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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

クエスト

Quest Co., Ltd.2332 · Standard · 情報・通信業

業種特化型のシステム開発と、中堅企業向けITソリューションを両輪とする情報サービス企業。

概要

株式会社クエストは、1965年にデータエントリー業務受託会社として設立された情報サービス企業である。システム開発からITインフラの構築・運用まで一貫したサービスを提供し、半導体、製造、金融など多業種の大手企業を顧客に持つ。2026年3月期の連結売上高は178億円、従業員数は1092名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

情報サービスを単一セグメントとする事業構成

当社グループは、情報サービス事業のみを報告セグメントとしており、システム開発及びその関連サービスで構成される。その内訳は、顧客業種別にサービスを提供する「インダストリー事業グループ」と、中堅企業や大企業関連会社向けにITコンサルティングやアプリケーションサービス、クラウド・ネットワーク・セキュリティなどのITインフラソリューションを提供する「ソリューションサービス事業グループ」の2つに分かれる。この2グループが連携し、コンサルティングから開発、保守、運用までの一貫したサービスを提供する体制をとっている。

半導体分野に強みを持つインダストリー事業

インダストリー事業グループは、半導体、製造、金融、情報通信、エンタテインメント、公共・社会、移動・物流、ヘルスケア・メディカルの8業種を対象とする。特に半導体分野では、キオクシア株式会社が主要顧客であり、2026年3月期の販売実績において同社向け売上高が36億82百万円と、全体の20.7%を占める。同事業は顧客の業務システムについて、コンサルティングから要件定義、設計、開発、保守に至る一連のサービスを提供する。

ソリューションサービスで新たな強みを開拓

ソリューションサービス事業グループは、急成長する中堅企業と大企業の関連会社を主なターゲットとする。経営課題解決に資するITコンサルティングやアプリケーションサービスに加え、クラウド、ネットワーク、クライアント(PC、スマホ、IoT機器)、セキュリティに関するITインフラソリューションを提供する。同事業は、2024-2026年度中期経営計画において新たな強みとして位置づけられ、特にAI・セキュリティ領域への投資が進められている。2026年3月には事業ブランド「Unite」を立ち上げ、同年5月にはAIソリューション「AIStudio」の提供を開始した。

M&Aを通じた事業拡大と拠点展開

当社は、M&Aにより事業規模と提供領域を拡大してきた。2004年に株式会社アイポック(現オプティス)を子会社化、2007年に株式会社ドラフト・インを子会社化(後に吸収合併)、2022年に株式会社エヌ・ケイを子会社化、2025年4月には株式会社セプトを完全子会社化した。また、国内拠点も拡充しており、1997年に九州事業所、1998年に名古屋営業所(現中部支社)、2017年に四日市事業所、2022年に栃木事業所、2025年8月には北上事業所を開設している。海外拠点としては、かつてインドに開発拠点と日本語教育機関を有していたが、2009年にMBOにより譲渡した。中国大連の慧徳科技についても2016年に譲渡している。

業界の中での役割はITサービス業界におけるシステム開発・インフラ構築の一貫サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
178億円
営業利益
11億円
営業利益率
6.2%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01インダストリー事業主力

半導体、製造、金融、情報通信、エンタテインメント、公共・社会、移動・物流、ヘルスケアなどの業種向けに、業務システムのコンサルティングから要件定義、設計、開発、保守までの一連のサービスを提供。

主な製品・サービス1
業務システム開発
業種特化の業務システムを開発。要件定義から保守まで対応。

02ソリューションサービス事業準主力

中堅企業や大企業関連会社向けに、ITコンサルティング、アプリケーションサービス、クラウド、ネットワーク、セキュリティなどのITインフラソリューションを提供。

主な製品・サービス3
ITコンサルティング
経営課題解決に直結するIT戦略を支援。
クラウドサービス
クラウド環境の設計・構築・運用を提供。
セキュリティソリューション
ネットワークやエンドポイントのセキュリティ対策を提供。

製品と技術

インダストリー向けシステム開発サービス

インダストリー事業グループでは、半導体、製造、金融など幅広い業種の顧客に対して、業務システムのコンサルティングから要件定義、設計、開発、保守までを一貫して提供する。特に半導体分野では、キオシア株式会社向けに大規模なシステム開発を継続しており、2026年3月期における同社向け売上高は36億82百万円に上る。また、金融分野でも新規案件の受注が拡大しており、安定した収益源となっている。これらの開発プロジェクトでは、オープンシステムや汎用機の両方に対応し、長年の顧客関係に基づく業務知識を強みとする。

ソリューションサービス事業のITインフラとアプリケーション

ソリューションサービス事業グループは、中堅企業や大企業関連会社を対象に、ITコンサルティング、アプリケーションサービス、クラウド、ネットワーク、クライアント、セキュリティに関するソリューションを提供する。同事業は、2024-2026年度中期経営計画において新たな強みとして位置づけられ、特にAI・セキュリティ領域への投資を強化している。2026年3月には事業ブランド「Unite」を立ち上げ、同年5月にはUnite発のAIソリューションとして「AIStudio」の提供を開始した。これにより、常駐型サービスだけでなく、付加価値の高いソリューション提供による収益拡大を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITソリューションで中堅、高成長期

当社は情報・通信業に属し、システム開発・ネットワーク構築などITソリューションを提供。同業のソラコムやハッチ・ワークと競合するが、売上規模は約149億円(2025年3月期)と中堅。営業利益率7.38%から6.18%へ低下見込みも、売上高は178億円(2026年3月期予想)と約2割増の高成長。受注拡大に伴う人員増や投資が利益率を圧迫している可能性。成長フェーズとみられる。

強み

  • 売上高が前期比19%増の178億円予想と、業界平均を上回る成長。
  • 官公庁・民間企業と多様な取引先を持ち、特定顧客依存が低い。
  • ネットワーク・セキュリティ分野で強み、顧客ニーズに応じた提案が可能。
  • リカーリング型サービスや保守契約により安定収益を確保。

課題

  • 営業利益率が7.38%→6.18%と低下、成長投資と採算のバランスが課題。
  • IT人材不足の中、優秀なエンジニアの確保と定着が業績の鍵。
  • 大型案件受注でプロジェクト管理リスクが増大、体制強化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がクエスト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14168ヤプリ98億円8.7倍
29475昭文社ホールディングス96億円7.9倍
35570ジェノバ94億円16.2倍
44356応用技術94億円12.0倍
52332クエスト93億円11.1倍
65582グリッド93億円29.8倍
7153Aカウリス92億円29.6倍
85588ファーストアカウンティング92億円40.2倍
9472Aミラティブ92億円9.1倍
103991ウォンテッドリー92億円10.9倍
114374ROBOT PAYMENT92億円15.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

データエントリー受託会社として1965年に創業

1965年5月、横浜市中区に株式会社京浜計算センターを資本金200万円で設立し、データエントリー業務の受託を開始した。創業当初から日産火災海上保険(現損害保険ジャパン)、東京芝浦電気(現東芝)、三井信託銀行(現三井住友信託銀行)との取引を得て、事業基盤を固めた。その後、1967年に東京都中央区へ本社を移転し、同年12月にはシステム運用管理業務に進出。1969年にはソニーとの取引を開始し、1970年には汎用コンピュータによるソフトウェア開発事業を開始した。

商号をクエストに変更しオープンシステムへ移行

1980年に東京都港区芝に本社を移転した後、1988年4月に商号を株式会社クエストに変更した。1993年7月にはオープンシステムによるソフトウェア開発事業を開始し、従来の汎用機中心からオープン系技術への対応を進めた。1997年には九州事業所を開設し、1998年には名古屋営業所(現中部支社)を開設して、関東以外の地域への事業展開を加速した。

JASDAQ上場と情報セキュリティ認証の取得

2001年にプライバシーマーク認証を取得し、2002年10月にはJASDAQ市場に株式上場を果たした。2003年3月には情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得し、セキュリティ体制を強化。同年11月には東京都港区芝浦のDaiwa芝浦ビルに本社を移転した。上場後はM&Aを通じた規模拡大に乗り出し、2004年に株式会社アイポックを買収(後にオプティスに社名変更)、2006年にはインドのIT開発拠点と日本語教育機関を子会社化した。

子会社の再編と国内事業への集中

2007年に株式会社ドラフト・インを子会社化し、同年10月にはデータエントリー事業を同社に譲渡した。しかし、2009年3月にはオプティスグループ3社をMBOにより譲渡し、2014年には株式会社データ・処理センターを解散するなど、グループの再編を進めた。2016年6月には中国子会社の慧徳科技(大連)をMBOにより譲渡し、海外事業から撤退。2017年10月にはドラフト・インを吸収合併し、四日市事業所を開設した。

スタンダード市場への移行と新たなM&A

2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場構造見直しによりスタンダード市場へ移行した。同年3月には株式会社エヌ・ケイを株式取得により子会社化し、4月には株式交換により完全子会社化。さらに2023年4月には本社をmsb Tamachi田町ステーションタワーNに移転した。2025年4月には株式会社セプトを完全子会社化し、同年8月には北上事業所を開設。2026年3月期の連結売上高は178億円に達した。

年表35件を開く

1960年代

  • 1965年5月創業データエントリー業務受託を目的として、横浜市中区に株式会社京浜計算センターを資本金200万円にて設立し、東京都中央区にて営業開始。日産火災海上保険株式会社(現 損害保険ジャパン株式会社)、東京芝浦電気株式会社(現 株式会社東芝)、三井信託銀行株式会社(現 三井住友信託銀行株式会社)との取引開始。
  • 1967年2月東京都中央区に本社を移転。
  • 1967年12月システム運用管理業務開始。
  • 1969年3月データエントリー業務につき、ソニー株式会社(現 ソニーグループ株式会社)との取引開始。

1970年代

  • 1970年9月汎用コンピュータによるソフトウェア開発事業を開始。
  • 1978年12月創業データエントリー業務受託を目的として東京都中央区に株式会社データ・処理センターを設立。

1980年代

  • 1980年4月東京都港区芝に本社を移転。
  • 1985年7月データエントリー業務につき、アルプス電気株式会社との取引開始。
  • 1988年2月システム運用管理業務につき、ソニーシステムデザイン株式会社(現 ソニーグローバルソリューションズ株式会社)との取引開始。
  • 1988年4月商号変更商号を株式会社クエストに変更。

1990年代

  • 1993年7月オープンシステムによるソフトウェア開発事業を開始。
  • 1997年1月大分県大分市に九州事業所を開設。
  • 1998年3月愛知県名古屋市中区に名古屋営業所(現 中部支社)を開設。

2000年代

  • 2001年9月プライバシーマークの認証を取得。
  • 2002年10月上場JASDAQ市場に株式上場。
  • 2003年3月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得。
  • 2003年11月東京都港区芝浦(Daiwa芝浦ビル)に本社を移転。
  • 2004年8月M&A株式会社アイポックを買収により子会社化。(後に株式会社オプティスへ社名変更)
  • 2006年4月M&Aインドソフトウェア開発拠点「Optis Information Services India Pvt. Ltd.」インド人IT技術者に対する日本語教育機関「Navis Nihongo Training Centre Pvt. Ltd.」を連結子会社化。
  • 2007年8月M&A株式会社ドラフト・インを子会社化。同年10月データエントリー事業を同社に譲渡。
  • 2007年10月創業中国での日系進出企業へのITサービスの提供を目的として慧徳科技(大連)有限公司を設立。
  • 2009年3月オプティスグループ(株式会社オプティス、Optis Information Services India Pvt. Ltd.及び Navis Nihongo Training Centre Pvt. Ltd.)の3社をMBOにより譲渡。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年3月株式会社データ・処理センター解散。
  • 2015年9月スペース・ソルバ株式会社と業務・資本提携。
  • 2016年6月慧徳科技(大連)有限公司をMBOにより譲渡。
  • 2017年10月M&A株式会社ドラフト・インを吸収合併。四日市事業所を開設。

2020年代

  • 2022年3月M&A株式会社エヌ・ケイを株式取得により子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場構造の見直しにより市場区分がスタンダード市場へ変更。
  • 2022年4月M&A株式会社エヌ・ケイを株式交換により完全子会社化。
  • 2022年5月栃木県宇都宮市に栃木事業所を開設。
  • 2023年4月東京都港区芝浦(msb Tamachi 田町ステーションタワーN)に本社を移転。
  • 2025年4月M&A株式会社セプトを株式取得により完全子会社化。
  • 2025年8月岩手県北上市に北上事業所を開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで183億円
  • 営業利益2026年度まで12億60百万円
  • 営業利益率2026年度まで6.9%
  • ROE2026年度まで11.1%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ITプロフェッショナル人材の獲得と育成

    高度IT人材の獲得競争激化を踏まえ、積極的な採用に加え、ビジネスパートナーとの戦略的アライアンスやM&Aを含めた人材獲得を強化する。技術者が成長できる環境・キャリア選択の仕組み整備と教育投資に計画的に取り組む。

  2. 02

    ソリューションサービスの強化

    常駐型サービスの強みを活かし、運用保守サービスの高度化や自動化を推進。さらに新たな強みとして「ソリューションサービス」を強化し、新しい技術領域の規模拡大と高付加価値化に取り組む。

  3. 03

    企業価値向上への取り組み強化

    中長期経営目標に基づき、企業価値向上ストーリー(QCSV)を推進。新規ビジネス創出、IT人材育成、重点領域への投資等を通じて収益性を向上し、2030年度に企業価値250億円超を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,092人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は597万円で、9期前と比べて+15.4%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は11.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月711
2018年3月737
2019年3月51738.612.3768
2020年3月55438.812.3786
2021年3月54838.812.4821
2022年3月56939.012.6920
2023年3月57538.812.4940
2024年3月56638.411.5966
2025年3月58138.511.4970113
2026年3月59738.611.61,092101

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区136百万円
情報サービス
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エヌ・ケイ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社セプト
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は178億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.5%、利益が+0.0%。

売上高
+19.5%
178億円
営業利益
+0.0%
11億円
純利益
+0.0%
8億円
営業利益率
6.2%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高183億円178億円
営業利益13億円11億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥61¥61

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は47億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.2%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q361
2024年1Q3425.91
2024年2Q3638.32
2024年3Q3638.33
2024年4Q361
2025年2Q7256.94
2025年4Q7767.84
2026年2Q8855.73
2026年4Q9066.75
2027年1Q4724.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は68億円から178億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月6832
2014年3月7132
2015年3月7432
2016年3月8142
株式会社ドラフト・インを吸収合併。四日市事業所を開設。
2017年3月8243
2018年3月8711
2019年3月9664
2020年3月10383
2021年3月11296
株式会社エヌ・ケイを株式取得により子会社化。
2022年3月
2023年3月142107
2024年3月142117
株式会社セプトを株式取得により完全子会社化。
2025年3月14911117.48
2026年3月17811126.28

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高178億円のうち、営業利益として残るのは11億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.1%148億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.7%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
10.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は31億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月33−2621
2014年3月2−6−2−415
2015年3月43−2720
2016年3月22−2423
2017年3月−11−2021
2018年3月01−2120
2019年3月40−2423
2020年3月60−2627
2021年3月7−1−2631
2023年3月7−2−3527
2024年3月70−3731
2025年3月61−3735
2026年3月5−1−9431

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は104億円。このうち返さなくてよい自己資本が75億円で、自己資本比率は72.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4536980.7
2014年3月48361275.0
2015年3月51391276.8
2016年3月50381275.4
2017年3月54411375.7
2018年3月55411474.2
2019年3月62441870.3
2020年3月63451871.6
2021年3月72522071.9
2022年3月83572668.3
2023年3月90632769.3
2024年3月95682771.7
2025年3月98732673.9
2026年3月104752972.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
64億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中138位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中379位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
19.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,694で、1年前と比べて+18.1%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥1,694-0.6%1ヶ月+3.0%1年+18.1%時価総額93億円
過去52週の値幅
安値¥1,426高値¥2,220

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.1倍
PER (会社予想)10.2倍
PBR1.19倍
配当利回り3.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で6.89%下落し1676円。8月13日に1800円まで上昇した後、急反落で週足の上昇基調が一服。52週高値2220円に対して約24.5%下値の位置にあり、年初来では+18.97%のプラス圏。25日線(1708.68円)を下回り、75日線(1778.43円)からも乖離。出来高は直近75100株と増加しており、売り優勢の展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 11.04倍は同業界平均29.65倍を大きく下回り割安。PBR 1.16倍も業界平均3.44倍を大幅に下回る。ROE 10.9%は業界水準を上回り、配当利回り3.37%も業界平均1.25%を大きく上回る。ただし売上高は増加傾向だが、営業利益率はやや低下しており、成長鈍化リスクに注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.1倍47.9倍
PER (予想)10.2倍
PBR1.19倍2.96倍
ROE10.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

急成長予想と高配当利回りを評価する強気派と、業績変動リスクや成長の持続性に疑問を呈する弱気派が対立。強気派は、2026年3月期の大幅増収(+19%)をテコに収益拡大が期待できるとし、PER11倍・配当利回り3.4%の割安感を指摘。一方弱気派は、売上高が過去2期横ばいだったのが突然急増する計画に疑問を呈し、人材確保競争の激化や客先常駐型の低収益構造を問題視。また、営業利益率が6-7%と低く、売上増が利益に直結しない可能性も。

プラスに働く材料7
  • 2026年3月期の急成長

    売上高178億円と前年比+19%の増収予想

  • 割安なバリュエーション

    PER11倍、配当利回り3.4%と割安感

  • 安定した配当政策

    継続的な増配と高い配当性向

  • 売上高急拡大(149→178億円)の恩恵2026年通期影響

    2026/3期売上178億円(前期比+19.5%)達成で固定費効果による利益上振れの可能性

  • PER11倍台の割安感継続影響

    PER11倍は業界平均(15倍)を下回り、バリュエーション修正余地

  • 自己株式取得によるEPS向上次回株主総会影響

    時価総額92億円、余剰資金があれば自社株買いでEPS改善

  • PBR1.16倍と純資産近辺での下値堅さ継続影響

    PBR1.16倍は解散価値に近く、株価下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 業績の不透明感

    急増計画の達成リスク、人材確保が鍵

  • 低収益構造

    営業利益率6-7%と低く、業界平均並み

  • 人材依存度の高さ

    エンジニアの確保が成長制約に

  • 営業利益率低下(7.38%→6.18%)2026年下期影響

    営業利益率が1.2pt低下、売上増でも利益横ばいでコスト吸収できず

  • 純利益横ばいで成長期待乏しい通年影響

    純利益8億円が3期連続(7→8→8)で成長ストーリー欠く

  • 情報サービス競争激化で受注単価下落継続影響

    売上拡大の裏で利益率低下、競争激化が続けば利益減のリスク

  • 外国人保有1.7%と低く需給改善期待薄継続影響

    外国人投資家の買いがなく、株価上昇のパイプ役不足

次の決算で確かめる点
売上高成長率
急成長計画の達成度を確認
エンジニア稼働率
人員の有効活用度を示す
単価上昇率
価格交渉力の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり61で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.60%。

年間配当
¥61
1株あたり
配当利回り
3.60%
いまの株価に対して
配当性向
36.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3067.0
2018年3月300.0202.6
2019年3月3310.038.0
2020年3月356.152.9
2021年3月350.032.6
2023年3月89154.338.6
2024年3月49−44.934.3
2025年3月5818.436.8
2026年3月580.036.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥61

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,392人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.9%を占め、残る88.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他71.071.775.077.377.084.7
事業法人26.225.923.116.618.910.4
自己株式5.55.42.52.42.46.6
証券会社0.80.90.62.11.31.7
外国法人0.40.20.11.31.61.6
金融機関1.51.31.02.61.21.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01内田 廣15.26
02クエスト従業員持株会6.90
03花輪 祐二5.35
04SCSK株式会社4.90
05株式会社ユニリタ4.83
06光通信KK投資事業有限責任組合4.49
07内田 マサ子2.73
08内田 久恵2.73
09佐藤 和朗1.04
10三井住友信託銀行株式会社1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-29
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.01%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は13期で+351%、1株純資産は14期で+107%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月347044.920.886.8
2014年3月327014.623.177.5
2015年3月387525.223.581.4
2016年3月467316.217.367.8
2017年3月547937.115.267.0
2018年3月157861.963.3202.6
2019年3月8784910.612.038.0
2020年3月668757.714.252.9
2021年3月1231,00313.111.832.6
2022年3月1,08632.3
2023年3月1291,17111.610.338.6
2024年3月1301,26810.79.734.3
2025年3月1431,35510.99.236.8
2026年3月1521,45510.99.636.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額180百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清澤一郎代表取締役会長7027,907
鎌田智取締役(代表取締役)社長執行役員 ビジネスイノベーション推進部担当 内部監査室担当611,341
鈴木裕二取締役 副社長執行役員611,141
兒島賢取締役 上席執行役員 公共・エネルギー事業部担当 DX推進部担当 中部支社担当6434,610
金井淳取締役 上席執行役員 人事総務部担当 法務コンプライアンス室担当 ダイバーシティ&インクルージョン推進室担当 株式会社エヌ・ケイ取締役677,657
小泉裕取締役 上席執行役員 経営企画管理部担当 経理部担当 サステナビリティ担当 株式会社セプト取締役627,392
加藤直子取締役 上席執行役員 株式会社エヌ・ケイ代表取締役社長671,635
佐藤裕之取締役67400
内野一博取締役(監査等委員)642,500
宗司ゆかり取締役(監査等委員)55400
難波満取締役(監査等委員)52900
吉村卓士696,700
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
三橋一仁取締役 上席執行役員 人事総務部担当 法務コンプライアンス室担当 ダイバーシティ&インクルージョン推進室担当 株式会社エヌ・ケイ取締役57
井上幸夫取締役(監査等委員)64
金子和也66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8135914518
社外取締役435359

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容490字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、情報サービスを主たる事業とし、情報システムに係るコンサルティングから、業務システムの開発と保守及びITインフラの構築と運用管理に至る一貫したサービスを提供しています。 当社グループは、システム開発及びその関連サービスの単一セグメントですが、事業の構成を以下の2カテゴリーに分け事業展開しています。 (1) インダストリー事業グループ 半導体、製造、金融、情報通信、エンタテインメント、公共・社会、移動・物流、ヘルスケア・メディカルの業種の顧客に対して、業務システムのコンサルティングから要件定義、設計、開発、保守に至る一連のシステム開発サービスを提供しています。 (2) ソリューションサービス事業グループ 急成長する中堅企業と大企業関連会社を対象に、顧客の経営課題解決につながるITコンサルティング及びアプリケーションサービスを軸とした付加価値の高いITサービス及びクラウド、ネットワーク、クライアント(PC、スマホ、IoT機器)、セキュリティに関するITインフラソリューションサービスを提供しています。 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,752字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものです。 (1) 経営の基本方針 (企業理念:Philosophy) 技術を探究し、価値を創造し、お客様とともに成長する (存在意義:Purpose) 技術と創造力で人と社会の安心と幸せを支え続けます (経営目標:Vision) 価値を共創するデジタルデータ社会の実現に向けて、「あなたに信頼されるITサービス」のリーディングカンパニーへ(※あなた:お客様、パートナーを含む全ての取引先) (提供価値:Values) 技術を創意工夫し、時と場の制約を超え、業務を自動化し、人の力を補完補強するITサービスを真心を込めて提供します (2) 中長期計画「Quest Vision2030」 当社では、2030年度に向けた中長期計画「Quest Vision2030」を策定し、持続的な成長と高収益体質の維持、そして企業価値向上に向けた"QCSV"(Quest Creating Shared Value:クエストの共通価値の創造)へのストーリー及び6つのコミットメントを定義しています。具体的な目標として、2030年度の売上高200億円超、企業価値250億円超を設定しています。 今後、「第3期・中期経営計画(2027-2030年度)」の具体的な作成を進め、目標の確実な達成とさらなる成長を目指し、全社一丸となって取り組んでいきます。 (図:Quest Creating Shared Value Story) (図:6つのコミットメント) (3) ブランドの目指す姿 当社が目指すブランドの世界観としてブランドスローガンを、全てのステークホルダーの方へのブランドの約束としてブランドプロミスを定義しています。 (ブランドスローガン) Quest For More (ブランドプロミス) Digital Future As One 「Quest For More」の意味は文字通り、“もっと探究・もっと探求”することです。 探究:誠実な精神と創造力を通じてお客様の業務をより効率化し、期待を超える価値を提供していきます。 探求:新しい市場の開拓や技術の獲得に挑戦し、より便利で幸せな社会の実現に貢献していきます。 「Digital Future As One」には、お客様やパートナー、社員も、家族も、ともに1つになり、デジタルの未来に向かって邁進していくメッセージを込めています。 (事業ブランド) 2026年4月には、事業ブランドとして「Unite(ユナイト)」を定義しました。 これは、当社が創業以来大切にしてきた「お客様の現場の最前線に寄り添う姿勢」と長期にわたる経験から得た「業務知識」、そして「テクノロジーの力」を結び、お客様の真のパートナーとして、業務に根差した価値創出を実現するためのものであり、特定のサービスに用いる名称ではなく、当社グループのすべての事業に通底する考え方です。 これまで培ってきた事業と、これから拡大していくソリューションサービスを一つの思想で束ね、業務知識を起点にテクノロジーを実装・活用し、成果につなげることでお客様の価値創造をこれからも支えていきます。 (4) 目標とする経営指標及び達成状況 当社は、事業の発展を通じて企業価値を安定的に成長させていくことを目標とし、中長期計画「Quest Vision2030」に基づいた3か年ごとの中期計画を作成し、進捗と達成状況のレビューを行いながら事業を推進しています。「2024-2026年度・中期経営計画」における2024年度・2025年度の結果は、以下のとおりとなりました。 なお、2026年度目標については、2025年度の進捗を踏まえた業績予想に修正しています。 <連結経営指標> 2024年度 実績   2025年度 実績   2026年度 目標 売上高   149億36百万円   178億7百万円   183億円 営業利益   10億55百万円   10億91百万円   12億60百万円 営業利益率   7.1%   6.1%   6.9% ROE   10.9%   10.9%   11.1% (5) 会社の対処すべき課題 我が国経済の雇用情勢や所得環境は改善傾向にあり、緩やかな景気回復が期待される一方で、物価上昇や人手不足の継続に加え、米国の政策動向や世界情勢の影響により、引き続き先行きは不透明な状況が続くと予想されます。 このような状況下において、当社は顧客産業の市況の変化を的確に捉えながら、Quest Vision2030の飛躍的な成長を念頭に以下の課題に取り組み、収益の維持・拡大と企業価値の向上に努めていきます。 ① ITプロフェッショナル人材の獲得と育成 高度IT人材の獲得競争が激化するなか、事業のさらなる変革と発展のためには豊富な専門知識と高度なスキルを有する人材を確保することがより一層重要になっています。社員の積極的な採用活動に加えて、ビジネスパートナーとの戦略的なアライアンスやM&Aを含めた人材の獲得を強化していきます。 また、技術者が自分に適したキャリアを選択し成長できる環境と仕組みの整備や社員が能力を十分に発揮し成長するための教育投資を計画的かつ継続的に取り組んでいきます。 ② 新たな強み「ソリューションサービス」の強化 当社は顧客に密着した常駐型サービスにおいて強みを有しています。日本・世界を代表する大手顧客への長年のサービス提供で培った豊富な経験を生かし、運用保守サービスの高度化や自動化を実現していきます。 さらに、新たな強みとして「ソリューションサービス」を強化していきます。新しい技術領域の規模拡大と高付加価値化に向けて取り組んでいきます。 ③ 企業価値向上に向けた取り組みの強化 当社では全社的な中長期経営目標を策定し、その中で企業価値向上のストーリーをQCSV(※)として掲げています。2030年度に企業価値250億円超を達成すべく、その実現に向けて新規ビジネスの創出やIT人材の育成、重点領域への投資等を含む収益性の向上に取り組んでいきます。 当社は創業以来、株主様、お客様、社員、パートナー様、社会等、全てのステークホルダーに対して常に誠実堅実であることを経営方針としています。今後もCGCとCSV経営を重視し、透明性の高い経営を継続し、ITによる社会課題の解決、さらに一層の企業価値の向上と持続的成長のために邁進していきます。 ※QCSV:Quest Creating Shared Value
事業等のリスク1,111字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 現時点で、当社の事業展開上その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しています。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものです。 (1) 人材の確保に対するリスク 当社グループでは、事業活動の根幹をなすシステム開発事業、インフラサービス事業ともに多くの先端技術に深く関連しており、事業のさらなる発展のためには豊富な専門知識と高度なスキルを有する人材を確保することが重要になっています。人材の獲得競争が激化するなか、技術者の獲得、定着、育成及びビジネスパートナーとの連携などの取り組みを強化していますが、人材確保が計画通りに進まない場合には、事業の発展拡大に制約を受け、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業環境の変化に伴うリスク 国内外の経済状況や地政学的リスク、原材料価格の高騰や製品の需給バランスの変動などによって顧客企業がIT投資を抑制することにより、当社の事業活動や業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、事業環境の変化を注視し、8つの顧客セグメントから需要の高い産業にリソースをシフトすることで収益の安定確保に努めています。 (3) 不採算案件が発生するリスク 当社では品質管理強化及び収益性向上への取り組みとして、プロジェクトの内容や規模から高リスクとみなされたプロジェクトについては、全社会議により受注可否の判断を行ったうえで、進捗状況を個々にモニタリングしています。また「ビジネスイノベーション推進部」を設置し、プロジェクト品質管理と不採算案件防止に向けた活動を行っています。しかしながら、案件の難易度やバグの発生等による想定外のコスト発生、低収益又は不採算プロジェクト発生等により、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (4) 個人情報の管理・情報セキュリティについて 近年、世間ではサイバー攻撃やランサムウェア、委託先の管理不備、情報機器の紛失等による情報流出といった事件が起きており、より慎重かつ厳格な管理体制の構築及び運営が求められます。そのため当社では情報セキュリティ教育やネットワークの監視、委託先への調査、毎月委員会形式でセキュリティ活動の状況を報告する「統合セキュリティ委員会」により情報保護強化に向けた取り組みを行っています。しかしながらこれらの対策を講じていても機密情報の漏洩や紛失、喪失等が生じた場合には、社会的信用やブランドイメージの低下や取引停止、損害賠償責任が生じることにより、当社の事業活動や業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,812字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における我が国経済は、インバウンド需要の増加や賃上げによる雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価の上昇や米国の政策動向、中東情勢等の影響により、先行きの不透明な状況が続いています。 当社グループが属する情報サービス産業においては、顧客企業の生産性向上や競争力強化を目的としたIT関連投資への意欲が引き続き高く、既存システムの刷新やクラウド化に加え、生成AI、AIエージェント、フィジカルAI等の先進技術の実用化・高度化が進展しています。 このような事業環境のもと、当社は中長期ビジョン「Quest Vision2030」(※1)の第2期である「2024-2026年度・中期経営計画」で掲げた以下の基本方針に基づき、基盤の強化と着実な成長を念頭に活動を展開しました。さらに目標達成の加速に向け、来年度及びそれ以降も見据えた具体的な施策を策定しました。 ■事業ポートフォリオの変革 顧客産業の需給動向や今後の拡大可能性を考慮し、顧客を3つの領域(※2)に区分・定義し、日常のビジネスにおける適正なリソース配分と強化すべき技術領域に向けた計画的なリソースシフト等を進めています。 ■人と技術への未来投資 人的資本投資の拡充及び「ソリューションサービス」の強化に向けた技術への投資を引き続き強化しました。人的資本投資としては、キャリア支援、研修、持株会や社宅制度を含む各種制度の導入・強化・改定を実施しました。ソリューションサービスの強化に向けては、特にAI・セキュリティ領域に注力し、2026年3月には、事業ブランド「Unite」を新たに立ち上げ発表しました。(2026年5月にはUnite発のAIソリューションとして「AIStudio」の提供を開始しました) ■事業体質と経営基盤の強化 持続的成長と企業価値向上を支える強固な事業基盤を構築するため、エンジニアリソースの増強とラインサポート機能の強化を図りました。さらに、社長をオーナーとしたグループ横断プロジェクトを立ち上げ、現場責任者層を巻き込んだ事業変革活動を推進しました。 上記の結果、当連結会計年度における当社グループの経営成績は以下のとおりとなりました。 売上高は、前期比19.2%増の178億7百万円となりました。これは重点強化領域の半導体分野顧客(メモリ)及び安定成長領域の金融分野顧客における新規案件受注の拡大に加え、連結子会社に加わった株式会社セプトの貢献によるものです。 営業利益は10億91百万円(前期比3.4%増)、経常利益は11億52百万円(前期比3.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億円(同4.3%増)となりました。従業員の処遇改善や教育を含む人的資本への投資、半導体事業拡大に向けた事業所の新設(北上・8月)、拡張(四日市・10月)など将来を見据えた投資を一層拡充しましたが、増収効果により前年同期を上回る結果となりました。 参考値として、当連結会計年度におけるEBITDA(※3)は13億36百万円、EBITDAマージン(※4)は7.5%となりました。前連結会計年度のEBITDAは12億73百万円、EBITDAマージンは8.5%となります。 なお、当連結会計年度より、当社グループの報告セグメントを「情報サービス事業」の単一セグメントに変更しました。詳細は、「第5章 経理の状況注意事項 セグメント情報」に記載のとおりです。 ※1.Quest Vision2030:当社のウェブページをご参照ください。 https://www.quest.co.jp/corporate/ir-info/quest-vision-2030.html 2.重点強化領域:半導体分野、製造分野 安定成長領域:金融分野、情報通信分野、エンタテインメント分野 社会課題解決領域:公共・社会分野、移動・物流分野、ヘルスケア・メディカル分野 3.EBITDA:税金等調整前当期純利益+支払利息+減価償却費+顧客関連資産償却費+のれん償却費 4.EBITDAマージン:EBITDA÷売上高 (2) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当社グループは、プロジェクトごとに作業完了した業務につき、顧客の検収書あるいは当社の完了報告書に基づき売上計上しています。このため、販売実績のほとんどが生産実績であることから、生産実績の記載を省略しています。 ② 受注実績 当連結会計年度の受注実績は、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 情報サービス   20,674,653   111.39   5,416,563   112.45 (注) 1.受注残高は契約金額を記載しています。 2.当連結会計年度において受注実績に著しい増加がありました。これは前連結会計年度までシステム開発事業を受注実績の対象としていましたが、当連結会計年度より情報サービス事業の単一セグメントへ変更になったことに伴い、インフラサービス事業等も含めた契約全体を受注実績の対象に見直ししたことによるものです。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりです。なお、当社は情報サービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしていません。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 情報サービス   17,807,679   19.2 合計   17,807,679   19.2 ④ 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) キオクシア株式会社   3,113,310   20.8   3,682,698   20.7 (3) 財政状態 <資産> 当連結会計年度末における資産の残高は103億56百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億38百万円増加しました。これは主に売掛金が5億19百万円、のれんが2億59百万円増加した一方で、現金及び預金が2億73百万円減少したこと等によるものです。 <負債> 当連結会計年度末における負債の残高は28億98百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億33百万円増加しました。これは主に買掛金が1億54百万円、未払法人税等が68百万円、契約負債が62百万円増加したこと等によるものです。 <純資産> 当連結会計年度末における純資産の残高は74億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億5百万円増加しました。これは主に利益剰余金が4億90百万円、退職給付に係る調整累計額が65百万円増加した一方で、自己株 式が3億61百万円増加したこと等によるものです。 (4) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は30億57百万円となり、前連結会計年度末と比較し、4億73百万円減少しました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況と要因は以下のとおりです。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業活動の結果、5億10百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前当期純利益11億30百万円、売上債権及び契約資産の増加による資金の減少3億88百万円、法人税等の支払額2億66百万円等によるものです。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 投資活動の結果、68百万円の支出となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入2億43百万円があった一方、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1億51百万円、貸付けによる支出1億円等によるものです。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 財務活動の結果、9億15百万円の支出となりました。これは主に自己株式の取得による支出3億79百万円、配当金の支払額3億9百万円、借入金の返済による支出2億22百万円等によるものです。 当社グループは財務の安全性を重視するとともに、銀行借入に依存しない経営を継続しています。資金の運用は短期的な預金等に限定するとともに、運転資金については内部資金により調達することを原則としています。当社グループの資本の財源及び資金の流動性について当社グループの運転資金の需要は、人件費や外注費等の営業費用によるものがその多くを占めていますが、これらの運転資金の需要は、主に営業活動によるキャッシュ・フロー等によりまかなっています。また、設備投資資金等についても、現金及び預金を使用することとしており、安全性を重視しつつも効率的な資金運用を目指しています。当連結会計年度末における資金は、資産合計の29.5%を占めており、また流動比率は301.8%であることから、十分な流動性を確保しています。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しています。 (6) 経営戦略の現状と見通し 2027年3月期においては、賃金の上昇を背景とした緩やかな景気回復の継続が期待される一方で、物価上昇や人手不足の継続に加え、米国の関税を含む諸政策や不安定な中東情勢の影響による世界的な景気後退懸念から、先行きは不透明な状況が続くと予想されます。 また、当社グループの属する情報サービス業界においては、生成AI、AIエージェント、フィジカルAI等のAI関連技術やIoT等のデジタル技術、ビッグデータを活用したDX推進の動きが加速しています。加えて、企業等におけるサイバー攻撃被害の増加を背景に、セキュリティ対策強化へのニーズも拡大しています。これらを踏まえ、IT関連投資は引き続き堅調に推移すると予想されます。一方で、DX、AI、セキュリティなどの先端分野を中心にIT人材の不足が深刻さを増しており、高度なスキルを有する人材の確保・育成に伴う人件費や採用費等の増加が収益を圧迫する懸念があります。 当社グループは、中長期ビジョン「Quest Vision2030」の第2期・中期経営計画(2024-26年度)において、「高収益体質への変革」、「成長に向けた未来投資の実行」を軸として活動を展開しています。この着実な実行に加え、Quest Vision2030の実現に向けた最後のステップとなる第3期・中期経営計画(2027-30年度)の準備と策定に取り組み、事業構造の変革と強化を推進しつつ、より高度な顧客課題の解決と安定したサービス供給を実現していきます。2027年3月期の連結業績見通しについては、売上高183億円、営業利益12億60百万円、経常利益12億85百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億56百万円を予想しています。 (注) 業績予想につきましては、本資料作成日時点で入手可能な情報に基づいて当社で判断したものであり、実際の業績がこれらの予想数値と異なる場合があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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