本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

応用技術

APPLIED TECHNOLOGY CO., LTD4356 · Standard · 情報・通信業

製造業・建設業向けに生産性向上ソリューションと、環境分野を中心とした数値解析エンジニアリングを提供。

概要

応用技術株式会社は、1984年に大阪で創業したエンジニアリングソリューション企業である。製造業・建設業向けのソリューションサービスと、環境・防災分野の数値シミュレーションを中核とするエンジニアリングサービスの2事業を柱とする。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2025年12月期の売上高は75億円、従業員数は270人。大阪・東京・札幌の3拠点体制で、エンドユーザーに特化した提案型ビジネスを展開する。

ソリューションサービスとエンジニアリングサービスの二本柱

応用技術の事業は「ソリューションサービス事業」と「エンジニアリングサービス事業」に区分される。ソリューションサービス事業は、製造業および建設業の生産性・品質向上に資する自社開発の業務システムを提供する。営業支援ソリューション「Easyコンフィグレータ」や「Webレイアウトプランナー」、設計・保守支援の「PLEZ」「FieldPlanner」などが主力製品である。エンジニアリングサービス事業は、データ解析と数値シミュレーション技術をベースに、主に環境分野での計算・解析サービスを提供する。防災系エンジニアリング(津波・洪水対策)、環境アセスメント、まちづくり支援、建設情報化支援(BIM/CIMコンサルティング)が主要な業務領域である。2025年12月期のセグメント売上高は、ソリューションサービスが53億円、エンジニアリングサービスが21億円であり、両セグメントとも営業利益を計上している。

大阪を基盤とした3拠点体制と拠点の変遷

応用技術は大阪市北区に本社を置き、東京オフィス(文京区)と札幌オフィス(札幌市北区)の3拠点で事業を展開する。創業当初は大阪のみであったが、1989年に東京営業所を開設し、1992年には東京都中央区に東京営業所を設置、その後2004年に渋谷区、2006年に文京区へと移転した。2006年には本店を一時東京都渋谷区に移転したが、2007年に大阪市北区に戻している。2019年には札幌オフィスを新設し、北海道での事業基盤を構築した。一方、1997年に開設した福岡営業所は2005年に閉鎖、2021年に再開したが2025年9月に再度閉鎖されている。また、2000年には中国北京市に現地法人を設立したが、2005年に閉鎖した。現在は国内3拠点に集中し、地域特性に応じたビジネス展開を志向する。

製造業・建設業・公共セクターを顧客基盤とする収益構造

応用技術の主要顧客は製造業と建設業、および公共セクターである。製造業向けでは住宅設備メーカーや建材メーカー向けの営業支援・アフターサービス効率化ソリューションが堅調であり、建設業向けではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用した建設DXの引き合いが増加している。公共セクター向けでは、防災・減災にかかる津波高潮対策、中小河川洪水対策、水道事業の耐震・維持管理支援、CIM(土木情報モデリング)活用コンサルティングなどが受注を伸ばしている。2025年12月期の売上高は前期比4.9%減の75億円となったが、これはソフトウェア販売の仲介契約への移行に伴う一時的な減少であり、営業利益は12億円(前期比28.0%増)と過去最高を更新している。収益構造は受託開発・受託解析が中心であるが、サブスクリプション型の「BooT.one」などストックビジネスの拡大も進めている。

規模感と財務の推移:緩やかな成長と利益率の改善

応用技術の財務規模は、2012年12月期の売上高21億円から2025年12月期には75億円へと拡大している。2012年から2017年までは20億~30億円台で推移したが、2018年以降に成長が加速し、2021年には64億円、2024年には78億円に達した。2025年は75億円とやや減少したが、営業利益は12億円と過去最高を記録し、売上高営業利益率は約16%に向上した。純利益も2012年の1億円から2025年には9億円へ増加している。従業員数は270人(単独)であり、上場以来、安定した黒字を維持している。同社は営業利益の絶対額を最も重要な経営指標としており、利益率の向上に注力している。

業界の中での役割は製造・建設業向けの業務ソリューションベンダーおよび環境解析エンジニアリング会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
75億円
営業利益
12億円
営業利益率
16.0%
純利益
9億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01製造・建設業主力

製造・建設業の生産性・品質向上に資するソリューションを提供。独自開発の営業支援・アフターサービス支援システムなども含む。

主な製品・サービス3
生産性向上ソリューション
製造業向けに、生産計画、品質管理、工程管理などを支援するシステム。
営業支援システム
営業活動をデータで支援し、効率化を図るシステム。
アフターサービス支援システム
保守・点検などのアフターサービス業務を支援するシステム。

02環境(環境解析)主力

データ解析と数値シミュレーション技術を駆使し、環境分野(大気、水質、騒音など)の予測・評価計算を提供。

主な製品・サービス1
数値シミュレーションサービス
大気拡散、水質汚濁、騒音伝播などの環境影響評価をコンピュータシミュレーションで実施。

製品と技術

製造業向け営業支援と設計・保守のソリューション群

応用技術のソリューションサービス事業の中心は、製造業の営業活動とアフターサービスを効率化する自社製品である。「Easyコンフィグレータ」は、顧客の要望に応じて製品仕様を自動構成する営業支援ツールであり、「Webレイアウトプランナー」はWeb上で機器レイアウトを簡単に作成できるシステムである。これらの製品は住宅設備メーカーや建材メーカーに広く導入されている。また、設計・保守分野では「PLEZ」と「FieldPlanner」を提供する。PLEZはCADやPLM(製品ライフサイクル管理)と連携した設計支援システム、FieldPlannerは現場のアフターサービス業務を最適化するモバイル向けソリューションである。これらの製品は、営業から設計、製造、保守に至る一連の業務プロセスをデジタル化し、顧客の生産性向上に貢献する。同社はこれらの自社ソリューションに加え、周辺業務との連携を強化することで差別化を図っている。

建設業向けBIM/CIMプラットフォーム「BooT.one」と「Navismaster」

建設業向けには、「toBIM」ブランドの「BooT.one」と「toCIM」ブランドの「Navismaster」を展開する。BooT.oneは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データを活用したクラウド型のサブスクリプションサービスであり、建設現場の生産性向上や情報共有に寄与する。Navismasterは、CIM(土木情報モデリング)向けのアドインパッケージで、3次元モデルに属性情報を付加する機能を提供し、国土交通省が推進するBIM/CIM原則化に対応したコンサルティング業務と組み合わせて販売される。これらの製品は、建設業界の人手不足と生産性向上の需要を背景に受注が堅調であり、設備設計(機械・電気・配管)向けのBIM受注拡大も進めている。また、BIM連携業務の引き合いも増加しており、同社の建設DXの中核をなす。

環境シミュレーションと防災技術を核とするエンジニアリングサービス

エンジニアリングサービス事業では、数値シミュレーション技術を核に、防災・環境・まちづくりの分野でサービスを提供する。防災系では、津波高潮対策、中小河川洪水対策、都市型浸水対策、水道事業の耐震・維持管理支援など、気候変動に伴い激甚化する自然災害への対策業務が主力である。環境系では、高層住宅開発に伴う環境アセスメントやヘリポート利用計画のコンサルティングを行い、不動産開発事業者やゼネコン、電鉄系企業を顧客とする。人流データなどのビッグデータを活用した交通解析や公園計画などのまちづくり支援業務も成長している。デジタルツインプラットフォーム「ΣSpace.E(通称:まちスペ)」は、誰でも簡単に環境シミュレーションを行える無償提供中のツールであり、都市開発に関わるサービス領域の拡大を目指す。これらの技術は、脱炭素社会やスマートシティの実現にも貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

建設・土木向け情報サービス、収益性急改善

建設・土木分野に特化した情報サービス企業。売上高70億円強、営業利益率は11.5%(FY24)から16%(FY25予想)へ急改善。同業のVRaiN SolutionやソラコムはITサービスだが、当社は建設業向けに特化し差別化。L is Bやハッチ・ワークは業種特化型。当社は高い収益性と堅調な受注を背景に成長中だが、売上高はやや横ばい傾向。

強み

  • 建設・土木に特化したソリューションで、顧客の業務効率化を支援。
  • 営業利益率が11.5%→16%と大幅向上、高収益体質が定着。
  • 大手建設会社などとの長期取引により、安定したリピート収入。
  • 建設業界のDX需要増加で、受注拡大の余地が大きい。

課題

  • FY24→25で売上高78→75億円とやや減少、新規開拓が課題。
  • 建設業界の設備投資動向に業績が左右されやすい。
  • 他業種向けIT企業の建設分野参入により競争激化の可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が応用技術

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14376くふうカンパニーホールディングス100億円
24308Jストリーム100億円18.3倍
34168ヤプリ98億円8.7倍
49475昭文社ホールディングス96億円7.9倍
54356応用技術94億円12.0倍
65570ジェノバ94億円16.2倍
75582グリッド93億円29.8倍
82332クエスト93億円11.1倍
9153Aカウリス92億円29.6倍
105588ファーストアカウンティング92億円40.2倍
11472Aミラティブ92億円9.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

エンジニアリングソリューション会社として創業した1984年

応用技術株式会社は、1984年6月に大阪市北区で資本金2,000万円により設立された。創業時の目的は「エンジニアリングソリューション業務」であり、製造業や建設業向けの技術的課題を解決する会社としてスタートした。1989年には東京営業所の準備事務所を開設し、同年に自社ビル(応用技術本社ビル)が完成した。1991年には通商産業省(現経済産業省)より「システムインテグレータ企業」に認定され、IT技術を活用したソリューション提供企業としての立場を確立した。創業から7年で本社ビルを建設し、東京進出を果たすなど、早期から事業拡大の基盤を整えた。

1990年代の事業拡大:技術センター開設と建設コンサルタント登録

1990年代に入り、応用技術は事業領域を拡大した。1992年には大阪市北区に紅梅町技術センターを完成させ、技術開発の拠点を強化。同年10月には東京営業所を東京都中央区に設置し、首都圏での営業体制を本格化させた。1995年には建設コンサルタント登録を建設大臣(現国土交通大臣)より取得し、公共事業向けのエンジニアリングサービスにも参入。同年12月には天六技術センターを設置した。1996年にはシステム構築支援と保守業務を目的として子会社「オージーアイテクノサービス株式会社」を資本金2,000万円で設立。1997年には福岡営業所を開設し、九州エリアへの展開を開始した。2000年には中国北京市に現地法人を設立し、海外生産拠点の確保を試みた。この時期、技術基盤と営業網の両面で事業を拡大した。

2000年代の上場とグループ再編:店頭公開、合併、子会社売却

2002年4月、応用技術は日本証券業協会(現東京証券取引所スタンダード市場)に株式を店頭登録し、公開企業となった。2004年にはトランス・コスモス株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、資本提携を行った。同年、子会社のオージーアイテクノサービス株式会社を吸収合併し、グループ統合を進めた。2005年には株式会社マックインターフェイスとの合併を実施したが、同時に福岡営業所と北京現地法人を閉鎖し、事業の選択と集中を行った。2006年には本店を一時東京都渋谷区に移転したが、2007年に大阪市北区へ戻している。2007年には会社分割により株式会社トランスコスモス・テクノロジーズを設立し連結子会社としたが、2009年に同社を売却した。この間、本店移転や子会社の設立・売却を繰り返し、経営体制の再構築が行われた。

2010年代以降の再成長と拠点再編:札幌開設、福岡再開と閉鎖

2015年6月、応用技術は本社を現在の大阪市北区梅田センタービルに移転した。2019年には札幌オフィスを設置し、北海道での事業を開始。2021年には福岡オフィスを再開し、再び九州に拠点を設けた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行した。2025年9月には福岡オフィスを再度閉鎖し、拠点戦略を見直している。業績面では、2010年代後半から成長が加速し、売上高は2016年の29億円から2024年には78億円に達した。中期経営計画「OGI GrowUp2028」を策定し、BIM/CIM領域の強化やSaaS型サービスの拡充、海外スタートアップとの連携を進めている。2025年12月期は売上高75億円、営業利益12億円を達成し、過去最高の利益を記録した。

年表30件を開く

1980年代

  • 1984年6月創業大阪市北区に、エンジニアリングソリューション業務を主目的に応用技術株式会社を資本金2,000万円で設立。
  • 1989年4月創業東京営業所設立準備事務所開設。
  • 1989年9月応用技術本社ビル完成。

1990年代

  • 1991年3月「システムインテグレータ企業」として通商産業省(現経済産業省)に認定される。
  • 1992年4月紅梅町技術センター完成。
  • 1992年10月東京営業所(現東京オフィス)を東京都中央区に設置。
  • 1995年5月建設コンサルタント登録規定による建設コンサルタント登録を建設大臣(現国土交通大臣)より受ける。
  • 1995年12月天六技術センターを設置。
  • 1996年11月創業大阪市北区に、システム構築支援、保守業務を主目的にオージーアイテクノサービス株式会社を資本金2,000万円で設立。
  • 1997年10月福岡営業所を福岡市博多区に設置。

2000年代

  • 2000年12月創業海外生産拠点の確保を目的に、中国北京市に現地法人「北京阿普特応用技術有限公司」を資本金15万米ドルで設立。
  • 2001年1月計量法に基づき大阪府知事より計量証明事業登録を受ける。
  • 2002年4月日本証券業協会(現 東京証券取引所スタンダード市場)に株式を店頭登録。
  • 2004年2月トランス・コスモス株式会社に第三者割当増資を実施。
  • 2004年4月東京オフィスを東京都中央区から東京都渋谷区に移転。
  • 2004年6月M&Aオージーアイテクノサービス株式会社を吸収合併。
  • 2005年1月M&A株式会社マックインターフェイスと合併。
  • 2005年3月福岡営業所を閉鎖。
  • 2005年10月北京阿普特応用技術有限公司を閉鎖。
  • 2006年7月本店を大阪市北区から東京都渋谷区に移転。
  • 2006年9月東京オフィスを東京都渋谷区から東京都文京区に移転。
  • 2007年1月会社分割により株式会社トランスコスモス・テクノロジーズを設立(連結子会社)。
  • 2007年1月本店を東京都渋谷区から大阪市北区に移転。
  • 2008年5月大阪府知事より一級建築士事務所登録を受ける。
  • 2009年12月株式会社トランスコスモス・テクノロジーズを売却。

2010年代

  • 2015年6月本社を大阪市北区中崎西二丁目4番12号 梅田センタービルに移転。
  • 2019年7月札幌オフィスを札幌市北区に設置。

2020年代

  • 2021年9月福岡オフィスを福岡市博多区に設置。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行。
  • 2025年9月福岡オフィスを閉鎖。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年12月期まで10,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    エンドユーザ指向のソリューション提供

    国内エンドユーザに特化し、ユーザの本質的ニーズを捉え、最新技術で最適なソリューションを提供する。

  2. 02

    拠点戦略の柔軟な拡充

    大阪、東京、札幌の3拠点に捉われず、地域特性に応じたビジネス展開を行い、ソリューション展開に合わせて営業・生産拠点を適切に拡充する。

  3. 03

    攻めの経営姿勢と重点分野への集中

    守りに入らず、重点分野・新規事業分野へのリソースシフトを継続的に行い、成長を追求する。

  4. 04

    中期経営計画「OGI GrowUp2028」の推進

    BIM/CIM領域や顧客接点支援ソリューションのエコシステム化、海外スタートアップ連携により、製造・建設・環境分野でのSaaS品揃えを拡大する。

  5. 05

    脱炭素社会に向けた技術サービスの構築

    カーボンニュートラルを起点に、移動手段や住宅・非住宅の脱炭素化、グリーンで災害に強いまちづくり等、近未来に必要な技術を提供し事業領域を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で270人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は740万円で、9期前と比べて+12.7%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月187
2017年12月195
2018年12月205
2019年12月65641.011.0212
2020年12月66742.012.0217
2021年12月69042.011.0235
2022年12月70943.011.0253
2023年12月67343.011.0267
2024年12月70744.011.0265340
2025年12月74044.012.0270444

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 大阪市北区95百万円
ソリューションサービス事業 エンジニアリングサービス事業
東京オフィス — 東京都文京区28百万円
ソリューションサービス事業 エンジニアリングサービス事業
札幌オフィス — 札幌市北区2百万円
ソリューションサービス事業
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年度ソフトウェア(AutoCAD)外1点
    国土交通省 · 2026-04-01
    3,956万円
  • 調達
    【関東地方整備局、 本局】R6-3DCADソフト購入
    国土交通省 · 2025-03-17
    2,557万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R5三次元製図ソフト他購入
    国土交通省 · 2023-04-05
    2,343万円
  • 調達
    令和5年度 BIMCIMソフトライセンス購入
    国土交通省 · 2024-01-11
    1,941万円
  • 調達
    ソフトウェア(AutoCAD)外1点
    国土交通省 · 2025-04-01
    1,238万円
  • 調達
    【関東地方整備局、 本局】R7-3DCADソフト購入
    国土交通省 · 2026-03-17
    1,191万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R6CADソフト他2点購入
    国土交通省 · 2025-02-28
    923万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】H30CADソフトウェアライセンス購入
    国土交通省 · 2019-02-08
    917万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R3行政PC用CADライセンス購入【3月15日付け訂正公告】
    国土交通省 · 2022-03-24
    786万円
  • 調達
    Autodesk AutoCADライセンス一式の購入
    参議院 · 2025-06-25
    752万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は75億円営業利益12億円前期と比べると減収増益で、売上が-3.8%、利益が+33.3%。

売上高
-3.8%
75億円
営業利益
+33.3%
12億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
16.0%
前期比 +4.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高76億円75億円
営業利益11億円12億円
純利益8億円9億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は37億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+2.8%、営業利益は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q20420.03
2023年2Q1616.31
2023年3Q18211.11
2023年4Q202
2024年1Q20420.03
2024年2Q18211.11
2024年4Q4037.53
2025年2Q36616.75
2025年4Q39615.44
2026年2Q37410.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は21億円から75億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は16.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2111
2013年12月2211
2014年12月2522
2015年12月2731
2016年12月2921
2017年12月2821
2018年12月3432
2019年12月4375
2020年12月4875
2021年12月64107
2022年12月71107
2023年12月74107
2024年12月7891011.57
2025年12月75121316.09

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高75億円のうち、営業利益として残るのは12億円16.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の12.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.3%52億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.7%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.0%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
30.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.6pt
16.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.4pt
12.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.5pt
15.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが14億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は51億円で、売上の8.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月1017
2013年12月2029
2014年12月−100−18
2015年12月5−1412
2016年12月00011
2017年12月100112
2018年12月3−10214
2019年12月6−10519
2020年12月4−1−1322
2021年12月60−1627
2022年12月50−1531
2023年12月50−2534
2024年12月80−2839
2025年12月140−21451

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は82億円。このうち返さなくてよい自己資本が63億円で、自己資本比率は76.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1511475.7
2013年12月1813570.6
2014年12月2215767.2
2015年12月2116576.4
2016年12月2317675.5
2017年12月2319479.8
2018年12月2821773.3
2019年12月3425974.7
2020年12月40291173.2
2021年12月50361471.8
2022年12月57441376.8
2023年12月66501675.6
2024年12月71551677.3
2025年12月82632076.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
53億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中133位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中519位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
16.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,636で、1年前と比べて+1.9%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥1,636-1.1%1ヶ月-0.8%1年+1.9%時価総額94億円
過去52週の値幅
安値¥1,500高値¥2,106

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR8.86倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で1.43%下落し、1650円。25日線(1657.6円)をわずかに下回り、75日線(1626.01円)は上回る。200日線(1731.71円)を下回る。52週高値2106円からは22%下落、安値1500円からは10%上昇。出来高は非常に薄く、7月13日は0株、8月も数百株の日が続く。RSIは48.42と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは12.11倍と業界平均の48.57倍を大幅に下回り、予想PERも12倍と低水準です。PBRは8.93倍と高いものの、ROEが15.6%と収益性が高く、PBRの高さを正当化しています。配当利回りは2.42%とまずまずで、業界平均の2.64%に近い水準です。売上高は横ばいですが、営業利益率は11.54%から16%へ改善しており収益力の向上が期待されます。割安だが、PBRの高さからバリュエーションの拡大余地は限定的です。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍47.9倍
PER (予想)11.9倍
PBR8.86倍2.96倍
ROE15.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年12月期は売上高が前期比約4%減の75億円となる一方、営業利益率が16%と大幅に改善する見込みだ。強気派は、高付加価値な技術サービスへのシフトが進み、収益性が大きく向上した点を評価する。さらに、ROEが15.6%と高く、資本効率の良い経営が続いている。一方、弱気派は、売上高が減少傾向にあり、成長性が乏しい点を指摘する。また、PBRが8.93倍と割高であり、市場の期待が先行しているとの見方もある。技術力を活かした新分野の開拓ができるかが、今後の焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 収益性の大幅改善

    2025年12月期の営業利益率は16%と前期の11.54%から大幅に上昇した。

  • 高水準のROE

    ROEは15.6%と良好で、資本を効率的に活用している。

  • 技術力への評価

    計測制御の専門技術があり、高付加価値な案件が収益を押し上げている。

  • 2025/12期は営業益12億円と増益決算発表後影響

    営業利益は前期比3億円増の12億円、増益率33.3%

  • ROE15.6%と高収益構造継続影響

    自己資本利益率15.6%と高く、資本を効率的に利益へ変換

  • 営業利益率16%と大幅改善決算発表後影響

    営業利益率は前期11.54%から16%へ4.46ポイント上昇

  • 配当利回り2.42%と安定配当継続影響

    配当利回り2.42%を確保し、株主還元が下支え

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2025年12月期の売上高は75億円と前期比で減少し、成長性に疑問がある。

  • 割高な株価評価

    PBRが8.93倍と高く、現在の収益力に対して株価が過大評価されている可能性がある。

  • 市場規模の限界

    計測制御の市場は限定的で、成長余地が小さい。

  • 売上高75億円と減収に転換決算発表後影響

    売上高は前期比3億円減の75億円、トップラインが落ち込んだ

  • PBR8.93倍と資産価値から乖離不定影響

    PBR8.93倍と純資産の約9倍、下落時に評価が急縮小しやすい

  • 外国法人持株比率1.98%と需給が細い継続影響

    外国法人持株比率1.98%と低く、海外投資家の買いが入りにくい

  • 純利益9億円と絶対額小さい決算発表後影響

    純利益は9億円と金額が小さく、一時要因でブレやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くかが重要で、利益率の推移を注視する。
売上高成長率
減少傾向にある売上高が反転するか確認する。
新規分野の売上比率
新市場の開拓状況を測る指標となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは2.44%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
25.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年12月312.0
2018年12月5100.012.6
2019年12月10100.012.1
2020年12月100.012.0
2021年12月20100.016.1
2022年12月3050.023.3
2023年12月300.023.9
2024年12月300.023.6
2025年12月4033.325.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,035人。区分でいちばん多いのは事業法人62.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.7%を占め、残る33.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人61.961.962.362.369.662.7
個人・その他26.622.723.725.621.429.6
金融機関0.74.25.76.53.83.9
外国法人8.49.27.43.03.42.0
証券会社2.42.11.02.71.91.8
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トランス・コスモス株式会社60.14
02光通信KK投資事業有限責任組合6.49
03UH Partners 2投資事業有限責任組合3.06
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.56
05応用技術社員持株会2.26
06奥田昌孝1.96
07五味大輔1.71
08大阪中小企業投資育成株式会社1.40
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.34
10光通信株式会社1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-01
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.49%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+614%、1株純資産は14期で+172%。直近期のROEは15.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月224025.719.8
2013年12月394429.324.4
2014年12月7151314.98.8
2015年12月465608.712.8
2016年12月506108.511.0
2017年12月213266.618.412.0
2018年12月4036211.514.112.6
2019年12月8344020.624.112.1
2020年12月8351317.416.412.0
2021年12月12562721.919.616.1
2022年12月12977218.415.723.3
2023年12月12586815.312.723.9
2024年12月12796513.911.123.6
2025年12月1601,09515.611.525.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額82百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
船橋俊郎代表取締役社長66460,017,707
小西貴裕代表取締役専務 DX事業統括統括責任者5036,001,382
岩越弘行取締役 DX事業統括統括副責任者694,400
門松美枝取締役(非常勤)661,462
古原広行取締役(非常勤)66
梶浦正人取締役(非常勤)54
竹中宣雄取締役(監査等委員)786,645
中尾敏明取締役(監査等委員)78
恩田学取締役(監査等委員)49
雨宮豊取締役71

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)356147023
社外取締役312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容349字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、ソリューションサービスおよびエンジニアリングサービス事業を行っております。 当社の事業における位置付けおよびセグメントとの関係は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 [Ⅰ]ソリューションサービス事業 ソリューションサービス事業は、製造業・建設業の生産性と品質の向上に役立つソリューションや営業活動・アフターサービスを支援する独自開発のシステム等を提供しております。 [Ⅱ]エンジニアリングサービス事業 エンジニアリングサービス事業は、データ解析・数値シミュレーション技術をベースに、主に環境分野を対象にした計算や解析サービスを提供しております。 事業系統図 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,453字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 ① エンドユーザ指向 ビジネスの対象を国内のエンドユーザに絞り、ユーザニーズの背景にある本質的な欲求をつかみ、最新の技術を駆使することにより最適なソリューションの提供をめざします。 ② 拠点に関する考え方 大阪(関西)を基盤にし、東京、札幌との3拠点体制という考えに捉われず、地域特性に立脚したビジネス展開を考え、今後当社のソリューションの展開に応じて営業・生産拠点を適切なマネジメントの基に拡充してまいります。 ③ 攻めの経営姿勢 守りに入った瞬間から衰退が始まるとの意識を経営幹部で徹底し、重点分野・新規事業分野へのパワーシフトを絶えず行います。 (2) 経営環境 経営環境は物価上昇に伴う消費者マインドの低下、ウクライナや中東情勢などの地政学的リスクにより、先行きは不透明な状況にありますが、その反面、人手不足解消のためのDXの拡大や脱炭素社会の実現に向けた各企業の取り組み、スマートシティ等の新たなまちづくりの普及、国土強靭化のための公共投資の拡大など、当社にとって多様な「事業機会」が拡大しており、ソリューションサービス事業とエンジニアリングサービス事業双方の強みを融合することにより、これらの事業機会を育ててまいります。 当事業年度の全社およびセグメント別の経営環境につきましては「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ① 財政状態及び経営成績の状況  a.経営成績の状況」をご参照ください。 (3) 中長期的な会社の経営戦略等 当事業年度において、売上高が7,454,059千円、営業利益が1,199,878千円と業績予想を上回る事ができました。 2024年2月8日に発表しました中期経営計画「OGI GrowUp2028」では、当社の強みであるBIM/CIM領域や企業の顧客接点(営業、アフターサービス)を支援するソリューションのエコシステム化ならびに海外のスタートアップとの連携により製造・建設・環境分野でのSaaSの品揃えの拡大を進めてまいります。 また、中期経営計画に関しましては、ソフトウエア販売は2024年11月より仲介契約への移行が進んでいることから、獲得できる利益に大きな変動はないものの、2028年12月期の売上高は当初計画の10,000百万円から1,500百万円程度の減少が見込まれますが、プラスの環境変化もあると考えているため、現時点では計画値を据え置き、計画値を達成できるよう尽力してまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、営業利益の絶対額を最大の経営指標としていることから、当該指標を最大化するために、売上高営業利益率の向上をめざしております。また、株主重視の観点から1株当たり当期純利益も重要な経営指標と認識しております。さらに、これらとは別にソリューションを提供する顧客数も重視しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 経営方針および中期経営計画を実行していくうえで、当社が優先的に対処すべき事業上および財務上の課題は以下のとおりであります。 ① 脱炭素社会に向けた技術サービスの構築・提供 カーボンニュートラルを事業起点として、移動手段の脱炭素化や住宅・非住宅の脱炭素化、グリーンで災害に強いまちづくり等、近未来に必要とされる技術を提供し、社会に貢献するとともに事業領域の拡大に取り組んでまいります。 ② マーケット環境変化への対応 当社の主要顧客である製造業・建設業は「生産年齢人口の減少」や「業務の非接触(リモート)化」等の課題に直面しております。当社はこれらの課題に対して独自のソリューションサービスで問題を解決し、ビジネスモデルやプロセスの改善をめざします。また、IT投資が進展しない中堅中小企業には、クラウド型サブスクリプションサービスを提供するなど、常に顧客のニーズを掴みマーケット環境の変化を意識することを課題として、お客様の事業収益に貢献することに努めます。 また、公共マーケットの分野では、防災・減災を中核とした人流シミュレーション等の技術習得を進め、リアルタイムな防災・減災に貢献するとともに、その技術をスーパーシティやスマートシティ等のまちづくりにも活かしてまいります。 ③ プロジェクト管理を主体としたマネジメントの強化および効率化 当社のビジネスモデルの基盤は、自社ソリューションやノウハウをベースとした受託開発、受託解析であり、見積りから検収までの個別プロジェクト管理を徹底することが課題であり、収益力の向上を図ってまいります。 ④ ストックビジネスの拡大 国内外の景気動向に左右されない安定した企業経営を課題ととらえ、従前の受託開発・受託解析事業に加え、BooT.oneをはじめとしたサブスクリプションサービスやSaaSによる従量課金型事業の売上比率を高めてまいります。その実現に向けて、各種サービスやプラットフォームの拡充のための先行投資(戦略的支出)に取り組んでまいります。 ⑤ 人員体制の強化・拡充 事業推進において最も重要な課題は人材の確保・育成であると考えております。即戦力キャリアの採用、将来を見据えた新卒採用の強化、新規事業の推進・オフショア体制の確立に向けた多国籍人材の採用等、当社ビジネスの推進に必要な人材の確保と育成に注力してまいります。 また、風通しの良い企業風土を保ち、適正な人事評価を実施することで、自律性とチャレンジ精神に溢れた人材の育成に取り組んでまいります。 ⑥ 海外企業との技術提携 当社の市場優位性は技術力であり、その技術力を高めるため、国内だけではなく海外の優秀な企業とも広く連携してまいります。
事業等のリスク1,871字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の経営成績、株価および財務状況等、事業展開上のリスク要因となる可能性のある事項は、外部要因を含めて以下のようなものであります。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、その発生防止と発生した場合の対応に努力いたします。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) IT関連市場における技術革新について 当社が事業を展開するIT関連市場においては、技術革新のスピードがこれまで以上に加速しており、業界標準と市場ニーズは急速に変化し、新たな製品・サービスや革新的な技術が相次いで登場しております。 当社はこれらに対応するため、市場動向をいち早く把握するための情報入手体制を強化し、市場ニーズや先端技術の調査・研究に努めておりますが、予想を超える急速かつ革新的な変化により、その対応が遅れた場合、当社の提供する製品・サービスが業界内での競争力を低下させ、当社の業績および事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 不採算プロジェクトの発生について 当社の主力事業であるソリューションサービスにおいては請負契約の比率が高く、受注業務を納期までに完成させ、顧客に提供する完成責任(成果物責任)を負っており、近年は受注案件の大規模化も進んでおります。 このため、引き合い・見積り・受注段階から納品に至るまで、進捗管理および品質管理を徹底するとともに、プロジェクト管理の強化にむけた社内管理体制の構築にも取り組んでおりますが、プロジェクト管理の不備によって作業工数の増大や納品遅延、納品物の品質低下が発生すると、大幅な採算悪化や顧客への損害賠償等が発生し、当社の業績および事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 人材の確保と育成について 当社の主な事業内容は、ソリューションサービスおよびエンジニアリングサービスであります。当該サービスの提供には、これらの技術や知識、業務ノウハウ等の専門性に基づいて顧客に価値を提供する人材の確保・育成は当社の成長に必要不可欠であると考えております。 近年これらの専門性を持つ人材に対する需要はより一層高まっており、人材獲得競争は激化しております。当社は、人材の確保・育成への取り組みとして、働き方や価値観の多様化に対応した労働環境の整備、社内研修等の実施、資格奨励金制度をはじめとした自己研鑽に対する支援などを行っておりますが、このような取り組みにもかかわらず、人材の確保・育成が想定どおりに進まなかった場合には、当社の業績および事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報セキュリティについて 当社は、事業上の機密情報や事業の過程で入手した顧客情報等を保有しております。そのため情報管理は当社の重要課題と認識し、代表取締役社長を責任者とする情報セキュリティ委員会のもと、これら情報の取り扱いに関する管理を徹底するとともに、万全な情報セキュリティ対策を講じております。 しかしながら、当社の想定を超える事態により、重要データの破壊、改ざん、流出、システム停止等を引き起こした場合、当社の業績および事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 特許権等について 当社は、システムを構築する上で導入しているソフトウエア等について、第三者の知的財産権の侵害がないよう調査を行うとともに、教育研修等を通じて知的財産権に対する社員の意識向上に努めております。しかし、情報技術に関する知的財産権の問題は比較的歴史が浅いため、当社が認識しているリスクがすべてである保証はなく、将来において、現在当社が想定していない権利の侵害その他の事態が発生する可能性があります。 今後、当社の事業に関連した特許その他の知的財産権が第三者に成立した場合または当社の認識していない当社の事業に関連した特許その他の知的財産権が存在した場合においては、第三者による特許その他の知的財産権を侵害したとの主張に基づく訴訟が提起される可能性があります。これらが提起された場合には、その準備・防衛のために多大な時間や資金等の経営資源を訴訟に費やさなければならず、敗訴した場合には、多額の損害賠償金または実施許諾料等の発生や特定商品・サービスの取り扱いが継続できなくなる等の可能性があります。 また、訴訟の提起には至らなくとも、特許その他の知的財産権に係わる紛争が生じた場合においても、同様に当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,224字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、底堅い企業収益を背景にした設備投資の増加やインバウンド需要等により緩やかな回復基調にあります。一方で、物価上昇を背景とした消費の落ち込み、米国の通商政策や世界各地での紛争など先行きは不透明な状況が続いております。 このような経済環境の中、当社の主要なマーケットであります製造業の分野では、住宅設備メーカーや建材メーカーを中心に営業活動やアフターサービス業務等を効率化するソリューションの導入が堅調に推移し、建設業の分野では生産性向上の課題を背景にBIM[※1]データを活用した建設DX[※2][※3]業務の引き合いが堅調に推移しております。また、公共事業の分野では、堅調な防災系エンジニアリング業務に加え、水道事業の耐震・維持管理支援業務、土木関連ではCIM[※4]活用コンサルティング業務の売上高が増加しております。なお、ソフトウエア販売は2024年11月より仲介契約への移行が進んでいることから、売上高は減少しております。 これらの結果、当事業年度の売上高は7,454,059千円(前期比4.9%減)、営業利益は1,199,878千円(前期比28.0%増)、経常利益は1,278,832千円(前期比28.0%増)、当期純利益は914,874千円(前期比26.1%増)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 ・ソリューションサービス事業 ソリューションサービス事業につきましては、製造業および建設業向けに業務の効率化、事業拡大を支援するサービスを自社ソリューション中心に展開しております。 製造業向けサービスにつきましては、営業支援ソリューション(製品名:EasyコンフィグレータおよびWebレイアウトプランナー)の受注が住宅設備メーカーや建材メーカーを中心に堅調に推移しております。また、建設業界のBIM化推進、浸透に伴い住宅設備メーカーを中心にBIM連携業務の引き合いも増加しており、CAD[※5]やPLM[※6]などの設計支援や保守支援ソリューション(製品名:PLEXおよびFieldPlanner)につきましても業務の効率化やアフターサービスを重視する流れから、引き合いは底堅く推移しております。また、PLM事業につきましては、PLMを中核とした周辺業務(営業/調達/設計/製造/アフターサービス等)との連携したサービスを提供することで差別化を図り、今後の中核事業として拡大をめざしてまいります。 建設業向けサービスにつきましては、建設業界の人手不足問題や生産性向上の課題を背景とした建設DXによる効率化・省力化への投資意欲は継続して高く、BIM関連業務を中心に引き合いは増加し、受注は堅調に推移しました。 製造業向けサービスにつきましては、引き続きtoDIM[※7]のサービスの拡充に注力し、さらなる事業拡大をめざしてまいります。また、建設業向けサービスにつきましては、BooT.one[※8]をはじめとしたtoBIM[※9]ブランドのさらなる育成やサービスの拡充に加え、設備設計(機械・電気・配管)向けBIMの受注拡大に注力してまいります。 業績面では、営業支援ソリューションの導入、ならびにソフトウエアの販売を含むBIM関連の受託開発案件が堅調に推移いたしました。なお、ソフトウエア販売は仲介契約への移行が進んでいることから売上高は減少しておりますが、一取引に対して獲得できる利益に影響はありません。 これらの結果、当事業年度の売上高は5,347,082千円(前期比6.9%減)、セグメント利益は1,084,680千円(前期比14.1%増)となりました。 ・エンジニアリングサービス事業 エンジニアリングサービス事業につきましては、防災系エンジニアリング業務、環境系コンサルティング・まちづくり支援関連業務、建設情報化支援サービス業務を中心に展開しております。 防災系エンジニアリング業務につきましては、海岸保全事業に係わる津波高潮対策検討業務、気候変動に伴い激甚化・頻発化する自然災害に対する中小河川の洪水対策支援のほか、昨今の内水氾濫に起因する都市型浸水対策支援や水道事業の耐震・維持管理支援業務の売上高が堅調に推移しております。 環境系コンサルティング・まちづくり支援関連業務につきましては、高層住宅建設などの都市開発に伴う周辺環境への影響評価、ヘリポートの利用計画に関わる環境アセスメントやコンサルティング業務の営業展開を不動産開発事業者やゼネコンのほか電鉄系各社に行っており、大型案件の受注に繋がりました。さらに、人流データなどビッグデータの活用と交通解析・協議対応を強みとした公園計画などまちづくり支援業務の受注が伸長しております。また、期間限定で無償提供中の誰もが簡単に環境シミュレーションを行えるデジタルツインプラットフォームΣSpace.E[※10](通称:まちスペ)の機能を強化し、都市開発に関わるサービス領域の拡大をめざしてまいります。 建設情報化支援サービス業務につきましては、国土交通省が2023年度より「直轄工事でのBIM/CIM適用」を原則化しており、また「BIM/CIM取扱要領(令和7年3月)」が新たに公開され、数量や規格などの属性情報を3次元モデルデータとして設定することが基本と示されたことから、関連するコンサルティング業務の受注が堅調に推移しました。さらに、鉄道・道路等インフラの安全・維持管理に関わるGIS[※11]支援業務の売上高が伸長しております。 今後は、効率化を求めつつも高度化・複雑化した解析業務に対応すべく情報処理・解析技術に磨きをかけその精度を追求するとともに、まちづくり支援業務では多様化した社会ニーズと官民連携を意識したデータ利活用技術の確立に努めます。また、既存の技術提供サービスに加え、toCIM[※12]ブランドとして販売中のアドインパッケージNavismaster[※13]の販売拡大や建設情報技術の利活用に貢献する新商材の発掘に取り組んでまいります。 業績面では、洪水対策支援等の水防災業務、水道事業支援業務に加え、公園計画などまちづくり支援業務、CIM活用コンサルティング業務の売上高が伸長しました。 これらの結果、当事業年度の売上高は2,106,977千円(前期比0.7%増)、セグメント利益は644,244千円(前期比22.1%増)となりました。 ※1:BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング) コンピュータ上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報等の属性データを追加した建築物のデータベースを、建築設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うためのモデルシステム。 ※2:建設DX(建設デジタル・トランスフォーメーション) 建設業界にIoTやAIなどデジタル技術を導入するビジネスモデルの変革を指し、業務の効率化、人手不足や技術の継承など建設業界が抱える課題解消をはかり、生産プロセス全体の最適化をめざす取り組み。 ※3:DX(デジタル・トランスフォーメーション) 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。 ※4:CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング) 建設生産システムの基軸を従来の2次元モデルから3次元モデルへ拡張し、データをコンピュータ上に構築・共有しながら統合的に調査、計画、設計、解析、施工、維持管理にいたる一連のワークフローを効率化するシステム。 ※5:CAD(コンピュータ・エイデッド・デザイン) コンピュータを利用して機械・電気製品等の設計を行うこと。コンピュータとの会話形式で設計を行う。 ※6:PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント) 製造業において、製品開発期間の短縮、生産工程の効率化および顧客の求める製品の適時市場投入が行えるように、企画・開発から設計、製造・生産、出荷後のサポートやメンテナンス、生産・販売の打ち切りまで、製品にかかわるすべての過程を包括的に管理すること。 ※7:toDIM(トゥー・ディーアイエム) 当社の親会社のトランス・コスモス株式会社と応用技術株式会社の頭文字「t」と「o」にDIM(デジタルイノベーティブマニュファクチャリング)を配置したブランド名称。”製造業界向けにデジタル技術を駆使した変革”の実現をめざすサービス。 ※8:BooT.one(ブート・ワン) 大成建設株式会社が社内で蓄積してきた「BIM規格」のノウハウを応用技術株式会社が引き継ぎ進化させ「toBIM」ブランドで提供するAutodesk社のRevitのアドインパッケージ。「BIM規格」はコマンドツール、テンプレート、ファミリ、活用ガイドライン、トレーニング教材の5つのカテゴリの総称で、「BooT.one」はこれらをパッケージ化した商品。Revitユーザの生産効率を大幅に向上させることが可能となる。 ※9:toBIM(トゥー・ビム) 当社の親会社のトランス・コスモス株式会社と応用技術株式会社の頭文字「t」と「o」にBIMを配置したブランド名称。トランス・コスモス株式会社によるBPOサービスと当社によるシステム開発のそれぞれを効果的に提供し、顧客企業の生産性向上を推進するためのBIMトータルサービス全般を指す。 ※10:ΣSpace.E(マチスペース・ドットイー) 国土交通省が推進する「PLATEAU」を活用したクラウドベースの環境シミュレーションサービス。応用技術が創業以来培った環境シミュレーションなどのまちづくり業務の実績を活かし、リアルタイムで誰もが使えるWebブラウザ上で利用可能なデジタルツイン簡易シミュレーション環境を開発した。BIM/CIMの3DデータやGISデータを取り込むことが可能で、今後の解析コンテンツの開発により活用の幅を広げる予定。 ※11:GIS(ジオグラフィック・インフォメーション・システム) 地理情報システム。地理的なさまざまな情報に関連付け等の処理を行い、データ化された地図上に視覚的に表示するシステム。災害時に発生場所、影響範囲、避難場所情報等を統合的に表示するものやエリアマーケティング、出店計画等にも利用されている。 ※12:toCIM(トゥー・シム) 当社の親会社のトランス・コスモス株式会社と応用技術株式会社の頭文字「t」と「o」にCIMを配置したブランド名称。土木事業のCIM活用シーンで「システム導入・開発」「プロジェクト支援」「人材育成」「業務プロセス改善」など、顧客企業の課題解決および土木事業全体の生産性向上を推進するためのCIMサービス全般を指す。 ※13:Navismaster(ナビスマスター) これまで応用技術が蓄積してきた「BIM/CIM」における3次元モデリング技術やCAD開発技術のノウハウを融合させることにより誕生した「toCIM」ブランドで提供するAutodesk社のNavisworksのアドインパッケージ。「3次元モデル成果物作成要領(案)」に沿った納品支援、また、属性項目編集や属性活用等の機能を実装し、統合された3次元モデルの属性の活用や設計から施工にかけてのデータ共有等の処理効率を大幅に向上させることが可能となる。 b.財政状態の分析 (資産の部) 当事業年度末の総資産は、8,230,788千円となり前事業年度末と比較し1,104,789千円増加しました。これは主に、契約資産が157,755千円減少したものの、現金及び預金151,970千円、売掛金91,800千円、預け金1,000,000千円がそれぞれ増加したためであります。 (負債の部) 当事業年度末の負債は、1,978,269千円となり前事業年度末と比較し361,281千円増加しました。これは主に、未払法人税等113,552千円、未払費用93,011千円、未払消費税等163,335千円がそれぞれ増加したためであります。 (純資産の部) 当事業年度末の純資産は、当期純利益を914,874千円計上したことおよび配当金171,290千円の支払を実施したこと等により、前事業年度末から743,508千円増加し、6,252,519千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ1,151,970千円増加し、5,078,191千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,363,024千円(前事業年度は750,520千円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額314,001千円があったものの、税引前当期純利益1,278,832千円および減価償却費50,035千円の計上、未払消費税等163,335千円の増加があったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、40,235千円(前事業年度は43,155千円の支出)となりました。これは主に、情報化投資等を行ったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、170,818千円(前事業年度は170,452千円の支出)となりました。これは、配当金170,742千円の支払および単元未満の自己株式76千円の取得を行ったためであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) ソリューションサービス事業   3,627,273   △2.4 エンジニアリングサービス事業   1,063,247   12.3 合計   4,690,521   0.6 (注) 金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ソリューションサービス事業   5,102,452   △13.5   1,307,275   △15.8 エンジニアリングサービス事業   2,081,863   △5.4   662,211   △3.7 合計   7,184,316   △11.3   1,969,486   △12.0 c.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) ソリューションサービス事業   5,347,082   △6.9 エンジニアリングサービス事業   2,106,977   0.7 合計   7,454,059   △4.9 (注) 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) パナソニックハウジングソリューションズ株式会社   910,595   11.6   ―   ― (注) 当事業年度のパナソニックハウジングソリューションズ株式会社については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当事業年度の売上高は、7,454,059千円(前期比4.9%減)となりました。セグメントごとの概況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ① 財政状態及び経営成績の状況  a.経営成績の状況」をご参照ください。 (営業利益) 売上原価は、2024年11月より当社の主要なソフトウエア販売がソフトウエア提供事業者から仲介手数料を受け取る契約になったことから、仕入高が大幅に減少し、5,160,149千円(前期比11.5%減)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、人件費等の増加により1,094,031千円(前期比2.4%増)となりました。これらの結果を受けて、営業利益は1,199,878千円(前期比28.0%増)、売上高営業利益率は16.1%(前期比4.1ポイント上昇)となりました。 (経常利益) 経常利益は、為替差損の発生があったものの、昨年から引き続きパートナー企業より新分野への取り組みに対する奨励金を受けたこと、また、余資をグループ内金融にて運用し、受取利息を得た結果、営業外収支が黒字となり、経常利益は1,278,832千円(前期比28.0%増)となりました。 (特別損益) 前期は固定資産除却損が505千円発生しましたが、当期の当該損失は千円未満であったため、税引前当期純利益は、1,278,832千円(前期比28.0%増)となりました。 (当期純利益) 法人税、住民税及び事業税422,615千円と法人税等調整額△58,657千円を計上した結果、当期純利益は914,874千円(前期比26.1%増)、1株当たり当期純利益は160.23円(前期比26.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) キャッシュ・フローの概況につきましては「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社は、将来の事業活動に必要な資金を確保し、適切な流動性を維持することを財務の基本方針としております。 当社の主な資金需要は、受注製作のソフトウエア等の完成に要する人件費や外注費等の製造原価、販売費及び一般管理費などの運転資金ならびに情報化投資の資金であり全額を自己資金で賄っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表作成にあたっては、期末日における資産・負債の金額および報告期間における収益・費用の金額に影響する見積り、判断および仮定を使用する必要があります。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)  財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。