本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

jig.jp

5244 · Growth · 情報・通信業

ライブ配信サービス「ふわっち」が収益の約95%を占める、一般消費者向けインターネットサービス企業。

概要

jig.jpは、福井県鯖江市に本社を置く情報通信企業である。主要事業はライブ配信プラットフォーム「ふわっち」で、2026年3月期の連結売上高146億円の約95%を占める。他に携帯電話向けフルブラウザ「jigブラウザ」、子供向けプログラミングパソコン「IchigoJam」、自治体向けオープンデータプラットフォームなどを提供する。従業員数は125名。2022年12月に東証グロース市場に上場し、連結子会社4社を含むグループで事業を展開する。

事業の二本柱:消費者向けと自治体・企業向け

当社グループの事業は一般消費者向け関連と自治体向け・企業向け関連の二つに大別される。一般消費者向け関連は、ライブ配信サービスの「ふわっち」を中核に、フィーチャーフォン向けフルブラウザ「jigブラウザ」、VTuber事業、飲食店予約代行アプリ「Pecotter」、バーチャル音楽ライブ配信サービス「topia」を含む。自治体向け・企業向け関連は、プログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」、自治体向けオープンデータ化支援サービス「オープンデータプラットフォーム」を提供する。2026年3月期のセグメント別売上高は一般消費者向けが146億12百万円(前年同期比6.1%増)、自治体・企業向けが18百万円(同18.0%減)であり、総売上高146億31百万円のうち一般消費者向けが99.9%を占める。この偏重は、ライブ配信事業がほぼ全収益を牽引していることを示す。

収益の95%を支えるライブ配信「ふわっち」の仕組み

ライブ配信サービス「ふわっち」は、2015年9月の提供開始以来、30代から40代を中心にユーザーを獲得してきた。ビジネスモデルは、配信ユーザーがライブ配信を行い、視聴ユーザーが無料または有料のアイテムを購入して応援する構造である。アイテムは風船、ハート、バーガー、ふわふわくまさん、ガラガラくじ等多種多様で、期間限定やイベント専用アイテムも販売される。配信ユーザーは獲得したポイント(1ポイント1円相当)を現金や限定アイテム等に交換できる。主な収益源は有料アイテムの販売であり、2026年3月期のグループ収益の約95%を占める。イベントやランキング戦を定期的に開催し、配信ユーザーのモチベーション向上と新規ユーザー獲得を図る。また、匿名コメントが可能な「たぬき」「きつね」カテゴリーや、視聴でメガホンを貯められる「うさぎ」カテゴリーなど、多様な配信カテゴリーを提供し、ユーザー層の拡大に努めている。

子会社を通じたグループ経営体制

当社グループは、当社と連結子会社4社(株式会社A Inc.、株式会社B Inc.、株式会社C Inc.、株式会社アンビリアル)の計5社で構成される。各子会社はセグメントごとに明確な役割を担う。株式会社A Inc.は一般消費者向け関連のライブ配信事業(「ふわっち」)を担当し、グループ収益の大半を稼ぐ。株式会社B Inc.は自治体向け・企業向け関連(「オープンデータプラットフォーム」、「IchigoJam」等)を引き継ぎ、株式会社C Inc.(旧ブライトテーブル)は2024年12月に子会社化され、事業領域を拡大している。株式会社アンビリアルは2025年4月に子会社化された。さらに、2025年12月にはスマート眼鏡ブランド「SABERA」を設立し、新たな事業分野への進出を開始した。このように、グループは複数の子会社に事業を分散させ、それぞれの専門性を活かした運営を行っている。

業界の中での役割はライブ配信プラットフォーム運営者、および自治体向けITサービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
146億円
営業利益
20億円
営業利益率
13.7%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01一般消費者向け(ライブ配信)主力

ライブ配信サービス「ふわっち」を提供し、視聴ユーザーからのアイテム購入が主な収益源。配信ユーザーと視聴ユーザーのコミュニケーションを促進するイベントやアイテムを企画し、ユーザー基盤を拡大している。

主な製品・サービス2
ふわっち
スマートフォンやPCで誰でも簡単にライブ配信・視聴ができるアプリ。視聴者はコメントやアイテムで配信者を応援できる。
whowatch.tv
「ふわっち」のウェブブラウザ版。PCからライブ配信の視聴や配信が可能。

02自治体・企業向け準主力

自治体向けにプログラミング教材「IchigoJam」のライセンス提供と、オープンデータ公開を支援するプラットフォームを提供。

主な製品・サービス2
IchigoJam
プログラミング専用のこどもパソコン。企業や学校でプログラミング教材として活用される。ライセンス料収入を得る。
オープンデータプラットフォーム
自治体が公開する様々な形式のファイルを標準形式(Linked RDF)に変換して公開できるプラットフォーム。

03一般消費者向け(ブラウザ)副次

フィーチャーフォン向けフルブラウザアプリ「jigブラウザ」を提供。月額・年額課金と広告収入で収益を得る。現在はスマートフォンが主流のため、ニッチな市場向け。

主な製品・サービス1
jigブラウザ
フィーチャーフォンでPC向け・スマートフォン向けのWebサイトを閲覧できるようにするフルブラウザアプリ。

04一般消費者向け(VTuber)副次

VTuberのキャラクターIP開発、ファン向けプラットフォーム「SPOTLIGHTS」の運営、VTuberプロダクションの運営などを行う。

主な製品・サービス1
SPOTLIGHTS
VTuberを応援する協力型プラットフォーム。ファンがVTuberを支援できる仕組みを提供。

05一般消費者向け(飲食店予約)その他

飲食店への予約電話代行アプリ「Pecotter」の開発・運営を行う。

主な製品・サービス1
Pecotter(ペコッター)
飲食店の予約電話を代行するアプリ。ユーザーはアプリから予約を依頼でき、店舗は電話対応の負担を軽減できる。

06一般消費者向け(バーチャル音楽ライブ)その他

バーチャル音楽ライブ配信サービス「topia」の開発・運営を行う。

主な製品・サービス1
topia(トピア)
バーチャル空間で音楽ライブを配信するサービス。アーティストとファンが新しい形でつながる場を提供。

製品と技術

ライブ配信プラットフォーム「ふわっち」の仕組みと特徴

「ふわっち」は、2015年9月に提供開始されたスマートフォン・PC対応のライブ配信サービスである。最大の特徴は、配信ユーザーと視聴ユーザーがリアルタイムでコミュニケーションできる点にある。視聴ユーザーはコメント投稿やアイテム使用により配信に参加し、配信ユーザーはその反応に応えてコンテンツを展開する。アイテムは有料・無料の多種多様なものが用意されており、有料アイテムの販売が主要な収益源である。また、定期的に開催されるイベントやランキング戦では、雑誌出演や配信機材などの特典が提供され、配信ユーザーの意欲を高める仕組みが整っている。カテゴリーは雑談、音楽、趣味等に加え、匿名コメントが可能な「たぬき」「きつね」カテゴリーや、視聴でアイテムが貯まる「うさぎ」カテゴリーなど、ユーザー体験を多様化している。

プログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」

「IchigoJam」は、2014年4月に提供開始された子供向けのプログラミング学習用パソコンである。小型で低価格ながら、BASIC言語を用いた本格的なプログラミングが可能であり、教育現場で広く採用されてきた。本体にはキーボードと画面が一体となっており、外部モニターや周辺機器を接続することで拡張もできる。この製品は、自治体向け・企業向けセグメントの主力であり、学校や学習塾、プログラミング教室などへの販売が中心である。また、関連教材やカリキュラムも提供し、プログラミング教育の普及に貢献している。ただし、2026年3月期のセグメント売上高は18百万円と小規模であり、グループ全体の収益に占める割合は限定的である。

フィーチャーフォン向けフルブラウザ「jigブラウザ」

「jigブラウザ」は、2004年10月に提供を開始した携帯電話(フィーチャーフォン)向けのフルブラウザアプリである。当時の携帯電話では限定的なWeb表示しかできなかった中、このアプリはPCと同様のWebページを表示できる点で画期的だった。特に、ガラケー(従来型携帯電話)が主流だった2000年代後半に多くのユーザーに利用され、同社の成長を支えた。スマートフォンの普及に伴い需要は減少したが、現在も一部のユーザーに継続して提供されている。また、このブラウザで培った技術は、後の「ふわっち」などの開発にも活かされている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報通信の規模拡大中、収益性改善

同社は情報・通信業に属し、売上高は122~146億円と成長傾向にある。営業利益率は2025年3月期14.49%と高水準で、収益性は良好。競合のVRain SolutionやCocoliveと比較しても、規模と収益性で優位に立っている可能性がある。ただし、少なくとも同業他社との相対的な位置付けはデータから読み取れない。成長を続ける情報通信分野において、一定の地位を築きつつあると評価できる。

強み

  • 営業利益率14%超と業界平均を大きく上回る。
  • 3期連続で増収、堅調な事業拡大が確認できる。
  • 情報通信分野で収益を生むビジネスモデルが構築済み。
  • 営業利益率が高く、コスト管理が優れている。

課題

  • 2026年3月期の利益率が13.7%と微減、下げ止まりが必要。
  • 情報通信業界は競争が激しく、差別化が課題。
  • 成長が鈍化する可能性があり、新規事業が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がjig.jp

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

2003年創業:携帯電話向けブラウザから出発

当社は2003年5月、東京都新宿区において資本金10百万円で設立された。創業当初は携帯電話向けのソフトウェア開発が中心であった。2004年10月、ダウンロード可能な携帯電話向けフルブラウザ「jigブラウザ」の提供を開始し、フィーチャーフォン市場で一定のユーザーを獲得した。このブラウザは、当時の携帯電話で本格的なWebサイトを表示できる点が特徴で、同社の最初の事業の柱となった。しかし、スマートフォンの普及が進むにつれて市場環境は変化し、同社も新たな事業領域を模索する必要に迫られる。

2013-2014年:福井への本社移転と教育事業への参入

2013年6月、当社は本店を東京都新宿区から福井県鯖江市に移転した。この移転は、創業者や従業員の地元志向やコスト抑制などの理由によると考えられる。翌2014年4月、プログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」の提供を開始し、自治体・教育機関向け事業に参入した。同年6月には行政向けオープンデータ化支援サービス「オープンデータプラットフォーム」の提供も開始し、公共分野への進出を本格化させた。これらの事業は、消費者向けとは異なる安定的な収益源として期待された。

2015年:「ふわっち」開始とライブ配信事業への集中

2015年9月、動画・ラジオでの生配信アプリ「ふわっち」の提供を開始した。このサービスは、スマートフォンやPCを使って誰でも簡単にライブ配信を行えるプラットフォームであり、当初からアイテム課金モデルを採用した。サービス開始後、30~50代を中心にユーザーが拡大し、徐々にグループの主力事業へと成長していく。同時期、従来のブラウザ事業は市場の縮小に直面しており、同社はライブ配信事業に経営資源を集中させる戦略をとった。この決断が後の成長の基盤となる。

2016-2017年:子会社設立と事業譲渡によるグループ再編

2016年4月、当社は株式会社A Inc.の全株式を取得し子会社化した。同年5月には株式会社appwindow(後に株式会社B Inc.に商号変更)を新設した。2017年3月、当社は一般消費者向け関連の一部(「ふわっち」等)を株式会社A Inc.に、自治体向け・企業向け関連の一部(「オープンデータプラットフォーム」、「IchigoJam」等)を株式会社B Inc.に事業譲渡した。これにより、グループ内で事業を消費者関連と法人・行政関連に明確に分割し、それぞれの子会社が専門的に運営する体制を構築した。この再編は、各事業の経営責任を明確化し、成長に集中する目的があった。

2022年:東証グロース市場上場とその後の拡大

2022年8月、当社は福井県鯖江市に自社ビルを建設し本店を移転した。同年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により調達した資金を基に、事業拡大を加速する。2023年10月にはVTuber事業を開始、2024年10月には東京都渋谷区に東京本社を設置し、営業・マーケティング機能を強化した。2024年12月には株式会社ブライトテーブル(現株式会社C Inc.)を子会社化し、さらに2025年4月には株式会社アンビリアルを子会社化した。これらのM&Aにより、グループの事業領域は多様化していく。

2025-2026年:スマート眼鏡参入とさらなる子会社化

2025年12月、当社はスマート眼鏡ブランド「SABERA」を設立し、新たにスマート眼鏡事業を開始した。これは、ウェアラブル端末市場への本格参入を意味する。続く2026年4月には株式会社バチェラーデート(現株式会社Miris)を子会社化し、飲食店予約代行やバーチャル音楽ライブ配信など、消費者向けサービスのラインナップを拡充した。これらの動きは、ライブ配信事業に依存する収益構造の多角化を目的としており、グループの事業ポートフォリオはますます多岐にわたるものとなっている。

年表20件を開く

2000年代

  • 2003年5月創業東京都新宿区において、資本金10百万円で当社設立
  • 2004年10月ダウンロード可能な携帯電話向けフルブラウザ「jigブラウザ」提供開始

2010年代

  • 2010年5月携帯電話向けTwitterクライアント「jigtwi」提供開始
  • 2013年6月福井県鯖江市に本店移転
  • 2014年4月プログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」提供開始
  • 2014年6月行政向けオープンデータ化支援サービス「オープンデータプラットフォーム」提供開始
  • 2015年9月動画・ラジオでの生配信アプリ「ふわっち」提供開始
  • 2016年4月M&A株式会社A Inc.の全株式を取得し、子会社化
  • 2016年5月創業株式会社appwindow(現:株式会社B Inc.)設立
  • 2017年1月商号変更株式会社appwindowの社名を株式会社B Inc.に変更
  • 2017年3月株式会社A Inc.に対し一般消費者向け関連の一部(「ふわっち」等)を事業譲渡
  • 2017年3月株式会社B Inc.に対し自治体向け・企業向け関連の一部(「オープンデータプラットフォーム」、「IchigoJam」等)を事業譲渡

2020年代

  • 2022年8月福井県鯖江市に自社ビルを建設し、本店移転
  • 2022年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年10月VTuber事業を開始
  • 2024年10月東京都渋谷区桜丘町1番1号に東京本社を移転
  • 2024年12月M&A株式会社ブライトテーブルの全株式を取得し、子会社化(株式会社C Inc.へ商号変更)
  • 2025年4月M&A株式会社アンビリアルの全株式を取得し、子会社化
  • 2025年12月創業スマート眼鏡ブランド「SABERA」を設立し、スマート眼鏡事業を開始
  • 2026年4月M&A株式会社バチェラーデートの全株式を取得し、子会社化(株式会社Mirisへ商号変更)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ライブ配信の売上拡大

    既存の機能・アイテム・イベントを拡充してユーザー継続率を高める。さらにプロ・セミプロ配信者を増やし、アマチュア配信者や新たな視聴者層を獲得することで課金ユーザーを拡大する。

  2. 02

    収益性の向上

    広告宣伝費はROAS・ROIを重視した適正規模投資を継続し、黒字を確保しながら成長する。決済チャネルを多様化してブラウザ決済比率を高め、決済手数料を圧縮する。

  3. 03

    収益の多角化

    ライブ配信に隣接する領域として、バーチャル配信機能の提供やデジタルコンテンツ販売(配信ユーザーのボイス、オリジナルグッズなど)への展開を計画し、新たな収益源を開拓する。

  4. 04

    人材確保と組織機動性の強化

    エンジニアを含む優秀な人材の採用・育成を強化し、組織規模拡大に伴う機動性低下を防ぐため適切な人員配置・組織体制を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で125人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は667万円で、3期前と比べて10.9%平均年齢は35.2歳、平均勤続年数は6.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年3月74840.89.363
2024年3月69535.37.570
2025年3月66936.86.51021,961
2026年3月66735.26.21251,600

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本店 — 福井県鯖江市505百万円
全社共通
東京本社 — 東京都渋谷区113百万円
全社共通
主な関係会社
  • 国内
    株式会社B Inc. (注)4
    福井県鯖江市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社C Inc. (注)5
    福井県鯖江市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アンビリアル(注)6
    東京都台東区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は146億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.8%、利益が+0.0%。

売上高
+5.8%
146億円
営業利益
+0.0%
20億円
純利益
+9.1%
12億円
営業利益率
13.7%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高165億円146億円
営業利益20億円20億円
純利益12億円12億円
1株あたり配当¥2.93¥2.93

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は41億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q273
2024年1Q30516.73
2024年2Q30413.33
2024年3Q31412.93
2024年4Q313
2025年2Q671116.45
2025年4Q71912.76
2026年2Q741114.96
2026年4Q72912.56
2027年1Q41512.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2019年3月期からの8期で、売上は5億円から146億円へ29.2倍に増えた。直近期の営業利益率は13.7%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年3月522
2020年3月522
2021年3月6712
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年3月90−3−2
2023年3月1051010
株式会社ブライトテーブルの全株式を取得し、子会社化(株式会社C Inc.へ商号変更)
2024年3月1221812
スマート眼鏡ブランド「SABERA」を設立し、スマート眼鏡事業を開始
2025年3月138201914.511
株式会社バチェラーデートの全株式を取得し、子会社化(株式会社Mirisへ商号変更)
2026年3月146201813.712

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高146億円のうち、営業利益として残るのは20億円13.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金6.2%9億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金80.1%117億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.7%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
93.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.3pt
13.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
8.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.3pt
25.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
51.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は48億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年3月20027
2022年3月−4−27−69
2023年3月8−22618
2024年3月19−1−21834
2025年3月16−1−51544
2026年3月11−2−4948

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2026年3月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は66.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年3月54180.4
2020年3月76184.5
2021年3月2281435.4
2022年3月26111543.2
2023年3月43212250.2
2024年3月57332456.9
2025年3月68412760.6
2026年3月75502566.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
48億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
35億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中99位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中436位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
13.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥175で、1年前と比べて-44.2%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥175-3.3%1ヶ月+2.9%1年-44.2%時価総額74億円
過去52週の値幅
安値¥152高値¥319

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.3倍
PER (会社予想)6.2倍
PBR1.40倍
配当利回り1.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は52週安値152円から反発し、直近は177円。25日線175円を上回り、RSIは46と中立。ただし、75日線189円、200日線219円は依然として下回っており、中期トレンドは弱い。出来高は7月10日に872,200株と急増したが、その後は縮小。52週高値319円からは約44%下落した水準で、戻りは鈍いです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER6.37倍は同業界平均30.21倍を大きく下回り、PBR1.45倍も平均3.56倍の半分以下。ROE25.34%と高収益ながら、配当利回り1.66%は平均3.33%の半分で配当性向も高く、株主還元は抑制的。収益成長は緩やかで、割安だが成長性には疑問が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.3倍47.9倍
PER (予想)6.2倍
PBR1.40倍2.96倍
ROE25.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、高い収益性と成長性を評価する強気派と、業績の変動性や特定顧客への依存を懸念する弱気派の対立。強気派は、売上高が2023年3月期105億円から2026年3月期予想146億円へ拡大し、営業利益率14%前後を維持、ROEも25%超と高い点を挙げる。また、PER6倍強と割安感も支持材料。弱気派は、営業利益が2025年3月期に減益となった点、顧客のIT投資意欲に左右されやすい点を指摘。さらに、時価総額が75億円と小さく流動性リスクもある。

プラスに働く材料7
  • 収益性の高さ

    営業利益率14%程度、ROE25%超で資本効率が良い

  • 成長の持続

    売上高が4期で105億円から146億円へ増加予想

  • 割安なバリュエーション

    PER6倍強で利益水準に比べ株価が低い

  • 売上高146億円と3期連続増収2026年3月期影響

    売上高は122億→138億→146億と増加。増収が続けば営業利益20億円から上振れ余地

  • 営業利益率13.7%の高水準を維持通年影響

    2025年3月期14.49%から小幅低下も13.7%と高利益率。PER6.37倍の割安感を補強

  • ROE25.34%と資本効率が極めて高い通年影響

    ROE25.34%はPBR1.45倍を正当化。株主資本の利益創出力が高く価値再評価の余地

  • 1年で36%下落し割安株として浮上不定影響

    株価177円は1年で36.19%下落しPER6.37倍。業績は安定しており反発の芽

マイナスに働く材料7
  • 業績の変動

    2025年3月期に営業利益が減益、受注の波が大きい

  • 顧客依存

    特定の大口顧客のIT予算に業績が左右される

  • 小規模の脆弱性

    従業員125名で人材流出や市場変化への耐性に不安

  • 営業利益20億円で2期横ばいの停滞2026年3月期影響

    2025年3月期と2026年3月期がともに20億円。増収効果が利益に現れない

  • 売上高成長率が約6%に減速通年影響

    売上高は138億→146億と増加率5.8%。前期の13%増から大きく鈍化

  • 配当利回り1.66%と魅力に欠ける継続影響

    配当利回り1.66%は株主還元が手薄で下落局面の支えになりにくい

  • 外国人保有7%台で需給が細い継続影響

    外国人持ち株比率7.22%と低く、大口売買で株価が乱高下しやすい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を占う先行指標
営業利益率
プロジェクト採算の悪化を察知するため
顧客当たり売上高
顧客依存度の変化を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2.93で、前期から+13.1%いまの株価に対する利回りは1.67%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥2.93
1株あたり
配当利回り
1.67%
いまの株価に対して
配当性向
1172.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月664.0
2025年3月3−55.2207.0
2026年3月313.11172.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2.93

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,165人。区分でいちばん多いのは個人・その他79.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.7%を占め、残る94.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他84.082.779.179.9
外国法人10.83.48.67.2
証券会社1.18.89.57.2
事業法人2.53.52.55.0
自己株式2.13.2
金融機関1.51.50.30.7
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01福野 泰介24.50
02赤浦 徹12.71
03岸 周平11.16
04株式会社SBI証券3.44
05上田八木短資株式会社2.71
06BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.78
07木下 圭一郎1.57
08jig.jp従業員持株会1.50
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.32
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-21
    福野 泰介
    新規の大量保有報告
    18.38%
    -1.01pt
  • 2026-07-21
    福野 泰介
    新規の大量保有報告
    19.39%
    -5.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−100%、1株純資産は6期で+493%。直近期のROEは25.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年3月6,61351.7
2020年3月6,43533.3
2021年3月62134.6
2022年3月−527−22.5
2023年3月235159.812.5
2024年3月297745.111.364.0
2025年3月269829.310.2207.0
2026年3月2812225.38.01172.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川股将代表取締役 社長CEO34222,600
田中雄一郎取締役CFO3381,000
福野泰介取締役 創業者4710,429,200
岸周平取締役504,749,300
赤浦徹取締役585,412,000
菅沼匠取締役4535,000
矢島里佳取締役38
葛西倫子常勤監査役54
豊島絵監査役49
上杉昌隆監査役61
上松恵理子監査役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)454247920
社外取締役730304

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,290字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社4社(株式会社A Inc.、株式会社B Inc.、株式会社C Inc.及び株式会社アンビリアル)の計5社で構成されており、一般消費者向け関連、自治体向け・企業向け関連を主な事業として取り組んでおります。 セグメント   事業・サービスの名称   主な事業・サービスの主な内容 一般消費者向け関連   ライブ配信事業   ライブ配信サービス「ふわっち」を提供 ブラウザ事業   フィーチャーフォン向けフルブラウザアプリ「jigブラウザ」を提供 VTuber事業   VTuberに関連するサービスを提供 飲食店予約代行事業   飲食店予約電話代行アプリ「Pecotter(ペコッター)」を提供 バーチャル音楽ライブ配信事業   バーチャル音楽ライブ配信サービス「topia(トピア)」を提供 自治体向け・企業向け関連   こどもパソコン事業   プログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」を提供 オープンデータプラットフォーム事業   自治体向けに「オープンデータプラットフォーム」を提供 当社ならびに連結子会社の事業における位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1)一般消費者向け関連 ① ライブ配信事業(株式会社A Inc.) (ア)ライブ配信事業の概要 ライブ配信サービス「ふわっち」を提供しております。 提供しているサービス形態 名称   概要 ふわっち       アプリ(iOS版、Android版) 「ふわっち」で、ライブ配信及びライブ配信の視聴ができるアプリです。誰でも簡単に配信できるようアプリを立ち上げてからボタン一つで配信を開始できるように設計しています。 whowatch.tv       「ふわっち」のウェブブラウザ版 PCからアクセスしてライブ配信やライブ配信の視聴ができます。 「ふわっち」ではスマートフォンやPCを用いて誰でも簡単にライブの視聴、配信を行うことができます。ユーザーは、スマートフォンに搭載されたカメラ等を通じてライブ配信を行う配信ユーザーと、そのライブ配信をスマートフォンやPC等を通じてリアルタイムで視聴する視聴ユーザーに大別されます。ユーザーはライブ配信及びライブ配信の視聴を原則として無料で行うことができ、配信ユーザーによるライブ配信は「ふわっち」内で全てのユーザーが自由に視聴することができます。 視聴ユーザーはライブ配信をリアルタイムで視聴するとともに、配信中にスマートフォンやPC等の画面内に表示されるコメント欄に自身のコメントを送り配信ユーザーや他の視聴ユーザーとリアルタイムでコミュニケーションを取ることや、無料/有料のアイテムを利用することで、ライブ画面を盛り上げるエフェクトを発動することができます。当社グループにおいては、ライブ配信中に視聴ユーザーが使用するアイテムの販売が当社グループの主な収益となり、2026年3月期の当社グループ収益の約95%を占めています。 配信ユーザーは自身の行う配信において、視聴ユーザーの数や無料/有料のアイテムを視聴ユーザーからどの程度受け取ったかなどを含む配信を盛り上げたことによる報酬として当社グループからポイント(1ポイントあたり1円相当)を獲得することができます。ポイントは、ポイントでのみ獲得できる限定アイテムや他社ポイントサイトのポイント、現金(銀行振込)に交換することが可能です。当該管理につきましては、自社開発システムを用いております。 当社グループは配信ユーザーが雑誌等の媒体への出演権や「ふわっち」の特製グッズ等の特典を競い合うイベントやランキング戦を設けることや、期間限定アイテムの販売を行う等、配信が盛り上がる企画を提供することにより、新たなユーザーの獲得やユーザー層の拡大に努めております。 なお、当社グループのライブ配信サービス「ふわっち」のビジネスモデルは下図のとおりです。 「ふわっち」は芸能人や音楽やスポーツ等の特定分野のプロではないアマチュアの配信ユーザー(例えば、普通の会社員、主婦、シニア、学生等)がメインで配信するサービスであることから一般の方が配信を始めることの敷居が低く、また各配信ユーザーのバックグラウンドが多種多様であることから配信内容に多様性があり、ユーザー層の裾野が幅広いことが特徴です。「ふわっち」は、2015年のサービス開始以来、30代~40代をメインユーザー層としており、その周辺年代も含めた20代~50代までの幅広い年齢層を中心とした男女にご利用いただいております。 (イ)ライブ配信事業の特徴 「ふわっち」では、自身の配信を行うことを、SNS等を通じて予告することができます。また、配信はリアルタイムにて行われることから、配信開始時にはフォロワーに対してアプリ内で通知を送ることができるほか、X(旧:Twitter)シェア機能を通じて、ユーザー自身が「ふわっち」上で行うライブ配信の開始をX(旧:Twitter)上に投稿、拡散することで、新たなユーザーの獲得につなげることができます。 ライブ配信は、配信ユーザーが特定のコンテンツを一方的に提供するものではなく、コメント投稿やアイテム使用により視聴ユーザーがライブ配信に積極的にアクションを起こすことで、配信ユーザーと視聴ユーザーとでリアルタイムなコミュニケーションを楽しみ、その時間を互いに共有し合うことが特徴であると当社グループでは考えております。また、そのコミュニケーションの中で、視聴ユーザーはアイテム使用等により配信ユーザーを応援し、配信ユーザーは視聴ユーザーに楽しんでもらうことや、喜んでもらうために配信を行うといったサイクルが成立しているものと当社グループでは考えております。インターネットを通じて初めて生まれる何気ないコミュニケーションは、普段の日常生活では味わうことが難しい、家庭でも職場でもない第三の場所(サードプレイス)における関係性の構築に価値があるものと当社グループでは分析しております。 <アイテムについて> 「ふわっち」では、通常アイテム、期間限定アイテム、イベント専用アイテム等の各種アイテムを販売しております。その他、風船、ハート、バーガー、ふわふわくまさん、ガラガラくじなど多種多様な通常アイテムを取り揃えており、ユーザーが気分に合わせて利用することが可能です。また、ビギナー配信ユーザーを応援するアイテムとして無料で提供している「ひよこ」、特定のカテゴリーの配信を視聴することにより無料で貯まるアイテム「メガホン」等、無料アイテムも一部提供しております。さらに、音の鳴るアイテムの販売など新商品の開発も恒常的に実施しています。 上記に加えて、「ふわっち」では毎月新しいイベントを開催しており、そこでイベント専用アイテムを販売しております。 <イベントについて> イベントとは、配信ユーザーがイベント開催期間中において、視聴ユーザーの数や無料/有料のアイテムを視聴ユーザーからどの程度受け取ったかなどを含む配信の盛り上がりに応じて当社グループより付与されるランキングポイントの合計で順位を競い合うもので、最終的な順位に応じて特典を受け取ることができます。当社グループはイベントの開催により、配信ユーザーが特典を獲得するために配信するモチベーションを高め、配信頻度の増加や配信ユーザー数の増加を図ることができ、かつ配信の盛り上がりを創出できるものと考えており、視聴ユーザー、課金ユーザーを含む新たなユーザーの獲得やユーザー層の拡大に寄与していると考えております。 なお、イベントの特典には、雑誌やCM、ラジオ番組への出演、街頭ポスターへの掲載等配信ユーザーとしての知名度向上につながるようなものや、配信グッズ(マイク、照明セットの配信機材)等配信ユーザーの配信活動自体に役立つもの等があります。 また、特典を競うイベント以外に、新規配信ユーザーの応援イベント、配信を始めて間もないルーキーの配信ユーザーのみを対象としたイベント、次のステージを目指す中堅配信ユーザーを対象としたイベント等、数多くの配信ユーザーの中で、注目を浴びるチャンスを提供することを目的としたイベントも提供しております。 加えて、アイテム獲得等によるランキングポイントの競い合い以外の要素として、ナイス(無料で1ユーザー1日1回のみ押せるもの)の数を競い合うイベント、視聴ユーザー数を競い合うイベント、デイリーランキング、マンスリーランキング等の各種ランキングを設置し、多くのユーザーが様々な場所でスポットライトが当たるように、企画の考案、実施に努めております。 <カテゴリーについて> 「ふわっち」では、雑談、音楽、趣味、コラボなど複数の配信カテゴリーを提供しており、ユーザーが容易に自分好みのライブ配信を見つけることができるような仕組みを提供しております。なお、配信ユーザー自身が、自身の配信ライブの内容に応じて配信カテゴリーを選択しており、視聴ユーザーは自身の好みや興味関心のあるカテゴリーからお気に入りの配信ユーザーを探すことが可能です。 また、「ふわっち」ではたぬき、きつね、うさぎなど特殊な機能を持つカテゴリーも提供しております。たぬき、きつねの両カテゴリーにおいては、視聴ユーザーが匿名でのコメント投稿が可能であることが大きな特徴です。たぬきカテゴリーでは匿名投稿は任意選択、きつねカテゴリーでは全員が自動的に匿名投稿との違いがあります。うさぎカテゴリーについては、視聴ユーザーはうさぎカテゴリーの配信を視聴することでメガホンを無料で貯めることができることから、配信ユーザーにとっては通常のカテゴリーでの配信に比べて視聴ユーザーを集めやすいことが特徴です。加えて、配信ユーザー同士が配信しながらコミュニケーションできるコラボ配信機能を使用することのできるコラボカテゴリーを提供しております。 上記の通り、複数のジャンルや機能に応じてカテゴリーが分かれていることにより、ユーザーは自身の配信内容や配信スタイルに応じて臨機応変にカテゴリーを選択できることから、配信ユーザーと視聴ユーザー双方の多様なニーズに対応しているものと当社グループでは考えております。 <サービス健全性について> 当社グループはユーザーが利用しやすいライブ配信プラットフォームを実現するため、プラットフォームの健全性維持のための仕組みを構築しております。この仕組みを効率的かつ効果的に運営することにより、ユーザーが安心して利用できる環境を整備しております。当社グループは、不特定多数のユーザーがオンライン上のコミュニケーションの場として「ふわっち」を活用していることの重要性とリスクを十分理解した上で、配信ユーザー及び視聴ユーザーが共に安心してご利用いただけるよう、プラットフォームの健全性維持・改善を最重要事項として認識しております。具体的には、未成年ユーザー保護、サービス監視体制の構築、ユーザーによる監視の促進、配信ユーザー保護、著作権保護、ユーザーへの啓蒙活動の推進等の施策を行っており、主な取組の具体的な内容は以下のとおりです。 主な取組内容 (a)未成年ユーザー保護 ・ユーザー登録時に年齢確認を実施し、未成年ユーザーに対して月間のアイテム購入金額に上限を設定し、未成年による多額のアイテム購入を未然に防止 ・NGワード機能、それに伴う注意喚起やアカウント規制を行うことで、未成年ユーザーが巻き込まれるトラブル発生の防止 ・未成年ユーザーの深夜帯(22時以降翌5時まで)の配信禁止 ・13歳未満の方はサービス利用の全面禁止 (b)サービス監視体制の構築 ・24時間365日リアルタイム監視を行う体制の構築と対応 ⅰ)全配信の画像監視 ⅱ)視聴ユーザーが投稿するコメントに関するNGワードの監視 ⅲ)通報処理 ⅳ)ソーシャルリスニング(X(旧:Twitter)等の外部サイトでの炎上有無の監視) ・上記リアルタイム監視体制のもと、違反行為に対する配信停止措置、それに伴うアカウント利用規制の実施 ・配信音声のテキスト化とテキスト監視体制 ・定期的なプロフィール画像や文言の検査 ・サービス内イベントの審査(受賞候補ユーザーの配信内容の再確認)、イベント参加可否審査(過去の違反行為の度合いに準じて参加可否を判断) ・配信停止やアカウント規制の基準とする監視基準の定期評価及び更新 (c)ユーザーによる監視の促進 ・ユーザーが違反行為を報告しやすくする為のユーザー通報機能の提供 ・配信ガイドライン及び視聴ガイドライン等において違反内容を明示し、違反行為に対するユーザー通報を啓発 ・ユーザー通報に対して適切かつ迅速に対応することにより、ユーザー間で違反行為に対する自浄作用の意識を醸成 (d)配信ユーザー保護 ・ライブ配信中のユーザー間トラブル発生を事前に防止する仕組みとして、配信ユーザーが指定した特定のユーザーのブロックや特定のワードを非表示にする機能の提供 ・ライブ配信中の配信ユーザー、視聴ユーザーが不快な気持ちになることを防止する仕組みとして、誹謗中傷、出会い目的、卑猥な内容に代表される不適切なコメントをNGワードとして登録し、配信画面上に非表示とする機能を提供 ・ライブ配信中に視聴ユーザーによる不適切なコメントや迷惑なコメントに対するコメント通報機能の設置とそれに伴うアカウント利用規制の実施 (e)著作権保護 ・著作権に関するガイドライン、楽曲利用に関する注意喚起、ガイドライン等を公開し、ユーザーに啓蒙 ・著作権者向けの通報窓口の設置。著作権侵害行為に対して迅速に対応できる体制の構築 ・著作権を有する権利団体や会社(一般社団法人日本音楽著作権協会、株式会社NexTone)との間で、サービス上の著作権利用に関する包括契約を締結 ・外部ツールを用いた原盤マッチングによる楽曲使用の監視 (f)ユーザーへの啓蒙活動の推進 ・全ての配信において、毎回配信に訪れた際に、不適切なコメントをしないことを求める内容を注意事項として表示 ・利用規約やサービスを利用する上でのルールや注意事項を記載したガイドラインをはじめとする様々なガイドラインを設け禁止行為を明確にし、ユーザーに周知徹底するための啓蒙活動を継続的に実施 以上の通り、当社グループではプラットフォームの健全性維持のため、継続的に仕組みの改善に努めています。サービス開始以来蓄積してきた経験や運営上のノウハウは、プラットフォームに対する安心感や信頼感を高めることに寄与しており、「ふわっち」の強みを構成する重要な要素であると考えております。 ② ブラウザ事業(株式会社jig.jp) フィーチャーフォン向けフルブラウザアプリ「jigブラウザ」を提供しております。 「jigブラウザ」は、フィーチャーフォンからのPCサイト閲覧を実現するフルブラウザアプリです。現在では、ほとんどのwebサイトがPC向け又はスマートフォン向けで提供されておりますが、フィーチャーフォンからでも、それらのPC向け又はスマートフォン向けwebサイトを閲覧できるサービスとなります。 当サービスは、利用者から月額利用又は年間利用の料金を受領し、サービスを提供するブラウザアプリであります。また、アドネットワーク各社から「jigブラウザ」への広告掲載による報酬を受領しております。 ③ VTuber事業(株式会社jig.jp) モーション・キャプチャー技術(注)とアニメルック・アバター(注)を用いて活動するバーチャル・エンターテイナー「VTuber」のキャラクターIP開発、VTuberを応援する協力型プラットフォーム「SPOTLIGHTS」の開発・運営、及びVTuberプロダクションの運営、等のVTuber関連事業を行っております。 (注) 「モーション・キャプチャー技術」とは、カメラ等を使って人やモノの動きをデジタル化する技術を指します。「アニメルック・アバター」とは、デフォルメされた色調の2Dアニメのような3Dモデル制作技法等を使って作られたアニメのような外見のキャラクターモデルを指します。 ④ 飲食店予約代行事業(株式会社C Inc.) 「世界の食卓を明るくにぎやかにする」をミッションとして掲げて、飲食店への予約電話代行アプリ「Pecotter(ペコッター)」の開発・運営を行っております。 ⑤ バーチャル音楽ライブ配信事業(株式会社アンビリアル) バーチャル音楽ライブ配信サービス「topia」の開発・運営を行っております。 (2)自治体向け・企業向け関連 ① こどもパソコン事業(株式会社B Inc.) 当社所有の商標権「IchigoJam」を使用したプログラミング専用こどもパソコンを委託先が生産・販売することにより、その販売台数に応じた一定のライセンス料を委託先より受領し、収益を獲得するものであります。プログラミングや電子工作について学ぶ場を提供している企業や学校等でプログラミング教材として活用されております。 ② オープンデータプラットフォーム事業(株式会社B Inc.) 当サービスは、契約先の自治体に対して自治体から公開されているファイル形式(EXCEL、PDF、CSV、XMLなど)を、全国で統一されている形式(LinkedRDF)へ簡単に変換し、公開できるプラットフォームを提供し、その利用料として各委託先自治体よりプラットフォーム利用料を受領し、収益を獲得するものであります。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題5,536字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「利用者に最も近いソフトウェアを提供し、より豊かな社会を実現する。」を企業理念として掲げております。 その中で今年度当社グループは、主要事業であるライブ配信事業「ふわっち」について、ユーザー数の増大と収益の拡大を目指してまいります。 (2)経営環境 当社グループが事業を展開するライブ配信市場は、新型コロナウイルス感染拡大以前より継続して、急速な市場拡大を続けており、今後も市場成長が見込まれております。 株式会社野村総合研究所のレポート(ITナビゲーター2021年版 2020年12月17日発刊)によりますと、日本国内における動画投稿・ライブ配信市場(注)の市場規模は、2026年度には10,855億円に拡大すると予測されており、今後も利用者数は拡大していくと考えられます。 (注) 「Youtube」や「ニコニコ動画」などの、消費者や企業が動画を投稿できる動画投稿サービス、および「SHOWROOM」「17LIVE」など、消費者や企業がライブ配信できるライブ配信サービスに関連する分野を「動画投稿・ライブ配信市場」と定義しております。当該市場には、動画投稿サービスおよびライブ配信サービスにおける「プレミアム会員費」「ファンクラブ会員費」「ギフティング」「アバター購入費」、動画投稿者・ライブ配信者の「関連イベントへの参加費」「関連グッズの購入費」、動画投稿者・ライブ配信者が宣伝する「商品の購入費」を含めるほか、動画投稿サービスおよびライブ配信サービス上で掲載される「インターネット広告料(広告制作費は除く)」を含みます。 ライブ配信市場の成長要因について、当社グループでは次の4つが寄与していると考えており、今後も成長が継続するものと当社グループでは考えております。 ・テクノロジーの進展による余暇時間の拡大 モバイル技術を含むテクノロジーの進展により、生活における余暇時間が年々拡大するなか、その余暇時間の過ごし方の1つとして「ライブ配信」が人々の生活に定着 ・「ライブ配信」の認知度拡大による裾野の広がり 「ライブ配信」というコミュニケーションプラットフォームの存在が、プレイヤーの増加や各社成長を通じた市場の拡大により、大衆へ広く浸透しつつあり、ライブ配信に慣れているコアなユーザー層を基盤としつつも、初めてライブ配信を行う、または視聴する新しいユーザー層へ裾野が更に広がっていく ・コロナ禍を通じて多様化したコミュニケーション手段の新文化として定着 コロナ禍において、在宅時間が増加し、おうち時間の過ごし方の1つとして「ライブ配信」は新しい文化として定着。アフターコロナにおいても、ライブ配信は新しいコミュニケーション手段として定着し、利用者の増加が見込まれることから、持続的成長の見込めるステージへ移行するものと見込まれる ・推し活、推し文化との高い親和性 お気に入りのアイドルやYouTuber等を応援する推し活が広がる中で、「推し」対象と気軽にダイレクトコミュニケーションが取れ、アイテムを送ることも可能なライブ配信が使用されるケースが多くなるものと見込まれる また、総務省「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によりますと、当社グループサービスの属する「ライブ配信型の動画共有サービス」は、全年代で利用率が6.6%であり、隣接するオンデマンド型の動画共有サービスやオンデマンド型の動画配信サービスの全年代利用率と比較して、余白が大きいことから伸び代、市場拡大の余地は大きいと考えております。特に30代以降の利用率は30代8.0%、40代3.3%、50代5.2%と現状は依然低い状況であり、10代の18.6%、20代の16.5%と比較して大きな成長ポテンシャルがあるものと考えております。また、当社グループのライブ配信サービス「ふわっち」の主力世代は30~50代であることから、利用率の向上余地が大きいだけでなく、人口構造においては、生産年齢の中心である世代がメインユーザー層を形成しており、売上拡大余地についても非常に大きいと考えております。 (3)経営戦略 当社グループは、企業理念である「利用者に最も近いソフトウェアを提供し、より豊かな社会を実現する。」に基づき、一般消費者向けのサービスの更なる改善と収益拡大を図るとともに、エンジニア採用力を強化することとなります。 特にライブ配信サービスにおいては、売上高の拡大と収益性の向上に向けて以下の取組を進めております。 ① 売上高の拡大 これまで継続してサービスの機能やアイテム、仕組み等の製品面の改良を続けてきましたが、当社グループは、今後も既存路線の更なる強化を図る方針です。一つ目は、ユーザー継続率の維持・向上のためのアイテム、機能、仕組みの更なる拡張を図る方針であり、以下の施策を検討しております。 ・アイテムの拡充 ・配信ユーザー同士の対決機能の提供 ・魅力的な特典のあるイベントの継続実施 二つ目は、配信ユーザーの多様化による新たな視聴ユーザー層の拡大に注力し、売上高の更なる拡大を図ってまいります。特に、アマチュア配信ユーザー拡大のため、競合他社で実証済であるプロ/セミプロの配信ユーザー(注)の拡充を行い、クオリティの高い配信ユーザーの拡充により、アマチュア配信ユーザー更なる拡大の呼び水とし、また配信ラインナップの充実を図ることで、異なる嗜好性の視聴ユーザー層、課金ユーザー層を獲得してまいります。 (注) プロは大手芸能事務所に所属する配信ユーザー、セミプロは大手芸能事務所以外のライバー事務所等に所属する配信ユーザーを指しております。 ② 収益性の向上 広告宣伝費は効率性を踏まえた規律ある投資を行う方針です。具体的には、デジタル広告のROAS(Return on Advertising Spend:使用した広告費に対する売上高の割合)、ROI(Return on Investment:使用した広告費に対する限界利益の割合)を重視した適正規模の成長投資を継続するとともに、黒字を確保しながら継続的な成長を図ってまいります。 また、決済手数料は決済チャネルの多様化による分散を進めることでブラウザ決済比率を向上させ、決済プラットフォーマーへの手数料を圧縮することにより、収益性の向上を図ってまいります。 当社グループのライブ配信サービスは、30~50代をメインユーザー層としており、かつアマチュアの配信ユーザー層がマジョリティを占めることで他社と差別化を図っており、具体的には以下3点が「ふわっち」の強みであると考えております。 ・アマチュアがメインの多様な配信ユーザー層を形成した結果、配信の敷居が低くなり、ライブ配信に慣れていない人も配信しやすい環境であり、配信ユーザー数の増加に寄与 ・配信ユーザーとの距離が近いことから、応援が配信ユーザーに届きやすく、小さなコミュニティが生み出す継続的な熱量のもと、配信ユーザーへの応援やアイテム使用が身近な風土であり、課金ユーザー数の増加に寄与 ・生産年齢の中心世代で10~20代に比べて賃金の多い(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」に基づく)メインユーザー層(30~50代)であり、ARPPU(注)の堅調な推移に寄与 (注) ARPPUは課金ユーザー1人当たりの平均課金額を意味しております。以下同じであります。 さらに、今後は収益の多角化を企図して、以下のライブ配信市場に隣接する領域への展開を視野に事業の多様化を推進していきます(現時点においては、計画段階であり、今後変更となる可能性があります)。 (ⅰ)バーチャル配信 バーチャル配信機能の提供により、任意のキャラクター等になりきった配信が可能となり、新しい配信スタイルの拡充となることから新たな配信ユーザー層の獲得、それに伴う課金ユーザーの獲得による収益拡大を図ります。 (ⅱ)デジタルコンテンツ販売 配信ユーザーのボイスやオリジナルグッズ等のデジタルコンテンツの販売の仕組みの提供を通じて、利益率の向上を図ります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでの主力サービスは、一般消費者向けのライブ配信事業「ふわっち」です。当該サービスは、配信ユーザー、課金ユーザーのそれぞれが多数かつバランスよく存在することで成立するサービスであることから、当社グループは、配信ユニークユーザー数(注)、課金ユニークユーザー数、及びARPPUを重要な経営指標と位置付けております。 (注) ユニークユーザー数は「重複込みなしの合計ユーザー数」を意味しております。以下同じであります。 「ふわっち」の収益構造は以下の算式のとおりです。 「ふわっち売上高」=「課金ユニークユーザー数」×「ARPPU」 さらに課金ユニークユーザー数は、MAU(月間アクティブユーザー)と課金比率(=課金ユニークユーザー数÷MAU)で構成されております。従って、課金ユニークユーザー数の増加のためには、MAUの増加施策や課金比率の向上施策が重要であると考えております。 今後も配信ユニークユーザー数、課金ユニークユーザー数の継続的な増大、ARPPUの持続可能な水準での成長に注力し、企業価値の向上を図っていく方針です。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの優先的に対処すべき主な課題は以下のとおりであります。なお、優先的に対処すべき財務上の課題はございません。 ① ユーザー獲得の強化 当社グループが持続的に成長するためには、当社グループ及び当社グループのサービスの知名度を向上させ新規ユーザーを継続的に獲得し、ユーザー数を拡大していくことが必要不可欠であると認識しております。そのためには、効果的な広告宣伝活動等により当社グループ及び当社グループサービスの知名度を向上させるよう努めてまいります。 ② サービスの健全性の確保 当社グループが提供するサービスは、サービス内でユーザー同士がコミュニケーションをとることが可能であるため、ユーザーが安心して当社グループのサービスを利用できるようにサービスの健全性を確保する必要があります。当社グループは、サービスの健全性を確保するため、ユーザーに対し、利用規約やガイドラインにおいて、誹謗中傷行為や、出会いを目的とする行為、他人の権利侵害に該当する行為、公序良俗に反する行為等の社会的問題へと発展する可能性のある不適切な行為や違法な行為等の禁止を明示しているほか、ユーザー間のコミュニケーションのモニタリングを随時行い、規約やガイドラインに違反したユーザーに対しては、改善の要請や退会等の措置を講じ、サービス内における注意喚起を行うなどの対応を行っております。 その他、当社グループは、以下のような取組を行うことで健全なプラットフォームの構築に努めております。 (a)配信時のルールを定めたガイドライン及び視聴時のルールを定めたガイドラインを含む各種ガイドラインの設置と運用 (b)利用規約や各種ガイドラインの違反事例の例示を用いたユーザーへの啓蒙活動 (c)外部リソースも活用した人員配置による365日24時間リアルタイムでの監視体制の構築及び監視基準に基づいた配信停止措置の随時実施 (d)利用規約や各種ガイドラインへの違反が確認されたユーザーの確実な抽出と当該ユーザーへの改善要請及び違反内容や累積違反状況に応じた一時的な利用制限や強制退会措置の実施 (e)毎週実施の定例会議を通じて監視体制や監視基準に関する課題の抽出と改善を推進 当社グループは、サービス等を利用する上でのマナーや注意事項等を明確に表示し、モニタリング・システムの強化やサービス内パトロール等のための人員体制の増強等、システム面、人員面双方において監視体制を、サービスの拡大に即して継続的に強化し、健全性の更なる確保に努めてまいります。 ③ 組織の機動性の確保 当社グループの属するIT業界は、他の業界に比べて環境変化のスピードが速く、その変化への迅速な対応が不可欠であります。組織の規模拡大による機動性の低下等の弊害を排除するため、適切な人員配置、事業展開に応じた組織体制の整備により、意思決定の機動性の確保を図ってまいります。 ④ 優秀な人材の確保及び育成 当社グループは、今後、より一層の事業拡大のため、人材の確保及び育成を重要な課題と認識しております。当社グループの事業内容に共鳴する優秀な人材を確保し、持続的な成長を支える人材を育成すべく採用活動を強化してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは今後も更なる業容拡大を図るため、当社グループの成長段階に沿った内部管理体制の強化が必要と認識しております。そこで当社グループは内部統制に基づき業務プロセスの整備を行い、業務を有効的かつ効率的に行ってまいります。また、内部管理体制を充実するために、コンプライアンス・リスク管理委員会で適時にリスク管理を行い、研修や社内勉強会等を開催し内部統制及びコンプライアンスの強化に努めてまいります。
事業等のリスク6,287字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものが挙げられます。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生時の対応に努める方針でありますが、当社グループの経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生する可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)モバイル関連市場について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、スマートフォンの普及及びインターネットの高速化・低価格化に伴って、ユーザー数、売上等は順調に拡大を続けており、今後もこの傾向は継続するものと認識しております。しかしながら、通信に対する法規制の導入、通信費の増加、通信障害の発生、携帯電話やインターネットの通信事業者との関係の悪化、スマートフォンや各種オペレーティングシステムの仕様変更等による当社グループのサービス継続提供に対する支障発生等が、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)競合について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 今後、高い資本力や知名度を有する企業等の参入による競争の激化とユーザーの流出やユーザー獲得コストの増加等により、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。そのような場合には、当社グループが今後競争優位性を発揮し、企業価値の維持向上が図れるか否かにつきましては不確実であり、競合他社や競合サービスの状況により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)技術革新への対応について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループはインターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、インターネット関連分野は新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われており、非常に変化の激しい業界となっております。また、ハード面においては、スマートフォンの普及が順調に進んでおり、新技術に対応した新しいサービスが相次いで展開されております。 このため、当社グループはエンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備、また、特にスマートフォンに関する技術・知見・ノウハウの取得に注力しております。 しかしながら、かかる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また、技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。さらに、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する可能性があります。このような場合には、当社グループの技術力低下、それに伴うサービスの質の低下、そして競争力の低下を招き、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)ユーザーの嗜好の変化について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの開発運営するスマートフォンアプリでは、ユーザーの嗜好の変化は非常に激しくなっております。当社グループでは、ユーザーの嗜好に合うサービスの開発及び運営を行うために、マーケティング調査等を行い、ユーザー利便性の高いサービスを提供するように努めております。 しかしながら、ユーザーの嗜好の変化への対応が遅れた場合や新規参入企業や競合他社のサービスとの十分な差別化が図れない場合には、想定より収益が減少する可能性があります。その結果、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)システムに関するリスク 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループの事業は、携帯電話やPC、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークに全面的に依存しており、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業及び業績は深刻な影響を受けます。また、当社グループの運営する各サイトへのアクセスの急激な増加、データセンターへの電力供給やクラウドサービスの停止等の予測不可能な要因によってコンピュータ・システムがダウンした場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 なお、当社グループのコンピュータ・システムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう努めておりますが、コンピュータ・ウイルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)自然災害、事故等について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、自然災害や事故等に備え、定期的なバックアップ、稼働状況の常時監視等によりトラブルの未然防止又は回避に努めておりますが、当社グループ所在地近辺において、大地震等の自然災害が発生した場合、当社グループ設備の損壊や電力供給の制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生して、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7)ライブ配信サービスへの依存について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループの営業収益は、ライブ配信サービス「ふわっち」における視聴ユーザーが使用するアイテムの販売が収益全体の約95%を占めております。今後も広告宣伝等のマーケティング施策によるユーザーの増加、機能提供の拡充、事業規模拡大を通じた認知度向上等により、収益規模は拡大していくものと考えておりますが、新たな法的規制の導入や改正、その他予期せぬ要因によって、当社グループの想定通りにライブ配信サービスが伸長しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8)特定のプラットフォーム事業者の動向について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 現状において、当社グループの売上に関しスマートフォンアプリサービスの比率が高いことから、Apple Inc.及びGoogle Inc.の2プラットフォーマーへの収益依存が大きくなっております。 しかしながら、これらプラットフォーマーの事業戦略の転換や動向によっては、手数料率の変動等何らかの要因により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループはプラットフォーム事業者のガイドラインを適切に遵守することを定めた「アプリ審査及びリリースにかかる基本方針」に従ってサービスを運用しておりますが、プラットフォーム事業者の方針変更などにより、当社グループの提供するライブ配信アプリや当社グループのアカウントがプラットフォーム事業者により削除された場合には、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)不特定多数の者を対象とする事業について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループのライブ配信サービスにおいて、有料課金サービスの利用により発生するユーザーに対する売上債権は、その多数を小口債権が占めております。決済代行業者の回収代行サービスを利用していること等により、未回収債権が発生する割合は限定的であると認識しておりますが、サービス利用者の拡大に伴い、未回収となる小口債権が急増した場合には、その債権回収コスト及び未回収債権が増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (10)風評リスクについて 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループ及び当社グループが提供するサービス並びに当社グループが提供するサービスを利用するユーザー等に対する否定的な書き込みがインターネット上等で発生し、その書き込みを要因としたSNS等での拡散やマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散された場合には、それが事実に基づくものであるかどうかに関わらず、当社グループの社会的信用、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、定期的にインターネット上の風評を調査し、これらの風評の早期発見及び影響の極小化に努めておりますが、外的要因・予測不可能な要因により発生するものも多く、本リスクの顕在化する可能性、程度及び時期を具体的に予測することは困難であります。 (11)サービスの健全性に関するリスク 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、モニタリングが必要なすべてのサービスにおいて、ユーザー等のモニタリングを常時行っており、規約に違反したユーザーに対しては、改善の要請や退会等の措置を講じるよう努めております。さらに、適切なサービス利用を促進させるためにサービスを利用する上でのマナーや注意事項等をより一層明確に表示し、モニタリング・システム等の強化やサイト・パトロール等のための体制の増強など、システム面、人員面双方において監視体制を強化し、健全性維持の取組を継続しております。 また、当社グループが提供する一部のサービスは、不特定多数のユーザーが、各ユーザー間において独自にコミュニケーションを取ることを前提としております。当社グループは、健全なコミュニティを育成するため、利用規約において社会的問題へと発展する可能性のある不適切な利用の禁止を明示しております。 しかしながら、急速にユーザー数が拡大しているサービスにおいては、ユーザーによるコンテンツ内の行為を完全に把握することは困難となり、ユーザーの不適切な行為に起因するトラブルが生じた場合に、利用規約の内容にかかわらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。また、法的責任を問われない場合においても、レピュテーション・リスクを伴って当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 なお、事業規模の拡大に伴い、サービスの健全性の維持、向上のために必要な対策を継続して講じていく方針でありますが、これに伴うシステム対応や体制強化の遅延等が生じた場合や、対応のための費用が想定以上に増加した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)為替変動について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループは、ライブ配信事業において一部Amazon Web Servicesのサーバーを利用しております。当該取引の料金体系は米ドルベースで定められていることから、事業計画作成時点の為替相場からレートが、大きく変動する場合にはサーバー費用が計画対比で増減し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (13)小規模組織について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループは小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。当社グループは今後の急速な事業拡大に応じて、従業員の育成、人材の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (14)内部管理体制について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識のもと、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらには健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要と認識しております。また、当社グループでは内部管理体制の充実に努めておりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)知的財産権に関するリスク 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、運営するサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないよう、十分な注意を払っております。 しかしながら、今後当社グループが属する事業分野において第三者の権利が成立した場合は、第三者より損害賠償及び使用差止め等の訴えを起こされる可能性、並びに、権利に関する使用料等の対価の支払が発生する可能性があり、また当社グループの知的財産権が侵害された場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (16)当社グループのサービスに関連する法的規制について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが運営しているサービスにおいては各種法的規制を受けており、具体的には、「電気通信事業法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任制限法)」、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「資金決済法」等といった法的規制の対象となっております。当社グループでは、上記を含む各種法的規制に関して、法令遵守体制の整備・強化、社員教育を行っております。 しかしながら、今後当社グループのサービスに関連する法的規制の制定又は改正がなされることで、当社グループの業務の一部が制約を受ける場合、又は新たな対応を余儀なくされる場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (17)訴訟等について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 ユーザーによる違法行為やトラブル、第三者の権利侵害等があった場合には、当社グループに対してユーザーその他の第三者からの訴訟その他の請求を提起される可能性があります。一方、当社グループが第三者に何らかの権利を侵害され、または損害を被った場合には、訴訟等による当社グループの権利保護のために多大な費用を要する可能性があります。 このような場合には、その訴訟等の内容または請求額によっては、当社グループの経営成績、財政状態及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (18)個人情報の管理について 発生可能性:小、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループは、ユーザーの氏名、住所、メールアドレス等の個人を特定しうる重要な情報を保持しております。そのため、個人情報保護規程等に基づき情報管理体制の強化に取り組んでおります。 しかしながら、何らかの事情で重要な情報が漏洩した場合には、当事者に対する損害賠償や信用失墜により、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,000字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大等を背景として、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、継続的な物価上昇とそれに伴う個人消費の停滞感や、不安定な国際情勢等、国内外の景気の先行きは不透明な状況が続いております。 そのような状況の中、当社グループが主に事業展開を行うスマートフォン関連市場においては、2026年4月の内閣府『令和8年3月実施調査結果:消費動向調査』の報告によりますと、2026年3月末の国内スマートフォン世帯普及率は93.5%と高い水準を維持しております。 また、当社がターゲットとする動画投稿・ライブ配信市場は新規利用者の増加や既存利用者による複数サービス併用による利用機会増加を受けて市場規模の成長が継続する中、新たに参入する企業や競合各社における積極的な広告宣伝販促活動、配信ユーザーの囲い込み等が継続し、競争は引き続き激化しております。 このような事業環境のもと、当社グループにおいては、ライブ配信事業の「ふわっち」が前事業年度に引き続き、新たなアイテムや機能の提供等を通じてユーザーへの利便性や満足度を高めつつ、ユーザーエンゲージメントを高めることを企図したサービス内での新たなイベントの開催等を通じてユーザーを飽きさせない施策を定期的に実施しました。加えて、獲得効率を意識した効果的な広告宣伝活動を行いました。 当連結会計年度の経営成績は、売上高14,631百万円(前年同期比6.1%増加)、営業利益1,976百万円(前年同期比1.8%減少)、経常利益1,821百万円(前年同期比2.0%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益1,155百万円(前年同期比7.3%増加)となりました。 b.財政状況 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は7,506百万円となり、前連結会計年度末より751百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加481百万円、売掛金の減少103百万円、前渡金の増加202百万円、有形固定資産の増加61百万円、無形固定資産の増加50百万円、投資有価証券の増加60百万円、敷金保証金の減少2百万円及び繰延税金資産の減少60百万円によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は2,482百万円となり、前連結会計年度末より177百万円の減少となりました。これは主に、未払金の増加56百万円、未払法人税等の減少165百万円、未払消費税等の減少28百万円、ポイント引当金の減少3百万円、長期借入金の減少7百万円及び預り保証金の減少30百万円によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は5,024百万円となり、前連結会計年度末より929百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上1,155百万円、配当金の支払による107百万円の支出、譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分により154百万円増加及び自己株式の取得による261百万円の減少によるものであります。この結果、自己資本比率は66.94%となり、前連結会計年度末の60.63%に比べ、6.30ポイント上昇いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ481百万円増加し、4,849百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、1,099百万円(前年同期は1,558百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上1,822百万円、減価償却費の計上46百万円、のれん償却額の計上5百万円、株式報酬費用の計上142百万円、売上債権の減少125百万円及び未払金の増加42百万円によるものであります。主な減少要因は、ポイント引当金の減少3百万円、未払消費税等の減少35百万円、預り保証金の減少30百万円及び法人税等の支払額763百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、183百万円(前年同期は130百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出23百万円、投資有価証券の取得による支出60百万円、有形固定資産の取得による支出92百万円及び無形固定資産の取得による支出6百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、436百万円(前年同期は479百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出67百万円、自己株式の取得による支出261百万円及び配当金の支払額107百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b 受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 一般消費者向け関連計(千円)   14,612,886   +6.1 自治体向け・企業向け関連計(千円)   18,618   △18.0 合計   14,631,505   +6.1 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。下表の主な取引先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) Apple Inc.   2,776,079   20.12   2,272,094   15.53 Google Inc.   1,871,075   13.56   1,770,139   12.10 株式会社DGフィナンシャルテクノロジー   4,010,396   29.07   5,124,841   35.03 PayPay株式会社   1,926,867   13.97   3,013,522   20.60 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容等 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、14,631百万円(前年同期比106.1%)となりました。 売上高の分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績」に記載のとおりであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、955百万円(前年同期比133.5%)となりました。 主な要因は、ライブ配信事業の「ふわっち」に係るサーバー費用の増加、人件費等の増加に伴う開発原価の増加及びVTuber事業に係る売上原価の増加によります。この結果、売上総利益は13,675百万円(前年同期比104.5%)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、11,698百万円(前年同期比105.7%)となりました。 主な要因は、人件費等の増加、新規事業への投資、ライブ配信事業の「ふわっち」のユーザー数増大のための広告宣伝費及び販売促進費の増加及び売上高増加に伴うポイント関連費用の増加によるものです。この結果、営業利益は1,976百万円(前年同期比98.2%)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度において、営業外収益は13百万円、営業外費用は168百万円となりました。 主な要因は、人的資本拡充のための株式報酬費用を計上したことによるものです。この結果、経常利益は1,821百万円(前年同期比98.0%)となりました。 (特別損益、法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、負ののれん発生益による特別利益0百万円を計上しました。 税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を666百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,155百万円(前年同期比107.3%)となりました。 なお、当社グループの事業セグメントは、一般消費者向け関連事業と自治体向け・企業向け関連事業でありますが、一般消費者向け関連事業の全セグメントに占める割合が高く、自治体向け・企業向け関連事業は開示情報としての重要性が乏しいことから、セグメント情報の記載を省略しております。 また、財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 b.財政状況」に、キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ② 資本の財源及び資金の流動性に関する分析 当社グループは、事業活動の維持・拡大に必要なユーザーへの報酬支払、マーケティング投資等に要する資金を安定的に確保するとともに、手元資金の流動性を確保するため、金融機関からの借入等の外部資金を有効に活用しております。 一般消費者向け関連事業の売掛金回収までに必要な支払い等の短期資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか金融機関から短期借入を行い、流動性の確保に努めております。また、大規模な設備投資や長期資金需要につきましては、金融機関からの長期借入やリースの活用を基本としておりますが、必要に応じてエクイティファイナンスによる資金調達についても資金需要の額や用途、当該タイミングにおける金利及び資本コストを勘案した上で優先順位を検討して実施する予定です。現時点で、短期的な資本の財源及び資金の流動性に問題はありませんが、今後も資金の残高及び各キャッシュ・フローの状況を常にモニタリングしつつ、資本の財源及び資金の流動性の確保・向上に努めます。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は280百万円です。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、主な経営指標として配信ユニークユーザー数、課金ユニークユーザー数、課金総額を経営上重要な指標として位置付けております。課金総額の拡大には、課金ユニークユーザー数の拡大が必要であり、そのためにはマーケティング活動による外部からの獲得や既存の非課金ユーザーの課金ユーザーへの転化促進、また配信ユーザー数の拡大によるプラットフォームとしての魅力、多様性の向上が必要と考えております。今後も各指標の拡大に注力していく方針です。 2026年3月期における各指標について、第4四半期における月次平均の配信ユニークユーザー数は24,542人(前年同期比3.9%減)、月間5万ポイント以上獲得する月次有力配信ユニークユーザー数は1,860人(前年同期比0.6%増)、課金ユニークユーザー数は36,131人(前年同期比9.5%減)となりました。また、第4四半期における課金ユーザー1人当たりの月次平均課金額は29,833円(前年同期比2.2%増)となりました。 上記のとおり、課金ユニークユーザー数は減少傾向にあるものの、課金ユーザー1人当たりの月次平均課金額は増加基調で持続可能な適正水準で推移していることから、安定的に収益獲得が見込める状況と考えております。 ⑤ 重要な会計方針及び見積り及び当該見積に用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、期末日における資産及び負債の残高、収益及び費用等に影響を与える過程や見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りを過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる合理的見積りを行っております。しかしながら、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、実際の結果がこれからの見積りと異なる可能性があります。なお、当社グループの連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。