概要
ファーストアカウンティングは、経理業務のデジタルトランスフォーメーションを支援するAIソリューション企業である。会計処理の自動化を目的に2016年設立、2023年東京証券取引所グロース市場に上場。主力サービスはAI-OCR型のRobotaシリーズとクラウドプラットフォームRemotaで、売上高500億円以上のエンタープライズを主な顧客とする。2025年12月期の売上高は24億円、従業員数74名。
事業の柱:3種類のサービス群で構成される経理AI事業
当社グループはAIソリューション事業(経理AI事業)の単一セグメントで構成される。サービスは大きく3つに分類される。第一に、AI-OCRと会計仕訳アルゴリズムをサービス化したRobotaシリーズ。第二に、リモート環境でも経理業務を遂行できるクラウドプラットフォームRemota。第三に、経理業務の判断を支援する経理AIエージェントである。これらはSaaS型で提供され、顧客の基幹システムと連携する。2025年12月末時点の導入社数は165社に達する。
収益構造:月額課金を軸にした3つの収益源
課金体系は「月額課金」「従量課金」「プロフェッショナルサービス」の3本柱である。月額課金は原則1年以上の契約で、収益の継続性を支える。従量課金は読み取った帳票枚数に応じて変動する。プロフェッショナルサービスは初期設定などの単発収入である。2025年12月期の売上高は月額課金17億2470万円、従量課金2億5272万円、プロフェッショナルサービス3億8787万円。顧客の平均契約期間は約29カ月、LTVは1億800万円である。
顧客戦略:エンタープライズ直販とOEMの二層構造
販売の主要ターゲットは売上高500億円以上のエンタープライズ(大企業)である。営業担当が直接アプローチする手法に加え、販売パートナーを通じた間接販売も採用する。中小企業向けには、会計ソフトウエアベンダーが提供するサービスにOEMとして機能を組み込む形で提供する。これにより、広範なユーザーへのリーチを実現する。2025年12月末時点で、エンタープライズおよびOEMパートナーへの導入社数は165社である。
技術基盤:自社内でのAI開発とアノテーション体制
製品の根幹となるAIプロダクトは、社内のAIサイエンティストが研究開発する。同時に、自社内で教師データを作成できる32名(2025年12月末時点)の従業員によるアノテーション体制を構築している。定型フォーマットだけでなく非定型フォーマットや手書きの書類に対しても高い読取精度を実現する。生成AIの研究も進めており、経理AIエージェントなどの新サービスに活用している。
海外展開:米国子会社設立によるグローバル化
2025年4月、米国イリノイ州に連結子会社Fast Accounting USA Inc.を設立し、営業活動を開始した。すでに日本での既存顧客の現地法人から契約受注を得ている。海外の請求書フォーマットへの対応として、英語の請求書読み取りのためのAI学習は完了している。米国でもエンタープライズを中心に事業を展開し、経理人材不足を背景に市場ニーズは高いと認識している。
業界の中での役割はエンタープライズ企業を中心に経理業務のAI自動化を支援するソフトウェアプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01エンタープライズ企業(売上高500億円以上)主力
大企業の経理部門向けに、AI-OCRと会計知識を組み合わせたRobotaシリーズや経理AIエージェントを提供。経費精算や請求書処理の自動化、会計判断の支援を行い、経理業務の効率化と高度化を実現しています。
デジタル庁認定のPeppolサービスプロバイダー
- Robotaシリーズ
- 経理業務特化のAI-OCRサービス群。請求書、領収書、通帳などの読取、仕訳、振分、確認などをAIで自動化する。SaaSで提供。
- Remota
- 経理業務のリモート化を実現するプラットフォーム。Robotaを統合し、請求書の受領から自動処理まで一気通貫で行う。
- 経理AIエージェント
- 会計・税務データを学習したAIが、複雑な会計処理や税務判断を支援する。経理担当者の高度な判断をサポート。
- Peppolアクセスポイント
- 電子インボイスの送受信に必要なPeppolネットワーク接続サービス。デジタルインボイスの標準規格に対応。
02中小企業準主力
中小企業向けには、会計ソフトウェアベンダーへのOEM提供を通じてサービスを展開。会計ソフトに組み込まれる形で広範な利用を可能にしています。
製品と技術
Robotaシリーズ:7種類のAIモジュールで構成
Robotaシリーズは、経理業務の各工程を自動化するAIモジュール群である。具体的には、請求書Robota、領収書Robota、通帳Robota、台紙切取Robota、確認Robota、振分Robota、仕訳Robotaの7種類を用意する。それぞれが証憑画像からの文字読み取り、種別判定、勘定科目の推論などを担う。非定型フォーマットや手書き文書にも対応し、ユーザーは必要な機能を選択・組み合わせて利用できる。
Remota:請求書処理を自動化するクラウドプラットフォーム
Remotaは、経理業務の効率化とリモート化を実現するプラットフォームである。メールで受け取った請求書PDFを専用アドレスに転送すると、AI-OCRで読み取り、取引先マスターデータとの照合や二重申請チェックを自動で行う。さらに仕訳Robotaが自動で勘定科目を付与し、確認・修正後、顧客の会計システムに連携する。紙の請求書もスキャンで同様に処理可能であり、同時に両方で受け取った場合も二重申請を検知する。
経理AIエージェント:生成AIで判断業務を支援
2025年9月に提供を開始した経理AIエージェントは、生成AIを活用した判断支援サービスである。経理人材の不足や法改正による業務複雑化に対応するため、豊富な会計・税務データと専門知識を学習したAIが、複雑な会計処理や税務判断を正確かつ迅速に行う。判断の均質化も実現し、経理担当者が戦略業務に集中できる環境を提供する。既存のRobotaやRemotaと連携して利用される。
Peppolアクセスポイント:デジタルインボイス送受信基盤
当社はデジタル庁から認定を受けたPeppolサービスプロバイダーであり、デジタルインボイスの送受信に必要なアクセスポイントサービスを提供する。Peppolは受発注や請求書の電子文書をやり取りする国際標準規格で、日本でも標準として採用されている。送信側企業から当社アクセスポイントに送られたデジタルインボイスデータは、Peppolネットワークを通じて受信側企業に届けられる。これにより、電子取引の効率化に貢献する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- エンタープライズ企業(売上高500億円以上)デジタル庁認定のPeppolサービスプロバイダー
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
クラウド会計で急成長、利益率も高い
当社はSaaS型クラウド会計・人事給与システムを提供する成長企業で、直近売上高は17億円(2024/12期)、翌期は24億円と急拡大中。営業利益率は12.5%と高収益。同業のソラコムはIoTプラットフォーム、VRain SolutionはVR関連と領域が異なり、クラウド会計に特化した競合は少ない。市場シェアは不明だが、中小企業向けに強みを持つとみられる。
強み
- 売上高が前期比41%増と高成長で、サブスク型の安定収益基盤を構築中。
- 営業利益率12.5%とSaaS業界でも優れた収益性を実現。
- 中小企業向けクラウド会計に特化し、大手との差別化に成功。
- 製品の使い勝手やサポートにより、解約率が低いと推測される。
課題
- freeeやマネーフォワードなど大手との競争が激しく、差別化が必要。
- 急成長に伴い、人材・組織体制の拡充が追いつかないリスク。
- 主力製品への依存が高く、新規分野開拓が成長の鍵。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がファーストアカウンティング
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5570ジェノバ | 94億円 | 16.2倍 |
| 2 | 4356応用技術 | 94億円 | 12.0倍 |
| 3 | 5582グリッド | 93億円 | 29.8倍 |
| 4 | 2332クエスト | 93億円 | 11.1倍 |
| 5 | 5588ファーストアカウンティング | 92億円 | 40.2倍 |
| 6 | 153Aカウリス | 92億円 | 29.6倍 |
| 7 | 472Aミラティブ | 92億円 | 9.1倍 |
| 8 | 3991ウォンテッドリー | 92億円 | 10.9倍 |
| 9 | 4374ROBOT PAYMENT | 92億円 | 15.8倍 |
| 10 | 9445フォーバルテレコム | 90億円 | 9.1倍 |
| 11 | 4011ヘッドウォータース | 90億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 17件
AI会計処理サービスを目的に2016年設立
2016年6月、AI及びITを使った会計処理の高速化サービスの提供を目的として、東京都港区にファーストアカウンティング株式会社を設立した。同年8月には本社を東京都千代田区に移転し、事業基盤を整えた。その後も複数回の本社移転を経て、2024年5月に現在の東京都港区に本社を置く。設立から約7年後の2023年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。
AIモジュールの提供を開始した2018年
2018年1月、通帳の画像をテキスト情報に変換するAIモジュール「通帳AI」(現 通帳Robota)の提供を開始した。同年2月には領収書AI(現 領収書Robota)、11月には勘定科目を推論する仕訳AI(現 仕訳Robota)をリリースした。これにより、経理業務の入力・仕訳工程を自動化する基盤が整った。これらのモジュールは、後にRobotaシリーズとして統合される。
サービス名をRobotaに統一した2019年
2019年7月、請求書の画像をテキスト情報に変換する「請求書AI」(現 請求書Robota)の提供を開始した。これにより、主要な証憑書類に対応するAIモジュールが出揃った。同年10月、これらのAIモジュールのサービス名を「Robota」(ロボタ)に統一した。Robotaは、定型・非定型フォーマットや手書き書類にも対応する高い読取精度を持つ。
クラウドプラットフォームRemotaを2020年に提供開始
2020年9月、経理業務を効率化する請求書処理プラットフォーム「Remota」(リモタ)の提供を開始した。Remotaは、メールで受け取った請求書PDFを自動処理し、AI-OCRによる読み取り、自動仕訳、確認作業、会計システムへの連携までを一気通貫で行う。紙の請求書もスキャンで対応可能であり、二重支払い防止機能も備える。RemotaはRobotaシリーズと組み合わせて一体として機能する。
デジタル庁からPeppol認定を受けた2022年
2022年8月、デジタル庁からデジタルインボイスの送受信サービス「Peppolサービスプロバイダー」として認定を受けた。Peppolは国際的な標準規格であり、日本におけるデジタルインボイスの標準として採用された。2023年10月には、Peppolアクセスポイントの提供を開始し、企業間の電子取引を仲介する基盤を提供する。これにより、受発注や請求書の電子的なやり取りを支援する。
東証グロース市場に上場した2023年
2023年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により資金調達の選択肢が広がり、成長投資の加速が可能となった。上場後の2024年12月期の売上高は17億円、当期純利益は5億円に達した。2025年12月期には売上高24億円、営業利益3億円、親会社株主に帰属する当期純利益2億円を計上し、成長軌道を維持している。
米国子会社設立と経理AIエージェント提供開始の2025年
2025年4月、米国イリノイ州にFast Accounting USA Inc.を設立し、海外展開を本格化した。同年9月には、経理AIエージェントの提供を開始した。これは生成AIを活用し、これまで経験豊富な経理担当者が行っていた判断業務を支援するサービスである。会計・税務データと専門知識を学習したAIが、複雑な会計処理や税務判断を正確かつ迅速に行うことを可能にする。
株式会社プロシップとの資本業務提携を2026年に締結
2026年2月、株式会社プロシップと資本業務提携契約を締結した。プロシップは企業向け業務ソフトウエアを手掛ける企業であり、本提携により経理DXソリューションの相互連携や販売チャネルの拡大が期待される。具体的な提携内容は有価証券報告書には明記されていないが、当社の経理AI事業のさらなる拡大に向けた戦略的一歩と位置づけられる。
年表17件を開く
2010年代
- 2016年6月創業AI及びITを使った会計処理の高速化サービスの提供を目的とし東京都港区にファーストアカウンティング株式会社を設立
- 2017年3月東京都新宿区に本社移転
- 2017年8月東京都千代田区に本社移転
- 2018年1月通帳の画像をテキスト情報に変換するAIモジュール『通帳AI』(現 通帳Robota)の提供開始
- 2018年2月領収書の画像をテキスト情報に変換するAIモジュール『領収書AI』(現 領収書Robota)の提供開始
- 2018年11月勘定科目を推論するAIモジュール『仕訳AI』(現 仕訳Robota)の提供開始
- 2019年6月東京都港区に本社移転
- 2019年7月請求書の画像をテキスト情報に変換するAIモジュール『請求書AI』(現 請求書Robota)の提供開始
- 2019年10月サービス名を『Robota』(ロボタ)に統一
2020年代
- 2020年9月経理業務を効率化する請求書処理プラットフォーム『Remota』(リモタ)の提供開始
- 2022年8月デジタル庁からデジタルインボイスの送受信サービスPeppolサービスプロバイダーとして認定
- 2023年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年10月Peppolサービスプロバイダーとしてデジタルインボイスの送受信サービスの提供開始
- 2024年5月東京都港区に本社移転
- 2025年4月米国にFast Accounting USA Inc.(現 連結子会社)を設立
- 2025年9月経理AIエージェントの提供開始
- 2026年2月株式会社プロシップと資本業務提携契約を締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- ARPA維持・上昇
- グロスチャーンレート低減
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
経理生成AIの研究とサービス化
生成AIに関連する研究開発を進め、経理業務の付加価値の高い自動化・判断支援サービスを開発する。既存サービスへのAIエージェント導入や新サービスの複数進行中。
- 02
海外展開(米国市場)
米国市場をターゲットに子会社を設立し、営業活動を開始。経理特化ソリューションで差別化し、現地法人への契約受注実績あり。外国籍人材の採用を強化。
- 03
エンタープライズ経理DX集中
売上500億円以上のエンタープライズ顧客を対象に、高いARPAを維持しつつ、市場細分化と経営資源集中によりシェアNo.1を目指す。
- 04
パートナーセールス体制の強化
コンサルティングファームやシステムインテグレーターとの再販契約、会計ソフトベンダーとのOEM契約を通じて、低広告費で多様な企業へサービスを拡販する。
- 05
アナログ・デジタル両面の経理帳票対応
Peppol対応やAIプラットフォーム「Remota」により、紙・PDF・デジタルインボイスなど異なる媒体の請求書を一元処理できる体制を提供。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で74人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は677万円で、2期前と比べて+28.5%。平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は3.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 527 | 36.9 | 2.8 | 50 |
| 2024年12月 | 661 | 38.4 | 3.0 | 71 |
| 2025年12月 | 677 | 38.8 | 3.6 | 74 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は24億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+41.2%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 31億円 | 24億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 3億円 |
| 純利益 | 2億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥3.9 | ¥3.9 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
8期分
直近は2026年2Qで、売上は13億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+18.2%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2023年4Q | 3 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 4 | 1 | 25.0 | 0 |
| 2024年2Q | 4 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 9 | — | — | 4 |
| 2025年2Q | 11 | 1 | 9.1 | 1 |
| 2025年4Q | 13 | 2 | 15.4 | 1 |
| 2026年2Q | 13 | 2 | 15.4 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年12月期からの7期で、売上は2億円から24億円へ12.0倍に増えた。直近期の営業利益率は12.5%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 2 | — | −2 | — | −2 |
| 2020年12月 | 3 | — | −4 | — | −4 |
| 2021年12月 | 5 | — | −4 | — | −4 |
| 2022年12月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年12月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年12月 | 17 | — | 2 | — | 5 |
| 米国にFast Accounting USA Inc.(現 連結子会社)を設立 | |||||
| 2025年12月 | 24 | 3 | 3 | 12.5 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高24億円のうち、営業利益として残るのは3億円で12.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の8.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.2%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金58.3%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.5%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は18億円で、売上の9.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −2 | 0 | 4 | −2 | 5 |
| 2022年12月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 2023年12月 | 3 | −2 | 6 | 1 | 13 |
| 2024年12月 | 5 | −2 | 0 | 3 | 16 |
| 2025年12月 | 3 | −3 | 1 | 0 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は57.3%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 2 | 0 | 2 | 2.3 |
| 2020年12月 | 5 | 2 | 3 | 42.5 |
| 2021年12月 | 7 | 2 | 5 | 37.2 |
| 2022年12月 | 7 | 2 | 5 | 22.3 |
| 2023年12月 | 16 | 9 | 7 | 54.4 |
| 2024年12月 | 24 | 14 | 10 | 57.1 |
| 2025年12月 | 29 | 17 | 12 | 57.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中38位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中578位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥823で、1年前と比べて-43.4%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 40.2倍 |
| PER (会社予想) | 44.1倍 |
| PBR | 5.79倍 |
| 配当利回り | 0.47% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で+2.39%と小幅上昇にとどまりましたが、8月20日には814円と前日比+5.58%上昇しました。前年比では-47.9%と下落基調が続いています。52週安値650円からは反発していますが、52週高値1600円からは約49%下落しています。25日線806円を上回っており、RSIは48.96と中立圏です。ただし、8月14日に122,300株と出来高が急増し、その後は減少傾向にあります。200日線891円を下回っており、中長期トレンドは弱含みです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERは49.74倍と業界平均30.21倍を大幅に上回り、PBRも6.04倍と平均3.56倍の約1.7倍で割高。ROEは12.2%と平均を下回り効率性は低い。配当利回りは0.43%と平均3.33%を大きく下回り、配当性向20.1%ながら水準が低い。高成長の期待が織り込まれているが、現時点の収益・配当に対して株価は割高であり、リスクが高い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 40.2倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 44.1倍 | — |
| PBR | 5.79倍 | 2.96倍 |
| ROE | 12.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
会計業務のデジタル化とアウトソーシング需要は成長分野とされるが、競争激化と市場成熟が課題。強気派は、中小企業の業務効率化ニーズを捉え、売上高が急成長している点を評価する。一方、弱気派は、直近の営業利益率の改善はあるものの、株価が低迷しており、収益の安定性や競合との差別化に疑問を持つ。過去の業績は増収だが、純利益の変動が大きく、一過性の要因がないか注視が必要。
- 急成長
売上高が2022年8億円から2025年24億円と3倍に拡大
- 利益率改善
2025年12月期の営業利益率は12.5%と高い
- ストック型
定額制モデルで継続的な収益が見込める
- 売上高24億円、3期連続の拡大2025年12月期影響中
売上高は12億→17億→24億へ増加。前期比41%増と成長スピードが加速
- 営業利益3億円を計上し黒字化2025年12月期影響中
営業利益3億円、営業利益率12.5%を達成。売上高拡大が利益に結びつく
- PER49.7倍は高成長で正当化通年影響弱
売上高成長率41%に対しPER49.74倍。成長が続けばバリュエーションは吸収可能
- 株価1年で47%下落し調整が進む不定影響弱
株価858円は1年で46.91%下落。好業績と逆行しており見直し買いの対象
- 株価低迷
過去1年で株価が46.9%下落し、市場評価は低い
- 純利益変動
純利益は2024年に5億円、2025年に2億円と激しく変動
- 競争激化
同業他社や会計ソフトの自動化が脅威となり、価格競争に陥る恐れ
- 純利益が5億→2億に急減2025年12月期影響中
純利益は2024年12月期5億円から2025年12月期2億円へ大幅減。利益の変動が大きい
- PER49.74倍と割高な水準継続影響中
予想PERは開示なく、実績PER49.74倍は成長鈍化時に大きな調整要因
- 配当利回り0.43%と還元が手薄継続影響弱
配当利回り0.43%はほぼ無配。株主への利益還元がなく長期投資家を引き付けにくい
- PBR6.04倍はROE12.2%を超える高評価継続影響弱
PBR6.04倍はROE12.2%に対して過大。利益率が低下すれば修正圧力となる
- 顧客数推移
- ストック型収益の基盤となるため、顧客の増減を確認
- 解約率
- サービスの定着度と継続性を測る重要な指標
- 売上高成長率
- アウトソーシング需要の伸びを確認するため
- 営業利益率
- 競争下での収益性維持を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり3.9円で、前期から+208.3%。いまの株価に対する利回りは0.47%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 1 | — | 2.8 |
| 2025年12月 | 4 | 208.3 | 20.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥3.9
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,510人。区分でいちばん多いのは個人・その他で45.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.1%を占め、残る60.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.0 | 44.6 | 45.6 |
| 事業法人 | 31.4 | 29.8 | 29.0 |
| 外国法人 | 7.3 | 12.0 | 13.1 |
| 金融機関 | 9.0 | 12.3 | 10.0 |
| 証券会社 | 4.1 | 1.3 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.1 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位11者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 森 啓太郎 | 23.05 |
| 02 | MoriSpaceManagement株式会社 | 21.40 |
| 03 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 8.11 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.52 |
| 05 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.49 |
| 06 | 株式会社マイナビ | 4.46 |
| 07 | DAIWA CM SINGAPORE LTD-NOMINEE ALL STAR SAAS FUND PTE.LTD. (常任代理人 大和証券株式会社) | 3.70 |
| 08 | 中薗 直幸 | 1.29 |
| 09 | 葛 鴻鵬 | 1.07 |
| 10 | 株式会社オービックビジネスコンサルタント | 0.84 |
| 11 | 株式会社ミロク情報サービス | 0.84 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-01株式会社プロシップ新規の大量保有報告5.04%
- 2026-06-01株式会社プロシップ変更報告5.04%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+100%、1株純資産は3期で+78%。直近期のROEは12.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | −46,617 | — | — | — | — |
| 2020年12月 | −90,198 | — | — | — | — |
| 2021年12月 | −40 | — | — | — | — |
| 2022年12月 | −8 | — | — | — | — |
| 2023年12月 | 13 | 83 | 24.0 | 56.6 | 6.0 |
| 2024年12月 | 43 | 128 | 41.0 | 44.9 | 2.8 |
| 2025年12月 | 18 | 148 | 12.2 | 54.2 | 20.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 森啓太郎 | 代表取締役社長 | 52 | 4,985,200 |
| 松田顕 | 取締役執行役員 CTO | 50 | 76,200 |
| 中薗直幸 | 取締役執行役員 CRO | 52 | 145,060 |
| 上村朗 | 取締役CFO | 62 | 5,000 |
| 牧野正幸 | 取締役 | 63 | — |
| 三村真宗 | 取締役 | 57 | — |
| 石関加代子 | 取締役 | 61 | — |
| 作野勝英 | 常勤監査役 | 70 | — |
| 安本隆晴 | 監査役 | 72 | — |
| 大濱正裕 | 監査役 | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | ストックオプション百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 46 | 14 | 60 | 9 |
| 社外取締役 | 6 | 26 | 1 | 27 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,349字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,463字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,766字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,434字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第11期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
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