概要
ステラファーマは、がん患者に新たな治療選択肢を提供するため、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用医薬品の研究開発に特化したバイオベンチャーである。2020年3月に世界初のBNCT用ホウ素薬剤「ステボロニン®」の製造販売承認を取得し、同年5月から販売を開始。大阪市中央区に本社を置き、従業員数は47名(2026年3月期)。2021年4月に東京証券取引所マザーズに上場後、2022年4月にグロース市場に移行した。
BNCTに特化した単一事業構造
当社は、医薬品開発事業のみの単一セグメントで構成される。事業の核は、BNCT用ホウ素薬剤「ステボロニン®」(開発コードSPM-011)の研究開発、製造、販売である。BNCTは、ホウ素の安定同位体B-10と熱中性子の核分裂反応を利用し、がん細胞を選択的に破壊する放射線治療の手法。当社はこの治療法の実用化に創業以来取り組み、2020年に世界初の医薬品承認を獲得した。収益は、医薬品卸売業者を介した自販モデルにより、国内の医療施設でBNCTが実施されるたびに発生する。2026年3月期の年間売上高は約10億円に達したが、依然として研究開発費が先行し、当期純損失は約1億円(前年は8億円の損失)となっている。
原料調達から製剤まで一貫した体制
ステボロニン®の原薬ボロファラン(10B)は、高純度(99%以上)に濃縮されたB-10を原料とする。この濃縮技術は、親会社でもあるステラケミファ株式会社が国内で唯一(世界でも2社のみ)保有しており、当社は同社と独占的な取引基本契約を結び、安定供給を受けている。製剤化には複数の特許を取得し、36ヶ月の長期品質有効期間を実現。GMPに適合した製剤として、治療ごとの調製が不要な利便性を持つ。製造委託先の1社が2025年に準自己破産した影響で、新たな国内委託先への技術移管を進めており、2027年3月期の本格製造開始を目指す。
国内適応拡大と海外展開の二軸戦略
国内では、頭頸部癌で承認済みのステボロニン®について、再発髄膜腫と血管肉腫の適応追加を2026年3月に厚生労働省に申請した。両疾患は希少疾病用医薬品指定を受け、優先審査の対象となっている。また、再発悪性神経膠腫では第Ⅲ相医師主導治験を2026年春に開始予定。胸部固形悪性腫瘍(食道癌等)でも治験を進め、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)から補助金を得る。海外では、中国・海南島のBNCTセンターが2026年2月に開院し、頭頸部癌の治療が開始された。米国、欧州、アジアでの承認取得を視野に、製薬企業とのアライアンスモデルによる展開を計画している。
業界の中での役割は医薬品製造販売企業(BNCT用ホウ素薬剤のパイオニア)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01医薬品(がん治療)主力
がん患者に対する新たな治療法BNCTに必須のホウ素薬剤ステボロニンを開発・製造・販売する。加速度メーカーと連携し、適応拡大と収益拡大を目指す。
国内で唯一の高純度ホウ素濃縮技術(世界でも2社のみ)
- ステボロニン(SPM-011)世界シェア首位
- BNCTに用いるホウ素薬剤。高純度(99%以上)に濃縮したホウ素10を含み、がん細胞に選択的に集積し、中性子照射によりがん細胞を破壊する。頭頸部癌に対して世界初の承認を取得している。
- [18F]-FBPA-PET用PET薬剤
- BNCTの有効性を事前確認するためのPET検査用薬剤。開発中。
製品と技術
ステボロニン®の作用機序と高純度B-10技術
ステボロニン®の原薬はボロファラン(10B)であり、ホウ素の安定同位体B-10を99%以上に濃縮した化合物である。ボロファランは必須アミノ酸フェニルアラニンと構造が類似するため、がん細胞に高発現するアミノ酸トランスポーターLAT-1を介して選択的に取り込まれる。これにより、正常組織への影響を抑えつつ、がん細胞にB-10を集積させる。高純度B-10濃縮技術はステラケミファが国内唯一保有し、世界でも2社のみ。当社はこの原料を独占的に調達し、製剤化する。製剤は36ヶ月の長期品質有効期間を持ち、GMP適合品としてバッグ入り点滴静注剤で供給される。
BNCTの治療原理と選択的細胞破壊の仕組み
BNCTは、B-10原子核が熱中性子を吸収するとヘリウム原子核(α粒子)とリチウム原子核に分裂し、その飛程が4~9ミクロンと細胞1個分の大きさであることを利用する。熱中性子自体の細胞破壊能力は小さいため、B-10を含む薬剤ががん細胞に選択的に集積した状態で中性子を照射すると、がん細胞だけを破壊できる。正常組織へのダメージが少なく、術後のQOL(生活の質)が従来治療に比べて良好と期待される。治療には中性子を発生させる加速器(医療機器)とホウ素薬剤の組み合わせが必要であり、当社は加速器メーカー住友重機械工業と協力してコンビネーションプロダクトを形成している。
競争優位性を支える参入障壁と特許網
当社の競争優位性は、高純度B-10濃縮技術の独占的調達、長期の研究開発投資、先駆け審査指定による規制上の優位性、および複数の製剤特許に基づく。後発事業者がB-10濃縮技術を獲得するには大きな参入障壁があり、当社はステラケミファとの取引基本契約で原料供給を安定化している。また、2020年の世界初承認は、BNCT用医薬品としての薬事経験と臨床データの蓄積をもたらし、新規参入者が同様の承認を得るには画期的な有効性が要件となる。さらに、適応拡大中の再発髄膜腫や血管肉腫でも希少疾病用医薬品指定を受け、優先審査の対象となっている。これらの要因が競争優位性を中期的に維持すると認識している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位ステボロニン(SPM-011)BNCT用ホウ素薬剤として世界初の医薬品製造販売承認を取得医薬品(がん治療)
- 医薬品(がん治療)国内で唯一の高純度ホウ素濃縮技術(世界でも2社のみ)
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
バイオベンチャー、売上極小で赤字
ステラファーマは医薬品開発ベンチャーで、売上高は2025/3期で10億円と微量。同業のジーエヌアイグループやChodia Therapeuticsなど同様に創薬段階だが、同社は予想売上が26/3期3億円とさらに縮小し、営業赤字が拡大。研究開発費負担が重く、収益化までの道のりは長い。同業他社も赤字だが、売上規模と赤字幅で際立つ。
強み
- 特定の疾患領域に特化した新規性の高い研究開発を実施。
- アンメットメディカルニーズの高い分野で事業展開。
- 少人数で迅速な意思決定が可能。研究テーマの転換も容易。
- 大手製薬との提携により、資金調達や事業化の機会あり。
課題
- 売上高数億円で事業規模が小さく、キャッシュフローが脆弱。
- 営業赤字が拡大し、資金調達リスクが高まっている。
- 主要候補薬の承認・上市時期が不透明で、収益化の見通し立たず。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がステラファーマ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4575キャンバス | 170億円 | — |
| 2 | 4889レナサイエンス | 158億円 | — |
| 3 | 4563アンジェス | 152億円 | — |
| 4 | 4579ラクオリア創薬 | 133億円 | 62.4倍 |
| 5 | 4574大幸薬品 | 130億円 | 18.8倍 |
| 6 | 4888ステラファーマ | 121億円 | — |
| 7 | 4512わかもと製薬 | 108億円 | 47.2倍 |
| 8 | 4570免疫生物研究所 | 96億円 | 29.2倍 |
| 9 | 4524森下仁丹 | 93億円 | 14.6倍 |
| 10 | 4896ケイファーマ | 92億円 | — |
| 11 | 4584キッズウェル・バイオ | 83億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
ステラケミファの子会社として設立された2007年
2007年6月、ステラケミファ株式会社(大阪市中央区)の100%子会社として法人設立。設立直後からBNCT用ホウ素薬剤の開発に着手し、2008年7月には大阪府より第一種医薬品製造販売業許可を取得した。初期の研究開発は、親会社が保有する高純度B-10濃縮技術を活用し、原薬ボロファラン(10B)の製造法確立に集中した。2009年1月には開発品SPM-011が科学技術振興機構(現AMED)の委託開発課題に採択され、公的支援のもと開発が加速した。
臨床試験の開始と先駆け審査指定(2012~2017年)
2012年11月、再発悪性神経膠腫患者を対象とした脳腫瘍第Ⅰ相臨床試験を日本で開始。続いて2014年4月には頭頸部癌第Ⅰ相試験を開始した。研究開発の効率化のため、2014年1月に研究所を公立大学法人大阪府立大学(現大阪公立大学)のBNCT研究センター内に移設し、さかい創薬研究センターとして活動。2016年には株式会社産業革新機構(現INCJ)と住友重機械工業株式会社からの第三者割当増資を実施し、資金調達と事業提携を進めた。2017年4月、SPM-011が厚生労働省の先駆け審査指定制度の対象品目に指定され、審査期間短縮の道筋がついた。
世界初のBNCT用医薬品承認と販売開始(2020年)
2020年3月、切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌を効能・効果として、ステボロニン®(SPM-011)の製造販売承認を取得。BNCT用ホウ素薬剤としては世界初の承認であった。同年5月に販売を開始し、総合南東北病院と大阪医科薬科大学病院の2施設で治療が実施された。収益化の初期段階として、2020年10月には株式会社スズケン及び株式会社ハイメディックを引受先とする第三者割当増資を実施し、販売網を強化した。この年の売上高は2億円(2021年3月期)に達したが、研究開発費の負担により当期純損失は7億円であった。
東証上場と親会社からの独立(2021~2022年)
2021年4月、東京証券取引所マザーズに上場。上場により資金調達の手段を拡大し、BNCTの普及と適応拡大に向けた開発を加速した。2022年3月、親会社ステラケミファが当社株式の一部を売却したため、同社の子会社から関連会社に変更。経営の独立性が高まった。同年4月、東証の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。上場後も売上高は1~3億円台で推移し、研究開発費が先行する状態が続いたが、2024年3月期には売上高3億円、当期純損失8億円と赤字幅は拡大した。
適応拡大に向けた新たな臨床試験と提携(2023年以降)
2023年8月、国立大学法人筑波大学とBNCTの医師主導治験契約を締結。同年11月には三菱ケミカルグループ、東京大学との共同研究契約を結び、新規BNCT用製剤の研究を開始。2024年1月に初発膠芽腫の第Ⅰ相試験を開始し、同年9月には国立がん研究センター、住友重機械工業、CICSとの治験契約を締結して胸部固形悪性腫瘍への適応拡大に着手した。2026年3月には再発髄膜腫と血管肉腫の承認事項一部変更申請を厚生労働省に提出。AMEDから食道癌BNCT開発の補助金(最大2.8億円)を獲得するなど、パイプラインの拡充と外部資金の活用が進んでいる。
年表22件を開く
2000年代
- 2007年6月ステラケミファ株式会社(大阪市中央区)の100%子会社として法人設立
- 2008年7月第一種医薬品製造販売業許可を取得(大阪府)
- 2009年1月開発品SPM-011が、独立行政法人科学技術振興機構(現 国立研究開発法人科学技術振興機構)が支援する独創的シーズ展開事業の委託開発課題に採択(現在は国立研究開発法人日本医療研究開発機構が実施する医療分野研究成果展開事業に移管)
2010年代
- 2012年11月開発品SPM-011の日本における脳腫瘍 第Ⅰ相臨床試験を開始(脳腫瘍の対象は、再発悪性神経膠腫患者)
- 2014年1月研究開発業務の効率化を目的として、公立大学法人大阪府立大学(現 公立大学法人大阪)BNCT研究センター内に研究所(さかい創薬研究センター)を移設(堺市中区)
- 2014年4月開発品SPM-011の日本における頭頸部癌 第Ⅰ相臨床試験を開始(頭頸部癌の対象は、切除不能な局所再発頭頸部癌及び切除不能な局所進行頭頸部癌(非扁平上皮癌)患者)
- 2016年2月開発品SPM-011の日本における脳腫瘍 第Ⅱ相臨床試験を開始(脳腫瘍の対象は、再発悪性神経膠腫患者)
- 2016年3月株式会社産業革新機構(現 株式会社INCJ)及び住友重機械工業株式会社を引受先として、第三者割当の方法により増資を実施
- 2016年7月開発品SPM-011の日本における頭頸部癌 第Ⅱ相臨床試験を開始(頭頸部癌の対象は、切除不能な局所再発頭頸部癌及び切除不能な局所進行頭頸部癌(非扁平上皮癌)患者)
- 2017年4月開発品SPM-011が、厚生労働省が実施する先駆け審査指定制度の対象品目(医薬品)として指定
- 2019年11月開発品SPM-011の日本における悪性黒色腫及び血管肉腫 第Ⅰ相臨床試験を開始
2020年代
- 2020年3月日本において、切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌を効能・効果として、BNCT用ホウ素薬剤ステボロニン ® 点滴静注バッグ 9000 mg/300 mL(一般名:ボロファラン(10 B)、開発品名:SPM-011 (以下、「ステボロニン ®」」という。)の製造販売承認を取得
- 2020年5月ステボロニン ® の販売を開始
- 2020年10月株式会社スズケン及び株式会社ハイメディックを引受先として、第三者割当の方法により増資を実施
- 2021年4月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2022年3月商号変更ステラケミファ株式会社による当社株式の一部売却に伴い、同社の子会社から関連会社に変更
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年11月血管肉腫 第Ⅱ相臨床試験を開始
- 2023年8月国立大学法人筑波大学とBNCTの医師主導治験に係る契約を締結
- 2023年11月三菱ケミカルグループ、国立大学法人東京大学とホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用製剤の実用化に向けた組成・製剤化方法の研究に関する共同研究契約を締結
- 2024年1月開発品SPM-011の日本における初発膠芽腫 第Ⅰ相臨床試験を開始
- 2024年9月国立研究開発法人 国立がん研究センター、住友重機械工業株式会社並びに株式会社CICSとのBNCTの治験に係る契約を締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
適応疾患の拡大
再発髄膜腫、血管肉腫、胸部悪性腫瘍、再発悪性神経膠腫など未だ有効な標準治療がない疾患への適応拡大を進め、早期承認を目指す。
- 02
海外展開の推進
米国・欧州・アジアへの展開を加速。TAE LIFE SCIENCESとの共同開発、中国海南島での治療開始を踏まえ、各国での承認・商業化を進める。
- 03
新規パイプラインの拡充
深部がん治療への応用を目指し、藤田医科大学などとの連携で研究開発を推進。FBPA-PET評価や非臨床試験を通じ新たなパイプラインを創出する。
- 04
財務体質の強化
成長投資に伴う研究開発費増加に対応するため、株式発行プログラムやシンジケートローン等を活用し、資本と負債のバランスを考慮した財務運営を実施する。
- 05
優秀な人材の確保・育成
研究開発、薬事、製造など各分野の専門人材を確保し、事業拡大に合わせた組織体制を整備。研修等を通じた能力向上と次世代人材育成に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で47人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、5期前と比べて−2.2%。平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は7.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 678 | 44.9 | 6.0 | 43 | — |
| 2022年3月 | 696 | 45.4 | 6.2 | 43 | — |
| 2023年3月 | 693 | 45.1 | 6.2 | 46 | — |
| 2024年3月 | 665 | 45.5 | 6.6 | 44 | — |
| 2025年3月 | 648 | 47.7 | 7.4 | 43 | −233 |
| 2026年3月 | 663 | 48.5 | 7.0 | 47 | −1,489 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3億円、営業利益は-7億円。前期と比べると減収で、売上が-70.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 10億円 | 3億円 |
| 営業利益 | -7億円 | -7億円 |
| 純利益 | -6億円 | -8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 0 | — | — | −3 |
| 2024年1Q | 1 | −2 | −200.0 | −2 |
| 2024年2Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2024年3Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2024年4Q | 1 | — | — | −3 |
| 2025年2Q | 2 | −3 | −150.0 | −3 |
| 2025年4Q | 8 | 2 | 25.0 | 2 |
| 2026年2Q | 2 | −3 | −150.0 | −3 |
| 2026年4Q | 1 | −4 | −400.0 | −5 |
| 2027年1Q | 1 | −2 | −200.0 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年12月期からの10期で、売上は1億円から3億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-233.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 1 | — | −4 | — | −3 |
| 2018年3月 | — | — | −11 | — | −11 |
| 2019年3月 | — | — | −9 | — | −9 |
| 2020年3月 | — | — | −10 | — | −10 |
| 東京証券取引所マザーズに上場 | |||||
| 2021年3月 | 2 | — | −7 | — | −7 |
| ステラケミファ株式会社による当社株式の一部売却に伴い、同社の子会社から関連会社に変更 | |||||
| 2022年3月 | 1 | — | −8 | — | −8 |
| 2023年3月 | 2 | — | −8 | — | −8 |
| 2024年3月 | 3 | — | −8 | — | −8 |
| 2025年3月 | 10 | −1 | −1 | −10.0 | −1 |
| 2026年3月 | 3 | −7 | −8 | −233.3 | −8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3億円のうち、営業利益として残るのは-7億円で-233.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-8億円、売上の-266.7%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金333.3%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-233.3%-7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが−3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は28億円で、売上の112.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | −8 | 0 | — | −8 | 14 |
| 2020年3月 | −9 | 16 | −1 | 7 | 20 |
| 2021年3月 | −8 | 0 | −3 | −8 | 8 |
| 2022年3月 | −11 | −4 | 38 | −15 | 32 |
| 2023年3月 | −8 | 0 | 3 | −8 | 27 |
| 2024年3月 | −9 | 0 | 2 | −9 | 20 |
| 2025年3月 | 1 | 3 | 7 | 4 | 32 |
| 2026年3月 | −3 | 0 | 0 | −3 | 28 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は45億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は54.1%(業種中央値69.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 53 | 36 | 17 | 67.8 |
| 2018年3月 | 44 | 25 | 19 | 56.5 |
| 2019年3月 | 36 | 17 | 19 | 45.6 |
| 2020年3月 | 27 | 7 | 20 | 25.9 |
| 2021年3月 | 20 | 2 | 18 | 11.3 |
| 2022年3月 | 47 | 31 | 16 | 65.3 |
| 2023年3月 | 43 | 28 | 15 | 63.4 |
| 2024年3月 | 38 | 24 | 14 | 62.0 |
| 2025年3月 | 54 | 32 | 22 | 59.2 |
| 2026年3月 | 45 | 24 | 21 | 54.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中59位あたり、逆に低いのは売上成長率で79社中77位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥355で、1年前と比べて-11.9%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 3.86倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に347円と、25日移動平均線(318.6円)を8.9%上回っている。直近1ヶ月で+13.4%と上昇基調にあり、RSIは78.57と買われすぎの水準に達している。52週安値200円からは+73.5%の位置にあり、上昇トレンドが継続中。出来高は8月14日に52万株超と増加し、買い勢いが続いている。ただし、52週高値995円からは-65.1%と乖離が大きく、高値圏での過熱感には注意が必要。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERは業績不振により算出不能で、PBRは4.87倍と業界平均の4.11倍を上回り、割高です。無配当でROEはマイナスと収益性が低いです。直近の業績も赤字が続き、2026年3月期は売上高が大幅に減少する見込みです。成長性や収益性の観点から現在の株価水準は割高と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 3.86倍 | 3.53倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
創薬ベンチャーであり、開発中のパイプラインの進捗と提携・資金調達が投資論点。強気派は、将来の創薬成功による大きなリターンを期待し、現在の株価はその潜在価値を反映していないとみる。弱気派は、研究開発の不確実性が高く、資金消耗が続くため、財務リスクが大きいとみる。また、売上高が急変動しており、事業の安定性に欠ける。
- 創薬成功の可能性
開発中のパイプラインが承認されれば大きな収益源になり得る
- 市場からの資金調達力
時価総額118億円で資金調達が可能な規模がある
- アンメットメディカルニーズへの期待
疾患領域によっては社会的価値が高い
- 2025/3期の純損失が1億円に大幅縮小決算発表後影響強
純損失は2024/3期8億円→2025/3期1億円と7億円改善、赤字縮小基調
- 2025/3期の売上高が10億円と前年3億円から急増決算発表後影響中
売上高は3億円→10億円と約3倍増、医薬品事業の収益基盤が拡大
- 2025/3期の営業赤字1億円と小幅に留まる決算発表後影響中
2025/3期営業赤字1億円、売上高10億円に対して赤字率10%にとどまる
- 株価は1年で15.8%下落、戻り期待不定影響弱
株価347円は1年前比15.8%安、時価総額118億円と低位株
- 研究開発の不確実性
創薬の成功率は低く、失敗リスクが常にある
- 赤字が続く財務体質
直近も営業損益が大幅な赤字で資金消耗が激しい
- 業績の変動が大きい
売上高が10億円から3億円へ急減するなど不安定
- 2026/3期は売上高3億円と前期比7割減通年影響強
売上高は10億円→3億円に70%減少、収益基盤が大きく崩れた
- 営業利益率がマイナス233%に悪化通年影響中
2026/3期の営業赤字7億円、売上高3億円に対し赤字幅が売上を超過
- 最終損失8億円と赤字幅が再拡大通年影響中
純損失は2025/3期1億円→2026/3期8億円、2024/3期の水準に逆戻り
- 無配当で株主還元策が乏しい次回株主総会影響弱
配当利回り0%、PERは算出不能で株主還元が期待できない
- パイプラインの進捗
- 創薬の成否が企業価値を決定づける
- 現金及び預金
- 研究開発を継続するための資金の余裕
- 提携・ライセンス契約
- 資金獲得と事業進展の指標
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ10,659人。区分でいちばん多いのは個人・その他で53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.5%を占め、残る61.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | — | 33.9 | 39.9 | 41.9 | 44.8 | 53.3 |
| 事業法人 | 100.0 | 49.3 | 42.3 | 40.6 | 37.2 | 37.7 |
| 証券会社 | — | 5.3 | 5.4 | 5.0 | 6.9 | 4.7 |
| 外国法人 | — | 3.3 | 1.6 | 1.6 | 2.7 | 3.4 |
| 金融機関 | — | 8.2 | 10.6 | 10.7 | 8.3 | 0.7 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.1 |
| 自己株式 | — | — | — | — | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ステラケミファ株式会社 | 33.64 |
| 02 | 中村 沢司 | 3.48 |
| 03 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1.51 |
| 04 | 一般財団法人国際クラブ | 1.47 |
| 05 | 村上 宜己 | 1.38 |
| 06 | JPモルガン証券株式会社 | 1.09 |
| 07 | ビーエヌワイメロン エスエー/エヌブイ(ビーエヌワイ・メロン グループ顧客口座)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.09 |
| 08 | 青山 英世 | 0.93 |
| 09 | 青山 馥 | 0.89 |
| 10 | 野村證券株式会社 | 0.64 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-01ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク(Heights Capital Management, Inc.)新規の大量保有報告5.51%-2.62pt
- 2026-07-01ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク(Heights Capital Management, Inc.)変更報告8.13%
- 2026-06-29ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク(Heights Capital Management, Inc.)新規の大量保有報告8.13%
- 2026-04-27ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク(Heights Capital Management, Inc.)新規の大量保有報告2.91%-2.77pt
- 2026-04-23ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク(Heights Capital Management, Inc.)新規の大量保有報告5.68%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+99%、1株純資産は8期で−86%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2016年12月 | −2,964 | 509 |
| 2018年3月 | −8,138 | — |
| 2019年3月 | −66 | — |
| 2020年3月 | −62 | 35 |
| 2021年3月 | −33 | 11 |
| 2022年3月 | −27 | 107 |
| 2023年3月 | −27 | 92 |
| 2024年3月 | −25 | 76 |
| 2025年3月 | −4 | 94 |
| 2026年3月 | −23 | 71 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 上原幸樹 | 代表取締役 社長 | 49 |
| 藪和光 | 取締役 | 67 |
| 林利充 | 取締役 | 45 |
| 城戸崇裕 | 取締役 | 53 |
| 大西雅也 | 取締役(監査等委員) | 52 |
| 辻井康平 | 取締役(監査等委員) | 48 |
| 福地叔之 | 取締役(監査等委員) | 51 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 61 | 12 | 74 | 19 |
| 社外取締役 | 3 | 10 | — | 10 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,423字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,199字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,972字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,858字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第19期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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