本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ゼリア新薬工業

ZERIA PHARMCEUTICAL CO., LTD.4559 · Prime · 医薬品

医療用医薬品とOTC・健康食品の両輪でヘルスケアを支える。海外子会社を通じたグローバル展開も推進。

概要

ゼリア新薬工業は、医療用医薬品と一般用医薬品(OTC)を両軸とする中堅製薬企業である。消化器系領域に強みを持ち、潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」やC.ディフィシル感染症治療薬「ディフィクリア」を擁する。OTCでは「ヘパリーゼ」群や「コンドロイチン」群で知名度が高く、2025年3月期の売上高873億円、営業利益122億円を達成。欧州子会社Tillotts Pharma AGを通じた海外展開も進み、海外売上高比率は59.3%に達する。安定した収益基盤の上に、第12次中期経営計画で売上高1,000億円を目指す。

医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの二軸経営

当社グループは医療用医薬品事業とコンシューマーヘルスケア事業を二つの柱とする。医療用医薬品事業では消化器系領域に特化し、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」(国内販売名「ダフクリア」)、炎症性腸疾患治療剤「エントコート」(国内販売名「ゼンタコート」)、機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」などをラインアップする。コンシューマーヘルスケア事業では、滋養強壮剤「新ヘパリーゼプラス」をはじめとする「ヘパリーゼ群」、関節痛・腰痛治療剤「コンドロイチンZS錠」などの一般用医薬品を展開。また、健康食品や化粧品も手がける。両事業の収益バランスが経営の安定性をもたらしている。2025年3月期のセグメント別売上高は医療用医薬品が616億円、コンシューマーヘルスケアが273億円である。

欧州を拠点としたグローバル展開

海外事業は中核子会社Tillotts Pharma AG(スイス)とその傘下の欧州販売子会社が担う。同社は「アサコール」「ディフィクリア」「エントコート」などの消化器系薬剤を欧州各国で販売する。また、米国にはZeria USA, INC.、ベトナムにはPharmaceutical Joint Stock Company of February 3rdを保有する。ベトナム子会社は輸液製品の新工場を稼働させ、現地市場開拓を進める。2025年3月期の海外売上高比率は59.3%に上り、前期の56.9%から上昇。グループ全体の収益に占める海外の割合が過半を占めるまでに成長した。今後も欧州での新製品導入やアジアでの販路拡大を計画する。

堅調な財務基盤と中期経営計画

売上高は2013年3月期の533億円から2025年3月期には873億円へと約1.6倍に拡大。営業利益は122億円、経常利益率約14%と高い収益性を維持する。自己資本比率は60.3%、連結自己資本当期純利益率は8.5%である。2026年度を起点とする第12次中期経営計画(2026~2028年度)では、主力製品「ディフィクリア」の特許切れを見据え、グローバル展開の拡大、国内両事業の成長、開発パイプラインの拡充を三本柱とする。具体的には「連結売上高1,000億円」「連結自己資本当期純利益率10%以上」を目標に掲げる。M&Aやアライアンスによる成長も視野に入れる。

業界の中での役割は医療用医薬品メーカー兼コンシューマーヘルスケア企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
892億円
営業利益
124億円
営業利益率
13.9%
純利益
85億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
医療用医薬品616億円69.1%
コンシューマー ヘルスケア品274億円30.7%
その他2億円0.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療用医薬品市場主力

医療用医薬品の製造・販売。日本国内に加え、Tillotts Pharma AG等の海外子会社を通じて欧州・アジア等でも販売。消化器系等の領域に強み。

主な製品・サービス1
医療用医薬品(消化器系等)
病院・診療所で処方される医薬品。特に消化器系疾患向けの製品を中心に展開。

02コンシューマーヘルスケア市場主力

OTC医薬品(一般用医薬品)及び健康食品の製造・販売。セルフメディケーション向け製品を中心に、国内子会社やベトナム子会社等を通じて販売。

主な製品・サービス2
OTC医薬品
薬局・ドラッグストア等で購入できる一般用医薬品。
健康食品
栄養補助食品等の健康維持・増進を目的とした製品。

03その他副次

保険代理業、不動産業、販促物仕入販売、各種メンテナンス等の事業をグループ会社が行う。

製品と技術

潰瘍性大腸炎からC.ディフィシル感染症までカバーする消化器系医療用医薬品

医療用医薬品事業の核心は消化器系疾患の治療薬である。5-アミノサリチル酸製剤「アサコール」は潰瘍性大腸炎の治療に広く使われ、欧州の子会社Tillotts Pharma AGを通じて海外でも販売される。クロストリディオイデス・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」(国内販売名「ダフクリア」)は世界的に売上を伸ばし、同事業の成長を牽引する。炎症性腸疾患治療剤「エントコート」(国内販売名「ゼンタコート」)や機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」も加え、上部から下部消化管までカバーする。さらに高カリウム血症治療剤「ビルタサ」(カルシウム交換型製剤)を2025年に投入し、新たな収益の柱として育成中である。

OTC医薬品におけるブランド群とセルフメディケーションへの貢献

コンシューマーヘルスケア事業の主力は滋養強壮剤「新ヘパリーゼプラス」を中心とする「ヘパリーゼ群」であり、積極的な広告販促により売上を伸ばす。関節痛・腰痛治療剤「コンドロイチンZS錠」は「コンドロイチン群」の基幹製品で、1964年の発売以来ロングセラーを続ける。植物性便秘薬「ウィズワン群」、亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック顆粒」などもラインアップする。健康食品や化粧品(イオナインターナショナル)も手がけ、セルフメディケーションの選択肢を広げる。2025年には「ヘパリーゼ胃腸内服液EX」など新製品を投入し、市場浸透を図る。

研究開発とパイプライン:消化器領域に続く癌治療への挑戦

研究開発は消化器系領域に特化しつつ、癌領域へも展開する。自社オリジナル品として、機能性ディスペプシア治療薬「アコチアミド」や、放射線療法による白血球減少抑制剤「アンサー20注」(Z-100)を保有する。これらの新たな適応症の開発を進めるほか、新たな開発候補品の導入も積極的に行う。中央研究所(埼玉県熊谷市)が中核となり、1983年の設立以来、基礎研究から臨床開発までを一貫して担う。また、外部とのアライアンスにより、エビデンス創出や製品価値の最大化に取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

消化器系中心のスペシャリティファーマ

ゼリア新薬は消化器系疾患(特に潰瘍性大腸炎治療薬など)に強みを持つ中堅製薬企業。2025/3期営業利益率13.97%と安定した収益を確保するが、パイプラインは既存品の延長線上にあり、新規大型創薬は限定的。同業のジーエヌアイグループはバイオ後続品で急成長する一方、ゼリア新薬は堅実な成長路線。2026/3期は892億円、営業利益率13.9%と横ばい見通し。

強み

  • 潰瘍性大腸炎治療薬などで高い市場シェアを持ち、ブランド確立。
  • 売上高・利益率ともに堅調で、キャッシュフローも安定。
  • 主要品の特許切れが迫っておらず、しばらく収益を確保。
  • 他社との提携で販路拡大し、コスト効率も良好。

課題

  • 大型新薬のパイプラインが乏しく、成長の原動力に欠ける。
  • 既存品の後発品登場で売上が減少するリスク。
  • 2025/3期から2026/3期で営業利益率が微減、成長が頭打ち。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品・バイオの時価総額近傍。太字がゼリア新薬工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14928ノエビアホールディングス1,662億円20.5倍
24587ペプチドリーム1,398億円
34534持田製薬1,194億円14.7倍
43110日東紡績1,185億円13.7倍
54565ネクセラファーマ1,041億円
64559ゼリア新薬工業1,008億円10.5倍
74549栄研化学804億円20.8倍
84552JCRファーマ678億円29.3倍
94886あすか製薬ホールディングス596億円10.8倍
102207meito579億円19.0倍
112395新日本科学562億円12.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医薬品・バイオ)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

ゼリア薬粧研究所として創業しOTC事業に参入

1955年12月、東京都中央区に資本金300万円で株式会社ゼリア薬粧研究所を設立。当初から医薬品事業を視野に入れ、1958年5月にゼリア化工株式会社へ商号変更した。1959年1月にはOTC医薬品(一般用医薬品)の製造・販売を開始し、同年3月にはゼリアフランチャイズストア連盟を設立。フランチャイズ網による販売チャネルの構築を早期に進めた。創業からわずか4年で一般消費者向けの医薬品市場に本格参入し、後のコンシューマーヘルスケア事業の基盤を築いた。

合併と商号変更で事業基盤を拡大

1961年3月、東京ゼリア株式会社と大阪ゼリア株式会社を吸収合併し、資本金を4,400万円に増強。翌1961年4月には商号をゼリア株式会社に変更した。合併により販売拠点の統合と資本基盤の強化を実現。1962年4月には医療用医薬品の製造・販売を開始し、処方箋医薬品市場に参入した。これによりOTCと医療用の両輪体制の原型が形成され、製品ラインの拡充が加速する。1964年12月には関節痛・腰痛治療剤「コンドロイチンZS錠」を発売し、ロングセラー製品の第一号が誕生した。

ゼリア新薬工業への改称と埼玉工場の建設

1970年5月、商号をゼリア新薬工業株式会社に変更。企業イメージを一新すると同時に、生産能力の増強に着手する。1975年4月、埼玉県大里郡江南町(現熊谷市)に埼玉工場を新設(第1期工事)。その後1978年3月に第2期工事、1985年9月に第4期工事を実施し、生産規模を段階的に拡大した。1987年1月には板橋工場を廃止して埼玉工場に統合し、生産の効率化を図った。この工場は現在も国内の主要生産拠点として機能している。

子会社取得と中央研究所で研究開発体制を強化

1983年3月、ゼリア化学株式会社(現・ゼリアヘルスウエイ株式会社)の全株式を取得し、グループに加える。同年10月には埼玉県大里郡江南町に中央研究所を新設(第1期工事)。1988年6月には第2期工事で増設し、研究設備を拡充した。また1986年6月には100%子会社の株式会社ゼービスを設立し、保険代理業など本業以外の事業も展開。外部の研究リソースと自社研究所を組み合わせることで、新薬開発力を高める基盤を整えた。

米国子会社設立により海外展開の第一歩

1989年2月、ニューヨークに100%子会社のZeria USA, INC.を設立。米国市場への販路開拓を目的とした最初の海外拠点である。同時期、1988年11月にはゼリア化工株式会社(後に吸収合併)が茨城県牛久市に筑波工場を新設(第1期工事)。この工場は後に医薬品原料の製造にも活用される。米国子会社設立を皮切りに、その後Tillotts Pharma AGの買収など欧州進出が本格化し、グローバル企業への道筋がつけられた。

90年代にH2ブロッカーなど大型製品を相次ぎ発売

1990年9月、抗潰瘍剤(H2受容体拮抗剤)「アシノンカプセル150」を発売。1991年9月には放射線療法による白血球減少抑制剤「アンサー20注」を上市。1993年9月に非ステロイド性鎮痛消炎剤「ペオン錠80」、1994年4月に高血圧治療剤(カルシウム拮抗剤)「ランデル錠10・20」、1994年10月に亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック顆粒15%」と、大型製品を連続して市場に送り出した。これらは医療用医薬品事業の収益基盤を飛躍的に拡大し、研究開発型企業としての地位を確立した。

本社新館建設とOTC新製品の投入

1996年1月、東京都中央区日本橋に本社新館を新設。同年2月には滋養強壮剤・肝臓水解物配合の「新ヘパリーゼプラス」を発売し、コンシューマーヘルスケア事業の看板製品となる。1997年7月にはアシノンカプセル75(低用量版)を追加発売。また1993年4月には株式会社カワサキ(現ゼリア商事)の全株式を取得し、販促物関連事業をグループ化。OTC事業と医療用事業の両軸をさらに強化し、後の安定成長の土台を築いた。

東証2部上場で資本基盤を固め物流を効率化

1998年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。公募による資金調達で財務の透明度を高め、成長資金を確保した。翌1999年2月には伊藤忠商事および関連会社スーパーレックスへの物流業務委託を開始し、新しい物流体制を稼動。自社で抱えていた物流機能を外部委託に切り替えることで、コスト削減と業務効率化を達成した。上場と物流改革により、経営基盤を一層強固なものとし、その後のM&Aや研究開発投資への余力を生み出した。

年表36件を開く

1950年代

  • 1955年12月創業株式会社ゼリア薬粧研究所(東京都中央区・資本金300万円)設立
  • 1958年5月商号変更ゼリア化工株式会社に商号変更
  • 1959年1月OTC医薬品(一般用医薬品)の製造・販売開始
  • 1959年3月創業ゼリアフランチャイズストア連盟設立

1960年代

  • 1961年3月M&A東京ゼリア株式会社・大阪ゼリア株式会社を吸収合併(資本金4,400万円)
  • 1961年4月商号変更ゼリア株式会社に商号変更
  • 1962年4月医療用医薬品の製造・販売開始
  • 1964年12月関節痛・腰痛治療剤「コンドロイチンZS錠」を発売
  • 1969年5月消炎性抗潰瘍剤「マーズレン―S顆粒」を発売

1970年代

  • 1970年5月商号変更ゼリア新薬工業株式会社に商号変更
  • 1975年4月埼玉県大里郡江南町(現埼玉県熊谷市)に埼玉工場新設(第1期工事)
  • 1978年3月埼玉工場増設(第2期工事)

1980年代

  • 1983年3月ゼリア化学株式会社(現・連結子会社「ゼリアヘルスウエイ株式会社」)の全株式を取得
  • 1983年10月埼玉県大里郡江南町(現埼玉県熊谷市)に中央研究所新設(第1期工事)
  • 1985年9月埼玉工場増設(第4期工事)
  • 1986年4月コラーゲン使用吸収性局所止血材「アビテン」を発売
  • 1986年6月100%子会社 株式会社ゼービス(現・連結子会社)を設立
  • 1987年1月M&A板橋工場を廃止し、埼玉工場に統合
  • 1987年10月100%子会社 ゼリア化工株式会社を設立
  • 1988年6月中央研究所増設(第2期工事)
  • 1988年11月ゼリア化工株式会社が茨城県牛久市桂町に筑波工場新設(第1期工事)
  • 1989年2月ニューヨークに100%子会社の現地法人Zeria USA, INC. (現・連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年9月抗潰瘍剤(H 2 受容体拮抗剤)「アシノンカプセル150」を発売
  • 1991年9月放射線療法による白血球減少抑制剤「アンサー20注」を発売
  • 1993年4月株式会社カワサキ(現「ゼリア商事株式会社」)の全株式を取得
  • 1993年9月非ステロイド性鎮痛消炎剤「ペオン錠80」を発売
  • 1993年10月M&A沖縄ゼリア株式会社を吸収合併
  • 1994年4月高血圧治療剤(カルシウム拮抗剤)「ランデル錠10・20」を発売
  • 1994年10月亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック顆粒15%」を発売
  • 1995年3月埼玉工場増設(第5期工事)
  • 1995年10月M&Aゼリア化工株式会社を吸収合併
  • 1996年1月東京都中央区日本橋に本社新館新設
  • 1996年2月滋養強壮剤・肝臓水解物配合「新ヘパリーゼプラス」を発売
  • 1997年7月抗潰瘍剤(H 2 受容体拮抗剤)「アシノンカプセル75」を発売
  • 1998年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1999年2月伊藤忠商事株式会社及びその関連会社株式会社スーパーレックスへの物流業務委託により新物流体制を稼動

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年度まで1,000億円
  • 連結自己資本当期純利益率2028年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グローバル展開の拡大

    欧州ではディフィクリアに続く成長ドライバー獲得に向けたライセンス活動を加速。アサコールの高用量製剤拡大や既存品の収益最大化を図る。アジアでは輸出国拡大や現地パートナーとの販促、ベトナム新工場の輸液製品の市場構築に注力。

  2. 02

    国内両事業の成長軌道復帰

    医療用医薬品ではビルタサに営業資源を集中しシェア拡大。コンシューマーヘルスケアではヘパリーゼ群など主力品の売上拡大、ハイゼリー群などへの広告投資、通信販売強化、独自性の高い製品開発を推進。

  3. 03

    開発パイプラインの拡充

    自社オリジナル品アコチアミドとZ-100の開発を推進し新適応症を検討。新規開発候補品の導入、上市品のエビデンス創出による製品価値最大化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,748人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は799万円で、9期前と比べて+15.6%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,767
2018年3月1,753
2019年3月69141.115.61,705
2020年3月70341.616.11,667
2021年3月71042.216.61,690
2022年3月70742.916.71,737
2023年3月77343.717.01,729
2024年3月76944.517.31,777
2025年3月75144.916.91,746699
2026年3月79942.718.01,748709

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 4 / 海外 11、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都中央区5,493百万円
医療用医薬品事業 コンシューマーヘルスケア事業 その他
本社及び工場 — Vietnam3,671百万円
医療用医薬品事業 コンシュー マーヘルス ケア事業
埼玉工場 — 埼玉県熊谷市3,312百万円
医療用医薬品事業 コンシューマーヘルスケア事業
筑波工場 — 茨城県牛久市2,903百万円
コンシューマーヘルスケア事業
本社及び工場(Switzerland)他2,274百万円
医療用医薬 品事業
中央研究所 — 埼玉県熊谷市1,796百万円
医療用医薬品事業 コンシューマーヘルスケア事業
第二筑波工場 — 茨城県筑西市1,455百万円
コンシューマーヘルスケア事業
ZS中央ビル — 東京都中央区1,453百万円
医療用医薬品事業 コンシューマーヘルスケア事業 その他
本社及び工場 — Denmark1,069百万円
コンシュー マーヘルス ケア事業
小舟町駐車場 — 東京都中央区739百万円
その他
ほか20件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Tillotts Pharma AG (注)2
    Rheinfelden, Switzerland · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma AB
    Bromma, Sweden · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma Ltd.
    Dublin, Ireland · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma UK Ltd. (注)3
    Lincoln, United Kingdom · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma Czech s.r.o.
    Praha,Czech Republic · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma Spain S.L.U.
    Barcelona, Spain · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma GmbH
    Rheinfelden, Germany · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma France SAS (注)4
    Paris, France · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tillotts Pharma Italy srl
    Milan, Italy · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Pharmaceutical Joint Stock Company of February 3rd
    Ho Chi Minh City,Vietnam · 連結子会社
    議決権77.9%
  • 海外
    ZPD A/S (注)2
    Esbjerg, Denmark · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ゼリアヘルスウエイ株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • イオナ インターナショナル株式会社東京都中央区100%
  • 株式会社ゼービス東京都中央区100%
  • 株式会社ゼリアップ東京都中央区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は892億円営業利益124億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.2%、利益が+1.6%。

売上高
+2.2%
892億円
営業利益
+1.6%
124億円
純利益
-14.1%
85億円
営業利益率
13.9%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高950億円892億円
営業利益130億円124億円
純利益100億円85億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は214億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.9%、営業利益は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1672
2024年1Q1833016.429
2024年2Q1842312.525
2024年3Q2124219.830
2024年4Q178−7
2025年2Q4246515.361
2025年4Q4495712.738
2026年2Q400369.017
2026年4Q4928817.968
2027年1Q214209.39

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は533億円から892億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は13.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5334740
2014年3月6206853
2015年3月6102826
2016年3月6254535
2017年3月6484435
2018年3月6465142
2019年3月6183335
2020年3月6043929
2021年3月5283231
2022年3月5955940
2023年3月6847662
2024年3月7578577
2025年3月87312212814.099
2026年3月89212411013.985

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高892億円のうち、営業利益として残るのは124億円13.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は85億円、売上の9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.9%240億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金59.2%528億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.9%124億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
73.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.0pt
13.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.8pt
9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.6pt
8.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが100億円、投資CFが−27億円で、差し引きのフリーCFは73億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は276億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月396−334572
2014年3月66−209046221
2015年3月75−5812179
2016年3月57−327224−270122
2017年3月72−7−906591
2018年3月8816−96104100
2019年3月55−29−452679
2020年3月73−4−596989
2021年3月69−175112−10697
2022年3月90−29−4861116
2023年3月132−26−74106161
2024年3月122−40−8182186
2025年3月129−11−78118235
2026年3月100−27−5973276

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,797億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,086億円で、自己資本比率は60.3%(業種中央値69.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月78236941346.9
2014年3月99558740859.0
2015年3月96362633765.0
2016年3月1,19264155153.5
2017年3月1,14463550955.4
2018年3月1,15465749756.8
2019年3月1,10459351153.6
2020年3月1,04252751550.4
2021年3月1,21956265745.9
2022年3月1,24355169244.2
2023年3月1,35065769348.5
2024年3月1,50579870752.9
2025年3月1,59289869456.3
2026年3月1,7971,08671160.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
278億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
735億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
110億円
在庫として抱えている分
負債合計
711億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率79社中16位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中55位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.5%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.9%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.3%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.2%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,011で、1年前と比べて+0.6%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥2,011-0.1%1ヶ月-1.7%1年+0.6%時価総額1,008億円
過去52週の値幅
安値¥1,878高値¥2,434

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.5倍
PER (会社予想)8.9倍
PBR0.82倍
配当利回り2.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

25日線(2055円)とほぼ同値での推移が続き、上値は75日線(2186円)と200日線(2098円)が抵抗。52週高値(2434円)からは約15%下落した水準。出来高は6月下旬に増加したが7月はやや落ち着き、週足では方向感が乏しいもみ合い相場。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+4.3%いまの株価に対する利回りは2.49%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.49%
いまの株価に対して
配当性向
72.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3272.6
2018年3月346.362.3
2019年3月340.047.0
2020年3月340.084.0
2021年3月340.0123.0
2022年3月352.9113.5
2023年3月4014.381.9
2024年3月4410.0118.5
2025年3月476.872.5
2026年3月494.372.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,999人。区分でいちばん多いのは個人・その他32.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.6%を占め、残る43.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.035.435.536.335.532.0
事業法人30.629.929.429.328.830.1
金融機関29.628.527.425.226.126.5
自己株式14.016.417.017.017.012.1
外国法人5.95.27.08.08.410.7
証券会社0.80.90.71.11.20.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社伊部10.63
02日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)6.45
03株式会社三菱UFJ銀行4.20
04伊部幸顕3.18
05森永乳業株式会社2.94
06株式会社三井住友銀行2.81
07株式会社みずほ銀行2.81
08三井住友カード株式会社1.80
09キッセイ薬品工業株式会社1.73
10ゼリア新薬工業従業員持株会1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+119%、1株純資産は14期で+204%。直近期のROEは8.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8880811.915.131.7
2014年3月1151,10611.118.230.0
2015年3月481,1784.241.869.5
2016年3月661,2005.622.163.4
2017年3月671,1935.625.772.6
2018年3月811,3016.526.462.3
2019年3月701,2355.527.547.0
2020年3月631,1345.233.384.0
2021年3月681,2255.830.8123.0
2022年3月881,2367.121.7113.5
2023年3月1401,48510.316.081.9
2024年3月1751,80610.712.2118.5
2025年3月2252,03111.710.072.5
2026年3月1922,4598.511.472.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額300百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
伊部幸顕代表取締役 会長 兼 CEO85
伊部充弘代表取締役 社長 兼 COO54
小森哲夫取締役78
野本亀久雄取締役90
森元誠二取締役75
岡澤有輝取締役 兼 常務執行役員 管理本部長・人事部長・生産物流本部・法務部・秘書室・コンプライアンス担当61
遠藤広和常勤 監査役73
黒田博之常勤 監査役60
中由規子監査役65
紙透大監査役56
加藤博樹常務執行役員
桜井政和常務執行役員
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
鈴木健一常務執行役員
平賀義裕執行役員
河越利明執行役員
草野研治執行役員
岩井充執行役員
秋庭和広執行役員
田中靖久執行役員
渡辺剛志執行役員
児林聡美取締役45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)322122174
監査役2414121
社外取締役538388

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容745字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社19社及び関連会社1社で構成され、医療用医薬品事業、コンシューマーヘルスケア事業及びその他の事業を展開しております。 (1) 当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。 医療用医薬品事業   ・・・・   当社は医療用医薬品を製造・仕入並びに販売しております。Tillotts Pharma AGは主に医療用医薬品の製造・販売を行っております。Tillotts Pharma AGの子会社であるTillotts Pharma AB他7社は医療用医薬品の販売を行っております。㈱ゼリアップは当社の医療用医薬品の営業販促活動の請負を行っております。Pharmaceutical Joint Stock Company of February 3rdは、医療用医薬品の製造・販売を行っております。 コンシューマー ヘルスケア事業   ・・・・   当社はセルフメディケーションに係るOTC医薬品及び健康食品を製造・仕入並びに販売しております。ゼリアヘルスウエイ㈱は当社から仕入れた健康食品等を販売しております。 イオナ インターナショナル㈱は医薬部外品を含む化粧品の製造・販売を行っております。ZPD A/Sは医薬品原料の製造・販売を行っております。Pharmaceutical Joint Stock Company of February 3rdはOTC医薬品及び健康食品の製造・販売を行っております。 その他   ・・・・   ㈱ゼービスは保険代理業及び不動産業等の事業を、ゼリア商事㈱は販促物の仕入・販売等の事業を、㈱ゼリアエコテックは各種メンテナンス等の事業を行っております。 (2) 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,521字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「健康づくりは幸せづくり」を基本に、総合健康企業として、クオリティ・オブ・ライフの向上に貢献するため、国際的な医療ニーズに応えた医薬品やセルフメディケーションを指向したコンシューマーヘルスケア製品の研究開発、製造販売に取り組んでおります。 また、社会規範と行動規範を遵守し、企業活動すべてにおいて、さらには供給する製品すべてにおいて、ベスト・クオリティを追求し、信頼と期待に応えるべく健全経営に努めてまいります。 (2)経営戦略等 当社グループの特徴は、医療用医薬品事業とコンシューマーヘルスケア事業によるバランスのとれた経営です。 2つのコア事業がそれぞれの強みを活かして収益に貢献することが、持続的な成長をもたらしています。さらにこの安定的な経営基盤が、次の成長のためのM&Aや、多額の費用と長い年月を要する新薬の開発・上市を可能にしています。 得意分野に集中的に経営資源を投入する戦略で、効率的に事業を拡大し、それぞれの事業分野で独自の地位を築いています。医療用医薬品事業では、研究開発から販売まで消化器系領域に特化して、上部から下部消化管領域までラインアップするとともに、研究開発においては、消化器系領域に続く領域として癌を選定し、これらに特化することで国際競争力の強化を図っています。コンシューマーヘルスケア事業では、セルフメディケーション(セルフケア)に貢献する独創的な製品開発に注力しています。 さらに、売上・利益に貢献し、シナジーが得られることを目指したM&Aやアライアンスによるグローバル展開も進めています。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営指標については、連結売上高、連結営業利益及び連結自己資本当期純利益率を重視しております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは2026年度を起点とした3カ年の「第12次中期経営計画(2026年度~2028年度)」をスタートさせました。 第12次中期経営計画期間では、前中計において業績を牽引してきた「ディフィクリア」の特許が期限を迎えるため後発品の参入が予想されます。この状況に備えるべく、「グローバル展開の更なる拡大」、「国内両事業を再び成長軌道へ」、「開発パイプラインの拡充」の3つを重要ポイントとして掲げ、将来の継続的な成長に向けた投資を積極的に展開し、グローバル企業としての更なる発展を目指してまいります。これらの活動を通じ、「連結売上高1,000億円」、「連結自己資本当期純利益率10%以上」をはじめとした経営目標の達成を目指してまいります。 重要ポイント1つ目のグローバル展開につきましては、欧州地域とアジア地域での展開をさらに拡大させてまいります。欧州地域におきましては、「ディフィクリア」に続く成長ドライバーとなる製品導入に向けたライセンス活動を加速させ、欧州を広くカバーする強力な自社販売網などの強みを最大限に活かせる新たな製品の獲得を目指してまいります。また、「アサコール」は主要販売国であるイギリスをはじめとした各国での800mg錠の伸長に加え、高用量製剤1600mg錠のさらなる市場拡大を見込むとともに、「ディフィクリア」や「エントコート」につきましても営業リソースを適正に投入し、既存製品の収益最大化に努めてまいります。アジア地域におきましては、当社製品の輸出国拡大を推進するとともに、現地のディストリビューターと連携した販促活動やニーズに合わせた製品開発により、市場拡大を図ってまいります。また、ベトナムの子会社Pharmaceutical Joint Stock Company of February 3rdの新工場で製造販売を開始した輸液製品の早期市場構築に注力してまいります。 重要ポイント2つ目の国内における医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの両事業につきましては、再び成長軌道へ乗せるべく注力いたします。医療用医薬品事業では、高カリウム血症治療剤「ビルタサ」のシェアを大幅に拡大させるべく営業リソースを集中してまいります。「ビルタサ」は有効成分にナトリウムを含まないカルシウム交換型製剤であり、心不全関連の主要ガイドラインにも掲載されておりますので、拡大する市場において早期の浸透とシェア拡大を図り、収益基盤の柱へと育成してまいります。コンシューマーヘルスケア事業では、健康寿命延伸への貢献とセルフメディケーションの促進を意識し、販売・開発の両面から事業を拡大してまいります。「ヘパリーゼ群」や「コンドロイチン群」などの主力製品群の売上拡大を図るとともに、「ハイゼリー群」や「マスデント群」、西洋ハーブ製品などに対し広告販促投資を積極的に行い、市場認知度向上に努めてまいります。さらに、通信販売事業にも注力し顧客アクセスの向上を図ってまいります。開発面では、スピードアップを図りつつ、顧客のニーズに合った独自性の高い製品ラインナップを拡充してまいります。 重要ポイント3つ目の開発パイプラインの拡充につきましては、積極的な投資を実行してまいります。自社オリジナル品の「アコチアミド」と「Z-100」につきましては、開発を確実に進めるとともに、新たな適応症の可能性を引き続き検討してまいります。また、新たな開発候補品の導入を積極的に推進するとともに、上市された製品についても、データベース研究や医師主導臨床研究の支援等を通じてエビデンスを創出し、製品価値の最大化を図ってまいります。 さらには、コーポレート・ガバナンス体制の一層の充実を進め、企業理念並びにサステナビリティ基本方針に則った経営を実行していくことで、グループ経営の信頼性を一層高める努力を継続するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
事業等のリスク3,562字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 医薬品等の安全性 販売中の医薬品等に関して、予期せぬ副作用や安全性上の懸念が生じる場合があります。これらの副作用や安全性上の懸念が重篤な場合には、その医薬品等の使用が制限されたり、販売を中止する可能性があります。主力製品にそのような事態が発生した場合には、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、副作用の収集に努め、その内容を必要に応じて規制当局に報告するとともに、定期的に措置の検討を行い、使用上の注意を改訂するなど製品の適正使用を推進しております。また、使用する原料については、受入れ試験の実施とともに、原料工場への定期的な調査、さらには複数社から原材料を購入することによりリスクを最小限にするよう努めております。 研究開発の成否 医薬品等の開発に関しては、多大な時間と費用を要します。研究段階において医薬品の候補になり得る化合物を創製できる可能性は、高いものではありません。また、臨床研究の段階で予期しない副作用の発生や期待する有効性が確認できない場合もあります。 このような理由から、途中で開発を断念したり、開発計画の変更により開発期間が延長される可能性があります。こうした事態が発生した場合には、事業計画の大きな変更を迫られたり、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、グローバル開発体制による綿密な治験計画の策定と進捗管理を行っております。また、開発着手時及び次相の開発段階に移行するごとに、有効性と安全性のバランス及び投資対効果の観点から、開発の継続・中止を適切に判断しております。 関連する諸法規等 医薬品等の販売や製造・研究開発は、その実施に関して薬機法等関連法規によって規制されています。これらの法規制の変更により、販売の中止や制限、研究開発の変更などをせざるを得ない場合があります。これらの事態が発生した場合には、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 医療用医薬品については国により薬価基準が定められております。この薬価基準は、市場実勢価格に合わせて見直し(薬価の引き下げ)が実施されます。この場合、売上高や利益を確保・増加させるには、販売数量の増加へ向けた努力が必要になりますが、引き下げ幅が多大であった場合または期待した販売数量増が達成できない場合には、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、既存の薬剤にとって代わる新薬の開発と上市が計画通り進行していない場合には、その影響が中長期的にも甚大なものとなる可能性があります。 また、医療政策や保険制度の変更が医薬品の処方等に影響を与え、市場の成長を変化させる可能性もあります。 当社グループは、各種業界団体への加盟等、国内外の規制情報をタイムリーに収集することにより、社内体制の整備並びに社内方針の見直しなど必要な措置を迅速に講じております。また、原料・製造コストの低減に努めるとともに、持続的成長に向けた販売戦略を実行しております。 提携関係等 医薬品等の販売や研究開発の過程では、他社との間で、製品導入、共同販売、共同開発などが行われています。これらの関係は、今後発生するさまざまな事情から解消される可能性を否定できません。現実に解消があった場合には、期待した経営成果を実現することができなくなり、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、収益の柱となる主力品を複数育成することで、提携関係の解消等があった場合の業績への影響を最小限にするよう努めております。 ジェネリック医薬品の参入等 自社の医療用医薬品について、特許期間が満了したり、国によって定められた再審査期間が終了した場合には、ジェネリック医薬品の参入が予想されます。これにより医療用医薬品市場での競合が激化し、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、新薬の開発と上市が計画通り進行していない場合には、その影響が中長期的にも甚大となる可能性があります。 当社グループは、デジタルマーケティング等を活用した医療機関への情報提供活動を一層充実させることで、医薬品の適正使用を促進していくとともに、新薬の上市や既存品のライフサイクルマネジメントを適切に行うことで、業績への影響を最小限にするよう努めております。 のれん、販売権等 国内外における事業拡大の一環として企業買収を実施してきた当社グループにおいては、買収後の連結貸借対照表に多額の「のれん」が計上されております。これまでTillotts Pharma AGをはじめ、買収を通じてグループ企業となった連結子会社はグループ業績に多大な貢献をしてきておりますが、これら子会社の今後の業績がさまざまな要因により低迷した場合には、のれんの減損により当社グループの業績、財政状態に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの連結貸借対照表には多額の「販売権」及び「商標権」が計上されております。これら無形固定資産については、のれんと同様に定期的に減損の兆候の有無の評価が必要となりますが、減損が生じていると判断される場合には、減損損失の計上により、当社グループの業績、財政状態に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、企業買収を行う場合に、買収前の外部評価を含むデューデリジェンス、取締役会や経営会議における買収案件の適切性に関する審議、買収後のシナジー実現に向けたフォローアップ等を実施することにより、事業発展に資する企業買収となるよう取り組んでおります。 また、「販売権」、「商標権」などの無形固定資産の計上にあたっては、外部専門家による適切な評価及び償却期間の設定を行っており、資産計上後は毎期、適切に資産の測定を実施しております。 訴訟の発生等 人々の健康に直接的に係りを持つ医薬品事業等の展開にあたっては、副作用や品質管理上の問題により予期せぬ健康被害の発生に直面する可能性を否定できません。また、幾多の提携関係等をベースとして事業を営む当社グループにおいては、提携等の内容・条件や提携関係の継続の可否を巡って、相手先との間で紛争の発生する可能性も否定できません。これらの事態が訴訟に進展した場合、その結果によっては、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 災害の発生等 大規模な災害やパンデミックの発生等により工場または原材料等の仕入先または物流網が被災した場合には、その程度によっては工場の操業や物流網が一時的に停止する可能性があります。操業や物流網の停止が長期にわたる場合には、製品供給に支障を来たし、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これらの事態の対応として、生産部門では、製品供給を確保するため、パンデミック対応手順による感染防止対策を徹底するとともに、複数購買による原材料の確保や工場設備の耐震補強等の防災対策、物流部門は各物流センターの製品在庫の確保により対応しております。 なお、新型コロナウイルス感染症に対しては、職場における感染予防、健康管理の強化に努めるとともに、在宅勤務や時差出勤などの柔軟な勤務体制への移行、災害対策マニュアルやBCPプランに沿った対応の実施、事業リスク極小化にむけた事業部門別の施策推進を行っております。 海外展開等 海外での事業展開にあたっては、展開する国や地域の法令、税制、薬事行政等の変更により、期待する事業展開が困難となったり、事業の収益性に重大な影響が生じる可能性があります。今後アジア地域における事業展開の本格化を経営課題の1つに掲げる当社グループにとって、これらの事態に直面した場合には、期待する経営成果を実現することができなくなる可能性があります。 当社グループは、進出国の法令、税制、薬事行政や、経済情勢、戦争・紛争発生のリスク等についてタイムリーに情報を収集し、業績への影響を最小限にするよう努めております。 なお、上記以外にもさまざまなリスクがあり、ここに記載されたものが当社グループのすべてのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)5,682字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の関税引き上げによる影響が一部の産業を中心にみられたものの、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調となりました。一方、エネルギーコストや原材料価格の高騰に伴う物価上昇、為替変動や米国の通商政策をめぐる動向、中東情勢をはじめ、依然として緊張の続く国際情勢などにより、先行き不透明な状況が続いております。 医薬品業界におきましては、医療用医薬品は、薬価の毎年改定、長期収載品の選定療養制度などの医療費抑制策が推進されるなど、事業環境は一層厳しくなっております。また、OTC医薬品も、市場競争の激化などにより、厳しい環境下で推移いたしました。 このような状況下、当社グループは、第11次中期経営計画(2023年度~2025年度)の最終年度にあたる当連結会計年度において、グローバル展開を加速する中、営業リソースの積極的な投入により、各製品のさらなる市場浸透に努めました。 これらの活動の結果、当連結会計年度の売上高は891億59百万円(前期比2.1%増)、営業利益は123億74百万円(前期比1.4%増)となりました。また、前期に為替差益を計上した一方、当期は為替差損に転じたことなどにより、経常利益は110億43百万円(前期比14.0%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は84億54百万円(前期比14.9%減)となりました。 なお、当連結会計年度の海外売上高比率は59.3%(前期56.9%)となっております。 次にセグメントの状況につきまして、ご報告申し上げます。 (医療用医薬品事業) 主力製品につきまして、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」は、国内市場の苦戦や、海外市場における製造委託先の生産設備不具合による製品供給不足により、第3四半期までは減収となっておりましたが、生産設備が復旧し供給が正常化した後は海外市場が好調に推移したこともあり、通期では増収となりました。クロストリディオイデス・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」(国内販売名:「ダフクリア」)は、市場規模の大きなフランスやドイツなどを中心に引き続き増収となりました。一方、炎症性腸疾患治療剤「エントコート」(国内販売名:「ゼンタコート」)は、海外の一部の国で後発医薬品が上市された影響などにより、減収となりました。機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」は薬価改定の影響を受けたものの、市場浸透が進み前年を上回る売上となりました。 なお、高カリウム血症治療剤「ビルタサ」は、2025年12月に投薬期間制限が解除となり、腎臓や透析、循環器領域を中心に、早期の市場構築に努めております。 これらの結果、当事業の売上高は、616億25百万円(前期比4.5%増)、営業利益は121億76百万円(前期比13.0%増)となりました。 (コンシューマーヘルスケア事業) 主力製品につきまして、「ヘパリーゼ群」は、積極的な広告販促活動の効果などもあり、医薬品ヘパリーゼ群を中心に引き続き好調に推移いたしました。また、2025年度発売の新製品「ヘパリーゼ胃腸内服液EX」、「ヘパリーゼ胃腸ドリンク」も市場浸透に伴い売上に寄与しております。一方、「コンドロイチン群」、植物性便秘薬「ウィズワン群」などは、競合品の影響などにより減収となりました。 これらの結果、当事業の売上高は、273億82百万円(前期比2.8%減)、営業利益は63億60百万円(前期比0.6%減)となりました。 (その他) 当事業の売上高は、保険代理業・不動産賃貸収入などにより1億50百万円(前期比6.1%減)、営業利益は2億1百万円(前期比17.5%減)となりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は1,796億97百万円となり、前連結会計年度末対比205億26百万円の増加となりました。その内訳は流動資産が826億46百万円で、前連結会計年度末対比131億17百万円の増加、固定資産が970億51百万円で、前連結会計年度末対比74億9百万円の増加となっております。流動資産の増減の主なものは、現金及び預金の増加41億67百万円、売掛金の増加49億15百万円、商品及び製品等の棚卸資産の増加44億62百万円であります。また、固定資産の増減の主なものは、投資その他の資産の増加72億31百万円であります。 当連結会計年度末の負債合計は710億93百万円となり、前連結会計年度末対比17億18百万円の増加となりました。その内訳は流動負債が557億8百万円で、前連結会計年度末対比12億59百万円の増加、固定負債が153億85百万円で、前連結会計年度末対比4億59百万円の増加となっております。流動負債の増減の主なものは、買掛金の増加9億24百万円、短期借入金の減少4億64百万円、未払法人税等の増加10億54百万円、未払金の減少等流動負 債のその他の減少4億10百万円であります。また、固定負債の増減の主なものは、長期借入金の減少15億96百万 円、繰延税金負債の増加20億90百万円であります。 当連結会計年度末の純資産は1,086億4百万円となり、前連結会計年度末対比188億7百万円の増加となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の計上84億54百万円、前期末及び当中間期の配当の実施21億15百万円、為替換算調整勘定の増加76億32百万円、退職給付に係る調整累計額の増加39億27百万円等によるものであります。 これらの結果、当連結会計年度末の自己資本比率は前連結会計年度末と比べ4.0%上昇し、60.3%となりました。また、連結自己資本当期純利益率は前連結会計年度末と比べ3.2%低下し、8.5%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、期首残高対比41億67百万円増加し、276億35百万円となりました。これは投資活動によるキャッシュ・フローが27億1百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが59億33百万円のマイナスであったものの、営業活動によるキャッシュ・フローが99億55百万円のプラスであったためであります。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度は99億55百万円の資金の増加となりました(前連結会計年度対比29億66百万円減)。これは、税金等調整前当期純利益の計上112億円、減価償却費の計上66億29百万円、売上債権の増加18億96百万円、棚卸資産の増加34億23百万円、法人税等の支払い27億37百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度は27億1百万円の資金の減少となりました(前連結会計年度対比16億50百万円減)。これは、有形固定資産の取得による支出23億60百万円、無形固定資産の取得による支出5億34百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度は59億33百万円の資金の減少となりました(前連結会計年度対比18億23百万円増)。これは、長期借入れによる収入11億50百万円、長期借入金の返済による支出45億33百万円、配当金の支払い21億9百万円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前期比(%) 医療用医薬品事業   65,557,073   11.4 コンシューマーヘルスケア事業   26,721,192   △6.7 報告セグメント計   92,278,265   5.5 その他   -   - 合計   92,278,265   5.5 (注) 金額は正味販売価格換算で表示しております。 ロ. 受注実績 当社グループは販売計画並びに生産計画に基づいて生産を行っており、受注生産は行っておりません。 ハ. 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前期比(%) 医療用医薬品事業   734,695   △1.0 コンシューマーヘルスケア事業   738,156   △30.3 報告セグメント計   1,472,851   △18.3 その他   -   - 合計   1,472,851   △18.3 (注) 金額は実際仕入額で表示しております。 ニ. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前期比(%) 医療用医薬品事業   61,625,839   4.5 コンシューマーヘルスケア事業   27,382,499   △2.8 報告セグメント計   89,008,338   2.1 その他   150,923   △6.1 合計   89,159,262   2.1 (注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの分析) 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (資金需要) 当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料、仕入商品の購入などのほか、製造費用、販売費及び一般管理費などの営業費用です。研究開発費は、販売費及び一般管理費に計上されております。一方、設備投資をはじめとして有形・無形固定資産などへの投資資金需要が発生いたします。当社グループはこれらの資金需要に自己資金及び社債の発行、長・短期借入金にて対応しております。 当連結会計年度の設備投資資金につきましては、主に借入金で調達しており、当連結会計年度末における借入金の残高は391億3百万円であります。また、当社グループでは取引銀行6行と当座貸越契約並びに貸出コミットメント契約を締結し、総枠で359億50百万円の極度枠(当連結会計年度末の未利用額は101億66百万円)を確保しております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は276億35百万円であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、その計上額に影響する見積りや判断を用いなければなりませんが、当社は特に以下の重要な会計方針が見積りや判断の要素が高いものであると考えております。 (のれん等の減損) 当社グループはのれんその他の無形固定資産について定期的に減損の兆候の有無を評価し、減損が生じている と判断される場合には、公正価値まで減損処理することとしております。この公正価値の見積りには、将来キャッシュ・フローや割引率等多くの見積りや前提を使用しておりますが、前提条件等の変化によって見積りが変更されることにより公正価値が下落し減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (投資の減損) 当社グループは投資の公正価値が帳簿価額を下回り、かつ回復の見込があると認められる場合を除き、その帳簿価額を実質価額まで減損処理することとしております。将来の市況悪化または投資先の業績不振により、評価損の計上が必要となる可能性があります。 (退職給付費用) 当社グループは退職給付費用及び債務の計上にあたって、数理計算上で設定される割引率、期待運用収益率、昇給率、退職率等の基礎率を前提条件としております。この設定された基礎率と実際の結果との間に差異が生じた場合や設定された基礎率自体を変更する必要が生じた場合には、退職給付費用及び債務に影響を与える可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは繰延税金資産を計上するにあたって、将来の収益力に基づく課税所得及び将来加算一時差異の十分性等からその回収可能性について慎重に検討しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。