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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

イトクロ

ItoKuro Inc.6049 · Growth · サービス業

教育領域に特化したポータルサイトを展開するインターネットメディア企業。学習塾・予備校から習い事、学校情報までをカバーし、口コミと成果報酬型モデルで送客する。

概要

株式会社イトクロは、学習塾や習い事、学校情報を比較検索できる領域特化型ポータルサイトを運営するインターネット・メディア企業である。2006年創業、2015年に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。2025年10月期の売上高は約37億円、従業員数は96名。教育分野に特化した口コミデータベースと成果報酬型課金を特徴とする。

口コミストックと成果報酬で成り立つ収益モデル

イトクロの事業は、単一セグメントのインターネット・メディアサービスである。ユーザーが投稿した口コミを審査・蓄積する「口コミストックモデル」を採用し、中立的なコンテンツを提供する。収益の大部分は、ポータルサイト経由での問い合わせや資料請求などの成果に応じてクライアント企業から得る成果報酬型である。自社内で企画からシステム開発、運営までを完結することで迅速なサイト改善を可能とし、掲載企業への送客効率を高めている。2025年10月期の売上高は3,669百万円で、前年比7.1%減であったが、営業利益は260百万円と黒字転換した。

学習塾・習い事・学校情報を網羅する3つの主力サイト

主要ポータルサイトは3つある。「塾ナビ」は全国の学習塾・予備校の検索比較サイトで、掲載教室数110,000件以上、年間訪問者数1,387万人を誇る。「コドモブースター」は乳幼児から小学生向けの習い事教室に特化し、英会話やプログラミングなどの体験申し込みができる。「みんなの学校情報」は保育園から大学まで学校選びの総合情報を提供し、口コミや偏差値ランキングを掲載する。これらはいずれも教育領域に特化し、ユーザーとクライアント企業のマッチングを図る。

安定した収益規模だが成長鈍化が課題

売上高は2018年10月期の45億円をピークに、その後2025年10月期まで37~44億円の範囲で推移している。2022年10月期には3億円の当期純損失を計上したが、2025年10月期には営業利益3億円、当期純利益2億円と回復した。資産は約99億円、自己資本比率は93%超と財務体質は健全である。しかし、経営陣は認知度不足と収益基盤強化を課題として挙げており、広告宣伝やコストコントロールに取り組む方針を示している。

業界の中での役割は教育サービス事業者とユーザーを結ぶマッチングプラットフォームにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
37億円
営業利益
3億円
営業利益率
8.1%
純利益
2億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/10
事業売上構成比利益利益率
メディアサービス 売上高38億円97.4%
コンサルティングサービス 売上高1億円2.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01教育(学習塾・予備校)主力

学習塾・予備校検索サイト「塾ナビ」を運営し、全国の学習塾・予備校の情報と口コミを提供。ユーザーからの問い合わせや資料請求などの成果に応じた課金モデルで、塾・予備校へ見込み顧客を送客している。

国内有数の学習塾・予備校検索サイト

主な製品・サービス1
塾ナビ国内シェア首位
全国の学習塾・予備校を検索・比較できるポータルサイト。掲載教室数11万件以上、年間訪問者数1,387万人(2025年10月期)。

02教育(習い事)準主力

幼児から小学生向けの習い事教室検索サイト「コドモブースター」を運営。英会話や水泳、ピアノ、プログラミングなど幅広い教室を掲載し、体験申し込みも可能。

主な製品・サービス1
コドモブースター
全国の乳幼児〜小学生向けの習い事教室を検索・比較でき、体験申し込みも可能な国内最大級のポータルサイト。

03教育(学校情報)準主力

保育園から大学までの学校情報を提供するポータルサイト「みんなの学校情報」を運営。口コミや偏差値ランキング、学べる内容などの情報を提供し、専門学校領域に注力している。

主な製品・サービス1
みんなの学校情報
全国の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学等の学校選びに役立つ情報を提供するポータルサイト。実際の生徒や保護者からの口コミも掲載。

製品と技術

塾ナビ:国内有数の塾・予備校検索プラットフォーム

「塾ナビ」はイトクロの旗艦サービスで、2025年10月時点で110,000教室以上の掲載実績を持つ。年間訪問者数は1,387万人に達し、日本ナンバーワン調査総研の調査で利用者数1位を獲得している。ユーザーは地域や目的、学年に応じて塾を検索でき、口コミや料金情報を比較できる。サイト経由で入塾するとギフトカードが得られる仕組みが利用促進に寄与している。訪問者数はコロナ禍前の2019年に2,524万人でピークを打ち、その後減少基調にあるが、依然として業界最大級の集客力を持つ。

コドモブースターとみんなの学校情報で教育領域を補完

「コドモブースター」は乳幼児から小学生を対象とした習い事教室のポータルで、英会話、水泳、ピアノ、プログラミングなど多様なジャンルをカバーする。国内最大級の規模を標榜し、体験申し込み機能を備える。「みんなの学校情報」は保育園から大学までの学校情報を総合的に提供し、口コミや偏差値ランキングを掲載する。特に専門学校領域に注力しており、堅調な成長を示している。これら2つのサイトは「塾ナビ」を補完し、教育メディアとしてのラインアップを強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位塾ナビ利用者数1位(2025年版塾・予備校検索サイトの利用に関する市場実態把握調査)教育(学習塾・予備校)
  • 教育(学習塾・予備校)国内有数の学習塾・予備校検索サイト

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

マッチング領域で独自、黒字化転換で成長

イトクロは、サービス業界において、求人やビジネスマッチングを手掛ける企業で、同業他社のジンジブやイシンなどに比べ、売上高は小規模ですが、独自のプラットフォームを持つことで差別化しています。売上高は横ばい傾向でしたが、2025年度には営業利益率8.11%と黒字化に成功し、事業の軌道修正が進んでいます。業界全体では、マッチングサービスの競争が激化しており、継続的な機能改善や顧客獲得が求められます。また、大手人材サービス企業との競争も厳しく、ニッチ市場での優位性を確立することが重要です。

強み

  • 自社開発のマッチングシステムを有し、サービス差別化を図っている。
  • 2025年度に営業利益率8.11%となり、収益性が改善した。
  • 業績悪化から早期に立て直し、収益構造を改善した実績がある。
  • 特定分野に絞ったサービスで、大手と異なる顧客層を開拓している。

課題

  • 売上高が約40億円と小さく、成長のための投資が必要。
  • ジンジブなど同業他社との差別化が急務で、サービス強化が課題。
  • 過去に赤字を経験しており、継続的な黒字化維持が重要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がイトクロ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
12385総医研ホールディングス58億円27.2倍
27091リビングプラットフォーム58億円14.5倍
36049イトクロ56億円21.1倍
42136ヒップ56億円12.6倍
57048ベルトラ56億円
66182メタリアル56億円114.6倍
7151Aダイブグループ56億円10.0倍
89159W TOKYO55億円20.8倍
96069トレンダーズ55億円24.5倍
106551ツナググループ・ホールディングス55億円10.0倍
112436共同ピーアール54億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

東京都渋谷区での創業と初のポータルサイト開設

2006年3月、東京都渋谷区に株式会社イトクロが設立された。同年6月には港区に本社を移転し、11月からコンサルティングサービスの提供を開始した。2007年11月、学習塾予備校情報ポータルサイト「塾ナビ」をローンチし、同時に大阪オフィスを設置。この「塾ナビ」が同社の事業の中核となり、以降の領域特化型ポータル拡大の基盤となった。

大手ポータルとの提携でデータ供給を拡大

2009年2月、ヤフー株式会社への学習塾情報提供を皮切りに、同年11月には株式会社オールアバウト、2011年3月にはNECビッグローブ株式会社へと情報提供先を広げた。これにより自社サイト以外の経路でもユーザーへのリーチを拡大し、認知度向上を図った。2010年10月には「家庭教師比較ネット」、2012年6月には「医学部受験マニュアル」、同年11月には「みんなの学校情報」と、教育領域のポータルを相次いで立ち上げた。

マザーズ上場と2社の買収・吸収合併

2015年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。2018年9月には、医学部予備校情報サイト「医学部予備校ガイド」を運営する株式会社えふななと、習い事・子育て情報サイトを運営する株式会社センジュをそれぞれ子会社化し、即日吸収合併した。同時に本社を東京都品川区に移転。同年の市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場へ移行した。

上場後の収益変動と「教育メディアNo.1」への道

上場後、売上高は2018年10月期に45億円まで成長したが、以後は横ばいから減少傾向にある。特に2022年10月期には3億円の赤字を計上した。2025年10月期は売上高37億円ながら営業黒字に復帰した。経営陣は「教育メディアNo.1」を目標に掲げ、既存ポータルのシェア拡大と未参入領域への展開を模索している。しかし、塾ナビの年間訪問者数は2019年の2,524万人をピークに減少が続いており、集客力の回復が今後の課題である。

年表12件を開く

2000年代

  • 2006年3月創業東京都渋谷区に株式会社イトクロを設立
  • 2006年6月東京都港区に本社移転
  • 2006年11月コンサルティングサービスの提供を開始
  • 2007年11月学習塾予備校情報ポータルサイト「塾ナビ」の提供を開始 大阪府大阪市に大阪オフィス設置
  • 2009年2月ヤフー株式会社へ学習塾予備校情報の提供を開始
  • 2009年11月株式会社オールアバウトへ学習塾予備校情報の提供を開始

2010年代

  • 2010年10月家庭教師派遣情報ポータルサイト「家庭教師比較ネット」の提供を開始
  • 2011年3月NECビッグローブ株式会社へ学習塾予備校情報の提供を開始
  • 2012年6月医学部受験情報ポータルサイト「医学部受験マニュアル」の提供を開始
  • 2012年11月学校情報ポータルサイト「みんなの学校情報」の提供を開始
  • 2015年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年9月M&A医学部受験予備校情報ポータルサイト「医学部予備校ガイド」を運営している株式会社えふななを子会社化 株式会社えふななを吸収合併 東京都品川区に本社移転 習い事情報ポータルサイト「コドモブースター」や子育て情報ポータルサイト「comolib(コモリブ)」を運営している株式会社センジュを子会社化 株式会社センジュを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    領域特化型ポータルのコンテンツ拡充

    学習塾・学校・民間教育領域のポータルサイトで継続的にコンテンツとユーザビリティを向上し、認知度向上と顧客基盤拡大を図る。

  2. 02

    教育メディアNo.1を目指したシェア拡大

    運営する各ポータルサイトでさらなるシェア拡大を進め、教育メディアとしてトップポジションの獲得を目指す。

  3. 03

    認知度向上のための広告・提携強化

    ネット広告や他媒体との提携を強化し、ユーザーとクライアント双方に価値あるプラットフォームとしての認知度向上に取り組む。

  4. 04

    収益基盤強化と効率的マーケティング

    効果的・効率的なマーケティング施策の実施とコストコントロールにより、継続的な事業投資が可能な利益水準を確保する。

  5. 05

    システムセキュリティと経営管理体制の構築

    市場変化に対応したセキュリティ体制を維持・整備するとともに、コンプライアンス強化と開示体制の充実により経営管理体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で96人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は526万円で、9期前と比べて+12.6%平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は6.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月119
2017年10月127
2018年10月138
2019年10月46831.23.1144
2020年10月48932.13.6146
2021年10月49631.93.8153
2022年10月50532.54.5137
2023年10月51533.25.0124
2024年10月51533.75.5109−183
2025年10月52634.66.296313

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都品川区70百万円
大阪支社 — 大阪府大阪市中央区51百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は37億円営業利益3億円前期と比べると減収で、売上が-5.1%。

売上高
-5.1%
37億円
営業利益
3億円
純利益
2億円
営業利益率
8.1%
前期比 +13.2%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高32億円37億円
営業利益4億円3億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−10.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9111.11
2023年2Q12325.02
2023年3Q12216.71
2023年4Q6−1
2024年1Q900.00
2024年2Q12−2−16.7−1
2024年4Q1800.01
2025年2Q19210.51
2025年4Q1815.61
2026年2Q17211.82

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は20億円から37億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月202−2
2013年10月3075
2014年10月3074
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2015年10月35106
2016年10月35149
2017年10月391711
医学部受験予備校情報ポータルサイト「医学部予備校ガイド」を運営している株式会社えふななを子会社化 株式会社えふななを吸収合併 東京都品川区に本社移転 習い事情報ポータルサイト「コドモブースター」や子育て情報ポータルサイト「comolib(コモリブ)」を運営している株式会社センジュを子会社化 株式会社センジュを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行
2018年10月452011
2019年10月44149
2020年10月39113
2021年10月43138
2022年10月40−2−3
2023年10月3943
2024年10月39−2−1−5.10
2025年10月37348.12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高37億円のうち、営業利益として残るのは3億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金10.8%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.1%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
89.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.6pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比9.9pt
1.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年10月期は営業CFが8億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は63億円で、売上の20.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年10月41−255
2014年10月43−1711
2015年10月5021537
2016年10月9−16−1−729
2017年10月13−100332
2018年10月13−321044
2019年10月9−122−343
2020年10月8−180−1033
2021年10月131903265
2022年10月−7−16−3−2338
2023年10月11−90241
2024年10月−53302869
2025年10月8−130−563

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は99億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は91.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月8176.5
2013年10月113829.2
2014年10月1871140.6
2015年10月4335880.6
2016年10月56441278.8
2017年10月6556985.9
2018年10月7869987.9
2019年10月8880890.6
2020年10月8983693.6
2021年10月10092891.1
2022年10月9086494.3
2023年10月9689791.4
2024年10月9389495.4
2025年10月9992791.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳単体ベース
現金及び預金
73億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
67億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中2位あたり、逆に低いのはROE534社中481位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
91.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥246で、1年前と比べて-14.6%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥246-0.8%1ヶ月+1.2%1年-14.6%時価総額56億円
過去52週の値幅
安値¥239高値¥309

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.1倍
PER (会社予想)16.1倍
PBR0.63倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で3.19%下落し、弱含み。株価は25日線(244円)を0.8%下回り、75日線(254円)も4.5%下回る。52週高値309円からは21.4%低く、52週安値239円からは1.7%高い。出来高は低水準で、方向感は乏しい。RSI47.37と中立圏で、200日線(261円)が上値抵抗となる。年初来では16.21%下落している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERが20.84倍と業界平均の22.9倍を下回り、PBRは0.622倍と平均3.26倍を大きく下回り、割安に見えます。ただし、ROEは1.9%と非常に低く、収益性が課題です。配当は無配で、平均2.53%の利回りと比べて株主還元は見劣りします。先行きの業績は回復傾向ですが、過去の赤字から立て直し途上であり、割安感は業績リスクを織り込んだ結果です。総合的にほぼ妥当な評価と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.1倍23.4倍
PER (予想)16.1倍
PBR0.63倍3.51倍
ROE1.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、中小企業の採用需要の変化と、競合他社との競争激化。強気派は、景気回復による採用意欲の高まりと、AIマッチング技術の活用で効率化を実現し、収益改善を期待。弱気派は、大手求人サイトとの競争でシェアが伸びず、売上高が横ばいであることや、収益性の低さを懸念。

プラスに働く材料7
  • 採用需要の回復

    景気回復で中小企業の採用意欲が高まる。

  • AIマッチング

    AI活用で最適な人材提案が可能になり差別化。

  • 収益改善の兆し

    直近で営業利益率8%と黒字化に成功。

  • 2025年10月期に営業黒字転換決算発表後影響

    前期は営業損失2億円、当期は営業利益3億円。売上37億円で黒字化

  • 予想PER16倍と改善見込み決算発表後影響

    時価総額56億円÷予想PER16倍で予想純利益約3.5億円。実績PER21.01倍から低下

  • PBR0.627倍と純資産割れ継続影響

    純資産は時価総額56億円の約1.6倍。PBR0.63倍は下値支え

  • 純利益が2期連続プラス決算発表後影響

    2024/10期0億円→2025/10期2億円。黒字が定着しつつある

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    大手求人サイトが中小企業向けにも進出。

  • 売上横ばい

    売上高が40億円前後で停滞。

  • 収益性低い

    過去赤字が続き、今も利益率は一桁台。

  • 売上高が39億→37億円に減少通年影響

    2025/10期売上37億円は前期比▲5.1%。成長なく利益だけの改善

  • 無配で株主還元なし通年影響

    配当利回り0%。ROE1.9%と低く、還元余力が乏しい

  • 営業損失の実績があり不安定通年影響

    2024/10期は営業損失2億円。赤字転換の歴史が再発リスク

  • 株価は1年で-15.52%と下落継続影響

    時価総額56億円の小型株。1年で15%下落しており需給が弱い

次の決算で確かめる点
掲載企業数
サービス利用の拡大状況を測る。
月間アクティブ求職者数
サイトの集客力を確認する。
成約単価
売上拡大に寄与するため。

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ2,735人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.6%を占め、残る97.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他66.571.981.184.483.884.2
自己株式7.77.710.610.610.610.6
証券会社1.82.43.86.59.28.6
外国法人14.26.88.27.63.84.6
事業法人0.10.13.21.22.32.5
金融機関17.418.93.60.30.90.2
外国人個人0.00.00.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山木 学54.68
02株式会社SBI証券6.01
03阪田 和弘4.03
04水元 公仁2.73
05株式会社くふうカンパニーホールディングス1.70
06BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.42
07楽天証券株式会社1.38
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.91
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.90
10INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-22
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    0.61%
    -4.82pt
  • 2026-04-21
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    5.43%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年10月−729,564482,066−35.5
2013年10月4832408.7
2014年10月243984.4
2015年10月3317128.930.4
2016年10月4321422.539.1
2017年10月5427022.448.6
2018年10月5333017.556.8
2019年10月4438212.440.5
2020年10月153983.998.1
2021年10月394379.423.0
2022年10月−16420
2023年10月144333.323.8
2024年10月24370.4132.0
2025年10月84481.933.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/10期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山木学代表取締役CEO4812,401,100
領下崇代表取締役COO4892,800
佐藤大輔取締役CFO482,900
鈴木真諭取締役CTO494,820
棚橋新七取締役CMO42
杉田玲夢取締役(監査等委員)45
西本俊介取締役(監査等委員)46
東俊介取締役(監査等委員)50

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)582129419
監査等委員3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,115字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、メディアサービスを展開しております。 「塾ナビ」「コドモブースター」「みんなの学校情報」をはじめとした、幅広いユーザー基盤及びクライアント基盤のもと、幼児教育、学習塾、予備校、家庭教師派遣、通信教育等の市場にて領域特化型ポータルサイトを横断的に展開しております。具体的には「塾ナビ」「コドモブースター」「みんなの学校情報」等、学習塾予備校領域、学校教育領域及び民間教育領域における領域ごとにポータルサイトの運営を行っております。 当社のメディアサービスの特徴は下記3点です。 (ⅰ) 口コミストックモデル 主要ポータルサイトを中心に、ユーザーからの口コミを継続的に収集し、原則全てに審査を行うことで、ユーザーの求める中立的な優良コンテンツとして掲載をしております。結果として、ユーザーの求める口コミが継続的に蓄積され、ユーザーへ価値ある情報の提供をしていくことを可能とし、他のサイトとの差別化を図り、優位性を構築しております。 (ⅱ) 大量の送客ボリューム 全国のクライアント企業のデータベースや口コミを中心に、ユーザーの求める膨大な情報を提供することで、多くのユーザーを各ポータルサイトへ集客しております。また、企画・サイトデザイン・システム開発・運営までの全ての工程を自社内で完結することでスピーディーな画面変更やコンテンツへの反映を実現しており、利便性の高いポータルサイト運営を実現することで、効果的にクライアント企業に見込み顧客(ユーザー)を送客しております。 (ⅲ) 成果報酬型の課金システム ユーザーが、当社のポータルサイトを経由してクライアント企業へ問い合わせや資料請求等を行い、その成果に応じて報酬をいただく成果報酬型の課金システムを主要ポータルサイトにおいて採用をしており、クライアント企業にとって、効果が明確で高い費用対効果を実現しております。 こうした特徴を活かし、現事業の深掘りや教育業界内での未参入な領域への横展開を図ると共に、新規事業開発への挑戦を積極的に行うことで、当社全体としての更なる成長を目指します。 なお、当社は、インターネット・メディア事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。 主なメディアサービスは以下のとおりです。 ①塾ナビ 「塾ナビ」は、全国の幼児、小学生、中学生、高校生の本人及び保護者の方々が、目的にあった学習塾や予備校を簡単に検索比較できる国内有数(注1)のポータルサイトです。全国の学習塾や予備校が掲載されており、掲載教室数110,000教室以上(2025年10月31日時点)、年間訪問者数1,387万人以上(2025年10月期)となっております。なお、「塾ナビ」経由で入塾された方へギフトカード等の提供を行うことで利用促進を図っております。 ○「塾ナビ」の年間訪問者数(注2)の推移 該当期   年間訪問者数(万人) 第3期(2008年10月期)    13 第4期(2009年10月期)    43 第5期(2010年10月期)   134 第6期(2011年10月期)   231 第7期(2012年10月期)   360 第8期(2013年10月期)   573 第9期(2014年10月期)   937 第10期(2015年10月期)   1,230 第11期(2016年10月期)   1,624 第12期(2017年10月期)   1,850 第13期(2018年10月期)   2,262 第14期(2019年10月期)   2,524 第15期(2020年10月期)   2,356 第16期(2021年10月期)   2,319 第17期(2022年10月期)   2,113 第18期(2023年10月期)   1,878 第19期(2024年10月期)   1,545 第20期(2025年10月期)   1,387 (注)1.「2025年版塾・予備校検索サイトの利用に関する市場実態把握調査(日本ナンバーワン調査総研合同会社利用)」にて利用者数1位 2.訪問者数:「塾ナビ」を訪問した人数(延べ人数)をいいます。 ②コドモブースター 「コドモブースター」は、全国の乳幼児~小学生向けの習い事教室を比較検索し、また体験申し込みできる国内最大級のポータルサイトです。全国の英会話、水泳、ピアノ教室、プログラミング教室などの習い事教室が掲載されております。 ③みんなの学校情報 「みんなの学校情報」は、全国の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学等の学校選びに役立つ情報を総合的に得ることのできるポータルサイトです。実際の生徒等本人や保護者からの口コミも豊富に掲載されており、偏差値ランキングや各学校の学べる内容等の充実したコンテンツが掲載されております。なお、注力している専門学校領域においても堅調に成長しております。 以上述べた事項をサービス系統図によって示すと以下のとおりであります。 サービス系統図 メディアサービスのモデルは以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,331字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「すべての人に、人生を豊かにする教育を」をミッションとしたメディアサービスを展開しております。 今後も、「塾ナビ」「コドモブースター」「みんなの学校情報」等の領域特化型ポータルサイトの継続的なコンテンツ拡充とユーザビリティの向上を実施し、認知度の向上及び顧客基盤の拡大を目指すことで、対象領域での深掘りを実現してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社は、中長期的な事業拡大と企業価値の増大を図っていくために、重要な経営指標として、サイトの訪問者数、営業利益及びそれらの成長率を重視しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社の今後の成長戦略は、運営する「塾ナビ」「コドモブースター」「みんなの学校情報」等、学習塾予備校領域、学校教育領域及び民間教育領域における領域特化型ポータルサイトにおいて、さらなるシェア拡大を行い『教育メディアNo.1』を目指します。 (4)会社の対処すべき課題 当社の対処すべき主な課題は以下のとおりです。 ① 認知度の向上 当社の展開するインターネット・メディア事業は、認知度が十分あるとはいえません。教育サービスを選ぶユーザーの皆様と、より良い教育サービスを提供しようとしているクライアント企業の皆様に対して、より有意義で安心なプラットフォームとして、より多くの方々にお使いいただけるよう、インターネット上での広告や他社の媒体との提携を継続的に行ってまいりましたが、さらなる認知度向上のためにこれらの施策の強化に積極的に取り組んでまいります。 ② 収益基盤の強化 当社は、インターネット・メディア事業による収益を中心として収益基盤を構築してまいりましたが、今後の成長のために更なる収益基盤の強化が課題であると認識しております。事業が拡大していく中でも、効果的かつ効率的なマーケティング施策を実施し、市場の動向を慎重に見極めコストコントロールを徹底することで、継続的な事業投資が可能な利益水準の確保に取り組んでまいります。 ③ システムのセキュリティ管理体制 当社の展開する事業は、ウェブサイトに係るシステムのセキュリティ管理体制の構築が重要であり、今後も、市場環境の変化に対応したセキュリティ管理体制の維持、構築、整備を継続的に進めてまいります。 ④ 経営管理体制の構築 当社が継続的な成長をコントロールし、ユーザーやクライアント企業の皆様に安定してサービスを提供し続けていくためには経営管理体制の充実・強化が重要であると認識しております。また、法令遵守に対する企業の社会的責任は重大であり、当社では多様化するリスクを正しく把握し、対処しながら収益を上げていくとともに、コンプライアンスの強化を最重要視した経営管理体制の構築にも取り組んでまいります。さらに、経営の透明性を高め、市場からの信頼を得られるよう、引き続き財務報告等の開示体制の強化に努めてまいります。
事業等のリスク8,897字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下に、当社の事業展開上、リスク要因となり得る主な事項を記載しております。当社は、当社でコントロールできない外部要因や、事業上のリスクとして具体化する可能性が必ずしも高くないとみられる事項を含め、投資家の投資判断上重要と考えられる事項については積極的に開示することとしており、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の予防及び発生時の対応に努力する方針でありますが、当社の経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を検討した上で慎重に行われる必要があると考えております。 記載したリスクはいずれも事業及び業績に影響を与えうる「重要なリスク」ですが、中でも中長期的な会社の経営戦略に関連性の高いリスクを「特に重要なリスク」として定義しております。当該リスクが顕在化する可能性の程度、時期につきましては、合理的に予見することが困難であるため具体的には記載しておりません。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり将来において発生の可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境に係るリスクについて ① 教育市場について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 教育市場における売上高が当社の売上の大半を占めており、同市場の著しい縮小や変動は、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、教育市場の中でもユーザー層やクライアント層の違う複数領域への事業展開拡大を行うことで、特定の領域に依存しない幅広いポートフォリオを構築しております。また、同市場の動向を慎重に見極めコストコントロールを徹底することで、当該リスクの低減に努めております。なお、当社は当該リスクを「特に重要なリスク」と位置づけております。 ② 業績の変動について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社の教育メディアサービスにおいて、新年度前及び夏休み前に当社が運営するメディアのページ数やユーザー数が増加し、当社の第2四半期及び第3四半期の売上が高くなる傾向があります。 当社は、複数領域でのメディア展開を進め、年間を通じて安定した収益の確保に努める考えでありますが、該当期間における業績が偏重する可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、単年度事業計画作成時において予測可能な範囲で季節的変動を織り込んだ上で利益計画を策定し、年間を通じて安定した収益の確保に努め、業績の変動下においても対応しうる組織体制を構築し、適切な人員の採用と配置、更に雇用環境の充実を図り、業績の変動による経営状態の悪化リスクが最小限となるよう努めております。また、可能な限り翌々期以降の事業計画も策定することで、中長期的にも業績が安定するように努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ③ ユーザーの購買プロセスについて [リスクの内容と顕在化した際の影響] インターネットの普及により、ユーザーがモノやサービスを購入する際の意思決定のプロセスにおいて、インターネットで検索して調べる、インターネットで他の人の口コミを参考に検討をする、満足度や使用感などをインターネットで発信する等といったプロセスが従来より行われており、その意思決定のプロセスにおいて、今後技術の発展や代替サービスの登場によりユーザーのモノやサービスの購買プロセスが大きく変化した場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、ユーザーの多様なニーズの変化にいち早く対応し、当社のサービスそのものが持つ価値を活用して、ニーズに合致したサービスを開発することで、常に新たな収益機会の獲得に取り組んでおります。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ④ 競合について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、インターネット・メディアをビジネスドメインとしておりますが、当ドメインにおいては、大手企業を含む多くの企業が事業展開をしていることもあり、新たな競合が現れる可能性があります。今後、十分な差別化や機能向上等が図られなかったり、新規参入等により競争が激化した場合には、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、先行優位性を活かしてユーザーやクライアント企業のニーズを汲み取り、当社のノウハウを活かした新たなサービスを創出することにより、競合他社とのさらなる差別化を図り、優位性の保持に努めております。なお、当社は当該リスクを「特に重要なリスク」と位置づけております。 (2)事業内容に関するリスクについて ① サイト内の書き込みについて [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、当社が運営するポータルサイトにおいて、教育機関に関するユーザー個人の評価など、ユーザーにとって有意義な口コミ情報を提供しております。口コミには、好意的な内容だけでなく、改善要望等も含まれております。当社では、ポータルサイト内の情報に関して責任を負わない旨を明示するとともに、事実でない情報や誹謗中傷など当社が不適切と判断した場合には、原則、その内容を事前に削除しております。 しかしながら、不適切な書き込みを当社が発見できなかった場合、あるいは発見が遅れた場合、当社の運営するポータルサイトに対するユーザーやクライアント企業からの支持が低下し、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、ユーザーから投稿される口コミに対し、当社独自のガイドラインに則ったシステム等を通して、全てに審査を行っており、違法・不適切な表現を含む口コミが掲載されないよう最大限努めております。自社独自のチェックシステムを開発・使用する等で、より精度高く不適切な書き込みを抽出するとともに、適宜システムの改善にも努めております。また、当社が発見できなかった場合、あるいは発見が遅れた場合においても、その影響度・拡散可能性等の観点から外部の各種専門家の協力のもと適時かつ適切に対応することで、影響の極小化に努めてまいります。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ② 新規事業について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、多様化するユーザーニーズに、情報提供を通してその期待に応えることで社会の生活を向上させることを目的として、常に新しいサービスを提供することを検討し、実施しております。新規事業の展開においては、当社において事業開発及びシステム開発を行う必要があります。その際、新規事業の蓋然性を十分検討した上で、開発を行っていきますが、当該開発が何らかの影響で想定以上の工数を要した場合やユーザーやクライアント企業の獲得に結びつかなかった場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。また、新規事業を展開する中で、必要に応じて他社との業務提携等を検討し、実行してまいりますが、想定していた相乗効果が業務提携等から得られなかった場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、当該リスクに対応するため、取締役会及び経営会議にて、経営・執行一体となり、事業予測や投資の回収可能性等のリスクを総合的かつ慎重に検討し、M&A等も含めた新規事業等の実施判断を行い、当該リスクの低減に努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ③ システムやインターネット接続環境の不具合について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、主にインターネットを通して、生活関連情報を提供しており、当社のシステムやインターネット接続環境の安定的稼働、データセキュリティの強化は、当社が事業を行っていく上で大前提であります。当社は、サーバーが不測の事態によって停止し、又は蓄積されたデータが失われることにより、当社の事業遂行に影響が出ないよう、また、外部からの不正なアクセスができないように、様々なリスク回避対策を行っております。 しかしながら、自然災害や事故、ソフトウエアの不具合、ネットワーク経由の不正アクセスやコンピュータウイルスの感染などの予期せぬ事態が発生した場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、当該リスクの顕在化を完全に回避することは困難だと考えておりますが、万が一リスクが顕在化した場合に備えて、製品の不具合情報や対処情報の収集、過去発生した障害の原因分析結果と再発防止策の社内共有、故障発生時の運用体制の構築や障害監視システムの継続的強化、システムの冗長化による可用性の担保、障害発生時対応フローの全社共有と定期的な読み合わせ・見直し等、平時より十分な対策に努めております。なお、当社は当該リスクを「特に重要なリスク」と位置づけております。 ④ インターネット業界における技術革新やユーザーニーズのスピードについて [リスクの内容と顕在化した際の影響] インターネット業界においては、急速な技術変化と水準向上が進んでおり、これにあわせるようにユーザーのニーズも著しく変化しております。現在、当社ではこれらに対応すべく、サイト機能のサービス拡充に努めております。しかしながら、今後、一定のスキルを有した技術者の確保が想定通りに進まない、もしくはユーザーのニーズの把握が困難となり、十分な機能拡充が提供できない場合、ユーザーに対する訴求力が弱まり、メディアとしての価値が低下することにより、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、技術革新およびユーザーニーズの変化に対応するべく、積極的に最新の情報の蓄積、分析を行い、人材確保や雇用環境の動向への注視を行いつつ、サイト機能のサービス拡充に努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ⑤ 個人情報流出について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、コンピュータウィルスや不正な手段による外部からのシステムへの侵入、システムの瑕疵、役職員や提携事業者の過誤、自然災害などによる情報の外部流出の可能性は皆無とは言えず、これを理由に法的紛争に巻き込まれる可能性又は当社の信用が低下する可能性があり、係る場合には、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、「個人情報の保護に関する法律」における個人情報取扱事業者として同法の適用を受けており、事業を通して、各種個人情報を保有しております。これらの情報の管理について、当社では、個人情報保護規程及び情報管理規程を制定し、個人情報を厳格に管理するとともに、全従業員を対象として社内教育を徹底する等、個人情報の保護に関する法律及び関連法令並びに当社に適用される関連ガイドラインの遵守に努めるとともに、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。また、2007年より「プライバシーマーク」の認証を取得し、本書提出日現在においてこれを継続しております。なお、当社は当該リスクを「特に重要なリスク」と位置づけております。 (3)組織体制について ① 内部管理体制について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、当社の事業展開や成長を支えるためにも、今後も内部管理体制の一層の充実を図っていく予定であります。今後、事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も充実・強化させていく方針でありますが、事業の拡大及び人員の増加に適時適切に組織的な対応ができなかった場合、事業展開に影響が出るなどして、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、内部管理体制の強化に向けて必要な適材適所の人材配置等を推し進め、当社のノウハウを盛り込んだ業務マニュアルを整備・運用する等の仕組み化を行い、効率的かつ効果的な内部管理体制を整備することで、当該リスクの低減に努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ② 人材の確保と育成について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社がビジネスドメインとするインターネット領域においては、様々な企業が事業展開しており、競争力のあるサービスを提供していくためには、当社の社風に合った優秀な人員の確保と育成が不可欠と考えております。そのため、当社は事業展開の計画に合わせて優秀な人材の育成や採用を行っていく方針ですが、当社の求める人材を計画に合わせて確保できない場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社のサービスを安定的に継続し、かつ、進化させていくにあたり、今後も継続的に有能な人材の確保および育成が不可欠であり、新卒及び中途採用を計画的に行うとともに、社内人材に対する教育研修制度を充実させ、働きがいのある企業風土や職場環境を整備することにより、全体の質的向上を図っております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ③ 小規模組織であることについて [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、現在96名(2025年10月31日)と小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものとなっております。当社は、今後の急速な事業拡大に応じて従業員の育成や採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合、当社の事業や業績に影響を与える可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、教育訓練の実施、業務の文書化等、内部統制のフレームワークを活用した属人化の解消策等により、人材のバックアップ体制を拡充しております。また従業員のモチベーション向上に努めるとともに、全従業員の質的向上、処遇面や労務面での所要の対応を図っております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 (4)法的規制などについて ① 法的規制について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、「個人情報の保護に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」、「特定商取引に関する法律」といった法規制の対象となっております。 当社は、上記を含む各種法的規制などに関して、それらを遵守するよう、社内ルールの充実化及び社員教育を行うとともにそれらの遵守体制を構築する等、法令遵守体制を整備・強化しておりますが、今後これらの法令等の改正や当社の行う事業が規制の対象となった場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、外部の各種専門家の指示のもと、専門部署を中心に法的規制に関する情報を収集して対応を検討するとともに、法令遵守体制の整備・強化については必要に応じて研修や指導を行う等、当該リスクの低減に努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ② 知的財産権に係る方針について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、今後展開を検討しているサービスを含めて、それらの商標やロゴについて、主要なサービスにおいては、商標権の取得を目指す方針であり、当社が保有するそれら知的財産の保護について、侵害されているおそれが生じた場合、顧問弁護士や特許事務所などと連携し、必要な措置を講じてまいります。また、商標権などの知的財産権を取得する場合は、その検討段階において十分な検証を行い、他社の知的財産権を侵害しないよう慎重に対応してまいります。 しかしながら、当社のサービスを表す商標などを他社が取得した場合、訴訟へと進展することも考えられ、その場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後、当社のビジネスモデルに関連する分野で他社が実用新案権もしくは特許等を取得した場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、保有する知的財産権を管理し、新たな知的財産権の取得について適切な契約の締結・管理を行い、第三者の知的財産権を侵害するおそれがある場合には、事前に外部の専門家の協力のもと、調査・情報収集等を行うことで当該リスクの低減に努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ③ 訴訟について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、当社が運営するポータルサイトにおいて、ユーザーにとって有意義な、教育機関等に関するユーザーからの口コミ情報やランキング情報を提供しており、商標、著作物などを無断で利用したもの、法律・条例に反しているものなど、当社が不適切な口コミと判断した場合には削除をし、また、ランキング情報はページビュー等のランキングの根拠となる情報を記載するようにしておりますが、今後、これらの情報に起因して訴訟が提起されない保証はなく、重要な訴訟となった場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、サイト上のコンテンツ等については、しかるべき社内決裁を行った上で掲載しており、その中でもさらに重要と思われる情報の表記については、定期的に社内で横断的に確認を行っております。また同時に、リスクが顕在化した場合における体制の構築を行うことでさらなるリスクの低減に努めております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 (5)その他のリスクについて ① 配当政策について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、設立以来配当を実施した実績はなく、これからしばらくの期間においては、既存領域はもちろんのこと、その周辺領域においても魅力的な事業機会が存在する、又は新たに発見できると考えており、当面はさらなる成長に向けたサービスの拡充及び組織の構築などに投資を行うことが株主価値の最大化に資すると考え、その原資となる内部留保の充実を基本方針とさせていただく考えであります。同時に、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しており、事業基盤の整備状況、今後の事業展開、業績や財政状態などを総合的に勘案しながら株主への利益配当を目指していく方針であります。なお、今後の配当実施の可能性及び実施時期については未定であります。 [リスクへの対応策] 当社では、既存領域はもちろんのこと、その周辺領域においても魅力的な事業機会が存在する、又は新たに発見できると考えており、投資を行うことが株主価値の最大化に資すると考え、さらなる成長に向けたサービスの拡充及び組織の構築などに投資を行い、配当を行わず、引き続き事業の再投資及び内部留保の充実を進める方針であります。将来的には、各期の業績や財務体質を勘案しつつ、利益還元を検討していく方針でありますが、現時点においては、配当の可能性及びその時期については未定であります。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ② 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は、当社取締役及び従業員等に対して、当社の新株予約権を付与しており、さらに将来付与する可能性も含め、新株予約権が行使された場合、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。なお、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況」に記載のとおり、本書提出日の前月末現在における潜在株式数は、2,348,500株であり、発行済株式総数22,680,000株の10.4%に相当しております。 [リスクへの対応策] 当社では、今後においても役員及び従業員が、業績向上意欲や士気を高める施策の一つとして、ストック・オプション制度の活用を検討する可能性はあります。その場合には、当社の1株当たりの株式価値に希薄化が生じる可能性はありますが、株価変動に関する利害を株主の皆様と共有し、結果として、企業価値向上へ貢献するものと考えております。なお、当社は当該リスクを「重要なリスク」と位置づけております。 ③ 自然災害、感染症等によるリスクについて [リスクの内容と顕在化した際の影響] 地震、台風、津波等の自然災害、火災、停電、国際紛争、又は新型コロナウイルス感染症を含む伝染病の拡大 等が発生した場合、当社の事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。当社のサービス展開地域において大規模な自然災害等が発生した場合には、止むを得ずサービスの提供を一時的に停止する可能性があります。また本社及び事業所への被害や電力供給の制限等、事業継続に支障をきたす事象が発生した場合、各種災害や国際紛争等による物的・人的損害が甚大である場合には事業の継続自体が困難又は不可能となる可能性があります。このような事態が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、自然災害及び感染症発生時における事業継続については、リスク管理規程に基づき適切に対応いたします。全従業員に向けて災害発生時の対応ルール等についても共有をし、全社的な対応が重要である場合は、代表取締役をリスク管理統括責任者とする緊急事態対応体制をとり、従業員等の安全の確保と事業の継続に努めてまいります。なお、当社は当該リスクを「特に重要なリスク」と位置づけております。
経営成績の分析 (MD&A)4,481字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況 当社は「すべての人に、人生を豊かにする教育を」をミッションとしたメディアサービスを展開しております。具体的には「塾ナビ」「コドモブースター」「みんなの学校情報」等、学習塾予備校領域、学校教育領域及び民間教育領域における領域ごとにポータルサイトの運営を行っており、継続的なコンテンツ拡充とユーザビリティの向上を実施し、認知度の向上及び顧客基盤の拡大を目指すことで、企業価値の向上に取り組んでおります。 当社が事業展開する主要マーケットである教育業界では、企業のグローバル化に合わせた語学学習ニーズの増加に加え、個人向けeラーニングサービスや映像配信講座と個別指導を組み合わせた学習サービス、難関校の進学に特化したサービスを提供する個別指導塾の増加が継続しております。こうした市場環境において、オンライン集客の重要性や効果的かつ効率的なマーケティング手法へのニーズの高まりにあわせ、チラシやイベントにおける広告予算のWEBへの移行が継続し、インターネット広告への出稿比率が増加しております。 このような中、学習塾ポータルサイト領域における広告単価の高騰が引き続き継続している中で、全社の売上高はほぼ計画どおり推移し、営業利益、経常利益、当期純利益については計画を超え好調に進捗いたしました。 以上の結果、当事業年度の財政状態における当事業年度末の資産は、前事業年度末に比べ587,048千円増加し、9,876,599千円となりました。当事業年度末の負債は、前事業年度末に比べ244,494千円増加し、660,990千円となりました。当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べ342,554千円増加し、9,215,609千円となりました。 当事業年度の経営成績は、売上高は3,669,622千円(前年同期比7.1%減)、営業利益は260,524千円(前年同期は196,069千円の営業損失)、経常利益は362,872千円(前年同期は145,585千円の経常損失)、当期純利益は169,691千円(前年同期比347.2%増)となりました。 なお、当社はインターネット・メディア事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。 (2)キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末より525,111千円減少し、6,336,933千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動による資金の増加は799,436千円(前事業年度は458,283千円の支出)となりました。主な資金増加要因としては、税引前当期純利益の計上361,949千円、株式報酬費用の計上129,573千円、法人税等の還付額94,141千円によるものであります。これに対して主な資金減少要因としては、有価証券利息の計上84,394千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動による資金の減少は1,323,350千円(前事業年度は3,259,220千円の収入)となりました。主な資金増加要因としては、定期預金の払戻による収入3,000,000千円によるものであります。これに対して主な資金減少要因としては、定期預金の預入による支出4,000,000千円、投資有価証券の取得による支出318,849千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動による資金の減少は2,863千円(前事業年度は1,082千円の支出)となりました。資金減少要因としては、リース債務の返済による支出2,863千円によるものであります。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (2)受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (3)販売実績 当事業年度における販売実績は次のとおりであります。 サービスの名称   当事業年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 販売高 (千円)   前年同期比(%) メディアサービス   3,669,622   92.9 合計   3,669,622   92.9 (注)1.当社は、インターネット・メディア事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)   当事業年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 販売高 (千円)   割合 (%)   販売高 (千円)   割合 (%) 株式会社トライグループ   438,547   11.1   405,726   11.1 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものはありません。 (2)財政状態の分析 (資産) 当事業年度末における総資産は9,876,599千円となり、前事業年度末に比べ587,048千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が436,064千円増加、投資有価証券が385,732千円増加した一方、流動資産のその他に含まれる未収還付法人税等が94,141千円、未収消費税等が40,989千円減少、のれんが36,732千円減少、繰延税金資産が35,160千円減少したことによるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債は660,990千円となり、前事業年度末に比べ244,494千円増加いたしました。これは主に未払法人税等が161,895千円増加、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が65,438千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は9,215,609千円となり、前事業年度末に比べ342,554千円増加いたしました。これは主に当期純利益の計上により利益剰余金が169,691千円増加、新株予約権が129,532千円増加、その他有価証券評価差額金が43,329千円増加したことによるものであります。 (3)経営成績の分析 (売上高) 当事業年度の売上高は3,669,622千円となり、前事業年度に比べ280,257千円減少いたしました。これは「塾ナビ」において、学習塾ポータルサイト領域の広告単価高騰が継続している影響を受けたものの、成長事業である「みんなの専門学校情報」「医学部予備校ガイド」が通期を通して大きく成長したことによるものであります。 (売上総利益) 当事業年度の売上総利益は3,261,477千円となり、前事業年度に比べ243,745千円減少いたしました。これは「塾ナビ」において、学習塾ポータルサイト領域の広告単価高騰が継続している影響を受けたものの、成長事業である「みんなの専門学校情報」「医学部予備校ガイド」が通期を通して大きく成長したことによるものであります。 (営業利益) 当事業年度の営業利益は260,524千円となり、前事業年度に比べ456,593千円増加いたしました。これは主に売上総利益が243,745千円減少した一方、広告宣伝費の減少等により販売費及び一般管理費が700,339千円減少したことによるものであります。 (経常利益) 当事業年度の経常利益は362,872千円となり、前事業年度に比べ508,457千円増加いたしました。 (当期純利益) 当事業年度の当期純利益は169,691千円となり、前事業年度に比べ131,743千円増加いたしました。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因について 当社は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、組織体制、法的規制等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 (5)資本の財源及び資金の流動性について 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社は、事業運転上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金及び設備資金は手元資金で補うことを基本とし、必要に応じて借入等の資金調達を実施しております。 (6)経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 当社の経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、中長期的な事業拡大と企業価値の増大を図っていくために、重要な経営指標としてサイトの訪問者数、営業利益及びそれらの成長率を重視しており、当事業年度における営業利益は260,524千円(前年同期は196,069千円の営業損失)となりました。引き続き、これらの改善に向け取り組んでまいります。 (7)セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、インターネット・メディア事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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