概要
WDBココ株式会社は、医薬品・医療機器開発における業務代行(CRO)事業を手掛ける企業である。1984年に翻訳サービス会社として創業し、現在は安全性情報管理、ドキュメントサポート、製造販売後調査支援、臨床研究支援の4つのサービスを提供する。2019年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月にグロース市場へ移行した。2026年3月期の売上高は48億円、従業員数は516名。
安全性情報管理を主軸とするCROの四事業
当社はCRO(医薬品開発業務受託)事業の単一セグメントで、4つのサービスを展開する。中核は「安全性情報管理サービス」で、臨床試験や市販後に発生する副作用情報の入力・評価案作成・報告書案作成を担う。次に「ドキュメントサポートサービス」では承認申請資料のQC・翻訳や治験関連文書の作成・発送を支援する。「製造販売後調査支援サービス」は新薬承認後の調査契約代行やデータマネジメントを提供し、「臨床研究支援サービス」はヒトを対象とした医学系研究の実施から統計解析までをワンストップで請け負う。
中外製薬が売上の25%を占める顧客集中
売上高の約4分の1を特定の大手製薬企業が占める。2026年3月期の販売実績によれば、最大顧客である中外製薬への売上高は12億749万円で総売上の25.1%に達する。次いでグラクソ・スミスクラインが9.6%(4億6,273万円)、日本イーライリリーが8.0%(3億8,683万円)、アッヴィ合同会社が7.5%(3億5,989万円)と続く。上位4社で売上の約50%を占め、特定顧客への依存度が高い構造となっている。
上場後も増収基調だが2026年3月期は減収
売上高は2016年3月期の10億円から2025年3月期の53億円まで拡大を続けたが、2026年3月期は48億円と前期比9.6%の減収となった。営業利益も同期間に13億円から9億5,700万円へ減少し、売上高経常利益率は24.6%から20.0%に低下した。減収の要因は、安全性情報管理サービスの一部顧客での委託範囲見直しや症例数減少による。一方、当期純利益は9億円から6億7,900万円へ減益ながら、自己資本比率は約84%と財務基盤は堅調である。
WDBグループの完全子会社として再編を経た成長
2011年4月に人材サービス大手のWDB株式会社(現WDBホールディングス)の完全子会社となり、その後グループ内の事業再編を経て現在の体制に至る。2012年11月には同じグループのWDBメディカル株式会社を吸収合併し、商号をWDBアイシーオー株式会社に変更。2019年6月に現商号のWDBココ株式会社へ改称した。2023年3月には子会社化したWDB臨床研究株式会社を同年6月に吸収合併し、臨床研究支援の体制を強化している。
業界の中での役割は治験・市販後の安全性情報管理を担うCROにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01製薬業界(医薬品・医療機器開発)主力
製薬企業向けに、臨床試験や市販後の安全性情報の入力・評価・報告を支援する。規制当局への報告義務に対応し、医薬品開発の安全性確保を支える。
- 安全性情報管理サービス
- 安全性情報の入力、評価案作成、報告書案作成、翻訳、ファイリングなどを提供。
02製薬業界(薬事申請・治験運営)準主力
承認申請資料のQC・翻訳やCTD作成支援、治験届の作成、治験関連文書の管理など、医薬品開発に必要なドキュメント業務を幅広く支援する。
- ドキュメントサポートサービス
- 各種文書の作成・QC、翻訳、発送、管理などの業務を提供。
03製薬業界(市販後調査)副次
新薬承認後の製造販売後調査において、医療機関との契約管理や調査票の回収、データ解析、コールセンター業務などを支援する。
- 製造販売後調査支援サービス
- 契約書類作成・管理、調査データの回収・解析、コールセンター業務などを提供。
04医療機関・研究機関(臨床研究)副次
ヒトを対象とした医学系研究に対して、参加医療機関のサポートからデータ収集、モニタリング、統計解析、報告書作成までワンストップで提供する。
- 臨床研究支援サービス
- 研究開始支援、データ収集・チェック、モニタリング、統計解析、報告書作成を提供。
製品と技術
安全性情報管理:副作用データの入力から報告書案作成まで
医薬品・医療機器の臨床試験中や市販後に発生する「安全性情報」を管理するサービス。収集された副作用情報に対して、データベースでの症例管理番号発番、情報入力、規制当局(PMDA)への報告要否評価案作成、報告書案作成を提供する。さらに、日英・英日翻訳や紙資料のファイリング業務も含む。このサービスが当社の売上の中心であり、顧客からの委託業務範囲見直しが減収の主因となった。
ドキュメントサポート:承認申請から治験運営まで文書業務を包括支援
医薬品開発の各段階で発生する文書・資料の作成・管理を支援する。薬事領域ではPMDAへの承認申請資料のQC(品質管理)・翻訳、CTD(日米EU共通申請様式)作成支援を手掛ける。治験領域では治験届や関連資料の作成・QC、文書の押印申請・施設発送、治験関連資材の印刷発注・管理、症例ファイル管理など、治験運営に付随する多様なドキュメント業務を幅広くカバーする。
製造販売後調査支援:市販後調査の契約代行から統計解析まで
新薬の承認後に義務付けられる製造販売後調査を支援するサービス。調査を依頼する医療機関との契約書類作成・締結・管理代行、調査票の回収、データマネジメント、統計解析、関連文書のファイリング、コールセンター業務などを一貫して提供する。2023年に子会社化したWDB臨床研究株式会社を吸収合併し、この分野の体制を強化した。
臨床研究支援:ヒト対象研究の実施から結果報告までワンストップ
ヒトを対象とした医学系研究(臨床研究)において、研究開始時の参加医療機関サポート、臨床データの収集とチェック、実施状況のモニタリング、収集データの統計解析、結果報告書作成までをワンストップで提供する。2014年にサービスを開始し、2018年には臨床開発支援サービスとして拡充。2023年のWDB臨床研究株式会社吸収合併により、さらなるサービス強化を図った。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
科学技術系人材派遣で中堅、収益堅調
同社は研究開発・技術系人材の派遣・紹介事業を展開。売上高46億円(2024/3期)から53億円(2025/3期)へ増加し、業界内でも比較的大規模の部類。営業利益率24.53%(2025/3期)と収益性も良好。同業他社(ジンジブ、イシン、JSH、ダイブ、マテリアルグループ)の中では、売上高規模は最大と推定される(開示データから)。2026/3期は売上高48億円、利益率20.83%とやや減少見通しだが、底堅い需要が背景。科学技術系に特化した専門性が強み。
強み
- 売上高53億円と同業他社の中で最大。ブランド力と営業力が強み。
- 科学技術系人材に特化し、高いスキルを持つ人材を供給。
- 2024/3期→2025/3期で46→53億円と15%増収。
- 20%超の営業利益率を維持。顧客との継続取引が基盤。
課題
- 2026/3期は売上高48億円と減少見通し。大型案件の終了など。
- 高度技術人材の獲得競争が激化。採用費増加が利益圧迫。
- 特定業界(製薬、メーカーなど)の研究開発動向に業績影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がWDBココ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2408KG情報 | 63億円 | 12.6倍 |
| 2 | 7079WDBココ | 62億円 | 9.1倍 |
| 3 | 9656グリーンランドリゾート | 62億円 | 12.6倍 |
| 4 | 4840トライアイズ | 62億円 | — |
| 5 | 9246プロジェクトホールディングス | 62億円 | 44.0倍 |
| 6 | 6546フルテック | 62億円 | 89.4倍 |
| 7 | 2373ケア21 | 61億円 | 52.2倍 |
| 8 | 480Aリブ・コンサルティング | 60億円 | 11.3倍 |
| 9 | 9162ブリーチ | 59億円 | — |
| 10 | 589Aネイス | 59億円 | 22.3倍 |
| 11 | 2385総医研ホールディングス | 58億円 | 27.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
翻訳会社からCROへ転換した1984~1994年
1984年8月、医薬医療・ライフサイエンス分野の翻訳サービスを目的として東京都中央区に株式会社アイ・シー・オー(資本金400万円)を設立。創業後、本社を目黒区、中央区と移転しながら、1994年11月にはCRO業務拡大のため薬事申請関連資料の作成代行を行うメディカルライティングサービスを開始した。このサービス開始が後のドキュメントサポート事業の礎となった。
WDBグループ参入と合併による事業拡大(2011~2012年)
2011年4月、人材サービス関連事業を行うWDB株式会社(現WDBホールディングス)の完全子会社となる。これによりグループのリソースを活用した事業展開が可能となった。2012年11月には、安全性情報管理サービス、ドキュメントサポートサービス、特定派遣サービスを手掛けるWDBメディカル株式会社を吸収合併し、同時に商号をWDBアイシーオー株式会社へ変更。グループ内での事業統合によりサービスラインを拡充した。
サービスの多様化と拠点開設(2014~2018年)
2014年2月に臨床研究支援サービスを開始し、CRO業務の幅を広げた。2015年9月には受託件数増加に対応するため沖縄データセンターを開設。2016年2月に本社とデータセンターを中央区八重洲へ移転し、同年4月には製造販売後調査支援サービスを開始。2016年6月には関西エリア強化のため神戸市に関西オフィス・神戸データセンターを開設した。2017年12月に東京データセンターを増床し、2018年4月には臨床開発支援サービスを開始した。
上場からグロース市場移行へ(2019~2022年)
2019年6月に商号をWDBココ株式会社へ変更し、本社を東京都中央区晴海に移転。2019年12月には東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たした。上場後も成長を続け、2021年10月には関西オフィス・神戸データセンターを神戸市中央区京町に移転増床。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、グロース市場へ移行した。
子会社化と大阪オペレーションセンター開設(2023~2026年)
2023年3月、製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化。同年6月には同社を吸収合併し、臨床研究分野の一体運営を開始した。2026年2月には営業・業務運用強化を目的に大阪府大阪市北区に大阪オペレーションセンターを開設した。これにより西日本エリアの顧客対応能力を高めている。
年表24件を開く
1980年代
- 1984年8月創業医薬医療・ライフサイエンス系分野の翻訳サービスを事業目的として、東京都中央区に株式会社アイ・シー・オー(資本金400万円)を設立
- 1986年2月本社を東京都目黒区に移転
1990年代
- 1990年10月本社を東京都中央区に移転
- 1994年11月CRO業務の拡大を目的に薬事申請関連資料の作成代行を行うメディカルライティングサービスを開始
- 1997年3月本社を東京都目黒区に移転
2000年代
- 2007年5月本社を東京都港区に移転
2010年代
- 2011年4月M&A人材サービス関連事業を行うWDB株式会社(現WDBホールディングス株式会社)の 完全子会社となる
- 2011年5月社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都千代田区大手町二丁目3番6号に移転
- 2012年10月社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都千代田区大手町二丁目6番2号に移転
- 2012年11月M&A当社を存続会社として、安全性情報管理サービス、ドキュメントサポートサービス及び特定派遣サービスを行うWDBメディカル株式会社を吸収合併し、同時に商号をWDBアイシーオー株式会社へ変更
- 2014年2月CRO業務の拡大を目的に臨床研究支援サービスを開始
- 2015年9月受託件数の増加に対応するため沖縄データセンターを開設
- 2016年2月社員数増加に伴う増床を目的に本社及びデータセンターを東京都中央区八重洲に移転
- 2016年4月CRO業務の拡大を目的に製造販売後調査支援サービスを開始
- 2016年6月関西エリアの顧客サービスの強化と営業活動強化、受託件数の増加に対応するため 兵庫県神戸市中央区港島中町に関西オフィス・神戸データセンターを開設
- 2017年12月社員数増加に伴い東京データセンターを増床
- 2018年4月CRO業務の拡大を目的に臨床開発支援サービスを開始
- 2019年6月商号をWDBココ株式会社へ変更 社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都中央区晴海に移転
- 2019年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
2020年代
- 2021年10月社員数増加に伴う増床を目的に関西オフィス・神戸データセンターを兵庫県神戸市中央区京町に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、グロース市場へ移行
- 2023年3月M&A製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化
- 2023年6月M&AWDB臨床研究株式会社を吸収合併
- 2026年2月営業・業務運用強化を目的に大阪オペレーションセンターを大阪府大阪市北区大深町に開設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率重視する指標(具体的数値なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
業務プロセスの標準化・自動化推進
受託業務のオペレーションに加えて、標準化・自動化を推進し、改革した業務プロセスとオペレーションを提供することで、品質の再現性と生産性を向上する。
- 02
AIと共存する新たなCROモデルの確立
判断、顧客対応、品質担保、マルチタスク対応など人が担うべき実務価値領域に資源を集中し、AIと共存する新たなCROモデルを確立する。
- 03
安全性情報管理など4サービスの品質向上
安全性情報管理、ドキュメントサポート、製造販売後調査、臨床研究の各サービスにおいて、継続的な品質向上や生産性改善を伴う受託業務を提供する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で516人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は457万円で、6期前と比べて+14.4%。平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は4.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 399 | 35.6 | 3.2 | 277 | — |
| 2021年3月 | 395 | 35.5 | 3.2 | 342 | — |
| 2022年3月 | 422 | 34.5 | 3.2 | 403 | — |
| 2023年3月 | 410 | 34.6 | 3.4 | 471 | — |
| 2024年3月 | 413 | 35.4 | 3.9 | 504 | — |
| 2025年3月 | 475 | 35.6 | 3.5 | 566 | 230 |
| 2026年3月 | 457 | 36.6 | 4.7 | 516 | 194 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内WDBホールディングス株式会社(注)1兵庫県神戸市 · その他の関係会社議決権67.7%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は48億円、営業利益は10億円。前期と比べると減収減益で、売上が-9.4%、利益が-23.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 47億円 | 48億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 10億円 |
| 純利益 | 7億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 10 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 10 | 2 | 20.0 | 2 |
| 2024年2Q | 12 | 3 | 25.0 | 2 |
| 2024年3Q | 12 | 4 | 33.3 | 2 |
| 2024年4Q | 12 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 26 | 7 | 26.9 | 5 |
| 2025年4Q | 27 | 6 | 22.2 | 4 |
| 2026年2Q | 24 | 4 | 16.7 | 3 |
| 2026年4Q | 24 | 6 | 25.0 | 4 |
| 2027年1Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は10億円から48億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は20.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関西エリアの顧客サービスの強化と営業活動強化、受託件数の増加に対応するため 兵庫県神戸市中央区港島中町に関西オフィス・神戸データセンターを開設 | |||||
| 2016年3月 | 10 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年3月 | 11 | — | 2 | — | 2 |
| 2018年3月 | 15 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に上場 | |||||
| 2019年3月 | 18 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年3月 | 23 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年3月 | 26 | — | 5 | — | 4 |
| 2022年3月 | 36 | — | 10 | — | 6 |
| 製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化 | |||||
| 2023年3月 | 41 | — | 11 | — | 7 |
| 2024年3月 | 46 | — | 13 | — | 9 |
| 2025年3月 | 53 | 13 | 13 | 24.5 | 9 |
| 営業・業務運用強化を目的に大阪オペレーションセンターを大阪府大阪市北区大深町に開設 | |||||
| 2026年3月 | 48 | 10 | 10 | 20.8 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高48億円のうち、営業利益として残るのは10億円で20.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の14.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.6%31億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%8億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.8%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は38億円で、売上の9.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 3 |
| 2019年3月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 5 |
| 2020年3月 | 4 | −1 | 3 | 3 | 10 |
| 2021年3月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 13 |
| 2022年3月 | 7 | −1 | −1 | 6 | 19 |
| 2023年3月 | 5 | −3 | −1 | 2 | 20 |
| 2024年3月 | 8 | −1 | −1 | 7 | 27 |
| 2025年3月 | 11 | −1 | −2 | 10 | 35 |
| 2026年3月 | 6 | −1 | −2 | 5 | 38 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は83.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 5 | 3 | 2 | 64.8 |
| 2017年3月 | 6 | 4 | 2 | 70.4 |
| 2018年3月 | 8 | 5 | 3 | 64.8 |
| 2019年3月 | 10 | 7 | 3 | 64.3 |
| 2020年3月 | 18 | 12 | 6 | 69.7 |
| 2021年3月 | 21 | 16 | 5 | 73.6 |
| 2022年3月 | 31 | 21 | 10 | 68.5 |
| 2023年3月 | 37 | 28 | 9 | 76.6 |
| 2024年3月 | 47 | 36 | 11 | 76.5 |
| 2025年3月 | 56 | 43 | 13 | 76.9 |
| 2026年3月 | 57 | 48 | 9 | 83.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中30位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中492位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,558で、1年前と比べて-4.0%。過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.1倍 |
| PER (会社予想) | 9.0倍 |
| PBR | 1.29倍 |
| 配当利回り | 3.91% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価2605円は25日線(2585円)と75日線(2585円)を上回り、短期・中期の上昇トレンド継続。1ヶ月で+0.9%、高値3125円から17%下落。200日線(2593円)も上回り、底堅い。出来高は7/22に6400株とやや増加したが、全般低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが9.2倍と同業平均22.5倍を大きく下回り、PBRも1.31倍と平均3.16倍を下回る。配当利回り3.65%は業界平均2.73%を上回る。ROE15%と高収益だが、2026/3期に減収減益予想で成長鈍化が懸念される。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 9.0倍 | — |
| PBR | 1.29倍 | 3.51倍 |
| ROE | 15.0% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
高収益体質だが、売上高が2026年3月期に減少見込みで成長力に疑問。強気派は利益率の高さと技術力を評価し、弱気派はプロジェクト依存の不安定性と競争激化を懸念。
- 高い収益性
営業利益率20%超とITサービス業界でトップクラスの高収益。
- 安定した顧客基盤
主要顧客との長期契約により、一定のリピート受注が確保されている。
- 成長余地
DX需要の拡大でIT投資は堅調、新規開拓により成長可能。
- 高い営業利益率20%超継続影響中
営業利益率24.5%→20.8%と高いが、収益性は業界屈指
- 自己資本比率の高さ継続影響弱
自己資本比率高く、財務安全性高い
- 配当利回り3.65%の魅力通年影響弱
安定配当と自己株式取得等の可能性
- 専門性の高い事業モデル不定影響弱
ココというブランドで差別化、顧客基盤堅調
- 売上高の減少予想
2026年3月期に売上高が48億円と前期比9%減の予想。
- プロジェクト依存
大型案件の終了で収益が大きく変動するリスクがある。
- 競争激化
IT業界の人材不足や価格競争で受注単価が下落する可能性。
- 2026/3期の減収減益2026年3月期影響強
売上高53→48億円(▲9.4%)、営業利益13→10億円(▲23%)
- 業績予想の下方修正リスク不定影響中
FY2026予想は前期比悪化、更なる悪化可能性
- 外国人保有比率の低さ継続影響弱
外国人3.2%、需給面で法人需要頼み
- PER9.2倍でも利益減少で割高化継続影響弱
減益でPER上昇、バリュエーション割安感薄れる
- 受注高
- 将来の売上高を占う先行指標で増加が成長の条件。
- 営業利益率
- 高収益体質が維持されているか確認する最重要指標。
- 従業員数
- 人材確保が成長の鍵、増加傾向なら事業拡大のシグナル。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+18.8%。いまの株価に対する利回りは3.91%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 35 | — | 21.5 |
| 2022年3月 | 40 | 14.3 | 14.6 |
| 2023年3月 | 41 | 2.5 | 13.2 |
| 2024年3月 | 75 | 82.9 | 21.0 |
| 2025年3月 | 80 | 6.7 | 21.1 |
| 2026年3月 | 95 | 18.8 | 33.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,098人。区分でいちばん多いのは事業法人で69.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.3%を占め、残る28.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 69.4 | 68.4 | 68.2 | 68.0 | 70.8 | 69.1 |
| 個人・その他 | 20.7 | 20.4 | 19.1 | 18.5 | 18.7 | 23.7 |
| 外国法人 | 5.4 | 5.8 | 9.8 | 11.0 | 7.1 | 3.2 |
| 金融機関 | 1.1 | 1.3 | 0.8 | 0.8 | 1.6 | 2.3 |
| 証券会社 | 3.4 | 4.1 | 2.1 | 1.7 | 1.8 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | WDBホールディングス株式会社 | 67.66 |
| 02 | 光通信株式会社 | 4.00 |
| 03 | 谷口 晴彦 | 2.49 |
| 04 | 五味 大輔 | 1.41 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.21 |
| 06 | WDBココ従業員持株会 | 0.95 |
| 07 | 上田八木短資株式会社 | 0.84 |
| 08 | 西森 初音 | 0.75 |
| 09 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.72 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 0.69 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは15.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 682,676 | 1,712,285 | 45.6 | — | 73.2 |
| 2017年3月 | 806,354 | 2,018,639 | 43.2 | — | 49.6 |
| 2018年3月 | 99 | 261 | 42.8 | — | 51.5 |
| 2019年3月 | 118 | 328 | 40.2 | — | 53.7 |
| 2020年3月 | 148 | 542 | 32.4 | 16.7 | 23.0 |
| 2021年3月 | 163 | 665 | 26.6 | 24.6 | 21.5 |
| 2022年3月 | 274 | 899 | 34.8 | 19.9 | 14.6 |
| 2023年3月 | 311 | 1,167 | 30.0 | 15.6 | 13.2 |
| 2024年3月 | 357 | 1,482 | 26.9 | 12.9 | 21.0 |
| 2025年3月 | 380 | 1,786 | 23.2 | 9.3 | 21.1 |
| 2026年3月 | 282 | 1,989 | 15.0 | 9.2 | 33.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額63百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 谷口晴彦 | 代表取締役 社長 | 51 |
| 平光初音 | 取締役 薬事申請・品質保証部長 兼 エビデンス 創出部長 | 44 |
| 藤原素行 | 取締役 プロセス 開発部長 | 49 |
| 今村敦 | 取締役 臨床開発部長 兼 エビデンス 創出部長 兼 営業部長 | 52 |
| 齋藤和貴 | 取締役 経営管理部長 兼 人事部長 | 44 |
| 中野敏光 | 取締役 | 70 |
| 横川堅太 | 取締役 | 47 |
| 大井理 | 取締役 | 59 |
| 齋藤譲一 | 常勤監査役 | 69 |
| 小出敏彦 | 監査役 | 65 |
| 浅見雄輔 | 監査役 | 61 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 38 | 38 | 8 |
| 社外取締役 | 4 | 14 | 14 | 4 |
| 監査役 | 1 | 11 | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,325字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,047字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,896字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,196字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第43期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第42期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第40期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第40期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第40期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第40期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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