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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

コロンビア・ワークス

146A · Standard · 不動産業

「ユニキュベーション」を標榜し、レジデンスやオフィスを開発し、賃貸管理・ホテル運営まで一気通貫で手がける不動産デベロッパー。

概要

コロンビア・ワークスは、2013年5月に東京都渋谷区で設立された不動産開発会社である。2024年3月に東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2025年12月期の連結売上高は371億円、営業利益60億円、純利益35億円を計上した。首都圏を中心に、賃貸マンション「Blancé」「LUMIEC」、オフィス「BIASTA」、ホテル「NOCTIS」などのブランド展開を行い、開発から賃貸管理、ホテル運営、アセットマネジメントまで一貫して手掛ける。従業員84名の機動的な組織を強みとする。

不動産開発を核とする4つの収益源

当社グループの事業は不動産開発サービスの単一セグメントだが、収益は4つのサービスから構成される。2025年12月期の販売実績は、不動産開発サービスが359億円(全体の96.9%)、不動産賃貸管理サービスが4.4億円、ホテル運営サービスが3.0億円、アセットマネジメントサービスが4.0億円である。開発によるフロー収入が大宗を占めるが、グループは安定収益の拡大を掲げ、賃貸管理・運営・アセマネといったストック型収益の比率を高める戦略をとる。2025年12月期の営業利益は60億円(前年比54.9%増)、純利益は35億円(同54.8%増)と急成長を示した。

首都圏に特化した開発戦略と多様なスキーム

開発対象はレジデンス、オフィス、ホテルで、すべて東京都心や首都圏のターミナル駅周辺に集中する。仕入から販売まで案件担当者が一貫して担う迅速な意思決定が強みである。開発スキームは自社開発型に加え、建設期間中にSPCへ売却しノウハウ提供で関与するファンド型、既存建物を取得後にリノベーションするバリューアップ型の3つを状況に応じて使い分ける。バリューアップ型ブランド「LUMIEC un」は、収益性向上を図る位置づけである。また、テナントを決めてから建設するBTS型施設も手掛け、人間ドック受診センターや学生マンションの開発実績がある。

6社の連結子会社によるグループ体制

当社グループは当社と6社の連結子会社で構成される。主な子会社は、不動産賃貸管理を担うコロンビア・コミュニティ株式会社(旧JACコミュニティ、2020年に完全子会社化)、ホテル運営のコロンビアホテル&リゾーツ株式会社(2018年設立)、アセットマネジメントのコロンビア・アセットマネジメント株式会社(2023年設立)である。2024年10月には合同会社RC1号を匿名組合出資で子会社化、2025年2月にはACSホールディングス株式会社の全株式を取得して子会社化した。これら子会社を通じて、開発から運営・管理・投資助言までの一気通貫サービスを提供し、グループ内シナジーを発揮する。

業界の中での役割は不動産デベロッパー(企画から運営までの一気通貫)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
371億円
営業利益
60億円
営業利益率
16.2%
純利益
35億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01不動産開発主力

大都市圏において、レジデンス(賃貸マンション)、オフィス、ホテル等を開発する。「Blancé」「LUMIEC」等のブランドで展開し、バリューアップ型やBTS型も手がける。仕入から開発・販売まで一貫して行う。

主な製品・サービス3
レジデンス(Blancé、LUMIEC)
賃貸マンションのブランドで、単身者向けからファミリー向けまで幅広いニーズに対応。デザイン性と機能性を両立した住まいを提供する。
オフィス(BIASTA)
オフィスビルのブランド。テナントのニーズに合わせた設計で、快適な執務環境を提供する。
ホテル
開発の一環としてホテルを手がける。地域性や文化を活かした空間を創出し、宿泊需要に応える。

02不動産賃貸管理準主力

開発物件の販売後も、顧客の「良き代理人」として賃貸管理を提供。リーシングや保守管理を代行し、物件価値の維持・向上を図る。1都3県を対象に子会社が担う。

主な製品・サービス1
賃貸管理サービス
商業施設、オフィス、レジデンスのリーシング、保守管理、テナント対応を代行。オーナーの投資成果を最大化する。

03ホテル運営副次

子会社がホテル運営を行う。新ブランド「NOCTIS」を立ち上げ、都心でのプレミアム滞在体験を提供。地域文化やアートを取り入れた空間で、グループ旅行や長期滞在のニーズに応える。

主な製品・サービス1
ホテル運営(NOCTIS)
都心に展開するライフスタイルホテルブランド。交流を生むバーを設置し、ゲスト同士や地域とのつながりを創出する。

04アセットマネジメント副次

投資家から委託を受け、不動産投資機会の提供や投資成果の最大化を図る。子会社が投資助言・代理業、投資運用業(不動産)を営む。

主な製品・サービス1
アセットマネジメントサービス
不動産を対象とした投資運用・助言業務。当社の開発・運営ノウハウを活かし、レジデンス等への投資機会を提供する。

製品と技術

レジデンスブランド「Blancé」「LUMIEC」とバリューアップ型

主力の賃貸マンションブランドは「Blancé(ブランセ)」と「LUMIEC(ルミーク)」の2系統。BlancéとLUMIECは新築開発向けで、入居者ニーズに応じた付加サービス(定額制パーソナルトレーニングや朝食提供)を導入する特徴がある。さらに、既存建物を取得後にリノベーション等で価値向上を図るバリューアップ型開発にも注力し、そのブランドを「LUMIEC un(ルミーク アン)」として展開。収益性向上を志向し、他社デベロッパーとの協業も進める。これらのレジデンスは1棟販売で不動産投資家や個人富裕層に販売される。

オフィスブランド「BIASTA」とBTS型・ファンド型開発

オフィスブランド「BIASTA(ビアスタ)」で開発を行うほか、テナントの需要に合わせて建設するBTS(Build To Suit)型施設も手掛ける。BTS型では、PET-CTなど高度医療機器を備えた人間ドック受診センターや学生マンションの実績がある。また、建設期間中の開発案件をSPCへ売却し、販売後もコンストラクション・マネジメント(CM)として関与するファンド型スキームも採用。自己資金と外部資本を組み合わせることで資金効率を高め、2025年12月期には当該スキームを活用した案件組成も行った。

新ホテルブランド「NOCTIS」の展開計画

2025年に立ち上げたホテルブランド「NOCTIS(ノクティス)」は、都心におけるプレミアムな滞在体験を提供するライフスタイルホテル。コンセプトは「コミュニケーションが生まれるホテル」で、全施設にバーを設置し、ゲスト同士や地域との交流を促進する。2026年から2028年にかけて、千代田区外神田六丁目(2026年開業予定、BnA Studio Akihabaraの隣地を増築・リブランド)、渋谷区円山町一丁目(2027年)、港区元麻布三丁目(2028年)、台東区台東一丁目(2028年、購入契約済み)の4ヶ所で開業を予定している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

不動産買取再販で急成長、高収益

コロンビア・ワークスは不動産買取再販(パーチェス)事業を主軸とし、2024年12月期売上高210億円、営業利益率18.57%と高収益を達成。同業の大東建託やいちごと比べ、事業規模は小さいが、成長率は高い。2025年12月期には売上高371億円と急拡大見込みで、積極的な物件仕入れと販売が奏功。買取再販市場での差別化として、リノベーションやバリューアップに強みを持つと推察。ただし、不動産市況や金利変動の影響を受けやすい。

強み

  • 営業利益率18.57%(2024年12月期)と業界平均を大きく上回り、効率的な事業運営を実現。
  • 売上高が前年比約45%増(145→210億円)と高い成長率を維持し、市場シェアを拡大。
  • 買取物件にリノベーション等を施し、付加価値を高めて転売するノウハウを持つ。
  • 大東建託のような大手賃貸管理とは異なる買取再販に特化し、独自のポジションを確立。

課題

  • 不動産市況や金利上昇が収益に直結し、市況悪化時は在庫リスクが顕在化。
  • 物件仕入れに多額の資金が必要で、金融環境の変化が成長制約となる可能性。
  • 買取再販市場への新規参入が増えており、収益率の低下圧力が懸念される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がコロンビア・ワークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13496アズーム292億円28.2倍
28860フジ住宅279億円5.7倍
36620宮越ホールディングス278億円
45537AlbaLink275億円25.0倍
58928穴吹興産266億円4.6倍
6146Aコロンビア・ワークス262億円5.2倍
73489フェイスネットワーク250億円6.9倍
82982ADワークスグループ218億円5.3倍
94809パラカ212億円10.4倍
102986LAホールディングス212億円13.8倍
113772ウェルス・マネジメント210億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

渋谷で創業し不動産開発を開始した2013年

2013年5月、立地特性に応じた付加価値の極大化を図る不動産開発を行う目的で、東京都渋谷区渋谷一丁目に当社を設立。同年8月に宅地建物取引業免許(東京都知事)を取得し、不動産開発サービスを開始した。2014年1月には業容拡大に伴い、渋谷二丁目に本社を移転。設立から1年余りで開発事業の基盤を固め、創業メンバーによる機動的な事業運営をスタートさせた。この時期の開発実績は入力に明記されていないが、後の事業拡大の土台となった。

合弁会社JACコミュニティ設立と賃貸管理への参入

2014年8月、開発物件の賃貸管理を目的として、当社、株式会社ジェクトワン、株式会社アンセムの3社による合弁でJACコミュニティ株式会社(現コロンビア・コミュニティ株式会社)を設立し、関連会社化(出資比率33.3%)。これにより不動産賃貸管理サービスを開始した。2018年9月にはジェクトワンから株式22.2%を取得し子会社化(出資比率55.5%)。2020年9月にはアンセムから残り44.4%を取得し完全子会社化した。2021年7月、JACコミュニティをコロンビア・コミュニティに商号変更し、グループ内での位置づけを明確にした。

ホテル事業とアセマネ事業への進出

2018年1月、連結子会社コロンビアホテル&リゾーツ株式会社を100%出資で設立し、ホテル運営サービスを開始。同年7月には業容拡大に伴い本社を渋谷三丁目に移転。続いて2023年4月、アセットマネジメントサービスの提供を目的にコロンビア・アセットマネジメント株式会社を設立(100%出資)。2024年3月には東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。上場後、2024年9月に再び本社を渋谷二丁目に移転し、事業拡大に対応した。

M&Aとさらなる事業拡大を進めた2024〜2025年

上場後もグループ拡大を加速。2024年10月、合同会社RC1号を営業者とする匿名組合に出資し子会社化(出資比率100%)。2025年2月にはACSホールディングス株式会社の株式を取得し、完全子会社化した。これらM&Aにより、開発以外の収益基盤を強化。業績も急成長し、2024年12月期の連結売上高210億円から2025年12月期は371億円(76.7%増)、営業利益は39億円から60億円(54.9%増)に拡大。当期の販売用不動産投資額は457億円に達し、開発パイプラインの充実を進めている。

年表14件を開く

2010年代

  • 2013年5月創業立地特性に応じた付加価値の極大化を図る不動産開発を行うことを目的として、東京都渋谷区渋谷一丁目において当社を設立
  • 2013年8月宅地建物取引業免許(東京都知事)を取得、不動産開発サービスを開始
  • 2014年1月業容拡大に伴い、東京都渋谷区渋谷二丁目に本社移転
  • 2014年8月開発物件の賃貸管理を目的として、当社、株式会社ジェクトワン、株式会社アンセムの3社による合弁で、JACコミュニティ株式会社(現 コロンビア・コミュニティ株式会社)を設立し、関連会社化(当社出資比率 33.3%)。不動産賃貸管理サービスを開始
  • 2018年1月連結子会社のコロンビアホテル&リゾーツ株式会社を設立(100%出資の子会社)、ホテル運営サービスを開始
  • 2018年7月業容拡大に伴い、東京都渋谷区渋谷三丁目に本社移転
  • 2018年9月M&A株式会社ジェクトワンからJACコミュニティ株式会社の株式(発行済株式総数の22.2%)を取得し、子会社化(出資比率55.5%)

2020年代

  • 2020年9月M&A株式会社アンセムからJACコミュニティ株式会社の株式(発行済株式総数の44.4%)を取得し、完全子会社化(出資比率100% 現連結子会社)
  • 2021年7月商号変更JACコミュニティ株式会社をコロンビア・コミュニティ株式会社に商号変更
  • 2023年4月アセットマネジメントサービスの提供を目的として、コロンビア・アセットマネジメント株式会社を設立(100%出資の子会社)
  • 2024年3月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2024年9月業容拡大に伴い、東京都渋谷区渋谷二丁目に本社移転
  • 2024年10月M&A合同会社RC1号を営業者とする匿名組合に出資し、子会社化(出資比率100%、現連結子会社)
  • 2025年2月M&AACSホールディングス株式会社の株式を取得し、子会社化(出資比率100%、現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    「ハード×サービス」一体型開発

    単なる建物供給ではなく、入居者・テナントのニーズを踏まえたサービスの企画・運営まで一体的に提供する。サービス付き賃貸住宅や体験型ホテル等を開発し、競合と差別化する。

  2. 02

    外部資本活用による資金・資産効率向上

    自己資金に加え、ファンド型スキーム(SPCへの売却後も開発を継続)など外部資本も活用。不動産開発ノウハウを活かしつつ、資金効率と資産効率の向上を図る。

  3. 03

    B/S経営と財務基盤強化

    貸借対照表の純資産充実を意識した経営。株式上場や公募増資による資本調達、金融機関との関係強化、バリューアップ型・ファンド型スキームの継続により、資本コストを考慮した事業投資に取り組む。

  4. 04

    リーシングの多様化

    ポータルサイトや雑誌に加え、SNSや自社ホームページを通じて直接テナントへアプローチ。差別化された賃貸物件の供給と募集手段の多様化によりリーシングを強化する。

  5. 05

    建設コスト・工程管理の徹底

    プロダクトマネージャーに加え企画開発部門も参画し、建設会社との交渉や工事期間中のモニタリングを実施。工期延長等のリスクに迅速対応できる体制を強化し、事業計画の変動リスクを最小限にする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で84人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は875万円で、2期前と比べて+22.8%平均年齢は37.1歳、平均勤続年数は3.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年12月71234.53.547
2024年12月81436.93.2576,842
2025年12月87537.13.1847,143

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
賃貸用レジデンス — 東京都渋谷区1,907百万円
不動産開発事業
賃貸用レジデンス — 東京都港区1,438百万円
不動産開発事業
開発用地 — 東京都港区1,021百万円
不動産開発事業
賃貸用店舗 — 東京都目黒区870百万円
不動産開発事業
ホテル — 京都府京都市下京区636百万円
不動産開発事業
賃貸用レジデンス — 東京都品川区629百万円
不動産開発事業
本社 — 沖縄県那覇市307百万円
不動産開発事業
本社 — 東京都渋谷区38百万円
不動産開発事業
本社 — 東京都渋谷区10百万円
不動産開発事業
本社 — 東京都渋谷区10百万円
不動産開発事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    コロンビア・コミュニティ株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コロンビアホテル&リゾーツ株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コロンビア・アセットマネジメント株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合同会社RC1号を営業者とする匿名組合(注)2、3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権1.0%
  • 国内
    ACSホールディングス株式会社
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社サンクス沖縄
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権4.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は371億円営業利益60億円前期と比べると増収増益で、売上が+76.7%、利益が+53.8%。

売上高
+76.7%
371億円
営業利益
+53.8%
60億円
純利益
+59.1%
35億円
営業利益率
16.2%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高554億円371億円
営業利益76億円60億円
純利益42億円35億円
1株あたり配当¥94¥94

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

6期分

直近は2026年2Qで、売上は199億円、営業利益は33億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+105.2%、営業利益は+153.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q19−1−5.3−2
2024年2Q511223.58
2024年4Q1402820.016
2025年2Q971313.47
2025年4Q2744717.228
2026年2Q1993316.620

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年12月期からの7期で、売上は84億円から371億円へ4.4倍に増えた。直近期の営業利益率は16.2%。売上は6期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年12月842315
株式会社アンセムからJACコミュニティ株式会社の株式(発行済株式総数の44.4%)を取得し、完全子会社化(出資比率100% 現連結子会社)
2020年12月8895
JACコミュニティ株式会社をコロンビア・コミュニティ株式会社に商号変更
2021年12月100107
2022年12月1101912
アセットマネジメントサービスの提供を目的として、コロンビア・アセットマネジメント株式会社を設立(100%出資の子会社)
2023年12月1452415
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2024年12月210393518.622
ACSホールディングス株式会社の株式を取得し、子会社化(出資比率100%、現連結子会社)
2025年12月371605116.235

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高371億円のうち、営業利益として残るのは60億円16.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は35億円、売上の9.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.5%284億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.0%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.2%60億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.6pt
16.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
9.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.6pt
23.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年12月期は営業CFが−43億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは−60億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は79億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年12月−22−1942−4132
2022年12月−57−360−6030
2023年12月−18−1634−3431
2024年12月−143−16171−15942
2025年12月−43−1796−6079

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年12月期の総資産は669億円。このうち返さなくてよい自己資本が174億円で、自己資本比率は26.1%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年12月1393710226.6
2020年12月137429530.4
2021年12月1934714624.5
2022年12月2705821221.5
2023年12月3207124922.3
2024年12月52212140123.2
2025年12月66917449426.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
79億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
121億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
494億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中104位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
23.5%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.2%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.1%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
76.7%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,400で、1年前と比べて-4.1%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥3,400-3.0%1ヶ月+7.8%1年-4.1%時価総額262億円
過去52週の値幅
安値¥2,550高値¥4,710

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.2倍
PER (会社予想)6.2倍
PBR1.50倍
配当利回り2.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月13日に株価は4005円と前日比21.18%上昇し、出来高も12万6600株と前日から約2.4倍に拡大した。25日線3252.4円を約23%上回り、1ヶ月で19.55%高。52週高値4710円にはまだ約15%の距離があるが、52週安値2550円からは57%の上昇。RSIは77.08と買われ過ぎ圏に近く、短期調整に注意が必要だが、上昇トレンドは継続中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER6.61倍は同業界平均14.25倍を大幅に下回り、PBR1.45倍も平均1.7倍を下回る。ROE23.46%と高く、配当利回り2.38%は平均3.13%を下回るが、配当性向19.54%と低く増配余地がある。売上高は急成長中だが、割安水準は持続可能性に疑問がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.2倍14.9倍
PER (予想)6.2倍
PBR1.50倍1.84倍
ROE23.5%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

不動産市況は金利動向や景気に左右される。強気派は、都市部のマンション需要の堅調さや、投資用不動産への資金流入を背景に、今後も売上高と利益の成長が続くとみる。一方、弱気派は、金利上昇による借入コストの増加や、不動産価格の高止まりによる需要減退を懸念する。特に、業績の急成長は持続可能性に疑問があり、市場の変化に脆弱だとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    前期比2.3倍の増収で、成長株としての期待が高い。

  • 高い収益性

    営業利益率16%前後を維持し、効率的な事業運営。

  • 強固な財務体質

    PBR1.45倍、ROE23%と資本効率が高い。

  • 売上高が210億円から371億円へ77%増決算発表後影響

    売上高371億円(前期比+76.7%)、営業利益60億円と急拡大。

  • 営業利益が39→60億円と54%増、利益成長加速通年影響

    営業利益39億円→60億円、営業利益率16.2%を維持。

  • PER6.6倍と成長率対比で割安継続影響

    PER6.61倍、ROE23.46%。成長率に対して評価が低い。

  • PBR1.45倍と収益力に見合う再評価余地継続影響

    ROE23.46%に対してPBR1.45倍、資本効率の高さが魅力。

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇リスク

    変動金利の借入が多く、金利上昇で利益が圧縮される可能性。

  • 不動産市況の変動

    価格高騰による需要減や、景気後退で販売が低迷する懸念。

  • 急成長の持続性

    売上高の急拡大は一時的で、反動減のリスクがある。

  • 売上高急拡大の反動減リスク2026年下期影響

    前期比+76.7%の特殊要因剥落で、売上高と営業利益が減速し得る。

  • 営業利益率が18.6%→16.2%に低下決算発表後影響

    営業利益率が18.57%→16.17%に2.4pt低下、販管費増加が圧迫。

  • 不動産市況の金利感応度が高い金融政策次第影響

    金利上昇で開発需要が減退し、業績予想に影響が出る。

  • 増益率は売上高成長に追随せず通年影響

    売上高+76.7%に対し営業利益+53.8%と利益成長が下回る。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペースを確認するため。
営業利益率
収益性の維持・改善を測るため。
有利子負債依存度
金利変動への感応度を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり94いまの株価に対する利回りは2.76%。

年間配当
¥94
1株あたり
配当利回り
2.76%
いまの株価に対して
配当性向
19.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥94

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,676人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.7%を占め、残る62.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他48.043.751.8
事業法人52.038.335.5
外国法人7.85.4
証券会社5.15.0
金融機関5.02.2
外国人個人0.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Nstyle株式会社33.69
02中内 準24.91
03水山 直也4.14
04株式会社SBI証券1.89
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.72
06野村證券株式会社1.41
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)1.20
08セントラル短資株式会社1.04
09MORGAN STANLEY & CO. LLC (常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.70
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人株式会社みずほ銀行)0.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-07
    中内 準
    新規の大量保有報告
    14.91%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは23.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年12月584,2441,478,37749.33.8
2020年12月216,4001,672,77613.718.5
2021年12月13694315.413.1
2022年12月2351,16022.315.0
2023年12月3031,42823.418.7
2024年12月3461,74323.35.518.2
2025年12月4972,25923.56.919.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中内準代表取締役504,522,400
水山直也取締役43319,400
魚住剛取締役45
小俣学社外 取締役50
田代尚子社外 取締役60
岩本徹取締役(監査等委員)73
髙嶋希社外取締役(監査等委員)40
大庭崇彦社外取締役(監査等委員)45
津川千一郎社外取締役(常勤監査等委員)53

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3724912140
社外取締役414144
取締役(社内)1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,002字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社。以下同じ。)は、当社と連結子会社6社で構成されており、不動産開発サービスを主な事業の内容とし、それに付随する後述の不動産賃貸管理サービス、ホテル運営サービス、アセットマネジメントサービスの事業活動を行っております。 当社グループでは、「人が輝く舞台を世界につくる」という企業理念のもと、人々の想像する街を具現化し、住む人や訪れる人が多彩な感性で体験することで、創造性を活性化させ、培っていくような場づくりを使命として、街との調和を考慮した集合住宅の開発や、土地の新たな価値を生み出す開発を行っております。 具体的な内容は以下のとおりであります。 ・私たちの使命 「ユニキュベーション※によって想像と体験のサイクルを生み出し人が輝く舞台を世界につくる」 一人ひとりが持つ感性と個性を、自らの努力と発想で育て上げ、心の底から思う「あったらいいな」を実現します。 ・私たちのめざす姿 「誰もが主役」 時代と共に進化し、世界中の誰もが人生の主役になれる舞台を提供できる会社をめざします。 ・私たちが大切にする価値観 「好奇心、上昇志向、一体感」 当社が創出する都市開発により、利用者、居住者やそこに訪れる人みなさんの人生の質“Quality of Life”を向上させる街づくりを社会に提供し続けます。 ※ユニキュベーションとは、Uniqueness(面白さ)とIncubation(育成)を組み合わせた造語です。独自の視点で社会及び地域の課題解決に繋げる、唯一無二の建物の創出を目指します。 また、当社グループ全体としてストック収入の増大・不動産ノウハウの蓄積など、相乗効果が得られるような事業展開を行っております。 加えて、当社グループは、開発物件の供給を中心としたフロー収入に加え、賃貸管理・運営、ホテル運営及びアセットマネジメント等のストック型収益機会を組み合わせることで、安定収益の拡大及び事業基盤の強化を図っております。 当社グループは不動産開発事業の単一セグメントであるため、主なサービスの内容について以下に記載いたします。 (1) 不動産開発サービス 当社グループは、レジデンス(賃貸マンション)、オフィス、ホテル等を不動産開発サービスの対象としております。レジデンスは「Blancé(ブランセ)」、「LUMIEC(ルミーク)」のブランド名で開発を行っております。 また、近時は既存建物の取得後にリノベーション等のバリューアップを図り、価値向上を実現する開発にも注力しており、当該バリューアップ型賃貸レジデンスについては「LUMIEC un(ルミーク アン)」として商品展開を行っております。オフィスは「BIASTA(ビアスタ)」のブランド名で開発を行っております。 a.特徴 当社では、案件担当者が仕入から開発、販売まで一貫して担当することによりスピード感を持った判断、機動力のある迅速な業務執行が可能であると共に、不動産開発サービスに関するノウハウ及び開発後の運営に関するノウハウを持ち合わせていることから、企画から運営まで一気通貫の不動産開発サービスの提供が可能となっております。 また、不動産賃貸管理やホテル運営の各サービスを当社グループにおいて提供することにより、世の中が求めているサービスのニーズをタイムリーに把握し、他社ではあまり手掛けられていない新たなサービスの提案を行うなど、不動産開発サービスに生かすことができる体制となっております。 これまでにおいては、定額制のパーソナルトレーニングサービスや朝食提供サービスを導入したレジデンスの案件や、住宅街の駅前にクリニックを集めたメディカルモールの案件を販売するなど、相場賃料や想定利用人数といった建物の需要にとどまらず、周辺地域でどのようなサービスが求められているかに至るまで徹底的なリサーチを行うことにより、その用地に合わせたサービスの付加を企画するといった特徴的な案件開発の実績を重ねております。 また、テナントを先に決めた上でその需要に合わせて建設を行うBTS(Build To Suit)型施設の開発も行っており、PET-CTなど高度な医療機器を備えた人間ドック受診センターや学生マンションの開発も手掛けております。なお、BTS(Build To Suit)型施設とは、大規模施設の開発の際に、入居するテナントや顧客のニーズに合わせて、施設の用地選定から、テナント仕様で設計・開発などを行ういわゆるオーダーメイド型の施設を意味します。 そのほかにも建設期間中の開発案件をSPCへ売却し、販売後も当社のノウハウを活かし、投資家及びCM(コンストラクション・マネジメント)として関与するファンド型のスキームも継続して行っております。なお、SPC(特別目的会社)とはSpecial Purpose Companyの略であり、当社では特定の不動産について当社の信用リスクから切り離し、資金を調達するために設立する場合があります。また、CMとは、プロジェクト全体計画に従い、主にコストやスケジュール管理を行い、計画通りにプロジェクトを完了させるための業務であります。 当事業年度においても、当社は当該スキームを活用した案件組成等を行っております。 さらに、当社は事業環境の変化に応じて、既存建物の取得後にリノベーション等を実施し、物件の価値向上を図るバリューアップ型の開発も推進しており、「LUMIEC un」を当該開発のブランドとして位置付けております。「LUMIEC un」は、当社賃貸レジデンスブランド「LUMIEC」から派生したバリューアップ型ブランドであり、既存建物の取得後に、リノベーションや運営改善等を通じて収益性向上を図り、不動産の価値を高めることを志向しております。 また、当社は当該バリューアップ型開発において、当社単独での取得・開発に加え、他社デベロッパーとの協業による事業機会の拡大も図っております。 b.顧客層、商圏 レジデンスやオフィス等を開発対象として用地を仕入れ、リターンを得られる投資対象として案件を組成した後、1棟販売にて数十億円程度のロットがある案件は不動産投資家に直接販売し、数億円程度のサイズが小さい案件は仲介業者を通して個人富裕層または当該個人の資産管理会社、一般事業法人向けに販売をしております。 不動産開発サービスは、当社が大都市圏を対象に行っております。 (2) 不動産賃貸管理サービス 不動産開発サービスにおいて開発した案件について、販売後も顧客に責任をもってフォローするため、顧客の「良き代理人」であることを当社グループの使命として、不動産賃貸管理サービスを行っております。 当社グループは、開発段階から運営を見据えた企画・仕様検討を行い、竣工後の賃貸運営においても物件価値の維持・向上及び収益性向上を図ることで、投資家・オーナーの投資成果最大化に貢献することを志向しております。 具体的なサービス内容は以下のとおりです。 a.商業施設等 商業施設、複合施設のエリア特性やトレンド等の市場調査を元に賃貸を支援する業務(リーシング)を行っております。施設運営に欠かせない清掃・各種設備の保守点検等は専門業者を派遣し、日常のスケジュール管理や、行政への報告などを代行しております。 b.オフィス 物件のコンセプトや特徴をアピールした資料作りや、オフィス専門の仲介業者との協力体制のもと、テナント誘致を行っております。オーナー様のご要望や物件に即したテナントであるか調査した上で、契約の締結、入居後のサポートまで代行しております。 c.レジデンス 地域に根差した仲介業者との協力体制のもと、年間を通し、時期的・地域的特性を踏まえリーシング条件の提案を行っております。共用部の有効活用や環境維持、設備保守等の建物規模に応じた提案をしております。 不動産賃貸管理サービスは、連結子会社のコロンビア・コミュニティ株式会社が1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)を対象に行っております。 (3) ホテル運営サービス 当社グループは、ホテルの運営サービスを行っております。当社が手掛けるホテルは、単なる宿泊機能の提供に留まらず、地域性や文化・アート等の要素を取り入れた空間価値を創出することで、滞在価値を高めることを志向しております。当該サービスは主として、連結子会社であるコロンビアホテル&リゾーツ株式会社により担われております。同社は、これまでのホテル開発・運営ノウハウを活かし、より多様な滞在ニーズに応えることを目的として、新たなホテルブランド「NOCTIS(ノクティス)」を立ち上げております。「NOCTIS(ノクティス)」は、都心におけるプレミアムな滞在体験を提供する新たなライフスタイルホテルブランドであり、グループ旅行や長期滞在といったニーズに応えるとともに、「コミュニケーションが生まれるホテル」をコンセプトとして展開してまいります。また、すべての施設には、ゲスト同士の交流、ホテルスタッフとの対話、さらには地域とのつながりを育む場として、Barの設置を予定しております。 当社は、不動産開発と高度なサービスの付加によるユニキュベーションを継続的に行っていくことをミッションとしており、今回の新ホテルブランド「NOCTIS(ノクティス)」もその中核となるプロジェクトの一つと位置付けております。 なお、当社グループは「NOCTIS(ノクティス)」の展開に向けて、複数の開発予定地の取得を行っており、千代田区外神田六丁目(2026年開業予定)、渋谷区円山町一丁目(2027年開業予定)、港区元麻布三丁目(2028年開業予定)、台東区台東一丁目(2028年開業予定)等において、ホテル開業に向けた用地取得・計画を進行中であります。千代田区外神田六丁目については、コロンビアホテル&リゾーツ株式会社が運営中のBnA Studio Akihabaraの隣地を取得済みであり、既存施設を増築し、リブランドを予定しております。また、台東区台東一丁目については、購入に向けた契約を締結済みであります。 <「NOCTIS」シリーズの部屋イメージ> (4) アセットマネジメントサービス 当社グループは、投資家からの委託を受け、資産形成や資産の運用、保全を行うアセットマネジメントサービスを提供しております。 当社グループのアセットマネジメントサービスは、当社の不動産開発及び運営のノウハウを活用し、投資家に対して不動産投資機会の提供及び投資成果の最大化を図ることを目的としております。 当該サービスは主として、連結子会社のコロンビア・アセットマネジメント株式会社により担われております。 同社は2024年より投資助言・代理業を行っておりますが、2025年には投資運用業(不動産関連特定投資運用業)及び第二種金融商品取引業の変更登録を完了し、業容の拡大を進めております。 また、同社の投資助言業務の受託事例として、複数のレジデンスを投資対象とした案件の受託を行い、累計の受託資産額(AUM)が480億円超となる見込みである旨を開示しております。 (5) 多様な収益ポイント 当社グループは、土地に建物を建てて売却を行う不動産開発のみならず自社開発型、ファンド型及びバリューアップ型の3つの事業スキームを展開しております。ひとつの土地に対して最適なスキームを選択することで利益の最大化及び資産効率の最適化を図ることができます。加えて、どのスキームでも当社グループ内でのシナジー効果が活用できることで多様な収益ポイントを確保することが可能となります。 [事業系統図] 事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (参考)情報発信体制 当社は、株主・投資家等に対する情報発信の更なる強化を目的として、2025年6月にX(旧Twitter)及びメディアプラットフォームnote上にて公式IRアカウントを開設し、決算情報やIR関連情報等の発信を行っております。
経営方針・対処すべき課題3,630字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、実際の結果は様々な要因により異なる可能性があります。 (1) 会社の経営の基本方針及び経営環境 当社グループは、「人が輝く舞台を世界につくる」という企業理念のもと、人々が安心して生活し、個々人が自らの価値観に基づき豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指しております。健康で文化的な生活基盤の整備が活力ある社会の前提であるとの認識のもと、「健康」をテーマとした住宅開発や、「芸術」や体験価値を重視したホテル開発等を行っております。 当社グループの不動産開発事業においては、「ハード」×「サービス」を基本コンセプトとし、単に建物を供給するにとどまらず、建物を利用する入居者・テナントのニーズを踏まえたサービスの企画・運営までを一体的に提供することを基本方針としております。具体的には、サービス付き賃貸住宅や体験型ホテル等の開発を通じて、競合他社との差別化を図っております。 また、市場環境やプロジェクト特性に応じて不動産開発スキームの多様化を進めており、自己資金のみならず外部資本も活用した開発手法を採用することで、当社グループが有する不動産開発ノウハウを活かしつつ、資金効率及び資産効率の向上を図ることを経営の基本方針としております。 経営環境については、建築資材価格や人件費の上昇を背景とした建設コストの高止まり、用地価格の上昇、金利上昇リスクの顕在化など、不動産開発事業を取り巻く不確実性が継続しております。一方で、不動産投資市場においては、国内外の投資家による投資需要は引き続き一定水準を維持しております。一般財団法人日本不動産研究所が公表した「第53回不動産投資家調査」(2025年10月時点)によれば、今後1年間の不動産投資に関する姿勢として、多くの回答者が新規投資に前向きな姿勢を示しており、不動産投資に対する一定の投資意欲が確認されております。 こうした環境下において、当社グループは、デザイン性やサービス性を重視した賃貸マンションの開発を行うことで、競合物件との差別化を図り、建設コスト上昇等に伴う価格転嫁についても、市場動向を注視しつつ適切に対応しております。また、非住宅分野においては、テナントの事業内容に即した仕様の建物を新築で供給し、長期の賃貸借契約を締結することにより、比較的市場環境の変動を受けにくい安定的な収益が見込まれる投資用不動産の開発にも取り組んでおります。 加えて、国内外のファンドやアセットマネジメント会社等の機関投資家とのネットワークを活用し、当社グループが開発した不動産の販売を行う一方、国内の事業会社や個人富裕層向けについては、不動産仲介会社を通じた販売も行っております。変動する金融環境に対応するため、自己勘定による開発に加え、建設期間中の開発案件をSPCへ売却し、当社グループが引き続き開発を担うファンド型の開発スキームも採用しております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、現在業容拡大の段階にあるとの認識のもと、株主への利益還元にも十分留意しつつ、事業環境の変化に備えた財務基盤の強化及び経営の安定化を重視しております。特に、貸借対照表における純資産の充実を意識したB/S経営を基本方針とし、持続的な成長に向けた経営基盤の構築に取り組んでおります。 株式上場を通じて資本市場からの資金調達を図るとともに、市況変動に対しても柔軟に対応できる事業体制の構築を進めてまいります。その一環として、従来の用地特性に応じた開発に加え、テナント需要を踏まえたBTS(Build To Suit)型施設の開発など、開発手法の多様化を推進しております。 中長期的には、不動産賃貸管理サービスの拡充に加え、2025年第1四半期より開始したアセットマネジメントサービスを通じて、当社グループが手掛ける開発案件をパイプラインとして活用し、継続的な収益機会の確保を図るとともに、事業ポートフォリオの安定化を進めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、財務基盤の強化及び健全な企業経営の維持を重要な経営課題として位置付けております。資産を効率的に活用し、適切なリターンを確保することで自己資本の充実を図る観点から、売上高、営業利益に加え、ROA及び自己資本比率を経営上の重要な指標として重視しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 a.安定した仕入の実施 当社グループの事業の中心は不動産開発サービスであることから、開発用地の確保が重要な要素となってお ります。不動産開発サービスでは、大手から小規模に至るまでの仲介業者や不動産所有者に対面を含めて定 期的に接触し情報交換を行うことで、有用な情報を確保し、集めた情報を正確かつスピード感をもって分析 をして、取り組める余地があるものに対して経営陣が事業性を確保できるのか、リスクの特定と取り得る対 応策等について迅速な判断を行うことにより、開発用地の安定確保に努めております。 b.優良案件の確保 当社グループが主に開発用地として取り扱っている都心や首都圏のターミナル駅周辺は競合が激しく、優良 な用地を継続的に確保できるようにすることが課題となっております。当社グループの強みとして、コンパ クトな組織体制を活かした意思決定の速さにより、他社よりも早く用地仕入を進められること、また上記の ように用地に合わせた開発を行う企画や課題を抱える用地に対するソリューション提案を、所有者の売却意 向が出始めた早い段階から行うことで、情報の他社流出を抑止できることなどが挙げられます。これらの特 徴を活かし、今後も継続して優良案件を確保してまいります。 c.財務体質の強化 当社グループの事業の中心である不動産開発サービスは、開発用地を仕入れ、建設資金を手当てし、不動産 開発を行った後に売却をするというビジネスモデルのため、手元資金の他に、銀行からの借入れにより仕入 資金及び開発資金を調達しております。今後も開発用地の仕入を継続していく必要があることから、市況の 変化に左右されずに安定的な資金調達を行うための財務体質の強化が必要となります。そのため、金融機関 との円滑なリレーションを構築することや、タイムリーな物件情報の共有により相互理解を深めることで、 資金調達が円滑に行われるように意識しております。2025年12月期第4四半期に実施した公募増資により、 財務体質が強化され、仕入資金及び開発資金の調達余力が拡大したと考えております。  また、資産の効 率化をすべく、他社が開発した建物を購入後、当社のノウハウを活かしてリノベーションを実施後、売却す るバリューアップ型のスキーム、建設期間中の開発案件をSPC(特別目的会社)へ売却し、販売後も当社 のノウハウを活かし、投資家及びCM(コンストラクション・マネジメント)として関与するファンド型の スキームも継続して行うことで、資本コストを考慮した事業投資にも取り組んでおります。 d.リーシングの多様化 当社グループでは、これまでに他社が実施していないサービスの提供を心掛けるなど、「ハード」×「サービス」をモットーとして事業を展開しており、差別化された賃貸物件の供給を行っております。賃貸不動産のテナントや入居者の募集(リーシング)において、従来は賃貸不動産ポータルサイトや雑誌等へ募集情報を掲載することで一元化して発信を行っていましたが、当社の強みを活かしてSNSや自社ホームページを利用し、直接的にテナント等へアプローチする方法を採用するなど、より多様な手段にてリーシングの強化を行ってまいります。 e.建設コスト上昇や建設技術者不足による工期延長等に対応した開発期間中の工程管理の徹底 建設材料の上昇や2019年4月から順次施工されてきた「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関す る法律」による人件費の上昇等により、建設工事費用は高い水準で推移しており、建設コストの管理と建設 期間中の工程管理は重要な課題です。当社では、各開発プロジェクトを推進するプロダクトマネージャーに 加えて、建設コスト試算や工程管理において企画開発部門もプロジェクトに参画し、建設会社との交渉や工 事期間中のモニタリングをしております。工期延長等のリスクに迅速に対応できる体制を強化することで、 当社の事業計画遂行上の変動リスクを最小限にとどめられるように管理しております。
事業等のリスク8,295字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資判断上重要であると考えられる事項については、投資家の皆様に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の影響の最小化に努める方針であります。当社では、リスク管理規程を定め、リスク管理委員会においてリスクマネジメントを行う体制を整備しております。実際にリスクが顕在化した場合には、リスク管理委員会への報告を行い、その内容を取締役会へ報告するとともに、当該リスクへの対応を行うこととしております。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1)マクロ経済・金融環境の変動について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金融政策の変更に伴う金利動向、地価動向及び為替動向等の影響を受けやすい特性があります。特に金利が上昇する局面においては、金融機関からの借入金利の上昇による資金調達コストの増加、投資家が要求する利回りの上昇に伴う保有不動産の資産価値の低下、住宅及び投資用不動産に対する需要の減退等が生じる可能性があります。 また、地価については三大都市圏を中心に上昇基調が継続しているものの、経済情勢の悪化や金融環境の変化等により地価が下落に転じた場合には、販売価格の低下や棚卸資産及び固定資産の評価損の発生等を通じて、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、マーケット動向を注視しながら、案件ごとの採算管理、販売計画の精度向上、取引金融機関との関係強化等によりリスク低減に努めておりますが、急激な経済環境の変化が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)建設コストの上昇及び工期遅延について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 近年、建設業界においては、資材価格の上昇、労務費の増加、施工人材の不足等を背景として建設工事費が上昇傾向にあります。当社グループが行う不動産開発事業においても、建設コストが想定を上回る場合や、施工会社の確保が困難となる場合、工期が長期化する可能性があります。 当社グループは、見積精度の高度化、複数の施工会社候補の確保、工程及び仕様の最適化等によりコスト上昇や工期遅延の抑制に努めておりますが、これらの対策にもかかわらず建設費用の増加や工期遅延が発生した場合には、開発案件の収益性の低下や引渡時期の遅延を通じて、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)天災等による業績変動について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、主として1都3県を中心に不動産開発事業を展開しているため、当該地域において地震、台風、洪水等の自然災害や、火災、テロ、戦争その他の人災等を含む不測の事態が発生した場合には、想定していた収入の減少又は消失、開発中又は保有不動産の価値の毀損等が生ずる可能性があります。 当社グループは、各種保険への加入や事業継続計画の整備等を行っておりますが、予測を超える事態が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)引渡時期による業績変動について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループの不動産開発サービスに係る売上高は、主として開発した案件の売却によるものであり、案件の引渡時期によって売上及び利益が計上されます。そのため、案件の引渡時期が特定の四半期又は期末に集中した場合には、四半期ごとの経営成績が大きく変動する可能性があります。 当社グループは、期末近くに引渡を予定している案件については、あらかじめ翌期の販売計画に組み込むなどの対応を行っておりますが、天災、事故、建設工期の遅延、行政手続きの長期化等の要因により引渡時期が期末を超えて遅延した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)競合環境及び用地取得について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、大都市圏を中心に不動産開発事業を展開しており、当該エリアにおいては多数の競合他社が存在しております。競争環境の激化により、開発用地の取得価格の上昇、優良案件の確保難、販売価格の下落等が生じる可能性があります。 当社グループは、案件担当者が仕入から開発、販売までを一貫して担当する体制や、グループ内の賃貸管理、ホテル運営、アセットマネジメント機能を活用することで差別化を図っておりますが、計画どおりに用地取得や商品企画が進まない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)外注管理について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、不動産開発事業において設計、施工、各種調査等の業務を外部に委託しております。外注先の選定にあたっては、与信調査や実績確認を行っておりますが、外注先の経営不振、品質不良、工期遅延等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)法的規制等について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが属する不動産業界は、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法等の多数の法的規制を受けております。また、当社及び連結子会社は、事業を行うために必要な許認可等を取得しております。 これらの法的規制の大幅な変更、又は許認可の取消し若しくは更新が認められない場合には、当社グループの事業活動に支障をきたし、業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループが取得等をしている免許等に関して、その有効期間やその他の期限が法令等により定められている主なものは下表のとおりであります。 (当社) 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法令    免許等取消 条項等 宅地建物取引業者免許   東京都知事(3)第95744号 2023年8月31日~2028年8月30日   宅地建物取引業法   第5条、 第66条等 不動産特定共同事業許可   東京都知事第136号 有効期限無し   不動産特定共同事業法   第36条 賃貸住宅管理業者登録   国土交通大臣(01)第002178号 2021年10月27日~2026年10月26日   賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律   第23条 (コロンビアホテル&リゾーツ株式会社) 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法令    免許等取消 条項等 旅館業営業許可(福岡)   旅館・ホテル営業 (福中保環第013088号) 有効期限無し   旅館業法   第8条 旅館業営業許可(京都)   旅館・ホテル営業 (京都市指令保医セ第87号) 有効期限無し   旅館業法   第8条 飲食店営業許可(バー)   飲食店営業許可 (京都指定京保セ第8340号) 2025年3月1日~2031年2月28日   食品衛生法   第60条、 第61条 (コロンビア・コミュニティ株式会社) 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法令    免許等取消 条項等 宅地建物取引業者免許   東京都知事(2)第98533号 2020年11月21日~2025年11月20日   宅地建物取引業法   第5条、 第66条等 賃貸住宅管理業者登録   国土交通大臣(01)第001742号 2021年10月6日~2026年10月5日   賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律   第23条 (コロンビア・アセットマネジメント株式会社) 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法令    免許等取消 条項等 宅地建物取引業者免許   東京都知事(1)第109605号 2023年7月29日~2028年7月28日   宅地建物取引業法   第5条、 第66条等 投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業     関東財務局(金商)第3433号 有効期限無し   金融商品取引法   第52条、 第54条 (株式会社サンクス沖縄) 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法令    免許等取消 条項等 宅地建物取引業者免許   沖縄県知事(4)第4050号 2024年6月19日~2029年6月18日   宅地建物取引業法   第5条、 第66条等 (8)ホテル運営事業に係るリスクについて 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループはホテル運営事業を行っており、宿泊需要は景気動向、為替動向、感染症の流行、地政学的リスク等の影響を受けます。これらの要因により宿泊需要が減少した場合には、稼働率及び客室単価の低下を通じて、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)訴訟リスクについて 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが行う不動産の売買、賃貸、管理等の事業活動に関連して、取引先、顧客、近隣住民その他の第三者との間で訴訟が提起される可能性があります。その結果によっては、損害賠償請求等がなされ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、各関連法令を遵守した事業活動を推進すると共に、不動産開発サービスに際しては、近隣説明会の開催や専門業者による近隣対策の実施等により、トラブルの回避を図っておりますが、顧客との認識の齟齬その他に起因して、開発、販売案件にトラブルが生じる場合や、あるいは建築に際して近隣住民とのトラブル等が発生する場合があります。 当社グループにおいては、弁護士等の関与のもと必要と考えられる相手先との協議・対応を行っており、現在重大な訴訟事件等は生じておりません。 しかしながら、今後これらのトラブル等に起因して重大な訴訟が提起された場合には、当社グループにおける顧客からの信用・信頼の低下及び損害賠償請求等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)契約不適合責任について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、民法及び宅地建物取引業法に基づき、不動産を販売した場合には契約不適合責任を負っております。販売した不動産について重大な契約不適合が存在すると判断され、損害賠償請求や補修工事費用の負担が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 開発案件については、法令遵守の状況をモニタリングし、不適合のものを排除しております。また、中古案件については、エンジニアリングレポートを取得し、問題がある部分は是正をした上で販売を行っております。それでも、当社グループが販売した案件に重大な契約不適合な事象があるとされ、これを原因とする損害賠償請求が行われた場合や補修工事費用の負担が発生した場合には、当社グループの信用力が低下するとともに、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)有利子負債への依存について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、不動産開発事業に係る資金を主として金融機関からの借入金により調達しているため、総資産に占める有利子負債の割合は高い水準にあります。今後、金利が上昇した場合には、支払利息の増加等を通じて、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 最近2連結会計年度における有利子負債の状況は次のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 有利子負債残高(百万円)   37,650   46,803 総資産(百万円)   52,186   66,877 有利子負債依存度(%)   72.1   70.0 不動産開発サービスにおいては開発用地を継続して仕入れる必要があり、その後の建物の建設資金などとあわせた資金需要が常に発生し、これらの費用は主に金融機関からの借入に調達する計画であることから、金融市場の動向を踏まえて柔軟に適応する方針ではあるものの、現時点では今後の有利子負債依存度も当面の間70%以上の水準が続く見込みです。 当社グループでは、金利等の動向を注視しつつ、将来の環境変化にも柔軟な対応が可能な調達形態の維持・構築に努めており、条件面について各金融機関に対して定期的に見直しを要請しております。資金調達に係る流動性リスクについては、各部署からの報告に基づき財務部が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手元流動性を維持することなどにより管理しております。また、取引金融機関との関係強化に努め、資金調達力の強化を図っております。 しかしながら、事業の規模拡大に伴う資金需要増により有利子負債の割合が上昇するとともに、将来において金利が上昇した場合には、資金調達コストの増加、社会情勢の変化などによる金融機関の貸出姿勢変化等、資金調達における制約などが発生することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)不動産の保有在庫及び固定資産について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、開発用地や開発中物件等の棚卸資産を保有しており、経済環境の変化等により想定した価格での販売が困難となった場合には、棚卸資産評価損の計上が必要となる可能性があります。また、固定資産として保有している不動産の時価が著しく下落した場合には、固定資産の減損損失が発生する可能性があります。 当社グループの総資産に占める販売用不動産、仕掛販売用不動産の割合は、当連結会計年度末において67.1%となっております。 開発用地の仕入や開発、販売は、中長期的な経済展望に基づいて実施をすると共に、市場の動向を見て早期に商品化や販売を行っております。しかしながら、経済環境の変化等により、想定していた価格での販売が困難になり、販売価格の値下げにより利益が減少する場合や多額の棚卸資産評価損が発生する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、賃貸収益を得ることを目的として保有している賃貸等不動産の時価が著しく下落した場合、固定資産の減損会計の適用に伴う損失処理が発生することがあり、その場合には当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 財務制限条項について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループが行っている借入契約の中には、各年度の決算期末における単体の貸借対照表の純資産額や、損益計算書の経常損益を基準とした財務制限条項が付されているものがあります。当社グループの財政状態や経営成績は、かかる財務制限条項の要求水準との間に相応のマージンがあり、また今後についても抵触しないよう十分に管理を行ってまいりますが、これに抵触した場合には借入金の返済を求められ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 情報漏洩について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが提供する業務では、取引先の機密情報や個人情報を取得することがあります。そのため情報セキュリティ管理規程や個人情報取扱規程等を制定するとともに、定期的に実施しているコンプライアンス研修において、守秘義務の遵守、機密情報や個人情報の管理の徹底を周知し、情報漏洩の発生を予防しております。しかしながら、不測の事態により、これらの情報が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、また補償による費用の発生などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) クレームや風評リスクについて 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループの事業は、開発過程における関係者からのクレームや顧客からの品質やサービス、納期等に対する指摘・意見・不満等のクレームを受ける可能性があります。当社グループでは、クレームが発生しないように、日常的に社員への教育・研修や顧客満足度の向上に取り組んでおりますが、こうしたクレームの発生により顧客からの信頼が低下する場合は、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。また、悪意を持った第三者が、意図的に噂や憶測、評判等のあいまいな情報を流すこと、あるいは何らかの事件事故等の発生に伴う風評により、当社グループに対する誤解、誤認等が生じ、事業に対し直接間接に影響を被ることが発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 特定人物への依存について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社代表取締役の中内 準は、当社の創業者であり、創業時より代表取締役を務めております。同氏は、不動産開発事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定及び遂行において重要な役割を果たしております。当社は、取締役会等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同人が当社の業務を継続することが困難になった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 人材の確保について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、今後の事業展開のため、優秀な人材の採用・確保及び育成が重要であると考えております。従業員同士のコミュニケーションの促進や企業理念の浸透を図るなどにより優秀な人材の確保をしておりますが、採用及び育成が計画どおりに進まない場合や、優秀な人材の社外流出が生じた場合には、競争力の低下や事業規模拡大の制約、顧客に提供するサービスレベルの低下をもたらし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 大株主について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 期末日現在において、当社株式の大部分は当社代表取締役である中内準(発行済株式総数の24.9%)及びその資産管理会社であるNstyle株式会社(発行済株式総数の33.7%)により保有されております。Nstyle株式会社及び中内準は、当社の株式保有方針を安定的な長期保有とし、その議決権の行使にあたっては株主共同の利益に配慮する方針としております。当社では、当社代表取締役である中内準に対して当社株式の保有方針等を定期的に確認する等、適切な対応を図ってまいります。 今後は、当社の事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達や既存株主への一部売出し要請等により流動性の向上を図っていく方針でありますが、何らかの事情により流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 当社グループは不動産開発事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載は省略しております。 a.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産合計は前連結会計年度末と比較して12,913百万円増加し、53,678百万円となりました。これは主に現金及び預金3,599百万円、仕掛販売用不動産14,612百万円の増加、販売用不動産5,085百万円の減少等によるものです。固定資産合計は前連結会計年度末と比較して1,776百万円増加し、13,198百万円となりました。これは主に建物及び構築物380百万円、土地1,357百万円の増加、建設仮勘定383百万円の減少等によるものです。 この結果、資産合計は前連結会計年度末と比較して14,690百万円増加し66,877百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債合計は前連結会計年度末と比較して13,184百万円増加し、22,302百万円となりました。これは短期借入金7,672百万円、1年内返済予定の長期借入金5,356百万円の増加等によるものです。固定負債合計は前連結会計年度末と比較して3,832百万円減少し27,135百万円となりました。これは長期借入金4,058百万円の減少等によるものです。 この結果、負債合計は前連結会計年度末と比較して9,351百万円増加し49,437百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は前連結会計年度末に比較して5,338百万円増加し、17,439百万円となりました。これは第三者割当増資による資本金1,124百万円及び資本剰余金1,127百万円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金3,065百万円の増加によるものです。 この結果、自己資本比率は26.1%(前連結会計年度末は23.2%)となりました。 b.経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復等を背景に緩やかな景気回復の動きが見られました。一方で、物価上昇の継続、今後の米国の政策転換、日銀による利上げ動向など、依然として先行きは不明瞭な状況にあります。 当社グループが属する不動産業界においては、建設資材価格の高騰により建築コストの上昇や、日銀の金融政策の変更による金利上昇などの懸念はありますが、住宅を中心とした賃料の上昇や円安、欧米と比較して相対的な低金利環境を背景に国内及び海外投資家による国内不動産への投資需要は堅調に推移していくことが予想されます。 このような状況のもと、当社グループでは需要が堅調なレジデンス物件を中心に開発を行ってまいりました。当連結会計年度においては、当期に販売を行ったものも含めて、45,759百万円の販売用不動産の投資を行いました。 この結果、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高37,084百万円(前連結会計年度比76.7%増)、営業利益6,028百万円(同54.9%増)、経常利益5,123百万円(同45.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,464百万円(同54.8%増)となり、いずれの数値も2025年11月27日に開示いたしました「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」を上回る水準となりました。 なお、当社グループは不動産開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて3,612百万円増加して7,855百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、4,318百万円(前年同期は14,347百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益5,288百万円、不動産取得及び不動産竣工による販売用不動産の減少額5,738百万円(同、仕掛販売用不動産の増加額13,955百万円、法人税等の支払額949百万円)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,706百万円(前年同期は1,596百万円の使用)となりました。これは主に、収益の安定化を一定程度保つ経営方針に基づき、賃貸用不動産の取得をしたことに伴う有形固定資産の取得による支出1,447百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、9,637百万円(前年同期は17,085百万円の獲得)となりました。これは主に、第三者割当増資に伴う株式の発行による収入2,237百万円、不動産取得や開発中の建築資金等に伴う長期借入れによる収入26,503百万円、不動産の売却等に伴う長期借入金の返済による支出26,392百万円及び短期借入金の純増額7,503百万円によるものであります。 d.生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当社グループは、不動産開発サービスを主要な事業としており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。 (b) 受注実績 当社グループは、受注生産及び受注仕入を行っていないため、該当事項はありません。 (c) 販売実績 当社グループの事業は不動産開発事業の単一セグメントでありますが、当連結会計年度の販売実績をサービス別に記載すると、次のとおりであります。 サービスの名称   当連結会計年度 (自2025年1月1日   至2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 不動産開発サービス   35,942   176.6% 不動産賃貸管理サービス   443   159.4% ホテル運営サービス   300   98.8% アセットマネジメントサービス   398   923.1% 合計   37,084   176.7% (注) 1.各サービス間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 (前連結会計年度) 相手先   当連結会計年度 (自 2024年1月1日   至 2024年12月31日) 金額(百万円)   割合(%) GCP2合同会社   7,913   37.7 リコーリース株式会社   3,320   15.8 (当連結会計年度) 相手先   当連結会計年度 (自 2025年1月1日   至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%) アリサ・パートナーズ・ジャパン株式会社   12,911   34.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 a.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる各種の要因に関して仮定設定、情報収集を行い、見積り金額を算出しておりますが、実際の結果は見積り自体に不確実性があるために、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 経営成績 当社グループの事業の中核である不動産開発サービスにおいては、立地を厳選した事業活動を継続しており、当連結会計年度においては、レジデンス11棟(自社開発1棟、中古物件7棟、他社協業3棟)、開発用地3件、オフィスビル2棟(自社開発1棟、他社協業1棟)の計16件の案件引渡しを行うことができました。 不動産開発サービスの当連結会計年度における主な販売実績は以下のとおりとなります。 物件名   種別   竣工   用途   延床(㎡)   規模   敷地(㎡)   戸数等 LUMIEC un MINAMIAZABU   レジデンス   -   共同住宅   7,603.86   RC造 地上10階建   1,503.17   130 箱根仙石原   土地   -   ホテル   -   -   4,273.19   - BIASTA TAMACHI MITA   オフィス   2024年3月   事務所・店舗   716.58   S造 地上12階建   115.78   12区画 「LUMIEC un MINAMIAZABU」は、近年大規模なマンション開発が多数行われている東京メトロ南北線「白金 高輪」駅より徒歩約7分で、港区南麻布アドレスの希少な大型賃貸マンションです。また、商店街が人気な「麻布十番」駅より徒歩約14分に位置しております。本物件では、当社が新築工事で実施してきたサービス提供型賃貸マンション開発を既存物件にも適用し、バリューアップいたしました。 具体的には、共用部にジムスペースを設置しパーソナルトレーニングサービスを提供、また、専有部内は空室が発生する毎にリノベーションを実施いたしました。本物件は当社始まって以来の大型売却案件(120億円超)となり、当期業績に大きく貢献いたしました。 「箱根仙石原」は、当社で土地を仕入れた後、「箱根仙石原 ホテル開発PJ」を立ち上げ、当社連結子会社であるコロンビア・アセットマネジメント社が組成した開発ファンドに売却いたしました。同社はアセットマネジメント事業の一環として投資助言業務等を受託しております。オペレーターはソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社(以下、「SHR社」)が担当いたします。SHR社は国内50施設(8,570室)のホテルを運営し、「ザ・スクエアホテル」「ホテル・アンドルームス」など、約20のブランドを全国に展開しています。「箱根仙石原」は、「雨庵 金沢」「暖雪 札幌」と並び、「FIFTH SEASON HOTELS」シリーズとして、ハイグレードかつ“地域独自の魅力をより深く感じられるステイ”を提供するホテルとして計画されています。露天風呂やプライベートサウナを備えた客室を備え、共用部にはカフェラウンジ、レストラン、足湯、温泉大浴場、オートロウリュサウナを設置し、上質な滞在体験を提供いたします。 「BIASTA TAMACHI MITA」は、都営浅草・三田線「三田」駅より徒歩1分、JR山手線・京浜東北線「田町」駅より徒歩3分、「品川」駅まで電車で4分、「東京」駅まで10分とターミナル駅へのアクセスも抜群の立地にあります。こちらのエリアは元々大学が多く、学生街として賑わっていましたが、大規模開発により多くのオフィスや商業施設が建設され、現在は先進的な街として、ビジネス拠点としても非常に注目度の高いエリアとなっています。建物外観の角部分にはシンボリックな抽象画MURAL(壁画)を採用することにより、小さいビルながらも有機的で親しみやすい印象を演出。周辺ビルとの差別化を図る事により、地域に新しい風景を提供しています。 約53㎡の基準階は、ワンフロア1テナント様を前提としており、下階はサービス店舗、上階はセットアップオフィスといたしました。 レジデンス・ホテル・オフィス等、地域特性に応じた不動産開発サービスを提供した結果、売上高は37,084百万円となり、売上原価は、28,428百万円、売上総利益は8,656百万円となりました。 販売費及び一般管理費は租税公課、人件費等の費用が増加した結果、2,627百万円となり、営業利益は6,028百万円となりました。 受取利息等により営業外収益は32百万円、支払利息等の発生により営業外費用は937百万円となり、経常利益は5,123百万円、固定資産売却益及び負ののれん発生益等の発生により特別利益は164百万円、税金等調整前当期純利益は5,288百万円となりました。 法人税等は1,823百万円であったことから、親会社株主に帰属する当期純利益は3,464百万円となりました。 (b) 財政状態の状況 財政状態の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 a.財政状態の状況」に記載したとおりです。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 c.キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの資金需要の主なものは、不動産開発サービスにおける販売用不動産等の仕入に係る費用であります。当該販売用不動産等を担保とした金融機関からの借入金等及び営業活動で獲得した資金によって充当しております。 資金調達に係る流動性リスクについては、各部署からの報告に基づき財務部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手元流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。また、取引金融機関との関係強化に努め、資金調達手段の多様化を図っております。 d.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 e.経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営者は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案し、当社が今後さらなる成長と発展を遂げるため、厳しい環境の中、様々な課題に対処しております。 具体的には、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 f.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通り、営業利益、ROA及び自己資本比率を重視する指標と位置付けております。 営業利益について、当連結会計年度は6,028百万円であり、前年同期比で54.9%増加しております。この要因としては、売上高が前年同期比で76.7%増加したことにより営業利益が増加いたしました。今後は、資本効率の高いバリューアップ型及びファンド型の比重を高めた不動産開発を推進し、グループ会社とのシナジー効果を活用することで営業利益の成長を維持してまいります。 ROAは総資産(期首期末平均)に対する経常利益の割合として計算しており、当連結会計年度が8.6%であるところ、引き続き8%の水準の維持を目指しております。 また自己資本比率は金融市場の状況を踏まえつつも、当連結会計年度26.1%であるところ、引き続き20%台の水準の維持を目指しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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