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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

トーエネック

TOENEC CORPORATION1946 · Prime · 建設業

中部電力グループの設備工事会社。配電・空調・通信工事を柱に、エネルギー事業も展開

概要

トーエネックは、中部電力グループに属する総合設備エンジニアリング企業である。本社を愛知県名古屋市中区に置き、配電線工事や地中線工事などの電気設備工事、空調管工事、情報通信設備工事を中核事業とする。2026年3月期の連結売上高は2725億円、営業利益は214億円(営業利益率7.9%)に達し、従業員数は6487人。近年は再生可能エネルギー関連設備やデータセンター向け工事にも注力し、成長分野への投資を積極化している。

設備工事業が売上の9割超を占める収益構造

トーエネックグループの収益の大部分は設備工事業で生み出されている。2026年3月期のセグメント売上高は2549億91百万円であり、連結売上高の93.6%を占める。同事業は配電線工事、地中線工事、屋内線工事、空調管工事、通信工事の5分野から成り、最大の受注元は中部電力グループ(中部電力、中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ)である。工事の一部は連結子会社の㈱トーエネックサービスと旭シンクロテック㈱が下請施工する。海外子会社も中国、タイ、フィリピン、インドネシアで同種の工事を手掛け、グループ全体で一貫した施工体制を築いている。セグメント利益は255億44百万円で、営業利益率は約10%と高水準である。

エネルギー事業で非電力系収入を拡大

エネルギー事業は、FIT太陽光発電事業、PPAサービス、学校空調システムサービス、マンション高圧一括受電サービスなどを柱とする。2026年3月期の売上高は127億4百万円、セグメント利益は35億14百万円で、前年比25.0%増と成長が続く。子会社の合同会社たてしなサンサンファームは営農型太陽光発電所を運営し、農産物の生産・販売も行う。同事業はカーボンニュートラル需要を取り込む戦略分野と位置づけられ、中期経営計画2027でも成長ドライバーの一つに掲げられている。今後は首都圏・近畿圏でのPPA営業を強化し、収益基盤を多様化する方針である。

アジアを中心に広がる海外子会社網

トーエネックは1995年のフィリピン進出を皮切りに、タイ(1996年)、中国(2003年)、インドネシア(旭シンクロテック子会社化に伴い2016年)と、アジア地域に生産拠点を築いてきた。2024年にはタイのTri-En TOENEC Co.,Ltd.を追加取得し子会社化した。さらに、ベトナム(HAWEE MECHANICAL AND ELECTRICAL)と台湾(FUHBIC TOENEC Corporation)には持分法適用関連会社を通じて進出している。これらの海外拠点は主に現地での屋内線工事や空調管工事を担当し、グループ全体の施工能力を補完する。海外売上高の構成比は開示されていないが、中部電力グループ依存のリスク低減に寄与している。

業界の中での役割は電力設備工事会社(中部電力グループ)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,725億円
営業利益
214億円
営業利益率
7.9%
純利益
178億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01設備工事業(電力・空調・通信)主力

中部電力グループ向けの配電設備工事を主要な受注源とし、屋内線工事、空調管工事、通信工事等を施工。国内外の子会社・関連会社が工事を分担。

主要顧客中部電力グループ(中部電力、中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ)

主な製品・サービス5
配電線工事
電力配電線の新設・増設・修繕工事。中部電力パワーグリッドから受注。
地中線工事
地中に電力線を敷設する工事。
屋内線工事
建物内の電気配線工事。
空調管工事
空調設備の配管工事。子会社旭シンクロテックが施工。
通信工事
通信ケーブル・設備の敷設工事。

02エネルギー事業準主力

FIT太陽光発電、PPAサービス、学校空調システムサービス、マンション高圧一括受電サービス等を展開。子会社で営農型太陽光発電も行う。

主な製品・サービス4
FIT太陽光発電事業
固定価格買取制度を利用した太陽光発電所の運営。
PPAサービス
オンサイトPPA等、電力販売契約による太陽光発電サービス。
学校空調システムサービス
学校向け空調設備のリース・サービス。
マンション高圧一括受電サービス
マンション共用部・専有部への高圧一括受電サービス。

03その他事業(商品販売・PFI等)副次

商品販売、土地建物賃貸、損害保険代理業、PFI事業(豊川市斎場会館の運営)等を行う。また子会社で火力・原子力発電所の建設・点検・保守工事を手掛ける。

主な製品・サービス2
PFI事業
豊川市斎場会館の施設整備・維持管理・運営。2026年3月で契約満了。
火力・原子力発電所建設・点検・保守工事
中部電力の火力・原子力発電所の建設、点検、保守工事(子会社㈱中部プラントサービス)。

製品と技術

配電線・地中線工事:電力供給の基盤を支える

配電線工事はトーエネックの最大の製品分野であり、中部電力パワーグリッドからの受注により、電柱間の架空線の新設・増設・修繕を手掛ける。地中線工事は都市部で景観や防災の観点から需要が高く、地下に電力ケーブルを敷設する。これらの工事は当社の直接施工に加え、子会社トーエネックサービスが下請けとして参画する。2026年3月期の設備工事業売上高2549億円の大半がこれら電力インフラ工事で占められている。工事品質と安全性が重視され、中部電力グループとの長期取引関係が安定的な収益源となっている。

空調管・通信工事:建築設備で差別化

空調管工事は、子会社の旭シンクロテック㈱が専門に担当し、ビルや工場の空調配管を施工する。同社はインドネシアにも子会社を持ち、海外でも空調工事を展開する。通信工事は1984年に開始した分野で、光ファイバーケーブルや通信設備の敷設を行う。また、消防施設工事も手掛けており、建物の安全設備までカバーする。これらの工事は配電線工事と組み合わせて、顧客にトータルな設備ソリューションを提供する役割を果たしている。屋内線工事(建物内の電気配線)もトーエネックサービスが請け負い、グループ全体で建築設備工事の多様なニーズに応える。

エネルギーサービス:PPAと太陽光で脱炭素化を支援

トーエネックは設備工事で培った技術を生かし、固定価格買取制度を活用した太陽光発電所の運営や、オンサイトPPAサービスを提供する。PPAサービスでは、顧客の屋根などに太陽光パネルを設置し、発電した電力を販売する。学校向け空調システムサービスは、リース方式で学校の空調設備を導入するもので、電力工事との相乗効果が大きい。マンション高圧一括受電サービスは、共用部と専有部をまとめて高圧で受電し、電気代を削減する。子会社の合同会社たてしなサンサンファームは、営農型太陽光発電所で農作物を生産しながら売電するユニークな事業を展開する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

総合設備工事大手、収益性改善途上

トーエネックは売上高約2500~2700億円の総合設備工事会社で、同業他社のミライト・ワンやショーボンドに匹敵する規模を持つ。営業利益率は5~8%とやや低めだが、改善傾向にある。電気設備工事を中心に、空調・衛生設備など幅広く手掛け、安定した受注基盤を有する。

強み

  • 売上高2500億円超の業界大手で、豊富な実績と信用力を誇る。
  • 電気、空調、衛生など多岐にわたる設備工事に対応可能。
  • 大手ゼネコンや官公庁との長期取引により、安定した受注を確保。
  • 営業利益率が改善傾向にあり、さらなる効率化で収益向上が期待。

課題

  • 営業利益率が5~8%と業界平均より低く、改善が必要。
  • 同業大手との価格競争が激しく、採算が悪化しやすい。
  • 技術者不足が深刻で、将来の成長に向けた人材育成が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がトーエネック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11941中電工3,000億円15.1倍
21979大氣社2,459億円15.8倍
31950日本電設工業2,446億円12.8倍
46703沖電気工業2,400億円11.1倍
56013タクマ2,233億円15.9倍
61946トーエネック2,125億円11.5倍
75393ニチアス2,105億円20.0倍
81934ユアテック1,777億円17.1倍
93076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
109960東テク1,643億円12.3倍
111926ライト工業1,629億円13.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

建設業登録から全国上場までの創生期(1949~1972)

トーエネックの原点は1949年10月、建設業法に基づく建設大臣登録第128号の完了にある。1961年11月に冷暖房・衛生・水道管工事の営業を開始し、1962年4月に名古屋証券取引所第二部へ株式を上場した。1965年9月には本店を現在の名古屋市中区栄に移転。1971年10月に東京・大阪両証券取引所第二部に上場し、1972年2月には三市場すべてで第一部に指定された。この間、中部電力グループ向けの配電線工事を基盤に、工事の種類と地域を拡大し、全国的な設備工事会社へと成長した。

子会社網による地域密着体制の構築(1981~1994)

1981年10月に東工産業株式会社(後のトーコー)を設立したのに続き、1984年6月には電気通信工事と消防施設工事に参入。1986年10月には長野テクノサービスを設立し、長野県での施工能力を確保した。1989年10月、東海電気工事はトーエネックに、東工産業はトーコーに社名変更。1991年には三重、飯田、静岡の各テクノサービスを相次いで設立した。そして1994年7月、トーコーがこれらの地域テクノサービスを吸収合併し、トーエネックサービス(現・連結子会社)とした。これにより、愛知・岐阜・三重・長野・静岡をカバーする一体型の施工ネットワークが完成した。

海外進出と国内事業再編(1995~2007)

1995年10月、フィリピンにTOENEC PHILIPPINES INCORPORATEDを合弁設立し、初の海外生産拠点を得た。翌1996年6月にはタイにTOENEC (THAILAND) CO.,LTD.を設立。2001年6月からは電気通信事業も開始した。2003年9月には中国上海市に統一能科建筑安装(上海)有限公司を設立し、中国市場に参入。一方国内では、2005年2月に大阪証券取引所への上場を廃止した。2007年10月には、変電・送電・工務地中線事業をシーテックに譲渡する代わりに、配電地中線事業をシーテックから譲り受けた。これにより事業ポートフォリオを整理し、配電工事に集中する体制を整えた。

新たな子会社化と市場区分変更(2016~2022)

2016年2月、旭シンクロテック株式会社の全株式を取得し子会社化した。これにより空調管工事の専門能力を内部化するとともに、同社のインドネシア子会社PT. ASAHI SYNCHROTECH INDONESIAもグループに加わった。2022年4月には、名古屋証券取引所プレミア市場と東京証券取引所プライム市場へ移行し、ガバナンス水準の向上を図った。この間、太陽光発電やPPAといったエネルギー事業を育成し、従来の設備工事との二本柱を意識した成長戦略へと舵を切った。

サステナビリティ投資と直近の動き(2024~)

2024年5月、タイのTri-En TOENEC Co.,Ltd.の株式を追加取得し、実質支配力基準により子会社化した。これによりタイでの事業基盤を強化した。同年11月には合同会社たてしなサンサンファームの持分を取得し、営農型太陽光発電事業をグループに取り込んだ。2026年3月期は中期経営計画2027の数値目標(売上高3100億円、経常利益260億円)を前倒しで達成。PFI事業(豊川市斎場会館)は2026年3月で契約満了となり清算手続きに入ったが、成長分野への投資は継続している。

年表24件を開く

1940年代

  • 1949年10月建設業法による建設大臣登録第128号の登録を完了

1960年代

  • 1961年11月冷暖房、衛生、水道、その他管工事の営業を開始
  • 1962年4月上場名古屋証券取引所第二部に株式を上場
  • 1965年9月名古屋市中区栄に本店所在地を変更

1970年代

  • 1971年10月上場東京・大阪証券取引所第二部に株式を上場
  • 1972年2月名古屋・東京・大阪証券取引所第一部に指定
  • 1973年8月建設業法の改正により建設大臣許可(般・特-48)第1574号を受理

1980年代

  • 1981年10月創業東工産業株式会社を設立
  • 1984年6月電気通信工事、消防施設工事の営業を開始
  • 1986年10月創業株式会社長野テクノサービスを設立
  • 1989年10月商号変更東海電気工事株式会社は株式会社トーエネックに、東工産業株式会社は株式会社トーコーにそれぞれ社名変更

1990年代

  • 1991年4月創業株式会社三重テクノサービス、株式会社飯田テクノサービスを設立
  • 1991年10月創業株式会社静岡テクノサービスを設立
  • 1994年7月M&A株式会社トーコーが、長野・三重・飯田・静岡の各テクノサービスを吸収合併し、株式会社トーエネックサービスに社名変更(現・連結子会社)
  • 1995年10月合弁会社TOENEC PHILIPPINES INCORPORATEDを設立(フィリピン共和国)(現・連結子会社)
  • 1996年6月合弁会社TOENEC (THAILAND) CO.,LTD.を設立(タイ王国)(現・連結子会社)

2000年代

  • 2001年6月電気通信事業等の営業を開始
  • 2003年9月統一能科建筑安装(上海)有限公司を設立(中華人民共和国)(現・連結子会社)
  • 2005年2月上場大阪証券取引所への上場を廃止
  • 2007年10月株式会社シーテックへ変電・送電・工務地中線に係る事業を譲渡 株式会社シーテックより配電地中線に係る事業を譲受

2010年代

  • 2016年2月M&A旭シンクロテック株式会社の株式を取得し子会社化(現・連結子会社)これにより、同社の連結子会社であるPT. ASAHI SYNCHROTECH INDONESIAを子会社化(インドネシア共和国)(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月名古屋証券取引所プレミア市場、東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2024年5月M&ATri-En TOENEC Co.,Ltd.の株式を追加取得し、実質支配力基準により子会社化(タイ王国)(現・連結子会社)
  • 2024年11月M&A合同会社たてしなサンサンファームの持分を取得し子会社化(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで3,100億円
  • 経常利益2027年度まで260億円
  • ROE2027年度まで10.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長分野・エリアでの戦略的営業

    カーボンニュートラル、DX関連などの成長分野や首都圏・近畿圏・アジア地域において戦略的な営業活動を展開し、グループ一体での施工体制とバリューチェーン強化により収益拡大を図る。

  2. 02

    人材の確保・育成と生産性向上

    労働力人口減少に対応し、積極採用、かいぜん活動・DX・AI活用による生産性向上、人材育成強化、エンゲージメント向上、協力会社を含む施工体制整備により、人材の質と量を充実させる。

  3. 03

    安全最優先の企業風土確立

    安全の確保を企業活動の大前提とし、絶対に災害を発生させない企業風土を確立する。

  4. 04

    品質向上・技術研究開発の強化

    多様化する顧客ニーズに対応するため、品質向上や技術研究開発を強化し、顧客から選ばれ続ける企業を目指す。

  5. 05

    コンプライアンスとガバナンス強化

    グループ一丸でコンプライアンス推進、ガバナンス体制強化に取り組み、健全で透明性の高い企業運営に努める。また、取引先との適切な価格交渉・価格転嫁など公平・公正な取引を通じて信頼関係を維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,487人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は787万円で、9期前と比べて+15.3%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は19.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,004
2018年3月6,093
2019年3月68341.219.36,096
2020年3月68741.319.45,999
2021年3月70341.519.45,918
2022年3月71541.519.35,938
2023年3月71041.519.46,038
2024年3月70741.719.56,077
2025年3月75341.719.56,416249
2026年3月78741.819.46,487330

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率88.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 7 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
エネルギー事業部 — 熊本県大津町他598億円
東京本部 他7事業所447億円
本店 — 名古屋市中区7,344百万円
教育センター — 名古屋市南区4,897百万円
本店別館 — 名古屋市港区4,087百万円
本店 — 名古屋市中区579百万円
名古屋支店 他7事業所547百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トーエネックサービス
    名古屋市中区
    議決権100.0%
  • 国内
    旭シンクロテック㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    合同会社たてしなサンサンファーム
    長野県北佐久郡
    議決権100.0%
  • 国内
    統一能科建筑安装(上海)有限公司
    中華人民共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    TOENEC (THAILAND) CO.,LTD. (注)2
    タイ王国
    議決権100.0%
  • 海外
    TOENEC PHILIPPINES INCORPORATED
    フィリピン共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.ASAHI SYNCHROTECH INDONESIA
    インドネシア共和国
    議決権96.0%
  • 海外
    Tri-En TOENEC Co.,Ltd. (注)2、3、4
    タイ王国
    議決権49.0%
  • 国内
    PFI豊川宝飯斎場㈱(注)5
    豊川市御津町
    議決権36.0%
  • 国内
    ㈱中部プラントサービス
    名古屋市熱田区
    議決権20.0%
  • 海外
    HAWEE MECHANICAL AND ELECTRICAL JOINT STOCK COMPANY
    ベトナム社会主義共和国
    議決権40.0%
  • 海外
    FUHBIC TOENEC Corporation
    台湾
    議決権40.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 中部電力㈱(注)6名古屋市東区45%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    小倉拘置支所庁舎等新営(電気設備)工事
    法務省 · 2019-12-16
    16.1億円
  • 調達
    小倉拘置支所庁舎等新営(電気設備)工事(第9回変更)
    法務省 · 2022-10-18
    8,250万円
  • 調達
    令和7年度福岡拘置所収容棟等照明設備改修工事
    法務省 · 2026-06-19
    7,980万円
  • 調達
    九段第3合同庁舎電灯設備整備
    財務省 · 2021-11-11
    7,530万円
  • 調達
    小倉拘置支所庁舎等新営(電気設備)工事(第5回変更)
    法務省 · 2022-02-10
    6,070万円
  • 調達
    九段第3合同庁舎電灯設備整備
    財務省 · 2022-09-14
    5,800万円
  • 調達
    新庁舎非常用自家発電設備整備工事
    外務省 · 2022-03-08
    5,780万円
  • 調達
    駿府学園新営(電気設備)第2期工事(第9回変更)
    法務省 · 2021-02-12
    2,400万円
  • 調達
    北九州医療刑務所照明器具設置作業等
    法務省 · 2024-01-26
    680万円
  • 調達
    裁判所職員総合研修所等庁舎受変電設備等点検保守
    最高裁判所 · 2021-02-04
    440万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,725億円営業利益214億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.6%、利益が+33.8%。

売上高
+0.6%
2,725億円
営業利益
+33.8%
214億円
純利益
+64.8%
178億円
営業利益率
7.9%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,850億円2,725億円
営業利益240億円214億円
純利益180億円178億円
1株あたり配当¥76¥76

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は614億円、営業利益は51億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.9%、営業利益は+75.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q68910
2024年1Q580295.017
2024年2Q626406.424
2024年3Q619315.013
2024年4Q70439
2025年2Q1,268655.129
2025年4Q1,442956.679
2026年2Q1,247866.972
2026年4Q1,4781288.7106
2027年1Q614518.344

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,761億円から2,725億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,7614223
2014年3月1,9796435
2015年3月1,9567135
旭シンクロテック株式会社の株式を取得し子会社化(現・連結子会社)これにより、同社の連結子会社であるPT. ASAHI SYNCHROTECH INDONESIAを子会社化(インドネシア共和国)(現・連結子会社)
2016年3月1,9828244
2017年3月1,9787952
2018年3月2,0728958
2019年3月2,19010167
2020年3月2,24812593
2021年3月2,15713788
2022年3月2,19613483
2023年3月2,32190−55
Tri-En TOENEC Co.,Ltd.の株式を追加取得し、実質支配力基準により子会社化(タイ王国)(現・連結子会社)
2024年3月2,52912793
2025年3月2,7101601545.9108
2026年3月2,7252142267.9178

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,725億円のうち、営業利益として残るのは214億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は178億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%2,241億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.9%270億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%214億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
12.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが261億円、投資CFが−37億円で、差し引きのフリーCFは224億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は460億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月48−5−3243285
2014年3月81−31−3750299
2015年3月168−9−37159423
2016年3月2−76−25−74323
2017年3月89−13599−46376
2018年3月111−330193−219350
2019年3月96−240120−144325
2020年3月166−46−80120364
2021年3月241−37−99204469
2022年3月5930−27589284
2023年3月126−21−84105306
2024年3月191−21−99170380
2025年3月190−31−137159403
2026年3月261−37−167224460

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,121億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,532億円で、自己資本比率は49.1%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,69382986448.9
2014年3月1,78982096945.8
2015年3月1,9178681,04945.3
2016年3月1,9808281,15241.8
2017年3月2,0898811,20842.2
2018年3月2,3949341,46039.0
2019年3月2,6351,0211,61438.8
2020年3月2,9231,0961,82737.5
2021年3月3,0821,1971,88538.8
2022年3月3,0161,2661,75042.0
2023年3月3,0021,1721,83039.0
2024年3月3,0491,3111,73843.0
2025年3月3,1061,3671,73944.0
2026年3月3,1211,5321,58949.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
478億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,233億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,589億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中53位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中98位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.3%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.8%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.6%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,199で、1年前と比べて+64.1%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥2,199-5.0%1ヶ月+6.5%1年+64.1%時価総額2,125億円
過去52週の値幅
安値¥1,332高値¥2,514

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)11.4倍
PBR1.32倍
配当利回り3.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月初めは2,200円台で推移していましたが、7月中旬から下落し、7月29日には1,993円まで値を下げました。8月に入ってからは2,000円前後で底固めが続き、8月5日には2,138円まで反発しましたが、上値は重く、8月18日には2,129円で取引を終えています。1か月では4.47%上昇しましたが、25日移動平均線(2,085.88円)を約2.1%上回る水準にあり、短期のトレンドは中立です。52週高値(2,514円)からは約15%下落した水準にあり、戻り余地はあるものの、材料不足で方向感が出にくい状況です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは11.1倍と同業界平均の13.81倍を下回り、PBRも1.27倍で平均の1.54倍より低い。ROEは12.3%と健全で、配当利回りは3.57%と平均の3.38%を上回る。営業利益率は5.9%から7.85%へ改善傾向にあり、利益成長が見込まれる。一方、配当性向は45%でそこそこの水準。総合的に見て、成長性とバリュエーションのバランスが良く、割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍14.4倍
PER (予想)11.4倍
PBR1.32倍1.55倍
ROE12.3%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、成長分野とされる再生可能エネルギーやデータセンター向け工事の需要拡大が、業績の持続的成長につながるかどうか。強気派は、これらの分野への積極投資と受注増加を背景に、高い利益率の維持とさらなる伸びを期待する。一方、弱気派は、建設業界全体の人手不足や工事単価の競争激化が収益を圧迫する可能性を指摘し、現状の業績拡大が一時的であるとの見方も根強い。

プラスに働く材料7
  • 再生可能エネルギー需要

    再エネ関連工事が成長分野として投資を集め、売上拡大に寄与

  • データセンター特需

    データセンター向け工事が増加し、高付加価値案件の受注が期待

  • 業績好調

    営業利益率が過去3年で上昇し、2026年3月期は7.9%と高水準

  • 営業利益214億円、前期比54億円増決算発表後影響

    営業利益は160億円から214億円へ33.8%増、純利益も178億円と65%増

  • 営業利益率5.9%から7.85%へ向上通年影響

    売上高2725億円、営業利益214億円、営業利益率7.85%と前期から1.95ポイント上昇

  • 売上高2725億円、前期比0.6%増収決算発表後影響

    売上高は前期2710億円から15億円増の2725億円、増収を維持して利益伸長につなげる

  • 純利益178億円、PER11.29倍で安定不定影響

    時価総額2094億円、純利益178億円、PER11.29倍で予想PER11.3倍とほぼ一致

マイナスに働く材料7
  • 人手不足の影響

    建設業界の深刻な人手不足が工事の遅延やコスト増を招く恐れ

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、採算が悪化する可能性

  • 成長持続性懸念

    特需の一過性を指摘し、中長期の成長には不確実性

  • 株価1年で59.59%上昇、過熱感不定影響

    過去1年の上昇率59.59%と急ピッチ、短期の資金流入後の反動減が懸念

  • 売上高の伸びは0.6%と低調決算発表後影響

    売上高は前期比15億円増のみ、増収率0.6%では将来の利益成長が限定的

  • 営業利益率7.85%の下振れリスク通年影響

    営業利益率は5.9%→7.85%と急上昇、逆に低下すると営業利益が大幅に減る

  • 配当利回り3.51%に低下、潤沢さ乏しい継続影響

    株価上昇で配当利回りは3.51%、相対的な高利回り効果は薄れている

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を示す先行指標であり、成長持続性の判断材料
再生可能エネルギー関連売上
成長戦略の進捗を測る重要指標
営業利益率
採算性の変化を監視し、競争環境の影響を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり76で、前期から+52.0%いまの株価に対する利回りは3.46%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥76
1株あたり
配当利回り
3.46%
いまの株価に対して
配当性向
45.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1735.9
2018年3月14−16.540.3
2019年3月2147.933.9
2020年3月3042.935.5
2021年3月28−6.735.9
2022年3月27−3.637.5
2023年3月19−29.6
2024年3月40110.543.1
2025年3月5025.048.2
2026年3月7652.045.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥76

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,363人。区分でいちばん多いのは事業法人47.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.2%を占め、残る42.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人54.754.854.854.947.947.8
個人・その他28.529.029.428.232.731.8
外国法人5.34.94.95.98.010.0
金融機関11.111.010.610.410.59.5
自己株式3.33.33.33.34.04.0
証券会社0.40.30.30.60.80.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中部電力株式会社42.84
02トーエネック従業員持株会5.45
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.68
04トーエネック共栄会3.44
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.48
06DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.09
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.03
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.00
09トーエネック名古屋協力会持株会0.82
10トーエネック岡崎協力会持株会0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+666%、1株純資産は14期で+86%。直近期のROEは12.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月258852.917.863.1
2014年3月378764.215.432.6
2015年3月1864,6374.215.532.7
2016年3月2374,4225.214.632.1
2017年3月2764,7116.110.135.9
2018年3月3094,9946.410.040.3
2019年3月3575,4636.88.533.9
2020年3月4985,8648.86.435.5
2021年3月951,2817.78.335.9
2022年3月891,3546.77.437.5
2023年3月−591,253−4.6
2024年3月1001,4027.511.543.1
2025年3月1161,4728.08.448.2
2026年3月1921,64912.310.445.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額337百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤田祐三代表取締役会長6737,129
滝本嗣久代表取締役社長 社長執行役員6320,641
山崎重光代表取締役 副社長執行役員 経営全般に関し社長を補佐 国際事業統括部統括、営業本部長6120,152
池山竜夫取締役 専務執行役員、情報通信統括部統括 東京本部長6215,826
飯塚厚取締役〔非常勤〕676,492
鵜飼裕之取締役〔非常勤〕722,365
吉本明子取締役〔非常勤〕631,531
五十嵐一弘取締役〔非常勤〕691,640
瀧上晶義取締役〔非常勤〕641,900
細野秀一取締役(常任監査等委員)〔常勤〕641,041
佐藤英樹取締役(監査等委員)〔常勤〕6330,572
柴田光明取締役(監査等委員)〔非常勤〕732,564
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
伊藤歌奈子取締役(監査等委員)〔非常勤〕43104

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)412596522757
社外取締役1086869
取締役(社内)2242412

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,202字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下「当社」という。)、連結子会社8社及び持分法適用関連会社4社で構成され、設備工事業を主な事業の内容としている。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりである。また、当社は中部電力㈱〔電気事業〕の関連会社である。 〔設備工事業〕 当社は、配電線工事、地中線工事、屋内線工事、空調管工事、通信工事の施工を行っており、工事の一部を㈱トーエネックサービスが下請施工している。 ㈱トーエネックサービスは、屋内線工事等の施工を行っている。 旭シンクロテック㈱は、空調管工事の施工を行っている。 海外子会社である統一能科建筑安装(上海)有限公司、TOENEC (THAILAND) CO.,LTD.、Tri-En TOENEC Co.,Ltd.、TOENEC PHILIPPINES INCORPORATED、PT. ASAHI SYNCHROTECH INDONESIAは、それぞれ中華人民共和国、タイ王国、フィリピン共和国、インドネシア共和国において屋内線工事、空調管工事等の施工を行っている。 海外持分法適用関連会社であるHAWEE MECHANICAL AND ELECTRICAL JOINT STOCK COMPANY、FUHBIC TOENEC Corporationは、それぞれベトナム社会主義共和国、台湾において屋内線工事、空調管工事等の施工を行っている。 また、当社は、中部電力グループ(中部電力㈱、中部電力パワーグリッド㈱、中部電力ミライズ㈱)から配電設備の新増設工事やその他の修繕工事等を受注しており、その周辺業務を㈱トーエネックサービスに発注している。 (注) TOENEC (THAILAND) CO.,LTD.は、Tri-En TOENEC Co.,Ltd.への事業移管が終了し清算手続中である。 〔エネルギー事業〕 当社は、FIT太陽光発電事業、PPAサービス、学校空調システムサービス、マンション高圧一括受電サービス等を行っている。 合同会社たてしなサンサンファームは、営農型太陽光発電所に係る営農事業として、農産物の生産、加工及び販売を行っている。 〔その他〕 当社は、商品販売を行っている。 ㈱トーエネックサービスは、商品販売、土地建物の賃貸、事務用機器の賃貸、損害保険代理業等を行っている。 PFI豊川宝飯斎場㈱は、PFI事業である豊川市斎場会館の施設整備、維持管理及び運営を受託している。 ㈱中部プラントサービスは、中部電力㈱の子会社であり、火力・原子力発電所の建設・点検・保守工事を行っている。 (注) PFI豊川宝飯斎場㈱は、2026年3月31日をもって、豊川市との事業契約期間満了に伴い、同事業を終了した。今後、清算手続を行う予定である。 事業の系統図は次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題1,263字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、 ① 社会のニーズに応える快適環境の創造 ② 未来をみつめ独自性を誇りうる技術の展開 ③ 考え挑戦するいきいき人間企業の実現 を経営理念の柱に掲げ、総合設備企業として事業を展開している。 (2)経営環境及び対処すべき課題 今後の景気見通しについては、緩やかな成長が続くことが期待されるものの、国内外の経済情勢の先行きには依然として不透明感がある。建設業界においては、企業における積極的な投資を背景に、引き続き、民間設備投資が高水準を維持するものと想定しているが、国際情勢の変化により設備投資や原材料価格などへ与える影響が懸念され、今後の受注環境を注視する必要がある。 このような状況のもと、中期経営計画2027で掲げた新たな数値目標の達成に向け、成長が期待される分野(カーボンニュートラル、DX関連)やエリア(首都圏・近畿圏・アジア地域)において、戦略的な営業活動を展開するとともに、グループ一体での施工体制やバリューチェーンの強化を通じて、さらなる収益拡大に取り組んでいく。 今後、国内において労働力人口の減少が見込まれるなか、人材の確保と育成は、喫緊の課題と認識している。当社グループでは、積極的な採用活動に加え、かいぜん活動やDXの推進、AIの活用による生産性向上を進めるとともに、人材育成の強化やエンゲージメント向上、協力会社を含めた施工体制の整備に取り組むことで、会社の成長の源泉である人材の質と量の充実を図っていく。 また、建設業を中核とする当社グループにとって、安全の確保は企業活動の大前提として位置付け、引き続き、絶対に災害を発生させない企業風土を確立していく。 さらに、お客さまの多様化するニーズにお応えしていくため、品質の向上や技術研究開発の強化などに取り組み、お客さまから選ばれ続ける企業を目指していく。 加えて、グループ一丸となったコンプライアンスの推進、ガバナンス体制の強化に取り組み、健全で透明性の高い企業運営に努めていく。 お客さま、お取引先さまとの関係については、適切な価格交渉・価格転嫁をはじめとしたコミュニケーションの充実を図り、公平・公正な取引を通じて、信頼関係の維持に努めていく。 当社グループは、暮らしの基盤を支える担い手として、トーエネックの使命(パーパス)「いかなる時も、人や社会に“活力と豊かさ”を生み出す快適環境を創り、守る」に基づき、挑戦や変革を通じてお客さまや社会へ確かな価値を提供し続けることで、持続的な成長を実現していく。 <中期経営計画2027(2023年度~2027年度)> (3)目標とする経営指標 中期経営計画2027で目標とする経営指標は次のとおりである。 <2027年度数値目標(連結)> 売上高 3,100億円、経常利益 260億円、ROE 10.5% (注) 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。
事業等のリスク3,926字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがある。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の的確な対応に努める所存である。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)電力会社向け売上高に関するリスク 当社は、中部電力㈱の関連会社である。中部電力㈱並びにその子会社である中部電力パワーグリッド㈱及び中部電力ミライズ㈱より配電設備の新増設工事や、その他修繕工事等を受注・施工しており、当社の売上高の3分の1程度を占めている。今後、上記3社の事業環境変化に伴う電力設備投資抑制等による工事量変動が見込まれるため、生産性向上などコスト競争力の強化に努めている。 しかしながら、想定を上回る電力設備投資の抑制及び市場価格等の下落による上記3社との取引価格の低下があった場合には、売上高や利益が低下する恐れがあり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (2)一般得意先向け売上高に関するリスク 当社グループの一般得意先向け売上高は、全体の約6割を占めており、建設市場や一般得意先の設備投資などの景気動向に左右される。設備投資抑制による受注高減少や低価格競争に対応するため、新規市場・新規顧客の開拓など受注拡大のための施策を展開している。 しかしながら、想定を上回る景気の悪化により設備投資の大幅な抑制があった場合には、売上高や利益が低下する恐れがあり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (3)完成工事原価の変動に関するリスク 当社グループの工事原価は、主に材料費、労務費、外注費、経費からなり、受注前原価検討による原価低減や資材の廉価購買などに努めている。 しかしながら、想定を上回る工事原価の変動があった場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (4)重大な不良工事に関するリスク 当社グループは、安全かつ高品質な施工をお客さまへ提供するために、施工に関するマニュアルや手引の整備、技術教育、現場パトロールの実施など、品質管理の徹底に努めている。 しかしながら、工事施工に関し、品質上重大な不具合や事故が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (5)保有資産に関するリスク 当社グループは、事業活動上の必要性から事業用不動産、有価証券等の資産を保有している。事業用不動産に関しては、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローによって資産の帳簿価額を回収できるか検証している。また、有価証券等の資産は、その必要性や保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか検証し、適切でない、又は見合っていない場合は売却を行うこととしている。 しかしながら、事業用不動産の収益性が著しく低下した場合や有価証券等の時価が著しく下落した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (6)取引先の信用に関するリスク 当社グループは、取引先と契約を締結したうえで契約条項に基づき工事を施工し、工事代金を受領している。契約の際には、取引先の与信管理を行い、不良債権の発生防止に努めている。 しかしながら、取引先が倒産し、大型不良債権が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (7)取引先との価格交渉・価格転嫁に関するリスク 当社グループは、「トーエネックグループ調達基本方針」を策定し、価格交渉推進月間を設定するなど、取引先との信頼関係強化に努めている。 しかしながら、取引先との価格交渉・価格転嫁が適切でないことにより当社の社会的信用が低下した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (8)投資戦略に関するリスク 当社は、成長戦略の一環として、事業投資およびM&Aを行っており、これらの投資に際しては、当社の経営戦略や技術力との適合性等を含め、多角的な観点から十分な調査・検討を行い、想定されるリスクの回避または低減に向けた対応を講じている。また、投資後は、事業計画や実績を把握し、必要な支援を継続的に行っている。 しかしながら、事業環境の著しい変化や競争の激化、予期せぬ債務やコストの発生等により、当初想定した成果を得られなかった場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (9)国際事業に関するリスク 当社は、「海外関係会社運営の指針」を策定し、運営・営業及び施工等に関して担当部署による定期的なチェックを実施することにより運営管理やガバナンスの強化に努めている。 しかしながら、当該国の経済情勢の変化があった場合や不適切な運営管理がなされた場合には、社会規範に反する事象による社会的信用の低下、原価の大幅な増加や遅延賠償金の発生などによる利益の低下が発生する恐れがあり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (10)退職給付債務に関するリスク 当社の退職年金資産の運用にあたっては、中長期的な投資環境を見通し、適正な資産運用ができるよう年金資産運用検討委員会において検討している。 退職年金資産の運用結果が前提条件と異なる場合、その数理計算上の差異は、発生年度以降の一定の期間で費用処理することとしている。 しかしながら、退職年金資産の運用利回りの悪化や割引率の低下により、掛金や退職給付費用が大幅に増加した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (11)コンプライアンス等に関するリスク 当社グループは、関係法令(建設業法・独占禁止法・労働安全衛生法等)、社内規程類及び社会規範を遵守するため、「コンプライアンス宣言」に基本方針と行動基準を定めるとともに、従業員教育などに取り組んでいる。 しかしながら、関係法令の違反や制定・改廃等への対応遅れによる処分等を受けた場合、また、社会規範に反する事象が発生したこと等により社会的信用が低下した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (12)情報流出に関するリスク 当社グループは、個人情報などの重要情報を適切に管理するため、関係法令に則り、社内体制及び情報の取り扱いに関するルールを策定するとともに、情報システムのセキュリティ強化や従業員教育などに取り組んでいる。 しかしながら、情報が外部に流出し、当社グループの社会的信用が低下した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (13)人的資本に関するリスク 当社グループは、「トーエネックグループ人材戦略方針」を策定し、成長の源泉である人材の質・量を高めるため、積極的な採用活動の展開や人材育成の強化、エンゲージメント向上、ダイバーシティの推進に努めるとともに、協力会社を含めた施工体制の維持・強化に取り組んでいる。 しかしながら、採用数の減少・離職者の増加により施工体制の構築が困難になった場合やベテラン技術者の退職により技術継承が困難になった場合には、売上高や利益が低下する恐れがあり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (14)自然災害等の発生に関するリスク 当社グループは、大規模自然災害や戦争・クーデター・テロ等有事の発生、感染症の世界的流行等による業務中断リスクを抑えるため、事業継続計画などを定めている。 しかしながら、大規模自然災害や戦争・クーデター・テロ等有事の発生、感染症の世界的流行等により、人的・物的被害の発生や物流網の寸断による資材調達の停滞、人員不足による工事の中断・遅延や世界的景気の悪化などによる受注高・利益の低下の事態が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。 (15)気候変動に関するリスク 当社グループは、「トーエネックグループ環境基本方針」を策定し、環境保全に積極的に取り組むとともに、脱炭素社会の実現に向けて地球温暖化防止を推進し、事業活動を通じて脱炭素化を目指し取り組みを進めている。また、当社グループは2022年4月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、気候変動による事業への影響を想定し、リスクマネジメントを強化するとともに、対策と事業戦略を一体化していくための取り組みを開始している。 しかしながら、当社グループにおいて脱炭素社会に向けた取り組みの遅延により、環境経営を推進する得意先からの受注が大幅に減少した場合や、各種規制、炭素価格の導入等がなされ、資材調達コストが大幅に上昇した場合、また、異常気象に伴い生産性が低下した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)9,070字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりである。 また、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)経営成績 当期におけるわが国の経済は、米国の関税政策による影響等があったものの、各種政策の効果等にも支えられ、引き続き、穏やかな成長路線となった。建設業界においても、好調な企業収益等を背景に、民間設備投資が高い水準で推移した。 一方で、原材料価格・労務費の上昇や、労働力不足等の影響が依然として継続している。 このような状況のもと、当社グループは、中期経営計画2027(2023年度~2027年度)にて掲げる4つの基本方針(①成長分野への挑戦、②既存事業の深化、③人材投資の更なる拡充、④経営基盤の強化)を実現するための様々な施策を推進してきた。 そして、基本方針を力強く推進するための3つの重要なテーマ(カーボンニュートラルへの取り組み、デジタル化・DXの推進、人材の確保・活躍推進)を成長ドライバーに位置付け、将来を見据えたエリア戦略の展開、グループ一体でのバリューチェーンの強化、柔軟な施工体制の構築、積極的な技術者の採用、人材育成の強化、働き方改革及びかいぜん活動の推進などの諸施策を進めてきた。 また、企業の存続にはお客さまや社会との信頼関係が不可欠であることから、安全・品質の確保やコンプライアンスの推進、ガバナンスの強化等にも継続的に取り組んできた。 この結果、当期の業績は、売上高は屋内線工事が順調に進捗したことなどにより、増収となった。利益面については、海外子会社のTri-En TOENEC Co.,Ltd.における貸倒引当金の計上などがあったものの、当社個別における工事採算性の向上や政策保有株式の売却などにより、増益となった。 これにより、当社グループは、中期経営計画2027における数値目標を前倒しで達成した。 〔連結業績〕   売上高   272,468   百万円   (対前期比     0.6%増) 営業利益   21,421   百万円   (対前期比     33.5%増) 経常利益   22,639   百万円   (対前期比     47.4%増) 親会社株主に帰属する当期純利益   17,810   百万円   (対前期比     65.4%増) 〔個別業績〕   売上高   246,646   百万円   (対前期比     1.1%増) 営業利益   20,702   百万円   (対前期比     31.5%増) 経常利益   20,931   百万円   (対前期比     36.9%増) 当期純利益   15,684   百万円   (対前期比     62.3%増) セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。 〔設備工事業〕 設備工事業は、屋内線工事が順調に進捗したことなどにより、売上高254,991百万円(前期比0.3%増)、セグメント利益(営業利益)25,544百万円(前期比25.6%増)となった。 〔エネルギー事業〕 エネルギー事業は、太陽光発電事業における売電が順調に推移したことなどにより、売上高12,704百万円(前期比3.4%増)、セグメント利益(営業利益)3,514百万円(前期比25.0%増)となった。 〔その他〕 その他の事業は、売上高9,592百万円(前期比1.8%増)、セグメント利益(営業利益)560百万円(前期比1.9%増)となった。 (2)財政状態 当社グループの財政状態については、総資産は312,053百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,492百万円の増加となった。これは、流動資産においては現金預金の増加(4,787百万円)、受取手形・完成工事未収入金等の減少(1,286百万円)など、固定資産においては繰延税金資産の減少(2,200百万円)などによるものである。 負債は158,882百万円となり、前連結会計年度末に比べ14,997百万円の減少となった。これは、流動負債においては支払手形・工事未払金等の減少(3,194百万円)、未払法人税等の増加(1,717百万円)など、固定負債においてはリース債務の減少(6,362百万円)、退職給付に係る負債の減少(6,034百万円)などによるものである。 純資産は153,170百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,489百万円の増加となった。これは、利益剰余金の増加(12,427百万円)、退職給付に係る調整累計額の増加(3,878百万円)などによるものである。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度と比較して5,747百万円増加し、46,046百万円となった。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益(25,475百万円)、減価償却費(10,774百万円)、売上債権の減少(1,204百万円)、仕入債務の減少(3,634百万円)、法人税等の支払(5,797百万円)などにより、26,095百万円の資金増加(前連結会計年度は19,014百万円の資金増加)となった。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入(2,378百万円)、有形固定資産の取得による支出(7,073百万円)などにより、3,717百万円の資金減少(前連結会計年度は3,082百万円の資金減少)となった。 財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済による支出(8,286百万円)、配当金の支払(5,372百万円)などにより、16,697百万円の資金減少(前連結会計年度は13,670百万円の資金減少)となった。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりである。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、設備工事業における材料費、外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用である。また、投資を目的とした資金需要のうち主なものは、当社新本店ビルの新築と、設備工事業における当社事業場の新築によるものである。 運転資金は、主として営業活動によって得られた自己資金を充当し、必要に応じて金融機関からの借入れにより資金調達を実施している。長期資金は、営業活動によって得られた自己資金を充当するほか、金融機関からの借入れ、社債発行及びファイナンス・リース等による資金調達を実施しており、多様な調達手段の確保及び返済期日の分散化に努めている。なお、当連結会計年度末における有利子負債は、83,760百万円となっている。 営業活動によって得られた資金は、上記のとおり、運転資金や長期資金に充当するほか、「第4[提出会社の状況]3[配当政策]」に記載のとおり、連結配当性向40%を目安として業績に応じた利益還元を行うこととしている。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針については、「第5[経理の状況] (1)[連結財務諸表] [注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであるが、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える重要な見積りは次のとおりである。 ① 完成工事高及び完成工事原価の計上 当社グループは、設備工事業における工事契約において、一定の期間にわたり充足される履行義務については、期間がごく短い工事契約を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積もり、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識している。なお、進捗度の見積りは、実施した工事に関して発生した工事原価が、完成までに予想される工事原価総額に占める割合(インプット法)を使用している。決算日における履行義務の充足に係る進捗度の見積りは、施工部署が作成した実行予算を基礎としており、発注者又は外注業者等との間で行われた協議の結果に関する情報を主要な仮定として織り込んでいるが、経済状況による材料費・外注費の変動や設計変更などに伴いその見積りが変更された場合には、当該連結会計年度においてその影響額を損益として処理することとなる。 ② 工事損失引当金 当社グループは、将来の工事損失の発生に備えるため、工事損失が確実視される場合に当連結会計年度末において合理的に見積もることができる工事損失見込額を工事損失引当金として計上している。工事損失引当金の計上にあたっては、期末時点で入手可能な情報に基づき最善の見積りを行っているが、工事の進捗遅延による経費の増加、想定外の労務費や資材価格の高騰などにより、追加損失が発生する可能性がある。 ③ 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の収益性の低下により、固定資産の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上している。 固定資産の回収可能価額について、期末時点で入手可能な情報に基づき最善の見積りを行っているが、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や将来キャッシュ・フローなどの前提条件に変化があった場合、固定資産の減損を実施する可能性がある。 ④ 退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務及び退職給付費用は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算定されており、これらの前提条件には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率、退職率、死亡率等が含まれている。当社グループは、この数理計算上で設定された前提条件は適切であると考えているが、実績との差異又は前提条件自体の変更により、退職給付債務及び退職給付費用に影響を与える可能性がある。 ⑤ 貸倒引当金 当社グループは、債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上している。貸倒引当金の計上にあたっては、期末時点で入手可能な情報に基づき最善の見積りを行っているが、債権に影響を与える予測不能な状況の変化などにより、追加引当が必要となる可能性がある。 ⑥ 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の計上に際して、将来の課税所得の見積りに基づいて回収可能性を検討しており、回収が不確実と考えられる部分については、評価性引当額として繰延税金資産を計上していない。繰延税金資産の回収可能性の検討にあたっては、期末時点で入手可能な情報に基づき最善の見積りを行っているが、経済環境の変化や収益性の低下などにより将来の課税所得が見込みを下回る場合、繰延税金資産を減額する可能性がある。 (5)受注及び売上の状況 受注及び売上の状況は、次のとおりである。 ① 受注実績 セグメントの名称    前連結会計年度 (自 2024年 4月 1日  至 2025年 3月31日)  (百万円)    当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)  (百万円) 設備工事業   255,697   266,635   (4.3%増) エネルギー事業   -   - その他   -   - 合計   255,697   266,635   (4.3%増) ② 売上実績 セグメントの名称    前連結会計年度 (自 2024年 4月 1日  至 2025年 3月31日)  (百万円)    当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)  (百万円) 設備工事業   253,969   254,991   (0.4%増) エネルギー事業   12,283   12,704   (3.4%増) その他   4,714   4,771   (1.2%増) 合計   270,966   272,468   (0.6%増) (注)1 当社グループ(当社及び連結子会社)では設備工事業以外は受注生産を行っていない。 2 当社グループ(当社及び連結子会社)では生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載していない。 3 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先の売上高及びその割合 期別   相手先   売上高(百万円)   割合(%) 前連結会計年度   中部電力グループ(※)   82,040   30.3 当連結会計年度   中部電力グループ(※)   89,398   32.8 ※ 中部電力グループ:中部電力㈱、中部電力パワーグリッド㈱、中部電力ミライズ㈱ 4 上記の金額は、セグメント間の取引について相殺消去後の数値である。 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりである。 設備工事業における受注工事高及び完成工事高の状況 ① 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注 工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成 工事高 (百万円)   次期繰越 工事高 (百万円) 前事業年度 (自 2024年 4月 1日  至 2025年 3月31日)   配電線工事   5,556   75,872   81,429   79,399   2,030 地中線工事   10,431   9,084   19,516   14,905   4,610 屋内線工事   84,760   94,285   179,045   92,628   86,417 空調管工事   20,982   23,794   44,776   22,242   22,533 通信工事   9,521   18,303   27,825   18,019   9,806 計   131,252   221,341   352,593   227,195   125,398 当事業年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)   配電線工事   2,030   81,380   83,410   81,022   2,387 地中線工事   4,610   15,333   19,944   12,162   7,781 屋内線工事   86,417   104,268   190,685   99,804   90,880 空調管工事   22,533   20,444   42,978   19,762   23,216 通信工事   9,806   19,701   29,508   16,759   12,749 計   125,398   241,128   366,527   229,510   137,016 (注)1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれる。 2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。 ② 受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命、競争及び中部電力パワーグリッド㈱との配電関係工事請負契約に大別される。 期別   区分   特命 (%)   競争 (%)   請負契約 (%)   計 (%) 前事業年度 (自 2024年 4月 1日  至 2025年 3月31日)   配電線工事   5.4   0.0   94.6   100 地中線工事   96.5   3.5   -   100 屋内線工事   42.2   57.8   -   100 空調管工事   19.7   80.3   -   100 通信工事   72.2   27.8   -   100 当事業年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)   配電線工事   6.3   0.0   93.7   100 地中線工事   81.3   18.7   -   100 屋内線工事   43.3   56.7   -   100 空調管工事   36.3   63.7   -   100 通信工事   68.3   31.7   -   100 (注) 百分比は請負金額比である。 ③ 完成工事高 期別   区分   中部電力 グループ (※) (百万円)   官公庁 (百万円)   一般民間会社 (百万円)   合計 (百万円) 前事業年度 (自 2024年 4月 1日  至 2025年 3月31日)   配電線工事   72,117   26   7,254   79,399 地中線工事   5,092   37   9,775   14,905 屋内線工事   820   1,660   90,147   92,628 空調管工事   1,872   164   20,205   22,242 通信工事   86   1,817   16,115   18,019 計   79,990   3,706   143,498   227,195 当事業年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)   配電線工事   76,621   24   4,376   81,022 地中線工事   7,320   54   4,787   12,162 屋内線工事   662   1,968   97,174   99,804 空調管工事   2,466   559   16,736   19,762 通信工事   220   1,909   14,629   16,759 計   87,291   4,515   137,703   229,510 ※ 中部電力グループ:中部電力㈱、中部電力パワーグリッド㈱、中部電力ミライズ㈱ (注)1 前事業年度の完成工事のうち主なもの ㈱大林組   半田市立半田病院新病院建設工事 大成建設㈱   ㈱みずほ銀行中目黒センター建替計画 柏崎ソーラー合同会社   柏崎市西山太陽光発電所建設工事 鹿島建設㈱   三井不動産㈱(仮称)三井リンクラボ新木場3新築計画 ㈱シーエナジー   半田市立半田病院新病院エネルギーサービス事業 (機械設備工事・電気設備工事) 当事業年度の完成工事のうち主なもの ㈱大林組   トヨタ自動車㈱ 下山第一工場 ㈱竹中工務店   名古屋市瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム) ㈱大林組   兜町12プロジェクト 再開発 鹿島建設㈱   表参道Grid Tower ㈱大林組   近畿大学医学部・近畿大学病院 2 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先の完成工事高、兼業事業売上高及びその割合 期別   相手先   完成工事高   兼業事業売上高   合計 (百万円)   (%)   (百万円)   (%)   (百万円)   (%) 前事業年度   中部電力グループ(※)   79,990   32.8   1,992   0.8   81,983   33.6 当事業年度   中部電力グループ(※)   87,291   35.4   2,011   0.8   89,303   36.2 ※ 中部電力グループ:中部電力㈱、中部電力パワーグリッド㈱、中部電力ミライズ㈱ ④ 次期繰越工事高(2026年 3月31日現在) 区分   中部電力 グループ(※) (百万円)   官公庁 (百万円)   一般民間会社 (百万円)   合計 (百万円) 配電線工事   482   1   1,903   2,387 地中線工事   3,286   -   4,495   7,781 屋内線工事   163   1,944   88,772   90,880 空調管工事   3,331   484   19,400   23,216 通信工事   193   2,684   9,870   12,749 計   7,457   5,116   124,442   137,016 ※ 中部電力グループ:中部電力㈱、中部電力パワーグリッド㈱、中部電力ミライズ㈱ (注) 次期繰越工事のうち主なもの 清水建設㈱   十六フィナンシャルグループ 新本社   2028年 2月完成予定 鹿島建設㈱   三井リンクラボ東陽町1   2026年 7月完成予定 ㈱大林組   中部国際空港 代替滑走路整備工事   2027年 7月完成予定 AGC㈱   AGC横浜テクニカルセンター   2026年11月完成予定 バイオ医薬品受託開発・製造拠点建設工事 中部電力パワーグリッド㈱   千代田ビル空調機取替工事   2030年12月完成予定 兼業事業における売上高の状況 区分    前事業年度 (自 2024年 4月 1日  至 2025年 3月31日)  (百万円)    当事業年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)  (百万円) エネルギー事業   12,283   12,704 商品販売 電線類   1,038   1,147 その他工事用材料   3,293   3,250 その他   39   34 商品販売計   4,370   4,432 計   16,653   17,136 (注) 当事業年度における商品販売先は同業者78.1%、その他21.9%となっている。

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出典

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