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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヒップ

HIP CORPORATION2136 · Standard · サービス業

大手メーカーの開発パートナーとして、設計・開発の技術サービスを提供する技術系アウトソーシング会社。

概要

ヒップは、大手メーカーを中心に機械設計、電子設計、ソフト開発の技術サービスを提供するアウトソーシング事業を展開する企業である。2026年3月期の売上高は約60億円、従業員数は855人。神奈川県横浜市に本社を置き、技術者派遣と業務請負の二つの契約形態で顧客の開発部門を支える。

技術者派遣と請負で構成されるアウトソーシング事業

ヒップの事業はアウトソーシング事業の単一セグメントである。自社の従業員である技術者を顧客企業に派遣する労働者派遣契約と、設計・開発業務を請け負う業務請負契約の二形態でサービスを提供する。派遣契約では顧客の指揮命令下で技術者が働き、請負契約ではヒップ自身が指揮命令を行う。売上高はこれらの技術サービスの提供によって生み出され、2026年3月期は61億9,360万円に達した。

輸送機器から情報処理までカバーする5分野の顧客基盤

主要顧客は製造業のメーカーであり、事業区分は輸送用機器関連、機械関連、情報通信・精密機器関連、電気電子機器・半導体回路関連、情報処理・ソフトウエア関連の5分野にわたる。自動車のボディやエンジン、半導体製造装置、AV機器、IoT家電、5G通信システム、自動運転システムなど、幅広い製品の設計・開発工程に技術者を送り込んでいる。これにより、特定業種への依存を分散する。

855人の技術者を擁する人材ビジネスの収益構造

事業の中心は人材であり、収益は技術者の稼働時間と技術料金によって決まる。2026年3月期の売上原価は48億2,303万円(対売上高77.8%)、販管費は7億9,765万円。営業利益は5億7,291万円(営業利益率9.3%)で、当期純利益は4億3,275万円。自己資本比率は71.5%と財務体質は堅調だが、人件費の上昇が利益を圧迫する構造にある。

全国展開の営業網で安定的な受注を確保

ヒップは全国に営業担当を配置し、顧客との密接な対話を通じて技術者ニーズを早期に把握する体制をとる。本社は横浜だが、営業拠点は首都圏や関西、中部など主要工業地帯に広がる。地域分散により、地域ごとの景気変動リスクを緩和し、技術者の多様な働き方にも対応している。

業界の中での役割は製造業向け技術者派遣・請負サービスにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
62億円
営業利益
6億円
営業利益率
9.7%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2017/3
事業売上構成比利益利益率
アウトソーシング事業49億円96.1%3億円6.1%
SMO事業2億円3.9%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01輸送用機器主力

自動車(ボディ、シャーシ、エンジン、モーター等)、車載用製品、航空機、船舶などの設計・開発を支援。派遣契約または請負契約で技術者を提供する。

主な製品・サービス3
機械設計
自動車や航空機の部品・構造設計を専門に行う。
電子設計
車載電子制御装置やカーエアコンなどの電子回路設計を担当。
ソフト開発
エンジン制御ソフトウェアなど組み込みソフトウェアの開発を行う。

02機械準主力

半導体製造装置、サービス用機器、アミューズメント機器、産業用ロボット等の設計・開発を支援。機械設計やソフト開発の技術を提供する。

主な製品・サービス3
機械設計
半導体製造装置や産業用ロボットの機構設計を担当。
電子設計
アミューズメント機器などの電子回路設計。
ソフト開発
産業用ロボットの制御ソフトウェアなどを開発。

03情報通信・精密機器準主力

AV機器、携帯電話、プリンター、タブレットPC、医療機器などの設計・開発を支援。電子設計やソフト開発が中心。

主な製品・サービス3
電子設計
高密度実装が求められる回路設計を担当。
ソフト開発
組み込みソフトウェアやアプリケーション開発。
機械設計
プリンターの機構設計など。

04電気電子機器・半導体回路準主力

IoT機器(調理機器、洗濯機等)、ドローン、デジタルカメラ、電動工具、センサー、LSIなどの設計・開発を支援。電子設計とソフト開発が中心。

主な製品・サービス2
電子設計
IoT機器やドローンの電子回路設計。
ソフト開発
センサーやIoT機器の組み込みソフト開発。

05情報処理・ソフトウェア準主力

通信システム(5Gなど)、自動運転システム(画像認識)、AI、医療検査システム、制御システムなどの設計・開発を支援。ソフト開発が中心。

主な製品・サービス1
ソフト開発
AI、自動運転制御、画像処理などの高度なソフトウェア開発。

製品と技術

機械設計分野で提供する自動車・航空機から半導体装置まで

機械設計では、自動車のボディ、シャーシ、エンジン、モーター、内外装品のほか、車載用カーエアコンやカーナビの筐体設計も手掛ける。航空機や船舶の機械設計、半導体製造装置、サービス用機器、アミューズメント機器、産業用ロボットの機構設計も対象。顧客の開発工程に応じて、設計から試作・評価までを支援する。

電子設計・半導体回路の領域で手掛けるIoT機器とLSI

電子設計では、AV機器(液晶テレビ、プロジェクター)、携帯電話、プリンター、タブレットPC、医療機器の電子回路設計を提供。半導体回路関連ではIoT機器(調理機器、洗濯機)、ドローン、デジタルカメラ、電動工具、センサー、LSIの設計・開発に技術者を派遣。顧客の電子制御部門の中核を担う。

ソフトウエア開発で自動運転や5G通信システムを支援

情報処理・ソフトウエア関連では、通信システム(5G)、自動運転システム(画像認識)、AI、医療検査システム、制御システムのソフトウエア開発を行う。システム全体の設計から実装・テストまで一貫した技術サービスを提供。AI活用の進展により、上流工程の重要性が高まる中で、ヒップは複数領域での知見を生かして対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣で売上600億円、高シェアの老舗

サービス業に属し、人材派遣を主力とする。売上高は57億円から62億円へと緩やかに増加し、営業利益率は10%前後で安定している。同業のジンジブやイシンと比較し、規模は中規模ながら老舗としての信頼性が強み。業界内でのシェアは明確な数値はないが、長年の実績で一定の地位を確保している。内需依存が高く、国内の労働市場の動向に業績が左右されやすい。リクルートやパーソルといった大手への対策が課題であり、差別化戦略が求められる。

強み

  • 長年の事業経験で顧客からの信頼を構築。
  • 売上高が緩やかに成長し、リスクが低い。
  • 国内市場で一定のシェアを確保。
  • 営業利益率10%を維持し、健全な経営。

課題

  • リクルート等の大手に対抗する戦略が不十分。
  • 売上成長率が低く、市場拡大に追随できず。
  • 法規制の変更が業績に影響する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がヒップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1480Aリブ・コンサルティング60億円11.3倍
29162ブリーチ59億円
3589Aネイス59億円22.3倍
42385総医研ホールディングス58億円27.2倍
57091リビングプラットフォーム58億円14.5倍
62136ヒップ56億円12.6倍
77048ベルトラ56億円
86182メタリアル56億円114.6倍
96049イトクロ56億円21.1倍
10151Aダイブグループ56億円10.0倍
119159W TOKYO55億円20.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2014年から続く売上高の緩やかな拡大

財務データが確認できる2014年3月期の売上高は44億円。以後、2016年3月期に51億円、2019年3月期に54億円と増加し、2024年3月期には57億円に達した。営業利益は非開示の年もあるが、当期純利益は1億~4億円の範囲で推移。2026年3月期には売上高60億円、営業利益6億円を計上し、規模拡大と収益性向上の両方を実現している。

令和7年9月の経営理念刷新とブランドメッセージ策定

2025年9月、ヒップは経営理念を根幹に新たな価値観としてミッション「ハイブリッドな技術者のホームであり続ける」、ビジョン、バリューを策定した。同時にブランドメッセージ「ともに、新たな時代を設計する。」を掲げ、ロゴとコーポレートサイトを刷新するリブランディングを実施。これは創立30周年の節目に行われた。

創立30周年を機に人材投資を強化した2025年度

2025年度(2025年4月~2026年3月)は創立30周年の年にあたり、ヒップは記念イベントの実施や広告宣伝費の増加を伴うリブランディングを実行した。同時に技術者教育の充実、業務ローテーションの推進、社員の待遇改善など人材投資を積極化。これにより稼働率はやや低下したものの、技術料金の適正化と増収効果で営業利益は前年比1.4%増を確保した。

営業キャッシュフローの安定と自己株式取得の財務政策

2026年3月期の営業活動によるキャッシュフローは4億8,335万円と前年(2億1,754万円)から大幅に改善。一方で投資活動に6億382万円(定期預金預入や投資有価証券取得)、財務活動に7億3,577万円(短期借入金返済や自己株式取得、配当)を使用し、現金同等物は前年比8億5,624万円減少の25億7,674万円。自己資本比率は71.5%と高水準を維持。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    技術者のキャリア形成支援

    社員一人ひとりのキャリア形成を支援するため、長期的な教育や計画的な業務ローテーションによる多様な現場経験の提供、働きやすい環境の整備に取り組む。

  2. 02

    優秀な人材の確保

    魅力ある働き方や将来性を正しく伝え共感を得るため、Webサイトや社員メッセージ、動画、採用ツールを駆使した情報発信を強化し、採用力を高める。

  3. 03

    受注の拡大と営業体制強化

    安定的な受注確保と稼働率維持のため、全国に営業担当を配置し顧客ニーズを早期把握、社内連携強化により取引先拡大を図る。

  4. 04

    教育体制の強化と環境整備

    プロの技術者育成のための教育体制強化、能力発揮できる環境提供、幅広い分野の受注獲得、会社と社員のつながり強化、経済的メリット向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で855人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は512万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は11.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月765
2018年3月761
2019年3月46436.68.9789
2020年3月45836.49.0812
2021年3月44236.59.4825
2022年3月45838.010.6798
2023年3月46638.310.8804
2024年3月47338.310.9819
2025年3月48638.110.984471
2026年3月51238.411.285570

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 横浜営業所 — 横浜市西区533百万円
社員寮 — 兵庫県三田市227百万円
社員寮 — 愛知県安城市218百万円
社員寮 — 神奈川県藤沢市142百万円
社員寮 — 横浜市神奈川区119百万円
東京営業所他 — 東京都渋谷区0百万円
名古屋営業所他 — 名古屋市中村区0百万円
大阪営業所他 — 大阪市北区0百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は62億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.3%、利益が+0.0%。

売上高
+3.3%
62億円
営業利益
+0.0%
6億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
9.7%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高65億円62億円
営業利益6億円6億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥71¥71

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q141
2024年1Q1417.11
2024年2Q14214.31
2024年3Q15213.31
2024年4Q141
2025年2Q29310.32
2025年4Q3139.72
2026年2Q3139.72
2026年4Q3139.72
2027年1Q1616.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

直近期の営業利益率は9.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月
2014年3月4421
2015年3月4732
2016年3月5143
2017年3月5132
2018年3月5144
2019年3月5453
2020年3月5464
2021年3月5054
2022年3月5264
2023年3月5564
2024年3月5764
2025年3月606610.04
2026年3月62669.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高62億円のうち、営業利益として残るのは6億円9.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.4%48億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.9%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.7%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
22.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
9.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月01−117
2015年3月400411
2016年3月30−1313
2017年3月200214
2018年3月54−1921
2019年3月30−1323
2020年3月40−1426
2021年3月40−1428
2022年3月60−1632
2023年3月30−2334
2024年3月50−2538
2025年3月2−1−4134
2026年3月5−6−7−126

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は71.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月31141744.6
2014年3月31141746.0
2015年3月35152044.1
2016年3月37172046.9
2017年3月38191949.1
2018年3月44232152.2
2019年3月46252154.5
2020年3月49282157.0
2021年3月51312059.9
2022年3月56342260.0
2023年3月58362263.0
2024年3月61382362.0
2025年3月59401967.4
2026年3月57411671.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
36億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中61位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中363位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,407で、1年前と比べて+5.5%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥1,407-0.9%1ヶ月-2.0%1年+5.5%時価総額56億円
過去52週の値幅
安値¥1,340高値¥1,661

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.6倍
PER (会社予想)12.8倍
PBR2.96倍
配当利回り5.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1か月で6.87%下落し、25日移動平均線を3.2%下回る軟調な展開です。8月6日には1423円と、7月10日の1470円から下落基調が続いています。RSIは40.36と売りよりですが、売られすぎには至っていません。出来高は8月6日に5500株と急増し、売り圧力が強まった可能性があります。週足では52週高値1661円から14%下落し、調整局面にありますが、52週安値1233円からは15%上回っています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが12.71倍と業界平均の22.44倍を大きく下回り、PBRも2.99倍と平均の3.19倍を下回っている。配当利回りは4.99%と高く、株主還元は厚い。ROEは10.7%とまずまずだが、業界平均と比較すると収益性は中庸。売上高は緩やかに増加しており、営業利益率も10%前後で安定している。割安感はあるが、配当性向が62.5%と高く、今後の増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.6倍23.4倍
PER (予想)12.8倍
PBR2.96倍3.51倍
ROE10.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の論点は、人手不足を追い風にした成長が持続するかです。強気派は、企業の人材不足が深刻化し、提供するサービスへの需要が増加していると見ます。弱気派は、競合の参入やサービス価格競争の激化で収益性が悪化する可能性を懸念します。実際、売上は緩やかに増加しています。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    企業の人材不足は構造的であり、サービス需要が拡大すると期待

  • 安定した売上成長

    売上高は緩やかながら増加傾向にある

  • 高いROE

    ROEが約10.7%と資本効率が良い

  • 売上高62億円と3期連続増収決算発表後影響

    売上高57→60→62億円と拡大し、安定成長が続く。

  • 配当利回り4.99%が株価を下支え継続影響

    年間配当利回り4.99%と高い利回りが買いを誘う。

  • 営業利益率10%前後を維持通年影響

    営業利益率は10%から9.68%と高水準を維持。

  • 営業利益6億円を2期維持決算発表後影響

    2025/3期と2026/3期とも営業利益6億円で安定。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    同業他社の参入で価格競争が起きやすい

  • 売上伸び悩み

    成長率が鈍化しており、将来の大幅拡大が見込みにくい

  • 依存先リスク

    特定の大口顧客が売上の多くを占める場合、失注リスクがある

  • 予想PER13倍は実績PER12.71倍を上回る継続影響

    予想PER13倍が実績12.71倍を上回り、成長鈍化を示す。

  • 営業利益率9.68%へ微減決算発表後影響

    売上高増も営業利益横ばいで利益率が0.32pt低下。

  • 外国人保有1.96%と低く需給限定的継続影響

    外国人保有1.96%では海外資金による上昇が期待しにくい。

  • 売上高伸び率3%台に鈍化通年影響

    売上高60→62億円、増収率は3%台に減速。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
業容の拡大ペースを確認するため
顧客数
顧客基盤の拡大が持続的な成長につながるため
1社あたり売上
顧客単価の変動が収益に直結するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり71で、前期から+29.6%いまの株価に対する利回りは5.05%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥71
1株あたり
配当利回り
5.05%
いまの株価に対して
配当性向
62.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1219.9
2018年3月24100.022.7
2019年3月240.028.1
2020年3月240.025.1
2021年3月240.032.7
2022年3月3025.029.5
2023年3月4033.339.6
2024年3月5025.051.1
2025年3月548.051.1
2026年3月7029.662.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥71

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,799人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.1%を占め、残る60.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他64.067.268.673.873.457.9
事業法人25.321.920.617.220.237.1
自己株式1.12.34.3
金融機関4.64.44.43.32.12.1
外国法人4.24.03.32.62.31.9
証券会社1.92.53.13.02.01.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ベストプランニング34.06
02ヒップ従業員持株会8.14
03光通信KK投資事業有限責任組合4.15
04株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.13
05田中 伸明1.12
06光通信株式会社1.00
07THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.93
08亀山 弓子0.93
09日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.91
10光1号配当特化投資事業有限責任組合0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は13期で+401%、1株純資産は14期で+204%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月35244.9
2014年3月223556.316.849.0
2015年3月4138611.212.828.8
2016年3月6343115.58.830.0
2017年3月5547512.210.619.9
2018年3月10657120.113.022.7
2019年3月8663314.211.428.1
2020年3月9670414.35.425.1
2021年3月9277212.48.932.7
2022年3月10284312.67.029.5
2023年3月10191411.58.839.6
2024年3月9897010.412.651.1
2025年3月1061,02410.610.251.1
2026年3月1121,07110.713.362.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額39百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中伸明取締役社長(代表取締役)44,400
大原達朗取締役 事業本部長3,400
倉掛達也取締役 西日本事業部長8,000
陶山五彦取締役 神奈川事業部長700
及川善雅取締役9,400
池田由美子取締役1,400
石榑享司常勤監査役31,500
佐藤正八郎監査役3,600
前田泰志監査役2,400
加藤丈尚30,100

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4213246
社外取締役47182
監査役16077

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,157字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)アウトソーシング事業 当社は、大手メーカーを中心とした顧客企業に対して、その開発パートナーとして技術、設計、開発部門等での機械設計、電子設計、ソフト開発の技術サービスを提供するアウトソーシング事業を展開しております。当社の提供するサービスは、従業員である技術者が担っており、顧客企業内で行われる設計・開発業務への派遣、または顧客から設計・開発等の業務を請負うことにより技術力を提供しております。 当社の事業の主要顧客はメーカーであり、顧客企業の事業区分別に見ると下表のとおりであります。 顧客企業の事業区分   当社の行う設計・開発の内容 ① 輸送用機器関連   自動車(ボディ、シャーシ、エンジン、モーター、各種内外装品など)、車載用製品(カーエアコン、カーナビゲーション、エンジン制御装置・各種電子、制御装置など)、航空機、船舶など ② 機械関連   半導体製造装置、サービス用機器、アミューズメント機器、産業 用ロボットなど ③ 情報通信・精密機器関連   AV機器(液晶テレビ、プロジェクターなど)、携帯電話、プリンター、タブレットPC、医療機器など ④ 電気電子機器・半導体回路関連   IoT機器(調理機器、洗濯機など)、ドローン、デジタルカメラ、電動工具、センサー、LSIなど ⑤ 情報処理・ソフトウエア関連   通信システム(5Gなど)、自動運転システム(画像認識など)、AI、医療検査システム、制御システムなど (2)顧客企業との契約 メーカーが主な顧客であり、顧客企業の技術部、開発部、設計部など、技術の中枢部門を取引先として、設計開発業務を派遣契約で行う場合と業務請負(委託)契約で行う場合があります。その契約については以下のとおりであります。 ①労働者派遣契約 当社は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)に規定される「労働者派遣事業」を行っております。 当社(派遣元事業主)が、自己の常用雇用する技術者(派遣労働者)を顧客企業(派遣先事業主)の指揮命令をうけて、派遣先事業主の労働に従事させることであり、当社・顧客企業・技術者の関係を図示すると、以下のようになります。 ②業務請負(委託)契約 業務請負(委託)契約による技術サービスの提供は、顧客企業(委託者)から設計・開発を請負い、設計・開発の成果を提供しているものであります。請負による場合は、当社(受託者)が当社従業員に対し指揮・命令して設計・開発等を行っているものであります。 当社・顧客企業・技術者(従業員)の関係を図示すると、以下のようになります。 [事業系統図] 当社の事業を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,413字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「開発・設計のプロ集団として業界の長期安定と社員の永続的成長を図り技術を通じ社会に貢献する。」の経営理念に基づき、技術者のための会社作りと社員の育成、付加価値の高い技術力の提供により、顧客の価値創造に貢献してまいりました。 また、令和7年9月に経営理念を根幹に、新たな価値観としてミッション、ビジョン、バリューを策定しました。 「ともに、新たな時代を設計する。」をブランドメッセージとして、今後も技術者が生涯技術者として活躍していくための環境づくりとプロの技術者の育成によって質の高い技術サービスを提供し、企業や業界、技術の壁を越えた新たな価値の創造に挑戦してまいります。 (2)経営戦略等 当社の主要事業である技術サービス事業の中心となるのは人材です。社員一人ひとりに寄り添い、技術者それぞれが成長していける「キャリア形成を支援する企業」こそ、真の意味で社員から選ばれ、顧客から選ばれる強い会社になると考えています。そのためには技術者の価値を高めていくことが重要です。プロの技術者を育成する教育体制の強化や能力を最大限発揮できる環境の提供、個々の目指すキャリアに即した幅広い分野の受注の獲得、会社と社員のつながりやサポート体制の強化、経済的なメリットの向上に取り組んでまいります。あわせて、多様化するお客様ニーズへの対応力と連携の強化、情報の発信力を強化してまいります。そして、当社の目指す姿や姿勢、価値観を社員一人ひとりの行動へと落とし込み、組織文化として根付かせていくことでサービスの質向上を図ってまいります。 技術者にとって魅力ある会社作りを進め、当社の技術者の価値を高めていくことで、その先にある顧客価値や企業価値、社会価値の向上を目指してまいります。 (3)経営環境 自動車や航空機、半導体、製造装置、医療機器などの製造業を中心とした顧客企業では開発投資を継続するなかで、慢性的な技術者不足の状況にあり、当社への技術者要請は今後も継続していくことが見込まれます。一方で、国際情勢が顧客企業に与える影響については、不透明な要素が大きくその動向を注視していく必要がありますが、当社が事業展開する開発設計領域においては、各顧客企業とも長期的な視点に基づいた開発投資を進められることが多く、ただちにその影響を受けるものではないと考えております。また、AI活用の進展によって、定型業務の効率化などが進み、工程や領域によっては受注環境に一定の影響が生じると考えておりますが、上流工程の重要性は相対的に高まることが見込まれます。当社は複数領域で製品開発工程に関与していることから、現時点では全体としての影響は限定的と見ております。引き続き、顧客の開発環境の変化を注視してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営基盤、財務体質、キャリア形成支援の強化を図る上で、企業規模を拡大することが重要であると考えており、業務効率や管理効率、提案力の向上に向けた指標として社員数を重視しております。 また、収益性における指標としては営業利益と営業利益率を重視しており、当社事業の中心である人への投資とのバランスを取りながら収益力を高め、営業利益の向上に努めてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の主要事業である技術サービス事業の中心は人材です。自らの成長を求める技術者を支え続けるため、キャリア形成が望める環境づくりと、多様な働き方に応えていくことが必要です。 技術者と顧客に選ばれる強い会社として、ブランドメッセージである「ともに、新たな時代を設計する。」を実現し、技術者価値、顧客価値、企業価値、社会的価値を高めていくために、対処すべき課題は以下のとおりとなっております。 ①優秀な人材の確保 当社事業の成長には優秀な人材が欠かせません。当社の技術者は従来の組織内での働き方とは異なり、真のプロフェッショナルとして会社という組織を超えて横断的に設計・開発を行います。そのため、当社ならではの働き方や価値観、将来の方向性を正しく伝え共感を得る必要があります。リニューアルしたホームページや社員からのメッセージ、動画での解説、採用ツールなどを駆使して情報発信を強化し、採用力の強化を行ってまいります。 ②受注の獲得 安定的に受注量を確保することは、高い稼働率を維持するために重要です。また技術者のキャリア形成と多様な働き方に応えるために、幅広い業種や地域の受注を獲得していくことも大切です。全国に営業担当を配置し、顧客に寄り添った密接な対話から技術者ニーズをいち早く把握することに努め、最適な提案ができる社内連携の構築を進めることで、取引先の拡大を図ってまいります。 ③キャリア形成支援 当社のミッションで掲げる「ハイブリッドな技術者のホームであり続ける。」を体現し、技術者から選ばれる企業として重要なことは「自らの成長可能性が感じられること」であると考えています。主体的なキャリア形成が必要でありその環境の整備が大切です。一人ひとりが思い描くキャリアの実現のために、長期的な視点にたった教育や計画的な業務ローテーションによる多様な現場経験の提供、働きやすい環境の整備に取り組んでまいります。 当社ではこれらの施策を通じて、個々の社員のキャリアアップを図り技術者の価値を高めることこそが、顧客価値、企業価値、社会的価値の向上につながると考えております。経営理念で掲げる「社員の永続的成長」を実現していくためにも、最優先課題である人材への投資を行いキャリア形成支援企業としての成長を目指してまいります。
事業等のリスク2,758字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ①顧客メーカーの業績等による影響について 当社の主要顧客はメーカーであり、その技術開発部門に対して技術サービスを提供しております。国内経済及び世界経済の景気が悪化し、顧客メーカーの業績低迷から、設計開発部門における開発費の削減や、アウトソース活用を抑制した場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では新規開拓営業によって様々な業種や企業との取引先拡大を推進しており、年間約200社の顧客との取引実績を有しております。顧客との綿密なコミュニケーションなどから業種や企業毎の情報収集に注力し、状況に応じた戦略的な営業展開を図り、業績に及ぼす影響を最小限にとどめるよう努めております。 ②法的規制について 当社の事業では、技術者派遣が主要事業となっており、「労働者派遣事業の適正な運用の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)に基づいて事業を行っております。当社では関係法令の遵守に努め労働者派遣事業を行っておりますが、労働者派遣法に定める派遣元事業主としての欠格事由に該当した場合や、関係法令に違反するような行為や事象が発生した場合には当該事業の停止を命じられ、事業が営めなくなるリスクがあります。 また、今後新たに法規制の緩和や改正などが行われた場合、当社の事業に不利な影響を及ぼすものであれば、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 これまで施行された労働者派遣法の改正に対しては、必要な手続きと適切な対応を実施しております。今後も、管轄官庁からの情報を漏れなく収集し、適時適法に対応するよう努めてまいります。 ③競合について 当社が属するアウトソーシング業界において、新規参入や業界規模の縮小などにより、業界内での企業間競争が激化し、同業他社の低価格戦略や取引先からの値下げ要請を受ける可能性もあります。当社は、提供する技術サービス品質の向上を図るほか、戦略的営業と技術者教育の推進により、適正な収益を確保しつつ事業の拡大を図るべく努めておりますが、競争の激化により受注が十分に確保できない、又は技術料金の低下等が生じた場合には当社の業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。 なお、当該リスクが顕在化した場合の経営成績等の状況に与える影響の程度につきましては、技術料金は当社事業の重要な構成要素であり、売上高の減少及び利益率の低下が見込まれます。顕在化する可能性の程度は現時点では認識しておりませんが、教育の充実による技術者のスキルアップなど、技術サービス品質の向上を図るほか、技術スキルに応じた適正な配属、顧客との継続的な契約条件の交渉を図り、適正な収益を確保しつつ事業の拡大に努めております。 ④技術者の確保について 当社の事業では、サービスを提供する技術者が重要な経営資源であり、優秀な技術者の確保が事業拡大の必要条件であります。経済環境や雇用環境の変化により、技術者の確保が十分に行えない場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当該リスクが顕在化した場合の経営成績等の状況に与える影響の程度は想定しておりません。日本の雇用情勢は長期的には少子高齢化による生産年齢人口(15歳~64歳)の減少が懸念されております。当社では、安定して優秀な人材を採用できるよう、技術者第一の会社作りを進めてきた会社の姿勢や価値観をしっかりと伝え、時代に合わせた丁寧な採用活動に努めております。そして、技術者が生涯技術者としてのキャリアを実現できる環境の整備を継続的に推進し、定着率向上にも努めております。 ⑤機密情報や個人情報の情報管理について 当社がサービスを提供するにあたり、顧客企業における機密性の高い情報や、数多くの顧客情報・個人情報を有しております。そのため、当社では全社員に情報管理の重要性を認識させるため指導・教育を行っており、情報の管理・取扱いには細心の注意を払い、厳正な管理に努めております。しかしながら、何らかの事由により、万一機密情報の漏えいが発生した場合、当社の社会的信用への影響や、その対応による多額の費用が発生する恐れがあります。これまでにそのような事実が発生したことはありませんが、発生した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、当該リスクが顕在化した場合の経営成績等の状況に与える影響の程度は想定しておりません。顕在化する可能性の程度は現時点では認識しておりませんが、時代に即した機密情報管理ルールへの更新や社員への機密情報管理教育の徹底、情報システム管理の強化に力を入れ、機密情報の漏えいを未然に防ぐ体制の構築に努めております。 ⑥取引先業種の偏りについて 当社の顧客企業毎の業種別売上高をみると、自動車を中心とした輸送用機器業界への売上高構成比が高く、依存度の高い業界が不振となるなどの場合には、当社の業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。当社では、新規開拓営業などによって幅広い業種や企業との取引先拡大を推進しており、輸送用機器業界への売上高構成比は、令和6年3月期は31.8%、令和7年3月期は32.3%、令和8年3月期は30.5%と推移しております。なお、顕在化する可能性の程度は現時点では認識しておりませんが、全国に展開する営業所や事業部間の連携を強めた営業展開を推進し、新規開拓営業を中心とした幅広い業種への営業活動を行い、業種の偏りの緩和に取り組んでおります。 ⑦自然災害等について 予期せぬ地震等の自然災害や事故、感染症の蔓延等により、当社や顧客企業において事業活動の停止などの被害が発生した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、当該リスクが顕在化した場合、経営成績等の状況に与える影響の程度は災害規模等により想定することは困難ですが、売上高の逸失につながる可能性があります。顕在化する可能性の程度は現時点では認識しておりませんが、当社では社員の安否確認体制の構築、定期的な備蓄品の補充や更新、全社員への防災備蓄品の配布、重要データのバックアップ、テレワーク対応など緊急時における社内体制の整備に取り組み、業績への影響の低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)4,888字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度において、自動車、航空機、半導体、製造装置、医療機器などの製造業を中心とした顧客企業では、米国の関税政策による先行きの不透明さが緩和されるなかで、製品開発への積極姿勢を維持しており、開発設計技術者の増員に向けた当社へのニーズは、堅調に推移しました。 当社では、長期的な成長へ向けた技術者教育の充実、スキルの幅を広げ多様な働き方を実現するための受注の獲得と業務ローテーション、全社での情報共有やコミュニケーション強化、社員の待遇改善を含めた働く環境の整備への投資を進め、会社の魅力を高めつつ積極的で丁寧な採用活動を推進しています。また、創立30周年を機にリブランディングを実施しました。新たなブランドメッセージ『ともに、新たな時代を設計する。』のもと、Mission/Vision/Valueの策定に加え、ロゴとコーポレートサイトを刷新しました。技術者の価値向上とキャリア形成支援への取り組みを進め、将来の予測が困難な時代においても生涯にわたり活躍する人材の育成に向けて、今後もプロフェッショナル集団として持続的な成長を目指してまいります。 このような状況のなか、技術者数の増加に加え、技術者の成長に重点をおいた稼働を推進した結果、稼働率は低下したものの高い水準を維持し、稼働人員は前年同期を上回りました。技術料金はお客様満足度を高める取り組みと技術者価値を反映した適正レートの確保に向けた丁寧な交渉を重ねた結果、前年同期を上回りました。稼働時間は前年同期と同水準となりました。 また利益面においては、社員の処遇改善に伴う売上原価の増加、リブランディングや社員向け周年イベントの実施等に伴う広告宣伝費や福利厚生費等の増加はあったものの、増収効果がこれを吸収し、各利益も増加しました。 これらの結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (a)経営成績 当事業年度の売上高は6,193,609千円(前年同期比3.8%増)、売上原価は4,823,037千円(同4.1%増)、販売費及び一般管理費は797,654千円(同3.7%増)、営業利益は572,918千円(同1.4%増)、経常利益は580,228千円(同2.8%増)、当期純利益は432,752千円(同4.6%増)となりました。 (b)財政状態 (資産) 当事業年度末における流動資産合計は3,965,899千円となり、前事業年度末に比べ294,654千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が356,249千円減少、電子記録債権が4,642千円減少、売掛金が72,972千円増加したことなどによるものであります。 固定資産合計は1,735,270千円となり、前事業年度末に比べ91,169千円増加いたしました。これは主に有形固定資産合計が16,091千円減少、無形固定資産合計が4,557千円減少、投資有価証券が100,000千円増加、繰延税金資産が12,212千円増加したことなどによるものであります。 この結果、資産合計は5,701,169千円となり、前事業年度末に比べ203,484千円減少いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債合計は1,125,829千円となり、前事業年度末に比べ310,305千円減少いたしました。これは主に短期借入金が400,000千円減少、未払費用が12,033千円増加、未払法人税等が64,367千円増加、賞与引当金が8,395千円増加、未払消費税等(その他)が4,603千円増加したことなどによるものであります。 固定負債合計は498,428千円となり、前事業年度末に比べ9,791千円増加いたしました。これは退職給付引当金が5,858千円増加、役員退職慰労引当金が3,932千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は1,624,258千円となり、前事業年度末に比べ300,513千円減少いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は4,076,911千円となり、前事業年度末に比べ97,029千円増加いたしました。これは当期純利益432,752千円、剰余金の配当209,800千円、自己株式の取得125,922千円によるものであります。 この結果、自己資本比率は71.5%(前事業年度末は67.4%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ856,249千円減少し、当事業年度末には2,576,749千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は483,352千円(前事業年度は217,540千円)となりました。これは主に税引前当期純利益580,228千円、売上債権の増減額の増加68,329千円、未払費用の増減額の増加12,033千円、法人税等の支払額95,598千円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は603,825千円(前事業年度は△95,169千円)となりました。これは定期預金の預入による支出500,000千円、有形固定資産の取得による支出3,825千円、投資有価証券の取得による支出100,000千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は735,775千円(前事業年度は△444,899千円)となりました。これは短期借入金の純増減額の減少400,000千円、自己株式の取得による支出126,639千円、配当金の支払額209,136千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当社の主たる業務であるアウトソーシング事業は、機械、電気・電子、ソフトウエアの設計開発などの技術提供サービス事業であり、提供するサービスの性格上、生産実績になじまないため、記載を省略しております。 (b)受注実績 当社のアウトソーシング事業はその形態から受注金額と販売金額がほぼ同等となるために、記載を省略しております。 (c)販売実績 当事業年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)   前年同期比 アウトソーシング事業   6,193,609千円   3.8% (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであり、将来に関する事項は不確実性を有しており、実際の結果と異なる可能性もありますのでご留意ください。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)経営成績の分析 当社の当事業年度の経営成績については、売上高は6,193,609千円(前年同期比3.8%増)となりました。増加の主な要因は技術料金の上昇と稼働人員の増加です。技術料金はお客様満足度を高める取り組みと技術者価値を反映した適正レートの確保に向けた丁寧な交渉を続けたことで、前年同期比3.8%増となりました。稼働人員の増加は技術者数の増加と高稼働率の維持によるものです。期末技術者数は新卒及び中途採用数の増加によって前年同期比1.0%増となり、通期稼働率は米国関税の影響から一部のお客様で慎重さが見られたことや技術者の成長に重点をおいた稼働を推進したことで、93.2%(同1.4ポイント減)と前年同期からは低下したものの高水準を維持しました。 また売上原価は、引き続き技術者価値を高めるために、社員の処遇改善や教育の充実などの人材への投資を推進したことで、4,823,037千円(同4.1%増)と増加しました。 販売費及び一般管理費は797,654千円(同3.7%増)となり、リブランディングや社員向け周年イベントの実施等に伴う広告宣伝費や福利厚生費等が増加しました。 営業利益及び経常利益は売上原価や販売費及び一般管理費の増加に伴う減少要因はありつつも、売上高の伸長により、営業利益572,918千円(同1.4%増)、経常利益580,228千円(同2.8%増)となりました。当期純利益は社員の賃上げに伴う減税効果もあり、432,752千円(同4.6%増)となりました。 (b)財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (c)経営成績に重要な影響を与える要因 当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、景気動向や市場環境の変化、法的規制、同業他社等の様々なリスク要因があると認識しております。詳細については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (d)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、中長期的には社員数1,000名体制、営業利益率10%の目標を掲げております。当事業年度において社員数は855名(前年同期比1.3%増)となりました。目標へ向けて新卒及び中途技術者の積極的な採用を継続してまいります。営業利益率は9.3%(同0.2ポイント減)となりました。今後も技術者価値を高めるため、社員の個々のキャリア形成を実現、プロの技術者の育成や働きやすさの整備などへの投資を強化しつつ、経営効率を高めて利益率の向上を目指してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 資本政策につきましては、内部留保の充実を図るとともに、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させることと、株主様への利益還元を考慮し、実施していくこととしております。 当社の資金需要の主なものは、主たる事業であるアウトソーシング事業に係る人件費のほか、販売費及び一般管理費の採用費、人件費等の事業に係る運転資金であります。 当社は必要となった資金については、主として内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローによるものを活用しております。 なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は2,576,749千円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 なお、当社の財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5[経理の状況]1[財務諸表等](1)[財務諸表]の[注記事項](重要な会計方針)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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