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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

興研

KOKEN LTD.7963 · Standard · その他製品

労働安全衛生保護具の専門メーカー。防じん・防毒マスクで産業現場の安全を支え、クリーン環境向けにも展開。

概要

興研(Koken Ltd.)は、労働安全衛生保護具とクリーンシステムを専門とする日本の製造企業である。防じんマスクや電動ファン付き呼吸用保護具などのマスク関連事業が売上の約8割を占め、残りをオープンクリーンシステム「KOACH」に代表される環境関連事業が支える。1943年に興進会研究所として創業し、1963年に製造・販売部門を分離独立して現在の法人が発足。本社は東京都千代田区に置き、埼玉県や群馬県に複数の生産拠点を持つ。従業員は312名。2025年12月期の連結売上高は118億57百万円、営業利益12億71百万円、純利益8億85百万円で、いずれも過去最高を更新した。

マスク関連事業を軸とする3セグメント構成

興研の事業は「マスク関連事業」「環境関連事業」「その他事業」の3セグメントで構成される。2025年12月期の売上高に占める割合は、マスク関連事業が95億64百万円(80.7%)、環境関連事業が19億39百万円(16.3%)、その他事業が3億53百万円(3.0%)である。マスク関連事業は産業用・医療用・自衛隊向け防護マスクを主力とし、公共工事の増加や自衛隊向けの3期連続増収が寄与した。環境関連事業はオープンクリーンシステム「KOACH」の半導体市場向け販売が大きく伸び、前年比82.3%増の過去最高売上を達成した。その他事業には内視鏡洗浄消毒装置等が含まれる。セグメント間の連携は薄いが、それぞれが独立して市場を開拓している。

国内生産を主体としタイに子会社を持つ体制

生産拠点は埼玉県飯能市の飯能テクノヤード(現・先進技術センター)をはじめ、所沢テクノヤード、狭山テクノヤード、群馬テクノヤード、嵐山テクノヤードなど、国内に8か所の工場・研究所を有する。また栃木県足尾製作所、神奈川県中井テクノヤードなども歴史的に存在したが、一部は移転・統合されている。海外では2012年にタイ王国チョンブリ県に子会社SIAM KOKEN LTD.を設立し、現地生産を開始した。同子会社は連結子会社としてグループの海外戦略を担う。販売面では防衛省やミドリ安全用品株式会社が大口顧客であり、2025年12月期の売上高に占める割合はそれぞれ13.4%、9.6%である。

自己資本比率61.5%の堅実な財務体質

2025年12月期末の資産合計は224億43百万円、負債合計は86億46百万円、純資産は137億97百万円で、自己資本比率は61.5%である。有利子負債は短期借入金の増加などにより負債が増加したが、自己資本比率は60%を超え、財務の健全性は高い。キャッシュ・フローでは営業活動により1億36百万円の資金を得たが、売上債権の増加が響いた。投資活動では有形固定資産の取得に3億79百万円を支出し、財務活動では長期借入金の返済と新規借入により3億70百万円の収入となった。結果として現金同等物の期末残高は26億84百万円と前年末比1億52百万円増加した。収益性では過去最高を更新し、売上高営業利益率は10.7%である。

業界の中での役割は労働安全衛生保護具メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
119億円
営業利益
13億円
営業利益率
10.9%
純利益
9億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
マスク 関連事業96億円80.7%42億円43.8%
環境 関連事業19億円16.0%9億円47.4%
その他事業(注)14億円3.4%2億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01産業安全主力

工場や建設現場などで使用される防じんマスク、防毒マスクなどの保護具を製造・販売。労働者の健康を守るための装備として、各種産業向けに供給する。

主な製品・サービス2
防じんマスク
粉じんや有害粒子をろ過するマスク。JIS規格適合品
防毒マスク
有機ガスや特定化学物質を吸収するマスク。カートリッジ式

02環境・クリーンルーム準主力

オープンクリーンシステムなど、クリーン環境を実現する装置を提供。クリーンルームや無菌室などの用途で使用される。

主な製品・サービス1
オープンクリーンシステム
局所的に清浄空気を供給する装置。クリーンルームの代替や部分清浄化に使用

製品と技術

産業現場を守る「ハイラック」シリーズと「ブレスリンク」

マスク関連事業の主力製品は、使い捨て式防じんマスク「ハイラック」シリーズと、電動ファン付き呼吸用保護具「ブレスリンク」シリーズである。「ハイラック」はフィット性に優れ、粉じん作業現場で広く使用される。特に350型は感染対策用N95マスクとして医療機関でも採用され、コロナ禍で需要が急増した。「ブレスリンク」は電動ファンで給気するため呼吸抵抗が少なく、長時間の作業でも快適に使用できる。同社は「ハイラックうつさんぞ」という飛沫拡散抑制マスクも開発し、感染対策製品のラインアップを拡充している。これらの製品は産業用・医療用ともに安定した需要があり、売上の約8割を占める。

半導体工場に不可欠なオープンクリーンシステム「KOACH」

環境関連事業の核となるのが、オープンクリーンシステム「KOACH(コーチ)」である。従来のクリーンルームとは異なり、局所的に清浄空気を吹き出して作業エリアのみをクリーンに保つ方式で、設置コストや運用コストを大幅に削減できる。特に半導体製造分野ではISOクラス1の清浄度が求められるが、KOACHはこれを実現可能とし、半導体メーカーからの受注が急増している。大型機種「フロアーコーチ」と中・小型機があり、2025年12月期には販売台数が大幅に増加した。全国のショールームで実機を展示し、代理店との連携により市場開拓を進めている。同事業の売上高は19億39百万円と前年比82.3%増の過去最高を記録した。

自衛隊向け防護マスクと内視鏡洗浄消毒装置

興研は防衛省向けの防護マスクも手掛けており、2025年12月期の防衛省向け売上高は15億84百万円と全売上の13.4%を占める。これらのマスクは化学災害や生物災害に対応する高機能品で、自衛隊の装備品として継続的に納入されている。また、医療分野では内視鏡洗浄消毒装置「鏡内侍(かがみないし)ⅡG」を販売している。この装置は内視鏡室に「検査」「作業」「スペース」のゆとりを与える設計で、患者と医療従事者の安全に寄与する。その他事業としてこれらを展開するが、売上高は3億53百万円と全体の3%に過ぎず、規模は小さい。しかし、同社の技術力を示すニッチ分野として位置づけられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

環境関連製品で差別化、売上高拡大を継続

同社はその他製品セクターに属し、環境関連製品や産業機械を手掛けている。売上高は2023年12月期の106億円から2025年12月期には119億円へ増加し、営業利益率も9.26%から10.92%に改善する見込み。同業他社には三井松島ホールディングスや浅香工業などがあり、それぞれ異なる事業を展開している。同社は環境規制の強化を追い風に、高機能製品の需要を取り込んでいる。一方で、特定市場への依存が高く、新規分野への多角化が課題。

強み

  • 環境対応製品の開発力が高く、規制強化の恩恵を受けやすい。
  • 営業利益率が10%超と高水準で、収益性の高い事業を展開。
  • 環境意識の高まりにより、関連製品の需要が増加傾向。
  • 積極的な研究開発により、革新的な製品を市場に投入している。

課題

  • 特定の顧客セグメントに依存しており、市場規模が限定的。
  • 環境分野への参入企業が増え、競争が激化する可能性がある。
  • 原材料価格の上昇が利益を圧迫するリスクがあり、価格転嫁が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が興研

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17822永大産業120億円
27879ノダ117億円
37809壽屋113億円21.4倍
47795KYORITSU112億円8.3倍
57841遠藤製作所102億円22.4倍
67963興研92億円10.6倍
77898ウッドワン91億円
87872エステールホールディングス71億円138.7倍
97883サンメッセ71億円13.4倍
107875竹田iPホールディングス70億円11.9倍
117938リーガルコーポレーション70億円26.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

興進会研究所の創業から株式会社への改組(1943-1963)

興研の起源は1943年5月に創業された「興進会研究所」である。この研究所は労働衛生や安全に関する研究を行う団体として発足した。1952年2月には株式会社に改組され、法人格を取得した。その後、同社の製造・販売部門を分離独立させる方針が固まり、1963年12月に興研株式会社が設立される。同時に埼玉県飯能市に飯能工場を新設し、製造機能を移管した。この分離独立により、研究開発部門と生産販売部門が明確に分かれ、後の事業拡大の基盤が作られた。創業から20年を経て、労働安全衛生分野に特化した専業メーカーとしての第一歩を踏み出した。

工場拡充と販売子会社の設立・統合(1967-1987)

独立後の興研は生産能力の増強を積極的に進めた。1967年4月に飯能研究所を設置し、研究開発体制を強化。1968年12月には東京都保谷市に保谷製作所を新設し、1976年10月には栃木県足尾町に足尾製作所を新設した。1981年1月にはコーケン防災システム株式会社を設立し、労働安全衛生保護具の販売および防災設備の設計施工を同社に移管した。1984年12月には保谷製作所を埼玉県所沢市に移転し所沢製作所と改称。1985年6月には株式会社興進会研究所と株式会社二宮製作所を吸収合併し、グループの一体化を図った。1987年7月にはコーケン防災システム株式会社を吸収合併し、同時に工場・製作所の呼称をすべて「テクノヤード」に統一した。この時期に生産・販売・研究の基盤が固まった。

株式公開と品質認証取得(1986-2004)

1986年12月、興研は社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録され、株式公開を果たした。1992年3月には所沢研究所に研究棟を新築し、研究開発を強化。1999年1月にはISO 9001の全社認証を取得し、品質管理の国際標準に対応した。2002年1月には群馬テクノヤードがISO 14001を取得し、環境マネジメントにも取り組み始めた。2003年6月には中井テクノヤードと中井配送センターも同認証を取得。2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場した。これにより市場での資金調達力が高まり、後の海外展開や設備投資の原資となった。

海外子会社設立と東京証券取引所スタンダード市場移行(2010-2022)

2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。2011年にはKOACHショールームとKOKENスーパークリーンテクニカルセンターを開設し、環境関連事業の販促を強化した。2012年11月、タイ王国チョンブリ県に海外子会社SIAM KOKEN LTD.を設立し、現地生産を開始。同年、嵐山テクノヤードと先進技術センターを新設し、生産・研究拠点を拡充した。大阪証券取引所と東京証券取引所の合併により、2013年から東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行した。同年、熊本県熊本市にKOACH熊本ショールームを開設し、九州地区の営業網を強化した。

年表27件を開く

1940年代

  • 1943年5月創業興進会研究所の創業。

1950年代

  • 1952年2月同所を株式会社に改組。

1960年代

  • 1963年12月創業同社の製造・販売部門を分離独立し、興研株式会社を設立。埼玉県飯能市に飯能工場を新設。
  • 1967年4月埼玉県飯能市に飯能研究所を設置。
  • 1968年12月東京都保谷市(現西東京市)に保谷製作所を新設。

1970年代

  • 1976年10月栃木県足尾町に足尾製作所を新設。
  • 1977年1月神奈川県二宮町に配送センターを新設。

1980年代

  • 1981年1月創業コーケン防災システム株式会社を設立、労働安全衛生保護具の販売及び火事防災設備と作業環境改善設備の設計施工を同社に移管。
  • 1984年12月保谷製作所を埼玉県所沢市に移転し、所沢製作所として新設。
  • 1985年6月M&A株式会社興進会研究所及び株式会社二宮製作所を吸収合併。
  • 1986年12月社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。
  • 1987年7月M&Aコーケン防災システム株式会社を吸収合併。埼玉県狭山市に、狭山テクノヤードを新設し、飯能テクノヤードの一部を同テクノヤードに移設(工場・製作所の呼称を全てテクノヤードに変更)。
  • 1988年7月狭山テクノヤード2期工事が竣工し、飯能テクノヤードの狭山テクノヤード移転が完了。
  • 1989年8月本社社屋を新築。

1990年代

  • 1992年3月所沢研究所、研究棟を新築。
  • 1997年12月神奈川県中井町に中井テクノヤード、中井配送センターを新設し、二宮テクノヤード、二宮配送センターを同テクノヤード、同配送センターに移設。
  • 1999年1月ISO 9001全社認証取得。(審査登録)
  • 1999年6月群馬県笠懸町(現みどり市)に群馬テクノヤードを新設。

2000年代

  • 2002年1月群馬テクノヤードISO 14001認証取得。(審査登録)
  • 2003年6月中井テクノヤード・中井配送センターISO 14001認証取得。(審査登録)
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年5月所沢テクノヤードISO 14001認証取得。(審査登録)
  • 2009年9月埼玉県嵐山町に埼玉配送センターを新設し、中井配送センターを同配送センターに移設。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
  • 2011年3月KOACHショールーム開設。
  • 2011年11月KOKENスーパークリーンテクニカルセンター開設。
  • 2012年11月上場海外子会社SIAM KOKEN LTD.(現、連結子会社)をタイ王国チョンブリ県に設立。埼玉県嵐山町に嵐山テクノヤードを新設。大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。SIAM KOKEN LTD.操業開始。埼玉県飯能市に先進技術センターを新設。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、スタンダード市場に移行。熊本県熊本市にKOACH熊本ショールームを開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人を育てる人事システムの運用

    30年にわたり運用する「興研トータル人事システムHOPES」により、年齢・性別・勤続年数に関わらず意欲ある人材を適所に登用し、専門能力・業務実績・管理能力を3軸で評価する多様性を受容する人事制度を継続する。

  2. 02

    技術を育てる研究開発体制の強化

    「他社に追随しない」「徹底的に研究する」理念のもと、マイスター制度や月例研究発表会を通じて技術専門能力を向上させる。マトリクス型研究開発体制でオンリーワン・ナンバーワン製品を創出し、知的財産の質・量向上と活用を図る。先進技術センターを社外連携の拠点としてプレゼンスを高める。

  3. 03

    クリーン分野の新市場開拓

    半導体分野などで需要が高まるISOクラス1の清浄度を実現するオープンクリーンシステム「KOACH」の普及を通じて、クリーン市場の課題解決に貢献する。

  4. 04

    ヘルス・セーフティ分野の拡販

    感染対策用N95マスク「ハイラック350型」の市場シェア拡大、飛沫拡散抑制マスク「ハイラックうつさんぞ」などの高機能製品の拡販、内視鏡洗浄消毒装置「鏡内侍ⅡG」の普及を推進する。安全で快適な電動ファン付き呼吸用保護具「ブレスリンク」など、産業現場向けマスクの開発に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で312人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は758万円で、9期前と比べて+11.0%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月268
2017年12月289
2018年12月286
2019年12月68340.615.8282
2020年12月72341.316.4320
2021年12月77741.616.7297
2022年12月74741.316.3307
2023年12月76141.316.2287
2024年12月75341.115.8321312
2025年12月75840.915.0312417

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)40.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
先進技術センター — 埼玉県飯能市2,996百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
本社 — 東京都千代田区1,787百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
埼玉配送センター — 埼玉県嵐山町1,279百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
狭山テクノヤード — 埼玉県狭山市1,187百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
群馬テクノヤード — 群馬県みどり市831百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
中井テクノヤード — 神奈川県中井町438百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
タイ王国 チョンブリ県295百万円
マスク 関連事業
所沢テクノヤード — 埼玉県所沢市233百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
嵐山テクノヤード — 埼玉県嵐山町24百万円
マスク関連事業 環境関連事業 その他事業
主な関係会社
  • 海外
    SIAM KOKEN LTD.
    タイ王国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は119億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.2%、利益が+30.0%。

売上高
+10.2%
119億円
営業利益
+30.0%
13億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
10.9%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高122億円119億円
営業利益12億円13億円
純利益8億円9億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は53億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+3.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q30413.33
2023年2Q2229.11
2023年3Q2200.00
2023年4Q323
2024年1Q2428.32
2024年2Q2414.20
2024年4Q60711.75
2025年2Q5147.83
2025年4Q68913.26
2026年2Q5347.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は83億円から119億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は10.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
海外子会社SIAM KOKEN LTD.(現、連結子会社)をタイ王国チョンブリ県に設立。埼玉県嵐山町に嵐山テクノヤードを新設。大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。SIAM KOKEN LTD.操業開始。埼玉県飯能市に先進技術センターを新設。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、スタンダード市場に移行。熊本県熊本市にKOACH熊本ショールームを開設。
2012年12月8374
2013年12月7542
2014年12月7531
2015年12月7842
2016年12月7964
2017年12月8575
2018年12月8344
2019年12月8654
2020年12月102118
2021年12月10299
2022年12月106128
2023年12月106107
2024年12月10810109.37
2025年12月119131210.99

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高119億円のうち、営業利益として残るのは13億円10.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.6%65億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.5%41億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.9%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.4pt
10.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
7.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.8pt
6.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は27億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月12011223
2013年12月8−7−8117
2014年12月7−6−2119
2015年12月7−124−518
2016年12月8−2−4620
2017年12月9−110−218
2018年12月5−2211−1712
2019年12月170−151715
2020年12月14−6−7816
2021年12月71−2822
2022年12月6−2−3424
2023年12月11−2−3930
2024年12月7−1−11625
2025年12月1−44−327

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は224億円。このうち返さなくてよい自己資本が138億円で、自己資本比率は61.5%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月160867454.1
2013年12月155876855.9
2014年12月156886856.1
2015年12月163897454.2
2016年12月165907554.2
2017年12月174948054.0
2018年12月189969350.7
2019年12月183988553.4
2020年12月1901058555.1
2021年12月1961118556.7
2022年12月2061188857.5
2023年12月2081248459.3
2024年12月2091307862.5
2025年12月2241388661.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
124億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
9億円
在庫として抱えている分
負債合計
86億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率104社中20位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中79位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.9%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.5%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.2%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,805で、1年前と比べて+4.6%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥1,805+0.8%1ヶ月-1.1%1年+4.6%時価総額92億円
過去52週の値幅
安値¥1,671高値¥2,282

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)10.7倍
PBR0.63倍
配当利回り1.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月に1820〜1848円のレンジで推移し、8月5日に1800円を付けた後も1800円近辺で膠着。直近は1806円で、25日線1808円とほぼ同水準。1ヶ月で1.15%下落、52週高値2282円からは21%低い。出来高は8月5日に1.4万株と膨らんだが、全体的には低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 10.56倍(予想10.7倍)は同業界平均18.32倍を大幅に下回り、PBR 0.6348倍は平均1.38倍の約半分と低い。ROE 6.6%は平均より低いが、PBR 1倍割れは割安のサイン。配当利回り1.94%は平均2.87%を下回り、増配余地はあるが現状は低い。売上高と利益は増加傾向で、2025/12期の営業利益率は10.92%と堅調。割安ながら配当の伸び悩みが指摘される。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍18.4倍
PER (予想)10.7倍
PBR0.63倍1.38倍
ROE6.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体や医薬品関連の設備投資が活況で、クリーンルーム設備や高品質な空調需要が増加。強気派はこの成長分野への露出と受注の伸びを評価する。一方、弱気派は設備投資は循環的であり、反動減のリスクや、競争激化による採算悪化を懸念。為替や原材料高も不透明要因。業績は拡大傾向だが、持続性が争点。

プラスに働く材料7
  • 成長市場への集中

    半導体・医薬品分野の設備投資は旺盛で、クリーンルーム空調の需要が拡大している

  • 受注と売上の伸び

    2025年12月期売上高119億円は前期比+10%。受注も好調とみられ、利益率も改善

  • 技術力の評価

    高精度の空調制御技術で、大手企業から信頼を得ており、安定した取引が見込める

  • 売上高が2期連続増加の119億円通年影響

    売上高は119億円、前期比10.2%増と成長持続。

  • 営業利益が30%増の13億円通年影響

    営業利益は13億円と前期比30%増、収益力向上。

  • 営業利益率10.92%に改善通年影響

    営業利益率は10.92%と前期比+1.66pt改善。

  • PER10.56倍と割安水準継続影響

    PERは10.56倍、予想10.7倍と今期も割安圏。

マイナスに働く材料7
  • 設備投資の循環性

    顧客の投資サイクルにより業績が変動しやすく、反動減の局面が来る可能性

  • 競争の激化

    国内外のメーカーが同分野に参入し、価格競争が激化する恐れ

  • コスト上昇

    原材料費や物流費の高騰が収益を圧迫。価格転嫁に限界がある

  • 予想PER10.7倍で成長が頭打ち決算発表後影響

    予想PERは10.7倍と実績からわずか上振れ、増益余地は限定。

  • ROE6.6%と見劣りする収益性継続影響

    ROE6.6%は資本効率の改善が必要な水準。

  • 配当利回り1.94%と2%未満継続影響

    配当利回りは1.94%と2%を下回る。

  • 外国人保有率1.32%で需給が細い不定影響

    外国人保有率は1.32%と低く、外部資金の入りが限定的。

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を占う指標。受注が伸びているか確認
半導体・医薬品向け売上高
成長分野の寄与度を測る
営業利益率
競争下での採算性を守れるか

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+42.9%いまの株価に対する利回りは1.94%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
1.94%
いまの株価に対して
配当性向
28.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2533.5
2017年12月3020.032.0
2018年12月25−16.736.1
2019年12月250.035.1
2020年12月4580.034.8
2021年12月35−22.221.9
2022年12月4528.627.9
2023年12月35−22.225.6
2024年12月350.024.5
2025年12月5042.928.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,056人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.6%を占め、残る73.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他67.667.068.069.169.368.4
金融機関13.013.113.713.213.113.9
事業法人13.813.312.112.212.112.7
証券会社3.84.64.43.93.83.7
自己株式1.00.81.41.41.41.4
外国法人1.61.81.71.51.61.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人酒井CHS振興財団11.76
02酒井 眞一11.58
03酒井 宏之10.95
04株式会社りそな銀行4.78
05酒井 香織4.49
06酒井 理絵4.49
07株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.45
08久保井 美帆4.43
09山中 春名4.43
10JPモルガン証券株式会社2.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+136%、1株純資産は14期で+65%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月761,7034.511.732.9
2013年12月451,7132.661.055.0
2014年12月291,7201.758.669.0
2015年12月471,7402.736.341.6
2016年12月771,7834.320.333.5
2017年12月981,8685.422.732.0
2018年12月721,9123.816.436.1
2019年12月741,9573.818.335.1
2020年12月1672,0918.314.034.8
2021年12月1722,2208.010.521.9
2022年12月1682,3927.310.127.9
2023年12月1422,4995.811.325.6
2024年12月1462,6365.710.524.5
2025年12月1802,8066.610.328.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額299百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
酒井眞一代表取締役会長85591,000
村川勉代表取締役社長6011,000
堀口展也代表取締役副社長 製造本部担当6822,000
村松光二専務取締役 マーケティング本部担当7019,000
井端秀明常務取締役 管理本部担当633,000
長坂利明取締役 内部統制担当669,000
酒井宏之取締役相談役83559,000
櫻井しのぶ取締役65
秋山俊雄常勤監査役7714,000
田中文和常勤監査役6910,000
階戸照雄監査役711,000
白日光監査役49

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)814751448424931
監査役3233269
社外取締役31923248

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容240字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社1社、関連当事者1社により構成されております。 当社は、マスク関連事業(防じん・防毒マスクなどの労働安全衛生保護具等)、環境関連事業(オープンクリーンシステム等)及びその他事業の製造、販売を事業内容としております。 関連当事者(公財)酒井CHS振興財団と本社建物の一部賃貸借契約及び業務委託契約を結び、公益目的事業である労災遺児等奨学金支給事業並びに労働衛生研究助成事業の一部支援を行っております。 事業系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題2,941字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営の基本方針 経営理念 ①人を育てる ②技術を育てる ③クリーン、ヘルス、セーフティの分野で新市場を育てる 当社グループは、『クリーン、ヘルス、セーフティ』を事業領域とし、オリジナリティの高い技術をベースとした製品を供給して社会に貢献することを経営の基本方針としております。 この方針の下、「世の中にない」「真に役立つ」を研究開発の出発点とし、“大きい企業”ではなく、規模の拡大はゆっくりであっても、世界にない、当社にしかできない「オンリーワン」「ナンバーワン」の技術・製品を持つ“強い企業” =「技術立社」になることが私たちの目標です。そして、市場や顧客の“ニーズ”に素早く対応することよりも、顧客が未だ気づいていない“ウォンツ”を他社に先駆けて見いだして製品化を行い、市場そのものを創造することを常に目指します。 その実現の為に、人間の尊厳である“イマジネーション”と“クリエーション”の発揮を社員全員に求め、結果として「他社に追随しない」「徹底的に研究する」ことで、新たな技術革新と独創的な製品開発を続けてまいります。 (2)経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、企業価値の更なる向上と持続的な発展・成長を実現するため、経営理念を基に、それぞれの経営戦略及び継続的課題に取り組んでおります。 ①「人を育てる」 社員の生きがいと企業の存続を両立させてこそ企業としての存在価値があり、また社員の幸福や生きがいは、雇用された社員の尊厳が、企業の活動の中にも存在していることが重要との考えに立ち設計された人事管理制度「興研トータル人事システムHOPES(ホープス)」を約30年に亘って運用し、人材育成を続けています。 この「HOPES」は、専門能力、業務実績達成能力、管理能力をそれぞれ別の能力と捉えて、社員一人ひとりを3つの角度(3軸)で独立して評価・運用した多様性を受容する人事システムで、年齢、性別、勤続年数を問わず活躍の場が与えられ、常に意欲のある人材を適所に登用しております。また、専門知識・能力向上を図る社内研修プログラムを確立し、職分に応じて計画的、効果的に能力開発を進めております。 ②「技術を育てる」 創業以来、守り続けてきた「他社に追随しない」「徹底的に研究する」という研究開発の理念を技術開発員一人ひとりに徹底・浸透させるため、技術専門能力の向上を評価するマイスター制度や技術開発員と取締役全員が参加する月例研究発表会といった独自の仕組みを継続、運用しています。 技術開発員は、基礎研究所、開発部、ディビジョン、テクノヤードに配属され、それぞれ自由で独創的な技術開発と社会に有用な発展的応用を目指した研究開発に注力しています。 また、開発テーマごとに、プロジェクトチームを編成して開発に当たる「マトリクス型」の研究開発体制を敷いております。 これらの取り組みによって、オンリーワン、ナンバーワン製品が次々と生まれ、知的財産権も多数保有するに至っております。今後も知的財産を質・量ともに向上させ、活用することを最重要課題として取り組んでまいります。 技術開発拠点である「先進技術センター」は、技術開発員が集結して英知を交わし、「技術を育てる」能力の向上に大きく寄与する施設であります。引き続き、当センターを社外の諸機関・企業との連携や共同研究を推進する拠点としてそのプレゼンスを高めるべく注力してまいります。 ③「クリーン、ヘルス、セーフティの分野で新市場を育てる」 「クリーン、ヘルス、セーフティ」という3つの分野に特化し、当社グループの独自技術を進化発展させながら、“世の中になかった製品”“真に役立つ製品”を開発、販売することで、新しい市場を創造し、社会に貢献する企業として持続的成長を目指します。 <クリーン> 技術の進展に伴う、市場の更なる高品質化への要求に対し、従来のクリーンデバイスの技術では対応能力に限界が顕れてきております。近時においては、規格上の最高レベル清浄度である「ISOクラス1」を求める顧客が半導体分野を中心に増加しております。 その「ISOクラス1」を確実に実現できるオープンクリーンシステム「KOACH(コーチ)」を普及させることを通して、クリーン市場における様々な課題解決に貢献してまいります。 <ヘルス> コロナ禍において、その圧倒的な感染対策機能が医療機関を中心に高く評価された感染対策用N95マスク「ハイラック350型」の市場シェアの更なる拡大を図ります。また、飛沫拡散抑制マスク「ハイラックうつさんぞ」をはじめとする高機能の感染対策用製品の拡販にも努めてまいります。 内視鏡室に「検査」「作業」「スペース」の3つのゆとりを与え、患者にとっても安全安心な検査を提供できる内視鏡洗浄消毒装置「鏡内侍(かがみないし)ⅡG」の普及にも努めます。 <セーフティ> 高い市場シェアを誇る産業現場において、労働者を守る安全で快適な電動ファン付き呼吸用保護具「ブレスリンク」シリーズやフィット性に優れる使い捨て式防じんマスク「ハイラック」シリーズなど、安心してご使用いただける、使って喜ばれるマスクの開発に今後も注力してまいります。 また、自然災害や火災に加え、近年では原発事故、化学災害、テロ災害等に対する備えが重視される社会環境にあります。こうした災害時に使用する個人防護具については、備蓄並びに装着訓練などの備えの重要性を啓発しつつ、安全対策市場の裾野拡大に努めます。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題 ①クリーン事業の育成・拡大について 当社グループはオープンクリーンシステム「KOACH」を中心とした環境関連事業の成長・拡大に向けた取り組みを推進しております。 今後も経営資源を積極投入し、当事業をマスク関連事業に次ぐ第2の柱に育ててまいります。 ②厚生労働省が進める法令・規則改正への対応について 現在、厚生労働省が進める粉じん現場や溶接現場及び有害ガス発生現場等における法令及び規則改正に対して、産業用マスクのトップメーカーとしてより安全性が高く、使い易い製品の開発・供給を図るとともに、事業現場への情報伝達、作業者教育などを継続して行い、市場からの安全対策の要求に対応してまいります。 ③原材料価格高騰への対応について 世界的なインフレ率の上昇、地政学リスクの高まり、円安水準の長期化等により、原材料コストや物流価格等が高騰しており、引き続き当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうした中、当社グループにおいては、その影響を最小限に抑えるため、生産技術の向上による生産効率の改善並びに業務合理化によるコスト対策を継続的に行っております。 (4)目標とする経営指標 当社グループは、堅実性と成長性をともに重視し、企業収益の安定的拡大を目指しております。 厳しい経済環境下にあっても、市場変化へ柔軟に対応し、市場占有率を着実に高めながら、常に生産性の向上に努め、結果として営業利益の拡大及び営業利益率の向上を図ります。
事業等のリスク3,511字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 当社グループは、これらのリスクの発生を十分に認識したうえで、発生の回避、抑制及び発生した場合の早期対応に努めてまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書の提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)研究開発について 当社グループは、研究開発型企業として『クリーン、ヘルス、セーフティ』に係わる革新性の高い製品を市場に供給することを目的に経営資源を投入しておりますが、研究開発の全てが、新製品の開発や営業収益の増加に結びつくとは限らず、また、諸事情により研究開発を中止せざるを得なくなった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、①基礎研究所(技術革新に挑むR&D拠点)、②開発部(ウォンツを具現化する設計・デザイン拠点)、③ディビジョン(顧客ウォンツのディスカバリー拠点)、④テクノヤード(高付加価値製品を生み出すマニュファクチャリング拠点)に配属された技術開発員が、開発テーマごとに、複数部門・部署によるプロジェクトチームを編成して開発に当たる「マトリクス型」の研究開発体制を敷くことで、新規性、市場性、収益性を兼ね備えた新製品の開発を行うなど、当該リスクの顕在化を最小限に留める方策を継続してまいります。 (2)知的財産について 当社グループはオリジナリティの高い技術をベースとした製品開発について、必要な知的財産の保護手続きを行い、既に特許等の知的財産権も多数保有しておりますが、その独自の技術を法的制限のみで完全に保護することには限界があり、第三者に当社グループの知的財産を用いた模倣品や類似品の製造、販売を行われた場合は、期待した収益を得られない可能性があります。また当社グループの意図に関わらず、当社グループの製品等が、第三者の知的財産を侵害する結果になった場合は損害賠償を請求される可能性があり、そうした事象が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクを回避するため、今後も知的財産権の管理を徹底してまいります。 (3)法規制について 当社グループの事業は、「労働安全衛生法」「医薬品医療機器等法」「製造物責任法」等の様々な法規制に関連しております。 万一、これら法規制に適合しない事象が発生した場合、製品の回収に加え当社グループが進めている事業に制限が出る可能性があります。また、新たな法規の制定や改正がなされた場合は、設備投資等の新たな費用が発生し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これら法規制の改廃等の情報収集を行うとともに、法規制を遵守すべくコンプライアンス体制並びに内部統制の強化に努めてまいります。 (4)品質保証・品質管理について 当社グループの製品は、過酷な環境下での使用が想定されることに加え、使用者の安全と健康を守るという目的から、より高い耐久性、信頼性が求められているため、万全な品質保証・品質管理体制の維持、強化に努めております。しかしながら万一、厚生労働省の呼吸用保護具買取り試験による不適合の指摘を予期せぬ要因で受けたり、製品の欠陥及び故障が発生したりした場合等には、回収、修理費用等の負担などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、こうしたリスクに対し、開発段階において、先進技術センター内にあるバリデーションサイトを使用し、製品が使用される実際の現場を想定した信頼性試験を行っております。 そうした信頼性試験を経て開発された製品の品質に対し当社グループでは、社長直轄の品質に関わる独立した部門である品質保証室を設置するとともに、ISO 9001に基づく品質マネジメントシステムを構築及び維持することにより、万全な品質保証体制を取っています。そして品質保証室は、各テクノヤード(製造拠点)に製品検査員を配置し、テクノヤードの製造工程、検査工程の監視を行っております。また、各テクノヤードは、日本産業規格、厚生労働省国家検定規格及び当社グループ独自の厳格な品質保証・品質管理基準による製品の製造を行っております。 (5)災害及び感染症等による生産への影響について 当社グループの製造拠点であるテクノヤードでは、従前より地震リスクの調査を受診し、その結果に基づき、震災時においても混乱なく生産が再開できる体制の構築に努めております。しかしながら、拠点近辺を震源地とする直下型の大地震や台風などの自然災害、その他予期せぬ事故及び感染症の拡大等によって、生産活動の停止等、事業活動の継続に支障をきたす事象が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)環境問題について 当社グループの旧研究所とテクノヤードの計2ヶ所において、これまでに発生したトリクロロエチレンによる土壌・地下水汚染の浄化対策を実施しておりますが、浄化が完了する時期の想定は現在の段階では難しく、浄化対策が長期間を要した場合、その対策に関わる費用は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 法令や条例等で設定されている浄化基準を見定めながら、浄化対策を継続してまいります。 (7)情報セキュリティについて 当社グループは、事業遂行に関連して、技術、営業、その他、事業に関する機密情報を多数有しております。情報の漏洩等の対策として、当社グループでは、情報システム運用基本規程に基づき、管理本部内に設置した情報通信システムの運用全般を担当する専門部署であるICT管理セクションが中心となり、集中的なネットワーク管理(統合脅威管理)、全社員を対象とした標的型メール訓練などのセキュリティに関する教育・研修及び情報の取り扱いに関するモニタリングなど設備面、組織面の対策を実行しております。また、第三者によるセキュリティチェック(社外からの模擬攻撃による脆弱性診断)も実施しております。 個人情報の適切な保護については、個人情報保護法、個人情報管理規程、マイナンバー情報管理規程に基づいた管理体制を構築し、適切な運用に努めております。 しかしながら、サイバー攻撃等による情報セキュリティ事故が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)内部統制について 当社グループは、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に係る法令等の遵守並びに資産の保全という観点から内部統制システムの充実に努めております。しかしながら、当システムには一定の限界があり、構築した当システムにおいて想定する範囲外の事態が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そうしたリスク発生を防止するため、当システムの強化を図るべく不断の検討・見直しを今後も継続してまいります。 (9)海外子会社について 生産子会社としてタイに設立したSIAM KOKEN LTD.は、順調なマスク製造を続け、当社グループの利益拡大に寄与しておりますが、タイにおける政治・社会情勢及び法規制や為替動向などによる予測し得ない事態の発生及び自然災害や感染症が拡大した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 同社は製造した使い捨て式防じんマスク(N95マスク含む)の全量を日本への輸出に当てておりますが、2020年には新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、タイ政府より輸出停止措置(その後解除)が取られました。このように感染症の発生等により同様の輸出制限が行われる事態が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、感染症対策用マスクの需要拡大とこのような海外生産におけるリスク対策として、当社グループでは、すでに使い捨て式防じんマスクの国内生産設備の増設を行い総生産量の拡大を図っております。 (10)国際的な政情不安の影響について 世界で発生している軍事的対立が激化、拡大・長期化した場合は、原油価格上昇による原材料価格の高騰だけでなく、地政学リスクの高まりや世界的インフレーションの加速といったリスクがより大きくなり、当社グループの業績への影響がこれまで以上になる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,170字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1~12月)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな景気の持ち直しが見られる一方で、諸物価高騰によるコスト上昇が続き、さらに米国の通商政策の変化や国際関係の不安定化などにより先行き不透明な状況が続きました。 こうした経営環境の中、マスク関連事業が前期並みに安定的に推移したことに加え、環境関連事業の好調な売上が全体業績を大きく牽引したことから、事業全体の売上高は118億57百万円(前年度比10.2%増)となり、2期連続で過去最高額を更新しました。 利益につきましては、増収に加え、原材料価格や物流コスト等の上昇に対してグループ全体で業務効率化、製造技術の改善による原価率低減に取り組んだ結果、営業利益12億71百万円(同25.9%増)、経常利益12億20百万円(同21.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億85百万円(同22.6%増)となり、各利益とも過去最高額を更新しました。 セグメント別の業績の概要は、以下の通りです。 (マスク関連事業) 産業用マスクは、米国の通商政策の影響も懸念された中、製造業向けは前期に対して微増しました。また、公共事業向けは全国で老朽化が進むインフラ整備の工事が増加したことを背景に底堅く推移しました。 医療用マスクは、新たな感染症の流行等による需要の拡大はなく減収となりましたが、医療機関からの安定的な受注が続き、売上はコロナ禍前の約3倍の水準を維持しました。 自衛隊向け防護マスクの売上は3期連続で前年実績を上回りました。 以上により、当事業の売上高は95億64百万円(前年度比2.7%増)となりました。 (環境関連事業) オープンクリーンシステム「KOACH」は、国内半導体市場を中心に大きく売上を伸ばし、売上高は前期を大きく上回り過去最高額を達成いたしました。 半導体市場における提案型の開拓営業に注力してきましたが、販売代理店との関係強化が進むとともに、全国のショールーム活用が更に広がり、大型機種「フロアーコーチ」の販売台数が大幅に増加しました。また、中・小型機も安定的に販売台数を増やすことができました。 以上により、当事業の売上高は19億39百万円(前年度比82.3%増)と大きく伸長しました。 (その他事業) 当事業の売上高は3億53百万円(前年度比8.0%減)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、224億43百万円(前連結会計年度末208億66百万円)となり15億77百万円増加いたしました。これは主に、流動資産が売掛金の増加等により15億11百万円増加したことと、有形固定資産が建物及び構築物の減少等により36百万円減少したこと、投資その他の資産が保有株式の時価評価による投資有価証券の増加等により94百万円増加したこと等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、86億46百万円(前連結会計年度末78億30百万円)となり8億15百万円増加いたしました。これは主に、流動負債が短期借入金の増加等により10億77百万円増加したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、137億97百万円(前連結会計年度末130億35百万円)となり、自己資本比率は61.5%(前連結会計年度末62.5%)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、26億84百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億52百万円増加いたしました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1億36百万円(前連結会計年度は6億66百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が12億20百万円となったことと、売上債権の増加額9億44百万円、減価償却費4億16百万円、法人税等の支払額3億27百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3億79百万円(前連結会計年度は98百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3億68百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は3億70百万円(前連結会計年度は10億53百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出18億84百万円、長期借入れによる収入14億円、短期借入金の純増加額10億95百万円、配当金の支払額1億77百万円等によるものです。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比 (%) マスク関連事業(千円)   9,756,435   103.5 環境関連事業(千円)   999,927   98.3 その他事業(千円)   343,376   95.9 合計(千円)   11,099,738   102.8 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループは見込生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比 (%) マスク関連事業(千円)   9,564,301   102.7 環境関連事業(千円)   1,939,382   182.3 その他事業(千円)   353,372   92.0 合計(千円)   11,857,057   110.2 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 防衛省   1,179,925   11.0   1,584,958   13.4 ミドリ安全用品㈱   1,152,007   10.7   1,140,108   9.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績の分析) 当連結会計年度は、売上高118億57百万円(前連結会計年度比10.2%増)、営業利益12億71百万円(同25.9%増)、経常利益12億20百万円(同21.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億85百万円(同22.6%増)となりました。 a.売上高 売上高は、前連結会計年度比10.2%増の118億57百万円となりました。売上高の詳細については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載の通りです。 b.売上原価 売上原価は、前連結会計年度比10.9%増の64億74百万円となりました。原材料価格や物流コスト等の上昇に対してグループ全体で経費節減や製造技術の改善による原価率の低減に取り組んだ結果、売上原価率は54.6%となり、前連結会計年度の売上原価率54.3%と比べ、0.3ポイント上昇しました。 c.販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は、給与手当等の増加を主因として前連結会計年度比5.1%増の41億11百万円(前連結会計年度は39億12百万円)、売上高販管費率は34.7%となり、前連結会計年度の売上高販管費率36.4%に比べ1.7ポイント下降しました。 d.営業利益 営業利益は、12億71百万円となり、前連結会計年度に比べ2億61百万円の増益となりました。これにより売上高営業利益率は10.7%となりました。前連結会計年度の売上高営業利益率9.4%に比べ、1.3ポイント上昇しました。 e.営業外損益 営業外収益は、25百万円となり、前連結会計年度に比べ32百万円減少いたしました。 営業外費用は、75百万円となり、前連結会計年度に比べ11百万円増加いたしました。 f.経常利益 経常利益は、12億20百万円となり、前連結会計年度に比べ2億17百万円の増益となりました。 g.特別損益 特別利益は、当連結会計年度、発生しませんでした。特別損失は、前連結会計年度と同様に百万円単位に満たない固定資産除売却損が発生し0百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は8億85百万円となり、前連結会計年度に比べ1億63百万円の増益となりました。 (財政状態の分析) a.総資産 総資産は、前連結会計年度に比べ15億77百万円増加し、224億43百万円となりました。 b.流動資産 流動資産は、前連結会計年度に比べ15億11百万円増加し、115億29百万円となりました。これは主に、売掛金が7億31百万円増加したことと、電子記録債権が4億20百万円増加したこと等によるものです。 c.固定資産 固定資産は、前連結会計年度に比べ65百万円増加し、109億13百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が1億62百万円減少したことと、土地が1億3百万円増加したこと等によるものです。 d.負債 流動負債は、前連結会計年度に比べ10億77百万円増加し、52億4百万円となりました。これは主に、短期借入金が10億95百万円増加したこと、1年内返済予定の長期借入金が2億20百万円減少したこと等によるものです。 固定負債は、前連結会計年度に比べ2億61百万円減少し、34億41百万円となりました。これは主に、長期借入金が2億64百万円減少したこと等によるものです。 e.純資産 純資産合計は、前連結会計年度に比べ7億61百万円増加し、137億97百万円となりました。これは主に、利益剰余金合計が7億9百万円増加したこと等によるものです。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度の62.5%から61.5%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載の通りです。 b.資金需要 運転資金需要のうち主なものは、原材料及び貯蔵品の購入のほか、製造費、営業費用及び法人税等の支払等であります。投資の目的とした資金需要の主なものは、機械設備及び工具器具備品等の購入などの設備投資です。 c.財務政策 当社グループは、通常の事業活動に必要な流動性を確保しつつ、機動的な設備投資を実施する為の資金需要にも対応できる資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。 運転資金及び設備投資資金については自己資金のほか必要に応じて金融機関からの借入により調達しております。 当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は57億91百万円、現金及び現金同等物の残高は26億84百万円であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りです。 (3)経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りです。 (4)経営戦略の現状及び見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。