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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

建設技術研究所

CTI Engineering Co.,Ltd.9621 · Prime · サービス業

国内最大級の建設コンサルタント。公共事業を中心に河川・道路・環境など社会資本整備の企画から管理まで一貫支援。海外にも展開。

概要

建設技術研究所は、1963年に建設コンサルタント業を目的として設立された。河川、ダム、道路、環境、情報などの公共事業を中心に、社会資本整備に関する企画、調査、計画、設計、施工管理、維持管理までを一貫して提供する。2025年12月期の連結売上高は1010億円、従業員数約4087人。国内売上高の約7割を占める国内建設コンサルティング事業を主力とし、海外はODA案件と英国子会社Waterman Group Plcの二本柱で展開する。東京証券取引所プライム市場上場。

国内公共投資に支えられた収益構造

国内建設コンサルティング事業は、売上高の約69%(2025年12月期697億円)を占める主力事業。国の防災・減災、国土強靱化政策に支えられ、地方自治体からの受注も増加傾向にある。同事業では、河川・ダム・道路等の公共インフラに関する調査、設計、施工管理、維持管理を総合的に提供する。2025年度の受注高は724億円と前年比10.2%増加し、受注残高も412億円と健全な水準を維持している。成長分野としてエネルギー事業、情報提供サービス事業、CM/PM事業の3つを掲げ、事業ポートフォリオの変革を進めている。

海外事業の二本柱:ODAと英国

海外建設コンサルティング事業は2025年12月期に売上高313億円(構成比31%)を計上する。同事業は、東南アジアを中心にODA案件を手掛ける株式会社建設技研インターナショナルと、英国でビルディング関連事業と技術者派遣を行うWaterman Group Plcの2つの子会社が中核である。建設技研インターナショナルはODA予算縮小の影響で市場環境が悪化したものの、大型案件の受注により受注高は373億円と前年比30%増加した。一方、Waterman Groupは英国の政権交代やインフレの影響で公共事業の進捗が鈍化し、セグメント利益は543億円と前年比29.7%減少した。

グループ子会社による専門業務の分担

建設技術研究所グループは、親会社と25の連結子会社で構成される。国内では、日本都市技術株式会社が土地区画整理業務、株式会社地圏総合コンサルタントが地質調査業務、株式会社日総建が建築設計・監理業務、株式会社環境総合リサーチが環境計量証明・分析業務をそれぞれ担当する。また、広建コンサルタンツ株式会社や湯浅コンサルタント株式会社など、M&Aにより取得した子会社も加わり、事業領域を拡大している。海外では、建設技研インターナショナルが総合コンサルティング、Waterman Groupが構造・設備設計と技術者派遣を担う。

業界の中での役割は建設コンサルタント(公共インフラ)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,010億円
営業利益
91億円
営業利益率
9.0%
純利益
60億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
国内建設 コンサルティング事業697億円69.0%86億円12.3%
海外建設 コンサルティング事業313億円31.0%5億円1.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内建設コンサルティング主力

国内の公共事業を中心に、河川、ダム、道路、環境、情報など社会資本整備に関する企画、調査、計画、設計、発注者支援、施工管理、運用維持管理など総合コンサルティング業務を提供。子会社が土地区画整理、地質調査、建築設計・監理、環境計量証明・分析等の専門業務を分担。

主な製品・サービス5
建設コンサルティング(総合)
河川・ダム・道路等の調査・計画・設計・施工管理・維持管理。
土地区画整理業務
子会社日本都市技術が担当。区画整理の計画・設計。
地質調査業務
子会社地圏総合コンサルタントが担当。地盤調査・解析。
建築設計・監理業務
子会社日総建が担当。建築物の設計・監理。
環境調査・分析業務
子会社環境総合リサーチが担当。環境計量証明・調査・分析。

02海外建設コンサルティング準主力

海外プロジェクトの発掘、マスタープラン策定、調査、計画、設計、施工管理、運用維持管理など建設プロジェクト全般の総合コンサルティングを提供。また、子会社Waterman Group Plcがビルディング関連事業(構造・設備設計)を、Waterman Aspen Limitedが技術者派遣事業を行う。

主な製品・サービス3
海外建設コンサルティング
海外インフラプロジェクトの企画・調査・設計・施工管理。
ビルディング関連事業
構造設計・設備設計等の建築コンサルティング。
技術者派遣事業
子会社Waterman Aspen Limitedが技術者派遣を提供。

製品と技術

河川・ダム・道路の総合コンサルティング

建設技術研究所の核心事業は、公共インフラに関する総合コンサルティングである。具体的には、河川改修やダム建設の計画・設計、道路や橋梁の構造設計、上下水道の整備計画、防災・減災対策などが含まれる。これらの業務は、調査、計画、設計、発注者支援、施工管理、維持管理の各段階にわたり、一貫して提供する。特に水関連分野では、流域治水や気候変動対応の知見が蓄積されており、国土強靱化政策のもとで安定した受注を得ている。2025年12月期の国内受注高は724億円に達した。

水理模型実験と研究センターつくば

技術的な特徴の一つに、水理模型実験の能力がある。1989年にフロント事業部を開設し、ダム、河川、砂防の水理模型実験を担当。1996年に同部を改組して研究センターつくば(茨城県つくば市)を設置した。ここでは、実物の河川やダムの縮小模型を用いた水流実験を行い、設計の妥当性を検証する。この技術は、洪水対策や施設の安全性評価に不可欠であり、同社の競争力の源泉となっている。また、長江科学院との合弁会社(武漢長建創維環境科技有限公司)を通じ、中国でも環境コンサルティングを展開している。

子会社が担う専門技術とサービス

グループ各社は、親会社の総合コンサルティングを補完する専門業務を担う。地圏総合コンサルタント(2010年に住鉱コンサルタントから事業承継)は地盤調査・解析を担当し、建築物の基礎設計に不可欠なデータを提供する。日総建は建築設計・監理業務を行い、公共施設や民間建築物の設計を手掛ける。環境総合リサーチは環境計量証明や調査・分析を実施し、環境アセスメントなどに対応する。また、Waterman Group Plcは英国で構造設計・設備設計を、Waterman Aspen Limitedは技術者派遣事業を行う。これらの専門子会社がグループ全体の技術レンジを広げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

建設コンサル国内上位、内需依存で安定成長

同社は建設コンサルタント業界において、国内上位グループに位置する老舗企業。同業他社に比べ、道路・河川などの社会基盤整備を中心に官公需への依存度が高く、公共投資の動向に業績が連動する。直近3期の売上高は93,100百万円から101,000百万円へと増加し、営業利益率は9%前後を維持しており、安定した収益基盤を構築している。一方、ジンジブやダイブグループなどの新興サービス企業と比較すると、成長性やデジタル分野での競争力は相対的に限定的であり、民間需要や海外展開の拡大が課題となる。業界全体では技術者不足や価格競争が進む中、同社は地域密着型の営業網と技術蓄積で差別化を図っている。

強み

  • 道路・河川など官公需中心の案件を多数受注し、安定した受注基盤を確保している。
  • 売上高1,000億円規模で、国内の建設コンサルでは上位に入る事業規模を持つ。
  • 営業利益率9%前後を継続し、コスト管理と受注選別で収益性を確保している。
  • 長年の実績で培った設計・調査技術が、顧客からの信頼獲得につながっている。

課題

  • 公共事業の予算削減や政策変化で業績が左右されやすく、収益の安定性にリスクがある。
  • 民間建築やデジタル関連など成長分野への展開が遅れており、収益源の多様化が進まない。
  • ジンジブなどの新興企業が低価格や独自技術で攻勢を強め、シェア維持に圧力がかかる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が建設技術研究所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11939四電工1,086億円14.0倍
21871ピーエス・コンストラクション1,066億円11.3倍
35351品川リフラ969億円3.6倍
41976明星工業936億円14.5倍
56458新晃工業897億円12.4倍
69621建設技術研究所892億円13.1倍
71882東亜道路工業807億円21.6倍
82734サーラコーポレーション800億円10.5倍
95011ニチレキグループ722億円15.1倍
101414ショーボンドホールディングス691億円16.6倍
111945東京エネシス681億円15.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

建設コンサルタントとして創業した1963年

1963年4月、東京都中央区銀座に建設技研株式会社として設立された。創業と同時に本社と大阪支社で開業し、翌1964年2月に商号を株式会社建設技術研究所に変更。同年12月には建設省に建設コンサルタント登録(第39-133号)を行い、公共事業の受注体制を整えた。1975年には海外業務室を開設し、海外プロジェクトへの参入を開始した。創業時の事業目的は「建設コンサルタント業を営むこと」であり、以来一貫して社会インフラの調査・設計を中核事業としてきた。

全国に支社網を拡大した1970〜80年代

1967年の福岡出張所(九州支社)を皮切りに、1976年に仙台(東北)、名古屋(中部)、1977年に広島(中国)、1980年に沖縄、1983年に新潟(北陸)、高松(四国)、1988年に札幌(北海道)と、全国各地に支社を順次開設した。これにより全国的な営業網と技術者の配置が可能となり、地域密着型の事業展開の基盤が形成された。1983年には施工管理業務を専門とするシーティーアイ調査設計株式会社(現CTIリード)を設立し、グループ経営の第一歩を踏み出した。

上場とCM事業参入で事業基盤を強化

1994年4月、建設工事の企画から施工管理までを一括代行するコンストラクション・マネジメント(CM)事業に参入するためCM本部を設置。同年6月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、1996年10月に東京証券取引所市場第二部に上場した。1999年6月には市場第一部に指定替え。研究開発面では、1996年8月に茨城県つくば市に研究センターつくばを開設し、水理模型実験などの技術基盤を強化した。この時期に、財務基盤の強化と技術力の蓄積が同時に進められた。

海外部門を独立させた1999年

1999年3月、海外部門を分離独立させる目的で株式会社建設技研インターナショナルを設立し、同4月に海外部門の営業を譲渡した。これにより国内事業と海外事業を明確に分離し、それぞれの専門性を高める体制が整った。同年12月にはマネジメント事業を専門とする株式会社マネジメントテクノ(現CTIフロンティア)も設立。2003年には研修・セミナー事業を担うCTIアカデミーを設立するなど、グループ機能の分化が進んだ。

英国Waterman Groupを買収した2017年

2017年6月、公開買い付けにより英国の建設コンサルタント会社Waterman Group Plcを完全子会社化した。買収額は非開示だが、これにより海外事業の売上高は大きく拡大し、2017年12月期の連結売上高は前年比17%増の493億円となった。Waterman Groupはビルディング関連事業(構造設計、設備設計)と技術者派遣事業を手掛け、英国を中心に事業展開している。この買収は、海外事業の二本柱(ODA案件と先進国市場)を確立する重要な転機となった。

M&Aによる子会社拡充とグループ再編

2015年にはユニチカから株式譲受で環境総合リサーチを、同年新設分割で日総建を子会社化。2020年には建設技研インターナショナルを完全子会社化し、2021年にはフィリピンにCTIフィリピナスを設立。2024年には湯浅コンサルタントと広建コンサルタンツを相次いで完全子会社化し、国内の技術領域を拡充した。一方、2025年7月にはCTIフロンティアの全株式を譲渡し、グループの選択と集中を進めている。2022年4月には東証プライム市場へ移行した。

年表41件を開く

1960年代

  • 1963年4月創業建設コンサルタント業を営むことを目的として、東京都中央区銀座西(現 銀座三丁目)に建設技研株式会社を設立
  • 創業設立と同時に本社及び大阪市南区(現 中央区)の大阪支社(現 大阪本社)で開業
  • 1964年2月商号変更商号を株式会社建設技術研究所に変更
  • 1964年12月建設省に建設コンサルタント登録(第39-133号)
  • 1967年6月福岡県福岡市に福岡出張所(現 九州支社)を開設
  • 1969年4月本社を東京都中央区日本橋小網町に移転

1970年代

  • 1973年9月本社を東京都中央区日本橋本町に移転
  • 1975年1月本社に海外プロジェクトの受注拡大を図るため海外業務室(現 株式会社建設技研インターナショナル)を開設
  • 1976年4月宮城県仙台市に仙台出張所(現 東北支社)を開設
  • 1976年9月名古屋市中村区に名古屋出張所(現 中部支社)を開設
  • 1977年4月広島県広島市に広島出張所(現 中国支社)を開設

1980年代

  • 1980年7月沖縄県浦添市に沖縄出張所(現 沖縄支社)を開設
  • 1983年4月新潟県新潟市に新潟出張所(現 北陸支社)、香川県高松市に高松出張所(現 四国支社)を開設
  • 1983年12月創業施工管理業務などを専業させる目的でシーティーアイ調査設計株式会社(現 株式会社CTIリード)を設立
  • 1988年6月札幌市中央区に札幌出張所(現 北海道支社)を開設
  • 1989年7月ダム、河川及び砂防に関する水理模型実験を担当するフロント事業部を開設

1990年代

  • 1991年4月業容拡大に備えるため東京都中央区日本橋本町に東京支社(現 東京本社)を開設
  • 1994年4月本社に建設工事の企画、設計から施工業者選定、施工管理までを代行する「コンストラクション・マネジメント(CM)事業」に参入するためCM本部を開設
  • 1994年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1996年8月フロント事業部を改組し、茨城県つくば市に研究センターつくばを開設
  • 1996年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1999年3月創業海外部門の分離独立を目的として株式会社建設技研インターナショナルを設立
  • 1999年4月株式会社建設技研インターナショナルに海外部門の営業を譲渡
  • 1999年6月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 1999年12月創業マネジメント事業などを専業させる目的で株式会社マネジメントテクノを設立

2000年代

  • 2003年4月創業研修及びセミナー運営を専業とする目的で株式会社CTIアカデミー(株式会社CTIフロンティアに商号変更)を設立
  • 2005年5月創業創業60周年を機に、本社を東京都中央区日本橋浜町に移転
  • 2006年6月財団法人福岡土地区画整理協会の事業の一部を譲り受け、当社100%子会社の福岡土地区画整理株式会社(現 日本都市技術株式会社)が営業を開始
  • 2008年1月創業長江科学院と共同で環境分野のコンサルティングを行う目的で武漢長建創維環境科技有限公司を設立

2010年代

  • 2010年10月住鉱コンサルタント株式会社(現 住鉱資源開発株式会社)の建設コンサルタント事業を当社100%子会社の株式会社地圏総合コンサルタントが承継し、営業を開始
  • 2014年3月DUWUN社と合弁で建設コンサルティングを行う目的で株式会社CTIミャンマーを設立
  • 2015年7月ユニチカ株式会社から株式を譲り受けた、当社100%子会社の株式会社環境総合リサーチが営業を開始
  • 2015年11月新設分割により株式を譲り受け、当社100%子会社として株式会社日総建が営業を開始
  • 2017年6月公開買い付けにより、当社100%子会社としてWaterman Group Plcが営業を開始

2020年代

  • 2020年10月M&A当社連結子会社の株式会社建設技研インターナショナル株式を追加取得し、完全子会社化
  • 2021年4月M&Aアジアでの現地生産及び人材育成の拠点として、フィリピンに当社孫会社の株式会社CTIフィリピナスを設立 当社連結子会社である株式会社建設技研インターナショナルが、株式会社CTIミャンマーの株式を全株取得して同社を完全子会社(当社完全孫会社)とし、当社とDUWUN社との合弁を解消
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年1月酒類の製造及び販売を目的とする子会社として株式会社CTIアセンドを設立
  • 2024年6月M&A湯浅コンサルタント株式会社の株式を取得して同社を完全子会社化
  • 2024年11月M&A広建コンサルタンツ株式会社の株式を取得して同社を完全子会社化
  • 2025年7月株式会社CTIフロンティアの株式を全株譲渡して資本関係を解消

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年12月期まで105,000百万円
  • 営業利益2026年12月期まで10,500百万円
  • 営業利益率2026年12月期まで10%
  • 経常利益2026年12月期まで10,500百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年12月期まで7,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオ変革の加速

    コア事業の競争力強化、成長分野の基盤強化、新規事業領域の成長加速、海外事業の収益性向上に取り組み、事業ポートフォリオの変革を加速させる。

  2. 02

    従業員エンゲージメントの向上

    労働負荷低減と質的成長の両立、戦略コミュニケーションの強化、人材育成の強化を図り、従業員エンゲージメントを高める。

  3. 03

    品質・生産システム改革による生産性向上

    技術力向上、プロジェクトマネジメント強化、業務効率化により生産性を高め、AIを基幹ツールとして日常業務に組み込みプロセス革新と品質向上を両立する。

  4. 04

    攻めと守りのグループガバナンス強化

    内部統制・モニタリングシステムの再強化、グループシナジーを発揮する体制整備、販管費の執行モニタリング強化、資本コストを踏まえた投資規律を確立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,087人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は970万円で、9期前と比べて+15.2%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は12.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,886
2017年12月2,826
2018年12月2,932
2019年12月84243.213.23,012
2020年12月85943.313.13,088
2021年12月90443.012.93,359
2022年12月91442.912.83,716
2023年12月95842.512.53,830
2024年12月99542.412.43,966237
2025年12月97042.212.34,087223

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 7 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
研究センターつくば — 茨城県つくば市2,471百万円
国内建設コンサルティング事業
九州支社 — 福岡市中央区1,472百万円
国内建設コンサルティング事業
東京本社 さいたまオフィス — さいたま市浦和区1,468百万円
国内建設コンサルティング事業
CTIけいはんな ビル — 京都府相楽郡 精華町614百万円
国内建設コンサルティング事業
東京本社 — 東京都中央区545百万円
国内建設コンサルティング事業
CTI岡崎ビル — 愛知県岡崎市261百万円
国内建設コンサルティング事業
本社 — 東京都中央区152百万円
国内建設コンサルティング事業
主な関係会社
  • 海外
    Waterman Group Plc (注1)
    英国ロンドン
    議決権100.0%
  • 海外
    Waterman Group(Aus) Pty Limited (注1)
    豪州メルボルン
    議決権62.5%
  • 海外
    Waterman Aspen Limited(注3)
    英国ロンドン
    議決権100.0%
  • 国内
    その他Waterman Group Plc子会社14社
  • 国内
    日本都市技術株式会社
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社地圏総合 コンサルタント
    東京都荒川区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社日総建
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社環境総合 リサーチ
    京都府相良郡 精華町
    議決権100.0%
  • 国内
    広建コンサルタンツ 株式会社
    広島県福山市
    議決権100.0%
  • 国内
    その他広建コンサルタンツ株式会社の子会社2社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R7特殊車両通行許可システム基盤整備業務
    国土交通省 · 2026-05-18
    9.7億円
  • 調達
    令和6年度土壌・排水・地下水等におけるPFAS対策技術等の実証支援・情報収集委託業務
    環境省 · 2025-03-13
    6.4億円
  • 調達
    【関東地方整備局 本局】H30特殊車両オンライン申請システム再構築業務
    国土交通省 · 2018-05-21
    3.5億円
  • 調達
    平成27年度楢葉町事後モニタリング業務
    環境省 · 2015-04-01
    3.4億円
  • 調達
    令和7年度特殊車両に係る通行障害箇所とりまとめ業務
    国土交通省 · 2025-04-01
    3.1億円
  • 調達
    令和8年度特殊車両に係る通行障害箇所調査業務
    国土交通省 · 2026-04-01
    3億円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R7特殊車両オンライン申請システム運用保守業務
    国土交通省 · 2025-04-01
    2.8億円
  • 調達
    平成28年度楢葉町事後モニタリング業務
    環境省 · 2016-04-01
    2.8億円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R8特殊車両オンライン申請システム運用保守業務
    国土交通省 · 2026-04-01
    2.7億円
  • 調達
    令和6年度特殊車両に係る通行障害箇所とりまとめ業務
    国土交通省 · 2024-04-01
    2.5億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,010億円営業利益91億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.4%、利益が-3.2%。

売上高
+3.4%
1,010億円
営業利益
-3.2%
91億円
純利益
-10.4%
60億円
営業利益率
9.0%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,050億円1,010億円
営業利益105億円91億円
純利益70億円60億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は550億円、営業利益は66億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.3%、営業利益は+10.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2483714.928
2023年2Q2283515.425
2023年3Q214115.18
2023年4Q24114
2024年1Q2926120.944
2024年2Q21573.35
2024年4Q470265.518
2025年2Q5086011.838
2025年4Q502316.222
2026年2Q5506612.044

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は325億円から1,010億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.0%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月325116
2013年12月3641610
DUWUN社と合弁で建設コンサルティングを行う目的で株式会社CTIミャンマーを設立
2014年12月3952515
2015年12月4022716
2016年12月4202414
2017年12月4932516
2018年12月5843219
2019年12月6264428
当社連結子会社の株式会社建設技研インターナショナル株式を追加取得し、完全子会社化
2020年12月6525237
アジアでの現地生産及び人材育成の拠点として、フィリピンに当社孫会社の株式会社CTIフィリピナスを設立 当社連結子会社である株式会社建設技研インターナショナルが、株式会社CTIミャンマーの株式を全株取得して同社を完全子会社(当社完全孫会社)とし、当社とDUWUN社との合弁を解消
2021年12月7447145
2022年12月8358259
酒類の製造及び販売を目的とする子会社として株式会社CTIアセンドを設立
2023年12月93110275
湯浅コンサルタント株式会社の株式を取得して同社を完全子会社化
2024年12月97794959.667
2025年12月1,01091949.060

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,010億円のうち、営業利益として残るのは91億円9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は60億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.7%714億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%204億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%91億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
9.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが58億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは52億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は151億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月9−2−5764
2013年12月30−1012086
2014年12月366−142127
2015年12月16−18−2−2123
2016年12月−2−2−7−4112
2017年12月28−69−7−4165
2018年12月19−15−1467
2019年12月48−11−53799
2020年12月87−8−1279167
2021年12月53−7−1146205
2022年12月38−8−1330226
2023年12月9−9−330197
2024年12月24−57−21−33147
2025年12月58−6−5152151

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は963億円。このうち返さなくてよい自己資本が668億円で、自己資本比率は69.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月32320411962.6
2013年12月37121415757.3
2014年12月41021919153.1
2015年12月43923820153.9
2016年12月42624817857.9
2017年12月49426922553.8
2018年12月50927823154.2
2019年12月59030928152.0
2020年12月64034030052.9
2021年12月71938833153.8
2022年12月73347725664.8
2023年12月79955124868.7
2024年12月87761726070.1
2025年12月96366829569.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
160億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
532億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
295億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中362位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,150で、1年前と比べて+11.2%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥3,150-1.4%1ヶ月+1.1%1年+11.2%時価総額892億円
過去52週の値幅
安値¥2,563高値¥3,575

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR1.27倍
配当利回り3.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末から上昇基調を強め、8月14日は3,160円と急落したものの、直近1ヶ月では6.33%上昇しています。25日移動平均線(3042円)を上回っており、75日線(2852円)からは10.8%上に位置します。7月31日には220,000株の大幅な出来高を伴って3,175円まで上昇し、その後も高値圏で推移しました。RSIは67.3とやや過熱気味で、8月14日の急落は利益確定売りとみられます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは14.73倍で業界平均23.09倍を大幅に下回り、PBRも1.27倍と業界平均3.31倍を大きく下回る。配当利回り3.48%は平均2.31%を上回り、ROE9.3%と健全。無借金経営と安定した売上で、成長は緩やかだが財務は堅実。やや割安な水準であり、配当利回りの高さと併せて投資妙味があるが、売上成長率の鈍化と利益率の低下には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍23.4倍
PER (予想)12.2倍
PBR1.27倍3.51倍
ROE9.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

政府のインフラ老朽化対策や防災・減災投資は中期的な追い風となるが、公共投資の予算動向や競争激化がリスク。強気派は、国土強靱化計画や老朽化対策で安定需要が見込めること、デジタル技術活用による生産性向上や海外展開の成長余地を評価する。弱気派は、公共投資の削減懸念と建設コンサル業界の競争激化による受注単価の低下、海外展開の不確実性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 公共投資の安定需要

    防災・減災やインフラ老朽化対策で国や自治体の予算が確保される

  • デジタル技術の活用

    DXによる効率化で収益性が改善し、付加価値が向上する

  • 海外展開の成長余地

    インフラ整備需要の高い海外市場で、新たな収益源を開拓できる

  • 売上高1,010億円と過去最高更新通年影響

    売上高931→977→1010億円、今期+3.4%

  • 予想PER12.3倍と来期の改善期待決算発表後影響

    実績PER14.73倍に対し予想12.3倍

  • 配当利回り3.48%と安定還元継続影響

    配当利回り3.48%、安定的な株主還元

  • PBR1.27倍と企業価値の割安感不定影響

    PBR1.27倍、ROE9.3%に見合う水準

マイナスに働く材料7
  • 公共投資の減少懸念

    財政状況によってはインフラ関連予算が削減され、受注減少のリスク

  • 競争激化で単価低下

    建設コンサル各社の競争が激しく、受注単価の下落が続く

  • 海外展開の不確実性

    現地の法規制や政治リスクがあり、投資回収が難しい可能性

  • 純利益75→60億円と3期連続減益通年影響

    純利益75→67→60億円、減少トレンド

  • 営業利益率9.01%と前年比0.6pt低下通年影響

    営業利益率9.62%→9.01%に低下

  • ROE9.3%と資本効率が低い継続影響

    ROE9.3%、PBR1.27倍と改善余地

  • 株価1年+7.5%と上値が重い不定影響

    株価変動率+7.49%、需給に勢いなし

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高の先行指標であり、需要の動向を示す
官公庁売上比率
公共投資の依存度と安定性を確認するため
海外売上比率
海外展開の進捗と収益の多角化度を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.49%。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
3.49%
いまの株価に対して
配当性向
35.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1018.3
2017年12月1110.019.3
2018年12月1313.619.9
2019年12月1840.018.8
2020年12月180.017.6
2021年12月3071.421.6
2022年12月5066.727.4
2023年12月7550.031.3
2024年12月750.031.9
2025年12月750.035.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,348人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.5%を占め、残る56.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他43.842.341.642.641.841.1
金融機関30.526.726.025.324.725.3
事業法人15.018.819.719.819.518.2
外国法人8.810.111.210.512.113.6
自己株式0.10.10.12.12.02.6
証券会社1.82.01.41.71.81.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.00
02有限会社光パワー9.86
03建設技術研究所従業員持株会7.62
04重田康光2.80
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.65
06株式会社三菱UFJ銀行2.62
07三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.50
08住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.12
09第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.90
10JAPAN ABSOLUTE VALUE FUND GENERAL PARTNER THOMAS OWSLEY RODES(常任代理人 立花証券株式会社)1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+451%、1株純資産は14期で+69%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月391,4302.815.548.8
2013年12月691,5054.715.226.2
2014年12月1051,5406.914.618.6
2015年12月1161,6757.210.818.6
2016年12月1021,7466.010.218.3
2017年12月1141,8816.310.119.3
2018年12月1341,9517.011.619.9
2019年12月1992,1709.611.418.8
2020年12月1291,19711.39.217.6
2021年12月1581,36712.37.921.6
2022年12月2081,68013.17.727.4
2023年12月2711,97914.79.731.3
2024年12月2432,21411.65.131.9
2025年12月2142,4129.313.935.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/12期の役員報酬は総額333百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村哲己代表取締役会長6972,000
西村達也代表取締役社長執行役員6756,000
鈴木直人取締役専務執行役員 企画・営業本部長6417,000
藤原直樹取締役常務執行役員6224,000
松岡利一取締役常務執行役員 管理本部長6310,000
江守昌弘取締役常務執行役員 東京本社長6323,000
天野光歩取締役常務執行役員 技術本部長6112,000
小棹ふみ子取締役72
園部芳久取締役69
小笠原敦子取締役65
桑野徹取締役74
立山晃常勤監査役611,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
見附敬三監査役6510,000
田中康郎監査役80
石川剛監査役58
由布節子74

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)10167414325225
監査役3343411
社外取締役533337
社外監査役214147

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容932字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社建設技術研究所)及び子会社により構成されており、河川、ダム、道路、環境、情報などの公共事業及び民間事業の社会資本整備に関する建設コンサルタント業を営んでおります。なお、当連結会計年度において連結子会社は25社、持分法適用会社はありません。 当社グループの事業内容及び当社と主要な子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 ①  国内建設コンサルティング事業 主要な事業は、国内における公共事業の企画、調査、計画、設計、発注者支援、施工管理、運用維持管理などの総合コンサルティング業務及び付随するシステム開発、保守管理、一般事務処理受託、土地区画整理業務、地質調査業務、建築設計・監理業務並びに環境計量証明業務・環境調査・分析業務であります。土地区画整理業務、地質調査業務、建築設計・監理業務及び環境計量証明業務・環境調査・分析業務を除く業務は主に当社及び子会社広建コンサルタンツ株式会社、土地区画整理業務は子会社日本都市技術株式会社、地質調査業務は子会社株式会社地圏総合コンサルタント、建築設計・監理業務は子会社株式会社日総建、環境計量証明業務・環境調査・分析業務は子会社株式会社環境総合リサーチが担当しております。 ②  海外建設コンサルティング事業 主要な事業は、海外におけるプロジェクトの発掘、マスタープランの策定、企画、調査、計画、設計、施工管理、運用維持管理など建設プロジェクト全般にわたる総合コンサルティング事業並びに構造設計、設備設計を含むビルディング関連事業、技術者派遣事業であります。総合コンサルティング事業は当社、子会社株式会社建設技研インターナショナル及び子会社Waterman Group Plc、ビルディング関連事業は子会社Waterman Group Plc及び子会社Waterman Group (Aus) Pty Limited、技術者派遣事業は子会社Waterman Aspen Limitedが担当しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 1 *印の子会社は、規模の重要性が乏しいため、連結の範囲から除外しております。
経営方針・対処すべき課題2,830字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 株式会社建設技術研究所は、1945年に前身である財団法人建設技術研究所が創立されて以来、「誠実」と「技術」を社是として社会資本整備の一翼を担ってきました。 近年、世界中で地球温暖化の進行によって、気象災害が激甚化・頻発化しており、日本ではインフラ施設老朽化や少子高齢化による担い手不足など、様々な社会課題に直面しています。 当社グループは、「世界に誇れる技術と英知で、安全で潤いのある豊かな社会づくりに挑戦する」という経営理念に基づき、これまで築いてきた皆さまからの「信頼」を更に高めながら、当社のブランドフレーズである『未来につづく安全・安心を』のもと、災害への備え、地球環境問題への対応、安全で安心できる社会の構築、そして世界の持続可能な社会の形成に貢献していきます。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、中長期の視点から、以下のとおり経営数値目標を定めています。 ■ 2026年12月期(年度計画) 売上高105,000百万円、営業利益10,500百万円、営業利益率10%、経常利益10,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7,000百万円 ■ 2027年12月期(中期目標) 売上高110,000百万円、営業利益12,000百万円、営業利益率11%、ROE12% ■ 2030年12月期(長期目標) 売上高130,000百万円、営業利益15,000百万円、営業利益率11%以上、ROE12%以上 (3)経営戦略 当社グループは、2030年を目標年次としたCTIグループ中長期ビジョン「SPRONG2030」に基づき、国内外のインフラに関わるあらゆる課題を解決に導き、社会の持続的発展に貢献する「グローバルインフラソリューショングループ」として飛躍していくことを目指しております。 また、「SPRONG2030」の実現に向け、2025年2月に中期経営計画2027(2025年1月~2027年12月)を策定しました。中期経営計画2027では、以下に示す①事業ポートフォリオの変革、②成長基盤の再構築の2本柱を基本方針としております。これら2本柱を相互補完的に推進することにより、当社グループの全ての従業員が「2030年にありたい姿」である「グローバルインフラソリューショングループ」を実感できる経営基盤の確立を目指しております。 ① 事業ポートフォリオの変革 (a) コア事業領域の深化 (b) 成長分野の加速 (c) 新規事業の探索 (d) 海外事業の拡大 ② 成長基盤の再構築 (a) 人的資本への投資強化 (b) DX/生産システム改革 (c) サステナブルチャレンジ (d) グループガバナンス強化 (e) 資本コストや株価を意識した経営 (4)経営環境及び対処すべき課題 (経営環境) 当連結会計年度におけるわが国の経済は、物価上昇の継続による個人消費への影響や、米国の通商政策などによる影響が一部にみられたものの、緩やかに回復しました。 当社グループにおける事業環境は、国内建設コンサルティング事業では、2025年度における国の公共事業関係費予算は、防災・減災、国土強靱化推進のための予算が前年並みに確保されました。これにより、流域治水、気候変動対応等の防災・減災対策、河川や道路等のインフラ老朽化対策などが引き続き実施されました。 海外建設コンサルティング事業では、株式会社建設技研インターナショナルはODA予算の縮小により市場環境が悪化しました。Waterman Group Plcの所管する英国は、ウクライナ及び中東地域をめぐる情勢の影響を受けてインフレが高止まりし、これにより民間事業の動きが弱含みました。加えて、政権交代後に増税と歳出削減を組み合わせた財政政策が継続されたことから、公共事業の進捗も鈍化しました。 こうした事業環境のもと、当社グループは、持続的な企業価値向上を図ることを目指し、「中期経営計画2027」を策定し、その初年である第63期(2025年)は、重点テーマとして(1)事業ポートフォリオの変革(①コア事業領域の深化、②成長分野の加速、③新規事業の探索、④海外事業の拡大)、(2)成長基盤の再構築(①人的資本の強化、②DX/生産システム改革の促進、③サステナブルチャレンジ、④ガバナンス強化)を掲げ、多くの施策を実行してまいりました。 (対処すべき課題) 国内建設コンサルティング事業では、2025年6月に2026年度から5年間を対象とした「第1次国土強靱化実施中期計画」が閣議決定されました。2026年度における国の公共事業関係費予算は、防災・減災、国土強靱化のための予算が前年を上回る見込みです。これにより、気候変動対応等の防災・減災対策、河川や道路等のインフラ老朽化対策などが引き続き進むと想定されます。 海外建設コンサルティング事業では、株式会社建設技研インターナショナルの所管する東南アジアは概ね堅調に成長していくと見込まれるものの、競争激化により市場環境の悪化が懸念されます。また、Waterman Group Plcの所管する英国では、公共事業関係費予算は回復の兆しが見られ、インフレは落ち着きつつあるものの、金利は高めで推移しており、景気の先行きについては予断を許さない状況が予想されます。 「中期経営計画2027」の初年度である当連結会計年度における経営計画の総括を踏まえ、当社は、「中期経営計画2027」の2年目となる第64期(2026年)経営計画の重点テーマを以下のとおり定め、社会の持続的発展に貢献する「グローバルインフラソリューショングループ」として飛躍していくことを目指します。 1)事業ポートフォリオ変革の加速 2025年で大きく進歩した事業ポートフォリオ変革を更に加速させ、事業拡大を進めます。具体的には、コア事業の競争力強化、成長分野の基盤強化、新規事業領域の成長加速、海外事業の収益性向上に取り組みます。 2)従業員エンゲージメントのランクアップ 労働負荷低減と質的成長の両立、戦略コミュニケーションの強化及び人材育成の強化を図ります。 3)品質・生産システム改革による生産性向上 技術力の向上、プロジェクトマネジメントの強化、業務の効率化により生産性を高め、収益力を強化するとともに、AIを基幹ツールとして技術・管理の日常業務に組み込み、プロセス革新と品質向上の両立達成を目指します。 4)攻めと守りのグループガバナンス強化 内部統制・モニタリングシステムの再強化、グループシナジーを最大限発揮する体制整備、販管費の執行状況のモニタリング強化、資本コストを踏まえた内外への投資規律の確立を図ります。
事業等のリスク2,982字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。また、以下の記載は、当社グループのリスクの全てを網羅するものではないことにご留意ください。 (1)市場 当社グループの受注は、公共事業に大きく依存しており、その動向により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、AIなどの技術革新により事業環境が大きく変化する可能性があります。 これらのリスクに対して、新技術の開発・導入やDXの推進によって競争力を更に高めるとともに、グループ会社間の連携強化などを通じて官民連携や民間市場など事業領域の拡大に取り組むことにより、受注確保に努めております。 (2)基準、法的規制 当社グループは、国内事業及び海外事業において様々な法的規制の適用を受けております。近年、変化の著しい社会・経済環境に応じてしばしば基準・法律が制定・改正されており、これらへの対応が遅れる事態が発生すれば、社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対して、基準・関係法令等の最新情報を収集・分析し、速やかな対応に努めております。 (3)気候変動、自然災害、パンデミック 大規模な地震、台風、豪雨等の自然災害や感染症の流行等の発生により、正常な事業活動が困難となり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、プロジェクトの中断、新規案件での発注遅延等の発生により、業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、気候変動対応策への対応の遅れにより、事業機会を喪失する可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループでは、BCP(事業継続計画)を策定し、社員に周知しており、定期的に内容を点検・更新するなど、危機管理体制を整備して事業活動への影響を低減するように努めるとともに、気候変動関連の技術開発等により、気候変動対応策に関連する事業への展開に努めております。 (4)投資 企業買収や新事業などへの投資による損失が業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対して、事業環境を見極め、投資した事業の継続的なモニタリングを実施し、より成長が期待できる分野等への投資を行ってまいります。 (5)人材確保・育成 当社グループは、高度な専門性や公的資格及び実績を有した人材が、競争優位性を確保し、持続的な成長を可能とするための、唯一にして最大の経営資源と認識しております。必要とする人材の確保・育成ができなかったり、優秀な人材が流出したりした場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは積極的かつ継続的な採用活動を行うことに加え、働き方改革を推進し、多様な働き方に対応する制度の充実等を図っております。さらに、社員のキャリアアップに資する各種研修・教育訓練などの人材育成に積極的に投資しております。 (6)情報セキュリティ 電子媒体やネットワークを介して取り扱う情報が拡大する中、災害、故障・障害、過失・故意等による情報の紛失、破壊、漏洩等により、社会的信用の失墜、顧客との取引停止、損害賠償等が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対して、CTIグループ情報セキュリティポリシーをはじめとした規程類を整備し、当社グループが取り扱う情報及び情報システムの適切な運用・管理を行うとともに、定期的に情報セキュリティ研修を実施して、社員の情報セキュリティに関する意識とリテラシーの向上に努めております。また、セキュリティインシデントに対応する専門チームCSIRTの新設によりインシデント発生時のクライシスマネジメントの強化を図っております。 (7)カントリーリスク 当社グループが海外事業を行う国・地域において予期しえない法制度の変更や政治・経済情勢における不測の事態が発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、海外業務に従事する際のカントリーリスクに関する情報収集、テロなどが発生した場合の対応強化、事業展開国・エリアの分散、拡大等に努めております。 (8)品質・安全 当社グループが行う業務は、公益性が高いことから、広範に及ぶ社会的影響などのリスクが潜在します。特に成果品に契約不適合箇所があった場合や安全管理不足による重大事故が生じた場合には、社会的信用の失墜、指名停止処分、損害賠償等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、潜在するリスクを評価・特定し必要な対策を講ずるために「技術リスクガイドライン」を策定して、「品質環境・情報セキュリティマネジメントシステム」との一体的運用を行い、業務の品質管理を徹底し、成果品の社内照査を確実に行うための体制を構築し、契約不適合箇所発生等の技術リスクの低減に努めております。また、安全管理教育を徹底し、重大事故防止に努めています。なお、契約不適合責任に対する損害賠償請求に備えるため、損害賠償責任保険に加入しております。 (9)技術力 社員の成長の停滞や研究開発の低迷、AIなどの技術革新への対応不足等に起因する技術力の低下や生産性の低下により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、事業環境の変化を見極め、研修等を通じた技術力の強化、計画的な研究開発の推進、生産システム改革の推進などを進めています。 (10)人事・労務 長時間労働の発生等により、社員の心身の健康等に悪影響を及ぼし、傷病の発生、生産性の低下、又は労働法令違反による社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、労使協調による長時間労働防止に向けた行動計画の策定とモニタリングの強化、テレワーク等を活用した新しい働き方の推進、深夜労働回避のための管理の強化、社内通報・相談窓口の設置等に取り組んでおります。 また、技術によって社会に貢献する当社にとって、従業員が「幸福」であることが、創造性、生産性を高め、優秀な人材を引き付ける原動力との認識のもと、CTIウェルビーイング基本方針を策定し、トップマネジメントとして健康経営を推進しております。 (11)コンプライアンス 社員のコンプライアンス意識の薄さから、社員個人又は会社組織での会計不正、横領・贈収賄、独禁法違反、知的財産権侵害、インサイダー取引、機密情報・個人情報の持ち出し、ハラスメント行為の発生等の事態が生じる可能性があります。 これらのリスクに対して、コンプライアンス違反行為を発生させない職場環境づくりや意識向上に努めるとともに、社員に対するコンプライアンス研修・教育の実施、情報セキュリティ教育研修の徹底、内部監査体制の強化に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,259字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、物価上昇の継続による個人消費への影響や、米国の通商政策などによる影響が一部にみられたものの、緩やかに回復しました。 当社グループにおける事業環境は、国内建設コンサルティング事業では、2025年度における国の公共事業関係費予算は、防災・減災、国土強靱化推進のための予算が前年並みに確保されました。これにより、流域治水、気候変動対応等の防災・減災対策、河川や道路等のインフラ老朽化対策などが引き続き実施されました。 海外建設コンサルティング事業では、株式会社建設技研インターナショナルはODA予算の縮小により市場環境が悪化しました。Waterman Group Plcの所管する英国は、ウクライナ及び中東地域をめぐる情勢の影響を受けてインフレが高止まりし、これにより民間事業の動きが弱含みました。加えて、政権交代後に増税と歳出削減を組み合わせた財政政策が継続されたことから、公共事業の進捗も鈍化しました。 こうした事業環境のもと、当社グループは、持続的な企業価値向上を図ることを目指し、「中期経営計画2027」を策定し、その初年である第63期(2025年)は、重点テーマとして(1)事業ポートフォリオの変革(①コア事業領域の深化、②成長分野の加速、③新規事業の探索、④海外事業の拡大)、(2)成長基盤の再構築(①人的資本の強化、②DX/生産システム改革の促進、③サステナブルチャレンジ、④ガバナンス強化)を掲げ、多くの施策を実行してまいりました。 これらの取組により、当連結会計年度における当社グループの受注高は、109,701百万円と前年同期比16.2%増となりました。売上高は101,038百万円と前年同期比3.4%増、経常利益は9,350百万円と前年同期比1.9%減、親会社株主に帰属する当期純利益は5,952百万円と前年同期比11.8%減となりました。 当社グループのセグメント別の業績は次のとおりです。 1 国内建設コンサルティング事業 国の推進する防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策による良好な受注環境のもと、事業ポートフォリオの変革に取り組みました。これにより、地方自治体からの受注増、成長分野である3事業(エネルギー事業、情報提供サービス事業、CM/PM事業)全てにおいて受注高の計画を達成し、売上高も計画どおりに推移しました。利益は、一部子会社の計画未達の影響を受けました。 以上の結果、受注高は72,411百万円と前年同期比10.2%増、売上高は69,724百万円と前年同期比4.2%増となり、セグメント利益は8,611百万円と前年同水準となりました。 2 海外建設コンサルティング事業 東南アジアを拠点とする株式会社建設技研インターナショナルでは、契約が遅れていた大型案件の受注があり受注高は計画を達成したものの、特に利益は契約遅れによる稼働率低下の影響を大きく受けました。また、英国を中心に事業展開するWaterman Group Plcでは、インフレ、政権交代による財政政策の影響があり、利益は前年を下回りましたが、売上高・利益ともに計画どおりに推移しました。 以上の結果、受注高は37,290百万円と前年同期比30.0%増、売上高は31,313百万円と前年同期比1.9%増となり、セグメント利益は543百万円と前年同期比29.7%減となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は96,344百万円と前年同期比9.9%増となりました。これは主に、受取手形、完成業務未収入金及び契約資産に加えて使用権資産及び退職給付に係る資産が増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における総負債は29,529百万円と前年同期比13.5%増となりました。これは主に、短期借入金が減少した一方、リース債務に加えて未払法人税等、繰延税金負債及び資産除去債務が増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産は66,815百万円と前年同期比8.3%増となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ423百万円増加し、15,093百万円となりました。 営業活動の結果取得した資金は5,768百万円(前年同期比139.3%増)となりました。これは主に、売上債権及び契約資産の増加による支出3,631百万円や法人税等の支払額2,330百万円があった一方、税金等調整前当期純利益9,000百万円や減価償却費1,855百万円による収入があったことによるものであります。 投資活動の結果使用した資金は612百万円(前年同期比89.2%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,164百万円があったことによるものであります。 財務活動の結果使用した資金は5,092百万円(前年同期比141.2%増)となりました。これは主に、配当金の支払額2,083百万円や自己株式取得のための支出1,540百万円があったことによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 1)生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年1月1日 至  2025年12月31日)(百万円)   前年同期比(%) 国内建設コンサルティング事業   69,724   4.2 海外建設コンサルティング事業   31,313   1.9 合計   101,038   3.4 (注)1  金額は、販売価額によっております。 2 上記の金額は外部顧客に対するもので、セグメント間の内部取引及び振替額は含まれておりません。 2)受注実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至  2025年12月31日) 受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 国内建設コンサルティング事業   72,411   10.2   41,200   8.4 海外建設コンサルティング事業   37,290   30.0   31,031   22.1 合計   109,701   16.2   72,231   13.9 (注)1  金額は、販売価額によっております。 2 上記の金額は外部顧客に対するもので、セグメント間の内部取引及び振替額は含まれておりません。 3)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至  2025年12月31日)(百万円)   前年同期比(%) 国内建設コンサルティング事業   69,724   4.2 海外建設コンサルティング事業   31,313   1.9 合計   101,038   3.4 (注)1  金額は、販売価額によっております。 2 上記の金額は外部顧客に対するもので、セグメント間の内部取引及び振替額は含まれておりません。 3 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 販売先   前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 日本国   32,052   32.8   30,741   30.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。 経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 当連結会計年度の連結財務諸表の作成にあたって、特に重要な見積りは以下のとおりであります。 (のれんの減損) 当社グループは、企業結合により発生したのれんを計上しております。当該のれんについては、将来の超過収益力を適切に反映しているものと判断しております。 のれんの減損損失の判定にあたっては、子会社の業績や事業計画等に基づき合理的に判断しておりますが、これらは長期的な見積りに基づくため、将来の経営環境や市況等の変動によっては、当社グループの財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (建設コンサルティング業務契約における収益認識) 当社グループは、建設コンサルティング業務契約について、一定の期間にわたり充足される履行義務については、見積総原価に対する発生原価の割合に基づく進捗度により収益を認識しております。 見積総原価の見積りには、不確実性を伴いますので、予期し得ぬ状況変化や事実の判明によって業務の作業量等が大きく変動した場合には、当社グループの財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ②経営成績等の状況の分析 当連結会計年度末における経営成績の状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 国内建設コンサルティング事業セグメントの営業利益率は、前年同期12.9%から当連結会計年度12.3%と低下しました。これは、一部子会社の計画未達が影響したためであります。 海外建設コンサルティング事業セグメントの営業利益率は、前年同期2.5%から当連結会計年度1.8%へと低下しました。これは、株式会社建設技研インターナショナルにおける大型案件の契約時期の遅れによる稼働率の低下、Waterman Group Plcにおける英国内のインフレ高止まり、労働党政権による財政政策の影響を受けたことによるものであります。 ③財政状態の分析 当連結会計年度末における財政状態の状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」をご参照ください。 総資産は96,344百万円と前年同期比9.9%増となり、総負債は29,529百万円と前年同期比13.5%増、純資産は66,815百万円と前年同期比8.3%増となりました。 これらは、受注高、売上高等の事業規模拡大により増加しております。自己資本比率は、当連結会計年度も69.1%と業界平均を上回っておりますので、財政の安定性を保ちながら事業規模拡大が図られていると考えております。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度末のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループの事業規模拡大に伴い、総資産が増加していますが、資金については、手元流動性を確保しつつ、基本的には自己資金の範囲内で事業拡大と生産性向上並びに業務効率化に必要な投資を進めているところであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、業務原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は中長期的な成長に向けてのM&Aや設備投資によるものであります。 なお、業務の特性上、受託料収入が第2四半期に集中し、第1四半期には手元資金残高が減少する傾向があるため、当該時期には資金需要に応じて運転資金の一部を金融機関からの短期借入金で賄うことがあります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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