本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

WDBココ

7079 · Growth · サービス業

医薬品・医療機器開発の安全性情報管理を中核に、ドキュメント管理や臨床試験支援を提供するCRO。

概要

WDBココ株式会社は、医薬品・医療機器開発における業務代行(CRO)事業を手掛ける企業である。1984年に翻訳サービス会社として創業し、現在は安全性情報管理、ドキュメントサポート、製造販売後調査支援、臨床研究支援の4つのサービスを提供する。2019年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月にグロース市場へ移行した。2026年3月期の売上高は48億円、従業員数は516名。

安全性情報管理を主軸とするCROの四事業

当社はCRO(医薬品開発業務受託)事業の単一セグメントで、4つのサービスを展開する。中核は「安全性情報管理サービス」で、臨床試験や市販後に発生する副作用情報の入力・評価案作成・報告書案作成を担う。次に「ドキュメントサポートサービス」では承認申請資料のQC・翻訳や治験関連文書の作成・発送を支援する。「製造販売後調査支援サービス」は新薬承認後の調査契約代行やデータマネジメントを提供し、「臨床研究支援サービス」はヒトを対象とした医学系研究の実施から統計解析までをワンストップで請け負う。

中外製薬が売上の25%を占める顧客集中

売上高の約4分の1を特定の大手製薬企業が占める。2026年3月期の販売実績によれば、最大顧客である中外製薬への売上高は12億749万円で総売上の25.1%に達する。次いでグラクソ・スミスクラインが9.6%(4億6,273万円)、日本イーライリリーが8.0%(3億8,683万円)、アッヴィ合同会社が7.5%(3億5,989万円)と続く。上位4社で売上の約50%を占め、特定顧客への依存度が高い構造となっている。

上場後も増収基調だが2026年3月期は減収

売上高は2016年3月期の10億円から2025年3月期の53億円まで拡大を続けたが、2026年3月期は48億円と前期比9.6%の減収となった。営業利益も同期間に13億円から9億5,700万円へ減少し、売上高経常利益率は24.6%から20.0%に低下した。減収の要因は、安全性情報管理サービスの一部顧客での委託範囲見直しや症例数減少による。一方、当期純利益は9億円から6億7,900万円へ減益ながら、自己資本比率は約84%と財務基盤は堅調である。

WDBグループの完全子会社として再編を経た成長

2011年4月に人材サービス大手のWDB株式会社(現WDBホールディングス)の完全子会社となり、その後グループ内の事業再編を経て現在の体制に至る。2012年11月には同じグループのWDBメディカル株式会社を吸収合併し、商号をWDBアイシーオー株式会社に変更。2019年6月に現商号のWDBココ株式会社へ改称した。2023年3月には子会社化したWDB臨床研究株式会社を同年6月に吸収合併し、臨床研究支援の体制を強化している。

業界の中での役割は治験・市販後の安全性情報管理を担うCROにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
10億円
営業利益率
20.8%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製薬業界(医薬品・医療機器開発)主力

製薬企業向けに、臨床試験や市販後の安全性情報の入力・評価・報告を支援する。規制当局への報告義務に対応し、医薬品開発の安全性確保を支える。

主な製品・サービス1
安全性情報管理サービス
安全性情報の入力、評価案作成、報告書案作成、翻訳、ファイリングなどを提供。

02製薬業界(薬事申請・治験運営)準主力

承認申請資料のQC・翻訳やCTD作成支援、治験届の作成、治験関連文書の管理など、医薬品開発に必要なドキュメント業務を幅広く支援する。

主な製品・サービス1
ドキュメントサポートサービス
各種文書の作成・QC、翻訳、発送、管理などの業務を提供。

03製薬業界(市販後調査)副次

新薬承認後の製造販売後調査において、医療機関との契約管理や調査票の回収、データ解析、コールセンター業務などを支援する。

主な製品・サービス1
製造販売後調査支援サービス
契約書類作成・管理、調査データの回収・解析、コールセンター業務などを提供。

04医療機関・研究機関(臨床研究)副次

ヒトを対象とした医学系研究に対して、参加医療機関のサポートからデータ収集、モニタリング、統計解析、報告書作成までワンストップで提供する。

主な製品・サービス1
臨床研究支援サービス
研究開始支援、データ収集・チェック、モニタリング、統計解析、報告書作成を提供。

製品と技術

安全性情報管理:副作用データの入力から報告書案作成まで

医薬品・医療機器の臨床試験中や市販後に発生する「安全性情報」を管理するサービス。収集された副作用情報に対して、データベースでの症例管理番号発番、情報入力、規制当局(PMDA)への報告要否評価案作成、報告書案作成を提供する。さらに、日英・英日翻訳や紙資料のファイリング業務も含む。このサービスが当社の売上の中心であり、顧客からの委託業務範囲見直しが減収の主因となった。

ドキュメントサポート:承認申請から治験運営まで文書業務を包括支援

医薬品開発の各段階で発生する文書・資料の作成・管理を支援する。薬事領域ではPMDAへの承認申請資料のQC(品質管理)・翻訳、CTD(日米EU共通申請様式)作成支援を手掛ける。治験領域では治験届や関連資料の作成・QC、文書の押印申請・施設発送、治験関連資材の印刷発注・管理、症例ファイル管理など、治験運営に付随する多様なドキュメント業務を幅広くカバーする。

製造販売後調査支援:市販後調査の契約代行から統計解析まで

新薬の承認後に義務付けられる製造販売後調査を支援するサービス。調査を依頼する医療機関との契約書類作成・締結・管理代行、調査票の回収、データマネジメント、統計解析、関連文書のファイリング、コールセンター業務などを一貫して提供する。2023年に子会社化したWDB臨床研究株式会社を吸収合併し、この分野の体制を強化した。

臨床研究支援:ヒト対象研究の実施から結果報告までワンストップ

ヒトを対象とした医学系研究(臨床研究)において、研究開始時の参加医療機関サポート、臨床データの収集とチェック、実施状況のモニタリング、収集データの統計解析、結果報告書作成までをワンストップで提供する。2014年にサービスを開始し、2018年には臨床開発支援サービスとして拡充。2023年のWDB臨床研究株式会社吸収合併により、さらなるサービス強化を図った。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

科学技術系人材派遣で中堅、収益堅調

同社は研究開発・技術系人材の派遣・紹介事業を展開。売上高46億円(2024/3期)から53億円(2025/3期)へ増加し、業界内でも比較的大規模の部類。営業利益率24.53%(2025/3期)と収益性も良好。同業他社(ジンジブ、イシン、JSH、ダイブ、マテリアルグループ)の中では、売上高規模は最大と推定される(開示データから)。2026/3期は売上高48億円、利益率20.83%とやや減少見通しだが、底堅い需要が背景。科学技術系に特化した専門性が強み。

強み

  • 売上高53億円と同業他社の中で最大。ブランド力と営業力が強み。
  • 科学技術系人材に特化し、高いスキルを持つ人材を供給。
  • 2024/3期→2025/3期で46→53億円と15%増収。
  • 20%超の営業利益率を維持。顧客との継続取引が基盤。

課題

  • 2026/3期は売上高48億円と減少見通し。大型案件の終了など。
  • 高度技術人材の獲得競争が激化。採用費増加が利益圧迫。
  • 特定業界(製薬、メーカーなど)の研究開発動向に業績影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がWDBココ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
12408KG情報63億円12.6倍
27079WDBココ62億円9.1倍
39656グリーンランドリゾート62億円12.6倍
44840トライアイズ62億円
59246プロジェクトホールディングス62億円44.0倍
66546フルテック62億円89.4倍
72373ケア2161億円52.2倍
8480Aリブ・コンサルティング60億円11.3倍
99162ブリーチ59億円
10589Aネイス59億円22.3倍
112385総医研ホールディングス58億円27.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

翻訳会社からCROへ転換した1984~1994年

1984年8月、医薬医療・ライフサイエンス分野の翻訳サービスを目的として東京都中央区に株式会社アイ・シー・オー(資本金400万円)を設立。創業後、本社を目黒区、中央区と移転しながら、1994年11月にはCRO業務拡大のため薬事申請関連資料の作成代行を行うメディカルライティングサービスを開始した。このサービス開始が後のドキュメントサポート事業の礎となった。

WDBグループ参入と合併による事業拡大(2011~2012年)

2011年4月、人材サービス関連事業を行うWDB株式会社(現WDBホールディングス)の完全子会社となる。これによりグループのリソースを活用した事業展開が可能となった。2012年11月には、安全性情報管理サービス、ドキュメントサポートサービス、特定派遣サービスを手掛けるWDBメディカル株式会社を吸収合併し、同時に商号をWDBアイシーオー株式会社へ変更。グループ内での事業統合によりサービスラインを拡充した。

サービスの多様化と拠点開設(2014~2018年)

2014年2月に臨床研究支援サービスを開始し、CRO業務の幅を広げた。2015年9月には受託件数増加に対応するため沖縄データセンターを開設。2016年2月に本社とデータセンターを中央区八重洲へ移転し、同年4月には製造販売後調査支援サービスを開始。2016年6月には関西エリア強化のため神戸市に関西オフィス・神戸データセンターを開設した。2017年12月に東京データセンターを増床し、2018年4月には臨床開発支援サービスを開始した。

上場からグロース市場移行へ(2019~2022年)

2019年6月に商号をWDBココ株式会社へ変更し、本社を東京都中央区晴海に移転。2019年12月には東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たした。上場後も成長を続け、2021年10月には関西オフィス・神戸データセンターを神戸市中央区京町に移転増床。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、グロース市場へ移行した。

子会社化と大阪オペレーションセンター開設(2023~2026年)

2023年3月、製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化。同年6月には同社を吸収合併し、臨床研究分野の一体運営を開始した。2026年2月には営業・業務運用強化を目的に大阪府大阪市北区に大阪オペレーションセンターを開設した。これにより西日本エリアの顧客対応能力を高めている。

年表24件を開く

1980年代

  • 1984年8月創業医薬医療・ライフサイエンス系分野の翻訳サービスを事業目的として、東京都中央区に株式会社アイ・シー・オー(資本金400万円)を設立
  • 1986年2月本社を東京都目黒区に移転

1990年代

  • 1990年10月本社を東京都中央区に移転
  • 1994年11月CRO業務の拡大を目的に薬事申請関連資料の作成代行を行うメディカルライティングサービスを開始
  • 1997年3月本社を東京都目黒区に移転

2000年代

  • 2007年5月本社を東京都港区に移転

2010年代

  • 2011年4月M&A人材サービス関連事業を行うWDB株式会社(現WDBホールディングス株式会社)の 完全子会社となる
  • 2011年5月社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都千代田区大手町二丁目3番6号に移転
  • 2012年10月社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都千代田区大手町二丁目6番2号に移転
  • 2012年11月M&A当社を存続会社として、安全性情報管理サービス、ドキュメントサポートサービス及び特定派遣サービスを行うWDBメディカル株式会社を吸収合併し、同時に商号をWDBアイシーオー株式会社へ変更
  • 2014年2月CRO業務の拡大を目的に臨床研究支援サービスを開始
  • 2015年9月受託件数の増加に対応するため沖縄データセンターを開設
  • 2016年2月社員数増加に伴う増床を目的に本社及びデータセンターを東京都中央区八重洲に移転
  • 2016年4月CRO業務の拡大を目的に製造販売後調査支援サービスを開始
  • 2016年6月関西エリアの顧客サービスの強化と営業活動強化、受託件数の増加に対応するため 兵庫県神戸市中央区港島中町に関西オフィス・神戸データセンターを開設
  • 2017年12月社員数増加に伴い東京データセンターを増床
  • 2018年4月CRO業務の拡大を目的に臨床開発支援サービスを開始
  • 2019年6月商号をWDBココ株式会社へ変更 社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都中央区晴海に移転
  • 2019年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場

2020年代

  • 2021年10月社員数増加に伴う増床を目的に関西オフィス・神戸データセンターを兵庫県神戸市中央区京町に移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、グロース市場へ移行
  • 2023年3月M&A製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化
  • 2023年6月M&AWDB臨床研究株式会社を吸収合併
  • 2026年2月営業・業務運用強化を目的に大阪オペレーションセンターを大阪府大阪市北区大深町に開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率重視する指標(具体的数値なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    業務プロセスの標準化・自動化推進

    受託業務のオペレーションに加えて、標準化・自動化を推進し、改革した業務プロセスとオペレーションを提供することで、品質の再現性と生産性を向上する。

  2. 02

    AIと共存する新たなCROモデルの確立

    判断、顧客対応、品質担保、マルチタスク対応など人が担うべき実務価値領域に資源を集中し、AIと共存する新たなCROモデルを確立する。

  3. 03

    安全性情報管理など4サービスの品質向上

    安全性情報管理、ドキュメントサポート、製造販売後調査、臨床研究の各サービスにおいて、継続的な品質向上や生産性改善を伴う受託業務を提供する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で516人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は457万円で、6期前と比べて+14.4%平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は4.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月39935.63.2277
2021年3月39535.53.2342
2022年3月42234.53.2403
2023年3月41034.63.4471
2024年3月41335.43.9504
2025年3月47535.63.5566230
2026年3月45736.64.7516194

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率64.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 東京データセンター — 東京都中央区204百万円
大阪オペレーションセンター — 大阪市北区58百万円
神戸データセンター — 神戸市中央区28百万円
沖縄データセンター — 沖縄県那覇市0百万円
主な関係会社
  • 国内
    WDBホールディングス株式会社(注)1
    兵庫県神戸市 · その他の関係会社
    議決権67.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は48億円営業利益10億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.4%、利益が-23.1%。

売上高
-9.4%
48億円
営業利益
-23.1%
10億円
純利益
-22.2%
7億円
営業利益率
20.8%
前期比 -3.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高47億円48億円
営業利益10億円10億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q102
2024年1Q10220.02
2024年2Q12325.02
2024年3Q12433.32
2024年4Q123
2025年2Q26726.95
2025年4Q27622.24
2026年2Q24416.73
2026年4Q24625.04
2027年1Q12216.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は10億円から48億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は20.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
関西エリアの顧客サービスの強化と営業活動強化、受託件数の増加に対応するため 兵庫県神戸市中央区港島中町に関西オフィス・神戸データセンターを開設
2016年3月1021
2017年3月1122
2018年3月1532
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2019年3月1832
2020年3月2353
2021年3月2654
2022年3月36106
製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化
2023年3月41117
2024年3月46139
2025年3月53131324.59
営業・業務運用強化を目的に大阪オペレーションセンターを大阪府大阪市北区大深町に開設
2026年3月48101020.87

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは10億円20.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の14.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.6%31億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.8%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
35.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.3pt
20.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.5pt
14.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.2pt
15.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
36.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は38億円で、売上の9.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月20−123
2019年3月30−135
2020年3月4−13310
2021年3月300313
2022年3月7−1−1619
2023年3月5−3−1220
2024年3月8−1−1727
2025年3月11−1−21035
2026年3月6−1−2538

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は83.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月53264.8
2017年3月64270.4
2018年3月85364.8
2019年3月107364.3
2020年3月1812669.7
2021年3月2116573.6
2022年3月31211068.5
2023年3月3728976.6
2024年3月47361176.5
2025年3月56431376.9
2026年3月5748983.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
42億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中30位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中492位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
20.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,558で、1年前と比べて-4.0%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥2,558-0.1%1ヶ月-1.0%1年-4.0%時価総額62億円
過去52週の値幅
安値¥2,500高値¥2,845

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.1倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR1.29倍
配当利回り3.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2605円は25日線(2585円)と75日線(2585円)を上回り、短期・中期の上昇トレンド継続。1ヶ月で+0.9%、高値3125円から17%下落。200日線(2593円)も上回り、底堅い。出来高は7/22に6400株とやや増加したが、全般低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが9.2倍と同業平均22.5倍を大きく下回り、PBRも1.31倍と平均3.16倍を下回る。配当利回り3.65%は業界平均2.73%を上回る。ROE15%と高収益だが、2026/3期に減収減益予想で成長鈍化が懸念される。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.1倍23.4倍
PER (予想)9.0倍
PBR1.29倍3.51倍
ROE15.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益体質だが、売上高が2026年3月期に減少見込みで成長力に疑問。強気派は利益率の高さと技術力を評価し、弱気派はプロジェクト依存の不安定性と競争激化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率20%超とITサービス業界でトップクラスの高収益。

  • 安定した顧客基盤

    主要顧客との長期契約により、一定のリピート受注が確保されている。

  • 成長余地

    DX需要の拡大でIT投資は堅調、新規開拓により成長可能。

  • 高い営業利益率20%超継続影響

    営業利益率24.5%→20.8%と高いが、収益性は業界屈指

  • 自己資本比率の高さ継続影響

    自己資本比率高く、財務安全性高い

  • 配当利回り3.65%の魅力通年影響

    安定配当と自己株式取得等の可能性

  • 専門性の高い事業モデル不定影響

    ココというブランドで差別化、顧客基盤堅調

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少予想

    2026年3月期に売上高が48億円と前期比9%減の予想。

  • プロジェクト依存

    大型案件の終了で収益が大きく変動するリスクがある。

  • 競争激化

    IT業界の人材不足や価格競争で受注単価が下落する可能性。

  • 2026/3期の減収減益2026年3月期影響

    売上高53→48億円(▲9.4%)、営業利益13→10億円(▲23%)

  • 業績予想の下方修正リスク不定影響

    FY2026予想は前期比悪化、更なる悪化可能性

  • 外国人保有比率の低さ継続影響

    外国人3.2%、需給面で法人需要頼み

  • PER9.2倍でも利益減少で割高化継続影響

    減益でPER上昇、バリュエーション割安感薄れる

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標で増加が成長の条件。
営業利益率
高収益体質が維持されているか確認する最重要指標。
従業員数
人材確保が成長の鍵、増加傾向なら事業拡大のシグナル。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+18.8%いまの株価に対する利回りは3.91%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.91%
いまの株価に対して
配当性向
33.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月3521.5
2022年3月4014.314.6
2023年3月412.513.2
2024年3月7582.921.0
2025年3月806.721.1
2026年3月9518.833.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,098人。区分でいちばん多いのは事業法人69.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.3%を占め、残る28.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人69.468.468.268.070.869.1
個人・その他20.720.419.118.518.723.7
外国法人5.45.89.811.07.13.2
金融機関1.11.30.80.81.62.3
証券会社3.44.12.11.71.81.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01WDBホールディングス株式会社67.66
02光通信株式会社4.00
03谷口 晴彦2.49
04五味 大輔1.41
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.21
06WDBココ従業員持株会0.95
07上田八木短資株式会社0.84
08西森 初音0.75
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.72
10株式会社SBI証券0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは15.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月682,6761,712,28545.673.2
2017年3月806,3542,018,63943.249.6
2018年3月9926142.851.5
2019年3月11832840.253.7
2020年3月14854232.416.723.0
2021年3月16366526.624.621.5
2022年3月27489934.819.914.6
2023年3月3111,16730.015.613.2
2024年3月3571,48226.912.921.0
2025年3月3801,78623.29.321.1
2026年3月2821,98915.09.233.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額63百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
谷口晴彦代表取締役 社長51
平光初音取締役 薬事申請・品質保証部長 兼 エビデンス 創出部長44
藤原素行取締役 プロセス 開発部長49
今村敦取締役 臨床開発部長 兼 エビデンス 創出部長 兼 営業部長52
齋藤和貴取締役 経営管理部長 兼 人事部長44
中野敏光取締役70
横川堅太取締役47
大井理取締役59
齋藤譲一常勤監査役69
小出敏彦監査役65
浅見雄輔監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)538388
社外取締役414144
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,325字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、医薬品・医療機器開発における代行、支援業務として「安全性情報管理サービス」を主軸に、「ドキュメントサポートサービス」、「製造販売後調査支援サービス」、「臨床研究支援サービス」を展開しております。各サービスは、委受託契約によるサービス提供のみならず、一部、人材派遣契約によるサービス提供も行っております。なお、当社はCRO事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず各サービスについて記載しております。 (1) 安全性情報管理サービス 当サービスでは、医薬品・医療機器開発における国内外の臨床試験や医薬品の市販後に発生する安全性情報について、入力・評価案作成、報告書案作成等の支援業務サービスを提供しております。 例えば、医薬品の臨床試験では、開発中の治験品を人体に投与することで、その望ましくない反応についての情報の収集、評価を行います。また、安全性が確認され上市された、優れた効能・効果を持つ医薬品であっても、様々な要因で望ましくない反応が生じる可能性があります。これらの望ましくない反応についての発現状況や有効性に関する情報(安全性情報)は、規制当局にあたる独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下「PMDA」という。)への報告が製薬企業には義務付けられており、臨床試験中はもちろん、新薬としての承認を受けた後も継続的に収集・評価・報告をすることが求められております。当社では、収集された安全性情報について、安全性情報管理データベースでの症例管理番号の発番、安全性情報の入力や、PMDAへの報告要否についての評価案作成、報告書案の作成サービスを提供しております。また、安全性情報を管理する上で発生する日英/英日翻訳や紙資料のファイリング業務も行っております。 (2) ドキュメントサポートサービス 当サービスでは、医薬品開発の各段階において発生する各種文書・資料に関する支援を提供しております。薬事領域におけるPMDAへの承認申請資料のQC(品質管理)・翻訳から、CTD(日米EU3極共通の医薬品承認申請様式)作成支援のほか、治験領域においては、治験届および関連資料の作成・QC、文書の押印申請・施設等への発送、治験関連資材の印刷発注・管理、安全性情報の一括発送、治験費用支払い対応、文書移管、システムサポート、症例ファイル管理等、治験運営に付随する各種ドキュメント業務を幅広く支援しております。 (3) 製造販売調査支援サービス 当サービスでは、新薬の承認後に実施される製造販売後調査において、調査を依頼する医療機関との契約書類等の作成・締結・管理の代行及び調査票の回収、また調査におけるデータマネジメントや統計解析、調査関連文書のファイリング、コールセンター業務などのサービスを提供しております。 (4) 臨床研究支援サービス 当サービスでは、ヒトを対象とした医学系研究において、研究開始時の参加医療機関のサポート、臨床データの収集とチェック、研究実施状況のモニタリング、収集されたデータの統計解析/結果報告書作成まで、研究に係る一連のサービスをワンストップで提供しています。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,047字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。本項目を含む、本書における当社に関連する見通し、計画、目標などの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報に基づき、本書提出日時点における予測等を基礎としてなされたものであり、実際の結果は記載内容と大きく異なる可能性があります。 (1) 会社の経営の基本方針等 当社の顧客である医薬品・医療機器企業は、開発コストの増大や薬価の引き下げ、医療機器の保険償還価格の減少等による収益性の変化によって厳しい状況に直面しています。そのため、各部門においては中長期的に大幅なコスト削減が求められる中で、増大する業務負担に対応しなければならないという複雑な課題に直面しています。 このような状況の中、業務支援によって顧客の課題を解決することを事業の軸としてきた当社は、医薬品・医療機器企業の開発から製造販売後の各段階における「安全性情報管理」、「ドキュメントサポート」、「製造販売後調査」、「臨床研究」の各サービスを通じて、継続的な品質向上や生産性改善を伴う受託業務のオペレーションに加えて、標準化・自動化の推進によって改革した業務プロセスとオペレーションの提供を行ってまいります。これにより、顧客の課題解決の支援とさらなる価値の提供を進めることで、市場の競争優位性の強化に繋げ、持続可能な成長の達成と中長期的な企業価値の向上に努めております。 (2) 目標とする経営指標 当社は、売上高経常利益率を重要な経営指標と捉えております。今後も収益力の拡大に注力し、株主価値の向上に努めてまいります。 (3) 会社の対処すべき課題 CRO市場においては、定型業務の自動化、アウトソーシングに依存しない業務運用など、委託対象業務やその進め方の変化があります。当社はこの構造的変化を的確に捉え、CROとしてのサービスの提供価値を見直し、業務の属人化を排除し、業務プロセスの標準化と自動化を念頭においた標準化の取り組みを進めることで、品質の再現性と生産性を向上します。具体的には、判断、顧客対応、品質担保、マルチタスクへの対応など、人が担うべき実務価値領域に資源を集中させ、AIと共存する新たなCROモデルを確立します。これにより、顧客の課題解決の支援とさらなる価値の提供を進めることで、市場の競争優位性の強化に繋げ、持続可能な成長の達成と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク6,896字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載がない限り、本書提出日現在において当社が独自に判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 1.事業環境に関するリスク (1) 業界及び顧客動向について 当社は、製薬企業を対象とした事業を行っているため、製薬業界の事業環境及び製薬企業の経営方針の影響を強く受けることが考えられます。取引中の製薬企業が合併・統合する場合、取引を行うCRO事業者の選別が行われる可能性があります。また、その他の理由による製薬企業の経営方針の転換によりCRO事業者の選定方針が変更になる可能性もあります。これらのような製薬企業の経営方針等の変更が行われた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) CRO事業にかかる法規制、行政動向について 当社のCRO事業は、主に製薬企業となる依頼者から医薬品の開発にかかわる業務を受託しておりますが、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(略称:医薬品医療機器等法)、「臨床研究法」及びそれに関連する厚生労働省令等により規制されます。臨床試験においては、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」、「医療機器の臨床試験の実施の基準に関する省令」(GCP;Good Clinical Practice)、「医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令」(GPSP;Good Post-marketing Study Practice)、「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の製造販売後安全管理の基準に関する省令」(GVP;Good Vigilance Practice)を確実に実施していることが求められます。当社の事業計画は、これらの現行の薬事関連法規等を前提に作成しておりますが、法規制の強化や、行政施策が変更される可能性があります。これにより既存の受託事業の組織体制の変更が必要となる場合、その変更に速やかに対処できず受託が中止となるリスク、人員確保や設備投資に計画外の追加資金が必要となるリスクがあり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 人材派遣事業にかかる法規制、行政動向について 当社が提供する各サービスは、製薬企業から受託して業務を行うことを主軸としていますが、製薬企業に当社の人材を派遣して製薬企業の指揮命令において業務を行う形態も取っています。この場合、1986年7月施行の「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(現:「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」以下、「労働者派遣法」という。)の適用を受けます。労働者派遣法では、労働者派遣事業者に対し適正な事業運営の確保を求めていますが、事業主としての欠格事由に該当した場合や、法令に違反する場合は、事業認可の取り消しや業務停止命令を命じる旨を求めています。現在までに欠格事由に該当する事実や業務停止命令を受ける法令違反の事実はありませんが、万一これに該当することがあれば、労働者派遣事業を行えない等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 競合について 当社の事業領域であるCRO事業において、競合企業が存在しております。また、当該事業分野が成長市場であること及び参入障壁が必ずしも高いとは言えないことから、今後、さらなる他社の新規参入により競争が激化、またはM&Aや資本提携により寡占化する可能性があります。 当社では、引き続き顧客のニーズを汲んだサービスの提供を進める方針でありますが、競合企業の営業方針、価格設定及び提供するサービス等は、当社が属する市場に影響を与える可能性があり、これらの競合企業に対して効果的な差別化を行うことができず、当社が想定している事業展開が図れない場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システム障害について 当社では、情報管理の社内システムのセキュリティ対策やシステムの監視等を行い、安定的に運用できるように対策を講じておりますが、ITインフラ機器の障害、コンピューターウイルスへの感染、その他不測の事態が生じることにより、システムトラブルが発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 自然災害について 当社は、東京、大阪、神戸、沖縄の4か所に事業所を設けております。これらの地域で地震等の大規模な災害が発生した場合には、不測の事態の発生により事業活動が停滞する可能性があります。どこかの事業拠点で大規模な災害が発生した場合でも、その他の拠点で業務を継続できる体制を取っておりますが、自然災害の規模、状況によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 2.事業内容及び当社サービスに関するリスク (1) 特定のサービスへの依存について 当社のCRO事業は、特定のサービス「安全性情報管理」が中核となっており、当社の2026年3月期における売上高は66.6%となっています。さらなる成長を図るにあたっては、今後も安全性情報管理サービスの取引の拡大に努めると同時に、安全性情報管理サービスへのプラットフォームの導入による利便性向上を図っていく方針です。また、ドキュメントサポート、製造販売後調査サポートのサービスにおいても、同様のビジネスモデルで新規顧客の獲得を目指しています。しかし、これらの事業の競合企業のサービスとの差別化が想定通りに進まなかった場合や安全性情報管理サービスにおける競合企業との競合激化等が、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定の顧客への依存について 当社のこれまでの成長は、当社サービスが顧客である製薬企業から評価されることで、取引の拡大を伴う形で長年にわたり継続してきた結果であると考えております。売上高は、上位3社の合計で42.7%を占めているため、結果として特定の製薬企業への依存度が高くなっております。これらの製薬企業が、合併・統合及びその他の理由で経営方針を転換した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 相手先   第43期事業年度 販売高(千円)   割合(%) 中外製薬㈱   1,207,490   25.1 グラクソ・スミスクライン㈱   462,731   9.6 日本イーライリリー㈱   386,837   8.0 合計   2,057,058   42.7 (3) 継続契約の満了について 当社のサービスを導入した企業が、当社サービスを継続利用することで生じる受注残及び更新売上げにつきましては、増加傾向にありますが、当社サービスの市場競争力の低下や大手製薬企業のグローバル本社による委託先選定方針の変更等によって契約の満了が増加し、受注残及び更新売上が減少した場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 顧客情報の管理について 当社は、提供するサービスに関連して顧客及び受託業務に係わる機密情報を取り扱っております。保有する情報資産についてのセキュリティ管理については、情報管理規程を定め、全従業員を対象として社内教育を徹底するなど厳格な管理体制を確立しています。しかしながら、こうした管理体制が機能せず、何らかの理由でこれらの情報が流出した場合には、委託者である製薬企業から損害賠償請求を受ける可能性があるとともに、当社に対する業務上の信用の低下等によって、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 受託サービスについて 当社は、製薬企業の業務を受託する際の見積額に関して、各工程や人員の適正性を十分検討して決定しておりますが、受託時に適正な採算が見込まれると判断した受託案件であっても、管理の問題、想定外の作業工数の増加等の理由により不採算案件となることがあり、その場合、受注損失の計上や納期遅延に伴う損害の賠償等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 3.組織体制に関するリスク (1) 人材の確保や育成について 当社は、継続的な事業拡大のためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が重要であると考えています。しかしながら、当社が求める優秀な人材が適時に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、安定した業務運営及び事業拡大等に支障が生じることや、採用コストが計画から乖離すること等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 内部管理体制について 当社は今後の事業拡大に対応するため、人員増加を図り、内部管理体制を更に強化する必要があると認識しております。しかしながら、事業の拡大や人員の増加に対して適切かつ十分な組織対応がとれず、内部管理体制の構築に遅れが生じた場合には、事業遂行及び拡大に制約が生じ、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) コンプライアンスについて 当社は、コンプライアンスマニュアルを定め、役職員に対して定期的に教育研修を行うなど、法令遵守の周知徹底を図っております。またコンプライアンス・リスク管理委員会を置き、発生しうるリスクの発生防止と発生したリスクへの対応等を定期的に協議し共有化を図っておりますが、役職員の故意又は過失による法令違反が発生した場合、社会的信用の失墜や損害賠償を負うこととなり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特定の人物への依存について 代表取締役社長である谷口晴彦は、当社の事業展開において経営方針や事業戦略の決定等、当社の事業活動全般において重要な役割を果たしております。現在、当社では経営体制の強化、人材の育成を行う等により、同氏への過度な依存の脱却に努めておりますが、何らかの理由により同氏による当社の業務遂行が困難となった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 4.その他 (1) 親会社が支配権を有することに伴うリスク 当社は、自らの経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、当社の親会社であるWDBホールディングス株式会社(東京証券取引所プライム市場に上場)は当社の議決権の67.7%(2026年3月31日現在)を所有しており、当社は同社の連結子会社となっております。親会社においては、連結関係を維持するために必要となる当社株式を継続的に所有する方針であります。 親会社は当社の株主総会における取締役の任免等を通じて当社の経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決権の行使にあたり、親会社の利益は当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。また、親会社の経営方針の変更や経営状態の悪化等により、問題が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)親会社グループとの関係について ① 親会社の影響力について 親会社であるWDBホールディングス株式会社は「関係会社管理規程」に基づき、業務執行における報告事項及び事前承認事項を定めておりますが、当社は当社株主としての権利を除き、当該「関係会社関連規程」の適用除外とする旨の覚書を締結しております。 ② 親会社グループにおける当社の位置付けについて 親会社グループは、化学・バイオ分野を中心とした理学系研究職、機械・電子分野を中心とした工学系技術職、一般事務職の人材派遣・人材紹介を行う「人材サービス事業」、医薬品・医薬部外品、化粧品、医療機器等の開発業務の代行・支援を行う「CRO事業」、プラットフォームの開発受託サービスを行う「プラットフォーム事業」、M&Aや障がい者雇用促進を行う「その他事業」からなります。 当社は、親会社グループにおけるCRO事業に属しており、安全性情報管理サービスを主軸とした医薬品・医療機器の開発支援を行っております。グループ全体の中核事業は人材サービス事業(売上高構成 86.6% 2026年3月期)であり、CRO事業は13.4%(2026年3月期)で中核事業には当たりません。また、グループの兄弟会社でCRO事業に属する株式会社コーブリッジ、Oy Medfiles Ltd.は、医薬品・医療機器開発の流れに対して、各社の専門領域の分野と地域に特化してそれぞれ独立した業務展開を行っており、当社はグループ内の一事業部門としての位置づけではなく、CRO事業各社とは棲み分けを行った展開をしております。現時点において、これら親会社グループ、CRO事業各社との間に競合関係は生じておらず、今後も競合等が想定される事象はないものと当社は認識しております。 しかしながら、将来において親会社の事業戦略や当社の位置付け等に著しい変更が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社としては、医療業界、製薬企業の変化、市場、競合他社の変化に対して対応した事業展開を行うにあたって、自社独自の判断による機動的な投資と資金調達力の強化、社会的信用力の獲得による顧客層の拡大と優秀な人材の確保の機会の増大が重要であると判断し、上場を選択しております。 ③ 取引関係について 当社はWDB株式会社およびネゾット株式会社にシステム関連等の業務の委託を行っており、WDB工学株式会社からは工学系人材の派遣社員を受け入れています。これら取引については、WDBグループ各社からの独立性確保の観点も踏まえ、第三者である他社と同等の条件により、取引を行っております。 今後も継続する取引及び新たに取引を行う場合は、その取引の合理性及び条件の妥当性については、取締役会の諮問機関である関連当事者取引検証委員会において、事業上の必要性及び他社との取引条件等を比較しその妥当性の検証を行なった上で、その意見表明に基づいて、当社にとって不利益となる場合は条件の見直し、解約を親会社と交渉し、取締役会で承認を行うこととしています。本書提出日時点において親会社との取引方針や取引条件に変化は生じておりませんが、今後の取引条件に変更が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。なお、主な取引については、「第5 経理の状況」に記載しております。 ④ 人的関係について 本書提出日現在、取締役(非常勤)である中野敏光は、親会社代表取締役社長及びWDB株式会社代表取締役社長を兼務しております。なお、2026年6月23日に開催する定時株主総会において同氏は退任を予定しており、同株主総会において取締役(非常勤)として親会社専務取締役及びWDB株式会社専務取締役を兼務する大塚美樹の選任を予定しております。両氏とも、長年の事業経験における豊富な経験をもとに、その知見の活用及び当社の事業に関する助言を得ることを目的として就任しており、当社独自の経営判断を妨げるものではなく、当社の経営執行に与える影響は限定的であると認識しております。 また、取締役会の諮問機関として関連当事者取引検証委員会及び指名報酬委員会を設置し、独立性の確保に努めるとともに、より一層の経営監視体制の強化、経営の透明性の確保が必要であると認識しており、独立役員の資格を満たす社外取締役の増員を検討しています。また、本書提出日現在、当社はWDB株式会社から4名の出向者を受け入れておりますが、いずれも当社の重要な役職には就いておりません。 (3) 売上の計上について 当社の中核サービスである「安全性情報管理サービス」においては、安全性情報管理データベースへの安全性情報の入力のみならず、業務実施のためのマニュアル作成や、トレーニングが含まれるなど、顧客ごとに多種多様にわたる場合があります。そのため、顧客との契約に基づき履行義務を識別・整理し収益認識時期及び売上計上金額を判断する際には、複雑かつ高度な会計処理上の判断を必要とし、当社の財政状態及び経営成績を正しく把握できない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,196字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の顧客である医薬品・医療機器企業は、開発コストの増大や薬価の引き下げ、医療機器の保険償還価格の減少等による収益性の変化によって厳しい状況に直面しています。そのため、各部門においては中長期的に大幅なコスト削減が求められる中で、増大する業務負担に対応しなければならないという複雑な課題に直面しています。 このような状況の中、業務支援によって顧客の課題を解決することを事業の軸としてきた当社は、医薬品・医療機器企業の開発から製造販売後の各段階における「安全性情報管理」、「ドキュメントサポート」、「製造販売後調査」、「臨床研究」の各サービスを通じて、継続的な品質向上や生産性改善を伴う受託業務のオペレーションに加えて、標準化・自動化の推進によって改革した業務プロセスとオペレーションの提供を行ってまいりました。これにより、顧客の課題解決の支援とさらなる価値の提供を進めることで、市場の競争優位性の強化に繋げ、持続可能な成長の達成と中長期的な企業価値の向上に努めております。 既存顧客における安全性情報管理、ドキュメントサポートの両サービスにおいて、追加受託案件を稼働したほか、稼働を開始した複数の新規顧客からの受託案件が寄与したものの、安全性情報管理サービスの一部顧客において、委託業務範囲の見直しや副作用情報の症例数が減少し、売上高が減少しました。これに対し、時間外業務や採用の抑制など業務量に応じた労務費の適正化を図り、収益悪化幅の抑制に努めました。 売上高は4,815百万円と前年同期比510百万円(同9.6%)の減収となりました。営業利益は957百万円と前年同期比348百万円(同26.7%)の減益、経常利益は964百万円と前年同期比345百万円(同26.4%)の減益、当期純利益は679百万円と前年同期比233百万円(同25.6%)の減益となりました。また、当社が重視している売上高経常利益率は20.0%(前年同期比4.6pt減)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物は、3,761百万円(前事業年度末比282百万円増加)となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローの増加は570百万円となりました。これは、主に税引前当期純利益964百万円の計上、法人税等の支払いによる459百万円等の資金の減少があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローの減少は80百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得48百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローの減少は207百万円となりました。これは、主に配当金の支払いによる支出192百万円によるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社はCRO事業(医薬品開発業務受託事業)を営んでおり、生産活動は行っておりませんので、該当事項はございません。 b. 受注実績 当社の提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載しておりません。 c. 販売実績 当社はCRO事業の単一セグメントであり、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) CRO事業   4,815,813   △9.6 合計   4,815,813   △9.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 中外製薬㈱   1,654,522   31.1   1,207,490   25.1 グラクソ・スミスクライン㈱   457,327   8.6   462,731   9.6 日本イーライリリー㈱   351,469   6.6   386,837   8.0 アッヴィ合同会社   385,475   7.2   359,899   7.5 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、本文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。ただし、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これら見積りと異なる可能性があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は、原則として財務諸表に基づいて分析した内容であり、将来に関する事項にはリスクと不確実性を内在しており、将来生じる実際の結果と異なる可能性もありますのでご留意ください。なお、以下の記載のうち、将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3. 事業等のリスク」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社の主な資金需要となる、運転資金及び設備投資等につきましては、市場からの調達及び自己資金を基本としております。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1. 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 (1)経営成績の分析 「経営成績等の状況の概要(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 (2)財政状態及び経営成績の状況 (資産) 当事業年度における流動資産は4,966百万円と前事業年度末比71百万円(1.5%)の増加となりました。主な要因は、現金及び預金282百万円の増加と、売掛金及び契約資産176百万円の減少によるものです。固定資産は737百万円と前事業年度末比46百万円(6.8%)の増加となりました。主な要因は、大阪オペレーションセンターの開設等に伴う有形固定資産89百万円の増加によるものです。この結果、資産合計は5,704百万円と前事業年度末比118百万円(2.1%)の増加となりました。 (負債) 当事業年度における流動負債は636百万円と前事業年度末比443百万円(41.1%)の減少となりました。主な要因は、未払金123百万円、未払法人税等220百万円の減少によるものです。固定負債は284百万円と前事業年度末比75百万円(35.8%)の増加となりました。主な要因は、リース債務38百万円の増加によるものです。この結果、負債合計は921百万円と前事業年度末比368百万円(28.6%)の減少となりました。 (純資産) 当事業年度における純資産は4,782百万円と前事業年度末と比べ486百万円(11.3%)の増加となりました。これは主に、当期純利益679百万円の計上、配当の支払192百万円によるものであります。 (3)キャッシュ・フローの状況 「経営成績等の状況の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。