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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

沖電気工業

Oki Electric Industry Company, Limited6703 · Prime · 電気機器

社会インフラ(道路・防災・官公庁)と金融(ATM・現金処理機)に強み。プリント配線板のEMSも手掛ける総合電機メーカー。

概要

沖電気工業(OKI)は1881年創業の情報通信機器メーカーである。通信機器の製造から始まり、現在は社会インフラシステム、金融自動化機器、企業向け通信システム、電子機器受託製造の4事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は4,216億円、営業利益188億円、総資産4,452億円、従業員は連結で11,925人。東京証券取引所プライム市場に上場しており、「安心・便利な社会インフラ」を事業理念に掲げる。

公共から金融まで4つの事業で構成する収益構造

沖電気工業は2026年3月期時点で4つの報告セグメントを有する。パブリックソリューション事業の売上高は1,397億円で、道路・航空・防衛・通信キャリア向けシステムを扱う。エンタープライズソリューション事業は1,506億円で、ATMや現金処理機など金融端末が主体である。コンポーネントプロダクツ事業は682億円で、PBX・ビジネスホン・IoTエッジデバイスを提供する。EMS事業は627億円で、プリント配線板や電子機器の設計・生産受託を行う。4事業で全社売上高4,216億円を構成し、公共とエンタープライズの2事業が営業利益の大半を稼ぐ。2026年度からは「パブリックソリューション」「金融ソリューション」「コンポーネント&マニュファクチャリング」の3セグメント体制に再編された。

道路・航空・防衛を支える公共ソリューション

パブリックソリューション事業は、道路関連システム(ETC、料金収受)、航空関連システム(搭乗手続き、手荷物)、消防・防災関連システム、官公庁向けシステム、防衛関連システム、航空機器、通信キャリア向け通信機器を製品群とする。主な顧客は国や自治体、通信事業者であり、社会インフラの構築・運用を担う。同事業は2026年3月期に1,397億円の売上高を計上し、前年度比92億円増収、営業利益181億円(同40億円増益)と好調だった。防衛需要拡大を背景に水中音響機器などが堅調に推移した。沖電気工業は「社会インフラを止めない」運用責任を競争軸とし、製品販売から長期契約型サービスへの転換を進めている。

ATM・金融端末で国内トップクラスのエンタープライズソリューション

エンタープライズソリューション事業は、ATM、現金処理機、営業店端末、予約発券端末、チェックイン端末、外貨両替機を製造・販売し、関連システムの構築や保守サービスも提供する。同事業は国内ATM市場で高いシェアを有する。2026年3月期の売上高は1,506億円で前年度比292億円減収となったが、これは前期の大型案件の反動による。営業利益は103億円(同28億円減益)ながら、生産効率化により営業利益率7%を確保した。沖電気工業は全国の保守網と金融端末の知見を活かし、「止めない」運用と業務効率化をワンストップで提供する総合サービス事業の確立を目指している。

PBXからIoTまでを手掛けるコンポーネントプロダクツとEMS

コンポーネントプロダクツ事業は、PBX(構内交換機)、ビジネスホン、コンタクトセンターシステム、クラウドサービス、IoT向けエッジデバイス、センサーネットワークを提供する。2026年3月期の売上高は682億円で前年度比76億円減収、営業利益20億円(同9億円減益)。国内外の需要変動の影響を受けたが、事業安定化に向けた構造改革を実行した。EMS事業は設計・生産受託、プリント配線板、ケーブル・電極線、エンジニアリングを行う。同セグメントの売上高は627億円で前年度比32億円減収、営業利益は10億円と18億円改善した。部品事業の回復が寄与した。なお、LEDプリンターについては2025年10月に開発・生産をエトリア株式会社に承継し、当社は販売のみ継続している。

業界の中での役割は社会インフラ・金融システム・コンポーネント・EMSのメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,216億円
営業利益
188億円
営業利益率
4.5%
純利益
215億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01パブリックソリューション事業主力

道路・航空・消防防災・官公庁・防衛向けシステム、通信キャリア向け通信機器などを提供。社会インフラを支えるシステム構築・ソリューション提供が中心。

主な製品・サービス7
道路関連システム
ETC、料金収受システム等、道路管理向けシステム。
航空関連システム
空港向けシステム(搭乗手続き、手荷物等)。
消防・防災関連システム
災害対策・通報システム。
官公庁向けシステム
行政機関向け情報システム。
防衛関連システム
防衛省向けシステム。
航空機器
航空機搭載機器。
通信キャリア向け通信機器
通信事業者向けネットワーク機器。

02エンタープライズソリューション事業主力

金融機関向けATM、現金処理機、営業店端末、予約発券端末、チェックイン端末、外貨両替機等の製造販売、および関連システム構築・保守サービス。

主な製品・サービス6
ATM
現金自動預け払い機。金融機関等向け。
現金処理機
紙幣・硬貨の入出金機。
営業店端末
金融機関窓口向け端末。
予約発券端末
交通機関等向け発券機。
チェックイン端末
空港等の自動チェックイン機。
外貨両替機
自動外貨両替機。

03コンポーネントプロダクツ事業準主力

IoT向けエッジデバイス、センサーネットワーク、PBX、ビジネスホン、コンタクトセンターシステム、クラウドサービス等を提供。なお、LEDプリンターは開発・生産を他社に承継し販売のみ継続。

主な製品・サービス6
エッジデバイス(IoT)
センサーや通信機能を備えたIoT向け端末。
センサーネットワーク
各種センサーをネットワーク化したシステム。
PBX(構内交換機)
企業向け電話交換機。
ビジネスホン
オフィス用電話システム。
コンタクトセンター
コールセンター向けシステム。
クラウドサービス
各種クラウド型サービス。

04EMS事業準主力

設計・生産受託サービス(EMS)、プリント配線板、ケーブル・電極線、エンジニアリング等を行う。電子機器の受託製造が中心。

主な製品・サービス4
設計・生産受託サービス
顧客の設計に基づく電子機器の製造受託。
プリント配線板
電子回路基板の製造。
ケーブル・電極線
各種ケーブル・電線類。
エンジニアリング
生産設備等のエンジニアリングサービス。

製品と技術

ATM・現金処理機に代表される金融自動化機器

エンタープライズソリューション事業の中核製品がATM(現金自動預け払い機)と現金処理機である。ATMは金融機関向けに、入出金、振込、残高照会などの機能を備え、24時間稼働の信頼性が求められる。沖電気工業は国内ATM市場で主要サプライヤーの一角を占める。現金処理機は紙幣・硬貨の計数・入出金を自動化する機器で、銀行の現金センターなどで使用される。また、営業店端末は金融機関の窓口業務を支援し、予約発券端末やチェックイン端末は交通機関・空港で使われる。外貨両替機は空港や商業施設に設置される。これらの機器に加え、ATM監視・運用サービスや金融営業店システムなどのソリューションも提供する。

ETC・航空チェックインなど公共インフラシステム

パブリックソリューション事業では、道路関連システムとしてETC(自動料金収受システム)や料金収受システムを提供する。高速道路の料金所で使われるETCは、ノンストップ通行を可能にする。航空関連システムでは、搭乗手続き端末や手荷物預け入れシステム、保安検査システムなどを空港向けに納入している。消防・防災関連システムは、災害通報や消防指令システムで、自治体の防災拠点に導入される。官公庁向けシステムは行政手続きの電子化を支え、防衛関連システムは防衛省向けの通信・監視機器を含む。通信キャリア向け通信機器は、NTTなどの通信事業者に光伝送装置や基地局用機器を供給している。これらのシステムは高い信頼性と長期運用実績が求められる。

PBX・ビジネスホンからクラウドサービスへの通信システム

コンポーネントプロダクツ事業では、企業向け通信システムを幅広く手掛ける。PBX(構内交換機)とビジネスホンは、オフィスの電話システムの基盤であり、IP電話やSIPトランクに対応する。コンタクトセンターシステムは、コールセンターの着信分配顧客管理機能を提供する。近年はクラウドサービスも強化し、クラウドPBXやUCaaS(統合コミュニケーションサービス)を展開する。IoT向けエッジデバイスは、工場やビルでセンサーデータを収集・処理する端末で、センサーネットワークと組み合わせて利用される。これらの製品は、企業の業務効率化や働き方改革に貢献する。2025年10月まで開発・生産していたLEDプリンターは、現在は他社が製造し、沖電気工業は販売のみを継続している。

プリント配線板と設計・生産受託のEMS事業

EMS事業は、電子機器の設計・生産受託サービスを中心とする。顧客の仕様に基づき、基板設計から実装、完成品の組み立てまでを一貫して請け負う。プリント配線板は多層基板や高密度配線板が強みで、通信機器や半導体テスター向けに供給される。ケーブル・電極線は、自動車や産業機器向けのワイヤーハーネスや特殊電線を含む。エンジニアリング部門では、生産設備の設計や工場自動化の支援も行う。2026年3月期のEMS事業売上高は627億円で、市況低迷の影響を受けたが、部品事業の回復により損益は改善した。同社は高付加価値プリント基板事業を強化し、AIサーバーや半導体テスター向け需要に応える方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

通信インフラ中堅、サービス収益で安定化図る

沖電気工業は通信機器・システムインテグレーションが主力だが、中国通信機器メーカーの台頭でハードウェア競争は厳しい。同業の日清紡ホールディングスは電子部品で異なるが、沖電気は通信キャリア向けに強みを持つ。売上高は2025年3月期4525億円と微増、営業利益率4.11%と低水準だが安定。AI・クラウド関連のサービス事業を成長ドライバーに位置づけ、ハード依存からの脱却を目指す。財務は堅調だが、シェア拡大には課題。

強み

  • NTTなど国内キャリアとの長期関係を活かした安定収益源。
  • クラウド・AI関連サービスで高付加価値化を推進中。
  • 有利子負債が少なく、キャッシュフローは安定している。
  • 通信技術で海外特許を保有、ライセンス収入を得ている。

課題

  • 売上高が横ばいで、新たな成長エンジンが見えにくい。
  • 海外メーカーの低価格攻勢で通信機器の採算が悪化。
  • AI・ソフトウェア人材の獲得競争で遅れをとるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字が沖電気工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16728アルバック3,493億円20.4倍
24902コニカミノルタ3,352億円10.3倍
35801古河電気工業2,651億円36.4倍
48154加賀電子2,572億円7.8倍
57994オカムラ2,414億円10.1倍
66703沖電気工業2,400億円11.1倍
76516山洋電気2,020億円21.3倍
86996ニチコン1,821億円27.7倍
96740ジャパンディスプレイ1,785億円
106651日東工業1,744億円14.2倍
113156レスター1,606億円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

明工舎創業から戦前の通信機器メーカー形成

1881年、沖牙太郎が電信機・電話機・電線・電鈴等を製造販売するため、東京で明工舎を創業した。これが沖電気工業の前身である。1907年に合資会社沖商会に組織変更し、1912年には販売部門として沖電気(株)を設立。1917年に沖商会を沖電気に合併し、製造・販売を一体化した。1927年には東京市芝区に芝浦事業所を開設し生産拠点を拡充した。創業から一貫して通信機器を主力とし、日本の電話網の拡大に合わせて事業を成長させた。第二次世界大戦中も通信機器の需要に対応したが、戦後は企業再建整備法の適用を受けることになる。

戦後再建と上場による事業再出発

1949年11月、企業再建整備法に基づく法定整備計画により、旧沖電気は解散し、その第二会社として沖電気工業(株)が設立された。資本金は1億8千万円。再建後の1951年11月には東京証券取引所に上場し、株式市場から資金調達が可能となった。1961年には大阪証券取引所にも上場した。戦後の復興期、通信需要の高まりを受け、同社は情報処理装置や電子通信装置の生産に乗り出す。1958年11月に群馬県高崎市に高崎事業所を開設し情報処理装置の生産を開始、1962年には埼玉県本庄市に本庄事業所(現本庄工場)を開設し電子通信装置の生産を強化した。

工場拠点の拡大と生産力強化(1958-1979年)

1958年の高崎事業所を皮切りに、沖電気工業は全国に生産拠点を増やした。1962年には本庄事業所、1973年には富岡沖電気を吸収合併し群馬県富岡市に富岡工場を開設。1979年12月には静岡県沼津市に沼津工場を開設し、情報処理装置の生産能力を高めた。1986年には埼玉県蕨市にシステム開発センタ(現蕨システムセンター)を開設し、ソフトウェア開発拠点を整備した。これらの工場ではATM、通信機器、情報処理装置などを生産し、国内市場の拡大に対応した。1981年には創業100周年を迎え、通信機器メーカーから総合情報通信企業への変革を模索し始める。

海外展開とプリンター事業の拡大(1987-1994年)

1987年12月、欧州におけるプリンター販売統括会社としてOKI EUROPE LTD.を英国に設立し、海外販売網を構築した。1994年にはタイ国にプリンターのキーコンポーネント組立工場(OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND) CO., LTD.)を開設し、生産の国際化を進めた。プリンター事業はその後、子会社の沖データに譲渡され、同事業の拡大に寄与した。1992年にはサービス部門強化のため(株)沖電気カスタマアドテック(現OKIクロステック)を設立し、保守・運用サービス体制を整備。2001年には中国に沖電気実業(深セン)有限公司を設立し、ATM生産拡大と中国市場への販売を開始した。

事業ポートフォリオの見直しと構造改革(2004-2019年)

2004年、沖電気工業は半導体事業を譲渡し、経営資源を情報通信分野に集中させた。同年、中国販売統括会社として日沖商業(北京)有限公司を設立。2017年12月には公開買付により沖電線を連結子会社化し、電線・ケーブル事業を取り込んだ。2019年にはリカーリング型ビジネス強化を目的にOKIクロステックを設立し、サービス事業を統合。同年、沖データを吸収合併し、プリンター事業を本体に統合した。2000年には執行役員制を導入し、ガバナンス改革も並行して進めた。この間、売上高は4,000億円台で推移したが、収益性の課題が残った。

プリンター事業譲渡と3セグメント体制への移行(2025-2026年)

2025年10月、沖電気工業はプリンターの開発・生産に関する事業をエトリア株式会社に承継した。これにより、同事業は販売のみを継続する形となった。この事業譲渡に伴い特別利益を計上し、2026年3月期の当期純利益は215億円と前期比90億円増加した。2026年度からは従来の4セグメントを再編し、「パブリックソリューション」「金融ソリューション」「コンポーネント&マニュファクチャリング」の3セグメント体制で事業を運営している。中期経営計画2025では成長への転換を掲げ、収益構造の改善を進めた。2026年3月期の営業利益は188億円と前期並みを維持し、財務基盤の回復が進んでいる。

年表27件を開く

1880年代

  • 1881年創業沖牙太郎が電信機・電話機・電線・電鈴等を製造・販売するため、当社の前身である明工舎を創業

1900年代

  • 1907年合資会社沖商会に組織変更

1910年代

  • 1912年創業合資会社沖商会の販売部門として沖電気(株)を設立
  • 1917年M&A合資会社沖商会を沖電気(株)に合併

1920年代

  • 1927年東京市芝区に芝浦事業所を開設

1940年代

  • 1949年11月創業企業再建整備法による法定整備計画に基づき沖電気(株)は解散、同日にその第二会社として沖電気工業(株)(資本金1億8千万円)を設立

1950年代

  • 1951年11月上場東京証券取引所に上場
  • 1958年11月情報処理装置生産のため群馬県高崎市に高崎事業所を開設

1960年代

  • 1961年上場大阪証券取引所に上場
  • 1962年電子通信装置生産のため埼玉県本庄市に本庄事業所(現本庄工場)を開設

1970年代

  • 1973年M&A富岡沖電気(株)を吸収合併し群馬県富岡市に富岡工場を開設
  • 1979年12月情報処理装置生産のため静岡県沼津市に沼津工場を開設

1980年代

  • 1981年創業創業100周年
  • 1986年10月埼玉県蕨市にシステム開発センタ(現蕨システムセンター)を開設
  • 1987年12月創業欧州におけるプリンターの販売統括会社OKI EUROPE LTD.を英国に設立

1990年代

  • 1992年創業サービス部門強化のため(株)沖電気カスタマアドテック(現OKIクロステック(株))を設立
  • 1994年タイ国にプリンターのキーコンポーネントの組立工場(現OKI DATA MANUFACTURING (THAILAND)CO., LTD.)を開設
  • プリンター、ファクシミリ及びこれに関連する事業を(株)沖データに譲渡
  • 1997年上場沖電気工事(株)(現OKIクロステック(株))の株式を東京証券取引所市場第二部に上場

2000年代

  • 2000年執行役員制を導入
  • 2001年創業ATMの生産拡大と中国市場での販売のため、中国に沖電気実業(深セン)有限公司を設立
  • 2004年埼玉県蕨市の事業所を拡張し、システムセンター(現蕨システムセンター)を竣工
  • M&A中国にOKIグループの中国販売統括会社 日沖商業(北京)有限公司を設立 半導体事業を譲渡 株式交換により沖ウィンテック(株)(現OKIクロステック(株))を完全子会社化

2010年代

  • 2017年12月M&A公開買付により沖電線(株)を連結子会社化
  • 2019年創業リカーリング型ビジネスの強化を目指してOKIクロステック(株)を設立
  • M&A(株)沖データを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2020年代

  • 2025年10月プリンターの開発・生産に関する事業をエトリア(株)に承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    長期契約型への収益構造転換

    導入・売り切り型から運用・保守・更新を含む長期契約型へ転換し、領域横断の運用基盤と標準サービスを整備して「レイヤーマスター」としての地位確立を目指す。

  2. 02

    パブリックソリューション強化

    政府成長戦略分野に注力し、防衛需要増への生産能力増強や海外装備移転対応、公共需要対応力強化、次世代ネットワーク対応を推進する。

  3. 03

    金融総合サービス事業の確立

    ATMなどの機器販売に加え、金融機関の窓口・現場業務の設計から運用までを担う総合サービス事業を確立し、「止めない」運用と業務効率化をワンストップで実現する。

  4. 04

    コンポーネント事業の成長と構造改革

    アドバンストコンポーネント事業では光電融合やGaNパワー半導体市場での事業化を加速し、高付加価値プリント基板事業を強化。コンポーネントプロダクツ・EMS事業は構造改革を実行する。

  5. 05

    知的資本経営の実践

    新たに再制定した企業理念(Purpose, Vision, Value, OKI Spirit)を羅針盤とし、知的資本経営に基づく取り組みで社会価値を創出し続ける。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,925人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は780万円で、9期前と比べて+10.9%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月19,464
2018年3月18,978
2019年3月70443.920.217,930
2020年3月71644.120.017,751
2021年3月73544.619.515,639
2022年3月74044.720.714,850
2023年3月72944.819.914,452
2024年3月75244.519.614,439
2025年3月78144.219.113,906134
2026年3月78043.618.411,925158

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率134.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
蕨システムセンター — 埼玉県蕨市8,850百万円
パブリックソリューション エンタープライズソリューション コンポーネントプロダクツ
本庄工場 — 埼玉県本庄市6,741百万円
パブリックソリューション コンポーネントプロダクツ EMS
沼津工場 — 静岡県沼津市4,208百万円
パブリックソリューション
上越工場 — 新潟県上越市3,572百万円
EMS
高崎事業所 — 群馬県高崎市2,981百万円
エンタープライズソリューション コンポーネントプロダクツ
蕨システムセンター — 埼玉県蕨市2,865百万円
その他
富岡工場 — 群馬県富岡市2,480百万円
エンタープライズソリューション
本社工場 — 山形県鶴岡市2,362百万円
EMS
群馬工場 — 群馬県伊勢崎市2,177百万円
EMS
西横手工場 — 群馬県高崎市1,353百万円
コンポーネントプロダクツ
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    OKIクロステック(株)
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    OKIサーキットテクノロジー(株)
    山形県 鶴岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OKI EUROPE LTD.
    SURREY, U.K. · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    MISE-20型監視制御情報共有装置1式の製造(製造・設置・調整)
    国土交通省 · 2021-02-18
    80億円
  • 調達
    通信制御装置7式の製造
    国土交通省 · 2015-09-29
    48億円
  • 調達
    令和7年度ハローワークシステムで使用する消耗品(トナーカートリッジ類)の購入
    厚生労働省 · 2025-03-17
    30.3億円
  • 調達
    令和6年度ハローワークシステムで使用する消耗品(トナーカートリッジ類)の購入
    厚生労働省 · 2024-03-19
    29.2億円
  • 調達
    通信制御装置4式の製造
    国土交通省 · 2016-09-09
    29億円
  • 調達
    令和7年国勢調査オンライン調査システムの構築・運用業務
    総務省 · 2022-04-25
    26.8億円
  • 調達
    令和8年度ハローワークシステムで使用する消耗品(トナーカートリッジ類)の購入
    厚生労働省 · 2026-03-06
    25.6億円
  • 調達
    令和5年度ハローワークシステムで使用する消耗品(トナーカートリッジ類)の購入
    厚生労働省 · 2023-03-22
    25.6億円
  • 調達
    令和4年度ハローワークシステムで使用する消耗品(トナーカートリッジ類)の購入
    厚生労働省 · 2022-03-10
    23.8億円
  • 調達
    通信制御装置3式の製造
    国土交通省 · 2016-07-29
    22.4億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,216億円営業利益188億円前期と比べると減収増益で、売上が-6.8%、利益が+1.1%。

売上高
-6.8%
4,216億円
営業利益
+1.1%
188億円
純利益
+72.0%
215億円
営業利益率
4.5%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,400億円4,216億円
営業利益220億円188億円
純利益180億円215億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は861億円、営業利益は−19億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,12588
2024年1Q81500.0−2
2024年2Q934101.15
2024年3Q1,117484.317
2024年4Q1,353236
2025年2Q1,977623.124
2025年4Q2,5481244.9101
2026年2Q1,794120.76
2026年4Q2,4221767.3209
2027年1Q861−19−2.225

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,558億円から4,216億円へ92%に減った。直近期の営業利益率は4.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4,558203136
2014年3月4,831367274
2015年3月5,402379331
2016年3月4,90311466
公開買付により沖電線(株)を連結子会社化
2017年3月4,516−2447
2018年3月4,3808559
リカーリング型ビジネスの強化を目指してOKIクロステック(株)を設立
2019年3月4,41515584
2020年3月4,572138141
2021年3月3,92988−8
2022年3月3,5217721
2023年3月3,691−3−28
2024年3月4,219183256
2025年3月4,5251861684.1125
2026年3月4,2161882084.5215

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,216億円のうち、営業利益として残るのは188億円4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は215億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%3,164億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.5%863億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%188億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
4.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.2pt
13.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが206億円、投資CFが−103億円で、差し引きのフリーCFは103億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は358億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−116−92−211−208359
2014年3月319−140−43179509
2015年3月410−186−207224536
2016年3月−36−138111−174463
2017年3月42076−440496520
2018年3月156−105−11551455
2019年3月64−121−130−57268
2020年3月325−30−92295465
2021年3月174−138−8936418
2022年3月59−17617−117334
2023年3月−31−176233−207375
2024年3月247−143−157104344
2025年3月393−196−179197362
2026年3月206−103−119103358

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,452億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,804億円で、自己資本比率は40.5%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,4935662,92716.1
2014年3月4,1259193,20621.5
2015年3月4,3941,2143,18027.2
2016年3月4,1181,0743,04425.9
2017年3月3,6079722,63526.9
2018年3月3,6651,0212,64427.3
2019年3月3,6551,0022,65327.3
2020年3月3,7251,0642,66128.5
2021年3月3,7151,1162,59930.0
2022年3月3,6921,0762,61629.1
2023年3月3,9049932,91125.4
2024年3月4,2341,4132,82133.3
2025年3月4,1101,4572,65235.4
2026年3月4,4521,8042,64840.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
359億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,011億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,648億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中44位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中202位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.5%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,752で、1年前と比べて+83.1%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥2,752-4.9%1ヶ月-4.0%1年+83.1%時価総額2,400億円
過去52週の値幅
安値¥1,519高値¥3,970

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.1倍
PER (会社予想)13.3倍
PBR1.39倍
配当利回り2.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比6.23%安の2663円。1カ月では18.81%下落し、25日線3025円を大きく下回る。75日線3220円からも乖離が拡大。52週高値3970円からは約33%下落した一方、年初来では+64.71%と依然高い。週足では8月に入り下げ止まりつつあったが、再び下放れ。出来高は増加傾向にあり、売りが継続。200日線2678円が目前で、下回ると下値リスク。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 13.51倍は業界平均28.92倍を大きく下回り割安。PBR 1.61倍も同平均2.17倍より低い。ROE 13.2%は良好だが、配当利回り1.94%は平均2.34%を下回る。直近の業績は減益傾向だが、バリュエーション面では割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.1倍30.8倍
PER (予想)13.3倍
PBR1.39倍2.58倍
ROE13.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益構造改革の進捗と成長分野へのシフト。強気派は、フィンテックやセキュリティ分野での成長、コスト削減効果による利益率改善を評価。弱気派は、通信キャリア向け投資の頭打ち、競争激化による低収益体質の継続、過去の赤字事業のリスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 収益改善の兆し

    2025年3月期は増収増益予想で営業利益率4%超。

  • 成長分野への注力

    AI・セキュリティソリューションで新規需要開拓。

  • 堅調な受注基盤

    社会インフラ系需要は底堅い。

  • 通信インフラ更新需要の取り込み2026年下期影響

    5G/光通信関連で売上高200億円追加、営業利益30億円。

  • ATM事業の海外拡大2027年〜2028年影響

    東南アジア向けATM出荷増で売上高100億円。

  • 利益率改善施策の効果通年影響

    固定費削減で営業利益率5%目標達成、営業利益210億円。

  • PBR1.64倍の割安是正継続影響

    ROE13.2%に対してPBR1.64倍は割安、株主還元期待。

マイナスに働く材料7
  • 通信キャリア需要の停滞

    5G投資一段落で受注減少リスク。

  • 低収益体質

    営業利益率4%台は同業比低位。

  • 過去の赤字事業

    2023年3月期は最終赤字、構造改革途上。

  • 売上高減少トレンドの継続2026年Q2影響

    FY2026/3予想売上高が前年比減少、営業利益率改善では補えず。

  • プリンタ事業の競争激化2026年Q3影響

    低価格化で売上高100億円減、営業利益20億円減少。

  • 人件費・材料費の上昇通年影響

    コスト上昇で営業利益率が1%pt低下、約40億円減。

  • 小型株の流動性リスク不定影響

    時価総額2965億円と小型で、大口売りで株価下落しやすい。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益構造改革の成果を測る。
ソリューション事業売上高
成長分野へのシフト進捗確認。
受注高
今後の収益の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+44.4%いまの株価に対する利回りは2.36%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
2.36%
いまの株価に対して
配当性向
32.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月50
2018年3月500.0
2019年3月500.051.1
2020年3月500.025.6
2021年3月20−60.0137.6
2022年3月3050.0
2023年3月20−33.3
2024年3月3050.011.0
2025年3月4550.028.4
2026年3月6544.432.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ43,081人。区分でいちばん多いのは外国法人34.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.2%を占め、残る66.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人21.122.321.126.227.934.8
金融機関34.832.628.326.027.829.0
個人・その他36.938.643.540.536.928.0
事業法人3.64.54.84.75.04.1
証券会社3.61.92.32.62.34.0
自己株式0.80.70.70.60.60.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)
04沖電気グループ従業員持株会
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)
06株式会社みずほ銀行
07明治安田生命保険相互会社
08BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)
10DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1338%、1株純資産は14期で+5943%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月173428.06.8
2014年3月367937.86.119.8
2015年3月4013831.86.217.1
2016年3月761,2295.820.967.4
2017年3月541,1164.629.6
2018年3月681,1546.020.8
2019年3月971,1558.413.551.1
2020年3月1631,22713.76.225.6
2021年3月−91,286−0.8137.6
2022年3月241,2411.935.5
2023年3月−321,144−2.7
2024年3月2961,62921.43.911.0
2025年3月1441,6798.76.828.4
2026年3月2482,07913.210.432.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額434百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森孝廣代表取締役 社長執行役員6212,600
寺本禎治代表取締役 副社長執行役員647,000
片桐勇一郎取締役 専務執行役員656,700
加藤洋一取締役 常務執行役員631,900
斎藤保取締役748,600
川島いづみ取締役711,700
木川眞取締役761,500
遠山亮子取締役61200
布施雅嗣常勤監査役6520,900
井上肇常勤監査役621,600
津田良洋監査役64
小田康之監査役682,100
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
新家寛監査役543,100

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)517030661
社外取締役5555511
監査役3464615
社外監査役327279

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,130字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 OKIグループ(当社及び関係会社)は、「パブリックソリューション」、「エンタープライズソリューション」、「コンポーネントプロダクツ」、「EMS」の4事業及び「その他」について、製品の製造・販売、システムの構築・ソリューションの提供、工事・保守及びその他のサービスを行っております。 事業区分別の事業の内容は、以下のとおりであります。なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 <パブリックソリューション事業> 当事業では、主に以下の製品の製造・販売、システムの構築・ソリューションの提供及びその他サービスを行っております。 道路関連システム、航空関連システム、消防・防災関連システム、官公庁向けシステム、防衛関連システム、航空機器、通信キャリア向け通信機器など <エンタープライズソリューション事業> 当事業では、主に以下の製品の製造・販売、工事・保守及びその他サービスを行っております。 ATM、現金処理機、営業店端末、予約発券端末、チェックイン端末、外貨両替機、ATM監視・運用サービス、金融営業店システム、事務集中システム、予約発券システム、工事・保守サービスなど <コンポーネントプロダクツ事業> 当事業では、主に以下の製品の製造・販売及びその他サービスを行っております。 エッジデバイス(IoT)、センサーネットワーク、PBX、ビジネスホン、コンタクトセンター、クラウドサービスなど なお、LEDプリンターについては、2025年10月1日付で開発・生産に関する事業をエトリア株式会社に承継させたため、当社は製品の販売及びその他サービスを行っております。 <EMS事業> 当事業では、主に以下の製品の製造・販売及びその他サービスを行っております。 設計・生産受託サービス、プリント配線板、ケーブル・電極線、エンジニアリングなど <その他> その他では、主に用役提供を行うとともに、将来事業創出に向けた活動も推進しております。 (注)2026年度より、コア事業の革新と成長市場への挑戦を進めるため、3セグメント(パブリックソリューション/金融ソリューション/コンポーネント&マニュファクチャリング)に再編しております。 OKIグループにおける、OKI(親会社)及び関係会社の取引関係を図示すると、概ね以下のとおりになります。 (2026年3月31日現在) (注)OKI Data Manufacturing (Thailand)は、2025年10月1日付でエトリア株式会社へ承継されたことに伴い、連結の範囲から除外しております。
経営方針・対処すべき課題2,072字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 OKIグループ(当社及び連結子会社)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてOKIグループが判断したものであります。 OKIは1881年の創業以来、情報通信機器企業として幾度もの環境変化を乗り越え、当社の強みである技術力と人財を活かし、社会インフラを支えてきました。 中期経営計画2025の最終年度となる2025年度は、前年度までの特需の剥落等により売上高が一部影響を受けましたが、業績は堅調に推移し、更には2025年10月に実施したプリンターの開発・生産機能のエトリア株式会社への統合に伴う特別利益を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比で大幅な増益となりました。 (1)中期経営計画2025の振り返り 2023年度から2025年度までの3ヶ年を対象とする中期経営計画2025において、「成長へ舵を切り、縮小均衡から脱却する」ことを基本方針とし、2019年度水準へ業績を回復し、棄損した財務基盤の回復を目指して取り組んできました。計画策定時には、新型コロナウイルス感染症の影響や部材調達難の長期化により事業環境が大きく悪化し、OKIグループは厳しい経営状況にありましたが、新たな事業体制のもと、事業ポートフォリオの見直しや事業運営体制の再構築を進め、収益構造の改善に注力してまいりました。 これらの取り組みの結果、売上高及び営業利益は想定を上回るペースで回復し、業績面では計画で掲げた目標水準に早期に到達することができました。最終年度においては、前年度までの特需の剥落により売上高が一部影響を受けたものの、成長事業であるパブリックソリューションを中心に安定的な利益創出力を確保し、収益性の改善と安定配当が可能な事業基盤の構築に一定の成果を上げることができたものと認識しております。 一方で、中期経営計画2025は、成長に向けた第一段階として、傷んだ状態からの回復に主眼を置いたものであり、将来事業の本格的な成長や新たな収益の柱の確立については、なお道半ばにあります。また、外部環境の不確実性が高まる中で、事業の持続的な成長と企業価値向上を実現していくためには、更なる成長戦略の具体化と実行力の強化が重要な課題であると認識しております。 (2)経営計画2031と企業理念の再制定 2026年度から、2031年度までの6ヶ年にわたる経営計画2031をスタートいたします。経営計画2031の実行にあたり、新しいOKIを社内外のステークホルダーに発信するため、創業者の思いに立ち返り、企業理念をPurpose、Vision、Value、OKI Spiritの4つに整理し、再制定いたしました。この新たな企業理念を当社の進むべき未来の羅針盤とし、知的資本経営の実践に基づく取り組みを通じて、社会価値を創出し続けてまいります。 (3)経営計画2031の事業戦略 社会変化の加速下において、中期経営計画2025の延長線上を超えた成長の実現に向け、知的資本の強化を基軸として「守りから攻めへ」転換し、未来創造及びグローバル成長を通じた企業価値向上を図るべく、計画期間を2026年度から2031年度とする経営計画2031を策定いたしました。 1881年創業以来培った現場力と信頼を基盤に、OKIは、社会インフラを「止めない」運用責任を競争軸として位置づけ、導入・売り切り型から運用・保守・更新を含む長期契約型へ収益構造を転換してまいります。領域横断の運用基盤と標準サービスを整備し、レイヤーマスターとしての地位確立を目指してまいります。 <パブリックソリューション> 政府成長戦略分野に注力し、強化を図っております。防衛需要増への生産能力増強を着実に実行するとともに、海外装備移転への対応を強化いたします。また、公共需要への対応力強化、次世代ネットワークへの対応を推進いたします。 <金融ソリューション> ATMなどの機器・システム販売に加え、金融機関の窓口や現場業務を設計から運用まで担う総合サービス事業の確立を目指してまいります。全国の保守網とATMを中心とした金融端末を活かし、「止めない」運用と業務効率化をワンストップで実現してまいります。これにより金融機関のサービス向上を支援し、社会インフラである現金・決済サービスの持続性確保に貢献してまいります。 <コンポーネント&マニュファクチャリング> アドバンストコンポーネント事業の飛躍と、コンポーネントプロダクツ事業・EMS事業の構造改革という二つの軸を実行してまいります。アドバンストコンポーネント事業ではCFB・シリコンフォトニクス・光ファイバー部品を強みに光電融合市場やGaNパワー半導体市場での事業化を加速してまいります。また、AIサーバーや半導体テスター向けの高付加価値プリント基板事業を強化し高成長へと育成してまいります。
事業等のリスク10,668字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 OKIグループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(経営成績等)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには以下のようなものがあります。なお、当該事項は2026年3月31日現在においてOKIグループが判断したものであります。 また、業績に影響を与える要因は、これらに限定されるものではありません。OKIグループはこれらのリスクを認識し、その影響の低減に取り組んでまいります。 (1)世界の政治経済の動向に係るもの OKIグループの製品に対する需要は、製品を販売している日本国内、海外の各地域の政治経済状況の影響を受けます。 OKIグループの海外市場は米州、欧州、アジア等であり、当該地域における売上は当連結会計年度においては469億円(連結売上高比率11.1%)を占めております。これらの海外市場をはじめとする各地域においてエネルギー不足、物価上昇、サプライチェーンの混乱等が発生した場合、OKIグループ製品への需要縮小や、部品供給不足によるハードウェア製品の製造遅延等が発生し、OKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、製品に対する輸入規制、関税政策、世界的に強化されつつある環境規制や各国で施行される情報保護関係等の各地域の法律・規制等の変更により、OKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、各事業における海外向け売上については、定期的に売上状況等をモニタリングするとともに、海外各国の政治経済の変動による影響を極力早期に認識するよう努め、また各種規制、法律の動向についても日本本社で把握、対応を行い、さらに売上が個別地域に過度に集中しないようにする等適切な対策が必要であることを認識しております。また、サプライチェーンリスクについては、調達先の拡大や設計変更による代替部材対応等によりその影響の低減を図っております。 (2)カントリーリスクに係るもの OKIグループは海外に26の子会社を有しており、数多くの販売・生産拠点が存在しております。対象地域は、主な生産・製造拠点としてベトナム、また、主な販売拠点として欧州のほか、インド等があります。 それらの国、地域において、クーデター・紛争・革命、または、暴動・テロ・自然災害・感染症の蔓延等による社会的混乱、生産、物流の停滞等が発生する可能性があり、その影響を受け、原材料部品の調達の支障、生産の遅延等により事業そのものに影響が及ぶ可能性があることを認識しております。 さらには、それらに関連して、OKIグループの資産の接収、収用、また、人的・物的被害が発生する可能性があることを認識しております。 そのようなリスクが高まる場合、または、具体的な危機事象が発生した場合は、代替の原材料部品・物流ルートの確保、また、関連する拠点の機能の移管、それらの影響により人財が不足する場合は、補完人員の確保等の代替手段の確保が必要であると考えております。 また、発生した事象を的確に分析し、採算性等から適切な事業運営が継続できないと判断した場合には、撤退も含めた対応の検討が必要であることを認識しております。 (3)外国為替の影響に係るもの OKIグループは海外での事業展開、主要製品の生産を行っており、日本国内、海外の政治経済の状況に影響を受ける為替変動リスクにさらされております。その結果、OKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、外貨建て資産と負債のポジション不均衡に対して、一定の方針に基づき為替予約やマリー取引等によりリスクヘッジを実施しております。さらに、投機的な取引は原則禁止しております。これらにより、OKIグループとして外国為替の影響を極力抑制するよう努めております。 なお、当連結会計年度における具体的に為替レートが1円円安に変動した場合の各通貨が営業利益に与える影響は、ユーロは欧州での利益増により約0.5億円の良化、米ドルは調達・製造コスト増等により約1億円の悪化となっております。 (4)金融市場・金利変動に係るもの OKIグループの有利子負債は、金融市場及び金利変動の影響を受けるため、金融市場やOKIグループの信用力の変動等による借入金利の上昇、資金調達方法の制限等が発生した場合、OKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、借入水準を極力抑えることに加え、金利スワップ取引を行う等さまざまな対策を講じることで、金利上昇影響を抑制するよう努めております。 また、株式市場の低迷や資産の運用環境が悪化した場合には、OKIグループが保有する上場株式や年金資産の価値が下落し、評価損の計上や純資産の減少により、OKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 保有する上場株式の縮減や年金資産の定期的なポートフォリオの見直しなどによりOKIグループとして金融市場の影響を極力抑制するよう努めております。 (5)法規制に係るもの OKIグループは事業展開する日本国内及び海外の各地域において、事業・投資の許認可、国家安全保障、環境関連法規制、情報保護関連規制、外国貿易及び外国為替法関連規制、競争法関連規制、贈収賄関連規制、経済制裁規制等の理由による輸出入制限、税務制度等といったさまざまな法規制の適用を受けております。 このため日本国内及び海外において、これらの法規制(類似・同種の法規制含む)等を遵守できなかった場合、追加費用が発生し、事業活動に支障をきたす可能性があります。加えて、お客様の信用、社会の負託を失うこととなり、結果としてOKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、上記の法規制をはじめとしてOKIグループの事業に密接に関係する各法規制については、OKIグループ内にて法規制の遵守を徹底させるべく、統括する主体となる部署を指定し、社員教育の推進、遵守状況のモニタリング等、全社横断的に法規制の遵守を推進しております。 また、必要に応じ、弁護士、コンサルタント等の専門家及び専門機関の協力を得て、対策を講じております。 (6)市場の動向・製品・サービスに係るもの ①市場動向・顧客需要の変動に係るリスク 防衛の事業領域においては、国内防衛予算の増加や防衛装備移転三原則の運用指針改定による海外の事業機会などの市場環境変化を捉え、生産能力増強のための工場拡大、グループ内での要員シフトなどの供給能力向上に取り組んでおります。 この事業領域においては、地政学的リスクに伴う部材調達の懸念や労働者不足等から、製品の供給遅延が生じて、成長機会を捉えきれない可能性が考えられます。 部材調達の懸念に対しては、入手性と調達コストとのバランスを考慮しつつも、お客様への製品供給責任を果たすことが重要と考え、内製化や代替品採用も視野に入れながら、その都度対応策を見極めてまいります。労働者不足に対しては、グループ内での要員シフトに加え、キャリア採用・新人採用の拡大も図りながら、中長期にわたる要員確保に努めております。 金融、リテール及びグローバル市場においては、デジタル化、セルフ化・省人化ニーズの高まり、並びに担い手不足の深刻化を背景に、市場環境及び顧客需要が変化しております。これらの市場構造や需要変化に十分対応できない場合、売上収益及び収益性に影響を及ぼす可能性があります。 OKIグループは、セルフ化・省人化に対応した製品の拡充、現金管理及び運用負荷低減に資するソリューションの強化、並びに機器販売に加えた保守・運用・監視等を含むサービスの拡大により、これらのリスクへの対応を進めております。 社会インフラとして重要な自動化機器の安定的な供給体制を維持・強化する観点から、株式会社日立製作所との合弁会社(JV)の設立に向けた検討を開始しております。両社の有する知見、技術及び事業基盤を活かし、今後、新たな価値の創出につなげていくことを目指してまいります。 プリンター、PBXは成熟から減少へ市場が変化しており、この分野は事業の縮小が避けられない状況にあります。プリンターは海外販売比率が高く、海外景況の悪化により売上が減少する可能性があります。さらに商品をグローバルに展開する上で各地域の規制に適切に対応できない場合、市場で受け入れられない可能性があります。 これらのリスクに対し、プリンター、PBXでは販売力強化と市場シェア維持施策により影響の最小化・残存者利益の最大化を図ってまいります。お客様ニーズに即した商品増強を進めるとともに、重点地域・重点チャネルでの販売強化を行い、収益基盤の維持・拡大に取り組みます。同時に、残存者利益により得た利益を今後成長が期待できる領域へ積極的に投資・育成することで、事業全体の規模維持と安定化を進めてまいります。 また、各国の規制情報を素早く把握し製品への適用を進めるとともに、省エネ・省資源といった環境性能を一段と高める製品を提供してまいります。 プリンター事業については、2025年10月から開発・生産に関する事業をエトリア株式会社と統合しました。当該統合により、開発・生産の一体運営による開発力強化とコスト競争力の向上を図るとともに、ラインアップ強化及び安定供給体制の確立を通じて、お客様に付加価値の高い商品を継続的に提供できるようエトリア株式会社と協力してまいります。 ネットワークインフラ事業の提供する6G、APN(All-Photonics Network)等の次世代通信・光ネットワーク技術は、標準化、制度整備、ユースケース形成等の進捗により商用化時期や投資規模が変動する可能性があり、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対しては、次世代技術領域の開発・提案を進めつつ、既設ネットワークの高度化・更改、運用保守等を含む事業ポートフォリオの構築により需要変動リスクの影響を極力抑制するよう努めております。 ②競争激化に係るリスク お客様が現場で使う業務システムには、安定稼働、高度化、利便性向上など様々なニーズが求められます。これらお客様のニーズの変化に迅速に対応できなかった場合、計画通りにビジネスを獲得できないリスクが考えられます。このリスクに対応するため、研究開発への積極的な投資による技術開発と人的投資を進めるとともに、常にお客様の現場業務を理解し課題を解決するという取り組みを続けてまいります。 ネットワークインフラ事業の市場には既存の競合事業者が存在することから、価格競争の激化、受注獲得の不確実性の増大、提案・獲得コストの上昇等により、受注機会、販売単価及び利益率に影響を及ぼす可能性があります。また、海外ベンダーの日本市場参入が進展した場合、競争環境が変化し、同様に業績に影響を及ぼす可能性があります。これまでの事業活動で培った通信キャリア市場に対するシステム構築力及び電力会社向け提案ノウハウを活用し、顧客課題に即した提案力及び導入支援力を高めることで差別化を図り、価格競争や受注環境の不確実性への対応を進めております。また、海外ベンダーの動向を注視しつつ、案件特性に応じた協業等も選択肢として、競争激化への対応を図っております。 金融、リテール及びグローバル市場においては、機器単体の性能や価格に加え、運用、監視、保守等を含めた総合的なサービス提供力、営業・保守体制、並びに重点市場における事業基盤等が競争優位性を左右する要素となっており、競争が一層激化する可能性があります。これらの競争環境の変化に適切に対応できない場合には、受注機会の逸失、販売価格の下落、シェアの低下等により、売上収益及び収益性に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対しては、機器販売に加え、監視、運用、保守等を組み合わせたサービス提供力の強化を進めるとともに、商品ラインアップの拡充、販売・保守体制の強化及び重点市場における事業基盤の整備を通じて、競争力の維持・向上に取り組んでおります。 ③サプライチェーンに係るリスク 社会インフラ市場、及びキャリアネットワークを中心とする通信インフラ市場は、次世代社会インフラや次世代ネットワークなどへ大きく変化・発展していくものと予想されます。 この領域における主要なリスクとして、世界的に需要が増加しているサーバー機器、半導体、光ファイバーなどの製品・部材の供給不足や価格変動、石油由来材料の供給不足や価格変動により、生産停止、製品供給の停止、案件失注などの売上・利益の減少リスクがあります。 これらのリスクに対応するため、主要製品や部品の調達先の多様化を進めるとともに、内製化を進め、国内外のサプライチェーン環境の変化に対応する力を強化してまいります。また、開発製品の省電力化、クラウド化によるサーバーやストレージ機器共有の合理化を通じて、省電力化への貢献にも取り組んでまいります。 メカトロ製品、プリンター、PBX、各種IoT製品は、部品・原材料の安定調達に努めておりますが、天災、事故、労働力不足等によるサプライヤーの供給能力低下のほか、DRAMを含む半導体部材の需給逼迫、価格高騰、各国・地域における関税政策や輸出入規制の変更、保護主義的な通商政策の強化、並びに主要海上輸送ルートにおける物流停滞等により、部品・原材料の調達遅延、価格上昇又は供給停滞が生じる可能性があります。これらの事象が発生した場合、生産計画、納期及び収益性に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、OKIグループは、サプライヤーとの連携強化、重要部材の需給・価格動向の継続的なモニタリング、複数調達先の確保、代替部材採用及び在庫水準の適正化等を通じて、影響を極力抑制するよう努めております。 ④新規事業に係るリスク OKIは、これまで4つの領域をイノベーション注力領域と位置付け、パートナー各社との共創を通じて市場参入を加速しております。「物流」「ヘルスケア・医療」「高度遠隔運用」の3領域では、海外も含めたグローバルなマーケティングを推進し、成長市場でのプレゼンス拡大を目指しております。さらに、「CFB(Crystal Film Bonding)」は、アドバンストコンポーネント事業部を創設し、2026年度の量産・事業化に向けた取り組みを本格化しております。 新規事業におけるリスクとしては、研究・開発投資が市場のニーズに合致せず想定ユーザー数を獲得することができない可能性や、開発遅延、品質問題、競合技術の台頭等の発生により、ビジネス機会の逸失や売上が想定を下回る可能性があります。これらに対してはリスクに応じて技術開発の軌道修正、パートナー戦略の見直し等により影響を極力抑制するよう努めてまいります。 (7)調達に係るもの OKIグループの資材調達においては、国内外の自然災害、紛争、テロ、各国による輸出規制や貿易制限、さらには調達先の事業方針転換等の不測の事態が発生する可能性があることを認識しております。特に、重要資源の輸出規制、中東情勢悪化による石油製品の貿易制限、半導体関連部品を中心とした市況の変化に伴う需給逼迫と価格高騰は、調達にかかる重要なリスク要因として注視しております。 これらのリスクが顕在化した場合、資材調達不足や遅延によるOKIグループの工場稼働率の低下、生産・出荷の遅延、及び原価悪化を招き、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 OKIグループでは特定の製品、部品や材料を複数の調達先から調達する体制を整えております。資材不足や生産設備の稼働停止が生じた場合には、代替調達先の確保や代替生産設備の確保、適切な在庫管理等に努める体制を構築しております。 これらの施策により、OKIグループとして調達に係るリスクの低減に取り組んでおります。 (8)重要な知的財産関連契約及び技術援助契約に係るもの OKIグループは、日本国内、海外の複数の企業との間で知的財産関連契約または技術援助契約を締結しております。これらの契約が適正に遂行されない場合の他、不公平な内容で契約が締結された場合、また、その知的財産、援助技術が適正に活用されない場合には、OKIグループの関連する日本国内、海外の事業に影響を及ぼす可能性があります。 なお、OKIグループの製品・サービスには、OKIグループ独自の技術を効果的に活用し、多方面にわたり、その性能に反映させております。他方で、他者の知的財産を尊重するとともに、OKIグループの製品・サービスに許可なく実施することのないように侵害予防調査を実施しております。 また、関連する契約に関しては、社内の知的財産及び法務に関連する専門部署による内容の精査等を実施しております。あわせて専門人財の育成、配置や経験豊富かつ知見ある国内外の弁護士との連携を積極的に行っております。 (9)品質に係るもの OKIグループは、国内外の生産拠点及び生産委託先において厳格な品質管理を実施し、製品・サービスの品質向上に努めております。しかしながら、品質保証が十分に機能しない場合、その欠陥によりリコール対応費用やお客様への賠償責任が発生する可能性があります。さらに、欠陥への対応に多額の対策費用を必要とするほか、企業ブランドや製品ブランドを毀損することで顧客の信頼を失い、OKIグループの経営に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクを抑制するために、OKIグループでは「OKIグループ企業行動憲章/行動規範」に基づき、事業ごとに品質責任と権限を定め、各事業の特性に応じた品質マネジメントシステムを構築しております。製品・サービスの企画から製造・保守・運用に至るまで、すべての業務プロセスにおいて品質向上を追求し、継続的な改善に努めております。 また、品質問題に関係する情報はグループ全体で一元管理され、適時かつ適切に関連部門と共有される体制を整備しております。これにより迅速な対応を可能とし、品質問題の早期解決につなげております。 特に安全性の確保については、法令遵守を基本としつつ、OKIグループが掲げる「OKIグループ企業行動憲章/行動規範」に基づき、安全・安心の確保に取り組んでおります。 さらに、品質不正の防止に向けた取り組みとして、教育・品質アンケート・現場調査などの施策を実施し、現場レベルでの運用徹底を図っております。これらの施策を通じ、OKIグループとして品質に関するリスクの低減に取り組んでおります。 (10)M&A、アライアンスに係るもの OKIグループは、業容拡大、経営の効率化等を目的に、研究開発、製造、販売等、多岐にわたり他社とのアライアンス、事業買収及び売却、関係会社の統廃合等を国内、海外で適宜推進しております。これらの活動はグループの事業ポートフォリオ強化にとって有効な手段であると考えております。双方が有する技術、お客様基盤、人財等経営資源の有効活用につながり、持続的な事業成長の機会に直結するものと認識しております。 しかしながら、経営戦略、製品・技術開発、資金調達等について相手先と当初想定した協力関係が維持できない場合や、不公平な内容の契約締結、関連契約の相手先による一方的な反故、契約違反等が発生した場合、また、M&A、アライアンスにより参入を計画した市場において、当初想定した市場の開拓がなされない場合は、OKIグループの経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 その対策として相手先との取引開始時には、先方についての信用調査、コンサルタントの活用、また、各種の契約締結時には、社内外の知的財産、及び法務に関連する専門部署による内容の精査、市場調査等を実施し、M&A及びアライアンスに関するリスクの低減に取り組んでおります。 (11)環境保全に係るもの OKIグループでは、生産活動において、大気・水質・土壌汚染等の原因となりうる化学物質等を使用・排出する工場があります。また、工場やオフィスにおける電力等のエネルギーの使用やお客様による製品使用を通じて間接的にCO2を排出しております。 気候変動に伴う社会変動リスク(移行リスク)としては、投資家やお客様等から、再生可能エネルギーの導入等による温室効果ガスの排出量の抑制等への要求が急速に高まりつつあり、こうした要求に応えられない場合や、OKIが得意とするIoT、AI、制御等の技術を気候変動に伴うビジネス機会に活かせない場合には、販売機会の逸失等につながる可能性があるものと考えられます。 OKIグループでは当該リスクを低減するために、ISO14001統合認証を取得し、環境法規制等の遵守、環境負荷の低減活動、環境関連データの監視、再生可能エネルギーの導入検討のほか環境貢献売上高の拡大等を推進しております。 これらの活動により、OKIグループに関連する環境リスクは限定的と考えております。 (12)情報セキュリティに係るもの OKIグループでは、業務において多種多様なコンピューターシステムを利用、運用しております。システムの利用、運用については、適切な使用、システムトラブルの回避、情報の社外漏洩の防止等を実施すべく、各種マニュアル類の制定、システム機器の適切な取扱いの励行、情報の暗号化、多要素認証導入等、多方面にわたり様々な対応を行っております。 しかしながら、防御策を講じてもなお外部からのサイバー攻撃、コンピューターウイルスの感染、システム機器の不適切な取扱い等により、システムの停止、データの紛失・改ざんや個人情報、機密情報といった情報漏洩の発生等の可能性があること、及びそれらの事象発生による企業価値やブランドの毀損、信用低下などのレピュテーションリスクを招く可能性があることを認識しております。 OKIグループでは、昨今、企業を狙ったサイバー攻撃が多発している状況を踏まえ、エンドポイント・セキュリティツールの全端末への導入及び24時間365日の監視体制の構築、データセンター/クラウドサービスの活用を含むITインフラに係る対策強化を進めるとともに、リスクを極力抑制するため、社員教育の徹底、システムの運用状況のモニタリング、情報セキュリティの推進体制の整備を継続、推進しております。特に新たに認識した課題については、是正策を講じるとともに防御の強化に向けた対応を推進しております。 また、サプライチェーン全体における情報セキュリティレベルの向上を目指し、重要な秘密情報を取り扱うお取引先を対象に、情報セキュリティ施策に関する取り組み状況の確認を継続的に実施しております。この取り組みでは、OKIが作成したチェックリストを基にお取引先がセルフチェックを実施し、その結果を独自の評価指標で点数化しております。この取り組みを通じて、OKIとお取引先が課題を共有し、情報セキュリティレベルの改善に向け、対策を進めております。 (13)人財に係るもの OKIグループは、人財を最も重要な経営資本と位置づけており、新たな社会課題の解決や社会に対する価値創造に挑んでいくためには、経営から現場まであらゆる領域で多様性を持ちながら適材を確保する必要があります。AIやDXの進展等の状況を鑑みると、DX人財や競争力あるモノづくりを実現する人財等は労働市場での獲得競争が激しさを増すことが想定されております。 こうした背景の中、離脱者の補完や事業計画で必要としている人財が確保できない場合、今後のOKIグループの中長期的な事業推進に影響を及ぼす可能性があります。 OKIグループでは、質・量ともに十分な人財を確保するために、採用方法の見直し・強化、種々の採用形態・チャネル開拓等を推進しております。また、特に若手・中堅社員には、自らの意思で成長の場を獲得できる機会を増やしていくことで成長を促し、会社全体の人財の質を高め、事業場間の人員シフトやシニア人財の活用にもつなげてまいります。 さらに、多様な人財が自分らしく安心・安全に働くことができるよう、育休サポート報奨金制度の導入等、仕事とプライベートの両立支援制度などの拡充や社員の健康と安全の実現に向けた各種取り組みを推進しております。 (14)人権に係るもの OKIグループでは、事業活動を行う国や地域における法規制を遵守しつつ、国際的な人権の原則の尊重に取り組んでおります。しかしながら、予期せぬ事態によりOKIグループで差別やハラスメント等の人権問題が発生した場合、行政罰や顧客との取引停止の可能性に加え、OKIグループの社会的信頼の失墜や企業価値を低下させるリスク等があり、事業活動全般に影響を与えるとともに、経営成績等の状況に影響を及ぼす可能性があります。 OKIグループは、「国連グローバル・コンパクト」の署名企業として、「国際人権章典」、「労働における基本的原則及び権利に関する国際労働機関(ILO)宣言」などの人権に関わる国際規範を尊重し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)」に基づいた取り組みを推進しております。こうした考え方について、グループのすべての役員・社員、そしてOKIグループの事業、製品やサービスに直接関わるサプライヤーその他の関係者にも理解を得るため、UNGPを踏まえた「OKIグループ人権方針」を制定するとともに、調達先に対しては「OKIグループサステナブル調達ガイドライン」に基づいた人権、労働などの取り組みに関する調査を定期的に実施する等、OKIグループ内外における人権尊重への取り組みに力を入れております。 また、「一般社団法人ビジネスと人権対話救済機構(JaCER)」が提供する苦情処理プラットフォームを設置し、人権に関する意見を幅広く受け付ける体制を整備しております。
経営成績の分析 (MD&A)2,627字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 2026年3月期の活動の成果は、次のとおりであります。 日本経済は、雇用及び所得環境の改善のもと、各種政策の効果によって緩やかな回復基調で推移しました。一方、物価上昇の継続に加え、米国の通商政策の動向、金融資本市場の変動、中東情勢等の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境下、社会インフラを止めず、その維持に貢献する企業として、「安心・便利な社会インフラ」「働きがいと生産性向上」「地球環境の保全」の3つの貢献分野で社会課題の解決につながる価値を提供していくことが、創業150年を迎える2031年に向けたOKIのありたい姿です。このありたい姿の実現に向け、2023年度から中期経営計画2025(中計2025)をスタートさせました。中計2025の最終年度となる今年度は、中計2025の完遂を目指すとともに、その先の持続的な成長に向けた取り組みを加速しております。 当連結会計年度の業績は、以下のとおりであります。 売上高は4,216億円、前年度比308億円の減収、営業利益は188億円、同2億円増益、経常利益は208億円、同40億円増益、親会社株主に帰属する当期純利益は215億円、同90億円増益となりました。エンタープライズソリューションの大型案件の剥落影響がありましたが、パブリックソリューションが好調に推移し、売上高は一定水準を確保、営業利益もほぼ前年並みを確保しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、エトリア株式会社への参画に伴う事業譲渡益等により、大幅な増益となりました。 事業別の業績状況は、以下のとおりであります。 パブリックソリューション事業の売上高は1,397億円、前年度比92億円増収、営業利益は181億円、同40億円増益となりました。社会インフラソリューション事業の伸長により増収増益、特機システム事業は前年度を下回るも、防衛需要拡大を背景に水中音響を中心に堅調に推移しました。 エンタープライズソリューション事業の売上高は1,506億円、前年度比292億円減収、営業利益は103億円、同28億円減益となりました。大型案件の反動等により減収減益となりましたが、生産効率化等を推進し、営業利益率は7%を確保しました。 コンポーネントプロダクツ事業の売上高は682億円、前年度比76億円減収、営業利益は20億円、同9億円減益となりました。国内外の需要変動影響を受け減収減益となった一方、事業の安定化に向けた構造改革を実行しました。 EMS事業の売上高は627億円、前年度比32億円減収、営業利益は10億円、同18億円改善となりました。D/EMS事業は市況低迷の影響を受け苦戦も、部品事業の回復がセグメント全体の損益改善に寄与しました。 その他の事業の売上高は5億円、前年度比1億円増収、営業損失は将来事業創出に向けたR&Dなど成長に不可欠な投資を行ったため、16億円、同1億円悪化となりました。 総資産は前年度末から342億円増加の4,452億円となりました。自己資本は、親会社株主に帰属する当期純利益を215億円計上したこと及びその他の包括利益累計額が171億円増加した一方で、普通配当を39億円実施したこと等により、前年度末に対して347億円増加の1,803億円となりました。その結果、自己資本比率は40.5%となりました。 資産では主に、受取手形、売掛金及び契約資産が180億円、退職給付に係る資産が127億円増加しております。 負債では主に、借入金が減少しており、前年度末982億円から42億円減少し、940億円となりました。 また、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローとをあわせたフリー・キャッシュ・フローは103億円の収入(前年度197億円の収入)となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益を計上したことにより、206億円の収入(同393億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、主に固定資産の取得による支出があったことにより、103億円の支出(同196億円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金及びリース債務の返済による支出により、119億円の支出(同179億円の支出)となりました。 以上の要因により、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前年度末の362億円から358億円となりました。 事業活動に必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入金等により充当することとしております。 主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、事業活動に必要な運転資金、設備投資等の資金の調達に関しては問題なく実施可能と認識しております。 現在保有している手元現預金に加え、コミットメントラインも保有しており十分な流動性を確保しております。 OKIグループは財務規律を重視し、成長に必要となる投資に重点をおいて実行してまいります。 また、運転資金の効率的な調達を行うため当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しており、当連結会計年度末現在の未使用残高は、850億円となっております。 なお、当連結会計年度末の借入金及びリース債務の概要は以下のとおりであります。 (単位:億円) 契約債務   年度別要支払額 合計   1年以内   1年超 3年以内   3年超 5年以内   5年超 短期借入金   192   192   -   -   - 長期借入金   748   215   381   151   - リース債務   57   19   20   12   6 (注)1.連結貸借対照表上、「短期借入金」として表示されている1年内に返済予定の長期借入金(215億円)は、 本表においては、「長期借入金」として表示しております。 2.オペレーティング・リース取引のうち、解約不能のものに係る未経過リース料は85億円であります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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