概要
ウォンテッドリー株式会社は、ビジネスSNS「Wantedly」を運営する情報・通信業の企業である。2010年設立、2017年に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。本社は東京都港区白金台に所在し、従業員数は135名。2025年8月期の連結売上高は約49億円、営業利益は約16億円、純利益約11億円と安定した収益を上げている。主力サービスは企業と求職者をビジョン・価値観でマッチングする「Wantedly Visit」で、個人ユーザ432万人、企業ユーザ4.3万社を有する。
ビジネスSNSプラットフォームと3つのサービス
ウォンテッドリーは、ビジネスSNS「Wantedly」を中核に、3つのサービスを提供する単一セグメント企業である。主力の「Wantedly Visit」は会社訪問アプリで、ビジョンや価値観に基づくマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援する。加えて、2021年にリリースした「Engagement Suite」は社内報「Story」、チームマネジメント「Pulse」、福利厚生「Perk」の3機能で従業員の定着・活躍を促進する。2024年には次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」を投入し、応募から内定までの選考プロセスを一元管理する。これらのサービスは個人ユーザと企業ユーザの両方を対象とし、利用シーンを多角的にカバーする。
サブスクリプション型の収益構造と低顧客集中度
収益の大部分は企業向けサブスクリプション型の「採用」サービスから生まれる。基本プランの月額利用料に加え、スカウト機能や広告代行、コンテンツ作成などのオプション課金がフロー収益を構成する。2025年8月期の営業収益49億円のうち、ストック収益とフロー収益がともに前年比で伸長した。特徴的なのは、売上上位10社の占める割合が10%以下と低く、特定顧客への依存度が極めて低い点である。低単価・多顧客のモデルで、解約率の低下と顧客単価の向上が成長の鍵となる。また、契約更新による継続収益の積み上げが収益基盤の安定性を支えている。
国内市場に集中した事業展開とシンガポール子会社
事業は国内市場に集中しており、個人ユーザ432万人、企業ユーザ4.3万社のほとんどが日本国内の登録である。海外展開としては、2016年に設立したシンガポール子会社「Wantedly Singapore Pte. Ltd.」を通じて、東南アジア市場への足がかりを築いている。ただし、連結売上高に占める海外比率は現時点で極めて小さい。本社は東京都港区白金台に所在し、過去に渋谷区恵比寿、港区白金台三丁目等への移転を経て現在の場所に定着した。社員数は135名と比較的小規模ながら、テクノロジーを活用した拡張性の高いビジネスモデルを志向している。
主力サービスのユーザ属性とマーケティング手法
Wantedly Visitの個人ユーザは20代から30代が多数を占め、ビジネスパーソンに加えて学生の登録も拡大している。企業ユーザの獲得は、WebマーケティングやPR活動に加え、既存ユーザによる口コミやソーシャルメディア上のシェアが重要な役割を果たす。企業が募集や記事を公開すると、自社社員やその知人がシェアし、それを見た個人が登録・応募する循環が生まれる。このオーガニックな拡散モデルは、広告費を抑えつつ質の高いユーザーを獲得する手法として機能している。新規事業のEngagement SuiteやWantedly Hireも、既存のWantedlyユーザベースを活用したクロスセルが期待されている。
業界の中での役割はビジネスSNS運営会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01採用・人材マッチング主力
ビジョン・価値観に基づくマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援する「Wantedly Visit」を提供。企業が募集を掲載し、個人が興味を持てばコンタクトする仕組み。サブスクリプション型で、広告やコンテンツ作成などのオプションも提供。
- Wantedly Visit
- 会社訪問アプリ。ビジョン・価値観によるマッチングを重視した採用活動の初期段階を支援。募集掲載、記事投稿、メッセージ送受信、スカウトなどの機能を提供。
02採用管理(ATS)準主力
次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」を提供。応募から内定までの選考プロセスを一元管理し、自動日程調整や高度なデータ分析機能で効率化を支援。
- Wantedly Hire
- 次世代型採用管理システム(ATS)。応募から内定までの選考プロセスを一元管理し、自動日程調整等の機能と柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供。
03従業員エンゲージメント準主力
従業員の定着・活躍を推進するため、社内報、チームマネジメント、福利厚生の各サービスを提供。企業の目的意識と一体感の醸成や、従業員の現状把握と改善を支援。
- Engagement Suite
- 従業員の定着・活躍を推進するためのサービス群。社内報「Story」、チームマネジメント「Pulse」、福利厚生「Perk」で構成される。
製品と技術
会社訪問アプリ「Wantedly Visit」:ビジョンでつなぐ採用マッチング
Wantedly Visitは、ウォンテッドリーの主力サービスであり、企業と求職者をビジョンや価値観でマッチングする会社訪問アプリである。一般的な採用媒体が給与や福利厚生などの条件面で訴求するのに対し、Wantedly VisitはWhy(なぜやるのか)、How(どうやっているのか)、What(なにをやっているのか)の3つのフレームワークを用いて企業のビジョンを表現する。個人ユーザは、気になる企業の募集に対して「話を聞きに行きたい」ボタンを押すことで企業とコンタクトできる。企業向けにはサブスクリプション型の採用サービスとして提供され、スカウト機能や広告代行、コンテンツ作成などのオプションも用意されている。2025年8月末時点で個人ユーザ432万人、企業ユーザ4.3万社を有する。
エンゲージメントスイート「Engagement Suite」:定着・活躍を多角的支援
2021年9月にリリースされたEngagement Suiteは、社内報「Story」、チームマネジメント「Pulse」、福利厚生「Perk」の3サービスで構成される。Storyはメンバー間で目的意識と一体感を共有するオンライン社内報であり、Pulseは週次サーベイや1on1ミーティング機能を通じてチームの現状把握と改善を支援する。Perkは企業にとって最適な福利厚生の実現を支援し、日常で気軽に使える特典を提供する。これらのサービスは、採用後の従業員の定着・活躍を促すことで、企業の離職率低下と生産性向上に寄与する。Wantedly Visitで獲得した顧客基盤に対してクロスセルされることが想定されており、既存の採用サービスとの相乗効果が期待されている。
採用管理システム「Wantedly Hire」:選考プロセスの一元管理と効率化
2024年11月にリリースされたWantedly Hireは、次世代型採用管理システム(ATS)である。応募受付から内定通知までの選考プロセス全体を一元管理し、自動日程調整や柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供する。従来のWantedly Visitが採用の「出会い」を創出するのに対し、Wantedly Hireはその後の「選考」を効率化することで、採用担当者の工数削減と意思決定の迅速化を実現する。また、選考データの分析により、採用効果の可視化や改善が可能となる。リリース直後から広告キャンペーンを展開し、認知度向上と導入企業の拡大を図っている。中長期的には、Wantedly Visitと連携した統合採用プラットフォームとしての価値創出が期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
成長投資で収益率低下も、高い利益率を維持
事業内容は明記されていないが、情報・通信業界において、売上高49億円規模の企業。同業他社にはVRAIN SolutionやCocoliveなどがあり、各社が異なる専門領域を持つと推測される。売上高は横ばい傾向だが、営業利益率は32.7%と非常に高く、効率的な運営と高い付加価値サービスを提供している。ただし、直近の営業利益率は前年比で低下しており、新規事業への投資拡大や競争激化の影響が考えられる。同業他社と比較して、売上規模は小さいものの、収益性の高さで差別化している。
強み
- 営業利益率30%超を維持し、少ない売上で高収益を実現。
- 高利益率は独自サービス提供による価格競争回避を示す。
- 売上高は約47〜49億円で推移し、大きな変動が見られない。
- 高い利益率は今後の成長投資や事業拡大の資金源となる。
課題
- 売上高がほぼ横ばいで、新規顧客獲得や市場拡大が課題。
- 直近で利益率が前年比で低下、要因分析と改善が急務。
- 同業他社も成長領域で参入し、差別化戦略の明確化が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がウォンテッドリー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5582グリッド | 93億円 | 29.8倍 |
| 2 | 2332クエスト | 93億円 | 11.1倍 |
| 3 | 3991ウォンテッドリー | 92億円 | 10.9倍 |
| 4 | 153Aカウリス | 92億円 | 29.6倍 |
| 5 | 5588ファーストアカウンティング | 92億円 | 40.2倍 |
| 6 | 472Aミラティブ | 92億円 | 9.1倍 |
| 7 | 4374ROBOT PAYMENT | 92億円 | 15.8倍 |
| 8 | 9445フォーバルテレコム | 90億円 | 9.1倍 |
| 9 | 4011ヘッドウォータース | 90億円 | — |
| 10 | 4262ニフティライフスタイル | 89億円 | 11.4倍 |
| 11 | 4488AI inside | 89億円 | 25.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
インターネットサービス会社として2010年に創業
2010年9月、東京都渋谷区においてフューエル株式会社として設立された。設立目的はインターネットを利用した各種サービスの企画・開発・運営である。創業時からテクノロジーを軸とした事業展開を志向しており、後のビジネスSNSプラットフォームの基盤となる。翌2011年9月には商号をウォンテッド株式会社に変更し、社名に事業の方向性を反映させた。この時期、日本ではソーシャルメディアの普及が進み、ビジネス領域でのSNS活用の可能性が模索されていた。設立から2年間は、ビジネスモデルの種を育てる準備期間であったと言える。
会社訪問アプリ「Wantedly Visit」の投入と社名変更
2012年2月、ビジネスSNSプラットフォームの前身となる会社訪問アプリ「Wantedly(ウォンテッドリー)」のサービスを開始した。これは現行の「Wantedly Visit」にあたる。当時、従来の採用媒体とは異なり、給与や条件ではなく会社のビジョンや価値観に共感した人材との出会いを創出するという独自のアプローチを打ち出した。同年3月には本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。2013年11月には商号を現在のウォンテッドリー株式会社に変更し、ブランド名と会社名を統一した。同時に本社を東京都港区白金台三丁目へ移転し、事業拡大に向けた体制を整えた。
シンガポール進出と新アプリ投入、上場への布石
2015年6月、本社を現在の東京都港区白金台五丁目に移転。2016年11月にはシンガポール子会社「Wantedly Singapore Pte. Ltd.」を設立し、海外市場への足がかりを築いた。同月、つながり管理アプリ「Wantedly People」をリリースし、ビジネスパーソンのネットワーク構築を支援する機能を追加した。これらの取り組みは、2017年9月の東京証券取引所マザーズ上場を見据えた事業基盤の拡充と認知度向上を意図していた。上場時点での売上高は13億円、純利益はほぼゼロに近かったが、成長性が市場に評価された。上場により調達した資金は、さらなるプロダクト開発とマーケティングに投入された。
エンゲージメント領域への拡張:Engagement Suiteのリリース
2021年9月、従業員の定着・活躍を支援する「Engagement Suite」をリリースした。これは社内報サービス「Story」、チームマネジメントサービス「Pulse」、福利厚生サービス「Perk」の3つから構成される。従来の採用プラットフォームから一歩進み、入社後のエンゲージメント向上という新たな領域に進出した。この動きは、単なる採用マッチングから人材のライフサイクル全体をカバーするプラットフォームへと進化する戦略の一環である。2022年4月には、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行し、成長企業としての位置づけを明確にした。
採用管理システム「Wantedly Hire」で選考プロセス効率化
2024年11月、次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」をリリースした。これは応募から内定までの選考プロセスを一元管理するATS(Applicant Tracking System)であり、自動日程調整や柔軟なプロセス設計、高度なデータ分析機能を提供する。従来のWantedly Visitが採用初期段階の出会い創出を担うのに対し、Wantedly Hireはその後の選考工程を効率化し、採用活動全体をシームレスにつなぐ役割を果たす。これにより、企業ユーザはWantedlyブランド内で一貫した採用体験を得られるようになった。リリース後の広告キャンペーンにより、販管費は増加したが、中長期的な収益源として期待されている。
年表13件を開く
2010年代
- 2010年9月創業東京都渋谷区において、インターネットを利用した各種サービスの企画・開発・運営を目的としてフューエル株式会社を設立
- 2011年9月商号変更商号をウォンテッド株式会社に変更
- 2012年2月ビジネスSNS(※1)プラットフォームの前身として、会社訪問アプリ(※2)「Wantedly(ウォンテッドリー)」(現 Wantedly Visit)のサービス開始
- 2012年3月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
- 2013年11月商号変更商号をウォンテッドリー株式会社に変更
- 2013年11月本社を東京都港区白金台三丁目に移転
- 2015年6月本社を東京都港区白金台五丁目に移転
- 2016年11月シンガポール子会社、Wantedly Singapore Pte. Ltd.を設立
- 2016年11月つながり管理アプリ「Wantedly People」リリース
- 2017年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年代
- 2021年9月「Engagement Suite」リリース 社内報サービス「Story」チームマネジメントサービス「Pulse」福利厚生サービス「Perk」
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2024年11月次世代型 採用管理システム「Wantedly Hire」リリース
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
Visit事業の提供価値強化
推薦アルゴリズムの改善など機能改善を通じて企業・個人ユーザへの提供価値を高め、利用単価を向上させるとともに、中長期的に有料企業数を増やし継続成長を目指す。
- 02
新規事業領域への投資加速
主力のWantedly Visitで得た利益をEngagement Suiteと新規事業Wantedly Hireに投資し、中長期的な成長を牽引する事業へ育成する。
- 03
AI活用による競争優位性の向上
AIの積極活用により事業全般の競争優位性を高め、新たな収益機会の創出につなげる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で135人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、8期前と比べて+39.0%。平均年齢は32.3歳、平均勤続年数は2.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | — | — | — | 52 | — |
| 2018年8月 | — | — | — | 94 | — |
| 2019年8月 | 466 | 28.4 | 1.4 | 134 | — |
| 2020年8月 | 578 | 28.3 | 2.0 | 123 | — |
| 2021年8月 | 609 | 28.8 | 2.4 | 120 | — |
| 2022年8月 | 681 | 29.9 | 2.7 | 108 | — |
| 2023年8月 | 648 | 30.6 | 2.4 | 107 | — |
| 2024年8月 | 656 | 31.4 | 2.3 | 121 | 1,322 |
| 2025年8月 | 648 | 32.3 | 2.5 | 135 | 1,185 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外Wantedly Singapore Pte. Ltd.(注)2シンガポール共和国 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は49億円、営業利益は16億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 49億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 16億円 |
| 純利益 | 15億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2026年3Qで、売上は34億円、営業利益は1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 22 | — | — | 1 |
| 2019年4Q | 29 | — | — | −1 |
| 2020年4Q | 31 | — | — | 0 |
| 2021年4Q | 36 | — | — | −1 |
| 2022年4Q | 45 | — | — | 1 |
| 2023年4Q | 47 | — | — | 2 |
| 2024年4Q | 47 | 5 | 10.6 | 3 |
| 2025年4Q | 49 | 7 | 14.3 | 5 |
| 2026年3Q | 34 | 1 | 2.9 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
直近期の営業利益率は32.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 商号をウォンテッドリー株式会社に変更 | |||||
| 2013年8月 | 0 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年8月 | 2 | — | 0 | — | 0 |
| 2015年8月 | 5 | — | 0 | — | 0 |
| シンガポール子会社、Wantedly Singapore Pte. Ltd.を設立 | |||||
| 2016年8月 | 8 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2017年8月 | 13 | — | 1 | — | 0 |
| 2018年8月 | 22 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年8月 | 29 | — | 3 | — | 1 |
| 2020年8月 | 31 | — | 4 | — | 2 |
| 2021年8月 | 36 | — | 4 | — | 2 |
| 2022年8月 | 45 | — | 12 | — | 7 |
| 2023年8月 | 47 | — | 16 | — | 10 |
| 2024年8月 | 47 | 16 | 16 | 34.0 | 10 |
| 2025年8月 | 49 | 16 | 16 | 32.7 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高49億円のうち、営業利益として残るのは16億円で32.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の22.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金67.3%33億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益32.7%16億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2025年8月期は営業CFが21億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは19億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は62億円で、売上の15.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年8月 | 0 | −2 | 2 | −2 | 3 |
| 2016年8月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 |
| 2017年8月 | 1 | −1 | — | 0 | 5 |
| 2018年8月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 6 |
| 2019年8月 | 5 | 0 | 0 | 5 | 11 |
| 2020年8月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 13 |
| 2021年8月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 15 |
| 2022年8月 | 12 | 0 | 0 | 12 | 28 |
| 2023年8月 | 9 | 0 | 1 | 9 | 37 |
| 2024年8月 | 10 | 0 | −2 | 10 | 45 |
| 2025年8月 | 21 | −2 | −2 | 19 | 62 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2025年8月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は68.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年8月 | 2 | 2 | 0 | 98.2 |
| 2014年8月 | 3 | 2 | 1 | 75.1 |
| 2015年8月 | 6 | 4 | 2 | 74.5 |
| 2016年8月 | 7 | 5 | 2 | 63.6 |
| 2017年8月 | 8 | 5 | 3 | 58.0 |
| 2018年8月 | 12 | 6 | 6 | 52.6 |
| 2019年8月 | 17 | 8 | 9 | 45.4 |
| 2020年8月 | 20 | 11 | 9 | 53.9 |
| 2021年8月 | 23 | 13 | 10 | 55.9 |
| 2022年8月 | 36 | 21 | 15 | 57.1 |
| 2023年8月 | 45 | 32 | 13 | 69.9 |
| 2024年8月 | 53 | 40 | 13 | 75.8 |
| 2025年8月 | 72 | 49 | 22 | 68.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中32位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中421位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥972で、1年前と比べて-26.5%。過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.9倍 |
| PER (会社予想) | 6.0倍 |
| PBR | 1.82倍 |
| 配当利回り | 2.06% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近で927円と25日移動平均線(920円)をわずかに上回り、横ばい圏で推移しています。月間では+0.76%とほぼ変わらず、年間では-28.79%と低迷が続いています。52週高値1431円からは約35%下落し、52週安値870円からは約6.6%上回っており、底値圏に近い状況です。出来高は直近で6000株と増加傾向にあり、売買がやや活発化しています。RSIは39.62と弱気圏にあり、下値リスクが意識されます。需給面では個人投資家の売買が中心で、機関の参入が待たれます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは10.36倍と同業界平均の30.11倍を大きく下回り、予想PERは5.7倍とさらに低く、株価は割安と言える。PBRは1.74倍で平均の3.51倍を下回っており、ROEは24.4%と非常に高く、収益性が高い。ただし、配当利回りは2.16%と平均の3.42%を下回り、配当水準は低い。業績は安定しており、売上高・利益ともに順調に推移している。割安で高ROEだが配当は控えめで、成長性を考慮すると割安と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.9倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 6.0倍 | — |
| PBR | 1.82倍 | 2.96倍 |
| ROE | 24.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は高収益体質でありながら、売上高の成長が鈍化している。強気派は、既存顧客の単価上昇や新サービスの拡大による再加速を期待し、高い粗利率と利益率を評価する。弱気派は、採用市場の縮小や競争激化で成長が頭打ちになると懸念し、PERが安いのは成長性への不信を反映しているとみる。
- 高収益体質の持続
営業利益率30%超を維持しており、利益率の高さが競争力の証拠。
- 新サービス拡大の余地
求人以外のキャリア支援サービスなど、新たな収益機会が模索されている。
- 低PERと配当利回り
PER10倍台、配当利回り2%超は割安感があり、株主還元も行われている。
- 予想PER5.7倍と実績10.36倍の半減2026年8月期影響中
予想PER5.7倍、実績PER10.36倍に対し約半分に低下、増益見通し
- 営業利益率32.65%の高収益2025年8月期影響中
売上高49億円、営業利益16億円、営業利益率32.65%と高水準
- 純利益11億円へ増益、最高益更新2025年8月期影響中
純利益10億円→11億円、過去最高益を更新
- 株価1年で28.79%下落し押し目継続影響弱
1年で28.79%下落、調整一巡で投資妙味
- 売上高の伸び悩み
直近の売上高は横ばいで、成長鈍化が鮮明。
- 競争激化
大手人材紹介や他SNSとの競合により、シェア拡大が難しい。
- 市場の縮小懸念
少子化や雇用流動化の停滞で採用市場自体が縮小する可能性。
- 売上高49億円と2期で4%増に留まる2025年8月期影響中
売上高47億円→47億円→49億円、成長が鈍い
- 営業利益16億円で横ばい、利益率低下2025年8月期影響中
営業利益16億円で前期と同額、営業利益率34.04%→32.65%に低下
- PBR1.74倍でROE24.4%は織り込み済み不定影響中
PBR1.74倍、ROE24.4%の高収益性を既に評価
- 外国保有5.36%と低く需給が不安定継続影響弱
外国人保有5.36%で、買い手不在時に下落が膨らむ
- 売上高成長率
- 成長性が投資判断の核心であり、再加速が確認できるか。
- 顧客単価
- 既存顧客の拡大が売上成長の鍵を握る。
- 営業利益率
- 高収益体質が維持されているか。
- 解約率
- 顧客の定着度を示し、将来の収益安定性を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.06%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年8月 | 20 | — | 19.0 |
| 2024年8月 | 20 | 0.0 | 18.3 |
| 2025年8月 | 20 | 0.0 | 15.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ1,826人。区分でいちばん多いのは個人・その他で83.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.4%を占め、残る90.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年8月% | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 84.2 | 81.3 | 81.0 | 86.6 | 84.4 | 83.7 |
| 事業法人 | 10.3 | 10.2 | 10.2 | 10.3 | 10.4 | 9.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 1.6 | 2.9 |
| 外国法人 | 1.9 | 4.9 | 4.5 | 1.0 | 2.1 | 2.5 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.0 | 1.0 | 1.5 | 1.1 | 1.4 |
| 金融機関 | 2.4 | 2.6 | 3.2 | 0.3 | 0.4 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 仲暁子 | 68.20 |
| 02 | 株式会社サイバーエージェント | 7.67 |
| 03 | 川田尚吾 | 5.77 |
| 04 | CALLON SAM ANDERBERG | 2.18 |
| 05 | アーキタイプグループ株式会社 | 1.29 |
| 06 | 木下圭一郎 | 0.98 |
| 07 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.74 |
| 08 | 金賢守 | 0.63 |
| 09 | 五味大輔 | 0.59 |
| 10 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.51 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で−91%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは24.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年8月 | 1,206 | 134,471 | 0.8 | — | — |
| 2014年8月 | 0 | 23 | 1.6 | — | — |
| 2015年8月 | −0 | 42 | — | — | — |
| 2016年8月 | 8 | 45 | 17.5 | — | — |
| 2017年8月 | 3 | 54 | 5.3 | — | — |
| 2018年8月 | 11 | 69 | 16.4 | 213.4 | — |
| 2019年8月 | 16 | 86 | 20.5 | 215.2 | — |
| 2020年8月 | 25 | 113 | 25.3 | 52.4 | — |
| 2021年8月 | 25 | 138 | 20.2 | 106.5 | — |
| 2022年8月 | 79 | 219 | 44.3 | 27.2 | — |
| 2023年8月 | 105 | 331 | 38.2 | 15.1 | 19.0 |
| 2024年8月 | 109 | 421 | 29.0 | 10.9 | 18.3 |
| 2025年8月 | 114 | 515 | 24.4 | 11.9 | 15.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/8期の役員報酬は総額59百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 仲暁子 | 代表取締役 | 41 | 6,479,900 |
| 恩田将司 | 取締役 | 40 | 1,100 |
| 成松淳 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
| 桃原隼一 | 取締役(監査等委員) | 43 | — |
| 曽和利光 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 39 | 6 | 3 | 3 | 47 | 24 |
| 監査等委員 | 3 | 12 | — | — | — | 12 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,967字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,378字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,300字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,941字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第16期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-25
- 半期報告書半期報告書-第15期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-28
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-21
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-25
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期 第3四半期 決算説明資料2026-07-14
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
関連する企業
関連企業