概要
ヘッドウォータースは、AI(人工知能)を中核としたソリューションを提供する情報・通信業の企業である。東京都新宿区に本社を置き、2025年12月期の連結売上高は39億円、従業員数は389名。エンジニア派遣を起源とし、現在はAIインテグレーション、DX(デジタルトランスフォーメーション)、プロダクトの3つのサービスを柱に、顧客伴走型の開発支援を強みとする。
3つのサービスで構成するAIソリューション事業
ヘッドウォータースは単一セグメント「AIソリューション事業」を展開する。同事業はインテグレーションサービス、DXサービス、プロダクトサービスの3区分で構成される。インテグレーションサービスはさらにAIインテグレーションとDXに分かれ、AIコンサルティングから実装・運用までをワンストップで提供する。プロダクトサービスは自社AIプラットフォーム「SyncLect」のライセンスやクラウド利用料が中心である。2025年12月期の売上構成はAIインテグレーションが26億円、DXが11億円、プロダクトが約2億円であり、AI関連が全体の約67%を占める成長分野となっている。
売上総利益率を指標とする収益構造
同社は経営上の重要な指標として売上総利益率を掲げる。2025年12月期の売上総利益率は44.4%で、目標値42.2%を上回った。売上高39億円に対し営業利益は2.3億円(営業利益率5.9%)、純利益0.6億円と低水準だが、これは新技術への先行投資や資本業務提携に伴うデリバティブ評価損が影響している。売上高は過去5年間で約3倍に成長しており、2021年12月期の12億円から2025年12月期には39億円へと拡大した。
アライアンス戦略による顧客エンタープライズ化
上場(2020年9月)以降、同社はアライアンス戦略を推進し、年商1兆円以上の大企業を主要顧客とするエンタープライズ化を進めている。2025年8月には株式会社LogTechを完全子会社化し、BBDイニシアティブ株式会社と資本業務提携を行うなど、グループ体制を拡充した。連結子会社はヘッドウォータースコンサルティング、ヘッドウォータースプロフェッショナルズ、DATA IMPACT(ベトナム)、LogTechの4社で構成される。海外拠点ではベトナムに開発子会社を持ち、グローバルな人材確保にも注力している。
2025年12月期の業績と課題
2025年12月期の売上高は39億円(前期比34.2%増)と過去最高を更新したが、営業利益は2.3億円(同25.6%減)、純利益は0.6億円(同78.9%減)と減益となった。減益の主因は、資本業務提携に伴うデリバティブ評価損の計上である。同社は売上総利益率の維持・向上を重視しており、2025年12月期の売上総利益率は44.4%と前年(42.7%)から改善した。課題としては、LTV(顧客生涯価値)の向上と優秀な人材の確保・育成を挙げている。
業界の中での役割はAI・DX領域のシステムインテグレーターにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01全業種(AI導入・DX推進)主力
顧客の経営課題に対して、AIコンサルティングからAIエージェントの実装・運用、データプラットフォーム構築までを一気通貫で提供する。独自の開発手法「X-Tech FDE」により、エンジニアが顧客現場に常駐し、業務知識を蓄えながら技術を組み合わせて社会実装を支援する。
- X-Tech FDE
- エンジニアが顧客現場で協働し、課題把握から設計・実装・運用までを一体的に支援する独自の開発手法。
- HWS Agent Camp
- 生成AIの活用・内製化を目指す企業向けに、伴走型ハッカソンと超高速AIエージェント開発プログラムをセットで提供するサービス。
- SyncLect
- AIソリューション開発用の自社プラットフォーム。マルチAI・マルチクラウドに対応し、AI機能を短期間・低コストで開発・提供できる。
製品と技術
AIインテグレーション:SyncLectとX-Tech FDE
AIインテグレーションサービスの中核は、自社プラットフォーム「SyncLect」と開発手法「X-Tech FDE」である。SyncLectはAI機能をライブラリ化し、AmazonやMicrosoftのクラウドAIサービスをスイッチングして顧客に提供するもので、開発期間とコストを削減する。X-Tech FDEはエンジニアが顧客現場に常駐し、業務知識を蓄えながら伴走型で開発・運用を行う独自のアプローチである。2025年12月期のAIインテグレーション売上は26億円(前期比80.9%増)で、AIエージェント案件が大半を占めた。
DXサービス:Azure中心のクラウド移行と内製化支援
DXサービスでは、Microsoft Azureを中心としたクラウドプラットフォーム開発、モダナイゼーション、マイグレーションを提供する。また、Microsoft Power Platformなどのローコードツールを活用した顧客の内製化支援も行う。2025年12月期のDXサービス売上は11億円(前期比11.0%減)だが、これはAI関連案件へのシフトが進んだためである。同社はDXをAI導入の前段階と位置づけ、データ蓄積や業務デジタル化をワンストップで支援する。
プロダクトサービス:SyncLectライセンスとクラウド課金
プロダクトサービスは、人月課金に依存しない収益モデルとして位置づけられる。主にSyncLectのライセンス提供と、開発案件で利用するクラウドサービスの利用料(販売代理店モデル)から構成される。2025年12月期のプロダクトサービス売上は約2億円と規模は小さいが、月額課金型の安定収益として将来の成長が期待されている。SyncLectはAIソリューション開発の社内基盤としても活用され、実装後のライセンス収入が継続的に発生する仕組みである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AI・セキュリティ特化の成長企業、利益率改善余地
ヘッドウォータースは、売上高23億円(2023/12)→39億円(2025/12)と拡大。しかし営業利益率は10.34%→5.13%に低下。同業のソラコムやL is Bと比べ、利益率の変動が大きい。AI・セキュリティに特化し差別化するが、投資負担が収益性を圧迫。
強み
- 成長市場であるAIとセキュリティに特化し、差別化。
- 売上高が2期で約70%増、市場の需要を取り込む。
- 高度な専門知識を持つエンジニア組織。
- 大手企業との取引実績があり、信用力向上。
課題
- 営業利益率が前期10.34%から5.13%へ半減。
- 高度IT人材の採用・定着が課題、成長の制約要因。
- AI分野は大手IT企業や多数スタートアップとの競争激化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がヘッドウォータース
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5588ファーストアカウンティング | 92億円 | 40.2倍 |
| 2 | 472Aミラティブ | 92億円 | 9.1倍 |
| 3 | 3991ウォンテッドリー | 92億円 | 10.9倍 |
| 4 | 4374ROBOT PAYMENT | 92億円 | 15.8倍 |
| 5 | 4011ヘッドウォータース | 90億円 | — |
| 6 | 9445フォーバルテレコム | 90億円 | 9.1倍 |
| 7 | 4262ニフティライフスタイル | 89億円 | 11.4倍 |
| 8 | 4488AI inside | 89億円 | 25.0倍 |
| 9 | 4442バルテス・ホールディングス | 89億円 | 14.4倍 |
| 10 | 4075ブレインズテクノロジー | 88億円 | 46.8倍 |
| 11 | 3911Aiming | 87億円 | 13.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
ソフトウエア開発会社としての創業(2005〜2008年)
2005年11月、東京都新宿区西新宿に株式会社スマートビジョンテクノロジー(資本金10百万円)として設立された。当初はソフトウエア開発を目的としていた。2007年8月にバリストライド株式会社の子会社となるが、2008年3月に代表取締役篠田庸介への第三者割当増資により独立を果たし、同時に商号を株式会社ヘッドウォータースに変更した。これにより経営の自主性を確保した。
合弁と海外展開で実績を積んだ拡大期(2008〜2014年)
2008年11月、中国の東忠グループとの合弁で株式会社東忠ヘッドウォータースを設立(持株比率50%)。海外では2010年にベトナムのLife Time Technologies社の株式取得、2011年にカンボジアにJCIT社設立、2014年にベトナムにIELOVE Vietnam社やSPORTSONE VIETNAM社を設立し、東南アジアに拠点を広げた。しかし、これらの合弁・子会社は後に閉鎖や譲渡され、現在の連結対象には含まれていない。
AIとロボットへの転換点(2014〜2016年)
2014年6月にロボットアプリ制作サービスを開始し、2015年1月には人型ロボット「Pepper」向けアプリケーションサービスを開始した。同年7月にはJCITの全株式を譲渡するなど、非中核事業を整理し、AIとロボットに経営資源を集中させる方向へ転換した。2016年3月にはクラウドロボティクスサービス「SynApps」をリリースし、AI技術のコア化を進めた。
マルチAIプラットフォームのリリースと上場(2018〜2020年)
2018年1月、マルチAIプラットフォーム「SyncLect」をリリース。このプラットフォームはAI機能をライブラリ化し、システム開発の短納期・低コストを実現するもので、現在のプロダクトサービスの核となっている。2020年9月、東京証券取引所マザーズ(後のグロース市場)に上場し、資金調達と知名度向上を図った。
子会社設立とグループ体制の強化(2022〜2023年)
2022年2月、コンサルティングとプロフェッショナル人材派遣を目的とした2つの子会社(ヘッドウォータースコンサルティング、ヘッドウォータースプロフェッショナルズ)を設立。同年4月には東証の市場区分見直しによりグロース市場へ移行した。2023年6月、ベトナムにDATA IMPACT JOINT STOCK COMPANYを設立し、オフショア開発体制を強化した。
M&Aと資本提携で事業拡大(2025年)
2025年8月、物流システム開発の株式会社LogTechを完全子会社化し、BBDイニシアティブ株式会社と資本業務提携を実施。LogTechの買収により物流領域のAIソリューションを拡充し、BBDイニシアティブとの提携で株主構成の安定化と事業シナジーを狙う。同社の売上高は2025年12月期に39億円に達し、上場以来の成長を続けている。
年表29件を開く
2000年代
- 2005年11月創業東京都新宿区西新宿にソフトウエア開発を目的とした、株式会社スマートビジョンテクノロジー(資本金10百万円)を設立
- 2007年8月株式移動によりバリストライド株式会社の子会社となる
- 2007年10月本社を東京都新宿区新宿一丁目に移転
- 2007年10月商号変更商号を「株式会社ヘッドウォータース」に変更
- 2008年3月当社代表取締役である篠田庸介への第三者割当増資に伴いバリストライド株式会社から独立
- 2008年11月東京都新宿区新宿に合弁企業として株式会社東忠ヘッドウォータースを設立(持株比率50%)
- 2009年11月ISMS情報セキュリティマネジメントシステム ISO/IEC27001の認証を取得
2010年代
- 2010年1月本社を東京都新宿区新宿二丁目に移転
- 2010年3月Life Time Technologies Co.,Ltd. (ベトナム)の株式を一部取得(持株比率16.1%)
- 2011年10月カンボジアに合弁企業としてJCIT Co.,Ltd.を設立(持株比率60.0%)
- 2014年6月ロボットアプリ制作サービスを開始
- 2014年10月ベトナムに合弁企業としてIELOVE Vietnam Co.,Ltd.を設立(持株比率49.0%)
- 2014年12月ベトナムに合弁企業としてSPORTSONE VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立(持株比率34.0%)
- 2015年1月「Pepperサービス」「Pocket Work Mateサービス」を開始
- 2015年4月株式会社東忠ヘッドウォータースを閉鎖
- 2015年7月JCIT Co.,Ltd.の全株式を譲渡
- 2016年3月クラウドロボティクスサービス「SynApps」をリリース
- 2016年5月SPORTSONE VIETNAM COMPANY LIMITEDの全株式を譲渡
- 2016年8月IELOVE Vietnam Co., Ltd.を譲渡
- 2016年9月Life Time Technologies Co.,Ltd.の全株式を譲渡
- 2018年1月マルチAIプラットフォーム「SyncLect」をリリース
2020年代
- 2020年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2022年2月子会社として株式会社ヘッドウォータースコンサルティング(現連結子会社)を設立(持株比率100.0%)
- 2022年2月子会社として株式会社ヘッドウォータースプロフェッショナルズ(現連結子会社)を設立(持株比率100.0%)
- 2022年3月本社を東京都新宿区西新宿六丁目に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行
- 2023年6月ベトナムに子会社としてDATA IMPACT JOINT STOCK COMPANY(現連結子会社)を設立(持株比率75.0%)
- 2025年8月M&A株式会社LogTechを株式取得により、完全子会社化(持株比率100.0%)
- 2025年8月BBDイニシアティブ株式会社との資本業務提携及び株式の取得(持分法適用会社化)(持株比率26.13%)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
先端技術の業務適合を推進
急速に進歩するAI技術(生成AI、マルチモーダルAI、XR等)をキャッチアップし、現場の業務に適合する形で社会実装する。技術偏重にならず、顧客と併走しながら期待値と技術限界のギャップを埋め、デジタル化・内製化を支援する。
- 02
LTV向上と収益性改善
ロイヤルクライアント化による顧客最適化・離反防止で顧客生涯価値(LTV)を高める。同時に、強みを単価に反映し案件管理を徹底することで収益性を改善する。
- 03
優秀な人材の確保・育成
新卒・キャリア採用で優秀な人材を確保し、福利厚生・給与制度の改善やリスキリングによる戦力化・定着率向上を図る。海外エンジニアも含め、パートナー企業の開拓・協力強化も行う。
- 04
コーポレートガバナンス・内部管理体制強化
内部統制の実効性向上のための環境・体制を整備し、会計監査人や顧問弁護士など外部機関と連携してガバナンスを充実させる。
- 05
M&A後のPMI円滑推進
M&Aや資本業務提携後、経営方針・組織文化・人事制度・業務プロセス等を適切に統合し、グループ全体の戦略との整合を図りながらシナジーを発現させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で389人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は559万円で、5期前と比べて+29.2%。平均年齢は35.2歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 432 | 32.4 | 6.1 | 75 | — |
| 2021年12月 | 436 | 33.8 | 6.5 | 88 | — |
| 2022年12月 | 440 | 33.1 | 5.5 | 113 | — |
| 2023年12月 | 450 | 34.2 | 6.0 | 165 | — |
| 2024年12月 | 507 | 34.3 | 5.0 | 240 | 125 |
| 2025年12月 | 559 | 35.2 | 4.4 | 389 | 51 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ヘッドウォータースプロフェッショナルズ東京都新宿区議決権100.0%
- 海外DATA IMPACT JOINT STOCK COMPANYベトナム社会主義共和国ハノイ市議決権75.0%
- 国内株式会社LogTech (注)5東京都新宿区議決権100.0%
- 調達1,200万円令和2年度経済産業省デジタルプラットフォーム構築事業(行政手続PaaSを利用した工業用水道事業許可申請等のオンライン申請システム開発事業)経済産業省 · 2021-11-30
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は39億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収減益で、売上が+34.5%、利益が-33.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 86億円 | 39億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 2億円 |
| 純利益 | 4億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は21億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+31.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 6 | −1 | −16.7 | 0 |
| 2023年3Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2023年4Q | 5 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2024年2Q | 6 | 1 | 16.7 | 0 |
| 2024年4Q | 16 | 1 | 6.3 | 2 |
| 2025年2Q | 16 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年4Q | 23 | 2 | 8.7 | 2 |
| 2026年1Q | 13 | 1 | 7.7 | 0 |
| 2026年2Q | 21 | 2 | 9.5 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年12月期からの10期で、売上は8億円から39億円へ4.9倍に増えた。直近期の営業利益率は5.1%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 2017年12月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年12月 | 9 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年12月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2020年12月 | 12 | — | 2 | — | 2 |
| 2021年12月 | 12 | — | 1 | — | 0 |
| 子会社として株式会社ヘッドウォータースコンサルティング(現連結子会社)を設立(持株比率100.0%) | |||||
| 2022年12月 | 16 | — | 1 | — | 1 |
| ベトナムに子会社としてDATA IMPACT JOINT STOCK COMPANY(現連結子会社)を設立(持株比率75.0%) | |||||
| 2023年12月 | 23 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年12月 | 29 | 3 | 4 | 10.3 | 3 |
| 株式会社LogTechを株式取得により、完全子会社化(持株比率100.0%) | |||||
| 2025年12月 | 39 | 2 | 1 | 5.1 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高39億円のうち、営業利益として残るのは2億円で5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.4%22億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.5%15億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは−21億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は6億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 2019年12月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 |
| 2020年12月 | 2 | 0 | 2 | 2 | 8 |
| 2021年12月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 8 |
| 2022年12月 | 1 | 0 | — | 1 | 8 |
| 2023年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 9 |
| 2024年12月 | 1 | −2 | 0 | −1 | 8 |
| 2025年12月 | 0 | −21 | 19 | −21 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年12月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は34.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 3 | 0 | 3 | 7.8 |
| 2017年12月 | 4 | 2 | 2 | 56.1 |
| 2018年12月 | 5 | 3 | 2 | 58.9 |
| 2019年12月 | 6 | 4 | 2 | 68.3 |
| 2020年12月 | 9 | 8 | 1 | 80.7 |
| 2021年12月 | 10 | 8 | 2 | 82.2 |
| 2022年12月 | 12 | 9 | 3 | 74.9 |
| 2023年12月 | 13 | 10 | 3 | 74.1 |
| 2024年12月 | 18 | 13 | 5 | 70.4 |
| 2025年12月 | 38 | 14 | 25 | 34.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中53位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中528位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,330で、1年前と比べて-39.8%。過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 32.0倍 |
| PBR | 2.04倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で24.21%上昇し、8月20日には前日比9.09%高の2447円まで買われた。25日移動平均線を約19%上回るなど短期的な上昇が加速している。ただし52週高値4080円からは約40%下回る位置にあり、年初来の下落基調からの戻り局面とみられる。出来高は8月17日に15万株超と急増しており、個人投資家の参加が活発化している。RSIは78.9と過熱感があり、短期的な調整リスクにも注意が必要だ。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
予想PERが29.4倍と業界平均の30.5倍とほぼ同水準だが、実績PERが154.8倍と突出して高く、ROEも4.4%と低い。PBRは6.16倍と平均3.59倍を大きく上回り、資産効率の悪さが懸念される。無配当で株主還元も乏しく、収益力に対して株価が過大評価されている。ただし将来の成長期待から予想PERは改善しており、その点は割高感を一部緩和している。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 32.0倍 | — |
| PBR | 2.04倍 | 2.96倍 |
| ROE | 4.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
現在の投資論点は、急拡大する売上に対して利益が変動している点にあります。強気派は、DX需要の追い風とIBM製品の需要増を背景に、売上の成長が続けばいずれ利益率も改善すると見ています。一方、弱気派は、高い成長にもかかわらず営業利益率が10%から5%へ低下したことを問題視し、人員増や原価高騰が続けば利益成長が遅れると懸念しています。さらに、PERが約149倍と割高な水準にあるため、成長鈍化が株価に大きく響く可能性を指摘しています。
- 売上高の急拡大
売上高は2022年の16億円から2025年には39億円へと2倍以上に成長しています。
- DX需要の追い風
企業のDX投資は継続しており、IBM製品を含むシステム構築需要は旺盛です。
- AIプラットフォームの強化
AI分野への需要拡大により、IBMのAI製品を扱う当社にも恩恵が期待できます。
- 売上高が3期連続で二桁増収を達成2026年Q1影響中
2025/12期売上39億円、前期比34.5%増。2023/12期23億円から拡大。
- 予想PER28.3倍と実績149倍から急改善決算発表後影響中
時価総額79億円÷予想PER28.3倍で来期利益約2.8億円。実績1億円から増益転換。
- 営業利益率10.34%を再現できれば増益余地継続影響中
2024/12期の営業利益率10.34%。2025/12期は売上39億円に対し営業利益2億円。
- 1年で44%下落しバリュエーション調整が進展不定影響弱
株価2067円、1年間で44.44%下落。成長期待の反動が一巡した可能性。
- 利益率の低下
営業利益率は2024年の10.3%から2025年には5.1%へ低下しており、収益性が悪化しています。
- 評価の高さ
PERは約149倍と市場平均を大きく上回り、期待が先行しています。
- 競争の激化
ITサービス業界は競争が激しく、同業他社との差別化が難しい領域です。
- 営業利益が3億円から2億円へ減益決算発表後影響中
2024/12期営業利益3億円→2025/12期2億円。営業利益率10.34%→5.13%に半減。
- 純利益が3億円から1億円へ3分の1に決算発表後影響中
2025/12期純利益1億円、前期から2億円減。収益悪化が鮮明。
- 無配当で株主への還元が薄い継続影響弱
配当利回り0%。ROEも4.4%と資本効率は低い。
- 実績PER149倍は依然極端な高評価不定影響弱
2025/12期純利益1億円に対し時価総額79億円。来期回復でも割高感が残る。
- 売上高成長率
- 売上の成長が続くかどうかが、現在の高いPERを正当化できるかを判断する重要な指標です。
- 営業利益率
- 増収にもかかわらず利益率が低下しているため、改善するかどうかを確認します。
- 受注残高
- 将来の売上を占う先行指標であり、需要の持続性を確認するために重要です。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ3,162人。区分でいちばん多いのは個人・その他で89.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.9%を占め、残る97.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 72.1 | 83.7 | 88.5 | 91.8 | 90.0 | 89.7 |
| 証券会社 | 8.6 | 2.7 | 3.9 | 3.9 | 2.3 | 6.1 |
| 事業法人 | 14.8 | 11.6 | 5.4 | 2.5 | 2.7 | 2.8 |
| 外国法人 | 2.8 | 1.5 | 1.7 | 1.4 | 2.1 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.3 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.4 |
| 金融機関 | 1.6 | 0.2 | 0.3 | 0.1 | 2.7 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 篠田 庸介 | 46.42 |
| 02 | 水谷 量材 | 3.12 |
| 03 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.93 |
| 04 | 疋田 正人 | 1.31 |
| 05 | 山崎 哲靖 | 1.01 |
| 06 | BCホールディングス株式会社 | 0.85 |
| 07 | 今 秀信 | 0.84 |
| 08 | 野村證券株式会社 | 0.83 |
| 09 | 株式会社ROBOT PAYMENT | 0.83 |
| 10 | 畠山 獎二 | 0.70 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-18稲葉 雄一新規の大量保有報告11.27%-11.21pt
- 2026-06-18稲葉 雄一新規の大量保有報告11.27%
- 2026-06-18稲葉 雄一変更報告11.27%-11.21pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+100%、1株純資産は10期で−94%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | −41,323 | 6,010 | — | — |
| 2017年12月 | 4,771 | 58,087 | 13.2 | — |
| 2018年12月 | 53 | 343 | 16.7 | — |
| 2019年12月 | 61 | 233 | 30.1 | — |
| 2020年12月 | 45 | 205 | 26.9 | 83.1 |
| 2021年12月 | 7 | 214 | 3.5 | 159.3 |
| 2022年12月 | 20 | 234 | 8.6 | 43.7 |
| 2023年12月 | 19 | 255 | 7.7 | 210.3 |
| 2024年12月 | 72 | 334 | 24.5 | 81.8 |
| 2025年12月 | 15 | 346 | 4.4 | 186.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額103百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 篠田庸介 | 代表取締役 | 58 | 1,784,392 |
| 石澤直樹 | 取締役 インテリジェント・テクノロジー事業本部本部長 | 51 | 8,392 |
| 原島一隆 | 取締役 管理本部 本部長 | 52 | 14,392 |
| 松崎神都 | 取締役 経営企画本部 本部長 | 50 | 8,323 |
| 疋田正人 | 取締役 投資戦略本部本部長 | 48 | 50,323 |
| 西間木将矢 | 取締役 ITインキュベーション事業本部本部長 | 39 | 323 |
| 稲葉雄一 | 取締役 | 58 | — |
| 柳沢貴志 | 取締役 | 58 | — |
| 佐藤幸恵 | 取締役 | 55 | — |
| 竹内道忠 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 白川篤典 | 取締役(監査等委員) | 59 | — |
| 大野雅樹 | 取締役(監査等委員) | 59 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 3 | 89 | 92 | 15 |
| 社外取締役 | 3 | — | 11 | 11 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,981字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,957字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,181字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,226字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第22期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-17
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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