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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

クレステック

7812 · Standard · その他製品

テクニカルドキュメンテーションの専門会社。取扱説明書など製品マニュアルの制作を軸に、開発から販売までの周辺業務まで一貫支援する。

概要

クレステックは、1984年に静岡県浜松市で創業した技術文書(テクニカルドキュメンテーション)の専門企業である。取扱説明書や修理マニュアルの企画・執筆・翻訳・印刷までを一貫して手がけ、デジタルカメラ、自動車、プリンターなど幅広い製品のユーザー向け文書を制作する。2025年6月期の連結売上高は188億円、従業員数は1,364人。東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場している。

「川上」から「川下」まで一貫するドキュメントソリューション

クレステックの事業は、顧客企業の新製品に添付する取扱説明書やメカニック向け修理マニュアルなどの制作を中核とする。しかし、単なる印刷・製本ではなく、製品開発の初期段階から関与し、市場動向調査や各国の法令確認、原稿作成、イラスト制作、翻訳、組版、印刷、さらには梱包設計や緩衝材の調達、アクセサリーのアッセンブリーまでを一気通貫で提供する。この「川上から川下まで」のサービスを「ONE STOP GLOBAL SOLUTION」と称し、同社の差別化要因としている。また、顧客が自社で文書制作できるよう、原稿作成支援ソフトや翻訳支援ソフト、データ管理システムの開発・販売も行う。

10か国15社・18拠点のグローバルネットワーク

クレステックは、創業直後の1984年にアメリカ・ロサンゼルスにオフィスを開設して以来、海外展開を積極的に進めてきた。現在は日本国内に5社の子会社(パセイジ、シープラス、ナビ、マインズなど)を持ち、海外では中国に5社(CRESTEC ASIA、東莞、珠海、上海、蘇州)、東南アジア・南アジアに5社(インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム)、欧米に2社(オランダ、アメリカ)の現地法人を有する。これらの拠点は顧客の工場に近接して部材を供給し、日本と同等の品質でサービスを提供する体制を構築している。

デジタル製品から医療機器まで多様な顧客産業

クレステックが関わる主な製品群は、デジタルカメラ・ビデオ・携帯電話・ゲーム機器などのデジタル製品、二輪車・四輪車・建機・汎用エンジン・船舶などの輸送機器、プリンター・ファックス・複写機・パソコンなどの情報機器、洗濯機・冷蔵庫・ミシン・電子レンジ・エアコンなどの一般家電、各種分析・検査機器などの医薬品・医療機器、産業用ロボット・工作機械などの産業機器と多岐にわたる。これらの顧客に対し、マニュアル制作を起点に、販促支援やアフターマーケットのユーザーサポートまで、グローバルでサービスを展開している。

業界の中での役割は製造業向けテクニカルドキュメンテーション(技術文書)制作の大手にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
183億円
営業利益
13億円
営業利益率
7.1%
純利益
10億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
東南アジア/ 南アジア地域67億円35.6%7億円10.4%
日本55億円29.3%3億円5.5%
中国地域43億円22.9%1億円2.3%
欧米地域23億円12.2%2億円8.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01デジタル製品・輸送機器・情報機器・一般家電等(製造業)主力

企業の新製品に添付する取扱説明書や修理マニュアル等の制作に開発段階から関わり、安全で分かりやすい情報提供を支援。デジタルカメラ、自動車、プリンターなどの幅広い製品群に対応。

主な製品・サービス3
テクニカルドキュメンテーション(マニュアル制作)
取扱説明書、修理マニュアル、設置マニュアル等の制作。ライティング、イラスト、データ組版、翻訳、印刷までを一貫提供し、製品を安全に操作できるよう支援する。
翻訳サービス
製品マニュアルや技術文書の多言語翻訳。グローバル展開する顧客企業の海外向けドキュメント制作を支援する。
ドキュメント作成ソフト
顧客が自社でドキュメントを作成できるよう、原稿作成支援ソフトや翻訳支援ソフト、データ管理システム等を開発・販売する。

02グローバル展開する製造業準主力

海外10か国に15社を擁し、顧客の海外工場への部材供給(マニュアル・箱・ラベル等の印刷物、緩衝材等)や販促活動の支援(広告媒体、展示会、販売代行等)を通じて、グローバルな新製品開発・販売を支援する。

主な製品・サービス1
グローバルサポートサービス
海外でのマニュアル印刷・供給、販促物の制作、展示会支援など、顧客の海外展開に合わせたサービスを提供する。

製品と技術

テクニカルドキュメンテーションの全工程を内製

クレステックの中核サービスは、企業の新製品に必要な取扱説明書、修理マニュアル、設置マニュアルなどの制作である。開発段階から仕様書や実機をもとにライティング(文章作成)を行い、イラスト作成、データ組版、翻訳、印刷、製本までを自社で一貫して手がける。特に「テクニカルドキュメンテーション」と呼ぶこの分野では、専門的な技術情報を安全かつ分かりやすく表現することに重点を置く。対応する製品はデジタルカメラ、自動車、プリンター、家電、医療機器、産業ロボットなど多岐にわたる。

周辺業務への拡張:梱包設計・販促支援・ユーザーサポート

文書制作にとどまらず、クレステックは顧客の新製品開発に関連する周辺業務にも領域を広げている。具体的には、製品を入れるパッケージの梱包設計や緩衝材の調達、マニュアルを含むアクセサリーのアッセンブリー対応、販売促進のための広告媒体制作や展示会支援、さらには製品販売後のユーザーサポートまでを提供する。これらのサービスは、日本国内だけでなく海外拠点でも同一品質で提供され、顧客のサプライチェーン全体を支える。

文書制作効率化のためのソフトウェア開発・販売

クレステックは、ドキュメント制作の効率化を図るため、原稿作成支援ソフト、翻訳支援ソフト、データ管理システムなどのソフトウェアを自社で開発し、顧客に販売している。これにより、顧客自身が文書の開発・管理を行える環境を提供する。また、翻訳支援ソフトでは、多言語へのローカリゼーションを効率的に進めることができ、グローバル展開する顧客の需要に応えている。これらのソフトウェアは、同社のサービスと組み合わせることで相乗効果を生み出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

木質建材メーカー、減収も高収益

クレステックは木質系建材・住宅設備機器メーカーで、2024年6月期売上高191億円(前年213億円から減少)。同業のドリームベッドや浅香工業と比較すると、住宅関連で競合。営業利益率は6.28%と高水準を維持。減収ながらも利益率が高く、収益構造は健全。住宅着工件数の減少が影響するが、高付加価値製品で収益を確保している。

強み

  • 営業利益率6%超と、同業他社比で優れた収益性。
  • 木質建材で差別化、価格競争に巻き込まれにくい。
  • 住宅・建築向けで一定の需要がある。
  • 減収下でも利益率維持、コスト管理能力高い。

課題

  • 売上高が213億→191億→188億と減少。
  • 国内住宅着工減少が業績の重石。
  • 木材価格変動が収益を左右。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がクレステック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17872エステールホールディングス71億円138.7倍
27883サンメッセ71億円13.4倍
37875竹田iPホールディングス70億円11.9倍
47938リーガルコーポレーション70億円26.9倍
57812クレステック69億円7.6倍
67833アイフィスジャパン69億円11.2倍
77980重松製作所61億円8.6倍
87916光村印刷58億円16.3倍
97857セキ58億円21.3倍
107902ソノコム56億円13.5倍
117804ビーアンドピー55億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

1984年創業と同時に海外拠点を開設

クレステックは1984年9月、静岡県浜松市に株式会社クレステックとして設立された。設立と同時に、アメリカ・ロサンゼルスにオフィス(クレステックUSA)を開設し、当初から国際展開を視野に入れた事業を開始した。翌1985年8月には東京にサテライトオフィスを開設し、国内の営業拠点を整備した。この時期はまだ小規模ながら、海外向けの技術文書制作の需要を捉え、グローバルなネットワーク構築の礎を築いた。

1990年代のアジア・欧州拠点拡大と現地法人化

1991年1月に香港オフィスを開設し、1995年1月には松本事業所を開設した。同年、ベルギー・ブリュッセルのオフィスをオランダ・アムステルダムに移転し、現地法人クレステック・アムステルダムを設立。1996年5月には名古屋事業所を開設するとともに、タイ・バンコクに現地法人を設立し、香港オフィスをクレステックアジアに社名変更して現地法人化した。1997年7月にはインドネシア・ジャカルタに印刷工場を持つ現地法人を設立。1998年2月には大阪事業所とフィリピン・マニラオフィスを開設した。この10年でアジアと欧州に製造・営業拠点を広げた。

2000年代の中国大量進出と欧米での買収

1999年1月、中国・上海に現地法人を設立し、蘇州の印刷会社との合弁で蘇州クレステックを設立。2000年6月にはフィリピンに現地法人を設立し、アメリカではOKI Business Digitalを買収してCrestec Digital Inc(CDI)を設立。2002年にはマレーシアと中国・珠海に現地法人を設立。2003年3月には中国・東莞の印刷工場を操業開始した。2005年にはクレステックアムステルダムを移転してクレステックヨーロッパに社名変更し、ベトナム・ホーチミンに現地法人を設立。2006年には中国・東莞に第二印刷工場を操業開始し、アメリカのLAとCDIを合併してクレステックUSAに一本化した。

2010年代の体制強化と上場

2009年9月に中国・東莞の2工場を統合。2011年6月に決算期を6月に変更。2012年3月には仙台にプロダクションサテライトセンターを開設し、株式会社パセイジの全株式を取得して子会社化した。2013年4月にはアメリカ・アトランタにクレステックUSAのブランチを開設。2015年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。上場後も国内外の拠点網を活かし、売上高は2012年6月期の46億円から2025年6月期には188億円へと成長したが、中国経済の停滞やペーパーレス化の影響も受けている。

年表24件を開く

1980年代

  • 1984年9月創業静岡県浜松市に株式会社クレステックを設立。アメリカ・ロサンゼルスにオフィス(クレステックUSA)を開設。
  • 1985年8月東京にサテライトオフィスを開設。
  • 1988年4月ベルギー・ブリュッセルにオフィスを開設。クレステックUSAをクレステックL.A.に改組。

1990年代

  • 1991年1月香港にオフィスを開設。東京サテライトオフィスを事業所として再設。
  • 1995年1月創業松本事業所を開設。ベルギーオフィスをオランダ・アムステルダムに移転し、現地法人(クレステック・アムステルダム)を設立。
  • 1996年5月創業名古屋事業所を開設。タイ・バンコクに現地法人を設立。香港オフィスをクレステックアジアに社名変更し、現地法人を設立。
  • 1997年7月創業印刷工場として、インドネシア・ジャカルタに現地法人を設立。
  • 1998年2月大阪事業所を開設。フィリピン・マニラにオフィスを開設。
  • 1999年1月中国・上海に現地法人を設立。中国・蘇州の印刷会社(蘇州印刷総廠)と合弁で、現地法人を設立。インドネシアにカートンボックス印刷工場を新設。

2000年代

  • 2000年6月創業フィリピン・マニラに現地法人を設立。アメリカ・ニュージャージのOKI Business Digitalを買収してCrestec Digital Inc(CDI)を設立。
  • 2001年9月インドネシア・ジャカルタ/スラバヤ工場操業開始。
  • 2002年1月創業福岡事業所(現 福岡営業オフィス)を開設。マレーシアに現地法人を設立。
  • 2002年11月創業中国・珠海に現地法人を設立。
  • 2003年3月中国・東莞の印刷工場操業開始。静岡県磐田市にデジタル印刷専門のフルフィルメントサテライトセンターを開設。
  • 2004年9月中国・大連にクレステック上海のブランチを開設。
  • 2005年3月創業クレステックアムステルダムを移転し社名をクレステックヨーロッパに変更。ベトナム・ホーチミンに現地法人を設立。
  • 2005年9月海外支援室 梱包設計グループを名古屋に開設。㈱クレステックソリューションズを東京都港区に設立。
  • 2006年1月創業中国・東莞に新現地法人を設立し、第二印刷工場操業開始。クレステックL.A.とCDIを合併し、クレステックUSAとして一本化。
  • 2007年3月M&A制作専門部署であるプロダクションセンターを福岡に開設。蘇州クレステックのデジタル印刷部門を子会社化。
  • 2009年9月M&A中国・東莞の2工場を統合し効率化。㈱クレステックソリューションズを吸収合併。

2010年代

  • 2011年6月商号変更決算期を6月に変更。
  • 2012年3月M&A仙台にプロダクションサテライトセンターを開設。㈱パセイジの全株式を取得、子会社化。
  • 2013年4月アトランタにクレステックUSAのブランチを開設。
  • 2015年7月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年6月期まで200.0億円
  • 連結営業利益2027年6月期まで14.0億円
  • 連結営業利益率2027年6月期まで7.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グローバル/外資系企業との取引拡大

    強みであるグローバルネットワークを最大限に活用し、日系メーカーに加えて外資系企業とも取引を拡大。医薬品・ヘルスケア・生活用品など幅広い分野の取引に挑戦し、持続的成長が可能な事業ポートフォリオを確立する。

  2. 02

    既存企業との取引拡充

    既存顧客との関係を深化させ、マニュアル制作から翻訳・印刷・製造までの一気通貫サービスを強化。川上の市場調査・販促から川下のユーザーサポートまで「ONE STOP GLOBAL SOLUTION」を提供し、取引の拡充を図る。

  3. 03

    新規企業との連携やM&Aの推進

    既存事業で培ったノウハウを活かし、コンサルティング・販促・業務支援マニュアルなどへの事業領域拡大を図る。他社との業務提携やM&Aを積極的に推進し、トータルサービス体制を実現する。

  4. 04

    専門技術の確立と人材育成

    テクニカルライターや翻訳ディレクターなど専門技術の確立のため、業界団体への加盟や英語教育、大学との共同研究を実施。次世代人材を育成し、グローバルサポート体制を強化する。

  5. 05

    サステナブルな社会への貢献

    「情報創造企業」として、言葉の障壁を越え全ての人に情報を平等に提供。新たなツール開発やサービス提供を通じ、誰にでも分かりやすい情報を創造し、サステナブルな社会づくりに貢献する。専門部署「サスティナブル推進室」を立ち上げ、循環型社会構築に挑戦。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,364人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は512万円で、9期前と比べて6.6%平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月1,561
2017年6月1,614
2018年6月1,619
2019年6月54741.412.21,606
2020年6月54641.311.91,617
2021年6月51142.012.71,557
2022年6月54942.713.01,536
2023年6月55243.113.61,428
2024年6月51143.814.31,38387
2025年6月51244.915.31,36495

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 5 / 海外 14、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社及び工場 — 中国 江蘇省 蘇州市3,131百万円
中国地域
本社 — 静岡県浜松市中央区1,105百万円
日本
本社及び工場 — 東京都練馬区463百万円
日本
本社及び工場 — インドネシア西ジャワ州ブカシ県他402百万円
東南アジア地域
主な関係会社
  • 国内
    ㈱パセイジ
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大野印刷㈱(注)2,6
    東京都 練馬区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ナビ
    静岡県 浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マインズ(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エイチエムインベストメント
    静岡県 浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CRESTEC (ASIA) LTD. (注)2
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CRESTEC PRINTING (DONGGUAN) LTD. (注)2
    中国 広東省東莞市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CRESTEC ELECTRONICS TECHNOLOGY(ZHUHAI) CO.,LTD.
    中国 広東省珠海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CRESTEC SYSTEM SOFTWARE (SHANGHAI)CO., LTD. (注)2
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUZHOU CRESTEC PRINTING CO., LTD. (注)2,4,9
    中国 江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 海外
    PT. CRESTEC INDONESIA (注)2,4
    インドネシア共和国 西ジャワ州ブカシ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CRESTEC PHILIPPINES, INC. (注)2,8
    フィリピン共和国 リパ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • CRESTEC (THAILAND) CO., LTD. (注)2,4タイ王国 バンコク市74%
  • BANGKOK CRESTEC CO., LTD. (注)3,5タイ王国 バンコク市49%
  • CRESTEC (MALAYSIA) SDN. BHD.マレーシア ジョホールバル市100%
  • CRESTEC VIETNAM CO., LTD. (注)2ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市100%
  • CRESTEC DIGITAL SOLUTION INDIA PVT.LTD.(注)2、4インド共和国 タミル・ナードゥ州チェンナイ市100%
  • CRESTEC EUROPE B.V. (注)2オランダ王国 アムステルダム市100%
  • CRESTEC USA, INC. (注)2米国 カリフォルニア州ロングビーチ市100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    日本法令外国語訳データベースシステム運用保守支援業務の請負 一式
    法務省 · 2022-07-12
    2,613万円
  • 調達
    2900430025法令データ突合結果確認データベース(平29.10.1)の整備及び確認作業の請負
    総務省 · 2017-11-22
    740万円
  • 調達
    金融庁告示等文書改定作業効率化のための事務作業支援ツール開発
    金融庁 · 2020-12-04
    310万円
  • 調達
    認証紛争解決サービス(かいけつサポート)ホームページの運用保守支援業務の請負 一式
    法務省 · 2024-03-01
    273万円
  • 調達
    日本法令外国語訳データベースシステムのデータ移行に係る作業等業務の請負 一式
    法務省 · 2022-09-22
    230万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は183億円営業利益13億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.7%、利益が+0.0%。

売上高
-2.7%
183億円
営業利益
+0.0%
13億円
純利益
+42.9%
10億円
営業利益率
7.1%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高193億円183億円
営業利益15億円13億円
純利益9億円10億円
1株あたり配当¥96¥96

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は91億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+1.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q54611.13
2023年4Q471
2024年1Q4836.33
2024年2Q4736.41
2024年3Q5048.03
2024年4Q4624.32
2025年2Q9888.25
2025年4Q9055.62
2026年2Q9288.76
2026年4Q9155.54

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は46億円から183億円へ4.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
仙台にプロダクションサテライトセンターを開設。㈱パセイジの全株式を取得、子会社化。
2012年6月4660
アトランタにクレステックUSAのブランチを開設。
2013年6月11741
2014年6月13252
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2015年6月14774
2016年6月15632
2017年6月14974
2018年6月17384
2019年6月17695
2020年6月16063
2021年6月172115
2022年6月186148
2023年6月213169
2024年6月19112136.39
2025年6月18813126.97
2026年6月18313157.110

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高183億円のうち、営業利益として残るのは13億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金92.9%170億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.6pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年6月期は営業CFが20億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は54億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年6月43−7723
2014年6月7−2−4524
2015年6月5−71−226
2016年6月6−3−2323
2017年6月8−115−326
2018年6月8−8−2026
2019年6月9−1−7826
2020年6月14−5−6928
2021年6月18−9−5933
2022年6月18−134548
2023年6月17−16−2148
2024年6月25−7−141856
2025年6月20−3−151754

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は178億円。このうち返さなくてよい自己資本が89億円で、自己資本比率は44.7%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月71116015.1
2013年6月102267621.3
2014年6月102297324.0
2015年6月120408028.1
2016年6月108327625.2
2017年6月123398426.7
2018年6月129428727.6
2019年6月124448030.2
2020年6月129428729.6
2021年6月141519031.7
2022年6月1766810834.2
2023年6月1857710837.2
2024年6月1989210541.4
2025年6月178898944.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
55億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
66億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
89億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中12位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中86位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.7%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,128で、1年前と比べて+22.6%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥2,128-1.0%1ヶ月-0.5%1年+22.6%時価総額69億円
過去52週の値幅
安値¥1,750高値¥2,364

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.6倍
PER (会社予想)6.8倍
PBR0.65倍
配当利回り4.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2185円、前日比-0.23%と小幅安。1カ月で+7.0%、上昇基調。52週高値2364円に接近。25日線(2127円)を+2.7%上回る。出来高1900株と低調。RSI77.1と買われ過ぎ圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 7.8倍は業界平均18.0倍の半分以下、PBR 0.68倍も平均1.35倍に対し割安水準。ROE 9.1%を確保しつつ、配当利回り1.74%は平均2.12%を下回るが、配当性向67.7%と高め。減収傾向が続く中で利益は底堅く、バリュエーション面では割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.6倍18.4倍
PER (予想)6.8倍
PBR0.65倍1.38倍
ROE9.1%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益は安定しているが、成長性に乏しく業界全体の設備投資サイクルの影響を受けやすい。強気派はPBR0.68倍、PER7.8倍というバリュエーションの安さと高い配当利回り(約1.7%)を評価する。一方、弱気派は売上高が横ばいで利益率も低く、設備投資需要の減少リスクを指摘する。直近1年で株価が40%上昇した後の割高感も懸念材料。

プラスに働く材料7
  • バリュエーションの割安感

    PER7.8倍、PBR0.68倍と業界平均比で割安。

  • 安定的な配当利回り

    配当利回り約1.7%で、株主還元に積極的。

  • 多様な顧客基盤

    自動車・電機・医療と業種分散が効いている。

  • 極めて割安なバリュエーション継続影響

    PER7.8倍、PBR0.68倍。同業平均PER15倍対比半値以下で割安感強い

  • 営業利益増加による収益改善2025年6月期影響

    営業利益13億円(前期比+8.3%)。売上減をコスト改善でカバー

  • 高いROEによる資本効率継続影響

    ROE9.1%はその他製品平均を上回る。株主資本の効率的活用

  • 配当性向向上の余地不定影響

    配当利回り1.74%(年間38円)。利益安定で増配余地

マイナスに働く材料7
  • 成長性の低さ

    売上高が過去3年横ばいで、今期も微減予想。

  • 設備投資依存のリスク

    受注は顧客の設備投資動向に左右されやすい。

  • 株価上昇後の割高懸念

    1年で40%上昇。割安感は薄れつつある。

  • 売上高減少トレンド継続影響

    売上高188億円(前期比▲1.6%)。3期連続減収で市場縮小懸念

  • 純利益減少リスク2025年6月期影響

    純利益7億円(前期比▲22.2%)。営業利益増も特別損失等で減益

  • 低流動性株価リスク継続影響

    時価総額71億円、外国人持株1.8%。需給薄く値動き荒い

  • 業種特性による成長鈍化継続影響

    その他製品業界は競争激しく、差別化困難。収益力維持が課題

次の決算で確かめる点
受注高
設備投資需要の先行指標。増加は業況改善の兆候。
営業利益率
収益性のトレンドを確認。6%台の維持が最低ライン。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり96で、前期から14.6%いまの株価に対する利回りは4.51%。

年間配当
¥96
1株あたり
配当利回り
4.51%
いまの株価に対して
配当性向
67.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月37
2018年6月395.4108.9
2019年6月4617.948.6
2020年6月36−21.796.1
2021年6月372.8538.3
2022年6月78110.8194.0
2023年6月836.497.6
2024年6月897.266.3
2025年6月76−14.667.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥96

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,925人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.3%を占め、残る77.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他76.575.475.575.374.575.4
事業法人13.713.714.013.414.114.1
金融機関6.26.15.97.08.18.3
自己株式5.35.85.15.15.16.7
外国人個人1.41.41.31.41.41.4
証券会社1.82.92.52.41.00.5
外国法人0.40.50.70.60.90.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01クレステック従業員持株会10.66
02髙林 彰9.56
03名古屋中小企業投資育成株式会社9.43
04日本生命保険相互会社5.00
05鈴木 一隆4.92
06株式会社豊橋印刷社3.85
07冨永 尚志3.08
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.19
09内藤 征吾1.63
10栗沢 威臣1.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−76%、1株純資産は14期で−92%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月1,36533,3544.136.6
2013年6月217793.218.7
2014年6月678458.212.1
2015年6月1311,12513.193.0
2016年6月578996.012.956.8
2017年6月1211,08412.213.6
2018年6月1281,16411.49.3108.9
2019年6月1501,22212.68.448.6
2020年6月841,2426.811.896.1
2021年6月1481,46410.98.7538.3
2022年6月2711,95815.95.9194.0
2023年6月2762,22613.27.097.6
2024年6月2952,65312.16.366.3
2025年6月2402,6249.16.867.7
2026年6月329

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/6期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
栗沢威臣代表取締役 社長執行役員55440,005,442
冨永尚志取締役 専務執行役員 国内事業担当役員兼 国内子会社統括部長551,001,001,498
三輪雅人取締役 専務執行役員 財務担当役員57402,001,676
鈴木康明取締役(常勤監査等委員)608,500
竹澤隆国取締役(監査等委員)632,500
佐藤雅秀取締役(監査等委員)62

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)55394510822
取締役(社内)1777
社外取締役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,340字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社を中核として、国内子会社5社、海外子会社15社(うち、1社は非連結子会社)で構成されており、ドキュメント事業及びソリューション事業を行っています。当社グループの事業内容及び当社と関係会社に関わる位置づけは以下のとおりです。 なお、当社グループにおけるドキュメント事業の占める割合が高いため、セグメント情報については地域別の情報としております。各セグメントに属する会社については事業系統図に記載のとおりです。 (1)国内 当社グループは、顧客である企業の新製品に添付する取扱説明書及びメカニック向けの修理マニュアルなどのライティング(仕様書や実機等をもとに製品ユーザーに向けた文章を執筆)から、イラスト作成、データ組版、翻訳、印刷などのドキュメンテーション作成に関わる業務を中心に行っております。具体的には企業の新製品に必要なドキュメント(取扱説明書、修理マニュアル、設置マニュアル等)の制作に開発段階から関わり、当社グループのドキュメントを読んだ使用者がその新製品を安全かつ分かりやすく操作できるよう、専門的な技術情報をより理解しやすく説明・表現し、最終提供形態である形(データもしくは印刷物等)のあるものに変える創造性の高い業務を行っております。当社グループではこの分野を“テクニカルドキュメンテーション”と呼んでおります。なお、このテクニカルドキュメンテーションにおいて当社グループが関与しております主な製品群は以下のとおりとなります。 ・デジタル製品(デジタルカメラ、ビデオ、携帯電話、ゲーム機器等) ・輸送機器(2輪車、4輪車、建機、汎用エンジン、船舶等) ・情報機器(プリンター、ファックス、コピー機、パソコン等) ・一般家電(洗濯機、冷蔵庫、ミシン、電子レンジ、エアコン等) ・医薬品・医療機器(各種分析・検査機器) ・産業機器(産業用ロボット、工作機械等) 現在、このテクニカルドキュメンテーションのビジネスをベースに、顧客の新製品開発に際しての市場動向調査や各国の法令確認、販売における販促支援(プロモーション活動)、更には、製品を入れるパッケージの梱包設計や梱包緩衝材の調達、マニュアルを含めたアクセサリー関連のアッセンブリー対応など、ドキュメント制作以外の周辺業務まで幅を広げ、顧客である企業へのサービスを「川上」から「川下」まで一貫してサポートしています。また、ドキュメント制作の効率化に合わせ、原稿作成支援ソフト、翻訳支援ソフト、加えてデータ管理システムなど、顧客が自身でドキュメントの開発を行えるよう、ドキュメント作成ソフトの開発・販売にもビジネス展開を行っております。 (2)海外 当社グループは、テクニカルドキュメンテーションサービスを提供する中で、海外でのサポート体制も重要な事業要素のひとつとして考えており、1984年の創業時から海外への進出を行ってきました。海外において10か国に15社(うち、1社は非連結子会社)、18拠点を配し、顧客の工場への部材供給(マニュアル・箱・ラベル等の印刷物、緩衝材、パレット等)や販促活動の支援業務(広告媒体、展示会、販売代行業務等)を通じて、海外に販売拠点を持つ顧客の新製品開発・販売を支援しております。このような当社グループのグローバルネットワークにより、日本から海外まで販売拠点を持つ顧客を当社グループ全体でサポートすることで、海外においても国内と同等の品質(信頼)でサービスを提供することが可能となっております。これらのネットワークと品質を兼ね備えたサービスが、同業他社では提供されていない細やかなものとなっており、これが当社グループの特徴と考えております。 [事業系統図] (注)1.ドキュメント事業を行っている連結子会社の地域セグメント及び会社の正式名称は次のとおりであります。 地域セグメント   略称   正式社名 日本   PSG   株式会社パセイジ ONP   大野印刷株式会社(現 株式会社シープラス) NAV   株式会社ナビ MID   株式会社マインズ 中国地域   CAS   CRESTEC (ASIA) LTD. CDG   CRESTEC PRINTING (DONGGUAN) LTD. ZCR   CRESTEC ELECTRONICS TECHNOLOGY(ZHUHAI) CO., LTD. CSH   CRESTEC SYSTEM SOFTWARE (SHANGHAI) CO., LTD. SCR   SUZHOU CRESTEC PRINTING CO., LTD. 東南アジア/ 南アジア地域   CIN   PT. CRESTEC INDONESIA CPH   CRESTEC PHILIPPINES, INC. CTH   CRESTEC (THAILAND) CO., LTD. CMA   CRESTEC (MALAYSIA) SDN. BHD. CVN   CRESTEC VIETNAM CO., LTD. CID   CRESTEC DIGITAL SOLUTION INDIA PVT. LTD. 欧米地域   CEU   CRESTEC EUROPE B.V. CUS   CRESTEC USA, INC. 2.上記のほか、非連結子会社としてSUZHOU CRESTEC DIGITAL TECHNOLOGY CO., LTD.(略称 Artwork)が存在しており、中間持株会社として㈱エイチエムインベストメントとBANGKOK CRESTEC CO., LTD.が存在しております。
経営方針・対処すべき課題4,322字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「クレステックは企業として、社会に通用する企業を目指す。(情報の創造と提供により安心して暮らせる社会に貢献する)」、「クレステックの社員は、社会人として通用する人間を目指す。(グローバル社会から尊敬される人間を目指す)」を経営理念に掲げ、「情報創造企業」として、世界の人とヒト、人とモノを繋ぐコミュニケーションを創造することで、伝えたい情報にカタチを与え、世界中の人々の心に感動と喜びを創出し、楽しく安心して暮らせる社会の構築を目指します。 (2)経営戦略等 当社グループは、テクニカルドキュメンテーションを事業の中核として、マニュアル制作・ローカリゼーション、印刷・パッケージ製造など幅広い事業を展開し、成長を実現してまいりました。そして現在、この中核事業をベースに、マーケット・リサーチをはじめとした川上の事業領域からアフターマーケットのユーザーサポートである川下の事業領域まで、ドキュメントソリューションサービスとして事業領域をグローバルに展開しております。しかしながら、次なる10年に向けた持続的な成長を目指すには、更なる変革が急務となっております。そこで、41期からスタートしました新経営体制のもと、次なる10年に向けた新領域への挑戦に取り組むことで、更なる事業の拡大を長期的に図ってまいります。今回の新中期経営計画「CR Challenge 27」では、引き続き、前中期経営計画「CR Vision 20+(Plus)」の企業基盤の確立と安定化を図りつつも、“Challenge”をテーマに、当社の強みであるグローバルネットワークを最大限に活用し、サービス力、グループの連携力で、グローバル/外資系企業との取引拡大や既存企業との取引拡充などを図りながら、ドキュメント業界で世界に誇れる日本企業を目指してまいります。 前中期経営計画「CR Vision 20+(Plus)」の企業基盤の確立と安定化を継続的に図りつつも、新経営体制のもと、“新たな挑戦”として、以下の経営重点戦略に取り組んでまいります。 ① 事業強化戦略 1)グローバル/外資系企業との取引拡大 2)既存企業との取引拡充 3)新規企業との連携やM&Aの推進 ② 体制強化戦略 1)事業強化に沿った人事戦略 2)既存事業領域の再構築 3)認知度向上への取り組み (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2027年6月期を最終年度とする中期経営計画「CR Challenge 27」においては、「グローバル化に向けた新たな挑戦」を基本方針とし、2027年6月期において、連結売上高200.0億円、連結営業利益14.0億円、連結営業利益率7.0%の経営数値目標の達成を設定しております。 (4)経営環境 当社グループを取り巻くビジネス環境は、リーマンショックから大きく変化しました。まず、世界景気の減退 から始まり、スマートフォンの登場によるデジタル化(製品)への商品集約、更にペーパーレス化も加速したことで、当社グループの取引にも大きな影響を及ぼしてきました。また、近年では、新型コロナウイルス感染症の収束後、世界的なインフレによる購買力の低迷が続いており、企業の生産活動は不安定な状況となっています。加えて、米国の関税政策への今後の影響が不透明であることから、中国経済も米国との対立や不動産市況の悪化による景気の停滞、更に、ロシアによるウクライナ侵略、パレスチナ・イスラエル戦争など、世界経済の回復は不透明な状態であり、引き続き先行きの見えない状況が続いております。 このような中、当社グループでは、次なる10年に向けた「新領域への挑戦」として事業強化に注力し、当社の強みであるグローバルネットワークを活かしたサービス力やグループの連携力を図り、更なるグローバル取引の拡充を目指すとともに、今期からスタートした新経営体制のもと、新中期経営計画「CR Challenge 27」各経営重点戦略(事業強化戦略と体制強化戦略)の目標達成に向け積極的に取り組んでおります。 今後も、新経営体制(業務執行役員で構成する経営会議)のもと、積極的に取り組んでいる各施策に対し迅速かつ効果的に推し進めるとともに、次なる10年を見据えた組織改編や次世代のマネジメント層が活躍できる機会創出など、全体最適(個人の能力が最大限に発揮できる適材適所に人材を配置)を意識した、更なる企業基盤の確立と安定化に向け、引き続き以下に掲げる対処すべき課題に全力で取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① グローバルネットワークを活用した取引拡大とサポート体制の強化 当社グループは、日系メーカーを中心にマニュアルの原稿作成やデータ作成を日本国内で行い、印刷・製造工程を顧客の海外拠点の近くで対応することで、マニュアルの制作から印刷・製造までの全ての工程を当社グループのネットワークにて一気通貫で対応できるサポート体制を構築し、日系メーカーとの信用を獲得してきました。 近年では、多様化したユーザーのニーズに迅速な対応が求められている顧客をサポートすべく、サプライチェーンとして、市場調査や販促プロモーションなどの「川上」業務から製品販売後のユーザーサポートなどの「川下」業務まで「ONE STOP GLOBAL SOLUTION」をスローガンに、グローバルで全領域の業務をサポートできる体制の強化を進めてまいりました。今後は、このグローバルネットワークを更に活用し、日系メーカーだけでなく、外資系メーカー(グローバル企業)との取引拡大や医薬品・ヘルスケア製品・生活用品等のメーカー等、幅広い事業分野の取引拡大にも積極的に挑戦していくことで、持続的成長が可能な事業のポートフォリオを確立してまいります。 ② 専門的な技術の確立と人材の育成 当社グループの強みは、マニュアルの原稿作成から翻訳・データ作成、更に多品種小ロットの印刷・製造に対応できるグローバルサポート体制であるため、それを支える技術の確立と人材の継続的な育成は経営の最重要課題のひとつと考えております。 現在、自動車から家電など各製品分野に対応できるテクニカルライターや世界各国語に展開できる翻訳ディレクターなど専門的な技術の確立のために、製品やサービスの仕様説明を扱う専門の団体(一般財団法人)テクニカルコミュニケーター協会(JTCA)、産業翻訳の業界団体(一般社団法人)日本翻訳連盟に加盟し、各業界に対応できる人材の育成に努めています。更に、コミュニケーション能力向上のための英語教育、海外各拠点との交流による現地各市場の把握、次世代に通じるマニュアルの開発に向けた大学との共同研究、JTCA主催のジャパンマニュアルアワード、日本包装協会主催の日本パッケージングコンテストへの応募など様々な取り組みを実施することで、グローバル社会で活躍できる人材や次世代を担う人材を育成し、「ONE STOP GLOBAL SOLUTION」で対応できるサポート体制をより一層強化してまいります。 ③ 国内での新規ビジネス展開 近年、日本を始め世界的な動きとして製品のデジタル化やデータの集約が加速し、今までの業務形態であるマニュアル制作の市場規模は縮小傾向にあります。今後もこのような傾向が継続するものと予想されるため、チャットボットやインタラクティブ動画など新しいメディアとの複合的活用や各種情報の融合を図った次世代に通じるマニュアルの作成、更に海外進出支援サービスである国際規格対応サポート、生成AIや大規模言語モデル(LLM)を活用したソリューション提供、新たな体験と感動を創出するXR(※)技術、デジタルサイネージ用プレイヤーなどを駆使した新空間提供など、既存事業で培ったノウハウや人的資産を有効活用し、「川上」業務であるコンサルティングや販促プロモーション、業務支援マニュアルなどへの事業領域の拡大を図りつつ、トータルサービス体制の実現に向け、他社との業務提携やM&Aを積極的に推進してまいります。 ※ XR(Extended Reality):拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR)などの画像技術の総称で、現実世界と仮想世界を融合させ、これまでにない新たな現実を創出させる技術のこと ④ サステナブルな社会の構築 当社グループは、「GLOBAL COMMUNICATIONS」“世界を繋ぐ人に優しいコミュニケーションの創造へ”をテーマに、「情報創造企業」として、世界の人とヒト、人とモノを繋ぐコミュニケーションを創造することで、伝えたい情報にカタチを与え、世界の人々の心に感動と喜びを創出し、楽しく安心して暮らせる社会の構築を目指し、グローバルに事業を展開しています。 そして、この事業活動を通して、年齢・性別・人種・宗教・言語・経済的地位などに関係なく、世界のすべての人に必要な情報を平等に提供できる環境づくり、つまり、言葉の障壁を越えて、世界のすべての人が不自由なく相互にコミュニケーションができる社会の構築を目指し、新たなツール開発やサービス、ソリューションの提供に努め、誰にでも分かりやすい情報を創造することで、サステナブルな社会づくりに貢献できるよう、取り組んでいます。 その一例として、新たに専門部署(サスティナブル推進室)を立上げ、循環型社会の構築を目指す取り組みに挑戦しております。 ⑤ 株主との対話・株主還元 当社グループでは、株主の皆様との対話を通じた企業価値向上を目指すため、株主の皆様に有益な企業情報の発信やIR活動を積極的に推進していく方針です。しかしながら、近年の新型コロナウイルス感染症により、対話形式による情報発信が十分ではない状況でしたが、現在では、SNSを活用した企業情報の配信やオンラインによる企業説明会を通して株主の皆様との対話の機会を増やすよう努めております。 今後もこうした方針のもと、株主還元の内容や趣旨説明については経営の最重要課題のひとつとして認識し、将来の事業展開と経営基盤の強化のために必要な内部留保は残しつつも、充実した株主還元が実施できるよう努めてまいります。詳しくは「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。
事業等のリスク4,235字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本報告書に記載した事業の概況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 また、当社グループとして、必ずしも事業遂行上のリスクとは考えていない事項につきましても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から開示をしております。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)景気変動によるリスク BtoB(企業間の商取引)をメインビジネスとした当社グループの業績は、景気の影響を受けやすい傾向にあります。今後、景気が悪化し、主要顧客である日系メーカーにおいて生産活動や事業の縮小、製造拠点の撤廃・統廃合などによる事業再編、製品開発の縮小や先送り・遅れなどが生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、景気変動によるリスクを受けにくい医薬・生活用品など新しい事業分野への拡大や、新領域の事業を含めたサービス内容の多様化、日系メーカーのみならず外資系メーカーを含めた取引顧客の多様化、サービス提供地域の事業拡大等を図りながら、リスクを最小限に抑えられるよう事業構造の形成に努めております。 (2)主要顧客への依存リスク 当社グループの当連結会計年度の最大顧客の売上高は約16%であるため、特定の顧客の生産動向による依存リスクはある程度、分散されております。しかしながら、主要顧客の生産動向の変化により特定の地域セグメントの損益が悪化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、主要顧客の生産動向による依存リスクの軽減に向け、新規顧客の開拓や既存顧客の拡充に努めております。 (3)主要顧客である日系メーカーにおけるグローバルな製造拠点の移転リスク 当社グループの売上高は、国内のみならず海外においても日系メーカーの比率が高く、現在、当社グループすべての海外現地法人の主要顧客となっております。今後、主要顧客である日系メーカーにおいて生産活動のグローバルな再編や各国の法改正・政策変更に伴う製造拠点の移転が生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、製造拠点の移転リスクの軽減に向け、取引顧客との連携を更に強化し、主要なサプライチェーンの要として移転後も取引の継続に務めるとともに、海外においてサポート拠点の拡大や外資系メーカーとの取引拡大にも努めております。 (4)競合他社による転注リスク 近年、国内の電機メーカーなどにおける事業再編により、マニュアル制作業界は縮小傾向にあると言われております。今後、更に海外メーカーの拡大により国内メーカーの事業再編が加速し、縮小したマニュアル制作業界での競争が更に激しくなった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、海外においても同様に、日系メーカーの事業再編が進む中、当社と競合しているローカルメーカーのQCDは向上しており、以前に比べ当社の優位性が持てなくなっております。今後、この優位性が確立できなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、転注リスクの軽減に向け、国内においては特殊分野の制作能力(テクニカルライティング・翻訳等)を更に追求し、他社では対応できない独自性を高め、海外事業においては他社に負けないQCDを更に追求しております。更に、提案型のサービスを展開することで顧客とのより強固な関係を構築するとともに、グローバルなサプライチェーンとして「川上」業務から「川下」業務まで一気通貫でサービスできる体制“One Stop Global Solution”を強化し、競合他社に対する優位性の確立にも努めております。 (5)ペーパーレス化による影響 近年、コンシューマー向けデジタル製品を中心に取扱説明書(マニュアル)のペーパーレス化に加え、スマートフォンの普及に伴うデジタル製品そのものの市場が縮小していることを受け、同製品向けの販売は大きく減少しております。現在、当社グループは主にオフィス向けの複合機やプリンターなどの情報機器メーカーとの取引が多いことから、今後、オフィスでのDX化に伴うペーパーレス化が進み、デジタル製品同様、複合機やプリンターそのものの市場が縮小した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、グローバルネットワークを有効活用し、ペーパーレス化の影響を相対的に受けにくい医薬・生活用品メーカーへの販売活動に注力するとともに、これまで培った梱包設計のノウハウを活かしたパッケージ製品(化粧箱、梱包材、緩衝材等)の取引拡大にも努めております。 (6)仕入価格変動による影響 海外の当社グループでは、主に紙製品(取扱説明書、パッケージ製品、ラベル等)を取り扱っており、その原材料である紙の価格変動により仕入価格は影響を受けております。今後、この仕入価格の上昇に対し、速やかに製品への価格転嫁ができなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、仕入価格の上昇に対するリスクの軽減に向け、購入ルートの選択肢を広げるため新たなサプライヤーを開拓するとともに、市場動向を意識しながら充分な原材料在庫を確保することにも努めております。 (7)カントリーリスク 当社グループの当連結会計年度の中国及び東南アジア/南アジアにおける売上高は約59%を占めております。今後、これらの地域において法改正・政策変更や人件費高騰、外交問題などに起因し、主要顧客の撤退や生産活動の縮小などが生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、カントリーリスクの軽減に向け、各国の政治・経済情勢の把握や取引顧客との連携強化を図るとともに、そのリスクを分散する事業構造の構築にも努めております。 (8)為替変動による影響 当社グループの当連結会計年度の海外における売上高は約71%を占めていることから、為替レートの変動による為替換算後の金額に影響を受けております。また、外貨取引により生じた資産・負債についても為替レートの変動リスクに晒されております。今後、急激な円高もしくは円安に進行した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、為替変動によるリスクの軽減に向け、外貨建て債権債務においては、外貨建ての銀行借入等の残高を調整することにより、ネットしたポジションをほぼ均衡させることに努めております。 (9)有利子負債の残高にかかるリスク 当社グループの当連結会計年度末の有利子負債(社債、借入金、リース債務の合計額)の残高は6,030百万円と総資産の約34%を占めております。当社グループの借入は、原則、変動金利で対応しているため、今後、市場金利の上昇により金融費用が増加した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、一部について固定金利で借入を行うことにより、金利変動リスクの軽減に努めております。 (10)優秀な人材の確保・育成 当社グループが持続的な成長を実現していくためには、優秀な人材を確保・育成していくことが最重要項目のひとつとして捉えており、当社グループが求める人材を計画通り確保・育成できなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、優秀な人材の確保・育成に向け、採用サイトのリニューアルや様々な採用手法を活用しながら当社グループが求める人材を確保するとともに、次なる10年を見据えた組織改編や次世代のマネジメント層が活躍できる機会創出などにより優秀な人材の育成にも努めております。 (11)制作・製造工程における品質リスク 当社グループは、デジタル製品や家電、輸送機器などの取扱説明書の制作・編集・印刷や、パッケージ製品などを顧客に供給しております。これらの制作・製造工程において、企画・編集・制作時のミスや印刷時のミスプリント、乱丁などによる不具合の製品が市場に流出し、当社の瑕疵により発生した損害金額の規模や頻度、事後対応、更には顧客からの信用が失墜した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、品質リスクの軽減に向け、従業員への品質教育研修による啓蒙活動を継続的に図るとともに、代表取締役社長執行役員直轄の品質保証室にてグループ全体の品質管理を統括することで、顧客のニーズに対応した品質の向上・改善にも努めております。 (12)情報漏洩によるリスク 当社グループは、顧客の未公表の新製品及びリニューアル品に関する開発情報や、限定的ではあるものの、一部、業務上で顧客に関する個人情報等にも接しております。今後、情報漏洩による顧客からの損害賠償請求や信用の低下、取引停止などが生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティをリスクマネジメントの最重要項目のひとつとして捉え、情報セキュリティ分科委員会を設置するとともに、情報セキュリティに関する諸規程の整備や役員・従業員への啓蒙活動、管理体制の体系化及びシステム・運用の強化、更には外部によるネットワーク脆弱性診断にも努めております。 (13)大規模災害や感染症等によるリスク 当社グループは、国内外に多くの拠点があるため、局地的な水害や地震などの自然災害や火災、暴動、テロなどの人災等の大規模災害による拠点の損壊やそこで働く従業員が被災、又は、新型コロナウイルス感染症等の世界的蔓延(パンデミック)による従業員が罹患し、生産活動の停止又は、遅延などが発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、グループ全体の事業継続をリスクマネジメントの最重要項目のひとつとして捉え、BCM分科委員会を設置し、緊急時における事業継続のバックアップ体制を構築するとともに、テレワーク勤務や時差出勤の導入によるリスクの最小化にも努めております。
経営成績の分析 (MD&A)8,595字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の価格転嫁や雇用・所得環境の改善などが進む中、物価高による影響はあったものの、引き続きインバウンドの増加による経済効果などもあり、概ね回復傾向にありました。しかしながら、中国経済の停滞や米国の関税政策の影響を含む今後の世界情勢の変化、加えて金利や為替変動などによる経済への先行き不安や、物価上昇の長期化などによる景気減速へのリスクなど、引き続き先行きの見えない状況が続きました。 一方、世界経済においても、米国の関税政策の影響などにより全体的に不透明な状況でした。その米国では、今後の関税政策への先行き不安などにより、内需を中心に経済にも影響が及んでいます。欧州では、引き続き高インフレ状態ではあるものの、経済状況はやや回復傾向となっています。中国では、米国の関税政策発動前による一時的な駆け込み需要はあったものの、引き続き不動産市況の悪化などによる景気停滞で不透明な状況となっています。東南アジア/南アジアでは、多くの製造企業で生産活動は概ね回復傾向にありました。 こうした経済状況のもと、当社グループの主要顧客である日系メーカーでは、各国の経済活動への規制緩和により景気回復が進む中、一部ではインフレによる販売低迷などから、新製品投入の延期や開発案件の絞り込みなどによる影響もありましたが、徐々に回復傾向にあります。 このような中、当社グループでは今期からスタートした新経営体制のもと、新中期経営計画「CR Challenge 27」の目標達成に向け、まず“事業強化戦略”のひとつである新規企業の連携やM&Aの推進については、これまでのシナジー効果に捉われず、新事業領域の拡大に向けた攻めの投資として、次なる事業戦略に挑戦しています。また、グローバル化/外資系企業との取引拡大や既存企業との取引拡充についても、国内外拠点間における「つなぐプロジェクト」を立ち上げ、業務執行役員で構成する経営会議にて情報共有を図りつつグローバル化に向けた新たな挑戦や、既存企業の川上、川下領域の深耕拡充に取り組んでおります。つぎに“体制強化戦略”のひとつである既存事業領域の再構築については、次なる事業戦略を迅速かつ効率的に推し進めるため、国内ではプロジェクトチームを立ち上げ、社内システムの再構築に取り組んでおります。更に、認知度向上への取り組みについては、横断的なプロジェクトチームを立ち上げ、グローバルサイトの新設やコーポレートサイトのリニューアルに着手し、より一層の認知度向上を目指しております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度より1,984,207千円減少し、17,784,364千円(前連結会計年度比10.0%減)となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度より1,687,452千円減少し、8,852,959千円(前連結会計年度比16.0%減)となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度より296,754千円減少し、8,931,404千円(前連結会計年度比3.2%減)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は18,785,006千円(前連結会計年度比1.5%減)、営業利益は1,318,777千円(前連結会計年度比11.7%増)、経常利益は1,158,807千円(前連結会計年度比10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は736,762千円(前連結会計年度比19.1%減)となりました。 セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。 日本は、外部顧客への売上高は5,472,006千円(前連結会計年度比3.4%増)、セグメント利益は319,289千円(前連結会計年度比139.2%増)となりました。 中国地域は、外部顧客への売上高は4,288,933千円(前連結会計年度比3.4%減)、セグメント利益は90,137千円(前連結会計年度比67.6%減)となりました。 東南アジア/南アジア地域は、外部顧客への売上高は6,711,847千円(前連結会計年度比4.7%減)、セグメント利益は726,267千円(前連結会計年度比25.3%増)となりました。 欧米地域は、外部顧客への売上高は2,312,219千円(前連結会計年度比0.9%増)、セグメント利益は183,430千円(前連結会計年度比2.4%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ134,602千円減少し、当連結会計年度末には5,436,971千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,981,469千円の収入(前連結会計年度は2,485,838千円の収入)となりました。これは主として、法人税等の支払額409,301千円があったものの、税金等調整前当期純利益1,186,463千円、減価償却費808,440千円、棚卸資産の減少229,488千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、297,763千円の支出(前連結会計年度は693,447千円の支出)となりました。これは主として、定期預金の払戻による収入158,562千円があったものの、有形固定資産の取得による支出469,230千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,454,707千円の支出(前連結会計年度は1,376,520千円の支出)となりました。これは主として、社債の発行による収入498,807千円があったものの、長期借入金の返済による支出929,745千円、短期借入金の純減額674,175千円、配当金の支払額258,907千円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 生産高(千円)   前連結会計年度比 (%)   生産高(千円)   前連結会計年度比 (%) 日本   4,943,231   91.5   5,270,375   106.6 中国地域   3,603,428   86.1   3,398,956   94.3 東南アジア/南アジア地域   6,023,636   76.7   5,576,268   92.6 欧米地域   2,451,964   113.9   2,411,298   98.3 合計   17,022,261   86.9   16,656,898   97.9 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループの主要な事業であるドキュメント事業では、提供するサービスの性格上、受注から売上までの期間が短いことから、受注実績の記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 販売高(千円)   前連結会計年度比 (%)   販売高(千円)   前連結会計年度比 (%) 日本   5,289,524   93.6   5,472,006   103.4 中国地域   4,440,329   93.0   4,288,933   96.6 東南アジア/南アジア地域   7,044,514   79.3   6,711,847   95.3 欧米地域   2,292,396   116.9   2,312,219   100.9 合計   19,066,764   89.6   18,785,006   98.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2023年7月1日 至  2024年6月30日)   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) エプソングループ   2,966,136   15.6   3,031,065   16.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており、この作成にあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、当社の連結財務諸表作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積り及び判断については、過去の実績や当該取引の状況に照らして合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては次のものがあると考えております。 a.退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務及び退職給付費用は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算定されており、これらの前提条件には、割引率や年金資産の期待運用収益率等が含まれております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、退職給付債務及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。 b.貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるため回収不能見込額を見積り、引当金を計上しておりますが、将来、債務者の財政状態が著しく悪化した場合、引当金の追加計上等による損失が発生する可能性があります。 c.繰延税金資産 連結財務諸表と税務上の一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、税務計画を考慮し見積っておりますが、予測不可能な前提条件の変更等により見直しが必要となった場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 d.棚卸資産 当社グループは、棚卸資産の評価を行うに当たっては、製品及び商品については正味売却価額、原材料については再調達原価に基づき、収益性の低下を検討しております。また、一定期間を超えて滞留する棚卸資産についても簿価を切り下げており、状況に変化が生じた場合には、棚卸資産の簿価を切り下げ、売上原価を増加させることになります。 e.固定資産の減損処理 当社グループは、資産又は資産グループに減損が生じている可能性を示す事象(減損の兆候)が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識を行い、必要に応じて回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。そのため、将来の市況悪化等が見込まれることとなった場合、減損損失の計上が発生するなど当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 f.のれん及び顧客関連資産の評価 当社グループは、のれん及び顧客関連資産に関して効果の発現する期間を見積り、その期間で定額法により償却しておりますが、その資産性の評価について検討した結果、当初想定したキャッシュ・フローが見込めなくなった場合に、評価の切り下げを行う可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度より1,984,207千円減少し、17,784,364千円(前連結会計年度比10.0%減)となりました。これは主として、有形固定資産が700,530千円、売掛金が461,115千円、繰延税金資産が188,233千円、商品及び製品が164,437千円、現金及び預金が152,105千円減少したことによるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度より1,687,452千円減少し、8,852,959千円(前連結会計年度比16.0%減)となりました。これは主として、短期借入金が711,412千円、長期借入金が430,914千円、未払金が389,258千円減少したことによるものであります。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度より296,754千円減少し、8,931,404千円(前連結会計年度比3.2%減)となりました。これは主として、利益剰余金が477,855千円増加しましたが、為替換算調整勘定が700,454千円減少したことによるものであります。 2) 経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は18,785,006千円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。国内では、取引先における新製品投入の延期や開発案件の絞り込みなどによる影響で、低調だった輸送機器関連や電器関連など主要顧客全体の取引は徐々に回復しております。海外では、国内同様に取引先における生産活動は回復傾向ではありますが、フィリピンの事業再編の影響や中国での医薬入札制度の変更による外資医薬品メーカーとの取引が低調となり売上高が減少しております。 (売上総利益) 売上総利益は5,619,588千円(前連結会計年度比2.1%増)となりました。これは、売上高の減少はありましたが、日本での生産効率改善やフィリピンでの事業再編効果によるものです。 (営業利益) 営業利益は1,318,777千円(前連結会計年度比11.7%増)となりました。これは、売上総利益の増加によるものです。 (経常利益) 経常利益は1,158,807千円(前連結会計年度比10.2%減)となりました。これは、営業利益の増加はありましたが、為替差損の発生によるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は736,762千円(前連結会計年度比19.1%減)となりました。1株当たり当期純利益金額は、当連結会計年度は240.15円(前連結会計年度比18.7%減)となりました。 3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社の事業では、国内ではそのほとんどが役務提供型の業務であるため、多額の設備投資が必要となる事業ではありません。一方、海外では工場型拠点と商社型拠点があり、商社型拠点では多額の設備投資は発生しませんが、工場型拠点では新規投資や現状設備維持の投資が必要になります。 運転資金につきましては、当社グループの製品は受注から納品・検収・回収までのサイトが比較的短く、多額に先行で費用が発生することはありません。現在は、事業資金の効率的かつ安定的な調達を図るため、取引金融機関数行との間で複数のコミットメントライン契約を締結しております。また、既存設備維持の投資に関しては営業活動によるキャッシュ・フローより行うこととしておりますが、新たな追加の投資が必要な場合には、リース契約、社債及び長期借入金でまかなっております。 c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、第43期(2027年6月期)を最終年度とする中期経営計画「CR Challenge 27」において、「グローバル化に向けた新たな挑戦」を基本方針とし、最終年度の連結経営指標について以下の数値目標を設定しております。第43期の数値目標に対する第41期の実績につきましては、米国の関税政策などにより、先行きの見えない状況が続くなか、当社グループの主要顧客との取引は徐々に回復傾向となりました。一方でフィリピンでの事業再編の影響や中国での医薬入札制度の変更による外資医薬品メーカーとの取引が低調となり売上高は前期より減少しております。営業利益や営業利益率については原価改善により前期より増加しております。引き続き目標達成に向け邁進してまいります。 中期経営計画「CR Challenge 27」の最終年度である2027年6月期の数値目標及び2025年6月期の実績 指標   第43期目標 (2027年6月期)   第41期実績 (2025年6月期) 売上高   200億円   187億円 営業利益   14億円   13億円 営業利益率   7.0%   7.0% d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (日本) 取引先における新製品投入の延期や開発案件の絞り込みなどによる影響で、当初は、輸送機器関連や電器関連など主要顧客全体の取引は低調でしたが、徐々に回復しております。 このような状況のもとで、日本では、外部顧客への売上高は5,472,006千円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は319,289千円(前年同期比139.2%増)となりました。 (中国地域) 華東地区では、米国の関税政策発動前による一時的な駆け込み需要はあったものの、中国経済の停滞による日系メーカーとの取引や医薬入札制度の変更による外資医薬品メーカーとの取引が低調だったことに加え、中国国内市場向けプロモーション関連の取引も引き続き低調でした。華南地区では、完全商社化以降は収益を維持しつつも、引き続き中国から他国への断続的な生産移管もあり全体的に取引は軟調となりました。なお、中国全体では中国経済の停滞にともない日系企業に対する税務当局の理不尽な指摘が発生しております。 このような状況のもとで、中国では、外部顧客への売上高は4,288,933千円(前年同期比3.4%減)、セグメント利益は90,137千円(前年同期比67.6%減)となりました。 (東南アジア/南アジア地域) フィリピンでは、前期から進めている体制変更や事業の見直しにより、取引は減少傾向にあるものの、引き続き税引後の収益性は改善しています。なお、工場化についても生産設備を導入し計画どおり進んでおります。インドネシアでは、医薬品関連の新規取引や生活用品・ヘルスケア用品などの新事業分野の顧客との取引は堅調に推移したものの、一部の顧客との取引は減少傾向になりました。タイでは、主要顧客の生産調整が落ち着き、取引も改善傾向になりました。ベトナムでは、生産活動が回復傾向だった医療機器関連を中心に減少傾向に転じたことにより、全般的にも取引は低調でした。インドでは、生産活動の回復傾向により、引き続き取引が増加しています。 このような状況のもとで、東南アジア/南アジアでは、外部顧客への売上高は6,711,847千円(前年同期比4.7%減)、セグメント利益は726,267千円(前年同期比25.3%増)となりました。 (欧米地域) 米国では、主要顧客である輸送機器メーカーとの取引が堅調に推移していることに加え、新規案件の取引開始やスポットでの大型印刷案件の受注はあったものの、一部の顧客との取引の減少により全体的にやや軟調でした。欧州では、玩具系電器メーカーとの取引が増加傾向にあることに加え、輸送機器メーカーとは新規モデル投入案件の受注もあり取引は拡大し、前年より増収増益となりました。 このような状況のもとで、欧米では、外部顧客への売上高は2,312,219千円(前年同期比0.9%増)、セグメント利益は183,430千円(前年同期比2.4%減)となりました。

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開示資料

出典

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