概要
インテグループは、中小企業向けM&A仲介サービスを専門に手掛ける企業である。2007年に東京都千代田区で設立され、2024年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。完全成功報酬制を採用し、最低成功報酬額を15百万円に設定することで小規模案件に強みを持つ。2025年5月期の売上高は約19億円、従業員数は52名。累計M&A成約組数は300組(2025年3月時点)に達する。
完全成功報酬制と低廉な最低報酬額
インテグループのM&A仲介サービスは、売り手・買い手ともに着手金や中間金を一切徴収せず、成約時にのみ成功報酬を受け取る完全成功報酬制を採用している。この仕組みにより、顧客はM&Aが不成立の場合に費用負担が生じない。また、最低成功報酬額を15百万円に設定しており、これは上場している大手M&A仲介専門会社4社の20百万円〜25百万円と比較して低廉である。小規模案件(譲渡金額300百万円以下)において価格競争力を持ち、中小企業M&A市場のボリュームゾーンでのシェア拡大を狙う。成功報酬の算定基準も売買金額ベースとしており、移動総資産ベースを採用する競合他社と比べて顧客負担が軽減される。
単一セグメントで拡大する収益構造
インテグループはM&A仲介事業のみの単一セグメントで構成される。2025年5月期の売上高は1,892百万円(前期比13.9%減)、営業利益497百万円(同49.5%減)と減収減益となった。これは成約組数が43組(前期53組)に減少したことが主因である。一方、1組当たり平均売上高は44,004千円(前期41,468千円)に上昇しており、大型案件の成約が寄与した。経営成績の推移をみると、2020年5月期の売上高は3億円で当期純損失1億円だったが、2024年5月期には売上高22億円、純利益7億円に成長。2026年5月期の予測(当社の将来見通し)では売上高16億円、純利益1億円と縮小が見込まれている。
東京に集中する拠点と少数精鋭の組織
本社は設立以来すべて東京都千代田区に所在し、現在は丸の内北口ビルディング26階に置く。従業員数は52名(2025年5月末時点)で、うちM&Aコンサルタントは42名。コンサルタント1名がM&Aの初期相談からクロージングまで一気通貫で担当する体制をとり、分業制よりも情報共有の効率性と顧客との信頼醸成を重視する。一方、資料のダブルチェック体制も整備して業務の質を担保している。営業面では、広告出稿やダイレクトメール、コールドコールによるダイレクトソーシングを得意とするが、金融機関等の提携先からの紹介(ネットワークソーシング)強化にも取り組んでおり、2025年5月期には全43組成約中6組が紹介案件であった。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
製品と技術
完全成功報酬制と成功報酬の算定方式
インテグループのM&A仲介サービス最大の特徴は、売り手・買い手ともに完全成功報酬制である点だ。業界では一般的に着手金や中間金を徴収する企業が多いが、同社はこれらを全額無料とし、クロージングが完了した場合のみ成功報酬を受け取る。成功報酬額は売買金額(譲渡価格)に一定料率を乗じて算定され、下限として最低成功報酬額15百万円が設定される。例えば譲渡価格120百万円の案件では、料率5%なら6百万円だが、最低報酬額が適用され15百万円となる。この方式は移動総資産ベースで算定する競合と比べ、顧客負担が軽くなるケースが多い。また、M&Aが不成立の場合、顧客は一切の費用を負担しないため、安心して依頼できる。
一気通貫のコンサルタント支援体制
同社の業務フローは、1名のコンサルタントが初期相談からクロージングまで全てを担当する一気通貫方式を採用する。プロセスごとに担当を分ける分業制と異なり、コンサルタントが案件全体を把握することで、顧客との継続的な信頼関係を構築しやすい。初期段階から論点が明確になり、スピーディーな意思決定が可能となる。具体的な流れは、(1)ソーシング(広告や電話営業で売り手・買い手を開拓)、(2)案件化(秘密保持契約締結後に企業価値評価や仲介契約)、(3)買い手への提案(ノンネームシートの提示やトップ面談の設定)、(4)マッチング・エグゼキューション(基本合意、デューデリジェンス、株式譲渡契約まで支援)である。コンサルタントは全プロセスに精通しており、ダブルチェック体制で品質も担保する。
ダイレクトソーシングとネットワークソーシングの併用
案件の源泉は、ダイレクトソーシングとネットワークソーシングの2つのチャネルから成る。ダイレクトソーシングでは、インターネット広告、ダイレクトメール、コールドコール(架電リストへの電話営業)により、自社で直接売り手・買い手を開拓する。現在はこの手法が中心で、2025年5月期の全成約43組中、紹介料支払いが発生したのは6組のみだった。一方、ネットワークソーシングは金融機関や提携先からの紹介によるもので、成約後に紹介料を支払う仕組み。同社は今後の成長に向け、金融機関等の開拓担当コンサルタントを配置するなど、ネットワークソーシングの強化を進めている。また、買い手情報リサーチチームを設け、P.E.ファンドや企業の買収ニーズを収集し、成約率向上に活用している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
高収益型サービス、規模は小さい
同社は売上高16億円(2026年5月期)と小規模ながら、営業利益率は6.25%と大幅に低下しており、高収益モデルの持続に課題がある。ジンジブやイシンなど同業他社と比較し、規模は小さく、市場での存在感は限定的である。しかし、特定のサービス分野で高い付加価値を提供し、収益性を確保してきた実績がある。一方、売上高は3期連続で減少しており、事業の縮小傾向が見られる。今後の成長には、既存サービスの強化や新規市場の開拓が不可欠である。
強み
- 過去には営業利益率45%超を記録し、高い収益性を実現してきた実績がある。
- 特定分野への特化により、専門性の高いサービスを提供している。
- 小規模ながら顧客ニーズにきめ細かく対応し、高い顧客満足度を獲得している。
- 小規模組織を活かし、迅速な意思決定と柔軟な事業展開が可能である。
課題
- 売上高が3期連続で減少しており、事業縮小のリスクがある。
- 営業利益率が大幅に低下し、収益性の悪化が懸念される。
- 同業他社との競争が激しく、差別化が困難になっている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がインテグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9376ユーラシア旅行社 | 30億円 | 54.1倍 |
| 2 | 6577ベストワンドットコム | 30億円 | — |
| 3 | 7046TDSE | 29億円 | 15.8倍 |
| 4 | 6046リンクバル | 29億円 | — |
| 5 | 3326ランシステム | 29億円 | 27.6倍 |
| 6 | 192Aインテグループ | 28億円 | — |
| 7 | 2499日本和装ホールディングス | 28億円 | 16.6倍 |
| 8 | 2300きょくとう | 28億円 | 48.8倍 |
| 9 | 2425ケアサービス | 28億円 | 22.1倍 |
| 10 | 9439エム・エイチ・グループ | 27億円 | — |
| 11 | 9635武蔵野興業 | 27億円 | 7.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 12件
資本金10百万円で創業した2007年
インテグループ株式会社は2007年6月、東京都千代田区丸の内に資本金10百万円で設立された。創業以来、中小企業向けのM&A仲介サービスに特化し、完全成功報酬制という当時としてはユニークな料金体系を導入した。2010年2月には業容拡大に伴い、同じ千代田区丸の内で本社を移転。2012年8月には利益剰余金の資本組入れにより資本金を60百万円に増資し、財務基盤を強化した。この時期は、M&A仲介業界が成長期にあったが、同社は小規模案件に焦点を当てる戦略で差別化を図った。
霞が関への移転と100百万円増資
2014年8月、業容拡大に伴い本社を千代田区霞が関に移転。2015年7月には再度の利益剰余金の資本組入れにより資本金を100百万円に増やした。この頃、中小企業の後継者不足問題が顕在化し、M&Aによる事業承継の需要が高まりつつあった。インテグループは完全成功報酬制と低い最低成功報酬額を武器に、小規模案件の受注を拡大。2019年12月には累計M&A成約組数が100組に達し、業界内で一定の地位を確立した。
累計200組達成と監査等委員会設置
2020年6月、本社を再び丸の内に移転。同年7月にはコーポレート・ガバナンス強化のため監査等委員会設置会社へ移行した。この時期、新型コロナウイルス感染症の影響で経済環境が変化する中、中小企業の事業承継ニーズはむしろ高まり、M&A仲介市場は拡大。インテグループは2023年2月に累計成約組数200組を達成した。売上高も2020年5月期の3億円から2024年5月期には22億円へと急成長し、上場に向けた準備を進めた。
グロース市場上場と300組の節目
2024年5月、業容拡大に伴い本社を丸の内北口ビルディングに移転。同年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後も成約件数は伸び、2025年3月には累計成約組数300組に到達。しかし2025年5月期の業績は成約組数が43組(前期比10組減)に落ち込み、売上高19億円、純利益3億円と減益となった。大型案件の寄与で1組当たり売上高は上昇したものの、複数案件の長期化や不成立が響いた。
年表12件を開く
2000年代
- 2007年6月創業インテグループ株式会社(東京都千代田区丸の内、資本金10百万円)を設立
2010年代
- 2010年2月業容拡大に伴い本社を移転(東京都千代田区丸の内)
- 2012年8月利益剰余金の資本組入れによる増資(増資後の資本金60百万円)
- 2014年8月業容拡大に伴い本社を移転(東京都千代田区霞が関)
- 2015年7月利益剰余金の資本組入れによる増資(増資後の資本金100百万円)
- 2019年12月M&A成約数(累計)100組を達成
2020年代
- 2020年6月業容拡大に伴い本社を移転(東京都千代田区丸の内)
- 2020年7月監査等委員会設置会社へ移行
- 2023年2月M&A成約数(累計)200組を達成
- 2024年5月業容拡大に伴い本社を移転(東京都千代田区丸の内)
- 2024年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年3月M&A成約数(累計)300組を達成
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/5期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
完全成功報酬制M&A仲介No.1ブランドの確立
広告投資の拡大、ダイレクトメールやコールドコールによる提案型営業の積極化、金融機関等とのネットワーク強化により、完全成功報酬制のM&A仲介会社として年間成約組数で業界首位を目指す。
- 02
小規模案件セグメントでのシェア拡大と平均売上高維持
譲渡金額300百万円以下の小規模案件において、最低成功報酬15百万円という価格競争力を活かし市場成長以上に成約組数を伸ばす。PEファンド関連案件の増加で1組当たり平均売上高の引き上げも図る。
- 03
バランスの良い案件ソーシングとネットワークソーシング強化
問い合わせ、DM/コールドコール、人的紹介、金融機関紹介等の各ルートからバランスよく案件を獲得。特に金融機関等からの紹介強化のため人員を配置し、中長期目線で成約増加を目指す。
- 04
質の高い人材の採用と効果的な育成
最大40%以上のインセンティブ率と働きやすい環境で優秀な人材を厳選採用。入社後約2ヶ月の集中研修とOJT機会の提供により早期戦力化を図る。
- 05
コンサルタント1人当たり成約組数の回復・向上
初期段階での受託可否選別、一気通貫の業務体制により生産性とモチベーションを維持。ノウハウ共有、成果管理体制強化、ITツール活用によりコンサルタント1人当たり成約組数の引き上げを目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で65人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,186万円で、2期前と比べて−34.1%。平均年齢は32.4歳、平均勤続年数は2.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年5月 | 1,800 | 32.3 | 2.0 | 39 | 2,564 |
| 2025年5月 | 1,482 | 31.9 | 2.4 | 52 | 962 |
| 2026年5月 | 1,186 | 32.4 | 2.6 | 65 | 154 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は16億円、営業利益は1億円。前期と比べると減収減益で、売上が-15.8%、利益が-80.0%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 21億円 | 16億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 1億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥50 | ¥50 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
4期分
直近は2026年下期で、売上は10億円、営業利益は1億円。前年の2025年下期と比べると、売上は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年上期 | 13 | 5 | 38.5 | 3 |
| 2025年下期 | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年上期 | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年下期 | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年5月期からの7期で、売上は3億円から16億円へ5.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年5月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 2021年5月 | 8 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年5月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年5月 | 13 | — | 2 | — | 2 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年5月 | 22 | 10 | 10 | 45.5 | 7 |
| 2025年5月 | 19 | 5 | 5 | 26.3 | 3 |
| 2026年5月 | 16 | 1 | 1 | 6.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高16億円のうち、営業利益として残るのは1億円で6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.3%9億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.5%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年5月期は営業CFが2億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは−10億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は8億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年5月 | −2 | 0 | — | −2 | 5 |
| 2023年5月 | 6 | 0 | — | 6 | 10 |
| 2024年5月 | 10 | −1 | — | 9 | 19 |
| 2025年5月 | −2 | 0 | 2 | −2 | 19 |
| 2026年5月 | 2 | −12 | −1 | −10 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年5月期の総資産は22億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は85.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年5月 | 4 | 3 | 1 | 88.9 |
| 2021年5月 | 8 | 5 | 3 | 67.3 |
| 2022年5月 | 6 | 5 | 1 | 90.9 |
| 2023年5月 | 11 | 7 | 4 | 62.9 |
| 2024年5月 | 21 | 14 | 8 | 64.2 |
| 2025年5月 | 21 | 19 | 2 | 89.5 |
| 2026年5月 | 22 | 19 | 3 | 85.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中512位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,273で、1年前と比べて-41.6%。過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 12.8倍 |
| PBR | 1.50倍 |
| 配当利回り | 3.93% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は52週安値圏で推移しており、直近は1212円と下値が固まっている。25日線は1215円、75日線は1328円、200日線は1700円で、株価は全ての移動平均線を下回っている。52週高値2302円からは47.4%下落した水準にある。出来高は極端に少なく、8月10日は1,100株と低調。RSIは58.8と中立圏にあり、売られ過ぎではないものの、明確な買い材料も見当たらない。7月1日に1366円まで上昇したが、それを除けば1200円前後でのもみ合いが続いている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
予想PERは12.1倍で業界平均22.69倍を大幅に下回り、PBRも1.43倍で平均3.23倍の半分以下。ROEは19.06%と高収益だが、直近の売上・利益が減少傾向にあり、成長の持続性に懸念。配当利回り4.13%は平均2.64%を上回り魅力的。割安ではあるが、業績悪化を考慮するとやや注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 12.8倍 | — |
| PBR | 1.50倍 | 3.51倍 |
| ROE | 4.5% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は2024/5期に売上高22億円、営業利益率45%超と急拡大したが、2025/5期以降は減収減益に転じ、2026/5期には売上高16億円、営業利益率6%台まで低下する見込み。この急激な変動が投資論点の核心である。強気派は、過去の成長が実力であり、一時的な需要調整で業績は再加速するとみる。一方弱気派は、営業利益率の異常な高さはバブル的であり、事業の持続性に疑問を呈し、人材派遣業界の競争激化と景気感応度の高さを懸念する。市場は今後も縮小するとの見方で、株価は1年で45%下落している。
- 高い営業利益率
2024/5期は営業利益率45%超と業界屈指の収益性を達成した実績がある。
- 需要回復の可能性
人材不足は構造的問題であり、採用需要が戻れば業績は再び拡大する余地がある。
- 低評価
時価総額26億円と小さく、成長余地を織り込めば割安との見方もできる。
- 予想PER12.1倍は収益回復を見込む市場評価決算発表後影響中
直近純利益1億円に対し予想PER12.1倍、回復期待が先行。
- 株価が年間45%下落し、売られ過ぎ継続影響弱
1年間で-45.2%下落、下落要因が織り込み済みの可能性。
- PBR1.43倍・ROE19.1%の資本効率継続影響弱
ROE19.06%に対しPBR1.43倍、収益力の高さが評価材料。
- 配当利回り4.13%が下値を支える継続影響弱
配当利回り4.13%・PBR1.43倍、株主還元が安心感。
- 急激な業績悪化
2026/5期の営業利益率は6%台とピークから大幅低下し、収益性の崩壊が懸念される。
- 競争激化
同業他社が多く、価格競争に陥りやすい業界構造で、優位性が維持できるか疑問。
- 需要の変動
派遣需要は景気に敏感で、経済減速時には売上減少が避けられない。
- 売上高が3期連続減少、事業縮小加速通年影響強
売上高22億円→19億円→16億円と毎年減少、基盤が毀損。
- 営業利益が10→5→1億円と急減決算発表後影響強
営業利益は10億円→5億円→1億円、赤字転落の懸念。
- 営業利益率が45.5%→6.3%に悪化通年影響中
営業利益率は45.45%→6.25%と39pt低下、収益構造が激変。
- 楽観予想に対する下振れリスク不定影響中
実際の業績は2期連続で減少、予想PER12.1倍の達成は不透明。
- 営業利益率
- 高収益モデルが持続可能か、利益率の維持が最大の焦点。
- 売上高成長率
- 需要の回復・拡大の度合いを示す主要指標。
- 派遣稼働率
- 人材リソースの稼働状況から収益性を考察できる。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり50円で、前期から−55.6%。いまの株価に対する利回りは3.93%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年5月 | 45 | — | 30.3 |
| 2026年5月 | 20 | −55.6 | 50.2 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥50
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ964人。区分でいちばん多いのは個人・その他で91.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.5%を占め、残る98.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年5月% | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 100.0 | 86.6 | 91.1 |
| 外国法人 | — | 6.6 | 3.9 |
| 証券会社 | — | 4.9 | 3.4 |
| 事業法人 | — | 1.6 | 1.4 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.2 |
| 金融機関 | — | 0.3 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 藤井 一郎 | 32.97 |
| 02 | 籠谷 智輝 | 32.97 |
| 03 | 石川 大祐 | 2.75 |
| 04 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 2.46 |
| 05 | 吉川 直樹 | 1.75 |
| 06 | 廣瀬 一憲 | 1.42 |
| 07 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 1.37 |
| 08 | 野村證券株式会社 | 1.30 |
| 09 | 株式会社EPARK | 1.14 |
| 10 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.85 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-01藤井 一郎新規の大量保有報告32.95%-2.18pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+236%、1株純資産は7期で+435%。直近期のROEは4.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年5月 | −29 | 164 | — | — | — |
| 2021年5月 | 96 | 260 | 45.1 | — | — |
| 2022年5月 | −0 | 260 | — | — | — |
| 2023年5月 | 85 | 345 | 28.2 | — | — |
| 2024年5月 | 336 | 681 | 65.5 | — | — |
| 2025年5月 | 149 | 889 | 19.1 | 16.7 | 30.3 |
| 2026年5月 | 40 | 879 | 4.5 | 34.4 | 50.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/5期の役員報酬は総額75百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤井一郎 | 取締役会長 | 52 | 720,200 |
| 籠谷智輝 | 代表取締役社長 管理本部長 | 49 | 720,200 |
| 廣瀬一憲 | 取締役 コンサルティング本部長 | 44 | 31,000 |
| 牟田口賢次郎 | 取締役(常勤監査等委員) | 69 | 6,200 |
| 川﨑勝之 | 取締役(監査等委員) | 54 | 1,500 |
| 増田薫則 | 取締役(監査等委員) | 47 | 1,500 |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 59 | 59 | 20 |
| 監査等委員 | 3 | 16 | 16 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,931字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,827字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,583字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,108字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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