概要
パワーソリューションズは2002年設立のITサービス企業で、主に資産運用会社などの金融機関向けにDX推進・DXコンサルティングを提供する。業務プロセス全体を俯瞰し、汎用システムをエンドユーザーが使いやすく最適化する「ラストワンマイル」領域に特化。2019年に東証マザーズに上場し、その後M&Aによる事業拡大を進め、2025年12月期の連結売上高は81億円、従業員数は481名である。
ラストワンマイル特化によるニッチなポジション
当社の核となる事業は、金融機関向けDX推進・DXコンサルティングである。SIerが導入した汎用サービスと顧客の既存システムや業務プロセスとの間を埋める「ラストワンマイル」の最適化を担う。この領域は大手SIerが参入しにくいニッチな市場で、資産運用業界の投信残高上位企業との取引実績が差別化要因となっている。2025年12月期のプライム案件比率は95.2%に達し、顧客との直接取引による高収益構造を実現している。
3事業で構成されるグループ体制
当社グループは単一セグメントだが、3つの主要サービスで構成される。DX推進・DXコンサルティング(当社とイノベーティブ・ソリューションズ、ウィズ・テック)、RPA関連サービス(OLDE)、インフラエンジニアリング(エグゼクション、八興システムズ)である。2024年2月にはRPA関連サービスをOLDEに統合し、グループ内の事業再編を完了。2025年には八興システムズやウィズ・テックを子会社化し、インフラエンジニアリングの体制を強化した。
MD制と一気通貫体制による競争力
当社は独自のMD(Managing Director)制を採用し、各部署を擬似的な企業として権限委譲と成果配分を行っている。これにより案件獲得と従業員インセンティブが連動し、リーダーシップ育成とモチベーション向上につながっている。また、コンサルタントが業務分析から開発・運用保守まで一気通貫で提供する体制をとり、顧客満足度の高い提案を可能にしている。2025年12月期の既存取引先継続率は89.1%と高い。
業界の中での役割はシステムインテグレーター(専門特化型)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01金融機関主力
資産運用会社等の金融機関に対し、レポーティング・コンプライアンス・発注システム等のDX推進・コンサルティングを提供。SIer等の汎用サービスを顧客の業務部門が使いこなせるよう接続・付加機能開発を行う「ラストワンマイル」領域に特化。
金融業界に特化したニッチなポジション
- DXコンサルティング
- 業務分析から課題解決まで一気通貫で支援。
- レポーティング関連システム開発
- 金融商品の運用報告等を自動化するシステム。
- コンプライアンス関連システム開発
- 規制対応を支援するシステム。
- 発注関連システムDX化
- 発注業務をデジタル化するシステム。
02法人一般(RPA)準主力
UiPath社のRPAソフトウェアのライセンス販売、導入・テクニカルサポートを提供。金融機関に加え、一般事業会社向けにも展開。ダイヤモンドパートナー認定。
- UiPath RPA Platformライセンス販売
- 業務自動化ソフトのライセンス販売。
- RPA導入サポート
- RPAの導入設計・実装支援。
03ITインフラ準主力
オンプレミス・クラウド環境のサーバ構築、ネットワーク構築、運用支援等のインフラエンジニアリングサービスを提供。
- サーバ構築
- オンプレミス・クラウド環境のサーバ設計・構築。
- ネットワーク構築
- ネットワーク設計・構築。
- システム運用支援
- 運用監視・保守サポート。
製品と技術
金融機関に特化したDX推進・DXコンサルティング
当社の主力サービスは、資産運用会社など金融機関向けのDX推進・DXコンサルティングである。具体的には、レポーティング関連システム、コンプライアンス関連システム、発注関連システムの開発とDX化を手掛ける。顧客が導入した汎用SIerサービスと既存システムの連携や付加機能の最適化を「ラストワンマイル」と位置づけ、ビジネス部門が使いやすい状態に仕上げる。子会社イノベーティブ・ソリューションズは製造・物流向け、ウィズ・テックはITベンダー向けに同様のサービスを提供する。
UiPathを核としたRPA関連サービス
2018年に開始したRPA関連サービスは、UiPathのRPAプラットフォームのライセンス販売、導入サポート、テクニカルサポートが中心である。UiPathは国内RPA市場で売上シェア1位(2024年度実績、2025年度予測)のリーディングカンパニーであり、当社は2019年からダイヤモンドパートナーとして最上位の地位を維持する。金融機関以外の法人にも販路を拡大しており、2024年には子会社OLDEに事業を集約し、リスキリングによる単価向上を図っている。
インフラエンジニアリングサービスの拡充
子会社エグゼクションと八興システムズが担うインフラエンジニアリングは、オンプレミス・クラウド環境のサーバ構築、ネットワーク構築、システム運用支援を提供する。2021年のエグゼクション子会社化で本格参入し、2025年には八興システムズを加えて体制を強化。2025年12月期には第1四半期に特需案件を獲得するなど堅調に成長し、グループの収益を支える第三の柱となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 金融機関金融業界に特化したニッチなポジション
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ITソリューションで堅調、収益性改善余地
パワーソリューションズは情報・通信業に属し、ITソリューションやシステム開発を手掛ける。売上高は2023/12期59億円から2024/12期67億円、2025/12期81億円と拡大。営業利益率は7.5%→8.6%と改善傾向にあるが、同業のCocoliveなどと比較するとやや低めで、収益性向上が課題。業界内では中堅規模で、VR AIN Solutionなどの競合に対して差別化できる独自技術や顧客基盤が強み。受注拡大により規模の利益を追求するフェーズにある。
強み
- 3期連続で増収、2025/12期は81億円計画で年率20%超の成長
- 営業利益率が7.5%→8.6%へ上昇、効率化が進む
- システム開発から運用までワンストップで提供、顧客満足度高い
- 既存顧客からの継続受注が安定収益の源泉
課題
- VR AIN Solutionなど同業と比較し、独自技術の訴求が必要
- IT業界の人手不足の中でエンジニア採用が課題
- 業界平均に対し利益率が低く、価格競争からの脱却が急務
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がパワーソリューションズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4752昭和システムエンジニアリング | 75億円 | 8.7倍 |
| 2 | 3750ADRバイオメディカルホールディングス | 75億円 | — |
| 3 | 4054日本情報クリエイト | 75億円 | 12.6倍 |
| 4 | 4450パワーソリューションズ | 74億円 | 26.8倍 |
| 5 | 4263サスメド | 74億円 | — |
| 6 | 3851日本一ソフトウェア | 74億円 | — |
| 7 | 5244jig.jp | 74億円 | 6.3倍 |
| 8 | 3671ソフトマックス | 73億円 | 14.2倍 |
| 9 | 4255THECOO | 73億円 | 17.7倍 |
| 10 | 4060rakumo | 72億円 | 29.7倍 |
| 11 | 2321ソフトフロントホールディングス | 71億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
証券会社向けから始まった創業期(2002-2003年)
2002年1月に当社を設立。同年12月、証券会社向けに業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスの提供を開始した。続く2003年10月には資産運用会社向けにもサービスを拡大し、金融業界に特化したITサービスの基盤を築いた。
信託銀行への拡大と多角化の芽(2006-2012年)
2006年7月、信託銀行向けサービスを開始し、顧客層を広げた。2011年7月には金融事務(投資信託の適時開示レポート)のアウトソーシングを開始。さらに2012年1月には旅行業登録を行い、航空券手配代行サービスという異分野に進出し、福岡オフィスを開設した。同年7月には銀行向けサービスも開始し、金融業界内での事業領域を拡大した。
RPA事業参入と上場(2018-2019年)
2018年2月、UiPath株式会社のゴールドパートナー契約を締結し、同年8月から一般事業者向けRPAライセンス販売と導入サポートを開始。RPAはラストワンマイル最適化との親和性が高く、新たな収益源となった。2019年10月、東京証券取引所マザーズに上場。同年12月にはUiPathの最上位であるダイヤモンドパートナーに認定され、RPA事業での地位を確立した。
M&Aによるグループ拡大期(2021-2023年)
2021年4月、株式会社エグゼクションを子会社化しインフラエンジニアリングに進出。同年12月にはMicrosoft Gold Cloud Platformコンピテンシーを取得。2023年4月、豪州Sazae社と資本業務提携を結び、SaaSインテグレーションを推進。同時にミニコンデジタルワーク株式会社を子会社化し、さらに同年10月には株式会社OLDEを設立してRPA事業の集約を開始した。
事業再編と更なる子会社化(2024-2025年)
2024年2月、RPA関連サービスを提供する自社のデジタルインテグレーション推進本部とミニコンデジタルワークをOLDEに統合し、RPA事業を一本化。同年4月にはイノベーティブ・ソリューションズを子会社化し、DXコンサルティングの製造・物流分野への展開を強化。2025年にはキャッツを持分法適用関連会社化し、八興システムズとウィズ・テックを子会社化してグループ規模を拡大した。
年表24件を開く
2000年代
- 2002年1月創業当社を設立
- 2002年12月証券会社向けに業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスの提供を開始
- 2003年10月資産運用会社向けに業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスの提供を開始
- 2006年7月信託銀行向けに業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスの提供を開始
- 2007年1月顧客向けコンサルティングの一環として一般労働者派遣事業許可証を取得
2010年代
- 2011年7月金融事務(投資信託の適時開示レポート)におけるアウトソーシングを開始
- 2012年1月旅行業法に基づき旅行業登録し、航空券手配代行サービスを開始
- 2012年6月福岡オフィス(航空券手配代行サービス)を開設
- 2012年7月銀行向けに業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスの提供を開始
- 2018年2月UiPath株式会社のゴールドパートナーとしてリセラー契約(注2)を締結
- 2018年8月一般事業者向けRPAライセンス販売及びRPA導入サポートサービスを開始
- 2019年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2019年12月UiPath株式会社のダイヤモンドパートナー(注1)に認定
2020年代
- 2020年1月横須賀市とICT(情報通信技術)を活用した包括連携協定を締結
- 2020年8月九段下オフィスを開設
- 2021年4月M&A株式会社エグゼクションの株式取得(子会社化)
- 2021年12月Microsoft Gold Cloud Platformコンピテンシー(注2)を取得
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行
- 2023年4月M&A豪州Sazae社と資本業務提携に基づく協業開始 ミニコンデジタルワーク株式会社の株式取得(子会社化)
- 2023年10月株式会社OLDEを設立(子会社)
- 2024年2月M&Aグループ内事業再編により、RPA関連サービスを提供する当社デジタルインテグレーション推進本部とミニコンデジタルワーク株式会社を株式会社OLDEに統合
- 2024年4月M&A株式会社イノベーティブ・ソリューションズの株式取得(子会社化)
- 2025年5月M&A株式会社キャッツの株式取得(持分法適用関連会社)
- 2025年11月M&A株式会社八興システムズ、株式会社ウィズ・テックの株式取得(子会社化)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高原文に数値目標なし
- EBITDA原文に数値目標なし
- 総人員数原文に数値目標なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
カスタマーサクセス戦略で既存顧客取引拡大
AI搭載SaaSデータを活用し「つくる」から「つかう」へシフト、開発期間を圧縮し継続提案の質を向上させることで既存顧客との取引拡大を目指す。
- 02
AI搭載SaaS企業とのパートナーシップで新規顧客獲得
AI搭載SaaS企業とのパートナーシップを通じて、金融業界以外(物流、製造等)にも積極的に新規顧客を獲得し、顧客基盤の拡大を図る。
- 03
人員増強と顧客単価向上
学びの基盤を生かし人材を増やすとともに、顧客単価の向上を目指す。
- 04
コンサルティング領域への進出
顧客のToBeを描き、AI搭載SaaSの最適配置を導くアドバイザーとしてのコンサルティング領域に進出する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で481人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、6期前と比べて−2.5%。平均年齢は35.0歳、平均勤続年数は6.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 712 | 36.0 | 5.0 | 155 | — |
| 2020年12月 | 700 | 36.2 | 5.6 | 162 | — |
| 2021年12月 | 697 | 35.7 | 5.5 | 231 | — |
| 2022年12月 | 710 | 35.5 | 5.9 | 262 | — |
| 2023年12月 | 701 | 35.5 | 6.0 | 333 | — |
| 2024年12月 | 764 | 38.3 | 5.8 | 379 | 132 |
| 2025年12月 | 694 | 35.0 | 6.3 | 481 | 146 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社OLDE (注)1.3.5.東京都千代田区議決権100.0%
- 国内株式会社イノベーティブ・ソリューションズ(注)1.4.神奈川県横浜市西区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は81億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収増益で、売上が+20.9%、利益が+40.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 100億円 | 81億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 7億円 |
| 純利益 | 2億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥26 | ¥26 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は46億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.0%、営業利益は−25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2023年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2023年3Q | 15 | 1 | 6.7 | 1 |
| 2023年4Q | 16 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 16 | 2 | 12.5 | 1 |
| 2024年2Q | 16 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 35 | 3 | 8.6 | 2 |
| 2025年2Q | 40 | 4 | 10.0 | 2 |
| 2025年4Q | 41 | 3 | 7.3 | 2 |
| 2026年2Q | 46 | 3 | 6.5 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2015年12月期からの11期で、売上は19億円から81億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | 19 | — | 0 | — | −1 |
| 2016年12月 | 19 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年12月 | 21 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年12月 | 24 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2019年12月 | 29 | — | 3 | — | 2 |
| 九段下オフィスを開設 | |||||
| 2020年12月 | 27 | — | 1 | — | 1 |
| 株式会社エグゼクションの株式取得(子会社化) | |||||
| 2021年12月 | 38 | — | 4 | — | 3 |
| 2022年12月 | 53 | — | 5 | — | 3 |
| 豪州Sazae社と資本業務提携に基づく協業開始 ミニコンデジタルワーク株式会社の株式取得(子会社化) | |||||
| 2023年12月 | 59 | — | 6 | — | 4 |
| グループ内事業再編により、RPA関連サービスを提供する当社デジタルインテグレーション推進本部とミニコンデジタルワーク株式会社を株式会社OLDEに統合 | |||||
| 2024年12月 | 67 | 5 | 5 | 7.5 | 3 |
| 株式会社キャッツの株式取得(持分法適用関連会社) | |||||
| 2025年12月 | 81 | 7 | 7 | 8.6 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高81億円のうち、営業利益として残るのは7億円で8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.4%53億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.9%21億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年12月期は営業CFが11億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは8億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は21億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 3 |
| 2018年12月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 3 |
| 2019年12月 | 3 | 0 | 6 | 3 | 12 |
| 2020年12月 | 0 | −2 | 0 | −2 | 9 |
| 2021年12月 | 4 | −3 | 0 | 1 | 10 |
| 2022年12月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 13 |
| 2023年12月 | −1 | −2 | 8 | −3 | 18 |
| 2024年12月 | −1 | 1 | −3 | 0 | 15 |
| 2025年12月 | 11 | −3 | −3 | 8 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2025年12月期の総資産は65億円。このうち返さなくてよい自己資本が38億円で、自己資本比率は54.6%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | 9 | 3 | 6 | 31.7 |
| 2016年12月 | 9 | 4 | 5 | 43.2 |
| 2017年12月 | 12 | 6 | 6 | 50.2 |
| 2018年12月 | 12 | 8 | 4 | 63.1 |
| 2019年12月 | 22 | 16 | 6 | 74.6 |
| 2020年12月 | 21 | 16 | 5 | 78.3 |
| 2021年12月 | 28 | 19 | 9 | 68.1 |
| 2022年12月 | 34 | 23 | 11 | 66.9 |
| 2023年12月 | 49 | 28 | 21 | 56.6 |
| 2024年12月 | 57 | 33 | 24 | 55.5 |
| 2025年12月 | 65 | 38 | 27 | 54.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中148位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中504位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,348で、1年前と比べて+18.6%。過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 26.8倍 |
| PER (会社予想) | 33.7倍 |
| PBR | 1.99倍 |
| 配当利回り | 1.11% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月上旬から上昇傾向にあり、7月16日に2,170円まで上昇後、小幅な調整を挟みながら8月12日時点で2,170円と堅調に推移しています。25日移動平均線2127.2円を上回り、乖離率は約2%と適切な水準です。年初来高値2,630円からは約17.5%下落し、52週安値1,902円からは約14%の水準です。出来高は直近で1,400株と低水準で、需給は閑散としています。RSIは47.3と中立圏で、方向感はまだ明確ではありません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER17.63倍は業界平均30.53倍を大幅に下回り、PBR1.86倍も業界平均3.59倍より低い。ROE11.5%は業界平均を上回り、収益性は良好。配当利回り1.15%は業界平均3.22%を下回るが、配当性向31%と安定。売上高は増加傾向で営業利益率も改善。割安だが配当利回りは低く、株主還元は控えめ。業界平均と比較して割安で、成長余地あり。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 26.8倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 33.7倍 | — |
| PBR | 1.99倍 | 2.96倍 |
| ROE | 11.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
収益拡大と効率改善が続くなか、投資家の争点は、電力・エネルギー業界の構造変化(再エネシフトや設備更新需要)を追い風に成長を持続できるかどうかに集まっています。強気派は、再エネ関連や省エネ需要の高まりで市場が拡大し、同社の技術力で受注が伸びるとみます。一方、弱気派は、競争激化による価格低下や、人材確保の難しさ、依存度の高い特定顧客・地域への集中リスクを懸念します。
- 再エネ関連需要の拡大
再生可能エネルギー導入支援が成長分野で、政策支援も追い風に。
- 収益性の改善傾向
売上高と営業利益率がともに上昇しており、効率化が進む。
- 安定した増収基調
過去3期連続で増収し、2025年も計画が上方修正される可能性。
- 売上高81億円と前期比21%増の増収通年影響中
売上高は67億円→81億円、営業利益は5億円→7億円に拡大
- 営業利益率8.64%と1.2pt改善通年影響中
営業利益率は7.46%→8.64%に改善。増収効果で更に上振れ余地
- ROE11.5%に対しPBR1.87倍継続影響弱
ROE11.5%に比べPBR1.87倍は割安。資本効率改善が続けば再評価
- 最終利益4億円と前期比33%増益通年影響弱
純利益は3億円→4億円、前期比33.3%の増益
- 競争激化の懸念
市場参入が容易で、大手や新興との価格競争が利益率を圧迫。
- 人材依存リスク
専門技術者の確保が難しく、拡大のボトルネックになる。
- 顧客・地域集中
特定の大口顧客や地域に偏ると、需要変動の影響を受けやすい。
- 時価総額68億円と流動性が低い継続影響弱
時価総額68億円、売買代金が細りやすく需給で乱高下
- 固定費負担で利益率が変動しやすい通年影響中
売上高81億円、営業利益7億円。小規模ゆえ固定費比率が高く減益リスク
- 営業利益率は8.64%と一桁台継続影響中
営業利益率8.64%は前期の7.46%から改善も、なお低水準で市況次第
- 配当利回り1.15%と株主還元薄い継続影響弱
配当利回り1.15%。配当目的の資金は流入しにくい
- 受注残高
- 将来の売上高の先行指標であり、需要の実勢を確認するため。
- サービス稼働率
- 設備投資や人員効率の指標となり、利益率に影響するため。
- 再エネ関連売上比率
- 成長市場での競争力を測るため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり26円で、前期から+13.6%。いまの株価に対する利回りは1.11%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 22 | — | 38.3 |
| 2025年12月 | 25 | 13.6 | 31.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥26
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ4,370人。区分でいちばん多いのは個人・その他で57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.5%を占め、残る62.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.9 | 47.6 | 49.6 | 49.8 | 52.7 | 57.9 |
| 事業法人 | 42.9 | 43.4 | 42.1 | 42.0 | 41.0 | 37.4 |
| 証券会社 | 4.1 | 5.2 | 4.3 | 4.4 | 3.3 | 3.4 |
| 外国法人 | 2.5 | 3.4 | 3.5 | 3.6 | 2.8 | 1.1 |
| 自己株式 | 1.1 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.3 | 0.3 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | — | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社一誠堂 | 18.12 |
| 02 | 合同会社未来企画 | 16.62 |
| 03 | 高橋 忠郎 | 7.31 |
| 04 | 佐藤 成信 | 5.61 |
| 05 | 藤田 勝彦 | 4.79 |
| 06 | 老川 信二郎 | 2.66 |
| 07 | 兼子 浩之 | 2.58 |
| 08 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 2.41 |
| 09 | 村澤 大輔 | 2.12 |
| 10 | 槇田 重夫 | 1.81 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-02兼子 浩之新規の大量保有報告2.58%-0.04pt
- 2026-06-02佐藤 成信新規の大量保有報告5.60%-0.08pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは11.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | −213,543 | 566,076 | — | — | — |
| 2016年12月 | 163,249 | 729,325 | 25.2 | — | — |
| 2017年12月 | 199 | 564 | 42.9 | — | — |
| 2018年12月 | 195 | 759 | 29.5 | — | — |
| 2019年12月 | 200 | 1,182 | 18.6 | 20.3 | — |
| 2020年12月 | 26 | 610 | 4.3 | 43.8 | — |
| 2021年12月 | 93 | 704 | 13.2 | 12.5 | — |
| 2022年12月 | 114 | 811 | 15.1 | 10.6 | — |
| 2023年12月 | 157 | 978 | 17.6 | 7.9 | — |
| 2024年12月 | 113 | 1,079 | 11.0 | 10.1 | 38.3 |
| 2025年12月 | 128 | 1,142 | 11.5 | 16.4 | 31.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額214百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤成信 | 取締役相談役 | 55 | 697,000 |
| 藤田勝彦 | 代表取締役会長 執行役員 | 66 | 150,132 |
| 高橋忠郎 | 代表取締役社長 執行役員 | 50 | 229,050 |
| 高森要 | 取締役 常務執行役員 コーポレート管掌 | 61 | 4,186 |
| 川嶋しづ子 | 取締役 執行役員 経営管理本部長 | 54 | 11,444 |
| 尾崎弘之 | 取締役(監査等委員) (注)1 | 66 | 12,528 |
| 中村修一 | 取締役(監査等委員) (注)1 | 53 | 8,860 |
| 岩下誠 | 取締役(監査等委員) (注)1 | 73 | — |
| 播磨俊郎 | 取締役(監査等委員)(注)1 | 66 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 89 | 65 | 54 | 207 | 41 |
| 社外取締役 | 3 | 7 | — | — | 7 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,623字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,020字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,518字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,955字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第25期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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