概要
セルソース株式会社は、2015年11月に設立された再生医療関連事業を手掛ける企業である。血液や脂肪由来の細胞加工受託・保管サービス、医療機関向け法規対応支援、医療機器販売、化粧品販売を展開する。2019年10月に東証マザーズに上場し、2025年10月期の連結売上高は37億円、従業員148名。本社は東京都渋谷区に置く。
組織・細胞の加工受託・保管が中核の収益源
当社の主力事業は、医療機関から委託を受けて行う細胞加工受託サービスである。血液由来加工受託サービスでは、患者の血液から多血小板血漿(PRP)を加工し、独自の凍結乾燥技術「PFC-FD」を製造する。脂肪由来幹細胞加工受託サービスでは、脂肪組織から幹細胞を抽出・培養・凍結保存する。さらに、脂肪組織を長期保管する「FatBankサービス」も提供する。2025年10月期の加工受託サービス売上高は24.5億円で、全社売上の66%を占める。加工受託件数は2万832件(前期比2,112件減)となったが、提携医療機関数は2,102院へと147院増加している。
医療機関支援サービスで法規制対応を支援
再生医療等安全性確保法に基づき、医療機関が再生医療を提供する際には厚生労働大臣への提供計画提出や細胞加工の届出が必要となる。当社はこれら法的手続きの書類作成支援や法令遵守の助言を提供する「再生医療等法規対応サポートサービス」を展開する。また、KPIによる経営管理手法の導入や業務提携サポートを行う「経営管理支援サービス」も手掛ける。2025年10月期の医療機関支援サービス売上高は1.8億円と、前期比で増加傾向にある。これらのサービスは、加工受託サービスの契約拡大と連動しており、医療機関の囲い込みに寄与している。
医療機器販売と化粧品販売で周辺領域を開拓
当社は、医療機関が再生医療に必要な脂肪吸引機器などを販売する医療機器販売事業も展開する。Medikan社との国内独占販売契約により製品を仕入れ、主に美容クリニック向けに販売する。2025年10月期の売上高は7.6億円で前期比減少した。化粧品販売事業では、脂肪由来幹細胞の研究知見を活用したブランド「シグナリフト」を展開し、美容液やクリームなどを自社Webサイトや外部販路で販売する。また、化粧品原料のOEM供給も行う。同事業の売上高は3.3億円で、BtoBモデルの減少が響いた。医療機器と化粧品は、中核の加工受託サービスと顧客基盤を共有しつつ、収益の多様化に貢献する。
業界の中での役割は再生医療における受託加工サービスと医療機関向け支援を提供するCPC(細胞加工施設)事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01再生医療主力
整形外科、形成外科、産婦人科等の医療機関向けに、血液や脂肪由来の細胞加工・保管サービスを提供。独自技術で凍結乾燥したPFC-FDや培養幹細胞の加工で医療機関の治療を支援。
特許取得済みの独自技術によるPFC-FD
主要顧客整形外科、形成外科、産婦人科、美容外科
- 血液由来加工受託サービス
- 患者から採取した血液からPRPを作成し、独自技術で凍結乾燥(PFC-FD)し、室温で長期保存を可能にする加工サービス。
- 脂肪由来幹細胞加工受託サービス
- 脂肪組織から間葉系幹細胞を抽出・培養・凍結保存し、医療機関に提供。複数回の投与を可能にする。
- FatBankサービス
- 患者の脂肪組織を超低温で長期間保管し、形成・美容医療での利用を支援。
02医療機関支援準主力
再生医療を行う医療機関に対し、法規対応サポート(申請書類作成等)と経営管理支援(KPI導入等)を提供。
- 再生医療等法規対応サポート
- 再生医療等提供計画書の作成支援や定期報告書の作成支援、法令遵守の助言を行う。
- 経営管理支援サービス
- KPIによる経営管理手法や人材マネジメント導入、業務提携をサポート。
03医療機器販売副次
医療機関に対し、血液や脂肪組織の採取に必要な医療機器を販売。Medikan社と国内独占販売契約を締結。
主要顧客医療機関
- 医療機器
- 血液・脂肪採取のための医療機器。世界的に販売実績のあるメーカーから仕入れ。
04化粧品販売その他副次
再生医療の研究成果を活かした化粧品のBtoC販売(シグナリフト)と、化粧品原料のBtoB供給・OEM製造。
主要顧客一般消費者、化粧品販売事業者
- シグナリフト(美容液、クリーム、洗顔ジェル)
- 独自成分シグナペプチドを配合した化粧品。肌のハリに着目して開発。
- セルソース Exosome
- 自社開発の化粧品原料。化粧品販売事業者に提供。
- セルソース ヒト幹細胞順化培養液
- 幹細胞培養で得られる成分。化粧品原料としてBtoB提供。
製品と技術
PFC-FD:血液由来PRPを凍結乾燥で長期保存可能に
「PFC-FD」は、当社の血液由来加工受託サービスの中核製品である。患者の血液から多血小板血漿(PRP)を分離・活性化し、成長因子を濃縮した後に無細胞化し、凍結乾燥(フリーズドライ)を施したものである。特徴は、従来のPRP療法と異なり細胞を含まず、室温で長期保存が可能な点にある。これにより、医療機関は必要な時に解凍してすぐに使用できる。主に変形性膝関節症や不妊治療に用いられ、再生医療等安全性確保法の対象外の治療として提供されている。2018年に特許を取得した独自技術であり、当社の加工受託サービスの主力製品として成長を牽引してきた。
脂肪由来幹細胞加工:少量の脂肪から繰り返し投与を実現
当社の脂肪由来幹細胞加工受託サービスでは、医療機関から委託された脂肪組織から間葉系幹細胞を抽出・培養し、凍結保存する。少量の脂肪組織から長期保存が可能なため、医療機関は患者への複数回投与を容易に行える。主に変形性膝関節症の治療に用いられ、抗炎症や組織再生効果が期待されている。当社の再生医療センターは特定細胞加工物製造許可を取得しており、同法に基づく外部委託が可能。また、幹細胞が産生するエクソソームに関する研究も進めており、2019年には大阪大学と共同研究契約を締結している。
シグナリフト:幹細胞研究から生まれた化粧品ブランド
「シグナリフト」は、当社の脂肪由来幹細胞研究の成果を応用した化粧品ブランドである。独自成分「シグナペプチド」を配合し、肌のハリのメカニズムに着目して開発された。製品ラインには美容液「エクストラエンリッチ」、クリーム「エンリッチクリーム」、洗顔ジェル「ジェリーウォッシュ」などがある。販売は自社Webサイトの通信販売のほか、ドラッグストアや医療機関への卸売も行う。また、BtoB事業として化粧品原料「セルソースExosome」や「セルソースヒト幹細胞順化培養液」を他社に提供し、OEM製造も手掛ける。2025年10月期の化粧品販売売上高は3.3億円で、全社売上の9%を占める。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 再生医療特許取得済みの独自技術によるPFC-FD
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
再生医療周辺の細胞加工で国内首位級
セルソースは再生医療等に用いる細胞加工製品の受託製造(CDMO)で国内有数のシェアを持つ。売上高は直近45億円程度と同業のVeritas In SilicoやChordia Therapeuticsより大きいが、ジーエヌアイグループのような大手創薬ベンチャーには劣る。近年は売上高が減少傾向にあり、2025年10月期は37億円と縮小、営業利益率5.4%と低水準。再生医療市場の拡大を背景に需要は高まるが、競合や規制リスクも存在する。
強み
- 再生医療等の細胞加工受託で国内トップクラスの処理実績と設備を有する。
- iPS細胞やCAR-Tなど再生医療の研究開発拡大に伴い需要が増加見込み。
- 間葉系幹細胞、免疫細胞など幅広い細胞種に対応した加工サービスを提供。
- GMP準拠のクリーンルームを保有し、厳格な品質管理で信頼性を確保。
課題
- 売上高が45億円から37億円へ減少。受注変動や案件の大型化に苦戦か。
- 営業利益率5.4%と低く、固定費負担や価格競争の影響が懸念される。
- CDMO市場に新規参入や既存企業の能力増強で競争激化の可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がセルソース
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4597ソレイジア・ファーマ | 76億円 | — |
| 2 | 4596窪田製薬ホールディングス | 75億円 | — |
| 3 | 4594ブライトパス・バイオ | 72億円 | — |
| 4 | 520Aジェイファーマ | 70億円 | — |
| 5 | 4880セルソース | 68億円 | 96.6倍 |
| 6 | 4539日本ケミファ | 68億円 | 29.2倍 |
| 7 | 4893ノイルイミューン・バイオテック | 64億円 | — |
| 8 | 206APRISM BioLab | 63億円 | — |
| 9 | 4583カイオム・バイオサイエンス | 55億円 | — |
| 10 | 4892サイフューズ | 54億円 | — |
| 11 | 4891ティムス | 49億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 18件
再生医療の産業化を目指した2015年の創業
セルソースは、2014年11月に施行された「再生医療等安全性確保法」と「医薬品医療機器等法」を背景に、再生医療関連事業の産業化を推進する目的で2015年11月に設立された。資本金90百万円で東京都港区西麻布に本社を置き、再生医療支援を事業目的とした。創業当初は、法規制の整備により細胞加工の外部委託が可能となった新しい市場に参入する意図があった。2016年3月には渋谷区に「再生医療センター」としてCPC(Cell Processing Center)を開設し、同年中に血液由来加工受託サービスやFatBankサービスを開始している。
許認可取得とサービス拡充で事業基盤を固めた2016〜2017年
設立から1年余りで、医療機器製造業登録、第三種医療機器製造販売業許可、化粧品製造販売業認可を取得し、事業範囲を拡大した。2017年2月には再生医療センターで「特定細胞加工物製造許可」を取得し、同年5月に脂肪由来幹細胞加工受託サービスを開始。同時に、再生医療等法規対応サポートサービスを全面提供し、医療機関への法規対応支援にも乗り出した。また、2017年7月には化粧品ブランド「シグナリフト」の販売を開始し、再生医療の研究成果を消費者向け製品に応用する道を開いた。
PRP凍結乾燥の特許取得と上場を達成した2018〜2019年
2018年8月、多血小板血漿(PRP)を加工し長期保管を可能にする「PFCフリーズドライ製法」の特許を取得した。この技術は、PRPから成長因子を濃縮し凍結乾燥することで室温保管を実現し、医療機関の利便性を高めた。同年11月に本社を渋谷区に移転。2019年6月には大阪大学とエクソソームを用いた治療法研究の共同研究契約を締結し、アカデミアとの連携を強化。そして2019年10月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場後まもなく住商ファーマインターナショナルと脂肪由来幹細胞の分譲契約を結び、研究用途での提供も開始した。
成長から収益変動へ2019年上場後の歩み
上場後の業績は順調に拡大した。売上高は2019年10月期の16億円から2023年10月期には45億円へと倍増し、当期純利益も9億円に達した。しかし、2024年10月期以降は減少に転じ、2025年10月期は売上高37億円、営業利益1.7億円、当期純利益0.1億円にとどまった。加工受託件数の減少や医療機器・化粧品販売の落ち込みが主因である。2024年12月には「セルソースビジョン」を掲げ、「膝の痛みに悩む人をゼロへ」という中長期テーマを打ち出し、経営リソースの最適化と整形外科既存事業の拡充を進めている。
年表18件を開く
2010年代
- 2015年11月創業東京都港区西麻布に再生医療支援を事業目的としたセルソース株式会社(資本金90百万円)を設立
- 2016年3月東京都渋谷区渋谷に「再生医療センター」として、CPC(Cell Processing Center)を開設
- 2016年3月「FatBankサービス」及び「血液由来加工受託サービス」を開始
- 2016年4月「美顔器の仕入販売」を開始
- 2016年5月Medikan Co., Ltd.と同社医療機器製品の日本国内独占販売契約を締結
- 2016年6月「医療機器製造業登録」並びに「第三種医療機器製造販売業許可」を取得
- 2016年8月「医療機器販売」を開始
- 2016年8月「化粧品製造販売業認可」を取得
- 2017年2月「再生医療センター」において、「特定細胞加工物製造許可」を取得
- 2017年5月「脂肪由来幹細胞加工受託サービス」を開始
- 2017年5月「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に即した医療の提供を支援する「再生医療等法規対応サポートサービス」を全面提供開始
- 2017年7月「シグナリフト」ブランドの化粧品の販売を開始
- 2018年1月「高度管理医療機器等販売業許可」を取得
- 2018年8月多血小板血漿(PRP)を加工し長期保管を可能にするPFCフリーズドライ製法の特許取得
- 2018年11月東京都渋谷区渋谷に本社を移転
- 2019年6月国立大学法人大阪大学と、エクソソームを含む細胞分泌物を用いる治療法確立を目的とした「共同研究契約」を締結
- 2019年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
- 2019年11月住商ファーマインターナショナル株式会社と「脂肪由来幹細胞の分譲に関する契約」を締結し研究用途での提供を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
提携医療機関の増加と治療分野拡大
自費診療分野に注力し、提携医療機関との緊密な連携を強みに、自家細胞治療・エクソソーム治療に重点投資。他家細胞治療では原料供給者として他社と協働し、新たな治療分野を拡大する。
- 02
周辺ビジネスへの商圏拡大
医療・患者データの収集やマーケティング支援など、提携医療機関ネットワークを活用した再生医療のリアルプラットフォーマーとして周辺ビジネスを展開する。
- 03
新規技術開発と臨床応用の加速
再生医療周辺の新規技術開発や共同研究に積極的に参画し、臨床応用の展開を加速する。学会セミナーの本格展開やアカデミア・医師との共同治験を推進する。
- 04
協業による営業力強化とDX推進
協業会社等との連携により国内営業力を強化。デジタルトランスフォーメーションを推進し、業務プロセスやビジネスモデルの変革を全社員で進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、6期前と比べて+20.0%。平均年齢は37.6歳、平均勤続年数は3.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年10月 | 553 | 35.4 | 1.4 | 58 |
| 2020年10月 | 558 | 36.6 | 2.0 | 68 |
| 2021年10月 | 594 | 36.2 | 2.2 | 90 |
| 2022年10月 | 651 | 37.0 | 2.6 | 109 |
| 2023年10月 | 665 | 37.0 | 2.5 | 151 |
| 2024年10月 | 636 | 37.0 | 2.8 | 157 |
| 2025年10月 | 663 | 37.6 | 3.2 | 148 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は37億円、営業利益は2億円。前期と比べると減収増益で、売上が-15.9%、利益が+0.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は18億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 11 | 4 | 36.4 | 2 |
| 2023年2Q | 11 | 3 | 27.3 | 2 |
| 2023年3Q | 12 | 3 | 25.0 | 3 |
| 2023年4Q | 11 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2024年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 2 |
| 2024年4Q | 22 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 18 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 19 | 2 | 10.5 | 0 |
| 2026年2Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年10月期からの10期で、売上は1億円から37億円へ37.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都渋谷区渋谷に「再生医療センター」として、CPC(Cell Processing Center)を開設 | |||||
| 2016年10月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年10月 | 5 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年10月 | 12 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に上場 | |||||
| 2019年10月 | 16 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年10月 | 19 | — | 4 | — | 3 |
| 2021年10月 | 29 | — | 10 | — | 7 |
| 2022年10月 | 43 | — | 16 | — | 10 |
| 2023年10月 | 45 | — | 12 | — | 9 |
| 2024年10月 | 44 | — | 2 | — | 2 |
| 2025年10月 | 37 | 2 | 2 | 5.4 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高37億円のうち、営業利益として残るのは2億円で5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金43.2%16億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金51.4%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年10月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は47億円で、売上の15.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年10月 | 1 | 0 | — | 1 | 1 |
| 2018年10月 | 2 | −1 | — | 1 | 3 |
| 2019年10月 | 2 | −1 | 10 | 1 | 13 |
| 2020年10月 | 3 | −1 | 2 | 2 | 18 |
| 2021年10月 | 9 | −3 | 0 | 6 | 24 |
| 2022年10月 | 8 | −2 | 0 | 6 | 31 |
| 2023年10月 | 8 | −6 | 14 | 2 | 48 |
| 2024年10月 | 6 | −6 | −4 | 0 | 43 |
| 2025年10月 | 3 | 0 | 1 | 3 | 47 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年10月期の総資産は70億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は84.0%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | 1 | 1 | 0 | 71.4 |
| 2017年10月 | 3 | 2 | 1 | 63.5 |
| 2018年10月 | 7 | 4 | 3 | 57.6 |
| 2019年10月 | 18 | 16 | 2 | 87.3 |
| 2020年10月 | 24 | 20 | 4 | 86.7 |
| 2021年10月 | 34 | 27 | 7 | 80.3 |
| 2022年10月 | 46 | 38 | 8 | 81.4 |
| 2023年10月 | 69 | 62 | 7 | 89.4 |
| 2024年10月 | 71 | 60 | 11 | 84.7 |
| 2025年10月 | 70 | 60 | 10 | 84.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中22位あたり、逆に低いのは配当利回りで79社中73位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥343で、1年前と比べて-42.3%。過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 96.6倍 |
| PBR | 1.14倍 |
| 配当利回り | 1.46% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は348円で、25日線328.16円を6%上回る。直近5日間で上昇基調となり、8/14には348円まで戻した。1ヶ月では0.87%上昇とほぼ横ばい。52週高値678円からは約48%下落、1年では47.22%の大幅安。出来高は8/13に3.99万株と増加し、買い戻しが入ったと見られる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが98.03倍と業界平均28.14倍を大幅に上回っており、収益力に対して株価が過大評価されています。PBRは1.15倍と業界平均の3.34倍を下回り、株価純資産倍率の観点では割安感がありますが、ROEが0.2%と極めて低く、資本効率が悪いです。配当利回りは1.44%と業界平均の1.45%とほぼ同水準ですが、業績が悪化傾向にあり、足元の収益は赤字です。総合的に見て、PERの高さと低いROEを考慮すると割高と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 96.6倍 | 36.0倍 |
| PBR | 1.14倍 | 3.53倍 |
| ROE | 0.2% | 6.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
再生医療市場の成長が期待される一方、収益化が遅れており、業績は低迷。強気派は、市場の成長性と技術力の高さを評価し、将来の収益化を見込む。弱気派は、売上高の減少と利益率の悪化、競合の増加を懸念し、業績回復の見通しを疑問視する。
- 市場成長
再生医療市場は拡大が予想され、中長期の需要増を見込む
- 技術優位
細胞培養の高度な技術力と許認可取得で先行する
- 低評価
株価は年初来47%下落し、割安感が生じている
- 営業利益率5.41%改善を起点に増益転換2026年下期影響中
2025年10月期は営業利益2億円、営業利益率5.41%。原価低減が進めば売上高37億円でも利益拡大の余地
- 純利益0億円からの黒字回復で配当安定決算発表後影響中
2025年10月期純利益0億円と前年2億円から減少、黒字化できれば配当利回り1.44%の持続性を確保
- 低PBR・低ROEの是正でバリュエーション修正2027年〜2028年影響中
PBR1.15倍、ROE0.2%という低収益性を改善できれば、市場再評価でPER98.03倍の高成長が復活
- 1年で47%安からのリバウンド期待不定影響弱
株価348円、1年で-47.22%下落。売り圧力が一巡し、需給改善で反騰のきっかけを探る
- 業績悪化
売上高は前期比で減少し、今期も減収予想
- 利益率低下
営業利益率は5.41%まで悪化し、純利益はゼロ
- 競争激化
多数の競合が参入し、受注単価の低下リスク
- 売上高2期連続減収に歯止めがかからない2026年Q2影響強
売上高は45億円→44億円→37億円と減少、前期比-16%で更なる減収なら株価は1年で-47%安から下値模索
- 純利益0億円への落ち込みで財務悪化懸念2026年下期影響中
2025年10月期純利益0億円、前期2億円から赤字転落。自己資本の毀損が続けばROE0.2%が更に低下
- 高PER98倍の修正圧力が続く継続影響中
PER98.03倍に対し純利益がほぼゼロ、業績上振れがなければ株価348円の水準が割高に映る
- 低流動性で大口売却が株価を下押し不定影響弱
外国人保有率0.76%と極めて低く、出来高が薄い時に売り注文がでると株価ボラティリティが拡大
- 受注残
- 今後の売上高の先行指標となるため
- 粗利率
- 細胞培養の収益性悪化がないか確認するため
- 提携数
- 大口顧客の獲得状況を測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり5円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.46%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年10月 | 20 | — | 40.9 |
| 2024年10月 | 5 | −75.0 | 41.6 |
| 2025年10月 | 5 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥5
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ10,383人。区分でいちばん多いのは個人・その他で79.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.6%を占め、残る82.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年10月% | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 71.9 | 70.2 | 75.8 | 79.1 | 76.0 | 79.5 |
| 事業法人 | 11.4 | 11.5 | 11.1 | 11.3 | 11.0 | 11.1 |
| 金融機関 | 7.9 | 7.1 | 7.8 | 3.9 | 6.7 | 6.6 |
| 証券会社 | 3.1 | 3.0 | 0.7 | 1.8 | 1.7 | 2.0 |
| 外国法人 | 5.7 | 8.1 | 4.5 | 3.8 | 4.5 | 0.6 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山川 雅之 | 36.20 |
| 02 | シリアルインキュベート株式会社 | 9.59 |
| 03 | 裙本 理人 | 6.84 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 5.50 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.87 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.73 |
| 07 | 貴田 純一 | 0.60 |
| 08 | 花木 博彦 | 0.36 |
| 09 | セルソース社員持株会 | 0.32 |
| 10 | 雨宮 猛 | 0.32 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−64%、1株純資産は10期で+1234%。直近期のROEは0.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | 1 | 22 | 6.9 | — | — |
| 2017年10月 | 9 | 16 | 73.2 | — | — |
| 2018年10月 | 15 | 31 | 63.5 | — | — |
| 2019年10月 | 15 | 93 | 19.9 | 59.1 | — |
| 2020年10月 | 15 | 111 | 15.0 | 186.6 | — |
| 2021年10月 | 35 | 145 | 27.5 | 183.1 | — |
| 2022年10月 | 55 | 200 | 31.6 | 80.6 | — |
| 2023年10月 | 49 | 311 | 18.7 | 36.5 | 40.9 |
| 2024年10月 | 12 | 303 | 3.9 | 98.8 | 41.6 |
| 2025年10月 | 1 | 298 | 0.2 | 940.4 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/10期の役員報酬は総額155百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山川雅之 | 代表取締役社長CEO | 62 | 7,173,900 |
| 伊賀智洋 | 取締役 | 55 | — |
| 雨宮猛 | 取締役(常勤監査等委員) | 64 | 62,700 |
| 尾﨑恒康 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
| 紙野愛健 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 75 | 14 | 89 | 30 |
| 社外取締役 | 4 | 57 | — | 57 | 14 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,410字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,378字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,993字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,802字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-28
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-25
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-13
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-27
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-13
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