概要
ソレイジア・ファーマは、がん領域に特化したスペシャリティファーマである。海外の製薬企業やバイオベンチャーから有望な医薬品候補を導入し、日本やアジアで臨床開発を実施した後、販売権を導出するビジネスモデルをとる。2007年に設立され、2017年に東証マザーズ(現グロース)に上場。従業員数22名の少人数体制で、3つの製品を上市している。
ライセンス導入と導出で価値を生む事業モデル
当社グループは自社で基礎研究を行わず、海外のバイオベンチャーや製薬企業から医薬品候補を導入する。導入段階は早期開発から後期臨床まで幅広く、日本や中国での臨床開発を通じて価値を高める。承認取得後は各地域の販売パートナーに権利を導出し、契約一時金やマイルストン、ロイヤリティを得る。このアセットライト型のビジネスモデルにより、少人数で複数の開発品を同時に進めることを可能にしている。
上市済み3製品と開発パイプライン
現在、3つの製品が上市されている。化学療法に伴う悪心・嘔吐を適応とするSancuso、再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫を対象とするダルビアス、放射線・化学療法による口内炎の疼痛管理に用いるエピシルである。パイプラインとしては、化学療法誘発性末梢神経障害を対象とするSP-04(PledOx)と、フルオロウラシルの抗腫瘍効果増強を目的とするSP-05(アルホリチキソリン)があり、SP-04は開発を留保中、SP-05は国際共同第III相試験の結果を受けて開発を再開している。
日本・中国を軸とした地域展開
当社グループの主たる事業地域は日本と中国である。中国には医薬情報提供を担う子会社を上海に置く。製品の販売は各地域の有力企業との提携に依存しており、Sancusoの中国販売はMAAB Pharma、ダルビアスの日本販売は日本化薬、エピシルの中国販売はGenSciが担う。さらに、東欧やブラジルなどへの導出も進めており、パートナー企業を通じてグローバルに製品を届ける体制を構築している。
22名の専門家集団が開発を担う
当社グループの従業員数は22名と極めて少ない。開発部門は国際的な製薬企業での経験を持つ人材で構成され、臨床試験の計画・管理・当局対応を自ら行う。試験の実施は外部の開発業務委託機関(CRO)に委託し、固定費を抑えつつ複数のプロジェクトを同時に進める。少人数ゆえに迅速な意思決定が可能であり、変化する開発環境に柔軟に対応することを強みとしている。
業界の中での役割はスペシャリティファーマ(医薬品開発企業)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01がん領域(医薬品)主力
当社グループは、悪性腫瘍治療薬の開発・販売を主たる事業領域としています。導入した医薬品候補の臨床開発を日本や中国などアジアで実施し、承認を得た製品を他社へ導出することで収益を得るビジネスモデルです。
- がん治療薬(開発品)
- 悪性腫瘍の治療を目的とした医薬品で、現在複数の開発品があります。
- 医療機器
- 悪性腫瘍治療に伴う副作用やQOL向上が期待される医療機器も事業領域としています。
製品と技術
経皮吸収型制吐剤Sancuso
Sancuso(一般名:グラニセトロン)は、経皮吸収型テープ剤であり、化学療法に伴う悪心・嘔吐を予防する。24時間以上の持続的な効果を持ち、患者のQOL向上に寄与する。中国では「善可舒」の製品名で2019年に発売。2026年1月には中国での販売権をMAAB Pharmaに導出し、現地生産を視野に入れた戦略的提携を進めている。
末梢性T細胞リンパ腫治療薬ダルビアス
ダルビアス(一般名:フォリトキソリン)は、再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫を適応とする抗がん剤である。2022年に日本で承認され、日本化薬が販売を担当する。現在は他のがん種への適応拡大を目指し、国内大学や中国の研究施設で非臨床試験を実施中である。また、東欧13か国への販売権導出も行っている。
口腔内疼痛緩和用医療機器エピシル
エピシルは、放射線療法や化学療法による口内炎の疼痛を緩和する口腔用液である。2018年に日本で発売後、中国(益普舒)、韓国でも上市された。2022年に全世界の製造販売権を取得し、現在はブラジル(第一三共子会社)や中国(GenSci)など地域ごとに販売パートナーを配置している。がん支持療法において重要な役割を果たす製品である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
収益小規模で赤字継続、開発型創薬
同社は売上高数億円規模の極小バイオ医薬品企業であり、業界内ではVeritas In SilicoやChordia Therapeuticsなど同規模の開発型企業と競合する。既存の承認薬を持たず、パイプラインの進捗に業績が左右される状況。直近では営業赤字が拡大しており、キャッシュ・ランウェイの短さが課題。ただし、ニッチな適応症に特化したアプローチで差別化を図っている可能性がある。業界内でのプレゼンスは限定的だが、アンメットメディカルニーズへの対応で存在感を発揮する潜在性を有する。
強み
- アンメットメディカルニーズの高い領域に注力し、競合との差別化を図っている。
- 小規模組織のため固定費が低く、柔軟な経営が可能。
- 製薬企業との提携やアウトソーシングを活用し、リスクを分散。
- 創薬経験豊富な経営陣が指揮を執り、開発戦略に強み。
課題
- パイプラインの承認・上市まで時間と資金が必要で、収益化の見通しが立たない。
- 赤字継続でキャッシュが減少し、追加調達が必要となる可能性が高い。
- 同規模のバイオベンチャーが多く、差別化要素の明確化が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がソレイジア・ファーマ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4584キッズウェル・バイオ | 83億円 | — |
| 2 | 4564オンコセラピー・サイエンス | 81億円 | — |
| 3 | 4571NANOホールディングス | 81億円 | — |
| 4 | 4572カルナバイオサイエンス | 78億円 | — |
| 5 | 4597ソレイジア・ファーマ | 76億円 | — |
| 6 | 4890坪田ラボ | 76億円 | — |
| 7 | 4596窪田製薬ホールディングス | 75億円 | — |
| 8 | 4594ブライトパス・バイオ | 72億円 | — |
| 9 | 520Aジェイファーマ | 70億円 | — |
| 10 | 4539日本ケミファ | 68億円 | 29.2倍 |
| 11 | 4880セルソース | 68億円 | 96.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
米国での準備拠点設立から会社設立へ(2006-2007)
2006年12月、当社の医薬品開発事業の準備拠点として、米国にJapanBridge Inc.を設立。翌2007年1月、バジャカラ株式会社(現ソレイジア・ファーマ)を設立した。この2つの法人が後の事業の核となる。
JapanBridgeによる買収と商号変更(2008)
2008年4月、JapanBridge Inc.が当社を買収し、医薬品開発事業を承継。商号をジャパンブリッジ株式会社に変更し、同年9月にソレイジア・ファーマ株式会社へと改めた。これにより現在の事業基盤が形成された。
初の導入契約と開発基盤の形成(2008-2011)
2008年5月、開発品SP-01 Sancusoの日本、台湾、シンガポール等での独占的開発販売権を導入。2011年3月にはSP-02ダルビアスのアジア太平洋地域での権利を導入した。これらの契約が当社のパイプラインの出発点となった。
中国子会社設立と上場準備(2014-2017)
2014年12月、中国上海に医薬情報提供を行う子会社を設立。2015年にSP-03エピシルの権利を導入し、2017年3月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。上場により資金調達力を高め、複数の開発品を同時に推進する体制を整えた。
製品上市と承認取得の集中期(2018-2022)
2018年5月にエピシルを日本で発売。2019年にはSancusoとエピシルを中国で発売し、初の海外上市を達成。2022年6月にダルビアスの日本における製造販売承認を取得し、同年8月に発売を開始した。2022年4月にはマザーズからグロース市場へ移行した。
導出契約の再編と新たな提携(2023-2026)
2022年7月にエピシルの全世界独占的製造販売権を取得。2024年以降、中国でのSancuso販売権をMAAB Pharmaに、エピシル販売権をGenSciに変更するなど導出先を再編した。2025年にはブラジルでのエピシル販売権を第一三共子会社に導出し、SP-05の開発も再開した。
年表32件を開く
2000年代
- 2006年12月創業当社医薬品開発事業の準備拠点として、JapanBridge Inc.を米国に設立
- 2007年1月創業バジャカラ株式会社(現当社)設立
- 2008年4月M&AJapanBridge Inc.が当社を買収し、JapanBridge Inc.より医薬品開発事業を承継 ジャパンブリッジ株式会社(現当社)に商号を変更
- 2008年5月開発品SP-01 Sancuso®の日本、台湾、シンガポール、マレーシア、中国(香港、マカオ含む)での独占的開発販売権をStrakan International Ltd.(現Kyowa Kirin Services Limited)(英国)より導入。日本での独占的開発販売権は2011年1月にStrakan International Ltd.に返還。なお、2023年7月に契約相手先がKyowa Kirin International UK NewCo Limitedへ変更。
- 2008年9月ソレイジア・ファーマ株式会社に商号を変更
2010年代
- 2011年3月開発品SP-02 ダルビアス®のアジア太平洋地域での独占的開発販売権をZIOPHARM Oncology, Inc.(現Alaunos Therapeutics, Inc.)(米国)より導入
- 2014年7月開発品SP-02 ダルビアス®の米国、欧州諸国の独占的開発販売権をZIOPHARM Oncology, Inc.(現Alaunos Therapeutics, Inc.)(米国)より導入
- 2014年12月中国上海に、当社製品の医薬情報提供を行うための子会社(Solasia Medical Information Consulting (Shanghai) Co. Ltd.)を設立
- 2015年3月開発品SP-03 episil ® の日本、中国の独占的開発販売権をCamurus AB(スウェーデン)より導入
- 2015年11月開発品SP-01 Sancuso ® の中国(北京、上海、広州、香港、マカオを除く)での独占的販売権をLee's Pharmaceutical (HK) Limitedに導出
- 2016年11月開発品SP-03 episil ® の日本での独占的販売権をMeiji Seika ファルマ株式会社に導出
- 2017年2月開発品SP-03 episil ® の中国(北京、上海、広州を除く)での独占的販売権をLee's Pharmaceutical (HK) Limitedに導出
- 2017年3月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
- 2017年11月開発品SP-04 PledOx ® の日本、中国、韓国、台湾及びマカオでの独占的開発販売権をPledPharma AB(現Egetis Therapeutics AB)(スウェーデン)より導入
- 2018年5月開発品SP-03 episil ® を日本で発売
- 2018年8月開発品SP-03 episil ® の韓国での独占的開発販売権をCamurus ABより導入 開発品SP-02 ダルビアス®の南米8カ国独占的販売権をHB Human BioScience SAS(コロンビア)に導出
- 2019年3月「Sancuso®」(開発品SP-01, 中国語製品名「善可舒®」)を中国で発売
- 2019年7月「エピシル® 口腔用液」(開発品SP-03, 中国語製品名「益普舒®」)を中国で発売
- 2019年12月開発品SP-04 PledOx ® の日本での独占的販売権をマルホ株式会社に導出
2020年代
- 2020年1月開発品SP-03 episil ® の韓国での独占的販売権をSynex社に導出
- 2020年8月開発品SP-05 arfolitixorinの日本における独占的開発販売権をIsofol Medical ABより導入
- 2020年9月開発品SP-03 episil ® を韓国で発売
- 2021年10月開発品SP-02 ダルビアス®の日本での商業化等の権利を日本化薬株式会社に導出
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行
- 2022年6月開発品SP-02 ダルビアス®の日本における承認を取得
- 2022年7月開発品SP-03 episil ® の全世界独占的製造販売権をCamurus ABより取得
- 2022年8月開発品SP-01 Sancuso ®、開発品SP-03 episil ® の中国(北京、上海、広州)での自販体制を解除、同地域の独占的販売権をLee's Pharmaceutical (HK)に導出
- 2022年8月開発品SP-02 ダルビアス®を日本で発売
- 2024年2月商号変更「Sancuso®」の中国等独占的開発販売権導入元がKyowa Kirin International UK NewCo Limitedに変更
- 2024年12月開発品SP-03 episil ® の中国での独占的販売権をGenSci Singapore Pte.Ltd.(Changchun GeneScience Pharmaceutical Co., Ltd.の子会社)及びそのグループ会社に導出
- 2025年8月開発品SP-03 episil ® のブラジルでの独占的販売権を、Daiichi Sankyo Brasil Farmacêutica Ltda.(第一三共株式会社100%子会社)に導出
- 2026年1月開発品SP-01 Sancuso ® の中国地域(中国本土・香港・マカオ・台湾)での独占的販売権をMAAB Pharma Limitedに導出
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存開発パイプラインの推進
将来の収益基盤である開発パイプラインの臨床試験を中心に開発を推進し承認取得を目指す。既存製品の効能効果拡大も企業価値向上のために重要と認識している。
- 02
新規開発パイプラインの拡充
がん治療薬およびがん支持療法薬・医療機器に経営資源を集中し、早期から後期までの開発候補品をバランスよく導入する。小児がんや希少疾病治療薬の開発可能性も模索する。
- 03
強固な販売パートナーシップの構築
各地域で確立された販売網を持つパートナー企業への販売権導出を通じてパートナーシップを構築・強化し、収益化を図る。
- 04
組織の強化と人材育成
専門性の高いスタッフの採用・配置に加え、中長期視点での人員確保・育成を実施。外部専門家との連携を重視し、最適なチームを構築する。
- 05
内部統制の強化と資金調達
リスク管理・コンプライアンスの徹底により内部統制を強化。開発費などの資金需要に対応するため、新株発行や社債発行など継続的に資金調達の可能性を検討する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で22人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,480万円で、9期前と比べて−5.1%。平均年齢は56.0歳、平均勤続年数は7.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 16 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 21 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 31 | — |
| 2019年12月 | 1,560 | 49.4 | 4.3 | 52 | — |
| 2020年12月 | 1,480 | 49.9 | 4.2 | 77 | — |
| 2021年12月 | 1,490 | 51.4 | 4.9 | 77 | — |
| 2022年12月 | 1,310 | 52.5 | 5.5 | 27 | — |
| 2023年12月 | 1,270 | 54.7 | 6.3 | 24 | — |
| 2024年12月 | 1,310 | 55.1 | 6.8 | 23 | −8,696 |
| 2025年12月 | 1,480 | 56.0 | 7.9 | 22 | −4,091 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内Solasia Medical Information Consulting (Shanghai) Co. Ltd.中華人民共和国上海市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は4億円、営業利益は-9億円。前期と比べると増収で、売上が+33.3%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は0億円、営業利益は−6億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 2 | −2 | −100.0 | −2 |
| 2023年2Q | 3 | −3 | −100.0 | −2 |
| 2023年3Q | 1 | −3 | −300.0 | −4 |
| 2023年4Q | 0 | — | — | −3 |
| 2024年1Q | 0 | −3 | — | −3 |
| 2024年2Q | 1 | −3 | −300.0 | −3 |
| 2024年4Q | 2 | −14 | −700.0 | −13 |
| 2025年2Q | 0 | −5 | — | −6 |
| 2025年4Q | 4 | −4 | −100.0 | −3 |
| 2026年2Q | 0 | −6 | — | −6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
直近期の営業利益率は-225.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | — | — | −6 | — | −6 |
| 2013年12月 | 0 | — | −9 | — | −9 |
| 中国上海に、当社製品の医薬情報提供を行うための子会社(Solasia Medical Information Consulting (Shanghai) Co. Ltd.)を設立 | |||||
| 2014年12月 | 0 | — | −7 | — | −7 |
| 2015年12月 | 2 | — | −7 | — | −6 |
| 2016年12月 | 5 | — | −5 | — | −5 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に上場 | |||||
| 2017年12月 | 4 | — | −10 | — | −10 |
| 2018年12月 | 3 | — | −24 | — | −24 |
| 2019年12月 | 13 | — | −18 | — | −19 |
| 2020年12月 | 5 | — | −42 | — | −41 |
| 2021年12月 | 6 | — | −24 | — | −25 |
| 2022年12月 | 11 | — | −25 | — | −25 |
| 2023年12月 | 6 | — | −11 | — | −11 |
| 「Sancuso®」の中国等独占的開発販売権導入元がKyowa Kirin International UK NewCo Limitedに変更 | |||||
| 2024年12月 | 3 | −20 | −20 | −666.7 | −19 |
| 2025年12月 | 4 | −9 | −9 | −225.0 | −9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高4億円のうち、営業利益として残るのは-9億円で-225.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-9億円、売上の-225.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金150.0%6億円
- その他の費用持分法損益などの調整125.0%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-225.0%-9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 12期分
2025年12月期は営業CFが−8億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−9億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は14億円で、売上の42.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年12月 | −6 | −1 | 8 | −7 | 5 |
| 2015年12月 | −7 | −6 | 29 | −13 | 21 |
| 2016年12月 | −5 | −6 | 0 | −11 | 10 |
| 2017年12月 | −9 | −5 | 38 | −14 | 34 |
| 2018年12月 | −23 | −3 | 33 | −26 | 40 |
| 2019年12月 | −8 | −7 | 16 | −15 | 41 |
| 2020年12月 | −28 | −2 | 18 | −30 | 30 |
| 2021年12月 | −25 | −2 | 4 | −27 | 7 |
| 2022年12月 | −21 | −4 | 26 | −25 | 8 |
| 2023年12月 | −4 | 0 | 3 | −4 | 7 |
| 2024年12月 | −10 | 0 | 12 | −10 | 9 |
| 2025年12月 | −8 | −1 | 14 | −9 | 14 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は81.7%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 6 | 5 | 1 | 85.3 |
| 2013年12月 | 5 | −1 | 6 | — |
| 2014年12月 | 19 | 3 | 16 | 13.5 |
| 2015年12月 | 41 | 10 | 31 | 24.2 |
| 2016年12月 | 37 | 34 | 3 | 92.7 |
| 2017年12月 | 67 | 62 | 5 | 93.3 |
| 2018年12月 | 77 | 71 | 6 | 91.7 |
| 2019年12月 | 79 | 69 | 10 | 87.0 |
| 2020年12月 | 58 | 37 | 21 | 63.2 |
| 2021年12月 | 31 | 26 | 5 | 82.3 |
| 2022年12月 | 31 | 27 | 4 | 84.9 |
| 2023年12月 | 22 | 19 | 3 | 84.1 |
| 2024年12月 | 14 | 12 | 2 | 84.9 |
| 2025年12月 | 21 | 18 | 4 | 81.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で79社中7位あたり、逆に低いのは営業利益率で79社中61位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥29で、1年前と比べて-23.7%。過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 5.45倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月21日に32円まで下落し、前日比-11.11%と大幅安。1ヶ月では+14.29%上昇するも、52週高値42円からは-23.8%の水準。出来高は8月21日に4881万株と高水準で、売りが優勢。25日線29.88円を約7%上回るが、RSIは61.11と中立圏。週足では8月17日に35円まで上昇した後、調整が入っている。出来高は全体的に高水準で、投機的な売買が活発。トレンドは短期的には上昇基調だが、変動が大きい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERは算出不能(赤字)、PBRは6.02倍で業界平均4.13倍を上回る。ROEも算出不能で、無配当。売上高は減少傾向で、営業赤字が継続しており、財務リスクが高い。業績悪化にもかかわらず株価は高水準にあり、割高と判断。ただし、新薬開発などへの期待が株価に反映されている可能性もある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 5.45倍 | 3.53倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は小規模で、業績は開発段階にあるパイプラインの価値にかかっている。強気派は、抗がん剤など有望な候補が後期段階にあり、ライセンス契約による大型収入の可能性を指摘。弱気派は、赤字が継続し資金調達リスク、臨床失敗リスクを懸念。開発の進捗と契約内容が投資判断の中心。
- 開発品の高い潜在性
既存パイプラインはアンメットメディカルニーズが高い領域を標的。
- ライセンスアウトの可能性
将来の契約により一時金・マイルストーン収入が期待できる。
- アライアンス強化
大手製薬企業との提携は資金と開発能力の補完となる。
- 営業赤字が▲20億円から▲9億円へ半減通年影響中
2025/12期営業利益▲9億円は前期の▲20億円から約11億円改善。赤字縮小のペースが速い
- 売上高が3億円から4億円へ33%増加通年影響弱
売上高は2024/12期3億円から2025/12期4億円へ。増収により損失が縮小した
- 最終損益も赤字幅が約半分に縮小通年影響中
純利益は2024/12期▲19億円→2025/12期▲9億円。黒字転換はまだだが、赤字縮小が続く
- 低株価32円と小型時価総額で個人資金が集まりやすい継続影響弱
株価32円、時価総額84億円。低位小型株の物色対象になりやすく投機的な買いで上昇する場面
- 研究開発リスク
臨床試験の失敗が株価に重大な影響を与える。
- 資金調達リスク
継続的な赤字で増資による希薄化が懸念される。
- 売上規模の小ささ
現状の売上は限定的であり、過大評価のリスクがある。
- 赤字継続で自己資本が毀損するリスク通年影響強
2025/12期も純損失9億円。時価総額84億円に対し純資産はPBR6.02倍から約14億円しかなく、毀損が続く
- 売上高4億円に対し営業損失9億円と採算が悪い通年影響中
売上高4億円、営業利益率▲225%。コストを売上で回収できていない
- 配当利回り0%と株主還元が見込めない継続影響弱
配当利回りは0%。無配で株主への直接的な還元はなく、下支え材料に欠ける
- PBR6.02倍は純資産対比で割高水準継続影響中
時価総額84億円を純資産換算の約14億円で割るとPBR6.02倍。赤字継続なら割高感が強まる
- 研究開発費
- 将来の製品候補への投資水準を示すため。
- ライセンス契約の状況
- 契約を通じた収入の獲得が現実的か把握するため。
- 臨床試験の進捗
- 開発の主要なマイルストーンであり、企業価値の変動要因。
- 現金及び預金
- 資金の持ち高は事業継続と調達リスクを評価する上で重要。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ40,535人。区分でいちばん多いのは個人・その他で80.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.7%を占め、残る89.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 56.0 | 60.8 | 64.0 | 71.8 | 81.1 | 80.1 |
| 事業法人 | 30.7 | 27.3 | 15.7 | 15.0 | 12.1 | 10.0 |
| 外国法人 | 5.6 | 2.8 | 3.2 | 3.8 | 2.4 | 5.4 |
| 証券会社 | 5.6 | 4.5 | 13.7 | 6.3 | 3.2 | 2.8 |
| 外国人個人 | 1.1 | 1.1 | 1.0 | 1.1 | 1.0 | 1.1 |
| 金融機関 | 1.0 | 3.5 | 2.3 | 2.1 | 0.2 | 0.7 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本化薬株式会社 | 4.55 |
| 02 | マルホ株式会社 | 4.29 |
| 03 | MACQUARIE BANK LIMITED DBU AC | 3.20 |
| 04 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.17 |
| 05 | 荒井好裕 | 0.60 |
| 06 | 磯貝裕之 | 0.60 |
| 07 | 日本証券金融株式会社 | 0.45 |
| 08 | MSIP CLIENT SECURITIES | 0.40 |
| 09 | 大西正一郎 | 0.38 |
| 10 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) | 0.38 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+87%、1株純資産は10期で−87%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2012年12月 | −30 | — |
| 2013年12月 | −33 | — |
| 2014年12月 | −27 | — |
| 2015年12月 | −25 | — |
| 2016年12月 | −18 | 53 |
| 2017年12月 | −12 | 71 |
| 2018年12月 | −26 | 68 |
| 2019年12月 | −18 | 59 |
| 2020年12月 | −35 | 30 |
| 2021年12月 | −19 | 19 |
| 2022年12月 | −17 | 16 |
| 2023年12月 | −7 | 11 |
| 2024年12月 | −10 | 5 |
| 2025年12月 | −4 | 7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額65百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 荒井好裕 | 代表取締役社長 | 66 | 1,584,545 |
| 宮下敏雄 | 取締役 CFO 管理本部長 | 58 | 552,300 |
| スタンレー・ロー | 取締役 | 72 | — |
| 栄木憲和 | 取締役 | 78 | — |
| 水川二郎 | 取締役 | 73 | — |
| 荒木進 | 監査役(常勤) | 74 | — |
| 川井田渚 | 監査役 | 37 | — |
| 中村栄作 | 監査役 | 65 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 49 | 49 | 25 |
| 社外監査役 | 4 | 10 | 10 | 3 |
| 社外取締役 | 3 | 6 | 6 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,681字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,498字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,376字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,258字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第19期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-24
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/01/01-2025/06/30)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第17期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-22
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-23
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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