概要
北野建設は長野県長野市に本社を置く建設業を主業とする企業グループである。2026年3月期の連結売上高は787億91百万円、営業利益46億40百万円、親会社株主に帰属する当期純利益34億90百万円。従業員数は1,143人。建設事業に加えて、ゴルフ場(川中嶋カントリークラブ)、ホテル事業(長野市・ソロモン諸島・ベトナム)、広告代理店事業を手掛ける。地域密着型経営と3原則(品質管理・安全管理・コンプライアンス遵守)を基本方針とする。
建設事業が売上の9割以上を占めるセグメント構成
当社グループは建設事業、ゴルフ場事業、ホテル事業、広告代理店事業の4セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、建設事業が748億69百万円(全体の95.0%)、ホテル事業が29億45百万円(3.7%)、広告代理店事業が8億39百万円(1.1%)、ゴルフ場事業が2億75百万円(0.3%)である。セグメント利益は、建設事業が41億27百万円、ホテル事業が4億49百万円、広告代理店事業が22百万円、ゴルフ場事業が8百万円。建設事業が収益の柱であり、利益率の改善が全体の業績を牽引している。ホテル事業は国内長野市の運営に加え、ソロモン諸島とベトナムへの投資を行っており、安定的な収益源となっている。
長野県に根ざした地域密着型経営
本社を長野市に置き、長野県を主要な事業地盤とする。地域密着型経営を経営方針の一つに掲げ、公共工事や民間建築物の建設を中心に受注活動を行っている。選別受注を徹底し、収益性と債権保全を重視する営業指針を採用。また、取引先・協力業者との関係強化のため、2020年9月に「パートナーシップ構築宣言」を公表した。地元の需要動向を捉え、計画的な顧客訪問と情報収集に努めるとともに、優良な土地情報の収集・分析にも注力している。
グループ全体を支える子会社群
連結子会社は5社。川中嶋土地開発株式会社はゴルフ場「川中嶋カントリークラブ」を運営する。ソロモンキタノメンダナホテル リミテッドはソロモン諸島でホテル経営を行い、サクラハノイプラザインベストメントカンパニー リミテッドはベトナム・ハノイの「ホテルデュパルクハノイ」に投資する。株式会社キタノプロパティは当社からの業務委託により長野市のホテル運営と料飲店経営(フランチャイズ)を担う。株式会社アサヒエージェンシーは広告代理店事業を営む。各子会社が専門性を活かし、グループ全体の収益多様化に貢献している。
堅実な財務基盤と安定配当
財務体質の健全性を経営の重要課題と位置づける。2026年3月期末の連結資産は803億30百万円、負債は281億80百万円、純資産は521億50百万円。自己資本比率は約65%と高水準。運転資金は自己資金または借入で調達し、短期の資金需要には金融機関からの短期借入を基本とする。安定配当の継続を財務戦略の柱とし、2026年3月期の配当金支出は6億68百万円。過去10年間の売上高は601億円から853億円の範囲で推移し、毎期黒字を計上するなど、安定的な収益基盤を維持している。
業界の中での役割は地域密着型の建設会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 建設事業 | 749億円 | 95.1% | 41億円 | 5.5% |
| ホテル事業 | 29億円 | 3.7% | 4億円 | 13.8% |
| 広告代理店事業 | 7億円 | 0.9% | 0億円 | 0.0% |
| ゴルフ場事業 | 3億円 | 0.4% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設主力
当社グループの中核事業。土木・建築に関する建設工事の施工を行い、関連業務として太陽光発電事業も展開。子会社のキタノプロパティが建設工事の施工、建築物の総合管理及び警備業を担う。
- 土木・建築工事
- 長野県を中心に、公共土木や民間建築物の建設工事を施工する。
02ゴルフ場準主力
子会社の川中嶋土地開発が「川中嶋カントリークラブ」を運営し、ゴルフ場経営を行う。建設事業で培ったノウハウを活かした事業。
- ゴルフ場運営
- 長野県の「川中嶋カントリークラブ」の運営。
03ホテル準主力
長野市のホテル経営に加え、ソロモン諸島とベトナムに海外ホテルを保有。子会社のキタノプロパティが長野市のホテル運営を受託し、フランチャイズ契約による料飲店も運営。
- ホテル運営
- 長野市のホテル、ソロモン諸島の「ソロモンキタノメンダナホテル」、ベトナム・ハノイの「ホテルデュパルクハノイ」を運営・投資。
04広告代理店副次
子会社のアサヒエージェンシーが広告代理店を経営。地域密着型の広告サービスを提供。
- 広告代理業
- 長野県内の企業を中心に広告宣伝の企画・提案を行う。
製品と技術
建設事業:戸建住宅から公共工事まで幅広い施工
建設事業は当社グループの中核事業であり、土木工事と建築工事の両方を手掛ける。対象は戸建住宅、マンション、商業施設、公共施設など多岐にわたる。また、太陽光発電事業も行っている。施工にあたっては「品質管理」「安全管理」「コンプライアンス遵守の徹底」の3原則を掲げ、高品質・高付加価値なものづくりを追求。営業・現業部門間の情報共有により顧客ニーズの把握を徹底し、収益性と債権保全を重視した選別受注を行う。2026年3月期の建設事業売上高は748億69百万円、セグメント利益は41億27百万円。
ゴルフ場事業:川中嶋カントリークラブの運営
連結子会社の川中嶋土地開発株式会社が「川中嶋カントリークラブ」を運営する。ゴルフ場事業は売上高2億75百万円(2026年3月期)、セグメント利益8百万円と小規模だが、安定的に収益を計上している。地域のレジャー施設として親しまれており、グループの事業多角化の一翼を担う。
ホテル事業:国内長野市と海外2か所で展開
ホテル事業は長野市のホテル運営に加え、海外2拠点で展開。ソロモン諸島ではソロモンキタノメンダナホテル リミテッドがホテル経営を行い、ベトナム・ハノイではサクラハノイプラザインベストメントカンパニー リミテッドがホテルデュパルクハノイに投資している。国内では株式会社キタノプロパティが当社からの業務委託により長野市のホテル運営と料飲店経営(フランチャイズ)を担う。2026年3月期のホテル事業売上高は29億45百万円、セグメント利益は4億49百万円。海外事業を含めて堅調に推移している。
広告代理店事業:株式会社アサヒエージェンシー
連結子会社の株式会社アサヒエージェンシーが広告代理店事業を営む。顧客の広告宣伝活動を支援し、グループ内での役割を果たしている。2026年3月期の売上高は8億39百万円、セグメント利益は22百万円。建設事業やホテル事業と比較して規模は小さいが、グループ全体の収益源として機能している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
中堅ゼネコン、業績減収傾向
北野建設は長野県を地盤とする中堅ゼネコンで、公共工事を中心に受注している。同業のショーボンドホールディングスは橋梁補修で強みを持ち、ミライト・ワンは通信インフラ建設で成長しているが、北野建設は伝統的な土木建築が主力で、売上高は減少傾向にある。営業利益率は4-6%と業界平均並みだが、受注環境の競争激化が課題。堅実な経営基盤を持つが、規模拡大には地域外への展開が必要。
強み
- 長野県を中心に公共工事で強固な顧客関係を構築している。
- 営業利益率は4-6%と安定的で、財務体質は健全。
- 長年の実績により、品質と納期への信頼を得ている。
- 公共工事の継続受注により、一定の安定収入を維持。
課題
- 2024年3月期以降、売上高が減少しており、受注拡大が必要。
- 長野県依存が高く、地域経済の変動に影響を受けやすい。
- 同業との競争が激しく、低価格受注による利益率低下リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が北野建設
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 0件
令和2年9月:パートナーシップ構築宣言とSDGs宣言
2020年9月、当社は「パートナーシップ構築宣言」を公表した。これは取引先・協力業者との強固なパートナーシップを構築し、サプライチェーン全体の価値向上を目指すもの。同時に「北野建設グループSDGs宣言」を策定し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を明確にした。この宣言に基づき、長野県SDGs推進企業として登録された。地域密着型経営の一環として、ステークホルダーとの信頼関係を深化させる取り組みが進められた。
令和7年:健康経営優良法人2025に認定
2025年、当社は「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定された。従業員の健康管理を経営戦略の一つと位置づけ、労働安全衛生の徹底、過重労働時間の削減、業務効率化を推進。人材育成にも注力し、研修制度の充実や世代間の技能・知識継承を図る。健康経営の実践は、働きやすい職場環境の提供と企業の持続的成長につながるとの認識に基づく。
令和8年3月期:減収増益と建設事業の利益改善
2026年3月期の連結業績は、売上高787億91百万円(前期比2.5%減)、営業利益46億40百万円(同27.5%増)、経常利益50億6百万円(同23.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益34億90百万円(同3.2%増)となった。建設事業の売上高は748億69百万円(同2.8%減)ながら、セグメント利益は41億27百万円(同30.3%増)と大幅増益。受注競争の激化や労務費上昇などの課題がある中で、収益性重視の選別受注が奏功した。ホテル事業も堅調に推移し、全体の利益を押し上げた。
中長期的な経営戦略と人材投資の継続
当社はコーポレートステートメント「未来を育てる人がいる」を掲げ、次世代を担う人材の育成と技能・知識の継承に取り組む。収益性重視の経営施策と財務体質の健全性を堅持し、持続的な成長を目指す。DXへの更なる取り組みや設備投資を進めるとともに、安定配当を継続する。サステナビリティの実践として、SDGsへの貢献や健康経営を推進しており、こうした方針は中長期的な企業価値の向上に貢献するものとしている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 総売上高次期まで860億円
- 営業利益次期まで50億円
- 経常利益次期まで53億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益次期まで35億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
高品質・高付加価値なものづくりの徹底
品質管理を事業活動の3原則の一つに掲げ、顧客の要望実現を使命として高品質・高付加価値な商品を提供する。技術変革に対応する技術者育成を図る。また、施工面で安全管理、品質管理、工程管理、予算管理を徹底する。
- 02
コンプライアンスとガバナンスの強化
法令や社会規範の遵守を徹底し、健全なコーポレート・ガバナンスを機能させる。全役職員への啓蒙活動を継続し、各種リスクへの適切な対応を図る。
- 03
選別受注と収益性重視の営業戦略
受注段階で工事案件の内容を精査し、収益性と債権保全を重視した選別受注を徹底する。意思決定の迅速化と権限・責任の明確化により安定的な受注確保を目指す。
- 04
人材育成とDX推進
人材の確保と育成に加え、DXへの取り組みを進める。適材適所の社員配置、研修制度の充実、世代間の技能・知識継承を行う。業務効率化による過重労働時間の削減も図る。
- 05
地域密着型経営とSDGs貢献
地域密着型経営を通じてステークホルダーの信頼を醸成し、SDGs達成に貢献する。北野建設グループSDGs宣言に基づき、持続可能な開発目標に向けた取り組みを推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,143人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は930万円で、9期前と比べて+28.4%。平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は15.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,013 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,033 | — |
| 2019年3月 | 724 | 39.6 | 15.7 | 1,009 | — |
| 2020年3月 | 732 | 39.7 | 15.8 | 972 | — |
| 2021年3月 | 718 | 39.3 | 15.3 | 942 | — |
| 2022年3月 | 720 | 39.4 | 14.6 | 919 | — |
| 2023年3月 | 769 | 39.2 | 13.4 | 902 | — |
| 2024年3月 | 776 | 44.2 | 16.6 | 1,094 | — |
| 2025年3月 | 900 | 44.3 | 16.5 | 1,105 | 326 |
| 2026年3月 | 930 | 44.5 | 15.9 | 1,143 | 402 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内川中嶋土地開発㈱長野県長野市 · 連結子会社議決権91.7%
- 国内ソロモンキタノメンダナ ホテルリミテッドソロモン諸島国ホニアラ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外サクラハノイプラザ インベストメント カンパニーリミテッド(注)3中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社議決権99.5%
- 国内㈱アサヒエージェンシー長野県長野市 · 連結子会社議決権59.5%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は788億円、営業利益は46億円。前期と比べると減収増益で、売上が-2.6%、利益が+27.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 860億円 | 788億円 |
| 営業利益 | 50億円 | 46億円 |
| 純利益 | 35億円 | 35億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は205億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.0%、営業利益は+71.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 267 | — | — | −5 |
| 2024年1Q | 199 | 7 | 3.5 | 6 |
| 2024年2Q | 187 | 8 | 4.3 | 7 |
| 2024年3Q | 227 | 19 | 8.4 | 15 |
| 2024年4Q | 237 | — | — | 11 |
| 2025年2Q | 376 | 21 | 5.6 | 21 |
| 2025年4Q | 433 | 15 | 3.5 | 13 |
| 2026年2Q | 380 | 25 | 6.6 | 13 |
| 2026年4Q | 408 | 21 | 5.1 | 22 |
| 2027年1Q | 205 | 12 | 5.9 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は618億円から788億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 618 | — | 13 | — | 6 |
| 2014年3月 | 707 | — | 26 | — | 24 |
| 2015年3月 | 711 | — | 52 | — | 29 |
| 2016年3月 | 723 | — | 37 | — | 22 |
| 2017年3月 | 711 | — | 49 | — | 33 |
| 2018年3月 | 838 | — | 50 | — | 35 |
| 2019年3月 | 779 | — | 47 | — | 28 |
| 2020年3月 | 620 | — | 32 | — | 22 |
| 2021年3月 | 753 | — | 30 | — | 18 |
| 2022年3月 | 601 | — | 29 | — | 17 |
| 2023年3月 | 853 | — | 44 | — | 20 |
| 2024年3月 | 850 | — | 51 | — | 39 |
| 2025年3月 | 809 | 36 | 41 | 4.4 | 34 |
| 2026年3月 | 788 | 46 | 50 | 5.8 | 35 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高788億円のうち、営業利益として残るのは46億円で5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は35億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.2%671億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.9%70億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%46億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−42億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−55億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は119億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 24 | −1 | −14 | 23 | 64 |
| 2014年3月 | −13 | 19 | 5 | 6 | 75 |
| 2015年3月 | 85 | −11 | −47 | 74 | 105 |
| 2016年3月 | 6 | −5 | −21 | 1 | 85 |
| 2017年3月 | 82 | −14 | −7 | 68 | 144 |
| 2018年3月 | −31 | −13 | −16 | −44 | 83 |
| 2019年3月 | 48 | −7 | −26 | 41 | 98 |
| 2020年3月 | 45 | −46 | −8 | −1 | 88 |
| 2021年3月 | 40 | −36 | 34 | 4 | 124 |
| 2022年3月 | 23 | −3 | −7 | 20 | 139 |
| 2023年3月 | 165 | −2 | −52 | 163 | 253 |
| 2024年3月 | 19 | −3 | −13 | 16 | 259 |
| 2025年3月 | −62 | −8 | −12 | −70 | 180 |
| 2026年3月 | −42 | −13 | −7 | −55 | 119 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は803億円。このうち返さなくてよい自己資本が522億円で、自己資本比率は64.2%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 537 | 214 | 323 | 39.1 |
| 2014年3月 | 587 | 241 | 346 | 38.5 |
| 2015年3月 | 536 | 280 | 256 | 49.2 |
| 2016年3月 | 542 | 284 | 258 | 51.0 |
| 2017年3月 | 606 | 317 | 289 | 51.7 |
| 2018年3月 | 643 | 338 | 305 | 51.9 |
| 2019年3月 | 584 | 337 | 247 | 56.8 |
| 2020年3月 | 570 | 343 | 227 | 59.3 |
| 2021年3月 | 696 | 364 | 332 | 51.6 |
| 2022年3月 | 655 | 375 | 280 | 56.5 |
| 2023年3月 | 748 | 389 | 359 | 51.3 |
| 2024年3月 | 778 | 437 | 341 | 55.4 |
| 2025年3月 | 756 | 472 | 284 | 61.7 |
| 2026年3月 | 803 | 522 | 282 | 64.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で140社中46位あたり、逆に低いのはROEで140社中113位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,172で、1年前と比べて+9.9%。過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.2倍 |
| PER (会社予想) | 8.1倍 |
| PBR | 0.54倍 |
| 配当利回り | 2.56% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7月初めは1,180円前後で推移していましたが、7月23日から下落し、7月24日には1,110円まで値を下げました。その後は1,110〜1,150円のレンジで底固めが続き、8月7日に出来高7万株超を伴って1,191円まで急伸しました。8月に入ってからは1,180円〜1,205円のレンジで推移しており、8月18日には1,186円で取引を終えています。25日移動平均線(1,153.32円)を約2.8%上回っており、短期のトレンドは改善傾向にあります。52週高値(1,714円)からは約31%下落した水準にあり、戻り余地は大きいとみられます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは8.26倍と同業界平均の13.81倍を大きく下回り、予想PERも8.2倍と低い。PBRは0.54倍で平均1.54倍を大幅に下回り、解散価値に対して極めて割安。ROEは7.1%と安定的で、配当利回り2.53%はやや低いが配当性向22%と余裕のある配当政策。売上高は減少傾向だが、営業利益率は改善しており、赤字懸念は低い。低PER・低PBRに加え、自己資本の厚さを考慮すると割安と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.2倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 8.1倍 | — |
| PBR | 0.54倍 | 1.55倍 |
| ROE | 7.1% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、公共工事の需要動向と住宅市場の変化が業績に与える影響。強気派は、営業利益率の改善(4.45%→5.84%)とPBR 0.54倍の割安感を評価する。一方、弱気派は、売上高の減少傾向(853億円→788億円)を挙げ、公共投資の削減や工事競争の激化を懸念する。
- 利益率改善
営業利益率は4.45%から5.84%へと向上。
- 割安株
PBR 0.54倍と解散価値割れの水準。
- 安定配当
配当利回り2.53%と安定した株主還元。
- 営業利益46億円と前期比28%増通年影響中
2026年3月期営業利益は46億円、前期36億円から約28%増加。低採算工事の縮小が寄与。
- 営業利益率4.45%→5.84%へ改善通年影響中
営業利益率は2025年3月期の4.45%から2026年3月期の5.84%へ上昇。工事採算が改善。
- PBR0.54倍と純資産割れ、資本施策に期待不定影響弱
PBRは0.54倍と解散価値を下回る。株主還元や自己株式取得の余地が意識される。
- 配当利回り2.53%と予想PER8.2倍の割安継続影響弱
配当利回り2.53%、予想PER8.2倍。割安水準として下値買いが入る。
- 売上減少
売上高は853億円から788億円へ減少続き。
- 公共工事依存
公共投資の削減が業績に直結するリスク。
- 競争激化
建設業界の人手不足と価格競争が収益を圧迫。
- 売上高850→788億円と3期減収通年影響中
売上高は850億円(2024年3月期)から809億円(2025年3月期)、788億円(2026年3月期)へ減少。
- 純利益35億円とほぼ横ばい、増益効果鈍い通年影響中
純利益は34→35億円とほぼ横ばい。営業増益が最終利益に反映されにくい。
- 建設コスト上昇で採算悪化の懸念継続影響中
営業利益率5.84%でも、労務費・材料費が上昇すれば利益率が低下する。
- ROE7.1%と低く、PBR是正の材料不足不定影響弱
ROE7.1%は資本コストに届かず、PBR0.54倍のまま放置されるリスク。
- 受注高
- 将来の売上高を左右する受注動向を確認するため。
- 公共工事比率
- 公共工事への依存度が収益の安定性に影響するため。
- 営業利益率
- 利益率の改善が持続するか業績の質を判断するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から+9.1%。いまの株価に対する利回りは2.56%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 25 | — | 18.9 |
| 2018年3月 | 25 | 0.0 | 18.1 |
| 2019年3月 | 25 | 0.0 | 21.3 |
| 2020年3月 | 25 | 0.0 | 29.1 |
| 2021年3月 | 28 | 10.0 | 28.0 |
| 2022年3月 | 25 | −9.1 | 32.7 |
| 2023年3月 | 28 | 10.0 | 42.0 |
| 2024年3月 | 28 | 0.0 | 18.9 |
| 2025年3月 | 28 | 0.0 | 22.9 |
| 2026年3月 | 30 | 9.1 | 22.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,307人。区分でいちばん多いのは事業法人で45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.7%を占め、残る38.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 35.2 | 35.2 | 35.7 | 35.4 | 46.0 | 45.9 |
| 個人・その他 | 33.0 | 34.7 | 36.8 | 37.6 | 25.3 | 24.4 |
| 金融機関 | 23.9 | 24.0 | 21.7 | 17.4 | 15.1 | 15.8 |
| 外国法人 | 6.5 | 4.6 | 4.4 | 7.3 | 10.9 | 13.1 |
| 自己株式 | 9.2 | 9.3 | 13.1 | 16.1 | 4.2 | 4.0 |
| 証券会社 | 1.4 | 1.5 | 1.3 | 2.3 | 2.7 | 0.8 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 一般財団法人北野財団 | 12.62 |
| 02 | 公益財団法人北野美術館 | 7.89 |
| 03 | 北野管財合同会社 | 7.63 |
| 04 | 株式会社テル・コーポレーション | 6.88 |
| 05 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 5.13 |
| 06 | 共栄火災海上保険株式会社 | 4.99 |
| 07 | 株式会社八十二長野銀行 | 4.32 |
| 08 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 4.32 |
| 09 | 株式会社松屋 | 2.15 |
| 10 | 浅井 輝彦 | 1.79 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1495%、1株純資産は14期で+529%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 9 | 337 | 2.7 | 23.1 | 79.4 |
| 2014年3月 | 39 | 364 | 11.0 | 6.7 | 53.6 |
| 2015年3月 | 459 | 4,240 | 11.6 | 7.4 | 28.4 |
| 2016年3月 | 348 | 4,437 | 8.0 | 7.8 | 28.5 |
| 2017年3月 | 534 | 5,031 | 11.3 | 5.7 | 18.9 |
| 2018年3月 | 570 | 5,565 | 10.7 | 7.1 | 18.1 |
| 2019年3月 | 474 | 5,274 | 8.3 | 6.6 | 21.3 |
| 2020年3月 | 344 | 5,436 | 6.4 | 7.4 | 29.1 |
| 2021年3月 | 291 | 5,787 | 5.2 | 8.7 | 28.0 |
| 2022年3月 | 70 | 1,492 | 4.8 | 7.6 | 32.7 |
| 2023年3月 | 82 | 1,611 | 5.3 | 9.0 | 42.0 |
| 2024年3月 | 168 | 1,881 | 9.6 | 5.6 | 18.9 |
| 2025年3月 | 141 | 1,921 | 7.5 | 7.3 | 22.9 |
| 2026年3月 | 144 | 2,121 | 7.1 | 8.5 | 22.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額338百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 北野貴裕 | 代表取締役 会長兼社長 執行役員社長 情報企画本部長(上席執行役員) | — | 106,456 |
| 山﨑義勝 | 取締役 専務執行役員 技術本部長兼建築事業本部長(上席執行役員) | — | 37,840 |
| 久保聡 | 取締役 執行役員 人事本部長兼ブランディング・広報戦略室長 兼CSR推進室長(上席執行役員) | — | 10,916 |
| 秋田孝之 | 取締役 執行役員 経営管理本部長兼 特命案件担当(上席執行役員) | — | 4,816 |
| 矢崎ふみ子 | 取締役 | — | — |
| 杉浦康之 | 取締役 | — | — |
| 滝沢登 | 常任(常勤)監査役 | — | — |
| 西田孝 | 監査役 | — | — |
| 酒井光一 | 監査役 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 197 | 55 | 23 | 275 | 55 |
| 社外取締役 | 5 | 33 | — | — | 33 | 7 |
| 監査役 | 1 | 22 | 7 | — | 30 | 30 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容622字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,144字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,184字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,536字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第81期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第81期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第80期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第80期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第79期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第79期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第79期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第79期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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