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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ケアサービス

Care Service Co., Ltd.2425 · Standard · サービス業

通所介護(デイサービス)を首都圏に集中出店する在宅介護サービス大手。介護保険内外のサービスを組み合わせ、地域密着型のケアを提供する。

概要

ケアサービスは、在宅介護サービスとエンゼルケア等のシニア向け総合サービスを提供する企業である。1991年に設立され、東京23区を中心にデイサービスや訪問入浴などの事業所を展開する。2026年3月期の売上高は92億円、従業員数1,024人。東証スタンダード市場に上場している。

在宅介護サービスとシニア向け総合サービスの二本柱

当社の事業は二つのセグメントで構成される。在宅介護サービス事業は通所介護(デイサービス)、訪問入浴、訪問介護、訪問看護、居宅介護支援、小規模多機能型居宅介護、福祉用具貸与・販売、配食サービスを提供する。2026年3月期の売上高は6,365百万円である。シニア向け総合サービス事業はエンゼルケア(湯灌・CDC)、クリーンサービス、施設紹介サービスを行い、同売上高は2,851百万円。エンゼルケアサービスは全国展開を進めており、同事業のセグメント利益は643百万円と、在宅介護サービス事業の188百万円を大きく上回る収益源となっている。

首都圏ドミナント戦略と事業所展開

当社は東京23区をドミナントエリアと位置づけ、地域密着型のサービスを展開している。2026年3月期末の事業所数は111。同年度中に4事業所を開設、6事業所を閉鎖、2事業所を統合移転した。開設はエンゼルケアサービスを高知、横須賀、中野、佐賀に、閉鎖はデイサービス1、訪問入浴3、訪問介護1、福祉用具1など。在宅介護事業では人口密度の高い都市部での集客効率を重視し、地域包括ケアシステムに対応した「通い」「訪問」「宿泊」の複合型施設も運営する。

収益構造と財務状況の推移

売上高は2013年3月期の69億円から2024年3月期の96億円まで増加傾向にあったが、2026年3月期は92億円と前期比6.3%減。減収の要因はデイサービスの利用者数伸び悩みと訪問入浴の人手不足による稼働率低下である。営業利益は2026年3月期に131百万円(前期比75.3%減)と大きく落ち込んだが、資産合計は38.7億円、負債合計は9.1億円、純資産は29.5億円で財務基盤は安定。営業キャッシュフローは1.2億円のプラスを維持している。

業界の中での役割は介護保険制度に基づく在宅サービスを提供する事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
92億円
営業利益
1億円
営業利益率
1.1%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
在宅介護 サービス事業69億円69.7%4億円5.8%
シニア向け 総合サービス事業30億円30.3%8億円26.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01在宅介護サービス主力

介護(医療)保険制度に基づき、通所介護を中心に訪問系サービスや居宅介護支援など多様な在宅サービスを提供。首都圏をドミナントエリアとしてデイサービス施設を複数出店し、地域密着型のケアを実現している。複合型施設も運営し、利便性を高めている。

主な製品・サービス8
通所介護サービス(デイサービス)
利用者が施設に通い、入浴・食事・機能訓練などの日常生活上の支援を受けるサービス。介護事業の中心事業である。
訪問入浴サービス
特殊入浴車で利用者宅を訪問し、入浴介助を提供するサービス。3名体制で安全に入浴を支援する。
訪問介護サービス
ホームヘルパーが利用者宅を訪問し、入浴・排泄・食事等の介護や生活支援を行う。
訪問看護サービス
看護師等が自宅療養者を訪問し、療養上の世話や診療補助、リハビリテーションを提供する。
居宅介護支援サービス
ケアマネジャーが利用者に合ったケアプランを作成し、サービス事業者との連絡調整を行う。
小規模多機能型居宅介護サービス
通いを中心に、宿泊や訪問を組み合わせて、家庭的な環境で日常生活上の支援や機能訓練を行う。
福祉用具貸与・特定福祉用具販売
利用者の身体状況に合った福祉用具のレンタル・販売を行う。
配食サービス
デイサービスセンターを中心に、健康・栄養に配慮した食事を提供する。

02シニア向け総合サービス準主力

主に冠婚葬祭業の互助会や葬儀社と契約し、故人に対するエンゼルケアサービスを提供。そのほか、生前整理や遺品整理などのクリーンサービス、施設紹介サービスを展開し、介護前後の高齢者と家族を支援している。

主な製品・サービス3
エンゼルケアサービス(湯灌・CDC)
亡くなった方の洗体や化粧、納棺の準備を行うサービス。湯灌車で自宅や葬祭場に訪問する。
クリーンサービス
生前整理から遺品整理、遺品供養を含むハウスクリーニングを提供する。
施設紹介サービス
介護が必要な方のための施設探しをサポートする。

製品と技術

通所介護(デイサービス)の運営方式

主力サービスである通所介護は、利用者を送迎車で施設に迎え、入浴・食事・機能訓練などを提供する。当社ではデイサービス施設を複数出店するドミナント戦略を採り、首都圏エリアで地域密着型の運営を行う。施設には他の介護サービスを併設した複合型もあり、利便性を高めている。2026年3月期にはデイサービス1事業所を閉鎖したが、依然として同事業が在宅介護サービス売上の大部分を占める。

訪問入浴サービスの3名体制

訪問入浴は、一般家庭での入浴が困難な要介護者を対象に、特殊入浴車で自宅を訪問し浴槽を提供するサービスである。1台の車両にオペレーター、看護師、ヘルパーの3名が乗車し、安全に入浴介助を行う。2026年3月期は従業員不足により車両稼働台数が減少し、売上減の一因となった。同事業では3事業所を閉鎖する一方、埼玉県川口市などで新規開設も行った。

エンゼルケアサービスの三要素

エンゼルケアサービスは、故人の湯灌、化粧・装束・納棺(CDC)、および葬儀社との連携による一連のケアを提供する。湯灌サービスは湯灌車と呼ばれる特殊車両で自宅や葬祭場に赴き、洗体と旅支度を行う。CDCはCosmetic(化粧)、Dressing(装束)、Coffin(納棺)の頭文字で、故人の最後の身だしなみを整える。2026年3月期には高知、横須賀、中野、佐賀に新規事業所を開設し、全国展開を推進している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

介護サービスで国内地域密着、収益減で再建が急務

サービス業界、特に高齢者向け介護サービスを提供しており、訪問介護やデイサービスを中心に地域密着型の事業を展開している。同業のジンジブやマテリアルグループと比較し、売上高は90億円から100億円の規模であり、業界内で中位に位置する。2025年3月期の売上高99億円から2026年3月期には92億円と減少し、営業利益率も5.05%から1.09%と大幅に悪化した。介護報酬改定や人材不足の影響を受けやすく、収益性の改善とサービス品質の維持が課題となっている。

強み

  • 地域に根ざしたサービスを提供し、利用者からの信頼を獲得している。
  • 訪問介護とデイサービスを併設し、幅広いニーズに対応する。
  • 売上高が90億円超で、安定した事業基盤を有している。
  • 高齢化に伴い介護サービスの需要は長期的に増加が見込まれる。

課題

  • 営業利益率が1%台まで落ち込み、事業の採算性に深刻な課題がある。
  • 介護人材の不足が深刻で、採用・定着にコストがかかる。
  • 介護報酬の改定が収益に影響を与え、経営の安定性を脅かす。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がケアサービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

寝たきり老人の布団消毒から始まった創業期

1970年10月、寝たきり老人等の蒲団の消毒乾燥を目的としてサンセルフ福原が創業された。1974年3月には事業拡大に伴いサンセルフ商事株式会社に組織変更。1983年10月に高齢者福祉における介護サービスの提供を目的として介護部門を創設し、1990年6月には葬儀におけるエンゼルケアサービスを目的とした株式会社エヌ・シー・エスを設立。これら三つの事業が後のケアサービスの基盤となった。

介護保険法施行と事業基盤の確立

1991年5月、訪問介護・訪問入浴サービスを目的として株式会社ケアサービスが資本金10,000千円で設立。翌1992年6月にケアセンターおおもりを開設した。1997年4月にはケアサービスを存続会社としてサンセルフ商事とエヌ・シー・エスを吸収合併し、事業を一本化。2000年4月の介護保険法施行により、東京都及び神奈川県から指定居宅サービスの指定を受け、公的保険制度に基づくサービス提供が可能となった。

上場と首都圏への拠点拡大

2004年11月、大阪証券取引所ヘラクレスに株式を上場。上場後は東京23区を中心に事業所開設を加速し、2005年10月に大田区北糀谷に複合事業所、2007年10月に埼玉県に高専賃大宮公園、2014年6月に配食池上センターを開設。2013年7月には株式分割と単元株制度を導入。2014年12月には本店を現在の大田区大森北に移転し、経営基盤を強化した。

中国市場への進出と撤退

2015年8月、中国上海市に上海福原護理服務有限公司を設立し、海外事業に乗り出した。2017年8月には北京市に北京福原順欣養老管理有限公司を設立。しかし現地での事業展開は計画通りに進まず、2019年9月に北京法人を清算。2025年10月には上海法人も清算され、海外事業からの撤退が完了した。中国事業は設立から約10年で幕を閉じた。

M&Aと子会社の整理による事業再編

2018年6月、株式会社やさしい手より訪問入浴事業を譲受し、埼玉県川口市に訪問入浴川口を開設。2019年7月には東京都江東区で居宅介護支援・訪問介護を行う株式会社ひだまりを子会社化し、2020年10月に吸収合併した。2020年2月には株式会社クレアバーグより訪問看護事業を譲受。一方、2019年12月にサービス付き高齢者向け住宅事業を譲渡、2024年4月には人材派遣子会社を清算し、事業の選択と集中を進めた。

年表37件を開く

1970年代

  • 1970年10月創業寝たきり老人等の蒲団の消毒乾燥を目的としてサンセルフ福原を創業
  • 1974年3月事業拡大に伴いサンセルフ商事株式会社に組織変更

1980年代

  • 1983年10月高齢者福祉における介護サービスの提供を目的として介護部門を創設

1990年代

  • 1990年6月創業葬儀におけるエンゼルケアサービスの提供を目的として株式会社エヌ・シー・エスを設立
  • 1991年5月創業訪問介護サービス及び訪問入浴サービスの提供を目的として株式会社ケアサービスを資本金10,000千円で設立
  • 1992年6月東京都大田区大森北にケアセンターおおもりを開設
  • 1997年4月M&A株式会社ケアサービスを存続会社としてサンセルフ商事株式会社及び株式会社エヌ・シー・エスを吸収合併
  • 1999年12月東京都大田区新蒲田三丁目15番7号に本店を移転

2000年代

  • 2000年4月介護保険法施行により東京都及び神奈川県から指定居宅サービスの指定を受ける
  • 2001年1月東京都大田区にCDC東京事業所を開設
  • 2001年2月東京都大田区東雪谷にデイサービスセンター東雪谷及びケアセンター東雪谷を開設
  • 2001年10月社名及びロゴマークの商標権を取得
  • 2001年11月東京都世田谷区代田に居宅支援下北沢を開設
  • 2003年4月東京都大田区新蒲田にレンタル大田を開設
  • 2004年11月上場大阪証券取引所ヘラクレスに株式を上場
  • 2005年10月東京都大田区北糀谷に複合事業所(訪問入浴、訪問介護、居宅介護支援)を開設
  • 2007年10月埼玉県さいたま市に高専賃大宮公園を開設

2010年代

  • 2010年6月東京都大田区新蒲田にクリーンサービス事業所を開設
  • 2013年7月当社株式1株を200分割し、同時に100株を1単元とする単元株制度を導入
  • 2014年6月東京都大田区に配食池上センターを開設
  • 2014年12月東京都大田区大森北一丁目2番3号に本店を移転
  • 2015年8月創業中国上海市に上海福原護理服務有限公司を設立
  • 2016年7月東京都大田区に訪問看護おおたを開設
  • 2017年4月創業東京都大田区に株式会社ケアサービスヒューマンキャピタルを設立
  • 2017年8月創業中国北京市に北京福原順欣養老管理有限公司を設立
  • 2017年10月当社普通株式1株につき2株の割合で株式分割
  • 2017年10月東京都大田区に小規模多機能型居宅介護西蒲田を開設
  • 2018年6月株式会社やさしい手より訪問入浴事業を譲受し、埼玉県川口市に訪問入浴川口を開設
  • 2019年7月M&A東京都江東区にて居宅介護支援事業及び訪問介護事業を展開する株式会社ひだまりの株式を取得し、完全子会社化
  • 2019年9月中国北京市の北京福原順欣養老管理有限公司を清算
  • 2019年12月サービス付き高齢者向け住宅事業を株式会社関東サンガへ譲渡

2020年代

  • 2020年2月株式会社クレアバーグより訪問看護事業を譲受し、東京都江戸川区に訪問看護クレア、同墨田区に訪問看護クレア立花を開設
  • 2020年10月M&A当社子会社の株式会社ひだまりを吸収合併
  • 2020年11月M&A株式会社広域社会福祉会より訪問介護事業を譲受し、訪問介護蒲田に統合
  • 2022年1月東京証券取引所 市場第二部(現スタンダード市場)に市場を変更
  • 2024年4月株式会社ケアサービスヒューマンキャピタルを清算
  • 2025年10月上海福原護理服務有限公司を清算

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    首都圏ドミナント戦略の推進

    東京23区を中心に在宅介護サービス事業所を開設し、ドミナントエリアを形成する。地域包括ケアシステムの中で医療機関と連携し、「通い」「訪問」など地域ニーズに合ったサービスを提供する体制を構築する。

  2. 02

    介護保険外事業の拡大

    エンゼルケアサービスの全国展開、終活関連事業の拡大、高齢者とその家族が必要とする衣食住に関するサービス開発など、既存顧客基盤を活かした新規事業を推進する。

  3. 03

    経営基盤の強化

    長期的成長に向け、質の高いサービスを提供できる体制を整備し、強い組織を作り上げる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,024人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は441万円で、9期前と比べて+5.2%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は8.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月925
2018年3月916
2019年3月42038.35.7949
2020年3月42039.16.0973
2021年3月41039.96.3998
2022年3月41740.36.61,014
2023年3月41640.66.81,039
2024年3月41340.86.81,073
2025年3月43541.37.41,04048
2026年3月44141.98.01,02410

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率111.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)95.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都大田区105百万円
全社
エンゼルケア東京事業所(東京都大田区)他31事業所64百万円
シニア向け総合サービス事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    上海福原護理服務有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和3年度新型コロナウイルス感染症感染拡大防止継続支援補助金
    厚生労働省 · 2022-03-30
    5万円
  • 補助金
    令和3年度新型コロナウイルス感染症感染拡大防止継続支援補助金
    厚生労働省 · 2022-03-30
    6,000円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は92億円営業利益1億円前期と比べると減収減益で、売上が-7.1%、利益が-80.0%。

売上高
-7.1%
92億円
営業利益
-80.0%
1億円
純利益
-75.0%
1億円
営業利益率
1.1%
前期比 -4.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高95億円92億円
営業利益0億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は23億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q230
2024年1Q2300.00
2024年2Q2428.31
2024年3Q2528.01
2024年4Q242
2025年2Q4924.12
2025年4Q5036.02
2026年2Q4600.00
2026年4Q4612.21
2027年1Q2300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は69億円から92億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は1.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6942
東京都大田区に配食池上センターを開設
2014年3月7321
中国上海市に上海福原護理服務有限公司を設立
2015年3月7610
東京都大田区に訪問看護おおたを開設
2016年3月8331
東京都大田区に株式会社ケアサービスヒューマンキャピタルを設立
2017年3月8432
株式会社やさしい手より訪問入浴事業を譲受し、埼玉県川口市に訪問入浴川口を開設
2018年3月8621
東京都江東区にて居宅介護支援事業及び訪問介護事業を展開する株式会社ひだまりの株式を取得し、完全子会社化
2019年3月8921
当社子会社の株式会社ひだまりを吸収合併
2020年3月9112
2021年3月8732
2022年3月9032
2023年3月9253
2024年3月9664
2025年3月99565.14
2026年3月92121.11

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高92億円のうち、営業利益として残るのは1億円1.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.2%83億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.7%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.1%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
9.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.5pt
1.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.0pt
1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.9pt
3.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月40−2412
2014年3月0−10−111
2015年3月1−2−4−16
2016年3月3−1−227
2017年3月20−226
2018年3月3−1−127
2019年3月3−1−128
2020年3月12−1310
2021年3月30−3310
2022年3月3−2−219
2023年3月40−2412
2024年3月5−1−1415
2025年3月6−1−1518
2026年3月1−2−1−117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は76.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月31112034.5
2014年3月32112135.0
2015年3月28111739.6
2016年3月29121742.3
2017年3月28131547.0
2018年3月30141647.5
2019年3月31151647.6
2020年3月32171552.8
2021年3月32191357.7
2022年3月32201262.3
2023年3月35231266.0
2024年3月39261368.5
2025年3月41291271.0
2026年3月3930976.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中76位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中487位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥671で、1年前と比べて-14.3%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥671+0.0%1ヶ月-2.2%1年-14.3%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥620高値¥849

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.1倍
PER (会社予想)33.1倍
PBR0.89倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬から8月にかけて670円前後で推移し、8月21日は661円で、1か月で約1.5%下落しました。25日移動平均線(675円)を下回っており、75日線(671.53円)も下回っています。52週高値849円からは約22.1%下落しており、52週安値620円からは約6.6%高い水準です。出来高は非常に低調で、8月には1,000株前後の日が多く、売買が極端に細っています。株価は上値が重く、下方向に徐々にシフトしている印象です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

実績PERは21.79倍で同業界平均の22.99倍とほぼ同水準。予想PERは32.6倍と上昇が見込まれ、やや割高感がある。PBR0.88倍は業界平均の3.34倍を大きく下回り、割安。配当利回りは3.33%で業界平均の2.29%を上回り、株主還元は良好。ROEは3.9%と低く、収益性の改善が課題。直近の2026/3期は営業利益率1.09%と急低下し、業績の悪化が見られる。割安だが業績の下振れにより割高感が出るリスクがあるため、総合的にほぼ妥当と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.1倍23.4倍
PER (予想)33.1倍
PBR0.89倍3.51倍
ROE3.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高齢化の進行により在宅介護ニーズは中長期的に拡大が見込まれるが、介護報酬改定の影響や人材不足が収益を圧迫する懸念がある。強気派は、業界トップの実績と営業基盤を評価し、今後の在宅ケア需要増で業績が安定成長するとみる。一方、弱気派は、介護保険制度の改定による単価引き下げや、2026年3月期の売上高・利益の減少予想を挙げ、収益見通しの悪化を警戒。また、競争激化による稼働率低下や人件費上昇もリスクとされる。

プラスに働く材料7
  • 業界リーダー

    訪問入浴で国内シェア首位級の規模を誇る。

  • 高齢化需要

    在宅介護のニーズは今後も増加が見込まれる。

  • 配当の利回り

    3.3%台の配当利回りが下支え材料。

  • PBR0.88倍と1倍割れの割安継続影響

    PBR0.88倍、ROE3.9%。資産価値に対して割安

  • 配当利回り3.33%で一定の利回り継続影響

    配当利回り3.33%。PER21.79倍と併せ株主還元は維持

  • 時価総額28億円と小型で需給刺激継続影響

    時価総額28億円・株価661円。小口資金でも値動きが出やすい

  • 株価は1年で14.6%下落し反発余地不定影響

    1年間で14.6%下落。株価661円と下落後の戻り期待

マイナスに働く材料7
  • 介護報酬改定リスク

    報酬引き下げが収益を圧迫する可能性。

  • 業績の悪化

    2026年3月期は売上高・利益が減少予想。

  • 人材確保難

    介護人材不足で人件費が増加傾向。

  • 営業利益は5億円から1億円へ減少通年影響

    営業利益が5億円→1億円と4億円減

  • 売上高は99億円から92億円へ減少通年影響

    売上高が99億円→92億円と7億円減

  • 純利益は4億円から1億円と大幅減通年影響

    純利益が4億円→1億円と3億円減

  • 予想PER32.6倍と今期の減益見通し次回決算影響

    現在PER21.79倍→予想PER32.6倍。翌期EPS減少示唆

次の決算で確かめる点
訪問入浴の稼働台数
中核事業の稼働状況を示すため。
人件費比率
労働集約型事業で利益率を左右する。
介護報酬単価
制度改定の影響を監視するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
72.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月713.1
2018年3月70.014.2
2019年3月70.0
2020年3月73.710.2
2021年3月921.417.7
2022年3月1017.620.6
2023年3月1440.014.9
2024年3月1614.316.0
2025年3月2025.024.6
2026年3月2210.072.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,256人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.2%を占め、残る57.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.051.051.452.252.954.3
事業法人40.740.640.740.740.540.5
自己株式9.79.79.79.79.79.7
外国法人2.30.03.43.52.62.3
金融機関2.42.52.62.42.41.6
証券会社4.62.51.91.21.51.1
外国人個人0.03.40.00.00.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社友愛39.59
02福原 俊晴12.91
03ケアサービス従業員持株会3.55
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.79
05東京海上日動火災保険株式会社1.58
06楠田 卓1.07
07ケアサービス役員持株会0.82
08宮 こずえ0.73
09JPモルガン証券株式会社0.63
10古谷 洋作0.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−74%、1株純資産は14期で+52%。直近期のROEは3.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11751325.48.58.6
2014年3月5755110.713.918.5
2015年3月205693.635.656.3
2016年3月7562912.07.714.4
2017年3月4134812.326.213.1
2018年3月313728.735.714.2
2019年3月253906.623.8
2020年3月6444715.26.810.2
2021年3月5049010.716.817.7
2022年3月515329.913.220.6
2023年3月8561114.99.014.9
2024年3月10069715.28.516.0
2025年3月9977113.48.424.6
2026年3月307793.924.872.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額82百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
福原俊晴代表取締役社長47547,982
福原花枝取締役 執行役員44
藤好優臣取締役827,568
園部洋士取締役618,936
日詰祐子常勤監査役66
福森久美監査役731,499
長沼敏之監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3626221
社外取締役413133
監査役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,276字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、在宅介護サービス事業、シニア向け総合サービス事業を業務としております。当社の事業内容は次のとおりであります。 (1) 在宅介護サービス事業 当社は、日本国内において、介護(医療)保険制度に基づく通所介護サービス、訪問入浴サービス、訪問介護サービス、訪問看護サービス、居宅介護支援サービス、小規模多機能型居宅介護サービス、福祉用具貸与及び特定福祉用具販売、また、介護(医療)保険外サービスとして、配食サービスを提供しております。 介護事業におけるそれぞれのサービスの概要は下記のとおりですが、当社は主として、通所介護サービスにおけるデイサービス施設の出店を積極的に行い、首都圏エリアを中心にデイサービス施設を主体とした介護部門の営業の基盤整備を行っております。多くの需要が見込まれる地域をドミナントエリアとし、当該地域にデイサービス施設を複数出店することによって、地域に密着した通所介護サービスが行えるよう心がけております。 1.通所介護サービスとは、居宅において介護を受けるご利用者が当社の送迎車によりデイサービス施設に来所していただき、入浴や食事の提供、生活等に関する相談・助言・健康状態の確認、その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うサービスであります。当社では、通所介護サービスを介護事業の中心事業に位置付けております。また、通所介護サービスと他の介護サービスを併設した、利便性の高い複合型介護施設も運営しております。 2.訪問入浴サービスとは、一般家庭での入浴が困難なご利用者を対象に、特殊入浴車でご利用者のお宅へ訪問し、介護者の手を煩わせることなく、お部屋で入浴していただくサービスであります。当社では通常、特殊入浴車1台に、オペレーター、看護師、ヘルパーの3名体制でサービスを提供しております。 3.訪問介護サービスとは、ご利用者のお宅を訪問して、入浴・排泄・食事等の介護、衣類の洗濯、住居等の掃除、生活必需品の買物、関係機関等との連絡、生活・身上・介護に関する相談・助言等を行うサービスであります。 4.訪問看護サービスとは、病気や障害を抱えながらご自宅で療養中の方に、看護師やセラピストなどが訪問して、療養生活のお世話や診療の補助、リハビリテーション等を行うサービスであります。 5.居宅介護支援サービスとは、介護支援専門員(ケアマネジャー)が、ご利用者(居宅要介護者)に対し介護保険の給付サービス等、居宅において日常生活を営むために必要な保健・医療・福祉サービスなどを適切に利用できるよう、高齢者本人やご家族の希望を勘案して居宅サービス計画(ケアプラン)(注)を作成するとともに、その計画に基づいて指定居宅サービス事業者などとの連絡調整等の支援を行うサービスであります。 6.小規模多機能型居宅介護サービスとは、ご利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、ご利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心に、短期間の「宿泊」やご利用者のお宅への「訪問」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行うサービスであります。 7.福祉用具貸与とは、ご利用者の身体状況に合わせた適切な福祉用具のレンタルを行うサービスであります。 8.特定福祉用具販売とは、ご利用者の身体状況に合わせた適切な福祉用具の販売を行うサービスであります。 9.配食サービスとは、当社で運営するデイサービスセンターを中心に、健康、栄養に配慮した食事を提供するサービスであります。 (注) 居宅サービス計画(ケアプラン) 介護保険における要介護状態には五つの区分(要支援を除く)があり、要介護1は最も軽く、要介護5は最も重い区分となっております。区分によって介護給付の限度額が定められています。 居宅サービス計画とは、介護支援専門員が個々の要支援・要介護状態に合わせた適切な保健・医療・福祉サービスが提供されるように作成したものをいい、①ご利用者のニーズの把握、②援助目的の明確化、③具体的なサービスの種類と役割分担の決定といった段階を経て作成されます。 なお、この居宅サービス計画は1ヶ月単位の計画であり、ご利用者の生活ニーズ等に変化がある場合には新たな援助目標を設定し、再度作成することになります。 (2) シニア向け総合サービス事業 当社のシニア向け総合サービス事業では、主に冠婚葬祭業の互助会及び葬儀社と契約を結び、エンゼルケアサービスを提供しております。また、介護をご利用になる前の家財の整理や、不用品の処分、遺品整理等を行うクリーンサービス、介護が必要な方の施設探しのサポートを行う施設紹介サービスを提供しております。 1.エンゼルケアサービスとは、亡くなった方へ湯灌サービス、CDCサービスを提供するサービスであります。 ①湯灌サービス 湯灌サービスとは、故人の葬儀においてお通夜の前に故人の洗体を行い、お化粧をし、旅路の身支度を整えるサービスであります。なお、当社では、御葬家のご自宅又は葬祭場に湯灌車と呼ばれる特殊車両でお伺いし、サービスを提供しております。 ②CDCサービス CDCサービスとは、Cosmetic(化粧)、Dressing(装束)、Coffin(納棺)の略称であり、主に故人のお化粧と旅路の身支度を整えるサービスであります。 2.クリーンサービスとは、生前整理から遺品整理、遺品供養を含めたハウスクリーニング等を行うサービスであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,036字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、お客様一人ひとりの尊厳に共感したサービスを提供し、全従業員とその家族の幸せを追求することを企業理念として掲げ、事業を展開しております。この企業理念のもと、高齢化社会が進むに伴い拡大が予想される介護業界において東京23区を中心とした地域密着型企業としてブランドを確立するとともに、ご高齢のお客様とご家族が必要とする介護保険外のサービスを拡充し、株主、地域社会、ご利用者及び従業員等すべてのステークホルダーにとって価値ある企業となることを目指しております。 (2) 目標とする経営指標 当社は当面の間、経常利益率の向上を目指してまいります。さらに中長期的には収益性と資本効率をより高めて総合的な企業価値を増大させていく方針であります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、前述の「(1)会社の経営の基本方針」を具現化するために、以下を中長期的な経営戦略として位置づけております。 ①在宅介護事業における首都圏ドミナント戦略の推進 東京23区を中心に在宅介護サービス事業所を開設し、ドミナントエリアの形成を推進することにより、厚生労働省が推し進める地域包括ケアシステムの中で、地域の医療機関との連携をはじめとした地域のニーズに合った「通い」及び「訪問」等を担う体制を構築してまいります。一つの地域で多様なサービスの提供が実現できるよう、サービスの拡充と事業内容の深化に取り組んでまいります。 ②介護保険外事業の拡大 エンゼルケアサービスの全国展開と、終活関連事業等の拡大やご高齢のお客様とご家族が必要とする衣食住に関するサービス開発等既存事業の顧客基盤を活かした新規事業開発により、介護保険外事業の拡大を推進してまいります。 ③経営基盤の強化 長期的な成長に向けた強い組織を作り上げるため、質の高いサービスを提供できる体制を整備してまいります。 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 ①当社を取り巻く事業環境 当社が所属する国内の介護サービス産業は、超高齢社会の進行に伴い、今後も市場規模は拡大傾向が続くと予想されます。このような経営環境に対応するために、当社では東京首都圏エリアを中心とした都市部への在宅介護サービスのドミナント戦略を進めてまいります。東京首都圏エリアは、在宅介護サービスのニーズが高いことに加え、人口密度が高く集客効率性が良いことからも、当社では引き続き東京23区を中心に、各在宅介護サービス間の連携を高め、地域のニーズに合った介護サービスの拡充と拠点の適切な出店を進めてまいります。しかしながら、事業所の出店においては、3年ごとに改正される介護保険法の動向と、地域データや人口動態、テナント賃料、建設コストの推移を見極めながら判断を行っております。 また、創業期より最期の介護と位置付け、お亡くなりになった方への湯灌やメイクを行うエンゼルケアサービスが所属する国内の葬祭サービス産業においても、高齢者人口の増加に伴い、葬儀件数も拡大傾向にあります。一方で、核家族化や単身世帯などの家族形態が多様化しており、葬儀形式も変化しております。今後も引き続き市場動向を精査しながら、将来的な葬祭サービス市場の拡大に対応するための体制構築とともに、新たなるサービスの開発に努めてまいります。 ②人材の採用と定着 国内のあらゆる産業において、従事する人材の採用が年々難しくなっており、当社においても成長拡大にむけて、従事するケアワーカーの確保と定着は、引き続き大きな経営課題となっております。当社では、採用機能の強化に加えて、給与水準の引き上げ、優秀な従業員の育成・定着のために職能や経験に応じたキャリアパスや、各種手当を拡充するほか、労働市場の変化にも適切に順応を図っております。また、女性従業員が約6割を占める当社においては、女性の働き方支援や職場環境を整備することで、経験を持った優秀な人材が当社で長期に渡って働き続けるための仕組み作りを推進しております。 ③コスト構造の変化 昨今のインフレと世界情勢の変化に伴う物価及びエネルギー費用の高騰は、国内のあらゆる産業において非常に大きな経営課題であり、サービスを提供するための多くの車両や消耗品を取り扱う当社においても事業利益を押し下げる要因となります。当社では経費管理の厳格化や調達先の見直しなども随時行うとともに、業務オペレーションの見直しによる従業員の労働時間の最適化、ICTやAIの活用による事務効率化などを実行しながら、コスト増加を極力最小化してまいります。 今後も引き続き、株主や投資家の皆様との対話や、IR・広報活動の充実、内部統制の整備を通じて、社会からさらに厚い信頼を得ることができるよう努めてまいります。
事業等のリスク5,310字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。必ずしも事業展開上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断において重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社はこれらのリスクの発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は当社株式への投資リスクをすべて網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。なお、以下の事項は、特に断りがない限り、当事業年度末現在の事項であり、将来に関する事項は当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 介護保険制度について 当社の在宅介護サービス事業セグメントに属する各サービスは、主に介護保険法の適用を受けるサービスの提供を行うため、介護保険制度の改正及び介護報酬の改定の影響を強く受けることとなります。介護保険制度は、3年ごとに制度の見直しと介護報酬の改定が行われることとされておりますが、後期高齢者の増加により当該制度の財政基盤は悪化しつつあり、今後、介護報酬の引き下げ、介護サービス料金の自己負担割合の引き上げ等、介護給付費の伸びを抑えるための制度改正や報酬改定が行われた場合、売上単価の減少等の採算性に問題が生じ、当社の主力である在宅介護サービス事業の収益に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応するため、当社はシニア向け総合サービス事業をもう一つの柱として展開し、エンゼルケアサービスのほかにも介護保険外サービスの新規事業開拓を積極的に進めております。 (2) 法的規制について 介護保険法に基づく介護サービスを行うには、事業所毎に指定事業者としての指定を都道府県知事(地域密着型サービスについては市区町村長)から受ける必要があります。指定を受けるには、「指定居宅サービス等の事業の人員、設置及び運営に関する基準」(介護保険法に基づく厚生労働省令)を満たしていなければなりませんが、従業員の退職等により当該基準を満たせなくなった場合には、事業の停止や介護報酬の減額等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応するため、当社は事業所の運営体制を常時指導・監督するとともに、人材教育担当とも連携し、各種マニュアルの整備及び研修を充実させることで管理体制の強化や教育の徹底をしております。 ドミナント展開している事業所間においては相互サポートができる体制を整備するなどして適切な事業運営に努めております。 また、その他の指定取消事由として、介護報酬の不正請求、帳簿書類等の虚偽報告等が定められております。現時点では当社では指定の取消事由に該当する事実は発生しておりませんが、遵守できなかった場合に指定の取消や停止処分を受ける可能性があります。さらに、事業所の指定取消処分がなされ、その理由となった不正行為に対して当社の組織的関与(連座制)が認められた場合は、同一のサービス類型の事業所の新規指定及び6年毎の更新を受けることができなくなり、計画している収益を達成できない可能性があります。 当該リスクに対応するため、当社は介護保険の請求業務の専門部署を配置し、不正請求、帳簿書類等の虚偽報告等が起こらないように複数チェックの管理体制をとっております。 (3) 競合について 2000年4月の介護保険法施行を契機に介護保険制度に基づく地方自治体単位での介護サービスが開始され、医療法人等の公的非営利主体及び異業種を含めたさまざまな企業が参入しました。高齢化社会の進展に伴い要介護認定者数の増加基調が予想されるとともに、介護保険法の施行から20年以上が経過し、社会全般における介護保険制度に対する認識が着実に深まりつつあります。このため、介護関連ビジネスの市場は今後の拡大が予測され、既存事業者の活動の活発化に加え、新規参入が再び激しくなってきております。したがって、今後の競争の激化に伴い当社の事業所において、利用者の確保が困難になった場合等には、当社の在宅介護サービス事業の業績が影響を受ける可能性があります。 当該リスクに対応するために一部デイサービス事業所では、デイサービスへ通う利用者が、事業所で過ごす時間の中で、「やらされ感」を払拭し、「やってみたかった」「やりたい」という思いを実現することができるよう、プロの講師による各種の教室活動を開催しております。具体的には、陶芸教室、編み物教室、絵手紙教室、書道教室、水彩画教室、メディカルアロマ教室、フラワーアレンジメント教室、カルトナージュ、フラワーセラピー教室、手作りライト教室、ガラス玉工芸教室、水性ネイル教室、折り紙教室、ヨーガ教室、フラダンス教室、音楽療法の開催実績があります。その他に自社配食センターによる食事の質の向上等に努めております。 シニア向け総合サービス事業においては、エンゼルケアサービスの認知度が高まることにより、他の事業者の参入により、競争が激化する可能性があります。さらに葬儀形態の多様化により、エンゼルケアサービスの利用が減少した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応するため、介護施設の紹介サービスの開始やエンゼルケアサービスの提供エリアの拡大等、新たな市場開拓を進めております。 (4) 新規出店について 当社では開設にあたり綿密なマーケットリサーチを行い、事業所等の新規開設を進めておりますが、地価の高騰等により好立地に物件を確保できない場合や、事業環境の変化及び経済的要因により開設事業計画に大幅な乖離が生じた場合には、当社の業績予想等に影響を与える可能性があります。 当該リスクに対応するため、当社では、経済状況や各地域の人口動態等の市場分析を適時適切に行い、変化に対して迅速に対応できる店舗開発体制を整えております。 (5) 人材の確保について 当社が事業を拡大していくためには、人材の確保が必要となります。とりわけ介護事業においては、サービス提供にあたり介護支援専門員、看護師、介護福祉士など専門資格取得者の確保が必須であります。 景気の動向次第では、人材確保について同業他社だけでなく異業種を含めた競争となり、万一、十分な人材の確保が困難な場合には、「(2)法的規制について」のとおり、現在提供しているサービスを継続することができなくなる可能性があり、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、人件費が高騰した際にも当社の業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに対応するため、給与水準の引き上げを継続的に実施するほか、従業員が働きやすくいきいきと活躍できる職場環境の整備、人材育成や人材登用に注力し、当社全体の採用力の向上を進めております。 (6) 高齢者介護における安全管理及び健康管理について 当社が提供する介護サービスの利用者は、要支援又は要介護認定を受けている高齢者であり、転倒事故、食物誤嚥事故及び感染症の集団発生等、高齢者の特性に起因する事故等が発生する可能性があります。万一、事故や感染症等が発生した場合、当社の信用が低下するとともに訴訟等で損害賠償請求を受ける恐れがあり、過失責任が問われた場合には当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応するため、当社では、サービス提供中の安全衛生管理には細心の注意を払い、研修・マニュアルの整備等により従業員の教育指導を徹底しております。 (7) 情報管理について 当社が提供するサービスは、業務上、利用者あるいはその家族の重要な個人情報を取扱います。万一、システム等から個人情報が外部に漏洩する等のトラブルが発生した場合、社会的信用の低下や損害賠償請求の発生等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応するため、当社は、個人情報をはじめとした情報の適正な取得及び厳重な管理のために、各種規程や研修等を通じて、情報漏洩の防止に取り組んでおります。 (8) 地域との関係について 当社の事業の性格上、地域のお客様、自治体はじめ関係各機関等との信頼関係が何よりも重要であると考えております。このため、良質かつ安定的なサービスの提供が必要であり、業績が改善されない事業所があった場合でも、収益性の観点だけで直ちに撤退することが困難な場合は、当社の財務状況に影響を与える可能性があります。 当社では、エリア毎に業績を管理しておりますので、業績不振事業所が撤退困難となった場合でも、同一エリア内の他事業所の業績を向上させることにより、当該エリア全体の業績が悪化しないように対応できる体制となっております。 (9) 長期賃貸借契約について 介護事業における事業所の開設にあたっては、土地及び建物等の設備投資が必要であることから、投資リスクが生じます。当該リスクを抑制するために、各事業所の展開は賃貸を基本とした設備投資戦略を採用しております。このため、投資リスクは抑制されるものの、一定期間は撤退の制約が課せられ、これに反した場合は中途解約による違約金などの支払が発生し、当社の業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに対応するため、長期間にわたり撤退の制約がかかる物件は極力避けるとともに、一定期間の制約が避けられない場合は、当該期間を極力短縮して契約するようにしております。 (10) エンゼルケアサービスの季節変動について エンゼルケアサービスは、葬儀需要により業績が変動します。葬儀需要は月間の平均件数に対し、夏場が少なく、冬場が多くなる傾向があり、それに伴い当社業績も冬季に偏重する可能性があります。参考として下記に月別推移を記載します。 売上高単位:百万円 4月   5月   6月   7月   8月   9月   10月   11月   12月   1月   2月   3月 当年度売上高   223   205   189   200   206   199   212   234   253   258   229   226 前年度売上高   215   204   193   201   221   217   210   219   252   287   246   263 当年度件数   4,597   4,245   3,962   4,135   4,306   4,121   4,450   4,916   5,218   5,349   4,781   4,756 前年度件数   4,527   4,385   4,128   4,313   4,690   4,555   4,520   4,636   5,374   6,025   5,056   5,407 (11) 減損会計の適用について 当社の保有する建物等について、今後、収益性が著しく低下した場合には、減損損失の計上が必要となり、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対応するため、事業所開設地域を選定する際には、綿密なマーケットリサーチを行い、資産収益性の高い立地条件を選定し、減損損失の発生を未然に防ぐようにしております。 (12) 風評等の影響について 当社の事業においては、お客様をはじめ関係者の信用、評判が大きな影響力を持つと認識しております。何らかの理由により当社の評判が損なわれた場合または当社に対する好ましくない風評が立った場合には、当社の業績及び人材採用等に影響を与える可能性があります。 当該リスクに対応するため、「企業理念」、「行動指針」、及びそれに基づく日々の行動目標を記した「ケアサービスフィロソフィ」を制定し、高い理念の下に細心の注意を払って事業を運営しております。 (13) 自然災害について 地震、台風、大雨、大雪等の自然災害が発生し、やむなく業務を停止せざるを得なくなる場合や、建物や設備が損傷し、その修復に多大な費用が必要になった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、当社の重要な事業拠点である首都圏において想定を上回る大規模な自然災害が発生した場合には、正常な事業運営が行われなくなる可能性があり、当社の業績に多大な影響を及ぼす可能性があるばかりでなく、事業の継続が困難になる可能性もあります。 当該リスクに対応するため、緊急時対応マニュアルを作成し周知徹底するほか、各事業所において定期的に防災訓練を実施しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、長引く物価高により個人の消費マインドは低調なものの、景気は小幅ながらも回復基調で推移しました。一方で、長期化するウクライナ情勢や緊迫化する中東情勢など、国際紛争による景気減速懸念は依然として高く、先行き不透明な状況が続いております。 介護業界におきましては、食材費や消耗品価格の高騰の影響に加えて、介護を必要とする高齢者に対し担い手が不足していることなどから人件費及び採用コストの上昇が続いており、特に介護人材の採用と定着は、引き続き介護事業者の大きな課題となっております。 このような状況の下、当社は「介護からエンゼルケアまで」の一貫したサービスを提供するための経営基盤の構築を図るとともに事業拡大に努めてまいりました。 主要サービスにおいては、季節変動要因によるサービス件数の減少のほか、各事業における地域の状況やサービス提供、従業員の過不足を総合的に勘案し、事業所の統廃合を進めたこと等の複合的な要因から、前期比で減収減益となりました。 一方で、中長期の安定的な事業成長のための体制構築、人材育成、業務環境の改善等、事業拡大のための取り組みの継続と、購買や仕入に関する総合的な検討によりサービス提供に必要な日用品や備品等の価格高騰による費用増加に対する対策を進めております。 当事業年度における国内既存事業所数につきましては、4事業所を開設、6事業所を閉鎖し、2事業所を統合移転し、合計111事業所となりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は9,217百万円(前期比6.3%減)、営業利益は131百万円(前期比75.3%減)、経常利益は162百万円(前期比71.0%減)、当期純利益は115百万円(前期比62.7%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、当事業年度より非連結決算へ移行したため、売上高及びセグメント利益については前期との比較は行っておりません。 (在宅介護サービス事業) 当事業におきましては、主力サービスであるデイサービスでは利用者数の伸びが鈍化し、訪問入浴サービスでは従業員の人員不足による車両稼働台数の減少により、いずれも件数、売上高ともに減少しました。 当事業年度の事業所の出退店状況につきましては、デイサービスセンター1事業所、訪問入浴3事業所、訪問介護1事業所、福祉用具貸与販売1事業所を閉鎖し、居宅介護支援事業所2事業所を1事業所へ統合し移転しました。 以上の結果、当事業年度の売上高は6,365百万円、セグメント利益は188百万円となりました。 (シニア向け総合サービス事業) 当事業におきましては、エンゼルケアサービスにおいて引き続き新規エリアへの出店を積極的に進めたことにより、4事業所開設した一方で、全国的に葬儀件数が減少した影響を受け、当社サービスの施行件数が減少したことにより減収となりました。 当事業年度の事業所の出退店状況につきましては、エンゼルケアサービス事業所を高知県高知市、神奈川県横須賀市、東京都中野区、佐賀県佐賀市に開設しました。 以上の結果、当事業年度の売上高は2,851百万円、セグメント利益は643百万円となりました。 財政状態は、次のとおりであります。 当事業年度末における資産合計は、現金及び預金160百万円の減少、売掛金139百万円の減少により、前事業年度末と比較して244百万円減少し、3,866百万円となりました。 当事業年度末における負債合計は、未払法人税等137百万円の減少、賞与引当金14百万円の減少により、前事業年度末と比較して283百万円減少し、912百万円となりました。 当事業年度末における純資産合計は、利益剰余金39百万円の増加により、2,953百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,674百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。なお、当事業年度より非連結決算へ移行したため、前期との比較は行っておりません。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は、122百万円となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益120百万円、減価償却費167百万円、法人税等の支払228百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は、176百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出125百万円、無形固定資産の取得による支出41百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は、106百万円となりました。これは、主にリース債務の返済による支出30百万円、配当金の支払75百万円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 該当事項はありません。 b. 受注実績 該当事項はありません。 c. 販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当事業年度より非連結決算へ移行したため、前期との比較は行っておりません。 セグメントの名称   当事業年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前期比(%) 在宅介護サービス事業(千円)   6,365,684   - シニア向け総合サービス事業(千円)   2,851,542   - 合計(千円)   9,217,227   - (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京都国民健康保険団体連合会   5,846,037   55.6   5,088,376   55.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 当社の当事業年度の経営成績は、以下のとおりとなりました。 売上高は、9,217百万円と前事業年度から623百万円(6.3%)減少いたしました。これは、在宅介護サービス事業のデイサービスにおいて利用件数の純増の伸びの鈍化、訪問入浴サービスにおいて人手不足による稼働率の低下により、いずれも利用件数、売上高ともに減少した影響の他、各サービスの各エリアにおける地域の状況、各事業所のサービス提供状況、従業員の状況等総合的に勘案し7事業所を閉鎖したことによる減収、シニア向け総合サービス事業のエンゼルケアサービスにおいて全国的な葬儀件数が減少した影響を受け当社サービスの施行件数が減少し、減収となったことによるものです。 利益面については、購買や仕入に関する総合的な検討を行い、サービス提供に必要な日用品や備品等の価格高騰による費用増加に対する対策を進め、売上高減少の影響を補うことに努めた一方、人的資本への投資は継続したことにより、営業利益は131百万円と前事業年度から401百万円(75.3%)減少いたしました。また、経常利益は営業利益の減少に伴い、162百万円と前事業年度から396百万円(71.0%)減少いたしました。当期純利益は、115百万円と前事業年度より193百万円(62.7%)減少いたしました。 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当事業年度のキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」 に記載のとおりであります。 なお、当社は、施設の出店に際しては賃借によることを原則としており、重要な資本的支出の予定はないため、当面の設備投資、成長分野への投資並びに株主還元等は自己資金で対応する予定であります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載の通りであります。この財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは、一定の仮定を置き合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異なる可能性があります。なお、会計上の見積りを行う上での考え方については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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