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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ウォンテッドリー

3991 · Growth · 情報・通信業

ビジョン重視のマッチングで知られるビジネスSNS。採用初期段階から定着までを一気通貫で支える。

概要

ウォンテッドリー株式会社は、ビジネスSNS「Wantedly」を運営する情報・通信業の企業である。2010年設立、2017年に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。本社は東京都港区白金台に所在し、従業員数は135名。2025年8月期の連結売上高は約49億円、営業利益は約16億円、純利益約11億円と安定した収益を上げている。主力サービスは企業と求職者をビジョン・価値観でマッチングする「Wantedly Visit」で、個人ユーザ432万人、企業ユーザ4.3万社を有する。

ビジネスSNSプラットフォームと3つのサービス

ウォンテッドリーは、ビジネスSNS「Wantedly」を中核に、3つのサービスを提供する単一セグメント企業である。主力の「Wantedly Visit」は会社訪問アプリで、ビジョンや価値観に基づくマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援する。加えて、2021年にリリースした「Engagement Suite」は社内報「Story」、チームマネジメント「Pulse」、福利厚生「Perk」の3機能で従業員の定着・活躍を促進する。2024年には次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」を投入し、応募から内定までの選考プロセスを一元管理する。これらのサービスは個人ユーザと企業ユーザの両方を対象とし、利用シーンを多角的にカバーする。

サブスクリプション型の収益構造と低顧客集中度

収益の大部分は企業向けサブスクリプション型の「採用」サービスから生まれる。基本プランの月額利用料に加え、スカウト機能や広告代行、コンテンツ作成などのオプション課金がフロー収益を構成する。2025年8月期の営業収益49億円のうち、ストック収益とフロー収益がともに前年比で伸長した。特徴的なのは、売上上位10社の占める割合が10%以下と低く、特定顧客への依存度が極めて低い点である。低単価・多顧客のモデルで、解約率の低下と顧客単価の向上が成長の鍵となる。また、契約更新による継続収益の積み上げが収益基盤の安定性を支えている。

国内市場に集中した事業展開とシンガポール子会社

事業は国内市場に集中しており、個人ユーザ432万人、企業ユーザ4.3万社のほとんどが日本国内の登録である。海外展開としては、2016年に設立したシンガポール子会社「Wantedly Singapore Pte. Ltd.」を通じて、東南アジア市場への足がかりを築いている。ただし、連結売上高に占める海外比率は現時点で極めて小さい。本社は東京都港区白金台に所在し、過去に渋谷区恵比寿、港区白金台三丁目等への移転を経て現在の場所に定着した。社員数は135名と比較的小規模ながら、テクノロジーを活用した拡張性の高いビジネスモデルを志向している。

主力サービスのユーザ属性とマーケティング手法

Wantedly Visitの個人ユーザは20代から30代が多数を占め、ビジネスパーソンに加えて学生の登録も拡大している。企業ユーザの獲得は、WebマーケティングやPR活動に加え、既存ユーザによる口コミやソーシャルメディア上のシェアが重要な役割を果たす。企業が募集や記事を公開すると、自社社員やその知人がシェアし、それを見た個人が登録・応募する循環が生まれる。このオーガニックな拡散モデルは、広告費を抑えつつ質の高いユーザーを獲得する手法として機能している。新規事業のEngagement SuiteやWantedly Hireも、既存のWantedlyユーザベースを活用したクロスセルが期待されている。

業界の中での役割はビジネスSNS運営会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
49億円
営業利益
16億円
営業利益率
32.7%
純利益
11億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01採用・人材マッチング主力

ビジョン・価値観に基づくマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援する「Wantedly Visit」を提供。企業が募集を掲載し、個人が興味を持てばコンタクトする仕組み。サブスクリプション型で、広告やコンテンツ作成などのオプションも提供。

主な製品・サービス1
Wantedly Visit
会社訪問アプリ。ビジョン・価値観によるマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援。募集掲載、記事投稿、メッセージ送受信、スカウトなどの機能を提供。

02採用管理(ATS)準主力

次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」を提供。応募から内定までの選考プロセスを一元管理し、自動日程調整や高度なデータ分析機能で効率化を支援。

主な製品・サービス1
Wantedly Hire
次世代型採用管理システム(ATS)。応募から内定までの選考プロセスを一元管理し、自動日程調整等の機能と柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供。

03従業員エンゲージメント準主力

従業員の定着・活躍を推進するため、社内報、チームマネジメント、福利厚生の各サービスを提供。企業の目的意識と一体感の醸成や、従業員の現状把握と改善を支援。

主な製品・サービス1
Engagement Suite
従業員の定着・活躍を推進するためのサービス群。社内報「Story」、チームマネジメント「Pulse」、福利厚生「Perk」で構成される。

製品と技術

会社訪問アプリ「Wantedly Visit」:ビジョンでつなぐ採用マッチング

Wantedly Visitは、ウォンテッドリーの主力サービスであり、企業と求職者をビジョンや価値観でマッチングする会社訪問アプリである。一般的な採用媒体が給与や福利厚生などの条件面で訴求するのに対し、Wantedly VisitはWhy(なぜやるのか)、How(どうやっているのか)、What(なにをやっているのか)の3つのフレームワークを用いて企業のビジョンを表現する。個人ユーザは、気になる企業の募集に対して「話を聞きに行きたい」ボタンを押すことで企業とコンタクトできる。企業向けにはサブスクリプション型の採用サービスとして提供され、スカウト機能や広告代行、コンテンツ作成などのオプションも用意されている。2025年8月末時点で個人ユーザ432万人、企業ユーザ4.3万社を有する。

エンゲージメントスイート「Engagement Suite」:定着・活躍を多角的支援

2021年9月にリリースされたEngagement Suiteは、社内報「Story」、チームマネジメント「Pulse」、福利厚生「Perk」の3サービスで構成される。Storyはメンバー間で目的意識と一体感を共有するオンライン社内報であり、Pulseは週次サーベイや1on1ミーティング機能を通じてチームの現状把握と改善を支援する。Perkは企業にとって最適な福利厚生の実現を支援し、日常で気軽に使える特典を提供する。これらのサービスは、採用後の従業員の定着・活躍を促すことで、企業の離職率低下と生産性向上に寄与する。Wantedly Visitで獲得した顧客基盤に対してクロスセルされることが想定されており、既存の採用サービスとの相乗効果が期待されている。

採用管理システム「Wantedly Hire」:選考プロセスの一元管理と効率化

2024年11月にリリースされたWantedly Hireは、次世代型採用管理システム(ATS)である。応募受付から内定通知までの選考プロセス全体を一元管理し、自動日程調整や柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供する。従来のWantedly Visitが採用の「出会い」を創出するのに対し、Wantedly Hireはその後の「選考」を効率化することで、採用担当者の工数削減と意思決定の迅速化を実現する。また、選考データの分析により、採用効果の可視化や改善が可能となる。リリース直後から広告キャンペーンを展開し、認知度向上と導入企業の拡大を図っている。中長期的には、Wantedly Visitと連携した統合採用プラットフォームとしての価値創出が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

成長投資で収益率低下も、高い利益率を維持

事業内容は明記されていないが、情報・通信業界において、売上高49億円規模の企業。同業他社にはVRAIN SolutionやCocoliveなどがあり、各社が異なる専門領域を持つと推測される。売上高は横ばい傾向だが、営業利益率は32.7%と非常に高く、効率的な運営と高い付加価値サービスを提供している。ただし、直近の営業利益率は前年比で低下しており、新規事業への投資拡大や競争激化の影響が考えられる。同業他社と比較して、売上規模は小さいものの、収益性の高さで差別化している。

強み

  • 営業利益率30%超を維持し、少ない売上で高収益を実現。
  • 高利益率は独自サービス提供による価格競争回避を示す。
  • 売上高は約47〜49億円で推移し、大きな変動が見られない。
  • 高い利益率は今後の成長投資や事業拡大の資金源となる。

課題

  • 売上高がほぼ横ばいで、新規顧客獲得や市場拡大が課題。
  • 直近で利益率が前年比で低下、要因分析と改善が急務。
  • 同業他社も成長領域で参入し、差別化戦略の明確化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がウォンテッドリー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
15582グリッド93億円29.8倍
22332クエスト93億円11.1倍
33991ウォンテッドリー92億円10.9倍
4153Aカウリス92億円29.6倍
55588ファーストアカウンティング92億円40.2倍
6472Aミラティブ92億円9.1倍
74374ROBOT PAYMENT92億円15.8倍
89445フォーバルテレコム90億円9.1倍
94011ヘッドウォータース90億円
104262ニフティライフスタイル89億円11.4倍
114488AI inside89億円25.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

インターネットサービス会社として2010年に創業

2010年9月、東京都渋谷区においてフューエル株式会社として設立された。設立目的はインターネットを利用した各種サービスの企画・開発・運営である。創業時からテクノロジーを軸とした事業展開を志向しており、後のビジネスSNSプラットフォームの基盤となる。翌2011年9月には商号をウォンテッド株式会社に変更し、社名に事業の方向性を反映させた。この時期、日本ではソーシャルメディアの普及が進み、ビジネス領域でのSNS活用の可能性が模索されていた。設立から2年間は、ビジネスモデルの種を育てる準備期間であったと言える。

会社訪問アプリ「Wantedly Visit」の投入と社名変更

2012年2月、ビジネスSNSプラットフォームの前身となる会社訪問アプリ「Wantedly(ウォンテッドリー)」のサービスを開始した。これは現行の「Wantedly Visit」にあたる。当時、従来の採用媒体とは異なり、給与や条件ではなく会社のビジョンや価値観に共感した人材との出会いを創出するという独自のアプローチを打ち出した。同年3月には本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。2013年11月には商号を現在のウォンテッドリー株式会社に変更し、ブランド名と会社名を統一した。同時に本社を東京都港区白金台三丁目へ移転し、事業拡大に向けた体制を整えた。

シンガポール進出と新アプリ投入、上場への布石

2015年6月、本社を現在の東京都港区白金台五丁目に移転。2016年11月にはシンガポール子会社「Wantedly Singapore Pte. Ltd.」を設立し、海外市場への足がかりを築いた。同月、つながり管理アプリ「Wantedly People」をリリースし、ビジネスパーソンのネットワーク構築を支援する機能を追加した。これらの取り組みは、2017年9月の東京証券取引所マザーズ上場を見据えた事業基盤の拡充と認知度向上を意図していた。上場時点での売上高は13億円、純利益はほぼゼロに近かったが、成長性が市場に評価された。上場により調達した資金は、さらなるプロダクト開発とマーケティングに投入された。

エンゲージメント領域への拡張:Engagement Suiteのリリース

2021年9月、従業員の定着・活躍を支援する「Engagement Suite」をリリースした。これは社内報サービス「Story」、チームマネジメントサービス「Pulse」、福利厚生サービス「Perk」の3つから構成される。従来の採用プラットフォームから一歩進み、入社後のエンゲージメント向上という新たな領域に進出した。この動きは、単なる採用マッチングから人材のライフサイクル全体をカバーするプラットフォームへと進化する戦略の一環である。2022年4月には、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行し、成長企業としての位置づけを明確にした。

採用管理システム「Wantedly Hire」で選考プロセス効率化

2024年11月、次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」をリリースした。これは応募から内定までの選考プロセスを一元管理するATS(Applicant Tracking System)であり、自動日程調整や柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供する。従来のWantedly Visitが採用初期段階の出会い創出を担うのに対し、Wantedly Hireはその後の選考工程を効率化し、採用活動全体をシームレスにつなぐ役割を果たす。これにより、企業ユーザはWantedlyブランド内で一貫した採用体験を得られるようになった。リリース後の広告キャンペーンにより、販管費は増加したが、中長期的な収益源として期待されている。

年表13件を開く

2010年代

  • 2010年9月創業東京都渋谷区において、インターネットを利用した各種サービスの企画・開発・運営を目的としてフューエル株式会社を設立
  • 2011年9月商号変更商号をウォンテッド株式会社に変更
  • 2012年2月ビジネスSNS(※1)プラットフォームの前身として、会社訪問アプリ(※2)「Wantedly(ウォンテッドリー)」(現 Wantedly Visit)のサービス開始
  • 2012年3月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2013年11月商号変更商号をウォンテッドリー株式会社に変更
  • 2013年11月本社を東京都港区白金台三丁目に移転
  • 2015年6月本社を東京都港区白金台五丁目に移転
  • 2016年11月シンガポール子会社、Wantedly Singapore Pte. Ltd.を設立
  • 2016年11月つながり管理アプリ「Wantedly People」リリース
  • 2017年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年代

  • 2021年9月「Engagement Suite」リリース 社内報サービス「Story」チームマネジメントサービス「Pulse」福利厚生サービス「Perk」
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2024年11月次世代型 採用管理システム「Wantedly Hire」リリース

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    Visit事業の提供価値強化

    推薦アルゴリズムの改善など機能改善を通じて企業・個人ユーザへの提供価値を高め、利用単価を向上させるとともに、中長期的に有料企業数を増やし継続成長を目指す。

  2. 02

    新規事業領域への投資加速

    主力のWantedly Visitで得た利益をEngagement Suiteと新規事業Wantedly Hireに投資し、中長期的な成長を牽引する事業へ育成する。

  3. 03

    AI活用による競争優位性の向上

    AIの積極活用により事業全般の競争優位性を高め、新たな収益機会の創出につなげる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で135人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、8期前と比べて+39.0%平均年齢は32.3歳、平均勤続年数は2.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年8月52
2018年8月94
2019年8月46628.41.4134
2020年8月57828.32.0123
2021年8月60928.82.4120
2022年8月68129.92.7108
2023年8月64830.62.4107
2024年8月65631.42.31211,322
2025年8月64832.32.51351,185

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区81百万円
ビジネスSNS事業
主な関係会社
  • 海外
    Wantedly Singapore Pte. Ltd.(注)2
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は49億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+0.0%。

売上高
+4.3%
49億円
営業利益
+0.0%
16億円
純利益
+10.0%
11億円
営業利益率
32.7%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円49億円
営業利益10億円16億円
純利益15億円11億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

9期分

直近は2026年3Qで、売上は34億円、営業利益は1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q221
2019年4Q29−1
2020年4Q310
2021年4Q36−1
2022年4Q451
2023年4Q472
2024年4Q47510.63
2025年4Q49714.35
2026年3Q3412.911

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

直近期の営業利益率は32.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
商号をウォンテッドリー株式会社に変更
2013年8月000
2014年8月200
2015年8月500
シンガポール子会社、Wantedly Singapore Pte. Ltd.を設立
2016年8月811
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2017年8月1310
2018年8月2221
2019年8月2931
2020年8月3142
2021年8月3642
2022年8月45127
2023年8月471610
2024年8月47161634.010
2025年8月49161632.711

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高49億円のうち、営業利益として残るのは16億円32.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の22.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金67.3%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益32.7%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+24.3pt
32.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+15.8pt
22.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.3pt
24.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
15.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
112.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年8月期は営業CFが21億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は62億円で、売上の15.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年8月0−22−23
2016年8月20024
2017年8月1−105
2018年8月2−1016
2019年8月500511
2020年8月300313
2021年8月200215
2022年8月12001228
2023年8月901937
2024年8月100−21045
2025年8月21−2−21962

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年8月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は68.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年8月22098.2
2014年8月32175.1
2015年8月64274.5
2016年8月75263.6
2017年8月85358.0
2018年8月126652.6
2019年8月178945.4
2020年8月2011953.9
2021年8月23131055.9
2022年8月36211557.1
2023年8月45321369.9
2024年8月53401375.8
2025年8月72492268.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
62億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
43億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中32位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中421位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
24.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
32.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥972で、1年前と比べて-26.5%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥972-1.2%1ヶ月+6.3%1年-26.5%時価総額92億円
過去52週の値幅
安値¥870高値¥1,431

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.9倍
PER (会社予想)6.0倍
PBR1.82倍
配当利回り2.06%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近で927円と25日移動平均線(920円)をわずかに上回り、横ばい圏で推移しています。月間では+0.76%とほぼ変わらず、年間では-28.79%と低迷が続いています。52週高値1431円からは約35%下落し、52週安値870円からは約6.6%上回っており、底値圏に近い状況です。出来高は直近で6000株と増加傾向にあり、売買がやや活発化しています。RSIは39.62と弱気圏にあり、下値リスクが意識されます。需給面では個人投資家の売買が中心で、機関の参入が待たれます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは10.36倍と同業界平均の30.11倍を大きく下回り、予想PERは5.7倍とさらに低く、株価は割安と言える。PBRは1.74倍で平均の3.51倍を下回っており、ROEは24.4%と非常に高く、収益性が高い。ただし、配当利回りは2.16%と平均の3.42%を下回り、配当水準は低い。業績は安定しており、売上高・利益ともに順調に推移している。割安で高ROEだが配当は控えめで、成長性を考慮すると割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.9倍47.9倍
PER (予想)6.0倍
PBR1.82倍2.96倍
ROE24.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は高収益体質でありながら、売上高の成長が鈍化している。強気派は、既存顧客の単価上昇や新サービスの拡大による再加速を期待し、高い粗利率と利益率を評価する。弱気派は、採用市場の縮小や競争激化で成長が頭打ちになると懸念し、PERが安いのは成長性への不信を反映しているとみる。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質の持続

    営業利益率30%超を維持しており、利益率の高さが競争力の証拠。

  • 新サービス拡大の余地

    求人以外のキャリア支援サービスなど、新たな収益機会が模索されている。

  • 低PERと配当利回り

    PER10倍台、配当利回り2%超は割安感があり、株主還元も行われている。

  • 予想PER5.7倍と実績10.36倍の半減2026年8月期影響

    予想PER5.7倍、実績PER10.36倍に対し約半分に低下、増益見通し

  • 営業利益率32.65%の高収益2025年8月期影響

    売上高49億円、営業利益16億円、営業利益率32.65%と高水準

  • 純利益11億円へ増益、最高益更新2025年8月期影響

    純利益10億円→11億円、過去最高益を更新

  • 株価1年で28.79%下落し押し目継続影響

    1年で28.79%下落、調整一巡で投資妙味

マイナスに働く材料7
  • 売上高の伸び悩み

    直近の売上高は横ばいで、成長鈍化が鮮明。

  • 競争激化

    大手人材紹介や他SNSとの競合により、シェア拡大が難しい。

  • 市場の縮小懸念

    少子化や雇用流動化の停滞で採用市場自体が縮小する可能性。

  • 売上高49億円と2期で4%増に留まる2025年8月期影響

    売上高47億円→47億円→49億円、成長が鈍い

  • 営業利益16億円で横ばい、利益率低下2025年8月期影響

    営業利益16億円で前期と同額、営業利益率34.04%→32.65%に低下

  • PBR1.74倍でROE24.4%は織り込み済み不定影響

    PBR1.74倍、ROE24.4%の高収益性を既に評価

  • 外国保有5.36%と低く需給が不安定継続影響

    外国人保有5.36%で、買い手不在時に下落が膨らむ

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長性が投資判断の核心であり、再加速が確認できるか。
顧客単価
既存顧客の拡大が売上成長の鍵を握る。
営業利益率
高収益体質が維持されているか。
解約率
顧客の定着度を示し、将来の収益安定性を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.06%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
2.06%
いまの株価に対して
配当性向
15.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年8月2019.0
2024年8月200.018.3
2025年8月200.015.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ1,826人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.4%を占め、残る90.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他84.281.381.086.684.483.7
事業法人10.310.210.210.310.49.4
外国人個人0.00.10.10.31.62.9
外国法人1.94.94.51.02.12.5
証券会社1.21.01.01.51.11.4
金融機関2.42.63.20.30.40.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01仲暁子68.20
02株式会社サイバーエージェント7.67
03川田尚吾5.77
04CALLON SAM ANDERBERG2.18
05アーキタイプグループ株式会社1.29
06木下圭一郎0.98
07MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.74
08金賢守0.63
09五味大輔0.59
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−91%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは24.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年8月1,206134,4710.8
2014年8月0231.6
2015年8月−042
2016年8月84517.5
2017年8月3545.3
2018年8月116916.4213.4
2019年8月168620.5215.2
2020年8月2511325.352.4
2021年8月2513820.2106.5
2022年8月7921944.327.2
2023年8月10533138.215.119.0
2024年8月10942129.010.918.3
2025年8月11451524.411.915.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/8期の役員報酬は総額59百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
仲暁子代表取締役416,479,900
恩田将司取締役401,100
成松淳取締役(監査等委員)57
桃原隼一取締役(監査等委員)43
曽和利光取締役(監査等委員)55

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2396334724
監査等委員312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,967字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ウォンテッドリー株式会社)及び子会社1社(Wantedly Singapore Pte. Ltd.)により構成されており、「究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす」というミッションのもと、全てのビジネスパーソンのためのビジネスSNS「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営しております。当該事業において、ビジョン・個性・価値観など従来の仕組みでは忘れられてきた観点でのビジネス上のつながりを創出・拡充し、より多くの働く人々が仕事に熱中して仕事を心から楽しめる状態(“シゴトでココロオドル”)をつくり、社会全体を活性化したいと考えております。 このミッションを実現するために、当社グループでは「最短距離の最大社会的インパクト」という方法論を掲げ、テクノロジーを中心とした拡張性の高い手法で、より多くの働く人々に当社グループのサービスを届けることを重視しており、この方針が当社グループの「プロダクト」「ビジネスモデル」「組織」に反映されております。 当社グループでは、働く人々が仕事に夢中になるためのユニークな価値を提供するため、以下の3つのサービスを提供することで、個人のキャリアにおける出会いから定着・活躍までを支援しています。これにより、単一サービスの展開と比較して、ビジネス上のより多様な領域(利用シーン)・ユーザ層への価値提供を行うことができております。 なお、当社グループはビジネスSNS事業の単一セグメントとなります。 主要提供サービス   サービス内容 Wantedly Visit   会社訪問アプリ。ビジョン・価値観によるマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援するサービス。企業向けの主なサービス内容は、募集掲載、記事投稿、候補者へのメッセージ送受信、スカウト(ダイレクト・リクルーティング)などの利用が可能なサブスクリプション型採用サービスであり、広告・コンテンツ作成などのオプションサービスも提供。 Wantedly Hire   次世代型採用管理システム(ATS)。応募から内定までの選考プロセス全般の一元管理と効率化を支援するサービス。自動日程調整等の機能と柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供。 Engagement Suite   従業員の定着・活躍を推進するため、多角的な支援をする以下のエンゲージメント関連サービスを提供。 ・社内報サービス「Story」  メンバー間で目的意識と一体感を共有するオンラインの社内報。 ・チームマネジメントサービス「Pulse」  チームメンバーの現状把握と改善を支援。  週次サーベイ、行動指針の浸透促進、1on1ミーティング機能を搭載。 ・福利厚生サービス「Perk」  企業にとって最適な福利厚生の実現を支援するサービス。日常で気軽に使える特典を幅広くラインアップ。 「Wantedly」の国内向けサービスの個人ユーザは432万人、企業ユーザは4.3万社となっております。企業ユーザ、個人ユーザともに、新規ユーザの獲得には、各種マーケティング活動やPR活動による流入に加えて、既存ユーザによるサービス利用や口コミが起点となっております。企業ユーザや個人ユーザが「Wantedly Visit」上などで募集や記事などのコンテンツを公開・投稿して、登録企業の社員や個人ユーザ及びそれらの友人などがソーシャルメディア上でコンテンツをシェアすることで、それを見た個人ユーザが登録・応募や記事の閲覧を行ったり、企業の人事担当者が自社のアカウントを開設したりすることが新規ユーザの獲得にもつながります。 「Wantedly」上で運営するサービスにおいて、収益の発生に大きく関連するサービスは「Wantedly Visit」となります。サービスの詳細の説明は以下のとおりです。 会社訪問アプリ「Wantedly Visit」は、ビジョンを掲げる会社とそうしたビジョンに共感する個人との新しい出会いを提供するマッチングサービスです。当サービスでは、募集要項に関して給与や福利厚生といった条件面ではなく会社のビジョンや価値観による訴求を推奨しております。そのため、企業ユーザはWhy(なぜやるのか)、How(どうやっているのか)、What(なにをやっているのか)の3つのフレームワークを基に会社のビジョンを募集要項に表現します。それを企業で働く社員、社員の家族、友人、取引先などが応援(ソーシャルメディア上で拡散)することで、企業ユーザは、従来の給与や福利厚生面などの条件面でのマッチングを提供してきた採用媒体では出会うことができなかった人材と出会うことができます。 個人ユーザは、Instagram、Facebook、Xなどのソーシャルメディアで友人や知り合いがシェアした募集や気になる企業の募集を見て、「Wantedly Visit」のサイトに訪れ、各ユーザに最適化された募集の一覧を閲覧し、気になる会社や募集があれば「話を聞きに行きたい」ボタンをクリックして、企業とコンタクトをとります。個人ユーザの属性は、20代から30代が全体の大多数を占めており、ビジネスパーソンに加えて、新卒採用におけるインターン活用の広がりとともに学生の登録も拡大しております。 企業向けサービスは、「Wantedly Visit」への募集掲載などを管理するサブスクリプション型の「採用」サービスを基本としております。1顧客あたりの利用単価を高めて少数の顧客に販売する形態ではなく、相対的に低単価で多数の顧客に利用されることを主としているため、売上上位10社の全体の売上に占める割合は10%以下となっており、特定の顧客からの収益には依存しておりません。また、売り切り型ではなく、継続したサービス提供を前提とした料金体系のため、サービス提供開始時だけでなくその後の利用期間において顧客の満足度を高めることが契約の更新に繋がり、それによって長期利用の顧客が増え、継続的に収益が積み上がっていく構造にあります。 また、基本プランの利用料金以外に、各種ニーズにあわせたオプション機能に追加の利用料金を設定しております。オプション機能は大きく分けて、スカウト、認知度向上・流入促進、コンテンツ作成等があります。スカウトは、企業ユーザが個人ユーザに直接メッセージを送ることができるダイレクトリクルーティング機能です。認知度向上・流入促進は、SNS上での広告代行や「Wantedly Visit」内でのトップページ掲載などです。コンテンツ作成は、ビジョンについて書き慣れない企業に対して取材をした上でライティングを行う募集作成や通常の募集よりもコンテンツリッチな特別タイプの募集作成などです。 加えて、企業ユーザは投稿記事の閲覧状況の分析などを行うことで自社のブランディングや採用広報活動を強化することができます。 [事業系統図] ※「個人ユーザ」は「無料登録利用者」及び「有料登録利用者」の総称を示しています。 ※「企業ユーザ」は「無料企業ユーザ」及び「有料企業ユーザ」の総称を示しています。
経営方針・対処すべき課題2,378字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、「究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす」というミッションのもと、全てのビジネスパーソンのためのプラットフォームとしてビジネスSNS「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは持続的な成長を通じた企業価値の向上を目指しており、営業収益及び営業利益を重要な経営指標と位置づけ、企業価値の向上を図ってまいります。 (3)経営戦略等 当社グループは、中長期的な企業価値の向上を目指し、主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を行いながら、「Engagement Suite」及び新規事業領域の「Wantedly Hire」を積極的に推進していく方針であり、以下の点を重点的に行ってまいります。 1.Visit事業の提供価値強化 当社グループの2025年8月末における国内企業ユーザ数は4.3万社であり、2012年のサービス開始以降堅調に増加してきました。「採用」サービスはサブスクリプション型のビジネスモデルであるため、新規の有料企業数の増加、解約企業数の減少及び顧客あたりの利用単価の向上が営業収益の成長につながります。推薦アルゴリズムの改善を行うなど機能改善を通じて企業や個人ユーザへの提供価値を高め、新たな価値提供により利用単価を向上させ、また中長期的には有料企業数の増加を図ることで、継続成長を目指してまいります。 2.新規事業領域への投資を加速 現在、当社グループの収益の大部分は「Wantedly Visit」の国内市場における「採用」サービスから生み出されております。主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図る一方で、「Wantedly Visit」で獲得した利益を、「Engagement Suite」と新規事業である「Wantedly Hire」に投資し、中長期的に当社の成長を牽引する事業となるよう推進してまいります。 (4)経営環境 我が国の経済は、物価上昇と人手不足を背景とした賃金の改善が継続することで景気回復基調にあるものの、国外に目を向けると、米国の関税政策等による不確実性が高く、国内景気が一時的に鈍化する恐れがあるため、依然として不透明な状況が継続しております。他方、国内における有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、様々な採用手法を用いた採用活動が行われております。労働人口の減少等による構造的な人手不足が生じていることに加え、人材の流動性についても益々高まっており、企業の採用需要は継続して強まるものと認識しております。 (5)対処すべき課題 当社グループでは、下記の事項を対処すべき課題として取り組みを進めております。 ① 収益機会の拡大及び新たな収益機会の創出 当社グループはビジネスSNSプラットフォームとして「Wantedly」を運営しており、企業ユーザ、個人ユーザのための様々なサービスを提供しております。 現在は主に「Wantedly Visit」のサービスにて収益を得ておりますが、「Wantedly Visit」及び「Engagement Suite」の継続的な開発・改善による提供価値の拡大及び顧客獲得力の強化、加えて、新規事業領域の「Wantedly Hire」を積極的に推進してまいります。 また、当社グループは、提供価値の拡大に向けてAIの活用を積極的に進めており、これにより、事業全般の競争優位性を高めるとともに、新たな収益機会の創出にも繋げてまいります。 ② システムの安定性の確保 当社グループは、インターネット上でサービス提供を行っており、アクセス数の増加を考慮し、サーバー設備の強化、負荷分散システムの導入等を継続的に行い、システムの安定性確保に取り組んでまいります。また、品質保証体制を整備するための人材の確保や、サーバー等のインフラ費用の抑制を目的とした最適な調達に取り組んでまいります。 ③ 事業組織体制の強化 今後の事業拡大及び収益基盤の強化を図るにあたり、優秀な人材の採用及び育成に注力し、これまで同様、生産性が高く効率的な事業運営を意識しつつ、事業規模に応じた組織体制の整備を進めてまいります。 ④ 情報管理体制の強化 当社グループは個人情報を含む多くの機密情報を保有しており、情報管理の重要性を強く認識しております。社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等により、情報管理体制の強化を図ってまいります。また、ソフトウェアの設計と開発において、運用ルールの見直しやセキュリティ対策に関する教育を実施するとともに、外部業者による脆弱性診断の実施などを通じて、技術的な安全管理の強化を図ってまいります。 ⑤ 当社サービスの認知度向上 当社グループはこれまでWebマーケティングの有効活用により、企業及び個人ユーザ等の獲得を図ってまいりました。 収益機会の拡大のため、当社サービスの認知拡大が重要であると認識しており、各事業毎に効果的なマーケティングチャネルを見極めながら、サービスへの流入拡大施策や広告宣伝及びプロモーション活動を継続的に行うことにより、「Wantedly」並びに「Wantedly Visit」をはじめとした個別サービスの認知拡大を図ってまいります。
事業等のリスク5,300字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.リスク管理体制 当社は、リスク・コンプライアンス管理規程を整備し、これに基づきリスク・コンプライアンス委員会を設置しております。代表取締役が委員長を務めており、組織的なリスク管理を推進しております。 2.重要な事業等のリスク及びその対応策 (1)特定サービスの収益依存について 当社グループの主な収益は「Wantedly Visit」への募集掲載などを管理するサービス利用料であり、収益依存度が高い状況であります。求人市場における他の媒体との競合激化等により、「Wantedly Visit」の利用による収益が減少した場合には、当社グループの業績に大きく影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、当該サービスへの依存度を低くするため、収益源の多様化を企図しております。 (2)採用市場の動向による業績変動について 当社グループの主な収益は「Wantedly Visit」への募集掲載などを管理するサービス利用料であり、利用企業の採用計画や雇用情勢等の動向により業績変動の影響を受ける可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、取締役会等において定期的に市場動向や顧客ニーズの変化等についての情報収集に努めており、新たなサービスの開発や営業戦略をはじめとする経営判断を迅速に行うことで、引き続きこれらのリスクの軽減に努めるとともに、新規事業等による収益源の多様化を企図しております。 (3)情報セキュリティについて 当社グループは、求職者の応募情報や名刺に記載される個人情報を取得しているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。 当社グループは、個人情報の外部漏洩の防止はもちろん、不適切な利用、改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、アクセスできる社員を限定すると共に、個人情報適正管理規程等を制定し、全従業員を対象として社内教育を徹底する等、同法及び関連法令並びに当社に適用される関連ガイドラインを遵守し、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、当社グループが保有する個人情報等につき漏洩、改ざん、不正使用等が生じる可能性が完全に排除されているとはいえません。従いまして、これらの事態が起こった場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担、当社グループへの損害賠償請求又は信用の低下等によって、当社グループの事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、社内で運用する他、従業員研修を繰り返し実施する等、これらの情報管理には万全な方策を講じております。 (4)組織体制及び人材の確保・育成について 当社グループは、今後の事業展開に応じて、従業員の育成及び人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針であります。しかしながら、人材の確保が思うように進まない場合や、社外流出等何らかの事由によりこれらの施策が計画どおりに進行しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは、社員が働きやすさとやりがいを持って働けるよう、事業の成長を通して本人が挑戦し成長できる環境を作り、魅力的な人事制度の構築を継続的に推進してまいります。 (5)代表取締役への依存について 代表取締役である仲暁子は、当社グループの創業者であり、創業以来代表取締役を務めております。同氏は、インターネット関連事業及びWebマーケティング等に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。 何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは、取締役会等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。 3.その他の事業等のリスク及びその対応策 (1)内部管理体制について 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しておりますが、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合は、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令遵守を徹底してまいります。 (2)ソーシャルメディアへの対応について 当社グループが運営するサイトの利用者のうち一定の割合は、特定のソーシャルメディアからの流入であり、今後につきましてもソーシャルメディアからの流入をより強化すべくソーシャルメディアとのサービス連携強化を実施していく予定でおります。 しかしながら、ソーシャルメディアによるAPI(ソフトウェアやシステムの連携)制限や各種規約の変更等何らかの要因により、これまでの連携が有効に機能しなかった場合、また、今後の連携が限定された場合、当社グループサイトへの流入が想定を下回り、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当サービスにおいては流入経路の多様化を行ってまいります。 (3)競合について 当社グループは、ビジネスSNS事業を主たる事業領域としておりますが、その中でも主なサービスである「Wantedly Visit」は求人情報メディア、人材紹介会社等が競合となります。当該分野は既に多くの企業が事業展開していることに加え、参入障壁も低く、競争環境が激しい状況にあります。今後において十分な差別化や機能向上等が図られなかった場合や、新規参入等により競争が激化した場合には、当該事業及び当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当サービスにおいては、給与等の条件でのマッチングするのではなく、ビジョンや価値観への共感でマッチングすることにより、そのサービスの在り方そのものから差別化を図ってきております。また登録ユーザのプロフィールの蓄積や採用ニーズの旺盛な高いエンジニア・デザイナーの比率が高いことが優位性につながっております。 (4)求人募集の表示について 利用企業が「Wantedly Visit」への募集掲載にあたり、風紀を乱し犯罪を誘発するような求人募集が掲載されてしまう恐れがあります。違反するような求人情報の掲載が行われた場合や求人募集に対して異なる印象を受ける個人ユーザが増加した場合に、レピュテーション等の影響も含めて、当社グループの事業展開及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、「Wantedly Visit」で掲載される求人募集に関して、「表記規程」、「コンテンツ・クオリティ・ガイドライン」を公表しこれらの遵守を求めています。また、「チェックリスト」等の運用ルールを設けており、その徹底を図ることで当社グループのビジョンの浸透、法令遵守及び公序良俗の維持に努めております。 (5)海外展開について 当社グループは、シンガポールに子会社を有しており、将来的に海外事業を拡大する可能性があります。海外展開に際してはその国の法令、制度、政治、経済、商慣習の違い、為替等の様々な潜在的リスクが存在しております。将来的に海外事業を拡大する際には、当該リスクを最小限にするために、事前に十分な対策を講じてまいりますが、それらのリスクに対処できなかった場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、海外事業のリスク管理は、現地のグループ会社と連携し、状況の的確な把握と速やかな対策の協議等、管理体制の向上に取り組んでおります。 (6)事業拡大及び新規事業に伴う投資について 当社グループでは、既存事業のサービスの安定稼働やユーザ数の拡大を図るため、継続的にシステムや広告宣伝費等への投資を行っております。また、企業価値を高めるため新規事業への投資を随時検討しております。事業拡大及び新規事業を進めるに当たっては、事業計画を十分に検討した上で実施することとしておりますが、計画策定時点における予想や仮説に基づく部分も存在するため、計画通りに進まない可能性があります。 このように、当初の事業計画通りに進捗しない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)システム障害について 当社グループの事業は、通信ネットワークに全面的に依存しており、自然災害や事故等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業及び業績に深刻な影響を及ぼします。また、サイトへの急激なアクセス増加や電力供給の停止、外部からの不正アクセス等の予測不可能な様々な要因によってシステム障害が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは、監視システムの利用に加えて組織的・人的な対策と多層防御による技術的対策に取り組んでおります。 (8)知的財産権について 当社グループは、第三者の知的財産権侵害の可能性については、弁護士等と連携し調査によって確認した限りにおいて現時点で侵害はないものと認識しておりますが、当社グループの認識していない知的財産権等が既に成立している可能性があります。このような場合においては、当社グループが第三者の知的財産権等を侵害したことによる損害賠償請求や差止請求等、又は当社グループに対するロイヤリティの支払い要求等を受ける可能性があります。その際には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、知的財産権に対する体制の整備・強化を図るとともに、社員への教育・研修を通じて意識向上に努めています。なお、当社グループが保有する知的財産権については、重要な経営資源としてその保護に努めています。 (9)法的規制等について 当社グループの事業を規制する主な法規制として、「電気通信事業法」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(以下「プロバイダ責任制限法」という。)及び「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」(以下「不正アクセス禁止法」という。)があります。 電気通信事業法については、通信の秘密の保護等の義務が課されております。また、当社グループは、プロバイダ責任制限法における「特定電気通信役務提供者」に該当し、不特定の者によって受信されることを目的とする電気通信による情報の流通において他人の権利の侵害があった場合に、権利を侵害された者に対して、権利を侵害した情報を発信した者に関する情報の開示義務を課されております。 不正アクセス禁止法については、「アクセス管理者」として、努力義務ながら不正アクセス行為からの一定の防御措置を講じる義務が課されております。 これら関連法令において、当社グループが想定しない形で損害賠償請求等を受ける可能性があります。 その他、インターネット関連事業を規制する法令は徐々に整備されてきている状況にあり、今後、インターネットの利用や関連するサービス及びインターネット関連事業を営む事業者を対象として、新たな法令等の制定や、既存法令等の解釈変更等がなされた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは、これらの法規制を遵守した運営を行ってきており、今後も社内教育の継続的な実施や管理体制強化を推進してまいります。 (10)その他訴訟、係争の可能性について 当社グループでは、今後何らかの事情によって当社に関連する訴訟、係争が行われる可能性は否定できず、かかる事態となった場合、その経過又は結果によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、法令及び契約等の遵守のため、リスク・コンプライアンス規程を定めて社内教育やコンプライアンス体制の充実に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)3,941字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、物価上昇と人手不足を背景とした賃金の改善が継続することで景気回復基調にあるものの、国外に目を向けると、米国の関税政策等による不確実性が高く、国内景気が一時的に鈍化する恐れがあるため、依然として不透明な状況が継続しております。他方、国内における有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、様々な採用手法を用いた採用活動が行われております。 このような事業環境の下、当社グループは主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図るとともに、「Engagement Suite」及び新規事業領域の「Wantedly Hire」の提供を進めており、2025年8月末時点で登録企業ユーザ数は4.3万社(※)、登録個人ユーザ数は432万人(※)となりました。 当社グループの営業収益は基本プランの利用料であるストック収益及びスカウトオプション等の販売のフロー収益の2つの種類に分解して認識しております。ストック収益とフロー収益がともに前期比で伸長したことで、当連結会計年度の営業収益は、4,908,830千円(前年同期比4.0%増)、営業利益は1,644,847千円(同3.2%増)、経常利益は1,644,044千円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,083,381千円(同4.5%増)となりました。 なお、当社グループは「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 ※ 国内向けサービスのユーザ数を示しております。 ② 財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は6,675,781千円で、前連結会計年度末に比べて1,715,719千円増加しております。現金及び預金の増加1,715,183千円が主な要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は482,480千円で、前連結会計年度末に比べて174,340千円増加しております。敷金の増加152,505千円が主な要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は2,247,720千円で、前連結会計年度末に比べて985,214千円増加しております。未払金の増加155,197千円及び前受金の増加800,000千円が主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は4,910,541千円で、前連結会計年度末に比べて904,844千円増加しております。配当による利益剰余金の減少189,947千円及び親会社株主に帰属する当期純利益の計上1,083,381千円が主な要因であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて1,715,183千円増加し、6,237,144千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は2,064,375千円(前連結会計年度は1,023,819千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益1,662,292千円の計上、移転補償金の受取額800,000千円、法人税等の支払額595,447千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は160,670千円(前連結会計年度は15,810千円の支出)となりました。これは主として、敷金及び保証金の差入による支出142,110千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は189,683千円(前連結会計年度は189,242千円の支出)となりました。これは、配当金の支払額189,683千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年9月1日 至  2025年8月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) ビジネスSNS事業   4,908,830   +4.0 合計   4,908,830   +4.0 (注)1.当社グループはビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、いずれの販売先についても当該割合が10%未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針及び見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.営業収益 当連結会計年度の営業収益は4,908,830千円(前年同期比4.0%増)となりました。これは主に顧客単価の改善によるものであります。 b.営業費用、営業利益 当連結会計年度の営業費用は3,263,982千円(前年同期比4.4%増)となりました。これは主に従業員の増加に伴う人件費の増加及び「Wantedly Hire」に係る広告キャンペーン実施等により広告宣伝費が増加したことによるものであります。 この結果、営業利益は1,644,847千円(前年同期比3.2%増)となりました。 c.営業外収益、営業外費用、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は23,119千円(前年同期比189.2%増)、営業外費用は23,922千円(前年同期比4.0%増)となりました。営業外収益は主に受取利息の増加及び違約金収入の計上等、営業外費用は主に為替差損の計上によるものであります。 この結果、経常利益は1,644,044千円(前年同期比4.1%増)となりました。 d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度において、特別利益として解約返戻金73,888千円及び特別損失として本社移転費用55,640千円を計上しております。この結果、税金等調整前当期純利益は1,662,292千円(前年同期比5.3%増)となりました。 また、法人税等は578,910千円となり、この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,083,381千円(前年同期比4.5%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主な資金需要は、営業や開発の人員拡大、新規事業の開発費用など当社の成長戦略に基づく投資に加え、広告宣伝費、人件費、サーバーの利用料等の営業費用、及び配当金の支払となっております。これらの資金需要は、営業キャッシュ・フローから生じる自己資金によって賄っております。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高はなく、現金及び預金の残高は6,237,144千円であり、事業運営上必要な資金は確保されていると認識しております。 また、当社の配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、サービスの性質、国際事業展開、コンプライアンス等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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