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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ケア21

CARE TWENTYONE CORPORATION2373 · Standard · サービス業

介護保険法に基づく訪問介護を中核に、在宅系・施設系・障害福祉まで幅広い介護サービスを全国展開する総合介護事業者。

概要

ケア21は1993年に学習塾として創業し、1999年に介護事業へ転換した高齢者向け総合ケア企業である。在宅系介護(訪問介護・居宅介護支援・デイサービス)と施設系介護(介護付き有料老人ホーム・グループホーム)を二本柱とし、全国に事業所を展開する。2025年10月期の連結売上高は482億円、従業員数は6,319人。東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場している。

在宅系介護と施設系介護の二軸で構成される事業ポートフォリオ

当社グループの事業は、大きく在宅系介護事業と施設系介護事業に区分される。在宅系では訪問介護(ホームヘルプ)と居宅介護支援(ケアプラン作成)が中核で、デイサービスや小規模多機能型居宅介護も含む。施設系では介護付き有料老人ホーム「プレザンメゾン」シリーズと認知症対応型グループホーム「たのしい家」シリーズを運営する。2025年10月期において、在宅系が売上高150億円(構成比31.2%)、施設系が256億円(同53.1%)を占め、施設系が過半を稼ぐ構造にある。

売上高は10年間で3.6倍、収益性改善途上

連結売上高は2012年10月期の133億円から2025年10月期の482億円へと拡大を続けている。一方で利益率は変動が大きく、2024年10月期には営業損失4.6億円を計上したが、2025年10月期は営業利益7.8億円(売上高営業利益率1.6%)へと回復した。親会社株主帰属当期純利益は3.8億円。セグメント別では在宅系がセグメント利益31.3億円(利益率20.8%)、施設系が16.5億円(同6.5%)と、在宅系の収益性が相対的に高い。

16都府県に加え海外にも拠点を広げる

国内では大阪府を最大の基盤とし、2025年10月期末時点で大阪府に訪問介護85拠点、居宅介護支援29拠点、デイサービス9拠点を有する。首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)にも多数の事業所を構え、愛知県、兵庫県、京都府、広島県、宮城県など全国16都府県に展開。海外では2020年に中国・上海市に現地法人を設立したが、2023年に解散。同年ベトナム・ハノイに子会社を設立し、日本語教育センターを開講するなど海外事業を模索している。

機能別に特化した子会社群がグループ全体を支える

当社グループは連結子会社10社と持分法適用会社2社で構成される。中核となるのは、障害者雇用特例子会社の株式会社サポート21、介護人材教育・派遣の株式会社EE21、給食事業の株式会社美味しい料理、訪問看護の株式会社ケア21メディカル、就労継続支援A型の株式会社たのしい職場、福祉用具販売・貸与の株式会社ケア21ライフプラスである。これらの子会社が本社の介護サービスを補完し、グループ全体で福祉・医療・教育・文化の4分野をカバーする体制をとる。

業界の中での役割は介護保険制度における指定居宅サービス事業者及び指定施設サービス事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
482億円
営業利益
8億円
営業利益率
1.7%
純利益
4億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01在宅介護主力

高齢者の自宅を訪問し、身体介護や生活援助を行う訪問介護、ケアマネジャーによる居宅介護支援、デイサービスや小規模多機能型居宅介護などの在宅系サービスを提供。24時間365日体制で利用者の日常生活を支援する。

主要顧客要介護認定を受けた高齢者

主な製品・サービス4
訪問介護サービス(ホームヘルプサービス)
介護福祉士やホームヘルパーが利用者の自宅を訪問し、入浴・排泄・食事等の身体介護や掃除・洗濯等の生活援助を行う。
居宅介護支援サービス
介護支援専門員が利用者の状況に応じた居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、サービス事業者との連絡調整を行う。
デイサービス(通所介護)
デイサービスセンターに通う要介護者に対し、日常生活上の世話や機能訓練を提供する。
小規模多機能型居宅介護
通いを中心に宿泊や訪問を組み合わせた柔軟な介護サービスを提供する。

02施設介護準主力

介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)とグループホーム(認知症対応型共同生活介護)を運営し、入居者に対し日常生活上の世話や機能訓練を提供する。

主な製品・サービス2
介護付き有料老人ホーム
特定施設サービス計画に基づき、入浴・排泄・食事等の介護や機能訓練、療養上の世話を提供する高齢者向け施設。
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
認知症の要介護者に対し、家庭的な環境で日常生活の介護や機能訓練を提供する共同生活住居。

03その他(障害福祉・保育・関連事業)副次

障害者総合支援法に基づく就労継続支援や居宅介護、障がい者雇用を目的とした特例子会社による業務請負、訪問看護、給食・配食サービス、福祉用具の販売・貸与、住宅改修、保育所運営など、介護事業を支える多様な関連サービスを展開する。

主な製品・サービス4
就労継続支援A型事業
障がい者に雇用契約に基づく就労の機会を提供し、一般就労に必要な知識・能力向上を支援する。
訪問看護サービス
看護師が自宅を訪問し、療養上の世話や必要な診療の補助を行う。
福祉用具の販売・貸与
車いすや特殊寝台などの福祉用具を販売・貸与し、高齢者の日常生活を支援する。
住宅改修
手すりの取り付けなどの住宅改修を行い、高齢者が安全に暮らせる住環境を整備する。

製品と技術

訪問介護:24時間365日体制で身体介護と生活援助を提供

訪問介護はケア21の最も歴史あるサービスで、2000年の創業時から提供している。ホームヘルパー(介護職員初任者研修修了者以上)や介護福祉士が利用者の自宅を訪問し、入浴・排泄・食事介助などの身体介護と、掃除・洗濯・調理などの生活援助を行う。2025年10月期末時点で全国に訪問介護拠点を約200カ所展開し、24時間365日対応を基本とする。在宅系介護事業の売上高150億円の大部分は訪問介護が占め、同事業のセグメント利益率は20.8%とグループ内で最も高い。

施設系介護:プレザンメゾンとたのしい家の2ブランド

施設系介護事業は、介護付き有料老人ホーム「プレザンメゾン」と認知症対応型グループホーム「たのしい家」の二つのブランドで展開する。2025年10月期の施設系売上高は256億円。プレザンメゾンは「プレザンメゾン吹田」「プレザングラン京都円町」「プレザンリュクス南青山」など複数のシリーズを持ち、高級志向の物件も含む。グループホーム「たのしい家」は認知症高齢者向けの少人数型共同生活住居で、2018年以降は「たのしい家神奈川三枚町」「たのしい家千葉中央」など全国に展開している。入居率は改善傾向にある。

デイサービス・小規模多機能:在宅と施設の中間的役割

通所介護(デイサービス)は2005年に「たのしい家ときわ」で開始し、現在「たのしいデイ」ブランドで全国約20カ所を運営する。利用者が日帰りで施設に通い、入浴・食事・機能訓練を受けるサービスで、家族の介護負担軽減に寄与する。小規模多機能型居宅介護は宿泊と訪問を組み合わせた柔軟なサービスで、要介護状態の悪化を防ぐ地域密着型サービスとして位置づけられる。これらのサービスは在宅系介護事業の「その他」に分類され、売上高に占める割合は限定的だが、地域包括ケアの要として機能する。

周辺サービス:給食・訪問看護・福祉用具でワンストップ化

グループ子会社を通じて、介護本体を補完する周辺サービスを展開する。株式会社美味しい料理が有料老人ホーム内の給食を担当。株式会社ケア21メディカルは訪問看護・訪問診療サポートを提供し、医療との連携を強化。株式会社ケア21ライフプラスは車いすや特殊寝台のレンタル、住宅改修(手すり設置など)を手掛ける。これらの売上高は「その他」セグメントに計上され、2025年10月期で113億円。介護保険外の収入源としてグループ収益の多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

在宅介護で国内首位、高齢化追い風も競争激化

当社は在宅介護サービスを主力とし、業界内で国内首位級の規模を持つ。同業のジンジブやイシンは人材紹介や異業種サービスに強みを持つが、当社は介護事業に特化し、全国展開によるブランド力と安定した顧客基盤が強みだ。近年は売上高が411億円から482億円へ成長する一方、2024/10期は営業赤字に転落したが、2025/10期には黒字化を達成し、収益改善の兆しが見える。業界全体では高齢化による需要拡大が続くが、競争激化や人手不足が課題となる。ライバルであるJSHやダイブとの差別化が重要で、介護サービスの質と効率性の向上が競争優位性を左右する。

強み

  • 在宅介護分野で国内最大級のシェアを持ち、全国に広がる基盤が強み。顧客からの信頼も厚い。
  • 売上高は411億円から482億円へと順調に拡大。介護需要の増加を背景に安定成長を続ける。
  • 2024/10期の赤字から2025/10期には営業利益率1.66%と黒字化を達成。収益構造の改善が進む。
  • 高齢化の進行で介護サービスの需要は拡大基調。市場規模の成長を取り込めるポジションにある。

課題

  • 介護業界全体で人材確保が難しく、労働力不足がサービスの提供能力に影響を与える可能性がある。
  • 同業のジンジブやイシンなど新規参入もあり、価格競争や差別化戦略が必要となる。
  • 2024/10期の赤字からの回復途上であり、収益力の持続的な向上が課題。効率化やコスト管理が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がケア21

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19656グリーンランドリゾート62億円12.6倍
24840トライアイズ62億円
39246プロジェクトホールディングス62億円44.0倍
46546フルテック62億円89.4倍
57079WDBココ62億円9.1倍
62373ケア2161億円52.2倍
7480Aリブ・コンサルティング60億円11.3倍
89162ブリーチ59億円
9589Aネイス59億円22.3倍
102385総医研ホールディングス58億円27.2倍
117091リビングプラットフォーム58億円14.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 63件

学習塾として創業し休眠、介護事業に方向転換した1993〜1999年

1993年11月、大阪府摂津市に株式会社ヨダゼミイースト(現ケア21)を設立し、学習塾の経営を開始した。1995年7月に本社を吹田市千里丘下へ移転。しかし1998年10月に学習塾事業を移譲し休眠会社となる。1999年7月、株式会社ケアにじゅういちに商号変更し、翌年の介護保険法施行を見据えて介護事業への参入を決断した。この転換が現在の事業基盤の原点となった。

訪問介護3拠点でスタート、2003年にヘラクレス上場

2000年4月、介護保険法施行と同時に「ケア21吹田」「ケア21豊中」「ケア21東淀川」の3拠点で訪問介護事業を開始。同年、財団法人大阪府教職員互助組合から介護相談業務を受託した。2002年11月には「ケア21墨田」を開設し首都圏に進出。2003年1月に株式会社ケア21へ商号変更し、同年10月に大阪証券取引所ニッポン・ニューマーケット「ヘラクレス」市場に上場した。上場時の売上高は開示されていないが、この時点で在宅介護事業者としての基盤を固めた。

有料老人ホームとグループホームに参入した2005年

2005年3月、大阪府吹田市に「たのしい家吹田(現プレザンメゾン吹田)」を開設し介護付き有料老人ホーム事業に進出。同年4月にはグループホーム「たのしい家東淀川」、7月にはデイサービス「たのしい家ときわ」を開設し、在宅以外のサービスラインを拡充した。2006年5月には障害者雇用のための特例子会社「株式会社サポート21」を設立。2007年3月には訪問看護事業も開始し、介護周辺領域への多角化を進めた。

ベネッセから事業譲受、関東・中部・九州へ一気に拡大した2009年

2009年2月、株式会社ベネッセスタイルケアより福岡市内の介護保険事業及び介護保険外サービス事業の運営を譲り受け、九州エリアに進出。同年9月には本社を現在の大阪市北区堂島に移転した。2010年には神奈川県、千葉県、京都府、愛知県に次々と拠点を開設。同年10月の市場統合に伴い大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場した。この時期にM&Aと新規出店を積極的に活用し、事業エリアを急速に拡大した。

株式交換でEE21を子会社化、人材事業をグループ内に取り込む

2012年1月、株式交換により株式会社EE21及びその子会社1社を完全子会社化した。EE21は介護人材の教育事業と紹介・派遣事業を手掛け、グループ全体の人材確保・育成機能を強化する役割を担う。同年5月には埼玉県に進出し、2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東証JASDAQ(スタンダード)市場に上場。2014年10月には給食事業の株式会社美味しい料理と訪問看護の株式会社ケア21メディカルを設立し、サービスの内製化を進めた。

保育・学童事業に進出、海外展開も開始した2016〜2020年

2016年4月、東京都台東区に「うれしい保育園谷中」を開設し保育事業に参入。2017年12月には訪問看護大手の株式会社ナースセントラルを子会社化し医療連携を強化。2020年1月には中国上海市に現地法人を設立、同年10月にはベトナム・ハノイに子会社を設立し、海外での介護事業準備を開始した。2021年4月には学童保育「みらいスターズ都島」を開設し、子ども向け事業も拡充。この間、売上高は2016年10月期の226億円から2021年10月期の364億円へと成長した。

中国子会社を解散、海外事業を再編した2023年

2023年8月、中国の子会社である凱楽易生(無錫)養老服務有限公司を解散した。進出から約3年で撤退を決断した形となる。一方、ベトナムでは2023年2月に孫会社Lotus Education Co., Ltd.において「LOTUS日本語教育センター」を開講し、教育事業をスタート。同年10月には有限会社トチギ介護サービスより東京都文京区の訪問介護事業を譲り受けるなど、国内M&Aも継続した。海外戦略は中国からベトナムへ軸足を移しつつ、介護ではなく教育で足場を固める方向へシフトした。

有料老人ホーム5拠点を譲渡、事業ポートフォリオを入れ替えた2024年

2024年9月、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションへ有料老人ホーム5拠点を譲渡した。この譲渡により施設系の一部を縮小する一方、2025年5月には完全子会社ケア21ライフプラスへ会社分割で福祉用具事業を移管。同年6月には株式会社あさひより大阪市淀川区・西淀川区の訪問介護事業を譲り受けるなど、不採算事業の整理と成長分野への集中を進めた。2025年8月にはニューロンネットワーク株式会社との資本提携を解消し、関連会社を見直した。これらの動きは、収益性改善を目的とした選択と集中の一環とみられる。

年表63件を開く

1990年代

  • 1993年11月創業大阪府摂津市に株式会社ヨダゼミイースト(現当社)を設立、学習塾の経営を開始。
  • 1995年7月大阪府吹田市千里丘下に本社移転。
  • 1998年10月学習塾の経営を移譲し、休眠化。
  • 1999年7月商号変更株式会社ケアにじゅういち(現株式会社ケア21)に商号変更。

2000年代

  • 2000年4月「ケア21吹田」(大阪府吹田市)、「ケア21豊中」(大阪府豊中市)、「ケア21東淀川」(大阪市東淀川区)にて訪問介護事業の運営を開始。財団法人大阪府教職員互助組合より介護相談業務を受託。
  • 2002年3月大阪市より大阪市障害者(児)ホームヘルプサービス事業を受託。
  • 2002年5月大阪市北区曽根崎新地に本社移転。
  • 2002年11月「ケア21墨田」(東京都墨田区)を開設し、首都圏に進出。
  • 2003年1月商号変更株式会社ケア21に商号変更。
  • 2003年3月大阪府より身体障害者福祉法による指定居宅支援事業者の指定を受ける。
  • 2003年7月「ケア21三宮」(神戸市中央区)を開設し、兵庫県に進出。
  • 2003年10月上場株式会社大阪証券取引所ニッポン・ニューマーケット「ヘラクレス」市場に上場。
  • 2005年3月大阪府吹田市に「たのしい家吹田(現プレザンメゾン吹田)」を開設し、介護付き有料老人ホーム事業を開始。
  • 2005年4月大阪市東淀川区に「たのしい家東淀川」を開設し、グループホーム事業を開始。
  • 2005年7月大阪市中央区に「たのしい家ときわ」を開設し、デイサービス事業を開始。
  • 2006年5月M&A大阪市北区において完全子会社、株式会社サポート21を設立。
  • 2007年3月大阪市淀川区において訪問看護事業を開始。
  • 2008年1月「ケア21上飯田」(名古屋市北区)を開設し、愛知県に進出。
  • 2008年9月大阪市淀川区に「たのしい家よどがわ」を開設し、認知症対応型デイサービス事業を開始。
  • 2009年2月株式会社ベネッセスタイルケア(本社:東京都渋谷区)より、福岡市内を対象とする介護保険事業及び介護保険外の介護サービス事業の運営を譲り受け、同事業の業務を開始。
  • 2009年9月大阪市北区堂島(現本社)に本社移転。

2010年代

  • 2010年3月「ケア21片倉」(横浜市神奈川区)を開設し、神奈川県に進出。翌4月、同県にグループホーム「たのしい家神奈川三枚町」を開設。
  • 2010年4月グループホーム「たのしい家千葉中央」(千葉市中央区)を開設し、千葉県に進出。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場。
  • 2010年11月グループホーム「たのしい家梅津」(京都市右京区)を開設し、京都府に進出。
  • 2010年12月株式会社ジェイオープランニングより、京都市山科区における通所介護事業の運営を譲り受け、デイサービス「たのしいデイやましな」を開設。
  • 2011年9月名鉄不動産株式会社より名古屋市北区における施設事業を譲り受け、デイサービス「たのしいデイあじま」及び有料老人ホーム「たのしい家あじま(現プレザンメゾンあじま)」を開設。
  • 2012年1月M&A株式交換により、株式会社EE21及びその子会社1社を完全子会社とする。
  • 2012年5月有料老人ホーム「たのしい家さいたま指扇(現プレザンメゾンさいたま指扇)」(さいたま市西区)を開設し、埼玉県に進出。
  • 2012年10月大阪府吹田市に地域包括支援センターを開設。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の各市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場。
  • 2013年9月「ケア21横川」(広島市西区)を開設し、広島県に進出。
  • 2013年10月デイサービスセンター「たのしいデイ仙台ながまち」(仙台市太白区)を開設し、宮城県に進出。
  • 2014年3月M&A株式取得により、有限会社パートナーズ(株式会社ケア21名古屋)を完全子会社とする。
  • 2014年10月M&A給食事業を行う株式会社美味しい料理、及び医療サポート事業を行う株式会社ケア21メディカルを完全子会社として設立。
  • 2015年3月M&A株式取得により、有限会社まごの手サービス(現株式会社ケア21不動産)を完全子会社とする。
  • 2015年11月M&A大阪市北区において完全子会社、株式会社たのしい職場を設立。
  • 2016年2月M&A完全子会社株式会社ケア21名古屋を吸収合併。
  • 2016年4月東京都台東区に「うれしい保育園谷中」を開設し、保育事業を開始。
  • 2017年12月M&A株式取得により、株式会社ナースセントラルを完全子会社とする。
  • 2018年8月株式会社まごの手サービスより、同社の全事業を譲り受ける。
  • 2019年10月有限会社ジャパンケアニジュウイチより大阪市及び堺市における訪問介護、居宅介護支援、福祉用具貸与、販売事業を譲り受け、「ケア21鳳」及び「ケア21おおとり」を開設。

2020年代

  • 2020年1月M&A中華人民共和国上海市において完全子会社、凱楽易生(無錫)養老服務有限公司を設立。
  • 2020年4月M&A株式取得により、モダンケアテクノロジー株式会社を子会社とする。
  • 2020年7月M&A株式取得により、ニューロンネットワーク株式会社と資本提携し、同社を関連会社とする。
  • 2020年10月M&Aベトナム社会主義共和国ハノイ市において完全子会社、CARE21 VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立。
  • 2020年12月有限会社ロングツリーより、東京都世田谷区における訪問介護事業を譲り受け、「ケア21砧サテライト(現ケア21砧)」を開設。
  • 2021年4月大阪市都島区に「みらいスターズ都島」を開設し、学童事業を開始。
  • 2021年6月株式会社エターナルより、東京都練馬区における訪問介護、居宅介護支援事業を譲り受け、訪問介護ステーション「ケア21光ヶ丘サテライト(現ケア21光が丘)」を開設。
  • 2021年7月合弁会社への出資により、合同会社ヘルスケアIP(現合同会社OWEN-IP)を関連会社とする。
  • 2021年11月株式会社協立ケアサービスより、東京都豊島区における訪問介護、居宅介護支援事業を譲り受け、「ケア21巣鴨サテライト(現ケア21巣鴨)」を開設。
  • 2022年4月京都市中京区に病院をリノベーションした住宅型有料老人ホーム「プレザングラン京都円町」を開設。
  • 2022年7月東京都港区にハイクラス有料老人ホーム「プレザンリュクス南青山」を開設。
  • 2022年10月有限会社エイ・ティより、埼玉県三郷市における訪問介護事業を、特定非営利活動法人福祉カフェテリアより、東京都日野市における訪問介護、居宅介護支援事業を譲り受け、「ケア21三郷」、「ケア21日野」をそれぞれ開設。
  • 2023年1月ソフトケア宮城株式会社より、仙台市太白区における訪問介護事業を譲り受け、「ケア21長町 長町南サテライト」を開設。
  • 2023年2月ベトナム社会主義共和国ハノイ市において孫会社であるLotus EducationCO.,Ltdにおいて「LOTUS日本語教育センター」を開講し、海外における教育事業をスタート。
  • 2023年8月中華人民共和国の子会社、凱楽易生(無錫)養老服務有限公司を解散。
  • 2023年9月株式会社エム・ケー企画より、埼玉県三郷市における訪問介護事業を譲り受け、「ケア21三郷南」を開設。
  • 2023年10月有限会社トチギ介護サービスより、東京都文京区における訪問介護事業所、居宅介護支援事業所を譲り受ける。
  • 2024年9月株式会社チャーム・ケア・コーポレーションへ有料老人ホーム5拠点を譲渡。
  • 2025年5月M&A完全子会社株式会社ケア21ライフプラスへ、会社分割により当社の一部事業を譲渡。
  • 2025年6月株式会社あさひより、大阪市淀川区及び西淀川区における訪問介護事業を譲り受ける。
  • 2025年8月株式売却により、ニューロンネットワーク株式会社との提携を解消。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高伸長率新規出店数に沿った着実な成長
  • 売上高経常利益率前年数値を継続的に上回る
  • ROE(自己資本利益率)前年数値を継続的に上回る

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    現場第一主義によるサービスの質向上

    「最大ではなく最高のサービスの提供」を掲げ、利用者本位の真心を重視。現場の声を活かし、徹底討論・徹底和解を通じて人材育成と仕組み改善を図る。

  2. 02

    在宅系介護事業の収益基盤強化

    緻密な市場分析に基づく出店、不採算事業所の統廃合、M&Aを実施。訪問介護事業の収益性向上を目指す。

  3. 03

    施設系介護事業の収益性向上

    有料老人ホーム等で入居ペース回復を受け、徹底したコスト管理により収益性をさらに高める。

  4. 04

    海外展開と総合福祉企業への成長

    在外子会社で教育・介護事業を推進し、経営理念を浸透。海外展開を加速し、中長期的な事業展開を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,319人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は405万円で、9期前と比べて+3.3%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は4.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月3,652
2017年10月4,143
2018年10月4,521
2019年10月39247.23.84,823
2020年10月41147.94.05,011
2021年10月42047.44.65,194
2022年10月42546.84.75,560
2023年10月40746.64.85,906
2024年10月40746.64.36,153−8
2025年10月40546.64.36,31913

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率63.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率43.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)96.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 8 / 海外 3、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
施設系介護事業(調整額含む) — 施設系介護事業合計 148事業所7,626百万円
施設系介護事業(調整額含む) — その他施設系介護事業 140事業所3,982百万円
その他事業 — その他 46事業所3,597百万円
調整額(全社資産)等 — 本社(大阪市北区他)773百万円
施設系介護事業(調整額含む) — プレザンメゾン塚口(兵庫県尼崎市)738百万円
施設系介護事業(調整額含む) — プレザンメゾン新大阪(大阪市淀川区)698百万円
施設系介護事業(調整額含む) — プレザンメゾン京都宇多野(京都市右京区)441百万円
施設系介護事業(調整額含む) — プレザンメゾン伊丹西野(兵庫県伊丹市)426百万円
施設系介護事業(調整額含む) — プレザンメゾン八王子高倉(東京都八王子市)376百万円
施設系介護事業(調整額含む) — プレザンメゾン立花(兵庫県尼崎市)339百万円
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社サポート21 (注)
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社EE21 (注)
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社美味しい料理(注)
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ケア21メディカル(注)
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社たのしい職場(注)
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ケア21ライフプラス
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Care21 Vietnam Company Limited (注)
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Lotus Education Company Limited (注)
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PLAISANT VIETNAM JSC (注)
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権43.0%
  • 国内
    合同会社OWEN-IP
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権47.6%
  • 国内
    株式会社浅科依田
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権22.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は482億円営業利益8億円前期と比べると増収で、売上が+6.2%。

売上高
+6.2%
482億円
営業利益
8億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
1.7%
前期比 +2.8%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高495億円482億円
営業利益11億円8億円
純利益1億円4億円
1株あたり配当¥17¥17

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は248億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q99−1−1.0−2
2023年2Q99−3−3.02
2023年3Q10610.90
2023年4Q1070
2024年1Q109−2−1.8−2
2024年2Q110−4−3.6−3
2024年4Q23510.48
2025年2Q23600.00
2025年4Q24683.34
2026年2Q24831.2−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は133億円から482億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式交換により、株式会社EE21及びその子会社1社を完全子会社とする。
2012年10月13352
東京証券取引所と大阪証券取引所の各市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場。
2013年10月15853
株式取得により、有限会社パートナーズ(株式会社ケア21名古屋)を完全子会社とする。
2014年10月18463
株式取得により、有限会社まごの手サービス(現株式会社ケア21不動産)を完全子会社とする。
2015年10月20773
完全子会社株式会社ケア21名古屋を吸収合併。
2016年10月2263−2
株式取得により、株式会社ナースセントラルを完全子会社とする。
2017年10月25277
2018年10月28132
有限会社ジャパンケアニジュウイチより大阪市及び堺市における訪問介護、居宅介護支援、福祉用具貸与、販売事業を譲り受け、「ケア21鳳」及び「ケア21おおとり」を開設。
2019年10月31093
中華人民共和国上海市において完全子会社、凱楽易生(無錫)養老服務有限公司を設立。
2020年10月340117
大阪市都島区に「みらいスターズ都島」を開設し、学童事業を開始。
2021年10月364179
京都市中京区に病院をリノベーションした住宅型有料老人ホーム「プレザングラン京都円町」を開設。
2022年10月384126
ソフトケア宮城株式会社より、仙台市太白区における訪問介護事業を譲り受け、「ケア21長町 長町南サテライト」を開設。
2023年10月41120
2024年10月454−5−2−1.13
完全子会社株式会社ケア21ライフプラスへ、会社分割により当社の一部事業を譲渡。
2025年10月482851.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高482億円のうち、営業利益として残るのは8億円1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%371億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.4%103億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.9pt
1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.2pt
0.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.4pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが22億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は42億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月5−42110
2013年10月9−5−3411
2014年10月6−6−1010
2015年10月12−4−2816
2016年10月3−4−2−113
2017年10月8−3−7512
2018年10月11−7−2414
2019年10月21−10−131112
2020年10月29−11−11829
2021年10月26−14−131228
2022年10月11−14−7−319
2023年10月21−2612−526
2024年10月7−108−331
2025年10月221−122342

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は310億円。このうち返さなくてよい自己資本が45億円で、自己資本比率は14.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月112209217.8
2013年10月123249919.8
2014年10月1472811918.8
2015年10月1693213718.9
2016年10月2083217615.3
2017年10月2673523213.1
2018年10月3113627511.6
2019年10月3384429413.0
2020年10月3625131114.0
2021年10月3766830818.0
2022年10月3646529917.8
2023年10月3185526317.3
2024年10月3174726914.9
2025年10月3104526514.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
42億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
265億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率10 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中129位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中519位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
14.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥409で、1年前と比べて+1.2%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥409+0.2%1ヶ月+1.0%1年+1.2%時価総額61億円
過去52週の値幅
安値¥390高値¥613

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)52.2倍
PER (会社予想)110.8倍
PBR1.33倍
配当利回り4.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は405円で、25日移動平均線(404.48円)をわずかに上回っており、短期の下値支持は確認されている。一方、75日線(413.21円)や200日線(430.48円)を下回っており、中期・長期のトレンドは弱含み。52週高値613円からは約34%下落、52週安値389円からは約4.1%上昇の水準。直近1ヶ月の騰落率は-0.74%と小幅ながら、7月9日に出来高130,500株を記録した後、その後は2,000〜30,000株台で推移しており、売買代金は低調。週足では緩やかな下げ基調が続いており、200日線との乖離が約-5.9%とやや拡大している。需給面では信用倍率のデータがなく判断できないが、出来高の減少は参加者の少なさを示唆している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが52.11倍と同業界平均の22.43倍を大きく上回り、予想PERも110.6倍と一層高い水準です。PBRは1.32倍で平均3.17倍より低いものの、ROE8.4%に対して株価指標は割高感が強いです。配当利回りは4.17%と平均2.72%を上回りますが、直近の営業赤字や純利益が微増にとどまる中で、利益水準に対するバリュエーションは過大と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)52.2倍23.4倍
PER (予想)110.8倍
PBR1.33倍3.51倍
ROE8.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

介護需要の拡大を背景に売上は増加しているが、人手不足による人件費上昇や競争激化で収益性が課題。強気派は需要の伸びと黒字転換による業績改善を評価する一方、弱気派は営業利益率の低さや介護報酬改定の影響を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 売上成長持続

    売上高は2023年度の411億円から2025年度482億円へ拡大。

  • 黒字転換

    営業利益が赤字から2025年度に8億円の黒字へ改善。

  • 需要構造的な伸び

    高齢化で在宅介護サービスの潜在需要は増加傾向。

  • 2025年10月期は営業損益が13億円改善し黒字転換通年影響

    営業損益は5億円の赤字から8億円の黒字へ13億円改善。収益構造の転換点

  • 売上高482億円と前期比6%増通年影響

    売上高は454億円から28億円増の482億円。増収が黒字化を支える

  • 配当利回り4.2%と高水準の株主還元継続影響

    配当利回り4.2%と高い水準。株価405円近辺での下値支えになる

  • 純利益4億円と増益圏への回復通年影響

    純利益は3億円から4億円へ増加。小幅ながら増益が回復感につながる

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率は1.66%と低く、コスト増に弱い。

  • 人材確保難

    介護職は人手不足で採用・定着コストが増大。

  • 報酬改定リスク

    介護報酬改定で単価引き下げの可能性がある。

  • 予想PER109.8倍と極端な高バリュエーション通年影響

    現在PER51.72倍に対し予想PER109.8倍。純利益4億円に対して株価は割高

  • 営業利益率1.66%と低い収益性通年影響

    売上高482億円に対する営業利益は8億円、率1.66%。収益の厚みが乏しい

  • 株価は1年でほぼ横ばい、モメンタム欠如不定影響

    1年間の株価変化率は0.06%下落。上値追いの材料に欠けレンジが続きやすい

  • 外国人株主比率0.91%と需給が極めて薄い継続影響

    外国人持株比率0.91%と極めて低く、海外資金の流入が見込みにくい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の度合いを測る重要指標。
従業員数
人材確保が成長の制約になるため推移を確認。
サービス拠点数
事業拡大のペースを示す指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.16%。

年間配当
¥17
1株あたり
配当利回り
4.16%
いまの株価に対して
配当性向
72.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月10
2017年10月100.021.9
2018年10月22116.785.8
2019年10月11−50.864.3
2020年10月129.426.5
2021年10月25114.226.3
2022年10月17−32.074.4
2023年10月170.0
2024年10月170.0123.6
2025年10月170.072.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ7,978人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.3%を占め、残る64.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他57.560.261.562.061.961.9
事業法人39.135.935.335.335.435.3
自己株式9.49.39.39.29.19.0
証券会社0.81.51.61.41.61.9
外国法人2.52.41.51.21.10.8
外国人個人0.00.00.00.10.10.1
金融機関0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社浅科依田20.31
02吉田 嘉明13.88
03スターツコーポレーション株式会社9.97
04依田 雅8.66
05アズワン株式会社4.72
06依田 平3.22
07ケア21従業員持株会2.86
08ケア21役員持株会2.12
09依田 明子1.62
10JPモルガン証券株式会社0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−67%、1株純資産は14期で−60%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月8681311.514.138.2
2013年10月1071,01611.720.640.7
2014年10月6058711.018.641.0
2015年10月7368511.314.938.0
2016年10月−50693−7.3
2017年10月5425822.011.921.9
2018年10月162665.924.985.8
2019年10月223207.525.264.3
2020年10月5237715.013.326.5
2021年10月7050315.812.826.3
2022年10月474809.516.174.4
2023年10月04080.11453.7
2024年10月213495.420.0123.6
2025年10月283278.416.872.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/10期の役員報酬は総額157百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
依田平代表取締役 会長73478,000
依田雅代表取締役 社長481,285,900
端山勝博取締役 福祉事業本部長557,800
山田耕嗣取締役 業務統括本部長47900
深貝亨取締役73
手代木啓取締役37
奧田隆司常勤監査役67
遠藤昭夫監査役74750
山本眞吾監査役67
小西華子45

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6121913022
社外取締役422226
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,632字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の概要について 当社グループは、当社、連結子会社(株式会社サポート21、株式会社EE21及びその子会社1社、株式会社美味しい料理、株式会社ケア21メディカル、株式会社たのしい職場、株式会社ケア21ライフプラス、並びにその他子会社5社)及び持分法適用会社2社の計15社で構成されております。 当社は、介護保険法に基づく訪問介護サービス、居宅介護支援サービス、デイサービス、小規模多機能型居宅介護、施設介護サービス(介護付き有料老人ホーム、グループホーム)、保育施設の運営、福祉用具の販売・貸与及び住宅改修を主たる業務としております。 株式会社サポート21は障がいを持つ方々に雇用の場を創出するため2006年5月に設立した障害者雇用促進法に定める「特例子会社」であります。事務や清掃などの軽作業の請負を主たる業務としております。 株式会社EE21は、当社の今後の事業展開において、当社グループの業容拡大に必要不可欠な事業である、介護人財の教育事業並びに紹介・派遣事業を行っております。 株式会社美味しい料理は、主に当社施設(有料老人ホーム)内での給食事業を主たる業務としております。 株式会社ケア21メディカルは、当社が提供している介護サービスと併せ、訪問看護事業を主たる業務としております。 株式会社たのしい職場は、就労継続支援A型事業を主たる業務としております。 株式会社ケア21ライフプラスは、当連結会計年度において会社分割により当社の一部事業(福祉用具の販売及び貸与、住宅改修事業)を譲り受けました。 (2)報告セグメントの種類について ① 在宅系介護事業 ・訪問介護サービス(ホームヘルプサービス) 訪問介護(ホームヘルプサービス)とは、利用者の居宅において介護福祉士(※1)又は訪問介護員(ホームヘルパー)(※2)が行う入浴、排泄、食事等の介護その他日常生活上のお世話を行うサービスをいいます。これは、おむつ交換・入浴介助・食事介助・散歩・通院介助等を行う身体介護及び掃除・洗濯・調理・買い物等を行う生活援助に分けられます。 当社では、ホームヘルパー等の安定的確保及び定期的な研修を通じての質の向上を常に心がけ、24時間365日体制でご利用者に満足頂けるサービスを提供しております。 ・居宅介護支援サービス 居宅介護支援とは、介護支援専門員(ケアマネジャー)(※3)が、利用者の心身の状況、家族の希望等を勘案して居宅サービス計画(ケアプラン)を作成すること及び同計画に基づくサービスの提供が確保されるようサービス事業者との連絡調整を行うサービスをいいます。 ・在宅系その他 在宅系介護事業としてその他に、通所介護計画に基づき、要介護者等にデイサービスセンターに通っていただき日常生活上のお世話及び機能訓練を行うデイサービス(通所介護)、及びご利用者のご要望に応じて宿泊と訪問を組み合わせた柔軟な介護サービスの提供が可能な小規模多機能型居宅介護を運営しております。 ② 施設系介護事業 ・施設介護サービス 施設介護とは、特定施設サービス計画に基づき、要介護者等に入浴・排泄・食事等の介護、生活等に関する相談・助言等の日常生活上のお世話や、機能訓練・療養上のお世話を行う介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)と認知症対応型共同生活介護計画に基づき、認知症の要介護者等に、共同生活住居において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で入浴・排泄・食事等の介護その他の日常生活上のお世話及び機能訓練を行うグループホーム(認知症対応型共同生活介護)をいいます。 ③ その他 ・保育施設の運営 児童福祉法に基づき都道府県知事等が設置を認可した施設である認可保育所、及び2015年4月にスタートした子ども・子育て支援新制度の1事業である小規模認可保育所を運営しております。 ・その他 連結子会社の株式会社サポート21では、事務や清掃などの軽作業の請負を行っております。 連結子会社の株式会社EE21では、介護人財の教育事業並びに紹介・派遣事業を行っております。 連結子会社の株式会社美味しい料理では、ダイニング事業(給食・配食サービス)を行っております。 連結子会社の株式会社ケア21メディカルでは、訪問看護サービス及び訪問診療・訪問歯科等のサポートを行っております。 連結子会社の株式会社たのしい職場では、就労継続支援A型事業を行っております。 連結子会社の株式会社ケア21ライフプラスでは、車イスや特殊寝台(ベッド)をはじめとした福祉用具の販売及び貸与、手すりの取付等の住宅改修を行っております。 (※1)介護福祉士・・・・・・・   高齢者及び心身障害者のお世話又は相談ができる国家資格で、介護保険法に基づく訪問介護もできます。 (※2)訪問介護員・・・・・・・ (ホームヘルパー)   利用者の家庭を訪問し、介護、家事、関係機関との連絡、介護に関する相談、助言を行うものであります。介護保険法に基づく訪問介護をするには介護職員初任者研修以上の研修が条件となります。 (※3)介護支援専門員・・・・・ (ケアマネジャー)   要介護認定申請の代行及び認定調査やケアプランの作成、各サービス事業者との連絡調整を行うために必要となる専門資格です。 以上の内容を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (3)介護保険法について 「介護保険法」は、高齢化社会の到来に備え介護を社会全体で支える仕組みとして、2000年4月より施行されました。 介護保険は市町村及び特別区を保険者とし、区域内に住所を有する65歳以上の者及び40歳以上65歳未満の医療保険加入者を被保険者としております。そして、被保険者のうち、要介護認定を受けた者が居宅介護支援事業者、又は地域包括支援センターの作成する居宅サービス計画(ケアプラン)に従い、指定居宅サービス事業者からサービスを受けることができます。このサービス対価のうち、9割から7割は介護保険から給付されるため1割から3割が自己負担額となります。ただし、居宅サービス計画(ケアプラン)に関しては全額介護保険から給付されます。 介護保険から給付されるサービス対価の事業者への支払は、市(区)町村から委託を受けて国民健康保険団体連合会(注)が行います。 (注)国民健康保険団体連合会・・・国民健康保険の保険者(市(区)町村及び国民健康保険組合の各組合)の連合体で、共同して目的を達成するために、国民健康保険法の規定に基づいて設立される公法人。都道府県ごとに設置されております。 居宅サービス事業及び居宅介護支援事業を行うには、都道府県知事又は市(区)町村長の指定(開設許可)が必要であり、また介護保険からの給付対象となるサービスにおいて、当社グループが現在提供しているサービスは以下の通りとなります。 居宅サービス 介護予防サービス   ・・・・・・・・   訪問介護、(介護予防)訪問看護、通所介護(デイサービス)、(介護予防)特定施設入居者生活介護、(介護予防)福祉用具貸与、特定(介護予防)福祉用具販売 地域密着型サービス 地域密着型介護予防サービス   ・・・   (介護予防)認知症対応型共同生活介護、(介護予防)小規模多機能型居宅介護、(介護予防)認知症対応型通所介護 その他   ・・・・・・・・・・・・・   居宅介護支援、介護予防支援、居宅介護(介護予防)住宅改修、介護予防・日常生活支援総合事業 (注) 2018年4月より「介護予防訪問介護、介護予防通所介護」は、「介護予防・日常生活支援総合事業」に移行いたしました。 (4)総合支援法による障害者・障害児への保健福祉サービス(障害者総合支援法、児童福祉法) 障害福祉サービスは2003年4月の「支援費制度」の導入によりスタートし、2006年4月に「障害者自立支援法」、2013年4月に「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」と変更され、障害者の範囲、支援の拡充が行われました。※18歳未満の障害児に対しては「児童福祉法」を根拠としています。 サービスの対価は、負担能力に応じ、個々に自己負担額が保険者により決められ、自己負担額を控除した残りのサービス対価が、市(区)町村から委託を受けた国民健康保険団体連合会を通じ事業者に支払われます。 給付対象となるサービスにおいて、当社グループが現在提供しているサービスは以下の通りとなります。 障害福祉サービス・・・居宅介護、重度訪問介護、同行援護、短期入所、生活介護、就労継続支援 児童通所支援・・・・・児童発達支援、放課後等デイサービス 地域生活支援事業・・・移動支援、相談支援、日常生活用具の給付 その他・・・・・・・・補装具費
経営方針・対処すべき課題2,725字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、「100年続くいい会社」となるべく、9つの経営理念を掲げ、その実現とさらなる追求に邁進してまいります。 当社グループが展開する事業は、福祉、医療、教育、文化の4分野にまたがります。それら4分野はサービスを提供することで、ご利用者だけでなく、そのご家族、そして提供させて頂いた当社グループの従業員の成長と生活を助け、社会に貢献することに繋がっております。サービス提供にあたっては、「最大ではなく最高のサービスの提供」、「人間の尊厳を尊重し、ご利用者本位の真心と優しさのこもったサービスの提供」を目標に、ご利用者から最も支持され、信頼される企業となることを目指しております。 これらの実現に向け、「福祉理念と市場原理の融合」を図り、継続的に企業価値を高めることで、株主をはじめとしたステークホルダー(利害関係者)の信頼と期待に応えるべく努めてまいります。そして、すべてのステークホルダーの信頼と期待に応えるためには、当社グループの経営資源の源泉たる従業員の声を聞き、より良い仕組みや体制を構築する必要があります。そのために「現場第一主義」に根ざし、「徹底討論・徹底和解」を行い、「人を大事にし、人を育てる」ために、「常に考え、変わり続ける」企業であり続ける必要があることから、すべての経営理念が当社のグループ経営における根幹を形成しております。 今後の経営環境につきましては、介護市場全体の伸びは継続的に推移するものの、既存事業者間の競争激化や労働力人口減少に伴う介護の担い手不足など、多くの課題を突き付けられており、厳しい経営環境が継続するものと考えられます。また、エネルギー・食料価格の上昇や円安に伴うコスト増によりサービス提供に欠かせない物品の調達・維持コストの上昇は継続し、費用面においても対応が必要となっております。 コンプライアンスを遵守した経営を重視しながら、介護分野におけるご利用者のニーズの変化に応えるため、在宅系訪問介護事業については、緻密な市場分析に基づく出店を行い、不採算事業所の統廃合、M&Aも視野に入れ、収益基盤の一層の向上を目指します。 有料老人ホーム、グループホーム等の施設系介護事業については、入居ペースが持ち直しつつあり、収益が改善傾向にあります。今後は売上高のさらなる伸長が期待される中、徹底したコスト管理を行い、収益性のさらなる向上に努めます。 また、認可保育所、障がい児通所支援事業所、及び福祉用具サービス事業所についても出店を厳選し、新規および既存事業所の収益基盤のさらなる向上に努め、海外に設立した在外子会社において、開業済みの教育事業の他、施設系介護事業など複数の事業計画が進行しており、当社グループの経営理念や介護サービスの特徴について浸透を図り、本格的に海外展開を進めることによって、総合福祉企業としての地位確立に向けた取り組みを加速し、中長期的な事業展開の実現可能性を高め、継続的な企業価値の拡大を図ってまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループでは、長期的・継続的な企業価値の向上及び株主資本の効率的活用が重要であると認識しており、売上高伸長率、売上高経常利益率並びにROE(自己資本利益率)を主要な経営指標として位置づけ、売上高伸長率については新規出店数に沿った着実な成長を、売上高経常利益率及びROEについては前年数値を継続的に上回ることをそれぞれ目標としております。これら目標の達成に邁進することにより、企業規模拡大と利益率向上を果たし、企業価値の最大化を実現してまいります。 (3)会社の対処すべき課題 当社グループの主要事業であります介護事業市場における変化や競争激化に対応するため、以下のテーマを重要課題として取り組んでまいります。 ① 人財の確保と育成 要介護認定者数の継続的な高い伸びや当社の営業拠点の拡大から、介護サービス提供者(介護福祉士・ホームヘルパー・ケアマネジャー・看護師等)が恒常的に不足しており、また、法改正によるサービス提供責任者の要件変更やサービスの質に対する要求度も高まってきているところから、社内求職者紹介制度の活用などにより、引き続き優秀な人財を確保するとともに、適切な人財配置と教育研修による人財の育成及び雇用条件の向上により、社員及びご利用者に安心・安全を提供できる環境を作ってまいります。これに併せて、2017年11月に技能実習法が施行され、外国人技能実習生の受け入れ人数拡大や制度の拡充が図られるなど、事業者にとってより有用な制度設計がなされたことから、当社グループにおいても技能実習生制度を活用するとともに、外国人留学生についても積極的に受け入れを進めるなど、人財確保手段を多様化することでより安定的に人財が確保できるよう努めてまいります。 ② 社内管理体制の強化 社内管理体制におきましては、内部統制システムの更なる強化を推し進め、業務効率の向上を図るとともに、安心・安全な情報セキュリティー体制、迅速な経営判断と情報開示体制に基づく強固なコンプライアンス体制の構築に取り組んでまいります。また、独自に開発を進めております基幹システムにより、サービスの質の向上、業務の効率化、効果的な予算運用などに努めてまいります。 ③ 新規事業 当社グループは、介護保険制度の変動リスクを軽減するとともに、ご利用者の安心・安全・利便・生きがいの向上に役立つ新規事業開発やM&A案件等の取り組みを積極的に進め、体質強化を図ってまいります。 ④ 財務体質の改善 当社グループは介護事業の市場拡大基調が継続するとの予測の下、積極的に事業の拡大を図っております。当社グループでは、開設時の初期投資軽減のため、主に長期リース契約にて物件を確保しており、有利子負債比率が高い水準にありますが、その一方で、このような環境においても事業拡大のために必要な投資を着実に実行していくことが、当社グループの長期にわたる事業拡大と利益成長の礎となるものと判断しております。そのため、今後も積極的に新規投資を実施いたしますが、投資資金調達については案件に応じ最適化を図ることにより、有利子負債をコントロールすることで、当社グループの財務体質の改善を図ってまいります。
事業等のリスク6,672字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社の財政状態、経営成績及び株価等に影響を及ぼす可能性のある主な事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)介護保険制度等について 当社グループが行っている介護事業は、主に介護保険法に基づく介護サービスが中心であり、同法及び関連諸法令の規制を受けます。介護サービスを行うには、サービス毎に都道府県等自治体の指定を受ける必要があり、これら法令には介護報酬減額や指定取消事由も細かく定められる等、コンプライアンスを強く意識した運営が求められる事業であります。介護保険制度については、3年毎に介護報酬の改定が行われることとされており、2024年4月に改正介護保険法の施行及び介護報酬の改定が行われました。この改正で、介護報酬はプラス改定となりましたが、今後、介護報酬の引き下げ等の介護事業者にとって不利な改正がなされた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、介護周辺事業を中心とした新規事業へ積極的に参入し、介護報酬改定が財政状態及び経営成績に及ぼす影響を緩和するための取り組みを進めております。 (2)法的規制について 当社グループが行っている介護事業は、以下の法的規制を受けております。なお、現時点において、当社グループが行っている各事業に許認可等取消事由や営業停止事由は発生しておりません。 介護保険法においては、在宅系の「居宅介護支援事業」を行うには「指定居宅介護支援事業者」の指定を、訪問介護その他の「居宅サービス事業」を行うには「指定居宅サービス事業者」の指定を、それぞれ都道府県等各自治体から受けることが必要とされております。厚生労働省令第37号では、従業員の資格要件及び人員数要件、設備などの一定要件、さらにサービス区分と介護報酬等についても詳細に規定されており、これらの規定に従って事業を遂行する必要があります。 施設系の「有料老人ホーム事業」は、介護保険法による「特定施設入居者生活介護」及び老人福祉法による「介護付有料老人ホーム」との位置づけで、都道府県等各自治体の指定を受ける必要があり、「グループホーム事業」は、介護保険法による「認知症対応型共同生活介護」との位置づけで、市(区)町村長の指定を受ける必要があります。在宅系と同様に厚生労働省令第37号では、「入居者3名に対し、職員1名以上」を配置する人員数規定や、管理者及び計画作成担当者等の人員配置とそれぞれの資格要件等並びに設備などの一定の要件が定められており、これらの規定に従って事業を遂行する必要があります。 障害者総合支援法においては、「居宅介護、重度訪問介護、同行援護」を行うには都道府県等各自治体より「指定障害者福祉サービス事業者」の指定を受けることが必要とされております。厚生労働省令第171号では、事業等の人員、設備及び運営に関する基準が規定されており、これらの規定に従って事業を遂行する必要があります。 介護保険法には、第77条、第78条及び第84条において、指定基準等未充足や介護報酬の不正請求等指定の取消事由に該当する場合に指定を取り消すことができる旨が規定されております。また、第70条、第78条及び第79条において、6年毎に指定の更新を受けなければ、その期間の経過によって、効力を失う旨が規定されております。 また、新規事業であります薬局事業は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬事法)の規定により薬局開設の許可を受けております。 万が一これらの基準が充足できない事態が生じ、監督官庁から行政処分を受けることとなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、社内研修の充実、人員配置状況のモニタリング徹底等の施策を推進することにより、法令遵守体制の整備に努めております。 (3)人財確保について 当社グループは、今後もコンプライアンスを遵守し、積極的に事業を拡大していく方針であり、これに伴い介護サービスを提供するための人財が必要不可欠と認識しております。上記の「(1)介護保険制度等について」及び「(2)法的規制について」に記載のとおり、介護サービス事業においては、資格要件を充足した従業員によるサービスの提供を義務付けられているものが多く、今後も、有資格者を中心とした人財の獲得や、教育研修制度を通じて人財の育成及びサービスの質の向上に積極的に取り組む方針であります。 しかしながら、介護業界におきましては、要介護認定者数の継続的な高い伸びや競合の激化から、有資格者や優秀な人財に対する需要が高まっており、その確保が難しくなっております。当社グループは、雇用条件の見直しや、教育研修制度の充実などにより人財確保が行いやすく、かつ人財定着率の向上に資する環境整備に意を用いておりますが、計画どおりに人員を確保できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)競合について 介護保険制度の開始以降、介護サービス利用者は年々増加しており、今後も高齢化の進行に伴い利用者は増加基調が継続するものと予想され、新規参入や同業他社の事業拡大が一層加速するものと考えられます。当社はサービスメニューを拡充するとともに、サービスの品質向上に努める等、新規利用者の獲得促進と利用者の長期にわたるサービス利用の実現に努めておりますが、当社が事業展開している地域において、新規参入等により想定を超える競争激化や品質向上のためのコスト増が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)事業展開について 当社グループは、拡大する訪問介護サービスのニーズに対応できるサービス提供能力を確保するため、営業拠点数の増強、介護サービスの提供者(介護福祉士・ホームヘルパー・ケアマネジャー・看護師等)の積極的な採用、当該サービスの質の更なる向上を実現するため、教育研修体制の強化を進める方針であります。また同時に、ご利用者ニーズの高い福祉用具販売・レンタルサービス・住宅改修サービス等を充実し、事業間の相乗効果を高めていく方針であります。 また、これらの事業に加え、デイサービス及び小規模多機能型居宅介護の通所系事業、有料老人ホーム及びグループホームの介護施設、並びに保育事業等の福祉施設を積極的に出店することに加え、介護福祉周辺の新規事業開発を積極的に進め、望ましい事業ポートフォリオを構築することにより、当社グループの体質強化を図っていく方針であります。 しかしながら、こうした課題への対処が適切かつ迅速に行われなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)新規出店について 当社グループでは、出店にあたり緻密なマーケティングと十分な人財育成をベースに介護施設や保育施設の新規開設を推し進めております。また、充分な新規開設案件数確保のため専門部署の設置と機能強化に努めておりますが、好立地に物件を確保できない場合や、地域的及び経済的要因、並びに人員確保が円滑に進まない等、開設事業計画に大幅な乖離が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7)高齢者介護に付随する安全管理・健康管理について 当社グループが提供する介護サービスのうち、在宅系介護事業及び施設系介護事業のサービス受給者は、主に要介護認定を受けた高齢者等であり、サービスの提供時においては、当該サービス受給者の転倒事故・食物誤嚥事故等高齢者特有の事故の発生や体調悪化等が生じる可能性が高いといえます。また、特に施設系介護事業においては、集団感染や食中毒が発生する恐れもあります。 当社グループは、介護サービス提供中における安全管理・健康管理に細心の注意を払うとともに、研修センターにおける徹底したスキルアップ研修やマニュアルの整備等により、事故の発生防止や緊急時対応について積極的に取り組んでおりますが、万が一、介護サービス提供時に事故やサービス受給者の体調悪化等が発生し、過失責任が問われるような事態が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8)情報管理について 当社グループの介護サービス提供対象者は、主に要介護認定を受けた高齢者等であり、その個人情報については、高度な機密性が必要なものと認識しております。当該情報に関しては、介護保険法及び個人情報保護法等の関連諸法令を遵守し、その取り扱いには管理体制の充実と細心の注意を払っておりますが、万が一、外部からの不正アクセスや社内管理の不手際等から、情報の漏洩が発生した場合、損害賠償請求や社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える場合があります。 また、当社グループは、ご利用者情報管理や業務の効率化を目的として、基幹業務システムを使用しておりますが、かかるサーバの故障等に備えデータの定期的なバックアップ体制を整備しております。しかしながら、地震などの天変地異によるオンライン不能やサーバの停止等により、業務遂行に大きな支障をきたした場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9)施設の賃貸借契約について 当社グループが運営する「有料老人ホーム」「グループホーム」は、主に初期投資を抑えるために家主との間で一棟毎の賃貸借契約を締結しております。賃貸借契約時に敷金、建設協力金を差し入れており、当連結会計年度末時点での差入保証金の残高が3,219,274千円となっており、総資産に占める比率は10.4%となっております。また、契約期間は主として20~25年間であり、家主にとっては長期安定収入が得られ、当社にとっても安定継続的に施設を賃借・運営できます。しかしながら、短期間での施設閉鎖や入居費用の見直しが困難であることから、近隣家賃や同業者の入居費用相場等が大幅に下落し、既存施設の競争優位性が損なわれた場合や、家主の信用状況の悪化等により、差し入れている敷金、建設協力金の一部又は全額について回収できなくなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (10)減損について 当社グループが保有する固定資産について、今後当社グループ各社の収益性が低下した場合、減損損失の計上が必要となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。当社グループではこの影響を軽減するため、個々の投資案件の収益性を厳しく見定めるとともに、事業所別の損益管理を厳格化することを通じ、減損の兆候が生じる事業所を減らせるよう努めております。 (11)有利子負債依存度について 当社グループは、「(5)事業展開について」及び「(6)新規出店について」において記載の通り、介護福祉分野を中心とした新規事業所開設を積極的に推し進める方針を取っておりますが、こうした事業計画を達成するためには多額の資金が必要となります。上記を鑑みて、当社グループでは従来、施設建物を主に家主からの長期リース契約とすることで、新規事業所の初期投資を抑えるよう努めるとともに、不足する資金を銀行からの借入れにより賄ってきたことから、当連結会計年度末時点での有利子負債の残高が18,545,395千円、総資産に占める有利子負債残高の比率は59.8%(うち、リース債務の残高は9,191,957千円、総資産に占めるリース債務残高の比率は29.6%)となっており、有利子負債依存度が高い水準にあります。 以上のことから、金融情勢の変化などにより計画通りに資金が調達出来ない場合や金利水準が上昇した場合、事業計画の修正や支払利息の増大により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (12)教育事業について 当社グループが行う介護人財の教育事業は、新たな介護保険法の改正がおこなわれ、介護報酬が引き下げられた場合、介護サービス従事者の待遇改善の課題がより深刻化し、介護業界離れが進行することにより受講者数が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (13)人財サービス事業について 当社グループが行う人財サービス事業は、「労働者派遣法」に基づく一般労働者派遣事業許可を受けて行っている事業及び「職業安定法」に基づく有料職業紹介事業許可を受けて行っている事業です。 今後、何らかの理由により当該許可の取消事由及び欠格事由に該当した場合、業務の全部若しくは一部の停止が命ぜられることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (14)保育事業について 当社グループの保育事業においては、介護事業同様、人員基準及び設置基準が厚生労働省令及び各自治体条例で規定されています。このため、保育事業においても有資格者や優秀な人財に対する需要が高まっており、計画通り人員が確保できない場合、当社グループの事業運営に影響を与える可能性があります。また、感染症の蔓延、不測の事故等による監督官庁からの行政処分やその風評による2次的影響を受けた場合や、我が国における少子化が、想定を超えて進行した場合、計画通りの稼働が出来ないことにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (15)風評等の影響について 当社グループが事業を展開する介護業界は、利用者及びその介護に関わる関係者の信頼や評判が当社グループの事業運営に大きな影響を与えるものと認識しております。当社グループでは、経営理念を浸透させるとともに、充実した研修等を実施することにより、利用者の信頼を得られる高品質なサービスを提供できるよう努めておりますが、何らかの理由により当社グループの評判を棄損する情報や風評が流れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (16)食中毒について 当社グループが運営する介護施設においては、ご利用者に対し食事を提供しております。厨房の整理・整頓及び食材の安心・安全な調達・調理に取り組んでおりますが、喫食されたご利用者の中から食中毒による集団感染が広がった場合、営業停止等の行政処分やご利用者離れにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (17)自然災害について 当社グループが運営する介護施設においては、地震や水害等の大規模な自然災害が発生した場合に備え、各施設においてBCP(事業継続計画)を策定するとともに、定期的に防災訓練を実施しておりますが、想定を上回る規模の自然災害が発生した場合、事業運営に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (18)海外における事業展開について 当社グループは、ベトナム社会主義共和国に設立した在外子会社において、本格的な海外展開の基盤構築のための取り組みを進め、中長期的には海外事業を成長の柱に育てることを計画しておりますが、海外事業の展開には、これら子会社が所在する地域での政治・経済情勢の変化、予期しえない法規・租税制度等の変更、商慣行の相違、自然災害や感染症の発生、為替レートの変動等、数多のリスクが内在し、これらリスクの顕在化により当初計画通りに事業が展開できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを極小化するため、当社グループでは、拙速な海外展開を厳に慎み、現地におけるマーケティングと当社グループの経営理念や介護サービスの特徴についての浸透を優先するとともに、現地への従業員派遣に加えて、海外展開に精通したコンサルティング会社との情報交換を密に行うことにより、現地情勢の適時、適確な把握に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)9,868字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1)経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復が続きました。個人消費は物価上昇により慎重さがみられるものの、旅行・外食などのサービス分野が底堅く推移し、設備投資も省力化・デジタル化需要に支えられました。一方、エネルギー・食料価格の上昇や円安に伴うコスト増が企業収益や消費者マインドに影響しました。海外では、米国の高金利や通商政策、中国の不動産市場調整、中東情勢の不安定化など外部環境の不確実性が続き、こうした動向が輸出や企業収益を通じて国内景気に下押し圧力を及ぼしました。 当社グループの主力事業である介護業界においては、わが国の高齢化が進展するなかで、在宅介護・施設介護の双方でサービス需要が着実に増加し、事業環境は堅調に推移しました。その一方で、労働需給の逼迫が続き、人財の確保と定着が依然として大きな課題となっています。また、介護人財の不足が一層深刻化するなか、現場の業務負担軽減や生産性向上を図るため、ICT・DXの活用、教育研修体制の強化、処遇改善による就業環境の整備など、持続的なサービス提供体制の構築が求められる状況となりました。 このような状況の中、当社グループは、介護人財の安定的な確保と活用、生産性の改善、サービス品質の持続的な維持・強化を重点課題として、事業基盤の強化に取り組みました。 人財領域では、「インクルーシブカンパニー(多様な人財が活躍できる企業)」の実現を中核テーマに掲げ、国籍や世代、雇用形態を問わず働きやすい環境づくりを推進しております。その取り組みの一つとして、独自の評価制度「チャレンジキャリア制度」を活用し、職員の挑戦機会と専門性向上の仕組みを整えました。また、定年制度の撤廃やパートタイマーの無期雇用化といった既存制度については、継続的な運用と充実を図りつつ、外国籍人財の採用・育成をさらに進め、より多様な人財が活躍できる体制の強化を進めております。 離職防止に向けては、従来から実施してきた従業員意識調査について、今期は新たにツールや運用体制を整備し、継続的に職員の声を把握できる仕組みに強化しました。これにより、業務負担や人間関係、環境面での課題に対する早期フォローを可能とし、職場環境の改善につながる体制を整備しております。また、現場管理職層の配置を拡充し、事業所運営をより安定的に支える体制整備を進めております。 ICT・DXの推進では、業務負担の軽減や生産性の向上を目的に、記録・情報共有の効率化を進めたほか、グループウェアの独自開発・運用を拡大し、業務の標準化と可視化を進展させました。営業・マーケティング面では、需要構造の変化を踏まえた営業力の向上を図り、利用者の獲得およびサービス稼働の最大化に取り組んでおります。 加えて、介護報酬改定において重視される生産性向上や自立支援、地域連携などの評価軸に対応するため、運営体制の強化を進めております。また、外国人財については、特定技能制度をはじめとする受け入れ制度の動向に合わせ、採用・育成の取り組みを継続・拡大するとともに、幅広い国・地域からの受け入れ体制の整備を進め、多様な人財が活躍できる基盤の強化に取り組みました。 こうした施策を継続的に推進するため、中期経営計画を策定し、持続的な成長に向けた戦略基盤の整備も進めております。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は481億58百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益7億84百万円(前年同期は4億60百万円の営業損失)、経常利益5億43百万円(前年同期は2億39百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億84百万円(前年同期比38.0%増)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。なお、セグメント別の各金額は、セグメント間取引等相殺消去前の金額によっております。 ① 在宅系介護事業 当事業については、当連結会計年度において、愛知県に2拠点、大阪府に2拠点、滋賀県に1拠点、岡山県に1拠点、山口県に1拠点(当社として初の出店となります)の計7拠点を出店いたしました。出店は緻密な市場分析に基づき早期黒字化を志向し、収益性と地域補完性を重視したM&Aを積極化し利益に貢献しております。併せて、標準化の徹底でサービスの質の均一化・底上げを進め、各種加算の適正取得を通じて処遇改善に努めております。 これにより、当連結会計年度の売上高は150億37百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は31億26百万円(同18.9%増)となりました。 ② 施設系介護事業 当事業については、当連結会計年度において、東京都に2拠点、大阪府に1拠点、京都府に1拠点、宮城県に1拠点の計5拠点を出店いたしました。流入経路の拡充と稼働最大化に向けた入居促進部の新設(外部経路の活用・見学対応体制の強化)の効果もあり、入居ペースは持ち直しの動きが続き、入居率は前年同期比/前四半期比で改善しております。一方、食材費(原材料費)や水道光熱費等の販売費及び一般管理費の高止まりが続いておりますが、調達の最適化やエネルギー費対策等により費用を抑制したことで、当セグメントの利益は大幅に改善いたしました。 これにより、当連結会計年度の売上高は255億85百万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は16億51百万円(同342.5%増)となりました。 ③ その他 その他の事業については、当連結会計年度において、障がい者(児)通所支援事業にて2拠点、ダイニング事業にて1拠点、訪問看護事業にて2拠点、障がい者就労支援事業にて1拠点の計6拠点を出店いたしました。前連結会計年度に開設した障がい事業および保育事業を中心に、売上及び利益伸長に注力いたしました。 これにより、当連結会計年度の売上高は113億28百万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は7億58百万円(同9.3%減)となりました。 地域別在宅系介護事業所数の推移 区分   2024年10月期末   2025年10月期末   増減 大阪府   訪問介護   84   85   1 居宅介護支援   30   29   △1 デイサービス   8   9   1 その他   1   0   △1 兵庫県   訪問介護   28   28   0 居宅介護支援   6   6   0 デイサービス   1   1   0 その他   1   1   0 京都府   訪問介護   9   9   0 居宅介護支援   1   1   0 デイサービス   2   2   0 その他   4   4   0 奈良県   訪問介護   3   3   0 滋賀県   訪問介護   4   5   1 東京都   訪問介護   56   56   0 居宅介護支援   33   31   △2 デイサービス   5   5   0 神奈川県   訪問介護   6   6   0 千葉県   訪問介護   1   1   0 居宅介護支援   1   1   0 埼玉県   訪問介護   5   5   0 居宅介護支援   2   2   0 愛知県   訪問介護   8   9   1 居宅介護支援   3   3   0 デイサービス   3   4   1 その他   3   3   0 三重県   訪問介護   1   1   0 福岡県   訪問介護   8   8   0 居宅介護支援   4   4   0 デイサービス   4   4   0 その他   1   1   0 岡山県   訪問介護   1   2   1 広島県   訪問介護   3   3   0 山口県   訪問介護   0   1   1 宮城県   訪問介護   4   4   0 居宅介護支援   1   1   0 合計       335   338   3 地域別施設系介護事業所数の推移 区分   2024年10月期末   2025年10月期末   増減 大阪府   有料老人ホーム   12   12   0 グループホーム   20   20   0 兵庫県   有料老人ホーム   11   11   0 グループホーム   14   14   0 京都府   有料老人ホーム   3   3   0 グループホーム   14   15   1 東京都   有料老人ホーム   16   17   1 グループホーム   17   18   1 千葉県   有料老人ホーム   3   3   0 グループホーム   2   2   0 神奈川県   有料老人ホーム   3   3   0 グループホーム   4   4   0 埼玉県   有料老人ホーム   3   3   0 グループホーム   3   3   0 愛知県   有料老人ホーム   4   4   0 グループホーム   6   6   0 福岡県   グループホーム   4   4   0 広島県   有料老人ホーム   1   1   0 グループホーム   3   3   0 宮城県   グループホーム   1   2   1 合計   144   148   4 その他の事業所数の推移 区分   2024年10月期末   2025年10月期末   増減 大阪府   訪問看護   7   7   0 障がい者(児)通所支援   17   16   △1 認可保育所   11   11   0 介護人財の教育   9   9   0 ダイニング   13   12   △1 その他   10   11   1 兵庫県   訪問看護   2   1   △1 障がい者(児)通所支援   2   3   1 介護人財の教育   3   3   0 ダイニング   12   11   △1 その他   2   1   △1 京都府   訪問看護   2   2   0 介護人財の教育   2   2   0 ダイニング   3   3   0 その他   1   1   0 奈良県   介護人財の教育   1   1   0 滋賀県   介護人財の教育   1   1   0 東京都   訪問看護   1   1   0 障がい者(児)通所支援   4   4   0 認可保育所   7   6   △1 介護人財の教育   7   7   0 ダイニング   18   17   △1 その他   6   6   0 神奈川県   介護人財の教育   1   1   0 ダイニング   3   3   0 千葉県   介護人財の教育   2   2   0 ダイニング   3   3   0 埼玉県   介護人財の教育   1   1   0 ダイニング   3   3   0 愛知県   介護人財の教育   4   4   0 ダイニング   4   4   0 岐阜県   介護人財の教育   1   1   0 福岡県   訪問看護   1   1   0 介護人財の教育   1   1   0 広島県   介護人財の教育   1   1   0 ダイニング   1   1   0 合計       167   162   △5 (2)財政状態の状況 ① 資産 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ6億38百万円減少し、310億30百万円となりました。 ② 負債 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ4億2百万円減少し、265億38百万円となりました。 ③ 純資産 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ2億35百万円減少し、44億91百万円となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10億88百万円増加し、41億65百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、21億71百万円(前年同期は7億9百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益6億68百万円、減価償却費13億77百万円、支払利息4億87百万円、減損損失3億9百万円による資金の増加、及び利息の支払額4億86百万円、売上債権の増加額2億44百万円による資金の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により得られた資金は、1億39百万円(前年同期は10億19百万円の支出)となりました。これは主として、関係会社株式の売却による収入3億15百万円、投資有価証券の売却による収入2億68百万円による資金の増加、及び無形固定資産の取得による支出1億60百万円、有形固定資産の取得による支出1億47百万円による資金の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、11億97百万円(前年同期は7億82百万円の収入)となりました。これは主として、長期借入れによる収入24億50百万円による資金の増加、及び長期借入金の返済による支出25億91百万円、リース債務の返済による支出8億74百万円、配当金の支払額2億29百万円による資金の減少によるものであります。 (4)生産、受注及び販売の実績 ① 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 仕入高(千円)   前年同期比(%) 在宅系介護事業   74,288   99.0 施設系介護事業   292,889   113.0 その他   1,750,704   130.2 合計   2,117,882   126.2 (注)1 「その他」の仕入の主な内容は、福祉用具、食材及び介護用品、並びに教材の仕入等に係るものであります。 2 セグメント間取引については、相殺消去しております。 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 在宅系介護事業   15,037,688   101.1 施設系介護事業   25,585,582   108.2 その他   7,534,891   109.6 合計   48,158,162   106.1 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 大阪府国民健康保険団体連合会   9,397,555   20.7   9,348,609   19.4 東京都国民健康保険団体連合会   5,911,897   13.0   6,236,351   12.9 ③ 生産、受注の状況 該当事項はありません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループは、連結財務諸表作成にあたって、適切な会計方針を選択し、減損会計における将来キャッシュ・フローの見積りを始めとする、固有の見積りや判断が必要な事象については過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。 なお、当社グループが採用した会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)6 会計方針に関する事項」をご参照ください。 (2)財政状態 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ6億38百万円減少し、310億30百万円となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ10億92百万円増加し、132億85百万円となりました。これは主として、現金及び預金の増加10億88百万円、売掛金の増加2億44百万円、及びその他の流動資産の減少2億39百万円によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ17億30百万円減少し、177億44百万円となりました。これは主として、リース資産(純額)の減少9億50百万円、投資有価証券の減少7億92百万円、及び建物(純額)の減少2億53百万円によるものであります。 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ4億2百万円減少し、265億38百万円となりました。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ6億53百万円増加し、126億12百万円となりました。これは主として、未払法人税等の増加1億80百万円、預り金の増加1億73百万円、及び1年以内返済予定の長期借入金の増加1億13百万円によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ10億55百万円減少し、139億26百万円となりました。これは主として、リース債務の減少8億33百万円、及び長期借入金の減少2億55百万円によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ2億35百万円減少し、44億91百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純利益を3億84百万円計上する一方、配当金を2億29百万円支払ったことによる利益剰余金の減少、その他有価証券評価差額金の減少4億16百万円によるものであります。 (3)経営成績 ① 売上高 当連結会計年度は、在宅系介護事業セグメントにおいて、既存事業所の売上拡大に加え、加算報酬の取得を進めたことにより売上高が拡大いたしました。施設系介護事業セグメントにおいては、流入経路の拡充と稼働最大化に向けた入居促進部の新設(外部経路の活用・見学対応体制の強化)の効果もあり、入居ペースに持ち直しの動きが見られたことから売上高が拡大いたしました。また、その他のセグメントにおいては、ダイニングや障がい者(児)通所支援事業の新規開設に加えて、前期開設の保育園の利用者増加などから売上高が拡大いたしました。その結果、当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べて27億61百万円増加し、481億58百万円となりました。 ② 売上原価 当連結会計年度は、在宅系介護事業セグメントにおいて、事業運営効率の向上により新規開設に伴う人件費増加をカバーしたことで、人件費が減少いたしました。一方で、施設系介護事業セグメントにおいては、新規施設開設に伴う従業員数増加、人財確保に要するコスト増による人件費増加、食材費・水道光熱費等の高騰により、売上原価が増加いたしました。また、その他のセグメントにおいても、ダイニングや障がい者(児)通所支援事業等で新規に出店したことから、これら事業所に係る人件費を始めとする固定費の増加により、売上原価が増加いたしました。その結果、当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べて12億99百万円増加し、370億36百万円となりました。以上により、売上総利益は前連結会計年度に比べて14億61百万円増加し、111億21百万円となりました。 ③ 販売費及び一般管理費 当連結会計年度は、管理部門及び事業支援部門において、人財獲得、入居者獲得に向けて様々な施策に取り組んだことなどから人件費が増加したことに加えて、自社開発システムの償却費が増加いたしました。一方で、在宅系介護事業セグメント、施設系介護事業セグメント、及びその他のセグメントにおいては、事業運営効率の向上により、販売費及び一般管理費が減少いたしました。その結果、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べて2億15百万円増加し、103億36百万円となりました。以上により、営業損益は前連結会計年度に比べて12億45百万円増加し、7億84百万円の営業利益となりました。 ④ 営業外損益 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べて6億24百万円減少し、3億11百万円となり、また、当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べて1億61百万円減少し、5億53百万円となりました。営業外収益減少は主に、前期に保育園を3拠点開設したことに伴い受領した補助金が剥落し、補助金収入が6億1百万円減少したことであります。以上により、経常損益は前連結会計年度に比べて7億82百万円増加し、経常利益5億43百万円となりました。 ⑤ 特別損益 当連結会計年度は、減損損失を3億9百万円計上しております。以上により、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて1億5百万円増加し、3億84百万円となりました。 (4)経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、長期的・継続的な企業価値の向上及び株主資本の効率的活用が重要であると認識しており、売上高伸長率、売上高経常利益率並びにROE(自己資本利益率)を主要な経営指標として位置づけております。 当社グループは、介護事業の市場拡大基調が継続するとの予測に基づき、売上高及び市場占有率拡大を優先することが経営指標の持続的向上に寄与するとの判断から、積極的に事業所の開設を進めてまいりました。このような方針の下、当連結会計年度の売上高伸長率は6.1%となりました。また、売上高経常利益率は、前連結会計年度比1.7ポイント改善し1.1%、ROE(自己資本利益率)は、前連結会計年度比3.0ポイント改善し8.4%となりました。売上高の伸長は続いており、ROEと売上高経常利益率のいずれも改善いたしました。在宅系介護事業セグメントでは稼働時間の増加、施設系介護事業セグメントでは空床率及び入院率の低減を図ることによって、これらの指標を一層向上させるべく努めてまいります。 (5)資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当連結会計年度に係るキャッシュ・フローにつきましては、「経営成績等の状況の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 当社グループの資金需要のうち、主なものは、新規開設に係る設備資金(主に、介護施設備品、障がい者(児)支援事業所の内装等の初期投資)と人件費であります。人件費については自己資金、新規開設に係る設備資金については金融機関からの借入金により賄い、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。