期の屋根事業売上高437億円のうち、完成工事高は395億円に上る。これらの工事は当社の直接施工と、外注を組み合わせて行われる。

ハイタフ・ソーラー・塗装のラインアップ

ハイタフ工事は高耐久・高耐食の金属屋根材を用いた工法で、過酷な環境下での長期使用を見据える。ソーラー工事は屋根上に太陽光パネルを設置する工事で、2014年から自社保有の太陽光発電設備でも実績を積む。塗装工事は既存屋根の塗り替えによる美観・防水性の回復を担う。これらのラインアップにより、新築から改修・メンテナンスまでワンストップで対応する。

住宅向け成型品販売(建材事業)

建材事業では、一般住宅向けの金属成型品(雨どい、外壁材、屋根材など)の販売を行っている。2026年3月期の建材事業売上高は32億円(前年比3.2%減)だが、セグメント利益は0.6億円と19.7%増加した。主な販売先は住宅メーカーや工務店。屋根事業が非住宅主体なのに対し、建材事業は住宅市場をカバーすることで事業ポートフォリオを補完している。成型品は自社工場で生産するほか、非連結子会社に外注する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

屋根材で国内有力、建設需要に依存

建設業、特に金属屋根材で国内有数のメーカー。売上高は約430億円で、同業のショーボンドHDやミライト・ワンと比べ規模は中堅だが、専門分野でのシェアは高いと見られる。営業利益率は9%と収益性は良好。建設市場の動向に左右されやすく、近年は改修需要が牽引。ライバル企業が総合建設サービスを展開する中、当社は材料特化で差別化。

強み

  • 営業利益率9%超と高く、製品競争力と価格決定力を持つ。
  • 屋根材分野で独自の技術を有し、品質で他社と差別化。
  • 改修・補修需要が堅調で、新設市場に依存しない収益基盤。
  • 売上高が3期連続で増加、市場シェアを維持・拡大している。

課題

  • 景気変動や住宅着工減少の影響を受けやすい事業構造。
  • 最新期の利益率が8%に低下、コスト増への対応が課題。
  • 屋根材特化のため、事業ポートフォリオが偏っている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が三晃金属工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11866北野建設297億円8.2倍
2341Aトヨコー284億円54.2倍
31429日本アクア276億円13.3倍
41828田辺工業264億円7.5倍
51960サンテック264億円9.2倍
61972三晃金属工業263億円9.7倍
71847イチケン249億円7.8倍
81914日本基礎技術243億円9.2倍
91770藤田エンジニアリング215億円10.5倍
101867植木組185億円7.3倍
115078セレコーポレーション167億円14.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

山口県に創業、八幡製鐵の資本参加で基盤強化

1949年6月、山口県光市に三晃金属工業株式会社を設立。翌1950年6月に本社・工場を下松市、1953年4月に徳山市へ移転した。1954年6月、八幡製鐵株式會社(現日本製鉄)と日本鐵板(現NS建材薄板)が資本参加。この出資により、後の日本製鉄グループとの緊密な関係が形成され、鋼板調達の安定化と信用力向上につながった。創業から5年で大手鉄鋼メーカーの資本が入ったことが、その後の成長基盤となる。

東京進出と証券取引所上場

1959年7月、本社を東京都新宿区柏木に移転し、事実上の東京進出を果たす。1961年9月には千代田区神田小川町(神田三和銀行ビル)へ移転。1962年9月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。これにより資金調達力が向上し、首都圏での営業展開を本格化。上場から9年後の1971年10月には東京・大阪両証券取引所の市場第一部銘柄に指定され、株式市場での評価を高めた。

深谷製作所の新設と建材子会社の設立・合併

1964年12月、埼玉県深谷市に深谷製作所を新設。関東圏での生産拠点として機能し、首都圏需要への即応体制を整えた。1966年6月、鉄溝・建材部門を分離し子会社三晃建材工業株式会社を設立するが、わずか3年後の1969年3月には吸収合併。事業の一体化を図る一方、非連結子会社への外注モデルへ移行する端緒となった。深谷製作所は現在も主力工場として稼働する。

市場第一部指定と長田野製作所の新設

1971年10月、東京証券取引所および大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定され、企業格付けが向上。同年12月には本社を東京都中央区京橋(第一ぬ利彦ビル)に移転した。1974年9月、京都府福知山市に長田野製作所を新設。西日本の生産拠点として、関西・中四国エリアの受注に対応。この時期、高度成長期の建設需要を背景に、金属屋根工事の受注が拡大した。

滋賀製作所と総合技術センターの開設

1988年2月、滋賀県東近江市に愛東製作所(のち滋賀製作所)を新設。1989年4月には札幌工場を独立させ江別製作所として新設。1990年4月、埼玉県深谷市に総合技術センター(現技術開発センター)を開設し、製品開発と施工技術の研究拠点とした。これらの投資により生産能力と技術力を同時に強化。バブル経済期の建設ブームに対応した拡大路線が顕著となる。

本社統合と太陽光売電事業への進出

1999年6月、本社と東京支店を統合し東京都港区芝浦に移転。2000年代に入ると非住宅分野での改修工事需要を取り込みながら安定成長を続ける。2014年3月、関連会社の水上金属工業株式会社を子会社化。同年6月には太陽光発電による売電事業を開始し、保有する工場屋根を活用した再生可能エネルギー事業に参入した。2017年4月には水上金属工業を吸収合併し、子会社光三晃株式会社を設立した。

子会社の整理と支店再編

2017年4月、連結子会社の水上金属工業を吸収合併し、新たに非連結子会社の光三晃を設立。2021年4月には横浜支店を南関東支店に名称変更し、千葉・君津・甲府・西東京各営業所を東京支店から移管。2024年3月、滋賀製作所を閉鎖。2025年4月、名古屋支店を中部支店、大阪支店を関西支店に変更し、四国営業所を中国支店から中四国支店に移管するなど、支店網を再編した。

市場区分変更と本社移転

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行。2026年1月、本社を東京都港区芝五丁目のミタマチテラスに移転(登記上は2026年1月19日付)。新本社は旧本社(芝浦四丁目)から約2キロメートルの距離に位置する。同年4月には品質管理部を新設し、施工品質と製造品質の向上を図る方針を示している。

年表30件を開く

1940年代

  • 1949年6月創業山口県光市に三晃金属工業株式会社設立

1950年代

  • 1950年6月本社・工場を下松市に移転
  • 1953年4月本社を徳山市に移転
  • 1954年6月八幡製鐵株式會社(現 日本製鉄株式会社)、日本鐵板(現 NS建材薄板株式会社)が資本参加
  • 1959年7月本社を東京都新宿区柏木に移転

1960年代

  • 1961年9月本社を東京都千代田区神田小川町(神田三和銀行ビル)に移転
  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1964年12月埼玉県深谷市に深谷製作所を新設
  • 1966年6月鉄溝・建材部門を分離し、子会社 三晃建材工業株式会社を設立
  • 1968年1月本社を東京都中央区八丁堀(月星ビル)に移転
  • 1969年3月M&A子会社 三晃建材工業株式会社を吸収合併

1970年代

  • 1971年10月東京・大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 1971年12月本社を東京都中央区京橋(第一ぬ利彦ビル)に移転
  • 1974年9月京都府福知山市に長田野製作所を新設

1980年代

  • 1988年2月滋賀県東近江市に愛東製作所(現 滋賀製作所)を新設
  • 1988年4月横浜営業所を東京支店から分離し横浜支店(現 南関東支店)として独立
  • 1989年4月札幌工場を札幌支店から分離し江別製作所として独立
  • 1989年6月子会社 株式会社福知山三晃(現 非連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年4月埼玉県深谷市に総合技術センター(現 技術開発センター)を新設
  • 1990年10月子会社 有限会社江別三晃工作(現 非連結子会社)を設立
  • 1993年4月子会社 株式会社深谷三晃(現 非連結子会社)を設立
  • 1999年6月M&A本社と東京支店を統合し東京都港区芝浦に移転

2010年代

  • 2014年3月M&A関連会社 水上金属工業株式会社を子会社化
  • 2014年6月太陽光発電による売電事業開始
  • 2017年4月M&A連結子会社 水上金属工業株式会社を吸収合併し、子会社 光三晃株式会社(現 非連結子会社)を設立

2020年代

  • 2021年4月商号変更横浜支店の名称を南関東支店に変更し、千葉・君津・甲府・西東京各営業所を東京支店管轄から南関東支店管轄に移管
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2024年3月滋賀県東近江市の滋賀製作所を閉鎖
  • 2025年4月商号変更名古屋支店の名称を中部支店に変更、大阪支店の名称を関西支店に変更 大阪支店の管轄であった四国営業所を中国支店に移管し、中国支店の名称を中四国支店に変更
  • 2026年1月本社を東京都港区芝(ミタマチテラス)に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    設計織込み営業の強化

    技術提案を中心とした設計織込み営業を強化し、競争力のある商品と工法を市場に投入して受注拡大を図る。

  2. 02

    コスト転嫁と低減の推進

    資材・労務・物流・設備等のコストアップを価格転嫁するとともに、一層のコスト低減を強化して利益確保に努める。

  3. 03

    品質管理体制の強化

    2026年4月に品質管理部を新設し、施工品質と製造品質の向上に取り組む。

  4. 04

    現場生産性の向上

    施工治具の改善等により現場生産性を高め、業界最高水準の商品力・営業力・工事力による好循環を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で520人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は856万円で、9期前と比べて+17.5%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月476
2018年3月448
2019年3月72841.816.6466
2020年3月71042.117.1470
2021年3月69642.317.1481
2022年3月69842.517.1492
2023年3月73842.717.3499
2024年3月78543.017.5502
2025年3月84743.417.9502817
2026年3月85643.718.0520731

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率46.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)50.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
深谷製作所 — 埼玉県深谷市4,286百万円
屋根事業
本社 — 東京都港区他1,536百万円
屋根事業
長田野製作所 — 京都府福知山市854百万円
屋根事業
光製作所 — 山口県光市687百万円
屋根事業
江別製作所 — 北海道江別市120百万円
屋根事業
主な関係会社
  • 国内
    日本製鉄(株)(注)1
    東京都 千代田区 · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は471億円営業利益38億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.7%、利益が-7.3%。

売上高
+3.7%
471億円
営業利益
-7.3%
38億円
純利益
-10.3%
26億円
営業利益率
8.1%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高470億円471億円
営業利益35億円38億円
純利益25億円26億円
1株あたり配当¥64¥64

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は94億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1098
2024年1Q7500.0−1
2024年2Q1301612.312
2024年3Q10698.56
2024年4Q1189
2025年2Q209167.711
2025年4Q2452510.218
2026年2Q224167.111
2026年4Q247228.915
2027年1Q9433.22

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は291億円から471億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月29181
関連会社 水上金属工業株式会社を子会社化
2014年3月3301512
2015年3月3472315
2016年3月3663120
連結子会社 水上金属工業株式会社を吸収合併し、子会社 光三晃株式会社(現 非連結子会社)を設立
2017年3月3552617
2018年3月3502524
2019年3月3612919
2020年3月3402412
横浜支店の名称を南関東支店に変更し、千葉・君津・甲府・西東京各営業所を東京支店管轄から南関東支店管轄に移管
2021年3月3222517
2022年3月3482416
2023年3月3983424
2024年3月4293726
名古屋支店の名称を中部支店に変更、大阪支店の名称を関西支店に変更 大阪支店の管轄であった四国営業所を中国支店に移管し、中国支店の名称を中四国支店に変更
2025年3月45441419.029
2026年3月47138388.126

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高471億円のうち、営業利益として残るのは38億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.2%373億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.7%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
20.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
9.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−104億円で、差し引きのフリーCFは−78億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は47億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−1−11229
2014年3月16−5−101130
2015年3月23−10−31339
2016年3月13−4−3945
2017年3月26−8−61856
2018年3月29−6−52374
2019年3月22−14−7875
2020年3月34−8−162685
2021年3月16−3−41393
2022年3月19−3−516104
2023年3月8−5−53102
2024年3月41−9−732126
2025年3月36−8−828146
2026年3月26−104−21−7847

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は405億円。このうち返さなくてよい自己資本が276億円で、自己資本比率は68.1%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月23910013941.8
2014年3月26210615640.4
2015年3月26712214545.6
2016年3月29213715547.0
2017年3月29515014550.8
2018年3月31516814753.1
2019年3月33118015154.4
2020年3月31018712360.2
2021年3月30420010465.7
2022年3月33521112463.1
2023年3月36723013762.6
2024年3月40225015262.2
2025年3月41427114365.4
2026年3月40527612968.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
142億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
233億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
129億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中19位あたり、逆に低いのはROE140社中82位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.7%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.7%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,330で、1年前と比べて-13.2%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥1,330-1.8%1ヶ月+4.1%1年-13.2%時価総額263億円
過去52週の値幅
安値¥1,164高値¥1,734

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR1.71倍
配当利回り4.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(1265.56円)を上回り、+0.35%とほぼ横ばい。75日線(1251.57円)も上回っており、中期トレンドは底堅い。一方、200日線(1346.22円)は下回っており、長期では弱含み。52週高値1734円からは約26.8%下落したが、52週安値1164円からは+9.1%回復。直近1ヶ月で+1.2%と小幅上昇。出来高は7月8日に118.9千株と膨らんだが、その後は2万株前後の低水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは9.26倍(フォワード10倍)と業界平均の13.95倍を下回り、PBRは1.64倍とやや高いが、配当利回りは5.04%と業界平均の3.44%を大きく上回り、配当性向50.3%は持続可能。ROEは9.7%と収益性は良好で、売上は2026年3月期に471億円と増加傾向。建設業界では高配当利回りとPERの低さから割安と評価できる。ただし、PBRが1倍を超えており、資産価値に対しては割高感がある点に注意。総合的に見て、インカムゲインとバリュエーションのバランスから割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍14.4倍
PER (予想)10.5倍
PBR1.71倍1.55倍
ROE9.7%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

物流施設やデータセンターなど非住宅建設投資の動向が業績を左右する。強気派は旺盛な設備投資需要を背景に増収基調が続き、災害対策需要も追い風とみる。一方、弱気派は施工コストの上昇や人手不足で採算が悪化し、数年後の減益予想やROEの低さから成長鈍化を懸念する。中長期で見た需要持続性と収益性の改善が争点。

プラスに働く材料7
  • 非住宅建設投資の追い風

    物流・データセンター需要で売上高が3期連続増収。

  • 災害対策需要の拡大

    耐震・防災意識の高まりで金属屋根の需要増が見込める。

  • 高水準な配当利回り

    配当利回り5%超は株主還元を重視する投資家に魅力。

  • 売上高の3期連続増加2026年通期影響

    売上高429→454→471億と3期連続増

  • 営業利益率の回復2027年〜2028年影響

    営業利益率8.07%→9.03%で営業利益+5億

  • 高配当利回り5.04%継続影響

    配当利回り5.04%と高水準

  • PER9.3倍の低評価決算発表後影響

    PER9.26倍、一桁成長ならPERさらに低下

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下懸念

    2026年3月期の営業利益率は前期比で低下予想。

  • 人手不足とコスト増

    建設業界の人手不足が労務費上昇を招く可能性が高い。

  • 需要の一巡リスク

    物流施設等の建設が一巡すれば受注が減少しうる。

  • 営業利益の減少トレンド2026年通期影響

    営業利益41→38億と減益、利益率も低下

  • 純利益の減益通年影響

    純利益29→26億、3年ぶり減益

  • 高PBRの修正リスク継続影響

    PBR1.64倍は高く、ROE低下で割高感

  • 原材料高で原価率悪化継続影響

    金属材料高が原価率を圧迫

次の決算で確かめる点
売上高
非住宅建設需要の動向を反映するため。
営業利益率
コスト増が収益に与える影響度を測る。
受注残高
今後の売上高の先行指標となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり64で、前期から9.2%いまの株価に対する利回りは4.81%。

年間配当
¥64
1株あたり
配当利回り
4.81%
いまの株価に対して
配当性向
50.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2629.2
2018年3月3638.528.9
2019年3月30−16.729.8
2020年3月20−33.331.2
2021年3月2210.029.7
2022年3月2618.230.4
2023年3月3742.330.1
2024年3月408.129.7
2025年3月7690.049.8
2026年3月69−9.250.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥64

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,758人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.435.733.931.536.942.8
事業法人40.540.640.542.044.041.3
外国法人9.89.611.014.011.69.0
金融機関11.811.28.97.73.53.5
証券会社3.42.95.64.63.93.3
自己株式2.62.62.62.62.62.6
外国人個人0.00.00.10.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社31.46
02日鉄物産株式会社6.48
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.36
04光通信KK投資事業有限責任組合1.86
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.09
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.86
07モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.71
08BNP Paribas Financial Markets(常任代理人 BNPパリバ証券株式会社)0.68
09小泉 和子0.58
10宗教法人カトリック聖パウロ修道会0.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+416%、1株純資産は14期で−43%。直近期のROEは9.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月272,5191.186.5112.8
2014年3月3062,74011.48.722.7
2015年3月3893,16013.27.119.2
2016年3月5243,55515.66.028.9
2017年3月4523,88212.26.829.2
2018年3月6224,34815.25.828.9
2019年3月5044,67211.25.529.8
2020年3月3214,8426.76.331.2
2021年3月4375,1808.77.029.7
2022年3月861,0958.05.930.4
2023年3月1231,19310.86.230.1
2024年3月1351,29510.87.529.7
2025年3月1531,40611.37.249.8
2026年3月1371,4339.79.650.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額223百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木栄一代表取締役 社長6113,438
長野光博取締役 常務執行役員 技術本部長603,082
今野徹哉取締役 常務執行役員 総務部長621,642
福田貴之取締役 常務執行役員 営業本部長621,461
江口真木取締役 社長付658,353
三代元之取締役70
花里利一取締役70
湧川正朗監査役(常勤)643,668
堀江秀明監査役(常勤)61
渡辺匡也監査役(非常勤)55
富永伸也常務 執行役員
大沼清隆常務執行役員
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢
渡辺勉常務執行役員
月林陽一執行役員
鈴木悟執行役員
雄鹿浩之執行役員
石塚壮執行役員
宮崎智裕執行役員
斉藤靖明執行役員
渡辺天平執行役員
坂田睦執行役員
田室稔執行役員
中山尊博執行役員
角保達也監査役(常勤)61
西田昇平43

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)616828
社外取締役5388
監査役11717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容656字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「当社」、「子会社4社」及び「その他の関係会社1社」で構成されており、屋根事業及び建材事業を主な事業として取り組んでおります。 当社グループの事業における当社グループ各社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 [屋根事業] 長尺屋根工事、R-T工事、ハイタフ工事、ソーラー工事、塗装工事及び長尺成型品販売を行っております。 屋根事業で使用する材料については、主に、その他の関係会社の「日本製鉄(株)」の製品を、その他の関係会社の子会社の「日鉄鋼板(株)」にて表面処理加工を行い、その他の関係会社の子会社の「日鉄物産(株)」を通じて仕入れております。 また、屋根材等の加工作業の相当部分を非連結子会社の「(株)深谷三晃」、「(株)福知山三晃」、「光三晃(株)」に外注しております。 [建材事業] 住宅成型品販売を行っております。 建材事業で使用する材料については、主に、その他の関係会社の「日本製鉄(株)」の製品を、その他の関係会社の子会社の「日鉄鋼板(株)」にて表面処理加工を行い、その他の関係会社の子会社の「日鉄物産(株)」を通じて仕入れております。 また、屋根材等の加工作業の相当部分を非連結子会社の「(株)深谷三晃」、「(株)福知山三晃」、「(有)江別三晃工作」に外注しております。 [その他] 太陽光により発電した電力を電力会社に卸売りする事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題799字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (企業理念) 我々は 一、 快適で環境に優しい屋根空間を創造し、社会に貢献します。 一、 現場力を磨き、専門性を活かした高品質の建築作品とサービスを提供します。 一、 誠実と勤勉を旨とし、自ら熟慮を重ねて信頼に応えるよう行動します。 一、 人を育て、人を活かし、活力に溢れる企業であり続けます。 (経営方針、経営環境及び対処すべき課題等) 建設業界におきましては、新築需要の減少、人手不足等に起因する前工程の遅延、建設コスト高騰による建設計画の中止・延期などが引き続き懸念される中、中東情勢の影響による資材調達懸念、調達価格上昇など先行きが一段と不透明な状況にあります。当社においては、営業面では技術提案を中心にした設計織込み営業の強化に注力するとともに、競争力のある商品と工法を市場に投入し、さらに受注を拡大してまいります。工事面においても、引き続き高水準の受注残高を維持しており、工事施工を確実に実行してまいります。 また、資材・労務・物流・設備等のコストアップの価格転嫁と一層のコスト低減強化により利益確保に努めてまいります。 中長期的な取り組みとして、安全・法令遵守への取り組みを継続的に行うとともに、「施工品質」と「製造品質」向上に向け、2026年4月に品質管理部を新設し、品質管理を強化してまいります。 さらに、施工治具の改善等による現場生産性の向上を進めることで、「業界最高レベルの商品力・営業力・工事力」による好循環を創出し、圧倒的な総合力で業界をリードしてまいります。 引き続き、すべてのステークホルダーから信用・信頼され、選ばれる企業として社会に貢献してまいります。 (中期経営方針について) 当中期経営方針の取り組み(2024-2026)
事業等のリスク1,804字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の経営成績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社が判断したものであります。 (1) 他社との競合リスクについて 屋根事業においては、競合他社との間で競争状態にあります。今後建設市場の縮小が継続し、受注競争の激化から受注価格が下落した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに関しては、差別化商品の開発、施工体制、施工管理力の強化等により競争力維持に努めてまいります。 (2) 信用リスクについて 営業債権である受取手形、電子記録債権、完成工事未収入金等は、取引先の信用リスクに晒されております。 当該リスクに関しては、与信管理規程に従い、受注時の与信審査を厳格に行うとともに、必要に応じ適切な債権保全策を実施することにより当該リスクの軽減を図っております。 (3) 資材価格の変動リスクについて 屋根事業において、主要資材価格が高騰し受注価格に反映することが困難な場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに関しては、調達先との価格交渉、分散化、資材の早期発注などの原価低減努力により工事損益への影響を最小限に抑えるよう努めております。 (4) 重大事故の発生リスクについて 屋根事業は、作業環境や作業方法から危険を伴うことも多く、人身や施工物に関わる重大な事故が発生した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに関しては、工事着手に先立ち事前に施工計画を策定し、安全な作業環境を整え施工しております。また、徹底した安全教育を実施し、危険予知活動や安全パトロールなど災害を撲滅するための活動を推進しております。事業部門とは独立した安全・衛生・環境部が工事現場や製作工場へ安全パトロールを実施するとともに、過去事例や他社事例に基づき教育を行うなど、安全管理が十分に配慮された体制で施工を行っております。 (5) 訴訟リスクについて 当社は、工事の施工において、施工品質の維持・向上に万全を期しておりますが、工事完成の引き渡し後の補修、契約不適合責任、製造物責任等に関連する訴訟や、その他事業活動を行う過程における取引先からの訴訟等が提起された場合、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに関しては、取引に際して事前に顧問弁護士によるリーガルチェック、コンプライアンス体制の整備・適正運用を通じて、訴訟リスクの未然防止・軽減に努めております。 また、万一、訴訟等が提起された場合に備え、顧問弁護士と連携し、訴訟等に的確に対応する体制を整備しております。 (6) 品質リスクについて 契約不適合や瑕疵による多額の補修費用が発生した場合には、当社業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに関しては、契約前検討及び着工前検討の徹底と施工管理者教育・施工班研修の強化等により工事品質向上を図ると共に、一定の保険を付し、リスクの低減を図っております。 (7) 協力会社の確保に係るリスクについて 当社は工事の施工管理を行っているため、優秀な協力会社の確保・育成・新規採用が不可欠であります。現状、協力会社を中心として受注工事に対応できる施工能力を有しておりますが、将来主要な協力会社に不測の事態が発生した場合、受注機会の喪失や納期遅延等の問題が発生するおそれがあり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに関しては、工事総括部を中心として協力会社の核である「三友会」の強化による施工品質と施工技術、施工能力の向上の推進に注力するとともに、継続取引協力業者の三友会加入による施工強化や増員支援を図ることで当該リスクの軽減を図っております。 (8) 固定資産の減損損失について 経営環境等の変化による収益性低下により投資額の回収が見込めなくなった場合、保有している固定資産について減損損失を計上する可能性があります。 当該リスクに関しては、財務担当役員を委員長とした設備予算委員会による投資案件の審議により投資の可否を慎重に検討しており、取得後は、同委員会による定期的なモニタリング、四半期ごとの減損兆候の把握等に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,087字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)2025年度の事業環境および経営成績の概況 2025年3月~2026年2月の全国非住宅鉄骨造着工床面積は、前年同期比4.8%減少、全国非住宅鉄骨造着工床面積のうち、当社工事物件に関係する工場・倉庫においては前年同期比11.9%減少といずれも減少基調で推移しました。 建築コストにつきましては、諸資材価格は総じて高い水準で推移しております。 このような状況下ではありましたが、受注高につきましては、竣工後20年以上経過した建屋の改修ニーズ捕捉による改修工事、成型品販売の受注などにより、前期比4百万円(0.0%)減少の47,933百万円と引き続き高いレベルで推移しております。 売上高につきましては、前期比1,695百万円(3.7%)増収の47,058百万円となりました。 うち完成工事高としては、工事が比較的順調に進捗したことにより、前期比762百万円(2.0%)増収の39,584百万円となりました。 うち製品売上高としては、屋根事業における成型品販売の増収などに伴い、前期比936百万円(14.5%)増収の7,396百万円となりました。 繰越受注高につきましては、過去最高を更新し前期比875百万円(2.5%)増加の36,462百万円となりました。 完成工事総利益につきましては前期比293百万円(3.3%)減益の8,538百万円となりました。これは完成工事売上高は769百万円(2.0%)増収となったものの、工事原価及び製造・施工強化対策費用の増加等により完成工事総利益率が1.2ポイント低下したことによるものであります。 製品売上総利益につきましては、増収により前期比139百万円(13.6%)増益の1,165百万円となりました。 経常利益につきましては、売上総利益の減少、本社移転関連費用の計上等一般管理費の増加などにより前期比295百万円(7.1%)減益の3,843百万円となりました。 当期純利益につきましては、前期比296百万円(10.1%)減益の2,645百万円となりました。 (2)当事業年度の決算概要 1)業績ハイライト 売上高は、工事の比較的順調な進捗及び成型品販売の増収により3.7%増収の470億円 経常利益は、増収による利益増はあったものの、工事原価及び製造・施工強化対策費用の増加等による売上総利益率の低下により7.1%減益の38億円 ROEは9.7%となりました。 (3)財政状態、キャッシュ・フロー、配当金推移 1)財政状態 (資産) 当事業年度末の総資産は、前期比8億円(2.1%)減少の405億円となりました。 これは主に、電子記録債権、現金預金の減少等によるものであります。 (負債) 負債は、前期比14億円(9.9%)減少の129億円となりました。 これは主に、電子記録債務、未払消費税等が減少したこと等によるものであります。 (純資産) 純資産は、前期比5億円(1.9%)増加の276億円となりました。 2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 流動比率 (%)   265.5   261.9   294.1   326.0 自己資本比率(%)   62.6   62.2   65.4   68.1 当事業年度末における流動比率は326.0% 自己資本比率は68.1%と前期比2.7ポイント上昇 今後とも財務上の健全性確保及び資産効率性を高めることを推進してまいります。 2)キャッシュ・フロー 投資CFは定期性預金(6ヶ月)の預入により95億円増加 財務CFは前期配当金に加え中間配当の実施初年度により増加 なお、当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、46億円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は26億円となりました。 主な増加要因は、税引前当期純利益38億円、減価償却費7億円、売上債権及び契約資産の減少額7億円であります。 主な減少要因は法人税等の支払額13億円、仕入債務の減少額13億円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は104億円となりました。 主な減少要因は、定期性預金の預入による支出95億円、有形固定資産の取得による支出7億円、無形固定資産の取得による支出が1億円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は21億円となりました。 主な減少の要因は、配当金の支払額21億円であります。 3)配当金推移 2024年度より配当性向目安を30%から50%に見直し 同方針により、2025年度は345円/年配当、中間配当は左記内数として170円 (注)2025年10月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。2025年度は当該株式分割が行 われなかったと仮定し、1株あたりの配当金を算定しております。 4)資金需要 当社の運転資金需要のうち主なものは、工事施工に必要な材料、外注加工費、製造関連費等の施工原価及び一般管理費等の費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、屋根事業及び建材事業に係る成型機等の取得を目的とした設備投資によるものであります。また、株主還元については、業績に応じた利益配分を基本とした配当政策に基づき実施しております。 5)資金調達 当社は、運転資金及び設備投資による資金需要を自己資金でまかなっております。 また、適切な現預金残高を維持することに加え、一時的な資金不足に備え、主要取引銀行とのコミットメントライン契約により、充分な流動性を確保しております。 当事業年度末における現金預金の残高は141億円となっており、重要な有利子負債はありません。 (4)セグメントごとの経営成績 セグメント売上高   セグメント利益 前事業年度(百万円)   当事業年度(百万円)   増減(百万円)   増減率   前事業年度(百万円)   当事業年度(百万円)   増減(百万円)   増減率 屋根事業   41,921   43,728   1,806   4.3%   4,004   3,662   △342   △8.6% 建材事業   3,361   3,252   △108   △3.2%   53   63   10   19.7% その他   79   76   △3   △3.8%   54   52   △2   △4.1% 合計   45,362   47,058   1,695   3.7%   4,112   3,778   △334   △8.1% (屋根事業) 屋根事業は長尺屋根工事、R-T工事、ハイタフ工事、ソーラー工事、塗装工事及び長尺成型品販売を行っております。 セグメント売上高は、前期比1,806百万円(4.3%)増収の43,728百万円となりました。 セグメント利益は、前期比342百万円(8.6%)減益の3,662百万円となりました。 (建材事業) 建材事業は住宅成型品販売を行っております。 セグメント売上高は、前期比108百万円(3.2%)減収の3,252百万円となりました。 セグメント利益は、前期比10百万円(19.7%)増益の63百万円となりました。 (その他) その他は太陽光により発電した電力を電力会社に卸売りする事業を行っております。 セグメント売上高は、前期比3百万円(3.8%)減収の76百万円となりました。 セグメント利益は、前期比2百万円(4.1%)減益の52百万円となりました。 (5)施工、受注及び売上の状況 1) 施工実績 当事業年度における施工実績を工事種類ごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント の名称   区分   施工高(百万円)   前期比(%) 屋根事業   工事   長尺屋根   32,554   △2.3 ハイタフ   3,483   42.8 R-T   1,555   △25.5 塗装   480   △10.4 ソーラー   1,466   52.6 合計   39,540   0.5 2)受注実績 当事業年度における受注実績及び受注残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント の名称   区分   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 屋根事業   工事   長尺屋根   33,998   0.8   29,300   5.1 ハイタフ   3,707   36.7   1,665   10.8 R-T   1,403   △17.7   1,430   △5.9 塗装   592   △0.2   302   60.1 ソーラー   352   △86.2   966   △54.1 販売   成型品   4,548   41.6   2,797   17.3 計   44,603   0.2   36,462   2.5 建材事業   販売   住宅成型品   3,252   △3.2   ―   ― 計   3,252   △3.2   ―   ― その他   売電事業   76   △3.8   ―   ― 計   76   △3.8   ―   ― 合計   47,933   △0.0   36,462   2.5 3)売上実績 当事業年度における売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント の名称   区分   売上高(百万円)   前期比(%) 屋根事業   工事   長尺屋根   32,605   △0.6 ハイタフ   3,456   40.3 R-T   1,549   △26.1 塗装   479   △10.9 ソーラー   1,493   61.3 販売   成型品   4,143   33.7 計   43,728   4.3 建材事業   販売   住宅成型品   3,252   △3.2 計   3,252   △3.2 その他   売電事業   76   △3.8 計   76   △3.8 合計   47,058   3.7 (注) 1.セグメント間の取引はありません。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これら見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 なお、以下に記載の項目は翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクは小さいと判断しております。 1)重要な収益及び費用の計上基準 完成工事高の計上は、財又はサービスに対する支配が顧客に一定の期間にわたり移転することから、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が、予想される工事原価の合計に占める割合(インプット法)に基づいて行っております。 インプット法による完成工事高計上においては工事原価の合計の見積りにより収益及び損益の額に影響を与えます。工事原価の合計の見積りは当初は実行予算によって行います。実行予算作成時には、作成時点で入手可能な情報に基づいた気象条件、施工条件、資材価格について仮定を設定し、作業効率等を勘案して工種ごとに詳細に積み上げることによって工事原価の合計を見積ります。工事着工後は各工事において実際の発生原価と対比して適時・適切に工事原価の合計の見直しを行っており、工事原価の合計について検討・分析を実施しております。 また、完成工事高計上においてはインプット法を採用しており、実際の工事の進捗状況と累計発生原価率との乖離が疑われる場合には、その要因を調査・検討することで計上額が妥当であることを検証しております。 このように気象条件、施工条件、資材価格、作業効率等さまざまな仮定要素があり、それらについて適時・適切に見積りを行っておりますが、将来の損益は見積金額と異なる場合があります。 2)完成工事補償引当金 完成工事に係る契約不適合責任等の費用に備えるため、過年度の実績率を基礎に将来の支出見込を勘案し、特定の物件については個別に発生見込額を考慮し、算定額を計上しております。 支出見込額の算定に際しては現在入手可能な情報(過去の実績、補修方法等)及び保険契約を基礎として算定しておりますが、見積りを超える瑕疵及び支出が発生した場合、追加の引当が必要となる可能性があります。 3)固定資産の減損 固定資産の減損会計の対象となる建物、構築物、機械及び装置、工具器具・備品、土地、ソフトウェア並びにソフトウェア仮勘定等を保有しております。減損の兆候の把握、認識の判定は慎重に実施しておりますが、受注状況や市場環境の変化等により、将来キャッシュ・フローの総額の見積りが帳簿価額を下回った場合に、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (7)2026年度業績予想 事業環境 ・新築需要は引き続き減少の見通し ・人手不足に起因する前工程の遅延、建設コスト高騰による建設計画の中止・延期。 ・中東情勢の影響による資材調達懸念、調達価格上昇など先行きは一段と不透明。 当社方針 ・営業面では技術提案を中心に設計織込み営業を強化 競争力のある商品と工法を市場に投入し、さらに受注を拡大 ・工事面では引き続き高レベルの期首受注残高を維持しており、工事施工の確実な実行に注力 ・資材、労務、物流、設備等のコストアップの転嫁と一層のコスト低減強化 ・「施工品質」と「製造品質」の向上(2026年4月に品質管理部を新設) ・現場生産性の向上を進め、「業界最高レベルの商品力・営業力と工事力」による好循環を創出

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。