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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

持田製薬

Mochida Pharmaceutical Co.,Ltd.4534 · Prime · 医薬品

医療用医薬品とヘルスケア製品を手掛ける中堅製薬企業。自社製造・販売子会社を通じた垂直統合型。

概要

持田製薬は、医療用医薬品とヘルスケア製品を主力とする中堅製薬企業である。1945年に設立、1963年に東京証券取引所第二部に上場し、現在はプライム市場に所属する。本社は東京都新宿区に所在し、従業員数は1,479名(連結)。2026年3月期の連結売上高は1,170億円、営業利益101億円。循環器・消化器・産婦人科・精神科の4領域を重点分野とし、子会社を通じて製造・販売の分業体制をとる。米国子会社を通じた医療機器販売にも展開している。

医薬品関連事業が売上の9割を占める二本柱

当社グループは医薬品関連事業とヘルスケア事業の2セグメントで構成される。2026年3月期の売上高は医薬品関連が1,090億円(構成比93.2%)、ヘルスケア事業が79億円(同6.8%)。医薬品関連では新薬(ユリス、グーフィス、トレプロスト、オンボー、リアルダなど)が成長を牽引し、長期収載品の減少を補う。ヘルスケア事業は「コラージュフルフル」と「コラージュリペア」の2大ブランドを軸に、皮膚科・産婦人科領域で支持を得ている。研究開発費は3年間で360億円(25-27中期経営計画)を投じる計画である。

6社の連結子会社が機能を分担するグループ体制

持田製薬(持株会社)は、子会社4社を連結対象とする。持田製薬工場が医薬品の製造を、持田製薬販売が一部製品の販売を、持田ヘルスケアがヘルスケア事業を担う。製造の一部は子会社のテクノファインに委託される。持田ハートフルサービスは庶務業務を担当。2025年7月設立のMochida Medical USAは、米国向け医療機器販売を手掛ける。また、2025年10月にアンドファーマの株式20%を取得し、持分法適用関連会社とした。グループ全体で製造から販売までを分業し、効率化を図る。

国内市場中心に海外展開を加速する戦略

売上の大半は国内医療機関向けであるが、経営戦略ではグローバル展開を成長事業の柱に据える。エパデール(高脂血症治療薬)やジエノゲスト製剤(子宮内膜症治療薬)の海外展開、およびバイオマテリアル事業の国際展開を計画する。米国子会社Mochida Medical USAは医療機器販売の拠点として機能。2025年7月に設立され、まだ黎明期にある。核酸医薬(siRNA)や細胞医薬の領域でも、海外提携を視野に研究開発を進めており、2031年までにグローバルに存在価値を認められる企業グループを目指す。

収益構造の変遷と財務健全性

売上高は2013年度の892億円から緩やかに増加し、2026年3月期に1,170億円に達した。営業利益は81億円(2026年3月期)と過去5年で最高水準。純利益は2022年3月期の106億円をピークに2024年3月期45億円まで落ち込んだが、2026年3月期は79億円に回復。自己資本比率は76.8%と高水準を保つ。キャッシュ・フローは2026年3月期に営業CFが▲73億円とマイナスとなったが、これは仮払金の増加等による一時的要因。長期借入金を100億円調達し、研究開発・設備投資に充てている。

業界の中での役割は医薬品・ヘルスケア製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,170億円
営業利益
101億円
営業利益率
8.6%
純利益
79億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医薬品関連主力

当社は子会社持田製薬工場に医薬品の製造を委託し、同社および持田製薬販売から製品を仕入れて販売。一部医療機器は米国子会社を通じて販売。主に医療用医薬品を扱う。

主な製品・サービス2
医療用医薬品
処方箋が必要な医薬品。具体的な製品名は有報に記載なし。
医療機器
米国子会社Mochida Medical USAが販売する医療機器。

02ヘルスケア関連準主力

子会社持田ヘルスケアが持田製薬工場に製造委託し、ヘルスケア製品(健康食品・OTC医薬品等)を仕入・販売。

主な製品・サービス1
ヘルスケア製品
健康食品、一般用医薬品など。具体的な製品名は有報に記載なし。

製品と技術

循環器・消化器・産婦人科・精神科をカバーする新薬群

医薬品関連事業の重点領域は循環器、消化器、産婦人科、精神科の4分野である。代表的新薬として、痛風・高尿酸血症治療剤ユリス(メーカー品番なし)、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤オンボー、慢性便秘症治療剤グーフィス、肺動脈性肺高血圧症治療剤トレプロスト、潰瘍性大腸炎治療剤リアルダがある。フラッグシップ医薬品にはエパデール(高脂血症治療剤、EPA製剤)とジエノゲスト製剤(子宮内膜症治療剤)が位置づけられ、これらは海外展開も視野に入れる。バイオシミラーを含む後発品も拡充中である。

ヘルスケア事業の二大ブランド:コラージュフルフルとコラージュリペア

ヘルスケア事業は子会社持田ヘルスケアが運営する。主要製品は抗真菌成分配合のシャンプー・石鹸「コラージュフルフル」と基礎化粧品「コラージュリペア」で、いずれも皮膚科・産婦人科領域の医療従事者からの支持を基盤に一般消費者市場へ拡大している。2026年3月期の同事業売上高は79億円で、前期比10.3%増。両ブランドのラインナップ拡充と販売網最適化により、さらなる収益力強化を図る。健康食品やOTC医薬品も扱うが、具体的な製品名は有報に記載がない。

将来の柱へ:核酸医薬とバイオマテリアルへの投資

25-27中期経営計画では、成長事業としてバイオマテリアル事業、核酸医薬、細胞医薬を掲げる。核酸医薬ではsiRNA医薬の連続的創製を目指し「リーディングカンパニー」を標榜する。バイオマテリアル事業は早期発売と事業基盤整備を優先。細胞医薬は再生医療関連企業との提携を通じて早期事業化を図る。これらの事業は2028年度以降の利益貢献を見込んでおり、当面はコア事業の収益で投資を支える。設備投資額は3年間で50~100億円、研究開発費は360億円(医薬・バイオマテリアル・ヘルスケア合計)を計画する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

中堅製薬、安定成長と高収益

持田製薬は医薬品業界の中堅企業で、売上高は約1050億円、営業利益率は7.7%と安定した収益を誇る。同業のジーエヌアイグループやVeritas In Silicoと比較しても規模・収益性で優位。2026年3月期には売上高1170億円、営業利益率8.63%への成長が見込まれ、堅調な事業展開。主力の皮膚科領域などで強みを持ち、特許切れの影響を最小限にする戦略が奏功。

強み

  • 営業利益率8%前後と業界平均を上回る高い収益性。
  • 売上高が3期連続で増加し、安定したトップライン成長。
  • 皮膚科・循環器領域などで高いシェアを有する。
  • 継続的な研究開発により新製品を市場に送り出している。

課題

  • 主力製品の特許切れによる後発品競争の激化。
  • 創薬コスト上昇に対する新薬開発の効率化が課題。
  • 海外売上比率が低く、国内市場への依存度が高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品・バイオの時価総額近傍。太字が持田製薬

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14553東和薬品1,875億円34.1倍
24887サワイグループホールディングス1,813億円15.8倍
34521科研製薬1,748億円70.0倍
44928ノエビアホールディングス1,662億円20.5倍
54587ペプチドリーム1,398億円
64534持田製薬1,194億円14.7倍
73110日東紡績1,185億円13.7倍
84565ネクセラファーマ1,041億円
94559ゼリア新薬工業1,008億円10.5倍
104549栄研化学804億円20.8倍
114552JCRファーマ678億円29.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医薬品・バイオ)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

1913年、持田商会薬局として創業

持田良吉が1913年2月に東京都文京区本郷で持田商会薬局を開業したのが始まりである。同年4月に医薬品製造を開始し、創業と位置づける。1918年には東京都北区に持田製薬所(後の王子事業所)を開設し、本格的な製造拠点を整えた。1945年4月、持田製薬株式会社を設立し、本店を北区神谷に置く。この時点では製造・販売の一体運営であった。

病院への情報提供と営業網の拡充(1949~1961年)

1949年4月、持田製薬は病医院への医薬情報提供活動(MR活動)を開始した。同年12月に東京営業所を開設し、1951年に大阪出張所、1959年に札幌出張所、1961年に福岡出張所と、全国的な販売網を段階的に構築。1963年5月に東京証券取引所市場第二部に上場し、同年名古屋出張所も開設。創業から約50年で、国内主要都市に営業拠点を持つ企業へと成長した。

工場建設と研究体制の整備(1957~1982年)

研究開発の基盤として、1957年6月に研究所を設置。1972年には静岡工場(藤枝事業所)と医療機器部門を設けた。1975年に埼玉工場(後の持田製薬工場)を開設し、生産能力を拡大。1976年には本社ビルを現在地の新宿区に開設し、1977年に本店を移転。1982年には富士中央研究所(御殿場事業所)を開設し、研究機能を強化した。新薬開発と安定供給のための設備投資を継続した時代である。

上場市場第一部指定と子会社化による分業(1963~2005年)

1963年5月の上場後、1975年11月に東京証券取引所市場第一部に指定替え。2000年代に入り、グループ体制を再編。2003年4月に持田メディカルシステムと持田ヘルスケアを設立(持田ヘルスケアは2004年4月に事業開始)。2004年4月には持田製薬工場を設立し、2005年4月に同社が医薬品製造事業を承継。従来一貫していた製造機能を子会社に分離し、持株会社としての体制へ移行した。同時にヘルスケア事業も子会社化した。

新薬投入とM&Aによる成長(2010年代~)

2010年代以降、潰瘍性大腸炎治療剤リアルダ、慢性便秘症治療剤グーフィス、肺動脈性肺高血圧症治療剤トレプロスト、痛風治療剤ユリスなどの新薬を上市し、売上を伸ばした。2013年には子会社テクノファイン(製造委託先)、2014年には持田製薬販売を設立。2025年には米国子会社Mochida Medical USAを設立し、同年10月にはアンドファーマの株式を取得し関連会社化。2022年4月にプライム市場へ移行し、長期ビジョンに基づく成長投資を加速している。

年表31件を開く

1910年代

  • 1913年2月持田良吉 持田商会薬局を東京都文京区本郷に開業
  • 1913年4月創業医薬品製造を開始(創業)
  • 1918年2月持田製薬所(旧 王子事業所、東京都北区 2000年3月閉鎖)を開設

1940年代

  • 1945年4月持田製薬㈱を設立し、本店所在地を東京都北区神谷におく
  • 1949年4月病医院への医薬情報提供の活動を開始
  • 1949年12月東京営業所(現 首都圏支店)を開設

1950年代

  • 1951年1月大阪出張所(現 関西支店)を開設
  • 1957年6月研究所(旧 王子事業所内)を設置
  • 1959年1月札幌出張所(現 札幌支店)を開設

1960年代

  • 1961年6月福岡出張所(現 福岡支店)を開設
  • 1963年5月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 1963年6月名古屋出張所(現 中部支店)を開設

1970年代

  • 1970年4月薬粧部門(現 持田ヘルスケア㈱)を設置
  • 1972年4月医療機器部門(2003年10月 旧 持田メディカルシステム㈱が事業承継)を設置 静岡工場(現 藤枝事業所 旧 持田製薬工場㈱静岡工場 2011年6月閉鎖)を開設
  • 1974年3月東海ケミカル㈱(現 持田ハートフルサービス㈱、現 連結子会社)を設立
  • 1975年3月埼玉工場(現 持田製薬工場㈱、鴻巣市)を開設
  • 1975年11月東京証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1976年5月インターファーム㈱(旧 ㈱持田インターナショナル 2016年12月清算結了)を設立
  • 1976年8月本社ビル(東京都新宿区)を現在地に開設
  • 1977年7月本店所在地を東京都新宿区四谷に移転

1980年代

  • 1982年7月富士中央研究所(現 御殿場事業所)を開設

1990年代

  • 1991年6月大田原工場(現 持田製薬工場㈱ 本社工場)を開設

2000年代

  • 2003年4月持田メディカルシステム㈱(2007年10月 連結子会社から持分法適用会社となり、2009年9月 持分法適用会社から除外)及び持田ヘルスケア㈱(現 連結子会社)を設立
  • 2004年4月持田ヘルスケア㈱がヘルスケア事業を承継し、営業を開始 持田製薬工場㈱(現 連結子会社)を設立
  • 2005年4月持田製薬工場㈱が医薬品製造事業を承継し、営業を開始

2010年代

  • 2013年10月㈱テクノファイン(現 連結子会社)を設立
  • 2014年6月持田製薬販売㈱(現 連結子会社)を設立
  • 2016年3月㈱持田インターナショナルを解散(2016年12月清算結了)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2025年7月Mochida Medical USA, Inc.(現 連結子会社)を設立
  • 2025年10月アンドファーマ㈱(現 持分法適用関連会社)の株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで120,000 百万円
  • 営業利益2027年度まで12,000 百万円
  • EBITDA+研究開発費2027年度まで26,500 百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業の収益力強化

    医薬事業では主要新薬5品目の価値最大化とパイプライン拡充、ヘルスケア事業では2大ブランドの確立と販売網最適化により収益力を高める。

  2. 02

    成長事業への継続投資

    バイオマテリアル事業の早期発売と基盤整備、核酸医薬でsiRNAのリーディングカンパニー化、細胞医薬の早期事業化、グローバル展開を推進する。

  3. 03

    成長を支える経営基盤の強化

    財務戦略でROE・PBR向上、研究開発費360億円・設備投資50~100億円を計画。人財・インフラの効率的活用と安定供給体制を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,479人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は843万円で、9期前と比べて+4.0%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,713
2018年3月1,666
2019年3月81041.617.11,617
2020年3月80542.117.11,581
2021年3月79642.317.01,558
2022年3月81042.416.91,544
2023年3月83342.416.81,529
2024年3月82242.816.91,522
2025年3月82543.317.01,508537
2026年3月84343.116.51,479683

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 6 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社工場 — 栃木県 大田原市5,637百万円
本社 — 東京都新宿区3,820百万円
その他1,784百万円
御殿場事業所 — 静岡県御殿場市1,484百万円
藤枝事業所 — 静岡県藤枝市1,063百万円
埼玉工場 — 埼玉県 鴻巣市754百万円
首都圏支店他(全国) — 注2486百万円
主な関係会社
  • 国内
    持田製薬工場㈱(注1)
    栃木県大田原市
    議決権100.0%
  • 国内
    持田ヘルスケア㈱
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    持田製薬販売㈱(注1)
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    持田ハートフルサービス㈱
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱テクノファイン(注2、3)
    静岡県藤枝市
    議決権100.0%
  • 海外
    Mochida Medical USA, Inc.
    米国テネシー州
    議決権100.0%
  • 国内
    アンドファーマ㈱
    東京都千代田区
    議決権20.0%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP持田製薬工場株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,170億円営業利益101億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.2%、利益が+24.7%。

売上高
+11.2%
1,170億円
営業利益
+24.7%
101億円
純利益
+38.6%
79億円
営業利益率
8.6%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,260億円1,170億円
営業利益105億円101億円
純利益100億円79億円
1株あたり配当¥85¥85

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は317億円、営業利益は36億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.3%、営業利益は+44.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q219−15
2024年1Q2472510.117
2024年2Q248156.011
2024年3Q287186.316
2024年4Q2471
2025年2Q511387.428
2025年4Q541437.929
2026年2Q550509.139
2026年4Q620518.240
2027年1Q3173611.432

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は892億円から1,170億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱テクノファイン(現 連結子会社)を設立
2013年3月89214292
持田製薬販売㈱(現 連結子会社)を設立
2014年3月93916899
2015年3月87311975
2016年3月92312482
2017年3月97311685
2018年3月1,06812090
2019年3月1,09610984
2020年3月1,0189246
2021年3月1,03012386
2022年3月1,102148106
2023年3月1,0339166
2024年3月1,0296045
Mochida Medical USA, Inc.(現 連結子会社)を設立
2025年3月1,05281817.757
2026年3月1,1701011128.679

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,170億円のうち、営業利益として残るのは101億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は79億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.9%607億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.4%461億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%101億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
48.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.7pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.0pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−73億円、投資CFが−168億円で、差し引きのフリーCFは−241億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は311億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月119−20−4199337
2014年3月125−44−6181358
2015年3月51−20−5331336
2016年3月152−156−29−4304
2017年3月56−18−3338308
2018年3月33−4−3529302
2019年3月126−11−61115355
2020年3月93−18−5375378
2021年3月92−9−5183410
2022年3月75−20−6055405
2023年3月73−29−6944380
2024年3月−751−64−74243
2025年3月94174−29268482
2026年3月−73−16870−241311

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,827億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,403億円で、自己資本比率は76.8%(業種中央値69.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,20888532373.3
2014年3月1,30793737071.7
2015年3月1,27698728977.4
2016年3月1,3771,04932876.2
2017年3月1,4841,11936575.4
2018年3月1,5501,19735377.2
2019年3月1,5901,25133978.7
2020年3月1,5751,20736876.6
2021年3月1,6181,27034878.5
2022年3月1,6311,28634578.9
2023年3月1,5881,26832079.8
2024年3月1,5881,28030880.6
2025年3月1,6011,30729481.6
2026年3月1,8271,40342476.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
281億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,213億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
201億円
在庫として抱えている分
負債合計
424億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率79社中24位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中49位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.8%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.2%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,280で、1年前と比べて+5.9%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥3,280-0.9%1ヶ月+5.1%1年+5.9%時価総額1,194億円
過去52週の値幅
安値¥2,929高値¥3,965

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.7倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.83倍
配当利回り2.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-2.0%と小幅下落。25日線(3151円)を-1.3%下回り、75日線(3339円)を割り込んでいる。52週高値(3965円)からは-22%の水準。出来高は平均的で、方向感に欠ける。RSI45と中立圏で、様子見状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 13.9倍は業界平均27.1倍を大幅に下回り、PBR 0.79倍も同平均3.20倍を大きく下回る。配当利回り2.55%は業界平均1.26%を上回る。ROE 5.8%は低いものの、今後営業利益率改善が見込まれる。割安だが利益成長ペースは緩やかで、ROE向上が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.7倍36.0倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.83倍3.53倍
ROE5.8%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

持田製薬の投資論点は、主力領域である皮膚科事業の成長持続性と、新たなパイプラインの進捗が焦点。強気派は、アトピー性皮膚炎治療薬「モイゼルト」の処方拡大や、バイオシミラー「フィルゴチニブ後続品」の上市による収益増加を期待する。一方、弱気派は、競合激化による既存品のシェア低下や、研究開発費増加による利益圧迫を懸念。PBR0.79倍と割安に見えるが、ROE5.8%と低い資本効率がバリュートラップとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 皮膚科領域の成長

    アトピー性皮膚炎治療薬「モイゼルト」が処方拡大中。

  • 新製品の寄与

    バイオシミラーなど新製品上市で2026/3期売上1170億円計画。

  • 割安評価

    PER13.9倍、PBR0.79倍と業界平均対比割安。

  • 26年3月期営業益101億円へ大幅増益2026年Q2影響

    前期比24.7%増の101億円、売上高も11.2%増

  • PBR0.79倍の割安感継続影響

    PBR0.79倍、純資産比で割安、M&A対象にも

  • 2.55%配当利回りの安定性継続影響

    配当利回り2.55%、自己資本比率高く安定配当期待

  • 成長を反映したPER割安継続影響

    PER13.9倍に対し営業利益成長率24%、PEGレシオ0.6倍

マイナスに働く材料7
  • 競合激化

    JAK阻害薬など競合製品増加でシェア低下リスク。

  • 研究開発費負担

    パイプライン投資増で利益率伸び悩み懸念。

  • 低ROE

    ROE5.8%は資本効率が低くバリュートラップの可能性。

  • 研究開発費増加で利益率圧迫不定影響

    新薬開発で研究開発費増、営業利益率が8.6%から低下可能性

  • 低ROEによるバリュエーション低下継続影響

    ROE5.8%は業界平均の10%を下回る

  • 特許切れリスク2027年〜2028年影響

    主力品の特許切れで後発品競合、売上高減少の可能性

  • 配当利回りの相対的低さ継続影響

    2.55%は高配当株と比較して魅力薄

次の決算で確かめる点
皮膚科領域売上高
主力領域の成長性を測る最重要的指標。
営業利益率
研究開発費増加が利益率に与える影響を確認。
新製品数
パイプラインの進捗と収益貢献の目安。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり85で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.59%。

年間配当
¥85
1株あたり
配当利回り
2.59%
いまの株価に対して
配当性向
43.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7834.7
2018年3月859.749.3
2019年3月13052.933.6
2020年3月80−38.570.1
2021年3月800.038.7
2022年3月9012.532.8
2023年3月80−11.141.0
2024年3月800.061.4
2025年3月800.052.7
2026年3月800.043.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥85

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,733人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.0%を占め、残る47.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.939.139.139.237.036.6
事業法人28.628.930.130.931.831.7
金融機関23.322.821.620.322.021.3
外国法人9.78.78.78.98.59.7
自己株式5.86.55.15.42.62.6
証券会社0.60.60.60.70.70.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人持田記念医学薬学振興財団15.63
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.19
03公益財団法人高松宮妃癌研究基金4.62
04株式会社三菱UFJ銀行4.36
05みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託みずほ銀行口 再信託受託者株式会社日本カストディ銀行3.94
06株式会社ニッスイ3.30
07持田 直幸2.81
08持田 健志2.61
09持田 和枝2.16
10大正製薬ホールディングス株式会社2.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-10
    公益財団法人持田記念医学薬学振興財団
    新規の大量保有報告
    15.63%
    +1.63pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−50%、1株純資産は14期で−8%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4424,30710.713.733.2
2014年3月4894,66510.915.134.3
2015年3月1892,4847.820.938.4
2016年3月2052,6428.020.438.6
2017年3月2152,8177.919.234.7
2018年3月2273,0157.816.549.3
2019年3月2133,1896.926.733.6
2020年3月1183,1143.735.570.1
2021年3月2223,3186.919.338.7
2022年3月2773,4248.313.532.8
2023年3月1793,4705.218.741.0
2024年3月1273,6103.625.461.4
2025年3月1603,6874.419.852.7
2026年3月2233,9585.815.543.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額386百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
持田直幸取締役社長(代表取締役)681,023,200
榊潤一専務取締役 専務執行役員(代表取締役)研究、医薬開発、事業開発、事業推進、バイオマテリアル事業、医薬営業、持田製薬工場、持田ヘルスケア管掌6513,100
三石基専務取締役 専務執行役員(代表取締役)企画管理、戦略提携、監査担当、信頼性保証管掌 兼企画管理本部長622,900
川上裕取締役 常務執行役員 持田製薬工場、持田ヘルスケア担当668,300
根津淳一取締役 常務執行役員 研究担当、医薬開発管掌591,400
宮嶋謙二取締役 常務執行役員 医薬営業担当582,600
坂田中取締役相談役6618,000
園田智昭取締役651,300
吉川惠章取締役731,400
小林麻実取締役611,100
田中早苗取締役641,200
橋本好晴常勤監査役635,700
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
竹田雅好常勤監査役652,300
和貝享介監査役732,900
鈴木明子監査役772,900
宮田芳文監査役731,200
持田健志取締役 常務執行役員 事業開発、事業推進管掌57949,500
中野玲子常勤監査役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81949228736
社外取締役854547
監査役230144523

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容564字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは連結財務諸表提出会社(以下当社という)と連結子会社6社及び関連会社1社で構成されており、医薬品関連、ヘルスケア関連の製造及び仕入並びに販売を主たる業務としております。 当連結会計年度末現在、当社グループが営んでいる主な事業内容及び当社と関係会社等の当該事業に係る位置づけの概要は、次のとおりであります。 (1) 医薬品関連事業 当社は、子会社持田製薬工場㈱へ医薬品の製造を委託し、その製品の仕入及び販売を行っております。また、子会社持田製薬販売㈱から製品を仕入れ、販売しております。なお、一部の医薬品については子会社持田製薬販売㈱が当社及び関連会社アンドファーマ㈱から仕入れ、販売しており、また一部の医療機器については子会社Mochida Medical USA,Inc.が当社から仕入れ、販売しております。 子会社持田製薬工場㈱は、子会社㈱テクノファインへ医薬品の製造を一部委託しております。子会社持田ハートフルサービス㈱は庶務業務を行っており、当社もこれらを委託しております。 (2) ヘルスケア事業 子会社持田ヘルスケア㈱は、子会社持田製薬工場㈱へヘルスケア製品の製造を委託し、その製品の仕入及び販売を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,169字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、社是を『先見的独創と研究』と定めています。また、企業理念『絶えず先見的特色ある製品を開発し、医療の世界に積極的に参加し、もって人類の健康・福祉に貢献する』は普遍的な使命です。潜在的な医療・健康ニーズを捉えて、患者や顧客の皆様にとって価値あるものを創造し、提供していくことが存在意義であると考えています。 医薬品関連事業、バイオマテリアル事業、及びヘルスケア事業の3つの事業活動を通じて「ニーズを満たす特色ある製品の創出」「適正な品質の製品の安定供給」「製品価値の最大化」を行い、それによって、「患者さんとそのご家族のQOL向上」や「女性の様々なライフステージのサポート」、ひいては「人類の健康・福祉への貢献」といった製薬企業としての価値の提供に取り組みます。当社グループは、毎年度の薬価改定や後発品の使用促進等、制度動向の影響を受けるものの、新薬の製品価値最大化や成長事業の育成によって中長期的な成長を目指します。 また、サステナビリティに関する基本方針を定めており、「人類の健康・福祉に貢献」という製薬企業としての価値の提供に取り組むとともに、地球環境への影響に配慮しつつ、持続可能な社会の実現への貢献に努めます。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、長期ビジョンを『医療・健康ニーズに応えることで、グローバルにも存在価値を認められる特色ある生命・健康関連企業グループとして成長する』と定めています。2022年5月、今後ますます厳しくなることが予想される事業環境を乗り越えて持続的に成長するため、長期ビジョンを具体化し、当社グループが目指す「2031年のありたい姿」を策定しました。 ありたい姿の実現に向けて、2025年度には25-27中期経営計画を策定しました。この期間を「成長戦略加速の3年間」と位置づけ、更なる成長と企業価値の向上に取り組んでおります。 (3) 目標とする経営指標 25-27中期経営計画の最終年度にあたる2027年度の経営目標数値を、以下のとおり掲げております。これらは、売上規模や利益水準に加え、将来成長に向けた投資を総合的に評価する観点から設定しております。 2027年度 経営目標数値(連結) 売上高               120,000 百万円 営業利益               12,000 百万円 EBITDA+研究開発費     26,500 百万円 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 25-27中期経営計画では、以下の3つの重点テーマを設定しております。なかでも、コア事業の収益力強化は、成長事業への継続投資を可能とするための優先課題と認識しております。成長事業からの利益貢献は2028年度以降を見込むため、25-27中期経営計画期間中はコア事業によって成長を支える方針です。 ①コア事業の収益力強化 ・医薬事業 主要新薬5品目*1の製品価値を最大化し、導入を通じてパイプラインを拡充することで収益力を強化します。また、フラッグシップ医薬品*2の更なる価値拡大とバイオシミラーの拡充に努め、売上高を伸長させます。 *1 ユリス、オンボー、コレチメント、グーフィス、トレプロスト *2 エパデール、ジエノゲスト製剤 ・ヘルスケア事業 コラージュフルフルとコラージュリペアの2大ブランドを確立し、ラインナップの拡充や販売網の最適化を通じて収益力を強化します。 ②成長事業の継続投資 ・バイオマテリアル事業 早期発売により収益を確保すると同時に、事業基盤の整備と生産性の向上に取り組みます。 ・核酸医薬 医療的価値の高いsiRNA医薬を連続的に創製する能力を有する「siRNA医薬のリーディングカンパニー」を目指します。 ・細胞医薬 早期事業化を目指し、細胞ごとに再生医療に関する知見や技術を有する企業と提携し、研究開発や製造体制の確立を進めます。 ・グローバル展開 エパデール、ジエノゲスト製剤及びバイオマテリアル事業を中心とした海外展開の進展を図ります。 ③成長を支える経営基盤の強化 ・財務戦略 利益水準向上と将来への投資を両立させ、ROEやPBRの向上を目指します。25-27中期経営計画期間においては、足元の収益を支えるコア事業からのキャッシュ創出を重視し、その成果を成長事業への継続的な投資に振り向けることで、コア事業と成長事業の両立を図っています。キャッシュアロケーションについては、対象期間(3年間)の累計で、医薬事業、バイオマテリアル事業及びヘルスケア事業の合計の研究開発費は360億円、医薬品の生産設備及び研究設備の合理化や省力化に関する設備投資は50~100億円を計画しています。 ・人財・インフラの効率的活用 組織風土変革、人財マネジメント体制強化、多様な人財の活躍促進を図ります。また、経営基盤を支えるインフラの整備にも取り組みます。 ・適正な品質の製品の安定供給 製品の品質管理を適切に推進するとともに、製造力の強化にも取り組みます。
事業等のリスク3,913字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、当社グループは、当社グループに適用されるリスク管理規程を制定すると共に、各部門長及び子会社社長等を委員とするリスク管理委員会を設置し、当社グループの事業及び経営に相当程度の悪影響(損失)を与え得るリスク(主要リスク)の認識と評価、対応策を全社レベルで検討・把握し、リスク管理に係る方針や主要な施策等を協議し、主要リスクが顕在化した場合の必要な事業継続、損失の極小化等を基本方針とする等、主要リスクの管理体制を整備しております。 (1) 研究開発に関するリスク 医薬品等の研究開発には多額の資金及び長期間を要しますが、その過程で当初期待した有効性が証明できなかったり、予期せぬ副作用が発現した等の理由により、開発が中断・遅延する可能性があります。これにより、開発のやり直し、追加試験等の発生、また将来の売上機会の喪失等により、当初期待していた収益を下回る可能性があります。 当社グループは、必要な試験・調査・評価等及び適切な製造・品質管理を実施する等、当該リスクの低減に努めております。 (2) 製造・仕入れに関するリスク 当社グループの工場において製造上の瑕疵による品質問題等が発生した場合や、特定の取引先に供給を依存する商品及び原材料等の供給が何らかの要因により遅延又は停止した場合、商製品回収、出荷遅延・停止や欠品、これらによる許認可の取り消し、業務停止その他の行政処分、売上減少等により、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、関連法規に基づく規制のもと、サプライチェーンへの要請を含めた品質保証体制の整備、調達管理部門の設置等、品質保証及び安定供給の確保に取り組み、当該リスクの低減に努めております。 (3) 副作用に関するリスク 予期せぬ副作用が発生した場合、製品の回収、製造販売の中止、訴訟対応や損害賠償、信用失墜による売上減少等により、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、医薬品関連法規に基づく厳格な規制のもと、臨床試験の信頼性の保証や製品の品質保証に万全を期すと共に、副作用被害の賠償に関する保険に加入する等、当該リスクの低減に努めております。 (4) 製品売上構成上のリスク 当社グループの中核事業である医薬品において、一部主力製品の売上が高い比率を占めていることから、競合品・後発品の発売・伸長による売上の減少の他、予期せぬ副作用、製品瑕疵、安定供給への障害等によりこれらの製品が販売中止や製品回収に至った場合、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、薬価制度や競合状況等の最新情報を踏まえ、主力製品の価値向上に努める等、当該リスクの低減に努めております。 (5) 他社競合その他販売に関するリスク 他社製品(後発品を含む)との競合等は売上・収益を減少させる原因となり、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの販売先は、特定の卸売業者に集中しており、これらの卸売業者に貸し倒れが発生し債権回収不能となった場合、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、製品価値の維持・向上及び適切な与信管理に努める等、当該リスクの低減に努めております。 (6) 業務提携、出資、買収等に関するリスク 当社グループは各部門において、共同研究・開発・販売、製品の導出入等、他社との業務提携を行っており、今後何らかの事情により、これらの提携が解消される可能性があり、また、出資先や企業等の買収に関し、販売不振や出荷停止等により期待した効果が十分に発揮されない場合には、将来の売上見込・機会の喪失等により、当初予想・期待した収益を下回る可能性があります。 当社グループは、提携先との関係維持及び当該リスクを低減する契約の締結に努める等、当該リスクの低減に努めております。 (7) 知的財産権に関するリスク 当社グループの事業活動が第三者の知的財産権に抵触する場合、訴訟対応・損害賠償・実施料の支払い等による収益の低下、ひいては事業の中止に繋がり、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、保有する知的財産権を適切に管理し、第三者の知的財産権を侵害しないよう必要な調査を行う等、当該リスクの低減に努めております。 (8) 法規制、制度改革に関するリスク 医薬品の研究開発・製造・販売等に関しては医薬品関連法規等の規制(医療制度改革、後発品使用の促進及び薬価基準の引き下げ等の医療費適正化推進策を含む)を受けており、規制の厳格化等により経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、当該規制に適合しない場合、製品の回収、許認可の取り消し、業務停止その他の行政処分又は損害賠償請求を受けると共に、信用失墜による売上減少を招く可能性があり、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、規制を遵守する体制を整備すると共に、規制の改正の方向を早期に捉え改正に備え収益の維持に努める等、当該リスクの低減に努めております。 (9) 情報管理に関するリスク 当社グループが保有する機密情報、個人情報等がシステムへの不正侵入、システム障害その他の理由により社外に流出した場合、訴訟対応や損害賠償、信用失墜による売上減少、将来の売上機会の喪失等により経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、情報保護のための安全管理措置(組織的・人的・物理的・技術的措置)を講じ、情報セキュリティ面の充実を図る等、当該リスクの低減に努めております。 (10) 人財に関するリスク 当社グループは、「人財」が企業の価値創造を支える原動力と考え、社員一人一人が能力を最大限発揮することが、企業の成長に必須と考えておりますが、人財獲得競争の激化や、人財育成の不足、従業員の退職、年齢やスキル等の人員構成の偏りなどにより多様な人財の確保ができない場合は、当社グループの成長の停滞により経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、研修を通した人財育成や、人財マネジメント体制の強化を推進し、性別や年齢に関わらず全ての社員の成長や能力発揮を支える環境の整備に取り組む等、当該リスクの低減に努めております。 (11) 金融市況及び為替変動に関するリスク 金融市況の悪化により、当社グループが保有する有価証券の評価損や売却損が生じ、また金利動向によっては退職給付債務の増加等が生じる可能性があり、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、商品・原料の輸入等の外貨建取引において、外国為替変動が経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、一部の外貨建債権債務の為替予約等のヘッジ取引を行うと共に、急激な為替変動リスクの契約による一部転嫁等に努める等、当該リスクの低減に努めております。 (12) 事業継続に関するリスク 大規模な自然災害その他の災害・事故等により、当社グループの工場、研究所、支店、事業所等の各拠点が深刻な影響・被害(情報システムの停止・障害を含む)を受け、また感染症の蔓延等により事業活動の停滞や工場の操業停止等に陥り、欠品等が生じた場合、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの各拠点では、地震等の災害・事故の発生に備え、市場への製品安定供給を含む事業継続計画の策定等の各種対策を推進する等、当該リスクの低減に努めております。 なお、新型コロナウイルス感染症等のパンデミックに対しては、従業員及び事業関係者への感染防止、製品の安定供給体制の維持を中心に取り組んでまいります。 (13) 海外展開に関するリスク 当社グループは、海外で事業活動を行うにあたり、当該国の法的規制の変化、経済情勢の変化、政情不安といった地政学的リスク、事業環境の不確実性等のリスクが顕在化した場合には、事業活動の停滞や事業展開の遅延・中止等により、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、提携企業と定期的にリスク情報の収集・交換を実施し、対応することにより、当該リスクの低減に努めております。 (14) 環境問題に関するリスク 医薬品等の研究、製造の過程等で使用される化学物質の中には、人の健康や生態系に悪影響を与えるものも含まれ、これら物質が土壌汚染、大気汚染等、環境に深刻な影響を与えた場合、汚染発生の原因解明・周辺地域対応や、信用失墜による売上減少等により経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、関連法規を遵守し必要な調査・監視を行う等、当該リスクの低減に努めております。 また、気候変動に係るリスクが当社の事業活動や収益等に与える影響について分析を行い、開示を進めてまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。また、上記以外にもさまざまなリスクがあり、ここに記載されたものが当社グループの全てのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)4,493字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度の国内経済は、雇用・所得環境の改善に支えられた個人消費の持ち直し等の内需が下支えとなり、一部に足踏みが残るものの全体として緩やかな回復基調で推移しました。一方、エネルギーや食料品の価格上昇、為替動向、地政学リスクの高まり等に起因する先行き不透明感等により、不確実性が残る状況となりました。医薬品業界においては、毎年度薬価改定が行われる状況の下、引き続き厳しさを伴う環境が続きました。 当社グループは、長期ビジョン「医療・健康ニーズに応えることで、グローバルにも存在価値を認められる特色ある生命・健康関連企業グループとして成長する」を掲げています。今後ますます厳しくなることが予想される事業環境を乗り越え、持続的に成長するため、2022年度にはこの長期ビジョンを具体化した「2031年のありたい姿」を策定しました。2025年度は、「2031年のありたい姿」の実現に向けた「成長戦略加速の3年間」と位置づける25-27中期経営計画を策定し、「コア事業の収益力強化」「成長事業の継続投資」「成長を支える経営基盤強化」を重点テーマとして取り組んでいます。 当連結会計年度における医薬品関連事業は、引き続き、循環器、消化器、産婦人科、精神科を重点領域として、主力製品を中心とした情報提供活動を積極的に展開いたしました。また、ヘルスケア事業は、皮膚科医・産婦人科医や看護師等の高い支持を基盤に、マーケティングの推進に努め、市場開拓を図りました。 当連結会計年度の売上高は116,951百万円で前期比11.2%の増収となりました。 利益面につきましては、医薬品関連事業の売上高増加に伴う売上総利益の増加により、営業利益は10,147百万円で前期比24.9%の増益となりました。また、2025年10月にアンドファーマ株式会社の20%の株式を取得し、同社を持分法適用関連会社としたことに伴う持分法投資利益の増加により営業外収益が増加しました。これらの結果、経常利益は11,195百万円で前期比38.8%の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は7,903百万円で前期比39.0%の増益となりました。 各事業部門の業績は次のとおりであります。 1.医薬品関連事業 医薬品関連事業は薬価改定及び2024年10月に導入された長期収載品の選定療養の影響を受けたものの、主に新薬が伸長し、売上高は109,042百万円で前期比11.3%の増収となりました。新薬の売上高は前期を上回りました。潰瘍性大腸炎治療剤リアルダ、慢性便秘症治療剤グーフィス及びモビコール、肺動脈性肺高血圧症・間質性肺疾患に伴う肺高血圧症治療剤トレプロスト、痛風・高尿酸血症治療剤ユリス、及び潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤オンボーが伸長しました。長期収載品の売上高は前期を下回りました。バイオシミラーを含む後発品の売上高は前期を上回りました。 2.ヘルスケア事業 ヘルスケア事業の売上高は7,908百万円で前期比10.3%の増収となりました。抗真菌成分配合のシャンプー・石鹸をはじめとするコラージュフルフル、及び基礎化粧品コラージュリペアの両ブランドにおいて売上高が伸長しました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は119,021百万円となり、前連結会計年度末に比べ647百万円減少しました。これは主に、仮払金、売掛金及び契約資産が増加したものの、現金及び預金、有価証券が減少したことによるものです。固定資産は63,699百万円となり、前連結会計年度末に比べ23,246百万円増加しました。これは主に、繰延税金資産が減少したものの、投資有価証券が増加したことによるものです。 この結果、総資産は、182,720百万円となり、前連結会計年度末に比べ22,599百万円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は27,734百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,831百万円増加しました。これは主に、流動負債のその他に含まれる仮受金が減少したものの、支払手形及び買掛金、未払法人税等が増加したことによるものです。固定負債は14,659百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,136百万円増加しました。これは主に、長期借入金が増加したことによるものです。 この結果、負債合計は、42,394百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,967百万円増加しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は140,326百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,631百万円増加しました。これは主に、配当金の支払いによる利益剰余金の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加や投資有価証券の時価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加があったことによるものです。 この結果、自己資本比率は76.8 %と前期比4.8ポイント減少しました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ17,092百万円減少し、当連結会計年度末には31,058百万円となりました。 主な内容は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は7,350百万円(前期は9,354百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が11,171百万円であったものの、売上債権の増加4,859百万円及び仮払金の増加10,982百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は16,848百万円(前期は17,355百万円の増加)となりました。これは主に、有価証券の売却による収入3,000百万円があったものの、投資有価証券の取得による支出17,160百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出2,695百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は7,033百万円(前期は2,865百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払2,835百万円があったものの、長期借入れによる収入10,000百万円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   金額(百万円)   前期比(%) 医薬品関連   67,940   8.7 ヘルスケア   7,905   7.7 合計   75,845   8.6 (注) 金額は正味販売価格によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   金額(百万円)   前期比(%) 医薬品関連   22,998   23.4 合計   22,998   23.4 (注) 金額は実際仕入額によっております。 c.受注状況 当社グループは主として見込生産を行っているため、記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。 事業部門の名称   金額(百万円)   前期比(%) 医薬品関連   109,042   11.3 ヘルスケア   7,908   10.3 合計   116,951   11.2 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱メディセオ   23,669   22.5   28,156   24.1 ㈱スズケン   16,078   15.3   17,252   14.8 アルフレッサ㈱   15,812   15.0   18,081   15.5 東邦薬品㈱   9,473   9.0   10,333   8.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、その時点で最も合理的と考えられる基準に基づいて実施しておりますが、見積り等の不確実性があるため実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表〔注記事項〕(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社グループの中核である医薬事業は、医薬品関連法規等の規制の下で事業を行っており、医療制度改革、後発品の使用促進及び薬価改定等の制度的要因、並びに主力製品を取り巻く市場競争環境が、経営成績に影響を及ぼします。当期においては、薬価改定等の制度的影響があったものの、主力製品の市場浸透が進んだことで、その影響は概ね吸収できたものと認識しております。具体的には、医薬事業では製品価値最大化に向けた取り組みの進展により新薬の売上高が伸長しました。長期収載品の売上高は低下しましたが、バイオシミラーを含む後発品の売上高は増加し、ヘルスケア事業においても主要製品が堅調に伸び、グループ全体の業績に寄与しました。 一方、利益面では、売上原価率は薬価改定等の影響により上昇しましたが、販売数量の拡大及び生産性向上への取り組み等によりその影響は抑制されました。また、将来成長に向けた研究開発投資を継続する中にあっても、売上高の増加により、当期においては利益を確保することができました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの主な資金需要は、運転資金、研究開発や企業提携等への資金及び設備資金であり、これらの必要資金は、利益の計上により生み出される自己資金を主な財源とし、必要に応じて金融機関からの借入により資金調達をしております。また、当社グループでは、安定した資金調達手段を確保し、機動的に資金調達を行うため当座貸越契約を締結しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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