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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

SEMITEC

SEMITEC Corporation6626 · Standard · 電気機器

温度センサで世界トップクラスの専業メーカー。家電から車載まで幅広い機器に温度センサを供給。

概要

SEMITEC株式会社(旧石塚電子)は、温度センサを中心とする各種センサの製造・販売を行う電気機器メーカーである。1958年に東京都江戸川区で創業し、バリスタの製造から始まった。現在は13の連結子会社を擁し、日本・中華圏・その他アジア・北米の4地域でグローバルに事業を展開。2026年3月期の連結売上高は255億円、営業利益35億円、純利益31億円。主力の熱敏抵抗体(サーミスタ)と薄膜センサを自動車、家電、産業機器、医療機器など幅広い分野に供給している。

温度センサを中核とする4事業セグメント

当社グループの事業は、報告セグメントとして日本、中華圏、その他アジア、北米の4つに区分される。日本セグメント(SEMITEC株式会社)は国内及び欧州向け販売を担い、2026年3月期の売上高は54.66億円。中華圏セグメントは香港・台湾・中国の販売・生産子会社から構成され、売上高85.78億円で最大セグメント。その他アジアは韓国・フィリピン・タイ・インド・ベトナムの子会社が担当し、売上高71.09億円。北米セグメント(SEMITEC USA CORP.)は主に医療・産業機器向けで売上高43.03億円。4セグメント合計で連結売上高254.58億円を計上した。

世界13拠点の生産・販売ネットワーク

当社グループは、消費地に近い場所で生産する「消費地生産」と低コスト拠点を選ぶ「適地生産」を両立させる戦略でグローバル展開を進めてきた。生産拠点は日本(千葉工場)、中国(江蘇、韶関、深圳、泰州、威海)、フィリピン、韓国、タイ、ベトナム、インドに配置。販売会社は米国、香港、台湾、上海などに置き、地域ごとのニーズに応える体制を構築している。2026年3月期の生産実績は、その他アジアが62.87億円(前年比46.9%増)と最も大きく、中華圏53.43億円、日本46.26億円と続く。

10年で売上高2.6倍に拡大した収益基盤

連結業績の推移をみると、2013年3月期の売上高98億円から2026年3月期には255億円へと約2.6倍に成長した。営業利益は開示されていない時期があるが、2025年3月期に39億円、2026年3月期に35億円と高水準で推移。純利益は2013年3月期の△7億円から2026年3月期は31億円と黒字を定着させた。自己資本比率は77.4%(2026年3月末)と財務体質は堅牢。主要経営指標として営業利益を重視しており、中長期ビジョン「Vision2026」のもとでさらなる収益拡大を目指している。

パーパスに掲げる「真のグローバル企業」への道

当社グループは「社会に必要とされ続ける存在価値の追求」「人の記憶に残る独特で面白い企業」をパーパスに掲げる。経営方針として、従来のセンサにとらわれずニーズを深堀し、新しい製品を開発する姿勢を貫く。中長期的には、世界各国の独特なニーズを汲み取る「真のグローバル企業」を目指し、ターゲット顧客への戦力集中、海外事業の現地化、供給体制の強靭化、薄膜サーミスタ技術の応用開発などに取り組む。また、産学連携やM&Aも成長加速手段として活用する方針である。

業界の中での役割は電子部品メーカー(温度センサで世界有数のシェア)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
255億円
営業利益
35億円
営業利益率
13.7%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
中華圏86億円33.7%15億円17.4%
その他アジア71億円27.8%17億円23.9%
日本55億円21.6%-6億円-10.9%
北米43億円16.9%11億円25.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家電・電子機器主力

白物家電(冷蔵庫、エアコン等)や情報通信機器向けに、温度センサを中心としたセンサ製品を供給。高精度と信頼性で広く採用されている。

温度センサで世界最大級のシェア

主な製品・サービス2
サーミスタ
温度に応じて電気抵抗が変化する半導体素子。温度測定・補償用に広く使用される。
温度センサ
サーミスタやICを応用し、温度を電気信号に変換する部品。

02自動車準主力

自動車のエンジン制御、バッテリー管理、車内空調などに使用される温度センサを供給。電動化に伴い需要拡大。

主な製品・サービス1
車載用温度センサ
過酷な環境下での高信頼性が求められる車載用途に特化した温度センサ。

03産業機器・ヘルスケア準主力

産業用設備の温度管理や、体温計等の医療機器向けにも温度センサを供給。多様な用途に対応。

主な製品・サービス1
産業用温度センサ
工場設備や発電所等の温度監視用センサ。

製品と技術

バリスタ:創業以来の過電圧保護素子

バリスタ(電圧依存抵抗器)は、印加電圧が一定値を超えると抵抗値が急激に低下する特性を持ち、回路を過電圧から保護する。1958年の創業時から製造してきた原点製品であり、現在もラインアップに含まれる。主に電源回路や通信機器のサージ吸収用途に用いられ、家電や産業機器で幅広く採用されている。当社はバリスタの材料開発から製造まで一貫して手がけ、高い信頼性を提供している。

サーミスタ:バルク型から薄膜型へ進化した温度センサ

サーミスタは温度変化に応じて抵抗値が変化する温度センサの一種。1960年にバルク型サーミスタの製造を開始し、現在でも主力製品の一つである。バルク型はセラミック焼結体を用いた構造で、コストパフォーマンスに優れ、家電・OA機器など広範な用途で使われる。1992年には半導体薄膜技術を応用した薄膜サーミスタを製品化。薄膜型は高精度・小型・高速応答が特長で、自動車の排ガス温度計測や医療用体温計、産業用プロセス制御など高い性能が求められる分野に採用されている。

薄膜センサ:半導体プロセスで作る高機能デバイス

薄膜センサは、スパッタリングなど半導体薄膜形成技術を用いて基板上に感熱膜を形成したデバイスである。1992年に製造を開始し、以来、温度センサの高機能化を牽引してきた。特長は、バルク型に比べて熱応答が速く、小型化が容易で、高い精度(±0.1℃級)を実現できる点にある。自動車ではエンジンやバッテリー温度管理、医療では血糖値測定器や体温モニター、産業機器ではモーター保護やヒーター制御に使用される。当社は薄膜サーミスタ技術のポテンシャルを最大限引き出すため、応用開発とビジネスモデル構築を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 家電・電子機器温度センサで世界最大級のシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

電子部品中堅、半導体関連比率高

SEMITECは電子部品、特に半導体関連の製造販売を行う。売上高227億円(2024年3月期)→253億円に増加、営業利益率15.42%と高水準。半導体市場の好調が追い風。同業のイビデンやキオクシアHDは半導体パッケージ基板やメモリで大型だが、SEMITECはニッチな部品で差別化。2026年3月期は売上高255億円と横ばい、営業利益率13.73%に若干低下予想で、グローバル需要変動の影響を受けやすい。

強み

  • 営業利益率15%超は電子部品業界で優位、高付加価値製品を提供。
  • 半導体市場拡大に支えられ、売上・利益ともに堅調に推移。
  • 特定用途向け部品で競合が少なく、高いシェアを維持。
  • 大手半導体メーカーとの長期取引により、安定収益を確保。

課題

  • 世界的な半導体需要の変動に業績が影響されやすい。
  • 2026年は売上高横ばい、利益率低下予想で成長頭打ちの兆候。
  • キオクシアHDなど大型同業が参入する可能性があり、競争激化リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がSEMITEC

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16763帝国通信工業276億円20.3倍
26643戸上電機製作所273億円10.1倍
36832アオイ電子273億円366.3倍
46835アライドテレシスホールディングス271億円8.1倍
56626SEMITEC250億円8.0倍
66962大真空250億円58.9倍
76505東洋電機製造240億円7.5倍
86798SMK237億円372.6倍
96927ヘリオス テクノ ホールディング226億円11.0倍
106918アバールデータ222億円36.7倍
116912菊水ホールディングス218億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

バリスタ製造で創業した1958年

1958年3月、石塚電子株式会社を資本金500千円で東京都江戸川区に設立し、「バリスタ(電圧依存抵抗器)」の製造を開始した。これが当社グループの原点となる。バリスタは電子回路の過電圧保護に使われる部品で、創業当初から独自の技術で市場に参入した。同年には早くも製品の供給を開始し、その後センサ分野へと事業を拡大する基礎を築いた。

サーミスタ製造開始と千葉工場の拡充(1960~1970年代)

1960年8月、千葉県習志野市に工場を新設し、「サーミスタ(バルク型)」の製造を開始。これにより温度センサ事業がスタートした。1964年4月には大阪営業所を開設し、販路を西日本へ拡大。同年7月には千葉県千葉市に千葉工場を新設して移転し、生産能力を高めた。1970年3月には千葉工場の第4期工事が完成し、増産体制を整えた。この時期にサーミスタが主力製品として成長し、後の温感デバイス事業の基盤が固まった。

本社移転と海外販売会社の設立(1988~1995年)

1988年6月、東京都墨田区に本社ビルを新設し、江戸川区から移転。同年にはサーミスタ全自動生産ライン10号棟が千葉工場に完成し、生産の自動化を推進した。1989年12月には北米向け販売会社「SEMITEC USA CORP.」を米国ニューヨーク市に設立し、海外展開の第一歩を踏み出す。1994年4月に名古屋営業所を開設し、国内販売網も強化。1995年3月には香港に販売会社を設立し、中華圏への進出を開始した。

薄膜センサ技術の導入とアジア生産拠点の拡大(1992~2005年)

1992年3月、半導体薄膜技術を応用した「薄膜センサ」の製造を開始。これにより、高精度・小型の温度センサを提供可能となり、自動車や医療機器分野への展開が加速した。1996年10月には中国江蘇省の興順電子の株式を買収し、中国生産に参入。2000年5月にはフィリピン、同年11月には韓国に生産会社を設立。さらに2002年2月に中国泰州、2005年6月に中国威海に生産拠点を設け、アジア全域で製造能力を拡大した。

商号変更と株式上場(2011年)

2011年3月、商号を「SEMITEC株式会社」に変更。同年4月にはタイに生産子会社「Thai Semitec Co.,Ltd.」を設立し、東南アジアでのプレゼンスを強化した。6月には中国深圳に生産会社を設立するとともに、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場を果たした。これにより資金調達力と知名度を向上させ、さらなるグローバル成長の足掛かりを得た。上場後の2013年3月期の売上高は98億円だったが、その後順調に拡大していく。

グローバル化の深化と業績拡大(2015~2026年)

2015年以降、自動車用途や医療用途の需要を取り込み、売上高は2015年3月期の131億円から2026年3月期の255億円へと倍増した。特にその他アジアセグメントでは、韓国系自動車部品メーカー向けが好調で、生産拠点の複数化が功を奏した。一方で、OA機器や家電向けは需要変動の影響を受け、2026年3月期の中華圏セグメント売上高は前期比5.9%減。しかし全体として、薄膜サーミスタ技術の応用拡大と現地化戦略により収益基盤を強固にしてきた。

年表41件を開く

1950年代

  • 1958年3月創業石塚電子株式会社を資本金500千円で、東京都江戸川区に設立し、「バリスタ」の製造を開始

1960年代

  • 1960年8月千葉県習志野市に工場を新設し、「サーミスタ(バルク型)」の製造を開始
  • 1964年4月大阪営業所を開設
  • 1964年7月千葉県千葉市に千葉工場を新設し、習志野市より移転

1970年代

  • 1970年3月千葉工場の第4期工事が完成

1980年代

  • 1988年6月東京都墨田区に本社ビルを新設し、江戸川区より移転
  • 1989年12月中北米地域への販売会社「SEMITEC USA CORP.」(現連結子会社)を米国 ニューヨーク市に設立

1990年代

  • 1990年3月千葉工場にサーミスタ全自動生産ライン10号棟が完成
  • 1992年3月半導体薄膜技術を取り入れた「薄膜センサ」の製造を開始
  • 1994年4月名古屋営業所を開設
  • 1994年5月千葉工場「ISO9002」を取得
  • 1995年3月中国華南地域及び香港企業向け販売会社「SEMITEC(HONG KONG)CO.,LTD.」(現連結子会社)を香港に設立
  • 1996年10月中国 江蘇省興化市の販売及び生産会社「江蘇興順電子有限公司」の株式を買取
  • 1999年11月台北連絡事務所を現法化し「SEMITEC TAIWAN CORP.」(現連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年5月千葉工場に技術開発の拠点として「ワールドテクノロジーセンター」を開設
  • 2000年5月フィリピン ロザリオ市に生産会社「SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC.」(現連結子会社)を設立
  • 2000年11月韓国 ソウル市に販売及び生産会社「SEMITEC KOREA CO.,LTD.」(現連結子会社)を設立
  • 2001年2月SEMITEC KOREA CO.,LTD.「ISO9001:2000」を取得
  • 2002年2月創業中国 江蘇省泰州市に販売及び生産会社「泰州石塚感応電子有限公司」を設立
  • 2002年5月千葉工場「ISO14001」を取得
  • 2002年12月泰州石塚感応電子有限公司「ISO9001:2000」を取得
  • 2003年4月創業中国 深圳市に販売会社「感応貿易(深圳)有限公司」を設立
  • 2003年4月千葉工場「ISO9002」を「ISO9001:2000」に移行
  • 2003年5月江蘇興順電子有限公司「ISO9001:2000」を取得
  • 2003年9月石塚電子株式会社「ISO9001:2000」を取得
  • 2004年4月S.E.G. CO.,LTD.、「ISO9001:2000」を取得
  • 2004年12月泰州石塚感応電子有限公司、江蘇興順電子有限公司「ISO14001」を取得
  • 2005年1月香港の生産会社「S.E.G. CO.,LTD.」の株式を買取
  • 2005年5月SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC.「ISO9001:2000」を取得
  • 2005年6月創業中国 威海市に生産会社「世美特電子(威海)有限公司」を設立
  • 2005年9月SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC.「ISO14001」を取得
  • 2006年6月世美特電子(威海)有限公司「ISO9001:2000」「ISO14001」を取得
  • 2007年2月中国 上海市に販売会社「石塚国際貿易(上海)有限公司」(現連結子会社)を設立
  • 2008年11月中国 韶関市に生産会社「韶関市小金井電子有限公司」(現連結子会社)を設立
  • 2008年12月SEMITEC USA CORP.をニューヨークから、ロサンゼルスに移転
  • 2009年10月韶関市小金井電子有限公司「ISO9001:2008」を取得

2010年代

  • 2011年3月商号変更商号をSEMITEC株式会社に変更
  • 2011年4月タイ チョンブリ市に「Thai Semitec Co.,Ltd.」(現連結子会社)を設立
  • 2011年6月中国 深圳市に生産会社「石塚感応電子(深圳)有限公司」(現連結子会社)を設立
  • 2011年6月韶関市小金井電子有限公司 を「石塚感応電子(韶関)有限公司」(現連結子会社)に商号を変更
  • 2011年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバルニーズに応えるセンサ開発

    世界各国の独特なニーズを汲み取り、消費地生産や適地生産を組み合わせたグローバル生産販売網を構築し、新しいセンサを創造する「真のグローバル企業」を目指す。

  2. 02

    ターゲット顧客への戦力集中

    重点商流・顧客に営業・開発戦力を集中し、効率的に収益を上げることを徹底する。

  3. 03

    海外事業の現地化と横串運営

    重要製品の生産拠点複数化、自動化・新工法・AI等によるコスト改善を進め、グループ全体で運営する。

  4. 04

    供給体制の強靭化と資金効率向上

    重要製品の複数拠点生産、自動化等によるコスト低減と、受注・生産・在庫の一体管理による資金回収効率向上を図る。

  5. 05

    薄膜サーミスタ技術の応用展開

    薄膜サーミスタ技術のポテンシャルを最大限に引き出し、応用開発とビジネスモデル構築、参入障壁の構築を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,522人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、9期前と比べて+19.8%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は12.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,119
2018年3月2,931
2019年3月57940.712.42,940
2020年3月58142.113.63,111
2021年3月64541.014.03,709
2022年3月65441.413.73,862
2023年3月64541.313.83,497
2024年3月65241.213.03,655
2025年3月66640.712.53,842102
2026年3月69440.712.33,52299

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)43.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 0 / 海外 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
千葉工場 — 千葉市花見川区3,911百万円
日本
その他 アジア — SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC. (フィリピン)2,368百万円
中華圏 — 石塚感応電子(深圳)有限公司(中国)960百万円
その他 アジア — SEMITEC KOREA CO.,LTD. (韓国)366百万円
本社 — 東京都墨田区232百万円
日本
その他 アジア — SEMITEC ELECTRONICS VIETNAM CO.,LTD. (ベトナム)201百万円
山口県宇部市 生産拠点 — 山口県宇部市55百万円
日本
中華圏 — 石塚感応電子(韶関)有限公司(中国)42百万円
その他 アジア — SEMITEC ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED (インド)6百万円
八戸テクノロジーセンター — 青森県八戸市5百万円
日本
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    SEMITEC USA CORP. (注)3、6
    米国 テキサス州 ダラス市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC(HONG KONG)CO.,LTD. (注)3、6
    香港九龍市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC TAIWAN CORP.
    台湾台北市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC KOREA CO.,LTD. (注)3、6
    韓国ソウル市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC. (注)3
    フィリピン ロザリオ市
    議決権100.0%
  • 海外
    石塚国際貿易(上海)有限公司(注)3、6
    中国上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    石塚感応電子(韶関)有限公司(注)3
    中国広東省韶関市
    議決権100.0%
  • 海外
    石塚感応電子(深圳)有限公司(注)3、6
    中国広東省深圳市
    議決権100.0%
  • 海外
    Thai Semitec Co.,Ltd. (注)3
    タイ チョンブリ市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC Europe GmbH (注)5
    ドイツ バーデン・ヴュルテンベルク州ナゴールド市
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC ELECTRONICS VIETNAM CO.,LTD. (注)3
    ベトナム ロンアン省
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMITEC ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED
    インド カルナタカ州
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は255億円営業利益35億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.8%、利益が-10.3%。

売上高
+0.8%
255億円
営業利益
-10.3%
35億円
純利益
-12.9%
27億円
営業利益率
13.7%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高249億円255億円
営業利益30億円35億円
純利益21億円27億円
1株あたり配当¥56¥56

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は69億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.5%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q556
2024年1Q55814.53
2024年2Q581017.27
2024年3Q57915.87
2024年4Q574
2025年2Q1282116.416
2025年4Q1251814.415
2026年2Q1271915.015
2026年4Q1281612.512
2027年1Q691217.49

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は98億円から255億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は13.7%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月982−7
2014年3月11953
2015年3月131108
2016年3月13273
2017年3月13184
2018年3月14596
2019年3月1531510
2020年3月149117
2021年3月1792819
2022年3月2113527
2023年3月2324232
2024年3月2273921
2025年3月253394115.431
2026年3月255353613.727

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高255億円のうち、営業利益として残るのは35億円13.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の10.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.4%159億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.5%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.7%35億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.9pt
13.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.7pt
10.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.4pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが29億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は96億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−84−626
2014年3月7−5−3225
2015年3月0−2−2−224
2016年3月8−4−3423
2017年3月12−85432
2018年3月11−9−4230
2019年3月7−68140
2020年3月16−133344
2021年3月27−17−71049
2022年3月21−15−7652
2023年3月48−7−104183
2024年3月37−6−1731103
2025年3月52−15−1837120
2026年3月29−22−36796

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は308億円。このうち返さなくてよい自己資本が239億円で、自己資本比率は77.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月106574953.4
2014年3月115645155.6
2015年3月129795061.2
2016年3月120754562.2
2017年3月131775458.6
2018年3月136825460.6
2019年3月155906558.0
2020年3月170927854.2
2021年3月1991188159.1
2022年3月2371568165.7
2023年3月2601897172.8
2024年3月2832146975.7
2025年3月3122328074.4
2026年3月3082397077.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
96億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
223億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
26億円
在庫として抱えている分
負債合計
70億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中155位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,200で、1年前と比べて-6.3%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥2,200-2.0%1ヶ月+9.4%1年-6.3%時価総額250億円
過去52週の値幅
安値¥1,936高値¥3,005

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.0倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR0.86倍
配当利回り2.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月10日に前日比9.51%高の2234円となり、25日線(2025円)を約10%上回りました。1ヶ月で8.8%上昇し、上昇トレンドが再開しています。52週高値(3005円)からは約26%低い水準ですが、安値(1936円)からは約15%高いです。RSIは72と買われ過ぎ圏ですが、出来高も本日5.8万株と増加しており、強い上昇が続いています。75日線(2106円)も上回っており、さらなる上昇が期待されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 7.4倍は業界平均29.7倍を大幅に下回り、PBR 0.82倍も業界平均2.26倍を下回る。配当利回り2.29%は業界平均1.83%を上回る。ROE 11.4%は安定的だが、2026/3期は増収ながら営業減益予想で成長減速感。指標は総じて割安であり、同業界平均との比較でも明確に割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.0倍30.8倍
PER (予想)10.3倍
PBR0.86倍2.58倍
ROE11.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、半導体市場の回復と生成AI向け投資拡大が装置需要を下支え。同社の高精度部品は需要が安定しており、2025/3期の増収増益が評価材料。一方弱気派は、半導体市況の循環変動に業績が左右されやすい。2026/3期は減益予想(営業利益率15.4%→13.7%)で、中国向け規制など地政学リスクも懸念。PBR0.8倍と割安だが、成長性に疑問。

プラスに働く材料7
  • 半導体市場回復基調

    生成AI向け投資で装置需要が増加、受注は堅調。

  • 高い技術力

    シリコン電極などで高いシェア、顧客と長期契約。

  • 割安なバリュエーション

    PER7.4倍、PBR0.8倍と割安感。

  • FY26営業利益35億円と高収益維持、PER7.4倍は割安2026年3月期影響

    営業利益率13.73%、PER7.4倍は電気機器セクター平均比で割安。

  • 配当利回り2.3%安定、自己株式取得余地継続影響

    配当性向未公表、ROE11.4%で余剰資金活用可能。

  • PBR0.82倍と低く、改善策への期待継続影響

    PBR1倍割れ継続、資本効率改善やM&Aで評価向上余地。

  • 外国人保有16.1%と一定の需給厚み継続影響

    外国人保有比率高く、需給安定に寄与。

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    半導体サイクルの影響を直接受け、業績が不安定。

  • 中国規制リスク

    対中国輸出規制強化で売上減少の可能性。

  • 成長鈍化懸念

    26/3期営業利益率低下、増収率も鈍化。

  • FY26営業利益10%減益、業績ピーク懸念2026年3月期影響

    営業利益39→35億円(▲10%)、売上横ばいで減益、今後の伸び悩み。

  • PBR0.82倍、減益でさらに低下リスク継続影響

    自己資本比率高いが収益性低下でPBR1倍割れ継続、改善なければ株価低迷。

  • 電気機器セクターの競争激化、値下げ圧力継続影響

    売上高横ばい、競合との価格競争で利益率低下リスク。

  • 株価1年でほぼ横ばい、モメンタム欠如継続影響

    過去1年-1.8%、株価に勢いなく、長期低迷の可能性。

次の決算で確かめる点
受注高
半導体装置投資の動向を先取り。
シリコン電極売上
主力製品の需要動向を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり56で、前期から+17.5%いまの株価に対する利回りは2.55%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥56
1株あたり
配当利回り
2.55%
いまの株価に対して
配当性向
17.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5
2018年3月850.0213.2
2019年3月80.064.0
2020年3月5−33.335.6
2021年3月10100.09.9
2022年3月20100.09.6
2023年3月2525.021.0
2024年3月264.027.6
2025年3月4053.812.8
2026年3月4717.517.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥56

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,304人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.3%を占め、残る68.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.648.545.645.046.450.8
事業法人26.425.826.226.427.326.5
外国法人2.35.36.58.713.616.1
自己株式0.00.00.04.26.415.6
金融機関3.918.018.817.610.04.8
証券会社3.72.32.92.42.71.8
外国人個人0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01石塚興産株式会社24.86
02石塚大助5.64
03石塚二朗5.38
04SEMITEC従業員持株会4.21
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.45
06石塚みどり2.98
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505004(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.57
08BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.55
09岩崎 泰次1.55
10RE FUND 107-CLIENT AC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+213%、1株純資産は14期で+24%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2452,006
2014年3月1132,2645.216.123.1
2015年3月2762,78410.97.524.0
2016年3月1172,6474.210.3
2017年3月1402,7225.213.4
2018年3月2062,8997.330.0213.2
2019年3月8579511.214.664.0
2020年3月588107.27.235.6
2021年3月1691,03418.37.19.9
2022年3月2371,37119.78.09.6
2023年3月2781,66618.28.821.0
2024年3月1921,96410.69.427.6
2025年3月2922,18213.95.812.8
2026年3月2762,48611.48.117.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額269百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石塚大助取締役社長(代表取締役)執行役員49651,176
石塚淳也常務取締役(生産総括)執行役員5991,064
高橋克司常務取締役(営業総括)執行役員6456,603
李旭取締役 執行役員 北米事業本部長5511,099
十文字裕司取締役 執行役員 ワールドテクノロジーセンター長623,383
柳田健充取締役 執行役員 革新推進室長5840,983
榎本博基取締役 執行役員 R・and推進本部長5414,394
小島一浩取締役 執行役員 管理本部長548,785
須川直輔取締役(監査等委員)66188
佐瀬正俊取締役(監査等委員)7611,822
青田広幸取締役(監査等委員)65
平田浩介取締役(監査等委員)6170

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81508923930
社外取締役417174
取締役(社内)1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容905字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当企業グループは、当社(SEMITEC 株式会社)、連結子会社SEMITEC USA CORP.、SEMITEC(HONG KONG) CO.,LTD.、SEMITEC TAIWAN CORP.、SEMITEC KOREA CO.,LTD.、SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC.、 石塚国際貿易(上海)有限公司、石塚感応電子(韶関)有限公司、Thai Semitec Co.,Ltd.、石塚感応電子(深圳)有限公司、SEMITEC Europe GmbH、SEMITEC ELECTRONICS VIETNAM CO.,LTD.、SEMITEC ELECTRONICS INDIAPRIVATE LIMITEDの計13社で構成されており、温度センサをはじめとする各種センサ等の製造、販売を主な事業としております。 なお、下記セグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 日本…国内及び欧州の販売 当社 SEMITEC株式会社 中華圏…中国及び東南アジア地域の販売 SEMITEC(HONG KONG)CO.,LTD.、石塚国際貿易(上海)有限公司、SEMITEC TAIWAN CORP.、石塚感応 電子(韶関)有限公司、石塚感応電子(深圳)有限公司 その他アジア…韓国、インド及び東南アジア地域の販売 SEMITEC KOREA CO.,LTD.、SEMITEC ELECTRONICS PHILIPPINES INC.、Thai Semitec Co.,Ltd.、 SEMITEC ELECTRONICS VIETNAM CO.,LTD.、SEMITEC ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED 北米…北米の販売 SEMITEC USA CORP. ※前連結会計年度まで当社の関係会社であった江蘇興順電子有限公司は出資持分譲渡完了したため、連結の範囲か ら除外しております。 [事業系統図] 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,672字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当企業グループは、温度センサを中心として多種多様なセンサの開発・販売・製造を行っており、創業当時より「誰よりも先に新しいものを生み出す」、「いつも先の時代を見つめる」、「柔軟で斬新な考えを持ち続ける」を基本理念としております。 その考えを守り、従来のセンサにとらわれず、センサに求められるニーズを常に深堀し、新しい製品の開発・製品化に努めております。 (当社パーパス) ・社会に必要とされ続ける存在価値の追求 ・人の記憶に残る独特で面白い企業 ・新しいもの世にないものに執着 ・見えないものを追い求める (2)経営戦略等 当企業グループは、センサ及びその関連製品においての研究開発に注力し、常に先の時代を見つめ、常に新し い技術を市場に提供してまいりました。また、市場の規模を考慮したうえで極力消費地に近い場所で生産する 「消費地生産」やコスト競争力を追求しながら安価な労働力等を求めた「適地生産」による生産のグローバル化 及びグローバルな販売網の構築により売上及び利益の拡大を図ってまいりました。また、生まれてくるニーズは世界共通のものではなく各地域特有のものであるものと考えております。 中長期的なビジョンとして、世界各国の独特なニーズを汲み取り、新しいセンサを創造する企業(「真のグローバル企業」)を目指してまいります。(詳細は、2023年5月30日開示の中期経営計画『Vision2026』を参照) (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当企業グループは、営業利益金額を主要な経営指標としております。 (4)経営環境 当企業グループを取り巻く環境は、原材料価格や人件費の上昇に加え、地政学リスクの高まりや競合の合従連 衡による競争環境の変化など、不確実性を増しており、従来の事業構造や競争力が今後も持続的に通用するとは 限らない状況にあります。当企業グループの主力製品である温度センサ市場は、標準化が一層進展し、価格競争 が激化する一方で、高性能化や小型化に伴う個別ニーズも増加していくことで、二極化が進むと見られます。こ のような環境変化に対応し、競争優位を発揮できる事業領域を見極め、経営資源を適切に配分していくことで、 中長期ビジョンである「真のグローバル企業」を目指してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (4)経営環境に対応していくため、下記を中期的に取り組んでまいります。 ・ターゲット顧客への戦力集中 重点商流・顧客に営業・開発戦力を集中し、効率的に収益を上げることを一層徹底します。 ・海外事業の現地化+グループ横串運営 薄膜サーミスタをはじめとする重要製品について、生産拠点の複数化を進めるとともに、自動化、新工法、 AI等によりコスト改善を進めます。 ・供給体制の強靭化 重要製品について複数拠点で生産し、自動化、新工法、AI等を用いて、コスト低減を図ってまいります。 ・資金効率の向上 受注・発注・生産・適正在庫の一体管理を更に強化し、資金回収効率を向上させてまいります。 ・人材の育成・確保 基幹人材の育成・確保にグループ全体で取り組みます。 ・モノだけに頼らないビジネスモデル 薄膜サーミスタ技術のポテンシャルを最大限に引き出し収益化するため、応用開発とビジネスモデル構築を 進めるとともに、他社が容易に追従できないよう参入障壁を構築します。 ・社外との連携 産学連携、アライアンス、M&A等を活用して成長を加速します。 ・社会の困りごとに先回りした開発 まだ顕在化していない社会の困りごとを他社に先駆けていち早く察知し、先回りした製品開発により未来の ニーズに応えていく開発体制を強化します。
事業等のリスク3,902字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営 成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のと おりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 ① 事業展開について 当企業グループの販売拠点は、極力消費地に近い場所への拠点展開を基本方針とし、生産拠点についてはより消 費地に近い場所での生産(消費地生産)とコスト競争力を追求し、安価な労働力等を求めた生産(適地生産)との 2つの方針をもとにした拠点展開を行なっております。このため適当な候補地が見つからない場合、もしくは拠点 の設立にあたって想定以上の費用を要した場合等は、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能 性があります。 ② 経済状況について 当企業グループは、メーカーの生産動向の影響を受けます。従って、世界の経済情勢等何らかの要因によりメーカーの生産量が変動する場合は、センサ等に対する需要の変動を通じて、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ③ 競合状況について 当企業グループが製造・販売するセンサ等の製品は、販売先からの厳しい値下げ要請や同業者との価格競争に晒されております。近年、台湾や中国などの電子部品メーカーがより低価格の製品を販売していることもあり、価格競争はさらに激化しております。 当企業グループでは、コストダウンによる価格競争力の維持に努めるほか、競争優位性のある製品を供給することで競合他社との差別化を図っておりますが、何らかの要因により価格競争力を維持できなくなる場合、競合製品の品質向上等により当社製品の優位性が維持できない場合には、当企業グループ製品に対する需要の低下及び製品価格の低下を通じて、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ④ 販売依存度について 当企業グループでは、EV・HEV車のバッテリー・モーターなど、自動車向けの製品売上割合が高くなっております。このため、当企業グループの経営成績及び財政状態は自動車メーカー各社の業績動向の影響を受けます。また、自動車メーカーの技術革新等により当社製品が使用されなくなった場合には、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑤ 生産及び在庫状況について 当企業グループの生産については、顧客からの受注見込みに基づいて、部材・原材料を調達し、製品を製造して おります。従って、顧客の様々な環境変化等により、製品、それに伴う仕掛品及び特定部材・原材料が、販売・ 転用できず、棚卸資産評価損又は廃棄損を計上することがあります。これにより、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 為替変動の影響について 当企業グループは、中国及び東南アジアの子会社においてグループ全体の7割以上を生産しております。また、海外売上高の割合も8割以上であります。 海外子会社における売上、費用、資産、負債を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表を作成する際、円換算 されるため、換算時の為替レートの変動によって円換算額も変動いたします。海外における生産・販売の比重は 年々高まっており、販売価格の見直しにより悪影響を最小限に止めるようにしておりますが、為替レートが大幅に 変動した場合には、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑦ 海外事業に潜在するリスクについて 当企業グループの生産及び販売活動の大部分は国内、中国及び東南アジアで行っておりますが、海外市場での事業活動には以下のようないくつかの潜在リスクがあります。 (イ) 不利な政治又は経済要因 (ロ) 予期しない規制強化、又は法律・税制の変更 (ハ) 人材確保の難しさ (ニ) テロ、戦争、天災地変その他の要因による社会的混乱 (ホ) 急激な人件費の高騰等による生産コストの上昇 当企業グループは原価低減を図るため、中国及び東南アジアで生産拡大を続けてまいりました。しかし、各国の経済状況、法的規制、税制の変化や税法解釈の多様性等に係る租税リスク(移転価格に関するリスク等を含む)、法律の変更等、予期しない事態により事業の遂行に問題が起こる可能性があります。また、電力不足が更に深刻化した場合は工場操業が困難になるなどの問題が発生する可能性があります。当企業グループと致しましては現地動向を随時把握し、適時適切に対応していく方針でありますが、これら不測の事態が発生した場合には当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑧ 知的財産権保護について 当企業グループは他社製品と差別化できる技術とノウハウを蓄積してまいりましたが、当企業グループ独自の技術とノウハウの一部は、特定の国・地域では法律や運用が未整備であるため、知的財産権による完全な保護が不可能、もしくは限定的にしか保護されておらず、第三者が当企業グループの知的財産権を使って類似した製品を製造するのを効果的に防止できない可能性があります。また、当企業グループ製品の模倣品に偽の当企業グループの商標を添付し、販売され、当企業グループの品質イメージが損なわれる可能性もあります。このような場合訴訟等が生じることにより多額の費用が発生し、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑨ 製品の欠陥が生じた場合の影響について 当企業グループは独自の品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。過去においても製品の欠陥による重大な事故は発生しておりませんが、すべての製品について欠陥がなく、品質問題が発生しないという保証はありません。製造物責任法の法的規制を受け製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を充分にカバーできるという保証はありません。製造物責任賠償につながるような製品の欠陥が生じた場合には多額のコストを発生させ、また当企業グループの評価や売上に重大な影響を与え、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑩ 原材料の市況変動等の影響について 当企業グループが製造・販売するセンサの原材料は樹脂、コバルト・マンガン・銀・ニッケル等の希少金属があります。これら樹脂、希少金属は市場の動向により価格が高騰する可能性があります。また、需給状況・市況環境により、生産に必要な原材料調達不足の発生及び製品コストの上昇要因となる可能性があります。これらの要因により、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑪ 災害・事故等による製造ラインへの影響について 当連結会計年度において連結売上高の約2割を占める薄膜センサの素子生産については、全て国内千葉工場で製造しております。地震等の自然災害や火災等により千葉工場の生産に支障をきたした場合には、素子の支給が不足し、各生産工場の生産にも支障をきたす可能性があり、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑫ 人材の確保に伴うリスクについて アジア競合メーカーの台頭、市場からの開発ニーズの多様化及びニーズの変化のスピードアップなどの外部環境を考えた場合、当企業グループにおいて新製品開発活動は競争力を維持・向上するための重要な課題であります。そのためには技術に関する優秀な人材を採用・確保及び育成することが必要であると考えております。しかし、有能な人材確保における競争は高まっており、当企業グループがそのような人材を充分に確保し育成できない場合には、新製品開発活動に支障をきたし、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑬ 情報セキュリティのリスクについて サイバー攻撃等による機密情報流出、重要データの破壊・改ざん、システム停止等が発生した場合には、その対応に要する多額の費用負担や社会的信用の低下等により、当企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 疫病蔓延に伴うリスク(a)について 2019年12月頃から世界的に蔓延した「COVID-19」のような疫病により、各国でのロックダウン(都市封鎖)や国 内における緊急事態宣言等により、当企業グループ及び顧客における経済活動が抑制され、財政状態及び経営成績 に悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑮ 疫病蔓延に伴うリスク(b)について 上記⑭の影響により、顧客・生産協力会社等の経営不振・破綻により、特定の製品アイテムが供給できない又 は、遅延が生じる可能性があります。また、疫病の感染終息が不透明・不安感に伴い、製造工員者等の人員確保が 困難になる可能性があります。 ⑯ 固定資産の減損リスクについて 当企業グループは消費地生産・適地生産の方針により、生産拠点を複数展開しており、各拠点で生産設備等の固定資産を保有しております。これらの固定資産について、所在地域の経営環境の悪化等により、収益性の低下等で投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失が発生し、当企業グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,072字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 (流動資産について) 流動資産は、前連結会計年度末と比べ2,112百万円減少し、21,304百万円となりました。 これは、主に現金及び預金の減少と原材料及び貯蔵品の増加によるものであります。 (固定資産について) 固定資産は、前連結会計年度末と比べ1,736百万円増加し、9,515百万円となりました。 これは、主に有形固定資産と投資有価証券の増加によるものであります。 (流動負債について) 流動負債は、前連結会計年度末と比べ434百万円減少し、4,462百万円となりました。 これは、主にその他(主に仮受消費税、未払費用及び前受金)と支払手形及び買掛金、電子記録債務の減少によるものであります。 (固定負債について) 固定負債は、前連結会計年度末と比べ571百万円減少し、2,502百万円となりました。 これは、主に長期借入金とリース債務の減少によるものであります。 (純資産について) 純資産は、前連結会計年度末と比べ629百万円増加し、23,854百万円となりました。 これは、主に為替換算調整勘定の増加によるものであります。なお、自己資本比率は77.4%となり 1株当たり純資産額は、2,485円87銭となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における世界経済は、地域間で濃淡はあるものの、全体としては緩やかな回復基調が継続しましたが、年度末にかけて、中東地域での地政学的リスクの高まりによりエネルギー供給や資源価格の動向に対する警戒感が強まり、国際情勢の不透明感が増しました。 このような状況のもと、当企業グループの業績は、前連結会計年度と比べ、売上高は小幅な増加でありましたが、各段階利益は減少となりました。売上高は、家電・住設及びOA機器用途の需要が減少した一方で、自動車用途が堅調に推移し、産業機器用途も回復基調となりました。利益面では、原材料価格の高騰及び人件費の増加により売上総利益が減少し、研究開発費及び運搬費等の増加で営業利益も減少しました。また、営業外費用として固定資産除却損を計上したことから、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益も、前連結会計年度を下回りました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は25,458百万円(前年同期比0.4%増)、営業利益は3,535百万円(前年同期比9.7%減)、経常利益は3,611百万円(前年同期比11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,690百万円(前年同期比13.5%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。 (日本) OA機器用途の売上高は減少し、自動車用途の売上高も一部商流が中華圏に移管されたことで減少しましたが、産業機器用途の売上高は、顧客在庫調整が一巡したことで増加し、全体で前年同期を上回りました。セグメント利益は、研究開発費及び諸経費の増加により、前連結会計年度を下回りました。これらの結果、売上高は5,466百万円(前年同期比0.8%増)、セグメント損失は571百万円(前年同期はセグメント損失444百万円)となりました。 (中華圏) OA機器及び家電・住設用途の売上高は、顧客の需要減や在庫調整等により減少し、全体で前年同期を下回りました。セグメント利益は、中国子会社の売却による生産集約、コスト削減に取り組んだことにより、前連結会計年度を上回りました。これらの結果、売上高は8,578百万円(前年同期比5.9%減)、セグメント利益は1,478百万円(前年同期比5.8%増)となりました。 (その他アジア) 家電・住設及びOA機器用途の売上高は減少しましたが、自動車用途の売上高は、韓国系企業向けが堅調に推移したことにより増加し、全体で前年同期を上回りました。セグメント利益は、他セグメントへの内部販売価格を引き下げたことにより収益性が低下し、前連結会計年度を下回りました。これらの結果、売上高は7,109百万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益は1,721百万円(前年同期比7.9%減)となりました。 (北米) 医療用途の売上高は、血糖値測定器向けが堅調に推移し、産業機器用途の売上高も増加したことで、全体として前年同期を上回りました。セグメント利益は、医療用途において、一部販売価格を引き下げたことにより収益性が低下しましたが、販売数量が増加したことにより、前連結会計年度を上回りました。これらの結果、売上高は4,303百万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は1,049百万円(前年同期比11.2%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,418百万円減少し、9,619百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、2,906百万円となりました(前年同期5,190百万円の収入)。これは主に税金等調整前当期純利益3,740百万円の計上、仕入債務の増減額△530百万円及び関係会社出資金売却益△187百万円の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、2,225百万円となりました(前年同期1,508百万円の支出)。これは主に固定資産の取得による支出2,613百万円及び投資有価証券の取得による支出421百万円と、連結の範囲の変更を伴う関係会社出資金の売却による収入691百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、3,582百万円となりました(前年同期1,820百万円の支出)。これは主に自己株式の取得による支出2,399百万円、長期借入金の返済による支出440百万円及び配当金の支払額425百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   4,625,718   107.22 中華圏(千円)   5,343,183   79.26 その他アジア(千円)   6,287,468   146.98 北米(千円)   -   - 合計(千円)   16,256,370   106.02 (注)金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 日本   5,779,919   108.46   1,361,740   129.84 中華圏   8,160,602   86.45   1,388,154   76.86 その他アジア   7,209,891   103.61   927,939   112.12 北米   4,140,958   102.00   803,741   83.16 合計   25,291,370   98.08   4,481,574   96.40 (注)金額は、販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日      至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   5,466,929   100.81 中華圏(千円)   8,578,343   94.03 その他アジア(千円)   7,109,543   104.01 北米(千円)   4,303,614   108.85 合計(千円)   25,458,430   100.49 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)財政状態 (単位:百万円) (流動資産) 現預金:主に自己株式及び固定資産の取得に伴う支出による減少であります。 (固定資産) 有形固定資産:主に薄膜サーミスタ用生産設備、研修生寮、工場用地(山口工場)等の取得による増加であり ます。 (流動負債) 買入債務:主に中国子会社売却に伴う買掛金及び電子記録債務の支出による減少であります。 (固定負債) 長期有利子負債:主に長期借入金とリース債務の減少であります。 (純資産) 主に利益剰余金及び為替換算調整勘定の増加により、自己資本は23,854百万円(前連結会計年度は、23,224百万円)となり、自己資本当期純利益率(ROE)は、11.4%(前連結会計年度は、13.9%)となりました。 なお、現預金と有利子負債のバランスは、現預金が有利子負債を上回っている状況から、財政状態において問 題はないと判断しております。 ●セグメントごとの財政状態は、以下のとおりであります。 日本:主に現金及び預金の減少によるもの。 中華圏:主に中国子会社譲渡に伴う売掛債権及び固定資産の減少によるもの。 その他アジア:主に棚卸資産と固定資産の増加によるもの。 北米:主に現金及び預金、固定資産(使用権資産)の減少と売掛債権の増加によるもの。 2)経営成績 ●用途別売上高の各要因は、以下のとおりであります。 OA機器:顧客の需要低調及び在庫調整より、複写機・プリンタ用が減少したもの。 家電・住設:顧客の需要低調及び冷夏の影響により、エアコン用が減少したもの。 自動車:韓国系・日系向けHEV車バッテリー・モーター用が増加したもの。 産業機器及びその他:顧客の在庫調整が一巡し、日系商社向け中心に増加したもの。 医療関連:米国系向けの血糖値測定器用が増加したもの。 情報機器:米国系向けのディストリビューター向けが微増したもの。 ●地域別売上高の各要因は、以下のとおりであります。 中国:主に日系・中国系向けOA機器、家電・住設用途の減少によるもの。 日本:主に商社向け産業機器用途及び自動車用途の増加によるもの。 韓国:主に韓国系向け家電用途の減少の一方、自動車用途の増加によるもの。 米国:主に米国系向け医療用途の増加によるもの。 東南アジア他:主に日系向けOA機器用途及び自動車用途の減少によるもの。 欧州:主に欧州代理店向け産業機器用途の微増によるもの。 インド:主に家電用途の微減によるもの。 ●各段階利益の要因は、以下のとおりであります。 売上総利益:原材料費及び人件費等が売上原価を圧迫し、前連結会計年度を下回りました。 営業利益:販売費及び一般管理費における研究開発費を増加したため、前連結会計年度を下回りました。 経常利益:営業外費用において、固定資産除却損(約97百万円)を計上したことにより、前連結会計年度を下回り ました。 親会社株主に帰属する当期純利益:特別利益において、関係会社出資金売却益(約187百万円)を計上しました が、前連結会計年度を下回りました。 セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。 (日本) 売上高:主に産業機器用途の増加 セグメント利益:研究開発費及び諸経費の増加に伴う減少 (中華圏) 売上高:主にOA機器用途及び家電・住設用途の減少 セグメント利益:中国子会社の売却による生産集約、コスト削減により増加 (その他アジア) 売上高:主に自動車用途の増加 セグメント利益:他セグメントへの内部販売価格値下げにより減少 (北米) 売上高:主に医療用途及び産業機器用途の増加 セグメント利益:医療用途の販売価格値下げにより収益性が低下したが、販売数量の増加により増加 総じて、当連結会計年度は、自動車及び医療用途が好調であった一方、家電・住設及びOA機器用途の減少が大きく微増収となり、営業利益では、原材料費、人件費の増加が売上原価を圧迫したことから、減益の結果でありました。なお、期初計画比では、増収(2,076百万円)、増益(535百万円)であります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、売上高の8割以上が国外であり、生産において も、7割以上が国外で生産を行っていることから為替相場の影響を大きく受ける状況下であります。なお、為替感応度として、1円変動により売上高約100百万円(年額)、営業利益約20百万円(年額)程度であると試算しております。また、外貨建ての資産・負債の邦貨換算により、為替差損益(営業外損益)の計上によって、経常利益に影響を与えます。なお、その他としては、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 1)キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 前連結会計年度に比べ、主に税金等調整前当期純利益の減少及びその他の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 主に固定資産の取得による支出(新規の製造設備購入分と老朽化に伴う製造設備の更新)によるものであり ます。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 主に自己株式の取得による支出のものであります。 以上の結果、現金及び現金同等物期末残高は、前連結会計年度に比べ減少の結果となりました。 ●各投資状況については、下記のとおりであります。 ・設備投資 :主に、薄膜サーミスタ用生産設備、研修生寮、工場用地(山口工場)等の取得によるものであり ます。 ・減価償却費:概ね計画通りの水準感であります。なお、上記の薄膜サーミスタ用生産設備取得に伴う減価償却 費は、翌年度発生する見込みであります。 ・研究開発費:概ね計画通りに推移いたしました。なお、増加の主は、開発人員の増加に伴うものであります。 ※設備投資・減価償却費には、使用権資産(リース資産等)のものを含んでおります。 2)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保 することを基本方針としております。運転資金需要のうち主なものは、部材・原材料のほか、製造費、人件費、研 究開発費を含む販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等に よるものであります。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運 転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における 借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,270百万円(前連結会計年度末の残高は2,785百万円)となって おります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,619百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当企業グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、会計上の見積りの判断が翌連結会計年度以降の繰延税金資産及び税金費用の計上額に影響を与える可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、会計上の見積りの判断が翌連結会計年度以降の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (棚卸資産の評価) 当社グループは、棚卸資産の収益性の低下を適切に連結財務諸表に反映するため、一定期間払い出されていない棚卸資産について、棚卸資産の払出状況や廃棄実績等から算出した一定率に基づき、簿価切下額を計上するとともに、個別に販売見込みがない棚卸資産についても簿価切下額を計上しております。また、製品の期末における正味売却価額が取得原価を下回っている棚卸資産については、当該差額を簿価切下額として計上しております。 当社は、顧客からの受注見込みに基づいて部材及び原材料を調達し、製品を製造しておりますが、顧客の環境変化等により実際の受注数量に変動があった場合、余剰在庫を保有するリスクが生じる可能性があります。また、原材料の市場価格の高騰等により、製品の期末における正味売却価額が取得原価を下回るリスクも存在します。このようなリスクを軽減するため、毎月の取締役会において各拠点の棚卸資産残高の水準を監視し、在庫の処分方針を検討するとともに、必要に応じて顧客に対して買取数量や買取価格の交渉を行うなどの施策を講じております。しかし、これらのリスクが顕在化した場合には、棚卸資産の収益性の低下により、簿価の切り下げが必要となる可能性があります。 市場環境の変化により、見積り額の前提条件や仮定に変更が生じた場合、会計上の見積り判断が翌連結会計年度以降の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益金額としております。また、投下資本に対しどれだけ効率的に利益を生み出しているかを測るROIC(投下資本利益率)を採用し、9%以上を目標としております。なお、2026年3月期のROICは、11.0%であります。

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開示資料

出典

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