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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

朝日工業社

ASAHI KOGYOSHA CO.,LTD.1975 · Prime · 建設業

空調・衛生設備工事の設計から施工まで一貫手掛ける。半導体製造装置向け精密環境制御機器も製造。

概要

空調設備工事を主力とする総合設備工事会社。オフィスビルや工場の空調・衛生・電気設備の設計・施工を手掛け、特にクリーンルーム向け空調に強みを持つ。大規模物件の受注実績が多く、省エネルギー・環境配慮型システムの提案力が評価されている。建設業界では特定の設備分野に特化した専門工事業者として独自のポジションを確立している。

設備工事と機器製造販売の二本柱

当社グループは、設備工事事業と機器製造販売事業の二つのセグメントで構成される。設備工事事業は空気調和衛生設備の設計・監督・施工を核とし、連結売上高の大半を占める。2025年度実績では、設備工事事業の売上高は991億円、営業利益117億円と堅調に推移した。機器製造販売事業は、半導体やFPD製造装置向け精密環境制御機器の製造販売を手掛け、売上高は56億円と規模は小さいが、将来の成長領域として位置づけられている。

クリーンルーム空調と精密環境制御への特化

創業以来、温湿度調整技術を核に発展してきた同社は、クリーンルーム向け空調で高い評価を得ている。半導体やフラットパネルディスプレイの製造工程では、微細な塵埃や温度・湿度の変動が不良品率に直結する。同社はこの分野で、高精度な空調制御システムを提供し、大規模工場の受注を多数獲得している。機器事業では、乾燥技術を応用した高機能フィルム製造装置向け製品など、周辺領域への展開も進めている。

国内と海外の事業展開

国内では、北海道アサヒ冷熱工事を連結子会社とし、地域密着型の施工協力体制を構築している。海外では、台湾に亞太朝日股份有限公司、マレーシアにASAHI ENGINEERING (MALAYSIA) SDN. BHD. を100%出資で設立し、技術援助を行っている。台湾子会社は1996年に現地企業との合弁で設立されたが、2003年に全株式を取得し完全子会社化した。マレーシア子会社は2012年に設立され、東南アジアでの事業拡大の拠点となっている。

100周年を迎えた新たな企業理念

2025年4月に創業100周年を迎え、新たな企業理念「ASAHI-PHILOSOPHY」を策定した。パーパスは「情熱と技術で、世界をもっと最適に」。長期ビジョン「ASAHI-VISION 2050」を掲げ、第19次中期経営計画(2026年4月~2029年3月)を策定中である。計画の基本方針は、「ワクワクする事業」「社員がワクワク活躍」「ワクワクする会社であり続ける」の3つのアクションと8つの取り組みからなる。2027年3月期目標は売上高1,125億円、営業利益122億円。

業界の中での役割は設備工事請負業者、環境機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,048億円
営業利益
117億円
営業利益率
11.2%
純利益
92億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
設備工事事業991億円94.6%118億円11.9%
機器製造 販売事業57億円5.4%-1億円-1.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01設備工事主力

空気調和衛生設備工事の設計・監督・施工を主事業としており、建物の快適性と衛生を支える設備を提供しています。

主な製品・サービス1
空気調和・衛生設備
ビルや工場などの空調・給排水衛生設備を設計し、施工するサービス。

02半導体・FPD製造装置準主力

半導体やFPD製造装置向けの精密環境制御機器を製造販売しており、クリーンルーム等の高度な環境制御を実現します。

主な製品・サービス1
精密環境制御機器
半導体やFPD製造装置向けに、温度・湿度・圧力などを精密に制御する機器。

製品と技術

空調衛生設備工事の設計・施工

同社の主力事業は、空気調和設備と衛生設備の設計から施工までの一貫請負である。対象はオフィスビル、工場、病院、商業施設など多岐にわたる。特にクリーンルーム空調では、温度・湿度・清浄度を高い精度で制御するシステムを提供。半導体や液晶パネルの製造工場では、微粒子の混入を防ぐための気流制御が重要であり、同社はこの分野で豊富な実績を持つ。また、省エネルギーや環境配慮型システムの提案にも力を入れ、最新の省エネ技術を組み込んだ空調システムを設計している。

精密環境制御機器の製造販売

機器製造販売事業では、半導体やFPD製造装置向けの精密環境制御機器を製造している。具体的には、温湿度調整ユニットやクリーンルーム用空調機器などが主力製品である。2025年度の機器事業売上高は56億円(前年度比2.6%減)で、営業損失1億円と赤字が続いているものの、受注環境は回復傾向にある。特に中国パネルメーカー向けの需要増加が顕著であり、FPD製造装置向け製品の受注が伸びている。また、乾燥技術を応用した高機能フィルム製造装置向け製品など、周辺分野への技術応用も進めており、新たな収益源の育成を図っている。

技術研究所と研究開発の取り組み

1983年4月に千葉県習志野市に技術研究所を開設し、以来、空調技術や環境制御技術の研究開発を担ってきた。2025年12月には、茨城県つくば市につくば技術研究所を新設し、研究機能を移転・拡充した。同研究所では、空気調和システムの高効率化、クリーンルームの省エネルギー化、新たな環境制御技術の開発などに取り組んでいる。また、乾燥技術の応用製品開発や、半導体・FPD製造プロセス向けの精密環境制御ソリューションの研究も行われており、将来の事業拡大に向けた技術シーズの創出が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

設備工事で国内大手、主力は空調・電気

同社は朝日工業社として、機械設備工事(空調・給排水・電気設備)を中心とする建設業者である。売上高は約920億円で、同業他社のショーボンドホールディングスやミライト・ワンと比較しても、設備工事分野での存在感は大きい。特に半導体や医療施設などクリーンルーム空調に強みを持ち、技術力で差別化を図っている。営業利益率は7~11%と収益性が向上傾向にあり、2026年3月期は売上高が1,048億円と増収予想。設備投資需要の回復を追い風に、データセンターや環境関連の需要を取り込んでいる。しかし、建設業界全体の人手不足や競争激化が課題。

強み

  • 高度な空調技術を活かし、半導体工場やクリーンルームで強みを発揮している。
  • データセンターや環境設備の需要増で、今後の成長が見込まれる。
  • 売上高が増加傾向にあり、営業利益率も向上するなど収益が安定している。
  • 設備工事の国内大手として、規模と実績で競争力を持っている。

課題

  • 建設業界の慢性的な人手不足が続き、現場施工能力に影響が出る。
  • 同業他社との受注競争が激しく、価格低下が懸念される。
  • 資材価格の高騰が収益を圧迫する可能性があり、コスト管理が重要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が朝日工業社

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11961三機工業1,281億円46.7倍
21720東急建設1,245億円9.2倍
31407ウエストホールディングス1,107億円18.4倍
41939四電工1,086億円14.0倍
51871ピーエス・コンストラクション1,066億円11.3倍
61975朝日工業社1,046億円10.7倍
71948弘電社1,024億円35.2倍
81870矢作建設工業967億円11.0倍
91976明星工業936億円14.5倍
101419タマホーム848億円68.7倍
111882東亜道路工業807億円21.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

紡績会社の温湿度調整から始まった創業期

1925年4月、大阪市北区において合資会社朝日工業社が設立された。目的は紡績会社の温湿度調整、噴霧給湿、除塵装置等の施工。当時の繊維産業では、糸の品質を安定させるために工場内の湿度管理が不可欠であり、そのニーズに応える形で事業を開始した。1928年には東京出張所を開設し、1934年に支店へ昇格。1940年8月には株式会社へ改組し、組織を強化した。

全国展開と本社の東京移転

戦後、1948年から1954年にかけて北海道、名古屋、福岡、仙台、広島に出張所を開設し、全国規模の営業網を整備した。1961年にはこれらの出張所をすべて支店に昇格。1963年には本社ビル(現大阪支社ビル)を完成させたが、1967年には機構上の本社を東京へ移設。1970年に登記上の本社も東京へ移転し、事実上の本社機能を東京に集約した。これにより、大都市圏の需要をより効率的に取り込む体制が整った。

上場と市場第一部指定で資金調達力を強化

1971年4月に東京証券取引所市場第二部へ上場、1972年4月には大阪証券取引所市場第二部へ上場した。1979年3月には東京・大阪両取引所の市場第一部へ指定替えとなり、企業の信用力と資金調達力が向上した。上場後は、1976年に東京アサヒ冷熱工事、大阪アサヒ冷熱工事、東北アサヒ冷熱工事の子会社を設立し、施工能力の増強を図った。1986年には北海道アサヒ冷熱工事を設立し、子会社ネットワークを拡充した。

台湾・マレーシア進出と海外子会社の完全子会社化

1996年5月、台湾・台北に現地企業との合弁により亞太朝日股份有限公司を設立し、海外市場へ初めて進出した。2003年9月には合弁を解消し、全株式を取得して完全子会社化。同時に、国内の冷熱工事子会社6社の清算手続きを結了し、事業再編を実施した。2012年11月にはマレーシア・クアラルンプールにASAHI ENGINEERING (MALAYSIA) SDN. BHD. を設立。これにより、台湾とマレーシアの二拠点で海外事業を展開する体制が確立された。

プライム市場移行と技術研究所の新設

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。同年8月には子会社の旭栄興産を清算し、グループ全体の効率化を進めた。2025年12月には、茨城県つくば市につくば技術研究所を開設し、従来の千葉県習志野市の技術研究所を閉鎖。研究開発拠点を最新設備に刷新し、精密環境制御技術のさらなる高度化を目指している。2025年4月には創業100周年を迎え、長期ビジョン「ASAHI-VISION 2050」を策定した。

年表36件を開く

1920年代

  • 1925年4月創業紡績会社の温湿度調整、噴霧給湿、除塵装置等の施工の目的をもって大阪市北区において、合資会社朝日工業社を設立
  • 1928年10月東京出張所開設(1934年7月支店に昇格、現本店)

1940年代

  • 1940年8月合資会社より株式会社に改組
  • 1948年1月北海道出張所開設(1961年3月支店に昇格)

1950年代

  • 1952年6月名古屋出張所開設(1961年3月支店に昇格)福岡出張所開設(1961年3月支店に昇格、現九州支店)
  • 1953年3月仙台出張所開設(1961年3月支店に昇格、現東北支店)
  • 1954年3月広島出張所開設(1961年3月支店に昇格、現中国支店)

1960年代

  • 1963年12月本社ビル(現大阪支社ビル)完成
  • 1967年10月機構上の本社を東京へ移設

1970年代

  • 1970年4月本社を大阪より東京へ移転登記
  • 1971年4月上場東京証券取引所市場第2部へ上場
  • 1972年4月上場大阪証券取引所市場第2部へ上場
  • 1976年7月創業東京アサヒ冷熱工事株式会社、大阪アサヒ冷熱工事株式会社(1997年4月関西アサヒ冷熱工事株式会社に商号変更)及び東北アサヒ冷熱工事株式会社を設立
  • 1979年3月東京・大阪両証券取引所市場第1部へ指定替え

1980年代

  • 1982年3月本社ビル(東京都港区)完成
  • 1983年4月技術研究所(千葉県習志野市)を開設
  • 1984年2月機器事業部市川工場(千葉県市川市)を開設
  • 1986年10月北海道アサヒ冷熱工事株式会社(現連結子会社)を設立
  • 1988年10月創業名古屋アサヒ冷熱工事株式会社、九州アサヒ冷熱工事株式会社を設立
  • 1988年10月横浜営業所を横浜支店へ昇格

1990年代

  • 1990年7月機器事業部船橋工場(千葉県船橋市)を開設、市川工場閉鎖
  • 1990年10月埼玉営業所を北関東支店へ昇格
  • 1994年4月創業横浜アサヒ冷熱工事株式会社を設立
  • 1995年3月旭栄興産株式会社の株式(100%)を取得
  • 1995年4月神戸営業所を神戸支店へ昇格
  • 1996年5月台湾(台北)に現地企業との合弁により、亞太朝日股份有限公司(現連結子会社)を設立

2000年代

  • 2002年10月千葉営業所を東関東支店へ昇格
  • 2003年9月東京アサヒ冷熱工事株式会社、関西アサヒ冷熱工事株式会社、東北アサヒ冷熱工事株式会社、横浜アサヒ冷熱工事株式会社、名古屋アサヒ冷熱工事株式会社及び九州アサヒ冷熱工事株式会社の清算手続き結了 現地企業との合弁を解消し亞太朝日股份有限公司(現連結子会社)の株式(100%)を取得
  • 2006年4月M&A神戸支店を大阪支社の営業所として統合
  • 2007年5月機器事業部豊富工場(千葉県船橋市)を開設、船橋工場閉鎖

2010年代

  • 2012年11月マレーシア(クアラルンプール)に、ASAHI ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.(現連結子会社)を設立
  • 2015年9月本社本店ビル(東京都港区)建替に伴い本社本店を東京都港区内で移転
  • 2018年2月本社本店ビル(東京都港区)完成に伴い本社本店を東京都港区内で移転

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第1部からプライム市場へ移行
  • 2022年8月旭栄興産株式会社の清算手続き結了
  • 2025年12月つくば技術研究所(茨城県つくば市)を開設、旧技術研究所(千葉県習志野市)閉鎖

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 受注高2028年3月期まで115,000百万円
  • 売上高2028年3月期まで112,500百万円
  • 営業利益2028年3月期まで12,200百万円
  • 経常利益2028年3月期まで12,400百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期まで9,250百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    技術・研究開発と新規事業への投資

    技術・研究開発と新規事業開発へ積極的に投資し、事業領域を拡大する。

  2. 02

    既存事業の強化と海外展開

    既存事業の競争力を高めるとともに、海外事業を積極的に展開する。

  3. 03

    生産性向上と人材投資

    業務の生産性を向上させ、人材の確保・育成とエンゲージメント向上により社員が活躍できる環境を整える。

  4. 04

    ブランド力と企業信頼の強化

    ブランド力を高め、企業としての信頼を確保することで持続的な成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,216万円で、9期前と比べて+24.0%平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月905
2018年3月934
2019年3月98144.920.1958
2020年3月87844.920.2972
2021年3月80044.820.1997
2022年3月79944.719.9987
2023年3月84744.619.7993
2024年3月1,01244.619.7987
2025年3月1,09045.318.41,092659
2026年3月1,21644.617.81,1481,019

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
技術研究所 — 茨城県つくば市6,200百万円
本社・本店ビル — 東京都港区2,173百万円
設備工事事業
機器事業部豊富工場 — 千葉県船橋市1,856百万円
機器製造販売事業
主な関係会社
  • 国内
    北海道アサヒ 冷熱工事㈱
    札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    亞太朝日股份 有限公司
    台湾(台北) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ASAHI ENGINEERING (MALAYSIA) SDN.BHD.
    マレーシア(クアラルンプール) · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    長野刑務所収容棟等新営(機械設備)工事
    法務省 · 2021-03-19
    4.2億円
  • 調達
    中央合同庁舎第6号館消火設備等改修工事
    法務省 · 2021-08-19
    2.3億円
  • 調達
    中央合同庁舎第6号館消火設備等改修工事(第2回変更)
    法務省 · 2022-02-17
    6,660万円
  • 調達
    総務省第二庁舎冷却水ポンプ及び1次冷温水ポンプ更新工事の請負
    総務省 · 2021-08-04
    1,600万円
  • 調達
    総務省第二庁舎冷温水エコノパイロット更新作業
    総務省 · 2020-12-14
    730万円
  • 調達
    総務省第二庁舎別館冷温水エコノパイロット更新作業
    総務省 · 2021-11-09
    520万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,048億円営業利益117億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.0%、利益が+62.5%。

売上高
+14.0%
1,048億円
営業利益
+62.5%
117億円
純利益
+48.4%
92億円
営業利益率
11.2%
前期比 +3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,125億円1,048億円
営業利益122億円117億円
純利益93億円92億円
1株あたり配当¥144¥144

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は195億円、営業利益は22億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+1.6%、営業利益は+266.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q26413
2024年1Q19263.15
2024年2Q228167.011
2024年3Q23972.95
2024年4Q25816
2025年2Q405286.924
2025年4Q514448.638
2026年2Q414419.932
2026年4Q6347612.060
2027年1Q1952211.315

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は595億円から1,048億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は11.2%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月595−13−11
2014年3月748205
2015年3月712189
2016年3月7293019
2017年3月7973927
2018年3月8514028
2019年3月8903726
2020年3月1,0403923
2021年3月7042518
2022年3月6882619
2023年3月8023125
2024年3月9174937
つくば技術研究所(茨城県つくば市)を開設、旧技術研究所(千葉県習志野市)閉鎖
2025年3月91972767.862
2026年3月1,04811712011.292

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,048億円のうち、営業利益として残るのは117億円11.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は92億円、売上の8.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.6%834億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.4%98億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.2%117億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.8pt
11.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
8.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.0pt
19.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが127億円、投資CFが−55億円で、差し引きのフリーCFは72億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は263億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月21−9−61276
2014年3月7−2−5578
2015年3月−2−3−5−568
2016年3月50−3−647109
2017年3月−17−10−6−2776
2018年3月50−152035131
2019年3月20−8−1512127
2020年3月81−4−1577190
2021年3月−15−2−15−17159
2022年3月461−1347194
2023年3月0−5−13−5175
2024年3月20−3−1317180
2025年3月136−1519184
2026年3月127−55572263

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,007億円。このうち返さなくてよい自己資本が509億円で、自己資本比率は50.5%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53719334435.9
2014年3月64320244131.4
2015年3月62023738338.2
2016年3月68124943236.5
2017年3月68126241938.4
2018年3月80629251436.2
2019年3月80930150837.2
2020年3月80730750038.0
2021年3月71533737847.1
2022年3月72134437747.7
2023年3月78935443544.8
2024年3月84038845246.1
2025年3月80942038852.0
2026年3月1,00750949850.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
264億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
374億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
498億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率140社中84位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.9%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.2%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.5%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.0%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,845で、1年前と比べて+27.9%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥3,845-4.4%1ヶ月+2.8%1年+27.9%時価総額1,046億円
過去52週の値幅
安値¥2,825高値¥4,860

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR1.95倍
配当利回り3.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に前日比5.09%安の3730円と急落し、25日移動平均線(3920円)を約4.9%下回る水準に沈みました。7月27日には4085円と戻りましたが、その後8月上旬にかけて3680円まで下落、その後は3730〜3975円のレンジで推移し、足元はレンジ下限に近い展開です。52週高値4860円からは23.3%下落する一方、52週安値2825円に対しては32%上回っており、中期では上昇基調が継続中です。出来高は8月5日の241千株をピークに減少傾向で、需給の改善待ちです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは10.6倍と同業平均14.0倍を下回り、PBRは1.93倍で平均1.50倍をやや上回るが、ROEは19.9%と高い。配当利回りは3.79%で平均3.44%を上回り、配当性向は40.3%と健全。業績は増収増益で、2026/3期の売上高は1048億円と前期比14%増、営業利益も117億円へ増加見込み。収益性や成長性を考慮すると、株価は割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.7倍14.4倍
PER (予想)10.8倍
PBR1.95倍1.55倍
ROE19.9%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は増収増益基調で、特に省エネ改修や設備更新需要が追い風。一方、建設業界の人手不足や資材価格高騰がコスト圧迫要因。強気派は高い営業利益率と今後の需要拡大を評価し、弱気派は市場競争の激化による受注単価の低下懸念を指摘。

プラスに働く材料7
  • 省エネ需要の拡大

    企業の脱炭素投資が設備更新需要を牽引

  • 高い収益性

    営業利益率10%超と業界平均を上回る

  • 保守収入の安定

    長期的な保守契約が収益基盤を支える

  • 営業利益が72億円から117億円へ62%増益2026年3月期影響

    営業利益は72→117億円(+45億円)。増収と採算改善が寄与

  • 売上高が919億円から1048億円へ14%増収2026年3月期影響

    売上高1048億円は前年比+129億円。大型工事の進行が見込まれる

  • 営業利益率が7.83%から11.16%へ3.3ポイント改善2026年3月期影響

    営業利益率11.16%。高採算物件の寄与で収益性が向上

  • ROE19.9%と高収益・高効率経営継続影響

    ROE19.9%は資本効率の高さを示す。株主価値向上への期待

マイナスに働く材料7
  • 人手不足の影響

    施工能力の制約で受注を逃す可能性

  • 資材費高騰

    鋼材等の価格上昇が利益率を圧迫

  • 競争激化

    新規参入や価格競争で単価が下落

  • 株価は1年で46.8%上昇し過熱感継続影響

    株価は1年で46.8%上昇。PBR1.93倍まで拡大し短期的に割高

  • PBR1.93倍とバリュエーションが割高継続影響

    PBR1.93倍はROE19.9%を考慮しても市場期待が先行

  • 売上高は2025年3月期まで横ばいが続いた過去実績影響

    2024/3・2025/3の売上高は917・919億円と停滞。成長持続性に懸念

  • 外国法人持ち株比率7.59%と低い継続影響

    外国人保有は7.59%。グローバル投資家の関与が限定的

次の決算で確かめる点
受注高
受注動向は将来の売上に直結するため
営業利益率
コスト管理の巧拙を示す重要指標
工事原価率
資材費変動の影響を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり144で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは3.75%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥144
1株あたり
配当利回り
3.75%
いまの株価に対して
配当性向
40.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3333.6
2018年3月343.831.7
2019年3月340.029.6
2020年3月31−7.435.7
2021年3月25−20.035.0
2022年3月3020.043.7
2023年3月4033.340.7
2024年3月6050.042.9
2025年3月120100.050.6
2026年3月14420.040.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥144

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,950人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.556.755.053.852.548.0
金融機関26.024.723.224.325.525.1
事業法人11.111.211.011.618.718.1
外国法人4.97.010.29.12.07.6
自己株式5.95.75.55.45.34.9
証券会社0.50.40.61.31.21.2
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.94
02株式会社みずほ銀行4.26
03朝日工業社共栄会4.24
04農林中央金庫4.24
05日本生命保険相互会社3.69
06朝日工業社西日本共栄会3.64
07朝日工業社従業員持株会3.40
08髙須康有3.00
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.92
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+314%、1株純資産は14期で−35%。直近期のROEは19.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1673,014−5.5
2014年3月853,1632.722.375.4
2015年3月1413,7034.116.259.3
2016年3月2993,8937.97.328.5
2017年3月4214,10110.57.533.6
2018年3月2162,28510.08.131.7
2019年3月2072,3548.97.229.6
2020年3月911,2017.68.835.7
2021年3月711,3155.710.735.0
2022年3月731,3395.511.043.7
2023年3月971,3777.111.340.7
2024年3月1441,50610.011.642.9
2025年3月2421,63215.48.050.6
2026年3月3581,96619.99.540.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額436百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙須康有代表取締役社長 社長執行役員72815,200
亀田道也取締役副社長 副社長執行役員 総務本部長7038,000
中川和浩取締役 常務執行役員 営業本部長6410,700
日髙陽一取締役 常務執行役員 本店長617,240
木村隆志取締役 上席執行役員 技術本部長603,600
伊藤義徳取締役 執行役員 経営統括グループ統括 兼社長室長 兼経営企画室長581,386
田村昭二取締役78
奥宮京子取締役70
藤山雄治取締役67
筑崇常任監査役(常勤)6613,600
佐々木修常任監査役(常勤)56500
板谷宏之監査役(非常勤)66
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
中野道夫監査役(非常勤)671,200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)812916931740
社外取締役658218013
監査役117213939

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容452字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社朝日工業社(当社)及び子会社3社で構成され、空気調和衛生設備工事の設計・監督・施工を主な事業としております。 当社グループ内の事業に係わる位置づけは次のとおりです。 設備工事事業   当社は空気調和衛生設備の技術を核として、その設計・監督・施工を主な事業としており、子会社の北海道アサヒ冷熱工事㈱は、当社への施工協力及び子会社独自受注工事の施工を行っております。 海外子会社の亞太朝日股份有限公司(台湾)及びASAHI ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.(マレーシア)は、当社100%出資の現地法人であり、当社は2社に対して技術援助をしております。 機器製造販売事業   当社は設備工事事業と合わせて、空気調和・温湿度調整の技術を活かし、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け精密環境制御機器を主とした環境機器の製造販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりです。 (注)上記子会社は全て連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題1,328字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは創業以来、技術を研鑽し、誠実にお客様と社会の期待に応えてきました。期待や使命に対する熱い想い、課題を解決する技術力、これが当社グループの「強み」です。また、100年を超えても信頼され、必要とされる企業であるためには、現状に満足せず、活躍する領域を広げて挑戦することが重要です。そこで、パーパス(存在意義)を『情熱と技術で、世界をもっと最適に』と定め、これを中核に置く企業理念「ASAHI-PHILOSOPHY」を制定しました。 「ASAHI-PHILOSOPHY」は、Purpose(パーパス:企業の存在意義)を中核に、 お客様と社会にどのような価値を提供するのか、Promise(プロミス:約束)を示し、またその約束を実行するにあたっての Policy(ポリシー:会社の活動指針)とPrinciple(プリンシプル:社員の行動指針)で構成されています。 ■「ASAHI-PHILOSOPHY」の概要 Purpose(パーパス):『情熱と技術で、世界をもっと最適に』 Promise(プロミス): お客様への約束、社会への約束 Policy(ポリシー) : 会社の活動指針 Principle(プリンシプル): 社員の行動指針 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の日本経済は、引き続き、中国経済の先行き懸念、米国の政策動向、資源価格の高騰、物価上昇、金融資本市場の変動、中東情勢など先行きは依然として不透明な状況が続くと思われます。 当社は2025年4月に創業100周年を迎え、新たな企業理念「ASAHI-PHILOSOPHY」を策定し、この理念の実現に向けた指針、方向性を示す長期ビジョン「ASAHI-VISION 2050」を策定しました。この長期ビジョンの1st Updateを確実に実行し、飛躍への基盤を構築するため、3ヶ年を計画期間とする第19次中期経営計画(2026年4月~2029年3月)を策定しており、次期連結会計年度は初年度に当たります。第19次中期経営計画の基本方針として、下記の「3つのアクション」と「8つの取り組み」を推進してまいります。 「“ワクワク”する事業 であるためのアクション」 ・技術・研究開発と新規事業開発への積極的投資 ・既存事業の強化 ・海外事業の展開 ・生産性の向上 「社員が“ワクワク”して 活躍できるためのアクション」 ・人材の確保と育成 ・社員エンゲージメントの向上とコミュニケーションの活発化 「“ワクワク”する会社 であり続けるためのアクション」 ・ブランド力の強化 ・企業としての信頼の確保 当社グループの2027年3月期の目標数値は、受注高115,000百万円、売上高112,500百万円、営業利益12,200百万円、経常利益12,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益9,250百万円としております。
事業等のリスク6,035字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また、当社に経済的もしくは信用上の損失または不利益を生じさせるリスクの防止及びリスクが顕在化したときの会社の損失の最小化を図るため、「リスク管理規程」を整備し、確実な運用を図っています。また、リスクの管理に関する事項を統括し、リスクマネジメントの更なる推進を図るため、「リスク管理委員会」を設置し、当社の経営に影響を及ぼすリスクについて協議または審議し、その結果を取締役会に報告して、リスクマネジメントの推進を強化しております。 (1)市場環境に関するリスク 建設業界は、公共投資、民間の設備投資に左右される傾向があり、公共投資予算の削減や国内外の景気動向の影響で設備投資計画が縮小する場合があります。また、資機材の価格高騰や物流コストの上昇、及び建設業界全体の人手不足に伴う労務費の増大は、施工原価を押し上げ、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、当社グループでは、早期の発注確定による協力会社の確保や資機材調達先の多角化を図るとともに、適切な請負金額への反映に向けた発注者との協議・交渉に継続して努めるだけでなく、精密環境制御技術及びアグリ関連技術などの強みを活かした差別化戦略を推進するとともに、お客様との信頼関係の深化を図り、収益性の確保に努めております。 機器製造販売事業の主要製品である精密環境制御機器は、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品の急速な技術革新に伴い大幅に成長する反面、需給のバランスの悪化から市況が低迷するという周期的な好不況の波があります。このような環境の中、予想を上回る下降局面になった場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、精密環境制御機器は、特定の取引先への依存度が高くなっており、当該取引先の業績、外注政策等により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、市場やお客様の動向に十分注視するとともに、長期ビジョン、中期経営計画において、将来を見据えた積極的な経営と社会やお客様のニーズを的確に捉えた独自の技術・サービスへの取り組みを強化しております。また、現場支援体制の強化等により業務効率化や徹底したコスト削減により施工・製造現場の生産性の向上を図っております。 (2)取引先の信用リスク 建設業においては、1件あたりの取引における請負金額が大きく、また多くの場合には、工事目的物の引渡時に多額の工事代金が支払われる条件で契約を締結します。このため、工事代金を受領する前に取引先が信用不安に陥った場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、与信管理に係る規程等に従い、取引先ごとの期日管理及び残高管理を徹底するとともに、主な取引先の信用状況を定期的に把握する体制としております。 (3)有価証券等に関するリスク 当社グループは、売買目的の有価証券は保有しておりませんが、取引関係の維持発展等、中長期的な企業価値を向上させることを目的として、主要取引先の株式を保有しております。保有する株式の時価又は実質価額が取得原価から著しく下落又は低下し、回復の見込みがない場合は評価損を計上する場合があります。多額の評価損を計上した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、毎年定期的に取締役会において、政策保有株式の保有の意義や資本コスト等を踏まえた経済合理性について検証を行い、保有が適切でないと判断されるものについては、縮減を行っております。 (4)金利の変動リスク 今後の市場金利の動向により、借入金に係る利息負担が増加し、当社グループの収益や資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、資金効率の向上を図るとともに、必要に応じて借入期間の分散や固定金利による調達を検討することで、金利変動に伴うコスト増を最小限に抑制する財務体質の構築に努めております。 (5)退職給付債務に係るリスク 当社グループの従業員の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。また、株価の下落により年金資産が目減りし、年金の積立不足が増加することにより年金費用を増大させるリスクがあります。加えて、当社及び国内連結子会社は総合設立型の確定給付企業年金制度に加入しておりますが、その財政状態悪化による制度の見直しによっては、グループの退職給付費用の増加を招き、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、割引率、期待運用収益率等の計算基礎については、毎期、見直しを行い、合理的に算定しており、また年金資産の運用についても、安全性の高い資産での運用を継続しております。 (6)プロジェクトの進捗管理及び不採算工事の発生によるリスク 工事の施工段階において、現場条件の変化や設計変更が生じた場合、工程の遅延や原価の増大を招く可能性があります。また、これらにより不採算工事が発生した場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、受注前のリスク審査を徹底するとともに、施工段階における進捗管理・原価管理を強化し、早期の課題発見と適切な対策の実施に努めております。 (7)人材の確保及び育成に関するリスク 当社グループの持続的な成長には、高い専門性を持つ技術者や施工管理者の確保・育成が不可欠であります。しかし、少子高齢化に伴う労働人口の減少により、必要な人財の確保が計画通り進まない場合、施工体制の維持や受注機会の損失を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、人的資本経営を経営戦略の最重要課題の一つと位置付け、採用活動の強化や人事制度の充実、技術伝承のための教育体制の整備を進め、魅力ある職場環境の構築と生産性の向上に努めております。 (8)労働災害リスク 工事・製造現場において重大な労働災害が発生した場合には、進捗に支障をきたし、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等による損失の発生により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、工事の施工や機器の製造工程における労働災害の撲滅に向けて、安全教育や作業現場での安全点検パトロール等を実施しております。また、事故が発生した場合には原因を解明して社内に周知するとともに、再発防止策の策定等、安全管理を徹底し、安全な作業環境の整備に努めております。 (9)法的規制リスク 当社グループは、事業活動において、建設業法、労働安全衛生法、独占禁止法等、各種法令による規制を受けており、これらの改定または新設により新たな義務が発生するほか、費用負担の増加や権利の制約等が発生する可能性があります。また、コンプライアンスに違反する事象が発生した場合には、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、事業の停止等に至る可能性があります。 当社グループでは、内部監査の強化、内部通報制度の周知徹底、コンプライアンス研修を通じての役職員に対して各種法令の遵守を徹底しております。 (10)訴訟等のリスク 当社グループは、事業活動を遂行する上で、取引先から契約不適合責任、製造物責任等、様々な訴訟等が提起された場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、訴訟等が提起されることを未然に防ぐため、法令遵守を徹底しております。また、訴訟等が提起された場合は、法務担当部署が所管部署や弁護士等と連携をとりながら、慎重かつ迅速に対応しております。 (11)知的財産権の保護に関するリスク 当社グループの保有する技術が第三者に侵害された場合、あるいは第三者の知的財産権を侵害したとして争いが生じた場合、事業活動に制限を受ける可能性があります。 当社グループでは、研究開発成果の積極的な特許出願・権利化による自社技術の秘匿・保護を推進するとともに、技術流出の防止に向けた情報管理体制を強化しております。また、他社の知的財産権を侵害しないよう、開発・設計の各段階における調査・管理を徹底し、知的財産に係るリスクの低減と付加価値の維持に努めております。 (12)情報セキュリティリスク 当社グループは、技術情報等の重要な機密情報や取引先及びその他関係者の個人情報を保有しております。これらの情報の漏洩、不正使用、外部からの不正アクセス等により、対外的な信用毀損、損害賠償、復旧費用が発生した場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティ統括責任者を選任し、情報セキュリティ管理組織の下、情報管理の強化を図っております。また役職員が順守すべき「情報セキュリティ管理規程」を制定するとともに、BCP及び「情報セキュリティ対策基準」に沿って、情報管理、セキュリティ教育を通じて重要性を周知徹底しております。さらに当社情報システムにおいて、第三者の専門家によるリスクアセスメントを実施し、技術的、組織的対策の強化に努めております。 (13)デジタル技術の進展への対応に伴うリスク 建設DXやAI技術の急速な進展に対し、当社グループの対応が遅れた場合、業務効率や市場競争力が相対的に低下する可能性があります。 当社グループでは、BIM(Building Information Modeling)の活用推進や社内業務のデジタル化、ITリテラシー向上に向けた教育を実施し、デジタル技術と熟練した技術者の知見を融合させることで、生産性の向上と新たな付加価値の創出に努めております。 (14)海外事業リスク 当社グループは、台湾及びマレーシアにて海外事業を行っております。これらの地域において、法規制や租税制度の変更、政情不安、経済状態及び為替レートの急激な変動、資材価格の高騰、労務単価の予期しない事象が発生した場合には、工事の進捗の遅れや工事採算が悪化する等により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 海外事業については、進出先の政治、経済及び法令に係る情報収集を継続的に実施するとともに、海外危機対応マニュアルを整備し、現地スタッフ及び海外赴任者に対するリスク管理教育を徹底するなど、リスクの低減に努めております。 (15)新規事業の展開に伴うリスク 既存事業の周辺領域や新たな市場への進出、あるいはM&Aや業務提携を通じた新領域への参入において、技術革新による市場環境の急変、想定外の法規制の導入、または当初計画と実績の乖離が生じた場合、投下資本の回収が困難となり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、長期ビジョン、中期経営計画などの戦略方針に基づき、事前の厳格な市場調査と実現可能性の調査を徹底しております。投資実行に際しては、社内関連部署による多角的なリスク評価と取締役会等での慎重な審議を行うとともに、実行後も定期的なモニタリングを実施するなど、投資管理体制を構築することで、経営資源の最適な配分と事業の収益性確保に努めております。 (16)気候変動リスク 現在世界が直面している気候変動における主な移行リスクとしては、脱炭素社会への急激な移行に伴う環境・省エネ基準の厳格化による建設・製造コストの上昇、循環型経済の進展に伴う新築工事の減少による受注機会の減少と競争の激化、脱炭素技術の開発を含めた気候関連への取り組み及び情報開示の不足による社会的評価の悪化等が挙げられ、これらが経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、同提言に沿った情報開示を進めるとともに、脱炭素技術の開発の推進、設計・施工・製造に係る技術力の強化、再生可能エネルギーの積極的な導入、脱炭素関連の認証制度の利用、建設現場における作業環境の改善やDX推進による労働生産性の向上を図る等、サプライチェーン企業と連携して各リスクに対応してまいります。 (17)自然災害リスク 地震、台風、洪水等の大規模な自然災害の発生や、それに伴う電力・通信等の社会インフラの中断により、当社グループの拠点や施工現場における人的・物的資産の毀損、あるいは供給網の混乱による事業活動の停滞が生じる可能性があります。 これに対し、当社グループでは、人命の安全確保を最優先としたBCPを策定し、平時からの全社的な教育・訓練の実施や、被害状況を迅速に把握するための安否確認体制の整備を行っております。万一の災害発生時には、これらの体制に基づき迅速な復旧と事業継続を図るとともに、お客様や取引先との適切な連携・協議を通じて、経営成績及び財政状態への影響を最小限に抑制するよう努めております。 (18)技術革新及びイノベーションへの対応に係るリスク カーボンニュートラルの実現に向けた環境ニーズの高まりや、新たな環境制御技術の台頭に対し、当社グループの対応が不十分な場合、中長期的な競争力が低下する可能性があります。 当社グループでは、環境配慮型技術の研究開発を加速させ、市場の変化に即応した付加価値の高い提案力の強化に努めております。 (19)人権に係るリスク 当社グループの事業活動やサプライチェーンにおいて、万一人権侵害の問題が発生した場合、社会的信用の失墜や法的責任の追及により、事業遂行に支障をきたす可能性があります。 当社グループでは、企業理念である「ASAHI-PHILOSOPHY」に基づき、事業活動における人権に関する規範として「朝日工業社グループ人件方針」を定め、開示するとともに、人権デューデリジェンスの実施、相談窓口の整備等を通じて、人権リスクの把握及び低減に努め、人権尊重の取り組みを継続的に改善、強化していきます。 (20)感染症のリスク 新興感染症の影響により、工事の中断や遅延が発生した場合、当社グループの事業活動が困難となり、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、BCPにおいて、感染症流行時における拡大を防止するための対応手順について定めております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善、各種政策の効果により、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、国際情勢の不確実性、資源価格の高止まり、国内物価の上昇、金融資本市場の変動など、先行き不透明な状況が続いております。特に、3月には中東情勢の緊迫化が一段と高まり、原油価格の動向、サプライチェーンに与える影響、今後の物価動向や米国の政策動向を巡る景気下押しリスクには引き続き注視する必要があります。 当社グループの事業環境は、設備工事事業につきましては、建設投資は堅調に推移しておりますが、資機材価格の高止まり、労働者不足によるコストの上昇などが懸念される状況が続きました。精密環境制御機器の製造販売事業につきましては、上半期は納入先の生産調整などの影響が続きましたが、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品は、主に中国パネルメーカーの需要増加に伴い、受注が回復しております。また、乾燥(ドライヤ)技術を使った高機能フィルム製造装置向け製品などFPD・半導体分野での環境制御で培った技術を応用した製品の受注にも注力しております。 こうした事業環境の下で、当社グループは第18次中期経営計画の最終年度に当たり、基本方針として掲げた、(1)事業戦略「収益力の強化と生産性の向上」(2)人材戦略「人材の価値を最大限に引き出す人的資本経営の実践」(3)イノベーション戦略「研究開発の強化・推進と新事業への挑戦」(4)サステナビリティ基盤の強化(5)DX基盤の強化に取り組んでまいりました。その結果、受注高、売上高、利益面の全てで当初予想を大きく上回る成績を上げることができました。 1.財政状態 当連結会計年度末の資産総額は100,697百万円で、前連結会計年度末比19,835百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の負債総額は49,838百万円で、前連結会計年度末比11,004百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の純資産総額は50,858百万円で、前連結会計年度末比8,831百万円の増加となりました。 2.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、受注高116,496百万円(前連結会計年度比25.1%増加)、売上高104,823百万円(前連結会計年度比14.0%増加)、営業利益11,682百万円(前連結会計年度比61.2%増加)、経常利益12,031百万円(前連結会計年度比58.7%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益9,240百万円(前連結会計年度比48.3%増加)となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。 (設備工事事業) 受注高111,052百万円(前連結会計年度比29.6%増加)、売上高99,141百万円(前連結会計年度比15.1%増加)、営業利益11,783百万円(前連結会計年度比54.9%増加)となりました。 (機器製造販売事業) 受注高5,444百万円(前連結会計年度比26.3%減少)、売上高5,681百万円(前連結会計年度比2.6%減少)、営業損失101百万円(前連結会計年度は営業損失358百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より7,876百万円増加し、26,266百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は12,732百万円(前連結会計年度は1,276百万円の増加)となりました。主な増減は、税金等調整前当期純利益の計上による増加、売上債権・仕入債務等の増減による増加並びに法人税等の支払による減少です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は5,472百万円(前連結会計年度は612百万円の増加)となりました。主な増減は、固定資産の取得による支出及び投資有価証券の取得による支出です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は498百万円(前連結会計年度は1,528百万円の減少)となりました。主な増減は、長期借入れによる収入及び配当金の支払です。 キャッシュ・フローの指標のトレンドを示すと下記のとおりです。 2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 自己資本比率   47.7%   44.8%   46.1%   52.0%   50.5% 時価ベースの自己資本比率   28.5%   35.6%   51.3%   61.9%   87.6% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   0.7年   -年   1.0年   1.0年   0.5年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   163.1倍   -倍   129.0倍   131.1倍   206.7倍 (注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式数控除後)により算出しております。 3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フロー(利息の支払額及び法人税等の支払額控除前)を使用しております。また利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債の内、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 5.2023年3月期は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであるため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。 ③ 生産、受注及び販売の実績 1.生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 設備工事事業(百万円)   -   - 機器製造販売事業(百万円)   4,889   82.7 合計(百万円)   4,889   82.7 (注)1.金額は、売上原価により算出しております。 2.当社グループでは設備工事事業における生産実績を定義することは困難であるため、「生産実績」は記載しておりません。 2.受注実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 設備工事事業(百万円)   111,052   129.6   94,259   114.5 機器製造販売事業(百万円)   5,444   73.7   6,854   96.6 合計(百万円)   116,496   125.1   101,114   113.1 3.販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 設備工事事業(百万円)   99,141   115.1 機器製造販売事業(百万円)   5,681   97.4 合計(百万円)   104,823   114.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 前連結会計年度 日本コムシス㈱ 9,589百万円 10.4% 当連結会計年度 該当する相手先はありません。 参考のため提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。 1.受注高、売上高及び繰越高 期別   区分   前期繰越高 (百万円)   当期受注高 (百万円)   計 (百万円)   当期売上高 (百万円)   次期繰越高 (百万円) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   設備工事事業   81,264   83,161   164,425   83,791   80,634 機器製造販売事業   5,545   7,357   12,902   5,810   7,092 合計   86,810   90,518   177,328   89,601   87,727 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   設備工事事業   80,634   106,114   186,748   97,054   89,694 機器製造販売事業   7,092   5,439   12,532   5,677   6,854 合計   87,727   111,553   199,280   102,731   96,549 (注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額に変更のあるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2.次期繰越高は(前期繰越高+当期受注高-当期売上高)であります。 2.受注高の受注方法別比率 受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度   (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   67.7   32.3   100.0 当事業年度   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   62.6   37.4   100.0 (注)百分率は請負金額比であります。 3.売上高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 前事業年度   (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   設備工事事業   5,142   78,649   83,791 機器製造販売事業   -   5,810   5,810 合計   5,142   84,459   89,601 当事業年度   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   設備工事事業   8,186   88,867   97,054 機器製造販売事業   -   5,677   5,677 合計   8,186   94,545   102,731 (注)1.前事業年度完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 ㈱大林組   住友化学㈱RR-3新築及び2CMO増改築工事 ㈱ナカノフドー建設   ㈱児湯食鳥 都城工場建設計画 機械設備工事 ㈱熊谷組   (仮称)安城市大東町商業施設計画新築工事に伴う空調設備工事 ㈱竹中工務店   福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発事業施設建築物新築工事 鹿島建設㈱   浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事に伴う給排水衛生設備工事(1期) 当事業年度完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 ㈱大林組   NHK川口施設(仮称) 沖縄防衛局   ハンセン(R2)隊舎(4011)新設機械工事 ㈱竹中工務店   名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備事業に伴う衛生設備工事 清水建設㈱   (仮称)春日ビル建替計画に伴う空気調和設備工事 前田建設工業㈱   株式会社シード鴻巣研究所4号棟新築工事 2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度 日本コムシス㈱ 9,589百万円 10.7% 当事業年度 該当する相手先はありません。 4.繰越高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 設備工事事業   13,862   75,832   89,694 機器製造販売事業   -   6,854   6,854 合計   13,862   82,686   96,549 (注)繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 鹿島建設㈱   (仮称)OSAKA SAKURAJIMA RESORT 新築工事に伴う空調設備工事   2029年1月完成予定 清水建設㈱   内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事(7~20F)   2029年3月完成予定 鹿島建設㈱   カシオ計算機 羽村開発・技術センター新棟建設工事 空調換気・衛生UT設備工事[1期工事]   2027年9月完成予定 沖縄防衛局   瑞慶覧(R3)中学校(4214)新設空調工事   2027年3月完成予定 岩見沢市   岩見沢市新病院建設工事のうち空調設備工事   2028年9月完成予定 (2)経営者の視点による経営成績等の状況の分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える大きな要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 1.財政状態 (資産総額) 当連結会計年度末の資産総額は100,697百万円で、前連結会計年度末比19,835百万円の増加となりました。 流動資産は72,673百万円で、前連結会計年度末比12,385百万円の増加となりました。主な増加は、現金預金7,859百万円です。 固定資産は28,023百万円で、前連結会計年度末比7,449百万円の増加となりました。主な増加は、建物・構築物4,796百万円及び投資有価証券5,600百万円で、主な減少は、建設仮勘定2,105百万円です。 (負債総額) 当連結会計年度末の負債総額は49,838百万円で、前連結会計年度末比11,004百万円の増加となりました。 流動負債は44,990百万円で、前連結会計年度末比8,204百万円の増加となりました。主な増加は、支払手形・工事未払金等4,861百万円、未払法人税等1,139百万円及び未成工事受入金1,314百万円です。 固定負債は4,847百万円で、前連結会計年度末比2,800百万円の増加となりました。主な増加は、長期借入金3,556百万円で、主な減少は、退職給付に係る負債958百万円です。 (純資産総額) 当連結会計年度末の純資産総額は50,858百万円で、前連結会計年度末比8,831百万円の増加となりました。 株主資本は44,745百万円で、前連結会計年度末比5,832百万円の増加となりました。主な増加は、利益剰余金5,505百万円です。 その他の包括利益累計額は6,113百万円で、前連結会計年度末比2,998百万円の増加となりました。主な増加は、その他有価証券評価差額金2,310百万円です。 2.経営成績 (受注高) 受注高は、設備工事事業が前連結会計年度に比べ29.6%増加の111,052百万円、機器製造販売事業が前連結会計年度に比べ26.3%減少の5,444百万円を計上したことにより、前連結会計年度に比べ25.1%増加の116,496百万円となりました。 (売上高) 売上高は、設備工事事業が前連結会計年度に比べ15.1%増加の99,141百万円、機器製造販売事業が前連結会計年度に比べ2.6%減少の5,681百万円を計上したことにより、前連結会計年度に比べ14.0%増加の104,823百万円となりました。 (売上総利益、販売費及び一般管理費並びに営業利益) 売上総利益は、工事採算の改善などにより、前連結会計年度に比べ6,089百万円増加し、21,446百万円となりました。販売費及び一般管理費は、人件費、研究費が前連結会計年度より増加し9,763百万円となりました。 その結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ61.2%増加の11,682百万円となりました。 (経常利益) 経常利益は、営業外損益が348百万円のプラスとなったことにより、前連結会計年度に比べ58.7%増加の12,031百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損益に投資有価証券売却益556百万円等を計上、また、賃上げ促進税制や研究所建設に係る税制による税負担の軽減もあり、前連結会計年度に比べ48.3%増加の9,240百万円となりました。 3.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (設備工事事業) 設備工事事業は、建設投資は堅調に推移しておりますが、資機材価格の高止まり、労働者不足によるコストの上昇などが懸念される状況が続きました。 受注高は、旺盛な建設需要を受けて官庁、民間工事とも前連結会計年度を上回り、前連結会計年度に比べ29.6%増加の111,052百万円となりました。 売上高は、豊富な手持工事の着実な進捗により、官庁、民間工事とも前連結会計年度を上回り、前連結会計年度に比べ15.1%増加の99,141百万円となりました。 セグメント利益は、施工合理化などによる工事採算が改善したことなどにより、前連結会計年度に比べ54.9%増加の11,783百万円となりました。 セグメント資産は、売上債権が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ7,358百万円増加の55,067百万円となりました。 (機器製造販売事業) 機器製造販売事業は、上半期は納入先の生産調整などの影響が続きましたが、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品は、主に中国パネルメーカーの需要増加に伴い、受注が回復しております。また、乾燥(ドライヤ)技術を使った高機能フィルム製造装置向け製品などFPD・半導体分野での環境制御で培った技術を応用した製品の受注にも注力しております。 受注高は、主にFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品が増加しましたが、高機能フィルム製造装置向け製品が減少したことにより、前連結会計年度に比べ26.3%減少の5,444百万円となりました。 売上高は、FPD製造装置向け製品が減少したことにより、前連結会計年度に比べ2.6%減少の5,681百万円となりました。 セグメント損失は、売上総利益率が改善したことにより、前連結会計年度のセグメント損失358百万円から改善し、101百万円となりました。 セグメント資産は、売掛金等が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ350百万円増加の7,610百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 1.資金需要 当社グループの主要な資金需要は、設備工事事業における工事施工及び機器製造販売事業における製品製造販売のための材料費、外注費、経費、並びに販売費及び一般管理費等の営業費用の支払いに要するものであります。 2.財務政策 当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入れにより資金調達を行っております。また、国内金融機関において合計50億円のコミットメントラインを設定しており、流動性の補完にも対応が可能となっております。 ③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し第19次中期経営計画を策定しております。詳細につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりであります。 また、2027年3月期につきましては、受注高115,000百万円、売上高112,500百万円、営業利益12,200百万円、経常利益12,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益9,250百万円を目標達成のための客観的な指標としております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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