概要
株式会社イトクロは、学習塾や習い事、学校情報を比較検索できる領域特化型ポータルサイトを運営するインターネット・メディア企業である。2006年創業、2015年に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。2025年10月期の売上高は約37億円、従業員数は96名。教育分野に特化した口コミデータベースと成果報酬型課金を特徴とする。
口コミストックと成果報酬で成り立つ収益モデル
イトクロの事業は、単一セグメントのインターネット・メディアサービスである。ユーザーが投稿した口コミを審査・蓄積する「口コミストックモデル」を採用し、中立的なコンテンツを提供する。収益の大部分は、ポータルサイト経由での問い合わせや資料請求などの成果に応じてクライアント企業から得る成果報酬型である。自社内で企画からシステム開発、運営までを完結することで迅速なサイト改善を可能とし、掲載企業への送客効率を高めている。2025年10月期の売上高は3,669百万円で、前年比7.1%減であったが、営業利益は260百万円と黒字転換した。
学習塾・習い事・学校情報を網羅する3つの主力サイト
主要ポータルサイトは3つある。「塾ナビ」は全国の学習塾・予備校の検索比較サイトで、掲載教室数110,000件以上、年間訪問者数1,387万人を誇る。「コドモブースター」は乳幼児から小学生向けの習い事教室に特化し、英会話やプログラミングなどの体験申し込みができる。「みんなの学校情報」は保育園から大学まで学校選びの総合情報を提供し、口コミや偏差値ランキングを掲載する。これらはいずれも教育領域に特化し、ユーザーとクライアント企業のマッチングを図る。
安定した収益規模だが成長鈍化が課題
売上高は2018年10月期の45億円をピークに、その後2025年10月期まで37~44億円の範囲で推移している。2022年10月期には3億円の当期純損失を計上したが、2025年10月期には営業利益3億円、当期純利益2億円と回復した。資産は約99億円、自己資本比率は93%超と財務体質は健全である。しかし、経営陣は認知度不足と収益基盤強化を課題として挙げており、広告宣伝やコストコントロールに取り組む方針を示している。
業界の中での役割は教育サービス事業者とユーザーを結ぶマッチングプラットフォームにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2021/10期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| メディアサービス 売上高 | 38億円 | 97.4% | — | — |
| コンサルティングサービス 売上高 | 1億円 | 2.6% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01教育(学習塾・予備校)主力
学習塾・予備校検索サイト「塾ナビ」を運営し、全国の学習塾・予備校の情報と口コミを提供。ユーザーからの問い合わせや資料請求などの成果に応じた課金モデルで、塾・予備校へ見込み顧客を送客している。
国内有数の学習塾・予備校検索サイト
- 塾ナビ国内シェア首位
- 全国の学習塾・予備校を検索・比較できるポータルサイト。掲載教室数11万件以上、年間訪問者数1,387万人(2025年10月期)。
02教育(習い事)準主力
幼児から小学生向けの習い事教室検索サイト「コドモブースター」を運営。英会話や水泳、ピアノ、プログラミングなど幅広い教室を掲載し、体験申し込みも可能。
- コドモブースター
- 全国の乳幼児〜小学生向けの習い事教室を検索・比較でき、体験申し込みも可能な国内最大級のポータルサイト。
03教育(学校情報)準主力
保育園から大学までの学校情報を提供するポータルサイト「みんなの学校情報」を運営。口コミや偏差値ランキング、学べる内容などの情報を提供し、専門学校領域に注力している。
- みんなの学校情報
- 全国の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学等の学校選びに役立つ情報を提供するポータルサイト。実際の生徒や保護者からの口コミも掲載。
製品と技術
塾ナビ:国内有数の塾・予備校検索プラットフォーム
「塾ナビ」はイトクロの旗艦サービスで、2025年10月時点で110,000教室以上の掲載実績を持つ。年間訪問者数は1,387万人に達し、日本ナンバーワン調査総研の調査で利用者数1位を獲得している。ユーザーは地域や目的、学年に応じて塾を検索でき、口コミや料金情報を比較できる。サイト経由で入塾するとギフトカードが得られる仕組みが利用促進に寄与している。訪問者数はコロナ禍前の2019年に2,524万人でピークを打ち、その後減少基調にあるが、依然として業界最大級の集客力を持つ。
コドモブースターとみんなの学校情報で教育領域を補完
「コドモブースター」は乳幼児から小学生を対象とした習い事教室のポータルで、英会話、水泳、ピアノ、プログラミングなど多様なジャンルをカバーする。国内最大級の規模を標榜し、体験申し込み機能を備える。「みんなの学校情報」は保育園から大学までの学校情報を総合的に提供し、口コミや偏差値ランキングを掲載する。特に専門学校領域に注力しており、堅調な成長を示している。これら2つのサイトは「塾ナビ」を補完し、教育メディアとしてのラインアップを強化している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア首位塾ナビ利用者数1位(2025年版塾・予備校検索サイトの利用に関する市場実態把握調査)教育(学習塾・予備校)
- 教育(学習塾・予備校)国内有数の学習塾・予備校検索サイト
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
マッチング領域で独自、黒字化転換で成長
イトクロは、サービス業界において、求人やビジネスマッチングを手掛ける企業で、同業他社のジンジブやイシンなどに比べ、売上高は小規模ですが、独自のプラットフォームを持つことで差別化しています。売上高は横ばい傾向でしたが、2025年度には営業利益率8.11%と黒字化に成功し、事業の軌道修正が進んでいます。業界全体では、マッチングサービスの競争が激化しており、継続的な機能改善や顧客獲得が求められます。また、大手人材サービス企業との競争も厳しく、ニッチ市場での優位性を確立することが重要です。
強み
- 自社開発のマッチングシステムを有し、サービス差別化を図っている。
- 2025年度に営業利益率8.11%となり、収益性が改善した。
- 業績悪化から早期に立て直し、収益構造を改善した実績がある。
- 特定分野に絞ったサービスで、大手と異なる顧客層を開拓している。
課題
- 売上高が約40億円と小さく、成長のための投資が必要。
- ジンジブなど同業他社との差別化が急務で、サービス強化が課題。
- 過去に赤字を経験しており、継続的な黒字化維持が重要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がイトクロ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2385総医研ホールディングス | 58億円 | 27.2倍 |
| 2 | 7091リビングプラットフォーム | 58億円 | 14.5倍 |
| 3 | 6049イトクロ | 56億円 | 21.1倍 |
| 4 | 2136ヒップ | 56億円 | 12.6倍 |
| 5 | 7048ベルトラ | 56億円 | — |
| 6 | 6182メタリアル | 56億円 | 114.6倍 |
| 7 | 151Aダイブグループ | 56億円 | 10.0倍 |
| 8 | 9159W TOKYO | 55億円 | 20.8倍 |
| 9 | 6069トレンダーズ | 55億円 | 24.5倍 |
| 10 | 6551ツナググループ・ホールディングス | 55億円 | 10.0倍 |
| 11 | 2436共同ピーアール | 54億円 | 11.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 12件
東京都渋谷区での創業と初のポータルサイト開設
2006年3月、東京都渋谷区に株式会社イトクロが設立された。同年6月には港区に本社を移転し、11月からコンサルティングサービスの提供を開始した。2007年11月、学習塾予備校情報ポータルサイト「塾ナビ」をローンチし、同時に大阪オフィスを設置。この「塾ナビ」が同社の事業の中核となり、以降の領域特化型ポータル拡大の基盤となった。
大手ポータルとの提携でデータ供給を拡大
2009年2月、ヤフー株式会社への学習塾情報提供を皮切りに、同年11月には株式会社オールアバウト、2011年3月にはNECビッグローブ株式会社へと情報提供先を広げた。これにより自社サイト以外の経路でもユーザーへのリーチを拡大し、認知度向上を図った。2010年10月には「家庭教師比較ネット」、2012年6月には「医学部受験マニュアル」、同年11月には「みんなの学校情報」と、教育領域のポータルを相次いで立ち上げた。
マザーズ上場と2社の買収・吸収合併
2015年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。2018年9月には、医学部予備校情報サイト「医学部予備校ガイド」を運営する株式会社えふななと、習い事・子育て情報サイトを運営する株式会社センジュをそれぞれ子会社化し、即日吸収合併した。同時に本社を東京都品川区に移転。同年の市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場へ移行した。
上場後の収益変動と「教育メディアNo.1」への道
上場後、売上高は2018年10月期に45億円まで成長したが、以後は横ばいから減少傾向にある。特に2022年10月期には3億円の赤字を計上した。2025年10月期は売上高37億円ながら営業黒字に復帰した。経営陣は「教育メディアNo.1」を目標に掲げ、既存ポータルのシェア拡大と未参入領域への展開を模索している。しかし、塾ナビの年間訪問者数は2019年の2,524万人をピークに減少が続いており、集客力の回復が今後の課題である。
年表12件を開く
2000年代
- 2006年3月創業東京都渋谷区に株式会社イトクロを設立
- 2006年6月東京都港区に本社移転
- 2006年11月コンサルティングサービスの提供を開始
- 2007年11月学習塾予備校情報ポータルサイト「塾ナビ」の提供を開始 大阪府大阪市に大阪オフィス設置
- 2009年2月ヤフー株式会社へ学習塾予備校情報の提供を開始
- 2009年11月株式会社オールアバウトへ学習塾予備校情報の提供を開始
2010年代
- 2010年10月家庭教師派遣情報ポータルサイト「家庭教師比較ネット」の提供を開始
- 2011年3月NECビッグローブ株式会社へ学習塾予備校情報の提供を開始
- 2012年6月医学部受験情報ポータルサイト「医学部受験マニュアル」の提供を開始
- 2012年11月学校情報ポータルサイト「みんなの学校情報」の提供を開始
- 2015年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2018年9月M&A医学部受験予備校情報ポータルサイト「医学部予備校ガイド」を運営している株式会社えふななを子会社化 株式会社えふななを吸収合併 東京都品川区に本社移転 習い事情報ポータルサイト「コドモブースター」や子育て情報ポータルサイト「comolib(コモリブ)」を運営している株式会社センジュを子会社化 株式会社センジュを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
領域特化型ポータルのコンテンツ拡充
学習塾・学校・民間教育領域のポータルサイトで継続的にコンテンツとユーザビリティを向上し、認知度向上と顧客基盤拡大を図る。
- 02
教育メディアNo.1を目指したシェア拡大
運営する各ポータルサイトでさらなるシェア拡大を進め、教育メディアとしてトップポジションの獲得を目指す。
- 03
認知度向上のための広告・提携強化
ネット広告や他媒体との提携を強化し、ユーザーとクライアント双方に価値あるプラットフォームとしての認知度向上に取り組む。
- 04
収益基盤強化と効率的マーケティング
効果的・効率的なマーケティング施策の実施とコストコントロールにより、継続的な事業投資が可能な利益水準を確保する。
- 05
システムセキュリティと経営管理体制の構築
市場変化に対応したセキュリティ体制を維持・整備するとともに、コンプライアンス強化と開示体制の充実により経営管理体制を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で96人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は526万円で、9期前と比べて+12.6%。平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は6.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | — | — | — | 119 | — |
| 2017年10月 | — | — | — | 127 | — |
| 2018年10月 | — | — | — | 138 | — |
| 2019年10月 | 468 | 31.2 | 3.1 | 144 | — |
| 2020年10月 | 489 | 32.1 | 3.6 | 146 | — |
| 2021年10月 | 496 | 31.9 | 3.8 | 153 | — |
| 2022年10月 | 505 | 32.5 | 4.5 | 137 | — |
| 2023年10月 | 515 | 33.2 | 5.0 | 124 | — |
| 2024年10月 | 515 | 33.7 | 5.5 | 109 | −183 |
| 2025年10月 | 526 | 34.6 | 6.2 | 96 | 313 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は37億円、営業利益は3億円。前期と比べると減収で、売上が-5.1%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 32億円 | 37億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 3億円 |
| 純利益 | 3億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−10.5%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2023年2Q | 12 | 3 | 25.0 | 2 |
| 2023年3Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2023年4Q | 6 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 12 | −2 | −16.7 | −1 |
| 2024年4Q | 18 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年2Q | 19 | 2 | 10.5 | 1 |
| 2025年4Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
| 2026年2Q | 17 | 2 | 11.8 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年10月期からの14期で、売上は20億円から37億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 20 | — | 2 | — | −2 |
| 2013年10月 | 30 | — | 7 | — | 5 |
| 2014年10月 | 30 | — | 7 | — | 4 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2015年10月 | 35 | — | 10 | — | 6 |
| 2016年10月 | 35 | — | 14 | — | 9 |
| 2017年10月 | 39 | — | 17 | — | 11 |
| 医学部受験予備校情報ポータルサイト「医学部予備校ガイド」を運営している株式会社えふななを子会社化 株式会社えふななを吸収合併 東京都品川区に本社移転 習い事情報ポータルサイト「コドモブースター」や子育て情報ポータルサイト「comolib(コモリブ)」を運営している株式会社センジュを子会社化 株式会社センジュを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行 | |||||
| 2018年10月 | 45 | — | 20 | — | 11 |
| 2019年10月 | 44 | — | 14 | — | 9 |
| 2020年10月 | 39 | — | 11 | — | 3 |
| 2021年10月 | 43 | — | 13 | — | 8 |
| 2022年10月 | 40 | — | −2 | — | −3 |
| 2023年10月 | 39 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年10月 | 39 | −2 | −1 | −5.1 | 0 |
| 2025年10月 | 37 | 3 | 4 | 8.1 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高37億円のうち、営業利益として残るのは3億円で8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金10.8%4億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.1%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2025年10月期は営業CFが8億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−5億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は63億円で、売上の20.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年10月 | 4 | 1 | −2 | 5 | 5 |
| 2014年10月 | 4 | 3 | −1 | 7 | 11 |
| 2015年10月 | 5 | 0 | 21 | 5 | 37 |
| 2016年10月 | 9 | −16 | −1 | −7 | 29 |
| 2017年10月 | 13 | −10 | 0 | 3 | 32 |
| 2018年10月 | 13 | −3 | 2 | 10 | 44 |
| 2019年10月 | 9 | −12 | 2 | −3 | 43 |
| 2020年10月 | 8 | −18 | 0 | −10 | 33 |
| 2021年10月 | 13 | 19 | 0 | 32 | 65 |
| 2022年10月 | −7 | −16 | −3 | −23 | 38 |
| 2023年10月 | 11 | −9 | 0 | 2 | 41 |
| 2024年10月 | −5 | 33 | 0 | 28 | 69 |
| 2025年10月 | 8 | −13 | 0 | −5 | 63 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年10月期の総資産は99億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は91.9%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 8 | 1 | 7 | 6.5 |
| 2013年10月 | 11 | 3 | 8 | 29.2 |
| 2014年10月 | 18 | 7 | 11 | 40.6 |
| 2015年10月 | 43 | 35 | 8 | 80.6 |
| 2016年10月 | 56 | 44 | 12 | 78.8 |
| 2017年10月 | 65 | 56 | 9 | 85.9 |
| 2018年10月 | 78 | 69 | 9 | 87.9 |
| 2019年10月 | 88 | 80 | 8 | 90.6 |
| 2020年10月 | 89 | 83 | 6 | 93.6 |
| 2021年10月 | 100 | 92 | 8 | 91.1 |
| 2022年10月 | 90 | 86 | 4 | 94.3 |
| 2023年10月 | 96 | 89 | 7 | 91.4 |
| 2024年10月 | 93 | 89 | 4 | 95.4 |
| 2025年10月 | 99 | 92 | 7 | 91.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中2位あたり、逆に低いのはROEで534社中481位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥246で、1年前と比べて-14.6%。過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.1倍 |
| PER (会社予想) | 16.1倍 |
| PBR | 0.63倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で3.19%下落し、弱含み。株価は25日線(244円)を0.8%下回り、75日線(254円)も4.5%下回る。52週高値309円からは21.4%低く、52週安値239円からは1.7%高い。出来高は低水準で、方向感は乏しい。RSI47.37と中立圏で、200日線(261円)が上値抵抗となる。年初来では16.21%下落している。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERが20.84倍と業界平均の22.9倍を下回り、PBRは0.622倍と平均3.26倍を大きく下回り、割安に見えます。ただし、ROEは1.9%と非常に低く、収益性が課題です。配当は無配で、平均2.53%の利回りと比べて株主還元は見劣りします。先行きの業績は回復傾向ですが、過去の赤字から立て直し途上であり、割安感は業績リスクを織り込んだ結果です。総合的にほぼ妥当な評価と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 16.1倍 | — |
| PBR | 0.63倍 | 3.51倍 |
| ROE | 1.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、中小企業の採用需要の変化と、競合他社との競争激化。強気派は、景気回復による採用意欲の高まりと、AIマッチング技術の活用で効率化を実現し、収益改善を期待。弱気派は、大手求人サイトとの競争でシェアが伸びず、売上高が横ばいであることや、収益性の低さを懸念。
- 採用需要の回復
景気回復で中小企業の採用意欲が高まる。
- AIマッチング
AI活用で最適な人材提案が可能になり差別化。
- 収益改善の兆し
直近で営業利益率8%と黒字化に成功。
- 2025年10月期に営業黒字転換決算発表後影響強
前期は営業損失2億円、当期は営業利益3億円。売上37億円で黒字化
- 予想PER16倍と改善見込み決算発表後影響中
時価総額56億円÷予想PER16倍で予想純利益約3.5億円。実績PER21.01倍から低下
- PBR0.627倍と純資産割れ継続影響中
純資産は時価総額56億円の約1.6倍。PBR0.63倍は下値支え
- 純利益が2期連続プラス決算発表後影響弱
2024/10期0億円→2025/10期2億円。黒字が定着しつつある
- 競争激化
大手求人サイトが中小企業向けにも進出。
- 売上横ばい
売上高が40億円前後で停滞。
- 収益性低い
過去赤字が続き、今も利益率は一桁台。
- 売上高が39億→37億円に減少通年影響強
2025/10期売上37億円は前期比▲5.1%。成長なく利益だけの改善
- 無配で株主還元なし通年影響中
配当利回り0%。ROE1.9%と低く、還元余力が乏しい
- 営業損失の実績があり不安定通年影響中
2024/10期は営業損失2億円。赤字転換の歴史が再発リスク
- 株価は1年で-15.52%と下落継続影響弱
時価総額56億円の小型株。1年で15%下落しており需給が弱い
- 掲載企業数
- サービス利用の拡大状況を測る。
- 月間アクティブ求職者数
- サイトの集客力を確認する。
- 成約単価
- 売上拡大に寄与するため。
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ2,735人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.6%を占め、残る97.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年10月% | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 66.5 | 71.9 | 81.1 | 84.4 | 83.8 | 84.2 |
| 自己株式 | 7.7 | 7.7 | 10.6 | 10.6 | 10.6 | 10.6 |
| 証券会社 | 1.8 | 2.4 | 3.8 | 6.5 | 9.2 | 8.6 |
| 外国法人 | 14.2 | 6.8 | 8.2 | 7.6 | 3.8 | 4.6 |
| 事業法人 | 0.1 | 0.1 | 3.2 | 1.2 | 2.3 | 2.5 |
| 金融機関 | 17.4 | 18.9 | 3.6 | 0.3 | 0.9 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山木 学 | 54.68 |
| 02 | 株式会社SBI証券 | 6.01 |
| 03 | 阪田 和弘 | 4.03 |
| 04 | 水元 公仁 | 2.73 |
| 05 | 株式会社くふうカンパニーホールディングス | 1.70 |
| 06 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.42 |
| 07 | 楽天証券株式会社 | 1.38 |
| 08 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.91 |
| 09 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.90 |
| 10 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.58 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-22株式会社SBI証券新規の大量保有報告0.61%-4.82pt
- 2026-04-21株式会社SBI証券新規の大量保有報告5.43%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | −729,564 | 482,066 | −35.5 | — |
| 2013年10月 | 48 | 32 | 408.7 | — |
| 2014年10月 | 24 | 39 | 84.4 | — |
| 2015年10月 | 33 | 171 | 28.9 | 30.4 |
| 2016年10月 | 43 | 214 | 22.5 | 39.1 |
| 2017年10月 | 54 | 270 | 22.4 | 48.6 |
| 2018年10月 | 53 | 330 | 17.5 | 56.8 |
| 2019年10月 | 44 | 382 | 12.4 | 40.5 |
| 2020年10月 | 15 | 398 | 3.9 | 98.1 |
| 2021年10月 | 39 | 437 | 9.4 | 23.0 |
| 2022年10月 | −16 | 420 | — | — |
| 2023年10月 | 14 | 433 | 3.3 | 23.8 |
| 2024年10月 | 2 | 437 | 0.4 | 132.0 |
| 2025年10月 | 8 | 448 | 1.9 | 33.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/10期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山木学 | 代表取締役CEO | 48 | 12,401,100 |
| 領下崇 | 代表取締役COO | 48 | 92,800 |
| 佐藤大輔 | 取締役CFO | 48 | 2,900 |
| 鈴木真諭 | 取締役CTO | 49 | 4,820 |
| 棚橋新七 | 取締役CMO | 42 | — |
| 杉田玲夢 | 取締役(監査等委員) | 45 | — |
| 西本俊介 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 東俊介 | 取締役(監査等委員) | 50 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 82 | 12 | 94 | 19 |
| 監査等委員 | 3 | 7 | — | 7 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,115字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,331字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,897字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,481字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-30
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-10
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-29
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-11
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-12
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-30
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-12
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