概要
カイオム・バイオサイエンスは、理化学研究所との共同研究から生まれた抗体作製技術ADLib®システムを中核とする創薬ベンチャーである。東京都渋谷区に本社を置き、従業員49名で運営。2011年に東証マザーズに上場し、現在はグロース市場に属する。売上高は6~8億円程度で推移するが、研究開発費の先行により継続して営業損失を計上している。独自の抗体作製技術と臨床開発機能を組み合わせ、アンメットニーズの高い疾患に対する抗体医薬の創出を目指す。
創薬事業と創薬支援事業の二本柱
当社の事業は「創薬事業」と「創薬支援事業」に区分される。創薬事業では、自社技術で抗体医薬品候補を創出し、前臨床または初期臨床開発段階で製薬企業へ導出する。導出時の契約一時金、マイルストーン、ロイヤルティが主な収益源である。一方、創薬支援事業では、タンパク質の発現・精製や抗体作製サービスを外部機関に提供し、受託料を得る。この事業で得た収益を創薬事業の研究開発に充当する構造を持つ。2024年12月期の売上高は593百万円で、うち創薬事業と創薬支援事業の内訳は非開示だが、支援事業が安定的な収益基盤を支えている。
赤字が続く財務構造と研究開発投資
2012年3月期以降、売上高は3億円から8億円の範囲で推移するが、営業利益は一貫して赤字である。直近の2024年12月期は売上高593百万円に対し、研究開発費776百万円を計上し、営業損失979百万円、当期純損失982百万円となった。研究開発費の主な使途は臨床開発中のCBA-1205とCBA-1535に関する費用である。前年同期より研究開発費は160百万円減少したが、赤字幅は依然として大きい。創薬事業の収益化には導出契約の獲得が不可欠であり、現時点ではPFKRの旭化成ファーマへの導出が唯一のライセンス契約である。
IDDビジネスとバイオシミラーへの新展開
2025年、当社はIDD(Integrated Drug Discovery)ビジネスを立ち上げた。これは抗体創薬の知見や技術を活用し、製薬企業やベンチャーにコンサルティングや共同研究を提供するプラットフォーム型事業である。また、バイオシミラー領域では、アルフレッサホールディングス、キッズウェル・バイオと共同で厚生労働省の助成事業に採択され、台湾のMycenax Biotechを加えた4社で国内製造施設の設立を進める。これらの新規事業は創薬支援事業に含まれ、収益基盤の多様化を図る狙いがある。今後、IDDビジネスでの提携拡大やバイオシミラーの上市が実現すれば、収益構造に変化が生じる可能性がある。
業界の中での役割は抗体医薬品の研究開発・導出を行う創薬ベンチャー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2019/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 創薬支援事業 | 2億円 | 50.0% | 1億円 | 50.0% |
| 財務諸表計上額(注2) | 2億円 | 50.0% | -11億円 | -550.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01製薬企業主力
アンメットニーズの高い疾患領域の抗体医薬品候補を研究開発し、製薬企業へ導出。契約一時金、マイルストーン、ロイヤルティ等を得る。
独自の抗体作製技術ADLib®システム
主要顧客旭化成ファーマ株式会社
- CBA-1205
- 抗DLK-1ヒトIgG1型モノクローナル抗体。肝臓がん等の固形がんを標的とするファースト・イン・クラス抗体。
- CBA-1535
- Tribody®技術で創製したT細胞エンゲイジャー。5T4とCD3に結合し、がん細胞を攻撃する。
- PCDC
- 抗CDCP1抗体。ADC用途を中心に固形がんへの開発が期待される。
- PTRY
- トリプル特異性抗体。5T4、CD3、PD-L1を標的とし、T細胞活性化と免疫チェックポイント阻害を組み合わせる。
- PXLR
- がん微小環境を改善する抗体。免疫抑制細胞を減少させ再発抑制が期待される。
02研究機関・診断薬企業準主力
創薬研究を支援する抗体作製サービス、タンパク質発現・精製、親和性向上等を提供。サービス料収入を得る。
- 抗体作製サービス
- ADLib®システムやハイブリドーマ法を用いたモノクローナル抗体作製。
- タンパク質発現・精製サービス
- 組換えタンパク質や抗体を細胞で発現させ精製する。分析も行う。
製品と技術
ADLib®システム:短期間でヒト抗体を得る独自技術
ADLib®システムは、ニワトリB細胞由来のDT40細胞が持つ自律的多様化機構を利用した抗体作製技術である。特徴は、抗原があれば約10日間という短期間で直接ヒトIgG抗体を取得できる点にある。動物免疫と異なり自己抗原への免疫寛容の影響を受けないため、理論上あらゆる配列のタンパク質を認識する抗体を取得可能である。また、抗原特異的抗体の取得から高親和性化までを連続的に行えるため、創薬の探索段階で効率的にリード抗体を得ることができる。当社はこのシステムを核に、ハイブリドーマ法やTribody®技術と組み合わせて抗体作製力を最大化している。
Tribody®とDoppeLib™:多重特異性抗体のプラットフォーム
Tribody®は3つ以上の異なる抗原結合部位を持つ多重特異性抗体を作製する技術プラットフォームである。当社の臨床開発品CBA-1535は、固形がん抗原5T4(2か所)とT細胞上のCD3に結合するT cell engagerであり、Tribody®技術を用いて創製された。これにより腫瘍近傍でT細胞を活性化し、がん細胞を攻撃する。さらにDoppeLib™は、2つの異なる抗原結合部位を持つ二重特異性抗体を迅速かつ網羅的にスクリーニングする技術である。培養細胞表面に抗体を発現させることで、標的の組合せや親抗体の最適化を効率的に評価できる。これらの技術は、当社の創薬パイプラインの多様化と付加価値向上に貢献している。
臨床開発中の主要パイプライン:CBA-1205とCBA-1535
CBA-1205は、肝臓がんを中心とする固形がん細胞表面のDLK-1に結合するヒトIgG1型モノクローナル抗体である。糖鎖改変によりADCC活性を増強したファースト・イン・クラス抗体で、前臨床試験で強力な抗腫瘍活性を示した。現在、国内で第1相臨床試験後半パートを実施中で、肝細胞がん、メラノーマ、小児がんの患者を対象に安全性と有効性を評価している。CBA-1535はTribody®技術で作製された多重特異性抗体で、5T4とCD3に結合するT cell engagerである。悪性中皮腫や肺がんを想定し、第1相試験で用量漸増を継続中。単剤での薬効シグナル確認後、チェックポイント阻害剤との併用も計画されている。両プログラムとも導出を見据えた臨床開発を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 製薬企業独自の抗体作製技術ADLib®システム
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
創薬ベンチャー、赤字継続で資金繰り課題
カイオム・バイオサイエンスは、抗体医薬品の研究開発を手掛けるバイオベンチャー。売上高は2024年12月期に8億円と小規模で、営業利益率は-125%と赤字が拡大。同業のGNIグループやPRISM BioLabと比べ、開発パイプラインの進捗が遅れている。主力の「AdLib」技術を活用した抗体作製受託や共同研究で収益を得るが、自社パイプラインの上市には至っていない。2025年12月期は売上減少と赤字幅拡大が見込まれ、資金調達リスクが高い。海外展開は限定的。
強み
- 「AdLib」システムにより、高親和性抗体の迅速な作製が可能
- 製薬企業との提携により、安定した受託収入を確保
- 抗体関連特許を保有し、将来的なライセンス収入の可能性
- 抗体医薬分野に特化した高い技術力と専門人材
課題
- 営業赤字が拡大し、資金調達が不可欠な状況
- 自社開発品の臨床段階が遅く、収益化のメドが立たない
- 2025年12月期売上6億円と減少、受託収入の不安定さ
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がカイオム・バイオサイエンス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 520Aジェイファーマ | 70億円 | — |
| 2 | 4539日本ケミファ | 68億円 | 29.2倍 |
| 3 | 4880セルソース | 68億円 | 96.6倍 |
| 4 | 4893ノイルイミューン・バイオテック | 64億円 | — |
| 5 | 206APRISM BioLab | 63億円 | — |
| 6 | 4583カイオム・バイオサイエンス | 55億円 | — |
| 7 | 4892サイフューズ | 54億円 | — |
| 8 | 4891ティムス | 49億円 | — |
| 9 | 190AChordia Therapeutics | 48億円 | — |
| 10 | 4591リボミック | 48億円 | — |
| 11 | 4576デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 | 47億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
理研との共同研究からADLib®システムの実用化へ(2005年)
2005年2月、国立研究開発法人理化学研究所および埼玉県産業振興公社との共同研究で開発されたADLib®システムの実用化を目的として、東京都文京区に株式会社カイオム・バイオサイエンスを設立した。資本金は10,000千円。同年4月には理研と共同研究契約を締結し、7月にはADLib®システムに関する特許のサブライセンス権を取得した。このシステムはニワトリB細胞由来のDT40細胞を用いて短期間でヒト抗体を得る独自技術であり、創業以来の中核技術となっている。2010年には科学技術振興機構と理研から特許権を譲り受け、知的財産を自社で保有する体制を整えた。
上場と企業買収による事業拡大(2011年~2015年)
2011年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。その後、2013年12月に株式会社リブテックの発行済株式の過半数を取得し子会社化。2015年7月にはリブテックを吸収合併した。同年10月には株式会社イーベックへの資本参画、2017年には株式会社Trans Chromosomicsへの出資を行うなど、外部リソースの取り込みを積極的に進めた。これらの動きは、当社の技術基盤を補完し、創薬パイプラインの拡充や事業領域の拡大を意図したものである。2013年5月には本社を東京都渋谷区に移転し、現在に至っている。
外部技術導入と初の臨床試験開始(2018年~2020年)
2018年12月、がん治療用候補抗体Tb535H(現CBA-1535)及び抗体改変技術Tribody®を外部から取得した。これにより多重特異性抗体の開発基盤を獲得した。2020年7月には、当社初の臨床開発品であるがん治療用候補抗体CBA-1205の第1相臨床試験を開始した。CBA-1205は肝臓がん等の固形がんを標的とするDLK-1抗原に対する抗体で、糖鎖改変によりADCC活性を増強している。この臨床試験の開始は、当社が探索研究段階から臨床開発段階へと事業ステージを進めた重要な節目となった。
市場区分変更と新たな臨床試験への挑戦(2022年~2025年)
2022年4月の東証市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場へ移行した。同年6月には、Tribody®技術を用いた世界初の臨床試験としてCBA-1535の第1相試験を開始した。CBA-1535は固形がんに発現する5T4とT細胞上のCD3に結合するT cell engagerである。2024年11月にはPFKRを旭化成ファーマに導出するライセンス契約を締結。2025年3月には監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンス体制を強化した。同年にはIDDビジネスやバイオシミラー事業への取り組みも開始し、事業ポートフォリオの多様化を図っている。
年表16件を開く
2000年代
- 2005年2月創業国立研究開発法人理化学研究所(以下、「理研」)および財団法人埼玉県産業振興公社との共同研究により開発された抗体作製技術であるADLib®システム(*)の実用化を目的として、東京都文京区にて株式会社カイオム・バイオサイエンス(資本金10,000千円)を設立
- 2005年4月理研とADLib®システムの実用化を目的として共同研究契約を締結し、研究活動を開始
- 2005年7月理研よりADLib®システムに関する発明の第三者へのサブライセンス権付き通常実施許諾権を取得
- 2009年10月東京都新宿区に本社移転
2010年代
- 2010年8月国立研究開発法人科学技術振興機構、理研とADLib®システムの産業財産権に係わる特許権等譲渡契約締結
- 2011年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2013年5月東京都渋谷区に本社移転
- 2013年12月M&A株式会社リブテック(以下「リブテック」)の発行済株式を過半数取得することにより子会社化
- 2015年7月M&Aリブテックを吸収合併
- 2015年10月株式会社イーベックへの資本参画
- 2017年2月株式会社Trans Chromosomicsへの出資
- 2018年12月がん治療用候補抗体Tb535H(現、CBA-1535)及び抗体改変技術Tribody®(*)の譲受契約締結
2020年代
- 2020年7月当社初の臨床開発品がん治療用候補抗体CBA-1205の第1相臨床試験(*)の開始
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行
- 2022年6月Tribody®の世界初の臨床試験として、当社臨床開発品がん治療用候補抗体CBA-1535の第1相臨床試験の開始
- 2025年3月監査等委員会設置会社へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 創薬支援事業セグメント利益率50%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
治療用抗体の臨床開発と導出
ファースト・イン・クラス抗体CBA-1205と多重特異性抗体CBA-1535の第1相臨床試験を進め、終了後の導出を目指す。CBA-1205では肝細胞がん、メラノーマ、小児がん等の複数コホートで有効性データを取得し製品価値を最大化する。
- 02
治療用リード抗体の継続的創出
アカデミアやバイオベンチャーとの共同研究を通じて、アンメットニーズに対するリード抗体を継続的に創出し、製薬企業へ早期導出を目指す。次世代抗体基盤技術DoppeLib™の研究開発も推進する。
- 03
開発候補品の継続的な創出・確保
自社創薬研究と外部企業との提携・共同研究により、ステージの異なる複数のパイプラインを確保し、開発候補品を断続的に保持する。
- 04
創薬研究・開発と事業開発の連動
業界動向や医療ニーズを調査し最適な創薬ターゲットを選定。製薬企業との情報交換やアカデミア連携を通じて需要を発掘し、早期の導出契約につなげる。
- 05
創薬支援事業とIDDビジネスの推進
既存顧客の取引拡大と国内外の新規顧客獲得を進め、創薬支援事業および統合的創薬ソリューション(IDD)ビジネスを拡大し、創薬事業への研究投資資金を確保する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で49人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は768万円で、9期前と比べて+1.5%。平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は6.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 42 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 37 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 37 | — |
| 2019年12月 | 757 | 43.0 | 4.8 | 38 | — |
| 2020年12月 | 749 | 42.5 | 5.0 | 42 | — |
| 2021年12月 | 754 | 43.2 | 5.0 | 49 | — |
| 2022年12月 | 727 | 44.3 | 5.9 | 49 | — |
| 2023年12月 | 688 | 44.6 | 5.9 | 51 | — |
| 2024年12月 | 738 | 44.8 | 6.1 | 47 | −2,128 |
| 2025年12月 | 768 | 45.8 | 6.3 | 49 | −2,041 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は6億円、営業利益は-10億円。前期と比べると減収で、売上が-25.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は3億円、営業利益は−5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 2 | −2 | −100.0 | −2 |
| 2023年2Q | 2 | −5 | −250.0 | −5 |
| 2023年3Q | 1 | −2 | −200.0 | −2 |
| 2023年4Q | 2 | — | — | −3 |
| 2024年1Q | 1 | −3 | −300.0 | −3 |
| 2024年2Q | 2 | −3 | −150.0 | −3 |
| 2024年4Q | 5 | −4 | −80.0 | −4 |
| 2025年2Q | 3 | −5 | −166.7 | −5 |
| 2025年4Q | 3 | −5 | −166.7 | −5 |
| 2026年2Q | 3 | −5 | −166.7 | −5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年3月期からの15期で、売上は6億円から6億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-166.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社リブテック(以下「リブテック」)の発行済株式を過半数取得することにより子会社化 | |||||
| 2013年3月 | 3 | — | −4 | — | −4 |
| 2014年3月 | 4 | — | −7 | — | −8 |
| 2014年12月 | 3 | — | −9 | — | −9 |
| リブテックを吸収合併 | |||||
| 2015年12月 | 3 | — | −13 | — | −13 |
| 2016年12月 | 3 | — | −10 | — | −15 |
| 2017年12月 | 3 | — | −9 | — | −9 |
| 2018年12月 | 2 | — | −15 | — | −15 |
| 2019年12月 | 4 | — | −14 | — | −14 |
| 2020年12月 | 5 | — | −13 | — | −13 |
| 2021年12月 | 7 | — | −13 | — | −15 |
| 2022年12月 | 6 | — | −12 | — | −12 |
| 2023年12月 | 7 | — | −12 | — | −12 |
| 2024年12月 | 8 | −10 | −10 | −125.0 | −10 |
| 2025年12月 | 6 | −10 | −10 | −166.7 | −10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高6億円のうち、営業利益として残るのは-10億円で-166.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-10億円、売上の-166.7%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金216.7%13億円
- その他の費用持分法損益などの調整16.7%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-166.7%-10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2025年12月期は営業CFが−9億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−10億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は12億円で、売上の24.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 0 | 0 | 4 | 0 | 10 |
| 2013年3月 | −4 | −1 | 5 | −5 | 10 |
| 2014年3月 | −6 | −2 | 41 | −8 | 43 |
| 2014年12月 | −8 | −6 | 21 | −14 | 51 |
| 2015年12月 | −12 | −18 | 1 | −30 | 21 |
| 2016年12月 | −10 | 20 | 14 | 10 | 46 |
| 2017年12月 | −9 | −1 | 5 | −10 | 40 |
| 2018年12月 | −17 | — | 0 | — | 23 |
| 2019年12月 | −15 | 0 | 13 | −15 | 21 |
| 2020年12月 | −14 | 0 | 19 | −14 | 27 |
| 2021年12月 | −11 | 0 | 3 | −11 | 18 |
| 2022年12月 | −12 | — | 11 | — | 17 |
| 2023年12月 | −11 | 0 | 7 | −11 | 13 |
| 2024年12月 | −10 | — | 17 | — | 21 |
| 2025年12月 | −9 | −1 | 1 | −10 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2025年12月期の総資産は17億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は64.1%(業種中央値69.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 13 | 10 | 3 | 82.6 |
| 2013年3月 | 13 | 10 | 3 | 76.3 |
| 2014年3月 | 50 | 46 | 4 | 89.8 |
| 2014年12月 | 63 | 58 | 5 | 92.9 |
| 2015年12月 | 49 | 46 | 3 | 92.2 |
| 2016年12月 | 48 | 46 | 2 | 94.5 |
| 2017年12月 | 44 | 42 | 2 | 94.6 |
| 2018年12月 | 28 | 27 | 1 | 93.5 |
| 2019年12月 | 28 | 26 | 2 | 92.6 |
| 2020年12月 | 35 | 31 | 4 | 88.2 |
| 2021年12月 | 23 | 19 | 4 | 79.4 |
| 2022年12月 | 22 | 18 | 4 | 80.2 |
| 2023年12月 | 18 | 12 | 6 | 65.1 |
| 2024年12月 | 25 | 19 | 5 | 77.4 |
| 2025年12月 | 17 | 11 | 6 | 64.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中48位あたり、逆に低いのは売上成長率で79社中70位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥81で、1年前と比べて-41.7%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 4.08倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月17日に85円と前日比+6.3%上昇、1か月で+16.4%高。25日線(71.96円)を+18.1%上回り、RSIは85.7と著しい過熱感。52週高値(145円)には届かないが、直近の底値(65円)から30%上昇。出来高も増加しており、短期的な上昇トレンドが継続中。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは算出不能(赤字継続)、PBRは4.43倍と業界平均の3.32倍を上回り、割高感がある。無配当で、ROEもマイナスと収益性は極めて悪い。直近の売上高は減少傾向で、営業赤字が拡大しており、業績改善の見通しが立たない。医薬品セクターの中でも、収益力の低さを考慮すると現行の株価水準は割高と判断せざるを得ない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 4.08倍 | 3.53倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
創薬ベンチャーとして、パイプラインの進捗と提携の成否が全ての投資判断を左右する。強気派は、保有する抗体医薬や再生医療の可能性に期待し、大型提携・ライセンス料収入で業績が飛躍する可能性を指摘。また、開発後期のパイプラインがあれば、承認時のインパクトは大きい。一方、弱気派は、現状の売上高は約8億円と小さく、営業赤字が継続しており、資金調達リスクがあると懸念。株価は1年で45%下落しており、開発の遅延や失敗リスクが株価に織り込み済みかも不透明。今後の臨床試験結果が最大の焦点。
- パイプライン価値
抗体医薬や再生医療の開発に成功すれば、大型収益源となり得る。
- 提携機会
製薬企業との提携やライセンス契約で、資金と収入が得られる可能性。
- 技術革新
独自の技術プラットフォームを評価し、将来の創薬力を期待。
- 純損失は10億円と赤字幅が縮小決算発表後影響中
純損失は2023/12期の12億円から2024/12期10億円へ改善。2025/12期も10億円と横ばい。
- 売上高8億円の実績から事業継続性を確保通年影響弱
2024/12期売上高は8億円。2025/12期は6億円に減るが、赤字幅は変わらず効率化が進行。
- 株価は1年で45.7%下落、売られすぎ感不定影響弱
株価75円は1年前から45.7%下落。材料出尽くしで値ごろ感が台頭し、反発余地。
- PBR4.15倍は将来成長を織り込む2026年〜2027年影響中
赤字でもPBR4.15倍は資産価値を上回る。成長投資が奏功すれば一段の上昇が期待できる。
- 赤字継続
直近でも営業赤字が続き、資金調達が必須となる見通し。
- 不確実性
創薬の成功確率は低く、開発失敗で株価が大きく下がるリスク。
- 売上小
現状の売上高は8億円程度で、事業基盤がまだ脆弱。
- 売上高6億円と前期比25%の減収予想2025年Q4影響強
2024/12期8億円→2025/12期6億円。赤字会社であり減収はキャッシュフローを直撃。
- 営業利益率は▲166.67%と大幅悪化2025年下期影響強
営業損益は10億円の赤字で売上高6億円。限界的な増収でも損失が拡大する構造。
- 無配当が継続し投資魅力が乏しい継続影響弱
配当利回り0%。純資産の取り崩しが続き、株主への還元は見込めない。
- 予想PER・純利益が示されず透明性不安決算発表後影響弱
スナップショットのPERはnull。赤字計画で将来価値を評価できず、投資家の警戒が続く。
- パイプライン進捗
- 臨床試験の結果や承認時期が株価を大きく動かすため。
- 営業赤字幅
- 資金消耗のペースを確認し、資金調達の必要性を把握するため。
- 提携・ライセンス収入
- 外部企業からの契約が業績化するかが成長の鍵となるため。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ24,103人。区分でいちばん多いのは個人・その他で93.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.9%を占め、残る98.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 83.0 | 87.2 | 85.5 | 86.0 | 91.4 | 93.6 |
| 証券会社 | 11.9 | 9.9 | 11.6 | 6.5 | 4.7 | 3.4 |
| 金融機関 | 0.7 | 0.4 | 0.6 | 0.4 | 0.2 | 1.1 |
| 事業法人 | 1.4 | 1.4 | 1.2 | 4.8 | 0.7 | 0.8 |
| 外国法人 | 2.7 | 1.0 | 0.8 | 1.9 | 2.7 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 渡邊 賢二 | 3.14 |
| 02 | 太田 邦史 | 1.41 |
| 03 | 江平 文茂 | 1.40 |
| 04 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.36 |
| 05 | 平田 重一 | 1.08 |
| 06 | 日本証券金融株式会社 | 1.03 |
| 07 | 御所野 侃 | 1.00 |
| 08 | 飯作 哲男 | 0.89 |
| 09 | 巻幡 俊 | 0.83 |
| 10 | 山戸 福太郎 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-08グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告4.06%-1.09pt
- 2026-06-24グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告5.15%-1.08pt
- 2026-06-16グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告6.23%-1.06pt
- 2026-06-05グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告7.29%-1.22pt
- 2026-05-26グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告9.57%-1.08pt
- 2026-05-26グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告8.51%-1.06pt
- 2026-04-21グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告10.65%-0.71pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で−378%、1株純資産は15期で−74%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2012年3月 | −3 | 63 |
| 2013年3月 | −25 | 57 |
| 2014年3月 | −40 | 223 |
| 2014年12月 | −42 | 265 |
| 2015年12月 | −58 | 206 |
| 2016年12月 | −66 | 178 |
| 2017年12月 | −33 | 156 |
| 2018年12月 | −57 | 99 |
| 2019年12月 | −45 | 78 |
| 2020年12月 | −36 | 78 |
| 2021年12月 | −37 | 46 |
| 2022年12月 | −28 | 37 |
| 2023年12月 | −25 | 22 |
| 2024年12月 | −18 | 29 |
| 2025年12月 | −14 | 16 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小池正道 | 代表取締役 社長 | 63 | 120,700 |
| 美女平在彦 | 取締役 副社長 | 48 | 130,800 |
| 田岡照世 | 取締役 開発本部長 | 57 | 102,700 |
| 河合弘行 | 取締役 | 72 | — |
| 降矢朗行 | 取締役(監査等委員) | 81 | 13,000 |
| 山川善之 | 取締役(監査等委員) | 64 | — |
| 坂本二朗 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 68 | 21 | 21 | 89 | 22 |
| 社外取締役 | 5 | 16 | — | — | 16 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,202字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,748字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,832字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)13,768字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第23期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第22期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第21期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-13
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-26
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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