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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

日本ケミファ

NIPPON CHEMIPHAR CO., LTD.4539 · Standard · 医薬品

医療用医薬品を中核に、医療・健康・美容関連事業を展開するスペシャリティ製薬会社。

概要

日本ケミファは1950年設立の医療用医薬品企業である。ジェネリック医薬品、臨床検査薬、新薬開発の3事業を柱とし、子会社の日本薬品工業やベトナム現地法人を通じて製造・販売を行う。2026年3月期の連結売上高は331億円、従業員数878名。

ジェネリック・臨床検査・新薬の3事業ドメイン

日本ケミファグループは医療用医薬品を中核とし、ジェネリック医薬品、臨床検査薬、新薬開発の3つの事業ドメインを構成する。2025年度の医薬品事業売上高は318億円で、内訳はジェネリック医薬品が243億円(76%)、臨床検査薬が54億円(17%)、主力品・新薬が9億円(3%)、製造受託等が11億円。臨床検査薬の成長はアレルギースクリーニング機器「ドロップスクリーン」が牽引し、国内累計設置台数は1,800台を超えた。新薬開発ではアルカリ化療法の知見を活かした「NC-2800」のフェーズⅡa試験が進行中である。

4社の連結子会社と2つの製造拠点

グループは日本ケミファ(持株会社)の下に4社の連結子会社(日本薬品工業、Nippon Chemiphar Vietnam、化合物安全性研究所、シャプロ)と1社の関連会社(ジャパンソファルシム)で構成される。製造は日本薬品工業つくば工場(茨城県筑西市)とベトナム工場(ホーチミン市)の2拠点で行う。つくば工場は2010年に日本薬品工業に承継され、2024年8月に3号棟2階の実装工事を完了。2026年5月より新設備での出荷を開始する。ベトナム工場は2017年竣工で、日本と同一の原料・包装資材を用い、日本と同水準のGMP体制を維持している。

薬価改定の影響で縮む収益

売上高は2016年3月期の356億円をピークに減少傾向で、2026年3月期は331億円(計画)。純利益は2017年3月期の21億円から2024年3月期には2億円の損失に転落、2025年3月期に3億円の黒字回復。2026年3月期は2億円の計画。2020年以降の中間年を含む毎年薬価改定が収益を圧迫し、ジェネリック医薬品事業の厳しさが増している。供給不足に対応するため増産投資や販売活動の効率化を進めるが、利益率の改善は道半ばである。

業界の中での役割は医療用医薬品メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
331億円
営業利益
2億円
営業利益率
0.6%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
医薬品事業319億円96.4%2億円0.6%
その他(注)112億円3.6%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療用医薬品主力

医療用医薬品の製造・販売を主に行う。ジェネリック医薬品や特殊製剤などを含む多様な製品を医療機関に供給している。

独自の製剤技術を活かしたニッチ分野での競争力

主要顧客日本薬品工業株式会社、Nippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd.、ジャパンソファルシム株式会社

主な製品・サービス1
医療用医薬品
病院や診療所で使用される医薬品。内用薬、注射剤、外用剤など、幅広い剤形を扱う。

02ヘルスケア・不動産賃貸準主力

医薬品以外に、安全性試験の受託やヘルスケア事業、不動産賃貸事業を行う。

主要顧客株式会社化合物安全性研究所、シャプロ株式会社

主な製品・サービス2
安全性試験受託
医薬品などの安全性を評価する試験を受託するサービス。
不動産賃貸
保有する不動産の賃貸による収益事業。

製品と技術

ジェネリック医薬品:ウラリットシリーズを中心に

ジェネリック医薬品は売上高の76%を占める基幹事業。主力は尿酸排出促進剤「ウラリット配合散」「ウラリット配合錠」、抗てんかん薬「ソレトン錠」、抗アレルギー薬「カルバン錠」など。2025年度には3成分8品目を新たに発売した。近年は薬価改定や供給不足への対応として、増産投資と選択と集中による拡販を進める。つくば工場の新設備では2026年5月から順次出荷を開始し、安定供給を強化する。

臨床検査薬「ドロップスクリーン」:院内即時検査を実現

臨床検査薬事業のフラッグシップはアレルギースクリーニングシステム「ドロップスクリーン」である。わずか1滴の血液で、吸入性アレルゲンや食物アレルゲンなど41項目を30分で測定できる。従来は検査センターへの外注が一般的だったアレルギー検査を院内で実施可能にし、患者と医療機関の負担を軽減。2025年度末時点で国内累計設置台数1,800台を超え、売上高は54億円(前年比11%増)。海外展開に向けた製品開発とパートナー選定も進めている。

新薬開発:アルカリ化療法と外部アライアンス

新薬開発では、長年のアルカリ化療法の技術を基盤に、疼痛領域のδオピオイド受容体作動薬「NC-2800」(住友ファーマと共同開発)がフェーズⅡa試験中。がん治療関連ではDelta-Fly Pharmaから導入した「DFP-17729」「DFP-14323」の国内販売権を保有。免疫領域では「NC-2500」の中国ライセンスを南京寧和衡信製薬と契約。これらのパイプラインは臨床試験の進展やアライアンスにより拡充中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 医療用医薬品独自の製剤技術を活かしたニッチ分野での競争力

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

後発医薬品大手、低収益で構造改革途上

日本ケミファは後発医薬品(ジェネリック)メーカーで、売上高300億円超。業界内ではVeritas In SilicoやChordia Therapeuticsなど新興バイオと異なり、既存のジェネリック市場で競争。しかし営業利益率はFY25/3 1.84%と低く、同業のジーエヌアイグループ(未上場)などに比べ収益性で劣る。薬価改定や競争激化で厳しい経営環境。

強み

  • 後発医薬品で300億円超の売上、一定の市場シェアを維持。
  • 幅広い品目を扱い、リスク分散が可能。
  • 長年のジェネリック製造実績と品質管理体制。
  • 薬事規制に精通し、承認取得の経験豊富。

課題

  • 営業利益率1.8%と低く、コスト競争にさらされる。
  • 定期的な薬価引下げが収益を圧迫。
  • 研究開発投資が限られ、新規事業創出が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品の時価総額近傍。太字が日本ケミファ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

日立化学として創業、日本薬品工業を買収した1950~70年

1950年6月、日立化学株式会社として設立。1969年12月に日本薬品工業株式会社を買収し、1970年7月に日本ケミファ株式会社へ商号変更。この買収により、医薬品製造の基盤を獲得した。1971年10月には東京証券取引所市場第二部に上場。1973年10月に埼玉県三郷市に研究所を開設し、研究開発体制を整えた。

本社移転と茨城工場稼働、検査薬事業参入の1970年代

1975年7月、東京都千代田区(現在地)に本社を移転。1976年3月に東京証券取引所市場第一部に指定替え。同年4月、臨床検査薬事業に進出。1977年10月には茨城県真壁郡(現筑西市)に茨城工場(現日本薬品工業つくば工場)を開設し、医薬品の自社製造を開始。この工場が後にグループの主要製造拠点となる。

全国7支店体制とウラリットシリーズ発売の1980年代

1979年から1983年にかけて札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、広島、関越の7支店を開設し、全国販売網を構築。1988年4月に「ウラリット-U(現ウラリット-U配合散)」を発売し、1992年6月には「ウラリット錠(現ウラリット配合錠)」を発売。1993年9月「ソレトン錠」、1995年6月「カルバン錠」と自社製品のラインアップを拡充した。

ランバクシー社との提携と解消、子会社化の2000年代

2002年5月、つくば工場でISO14001認証取得。同年9月、インドのランバクシー社と包括的資本業務提携契約を締結。しかし2009年12月に提携関係を解消し、これに伴い日本薬品工業を連結子会社化。2010年7月には株式交換により日本薬品工業を完全子会社とし、同年10月の吸収分割で茨城工場を同社に承継、つくば工場に改称した。

ベトナム進出と物流拠点再編の2010年代

2015年3月、日本薬品工業がベトナムのMST社と合弁でNippon Chemiphar Vietnam Joint Ventureを設立。同年10月に出資持分すべてを譲り受け、完全子会社化。2017年3月にベトナム工場(ホーチミン市)が竣工。国内では2017年10月に西日本物流センター(神戸市)を開設、2019年9月に東日本物流センターを千葉県浦安市に移転し、物流基盤を強化した。

ドロップスクリーン投入とパイプライン拡充の2020年代

2020年2月、アレルギー検査キット「ドロップスクリーンST-1」と測定装置「ドロップスクリーンA-1」を販売開始。同年3月、Delta-Fly Pharmaと「DFP-17729」の国内販売権・製造権契約。2021年6月、住友ファーマと「NC-2800」の共同研究開発契約。2022年3月、Delta-Fly Pharmaと「DFP-14323」の国内独占販売権契約。2023年2月、中国の南京寧和衡信製薬と「NC-2500」のライセンス契約。2023年10月、東証スタンダード市場へ移行。2024年8月、つくば工場3号棟2階の実装工事完了。

年表38件を開く

1950年代

  • 1950年6月創業日立化学株式会社(旧商号)を設立

1960年代

  • 1969年12月M&A日本薬品工業株式会社(現 連結子会社、以下「日本薬品工業」)を買収

1970年代

  • 1970年7月商号変更日本ケミファ株式会社に商号変更
  • 1971年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1973年10月埼玉県三郷市に研究所を開設
  • 1975年7月東京都千代田区(現在地)に本社を移転
  • 1976年3月東京証券取引所市場第一部に指定替え
  • 創業ジャパンソファルシム株式会社(現 関連会社)を設立
  • 1976年4月臨床検査薬事業に進出
  • 1977年10月茨城県真壁郡(現 筑西市)に茨城工場(現 日本薬品工業つくば工場)を開設、医薬品の製造を開始
  • 1979年4月札幌支店(現 北日本支店)、仙台支店(現 北日本支店)、名古屋支店、大阪支店を開設

1980年代

  • 1982年10月福岡支店(現 西日本支店)を開設
  • 1983年4月広島支店(現 西日本支店)を開設
  • 1983年10月関越支店を開設
  • 1986年9月M&A株式会社化合物安全性研究所(現 連結子会社)を買収
  • 1988年4月「ウラリット-U(現 ウラリット-U配合散)」を発売

1990年代

  • 1992年6月「ウラリット錠(現 ウラリット配合錠)」を発売
  • 1993年9月「ソレトン錠」を発売
  • 1995年6月「カルバン錠」を発売

2000年代

  • 2002年5月茨城工場(現 日本薬品工業つくば工場)において環境マネジメントシステムの国際規格「ISO 14001」の認証取得
  • 2002年9月Ranbaxy Laboratories Limited(本社:インド、以下「ランバクシー社」)と包括的資本業務提携契約を締結
  • 2009年12月ランバクシー社との包括的資本業務提携関係解消に伴い、日本薬品工業を連結子会社とする

2010年代

  • 2010年7月M&A株式交換により日本薬品工業を完全子会社とする
  • 2010年10月吸収分割により茨城工場を日本薬品工業へ承継し、つくば工場に改称
  • 2014年3月日本薬品工業つくば工場に全面免震構造の3号棟竣工
  • 2015年3月日本薬品工業がベトナムの現地製薬会社であるM.S.T Pharm Co Ltd(以下、「MST社」)と合弁でNippon Chemiphar Vietnam Joint Venture Co., Ltd.を設立
  • 2015年10月商号変更日本薬品工業がMST社からNippon Chemiphar Vietnam Joint Venture Co., Ltd.の出資持分すべてを譲り受けるとともに、社名をNippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd.(現 連結子会社)に変更
  • 2017年3月Nippon Chemiphar Vietnamのベトナム工場竣工(現 ホーチミン市)
  • 2017年10月大塚倉庫西日本ロジスティクスセンター内(兵庫県神戸市)に西日本物流センターを開設
  • 2019年9月東日本物流センターを丸天運送東日本物流センター内(埼玉県春日部市)から大塚倉庫首都圏中央センター内(千葉県浦安市)に移転

2020年代

  • 2020年2月アレルギー検査キット「ドロップスクリーン 特異的IgE 測定キット ST-1」及び測定装置である「ドロップスクリーンA-1」を販売開始
  • 2020年3月Delta-Fly Pharma株式会社と「DFP-17729」に関する、国内における販売権並びに製造権についてライセンス契約を締結
  • 2020年7月マイランEPD合同会社 より、マクロライド系抗生物質製剤「クラリシッド」を 販売移管
  • 2021年6月住友ファーマ株式会社と「NC-2800」に関する共同研究開発契約及びオプション契約を締結
  • 2022年3月Delta-Fly Pharma 株式会社 と「DFP-14323」に関する国内独占的販売権についてライセンス契約を締結
  • 2023年2月南京寧和衡信製薬有限公司(Nanjing Neiwa Pharmaceutical Co., Ltd. 本社:中国南京市)と「NC-2500」の中国におけるライセンス契約を締結
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2024年8月日本薬品工業つくば工場3号棟2階の実装工事完了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    3つの事業ドメインで持続的成長

    ジェネリック医薬品、臨床検査薬、新薬開発の3事業を柱とし、海外展開も含めて企業価値最大化を図る。

  2. 02

    グループ品質保証体制の強化

    グループ品質保証統括部が国内・海外拠点の品質保証を統括し、製造管理・品質管理の適正性を定期的に確認。外部コンサルタント活用などで「品質第一」文化を醸成。

  3. 03

    安定供給に向けた増産投資

    人員確保や設備投資を継続し、日本薬品工業つくば工場の新設備で2026年5月から出荷開始。ベトナム工場の増設投資も予定し、グループ全体で増産を推進。

  4. 04

    販売効率化と拡販体制の構築

    グループ医薬営業本部の下で近年発売品・利益品を拡販。B to B強化やSFA・AIを活用したMR活動のPDCA最適化で営業効率を向上。

  5. 05

    海外市場への積極進出

    中国・ベトナムなどで販売を拡大中。中東・アフリカでも進出準備を進め、国際金融公社とのアドバイザリー契約を活用して対象国・パートナーを絞り込み。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で878人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は750万円で、9期前と比べて+16.5%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月769
2018年3月816
2019年3月64440.112.9846
2020年3月67140.412.8807
2021年3月66541.613.7760
2022年3月69042.113.9809
2023年3月69942.213.3872
2024年3月69942.513.0887
2025年3月71842.713.885570
2026年3月75043.114.187823

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
工場 — 筑西市、稲敷市6,922百万円
医薬品 事業
研究所 — 埼玉県三郷市2,983百万円
工場 — ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市2,197百万円
医薬品 事業
本社 — 東京都千代田区1,052百万円
医薬品事業
つくば工場 — 茨城県筑西市907百万円
本社、研究所 — 札幌市 清田区807百万円
その他
その他の設備 — 埼玉県東松山市 他21百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    日本薬品工業㈱(注)2・3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱化合物安全性研究所
    北海道札幌市 清田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Nippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd. (注)2
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シャプロ㈱(注)4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンソファルシム㈱(注)5・6
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権6.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は331億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.5%、利益が-66.7%。

売上高
+1.5%
331億円
営業利益
-66.7%
2億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
0.6%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高350億円331億円
営業利益3億円2億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は82億円、営業利益は−3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q76−4
2024年1Q75−1−1.31
2024年2Q73−2−2.7−1
2024年3Q8333.61
2024年4Q76−3
2025年2Q15610.60
2025年4Q17052.93
2026年2Q15910.62
2026年4Q17210.60
2027年1Q82−3−3.7−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は319億円から331億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は0.6%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3193721
日本薬品工業つくば工場に全面免震構造の3号棟竣工
2014年3月3193219
日本薬品工業がMST社からNippon Chemiphar Vietnam Joint Venture Co., Ltd.の出資持分すべてを譲り受けるとともに、社名をNippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd.(現 連結子会社)に変更
2015年3月3513219
2016年3月3562920
Nippon Chemiphar Vietnamのベトナム工場竣工(現 ホーチミン市)
2017年3月3572821
2018年3月3531712
2019年3月342159
2020年3月31834
2021年3月31565
2022年3月325107
2023年3月31613
2024年3月307−2−2
2025年3月326641.83
2026年3月331220.62

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高331億円のうち、営業利益として残るのは2億円0.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の0.6%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.6%247億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.8%82億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.6%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
0.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
0.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.9pt
1.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は53億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月19−14−7564
2014年3月19−25−2−656
2015年3月24−21−1358
2016年3月25−2−92371
2017年3月27−258281
2018年3月32−16−171679
2019年3月22−1011293
2020年3月143−1017100
2021年3月15−1005105
2022年3月180−818116
2023年3月−9−41−13105
2024年3月3−3114−2892
2025年3月−3−17−3−2070
2026年3月6−7−17−153

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は500億円。このうち返さなくてよい自己資本が195億円で、自己資本比率は39.0%(業種中央値69.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月35512423134.9
2014年3月40113526633.6
2015年3月41415625837.7
2016年3月43616027636.7
2017年3月47017429636.9
2018年3月46717529237.4
2019年3月46917929038.0
2020年3月45917428537.9
2021年3月47118029138.2
2022年3月49518531037.4
2023年3月48618530138.1
2024年3月49518531037.3
2025年3月49919230738.4
2026年3月50019530539.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
135億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
70億円
在庫として抱えている分
負債合計
305億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り79社中38位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中71位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.0%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
0.6%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.0%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.5%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,600で、1年前と比べて+1.5%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥1,600-0.3%1ヶ月+1.9%1年+1.5%時価総額68億円
過去52週の値幅
安値¥1,502高値¥1,857

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.2倍
PER (会社予想)96.4倍
PBR0.30倍
配当利回り3.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.6%上昇し、25日線(1585.2円)を+2.2%上回る。52週高値(1857円)から-12.8%の水準。週足では上昇基調、出来高は低調ながら底堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBR 0.30倍と業界平均3.12倍を大幅に下回り、ROE 1%と低収益ながらも純資産水準に対する評価が低い。配当利回り3.08%は業界平均1.26%を上回り、配当性向60.5%と高いが、業績は営業赤字・純損失期があり、収益力改善が課題。割安だが配当の持続性には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.2倍36.0倍
PER (予想)96.4倍
PBR0.30倍3.53倍
ROE1.0%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

時価総額69億円と小型で、PBR0.3倍と解散価値未満の水準。強気派は、業界再編の進行や値上げ機運、自社株買いなどの資本政策で株価がバリュー・リバーサルすると見る。また、配当利回り3%超を下支え要因に挙げる。弱気派は、2026/3期に営業利益率0.6%とほぼ赤字の業績予想、薬価改定の継続、競争激化による収益力の弱さを指摘。実質的な企業価値向上が見えにくい。

プラスに働く材料7
  • バリュー株としての割安感

    PBR0.3倍は純資産比で70%ディスカウント。

  • 配当利回りで下支え

    配当利回り3.08%はインカムゲインとして魅力的。

  • 業界再編の恩恵期待

    統合進展で価格競争緩和の可能性あり。

  • PBR0.30倍と解散価値割れ現在影響

    PBR0.30倍は解散価値の3割、資産価値が株価を大幅に下回る

  • 配当利回り3.08%と安定継続影響

    配当利回り3.08%は安定株主層を呼び込む

  • 低PBRで株主提案やMBOの余地不定影響

    PBR0.3倍は買収ターゲットになり得る

  • 純損失からの黒字転換FY2025影響

    FY2024純損失2億円からFY2025純利益3億円に改善

マイナスに働く材料7
  • 低収益構造の継続

    2026/3期営業利益率0.6%と債務不履行リスク目前。

  • 薬価改定の逆風

    政府の薬価引下げが続き、収益を圧迫。

  • 成長性の欠如

    売上高はほぼ横ばいで、将来の収益拡大が見込めない。

  • 営業利益67%減少の見通しFY2026影響

    FY2025営業利益6億→FY2026予想2億円、減益率67%

  • 営業利益率0.6%と極低収益性継続影響

    売上高331億円に対し営業利益2億円、利益率0.6%

  • 外国人保有2%と需給の薄さ継続影響

    外国人保有2%で需給薄く、売り圧力に脆弱

  • 業績下方修正リスク決算発表時影響

    FY2026予想がさらに悪化すればPER30倍が割高に

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の兆しが見えるかが最重要。
薬価改定率
政府の薬価引下げが直接利益に影響。
自己資本比率
財務健全性の低下リスクを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.13%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
3.13%
いまの株価に対して
配当性向
60.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10036.3
2018年3月1000.049.7
2019年3月1000.075.8
2020年3月50−50.0210.3
2021年3月500.028.3
2022年3月500.073.2
2023年3月500.0
2024年3月500.0
2025年3月500.0127.1
2026年3月500.060.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,348人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.9%を占め、残る59.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.744.849.051.253.756.0
事業法人30.730.430.933.432.833.6
自己株式14.614.314.314.314.314.3
金融機関18.318.213.811.89.37.3
証券会社0.70.81.81.51.71.2
外国人個人0.10.10.00.81.31.1
外国法人6.55.74.51.21.20.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ジャパンソファルシム株式会社10.16
02公益財団法人山口記念科学振興財団7.04
03豊島薬品株式会社5.68
04日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.38
05今村 均2.96
06日本ケミファ従業員持株会2.86
07ゼリア新薬工業株式会社2.84
08上田八木短資株式会社2.77
09山口 一城2.58
10山口 礼子2.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-05
    ジヤパンソフアルシム株式会社
    新規の大量保有報告
    21.48%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+6%、1株純資産は14期で+1681%。直近期のROEは1.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5230218.811.933.7
2014年3月4633714.611.341.0
2015年3月4739013.112.453.0
2016年3月4994,10012.49.637.8
2017年3月5304,54912.310.036.3
2018年3月3154,8606.715.049.7
2019年3月2454,9635.011.975.8
2020年3月1214,8312.520.4210.3
2021年3月1385,0062.819.128.3
2022年3月1945,1203.810.773.2
2023年3月945,1311.819.5
2024年3月−505,116−1.0
2025年3月825,3121.618.1127.1
2026年3月555,3831.032.560.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額183百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山口一城代表取締役社長 代表執行役員社長68111,000
安本昌秀取締役 専務執行役員 経営全般補佐 リスク管理・経営企画部・情報システム部・臨床検査薬事業部担当兼ヘルスケア部長587,000
速水康紀取締役 常務執行役員 創薬研究所・開発企画部・製剤技術開発部・海外事業部・メディカルアフェアーズ部担当633,000
中島慎司取締役 執行役員 法令等遵守・総務部・法務部・グループ購買・営業管理センター担当兼管理部長632,000
吉野正己取締役662,000
大向尚子取締役51
成田学取締役67
牧野盛常勤監査役664,000
山口留美監査役58
柴毅監査役66
勝秀幸591,000
鈴木基宏47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61191713723
社外取締役635356
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容389字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下、当社という)と連結子会社4社及び関連会社1社の6社で構成されており、医療用医薬品を中核として、医療・健康・美容関連事業を行っております。 当社グループが営んでいる主な事業内容と、当社グループを構成している各社の事業に係る位置付けの概要及びセグメントとの関係は次のとおりであり、セグメントと同一の区分であります。 医薬品事業………………医療用医薬品の製造・販売を主に行っております。 <関係会社> 日本薬品工業株式会社、Nippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd.、 ジャパンソファルシム株式会社 その他……………………安全性試験の受託等、ヘルスケア事業及び不動産賃貸事業を行っております。 <関係会社> 株式会社化合物安全性研究所、シャプロ株式会社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,101字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「医薬品を中核としたトータルヘルスケアで人々の健康で豊かな生活に貢献する」ことを経営理念とし、国内外において存在価値のある企業グループとして発展することを目指しております。この社会的使命を果たし続けるためには、短期的成果は重要であるが、同時に、継続企業として長期的に成長・発展し続けることが必要であると考えております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループは、「ジェネリック医薬品」、「臨床検査薬」、アルカリ化療法剤を含めた「新薬開発」という「3つの事業ドメイン」の構成とし、それらを海外にも展開することで、持続的な発展と企業価値の最大化を図っていきます。 ① ジェネリック医薬品 品質保証の面では、当社グループでは、従業員への継続的な教育研修などを通じて「品質第一」の企業文化醸成に注力しており、2025年度は、監査当局経験者をはじめとする外部コンサルタントによる社内講演会を実施するなど、上記文化醸成を推進する施策を実行いたしました。また、グループ横断的な品質の維持・向上にも取り組んでおり、「グループ品質保証統括部」が当社、日本薬品工業及び海外生産拠点のNippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd.(以下、「NC-VN社」)の品質保証業務を統括することで、グループ全体の課題の検討や解決、統一した管理基準・管理手法の提案や運用などを行っています。このような体制の下で、各社の品質保証部においてグループ製造拠点及び社外製造委託先や原薬製造所に対する監査などを通じて、医薬品の製造管理及び品質管理が適正に実施されていることを定期的に確認しています。NC-VN社では、日本で使用している原料・包装資材などを使用して日本の工場と同じ製造方法で医薬品を製造しており、技術移管については適宜日本薬品工業が指導及び品質管理を行い、GMP及び品質面については当社及び日本薬品工業が監査、指導を行うことで、日本国内の工場で製造する場合と同水準の高い品質を確保しています。 安定供給の面では、ここ数年に及ぶ医療用医薬品の供給不足に対応して、当社グループでも医療現場のニーズに応えるべく継続的に人員確保や設備投資を実施してさらなる増産に努めています。2024年8月に実装工事を完了した日本薬品工業つくば工場3号棟2階の新設備では、2026年5月より順次製品の出荷を開始いたします。また、NC-VN社では、順調に国内工場から製造移管が進んでいることに加えて、他社製品の受託製造も開始しており、グループを超えて医薬品の安定供給に貢献しています。今後は、NC-VN社の工場増設投資も予定しており、自社グループでの増産に努めてまいります。加えて、今般のオーソライズド・ジェネリック(以下、「AG」)の薬価上の位置付け変更(上市時に新薬と同じ薬価となる)に伴い、新規AGの市場投入が見送られた場合、今後発売するジェネリック医薬品においては市場の需要をより多くカバーする必要が生じる可能性があることから、企業間連携を含めた製造効率化の取り組みを引き続き推し進めることなどにより、供給能力のさらなる向上に努めてまいります。 販売の面では、国内ジェネリック医薬品事業は、近年物価上昇が続いているにもかかわらず、2020年以降、中間年を含む毎年薬価改定が実施されており、収益性の厳しさが増しています。当社グループはこの状況に対処すべく、グループ全体の営業活動を一元管理する「グループ医薬営業本部」のもと、近年発売品及び利益品目の拡販に徹底して注力するとともに、多様な販路を活用しながら営業活動の効率性を高めるために、B to B対応の強化や営業支援システムSFA(Sales Force Automation)を活用したMR活動におけるPDCAサイクルの最適化や高速化、AIを使った顧客管理・MR活動計画の立案などに取り組んでいます。 ジェネリック医薬品の開発においては、申請データの信頼性確保はもとより、会社方針である「品質第一」を理念に掲げて新製品の開発を進めています。特に、発売後の製品の安定供給を確保するために、開発段階から製造部門との連携を強化して、技術移管や生産の立ち上げを円滑に進めるよう取り組んでいます。また、開発品目の選定にあたっては、医療関係者や患者さんのニーズを反映した特色のある品目など、販売時の競争優位性を確保できる品目の選定を行っています。 ② 臨床検査薬 臨床検査薬事業の主力品であるアレルギースクリーニング機器・試薬「ドロップスクリーン」は、わずか1滴の血液で、41項目のアレルゲンを、30分という短時間で測定できる高い製品力を持っています。患者さんや医療現場の負担が軽減されることや、これまで検査センターに外注していたアレルギー検査を院内で測定することが可能になったことから、導入された医療機関から高い評価をいただいており、当期末時点の国内累計設置台数は1,800台を超えました。引き続き設置台数のさらなる拡大に向けて販売体制を拡充するとともに、製品の改良、製造コストの低減など、あらゆる面で改善に努めてまいります。また、「ドロップスクリーン」の海外での発売に向けて、製品開発、各国法規制対応、パートナー選定などにも取り組んでいます。 ③ 新薬開発 当社グループは、長年にわたって培ってきたアルカリ化療法に関する技術や知見を活かした展開に加えて、この数年間で大きく拡充・進展している開発パイプラインのさらなる開発進展や裾野拡大を図り、イノベーティブな新薬を1日も早く医療現場に届けるため、他の企業・研究機関とのアライアンスにも積極的に取り組んでいます。これらの具体的な取り組みにつきましては、「6 研究開発活動」に記載しております。 ④ 海外展開 海外での展開状況は、2026年3月時点で中国やベトナムなど4ヵ国において8品目の販売を行っています。今後成長が見込まれる海外マーケットへの進出は必須であり、現在、中東・アフリカでも進出の準備を進めています。 中国では、2024年に日本で製造されるジェネリック医薬品として初めて承認されたアレルギー用薬「エピナスチン塩酸塩錠20mg」を含め、数品目を輸出しています。いずれの製品も現地のパートナー企業と協力して販売量の拡大を目指しています。 ベトナムでは、NC-VN社が製造する消化性潰瘍剤「レバミピド錠100mg」の販売を開始しました。また、2025年からは、同社製造の「フェブキソスタット錠80mg」の販売も開始しています。両製品ともベトナムを代表する国立医大病院をはじめとする主要医療機関において採用されるなど、販路が順調に拡大しています。さらに2026年3月には痛風治療薬「アロプリノール錠100mg」の承認を取得し、現在、販売開始に向けた準備を進めています。今後もベトナム市場向け製品ラインナップを拡充していく予定です。 また中東・アフリカ等においては、当社は中東・アフリカ地区の現地調査を進めるため、2022年3月に世界銀行グループの国際金融公社(IFC)とアドバイザリー契約を締結しました。現在は進出を図る対象国及びパートナーを絞り込み、現地で販売する具体的な複数品目について交渉を進めています。
事業等のリスク4,445字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (薬価制度・医療保険制度変更に関するリスク) 薬価については、2年に一度の診療報酬改定の際に行われた薬価改定が、2021年度以降は通常改定の中間年にも実施されることとなり、これまで以上のスピードで取扱い品目の薬価が引き下げられています。また、増大する医療費の抑制を目的として医療保険制度の見直しも行われており、その内容によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありますので、薬価制度改革及び医療保険制度の動向を注視し、経営戦略に反映したいと考えております。 (医薬品の研究開発に関するリスク) 当社グループの新薬の研究開発は探索研究に重点を置き、早期段階の導出や、他社とのアライアンス、外部組織からの支援等により、開発リスクの軽減を図っております。しかしながら、臨床試験で新薬の候補品が期待どおりの効果を得られなかったり、安全性が危惧される結果となった場合など、研究開発が計画どおり進行しない場合には、開発期間の延長、開発の中断あるいは中止する場合があります。また、臨床試験が計画どおりの結果となった場合でも、その後の導出交渉において導出条件交渉が長引いたり、条件がまとまらないことにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対しては臨床試験結果をより確実に予想するバイオマーカーの導入や、ターゲットエンゲージメントの取得などを早期から実施するとともに、導出候補先のニーズを的確に情報収集する等のリスク回避を試みています。 当社グループでは、ジェネリック医薬品についても積極的に開発投資を行い、研究開発活動を進めております。ジェネリック医薬品の研究開発活動は、開発品目の上市予定時期の数年前から開始されます。この開発期間においては、各段階のリスクを最小限にする取り組みを種々行っているところですが、必ずしも期待通りに上市を果たし収益獲得に結びつかない可能性があります。その場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (体外診断用医薬品の研究開発に関するリスク) 体外診断用医薬品の開発において、他測定法のデータとの相関性や保存安定性などが得られない結果となった場合など、開発が計画通り進行しない場合には、開発期間の延長、開発の中断あるいは中止する場合があります。これらのリスクを最小限にする取り組みを種々行っているところですが、必ずしも期待通りに上市を果たせない可能性があります。 (原材料・商品の仕入に関するリスク) 仕入先会社及び製造国において、規制上の問題、製造上のトラブル、又は火災、地震その他の災害及び輸送途中の事故等により、原材料及び商品の仕入に支障が生じた場合、当社グループの関係部門と密接な連携を図り対策を講じますが、仕入が停止し代替品の調達が困難な場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、中東地域の地政学リスクの高まりにより、原材料価格の上昇やエネルギー供給の逼迫、輸送経路の寸断が生じ、調達や物流に影響が及ぶ可能性があります。このようなリスクに対応するために、当社グループでは常に市場の動向を把握し、重要な原材料・商品については適切な在庫管理を行い、また原薬については複数ソースから調達するなど、サプライチェーンリスクの管理・対応に努めております。 (製造の遅滞又は休止に関するリスク) 当社グループは有事の際のBCP対応として、製品の安定供給や災害対応に関する規定等に従った対応を図っております。また、当社グループは国内2工場、海外1工場を有しており、各工場における製造機器の共通化を進めると共に、各製品を複数の工場で製造できる体制(バックアップ体制)を整えるなどのリスク分散を図っております。しかしながら、設備の故障、技術的もしくは規制上の問題、又は火災、地震その他の災害により、製品の製造が停止又は遅延した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ジェネリック医薬品の競争に関するリスク) 当社グループは毎年の薬価引き下げによって、利益確保が難しくなっている中で、販売している製品が不採算とならないよう、適正利潤を含めた販売に努めております。また、他社競合品の市場価格が当社製品を含めて、翌年の薬価に反映されるケースや、納入している医療機関・保険薬局との競争により、当社製品も思わぬ価格の低下を強いられることがあります。その場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (体外診断用医薬品の競争に関するリスク) 診断薬市場は競争が激しく、技術革新のスピードも速いため、競合他社の新製品が市場に投入されることで、当社グループの体外診断用医薬品が市場での競争力を失うリスクも存在します。その場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (医薬品の品質に関するリスク) 医薬品医療機器等法に基づき規定された医薬品等の品質管理の基準(GQP省令)により、グループ会社の製造所をはじめ、全ての製造業者と取決めを締結し、医薬品医療機器等法で原薬や製剤の製造業者が遵守すべき製造管理及び品質管理の基準(GMP省令)の適正な運用状況の維持・確保に努めています。また、それら製造所に対する定期的な実地による監査の実施や、承認書と製造実態の整合性に係る点検を毎年実施することにより、より高度にGMP遵守の維持・推進に努めています。一方、GQP省令に規定された製造販売業責任者(総括製造販売責任者、品質保証責任者、安全管理責任者等)の定期的会議を開催し、品質保証部門と安全管理部門の緊密な連携により健康被害の防止の強化に努めております。しかしながら、原材料調達先、当社グループ製造所や製造委受託先等の製造プロセスにおける不備により最終製品の品質に問題が生じた場合や関連法令が遵守されない場合には、製造の中止、製品の回収、あるいは販売の中止が生じ、製品供給の不安定化により、患者さんへ適切な医療が提供できなくなる可能性があります。このような場合には、社会的信頼リスクが生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (医薬品の副作用に関するリスク) 製造販売後安全管理について、医薬品等の製造販売後安全管理の基準(GVP省令)及び医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準(GPSP省令)に則り安全確保措置を適正に遂行できるよう努めております。当社グループが主に取り扱うジェネリック医薬品は、先発品で長年の使用実績があり安全性が確認されているため予期せぬ副作用が多発するリスクは小さいですが可能性はゼロではなく、また先発医薬品、体外診断用医薬品、医薬部外品においては予期せぬ副作用または健康被害が発生するリスクがあります。このようなことが生じれば、製造の中止、製品の回収、あるいは販売の中止を余儀なくされ、患者さんへ適切な医療が提供できなくなる可能性があります。その場合には、社会的信頼リスクが生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (海外に関するリスク) 当社グループは、医薬品の輸出、開発、製造、販売等で海外においても積極的に事業を展開しておりますが、当該国の政治不安や経済情勢などの悪化、法規制や行政指導等への抵触、現地の労使関係等に関するリスク等が存在します。これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、現地子会社や提携企業と定期的に情報収集・情報交換を実施し、問題が発生した場合には連携して迅速な問題解決を行うことにより、リスクの軽減に努めております。 (「医薬品医療機器等法」等に関するリスク) 当社グループは、「医薬品医療機器等法」等関連法規の規制を受けており、事業所所在地の各都道府県の許可・登録・免許及び届出を必要としております。当社グループは、十分な法令遵守体制をとっておりますが、医薬品製造販売業の許可等に法令違反があった場合には、監督官庁から業務停止、許可等の取り消し等が行われ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (訴訟等に関するリスク) 当社グループが継続して事業活動を行う過程において、製品の品質や副作用、環境、労務、その他の事項に関する訴訟を提起される可能性があります。また、当社グループは新薬に加え、ジェネリック医薬品、体外診断用医薬品を販売しておりますが、先発医薬品、体外診断用医薬品等の特許等については徹底した調査を行った上で販売しているものの、先発医薬品、体外診断用医薬品メーカーから特許訴訟を提起される可能性があり、そのような場合には当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (法令違反に関するリスク) 法令違反等が発生した場合には、行政処分、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、損害賠償等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、法令等の遵守及びコンプライアンスの徹底を図っており、このために「日本ケミファグループ法令等遵守行動基準」や「法令等遵守の推進に関する規程」を制定し、全役職員を対象としたコンプライアンス教育や研修、法務・品質保証・薬事管理部門等によるチェック、内部通報制度及び内部監査の強化などの対策を講じております。 (感染症に関するリスク) 新型コロナウイルス感染症をはじめ、新興・再興の感染症の地域的な流行や世界的なパンデミックにより、当社グループの本社・工場・研究所等でのクラスター発生による閉鎖または事業活動の停止、原材料調達先であるサプライヤーの操業停止や物流への影響が発生する可能性があります。また、医療機関に混乱が生じた場合には、製品の安定供給や安全性情報の収集に支障が発生したり、医療従事者への製品の情報提供や臨床試験の進行が遅延したりする可能性があり、そのような場合には当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、行動指針を策定して感染症拡大防止および予防を徹底し、製造ラインの稼働を維持し医薬品の安定供給に支障が出ることが無いように取り組んでおります。 上記の他、金融市況・為替変動・原材料価格高騰によるリスク、コンプライアンスを含むコーポレート・ガバナンス関連リスク、システムトラブルによるリスク、情報漏洩によるリスクなど、様々なリスクが存在しており、ここに記載されたものが当社グループの全てのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)3,966字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績などの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、物価上昇による一時的な停滞感は見られたものの、雇用・所得環境の改善を受けて個人消費は底堅く推移し、また、堅調な企業収益が設備投資の支えとなり、景気は総じて緩やかな回復傾向が続きました。一方で、拡大する地政学リスクや米国の政策動向の不確実性が景気の下押しリスクとなり、警戒を要する状況が続いた一年でした。 医薬品業界においては、昨今のこうした経済情勢にもかかわらず、中間年改定を含む薬価引き下げありきの制度運用が一部軽減措置を伴いつつも続いており、収益環境は引き続き厳しい状況にあります。一方で、政府方針の下、ジェネリック医薬品業界の少量多品目構造解消を目指した企業間連携などの動きが加速し、また、2026年度薬価制度改革において今後収載されるAGの薬価上の位置付けが変更されるなど、業界構造の大きな変化につながる動きも見られました。 このような環境下、当社グループでは、医療用医薬品の安定供給確保のため、自社グループの製造能力増強に加えて、他社協業も活用した製造効率化の取り組みを進めるとともに、当期に発売した3成分8品目を含むジェネリック医薬品の近年発売品及び利益品目の拡販に注力いたしました。加えて、臨床検査薬事業のアレルギースクリーニング機器・試薬「ドロップスクリーン」の堅調な増収が続いており、また、新薬事業においては、δオピオイド受容体作動薬である「NC-2800」のフェーズⅡa臨床試験における被験者募集が順調に進んでいます。 セグメントの経営成績は次のとおりです。 ① 医薬品事業 アレルギースクリーニング機器・試薬「ドロップスクリーン」は、患者さんや医療機関からの高評価を背景に順調に普及が進んでいることにより、当期には国内累計設置台数が1,800台を超え、臨床検査薬の売上高は5,436百万円(前年同期比11.3%増)と堅調に推移しました。 ジェネリック医薬品は、拡販に注力する製品への選択と集中や、近年発売品の寄与、長期収載品の選定療養開始に伴う一部製品切り替えなどにより、売上高は24,396百万円(前年同期比1.8%増)となりました。また、主力品・新薬の売上高については、薬価改定の影響などにより、968百万円(前年同期比25.7%減)となり、ジェネリック医薬品と主力品・新薬を合わせた医療用医薬品の売上高は25,364百万円(前年同期比0.4%増)となりました。 以上の結果、製造受託なども含めた医薬品事業全体の売上高は31,868百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益が187百万円(前年同期比63.1%減)となっております。 ② その他 主に受託試験事業、ヘルスケア事業及び不動産賃貸事業である「その他」の事業については、売上高が1,222百万円(前年同期比3.1%増)、営業損失が7百万円(前年同期は営業利益99百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は33,090百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益が179百万円(前年同期比70.4%減)、経常利益は227百万円(前年同期比48.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は198百万円(前年同期比32.8%減)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当期における連結ベースの現金及び現金同等物は、営業活動により620百万円増加いたしました。また投資活動においては661百万円の減少、財務活動においては1,673百万円の減少となりました。 この結果、当期末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は5,342百万円(前期末比23.9%減)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当期において、営業活動による資金は、主に税金等調整前当期純利益の計上、及び売上債権の減少などにより、620百万円の増加(前期は265百万円の減少)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当期において、投資活動による資金は、主に有形固定資産の取得による支出などにより、661百万円の減少(前期は1,655百万円の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当期において、財務活動による資金は主に長期借入金の返済による支出などにより、1,673百万円の減少(前期は305百万円の減少)となりました。 (3) 財政状態 流動資産は前期末に比べて124百万円減少し、29,941百万円となりました。これは、棚卸資産が増加した一方、主に現金及び預金の減少によるものです。 固定資産は前期末に比べ251百万円増加し、20,037百万円となりました。これは、主に退職給付に係る資産の増加によるものです。 この結果、総資産は前期末に比べて127百万円増加し、49,978百万円となりました。 流動負債は前期末に比べて434百万円増加し、12,696百万円となりました。これは、未払金等の増加によるものです。 固定負債は前期末に比べて650百万円減少し、17,772百万円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものです。 この結果、負債合計は前期末に比べて215百万円減少し、30,468百万円となりました。 純資産合計は前期末に比べて343百万円増加し、19,510百万円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上等によるものです。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されています。連結財務諸表の作成にあたり、期末時点の状況をもとに、種々の見積りと仮定を行っていますが、それらは連結財務諸表に影響を及ぼします。連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は以下のとおりです。 ① 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積に影響を与える要因が発生した場合は、回収可能性の見直しを行い繰延税金資産の金額の修正を行うため、当期純損益金額が変動する可能性があります。 ② 退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率、年金資産の長期期待運用収益率等に基づいて計算しています。割引率は、従業員の平均残存勤務期間に対応する期間の安全性の高い長期債利回りを参考に決定し、また、年金資産の長期期待運用収益率は、過去の運用実績及び将来見通し等を基礎として設定しています。割引率及び長期期待運用収益率の変動は、将来の退職給付費用に影響を与える可能性があります。 ③ 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、収益性が著しく低下した資産または資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しています。 固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 (5) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 医薬品事業   12,111   12.7 その他   ―   ― 合計   12,111   12.7 (注)  金額は、製造原価によっております。 ② 受注状況 当社グループは、主に販売計画に基づいて生産計画を立て、これにより生産をしております。 受注生産は一部の子会社で行っておりますが、受注残高の金額に重要性はないため、記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 医薬品事業   31,868   1.5 その他   1,222   3.1 合計   33,090   1.6 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) ㈱メディセオ   6,014   18.5   5,939   17.9 アルフレッサ㈱   5,778   17.7   5,632   17.0

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。