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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

AOKIホールディングス

AOKI Holdings Inc.8214 · Prime · 小売業

紳士服専門店「AOKI」を核に、複合カフェ・ブライダル・不動産賃貸を展開する生活関連サービス企業。

概要

AOKIホールディングスは、神奈川県横浜市に本社を置く純粋持株会社である。1976年に紳士服販売会社として創業し、現在はファッション事業(AOKI・ORIHICA)、エンターテイメント事業(快活CLUB・FiT24・コート・ダジュール・自遊空間)、アニヴェルセル・ブライダル事業、不動産賃貸事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は1,945億円、営業利益169億円、従業員数3,226人。東京証券取引所プライム市場に上場している(1989年上場)。

ファッション事業が売上の半分以上を占める

ファッション事業は、郊外ロードサイドの「AOKI」とショッピングセンター内の「ORIHICA」を通じて紳士服・婦人服・服飾品を販売する。2026年3月期末の店舗数は611店舗(AOKIとORIHICAの合計)で、同事業の売上高は1,028億94百万円と連結全体の約53%を占める。主力のスーツに加え、カジュアル衣料も扱い、幅広い年齢層を顧客とする。素材段階からの自社企画(織る・縫う・売る)体制を持ち、愛知県一宮市に商品本部を置く。近年はビジネススタイルのカジュアル化に対応し、機能性商品や環境配慮商品の開発を進めている。

エンターテイメント事業は773店舗に拡大

エンターテイメント事業は、連結子会社の株式会社快活フロンティアと株式会社ランシステムが運営する。主力の複合カフェ「快活CLUB」はバリ島をイメージした空間でインターネット・漫画・ドリンクを提供し、鍵付完全個室の導入でビジネス需要も取り込む。24時間型フィットネスジム「FiT24」は快活CLUBとの併設店も含め展開。カラオケルーム「コート・ダジュール」は南仏をテーマに女性・ファミリー層に支持される。2022年に子会社化したランシステムは「スペースクリエイト自遊空間」を運営する。同事業の店舗数は773店舗に達し、売上高は増加傾向にある。

ブライダルと不動産賃貸はニッチな収益源

アニヴェルセル・ブライダル事業は、ゲストハウス形式の結婚式場「アニヴェルセル」を10店舗運営する。表参道には記念日コンセプトの施設があり、チャペルやパーティースペース、カフェを併設する。婚姻組数の減少が続く市場環境下で、少人数婚礼や多様な演出に対応している。同事業のセグメント資産は150億62百万円。一方、不動産賃貸事業はグループの閉店店舗や大型物件を内外に賃貸する。同事業の資産は266億38百万円で、比較的小規模ながら安定した収益を生む。両事業を合わせた売上高の構成比は連結の1割弱である。

純粋持株会社として4事業をポートフォリオ経営

当社は2006年に株式会社AOKIホールディングスへ商号変更し、2008年にはファッション事業を株式会社AOKIと株式会社オリヒカに会社分割、アニヴェルセルとヴァリックを完全子会社化して純粋持株会社体制へ移行した。現在、連結子会社5社(AOKI、快活フロンティア、ランシステム、アニヴェルセルなど)を擁し、各事業会社が自主自立で運営する。グループ全体の経営指標として、2027年3月期に売上高2,000億円、営業利益率9.0%、ROE7.0%を目標とする中期経営計画を掲げている。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。

業界の中での役割は小売及びサービス提供者(ファッション、レジャー、ブライダル、不動産)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,945億円
営業利益
169億円
営業利益率
8.7%
純利益
95億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
ファッション事業984億円54.6%29億円2.9%
エンターテイメント 事業584億円32.4%27億円4.6%
アニヴェルセル・ブライダル事業223億円12.4%4億円1.8%
不動産賃貸事業12億円0.7%7億円58.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ファッション事業主力

郊外ロードサイドのチェーンストア「AOKI」及びショッピングセンター内「ORIHICA」において、紳士服・婦人服・服飾品・ファッション商品を販売。

主な製品・サービス2
紳士服・婦人服・服飾品(AOKI)
ビジネスからカジュアルまで幅広い客層向けの衣料品・服飾品。
ファッション商品(ORIHICA)
20~40代向けビジネス&ビジカジスタイルを提案。

02エンターテイメント事業準主力

複合カフェ「快活CLUB」、24時間型フィットネスジム「FiT24」、カラオケルーム「コート・ダジュール」、複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」を運営。

主な製品・サービス4
複合カフェ「快活CLUB」
バリ島をイメージした空間で、インターネット・漫画・ドリンク等を提供。
24時間型フィットネスジム「FiT24」
24時間利用可能なフィットネスジム。
カラオケルーム「コート・ダジュール」
南仏をテーマにしたカラオケルーム。
複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」
インターネット・漫画・ドリンク等を提供する複合カフェ。

03アニヴェルセル・ブライダル事業副次

ゲストハウススタイルの結婚式場「アニヴェルセル」を運営。表参道には記念日コンセプト施設を展開。

主な製品・サービス1
結婚式場サービス
ゲストハウス形式の婚礼施設で、挙式・披露宴・カフェ等を提供。

04不動産賃貸事業副次

グループ閉店店舗等をグループ内外に賃貸。大型物件の一括借上げ・転貸等を実施。

製品と技術

AOKIのスーツはベルモーレやレ・ミューが柱

ファッション事業の中核であるAOKIは、ビジネススーツからカジュアルまで幅広い商品を扱う。高級ライン「ベルモーレ」は厳選素材と最上級縫製が特徴で、1997年に発売された。トータルコーディネートブランド「レ・ミュー」は1992年に登場し、スーツとシャツ・ネクタイの組み合わせ提案を行う。2019年以降は高機能レディースウェアブランド「MeWORK(ミワク)」を展開し、働く女性向けに「神ラクセットアップ」などの機能性商品を投入。Oggiとのコラボレーションも行っている。また、環境配慮商品の開発も推進しており、フレッシャーズ向けキャンペーンではなにわ男子や畑芽育を起用するなど、マーケティングにも注力している。

ORIHICAは20~40代のビジカジを提案

ORIHICAは2004年にスーツダイレクトから進化した業態で、ショッピングセンターを中心に出店する。ターゲットは20代から40代のメンズ・レディースで、ビジネスとカジュアルを融合させたスタイリングを提案する。スーツのみならず、ジャケット・パンツ・シャツなどの単品アイテムも充実。メンズで好評のビジカジ商品をレディース向けに展開するなど、品揃えの拡充を図っている。2026年3月期には20店舗を新規出店する一方、不採算店を閉鎖し店舗網の効率化を進めた。ORIHICAはAOKIとは異なる顧客層を取り込み、ファッション事業全体のマーケットシェア拡大に貢献している。

快活CLUBと自遊空間が提供する時間消費型サービス

エンターテイメント事業の中核である複合カフェ「快活CLUB」は、バリ島をイメージした空間でインターネット・漫画・ドリンクを提供する。鍵付完全個室の導入により、プライベート空間での仕事や勉強、リモートワーク需要を取り込んでいる。快活オリジナルメニューの開発やダーツ・カラオケなどのコンテンツ充実で客単価向上を図る。2022年に子会社化したランシステム運営の「スペースクリエイト自遊空間」も同様の複合カフェで、両ブランド合わせて多くの店舗を展開する。郊外から都心へ出店範囲を広げており、24時間営業で時間消費型の市場に対応している。

FiT24とコート・ダジュールで多様なニーズに対応

24時間型フィットネスジム「FiT24」は、快活CLUBとの併設店や単独店で展開する。月会費制で初心者から上級者まで利用しやすく、トレーニングサポート「スタサポ」や新規マシン導入により差別化を図っている。春の入会キャンペーンなどで会員獲得を強化している。カラオケルーム「コート・ダジュール」は南仏コート・ダジュールをテーマにした内装で、清潔感と高級感が特徴。女性やファミリー層に支持されている。高級アイスブランドとのコラボフェアや歓送迎会向けパーティーコースなど、飲食メニューの充実とイベント施策で集客力を高めている。両業態ともエンターテイメント事業の収益多様化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

衣料品小売で国内首位級、低価格戦略が強み

同社は小売業に属し、スーツやフォーマルウェアを中心とした衣料品チェーンを全国展開している。売上高は2025年3月期に1,927億円と前期比約3%増、営業利益率は8.1%と改善傾向にある。同業他社のトライアルホールディングスはディスカウントストアを展開しており、また、まんだらけは中古品販売で異なるセグメントに特化しているため、同社は衣料品専門店として独自の地位を確立している。その強みは、低価格で高品質なスーツを提供するビジネスモデルにあり、ビジネス需要を安定的に取り込んでいる。一方、少子高齢化によりビジネスパーソン向け需要が頭打ちとなる中、カジュアル衣料やシニア層向け商品の拡充が課題である。また、EC販売の強化も急務である。

強み

  • 競争力のある価格で高品質なスーツを提供し、幅広い顧客層を獲得している。
  • 全国各地に店舗網を構築し、ブランド認知度が高い。
  • 2025年3月期の売上高は1,927億円と小売業界で大きな存在感を示す。
  • 営業利益率は8.1%と前年から改善し、収益性が向上している。

課題

  • ビジネススーツ市場の成熟により、売上の伸びが鈍化している。
  • オンライン販売の強化が遅れており、デジタル化の波に乗り遅れるリスクがある。
  • 低価格競争が激しく、他業態からの参入で価格破壊が進む可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がAOKIホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19722藤田観光1,771億円13.6倍
29956バローホールディングス1,760億円10.4倍
34928ノエビアホールディングス1,662億円20.5倍
42685アンドエスティHD1,608億円16.0倍
57516コーナン商事1,545億円10.3倍
68214AOKIホールディングス1,515億円15.5倍
73201日本毛織1,457億円13.2倍
89010富士急行1,434億円3.9倍
93191ジョイフル本田1,403億円14.7倍
107545西松屋チェーン1,399億円17.4倍
118276平和堂1,386億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

毛織産地に商品本部を置いた創業期

1976年8月、アオキファッション販売株式会社を資本金10百万円で設立。株式会社アニヴェルセルHOLDINGSから7店舗を引き継ぎ、紳士服・服飾品の販売を開始した。1979年12月には郊外型標準店舗第1号となる長野南高田店を開設し、チェーン展開を本格化。1980年10月には首都圏進出の本命として海老名店を出店した。1984年10月、素材段階からの自社企画(織る・縫う・売る)体制を強化するため、毛織産地の愛知県一宮市に商品本部を開設。1985年9月には商号を株式会社アオキインターナショナルに変更し、1986年11月に本社を現在の神奈川県横浜市都筑区へ移転した。

株式公開とブランド開発で成長した1990年代

1987年4月、日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録し株式公開。1989年5月に東京証券取引所市場第二部へ上場、1991年9月には市場第一部、1992年2月には大阪証券取引所市場第一部へ上場した。1992年9月、トータルコーディネートブランド「レ・ミュー」を開発・販売開始。同年10月、愛知県尾西市に商品センター「FRC(ファッションリザーブセンター)」を竣工。1993年10月には都心型店舗として新宿西口本店と東口店を同時開設。1997年9月には厳選素材と最上級縫製の新ブランド「ベルモーレ」を企画・発売した。1998年11月には新業態としてウェディングと記念日のテーマプラザ「アニヴェルセル表参道」を開設した。

スーツダイレクトからORIHICAへの業態進化

2000年10月、関連事業部の一部を子会社株式会社ヴァリックとして分社。同年11月には次世代型ニュー・スーツショップ「スーツダイレクト」を開設した。2002年10月、アニヴェルセル株式会社(旧ラヴィス)と業務・資本提携し子会社化。2003年8月には株式会社トリイを子会社化した。2004年10月、スーツダイレクトをレディースとカジュアルを加えたトータルコーディネートショップ「ORIHICA」へ進化させた。2005年10月には連結子会社のトリイを合併。2005年12月、アニヴェルセル株式会社がジャスダック市場へ上場した。この間、2003年12月にはヴァリックもジャスダックに上場している。

純粋持株会社体制へ移行した2000年代後半

2006年4月、商号を株式会社AOKIホールディングスに変更し、持株会社体制への第一歩を踏み出した。2006年11月には本店所在地を東京都港区北青山に移転(後に2011年7月横浜市都筑区へ再移転)。2007年4月には株式会社エムエックス(旧マルフル)を子会社化。2008年4月、アニヴェルセル株式会社と株式会社ヴァリックを株式交換により完全子会社化するとともに、ファッション事業を株式会社AOKIと株式会社オリヒカに会社分割し、純粋持株会社体制へ移行した。2009年10月にはAOKIがエムエックスを吸収合併、2010年4月にはAOKIがオリヒカを吸収合併した。

エンターテイメント事業拡大とランシステム子会社化

2019年10月、株式会社ヴァリックを株式会社快活フロンティアに商号変更し、エンターテイメント事業を強化。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行した。2022年6月、株式会社ランシステムとの資本業務提携及び第三者割当増資引受・株式譲受により、同社およびその連結子会社を子会社化。これにより複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」がグループに加わり、エンターテイメント事業の店舗数が大幅に増加した。2026年3月期末時点でエンターテイメント事業の店舗数は773店舗に達し、ファッション事業の611店舗を上回っている。

現在の事業規模と中期経営計画の目標

2026年3月期の連結売上高は1,945億32百万円(前期比1.0%増)、営業利益169億47百万円(同8.3%増)と増収増益を達成した。ファッション事業は売上高1,028億94百万円で微増、エンターテイメント事業は堅調に推移した。2024年5月に策定した中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)では、最終年度の2027年3月期に売上高2,000億円、営業利益180億円、営業利益率9.0%、ROE7.0%、PBR1.0倍を目標とする。自己資本比率は改善傾向にあり、有利子負債の削減を進めている。グループ全体でポートフォリオ経営による安定成長を目指している。

年表35件を開く

1970年代

  • 1976年8月創業アオキファッション販売株式会社設立(資本金10百万円)。株式会社アニヴェルセルHOLDINGSより7店舗を引き継ぎ、紳士服及び服飾品の販売を開始。
  • 1979年12月郊外型標準店舗第1号店として、長野南高田店を開設。これより当社のチェーン展開が本格化する。

1980年代

  • 1980年10月首都圏進出の本格的な1号店として、海老名店を開設。
  • 1984年10月素材段階からの自社企画商品の開発(織る、縫う、売る)体制の充実を図るため、毛織産地の愛知県一宮市に商品本部開設。
  • 1985年9月商号変更株式会社アオキインターナショナルに商号変更。
  • 1986年11月本社を神奈川県横浜市都筑区に移転。
  • 1987年4月当社株式を「社団法人日本証券業協会東京地区協会」に店頭売買銘柄として登録、株式を公開。
  • 1989年5月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。

1990年代

  • 1991年9月上場東京証券取引所市場第一部へ上場。
  • 1992年2月上場大阪証券取引所市場第一部へ上場。
  • 1992年9月トータルコーディネートブランド「レ・ミュー」を開発、販売開始。
  • 1992年10月愛知県尾西市に商品センター「FRC(ファッションリザーブセンター)」竣工。
  • 1993年10月都心型店舗として新宿西口本店、東口店を同時に開設。
  • 1997年9月厳選素材を使用し、最上級グレードの縫製による新ブランド「ベルモーレ」を企画、発売。
  • 1998年11月新業態として、ウェディングと記念日のテーマプラザ「アニヴェルセル表参道」を開設。
  • 1999年3月パリコレクションデザイナー島田順子氏と提携し、初のメンズコレクション「ジュンコ・シマダ・JS・オム」を発売。

2000年代

  • 2000年10月関連事業部の一部を100%子会社株式会社ヴァリック(連結子会社)として分社。
  • 2000年11月メンズ事業の次世代型ニュー・スーツショップ「スーツダイレクト」を開設。
  • 2002年10月アニヴェルセル株式会社(旧 株式会社ラヴィス)との業務・資本提携に伴い、第三者割当増資を引き受け、子会社とする。
  • 2003年8月株式会社トリイとの業務・資本提携に伴い、株式を取得し子会社とする。
  • 2003年12月上場連結子会社の株式会社ヴァリックがジャスダック市場へ上場。
  • 2004年10月スーツダイレクトは、レディースとカジュアルを加え、新たなスタイリングを提案するトータルコーディネートショップ「ORIHICA(オリヒカ)」として進化。
  • 2005年10月M&A連結子会社の株式会社トリイと合併。
  • 2005年12月上場アニヴェルセル株式会社(旧 株式会社ラヴィス)がジャスダック市場へ上場。
  • 2006年4月商号変更株式会社AOKIホールディングスに商号変更。
  • 2006年11月本店所在地を東京都港区北青山に移転。
  • 2007年4月株式会社エムエックス(旧 株式会社マルフル)の株式を取得し、子会社とする。
  • 2008年4月M&Aアニヴェルセル株式会社(旧 株式会社ラヴィス)と株式会社ヴァリックを株式交換により完全子会社化するとともに、ファッション事業を株式会社AOKIと株式会社オリヒカに会社分割し、純粋持株会社体制に移行。
  • 2009年10月M&A株式会社AOKIが株式会社エムエックスを吸収合併。

2010年代

  • 2010年4月M&A株式会社AOKIが株式会社オリヒカを吸収合併。
  • 2011年7月本店所在地を神奈川県横浜市都筑区に移転。
  • 2019年10月商号変更株式会社ヴァリックを株式会社快活フロンティアに商号変更。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年6月株式会社ランシステムとの資本業務提携並びに第三者割当増資引受及び株式譲受により、同社並びに同社の連結子会社を子会社とする。
  • 2026年3月2026年3月31日現在店舗数 ファッション事業611店舗、エンターテイメント事業773店舗、アニヴェルセル・ブライダル事業10店舗。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで2,000億円
  • 営業利益2027年3月期まで180億円
  • 営業利益率2027年3月期まで9.0%
  • ROIC2027年3月期まで6.7%
  • ROE2027年3月期まで7.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオ経営の推進

    各事業会社が自主自立で運営し、当社がサポートする体制のもと、ポートフォリオ経営によってグループ全体で安定的な成長を目指す。市場環境の変化に対応し、各事業のシェア拡大と新規事業の創造に取り組む。

  2. 02

    ファッション事業の業態進化と商品構成見直し

    ビジネススタイルの変化や多様化する顧客ニーズに対応し、店舗網・店舗形態の見直し、商品開発の強化、働く女性向け商品の拡充を進める。商品構成をビジネス40%、カジュアル30%、レディース30%にシフトし、オンラインショップ強化で新市場を創出する。

  3. 03

    エンターテイメント事業の拡大

    快活CLUBなど鍵付完全個室店舗の拡大、新コンテンツ・新サービスの導入、各種キャンペーンにより顧客層を拡大する。省人化によるオペレーション効率化で収益力を向上させるとともに、積極的な新規出店で市場拡大を目指す。

  4. 04

    ブライダル事業のブランド強化と新規需要開拓

    基幹店を中心にアニヴェルセルのブランド価値向上を図り、婚礼受注活動を強化する。企業の展示会やパーティーなど法人宴会需要の取り込み、店舗オペレーションの標準化・効率化により収益力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,226人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は736万円で、9期前と比べて1.9%平均年齢は44.8歳、平均勤続年数は7.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,292
2018年3月4,229
2019年3月75042.28.74,175
2020年3月69741.67.84,010
2021年3月60741.48.13,487
2022年3月63440.17.62,988
2023年3月69941.47.22,967
2024年3月65642.87.23,014
2025年3月74845.07.53,098504
2026年3月73644.87.83,226524

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
快活CLUB北山田店他496店舗、コート・ダジュールすみれが丘店他82店舗、FiT24センター南店他111店舗 — 横浜市都筑区520億円
エンターテイメント事業
AOKI横浜港北総本店他492店舗、ORIHICAららぽーと横浜店他117店舗 — 横浜市都筑区406億円
ファッション事業
賃貸店舗 — 長野県飯田市他235億円
不動産賃貸 事業
アニヴェルセル表参道他9店舗 — 東京都港区115億円
アニヴェルセル・ブライダル事業
本社 — 横浜市都筑区9,895百万円
全社
本社及び直営店 自遊空間新橋店他34店舗 — 東京都港区2,421百万円
エンターテイメント事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱AOKI(注)2
    横浜市都筑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱快活フロンティア
    横浜市都筑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アニヴェルセル㈱
    横浜市都筑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ランシステム(注)3
    横浜市都筑区 · 連結子会社
    議決権57.1%
  • 国内
    その他1社
    ― · 連結子会社
  • 国内
    ㈱アニヴェルセル HOLDINGS
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権38.6%
  • 国内
    その他1社
    ― · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,945億円営業利益169億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.9%、利益が+8.3%。

売上高
+0.9%
1,945億円
営業利益
+8.3%
169億円
純利益
-1.0%
95億円
営業利益率
8.7%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,000億円1,945億円
営業利益180億円169億円
純利益100億円95億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は430億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.6%、営業利益は−47.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q57137
2024年1Q415235.514
2024年2Q396153.87
2024年3Q449316.917
2024年4Q61738
2025年2Q829425.128
2025年4Q1,09811410.468
2026年2Q840394.619
2026年4Q1,10513011.876
2027年1Q430122.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,606億円から1,945億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,60617698
2014年3月1,794209107
2015年3月1,838189102
2016年3月1,88617697
2017年3月1,94013974
2018年3月1,98414074
株式会社ヴァリックを株式会社快活フロンティアに商号変更。
2019年3月1,95111946
2020年3月1,802554
2021年3月1,432−66−119
2022年3月1,5494426
2023年3月1,7628456
2024年3月1,87713276
2025年3月1,9271561488.196
2026年3月1,9451691648.795

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,945億円のうち、営業利益として残るのは169億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は95億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.4%1,116億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.9%659億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%169億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.0pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.0pt
6.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが176億円、投資CFが−106億円で、差し引きのフリーCFは70億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は270億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月167−164−103224
2014年3月156−19440−38226
2015年3月187−1634224292
2016年3月126−70−7356276
2017年3月186−106−7080286
2018年3月217−89−93128322
2019年3月131−92−9539266
2020年3月148−164−11−16238
2021年3月44−115133−71299
2022年3月1719−100180379
2023年3月175−30−141145383
2024年3月176−109−9367357
2025年3月217−85−140132349
2026年3月176−106−14970270

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,255億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,452億円で、自己資本比率は64.3%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,9371,11582257.5
2014年3月2,1281,31381561.7
2015年3月2,3021,39790560.7
2016年3月2,3041,42987562.0
2017年3月2,3471,43990861.3
2018年3月2,3911,46592661.3
2019年3月2,3211,45786462.7
2020年3月2,2981,39290660.5
2021年3月2,3731,2591,11452.9
2022年3月2,3301,2761,05454.5
2023年3月2,3341,3231,01156.5
2024年3月2,3631,37199257.9
2025年3月2,3301,42190860.9
2026年3月2,2551,45280264.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
270億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,007億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
234億円
在庫として抱えている分
負債合計
802億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中231位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.9%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,749で、1年前と比べて+0.9%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥1,749-1.6%1ヶ月+2.4%1年+0.9%時価総額1,515億円
過去52週の値幅
安値¥1,481高値¥1,905

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.5倍
PER (会社予想)14.7倍
PBR1.05倍
配当利回り5.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月3日1659円から8月7日1745円まで約5.2%上昇し、25日移動平均線1707.44円を2.2%上回る。RSIは57.69とやや強気圏。出来高は7月29日に420700株と急増し、需給は良好。週足では7月24日1692円から上昇基調を継続し、75日線1637.63円を上回る。52週高値1905円からは約8.4%下方、52週安値1481円からは約17.8%上方。200日線1663.06円も上回り、中期的な上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER は 15.53 倍で業界平均 41.45 倍を大きく下回り、予想 PER も 14.7 倍と割安。PBR は 1.01 倍と業界平均 2.95 倍を下回る。ROE は 6.6% と低いが、配当利回りは 5.16% と高く、平均 13.55% には及ばない。配当性向は 99.4% と高く、今後減配リスクがある。総合的には割安だが、収益性向上が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.5倍39.6倍
PER (予想)14.7倍
PBR1.05倍2.44倍
ROE6.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ビジネスウェア市場は人口減少やカジュアル化で縮小傾向にあるが、同社はシェア拡大と新分野への進出で成長を目指す。強気派は、2025年3月期に売上高・営業利益が過去最高を更新した実績、高水準の配当利回り(5.16%)を評価。レディスやカジュアルの拡充、EC強化が今後の成長ドライバーと期待する。弱気派は、業績の頭打ち感(2026年3月期は営業利益ほぼ横ばい)、競争激化と需要構造の変化による既存店の不振、将来の値引きリスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 過去最高益の更新

    2025年3月期に売上高1927億円、営業利益156億円と、過去最高を更新。

  • 高配当利回り

    配当利回り5.16%は魅力的で、株主還元が手厚い。

  • 事業多角化

    レディス、カジュアル、オンライン販売が成長寄与。

  • 高配当利回り5.16%が株価を下支え通年影響

    配当利回り5.16%。時価総額1512億円に対し配当総額は約78億円で、純利益95億円の範囲内。

  • 営業利益156→169億円と増益基調通年影響

    25/3期営業利益156億円、26/3期169億円。売上高も1927→1945億円と拡大し、増益シナリオが続く。

  • PBR1.01倍・ROE6.6%で改善余地継続影響

    PBR1.01倍、ROE6.6%。ROEが7%超へ改善すればPBR1.1倍以上の株価修正が見込まれる。

  • 来期予想PER14.7倍とバリュエーション低下決算発表後影響

    当期PER15.53倍に対し来期予想PER14.7倍。増益予想が達成されれば相対的な割安感が強まる。

マイナスに働く材料7
  • 成長の頭打ち

    2026年3月期の営業利益は前期比ほぼ横ばい。

  • 市場の縮小

    スーツ需要の減少傾向が続く中、既存店舗の売上が伸び悩む。

  • 競争激化

    低価格帯市場では他社との価格競争が激しく、マージン圧迫の恐れ。

  • 価格競争で営業利益率が1%悪化のリスク継続影響

    売上高1945億円の営業利益率が1%低下すると営業利益は約19億円減の150億円。下振れインパクトは大きい。

  • 純利益96→95億円と最終益は減益通年影響

    25/3期純利益96億円→26/3期95億円。営業増益でも最終益成長が止まっている。

  • 売上高の伸びは前期比0.9%と低調継続影響

    26/3期売上高1945億円、前期比+18億円。既存店の伸び悩みや出店効果縮小で、成長率が低い。

  • 配当利回り5.16%だけに減配時の打撃次回株主総会影響

    5.16%の高利回りが前提となるだけに、減配・維持でも失望売りを招く可能性がある。

次の決算で確かめる点
既存店売上高伸び率
需要動向と店舗の競争力を測るため。
EC売上高比率
オンライン販売の成長が企業の将来性を示すため。
レディス・カジュアル売上高比率
多角化の進捗とスーツ依存度の低下を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは5.15%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
5.15%
いまの株価に対して
配当性向
99.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4359.7
2018年3月442.376.1
2019年3月6036.479.1
2020年3月46−23.380.7
2021年3月10−78.344.4
2022年3月100.026.2
2023年3月20100.0102.8
2024年3月50150.0128.4
2025年3月7550.092.2
2026年3月806.799.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ63,716人。区分でいちばん多いのは事業法人46.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.5%を占め、残る45.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人46.347.548.146.646.546.6
個人・その他37.234.633.833.734.537.5
金融機関9.58.98.19.19.37.8
外国法人5.77.38.59.78.87.2
自己株式6.53.13.13.02.92.9
証券会社1.31.61.51.00.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アニヴェルセルHOLDINGS37.41
02日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)5.94
03株式会社トレイデアーリ4.96
04青木彰宏3.00
05青木柾允2.97
06AOKIホールディングス取引先持株会2.26
07青木寶久2.13
08青木擴憲2.13
09AOKIホールディングス従業員持株会2.12
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-13
    株式会社アニヴェルセルHOLDINGS
    新規の大量保有報告
    37.41%
  • 2026-05-13
    株式会社アニヴェルセルHOLDINGS
    変更報告
    37.41%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で+28%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1181,3499.110.433.8
2014年3月1281,4408.811.569.4
2015年3月1121,5327.515.253.9
2016年3月1081,5936.912.653.1
2017年3月831,6485.115.559.7
2018年3月851,6925.119.276.1
2019年3月531,6943.221.779.1
2020年3月51,6410.3138.980.7
2021年3月−1411,480−9.044.4
2022年3月301,4972.019.326.2
2023年3月661,5544.312.8102.8
2024年3月901,6285.612.8128.4
2025年3月1141,6876.911.492.2
2026年3月1121,7226.614.399.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額282百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木彰宏代表取締役 会長562,599,000
田村春生代表取締役 社長6994,000
照井則男取締役 副社長執行役員 グループ事業戦略・デジタル・広報管掌6934,000
青木柾允取締役 専務執行役員 グループブランド管掌572,572,000
投元谿太取締役 専務執行役員 グループ人事・総務・コンプライアンス管掌6529,000
髙橋光夫取締役7135,000
中村英一取締役70
笹尾敬子取締役69
宮本進取締役56
横見瀬薫取締役68
峯村光治取締役(監査等委員)6511,000
上平洋輔取締役(監査等委員)44
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
金井暁取締役(監査等委員)50
上田雄久取締役 執行役員 グループ事業戦略・マーケティング管掌444,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)698744221636
社外取締役951516
取締役(社内)11501515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,095字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社5社、非連結子会社3社、持分法非適用関連会社4社及びその他の関係会社2社で構成され、ファッション事業、エンターテイメント事業、アニヴェルセル・ブライダル事業及び不動産賃貸事業を主な内容として事業活動を展開しております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に関わる位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりです。 (1) ファッション事業 株式会社AOKIは、主に郊外のロードサイドにチェーンストア方式で紳士服、婦人服及び服飾品並びにファッション商品を販売する小売専門店「AOKI」、また、ショッピングセンターを中心に20代から40代のメンズ及びレディースをターゲットに、ビジネス&ビジカジの新たなスタイリングを提案する「ORIHICA」を展開しております。 (2) エンターテイメント事業 株式会社快活フロンティアは、「オンを楽しむ、オフを楽しむ、みんなの生きがいでありたい」をコンセプトにリゾートアイランドのバリ島をイメージし、時代にあった空間を提供する複合カフェ「快活CLUB」及び24時間型フィットネスジム「FiT24」並びに南仏にある地上の楽園と呼ばれるコート・ダジュールをテーマに、カラオケルーム「コート・ダジュール」を運営しております。 株式会社ランシステムは、主に複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」を運営しております。 (3) アニヴェルセル・ブライダル事業 アニヴェルセル株式会社は、結婚式を通じて感動とうっとりするサービスをご提供するゲストハウススタイルの挙式披露宴施設を展開しております。また、アニヴェルセル表参道は、記念日をコンセプトに誕生しチャペルやパーティースペースのほか、パリスタイルのカフェを併設しております。 (4) 不動産賃貸事業 当社は、主にグループの閉店店舗をグループ内及び外部へ賃貸すること並びに各事業だけで使用することが難しい大型物件を当社で賃借し、グループ内外へ賃貸する事業等を行っております。 (5) その他の事業 その他の関係会社の株式会社アニヴェルセルHOLDINGSは、有価証券の保有等を行っており、関連会社の青木情報開発株式会社は、損害保険の代理事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりです。 その他連結子会社1社 その他非連結子会社3社 その他持分法非適用関連会社3社 他その他の関係会社1社
経営方針・対処すべき課題4,209字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、「社会性の追求」、「公益性の追求」、「公共性の追求」の3つの経営理念を追求することを基本に、「人々の喜びを創造する」を事業コンセプトとして、年齢・性別に関係なくすべての個人消費者を対象に時代に合った様々な商品とサービスをお値打ちな価格で提供してまいります。これにより、お客様や株主の皆様からの信頼と期待に応えてまいりたいと考えております。 (2) 経営環境 ① 企業構造 当社グループは、各事業会社が自主自立で業務運営を行っており、お客様のニーズへの対応と効率的な経営を推進すべく、当社がサポートする体制としております。これらの事業をポートフォリオ経営によって、グループ全体で安定的な成長を目指してまいります。 ② 市場環境 すべての事業は国内で展開しており、人口動態や高齢化が進むなかで様々な切り口によるシェア拡大と新たな事業の創造により業績の向上を目指しております。 ファッション事業では、ビジネススタイルのカジュアル化やライフスタイルの変化等が急速に進んでいると認識しており、一時的にスーツの販売着数は横這い程度での推移となりましたが、中長期的にも年々減少傾向となると考えております。 エンターテイメント事業の複合カフェ及びカラオケの市場は、近年横這いから縮小傾向、フィットネスは健康志向の強まり等により拡大傾向となっております。複合カフェの快活CLUBは、今後業態を進化させながら新規出店等により市場・シェアの拡大を目指しております。カラオケのコート・ダジュールは、カラオケ以外の利用シーンの提案等により業態の進化を進めております。24時間型フィットネスジムのFiT24は単独店やファッション事業のAOKIとの併設店を展開しており、トレーニングサポート体制の強化等により差別化を図っております。 アニヴェルセル・ブライダル事業における市場は、婚姻組数が減少傾向にあるなかで、挙式・披露宴スタイルの多様化や少人数化が定着しつつあると認識しております。市場のニーズを踏まえて周辺事業の展開を拡大してまいります。 不動産賃貸事業は、大手企業や補助的な事業としている企業など多くの企業で行われておりますが、当社グループの多店舗展開での閉店後の有効活用等も含め一定の需要を見込んでおります。 ③ 競合他社の状況 各事業において、それぞれ国内展開が中心であり市場の縮小に対応すべく、コアなビジネスの深耕と同時に周辺事業への拡大が進んでおります。 ④ 主要商品・サービスの内容 ファッション事業は、スーツを中心としたメンズ・レディース衣料の販売を行っており、機能性商品や環境に配慮した商品の開発を推進するとともに、市場環境の変化に対応した商品群の開発や提案を強化しております。 エンターテイメント事業の快活CLUB及び自遊空間は、時間消費型施設として鍵付完全個室の導入など業態の進化を進めております。快活CLUBでは従来の複合カフェとしての利用だけでなく、プライベート性が高い個室環境を活かし、ビジネスニーズに対応した利用促進にも力を入れております。また、24時間型フィットネスジム「FiT24」の展開も快活CLUBに併設し相互利用の特典により差別化が図られており、他事業との併設や単独展開も進めております。カラオケのコート・ダジュールは、南フランスのコート・ダジュールをコンセプトとした雰囲気や清潔感で女性やファミリー層にご支持いただいております。 アニヴェルセル・ブライダル事業は、邸宅式結婚式場(ゲストハウスウエディング)を展開しており、貸切感のある施設と自由にアレンジできる個性的な演出やサービスが特徴となっております。また、ウェディングに限らず企業の展示会やパーティーなど法人宴会でもご利用いただいております。 不動産賃貸事業は、多店舗展開している当社グループ店舗の閉店後の物件の賃貸及びビル一棟を賃借し当社グループ内外に賃貸するサービスを行っております。 ⑤ 顧客基盤 各事業が個人のお客様であり、それぞれ特徴的な年齢層や性別を持っております。ファッション事業は各年代が概ね均一的に存在しており、エンターテイメント事業は20代から30代が中心で複合カフェは8割程度が男性です。また、顧客名簿は他社に比べて年代の幅が広く、定期的に名簿をメンテナンスすることでクリーンなものとなっており、今後の事業に活用できる強みがあると認識しております。 ⑥ 販売網 ファッション事業は、リアル店舗が中心で市場の縮小やお客様の動向に対応すべく店舗網及び店舗形態の見直しやネットとの融合を進めております。 エンターテイメント事業の快活CLUBは、郊外展開から都心展開も増加しており販売網を拡大しております。コート・ダジュール及びFiT24は出店形態や業態の見直しを進めております。 ⑦ その他 各事業において、時代の変化や効率化に対応し、キャッシュレスへの対応や入退店の自動化を推し進める一方、グループの強みである接客技術の向上や人財教育にも注力しております。 (3) 目標とする経営指標 当社は、2024年5月10日に2025年3月期を初年度とする中期経営計画を策定・開示しており、初年度及び2年目の実績並びに目標は下記のとおりです。 2025年3月期実績   2026年3月期実績   2027年3月期目標 売上高   1,926億円   1,945億円   2,000億円 営業利益   156億円   169億円   180億円 営業利益率   8.1%   8.7%   9.0% ROIC   6.0%   6.6%   6.7% ROE   6.9%   6.6%   7.0% EPS   113.89円   112.45円   120.00円 PBR   0.8倍   0.9倍   1.0倍 グループ全店舗数(直営)   1,332店   1,348店   1,434店 なお、中期経営計画において、10年後のありたい姿として営業利益300億円、ROE10%以上、EPS180円以上を掲げております。 中期経営計画2024-2026年度はホームページで開示しておりますのでご参照ください。 https://ir.aoki-hd.co.jp/ja/ir/irfiling/management-plan.html (4) 中長期的な経営戦略 設備投資は営業キャッシュ・フロー内で実施することを基本に、ファッション事業、エンターテイメント事業、アニヴェルセル・ブライダル事業及び不動産賃貸事業等について、市場環境やライフスタイルの変化に対応した商品及びサービスの提供を行い、グループとしてのシナジーを高めながら質の高い安定成長を図ってまいります。 ファッション事業は、ビジネススタイルの変化を背景とした市場の変化や、多様化する顧客ニーズに対応した業態の進化を図り、店舗網や店舗形態の見直し、ニーズ・ウォンツの変化に対応した商品開発及び働く女性のための商品の拡充を行い商品構成をビジネス40%、カジュアル30%、レディース30%を目指してまいります。また、オンラインショップの強化等により新たな市場を創造し、安定的な成長を目指してまいります。 エンターテイメント事業は、お客様のニーズに対応した新たなコンテンツの導入とお客様層の拡大、また、業態の進化と新たな業態開発を継続的に行い、積極的な新規出店により市場の拡大を目指してまいります。 アニヴェルセル・ブライダル事業は、基幹店を中心にアニヴェルセルのブランドエクイティの更なる向上、時代の変化に対応した業態の進化及びブライダルから広がる新たな商品や法人宴会事業など新たなサービスの拡充と開発を進めてまいります。 不動産賃貸事業は、グループ外への賃貸の拡大に向けて大型物件にも対応してまいります。 当社グループは、「人々の喜びを創造する」を事業コンセプトとして、お客様に感動する商品とサービスを提供し続けること、また、グループとしての機動性向上と効率化を推進し、シナジーを最大限に高めることにより、企業価値の向上を目指してまいります。 (5) 対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、継続的なエネルギーコストや原材料価格の高騰による物価上昇、中東情勢緊迫化の長期化懸念や米国の通商政策の動向の影響等、依然として先行きは不透明な状況が続くものと思われます。このような環境のなかで、引き続き市場環境やライフスタイルの変化に対応した商品及びサービスの提供を行い、それぞれの事業において新たな価値の創造を継続するとともに、各事業間におけるシナジーを高めグループとしての企業価値の向上を図ってまいります。 ファッション事業では、LIFE & WORK STYLE(ライフ&ワークスタイル)のAOKI・ORIHICAとして、多様化するお客様ニーズや消費環境の変化に即した商品戦略を推進し、中長期的にはカジュアルとレディースの売上構成を引き上げるとともに、効率的な店舗形態への転換・刷新により収益力の向上を図ってまいります。新規出店は、AOKIとORIHICAあわせて14店舗を予定しております。 エンターテイメント事業は、引き続き鍵付完全個室店舗の拡大を進めるとともに、様々なコンテンツや新サービスの導入と各種キャンペーンの実施によりお客様層の拡大に注力してまいります。また、省人化による店舗オペレーションの効率化等により収益力の向上を図ってまいります。新規出店は、快活CLUB及びFiT24あわせて30店舗を予定しております。 アニヴェルセル・ブライダル事業は、基幹店である表参道店とみなとみらい横浜店を中心に自主販促の拡大による婚礼受注活動の更なる強化と、企業の展示会やパーティーなど法人宴会需要の取り込みを推進するとともに、店舗オペレーションの標準化・効率化を図り収益力の向上と営業効率の改善に努めてまいります。 以上の諸施策を確実に実施し、業績の向上に全力を挙げて邁進してまいります。
事業等のリスク5,949字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 (1) 事業環境について 当社グループの事業は、すべて国内展開であり国内の景気や個人消費の動向、また、各事業のビジネスモデルに市場動向との乖離が発生した場合には、業績に大きな影響を受ける可能性があります。 (ファッション事業) 景気の動向において、後退局面では最初に影響を受けやすい事業である一方、底堅さもあると認識しております。当連結会計年度では、ビジネススタイルの変化等によりスーツ等のビジネス衣料はやや苦戦したものの、2月から3月の特定マーケットが堅調に推移したこと、カジュアル関連商品が順調に推移しビジネス衣料の需要変動を下支えしたことによりリスクの顕在化は回避されておりますが、年間の既存店売上高前年比は0.8%減少する結果となりました。今後については、短期的にはニーズ・ウォンツに対応した新商品の開発・提案やカジュアルやレディース関連商品の強化を行うとともに、中期的には、商品構成や店舗の在り方を含めてビジネスモデルの進化に努めてまいります。 (エンターテイメント事業) 市場規模で複合カフェは、概ね横這い傾向、カラオケとフィットネスはコロナ禍で縮小して以降拡大傾向ですがカラオケはコロナ前の水準には達していない状況で推移しており、複合カフェとフィットネスの新規出店によりシェアを拡大していると認識しております。今後、市場環境やお客様の志向の変化等により当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。リスクの顕在化の時期や経営成績に与える影響の程度は見積もれませんが、新しいコンテンツの開発や業態の進化等によりシェア向上と市場の拡大に努めてまいります。 (アニヴェルセル・ブライダル事業) 当事業の売上高は、通常新店舗の開店後2年から3年がピークとなりその後施行組数が徐々に減少する傾向があります。また、全国の婚姻組数は緩やかに減少する傾向にあるなか、2025年度のゲストハウスウエディングの披露宴・披露パーティーのスタイル別シェアは、最高であった2012年度から毎年徐々に低下し足元は横ばいで推移していると思われます。さらに他業態からの参入や新規出店等により厳しい環境にあると認識しており、ブライダル市場の縮小や競争激化、挙式披露宴スタイルの急激な変化などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。コロナ禍で大きく縮小した市場から回復傾向にありますが、アニヴェルセル・ブライダル事業では、アニヴェルセルブランドの更なる強化を図るとともに、時代の変化や多様化する価値観に対応した新しい挙式スタイルやサービスを提供するとともに周辺事業の開発を行ってまいります。 (2) 減損会計について 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」の適用により、当連結会計年度に減損損失を17億13百万円計上しております。今後も事業環境の変化等により各店舗の営業損益が過去又は翌期見込みも含め2期連続でマイナスとなる場合及び固定資産の時価が著しく下落した場合並びに店舗の閉鎖を決定した場合等に、減損損失の計上により業績への影響を受ける可能性があります。 ファッション事業(有形固定資産の帳簿価額28,121百万円)は、働き方やそれに伴うビジネススタイル等市場環境が大きく変化し売上高が減少するリスクがあります。これらの市場の変化に対応した店舗展開等の見直しや商品を提供してまいります。 エンターテイメント事業(有形固定資産の帳簿価額45,669百万円)は、積極的な新規出店を行う方針であり、中期的にはお客様の志向の変化や競合環境等の変化によりリスクが大きくなる可能性があると認識しており、スクラップアンドビルドにより毎年一定程度の減損損失が発生すると予想されますが、事業環境の変化を迅速に捉え、業態の進化を継続するとともに投資基準を順守した出店を行ってまいります。 アニヴェルセル・ブライダル事業は、婚姻組数が減少傾向にあるなかで、挙式・披露宴のスタイルの多様化や他社の出店状況等、市場環境の変化等に伴い売上高が減少するリスクがありますが、当該事業(有形固定資産の帳簿価額10,443百万円)は土地の時価が高く、また、その他有形固定資産は減価償却が進みその簿価は小さくなっていくことから大きな減損リスクは少ないと考えております。新たなサービスを創造し提供するとともに周辺事業の開発を継続してまいります。 (3) 大規模災害・感染症等による影響について ① 大規模災害等 当社グループの国内拠点は、特に関東・関西・東海地区においてドミナント化されており、なかでも関東地区におけるグループ売上高の占める割合が高く、これらの地区において大規模災害等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に大きな影響を受ける可能性があります。中長期的には気候変動による大規模豪雨や洪水などの他、首都圏直下型地震や南海トラフ地震が予測されており相当程度のリスクがありますが、具体的な発生の時期や影響の程度は不明ですが、リスクマネジメント委員会を中心に継続的にその対応について議論・検討してまいります。なお、気候変動によるリスクや機会に関するTCFDの枠組みに基づく開示は、当社ホームページに掲載しております。 ② 感染症等 すでに存在している感染症については、ワクチン、予防薬や治療薬の開発等によりそのリスクは小さいと思われますが、新たな感染症等が発生した場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響は無くグループ全体で売上高が前連結会計年度と比べ1.0%増加いたしました。将来についても時期等は不明ですが、新たな感染症の発生は否定できず、その際には新型コロナウイルス感染症の影響を最も受けた2021年3月期程度の売上高の減少(20%強程度の減少)の他、ファッション事業における商品供給にも影響を受けるリスクがあります。 各事業においてはこのような状況を踏まえ、感染症の影響を受けにくい業態への進化や新たな事業の検討、また、様々な働き方(リモートワーク等)への対応も進めてまいります。 (4) 当社グループの店舗展開について ① 当社グループは、主にチェーンストア方式で直営の店舗展開を行っており、当連結会計年度末において、1,348店舗を展開しております。 当面、当社グループの出店はファッション事業のORIHICA及びエンターテイメント事業の快活CLUBが中心であり、新規出店が計画どおり行えない場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループは、主に地域での知名度の向上、広告宣伝費の効率化、管理コストの抑制等を目的にドミナント出店(一定の地域に集中的に出店する)戦略をとっております。現在の店舗展開は、関東、中部、近畿が中心となっており、今後も同地域及びその他の地域への出店を行っていく方針ですが、立地の確保ができない場合や市場の縮小により自社競合等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。 市場の縮小によりファッション事業でリスクがやや顕在化しつつある状況ですが、引き続き店舗網の見直しを行っております。エンターテイメント事業では、業態の進化等により現状ではリスクの顕在化を抑えるよう努めており、顕在化の時期や程度は不明ですが、常に消費者の動向にあわせた業態の進化に努めてまいります。 (5) 人財の確保及び育成について 当社グループは、ファッション事業ではお客様のご要望に応じて適切なコーディネートを提案できる販売員育成のための「スタイリスト制度」を、その他事業についても独自の教育プログラムを運用するなど、お客様に対する接客サービスを重視しております。人財の確保や教育が十分に行われない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 エンターテイメント事業は出店に力を入れており、多くの人財が必要なことからリスクの顕在化が懸念されますが、ファッション事業の人財の活用や自動入退店システムの導入拡大による省人化などの取り組みを行っており、当面リスクの顕在化の可能性は低いと認識しております。 (6) 情報セキュリティについて ① システム関連 当社グループでは、グループ各社が提供する商品・サービスをはじめ、各種経営情報の管理に情報システム及び通信ネットワークを使用しております。事故や欠陥等によるシステム障害、外部からの不正アクセス及び不正ソフトウエアによるウイルス感染等によりシステムやネットワークの機能障害・停止等が発生した場合には、当社グループの業績や財政状況が悪化する等の影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、情報システム及び通信ネットワークの安定稼働のため、外部コンサルティングによるリスクアセスメントを実施し必要なリスク対策を講じるなど、情報セキュリティ強化に取り組んでおります。 ② 個人情報 当社グループでは、グループ各社のお客様情報をはじめ、ステークホルダーの皆様の個人データを多数保有しており、万一、個人データ(特に顧客情報)の漏えいや不正利用等が発生した場合、当社グループの社会的信用が低下し、当社グループの業績や財政状況が悪化する等の影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、顧客情報をはじめとする保有個人データについて、脅威を増す不正アクセスやサイバー攻撃からの保護に万全を期すため、個人情報の保護方針の策定、情報セキュリティに関する規程やマニュアル等の整備及び組織的、人的、物理的、技術的安全管理措置を講じるとともに、個人データ共同利用体制の責任会社である当社においては「プライバシーマーク」を取得し、個人情報保護に関する管理体制の強化に取り組んでおります。 (7) 経営成績の季節的変動について ファッション事業の売上高には季節的変動があり、夏季の第2四半期(7月から9月)が減少する一方、特定マーケット(就活需要、新入学や入社需要)にあたる第4四半期(1月から3月)が増加し、営業利益は著しく変動する傾向があります。 スーツ市場の縮小により第3四半期までの業績は厳しく、第4四半期の特定マーケットのスタイルに大幅な変化等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を受ける場合があります。すぐにリスクが顕著化する可能性は低いと思われ、その時期や程度については不明ですが、カジュアルやレディースの強化により第3四半期までの売上高を確保する施策も推進しており、また、他事業とのポートフォリオ経営によりグループとしてのリスクを下げる対応を行っております。 (8) 食の安全性について アニヴェルセル・ブライダル事業では挙式披露宴、エンターテイメント事業では飲食を提供しており、食品衛生法の規制を受けております。各事業の衛生管理については、社内マニュアルの徹底、内部監査や外部企業によるチェック等万全を期しておりますが、食中毒の発生や重大な品質トラブルが発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクは主に店舗単位かつ短期的なものであり、全体としての大きなリスクはないと思われますが、店舗数が多い場合や期間が長期化した場合には、店舗数と期間に応じて売上高が減少する影響があります。 環境に対応したマニュアルの改廃や衛生管理を継続的に実施し、リスクの低下に努めております。 (9) 特定の取引先への依存について エンターテイメント事業のカラオケにおいて、カラオケ機器の調達先を株式会社エクシング及び株式会社第一興商の2社に依存しております。両社との取引関係は良好ですが、今後これらの企業との契約条件の変更や契約が解除された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、同業社である一方利害が一致する部分もあるため、現状では大きなリスクはないものと考えておりリスクの顕在化の時期等は不明です。 (10) 地政学リスクについて ① 生産地域及び商品調達 ファッション事業の商品の多くは、中国や東南アジアなどのアジア諸国において生産し、商社等から仕入れを行っております。このため、生産諸国の政治や経済、法制度等の著しい変動や大規模な自然災害の発生などにより、商品調達や原価に影響を受ける可能性があります。現状は、生産比率の高い中国経済等により生産や物流に影響を受け、リスクがやや顕在化しつつあると認識しておりますが、短期的には大きな影響にはならない状況です。しかしながら、今後大きな影響を受けリスクが顕在化する可能性があります。 スーツ等の重衣料は在庫回転率が低く生産は年間を通して平準化する取り組みや生産国の分散化を行い、リスクを低く抑える取り組みを行っております。 ② 物流及びコストの上昇 中東情勢の緊迫化をはじめとする国際情勢の大きな変化は、原油価格の高騰や物流網への影響を招き、当社グループの各事業における商品調達やコストの上昇等、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ファッション事業においては、輸送航路の混乱等に起因するコンテナ不足による納期遅延、海外輸送費の高騰による物流コストの上昇及び原油価格の高騰に伴いポリエステル等の合成繊維の原材料価格の高騰によるコスト上昇の影響については、短期的に発生する可能性があります。 また、国内においてもエネルギー価格の上昇の影響は、特に24時間営業のエンターテイメント事業を中心に全事業に及ぶ可能性があり、電気料金や物流費の上昇、プラスチックを使用した包装資材や店舗演出備品等、様々なコストの上昇が懸念されます。 これらのリスクについて、ファッション事業における納期遅延については早期発注や生産等によるリードタイムの確保、仕入価格の上昇については調達ルートの適正化や販売価格への転嫁等、電気料金の上昇については省エネ設備の導入拡大等経費の削減に努めることで、業績への影響を抑制する対応を講じるとともに、引き続き情報収集とモニタリングに努めてまいります。 以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社グループが判断したものです。
経営成績の分析 (MD&A)8,964字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当期における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する記述は、当期末現在において判断したものです。 (1) 財政状態の状況 ① 概要 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ75億20百万円減少し、2,254億55百万円となりました。 流動資産は、現金及び預金が78億71百万円及び信託受益権等のその他が13億41百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ89億54百万円減少いたしました。固定資産は、繰延税金資産が13億13百万円減少した一方、有形固定資産が新規出店等により11億54百万円、無形固定資産が7億18百万円及び退職給付に係る資産が8億74百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比べ14億34百万円増加いたしました。 流動負債は、短期借入金が10億円増加した一方、買掛金が支払条件の変更等により31億6百万円、賞与引当金が14億1百万円及び未払金が5億98百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ46億18百万円減少いたしました。固定負債は、長期借入金が67億24百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ59億69百万円減少いたしました。 純資産の部は、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益及び配当金の支払いの結果27億32百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比べ30億67百万円増加しております。 ② 経営者の視点による分析・検討内容 当期の財政状態につきましては、売上高の増加等に伴う営業活動によるキャッシュ・フローの創出を背景に、有利子負債の削減を進めた結果、自己資本比率は改善し財務健全性が高まっております。今後は経済環境の緩やかな改善とともに売上高の安定化が期待されるほか、翌連結会計年度(以下、「翌期」といいます。)の各事業の効率化等により、財政状態は安定的に推移するものと認識しております。引き続き売上高の確保とコストの徹底した効率化を行い営業キャッシュ・フローを確保するとともに、投資の見直しも行い中期的な資産効率向上に努めてまいります。 (ファッション事業) ファッション事業のセグメント資産は、前期末に比べ59億30百万円減少し965億93百万円となりました。この減少の主な要因は、買掛金の支払額の増加等に伴う現金及び預金の減少によるものです。既存店売上高は前期をやや下回りましたが、収益力の改善に伴い資産効率も改善傾向にあると認識しております。今後は確実な出店、不採算店舗の閉鎖及び店舗オペレーションの改善を行い、更なる収益力の強化を行い資産効率の向上に努めてまいります。 (エンターテイメント事業) エンターテイメント事業のセグメント資産は、前期末に比べ10億78百万円増加し678億96百万円となりました。この増加の主な要因は、売上高の増加等による売掛金の増加及び新規出店や改装等による有形固定資産の増加によるものです。既存店売上高が堅調に推移したことにより売上高の増加及び売上総利益率の改善等により資産効率は改善しております。また、新規出店は中長期的な成長のための投資と考えており、利益水準及び資産効率は改善しておりますが、先行き不透明な状況などから新規出店を継続しながら業態の進化に注力し収益力の強化を行ってまいります。 (アニヴェルセル・ブライダル事業) アニヴェルセル・ブライダル事業のセグメント資産は、前期末に比べ5億83百万円減少し150億62百万円となりました。この減少の主な要因は、減価償却等による有形固定資産の減少によるものです。当該事業は設備産業であり資産効率は他事業に比べ低い状況ですが、当期は施行組数の増加や新たな需要の取り込み等により収益力が改善傾向にあります。今後も収益力が課題であり、時代の変化に対応した新しいウェディングスタイルの提案や周辺事業の強化により売上高を確保し、資産効率の改善に努めてまいります。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業のセグメント資産は、前期末に比べ9億45百万円増加し266億38百万円となりました。この増加の主な要因は、敷金の増加によるものです。規模が小さいため引き続き収益力の強化と事業規模の拡大に向けて対応してまいります。 (2) 経営成績の状況 ① 概要 当社グループは各事業において市場環境やライフスタイルの変化に対応し下記のような諸施策を実施した結果、当連結会計年度の業績は、売上高は1,945億32百万円(前年同期比1.0%増)、営業利益は169億47百万円(前年同期比8.3%増)、経常利益は163億70百万円(前年同期比10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は94億61百万円(前年同期比1.2%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 (ファッション事業) ファッション事業では、新生活を迎えるフレッシャーズの皆様に向けて、キャンペーンキャラクターとしてメンズ・レディース双方から高い支持を得ているなにわ男子を起用するとともに、新たに女優の畑芽育さんを迎え「フレッシャーズ応援フェア」を開催いたしました。また、AOKIの高機能レディースウェア・ブランド「MeWORK(ミワク)」では、働く女性に向けた人気雑誌のOggiとコラボレーションすることで、トレンドと機能性を両立させた「神ラクセットアップ」をはじめとする多数のアイテムの開発と提案を強化いたしました。ORIHICAでは、計画的な新規出店及び主要店舗の改装によるマーケットシェア拡大と認知度向上を進めるとともに、メンズで好評のビジカジ商品をレディース向けに展開するなど、商品の拡充を図りました。店舗面では、AOKIで2店舗及びORIHICAで20店舗を新規出店した一方、営業効率改善のためAOKIで6店舗及びORIHICAで8店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は611店舗(前期末603店舗)となりました。 これらの諸施策の実施及び新規出店が寄与した一方、仕入原価の上昇や出店費用等コストが増加した結果、売上高は1,028億94百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は85億8百万円(前年同期比2.1%減)となりました。 (エンターテイメント事業) 複合カフェの快活CLUBでは、引き続き鍵付完全個室店舗の拡大を推し進めるとともに、快活オリジナルメニューの開発等の飲食強化及びダーツやカラオケなどのコンテンツの充実により、客単価の向上と集客の強化を図りました。カラオケのコート・ダジュールでは、高級アイスブランドとタイアップした「ICHIGO FAIR(苺フェア)」を開催するなど飲食メニューを強化するとともに、歓送迎会シーズンに合わせたパーティーコースの販売等により幅広い客層の集客に注力いたしました。24時間営業のフィットネスジムのFiT24では、月会費がお得な春の入会キャンペーンの開催等により新規会員の獲得に注力するとともに、トレーニングサポート「スタサポ」の強化や新規マシンの導入等により、初心者から上級者までご満足いただける快適なトレーニング環境の構築に努めました。店舗面では、快活CLUBで26店舗、コート・ダジュールで2店舗及びFiT24で5店舗を新規出店した一方、営業効率改善のため快活CLUBで14店舗、コート・ダジュールで4店舗及びFiT24で9店舗を閉鎖した結果、ランシステムの複合カフェ自遊空間他81店舗(内フランチャイズ46店舗)を含め、期末店舗数は773店舗(前期末768店舗)となりました。 これらの諸施策の実施等により既存店が堅調に推移した結果、売上高は767億83百万円(前年同期比1.0%増)、営業利益は72億67百万円(前年同期比21.3%増)と増収増益になりました。 (アニヴェルセル・ブライダル事業) アニヴェルセル・ブライダル事業では、受注活動の強化を継続するとともに、市場環境の変化に応じた価格の適正化及び接客スキルの向上による組単価アップに注力いたしました。また、新たに発表したウェディングコンセプトのもと、時代の変化や多様化する価値観など現代のニーズにお応えした結婚式をご提案することで、アニヴェルセルブランドの差別化を図りました。あわせて、アニヴェルセルカフェみなとみらい横浜店において、有名ジュエリーブランドとのコラボレーションフェア「SAKURA Sweets Collection」を開催し、期間限定のデザートやドリンクメニューを提供いたしました。 これらの諸施策の実施等により基幹店である表参道店及びみなとみらい横浜店を中心に施行組数の増加と組単価が上昇した結果、売上高は124億48百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は8億74百万円(前年同期比61.3%増)と増収増益になりました。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業では、グループ内店舗の遊休スペースの賃貸を進めた一方、一部の店舗で原価が増加したこと等により、売上高は71億95百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は15億44百万円(前年同期比2.7%減)となりました。 ② 経営者の視点による分析・検討内容 当社グループの当期の経営成績について、売上高は、経済活動が緩やかに回復基調で推移するなかで各事業が増収となりました。ファッション事業では、2月から3月のフレッシャーズがやや苦戦した一方、エンターテイメント事業及びアニヴェルセル・ブライダル事業が好調に推移したこと等によりグループ全体では1.0%の増加となりました。営業利益は、売上高の増加に伴い売上総利益率が0.7%改善し、販売費及び一般管理費は各事業で削減に努めた結果、1.4%の増加に留まったことで8.3%増加し169億47百万円となりました。また、経常利益は、営業外費用の減少に伴い10.7%増加し163億70百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益の減少及び法人税等が増加した結果、1.2%減少し94億61百万円となりました。市場環境が変化しており、各事業において当面の課題に対応するとともに、中長期的にはビジネスモデルの進化が必要であると認識しております。翌期におきましては、引き続き事業環境に対応した商品やサービスを開発・提案し、成長が期待できる事業や部門に資源を集中することで、中長期的な収益力の強化を図ってまいります。 (ファッション事業) 既存店売上高は市場環境や消費需要の変化等により0.8%の減収となり、中期的にも環境の変化は更に進むと見込まれ、スーツ等の重衣料中心のビジネスモデルからの変化が必要であると認識しております。今後は環境の変化に対応しつつLIFE & WORK STYLE(ライフ&ワークスタイル)のAOKI・ORIHICAとして機能性を追求したビジネス商品及びパジャマスーツシリーズを中心としたカジュアル商品や、働く女性に向けた商品群の企画・開発・拡充に注力してまいります。また、引き続き店舗スペースの有効活用を推し進めることで営業効率の改善を図るとともに、店舗の修繕や営繕を計画的に実施することで、お客様が安心してご来店いただける店舗環境の整備に努めてまいります。新規出店は、AOKIとORIHICAあわせて14店舗を予定しております。 (エンターテイメント事業) ランシステムを除く既存店売上高は1.6%の増収と引き続き着実な増加傾向で推移いたしました。翌期においては、引き続き快活CLUBの鍵付完全個室店舗の出店を進めるほか、既存店においてはコンテンツの拡充や新サービスの導入により多様化するお客様ニーズに対応するとともに、省人化の推進など店舗オペレーションの効率化による営業効率の改善を図ってまいります。新規出店は、快活CLUB及びFiT24あわせて30店舗を予定しております。 (アニヴェルセル・ブライダル事業) 挙式・披露宴を中心とした事業の売上高は、開店後2年から3年をピークに徐々に減少する傾向にあります。さらに、婚姻組数の減少や少子化の進行等の市場環境の変化に加え、新規出店を伴わない状況にあることから、厳しい経営環境にあると認識しております。基幹店である表参道店とみなとみらい横浜店を中心に婚礼受注活動の更なる強化を行うとともに、店舗オペレーションの標準化と効率化を推進し営業効率の向上を図ってまいります。また、企業イベントやパーティー利用など新たな需要の取り込みを強化してまいります。 (不動産賃貸事業) 引き続き収益力の強化が必要であると認識しております。グループ他事業の効率化に貢献するとともに、グループ外への賃貸を進め安定的な成長に努めてまいります。 目標とする経営指標の達成状況等につきまして、当社グループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 目標とする経営指標」に記載したとおり、中期的な目標を設定しております。各事業において、当面の課題に積極的に取り組むとともに、成長が期待できる事業に投資を集中し、この目標に向けて各指標の向上に努めてまいります。 (3) キャッシュ・フローの状況 ① 概要 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   21,736   17,635 投資活動によるキャッシュ・フロー   △8,519   △10,562 財務活動によるキャッシュ・フロー   △13,992   △14,945 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   △776   △7,871 現金及び現金同等物の期首残高   35,657   34,880 現金及び現金同等物の期末残高   34,880   27,008 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、税金等調整前当期純利益が増加した一方、有形固定資産の取得、仕入債務の減少額及び配当金の支払いが増加したこと等により、前連結会計年度末と比べ78億71百万円減少し、270億8百万円となりました。 営業活動により得られた資金は、176億35百万円(前年同期と比べ41億円減少)となりました。これは主に、法人税等の支払額が40億23百万円及び仕入債務の支払額が31億6百万円となった一方、税金等調整前当期純利益が149億75百万円、減価償却費が101億98百万円となったことによるものです。 投資活動により使用した資金は、105億62百万円(前年同期と比べ20億42百万円増加)となりました。これは主に、設備投資のための有形固定資産を109億80百万円取得したことによるものです。 財務活動により使用した資金は、149億45百万円(前年同期と比べ9億52百万円増加)となりました。これは主に、短期借入れを10億円及び長期借入れを50億円実施した一方、長期借入金の返済120億24百万円、リース債務の返済21億99百万円及び配当金の支払い67億20百万円実施したことによるものです。 ② 経営者の視点による分析・検討内容 当期末の資金残高は、新規出店等の成長投資や株主還元の強化等により減少傾向にありますが、月商の概ね1.7か月となり概ね予定どおりであると認識しており、経済環境等の不透明感もあるため、やや保守性を持って考えております。営業活動によるキャッシュ・フローは、利益が改善した一方で仕入債務の支払額の増加等により減少し、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済及び株主還元の強化等により、財務の健全性を維持しつつ資本効率の最適化を図りました。 翌期については、効率性と安定的な資金の手当てのバランスを考慮し対応してまいります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主な資金需要は、主に商品の販売及びサービスの提供等の営業費用並びに新規出店及び改装等に係る設備投資です。これらの資金需要は、自己資金及び営業キャッシュ・フローで、大型投資については、自己資金の他金融機関からの借入れで対応していくこととしております。翌期の投資は、事業環境の変化を考慮しつつ、引き続き中長期的な成長のための投資として効率的な出店と改装投資を継続してまいります。また、営業キャッシュ・フローは安定的に推移すると思われ、安定的かつ効率的な資金を維持していく方針です。また、手許の運転資金は、連結子会社における余剰資金を当社へ集中し、グループ管理を行うことで資金効率の向上を図っており、突発的な資金需要は金融機関との当座貸越契約で対応することとしております。 また、株主還元の基本的方針に変更はないものの、中期経営計画での方針により翌期の水準は高い見込みです。詳細については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   54.5   56.5   57.9   60.9   64.3 時価ベースの自己資本比率 (%)   21.2   31.0   40.8   47.0   60.2 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率(年)   3.7   3.1   2.8   1.9   2.0 インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   45.3   47.8   58.4   85.1   67.9 (注)1.自己資本比率:自己資本/総資産 2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い ※いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに算出しております。 ※キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。 ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産、受注実績 当社グループは、主に小売事業を展開しておりますので、生産、受注実績については記載しておりません。 ② 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   仕入高 (百万円)   前年同期比 (%) ファッション事業 重衣料   (スーツ、フォーマル他)   14,137   90.0 中衣料   (ジャケット、スラックス)   3,099   110.0 軽衣料   (シャツ、ネクタイ、カジュアルウェア他)   13,355   108.7 レディース   (ジャケット、スカート他)   9,777   106.6 その他   (補正代等)   2,448   99.0 ファッション事業計   42,818   100.9 エンターテイメント 事業   (複合カフェ及びカラオケルーム等 の運営)   59,324   98.6 アニヴェルセル・ ブライダル事業   (ブライダル関連のサービス等の提供)   6,493   101.7 不動産賃貸事業   (店舗等の賃貸)   3,451   101.2 その他   (広告関連他)   183   136.3 合計   112,271   99.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   売上高 (百万円)   前年同期比 (%) ファッション事業 重衣料   (スーツ、フォーマル他)   38,018   97.2 中衣料   (ジャケット、スラックス)   6,579   97.0 軽衣料   (シャツ、ネクタイ、カジュアルウェア他)   33,692   105.1 レディース   (ジャケット、スカート他)   21,251   99.6 その他   (補正代等)   3,350   101.3 ファッション事業計   102,892   100.3 エンターテイメント 事業   (複合カフェ及びカラオケルーム等 の運営)   76,762   101.0 アニヴェルセル・ ブライダル事業   (ブライダル関連のサービス等の提供)   12,436   106.2 不動産賃貸事業   (店舗等の賃貸)   2,202   103.1 その他   (広告関連他)   239   118.6 合計   194,532   101.0 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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