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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

わかもと製薬

WAKAMOTO PHARMACEUTICAL CO.,LTD.4512 · Standard · 医薬品

眼科領域の医薬品を軸に、一般用医薬品「強力わかもと」を擁する老舗製薬会社。大型商業施設の賃貸業も併せ持つ。

概要

わかもと製薬は、1929年創業の医薬品メーカーである。主力製品は消化酵素・乳酸菌・ビタミンを配合した「強力わかもと」に代表される一般用医薬品だが、眼科領域に特化したスペシャリティファーマとしても知られる。2026年3月期の売上高は99億円、従業員303名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

事業は四つのセグメントで構成

当社の事業は「医薬事業」「ヘルスケア事業」「グローバル事業」「不動産賃貸業」の四つに区分される。医薬事業は眼科領域の先発・ジェネリック医薬品、医療機器、健康食品を手掛ける。ヘルスケア事業は一般用の強壮薬や薬用歯磨き、フェムケア製品を扱う。グローバル事業はアジア欧米向け輸出とライセンス活動、国内の受託製造も行う。不動産賃貸業はコレド室町関連の賃貸が中心である。

収益構造は医薬事業が最大

2026年3月期のセグメント別売上高は、医薬事業47億6千万円、ヘルスケア事業25億4千万円、グローバル事業24億1千万円、不動産賃貸業1億9千万円。医薬事業が全体の約48%を占める。営業利益は2026年3月期に2億5千万円と黒字転換した。前期は営業損失4億5千万円であり、改善の背景には「マキュエイド眼注用」の供給再開や「強力わかもと」の販売増がある。

国内販売は卸大手三社に依存

販売実績の上位取引先は、株式会社メディセオ(12.5%)、株式会社スズケン(10.9%)、アルフレッサヘルスケア株式会社(9.6%)で、上位3社で約33%を占める。この依存度から、卸売業界の動向が収益に影響を与える構造にある。2026年3月期の医薬事業の売上増は、この卸売チャネルを通じた眼科用剤の拡販が寄与した。

相模大井工場が生産の要

生産拠点は神奈川県大井町の相模大井工場である。1968年に新設され、点眼剤の製造ラインを複数保有する。2002年にはISO14001認証を取得、2010年には第二点眼製剤棟を完成させた。2026年3月期の生産実績は医薬事業43億円、ヘルスケア事業29億円、グローバル事業22億円。同工場では「強力わかもと」の生産ライン増強投資も計画されている。

業界の中での役割は眼科領域のスペシャリティ製薬メーカー、一般用医薬品・健康食品メーカー、不動産賃貸業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
99億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.0%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医療(眼科)主力

眼科領域を主とし、先発医薬品・ジェネリック医薬品・医療機器・健康食品を製造販売。医療機関向けに医薬品を供給する主力事業。

主要顧客医療機関

主な製品・サービス2
眼科用医薬品(先発・ジェネリック)
緑内障・眼瞼炎など眼科疾患向けの点眼薬等を開発・製造・販売。
医療機器
眼科関連の医療機器を提供。

02一般消費者(ヘルスケア)主力

主力の「強力わかもと」を中心に、薬用歯みがきやフェムケア商品など一般消費者向け製品を製造販売。ドラッグストアや薬局を通じて販売。

主な製品・サービス3
強力わかもと
整腸薬として長年親しまれる主力製品。消化を助け、栄養補給にも役立つ。
アバンビーズ
薬用歯みがきシリーズ。歯周病予防などに効果を発揮する。
フェミフローラ
女性のデリケートゾーンケアのためのフェムケア商品。

03海外市場(アジア・欧州)準主力

アジア・ヨーロッパ圏に「強力わかもと」や医薬品原料を輸出。また国内では受託製造、診断薬・原料の製造販売を行う。

主な製品・サービス1
医薬品原料
医薬品の有効成分や中間体を海外の製薬会社に供給。

04不動産賃貸その他

コレド室町関連の商業施設を賃貸し、安定的な収益を確保する。

製品と技術

消化酵素・乳酸菌・ビタミン配合の「強力わかもと」

1962年発売の「強力わかもと」は、消化酵素、活性乳酸菌、ビタミンB1、B2、ニコチン酸アミドを強化した強壮・保健薬である。現在もヘルスケア事業の柱であり、店頭プロモーションやデジタル販促により販売数量を増加させている。2026年3月期のヘルスケア事業売上は25億4千万円で、このうち強力わかもとが相当部分を占める。生産ラインへの設備投資も計画されている。

スペシャリティファーマとしての眼科用剤ライン

わかもと製薬は眼科領域のスペシャリティファーマとして、緑内障治療剤やアレルギー性結膜炎治療剤を開発・販売している。代表的な製品に、世界初の熱応答ゲル技術を採用した「リズモンTG点眼液」、防腐剤フリーのNP容器を採用した「ニプラジロール点眼液0.25%」、後発品の「ラタノプロスト点眼液0.005%」などがある。手術補助剤「マキュエイド眼注用40mg」も供給再開され、売上増に貢献した。

新規領域:多焦点眼内レンズとフェムケア

2025年6月、正弦波回折構造を持つ多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro(ノントーリック)」を発売。これは我が国初のタイプとされ、医療機器事業の新展開となる。また2023年にはフェムテックブランド「フェミフローラ」を発売し、女性の健康課題に対応する製品を投入。Wakamotoブランドを活用したオーラルケア「アバンビーズ」シリーズも展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

強心剤・肝臓薬でニッチ首位、低収益体質

わかもと製薬は、強心薬「カンファー」や肝臓薬「強ミノC」など歴史あるOTC・処方薬を手掛ける老舗医薬品企業。売上78億円(2025/3期)と小規模で、業界内でジーエヌアイグループやVeritas In Silicoなどのバイオベンチャーと比べ、創薬リスクが低い既存品中心の堅実な事業構造。しかし、営業赤字が続き収益性は低く、研究開発投資も限定的。同業他社が成長分野にシフトする中、既存製品への依存度が高く、収益体質の改善が急務。

強み

  • 「強ミノC」などのOTCブランドで知名度高く、ドラッグストア等での安定需要がある。
  • 強心剤・肝臓薬などニッチ領域で長期にわたり需要が継続。大きな販促費不要。
  • 新規創薬ではなく既存品の改良・販売強化が中心で、莫大な開発費・失敗リスクが少ない。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営に近い。大きな損失リスクに備えた財務体質。

課題

  • 2025/3期は営業赤字。粗利率改善や販管費削減が必要だが、規模が小さく限界。
  • 研究開発費は売上比で低く、ジェネリック・新領域への展開が遅れている。
  • 主力品の市場縮小や後発品競争激化で、売上減少リスクが高まっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品の時価総額近傍。太字がわかもと製薬

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14889レナサイエンス158億円
24563アンジェス152億円
34579ラクオリア創薬133億円62.4倍
44574大幸薬品130億円18.8倍
54888ステラファーマ121億円
64512わかもと製薬108億円47.2倍
74570免疫生物研究所96億円29.2倍
84524森下仁丹93億円14.6倍
94896ケイファーマ92億円
104584キッズウェル・バイオ83億円
114564オンコセラピー・サイエンス81億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 52件

合資会社「栄養と育児の会」として創業した1929年

1929年4月、東京市芝公園大門に合資会社「栄養と育児の会」を創立し、「わかもと」を発売した。1933年1月に株式会社化し、消化・整腸・栄養剤「わかもと」の製造販売を開始。商号を「わかもと本舗栄養と育児の会」と改称した。創業期から胃腸薬の分野に特化した企業として出発した。

戦時下の合併と商号変更(1942-1944年)

1942年7月、綜合ビタミン株式会社を合併。1943年7月に商号を現在の「わかもと製薬株式会社」と改称。1944年10月には同仁製薬株式会社を合併した。これらの合併により、ビタミンや抗生物質関連の技術基盤を獲得したと推測される。戦時体制下での規模拡大を図った時期である。

東京証券取引所上場で資金調達(1949年)

1949年5月に東京証券取引所に上場。同年11月、本社を千代田区丸の内に移転した。戦後復興期における資金調達と経営基盤の強化を図った。上場から1983年までは東京証券取引所市場第二部に所属し、1983年9月に第一部へ指定替えとなった。

「強力わかもと」発売と相模大井工場新設(1962-1968年)

1962年1月、消化酵素、活性乳酸菌、ビタミンB1、B2、ニコチン酸アミドを強化した「強力わかもと」を発売。1968年6月、神奈川県大井町に相模大井工場と研究設備を新設。この時期に主力製品の品質向上と生産能力拡大を実現し、一般用医薬品市場での地位を確立した。

東証第一部上場と眼科領域への多角化(1983-1990年代)

1983年9月に東京証券取引所市場第一部へ上場。同年、薬用歯磨「コーラル」発売、信栄株式会社の株式取得。1986年には体外診断薬部門に進出。1989年には抗炎症点眼剤「ジクロード点眼液0.1%」を発売し、眼科領域への本格参入を果たした。1995年には「わかもと整腸薬」を発売するなど、製品ラインを拡充した。

世界初の熱応答ゲル技術を用いた緑内障治療剤(1999年)

1999年11月、世界初の熱応答ゲル技術を応用した緑内障・高眼圧症治療剤「リズモンTG点眼液」を発売。2000年にはアレルギー性結膜炎治療剤「ゼペリン点眼液0.1%」を発売。独自技術で差別化した眼科用剤を相次いで市場投入し、スペシャリティファーマとしての基盤を固めた。2007年には防腐剤フリーのNP容器採用製品も発売。

中期経営計画と新製品群(2020年代)

2022年4月に東京証券取引所の新市場区分「スタンダード市場」に移行。2023年にはフェムテックブランド「フェミフローラ」を発売。2025年6月には正弦波回折構造を有する多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro」を発売。2024-2028年度の中期経営計画「Wakamoto 100―承継と挑戦―」を策定し、ROE8%以上を目標に掲げる。

年表52件を開く

1920年代

  • 1929年4月創業東京市芝公園大門に合資会社「栄養と育児の会」を創立、「わかもと」を発売

1930年代

  • 1932年10月東京市外砧村(現 東京都世田谷区宇奈根町)に東京工場を新設
  • 1933年1月創業東京市芝区芝公園に「株式会社栄養と育児の会」を設立、消化・整腸・栄養剤「わかもと」の製造販売を開始
  • 1935年12月商号を「株式会社わかもと本舗栄養と育児の会」と改称

1940年代

  • 1942年7月M&A綜合ビタミン株式会社を合併
  • 1943年7月商号を現在の「わかもと製薬株式会社」と改称
  • 1944年10月M&A同仁製薬株式会社を合併
  • 1949年5月上場東京証券取引所に上場
  • 1949年11月本社を東京都千代田区丸の内二丁目2番地1 丸の内ビルヂングに移転

1960年代

  • 1961年6月乳酸菌製造設備完成
  • 1962年1月消化酵素、活性乳酸菌、ビタミンB 1、ビタミンB 2、ニコチン酸アミド強化充実し「強力わかもと」を発売
  • 1968年6月神奈川県大井町に相模大井工場並びに研究設備を新設
  • 1968年11月本社を東京都中央区日本橋室町一丁目5番3号に移転

1970年代

  • 1970年8月抗生物質・化学療法剤耐性 乳酸菌製剤「レベニン」発売
  • 1976年7月医薬品の製造管理および品質管理に関する基準(GMP)の関連設備全工事を完了
  • 1979年10月研究新館建設

1980年代

  • 1982年11月相模大井工場点眼剤1号ライン新設
  • 1983年8月薬用歯磨「コーラル」を発売(現 コーラルε)
  • 1983年9月信栄株式会社の株式を取得
  • 1983年9月上場東京証券取引所市場第一部へ上場
  • 1986年12月体外診断薬部門に進出
  • 1989年1月発行額面総額40億円の第1回物上担保附転換社債を発行
  • 1989年5月水溶性非ステロイド性抗炎症点眼剤「ジクロード点眼液0.1%」発売

1990年代

  • 1990年8月医薬品の製造原料の製造管理および品質管理に関する基準(原薬GMP)設備の新設
  • 1995年12月乳酸菌整腸剤「わかもと整腸薬」を発売
  • 1999年11月世界初の熱応答ゲル技術応用点眼液 緑内障・高眼圧症治療剤「リズモンTG点眼液」発売

2000年代

  • 2000年11月アレルギー性結膜炎治療剤「ゼペリン点眼液0.1%」発売
  • 2002年6月相模大井工場点眼剤2号ライン新設
  • 2002年8月相模大井工場環境マネジメントシステム ISO14001認証 取得
  • 2005年11月薬用歯磨「アバンビーズ」発売
  • 2006年9月相模大井工場点眼剤3号ライン新設
  • 2007年7月緑内障・高眼圧症治療剤「ニプラジロール点眼液0.25%「わかもと」」発売(防腐剤フリーのNP容器を初めて採用した製品)
  • 2008年9月第二培養棟完成
  • 2008年11月アレルギー性結膜炎迅速診断検査キット「アレルウォッチ 涙液IgE」発売

2010年代

  • 2010年3月相模大井工場第二点眼製剤棟完成
  • 2010年5月緑内障・高眼圧症治療剤「ラタノプロスト点眼液0.005%「わかもと」」発売
  • 2010年10月本社を東京都中央区日本橋本町二丁目1番6号に移転
  • 2010年11月緑内障・高眼圧症治療剤「ラタノプロスト点眼液0.005%「NP」」発売
  • 2010年12月眼科手術補助剤「マキュエイド硝子体内注用40mg」発売(現 マキュエイド眼注用40mg)
  • 2011年3月薬用歯磨「アバンビーズ」シリーズ発売
  • 2011年5月M&A信栄(連結子会社)を吸収合併
  • 2012年11月眼科手術補助剤・硝子体内注用副腎皮質ホルモン剤「マキュエイド硝子体内注用40mg」効能追加
  • 2013年12月緑内障・高眼圧症治療剤「カルテオロール塩酸塩LA点眼液」発売
  • 2014年4月本社を東京都中央区日本橋本町二丁目2番2号に移転
  • 2015年10月サプリメント「オプティエイドDE」発売
  • 2017年3月眼科手術補助剤・眼科用副腎皮質ホルモン剤「マキュエイド眼注用40mg」効能追加
  • 2017年4月乳酸菌含有加工食品「アバンビーズ オーラルタブレット」発売
  • 2018年10月アレルギー専用眼科用薬「アレジフェンス」発売
  • 2019年8月機能性表示食品「オプティエイド ML MACULAR」発売

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所新市場区分「スタンダード市場」に移行
  • 2023年4月フェムテックブランド「フェミフローラ」発売
  • 2025年6月正弦波回折構造を有する多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro(ノントーリック)」発売

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2028年度まで8.0%以上
  • 政策保有株式の純資産比率2028年度まで10%以下
  • 配当性向50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    眼科領域のスペシャリティファーマへの進化

    眼科領域に特化し、医薬品、医療機器、健康食品をフルラインアップで展開。新規眼内レンズ(WP-2011)の導入と周術期薬剤(WP-1108)の早期承認・発売を目指し、医療機器事業を新規展開してシナジー効果を高める。

  2. 02

    ヘルスケア事業の拡大と女性向け商品開発

    主力の「強力わかもと」の生産設備投資により生産能力を高め安定供給を構築。Wakamotoブランドを活用したフェムケア商品など、女性に寄り添ったコンセプト商品を開発し、アンメットニーズに対応する。

  3. 03

    グローバル展開と乳酸菌事業の拡大

    アジア各国での販売や中国越境ECを通じたWakamotoブランド商品のグローバル展開を図る。台湾市場へのプロバイオティクス製品投入やインドネシアでの販売開始により、海外事業の足掛かりを築く。

  4. 04

    研究開発の重点領域と新製品創出

    眼科領域の医薬品・医療機器・サプリメントの開発を推進。胃腸ケア、オーラルケア、アイケア、フェムケア商品を軸に、乳酸菌や麹菌の新たな作用を研究し多様な分野への応用を目指す。

  5. 05

    資本効率改善と株主還元の強化

    生産設備・研究開発への積極投資と外部負債の活用、政策保有株式の縮減(最終年で純資産比10%以下)を実施。安定的な配当と配当性向50%以上を目標とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で303人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は565万円で、9期前と比べて+8.3%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月363
2018年3月339
2019年3月52243.518.1334
2020年3月51943.918.3315
2021年3月53343.818.3306
2022年3月54544.419.1300
2023年3月54044.218.9292
2024年3月58044.118.6274
2025年3月59744.117.6286−175
2026年3月56544.417.030399

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
相模大井工場 — 神奈川県足柄上郡2,233百万円
医薬事業 ヘルスケア事業 グローバル事業 不動産賃貸業
室町ちばぎん三井ビルディング — 東京都中央区555百万円
不動産賃貸業
本社 — 東京都中央区273百万円
医薬事業 ヘルスケア事業 グローバル事業 不動産賃貸業
相模研究所(工場内) — 神奈川県足柄上郡234百万円
医薬事業 ヘルスケア事業 グローバル事業 不動産賃貸業
社宅・寮 — 神奈川県足柄上郡43百万円
不動産賃貸業
東京支店 — 東京都新宿区4百万円
医薬事業 ヘルスケア事業
大阪支店 — 吹田市4百万円
医薬事業 ヘルスケア事業
名古屋支店 — 名古屋市中区3百万円
医薬事業 ヘルスケア事業
仙台支店 — 仙台市宮城野区2百万円
医薬事業 ヘルスケア事業
広島支店 — 広島市東区2百万円
医薬事業 ヘルスケア事業
ほか2件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は99億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+26.9%。

売上高
+26.9%
99億円
営業利益
3億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
3.0%
前期比 +9.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高110億円99億円
営業利益2億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥3.5¥3.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は24億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q240
2024年1Q19−1−5.31
2024年2Q17−2−11.8−3
2024年3Q2000.00
2024年4Q213
2025年2Q38−3−7.9−1
2025年4Q40−2−5.02
2026年2Q44−2−4.5−1
2026年4Q5559.13
2027年1Q24−1−4.20

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は100億円から99億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月10022
2014年3月10448
2015年3月10721
2016年3月11210
2017年3月10811
2018年3月109−11
2019年3月107−4−2
2020年3月109−9−17
2021年3月89−6−6
2022年3月8412
2023年3月8721
2024年3月77−21
2025年3月78−5−4−6.41
2026年3月99333.02

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高99億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.5%52億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.5%45億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
47.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
1.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は20億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月121−21329
2014年3月16−9−2734
2015年3月12−13−3−130
2016年3月6−3−3329
2017年3月110−41136
2018年3月60−3638
2019年3月−1−2−3−333
2020年3月−2−20−429
2021年3月2−20028
2022年3月310432
2023年3月600639
2024年3月−10−1−137
2025年3月−60−1−630
2026年3月−5−72−1220

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は165億円。このうち返さなくてよい自己資本が120億円で、自己資本比率は72.8%(業種中央値69.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1761265072.0
2014年3月1991386169.4
2015年3月1901414974.5
2016年3月1831404376.3
2017年3月1791394077.7
2018年3月1791413879.0
2019年3月1781384077.5
2020年3月1601194174.8
2021年3月1461143278.1
2022年3月1501153576.8
2023年3月1571193875.8
2024年3月1541203478.0
2025年3月1501163477.4
2026年3月1651204572.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
48億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
26億円
在庫として抱えている分
負債合計
45億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率79社中11位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.9%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.8%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
26.9%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥309で、1年前と比べて+0.7%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥309-1.9%1ヶ月+14.9%1年+0.7%時価総額108億円
過去52週の値幅
安値¥240高値¥380

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)47.2倍
PER (会社予想)46.7倍
PBR0.89倍
配当利回り1.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に264円と、25日線272円を下回り、75日線285円、200日線299円も下回る弱い展開。52週高値380円からは約31%下落し、52週安値240円に接近。8月6日に出来高11万6千株と急増し、一時260円まで下落したが、その後は264円で推移。RSIは45.3と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは40.31倍と業界平均の27.7倍を上回り、予想PERも39.9倍と割高です。PBRは0.759倍と業界平均の3.42倍を大きく下回りますが、ROEは1.92%と低く、資本効率は悪いです。配当利回りは1.33%と低く、配当性向は53.46%と安定していますが、収益力が弱く、割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)47.2倍36.0倍
PER (予想)46.7倍
PBR0.89倍3.53倍
ROE1.9%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は横ばい圏で推移する一方、2026/3期に99億円への増収と営業利益率3%台への回復が計画されている。強気派は、機能性表示食品や中国市場の拡大で収益改善が見込めると主張する。弱気派は、過去の減収傾向や営業赤字の実績を踏まえ、計画の達成に懐疑的で、既存事業の成長鈍化を指摘する。株価はPBR0.76倍と割安だが、ROE2%未満の低収益性が課題。

プラスに働く材料7
  • 増収計画の達成余地

    2026/3期に99億円への増収計画。機能性表示食品や海外展開が寄与する見込み

  • 割安な株価評価

    PBR0.76倍と解散価値近辺。資産価値に比べ株価が低い

  • 新製品の拡販

    強壮剤以外の一般用医薬品や健康食品の品揃え強化で収益多様化

  • 営業損益が-5億円から+3億円に黒字転換、収益改善決算発表後影響

    2026年3月期の営業利益は3億円、前期の-5億円から8億円改善

  • 売上高が前期比27%増の99億円、大幅増収通年影響

    2026年3月期売上高は99億円と前期の78億円から大幅拡大

  • PBR0.76倍の割安水準、配当利回り1.33%で下支え継続影響

    時価総額92億円に対し純資産が約121億円、株価は資産価値を下回る

  • 営業利益率が3.03%に回復、今後の改善余地に期待通年影響

    前期の-6.41%からプラス転換、収益構造が一歩改善

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    ROE1.9%と資本効率が悪く、株主還元も限定的

  • 過去の減収傾向

    2024/3期に売上高77億円へ減少。市場縮小や競争激化の影響

  • 計画の信頼性

    2025/3期は営業赤字。急な増収計画は楽観的との見方

  • 営業利益率3%と依然低く、競争激化で再減益の恐れ継続影響

    2026年3月期の営業利益率は3.03%と低水準、収益基盤は脆弱

  • 純利益が2億円に微増、ROE1.92%と資本効率が低い通年影響

    2026年3月期純利益は2億円と前期比+1億円、ROEは1.92%

  • 前期の営業赤字再発懸念が株価の重荷次回決算影響

    2025年3月期の営業損失5億円が記憶に残り、黒字継続が焦点

  • 売上高増にもかかわらず利益伸び悩み、コスト管理が課題通年影響

    売上高27%増だが営業利益は3億円に留まる、販管費比率の高止まり

次の決算で確かめる点
売上高成長率
増収計画の達成度を測る。特に機能性表示食品や中国事業の伸びが焦点
営業利益率
赤字からの回復が計画通り進むか。コスト管理と製品ミックスの改善度
中国売上高
海外展開の主要市場。成長のけん引役かどうかの指標
新製品の売上構成比
強壮剤依存からの脱却と多角化の進捗を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3.5で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは1.13%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥3.5
1株あたり
配当利回り
1.13%
いまの株価に対して
配当性向
53.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3109.9
2018年3月30.082.6
2023年3月30.075.0
2024年3月30.095.8
2025年3月30.0162.2
2026年3月416.753.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,970人。区分でいちばん多いのは事業法人46.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.6%を占め、残る41.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人41.140.739.939.546.346.3
個人・その他26.128.332.033.829.527.6
金融機関28.629.026.123.512.412.4
外国法人2.50.80.80.59.612.2
証券会社1.51.11.02.51.91.4
自己株式0.40.40.40.40.40.4
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ロート製薬株式会社11.40
02キッセイ薬品工業株式会社10.84
03AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)8.61
04株式会社ブレストシーブ7.18
05わかもと製薬取引先持株会5.78
06朝日生命保険相互会社3.46
07日本ゼトック株式会社3.45
08株式会社みずほ銀行3.14
09SG/UCITS V/INV(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ2.49
10アクサ生命保険株式会社2.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-27
    アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド(Asset Value Investors Limited)
    新規の大量保有報告
    11.64%
    +1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+24%、1株純資産は14期で−5%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月53631.551.4
2014年3月243976.411.412.3
2015年3月24070.6129.2125.0
2016年3月14020.1439.0508.5
2017年3月34000.794.9109.9
2018年3月44060.977.482.6
2019年3月−5396−1.3
2020年3月−48344−12.9
2021年3月−17328−5.2
2022年3月73312.142.1
2023年3月43431.262.175.0
2024年3月33470.972.595.8
2025年3月23350.6171.3162.2
2026年3月73461.953.653.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
平井友行代表取締役社長607,000
五十嵐新取締役会長6762,000
佐藤公彦常務取締役6032,000
葛西洋芳取締役5823,000
谷口誠取締役5915,000
平田晴久取締役(常勤監査等委員)6984,000
惠島克芳取締役(監査等委員)72
桑原育朗取締役(監査等委員)70
樋川加奈取締役(監査等委員)50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6787813
社外取締役318186
取締役(社内)1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容480字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の事業セグメントは、「医薬事業」「ヘルスケア事業」「グローバル事業」及び「不動産賃貸業」で構成されており、当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 医薬事業・・・・・・眼科領域を主として、先発医薬品・ジェネリック医薬品並びに医療機器、健康食品の製造販売を行っております。 ヘルスケア事業・・・主力製品である「強力わかもと」に加え、薬用歯みがき「アバンビーズ」シリーズ及びフェムケア商品の「フェミフローラ」等の製造販売を行っております。 グローバル事業・・・アジア圏、ヨーロッパ圏を中心として、「強力わかもと」などの製品および医薬品原料の輸出並びに新たなライセンスイン・アウトの活動を行っています。また、国内において受託製造、診断薬及び原料の製造販売を行っております。 不動産賃貸業・・・・コレド室町関連の賃貸業が主たる事業であります。 上記の区分は「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 事業の系統図は次のとおりであります。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題3,232字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 当社事業を取り巻く環境としては、医薬事業では毎年の薬価改定による薬剤費の引き下げが継続的に推し進められ、収益低減圧力にさらされていますが、眼科領域のスペシャリティファーマとして医薬品、医療機器、健康食品を含めたフルラインアップで事業機会拡大を探っているところです。一方、ヘルスケア事業では、動画広告、WEBディスプレイ広告、店舗販促、デジタル販促、ノベルティ付きパック品企画等を実施し、需要の掘り起こしを行っているところです。また、グルーバル事業は、台湾などアジア圏での「強力わかもと」の販売に加え、欧米、アジア圏におけるライセンスイン・アウトの活動、中国越境ECの拡大、乳酸菌事業の拡大に努めているところです。 当社は一昨年経営理念を刷新すると共に、経営理念を実現するためのマテリアリティ(重要な経営課題)を特定し、事業戦略・財務戦略・サステナビリティ戦略を立て、経営戦略の骨子として、「2024-2028年度中期経営計画(Wakamoto 100―承継と挑戦―)」を策定いたしました。この中期経営計画を遂行する事が当社の企業価値の持続的な向上につながると考えています。 中期経営計画においては、資本コストを上回る資本収益性の確保に向けた成長戦略の策定と実行が必要不可欠と考えています。計画副題の「承継と挑戦」は、当社の長年の事業経験、会社人財、営業資産をはじめとする経営資源を活かしながら、新しい挑戦を行おうとする当社の決意そのものであります。数値目標としては、2028年度を最終年度として、ROE8.0%以上を掲げております。 中期経営計画の内容は以下であります。 1.経営理念の刷新 経営理念 人々の健康で活き活きとした生活に貢献~QOL向上に寄与する幅広い健康関連製品の提供を通じて~ 価値・行動基準 □ お客様第一主義を徹底し、追及し続ける □ 髙い倫理観と誠実な行動で社会から信頼される企業になる □ お客様、社員、株主、地域・社会のステークホルダーに貢献し、企業価値を高める □ 挑戦し続ける企業風土を醸成する 2.経営理念、マテリアリティと中期経営計画 経営理念、マテリアリティ、中期経営計画は下記模式図の様に関係している。 経営理念が会社の目的として定められ、その実現のためマテリアリティが特定され、中期経営計画が作られます。 3.マテリアリティの特定 経営理念の実現とサステナブルな経営に向けて、取り組むべき重要な経営課題(マテリアリティ)を抽出・検討し、当社事業と直接関係する「価値創造」(V)と当社経営基盤に関わる「価値保全」(E・S・G)という 2つの観点から合計七つのマテリアリティを特定しています。 4.当社経営に関する現状認識と中期経営計画の検討 医療費・薬剤費の抑制、医薬品開発の難易度・開発コスト上昇、安定供給に対する関心の高まり、高齢化による健康寿命延伸の重要性の高まり、デジタル化による消費者行動の多様化といった「事業環境の変化」と、PBR1倍割れ問題、資本収益性への関心の高まり、サステナブル経営取り組み、開示体制、ダイバーシティの確保された実効性のあるガバナンスといった「資本市場からの評価・求められるあり方」の二つの要請により、中期経営計画が作られました。 中期経営計画は、培ってきた「強力わかもと」ブランド、信頼、経営資源を承継すること、ヘルスケア事業、眼科領域をターゲットとした医薬事業を通じて、人々の健康で活き活きとした生活に貢献することという「承継」、高齢化社会の進展、女性の社会進出等社会情勢が変化するなかにおいても新たな課題にチャレンジし、患者様・お客様のニーズに応え、資本コストを上回る資本収益性の確保に向けた成長戦略の策定・実行するという「挑戦」の面から、副題を「承継と挑戦」としております。 5.中期経営計画の基本方針 ① 医薬事業 眼科領域のスペシャリティファーマとして医薬品、医療機器、健康食品の製造販売に取り組んでおります。我が国初となる優れた眼内レンズ(WP-2011)を導入し、医薬事業のうちで医療機器事業を新規展開してまいります。併せて、周術期薬剤(WP-1108)の早期承認、発売を目指し、眼内レンズ販売とのシナジー効果を高めてまいります。 ② ヘルスケア事業 主力事業である「強力わかもと」、Wakamotoブランド商品の製造販売を行っております。インバウンド需要や新たな海外展開へ対応するため、強力わかもとの生産ラインへの設備投資を行い生産能力を高め、安定供給の体制を構築いたします。Wakamotoブランドを活用したフェムケア商品をはじめとした女性に寄り添ったコンセプト商品を開発し、お客様のアンメットニーズの探求や課題解決に連動した商品の企画開発を行います。 ③ グローバル事業 アジア各国での販売、越境ECを通じたWakamotoブランド商品のグローバル展開を図ってまいります。当社乳酸菌を用いたプロバイオティクス製品を台湾の健康食品市場に投入する等乳酸菌事業の拡大を行います。また、「強力わかもと」で培ったブランドを活用して中国越境ECを拡大し、インドネシアにて強力わかもとの販売を開始、東南アジアでの展開の足掛かりを築きます。 ④ 研究開発 眼科領域をターゲットとした医薬品、医療機器、サプリメント等の開発を進め、現在開発中の眼内レンズに続く新たな眼内レンズの開発着手等を医薬関連として進め、Wakamotoブランドを活用した胃腸ケア製品、オーラルケア商品、アイケア商品、フェムケア商品を軸にした商品を開発し、乳酸菌、麹菌の新たな作用を研究し、多様な分野への応用を目指すことをヘルスケア事業として進めます。 ⑤ 生産部門(生産体制と品質管理体制) 「強力わかもと」の設備投資計画の適切な推進を行い、生産技術の向上、工場の設備配置改善、インフラ強化等、これまで以上に効率的で安定生産が可能な体制を構築してまいります。 近年、品質管理と安定供給に対する社会的要請が非常に高まっており、安全で高品質な製品を安定的に供給する体制の管理は最優先するべきものと考えております。今後も安定した品質管理を行えるよう体制の維持・強化に努めてまいります。 6.成長戦略とキャピタルアロケーション 中長期的な成長に向けた生産設備・研究開発に対する継ぎ目のない投資を積極的に実施し、財務安定性に配慮しつつ、外部負債を積極的に活用、純資産に対する政策保有株式の比率を計画最終年で10%以下を目指し、安定的な配当並びに配当性向50%以上を目標とします。数値目標としては、2028年度を最終年度として、ROE8.0%以上を掲げております。 7.事業戦略 上記「5.中期経営計画の基本方針」のとおり 8.サステナブル経営 ―ESG(環境・社会・ガバナンス)、ブランド等による企業価値向上― 下記2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)戦略に骨子を掲げております。 9.経営基盤の強化 9-1. 経営管理体制 全社戦略を策定、実施するための経営管理体制を強化するために、管理体制を構築し、計画・事業推進・モ ニタリングを通じて改善につなげるというPDCAを回していきます。 9-2. 人財戦略 下記2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)戦略に骨子を掲げております。 詳細につきましては、当社ホームページに掲載しております中期経営計画をご参照ください。 https://www.wakamoto-pharm.co.jp/ir/plan/
事業等のリスク1,277字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ①法的規制について 当社は薬機法をはじめとする、各種の薬事関連の規制のもとにあり、医薬品の開発、製造、流通、その他の段階で、様々な承認・認可制度や監視制度が設定されております。これらの規制の新設及び強化等により財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ②薬価改定について 医療用医薬品では、毎年実施される薬価改定により医薬品の薬価が下がる可能性があります。販売価格の下落により財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③医薬品の開発について 医薬品の開発には多くの費用・労力・時間を要しますが、それにもかかわらず、商業的に成功する製品とならない可能性があります。研究開発の成果を享受できない場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④訴訟リスクについて 当社が営業活動を行うにあたり、製造物責任(PL)関連、環境関連等に関し、訴訟を提起される可能性があります。訴訟を提起された場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤サプライチェーンマネジメントに関するリスクについて 医薬品を製造する過程で、原材料メーカーから供給が停止した場合、医薬品の安定供給に影響を及ぼす可能性があります。当社のレピュテーションが棄損された場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥医薬品の品質に関するリスクについて 原材料や製法の変化による品質変化や、製品に異物が混入し、品質不良やロットアウトが発生した場合、医薬品の安定供給に影響を及ぼす可能性があります。当社のレピュテーションが棄損された場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦災害・事故等について 当社の生産拠点は相模大井工場の1ヵ所のみであるため、この地域において大規模災害の発生や事故等により、操業中断に追い込まれる事態になった場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑧製商品の販売状況について 当社医療用医薬品事業の主力点眼剤の後発品切り替え等により、これら競合品との競争激化が、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑨情報セキュリティ・情報管理に関するリスクについて システム障害やウイルス、サイバー攻撃によって業務が停止、また個人情報を含んだ多くの機密情報が漏えいする可能性があります。業務停止、情報漏えいがあった場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 これらの他にも様々なリスクが存在しており、ここに記載されたリスクが当社の全てのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,545字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営環境 当事業年度において日本経済は、原材料・エネルギー価格の高騰、人件費の増嵩による物価の上昇が続いており、依然として緊迫した状態が続いているウクライナ情勢や中東情勢も相まって、先行き不透明な状況が続いております。 当社事業を取り巻く環境としては、医薬事業では毎年の薬価改定による薬剤費の引き下げが継続的に推し進められ、収益低減圧力にさらされていますが、眼科領域のスペシャリティーファーマとして医薬品、医療機器、健康食品を含めたフルラインアップで事業機会拡大を探っているところです。なお、ヘルスケア事業及びグローバル事業において、店頭プロモーションやデジタル販促等を組み合わせた多面的なアプローチにより「強力わかもと」の販売数量が増加したことや、医薬事業及びグローバル事業において「マキュエイド眼注用」の供給を再開したこともあり、売上が増加いたしました。 この様な状況のもと、当社では医薬事業、ヘルスケア事業、グローバル事業を中心に事業を推進してまいりました。 b.財政状態 当事業年度における総資産は、164億9千9百万円となり、前事業年度比14億9千6百万円(10.0%)の増加となりました。 当事業年度における総負債は、44億9千1百万円となり、前事業年度比10億9千8百万円(32.4%)の増加となりました。 当事業年度における純資産は、120億8百万円となり、前事業年度比3億9千8百万円(3.4%)の増加となりました。 c.経営成績 当事業年度の売上高は99億6百万円(前年同期比27.2%増)、営業利益は2億5千5百万円(前年同期は営業損失4億5千7百万円)、経常利益は2億5千6百万円(前年同期は経常損失4億9百万円)、当期純利益は2億2千7百万円(前年同期比252.6%増)となりました。 セグメントごとの売上は以下のとおりです。 (医薬事業) 売上高47億6千2百万円 (ヘルスケア事業) 売上高25億4千2百万円 (グローバル事業) 売上高24億1千万円 (不動産賃貸業) 売上高1億9千2百万円 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末から9億4千8百万円減少し、20億6百万円となりました。その内容の主なものは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動により減少した資金は4億8千6百万円となりました。(前年同期に比べ支出が1億5百万円減少) 税引前当期純利益が2億5千6百万円であり、非資金支出項目である減価償却費が4億4千2百万円、賞与引当金の増加額が2億5千2百万円、売上債権の増加額が9億7百万円、棚卸資産の増加額が8億7千2百万円あったことが主な要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動により減少した資金は6億5千7百万円となりました。(前年同期に比べ支出が6億4千4百万円増加) 有形固定資産の取得による支出が5億6千4百万円あったことが主な要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動により増加した資金は1億9千5百万円となりました。(前年同期に比べ収入が2億9千9百万円増加) 配当金の支払額が1億4百万あった一方、長期借入金による収入が3億円あったことが主な要因であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績及び仕入実績 イ 生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬事業(千円)   4,337,247   119.9 ヘルスケア事業(千円)   2,907,219   82.9 グローバル事業(千円)   2,218,145   140.2 不動産賃貸業(千円)   -   - 合計(千円)   9,462,612   108.7 (注)金額は売価換算であります。 ロ 仕入実績 当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬事業(千円)   1,344,599   169.6 ヘルスケア事業(千円)   31,168   37.9 グローバル事業(千円)   153,112   120.0 不動産賃貸業(千円)   -   - 合計(千円)   1,528,879   152.5 (注)1.金額は実際仕入額であります。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)受注実績 販売計画に基づいて生産計画を立て、これにより生産を行っております。従って受注生産は行っておりません。 (3)販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度  (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬事業(千円)   4,762,155   137.1 ヘルスケア事業(千円)   2,542,372   108.4 グローバル事業(千円)   2,410,204   134.8 不動産賃貸業(千円)   192,109   105.2 合計(千円)   9,906,841   127.2 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱メディセオ   817,628   10.5   1,241,186   12.5 ㈱スズケン   848,385   10.9   1,081,348   10.9 アルフレッサヘルスケア㈱   890,254   11.4   952,231   9.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産合計) 当事業年度末における総資産は、164億9千9百万円となり前事業年度末比14億9千6百万円(10.0%)の増加となりました。流動資産は96億7千1百万円となり7億6千3百万円(8.6%)の増加、固定資産は68億2千7百万円となり7億3千3百万円(12.0%)の増加となりました。 流動資産が増加いたしましたのは、主に相模大井工場設備の一部増設に伴う3億3千5百万円の支払い、眼内レンズの販売開始に向けた計画的な在庫の積み増しのための商品購入による支払い及び配当金の支払い等により現金及び預金が減少した一方で、売上の増加による売掛金の増加、商品及び製品の増加があったことによるものであります。 固定資産が増加いたしましたのは、相模大井工場設備の一部増設、投資有価証券の時価による影響であります。 (負債合計) 負債の部は、44億9千1百万円となり前事業年度末比10億9千8百万円(32.4%)の増加となりました。流動負債は27億8千1百万円となり7億4千6百万円(36.7%)の増加、固定負債は17億9百万円となり3億5千2百万円(25.9%)の増加となりました。 流動負債が増加いたしましたのは、原材料及び商品の購入に伴う買掛金の増加、相模大井工場設備の一部増設に伴う設備関係未払金及び賞与引当金の増加によるものであります。 固定負債が増加いたしましたのは、長期借入金が増加したことが主たる要因であります。 (純資産合計) 純資産の部は、120億8百万円となり前事業年度末比3億9千8百万円(3.4%)の増加となりました。その他有価証券評価差額金及び繰越利益剰余金が増加したことが主たる要因であります。 この結果、自己資本比率は、前事業年度末の77.4%から72.8%となりました。 b.経営成績 (売上高) 売上高は99億6百万円(前年同期比27.2%増)、営業利益は2億5千5百万円(前年同期は営業損失4億5千7百万円)、経常利益は2億5千6百万円(前年同期は経常損失4億9百万円)、当期純利益は2億2千7百万円(前年同期比252.6%増)となりました。 セグメント別の売上高の状況につきましては、医薬事業では、医療機関や卸へ医療用医薬品における適正使用の推進と安全性情報の提供及び推進を行い、MRの活動量や卸との連携をより一層強化し、2025年4月より供給を再開した「マキュエイド眼注用」を早期に医療機関にお届けすることや、新規の後発医薬品「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%」の上市や眼科手術補助剤(ヒアルロン酸Na眼粘弾剤)の製造販売承継、既存の後発医薬品、体外診断用医薬品の売上伸長に努めてまいりました。また、医療機器では、2025年4月に「テノン嚢下投与針」、6月には多焦点眼内レンズ「アクリバトリノバ Pro」、2026年1月には乱視用モデル「アクリバトリノバ Pro トーリック」を発売し、医療現場への更なる貢献を目指し取り組んでまいりました。2024年10月に施行された長期収載品の選定療養等の影響もあり、長期収載品の「ジクロード点眼液」等の売上は減少した一方で、後発医薬品の「カルテオロール塩酸塩LA点眼液」、「エピナスチン塩酸塩点眼液」、「タフルプロスト点眼液」等の売上が増加しました。その結果、売上高は47億6千2百万円(前年同期比37.1%増)となりました。 ヘルスケア事業では、オンライン、オフライン両軸でのお客様接点の強化、広告宣伝と連動した売り場作りを実 施してまいりました。2025年4月に「アバンビーズ」において現行品のレギュラーミントを「トータル口臭ケア」 としてリニューアルし、もう一つ新商品として「知覚過敏ケア」を発売しました。また「わかもと整腸薬」のパッ ケージデザインを一新し、「強力わかもと」とのシナジー効果を高めました。ネットショップにおいても2025年5 月に「フェミフローラ 葉酸プラス」、「フェミフローラ 大豆イソフラボン マカ&ギャバ」を発売しました。「強力わかもと」は、動画広告、WEBディスプレイ広告、店舗販促、デジタル販促、ノベルティ付きパック品企画等を実施し、需要の掘り起こしを行ってまいりました。その結果、売上高は25億4千2百万円(前年同期比8.4%増)となりました。 グローバル事業では、台湾などアジア圏での「強力わかもと」の販売に加え、欧米、アジア、オセアニアにおけ るライセンスイン・アウトの活動、中国越境ECの拡大、国内外での乳酸菌事業の拡大に努めてまいりました。国 内事業は点眼液のほか、問題解決型の営業手法による活動を行った乳酸菌事業において売上が増加しました。海外 事業は海外向け「マキュエイド眼注用」の供給再開、中国越境EC上で実施したSNSプロモーションが奏功し、中国越境EC売上等が増加しました。その結果、売上高は24億1千万円(前年同期比34.8%増)となりました。 不動産賃貸業の主たる収入はコレド室町関連の賃貸料であります。その結果、売上高は1億9千2百万円(前年 同期比5.2%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、医療機器販売開始に向けた費用や人件費等の増加により、前事業年度と比べ9.7%増加の44億7千4百万円となりました。 (営業損益・経常損益・当期純損益) 上記の結果、営業利益2億5千5百万円、経常利益2億5千6百万円、当期純利益2億2千7百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 資金需要のうち主なものは、原材料購入費用等の製造費、販売費及び一般管理費、設備投資並びに無形固定資産の購入等によるものであります。特に、販売費及び一般管理費の研究開発費は会社の将来に繋がる重要な投資であります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、投資資金や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当事業年度末における有利子負債(借入金)の残高は4億円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は20億6百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成にあたり、当事業年度末日における資産・負債の数値及び当事業年度における収入・費用の数値に影響を与える見積りは、過去の実績や当社を取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法により計上しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下の通りであります。 a.固定資産の減損 減損損失の算定にあたっては、他の資産または資産グループのキャッシュ・フローから概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位によって資産のグルーピングを行っております。 固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 今後、将来キャッシュ・フロー算定の前提条件等に変更があった場合には、減損損失が発生する可能性があります。将来キャッシュ・フローの見積りにおける重要な仮定は製品の売上予測であり、特に主力製品の売上見込みについては当該製品の市場価格や競合他社の動向、並びに総需要と市場シェアから想定される販売数量などの見積り要素によって算定結果が大きく変動するため高い不確実性を伴っており、将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当社の財務諸表上に計上されている資産及び負債の金額と課税所得計算上の資産及び負債の金額との間に生じる一時差異等については、当該差異の解消時に適用される法定実効税率を使用して繰延税金資産を計上しております。将来の税金の回収可能見込額は、当社の将来の課税所得の見積り額に基づき算出されておりますが、その見積りの前提とした条件や仮定の変更等により、繰延税金資産が変動する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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