概要
オービーシステムは1972年に大阪で創業したシステムインテグレーターである。官公庁や金融機関向けの業務システム開発を主力とし、特に地方自治体向けシステムで実績を持つ。2023年6月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。2026年3月期の連結売上高は86億円、従業員数は624名。日立製作所やBIPROGYとの長期的な取引関係を強みとする。
四つのサービスラインで構成する事業領域
当社はシステムインテグレーションサービス事業の単一セグメントであるが、事業戦略上「金融事業」「産業流通事業」「社会公共事業」「ITイノベーション事業」の四つに区分する。金融事業は銀行・保険・証券・クレジット分野のシステム開発・保守を手掛け、2026年3月期の売上高は34.8億円。産業流通事業は流通・自動車関連の業務システムとマイコン組み込み、医療用自社製品「CLIP」「MEX-Plus」の開発保守を担い、25.1億円。社会公共事業は電力託送システムや自治体業務パッケージなど社会インフラ系を扱い、19.9億円。ITイノベーション事業はクラウド移行やシステム基盤構築を担当し、6.7億円である。
長期取引先に支えられた安定収益基盤
当社グループの売上の過半数は、長年のシステム開発実績を持つ同一の大口顧客である元請システムインテグレーター企業からの継続案件や運用保守案件が占める。㈱日立製作所及びBIPROGY㈱とは40年以上、三菱電機ソフトウエア㈱とは30年以上にわたり取引を継続しており、ビジネスパートナーとしての関係を築いている。これにより安定的な経営基盤を確立している。協力会社との連携も重視し、安定的な発注や情報交換を通じて長期的な協力関係を構築している。
連結売上高77億円から87億円へ成長
当社の連結売上高は2019年3月期の59億円から緩やかに増加し、2025年3月期には77億円、2026年3月期には87億円に達した。営業利益は2025年3月期に6.7億円(売上高営業利益率8.6%)、2026年3月期に7.2億円(同8.3%)と拡大傾向にある。親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ4.8億円、5.9億円である。中期経営計画では2027年3月期の連結売上高100億円を目標として掲げており、M&Aを含む事業拡大を推進している。
子会社化による体制強化
当社は2024年4月に㈱ヒューマン&テクノロジーを、2025年5月に㈱グリーンキャットをそれぞれ株式取得により連結子会社化した。両社の特長を活かし、増加する国内ソフトウェア開発への対応力を強化するとともに、事業体制の一層の強靭化を図っている。これにより開発リソースを補強し、大型プロジェクトへの参画能力を高める。引き続き、連結事業拡大を目的とした資本業務提携(M&A)を推進する方針である。
業界の中での役割は元請SIerからの受託開発を中心とするソフトウェア開発会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 金融事業 | 35億円 | 40.2% | — | — |
| 産業流通事業 | 25億円 | 28.7% | — | — |
| 社会公共事業 | 20億円 | 23.0% | — | — |
| ITイノベー ション事業 | 7億円 | 8.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01金融主力
銀行・保険・証券・クレジット各分野のシステム開発・保守を手掛ける。都銀・地銀の勘定系システムやネットバンキング、損保・生保の業務システム、証券の保管振替システム、クレジットの請求・審査システムなどを開発・保守。DX化に向けたオープン勘定系システム開発にも参画。
- 銀行向け勘定系システム
- 預金・貸出・為替などの基幹業務、および周辺業務、ミドルウェアの開発・保守。
- 保険向けシステム
- 損害保険(火災・自動車)・生命保険(養老・終身・医療)のシステム開発・保守。
- 証券向けシステム
- 保管振替システムの構築。
- クレジット向けシステム
- 請求管理・審査・個人ローン業務のシステム開発・保守。
02産業流通主力
流通・医薬・自動車関連システムの開発、家電・車載・IoT向け組み込みソフト開発、医療分野では自社製品の臨床検査システム「CLIP」や健診システム「MEX-Plus」の販売・カスタマイズ開発を行う。DX関連事業が伸長しており、ビッグデータ活用やクラウド需要に注力。
- 臨床検査システム/CLIP
- 血液・血清・細菌・病理・生理などの検査データを一元管理する病院向け臨床検査システム。AI支援機能を実装した「CLIP-Version5.1 AI」も提供。
- 健診システム/MEX-Plus
- 病院・健診センターでの人間ドックや企業健診を支援する健康診断システム。
03社会公共準主力
電力ICT、社会インフラ(道路・河川・ダム監視)、交通(旅客案内)、メディア情報(ビッグデータ加工)、公共(自治体)、文教・教育系(教学事務)の各分野でシステム開発・保守を展開。電力託送システムやガバメントクラウド対応などDX化に注力。
- 電力託送システム
- 電力会社の送配電網利用に応じて電力小売事業者に課す託送料金を計算するシステム。
- ビッグデータ加工システム
- テレビメーカの視聴ログなどを活用するクラウド環境でのビッグデータ加工システム。
04ITイノベーション副次
元請SIerとの協業によるデジタルソリューション事業を展開。システム基盤(オンプレミス・クラウド)の構築・保守、データ利活用ソリューション、金融ソリューション(クレジットカード・投資信託システム)の開発・保守を手掛ける。フロントSEとしてプロジェクトマネジメントも提供。
製品と技術
臨床検査システム「CLIP」の進化とAI化
自社製品である臨床検査システム「CLIP®」は、血液・血清・細菌・病理・生理などの各検査部門ごとにデータ管理する分散型処理機構と、検査室の依頼・検査データを一元管理するシステムである。2000年に初版を発表後、2021年8月には「CLIP-Version5」へと更新。2025年4月には「CLIP-Version5.1 AI」を発表し、AIによるシステム操作サポート機能を実装した。高齢化に伴う検査需要増に対応し、検査業務効率化に貢献する。
健康診断支援システム「MEX-Plus」
「MEX-Plus®」は病院及び健診センターにおける人間ドックや企業健診などを支援する健康診断システムである。2005年2月に発表され、現在も全国の医療機関で利用されている。顧客ニーズに即したカスタマイズ開発や保守を併せて提供し、システム更改時や新規顧客への導入を進めている。臨床検査システム「CLIP」と合わせて医療分野の収益柱となっている。
組み込みソフトからビッグデータまで対応する技術領域
当社は自社製品以外にも、システムインテグレーターとして多様な技術領域をカバーする。マイコン分野では家電製品のマイコンソフト、モータ制御(FOC制御など)、車載・IoT関連の組み込みソフトの開発を手掛ける。社会公共事業では、電力託送システムの開発や、テレビメーカ視聴ログを活用したビッグデータ加工システムをクラウド環境で提供。ITイノベーション事業ではパブリッククラウドへの移行支援やデータ利活用ソリューションを展開している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
安定成長、収益性は業界平均並み
同社は情報・通信業に属し、売上高は2024/3期の69億円から2026/3期には87億円へ増加、営業利益率は7.79%から8.05%へほぼ横ばい。同業他社のVRAIN SolutionやCocoliveと比べると、成長率は中程度で、収益性も平均的。市場でのポジションは安定しているが、大きな飛躍はない。売上増加は緩やかで、利益率も維持しており、堅実な経営が特徴。
強み
- 売上高は毎期増加、安定した成長を継続。
- 営業利益率は8%前後で安定。
- 急拡大しないが、安定した業績を維持。
- 同業他社と比べ売上・利益とも安定的に推移。
課題
- 売上増加率は低下傾向、新たな成長源が必要。
- 営業利益率は頭打ち、コスト削減や高付加価値化が課題。
- 同業他社が高成長、シェア維持に苦慮。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がオービーシステム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5244jig.jp | 74億円 | 6.3倍 |
| 2 | 3671ソフトマックス | 73億円 | 14.2倍 |
| 3 | 4255THECOO | 73億円 | 17.7倍 |
| 4 | 4060rakumo | 72億円 | 29.7倍 |
| 5 | 5576オービーシステム | 71億円 | 11.5倍 |
| 6 | 2321ソフトフロントホールディングス | 71億円 | — |
| 7 | 598Aチャットプラス | 70億円 | 17.4倍 |
| 8 | 3904カヤック | 69億円 | 12.6倍 |
| 9 | 2323fonfun | 69億円 | 16.1倍 |
| 10 | 4256サインド | 68億円 | 39.5倍 |
| 11 | 6942ソフィアホールディングス | 68億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
大阪で創業し日立との取引を開始した1970年代
1972年8月、大阪市東区(現中央区)にシステム開発を担う情報企業としてオービーシステムを設立。1974年4月には小型電子計算機を得意先に導入し運用保守を開始した。1976年4月、㈱日立製作所との取引を開始し、以降40年以上にわたる関係の基盤を築いた。1979年11月に本社を大阪市南区(現中央区)に移転。創業から一貫して官公庁・金融向けの業務システム開発に軸足を置きながら、技術蓄積を進めた。
金融・社会グループを立ち上げた1980年代
1980年4月に金融グループを立ち上げ、現在の金融事業の基盤を確立。1984年8月には神奈川県川崎市に川崎システムセンターを開設し、関東エリアへの進出を開始。1985年3月に同センターを東京都港区に移転し東京支店として発足。1988年1月、大阪市住之江区にテクノセンターを開設。1989年4月には社会グループを立ち上げ、現在の社会公共事業の前身となる。1990年10月には中華人民共和国北京市に現地法人を設立した(2004年清算)。
システムインテグレーター登録と自社製品開発の1990年代
1991年2月、通商産業省(現経済産業省)のシステムインテグレーターに登録。1992年2月にテクノセンターを増築し、同年9月に本社を同センターに移転統合。1999年3月には東京及び周辺の事業拡大のため東京支店を増床し、大阪本社・東京本社の2本社体制とした。2000年4月、自社製品となる臨床検査システム「CLIP®」を発表。これにより医療分野への本格参入を果たす。
公共グループ創設と品質認証取得の2000年代
2001年4月に公共グループを立ち上げ(後の社会公共事業に統合)。2003年11月に東京本社を品川区内で移転。2005年2月には新健診システム「MEX-Plus®」を発表。2006年3月に大阪本社を大阪市中央区に移転。2007年1月にプライバシーマークを取得し、情報セキュリティへの取り組みを強化。これらの施策により官公庁・医療分野での受注拡大につなげた。
中部支店開設とISO認証の2010年代
2017年3月、名古屋市中区に中部支店を開設し、中部地方での事業基盤を構築。2019年3月にはISO/IEC 27001:2013(情報セキュリティマネジメント)の認証を取得。2021年8月に臨床検査システム「CLIP®-Version5」を発表。同年11月にはISO 9001:2015(品質マネジメントシステム)の認証も取得し、品質管理体制を整備した。2022年4月にはITイノベーション事業を新たに立ち上げ。
スタンダード市場上場とM&A推進の2020年代
2023年6月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。2024年4月に㈱ヒューマン&テクノロジーを連結子会社化。2025年4月、AIを活用したシステム操作サポート機能を実装した「CLIP®-Version5.1 AI」を発表。同年5月には㈱グリーンキャットを連結子会社化した。2026年1月にはAX推進室を発足し、部門横断での事業変革への対応を開始。上場後のM&A戦略によりグループ規模を拡大している。
年表32件を開く
1970年代
- 1972年8月創業大阪市東区(現 中央区)でシステム開発を担う情報企業として当社を設立
- 1974年4月小型電子計算機を得意先に導入し、運用保守を開始
- 1975年10月大阪市浪速区に本社(現 大阪本社)を移転
- 1976年4月㈱日立製作所との取引を開始
- 1979年11月大阪市南区(現 中央区)に本社を移転
1980年代
- 1980年4月金融グループを立ち上げ(現在の金融事業を開始)
- 1984年8月神奈川県川崎市川崎区に川崎システムセンターを開設
- 1985年3月創業川崎システムセンターを東京都港区に移転し、東京支店として発足
- 1988年1月大阪市住之江区にテクノセンターを開設
- 1989年4月社会グループを立ち上げ(現在の社会公共事業を開始)
1990年代
- 1990年9月東京都品川区に東京支店を移転
- 1990年10月創業中華人民共和国北京市に北京欧比阿斯電脳公司を設立(2004年3月清算)
- 1991年2月通商産業省(現 経済産業省)システムインテグレーター(注1)に登録
- 1992年2月業務拡大に伴いテクノセンターを増築
- 1992年9月M&A本社をテクノセンターに移転統合
- 1999年3月東京及び東京周辺の事業拡大のため東京支店を増床し、大阪本社・東京本社2本社体制
2000年代
- 2000年4月臨床検査システム/CLIP®発表
- 2001年4月M&A公共グループを立ち上げ(現在の社会公共事業に統合)
- 2003年11月業務拡大に伴い東京本社を東京都品川区内で移転
- 2004年6月創業中華人民共和国上海市に上海欧比愛思晟峰軟件有限公司を設立(2019年7月売却)
- 2005年2月新健診システム/MEX-Plus®発表
- 2006年3月業務拡大に伴い大阪本社を大阪市中央区に移転
- 2007年1月プライバシーマーク取得(注2)
2010年代
- 2017年3月名古屋市中区に中部支店を開設
- 2019年3月ISO/IEC 27001:2013 / JIS Q 27001:2014認証取得(注3)
2020年代
- 2021年8月臨床検査システム/CLIP®-Version5発表
- 2021年11月ISO 9001:2015「品質マネジメントシステム」認証取得(注4)
- 2022年4月ITイノベーション事業を立ち上げ
- 2023年6月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2024年4月㈱ヒューマン&テクノロジー(現・連結子会社)の株式を取得
- 2025年4月臨床検査システム/CLIP®-Version5.1 AI発表
- 2025年5月㈱グリーンキャット(現・連結子会社)の株式を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高成長率(対前期増加率)6.0~8.0%
- 売上高営業利益率10%
- 連結売上高2027年3月期まで100億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
業務システム開発力・人材の強化
新卒・経験者を問わず積極採用し、協力会社との連携強化や外注戦力活用で開発力を確保。AI・IoT等の新技術教育を充実し、AX推進室を中心に部門横断で人材育成を推進する。
- 02
業務提携拡大による事業加速
特長ある技術・ソリューションを持つ企業との提携を加速し、自社取引先への付加価値提供や新規顧客開拓を図る。産学連携やAIパートナー連携などの具体策を進める。
- 03
M&Aによる事業拡大推進
子会社化した企業の特性を活かし、国内ソフトウェア開発需要に対応。2027年3月期連結売上高100億円を目標に、成長を加速するM&Aを推進する。
- 04
DX・AIを核とした事業変革
生成AI・AIエージェントを活用したPOC提案や大学との共同研究を推進。DX案件獲得に向け、営業本部主体で上流工程への提案活動を強化し、AI技術者のリスキリングを進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で624人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は575万円で、3期前と比べて+0.6%。平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は13.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 571 | 39.2 | 14.4 | 443 | — |
| 2024年3月 | 571 | 39.8 | 14.5 | 448 | — |
| 2025年3月 | 573 | 39.4 | 14.1 | 513 | 117 |
| 2026年3月 | 575 | 38.8 | 13.4 | 624 | 112 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ヒューマン& テクノロジー札幌市中央区議決権100.0%
- 国内㈱グリーンキャット(注)2東京都千代田区議決権100.0%
- 国内㈱オービック(注)東京都中央区議決権28.4%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は87億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.0%、利益が+16.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 100億円 | 87億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 7億円 |
| 純利益 | 7億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥125 | ¥125 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2027年1Qで、売上は23億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+43.8%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 16 | 1 | 6.3 | 0 |
| 2024年2Q | 17 | 1 | 5.9 | 2 |
| 2024年3Q | 17 | 2 | 11.8 | 1 |
| 2024年4Q | 19 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 38 | 3 | 7.9 | 2 |
| 2025年4Q | 39 | 3 | 7.7 | 3 |
| 2026年2Q | 39 | 2 | 5.1 | 2 |
| 2026年4Q | 48 | 5 | 10.4 | 4 |
| 2027年1Q | 23 | 1 | 4.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、売上は59億円から87億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 59 | — | 5 | — | 4 |
| 2020年3月 | 64 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年3月 | 61 | — | 4 | — | 3 |
| 2022年3月 | 60 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2023年3月 | 62 | — | 5 | — | 5 |
| 2024年3月 | 69 | — | 6 | — | 4 |
| 2025年3月 | 77 | 6 | 6 | 7.8 | 5 |
| 2026年3月 | 87 | 7 | 7 | 8.0 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高87億円のうち、営業利益として残るのは7億円で8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.5%70億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.5%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は22億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 3 | −3 | 0 | 0 | 17 |
| 2022年3月 | 2 | 1 | −1 | 3 | 19 |
| 2023年3月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 21 |
| 2024年3月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 22 |
| 2025年3月 | 5 | −4 | −2 | 1 | 20 |
| 2026年3月 | 3 | 1 | −3 | 4 | 22 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は76億円。このうち返さなくてよい自己資本が57億円で、自己資本比率は74.8%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 41 | 25 | 16 | 59.7 |
| 2020年3月 | 44 | 27 | 17 | 62.4 |
| 2021年3月 | 46 | 31 | 15 | 66.9 |
| 2022年3月 | 48 | 34 | 14 | 69.7 |
| 2023年3月 | 52 | 38 | 14 | 73.4 |
| 2024年3月 | 59 | 47 | 12 | 80.1 |
| 2025年3月 | 65 | 51 | 14 | 79.0 |
| 2026年3月 | 76 | 57 | 19 | 74.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中66位あたり、逆に低いのはROEで605社中355位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,979で、1年前と比べて+12.8%。過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.5倍 |
| PER (会社予想) | 9.6倍 |
| PBR | 1.23倍 |
| 配当利回り | 4.20% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は2915円で、25日線2903.68円と75日線2852.07円を上回り、1ヶ月で+2.21%と上昇基調。年初来では+6.12%の上昇で、52週高値3240円からは10%下落、安値2450円からは19%上昇した水準。7月21日から22日にかけて出来高が急増し、株価も一時3065円まで上昇したが、その後は調整し、25日線付近で推移。RSIは47.88と中立圏で、過熱感はない。全体的に上昇トレンドは維持しているが、高値圏での上値抵抗が意識される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PER実績11.26倍・予想9.4倍は同業界平均30.31倍を大きく下回り、PBR1.2倍も平均3.5倍に対して低水準。予想PERも一桁台で成長期待を織り込んでいない。配当利回り4.29%は平均3.42%を上回り、株主還元も厚い。ROE11.1%で収益性は良好。割安ながら、今期の売上・利益は増加傾向にあるものの、その持続性には留意が必要で、配当性向42%は安定。総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.5倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 9.6倍 | — |
| PBR | 1.23倍 | 2.96倍 |
| ROE | 11.1% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
増収基調が続くが、営業利益率は8%前後と業界平均並み。公共・金融向けは安定需要がある一方、人手不足と競争激化が収益性を圧迫する懸念。強気派はDX需要の拡大とクラウド・AI投資の成長余地を評価し、弱気派は利益率の伸び悩みと人材確保リスクを指摘する。両者の対立軸は収益性向上の持続性にある。
- DX需要拡大
政府・自治体のDX推進や金融機関のシステム刷新で需要が伸びる
- 新技術投資
クラウド・AI関連の技術開発が将来の収益源になる可能性
- 堅実な財務
自己資本比率が高く、財務基盤が安定している
- 26年3月期は売上高87億円・営業益7億円へ増収増益決算発表後影響中
売上高77億円→87億円、営業利益6億円→7億円へ回復
- 予想PER9.4倍と実績PER11.26倍を下回る決算発表後影響中
予想PER9.4倍は実績PER11.26倍より低く、市場が増益を織り込み始めている
- 配当利回り4.29%と高い株主還元継続影響中
配当利回り4.29%は利回り志向の資金を取り込みやすい水準
- ROE11.1%とPBR1.2倍の良好なバランス継続影響弱
ROE11.1%に対しPBR1.2倍で、収益性に対して株価が割高でない
- 利益率の低さ
営業利益率は8%前後で、IT業界平均と大差ない
- 人材依存
優秀な技術者の確保が難しく、人件費上昇が利益を圧迫
- 競争激化
大手SIerや海外勢との競争が激しく、価格競争に陥りやすい
- 営業利益率8.05%と1桁台の低収益性決算発表後影響中
売上高87億円に対する営業利益7億円の比率は8.05%で、高付加価値化が課題
- 時価総額69億円の小型株で需給不安定継続影響弱
時価総額69億円と小さいため、売買高が細く急変動しやすい
- 外国人持株比率1.0%と海外資金が低調継続影響弱
外国人持株比率1.0%と低く、海外投資家の参加が限られる
- 純利益は5億円から6億円と小幅増益決算発表後影響弱
純利益の増加幅は1億円にとどまり、株価へのインパクトは限定的
- 受注残高
- 将来の売上高の先行指標となるため
- 営業利益率
- 収益性の改善状況を確認するため
- 社員一人当たり売上
- 生産性の変化を測るため
- クラウド関連売上比率
- 新技術へのシフト度合いを確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり125円で、前期から+31.3%。いまの株価に対する利回りは4.20%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 80 | — | 33.2 |
| 2026年3月 | 105 | 31.3 | 42.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥125
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,098人。区分でいちばん多いのは個人・その他で59.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.8%を占め、残る62.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.6 | 62.5 | 64.4 | 59.1 |
| 事業法人 | 41.4 | 29.4 | 30.5 | 37.6 |
| 証券会社 | — | 6.0 | 2.9 | 2.1 |
| 自己株式 | 6.4 | 2.8 | 2.6 | 1.7 |
| 外国法人 | — | 2.1 | 0.9 | 1.0 |
| 金融機関 | — | 0.0 | 1.3 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ㈱オービック | 27.88 |
| 02 | 山田 孝 | 23.45 |
| 03 | ㈱ニュードリーム | 8.45 |
| 04 | オービーシステム従業員持株会 | 7.40 |
| 05 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 3.50 |
| 06 | 豊田 利雄 | 1.34 |
| 07 | 小島 一翁 | 1.27 |
| 08 | 西村 正巳 | 1.20 |
| 09 | 槇田 重夫 | 0.99 |
| 10 | 峰尾 欽士 | 0.84 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−93%、1株純資産は8期で−90%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 3,655 | 24,024 | 16.4 | — | 4.1 |
| 2020年3月 | 3,143 | 26,818 | 12.4 | — | 19.1 |
| 2021年3月 | 135 | 1,474 | 9.5 | — | 29.6 |
| 2022年3月 | 163 | 1,623 | 10.5 | — | 30.7 |
| 2023年3月 | 240 | 1,844 | 13.8 | — | 20.9 |
| 2024年3月 | 193 | 2,047 | 10.3 | 13.1 | 36.3 |
| 2025年3月 | 211 | 2,218 | 9.9 | 11.7 | 33.2 |
| 2026年3月 | 259 | 2,450 | 11.1 | 9.7 | 42.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額127百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 豊田利雄 | 代表取締役社長 | 72 | 31,670 |
| 杉田欣哉 | 取締役 グループ金融事業統括 | 65 | 3,040 |
| 上村忠嗣 | 取締役 社会公共事業本部長 | 65 | 3,040 |
| 杉本繁治 | 取締役 管理本部長 | 69 | 2,040 |
| 長谷川篤 | 取締役 社長補佐 | 65 | 1,110 |
| 白石徹 | 取締役 | 68 | — |
| 堀野桂子 | 取締役 | 45 | — |
| 渡辺天山 | 常勤監査役 | 70 | 2,000 |
| 阿南友則 | 監査役 | 49 | — |
| 佐々木健次 | 監査役 | 70 | — |
| 中平幹夫 | 執行役員 | — | — |
| 和田三紀夫 | 執行役員 | — | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 山口雅也 | 執行役員 | — |
| 鈴木信之 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 90 | 8 | 98 | 20 |
| 社外取締役 | 5 | 29 | — | 29 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,905字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,599字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,598字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,084字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第54期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第52期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第52期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-04
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-07-22
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
関連する企業
関連企業