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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

JCRファーマ

JCR Pharmaceuticals Co.,Ltd.4552 · Prime · 医薬品

医療用医薬品と再生医療等製品の研究開発・製造販売を展開するスペシャリティファーマ

概要

JCRファーマは、兵庫県芦屋市に本社を置く中堅製薬企業である。希少疾病(ライソゾーム病、成長ホルモン分泌不全症など)を対象とした医療用医薬品の研究開発・製造・販売を主たる事業とする。成長ホルモン製剤「グロウジェクト」を主力製品とし、再生医療等製品「テムセルHS注」や酵素補充療法薬も手がける。2026年3月期の連結売上高は403億円、従業員数は985名。国内市場に加え、米国・欧州・ブラジルに子会社を置きグローバルに事業を展開する。

医薬品・再生医療・原料を扱う三つの事業

当社グループの事業は、医療用医薬品、再生医療等製品、医薬品原料の三つに区分される。医療用医薬品が売上の大部分を占め、成長ホルモン剤、腎性貧血治療薬、ファブリー病治療薬、ムコ多糖症治療薬を販売する。再生医療等製品は子会社アライドセルが研究開発・製造販売を担当し、現在は「テムセルHS注」を供給する。医薬品原料は自社製品の原薬および外部への供給が含まれる。グループ8社の連結子会社が購買、設備管理、市場調査、治験管理、知的財産、流通など各機能を分担し、当社の事業を支える。

成長ホルモンが主力の収益構造

2026年3月期の連結売上高403億円のうち、製品売上は324億円である。内訳は「グロウジェクト」179億円、「イズカーゴ」67億円、腎性貧血治療薬(エポエチンアルファBS注、ダルベポエチンアルファBS注)36億円、「テムセルHS注」28億円、「アガルシダーゼベータBS」12億円である。契約金収入が55億円あり、前年度の5億円から急増した。研究開発費は167億円で売上高比41.6%に達する。2025年3月期は62億円の営業損失だったが、契約金収入の増加により2026年3月期は営業利益6億円へと黒字転換した。収益が契約金収入に依存する構造であり、安定化が課題とされる。

国内外に8つの連結子会社を持つグループ体制

当社は8社の連結子会社と1社の持分法適用関連会社で構成される。国内子会社として、医療用機器販売の㈱クロマテック、設備管理の㈱JCRエンジニアリングがある。海外子会社はスイス(市場調査)、米国(治験管理)、ブラジル(臨床オペレーション)、ルクセンブルク(流通管理)、オランダ(欧州臨床開発)に設立されており、グローバルな事業展開を支える。また、2020年に買収したアーマジェン(米国)は医薬品開発と知的財産管理を担う。関連会社のアライドセルはシスメックスとの合弁で再生医療等製品の研究開発を行う。

国内拠点と海外子会社で広がる事業地域

国内では本社(芦屋市)のほか、神戸市に研究・生産拠点を集中させる。神戸ハイテクパークには西神工場、室谷工場、神戸原薬工場、バイオリサーチセンターが立地し、神戸サイエンスパークには2022年竣工のセンターがある。2026年4月には神戸市中央区に先進バイオ医薬研究所を開設した。海外では米国(JCR USA、アーマジェン)、欧州(スイス、ルクセンブルク、オランダ)、ブラジルに子会社を有し、臨床試験の管理や薬事申請、流通業務を現地で行う。特にJR-141のグローバル第3相試験は米国・欧州・日本で実施され、国際展開を加速している。

業界の中での役割は医薬品メーカー(スペシャリティ・再生医療)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
403億円
営業利益
6億円
営業利益率
1.5%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
医薬品事業229億円98.7%50億円21.8%
医療用・研究用 機器事業3億円1.3%-1億円-33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医薬品事業主力

当社が医療用医薬品、再生医療等製品、医薬品原料の製造・仕入・販売を行う。子会社は購買・設備管理・市場調査・治験管理・知的財産管理・流通管理など多岐にわたる支援業務を担当。

主な製品・サービス3
医療用医薬品
医療機関向けの医薬品
再生医療等製品
再生医療に用いる細胞・組織製品(子会社アライドセルが研究開発・製造販売)
医薬品原料
医薬品製造に用いる原料

製品と技術

1993年に承認された成長ホルモン製剤グロウジェクト

「グロウジェクト」は、遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤である。1993年4月に製造承認を取得し、小児成長ホルモン分泌不全性低身長症などに使用される。2025年4月の薬価改定の影響で減収となったが、2026年3月期の売上高は179億円と依然として最大の製品である。長時間作用型製剤JR-142(redalsomatropin alfa)の国内第3相試験が進行中であり、患者登録を完了した。また、小児成長ホルモン分泌不全症を対象とした用量比較試験も開始され、更なるエビデンス構築が進められている。

ファブリー病とムコ多糖症向け酵素補充療法薬

当社は酵素補充療法薬として、ファブリー病治療薬「アガルシダーゼベータBS点滴静注JCR」(2018年発売、売上12億円)とムコ多糖症II型治療剤「イズカーゴ点滴静注用10mg」(2021年発売、売上67億円)を販売する。イズカーゴは好調に推移し、前年比18.3%増加した。さらに、血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用した次世代酵素補充療法薬の開発が進んでいる。JR-141(パビナフスプ アルファ)はハンター症候群を対象としたグローバル第3相試験が目標症例数を達成し、FDAとの協議を開始した。JR-171(ムコ多糖症I型)、JR-441(ムコ多糖症IIIA型)、JR-446(ムコ多糖症IIIB型)なども臨床試験段階にある。

他家由来の再生医療等製品テムセルHS注

「テムセルHS注」は、他家(ドナー)由来の間葉系幹細胞を用いた再生医療等製品である。2016年2月に発売され、急性移植片対宿主病(急性GVHD)の治療に用いられる。2026年3月期の売上高は28億円。製造は神戸のセルプロセッシングセンターで行われ、子会社アライドセル(シスメックスとの合弁)が研究開発を担う。当社は再生医療分野でも自社生産体制を持ち、将来の細胞治療製品の展開を視野に入れている。

血液脳関門通過技術J-Brain Cargoの開発品群

「J-Brain Cargo」は、当社が独自に開発した血液脳関門通過技術である。トランスフェリン受容体を介して酵素を脳内に輸送する仕組みで、ライソゾーム病治療薬に応用される。本技術を適用したJR-141はグローバル第3相試験が完了間近であり、2026年6月にはFDAと承認申請戦略について協議した。他にもJR-171、JR-441、JR-446、JR-471(フコシドーシス)、JR-479(GM2ガングリオシドーシス)が開発中である。さらに、遺伝子治療分野では「JUST-AAV」技術を開発し、脳指向性と筋指向性を高め肝指向性を低減する革新を実現した。これらの技術は複数の製薬企業への導出契約にも結びついている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

バイオ医薬特化、収益改善途上

JCRファーマはバイオ医薬品に特化した中堅製薬企業。国内では希少疾患向けバイオ医薬で一定の基盤を持つが、売上高は2025年3月期331億円と減少し、営業赤字が続く。同業のジーエヌアイグループもバイオ領域に強みを持つが、JCRは自社開発のバイオ医薬品に注力する点で差別化を図る。一方、Veritas In SilicoやChordia TherapeuticsはAI創薬や新規モダリティに特化しており、JCRは従来型のバイオ医薬開発にとどまる課題がある。2026年3月期は増収・営業黒字転換を見込むが、収益基盤は脆弱で、今後のパイプライン進捗が鍵となる。

強み

  • バイオ医薬品に特化し、抗体医薬や遺伝子治療など先進領域に注力。
  • 難病・希少疾患向け医薬品に特化し、ニッチ市場で競争優位を確保。
  • 自社開発のバイオ医薬品プラットフォームを保有し、新薬創出力を強化。
  • 複数の開発段階にあるパイプラインを保有し、将来の収益源を多角化。

課題

  • 営業赤字が継続しており、黒字化に向けたコスト削減と売上拡大が必要。
  • 特定製品への依存度が高く、特許切れや競合出現時の影響が大。
  • バイオ医薬品開発は高リスクで、パイプラインの進捗次第で業績が変動。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品・バイオの時価総額近傍。太字がJCRファーマ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14534持田製薬1,194億円14.7倍
23110日東紡績1,185億円13.7倍
34565ネクセラファーマ1,041億円
44559ゼリア新薬工業1,008億円10.5倍
54549栄研化学804億円20.8倍
64552JCRファーマ678億円29.3倍
74886あすか製薬ホールディングス596億円10.8倍
82207meito579億円19.0倍
92395新日本科学562億円12.3倍
102931ユーグレナ474億円
114554富士製薬工業439億円17.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医薬品・バイオ)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

ウロキナーゼ精製法の確立と製造承認(1975〜1983)

1975年9月、神戸市東灘区に日本ケミカルリサーチ株式会社として設立された。翌1976年12月には血栓溶解剤ウロキナーゼの精製法を確立し、1977年4月に御影工場内に研究所を設置。1981年10月に研究所を神戸市中央区へ移転し、1983年10月にウロキナーゼ製剤および原液の製造承認を取得した。創業から8年で最初の製品承認を得て、医薬品メーカーとしての基盤を固めた。

成長ホルモン製剤参入と上場(1985〜1995)

1985年1月、ヒト成長ホルモン製剤の輸入承認を取得し、成長ホルモン領域に参入。1986年には西神工場を開設し、1992年10月に日本証券業協会に店頭登録された。1993年4月、遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト注4IU」の製造承認を取得し、自社開発品の販売を開始。同年6月に本店を現在の芦屋市に移転。1995年3月には大阪証券取引所市場第二部に上場し、資本市場での資金調達力を得た。

生産拠点拡充とバイオ医薬品参入(2000〜2009)

2000年5月、神戸ハイテクパークに神戸工場を開設。同年10月には子会社クロマテックを設立した。2005年4月に治験薬製造センターを開設し、2008年4月に室谷工場へ改編。2009年12月にはグラクソ・スミスクライングループとバイオ医薬品に関する包括契約を締結し、バイオ医薬品事業への本格参入を果たした。この時期、研究開発と生産の両面で体制を強化した。

商号変更と再生医療等製品の市場投入(2014〜2016)

2013年11月に東京証券取引所市場第一部に指定替えされ、2014年1月に商号をJCRファーマ株式会社へ変更した。2015年11月にはスイスに市場調査会社JCRインターナショナルを設立。2016年2月、他家由来再生医療等製品「テムセルHS注」を発売し、再生医療分野に参入。同年4月には治験薬製造センターとセルプロセッシングセンターを開設し、再生医療製品の製造体制を整えた。

メディパルとの提携と海外子会社設立(2017〜2021)

2017年9月、㈱メディパルホールディングスと業務資本提携を締結。同年10月、筆頭株主がグラクソ・スミスクラインからメディパルHDに異動した。2018年1月に米国子会社JCR USAを設立。同年11月、ファブリー病治療薬「アガルシダーゼベータBS点滴静注JCR」を発売。2020年4月には米国アーマジェンを買収し、2020年9月にはブラジル子会社を設立した。2021年5月、ムコ多糖症II型治療剤「イズカーゴ点滴静注用10mg」を発売した。

J-Brain Cargo技術の進展とグローバル臨床(2022〜2026)

2022年4月に東証プライム市場へ移行。同年、欧州子会社(ルクセンブルク、オランダ)を設立し、シスメックスとの合弁会社アライドセルを設立した。神戸サイエンスパークセンターが竣工。2025年3月期は営業損失62億円を計上したが、2026年3月期は営業利益6億円に回復。2025年9月に創業50周年を迎え、企業理念を改定。血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用したJR-141のグローバル第3相試験が順調に進み、2026年4月には先進バイオ医薬研究所を開設した。

年表42件を開く

1970年代

  • 1975年9月創業神戸市東灘区に医薬品製造販売を目的として日本ケミカルリサーチ株式会社を設立
  • 1976年12月ウロキナーゼ(血栓溶解剤)精製法を確立
  • 1977年4月御影工場内に研究所を設置

1980年代

  • 1981年10月神戸市中央区に研究所を移転
  • 1983年10月ウロキナーゼ(血栓溶解剤)製剤および原液の製造承認取得
  • 1985年1月ヒト成長ホルモン製剤の輸入承認取得
  • 1986年6月神戸市西区(西神工業団地)に西神工場を開設
  • 1986年12月神戸市西区(西神工場隣接地)に研究所を移転

1990年代

  • 1992年10月日本証券業協会に店頭銘柄として登録
  • 1993年4月遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト ® 注4IU」の製造承認取得
  • 1993年6月本店の所在地を兵庫県芦屋市春日町3番19号の現在地に移転
  • 1993年10月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に研究所を建設移転
  • 1995年3月上場大阪証券取引所市場第二部に上場

2000年代

  • 2000年5月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸工場を開設
  • 2000年10月兵庫県西宮市に研究用・医療用機器販売会社 株式会社クロマテック(現・連結子会社)を設立
  • 2005年4月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センター(現・室谷工場)を開設
  • 2008年4月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に室谷工場を開設(治験薬製造センターより改編)
  • 2009年12月グラクソ・スミスクライングループとバイオ医薬品に関する包括的な契約を締結

2010年代

  • 2010年5月腎性貧血治療薬「エポエチンアルファBS注JCR」発売
  • 2011年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2011年10月神戸市西区に設備管理会社 株式会社JCRエンジニアリング(現・連結子会社)を設立
  • 2013年5月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸原薬工場を開設
  • 2013年11月東京証券取引所市場第一部に指定替え
  • 2014年1月商号変更日本ケミカルリサーチ株式会社からJCRファーマ株式会社に商号変更
  • 2015年11月スイスに市場調査会社 JCRインターナショナル・エスエー(現・連結子会社)を設立
  • 2016年2月他家由来再生医療等製品「テムセル ® HS注」発売
  • 2016年4月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センターおよびセルプロセッシングセンターを開設
  • 2017年9月㈱メディパルホールディングスと業務資本提携契約を締結
  • 2017年10月主要株主である筆頭株主がグラクソ・スミスクライングループから株式会社メディパルホールディングスに異動
  • 2018年1月米国に臨床開発の統括管理会社 JCR USA,インク(現・連結子会社)を設立
  • 2018年11月ファブリー病治療薬「アガルシダーゼベータBS点滴静注JCR」発売
  • 2019年11月持続性赤血球造血刺激因子製剤「ダルべポエチンアルファBS注JCR」発売

2020年代

  • 2020年4月米国で医薬品の研究開発を行っているアーマジェン,インク(現・連結子会社)の株式を取得
  • 2020年9月ブラジル国内での販売支援業務を行うJCR ド ブラジル ファーマ(現・連結子会社)の事業活動を開始(現在はブラジルにおける臨床オペレーション・薬事開発業務を行っております)
  • 2021年1月神戸市西区(神戸ハイテクパーク)にバイオリサーチセンターを開設
  • 2021年5月遺伝子組換えムコ多糖症II型治療剤「イズカーゴ ® 点滴静注用10mg」発売
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年8月ルクセンブルクにグローバル流通管理の欧州拠点としてJCRルクセンブルク・エスエー(現・連結子会社)を設立
  • 2022年9月オランダに臨床開発の統括管理会社JCRヨーロッパ・ビーブイー(現・連結子会社)を設立
  • 2022年10月創業神戸市中央区にシスメックス株式会社と共同で再生医療等製品の研究開発を行うアライドセル株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)
  • 2022年11月神戸市西区(神戸サイエンスパーク)に神戸サイエンスパークセンターが竣工
  • 2026年4月神戸市中央区に先進バイオ医薬研究所を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    再生医療・遺伝子治療の研究開発

    血液脳関門通過技術「J-Brain CargoⓇ」を適用したライソゾーム病治療薬のグローバル臨床開発を推進し、複数品目について早期の臨床試験入りを計画。新たな遺伝子治療技術「JUST-AAV」の研究にも取り組む。

  2. 02

    製造受託事業の拡大と生産基盤強化

    ワクチン原薬の製造受託で得た知見を活かし、再生・細胞医療・遺伝子治療分野での製造受託を推進。新製剤工場を2026年度中に竣工し、生産体制を強化する。

  3. 03

    国内事業基盤の安定化と海外展開

    国内製品売上と導出契約金に依存する損益構造を変革するため、新規導入品(Givinostat)の国内承認取得を目指す。また、国内承認を得た製品の海外導出活動を開始する。

  4. 04

    営業活動の強化と市場シェア維持

    成長ホルモン剤「グロウジェクトⓇ」でトップシェアを維持し、酵素補充療法「イズカーゴⓇ」のエビデンス積上げと情報提供で売上拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で985人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は819万円で、9期前と比べて1.4%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は9.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月566
2018年3月568
2019年3月83141.48.8632
2020年3月83041.48.9667
2021年3月86641.28.9732
2022年3月88840.98.7816
2023年3月88240.78.7879
2024年3月90441.28.9934
2025年3月87141.19.0987−628
2026年3月81941.49.598561

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 兵庫県芦屋市5,645百万円
医薬品事業
神戸サイエンスパークセンター — 神戸市西区3,071百万円
医薬品事業
神戸工場 — 神戸市西区2,873百万円
医薬品事業
バイオリサーチセンター — 神戸市西区2,562百万円
医薬品事業
室谷工場 — 神戸市西区1,951百万円
医薬品事業
研究所 — 神戸市西区1,701百万円
医薬品事業
西神工場 — 神戸市西区557百万円
医薬品事業
社宅・寮 — 神戸市垂水区他 6カ所556百万円
医薬品事業
神戸原薬工場 — 神戸市西区379百万円
医薬品事業
東京事務所 — 東京都港区55百万円
医薬品事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は403億円営業利益6億円前期と比べると増収で、売上が+21.8%。

売上高
+21.8%
403億円
営業利益
6億円
純利益
22億円
営業利益率
1.5%
前期比 +20.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高457億円403億円
営業利益11億円6億円
純利益2億円22億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は97億円、営業利益は−21億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−10.2%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q762
2024年1Q1082119.416
2024年2Q1354835.637
2024年3Q9499.6−1
2024年4Q923
2025年2Q167−7−4.2−7
2025年4Q164−55−33.5−38
2026年2Q2142411.217
2026年4Q189−18−9.55
2027年1Q97−21−21.6−19

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は141億円から403億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は1.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸原薬工場を開設
2013年3月141127
日本ケミカルリサーチ株式会社からJCRファーマ株式会社に商号変更
2014年3月1571713
スイスに市場調査会社 JCRインターナショナル・エスエー(現・連結子会社)を設立
2015年3月1692317
神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センターおよびセルプロセッシングセンターを開設
2016年3月1742418
2017年3月1812519
米国に臨床開発の統括管理会社 JCR USA,インク(現・連結子会社)を設立
2018年3月2063831
2019年3月2325137
2020年3月2483327
神戸市西区(神戸ハイテクパーク)にバイオリサーチセンターを開設
2021年3月3018569
神戸市中央区にシスメックス株式会社と共同で再生医療等製品の研究開発を行うアライドセル株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)
2022年3月511205145
2023年3月3435438
2024年3月4297355
2025年3月331−62−70−18.7−45
神戸市中央区に先進バイオ医薬研究所を開設
2026年3月4036121.522

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高403億円のうち、営業利益として残るのは6億円1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金25.1%101億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金73.4%296億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.5%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
74.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.7pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−125億円で、差し引きのフリーCFは−126億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は140億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−2−21541
2014年3月46−27−41958
2015年3月5−14−13−936
2016年3月22−10−131235
2017年3月27−811955
2018年3月31−16−221549
2019年3月392−94181
2020年3月49−42207109
2021年3月103−338370263
2022年3月93−32−2261307
2023年3月−55−15019−205133
2024年3月93−27−2066188
2025年3月−58−9697−154132
2026年3月−1−125133−126140

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,092億円。このうち返さなくてよい自己資本が474億円で、自己資本比率は42.9%(業種中央値69.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3132357874.7
2014年3月3352468973.0
2015年3月3412637876.6
2016年3月3532718275.9
2017年3月3642768875.0
2018年3月38427510970.3
2019年3月42530911671.1
2020年3月47832615266.6
2021年3月73838635251.3
2022年3月97151146051.8
2023年3月94952442554.2
2024年3月1,02256545754.2
2025年3月1,04847757145.1
2026年3月1,09247461942.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
140億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
312億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
21億円
在庫として抱えている分
負債合計
619億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率79社中12位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中68位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
1.5%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.9%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.8%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥523で、1年前と比べて-16.6%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥523-2.8%1ヶ月+11.0%1年-16.6%時価総額678億円
過去52週の値幅
安値¥444高値¥824

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.3倍
PER (会社予想)318.9倍
PBR1.48倍
配当利回り3.82%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で1.54%上昇し、529円。25日線(511.56円)と75日線(491.15円)を上回るが、200日線(583.85円)は大きく下回る。52週高値824円からは36%下落、安値444円からは19%上昇。8月20日に546円まで上昇したが、21日に529円へ反落。RSIは65.82と強気圏。出来高は高水準で、8月18日に113万株。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは29.59倍で同業界平均の35.26倍を下回るが、予想PERは322.6倍と極端に高く、将来的な利益改善が前提。PBRは1.49倍と平均4.13倍を下回り割安感があるが、ROEは4.6%と低い。配当利回りは3.78%と平均1.43%を上回るが、配当性向127.1%と支払い超過。直近の赤字と業績不安定さを考慮すると割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.3倍36.0倍
PER (予想)318.9倍
PBR1.48倍3.53倍
ROE4.6%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は減収・営業損失に転落。企業価値の主要因は、次期主力候補の開発状況と既存製品の収益安定性。強気派は、2026年3月期の営業黒字回復予想や、パイプラインの進展による新たな成長期待を強調。弱気派は、損失拡大や主力製品の特許切れ、販売競争の激化を懸念。収益の見通しとパイプラインの進捗が投資判断の分かれ目。

プラスに働く材料7
  • 2026年3月期の黒字転換

    会社予想では営業利益6億円、経常利益は22億円と前期比改善。

  • パイプラインの進展

    開発後期の品目が承認されれば、希少疾患市場で大きな成長が期待。

  • 盤石な財務基盤

    自己資本比率は高く、赤字でも財務体質は安定。

  • 営業損益が赤字から6億円の黒字へ転換通年影響

    営業利益は2025/3期▲62億円から2026/3期+6億円へ改善。営業利益率も▲18.73%→+1.49%に

  • 売上高が331億円から403億円へ約22%のV字回復通年影響

    売上高は2025/3期331億円→2026/3期403億円。前期比約22%増となり、業績の回復基調を示した

  • 予想PER322.6倍は保守的な市場予想で、上振れ余地決算発表後影響

    実績PER29.59倍に対し予想PER322.6倍。来期予想が保守的なら決算でサプライズが出やすい

  • 配当利回り3.78%と高く、下値を支える継続影響

    配当利回り3.78%。過去1年で株価は▲13%下落しているが、配当水準が投資家心理を下支え

マイナスに働く材料7
  • 主力製品の特許切れ

    特許切れにより後発品が登場し、売上が減少するリスク。

  • 開発リスク

    臨床試験の失敗が業績予想を大きく下振れさせる可能性。

  • 競争激化

    希少疾患市場は大手参入で競争が激化している。

  • 次期予想PER322.6倍は減益見通しを織り込む決算発表後影響

    予想PER322.6倍は実績29.59倍の約10倍以上。市場が今後の大幅減益を想定していることを示す

  • 営業利益率1.49%と収益基盤がぜい弱継続影響

    2026/3期営業利益6億円、売上高403億円で利益率1.49%。薬価改定やコスト上昇に耐えられる水準にない

  • 売上高はピークの429億円に届かず通年影響

    2024/3期429億円→2025/3期331億円→2026/3期403億円。ピーク水準からはなお26億円ほど下回る

  • 外国人株主比率5.16%と低く、需給の厚みに欠ける継続影響

    外国人保有比率は5.16%。グローバル資金が入りにくく、売り時はローカル需給で大きく崩れやすい

次の決算で確かめる点
主力製品の売上高
既存事業の収益性と特許切れの影響を測る。
開発パイプラインの進捗
新製品の承認時期と市場性が将来の業績を左右する。
営業損益
黒字転換の実現は投資家の信頼回復に重要。
ライセンス収入
外部企業との提携による安定収益の有無を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.82%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
3.82%
いまの株価に対して
配当性向
127.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月637.2
2018年3月718.226.8
2019年3月815.424.1
2020年3月86.736.0
2021年3月23187.520.9
2022年3月22−4.318.8
2023年3月20−9.167.4
2024年3月200.039.2
2025年3月200.0
2026年3月200.0127.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ23,763人。区分でいちばん多いのは事業法人37.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.7%を占め、残る44.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人45.043.140.339.237.037.2
個人・その他20.520.319.323.930.836.2
金融機関22.625.027.427.820.318.5
自己株式4.44.33.53.55.85.8
外国法人10.310.311.97.49.65.0
証券会社1.51.31.01.72.22.9
外国人個人0.00.00.00.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社メディパルホールディングス22.46
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.15
03フューチャーブレーン株式会社6.72
04野村信託銀行株式会社(A信託口)4.24
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.99
06キッセイ薬品工業株式会社3.79
07持田製薬株式会社1.70
08ゴールドマン・サックス証券株式会社BNYM (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.18
09吉村 光司1.16
10JCRファーマ従業員持株会1.15

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−22%、1株純資産は14期で−48%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月237363.2108.668.9
2014年3月417685.458.145.8
2015年3月538196.647.635.8
2016年3月568436.845.740.4
2017年3月152166.941.937.2
2018年3月2521911.361.526.8
2019年3月3024613.054.024.1
2020年3月222588.6108.436.0
2021年3月5630619.864.220.9
2022年3月11740732.919.218.8
2023年3月304127.446.667.4
2024年3月4444410.319.539.2
2025年3月−36388−8.7
2026年3月183844.631.8127.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額555百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
芦田透代表取締役 取締役会長57770,369
薗田啓之代表取締役 取締役社長 チーフサイエンティフィック オフィサー4878,365
アンドレアスペッチ Andrea Spezzi取締役 専務執行役員 開発担当6060,000
檜山義雄取締役 常務執行役員 信頼性保証担当 信頼性保証本部長6653,611
芦田信取締役 ファウンダー83246,900
末綱隆取締役773,900
林裕子取締役613,900
跡見裕取締役813,900
フィリップフォシェ Philippe Fauchet取締役683,900
浅野敏雄取締役73
マークデュノワイエ Marc Dunoyer取締役733,900
依田俊英取締役63
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
大泉和正監査役(常勤)7814,472
三津家正之監査役71
深山美弥監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)53993543487
社外取締役12116512110

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容536字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社8社、持分法適用関連会社1社およびその他の関係会社1社により構成されております。当社グループが営んでいる主な事業内容およびグループ各社の当該事業における位置付けの概要は、以下のとおりであります。 当社:   医療用医薬品、再生医療等製品および医薬品原料の製造、仕入ならびに販売 ㈱クロマテック:   購買業務ならびに医療用・研究用機器の仕入および販売 ㈱JCRエンジニアリング:   設備管理業務 JCRインターナショナル・エスエー:   市場調査業務 JCR USA,インク:   治験に関する業務委託の管理監督業務 アーマジェン,インク:   医薬品の開発、知的財産・ライセンス等の管理 JCR ド ブラジル ファーマ:   ブラジルにおける臨床オペレーション・薬事・開発業務 ㈱メディパルホールディングス:   医薬品の開発業務提携 JCRヨーロッパ・ビーブイ:   欧州における臨床オペレーション・薬事・開発業務 JCRルクセンブルク・エスエー:   医薬品及びその原料の流通管理 アライドセル(株):   再生医療等製品の研究開発、製造および販売 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,844字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は2025年9月に創立50周年を迎えました。当社が社会の中で果たすべき役割を改めて見つめ直すとともに、社員ひとりひとりが共有すべき価値観と行動指針を再定義し、事業や組織の在り方に即した、より具体的な企業理念へと2025年5月に改定いたしました。 企業理念 私たちは、希少疾病にとどまらず、最も困難とされる治療の課題に挑戦し、答えを創り出していきます。 価値観(コアバリュー) 人 すべての起点は、人である。患者さん、ご家族、医療関係者、そしてともに歩む社員。私たちの取り組みは、ひとりひとりの想いに応えることから始まる。 独創 常識に縛られず、前例にとらわれず。誰にもつくれないものを、自分たちの方法で生み出す。それが、JCRのものづくりの原点にある精神。 進化 私たちは決して立ち止まらない。常に限界に挑み、研究の力で前へと進み続ける。患者さんとそのご家族の未来のために、歩みを止めない。 卓越 患者、社員、パートナー。私たちは人のために、最高水準を追求し続ける。「品質」へのこだわりは、私たちの誇りであり、責任でもある。 当社は、「最も困難とされる治療の課題に挑み、答えを創り出していく」という使命のもと、再生医療、遺伝子組換え、遺伝子治療などの先端技術を活用し、日本初・世界初の治療薬の研究開発に取り組み、挑戦を重ねてまいりました。創業50周年という節目の年を迎え、次なるステージへと踏み出すにあたり新たなコーポレートスローガン「Life is Rare」を制定いたしました。 かけがえのない命の尊さ、患者さんひとりひとりの存在への敬意、当社が挑む領域の希少性と困難さ、生み出す技術の独自性と他にはない価値を追及する姿勢が込められております。そして、RareはRare Diseaseを指すだけでなく、未解決の医療課題に挑む姿勢を象徴しております。 当社は、2026年4月1日より新しい経営体制に移行いたしました。 新たな経営体制のもと、次の50年間においても創立以来50年にわたり培ってきた価値観を基盤として、「最も困難とされる治療の課題に挑み、答えを創り出していく」という使命の実現に邁進いたします。 (2)経営戦略等 当社は、2025年度決算において売上高403億19百万円(対前年度比72億47百万円増)、営業利益5億55百万円(前期は62億19百万円の営業損失)を計上いたしました。国内製品売上高は324億46百万円(対前年度比7億90百万円増)は好調に推移し、契約金収入も増加した結果、研究開発費に167億61百万円(前期比13億30百万円増)を要したものの、営業利益は対前年比67億75百万円の増加となりました。 当社は、2023年度に5ヵ年の中期経営計画「Reach Beyond, Together」をスタートいたしました。本計画のもと、独自技術である血液脳関門通過技術「J-Brain CargoⓇ」を適用したライソゾーム病治療薬を一日でも早く患者さんの元に届けるため、これまで経験したことのない挑戦を続けてまいりました。 研究開発、特に海外での臨床開発の推進、あるいは生産活動の拡充のため、体制の整備と、人員の拡充をおこなってまいりました。グループ全体の社員数は2025年3月末から2人減少し、2026年3月末には985人となりました。海外での開発体制の整備と積極的な開発活動により、JR-141のグローバル臨床第3相試験は被験者の登録を想定より前倒しで完了し、現在、グローバルでの製造販売承認申請に向けた活動に邁進しております。また、JR-141以外にも「J-Brain CargoⓇ」を適用した血液脳関門通過型の酵素補充療法(JR-171、JR-441、JR-446、JR-471、JR-479)の研究開発を進めており、複数の品目について近い将来の臨床試験入りを計画しております。研究領域では、従来の遺伝子治療の課題解決につながる「J-Brain CargoⓇ」を応用した新たな遺伝子治療技術「JUST-AAV」について、脳指向性に加え筋指向性を高め、かつ肝指向性を劇的に減少させる技術革新を実現し、新たな価値の創出に向けた取り組みを進めております。創出された新たな技術、研究品目の導出活動を積極的に進めた結果、2025年度には複数の製薬会社とのライセンス契約を締結いたしました。 さらに、生産領域では、2021年のワクチン原薬の製造受託を契機として、当社の生産技術・ノウハウを活用した製造受託事業の可能性を見出しており、2025年7月には経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備支援事業費補助金」の対象に採択されました。また、2025年2月から着工した新製剤工場(経済産業省「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択)については2026年度中の竣工に向けて順調に進捗しております。営業領域では、2023年度に競合他社の供給問題を機に拡大した、「グロウジェクトⓇ」の売上高は、今期もトップのマーケットシェアを維持しております。「イズカーゴⓇ」については、エビデンスの積上げと情報提供活動に全社を挙げて取り組んだ結果、売上は拡大を続けております。 当社は国内製品の売上と外部企業への導出契約等による契約金収入によって、将来に向けて積極的な成長投資を続けております。一方で、成長投資の原資を製品売上のみならず契約金収入に依存する損益構造をより安定したものに変革すべく、取り組んでおります。2025年度は、その一環としてデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬であるGivinostatの国内導入契約を締結いたしました。2028年までの承認取得向け準備を進めてまいります。 また、日本の製造販売承認を生かした海外企業への製品導出活動に着手いたしました。2025年10月には、アガルシダーゼベータBS点滴静注「JCR」について中東・トルコ・北アフリカの9か国における開発・販売権を許諾する契約を締結いたしました。 現在、我が国では国民に最新の医薬品を迅速に届けるため、創薬力の向上をはじめとした積極的な議論がなされております。また、米国では規制環境に大きな変化が起こりつつあります。当社はバイオ医薬品技術、遺伝子治療技術を有する数少ない日本企業のひとつとして、国内外の政策、規制環境の方向性を見極めつつ、独自の基盤技術とそれを応用した画期的な医薬品を我が国から世界に展開できるよう、中長期的な国内事業基盤の強化を優先課題とし、安定性を備えた事業展開を行ってまいります。
事業等のリスク4,913字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの戦略・事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載いたします。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、提出日現在における状況の変化につきましては、末尾に記載しております。 (1)コンプライアンスに関するリスク 医薬品産業等は、医薬品等の有効性及び安全性を担保するために様々な法規制を受けております。さらに、法規制の範囲に限らず、製薬企業が高い倫理観を以て事業活動にあたることが重要であります。当社グループでは、社内規範と企業倫理に沿った経営並びに法令遵守のためコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス行動基準の制定と従業員へのハンドブックの配布、および研修を通じてコンプライアンス周知・啓発を行っております。加えて、薬機法に基づく法令遵守ガイドラインが施行されており、当社はその体制として、法令遵守担当取締役を含む責任役員を選任したほか社内研修等を実施しております。 しかしながら、社会規範あるいは企業倫理に反する行為が認められ、社会的信用が失墜することにより、結果的に当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を受ける可能性があります。 (2)特定製品への依存のリスク 当社グループの販売品目のうち、ヒト成長ホルモン製剤の売上高が総売上高に占める割合は、当連結会計年度において44.5%になります。ヒト成長ホルモンは主に小児成長障害に使用される医薬品であることから、日本国内における少子化の影響を受けます。市場統計によれば、ヒト成長ホルモン市場は各社の新たな適応追加や疾患啓発活動の結果、これまでのところ拡大を続けてきましたが、将来的には減少に転じる可能性が高いと認識しております。また、ヒト成長ホルモン市場における競合品として持続性製剤の参入もあり、当社品シェアへの影響も想定されます。したがって、これらの不確定要因が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、本製剤は当社グループとPHC株式会社で共同開発した専用注入器グロウジェクター®Lを使用しなければ、自己注射することができません。グロウジェクター®LはPHC株式会社が製造し、同社とはリスク管理も含めた契約を締結しており、繰り返し使用できる機器(耐用年数3年)であることから、同社の生産に支障を生じた場合であっても、業績への影響は低いと認識しております。ただし、長期に渡り支障を生じた場合は、新規患者の獲得や機器の更新が滞り、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、J-Brain Cargo®(血液脳関門通過技術)を用いた新薬「イズカーゴ®点滴静注用10mg」を2021年5月に薬価基準収載し、上市後の年間売上高は伸長しております。当製品については、海外における上市を計画しております。さらに、イズカーゴ®に引き続き、J-Brain Cargo®技術を基盤とした複数の研究開発を着実に進捗させ、ヒト成長ホルモン製剤への依存状態から脱却することを目指しております。 (3)安定供給・設備投資に関するリスク 当社グループでは、国民皆保険制度の下、全国の患者さんに平等かつ安定的に医薬品を供給する責務があると認識しております。そのため、供給不安のリスク対策として、製造に必要な資材及び原料確保状況を定期的に確認し、それら供給元の事業状況を把握しつつ、可能な限りダブルソース化を図っております。また、GLPやGMP等のガイドラインを遵守するなど、品質保証体制を徹底しております。しかしながら、当社グループの製造施設等や原材料供給元において、技術的もしくは法規制上の問題、大規模災害による影響、国際紛争による政治的混乱等が発生することにより、製品の安定供給に支障が発生する可能性があります。特に、昨今の新型コロナウイルス感染症等の新たな脅威や、ロシア・ウクライナ情勢、米国の政権交代による関税政策およびこれに伴う為替変動等の状況によって、世界的に天然資源、建材、電子部品等の供給不足の影響があるなか、今後、新規施設建設計画や研究・生産機器等の発注納期について、影響を受ける可能性は否定できません。その動向によっては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)法規制に関するリスク 当社グループの事業は、関連法規の厳格な規制を受けており、各事業活動の遂行に際して種々の許認可等を受けております。これらの許認可等を受けるための諸条件および関連法令の遵守に努めており、現時点においては当該許認可等が取り消しとなる事由は発生しておりません。しかしながら、法令違反等によりその許認可等が取り消しとなる場合等には、規制の対象となる製商品の回収、または製造ならびに販売を中止することを求められる場合もあり、これらにより当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが取り扱う医療用医薬品の薬価は、医療制度が国民皆保険を前提としていることから、健康保険法の規定に基づき、厚生労働大臣の定める薬価基準収載価格とされております。薬価基準の改定頻度が高まることや、競合品との競争激化など、薬価改定による売上低下のリスクが存在しております。当社は、製品固有の価格リスクを継続的に評価し、製品価値に見合った仕切価の設定を行うなど、対応を行っております。 (5)研究開発に係るリスク 当社グループは、希少疾病領域での積極的な研究開発活動に取り組んでおりますが、医薬品は所轄官庁の定めた有効性と安全性に関する厳格な審査により承認されてはじめて上市することが可能となります。したがって、研究開発の途上において、当該開発品の有効性もしくは安全性が承認に必要とされる基準を満たさない懸念があることが判明し、研究開発の中止もしくは遅延を要する場合は、研究開発費の回収や期待される収益の確保が困難もしくは遅延するリスクがあります。そのような場合は当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの売上高は、主に医薬品・医療機器・再生医療等製品の製造販売の他、技術ライセンスに基づく契約金収入により構成されております。また、これら契約金収入は、営業利益等の各利益に大きな影響を及ぼすことがあります。したがって、パイプラインの研究開発に中止・遅延を要する事象が発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (6)グローバル展開に向けた活動のリスク 当社グループでは、J-Brain Cargo®という技術基盤を活用し、希少疾病を適応とした革新的医薬品を提供することで、グローバルスペシャリティーファーマを目指しております。しかしながら、各国固有の法規制・特許・医療制度等において事業展開のリスクが異なり、想定外の事態が発生することで、事業の進捗や提携先の企業から得られるロイヤルティの見込み時期もしくは有無に変動が生じるリスクがあり、この規模によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)競合品に係るリスク 当社グループの製品およびパイプラインには、いずれも競合となりうる他社の開発品目が存在いたします。これら競合品目の開発が進捗し、発売された場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (8)人的リソースに係るリスク 近年の売上高の増加と研究開発の進捗に伴い研究開発部門、生産部門を中心に人的リソースを拡充しております。今後も複数のパイプラインのグローバル臨床試験、上市を見込んでいることから、引き続き人的リソースの拡大傾向が継続するものと認識しております。近年では、グローバル経験のある人材の確保に取り組み、さらにグローバルに活躍できる人材の教育計画を立案するなど、将来のJCRを牽引する人材を育む取り組みを進めております。しかしながら、人材の採用が困難になる場合あるいは離職率が上昇する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)副作用の発現リスク 現在のパイプラインには、人体にとっては未知の物質に相当する融合たんぱく質であるものが含まれております。新規医薬品では、未知の副作用の発生は常にリスクとして認識すべきものと考えられます。また一般的に、人体は未知の物質に対して抗原抗体反応により体内より排除する機構を持っていることから、これらの薬物が抗原抗体反応を惹起することにより、好ましくない副作用の発現リスクが存在いたします。現在までの臨床試験において、特段留意が必要なリスクは顕在化しておりませんが、今後、長期に投与した際に看過できない副作用が発現した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)知的財産権の侵害リスク 当社グループの血液脳関門通過技術については、競争力のある形で知的財産権の確保に努めております。2020年に米国ArmaGen社を買収することで、米国等におけるJ-Brain Cargo®(血液脳関門通過技術)に関する知的財産権を取得したため、現段階において当該技術に関して他社の知的財産権を侵害するリスクは低いものと判断しております。しかしながら、血液脳関門通過技術を有した他社製品が開発されている状況にあり、将来において知的財産権を巡る訴訟が起こる場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)訴訟に関するリスク 当社グループは製造物責任(PL)関連、独占禁止法関連、環境関連やその他に関して訴訟を提起される可能性があります。これらの訴訟に対応すべく、損害保険への加入等のリスク対策を講じておりますが、訴訟が発生した場合、当社グループの業績および財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (12)自然災害に係るリスク 当社グループの製品に係る原薬、製剤工場は神戸市西区に集中しております。 地震、風水害には強い立地条件ではあるものの、大規模停電、想定を超える事象が発生した場合は一定期間操業できなくなることで当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)筆頭株主との関係 当社グループは、筆頭株主である株式会社メディパルホールディングスとの間で、複数のパイプラインに関する開発投資契約等を締結しており、今後、両社が出資し米国に設立した合弁会社を通じて各種医薬品候補物質の臨床開発を行うほか、2022年には超希少疾病に対するグローバル事業化の独占的交渉権の付与、およびフコシドーシス治療薬の事業化についての実施許諾契約を締結するなど広範囲な業務提携をおこなっております。当社グループは、同社との戦略的提携関係を維持し、両社の更なる企業価値の向上に努める所存でありますが、何らかの理由により同社との戦略的提携に変更があった場合、当社グループの業績および財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (14)金融市況の影響について 株式市況、為替相場および金利の動向によっては、保有する有価証券等の時価の下落、原材料等の輸入価格上昇、退職給付債務および支払利息の増加等、当社グループの業績および財政状態に重要な影響を受ける可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症の影響により社会情勢が大きく変化する可能性を加味し、運転資金を確保することを目的として、2020年4月にバックアップラインとして各金融機関との間で、既存の当座借越枠に加え、コミットメントライン契約を締結しております。 上記のほか、環境保全上の問題の発生、製品を取り巻く環境の変化、ライセンスまたは提携の解消、システム障害および情報流出等、様々なリスクがあり、ここに記載されたものが当社グループの全てのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)8,418字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 当期の経営成績 売上高は403億19百万円(前期比21.9%増)となりました。 ムコ多糖症Ⅱ型治療剤「イズカーゴ®点滴静注用10mg」は好調に推移しました。遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」が2025年4月の薬価改定の影響があり減収となりましたが、製品売上は好調に推移し、契約金収入も増加した結果、前年同期に比べて増収となりました。 また、積極的な研究開発活動に加えて、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬Givinostatの日本における開発および商業化についての独占的ライセンス権をItalfarmaco社から取得したことに伴う契約一時金計上の結果、研究開発費は8.6%増加し167億61百万円(前期比13億30百万円増)となりました。 これらの結果、営業利益は5億55百万円(前期は62億19百万円の営業損失)、経常利益は11億65百万円(前期は70億46百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億78百万円(前期は44億60百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)を計上しております。 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 金額(百万円)   金額(百万円)   % 売上高   33,072   40,319   21.9 営業利益又は営業損失(△)   △6,219   555   - 経常利益又は経常損失(△)   △7,046   1,165   - 親会社株主に帰属する当期純利益又は 親会社株主に帰属する当期純損失(△)   △4,460   2,178   - 営業利益の増減は以下のとおりであります。 ・契約金収入の増加等による売上高の増加 7,247百万円 ・売上原価の減少 767百万円 ・販売費・一般管理費の減少  90百万円 ・研究開発費の増加 △1,330百万円 ② 主要な売上 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 金額(百万円)   金額(百万円)   % ヒト成長ホルモン製剤  グロウジェクト®   18,098   17,933   △0.9 ムコ多糖症Ⅱ型治療剤  イズカーゴ®点滴静注用   5,718   6,766   18.3 腎性貧血治療薬  エポエチンアルファBS注「JCR」  ダルベポエチンアルファBS注「JCR」   3,784 1,690 2,093   3,622 1,121 2,501   △4.3 △33.7 19.5 再生医療等製品  テムセル®HS注   2,904   2,831   △2.5 ファブリー病治療薬  アガルシダーゼベータBS点滴静注「JCR」   1,149   1,292   12.4 製品計   31,655   32,446   2.5 契約金収入   517   5,549   972.8 ③ 研究開発の状況 [ライソゾーム病治療薬] ・当社では現在、17種類を超えるライソゾーム病治療薬について、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を適用した新薬の研究開発に重点的に取り組んでおります。 ・血液脳関門通過型ハンター症候群治療酵素製剤パビナフスプ アルファ(開発番号:JR-141)については、現在、グローバル臨床第3相試験を実施しております。試験の進捗は順調であり、目標症例数の組入れを達成いたしました。また、新薬承認申請の戦略について協議をするため、2025年6月に米国食品医薬品局(FDA)とミーティングを行いました。 ・血液脳関門通過型ムコ多糖症Ⅰ型治療酵素製剤lepunafusp alfa(開発番号:JR-171)については、日本・ブラジル・米国での13週間の臨床第1/2相試験およびその継続試験を完了いたしました。当該品目については、自社開発ではなくライセンスアウトにより開発を進める方針であり、パートナー候補との導出交渉を進めております。 ・血液脳関門通過型ムコ多糖症ⅢA型治療酵素製剤posnafusp alfa(開発番号:JR-441)については、ドイツにて臨床第1/2相試験が進行中であり、予定していた症例登録を完了いたしました。日本で実施中の臨床第1相試験についても、目標症例数の登録を完了し、試験は順調に進捗しております。なお、2022年1月に欧州委員会(EC)より、2023年12月にFDAより、そして2024年12月に厚生労働省より、オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の指定を受けております。 ・血液脳関門通過型ムコ多糖症ⅢB型治療酵素製剤(開発番号:JR-446)については、2023年9月に株式会社メディパルホールディングスと、海外における事業化についての実施許諾契約および日本における共同開発・商業化契約を締結いたしました。2024年12月に日本国内において臨床第1/2相試験での治験薬投与が開始されました。また、2025年4月にはFDAより、2025年6月にはECより、そして2025年9月に厚生労働省より、オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の指定を受けております。 ・J-Brain Cargo®を適用したその他の開発品目であるフコシドーシス治療薬候補(開発番号:JR-471)については、2022年10月に締結した実施許諾契約に基づき、株式会社メディパルホールディングスに対し、日本を除く全世界における研究・開発、製造および販売などの事業化に関する再実施許諾権付の独占的実施権を許諾いたしました。現在、当該疾患の自然歴データを収集する目的で臨床研究が行われています。さらに2025年8月には、同社との間で、GM2ガングリオシドーシスに対する治療薬候補(開発番号:JR-479)の海外における事業化についての実施許諾契約および日本における共同開発・商業化契約を締結いたしました。 [ヒト成長ホルモン製剤] ・長時間作用型遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤redalsomatropin alfa(開発番号:JR-142)については、日本国内において臨床第3相試験を実施中であり、患者登録を完了しました。なお、臨床第2相試験の継続試験は引き続き実施中であります。 ・販売中の製品「グロウジェクト®」について、小児成長ホルモン分泌不全性低身長症患者を対象とした臨床第3相用量比較試験を日本国内において開始しました。これは、同疾患に対する日本と海外との用法用量のギャップを埋めることで、日本における成長ホルモン治療後の最終身長のさらなる改善や生活の質向上を期待するものです。 [デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬] ・当社は2025年12月にデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬Givinostat(欧米での販売名:Duvyzat®)の日本における開発および商業化についての独占的ライセンス権をItalfarmaco社から取得いたしました。日本における早期の承認取得を目指して本薬の開発計画を検討中であります。 [基盤技術の創出] J-Brain Cargo® ・JCR独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」について、様々なモダリティへの応用可能性を広げる研究を進めるほか、技術の導出に注力しております。2025年7月、血液脳関門通過型アルツハイマー病治療薬の開発を目指して、Acumen Pharmaceuticals社へのJ-Brain Cargo®技術導出に関するライセンスのオプション契約を締結いたしました。 JUST-AAV ・J-Brain Cargo®技術に続く新たな基盤技術の創出に注力しており、その成果のひとつとして、アデノ随伴ウイルスベクターを用いた新しい遺伝子治療技術「JUST-AAV」を創出いたしました。特定の組織へと効率的にベクターを送達できるだけではなく、肝臓へのベクターの集積を低減することで副作用の軽減も期待され、新たなプラットフォーム技術として開発を進めております。この技術に関連して、2023年12月より株式会社モダリスと本技術を用いた新規遺伝子治療の開発に向けた共同研究を開始し、2025年1月に本共同研究において初期の技術コンセプトの検証を達成したため、新たな共同研究契約を締結いたしました。また、2025年7月に新規遺伝子治療用製品の開発を目的として、アレクシオン・アストラゼネカ・レアディジーズ社にJUST-AAV技術を導出するライセンス契約を締結いたしました。 [その他] ・2025年12月に、Italfarmaco社と希少疾病治療薬についての戦略的提携についての契約を締結いたしました。これにより、両社のポートフォリオの拡充を目指すとともに、当社の研究開発パイプラインおよび基盤技術における共同の機会を探求いたします。 ・バイオ医薬品の研究開発および基盤技術の創出を促進するため、神戸医療産業都市のクリエイティブラボ神戸内に新たな研究拠点「先進バイオ医薬研究所」を設置しました(2026年4月1日付で稼働)。 ④ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億11百万円増加して140億7百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況および主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動に使用した資金は、1億35百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益32億24百万円、減価償却費の計上額25億57百万円があった一方で、売上債権19億27百万円、助成金収入18億82百万円、棚卸資産18億53百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用した資金は、125億4百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得114億27百万円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動で得られた資金は、133億5百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増額150億87百万円、配当金の支払24億41百万円によるものであります。 ⑤ 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 生産高(百万円)   前年同期比(%) 医薬品事業   34,157   100.1 合計   34,157   100.1 (注) 金額は販売価格により表示しております。 (2)受注実績 当社グループは見込生産によっており、受注生産は行っておりません。 (3)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   前年同期比(%) 医薬品事業   40,319   121.9 合計   40,319   121.9 (注) 主な相手先別の販売実績およびそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 株式会社メディパルホールディングス (注)   20,800   62.9   25,681   63.7 キッセイ薬品工業株式会社   3,871   11.7   3,665   9.1 (注)売上高には、当該顧客と同一の企業集団に属する顧客に対する売上高を含めております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、棚卸資産、有価証券、特許権、貸倒引当金、退職給付に係る負債および繰延税金資産などについて、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に記載のとおり、資産・負債および収益・費用の数値に影響を与える見積りおよび判断を行っております。従いまして、実際の結果は、見積りの不確実性により異なる場合があります。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ・財政状態 当連結会計年度末における資産合計は1,092億36百万円(前連結会計年度末比43億86百万円増)、負債合計は618億77百万円(前連結会計年度末比47億62百万円増)、純資産合計は473億59百万円(前連結会計年度末比3億75百万円減)となりました。 流動資産は、売掛金及び契約資産および棚卸資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ45億88百万円増加して560億76百万円となりました。固定資産につきましては、新製剤工場建設に伴う建設仮勘定等の有形固定資産が増加した一方で、神戸サイエンスパークセンター補助金確定の圧縮記帳に伴い有形固定資産が減少したことや投資有価証券が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ2億1百万円減少して531億60百万円となりました。 流動負債は、圧縮未決算勘定が減少した一方で、短期借入金および未払法人税等が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ44億52百万円増加して481億35百万円となりました。固定負債は、長期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億9百万円増加して137億41百万円となりました。 純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を計上した一方で、配当金の支払やその他有価証券評価差額金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億75百万円減少して473億59百万円となりました。 これらの結果、当連結会計年度末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.2ポイント低下して42.9%となりました。 当社グループがグローバルで持続的な成長を行うため、機動的かつ安定的に資金調達手段を確保する必要があり、各金融機関との間で、バックアップラインとして運転資金を確保する事を目的として、総額495億円のコミットメントライン契約を締結しております。 なお、このうち265億円については、新製剤工場の建設に関する資金調達のために締結したものであります。この新製剤工場の建設は、経済産業省「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択されており、同事業における補助金を用いて当該建設を行いますが、当コミットメントライン契約につきましては、補助金受領までの必要資金に充当することを目的としたものであります。 ・経営成績 売上高は前連結会計年度に比べ72億47百万円(21.9%)増加して403億19百万円となりました。 主力製品であるヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」につきましては、薬価改定の影響はありましたが販売数量が増加したことにより、前期比1億64百万円(0.9%)の減収となりました。2027年3月期につきましては、減収を見込んでおります。 「イズカーゴ®点滴静注用10mg」につきましては、販売開始以降順調に市場への浸透が進んでおり、前期比10億47百万円(18.3%)の増収となりました。2027年3月期につきましても、引き続き増収を見込んでおります。 腎性貧血治療薬につきましては、短期型腎性貧血治療薬「エポエチンアルファBS注JCR」・持続型腎性貧血治療薬「ダルベポエチンアルファBS注JCR」の売上高は、腎性貧血治療薬合計で36億22百万円(前期比162百万円・4.3%)の減収となりました。2027年3月期につきましても、減収を見込んでおります。 再生医療等製品「テムセル®HS注」につきましては、前期比73百万円(2.5%)の減収となりました。2027年3月期につきましても、減収を見込んでおります。 国産初のライソゾーム病治療薬であるファブリー病治療薬「アガルシダーゼベータBS点滴静注JCR」につきましては、前期比1億42百万円(12.4%)の増収となりました。2027年3月期につきましては、減収を見込んでおります。 契約金収入につきましては、前期比50億32百万円(972.8%)の増収となりました。2027年3月期につきましては、新たな契約締結を計画しており増収となる見込みです。 なお、売上高合計としましては、契約金収入が増加する影響により増加する見込みです。 研究開発費につきましては、167億61百万円と前期比13億30百万円(8.6%)の増加となりました。研究開発活動につきましては、将来のさらなる飛躍に向けた重要な位置づけと捉え、ここ数年間は積極的な投資に取り組んでおり、2027年3月期につきましては193億円(当期比15.1%増・対売上高比42.2%)の研究開発費を見込んでおります。 その結果、営業利益は11億円、経常利益は5億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億円を見込んでおります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ④キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.当社グループの資本の財源および資金の流動性 ・資金需要の主な内容 当社グループにおきましては、原材料等の仕入れ、研究開発費、人件費および販売費などの運転資金、ならびに生産および研究開発を目的とする設備投資に主たる資金需要が生じます。 なお、研究開発費につきましては、将来のさらなる飛躍に向けた重要な位置づけと捉え、ここ数年間は積極的な投資を見込んでおります。 また、株主還元についても、経営上の重要な施策の一つとして位置づけております。剰余金の配当等につきましては、将来の利益の源泉となる新薬開発や経営体質強化のための内部留保を確保しつつ、業績およびキャッシュ・フローの状況を勘案しながら継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としており、ご期待に応える株主還元と財務の健全性のバランスを重視し、配当性向につきましては30%を目安としております。 ・資金調達 これらの資金需要に対しましては、営業活動によるキャッシュ・フローからの充当を基本とし、不足する場合は金融機関からの借入金による調達を実施しております。 当連結会計年度末時点の現金及び現金同等物残高は140億7百万円となっており、事業遂行に必要な資金を十分確保しております。 また、当社グループがグローバルで持続的な成長を行うために、機動的かつ安定的に資金調達手段を確保する必要があり、各金融機関との間でバックアップラインとして運転資金を確保する事を目的として、当連結会計年度に総額495億円のコミットメントライン契約を締結しております。 なお、このうち265億円については、新製剤工場の建設に関する資金調達のために締結したものであります。この新製剤工場の建設は、経済産業省「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択されており、同事業における補助金を用いて当該建設を行いますが、当コミットメントライン契約につきましては、補助金受領までの必要資金に充当することを目的としたものであります。

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