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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

KSK

KSK CO.,LTD.9687 · Standard · 情報・通信業

LSI設計からネットワーク構築・保守まで、ハードウェア・ソフトウェア・サービスを一貫提供する技術集団。

概要

株式会社KSKは、東京都稲城市に本社を置く情報サービス企業である。2026年3月期の連結売上高は258億円、従業員数は2709人。システムコア事業、ITソリューション事業、ネットワークサービス事業の3セグメントで構成され、大手IT企業への技術提供からエンドユーザー向けソリューションまで幅広く手がける。

三つのセグメントが支える収益構造

同社の事業は三つのセグメントに分かれる。システムコア事業はLSI開発・設計、組込みソフトウェア開発、ハードウェア装置設計を手掛け、2026年3月期に46億7500万円の売上を計上した。ITソリューション事業はパッケージソフトウェアやWebシステム開発、データエントリーなどで60億5800万円。ネットワークサービス事業は通信システムの構築・保守やサポートセンター業務で150億3200万円と最大セグメントである。

グループ体制と子会社の役割

連結子会社は株式会社KSKテクノサポートの1社である。同社は2021年に株式会社KSKデータを吸収合併し、ITソリューション事業とネットワークサービス事業の一部を担う。過去には2004年に株式会社フレックス・ファームを、2008年に株式会社KSKアルパを合併しており、グループの再編を繰り返してきた。当社単体でも全セグメントの事業を兼務する。

連結売上高が13年間で2倍に拡大

2013年3月期の売上高は125億円であったが、2026年3月期には258億円へと倍増した。同期間の当期純利益は5億円から22億円へ成長。特に2020年代に入って伸びが加速し、2026年3月期には売上高営業利益率10.6%を達成し、経営目標とする10%を6期連続で上回った。従業員数も同期間で増加し、2026年3月期時点で2709人となる。

健康経営とISO認証への継続的取り組み

同社は2014年に「健康経営宣言」を行い、社長を最高責任者とする推進体制を敷く。その結果、2025年3月に「健康経営銘柄」に7年連続選定、2026年3月に「健康経営優良法人(ホワイト500)」に10年連続認定された。また、環境ISO14001を2000年、品質ISO9001を2004年、情報セキュリティISO27001を2009年、ITサービスマネジメントISO20000を2021年に取得している。

業界の中での役割は産業向けシステムの設計から保守運用までを担う技術サービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
258億円
営業利益
27億円
営業利益率
10.5%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ネットワークサービス事業150億円58.1%32億円21.3%
ITソリューション事業61億円23.6%16億円26.2%
システムコア事業47億円18.2%11億円23.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体・電子機器主力

LSIの開発・設計を中核に、組込みソフトウェア開発やハードウェアの装置設計を提供。半導体業界や電子機器メーカー向けに、製品開発の上流工程から携わる。

主な製品・サービス3
LSI開発・設計
半導体集積回路の設計開発サービス。顧客の要求仕様に基づき、回路設計からレイアウト検証までを手掛ける。
組込みソフトウェア開発
電子機器に組み込むソフトウェアの開発サービス。家電、自動車、産業機器など幅広い分野に対応。
ハードウェア装置設計
電子機器や産業用装置のハードウェア設計サービス。回路設計、機構設計などを提供。

02ITソリューション準主力

パッケージソフトウェア開発、アプリケーション受託開発、CADシステム開発、Webシステム開発に加え、データエントリー業務やオペレーター派遣などのサービスを提供。

主な製品・サービス4
パッケージソフトウェア
特定業務向けに開発された既製ソフトウェア。導入企業の業務効率化に貢献する。
アプリケーション受託開発
顧客の要求に応じた業務アプリケーションの開発サービス。要件定義から保守まで対応。
CADシステム開発
設計業務を支援するCADシステムの開発サービス。2D/3D-CADの導入・カスタマイズも手掛ける。
Webシステム開発
WebアプリケーションやWebサイトの開発サービス。ECサイト、社内システムなどに対応。

03ネットワークサービス準主力

通信・コンピュータ関連システムの構築、現地調整、運用、保守を提供。CADシステムの運用管理やサポートセンター業務も行い、顧客のシステム安定稼働を支える。

主な製品・サービス3
ネットワーク構築・運用
通信ネットワークやサーバーシステムの設計・構築、運用保守サービス。
CADシステム運用管理
CADシステムの運用管理サービス。ライセンス管理、バージョンアップ対応など。
サポートセンター
ユーザーからの問い合わせや障害対応を担うヘルプデスクサービス。

製品と技術

半導体から医療機器まで手がけるシステムコア事業

システムコア事業では、イメージセンサーなどの半導体分野向けLSI開発・設計、通信機器部品の機構設計、組込みソフトウェア開発を主業務とする。医療装置の設計開発も手掛け、受注は堅調に推移する。2026年3月期の同事業売上高は46億7500万円で、前年比11.9%増加した。ハードウェアとソフトウェアの両面から製品開発を支援する。

自社パッケージソフトとWebシステム開発で収益を牽引

ITソリューション事業は、自社開発したパッケージソフトウェアの販売が収益を牽引する。加えてアプリケーションソフトウェアの受託開発、CADシステム開発、Webシステム開発、データエントリー業務、オペレーター派遣業務を展開する。モバイル関連ビジネスも契約条件改善が進み、2026年3月期の売上高は60億5800万円、セグメント利益は16億1200万円に達した。

企業・官公庁向けネットワークサービスのフルラインアップ

ネットワークサービス事業は、通信・コンピュータ関連システムの構築、現地調整、運用・保守を提供する。CADシステムの運用管理やサポートセンター業務も含み、企業や官公庁の旺盛な需要に対応する。情報セキュリティ関連業務も強化。2026年3月期の売上高は150億3200万円と3セグメント中最大で、セグメント利益は32億1000万円を計上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報サービス、成長途上の独立系

KSKは、情報・通信業に属する独立系システム開発企業。売上高は200億円超で、同業のソラコムなどと比べ中規模。営業利益率は10%超と高水準で、収益性は良好。ただし、大手SIerに比べると規模が小さく、案件獲得で苦戦する可能性もある。2026年3月期も増収増益見込みで、堅調な成長が期待される。

強み

  • 営業利益率10%超と業界平均を上回り、強固な収益基盤を持つ。
  • 売上高・利益とも年率10%前後で成長しており、堅調な需要を反映。
  • 特定分野で高度な技術を持ち、顧客からの信頼が厚い。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営の可能性もあり、財務が安定。

課題

  • 大手との競合で規模の不利があり、大型案件の受注が難しい。
  • IT人材不足の中、優秀なエンジニアの確保と定着が課題。
  • 特定業界や顧客への依存度が高く、需要変動のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がKSK

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19405朝日放送グループホールディングス366億円8.2倍
24375セーフィー365億円79.0倍
34826CIJ361億円16.9倍
49438エムティーアイ357億円9.3倍
54847インテリジェント ウェイブ356億円23.8倍
69687KSK355億円13.2倍
74392FIG351億円42.5倍
8336Aダイナミックマッププラットフォーム349億円
99629ピー・シー・エー347億円19.6倍
104685菱友システムズ343億円8.8倍
113798ULSグループ334億円15.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

溶接機商社から情報サービス企業へ転換した1979年

1974年5月、東京都千代田区に溶接機および螺旋の輸出販売を目的としてサンユウ商事株式会社を資本金100万円で設立した。しかし1979年1月、総合情報サービス提供会社への転換を図り、事業目的を変更するとともに商号を国際システム株式会社と改め、本社を港区に移転した。この決断が現在のIT企業としての基盤となる。

1990年代の店頭登録と拠点拡充

1990年12月、社団法人日本証券業協会に店頭登録し、株式公開を果たした。1994年6月には本社を現在の東京都稲城市に移転。1997年10月には株式会社東京フアシリティズを合併し、事業規模を拡大した。1999年から2000年にかけては子会社としてケイエスケイデータ株式会社(後のKSKデータ)とケイエスケイテクノサポート株式会社を設立している。

2000年代のM&Aと商号変更

2001年1月、株式交換によりアルファベティックアクション株式会社(後のKSKアルパ)を完全子会社化。2004年3月には株式会社フレックス・ファームに資本参加し、同月品質ISO9001を取得。2004年10月、商号を現在の株式会社KSKに変更するとともにフレックス・ファームを合併。同年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。

2008年から2010年代の組織再編と上場市場の変遷

2008年10月、株式会社KSKアルパを吸収合併し、グループの簡素化を図った。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の合併により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。この間、2009年には情報セキュリティISO27001を取得している。

2020年代の子会社統合と健康経営の推進

2021年4月、株式会社KSKテクノサポートと株式会社KSKデータが合併し、連結子会社が1社となる。同年6月にはITサービスマネジメントISO20000を取得。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行した。健康経営では、2017年にホワイト500認定、2019年に健康経営銘柄選定を皮切りに連続認定を重ねている。

2022年以降の拠点拡張と過去最高業績

2022年12月に東京都千代田区に日本橋Sierraを開設。2023年6月には神奈川県厚木市に厚木分室(REONA)、同年12月には川崎市に川崎中央技術センターを開設し、首都圏の技術拠点を拡充した。2026年3月期の連結売上高は258億円、営業利益27億円、純利益22億円と過去最高を更新し、従業員は2709人に達した。

年表28件を開く

1970年代

  • 1974年5月創業東京都千代田区に溶接機及びその部品と螺旋の輸出及び国内販売を目的として、資本金100万円にてサンユウ商事株式会社を設立。
  • 1979年1月商号変更総合情報サービス提供会社への転換を図るため従来の事業目的を現行目的に変更し、併せて商号を国際システム株式会社と変更し、本社を東京都港区に移転。

1980年代

  • 1984年1月本社を東京都新宿区西新宿二丁目4番1号に移転。

1990年代

  • 1990年12月社団法人日本証券業協会に店頭登録。
  • 1994年6月本社を東京都稲城市に移転。
  • 1997年10月M&A株式会社東京フアシリティズを合併。
  • 1999年11月創業ケイエスケイデータ株式会社(株式会社KSKデータ)を設立。

2000年代

  • 2000年2月環境ISO(ISO14001)を認証取得(本社/東京技術センター)。
  • 2000年12月創業ケイエスケイテクノサポート株式会社(現 株式会社KSKテクノサポート)を設立。
  • 2001年1月株式交換によりアルファベティックアクション株式会社(株式会社KSKアルパ)の全株式を取得。
  • 2004年3月株式会社フレックス・ファームに資本参加。品質ISO(ISO9001)を認証取得。
  • 2004年10月M&A商号を株式会社KSKに変更。株式会社フレックス・ファームを合併。
  • 2004年12月上場社団法人日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2008年10月M&A株式会社KSKアルパを合併。
  • 2009年3月ISO27001を認証取得。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2017年2月「健康経営優良法人(ホワイト500)」認定。
  • 2019年2月「健康経営銘柄」に選定。

2020年代

  • 2021年4月M&A株式会社KSKテクノサポートと株式会社KSKデータが合併。
  • 2021年6月ITサービスマネジメント(ISO20000)を認証取得(本社/東京技術センター)。
  • 2021年12月新宿技術センターが拡張移転。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所スタンダード市場に移行。
  • 2022年12月東京都千代田区に日本橋Sierraを開設。
  • 2023年6月神奈川県厚木市に厚木分室(REONA)を開設。
  • 2023年12月神奈川県川崎市に川崎中央技術センターを開設。
  • 2025年3月「健康経営銘柄」に7年連続選定。
  • 2026年3月「健康経営優良法人(ホワイト500)」に10年連続認定。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率10%
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2027年3月期まで12%
  • 配当性向2026年3月期まで50%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長分野への経営資源投入と業務シフト

    DX、IoT、生成AI、ハードウェアとソフトウェアの融合など市場変化に適応し、成長分野へ経営資源を投入。優良顧客主体の既存ビジネスの収益力強化と、高付加価値の新規ビジネス創出に取り組む。

  2. 02

    人材育成とエンゲージメントの強化

    独自の教育研修機関「KSKカレッジ」を活用した技術・ヒューマンスキル研修、新入社員帰社日制度などにより人的資本投資を強化。チーム制や健康経営、DE&I施策でWell-beingな職場環境を構築する。

  3. 03

    技術力・品質向上による差別化

    「全社技術力向上委員会」や「かがやきプロジェクト」を通じ、スキルロードマップやタレントマネジメントを活用。品質と技術力に裏付けられた付加価値の高いITサービスを提供し続ける。

  4. 04

    サステナビリティ推進と情報セキュリティ強化

    サステナビリティ委員会を中心に環境・人権・エシカル調達等に取り組み持続可能な社会に貢献。KSK-CSIRTの設置や脆弱性診断など、情報セキュリティ対策を強化し外部脅威に備える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,709人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は545万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は8.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,765
2018年3月1,854
2019年3月50335.39.71,955
2020年3月50534.79.42,075
2021年3月48834.79.52,186
2022年3月51134.99.82,273
2023年3月51234.99.92,342
2024年3月52834.89.82,461
2025年3月53234.39.42,62591
2026年3月54534.28.92,709100

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
蓼科保養所 — 長野県茅野市323百万円
全社
本社 東京技術センター — 東京都稲城市162百万円
全社 ITソリューション ネットワークサービス
新宿技術センター — 東京都渋谷区122百万円
システムコア ITソリューション ネットワークサービス
日本橋技術センター — 東京都千代田区41百万円
全社 ネットワークサービス
川崎中央技術センター — 神奈川県川崎市中原区38百万円
ネットワークサービス
川崎技術センター — 神奈川県川崎市中原区31百万円
システムコア
悠々庵 — 埼玉県さいたま市緑区17百万円
ITソリューション
さいたま支社 — 埼玉県さいたま市大宮区4百万円
ITソリューション
本社 — 東京都稲城市3百万円
ネットワークサービス
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱KSK テクノサポート(注1,2,3)
    東京都稲城市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は258億円営業利益27億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.3%、利益が+12.5%。

売上高
+9.3%
258億円
営業利益
+12.5%
27億円
純利益
+15.8%
22億円
営業利益率
10.5%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高281億円258億円
営業利益31億円27億円
純利益23億円22億円
1株あたり配当¥190¥190

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は67億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.4%、営業利益は+125.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q555
2024年1Q5147.83
2024年2Q55610.94
2024年3Q54611.15
2024年4Q585
2025年2Q11487.06
2025年4Q1221613.113
2026年2Q1251814.414
2026年4Q13396.88
2027年1Q67913.46

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は125億円から258億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.5%。売上は13期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月12595
2014年3月13085
2015年3月134105
2016年3月139127
2017年3月145139
2018年3月154149
2019年3月164149
2020年3月1731711
株式会社KSKテクノサポートと株式会社KSKデータが合併。
2021年3月1752315
東京都千代田区に日本橋Sierraを開設。
2022年3月1862215
神奈川県厚木市に厚木分室(REONA)を開設。
2023年3月2042316
2024年3月2182417
2025年3月236242510.219
2026年3月258272910.522

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高258億円のうち、営業利益として残るのは27億円10.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.1%199億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.4%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.5%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
10.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
8.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
12.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は67億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−2−1642
2014年3月4−3−1142
2015年3月8−3−2545
2016年3月9−13−2−439
2017年3月10−4−4642
2018年3月10−5−3544
2019年3月13−10−4342
2020年3月14−1−61350
2021年3月23−6−41763
2022年3月10−16−5−651
2023年3月14−16−5−245
2024年3月19−5−51455
2025年3月18−9−13951
2026年3月34−11−72367

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は261億円。このうち返さなくてよい自己資本が186億円で、自己資本比率は70.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月107782973.0
2014年3月112823072.8
2015年3月120853570.6
2016年3月125893670.9
2017年3月134963870.8
2018年3月1431034071.5
2019年3月1531084570.3
2020年3月1561144272.8
2021年3月1761255170.3
2022年3月1851364972.7
2023年3月2021485472.3
2024年3月2191615872.6
2025年3月2291676272.0
2026年3月2611867570.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
69億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
156億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
75億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中97位あたり、逆に低いのはROE605社中317位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,645で、1年前と比べて+12.1%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥4,645-1.3%1ヶ月+6.2%1年+12.1%時価総額355億円
過去52週の値幅
安値¥4,175高値¥5,810

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR1.55倍
配当利回り4.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で0.57%上昇し、8月7日終値4400円は25日線4428.6円を下回る。7月24日に4610円まで上昇したが、その後は下落に転じ、8月4日には4375円まで調整。75日線4372.33円やや上回るが、200日線4569.51円は下回る。52週高値5810円からは約24%下落、安値4175円からは約5%上昇。RSIは53.49で中立。出来高は数千株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは12.5倍と業界平均の30.09倍を大幅に下回り、予想PERも11.6倍と低い。PBRは1.47倍で同3.53倍を下回り、ROEは12.5%と高い収益性を示す。配当利回りは4.32%と業界平均の3.38%を上回り、株主還元も積極的。同業他社と比較してバリュエーションは明らかに割安で、財務体質も良好。収益は堅調に推移しており、割安な水準で配当利回りも高いため、投資妙味がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍47.9倍
PER (予想)12.3倍
PBR1.55倍2.96倍
ROE12.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

企業DXの追い風でデータセンター需要が高まる一方、競争激化と設備投資負担が課題。強気派は、クラウド需要の増加でデータセンター稼働率が向上し、2026/3期も増収増益確実と見る。また、セキュリティや運用ノウハウに強みがあり、既存顧客との長期契約で収益の安定性が高いと指摘。弱気派は、データセンター市場への新規参入が増え、料金競争が激化する可能性。また、大型設備投資が減価償却負担となり利益を圧迫すると懸念。高配当利回りは魅力だが、それを支える利益成長が鈍化するリスクを挙げる。

プラスに働く材料7
  • DX需要の拡大

    企業のIT投資増でデータセンター利用が拡大

  • 長期契約の安定性

    運用保守契約は解約率が低く、収益の予見性が高い

  • 高配当利回り

    4.32%の配当利回りが投資家を引き付ける

  • 2026年3月期は増収増益、営業利益27億円決算発表後影響

    売上高258億円(前期比22億円増)、営業利益は3億円増

  • 予想PER11.6倍で来期も増益決算発表後影響

    予想PERは現行12.5倍を下回りEPS約8%増

  • 配当利回り4.32%と高利回り継続影響

    高配当が下支えし、株価下落局面で買い安心感

  • ROE12.5%と高い収益性通年影響

    ROE12.5%ならPBR1.47倍は割安との評価余地

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    クラウド事業者や新興データセンターとの価格競争が激しい

  • 設備投資負担

    データセンター拡張のための投資が利益を圧迫

  • セキュリティリスク

    大規模障害や情報漏洩が発生すると信用失墜につながる

  • 売上高22億円増に対し営業利益3億円増通年影響

    営業利益率は10.17%→10.47%と改善が小幅

  • IT需要減速で案件獲得競争激化2027年〜2028年影響

    売上高258億円の成長が止まり、営業利益27億円を割込む

  • 人件費高騰で利益率圧迫継続影響

    技術者不足で労務費が上昇し、営業利益27億円が下振れ

  • 株価上昇率は1年で3.7%と相対劣位継続影響

    マーケット全体に比べ上値が重く需給が弱い

次の決算で確かめる点
データセンター稼働率
固定費回収の鍵で、収益性に直結する
契約更新率(解約率)
リカーリング収入の安定性を測る
クラウド関連売上
DX需要を取り込む成長性の指標になる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり190で、前期から+46.0%いまの株価に対する利回りは4.09%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥190
1株あたり
配当利回り
4.09%
いまの株価に対して
配当性向
58.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4442.7
2018年3月476.839.8
2019年3月94100.083.6
2020年3月55−41.543.7
2021年3月7740.040.0
2022年3月770.037.2
2023年3月803.938.3
2024年3月226182.596.0
2025年3月124−45.149.3
2026年3月18146.058.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥190

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,334人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.6%を占め、残る92.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他69.068.568.869.669.180.4
自己株式21.921.921.821.720.820.6
外国法人12.312.511.912.212.111.4
事業法人14.214.615.015.315.35.6
金融機関3.73.73.42.32.32.0
証券会社0.80.80.90.71.10.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山崎 陽子10.52
02BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)6.72
03山崎 武幹6.05
04山崎 武寛6.05
05UHPartners2投資事業有限責任組合5.96
06光通信KK投資事業有限責任組合3.89
07KSK従業員持株会2.54
08石井 公子2.06
09AGS株式会社1.93
10村上 洋子1.40

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-06-24
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.90%
  • 2026-06-24
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.00%
    +0.17pt
  • 2026-06-24
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    変更報告
    8.84%
    -0.16pt
  • 2026-06-24
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    変更報告
    7.65%
    -1.19pt
  • 2026-06-24
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    変更報告
    8.36%
    +0.71pt
  • 2026-06-24
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    変更報告
    9.00%
    +0.17pt
  • 2026-06-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    9.00%
    +0.17pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    9.00%
    +0.17pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    8.84%
    -0.16pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.65%
    -1.19pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    8.36%
    +0.71pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+325%、1株純資産は14期で+147%。直近期のROEは12.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月851,2307.17.029.7
2014年3月761,2866.18.863.6
2015年3月831,3486.39.847.5
2016年3月1131,4268.18.542.5
2017年3月1461,5699.88.642.7
2018年3月1561,6969.511.839.8
2019年3月1551,8068.911.683.6
2020年3月1811,8839.89.643.7
2021年3月2562,07612.99.340.0
2022年3月2522,25311.68.937.2
2023年3月2662,44111.38.638.3
2024年3月2852,65711.213.796.0
2025年3月3092,73111.510.149.3
2026年3月3603,03212.511.958.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額218百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
河村具美代表取締役 会長7526,200
松岡洋一代表取締役 社長706,100
阿佐見俊一取締役 執行役員 事業企画本部長663,200
照内定光取締役 執行役員 DX推進・リスク管理担当619,300
川辺恭輔取締役 執行役員 管理本部長61700
多和田英俊取締役702,200
井口広取締役761,400
鈴木順子取締役55
内山郁夫監査役(常勤)67
塩畑一男監査役765,400
山内久光監査役62
加々美博久72

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5105483418838
社外取締役522224
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容504字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社をいう。以下、同じ。)は、株式会社KSK(当社)、子会社1社により構成されております。セグメントは「システムコア事業」、「ITソリューション事業」及び「ネットワークサービス事業」であります。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 セグメントの名称   事業内容   主要な会社 システムコア事業   LSI開発・設計 組込みソフトウェア開発 ハードウェアの装置設計   当社 (会社総数1社) ITソリューション事業   パッケージソフトウェアの開発 アプリケーションソフトウェアの受託開発 CADシステム開発 Webシステム開発 データエントリー業務 オペレーター派遣業務   当社 ㈱KSKテクノサポート(連結子会社)   (会社総数2社) ネットワークサービス事業   通信・コンピュータ関連システムの構築・現地調整・運用・保守 CADシステムの運用管理 サポートセンター業務   当社 ㈱KSKテクノサポート(連結子会社)   (会社総数2社) 以上の事項を事業系統図によって示すと次のようになります。
経営方針・対処すべき課題6,293字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは設立以来、大手IT企業に対する技術の提供及び開発支援、並びにパッケージソフトを核としたエンドユーザー向けのソリューション提供を中心に事業を推進してまいりました。さらに、ネットワークの高速化と普及・拡大に伴い、ネットワークシステムの構築・保守業務及びコールセンターなどのネットワークサポート事業、また、モバイル端末用のWebサイトの構築やコンテンツ変換ツールの開発など、市場の要求に応じたビジネスを追加し事業を拡大してまいりました。 現在、当社グループは、「システムコア事業」、「ITソリューション事業」及び「ネットワークサービス事業」を主力事業とし、「エンゲージメント(企業風土)」「人材育成(仕組み)」「CS向上(戦略)」を経営の基軸として位置付けております。 「エンゲージメント(企業風土)」として、社員の働きやすい環境整備の観点から、当社グループのすべての活動のベースとなる「チーム制」と各種エンゲージメント施策を積極的に展開しております。また、当社グループでは、従業員の健康増進を経営の重要な課題として捉え、従業員の健康の維持・増進と企業生産性の向上を目指す「健康経営宣言」を2014年10月に行っております。当社グループの持続可能な成長を実現するためには、その主体である従業員一人ひとりの健康が不可欠であると考え、「心(人間力)・技(知識・技術・スキル)・体(心身の健康)」三位一体の真の人づくりに、代表取締役社長を健康経営担当の最高責任者に任命し、会社、従業員が一丸となって取り組んでおります。その結果、経済産業省と日本健康会議が共同で取り組んでいる「健康経営優良法人(ホワイト500)」に10年連続で認定されました。今後もさらにその活動を推進してまいります。 「人材育成(仕組み)」では、お客様の新たな技術的ニーズにお応えすべく、独自の教育研修機関である「KSKカレッジ」の体制・機能を一層充実させる等の人材育成投資を積極的に行っております。技術研修と合わせ、高い人間力を形成するためのヒューマンスキル研修や、先輩社員とコミュニケーションを図る「新入社員帰社日」制度など、多角的な育成プログラムを運用し、社員の技術力と人間力をバランスよく向上させるための人的資本への投資強化を行っております。 「CS向上(戦略)」では、当社グループの強みの一つでもある現場力のさらなる強化に向け、全社一丸となって「品質向上運動」を展開するほか、お客さまに感動をお届けできるようなサービスの提供を目指した「CS向上運動」に長年取り組み、お客様満足度の向上に努めております。さらに2021年8月には「全社技術力向上委員会」を発足させ、スキルロードマップの活用等、技術力向上に向けた各種施策を通じ、品質に加え、技術者としての価値を高めております。 また、当社グループでは、企業の社会的責任を果たすために、CSR担当部署を中心に法令遵守の徹底を推進するとともに、社員有志により清掃活動等のエコ活動を行っている「Team KSK ECO CLUB」に対する活動支援などを通じて、社会貢献活動に積極的に参加するほか、環境ISO、品質ISO、個人情報保護、情報セキュリティ対策の強化などにも取り組んでおります。 当社グループでは、社員一人ひとりの高い技術力や人間力がお客様の期待に応え、その個々の能力が集団で発揮できる組織力こそが、IoTやクラウドコンピューティング、生成AI市場等に関連する新たなサービスの提供、自動運転支援などのソフトウェア開発業務の急拡大など、想定した以上に速いテンポでかつダイナミックに変化する市場を勝ち抜くための源泉であると考えております。あらゆる変化に対応し、さらなる発展へ全社員が考える集団となり、お客様に新たな価値を提供し続けるエクセレントカンパニーを目指し、将来にわたり持続的成長を実現してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、企業価値向上と競争力強化のため、マーケットが求める新たなニーズに柔軟かつ的確に対応するべく、人材育成、早期戦力化に向けた成長投資を積極的に行い、品質及び技術力向上施策を基盤とした付加価値の高いITサービスの提供に努めております。具体的な指標としては、売上高営業利益率10%を目標としております。当連結会計年度において、売上高営業利益率は10.6%となり、6期連続で売上高営業利益率は10%以上を確保いたしました。 (3)経営環境並びに中長期的な経営戦略と事業戦略 今後の我が国の経済見通しにつきましては、賃金引上げ等の所得環境が改善する一方、原材料費の高騰等による物価上昇により、実質賃金の低下が続き、国内消費は足踏み状態が続くものと思われます。また、世界的にはウクライナや中東、東アジア情勢等の地政学リスクに加え、今般の米国の関税措置による影響等、世界経済は混迷を深めており、景気の先行きは不透明感が強まっています。 一方、当社グループを取り巻くマーケット環境は、IoTやクラウドシフトの加速、生成AIの実用化、サイバーセキュリティ需要の拡大など、持続的な成長を支える構造的な変化が進展しており、引き続き旺盛な需要状況が続くものと考えられます。こうした状況下においても機動的かつ柔軟に対応できるよう、引き続き人的資本投資の拡充を進めてまいります。また、中期経営計画「Blue Wind ChapterⅡ」においても、「事業の強靭化」「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)への取組み」「人と組織の強靭化」を重点課題としており、資本効率向上及び各ステークホルダーとの関係強化を図ってまいります。具体的な指標として中期経営計画の最終年度である2027年3月期に、自己資本当期純利益率(ROE)12%を目指し、配当性向に関しては1年前倒しで2026年3月期に配当性向50%を目指してまいります。 セグメント別の事業戦略は次のとおりであります。 (システムコア事業) LSIやFPGAなどの半導体設計を中心としたシステムデバイス事業、組み込みソフトウェア開発からIoTソリューションまでを提供するIoTソリューション事業、そして、社会を守り、IoTにつながるモノの機械/電気設計を中心としたメカトロニクスデザイン事業の3つからなっています。本事業は事業環境の変化に対応したお客様の開拓を進め、事業構造の変革を目指します。 半導体設計では、よりネットワーク端末に近い所での処理を行う、「エッジコンピューティング」に必要なプロセッサーの開発技術等への対応を目指します。 組み込みソフトウェアの開発では、自動車をはじめとして、家電製品、ロボットといったあらゆる機器がネットワークにつながる「コネクテッド社会」の実現に向け、各種センサーや通信機能付き制御機器に関する技術力の提供を目指します。 ハードウェアの装置設計では、計測装置の回路設計やプリント配線基板設計までを最先端技術で一貫してサポートしてまいります。 (ITソリューション事業) パッケージソフトウェアの開発、アプリケーションソフトウェアの受託開発、CADシステム開発、Webシステム開発、モバイル実機検証サービス、データエントリー業務、オペレーター派遣業務などを中心に業務を行っております。 本事業は、大手IT企業への技術支援業務、エンドユーザーからの受託ソフトウェア開発及びパッケージソフトウェアを中核にしたソリューション事業、官公庁、自治体及び民間企業の健康保険組合を中心としたオペレーター派遣やデータエントリー業務などを中心に行っておりますが、AIやIoTの技術に関する研究開発を通じて提案力を強化し、シェア拡大と新規顧客の獲得を目指します。 多様化し続けるモバイル端末向けのコンテンツ・アプリケーションテストのアウトソーシングにおいては、独自に培ったナレッジを活用し、サービスを提供する事業者や開発会社向けに、サービスの開発・運用をサポートする製品やサービスを引き続き提供してまいります。 独自に開発した住宅建設業者向けパッケージソフト「住宅マネージャー」は、お客様のニーズの反映や、機能の充実と操作性を向上させました。今後も、さらなる改良を続け、ユーザーにとって使い易いシステムの提案等を行うとともに、この分野でのデファクト化を目指します。 アウトソーシング業務では、人材派遣、業務全般をサポートする総合支援サービスなどにおいて、官公庁や健康保険組合などの事務効率化とコストセーブに寄与してまいります。 データエントリーにおいては、万全の機密保持と個人情報管理の対策を整え、厳重なセキュリティ設備のもとで、AIやRPA技術等も活用し高速・高精度なサービスを提供してまいります。 (ネットワークサービス事業) 本事業は、ネットワークシステムの構築支援、運用・保守サービス及びサポートセンター支援などを中心に行っており、新規分野や成長分野へ業務や技術要員をシフトするとともに、新規採用者の早期戦力化を目指します。 具体的にはクラウドの運用や仮想ネットワークの構築といったクラウド関係業務、データセンターのクラウド基盤運用や障害監視などのデータセンター業務、キャリア系ベンダーへのネットワーク構築・運用支援、5Gネットワークの展開支援の業務、ソリューションベンダーやセキュリティベンダに対する、インフラ基盤の構築・運用・障害監視や、CSIRT運用支援、脆弱性診断やSOC運用業務など、幅広いサービスを提供してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが対処すべき主要な課題は以下のとおりであります。 ① 事業の高収益体質への転換に向けた取組み DX(デジタル・トランスフォーメーション)の進展に伴うクラウド環境の整備や、IoT、生成AI関連市場の拡大に加え、ハードウェアとソフトウェアの融合など市場はダイナミックに変化しております。このような環境の変化に適応し持続的成長を実現するため、成長が期待できる分野へ経営資源を投入し、柔軟かつ戦略的な業務シフトを行うことにより、優良顧客主体の安定した既存ビジネスの収益力強化に注力してまいります。その一方で、市場環境の変化に応じた高付加価値の新規ビジネス創出にも取り組んでまいります。 ② 健全で活力の漲る組織風土の醸成 IT業界の技術変化の速さやお客様ニーズの多様化は、加速度的にさらに新たな変化が起きる可能性を秘めております。このように目まぐるしく変化する環境の中で競争力を高め勝ち残っていくためには、当社グループが重視するチーム活動をさらに革新的で創造性豊かなチーム制へと変革し、人と組織が信頼と共感でつながる健全で活力漲る組織風土をより一層強固なものにする必要があります。当社グループでは、人材の確保と育成、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)、健康経営並びに様々なエンゲージメント施策を展開するとともに処遇改善により、Well-beingな職場環境を構築してまいります。 ③ SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)への取組み 経営理念「敬天愛人」並びにグループ企業行動憲章に則った「サステナビリティ基本方針」に基づき、当社グループは人間中心の経営を進め、責任ある企業の一員として持続可能な社会の実現に向けて貢献していくことで、中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 具体的な取り組みとして、経営トップも参加する「サステナビリティ委員会」が中心となり、環境や脱炭素、人権に配慮したエシカル調達・購買やダイバーシティ等、SDGsの環境問題、社会課題への取組みに主体的に貢献することで、安定的・持続的な成長を実現してまいります。 ④ 技術力及び品質の向上 品質に加え技術力と専門性に裏付けられた付加価値の高いITサービスを提供し続けるべく、当社グループでは、2017年4月以降展開している「かがやきプロジェクト」において、品質向上に向けた各種施策を実施し、成果をあげてまいりました。また、2020年10月に発足し経営トップも参加する「全社技術力向上委員会」では、スキルロードマップやタレントマネジメントシステムの活用等、技術力向上に向けた各種施策を引き続き実施してまいります。 ⑤ 健康経営 企業の長期的、継続的な成長を実現するためには、その主体である従業員一人ひとりの健康が不可欠であると考え、当社グループでは2014年に「健康経営宣言」を発表して以来、代表取締役を健康経営の最高責任者とし全社体制で健康経営を推進しております。こうした取り組みを継続的に行う中で、経済産業省と東京証券取引所が共同で選出する「健康経営銘柄」に2025年まで7年連続で選定されたほか、経済産業省からは10年連続で「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を受けております。今後とも従業員の健康増進を経営の重要な課題として捉え、さらなる従業員の健康の維持・増進と企業生産性の向上を目指してまいります。 ⑥ 情報セキュリティ対策のさらなる強化 昨今、情報セキュリティを取り巻く環境は厳しさを増しており、地政学リスクの高まりから様々な脅威が顕在化しております。企業が存続していくためには、このような状況の変化にいち早く対応する必要があります。当社グループでは「KSK-CSIRT」を設置することによって、標的型メール攻撃やランサムウェアなど外部からの攻撃に、より強固でフレキシブルに対応できる体制を整えております。また、ウイルスや不正アクセス等に対する識別・防御能力のさらなる強化を図る一方、万一事故が発生した場合の検知・対応・復旧など適切な対応の整備にも今後取り組んでまいります。 ⑦ コーポレートガバナンスの強化 社会的要請や関連法令改正等に応え、すべてのステークホルダーから信頼される企業であり続けるためには、コーポレートガバナンスの一層の強化が重要であると認識しております。当社グループでは、独立役員である社外監査役の他に、多様性に配慮した社外取締役を複数名選任しております。加えて、非執行部門という共通性を持った社外役員等からなる「社外役員協議会」を設置し、経営の監視について十分に機能する体制を整備しております。今後も意思決定プロセスの適正性の確保と内部統制システムの適切な運用が行われるよう監視することで、投資家や顧客の信頼とニーズに応えてまいります。 ⑧ 今後予想される災害等への対応 当社グループでは事業継続計画(BCP)を策定しており、近年、全国的に頻発している地震や台風などの自然災害、火災や停電などの人災、感染症拡大のリスク、さらには外国からの武力攻撃、テロ、サイバー攻撃など、有事への備えを徹底することでリスクを軽減するための対策を講じています。より実効性のあるものに随時見直しを行うことで、引き続き従業員の安全確保、事業継続に必要な体制整備、設備増強を図ってまいります。
事業等のリスク2,387字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中に将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市場動向について 当社グループを取り巻くマーケット環境は、IoTやクラウドシフトの加速、生成AIの実用化、サイバーセキュリティ需要の拡大等、持続的な成長を支える構造的な変化が進展しています。これらの技術革新により、IT関連の需要は今後も堅調に推移するものと見込まれます。一方、国内経済においては、賃金引き上げ等による所得環境の改善が期待されるものの、原材料費の高騰等を伴う物価上昇の影響により、実質賃金の低下が続いており、個人消費は足踏み状態が続くことが予想されます。さらに、ウクライナ・中東・東アジアにおける地政学リスクや、米国の関税措置の影響等により、世界経済の不透明感は一層強まっております。このような外部環境の変化によって、お客様のIT投資における実行時期や規模が急激に変動した場合、または価格競争が激化した場合には、当社グループの売上高や利益率に悪影響を及ぼすことが懸念され、経営成績および事業展開にも支障をきたす可能性があります。 (2)人材の確保について 当社グループの事業は、ソフトウェア開発、組込みソフトウェア開発、LSI設計技術、ネットワーク技術等多くの先端技術に深く関連しています。変化の激しいIT業界では技術者に常に高いスキルが求められています。これら技術の知識と経験を兼ね備えた人材の確保を経営の最優先課題と捉えており、新卒・中途を問わず技術者の採用に努めております。しかしながら、少子高齢化の影響により中長期的には労働人口が減少する傾向にあり技術要員の確保が一層難しくなっております。DX化による新ニーズの出現や生成AI、ロボット等の技術革新によって必要とされる技術や能力のレベルが高まっており、人材の確保・育成が想定通りに進まない場合、お客様からの要求に対して必要な知識と経験をもった技術者を十分に提供できないことにより、受注機会を逸することが考えられ、当社グループの経営成績及び事業展開に悪影響を与える可能性があります。 (3)プロジェクトの運営について 開発案件等を請負契約で受注した際のプロジェクト運営においては、「要求の正確な把握」「適正な見積」「担当技術者のレベル」「スケジュールの妥当性」「完成品の品質」「テストの有効性」などといった要因が、プロジェクトの成否や採算性に大きな影響を与えます。プロジェクトマネジメントの巧拙や、作業の過程において仕様の変更や何らかのトラブルが発生することにより、予め見積もっていた費用を上回る大幅な超過コストの発生や納期遅延による損害金が発生する恐れがあり、当社グループの経営成績及び事業展開に悪影響を与える可能性があります。 (4)サイバー攻撃に伴う情報漏洩リスクとシステムダウンリスク サイバー攻撃が世界的に活発化しております。特定の組織内の情報を狙って「標的型攻撃」としてマルウェアなどの不正プログラムが送りつけられて情報が漏洩する、あるいは、身代金を要求するランサムウェアなどによってネットワークが暗号化されてシステムが利用不能となる可能性があります。こうしたサイバー攻撃への対応としては監視システムの導入やメール訓練を毎月実施するなど徹底したセキュリティ教育を実施しております。また、万が一サイバー攻撃に起因する損害を受けた場合に備え保険に加入しておりますが、保険金を上回る損害賠償請求による費用の発生等が起こる可能性があります。 (5)個人情報や特定個人情報及び秘密情報の漏洩事故によるリスク 当社グループでは、個人情報や特定個人情報及び顧客情報などの秘密情報を取扱う場合があります。こうした情報資産を守るためにプライバシーマークやISMSの認証取得を通じた意識の改善や情報セキュリティ規程を整備するなど社員一人ひとりに対する教育・研修を行い、情報の重要性を理解させています。しかしながら、万が一個人情報や特定個人情報及び秘密情報が外部に漏れる事態になった場合、信用失墜による売上の減少など当社グループの経営成績や事業展開に悪影響を与える可能性があります。こうした事態に備え個人情報保護保険に加入しておりますが、状況によっては保険金を上回る損害賠償請求による費用の発生等が起こる可能性があります。 (6)コンプライアンスに関するリスク 当社グループでは「社員の行動規範」として健全な職場環境構築や誠実な企業活動についての行動基準を設け、労務管理、健康増進、ハラスメント予防に関する教育や制度の適宜改定を行っています。また、関係法令の遵守や内部通報制度の整備等を通じて、不正や不適切行為の未然防止に努めるとともに、管理監督体制の強化によってコンプライアンスの強化に取り組んでいます。これら制度や施策による相互牽制が十分に機能しなかった場合、社会的信用の低下や発生した損害に対する賠償によって、当社グループの財政や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害等のリスク 当社グループにおきましては、地震、津波、火山活動等の自然災害、パンデミックの発生、ならびに外国からの武力攻撃、テロ行為等の人為的事象による影響を想定し、従業員の安全確保および建物・設備・情報システム等の保全を目的として、事業継続計画(BCP)の見直しを適宜実施しております。しかしながら、かかる事象に起因する被害が甚大であった場合には、当社グループの事業活動が一時的に停止する等、業績および今後の事業展開に重大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,301字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用環境や賃金引上げ等の所得環境が改善する状況下にインバウンド需要が引き続き旺盛であることも相まって緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、円安基調の継続に伴う資材高騰や供給不足等による物価上昇により、実質賃金の伸び悩みが続いたことから、国内消費は足踏み状態となっております。また、世界的には、混迷が続くウクライナ・中東情勢の長期化や、米国の通商政策や外交姿勢の影響に加え、欧州主要国における政治的不安定性の継続などにより、経済の不確実性が一段と高まっております。さらに、台湾情勢をめぐる日中関係の緊張等、東アジアの地政学リスクも高まっており、景気の先行きは依然として不透明かつ流動的な状況が続くものと思われます。 当社グループが属する情報サービス産業界におきましては、企業の競争力強化や業務効率化を目的としたDX(デジタル・トランスフォーメーション)への取り組みが引き続き進展しており、クラウドコンピューティング、IoTに加え、生成AIの活用を見据えた投資需要が拡大いたしました。特に、ハードウェアとソフトウェアの融合によるシステム全体の最適化や、業務プロセスの高度化・自動化を志向する動きが一層強まっております。一方で、サイバー攻撃の高度化・巧妙化を背景としたサイバーセキュリティ対策の強化、個人情報保護や各種法規制への対応に加え、IT人材の需給逼迫による人件費の上昇など、事業環境は複雑性を増しており、情報サービス企業には、技術力の高度化が求められております。 このような変化が激しく、不確実性が高まる市場におきまして、技術の知識と経験を兼ね備えた人材を確保すべく、報酬水準の見直し、就労環境の改善等、人的資本投資の拡充を進めております。また、2026年度を最終年度とする3か年の中期経営計画「Blue Wind ChapterⅡ」におきましても、「事業の強靭化」「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)への取組み」「人と組織の強靭化」を重点課題とし、市場に柔軟かつ的確に対応できる人材の育成に向けた成長投資を積極的に行っております。さらに、持続的な事業発展には欠かせない新卒社員等の採用活動につきましても引き続き積極的に推進しております。 なお、当社グループでは、持続的な成長と生産性の向上を実現するためには、その主体である従業員一人ひとりの健康が不可欠であると考え、健康増進に向け様々な活動を継続的に行っております。本年3月には「健康経営優良法人(ホワイト500)」に10年連続で認定されました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は25,767百万円で前連結会計年度比2,159百万円(前連結会計年度比9.1%増)の増収となりました。利益面では、契約単価の見直しによる収益改善や、成長分野へのシフト等が進んでおります。一方、売上原価等の費用面におきまして、人的資本拡充の一環として、給与水準の引き上げを3期連続で実施したこと等の処遇改善に対し、前連結会計年度に発生していた50周年記念一時金の反動から、営業利益につきましては、2,740百万円で前連結会計年度比320百万円の増(同13.2%増)となりました。経常利益は2,878百万円で前連結会計年度比372百万円の増(同14.8%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は2,182百万円で前連結会計年度比321百万円の増(同17.3%増)となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,166百万円増加し、26,110百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,275百万円増加し、7,500百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,890百万円増加し、18,609百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は25,767百万円(前連結会計年度比9.1%増)、経常利益は2,878百万円(同14.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,182百万円(同17.3%増)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (イ)システムコア事業 今後成長が期待されるイメージセンサーなどの半導体分野、通信機器部品の機構設計、並びに組込ソフトウェア開発の受注が伸長しております。医療装置の設計開発業務に関しても引き続き堅調に推移していること等から、売上高は4,675百万円(前連結会計年度比11.9%増)、セグメント利益は1,098百万円(同1.8%増)となりました。 (ロ)ITソリューション事業 自社開発したパッケージソフトウェアの受注がセグメント収益を牽引しています。その他のシステム開発、モバイル関連ビジネスも契約条件の改善が進み、堅調に推移していること等から、売上高は6,058百万円(前連結会計年度比10.1%増)、セグメント利益は1,612百万円(同9.8%増)となりました。 (ハ)ネットワークサービス事業 ネットワーク新規構築や運用・保守業務、情報セキュリティ関連など、企業や官公庁等の旺盛な需要に対し、受注機会を的確に捉え対応できるよう積極的に人材投資を行っております。その結果、売上高は15,032百万円(前連結会計年度比7.9%増)、セグメント利益は3,210百万円(同2.1%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,553百万円増加し、6,677百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,417百万円の収入(前連結会計年度は1,825百万円の収入)となりました。これは主に法人税等の支払870百万円等による資金の減少要因があった一方で、税金等調整前当期純利益の計上2,863百万円、賞与引当金の増加1,030百万円等の増加要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,138百万円の支出(前連結会計年度は931百万円の支出)となりました。これは主に有価証券の償還による収入6,500百万円等による資金の増加要因があった一方で、有価証券の取得による支出4,400百万円、投資有価証券の取得による支出3,169百万円等の減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、724百万円の支出(前連結会計年度は1,268百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払による支出748百万円等の資金の減少要因があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (百万円) (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前連結会計年度比(%) システムコア事業   4,677   111.8 ITソリューション事業   6,071   110.0 ネットワークサービス事業   15,026   107.9 合計   25,775   109.1 (注)金額は販売価格で表示しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前連結会計 年度比(%)   受注残高(百万円)   前連結会計 年度比(%) システムコア事業   5,004   116.7   1,051   145.5 ITソリューション事業   6,365   110.8   2,047   117.6 ネットワークサービス事業   16,217   111.1   4,932   131.6 合計   27,587   112.0   8,031   129.3 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (百万円) (2025年4月1日から 2026年3月31日まで)   前連結会計年度比(%) システムコア事業   4,675   111.9 ITソリューション事業   6,058   110.1 ネットワークサービス事業   15,032   107.9 合計   25,767   109.1 (注)金額は販売価格で表示しており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 (イ)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における流動資産は16,302百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,782百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が1,553百万円、有価証券が101百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。固定資産は9,807百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,383百万円増加いたしました。これは主に、投資有価証券が1,192百万円、繰延税金資産が258百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は26,110百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,166百万円増加いたしました。 (負債合計) 当連結会計年度末における流動負債は5,761百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,581百万円増加いたしました。これは主に、賞与引当金が1,030百万円、未払法人税等が268百万円、流動負債のその他に含まれる未払費用が227百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。固定負債は1,738百万円となり、前連結会計年度末に比べ305百万円減少いたしました。これは主に退職給付に係る負債が305百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は7,500百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,275百万円増加いたしました。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産は、18,609百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,890百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が1,432百万円、退職給付に係る調整累計額が240百万円、その他有価証券評価差額金が157百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 (ロ)経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、事業規模の拡大などにより、前連結会計年度に比べ9.1%増の25,767百万円となりました。その内、システムコア事業は、今後成長が期待されるイメージセンサーなどの半導体分野並びに組込ソフトウェア開発の受注が伸長しております。また、通信機器部品の機構設計、医療装置の設計開発業務に関しても、引き続き堅調に推移していること等から、売上高は4,675百万円(前連結会計年度比11.9%増)となりました。 ITソリューション事業は、自社開発のパッケージソフトウェアやスマートデバイス検証サービスの受注が順調に積み上がっていることに加え、その他システム開発案件も契約条件の改善が徐々に進んでいること等から、売上高は6,058百万円(前連結会計年度比10.1%増)となりました。 ネットワークサービス事業はポスト・コロナの新常態を見据えた、企業のネットワーク新規構築や運用・保守業務の旺盛な需要に対し、受注機会を的確に捉え対応できるよう、継続的かつ積極的に人材投資を行ってまいりました。その結果、売上高は15,032百万円(前連結会計年度比7.9%増)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の売上原価は、新入社員や中途採用の人員増に加え、一時金の支給に伴う費用増などを、契約単価の見直しによる収益改善や、成長分野へのシフト等のが吸収し、前連結会計年度に比べ10.8%増の19,845百万円となりました。一方、売上原価率は前連結会計年度に比べ1.1ポイント増加し77.0%となりました。 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、引き続き人材育成や処遇改善、社内DX推進に伴う物件費等が増加した一方、採用活動の一部前年度前倒し実施に伴う支出減等から、前連結会計年度に比べ2.7%減の3,181百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比17.3%増の2,182百万円となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、企業価値向上と競争力強化のため、マーケットが求める新たなニーズに柔軟かつ的確に対応するべく、人材育成、早期戦力化に向けた成長投資を積極的に行い、品質及び技術力向上施策を基盤とした付加価値の高いITサービスの提供に努めております。そのため具体的な経営指標としては、売上高目標や成長率といったものではなく利益率に注目し、売上高営業利益率10%を目標としております。当連結会計年度において、売上高営業利益率は10.3%となり、5期連続で売上高営業利益率は10%以上を確保いたしました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、人材の確保と育成が挙げられます。より多くの案件を受注することで業績を向上させることは可能ですが、そのためには必要な能力を備えた技術者をどれだけ確保できるかがポイントとなります。不足分を外部のビジネスパートナーに依存した場合、その経験や技術ノウハウが当社グループ内に残らないことや情報セキュリティ面でのリスクもあり、当社グループでは、新卒や中途採用を問わず人材の確保とその育成を戦略的に進めております。採用部門では、リアル体験型の独自プログラムやワークショップを通じて、会社の施策や風土をイメージし理解してもらうなど、当社にマッチした人材を採用しております。育成部門では、技術研修に加え人間力研修にも力を入れ、独自の教育研修機関であるKSKカレッジでの研修を核に、技術力と人間力、バランスの取れた人材の育成を行い、人的資本の拡充を図っております。 また、別の要因として同業他社との差別化が挙げられます。圧倒的な競争力を得るためには、高品質なサービスを提供し続けることでお客様満足度を向上させる必要があります。そのため、当社グループでは2017年4月に「品質ナンバーワン」をビジョンに掲げた「かがやきプロジェクト」を立ち上げ、「人質向上」「標準化」「自動化」の3つの取り組みを行い、品質を高めております。さらに2021年8月には「全社技術力向上委員会」を発足させ、スキルロードマップの活用等、技術力向上に向けた各種施策を通じ、品質に加え、技術者としての価値も高めてまいります。 各事業セグメントの業績については、異なる3つの事業セグメントをバランスよく成長させることを目指しておりますが、刻々と変化する環境や需要に機動的に対応していく中で、そのバランスが変わってきております。 システムコア事業セグメントでは、今後、成長が期待される国内の半導体分野、通信機器部品の機構設計の需要や、組み込みソフトウェア開発に注力してまいります。ただし、特定の分野や取引先に過度に集中や依存をすることは業績変動リスクを伴うため、必要に応じて適度な分散や多様化を図ることが必要となってまいります。 ITソリューション事業セグメントは、自社開発の住宅建設会社向け総合管理システムのパッケージソフトウェアがセグメント全体の収益を牽引しております。その他のシステム開発、モバイル関連ビジネスに関しても契約条件の改善を進める一方、高付加価値の新規ビジネス創出にも取り組んでまいります。 ネットワークサービス事業セグメントは、クラウド環境構築(パブリッククラウド/プライベートクラウドやゼロトラスト、ネットワークセキュリティの強靭化等の需要が高まっており、全体に占める同セグメントの比率は売上で約58%、利益で約54%にまで増加しております。今後も、旺盛な需要に応えるため、クラウドサービスや仮想ネットワークといった技術を活用し、データセンター、キャリア系ベンダ、一般企業、学校、病院などにおいて、各種インフラの設計・構築・運用のすべてにワンストップで対応してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資金需要) 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、各事業で必要な人件費、不動産賃借料、開発に使用するPCやサーバーの購入費用等があります。また、採用活動に伴う費用や従業員の教育費用、全社的な規模で使用する基幹システムの導入・保守などの一般管理費や、新規事業や新たなサービスや製品を生み出すための研究開発費用があります。 (資金運用) 当社グループの事業活動に必要な運転資金を確保した後に残る資金を有効利用するため、資金運用を行っております。運用対象とする金融商品の選定に当たっては、換金性の高さと安全性を優先しております。 (財務政策) 当社グループの事業活動に必要な運転資金は、主として内部資金を活用し金融機関からの借入に依存しておりません。また、事業活動に必要の無い資産は極力保有しないことにしております。 ③特に重要な会計方針及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、債権の回収可能性、法人税等、退職金などに関する見積り及び判断に対して評価を行っております。 経営者は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる根拠・要因に基づいて、資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数字について判断を行っております。なお、見積りは特有の不確実性を有しているため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成時に、以下の項目において使用される重要な判断と見積りが大きな影響を及ぼすと考えております。 (貸倒引当金) 当社グループは、顧客から債権が回収できない時に発生する損失の見積額について、貸倒引当金を計上しております。顧客の財務状態が悪化しその支払い能力が低下したことにより貸倒れの懸念が発生した場合、回収不能見込額を追加引当する可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、管理会計上の区分であり、独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位でもあるビジネスユニットごとに固定資産のグルーピングを行っております。 当該固定資産のグルーピングの方法による資産グループに減損の兆候が見られた場合、当該資産グループから得られる割引前キャッシュ・フロー等をもとに減損損失の認識の必要性を検討しております。 その結果、減損損失の認識が必要と判断された場合、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失の計上を行うこととしておりますが、将来の経済的環境の悪化により新たに減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (投資の減損) 当社グループは、長期的な取引関係維持のため、特定のお客様及び金融機関の株式を所有しております。これらの株式には変動する時価がある上場株式と市場価格のない未上場株式が含まれます。 当社グループでは時価が著しく下落したと判断した場合、投資の減損を計上しております。未上場会社の投資の場合は、それらの会社の純資産額が簿価に比べ著しく下落し回復の可能性が明らかではないと判断した場合に減損損失を計上しております。 なお、当連結会計年度末における保有株式については、将来の株式市況悪化又は投資先の業績不振等により評価損の計上が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等[注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (退職給付に係る負債) 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、退職率、統計数値に基づいて算出される死亡率などが含まれます。 割引率は日本の国債の市場利回りを在籍従業員の平均残存勤務年数で調整して算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合又は前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 (請負契約の売上高) 当社グループは、請負契約の売上高のうち、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に測定できる場合には、期末日における見積り総原価に対する累積実際発生原価の割合に基づくインプット法を使用して売上高を計上しておりますが、工事収益総額、工事原価総額及び履行義務の充足に係る進捗度について、当初の見積りに反して合理的な見積りができなくなった場合、認識された収益額に影響を及ぼす可能性があります。 ただし、当連結会計年度末に進行中の案件で、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に算定できる案件はなく、原価回収基準を適用した案件の金額及び件数は僅少であり重要性は高くありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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