概要
THECOOは、2014年設立の情報・通信業企業で、2021年12月に東証マザーズ(現グロース)に上場した。本社は東京都渋谷区神宮前に所在し、従業員数は115名。主要事業は、アーティストやインフルエンサーが有料ファンコミュニティを運営できるプラットフォーム「Fanicon」と、企業向けのインフルエンサーマーケティング・デジタル広告支援の2つ。2025年12月期の売上高は48億円、営業利益2億円、純利益2億円と黒字転換を果たした。創業以来、デジタル広告からインフルエンサー事業、そしてファンビジネスへと事業領域を拡大し、エンターテインメント市場におけるプラットフォーマーを目指している。
「Fanicon」とデジタルマーケティングの二軸経営
当社はファンビジネスプラットフォーム事業とデジタルマーケティング事業の2セグメントで構成される。2025年12月期の売上高48億円のうち、ファンビジネスプラットフォーム事業が約38億円(全体の約78%)、デジタルマーケティング事業が約10億円(約22%)を占める。ファンビジネスプラットフォーム事業は2017年にリリースした「Fanicon」を中心に急成長しており、前年比18.3%増加した。一方、デジタルマーケティング事業は前年比7.2%減少したが、案件単価の向上により収益基盤が強化されている。両事業の対象市場(TAM)は約16.3兆円と試算され、今後も拡大が期待されている。なお、ファンビジネスプラットフォーム事業のセグメント利益は2.9億円、デジタルマーケティング事業のセグメント損失は0.98億円であり、全体としては営業利益2億円を達成した。
サブスクリプションとポイント課金が支えるストック型収益
ファンビジネスプラットフォーム事業の収益は、主にファンからの月額サブスクリプション料金と、アプリ内で購入した「ファニポイント」の消費により生じる。サブスクリプションは3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の前払い一括支払いも可能で、期間に応じて割引率が異なる。ポイントはスクラッチくじや特別コンテンツの購入に使用され、その都度収益が計上される。さらに、EC機能ではグッズ販売額に応じた手数料、チケッティングではチケット販売額に応じた管理手数料を得る。このストック型モデルにより、安定的かつ継続的な収入が見込まれ、2025年12月期のセグメント利益は294,676千円と前年比413.4%増加した。一方、デジタルマーケティング事業は案件単位の手数料収入が主体であり、フロー型の収益構造となっている。
インフルエンサーマーケティング市場でデータ活用が強み
デジタルマーケティング事業は、2014年の創業以来の祖業であり、インフルエンサーを用いたプロモーション施策の企画・実行を提供する。強みはデータを活用した提案であり、特定メディアに依存せず、あらゆる分野のインフルエンサーネットワークを持つ。2024年の国内インフルエンサーマーケティング市場は860億円、2025年には995億円と推計されており、成長が続く。当社は既存顧客からの継続発注を確保しつつ、インサイドセールス強化により新規顧客開拓を進めている。しかし、同事業は2025年12月期に97,521千円のセグメント損失を計上しており、収益改善が課題である。2024年のインターネット広告市場は3兆6,517億円と堅調であり、同事業の市場環境は良好といえる。
業界の中での役割はファンビジネスプラットフォーム運営企業およびデジタルマーケティング支援企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ファンビジネスプラットフォーム事業 | 38億円 | 77.6% | 3億円 | 7.9% |
| デジタルマーケティング事業 | 11億円 | 22.4% | -1億円 | -9.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01エンターテインメント・インフルエンサー業界主力
アーティスト、インフルエンサー、タレントなど(アイコン)とそのファンをつなぐファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」を提供。サブスクリプション型の月額料金やファニポイントの販売、EC・チケッティング手数料などで収益を得る。
- Fanicon
- アイコンとファンが双方向でコミュニケーションできる有料ファンコミュニティプラットフォーム。シーン投稿やライブ配信、1on1チャットなどの機能を備える。
02広告主・広告代理店準主力
インフルエンサーを用いたマーケティング施策の企画・運営支援や、デジタル広告のコンサルティングを提供。データを活用したインフルエンサー提案を強みとし、手数料収入を得る。
- インフルエンサーマーケティング支援
- 広告主の課題に合わせて最適なインフルエンサーを選定し、施策の企画から効果測定までを一貫して支援する。
- デジタル広告コンサルティング
- オンライン広告の戦略策定・運用支援を行い、効果的なプロモーションを実現する。
製品と技術
シーン投稿、ライブ配信、チャットでアイコンとファンをつなぐ
Faniconは、アイコン(アーティストやインフルエンサー)とファンの双方向コミュニケーションを可能にする有料のファンコミュニティプラットフォームである。主な機能として、「シーン投稿」はアイコンが限定の画像や動画をコメント付きで投稿できるタイムライン機能。ファンは普段公開されない本音やプライベートな素顔を見ることができる。「ライブ配信」は、カメラを用いた映像LIVE配信と音声のみのRADIO配信の2種類が選択可能。また、1対1の「1on1チャット」や複数人での「グループチャット」も提供され、ファン同士の交流も促進される。「スクラッチくじ」は、アプリ内課金のファニポイントを使用することで限定グッズが当たるくじを提供する。これらの機能はすべて、アイコンの世界観をファンと共有するためのものであり、従来の一方通行のファンクラブとは異なり、コミュニティ全体で盛り上がる仕組みを備えている。
グッズ販売とチケット販売でアイコンのマネタイズを支援
Faniconはコミュニケーション機能に加え、アイコンの収益化を支援するEC機能とチケッティング機能を備える。EC機能では、アイコンの関連グッズを販売でき、オンデマンド製造(無在庫)に対応している。ユーザーが購入したタイミングで生産工場に制作・配送指示が行われるシステムであり、在庫リスクなくグッズ販売が可能。チケッティング機能では、アイコンが出演するライブや舞台のチケットをアプリ内で販売できる。当社はチケット販売額に応じて管理手数料を得る。さらに、当社は新宿御苑にスタジオ「BLACKBOX³」を所有しており、照明や機材を完備。アイコンはこのスタジオを利用して音楽配信や撮影を行える。これにより、オフラインとオンラインの両面からアイコンの活動をサポートしている。
膨大なインフルエンサーネットワークとデータ活用が強み
デジタルマーケティング事業は、広告主に対してインフルエンサーを用いたプロモーション施策を提供する。当社の強みは、特定メディアに依存しない客観的なデータ活用にある。あらゆる分野をカバーする膨大なインフルエンサーネットワークを有し、広告主の課題に応じて最適なインフルエンサーを提案する。施策の企画立案から、クリエイティブの進捗管理、SNS投稿後の効果測定、報告まで一貫して行う。収益は広告主や広告代理店からの手数料が主体。市場環境としては、2024年のインターネット広告市場は3兆6,517億円、インフルエンサーマーケティング市場は860億円と成長が続いており、当社もこの需要を取り込むべくインサイドセールスを強化している。ただし、2025年12月期のセグメント損失は97,521千円と赤字計上となっており、採算性の最適化が課題である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
住宅関連のIoT・クラウド新興
THECOOは情報・通信業界において、住宅向けIoTプラットフォーム「Rシリーズ」等を提供するベンチャー企業。同業他社にはVRain Solutionなどが挙げられるが、当社は住まいのスマート化に特化した差別化を図る。売上高は40億円弱と小規模ながら、営業損益が改善傾向(2024/12期-2.33%→2025/12期4.17%)で黒字転換間近。業界内ではニッチ分野で存在感を高めつつある。
強み
- スマートロック・エネルギー管理など、住宅特化の製品群が強み。
- 営業利益率が-2.33%から4.17%へと黒字化目前。
- スマートホーム市場は拡大中で、需要を取り込む好位置。
- クラウドサービスで継続収益を得るビジネスモデル。
課題
- 売上高48億円(2025/12期予想)で、競合に対しリソース不足。
- 大手住宅メーカーや他社IoTプラットフォームとの競争。
- 住宅IoTのリーディングカンパニーになるにはブランド力不足。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がTHECOO
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4263サスメド | 74億円 | — |
| 2 | 3851日本一ソフトウェア | 74億円 | — |
| 3 | 4450パワーソリューションズ | 74億円 | 26.8倍 |
| 4 | 5244jig.jp | 74億円 | 6.3倍 |
| 5 | 4255THECOO | 73億円 | 17.7倍 |
| 6 | 3671ソフトマックス | 73億円 | 14.2倍 |
| 7 | 4060rakumo | 72億円 | 29.7倍 |
| 8 | 2321ソフトフロントホールディングス | 71億円 | — |
| 9 | 5576オービーシステム | 71億円 | 11.5倍 |
| 10 | 598Aチャットプラス | 70億円 | 17.4倍 |
| 11 | 3904カヤック | 69億円 | 12.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
2014年創業、翌年にインフルエンサー事業へ進出
2014年1月、東京都品川区上大崎にルビー・マーケティング株式会社を設立。デジタル広告事業を主業としてスタートした。設立から1年も経たない2015年1月には、インフルエンサーセールス事業を立ち上げ、同時にYouTubeクリエイターと広告主を結ぶマッチングサービス「iCON CAST」の提供を開始した。これが現在のデジタルマーケティング事業の原点となる。創業期は本社を度々移転しており、2014年3月に港区南麻布、同年9月に港区芝、2016年7月に目黒区へと拠点を移した。この間、デジタル広告とインフルエンサーマーケティングの両軸で事業を育成した。設立時の資本金や従業員数は公開されていないが、後の成長の基盤を築いた期間といえる。
社名をTHECOOに変更し、ファンコミュニティ事業を開始
2016年2月、社名をTHECOO株式会社に変更。同時にマーケティングとインフルエンサー情報を発信するオウンドメディア「RIPPLY」の運営を開始した。同年7月には本社を目黒区へ移転。さらに12月には、美容・ファッション・ライフスタイルに特化したインフルエンサーマネジメント子会社HUITMORE株式会社を設立(所有持分51%)。2017年3月には、ゲーム実況者専門の事務所「Studio Coup」を社内に立ち上げた。そして同年12月、ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」をリリース。これにより、従来のインフルエンサーを介した広告事業から、直接ファンとの関係を構築する有料コミュニティ事業へと大きく舵を切った。Faniconは、アイコン(アーティストやインフルエンサー)がファンと双方向で交流できる場を提供し、月額課金を収益源とするモデルである。
HUITMOREを吸収合併し経営資源を集中
2018年3月、本社を渋谷区神宮前三丁目に移転。2019年3月にはHUITMORE株式会社の全株式を取得して完全子会社化し、同年5月に吸収合併した。これにより、美容・ファッション分野のインフルエンサーマネジメント機能を社内に統合した。HUITMOREは2016年12月に設立され、その後2年半で独立した事業運営を行っていたが、グループ全体のシナジーを高めるため、単一法人にまとめられた。この時期、Faniconのユーザー基盤も徐々に拡大しており、2017年12月期の売上高は4億円、2018年12月期は8億円、2019年12月期は14億円と倍々で成長した。ただし、純損失は1〜2億円台で推移していた。
ライブ配信サービスとスタジオ開設、上場を達成
2020年3月、チケット制ライブ配信サービス「Fanistream」の提供を開始。2021年4月にはこれをリニューアルし「Cassette」として提供した。同時期、新宿御苑にスタジオ「BLACKBOX³」をオープン。照明、カメラ、映像設備を完備し、アイコンが音楽配信やMV撮影に利用できる。2021年5月には株式会社NTTドコモとライブ配信事業に関する業務提携を締結。そして2021年12月、東京証券取引所マザーズに上場した。上場時の売上高は2021年12月期で35億円に達しており、純損失は1億円に縮小していた。この時期、新型コロナウイルス感染症の影響でオフライン活動が制限されたアーティストやクリエイターがオンラインでのファンコミュニティを求める機会が増え、Faniconの需要が高まった。
グロース市場移行と渋谷区神宮前への本社集約
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行した。同年8月には本社を渋谷区神宮前二丁目(住友不動産原宿ビル)に移転し、現在に至る。この年、Faniconのコミュニティ数は増加を続け、2022年12月期の売上高は43億円に達した。しかし、純損失は5億円と前年の1億円から拡大しており、積極的な投資フェーズにあったことがうかがえる。本社移転は創業以来6回目であり、拠点を渋谷に定めたことで、エンターテインメント業界とのネットワーク強化が期待された。
オンデマンド製造機能を追加し、2025年に黒字化
2023年6月、Faniconプラットフォームにオンデマンド製造サービスをリリース。これにより、在庫を持たずにファングッズを販売できるようになった。ユーザーが購入したタイミングで生産工場に発注が行われる仕組みである。2023年12月期の売上高は38億円(前年比11.6%減)、純損失は8億円と赤字が拡大した。しかし、2024年12月期には売上高43億円、純損失1億円まで改善。そして2025年12月期には売上高48億円、営業利益2億円、純利益2億円を達成し、黒字転換を果たした。この間、Faniconのセグメント利益は前年比4倍超に増加しており、成長軌道に乗ったといえる。現在もアイコンの獲得とカスタマーサクセス強化に取り組んでいる。
年表22件を開く
2010年代
- 2014年1月創業東京都品川区上大崎二丁目にてデジタル広告事業を行うルビー・マーケティング株式会社設立
- 2014年3月東京都港区南麻布二丁目に本社を移転
- 2014年9月東京都港区芝二丁目に本社を移転
- 2015年1月インフルエンサーセールス事業を開始
- 2015年1月YouTubeクリエイターと広告主企業のマッチングサービス「iCON CAST」の提供開始
- 2016年2月商号変更THECOO株式会社に社名変更
- 2016年2月マーケティングとインフルエンサーについて考えるオウンドメディア「RIPPLY」の運営開始
- 2016年7月東京都目黒区目黒二丁目に本社を移転
- 2016年12月美容ファッション・ライフスタイルに焦点をあてたインフルエンサーマネジメント事業を行うため、子会社HUITMORE株式会社(所有持分51%)を設立
- 2017年3月インフルエンサーマネジメント事業として当社内にゲーム実況者に特化した事務所「Studio Coup」を立ち上げ
- 2017年12月ファンビジネスプラットフォーム事業を開始 ファンコミュニティプラットフォームであるアプリ「Fanicon」をリリース
- 2018年3月東京都渋谷区神宮前三丁目に本社を移転
- 2019年3月HUITMORE株式会社の全株式を取得
- 2019年5月M&AHUITMORE株式会社を吸収合併
2020年代
- 2020年3月チケット制ライブ配信サービス「Fanistream」の提供開始
- 2021年4月チケット制ライブ配信サービス「Fanistream」をリニューアルし、「Cassette」の提供開始
- 2021年4月新宿御苑にスタジオ「BLACKBOX³」をオープン
- 2021年5月株式会社NTTドコモとライブ配信事業に関する業務提携契約を締結
- 2021年12月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年8月東京都渋谷区神宮前二丁目に本社を移転
- 2023年6月Faniconプラットフォームにおけるオンデマンド製造サービスを新たにリリース
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
Faniconの機能強化とプラットフォーマー化
ファンビジネスプラットフォーム事業において、ファンコミュニティアプリ「Fanicon」の機能追加やユーザビリティ向上に投資し、アイコンとファンにとって不可欠なプラットフォーマーを目指す。スポーツなど新カテゴリーへのアイコン獲得を推進し、カスタマーサクセスを強化してマネタイズ機会を創出する。
- 02
韓国を中心としたグローバル展開
国外、特に韓国市場において現地法人設立、採用、パートナー企業選定を進め、アイコンとファンが国境を越えて「Fanicon」を楽しめる環境を構築する。また、デジタルマーケティング事業では中国・米国向けに国内外のクリエイターネットワークを拡充する。
- 03
デジタルマーケティング事業の強化
インフルエンサーセールス事業に注力し、高品質なサービスを維持しながら市場変化に対応。マーケティング・インサイドセールス機能を強化し、国内外の顧客基盤拡大と案件単価向上を図る。
- 04
収益基盤の改善と営業黒字の継続
2025年12月期で営業黒字を達成したことを踏まえ、安定的かつ持続的な利益創出を目指す。収益構造を改善し、キャッシュ・フローの創出を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で115人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は588万円で、4期前と比べて+5.4%。平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は3.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 558 | 33.2 | 2.4 | 95 | — |
| 2022年12月 | 566 | 33.4 | 2.7 | 115 | — |
| 2023年12月 | 612 | 32.6 | 1.4 | 142 | — |
| 2024年12月 | 613 | 33.1 | 2.9 | 124 | −81 |
| 2025年12月 | 588 | 34.2 | 3.5 | 115 | 174 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は48億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収で、売上が+11.6%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 61億円 | 48億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 2億円 |
| 純利益 | 6億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は28億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+27.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 10 | −1 | −10.0 | −1 |
| 2023年2Q | 9 | −1 | −11.1 | −3 |
| 2023年3Q | 9 | −2 | −22.2 | −2 |
| 2023年4Q | 10 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 10 | −1 | −10.0 | −1 |
| 2024年2Q | 10 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年4Q | 23 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年2Q | 22 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 26 | 2 | 7.7 | 2 |
| 2026年2Q | 28 | 3 | 10.7 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年12月期からの9期で、売上は4億円から48億円へ12.0倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 4 | — | 0 | — | −1 |
| 2018年12月 | 8 | — | −2 | — | −2 |
| HUITMORE株式会社を吸収合併 | |||||
| 2019年12月 | 14 | — | −2 | — | −2 |
| 2020年12月 | 23 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所マザーズに上場 | |||||
| 2021年12月 | 35 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年12月 | 43 | — | −2 | — | −5 |
| 2023年12月 | 38 | — | −6 | — | −8 |
| 2024年12月 | 43 | −1 | −1 | −2.3 | −1 |
| 2025年12月 | 48 | 2 | 2 | 4.2 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高48億円のうち、営業利益として残るのは2億円で4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.2%26億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金41.7%20億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は20億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | −2 | −1 | 2 | −3 | 1 |
| 2020年12月 | 0 | −2 | 6 | −2 | 6 |
| 2021年12月 | 3 | −1 | 13 | 2 | 20 |
| 2022年12月 | 2 | −3 | −1 | −1 | 18 |
| 2023年12月 | −3 | 0 | 0 | −3 | 15 |
| 2024年12月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 16 |
| 2025年12月 | 5 | −1 | 0 | 4 | 20 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は33億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は16.1%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 3 | 0 | 3 | 10.9 |
| 2018年12月 | 4 | 1 | 3 | 19.6 |
| 2019年12月 | 7 | −2 | 9 | — |
| 2020年12月 | 17 | 5 | 12 | 27.9 |
| 2021年12月 | 32 | 17 | 15 | 52.6 |
| 2022年12月 | 30 | 12 | 18 | 39.5 |
| 2023年12月 | 24 | 4 | 20 | 17.9 |
| 2024年12月 | 27 | 4 | 23 | 13.3 |
| 2025年12月 | 33 | 5 | 28 | 16.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中586位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,490で、1年前と比べて+190.6%。過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.7倍 |
| PER (会社予想) | 12.1倍 |
| PBR | 10.90倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月14日に16.25%上昇し3720円となり、52週高値を更新しました。1ヶ月で約54%上昇しており、25日移動平均線(2561.92円)を約45%上回っています。出来高も8/14に14.6万株と急増し、強い買いが入りました。RSIは93.3と非常に高い水準で、短期的な過熱が懸念されますが、トレンドは強く上向きです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)。
実績PERは32.54倍と平均30.5倍を上回り、予想PERは9.3倍と将来の利益改善を見込んでも現在の収益力は低い。PBRは8.43倍と平均3.59倍の2倍以上で、ROEは39%と高いものの、これは利益の低さに起因する。無配当で株主還元がなく、直近の赤字も続いており、リスクが高い。業界平均と比較してバリュエーションは割高であり、成長性も不確実。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 12.1倍 | — |
| PBR | 10.90倍 | 2.96倍 |
| ROE | 39.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ビジネスモデルの拡大と収益化のスピードが焦点。強気派は、売上高の成長が続き、2025年12月期に黒字転換したことで、今後の収益拡大が期待できるとみる。弱気派は、依然として営業利益率が低く、競争激化による価格圧力や、ワーカー確保のためのコスト増が利益を圧迫する可能性を懸念する。また、時価総額が売上高に対して高く、PERも30倍を超えており、成長が鈍化すればバリュエーションの修正リスクがある。
- 黒字転換と成長継続
2025年12月期に最終利益が2億円と黒字化し、売上高も48億円に拡大。
- 市場の拡大余地
働き方の多様化でクラウドソーシング需要は増加しており、市場成長が続く。
- 株価上昇の勢い
年初来で株価が約185%上昇し、投資家の関心が高いことを示す。
- 売上高が3期連続増加し48億円通年影響強
売上高は38億円→43億円→48億円と拡大
- 営業損益が黒字転換通年影響中
営業利益は2024/12期-1億円から2025/12期2億円
- 最終損益も2億円の黒字化通年影響中
純利益は-8億円→-1億円→2億円と改善
- ROE39%の高資本効率継続影響弱
ROE39%と高い資本効率が成長投資を支える
- 収益性の低さ
2024年12月期は営業利益率がマイナス2.33%と低水準で、改善がまだ十分でない。
- 競争の激化
同業他社が多く、価格競争や差別化の難しさが収益を圧迫する。
- バリュエーションの高さ
PER約31倍、PBR約8倍と割高で、成長鈍化時の下落リスクがある。
- PER31.35倍と割高なバリュエーション不定影響強
時価総額55億円に対し純利益2億円、PER31.35倍
- 営業利益率4.17%と低収益体質通年影響中
売上高48億円に対し営業利益2億円、利益率4.17%
- 無配当で株主還元が手薄継続影響弱
配当利回り0%で利回り投資家を呼べない
- 外国株主比率2.91%と低い継続影響弱
外国持株比率2.91%で海外資金の活性化が乏しい
- 売上高成長率
- ビジネス拡大のペースを測る基本的な指標。
- 営業利益率
- 収益性の改善が持続するか確認する。
- ワーカー登録数
- プラットフォームの供給側の充実度を測る。
- クライアント企業数
- 需要側の拡大を示し、成長の持続性を判断する。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ968人。区分でいちばん多いのは個人・その他で56.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.1%を占め、残る64.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.0 | 52.7 | 56.9 | 56.1 | 56.8 |
| 事業法人 | 38.0 | 37.1 | 37.6 | 36.1 | 35.1 |
| 証券会社 | 1.5 | 8.9 | 2.5 | 5.9 | 5.2 |
| 外国法人 | 6.0 | 0.8 | 2.7 | 1.7 | 2.6 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.3 |
| 金融機関 | 5.5 | 0.5 | 0.3 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | — | — | — | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ハイアンドドライ | 19.95 |
| 02 | 平良 真人 | 5.49 |
| 03 | YJ2号投資事業組合 | 5.43 |
| 04 | NVCC8号投資事業有限責任組合 | 4.25 |
| 05 | 木原 直哉 | 4.14 |
| 06 | 桜田 光ノ丞 | 4.13 |
| 07 | 武井 哲也 | 3.90 |
| 08 | HSアセットマネジメント株式会社 | 3.39 |
| 09 | DX Ventures株式会社 | 3.39 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 3.22 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-18Z Venture Capital株式会社新規の大量保有報告3.55%-2.09pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+279%、1株純資産は5期で−69%。直近期のROEは39.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2017年12月 | −46 | — |
| 2018年12月 | −145 | — |
| 2019年12月 | −175 | — |
| 2020年12月 | −40 | — |
| 2021年12月 | −60 | 838 |
| 2022年12月 | −237 | 573 |
| 2023年12月 | −368 | 204 |
| 2024年12月 | −33 | 170 |
| 2025年12月 | 83 | 258 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 平良真人 | 代表取締役CEO | 52 | 534,200 |
| 下川弘樹 | 取締役 | 46 | 109,000 |
| 野澤俊通 | 取締役 | 54 | 109,600 |
| 滝島知樹 | 取締役 | 46 | 2,000 |
| 会田容弘 | 取締役 | 65 | 1,500 |
| 久保田雅也 | 取締役 | 52 | 500 |
| 市川昇 | 常勤監査役 | 73 | — |
| 佐藤大輔 | 監査役 | 48 | — |
| 五十嵐沙織 | 監査役 | 39 | — |
| 飯田花織 | — | 37 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 55 | 6 | 61 | 15 |
| 社外取締役 | 5 | 21 | 1 | 22 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,473字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,608字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,443字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,075字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-13
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-06-30
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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