概要
サイフューズは2010年8月に設立された再生医療ベンチャーである。人工材料を使わず細胞のみで立体的な組織・臓器を作製する独自の三次元細胞積層技術を基盤とする。事業は再生医療等製品の開発、創薬支援向け3D細胞製品の提供、バイオ3Dプリンタの販売の三本柱で構成される。従業員数23名、本社は東京都港区。
細胞のみで組織を作る独自の基盤技術
サイフューズの事業はすべて、細胞塊(スフェロイド)を積層して立体的な組織を作る三次元細胞積層技術に依存する。この技術は2011年に九州大学から独占ライセンスを受けた基本特許に基づく。人工の足場材料を一切使わないため、移植後の生体親和性が高く、拒絶反応や感染リスクを低減できるとされる。この技術を搭載したバイオ3Dプリンタ「regenova®」と「S-PIKE®」は、研究機関や製薬企業に販売され、消耗品収入とともに安定的なベース収益を生み出している。
再生医療と創薬支援の二つの応用領域
再生医療領域では、自家細胞を用いた第一世代製品と同種(他家)細胞を用いた第二世代製品を並行開発する。末梢神経再生用の「細胞製神経導管」、変形性膝関節症向けの「細胞製骨軟骨」、血液透析患者向けの「小口径細胞製人工血管」が主要パイプラインである。創薬支援領域では、ヒト3Dミニ肝臓®などの3D細胞製品を毒性評価用に販売し、非臨床試験の代替手段を提供する。2025年12月期の売上高は2.3億円で、前年比約4.2倍に拡大したが、研究開発費と人員増により営業損失8.3億円を計上している。
産学官連携とパートナーシップの拡大
サイフューズは単独での事業化が困難な領域で、複数の大学・企業と連携する。再生医療パイプラインは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)や経済産業省の補助事業に採択されており、京都大学、慶應義塾大学、佐賀大学などと臨床開発を進める。パートナー企業としては、富士フイルム株式会社(血管再生)、積水化学工業株式会社(肝臓構造体)、太陽ホールディングス株式会社(製品製造)などと業務提携を結ぶ。2025年には株式会社クラレと資本業務提携を締結し、大量培養プロセスの共同開発を開始した。
業界の中での役割は再生医療・創薬分野向けの3D細胞製品とそれを製造するバイオ3Dプリンタを提供する企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01再生医療主力
細胞のみから作製した神経導管や骨軟骨、血管などの再生医療等製品を開発し、大学や企業と連携して臨床試験を進め、承認取得を目指す。
世界初のバイオ3Dプリンタを用いた再生医療等製品の臨床開発
主要顧客京都大学医学部附属病院、慶應義塾大学病院、藤田医科大学病院、佐賀大学、東京大学
- 細胞製神経導管
- 末梢神経損傷の治療に用いる細胞のみで作られた神経再生用チューブ。
- 細胞製骨軟骨
- 変形性膝関節症などで損傷した軟骨と軟骨下骨を同時に再生する。
- 小口径細胞製人工血管
- 腎不全患者の透析用血管として移植を目指す細胞製の血管構造体。
02創薬支援準主力
肝臓や腸管の機能を再現した「ヒト3Dミニ肝臓®」などの機能性細胞デバイスを製薬企業や受託企業に提供し、薬効評価や毒性試験を支援。
- ヒト3Dミニ肝臓®
- 肝臓の機能を体外で再現する3D細胞製品で、創薬の安全性・有効性評価に用いる。
- ヒト3Dミニ肝臓®/疾患モデル
- 脂肪性肝炎(MASH)などの疾患を模倣した3D細胞製品で、病態研究や薬効評価に利用。
03デバイス副次
バイオ3Dプリンタや関連機器・消耗品の開発・製造・販売を通じて、3D細胞製品の生産基盤を提供。
- バイオ3Dプリンタ regenova®
- 細胞のみで立体組織を作製する世界初の実用機。
- S-PIKE®
- コンパクトなバイオ3Dプリンタ。
- Cystrix®
- 評価用のバイオ3Dプリンタ。
製品と技術
バイオ3Dプリンタ:regenova®とS-PIKE®
サイフューズの中核製品であるバイオ3Dプリンタは、細胞のみからなるスフェロイドをプログラムされた位置に積層し、立体的な組織を作製する装置である。第一世代の「regenova®」は2012年に販売を開始し、日本と北米の研究機関に導入された。第二世代の「S-PIKE®」は2019年1月に発売され、より高い造形精度と操作の簡便性を実現している。両機種とも専用の培養容器やノズルなどの消耗品が必要であり、機器販売に加えてランニング収入を生むビジネスモデルを採る。
再生医療等製品パイプラインの三本柱
再生医療領域で開発中の主要製品は三つである。末梢神経再生用の「細胞製神経導管(Bio 3D Conduit)」は、患者自身の細胞から作製した三次元構造体を損傷部に移植し、神経の再生を促す。2026年1月には同種臍帯由来細胞を用いた医師主導治験が開始された。骨軟骨再生では、変形性膝関節症を対象とした細胞製骨軟骨の開発を進め、AMEDの支援を受けながら慶應義塾大学等と治験準備を進める。血管再生では、小口径の細胞製人工血管を佐賀大学と共同で臨床試験中である。
創薬支援向け3D細胞製品:ヒト3Dミニ肝臓®
創薬支援領域では、肝臓の立体構造を模した「ヒト3Dミニ肝臓®」を販売している。これは薬剤の毒性評価や代謝試験に用いる製品で、動物実験の代替として需要が見込まれる。製品は細胞のみで構成され、生体内の肝臓に近い機能を発現する。また、製薬企業からの受託研究として、特定の疾患モデル組織をバイオ3Dプリンタで作製するサービスも提供する。これらの事業は、再生医療等製品の承認を待たずに収益を生む中期ドライバーとして位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 再生医療世界初のバイオ3Dプリンタを用いた再生医療等製品の臨床開発
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
再生医療ベンチャー、赤字継続で上市遠く
iPS細胞を用いた再生医療製品の開発を行うバイオベンチャー。売上は1億円程度と微小で、研究開発費負担から営業赤字が継続。同業のVeritas In SilicoはAI創薬、Chordia Therapeuticsはがん免疫と異なる手法。ジーエヌアイグループは既に収益化段階。サイフューズは臨床試験も初期であり、製品化まで長期間を要する見込み。
強み
- 他家iPS細胞を用いた再生医療製品の開発で先行しており、特許を保有。
- 心筋、神経、肝臓など複数の細胞治療プログラムを保有。
- 製薬企業や研究機関との提携により、開発リソースを補完。
- 細胞製品の製造における厳格な品質管理技術を有する。
課題
- 現状売上は極小で、黒字化時期は不透明。資金調達が継続的課題。
- 再生医療製品は規制審査が厳しく、承認取得に多大な時間と費用。
- 他社のiPS再生医療製品も開発競争が激化し、優位性の維持が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がサイフューズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4539日本ケミファ | 68億円 | 29.2倍 |
| 2 | 4880セルソース | 68億円 | 96.6倍 |
| 3 | 4893ノイルイミューン・バイオテック | 64億円 | — |
| 4 | 206APRISM BioLab | 63億円 | — |
| 5 | 4583カイオム・バイオサイエンス | 55億円 | — |
| 6 | 4892サイフューズ | 54億円 | — |
| 7 | 4891ティムス | 49億円 | — |
| 8 | 190AChordia Therapeutics | 48億円 | — |
| 9 | 4591リボミック | 48億円 | — |
| 10 | 4576デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 | 47億円 | — |
| 11 | 4582シンバイオ製薬 | 37億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
九州大学ライセンスとNEDO採択で創業期を乗り切った2010~2011年
2010年8月、東京都新宿区に株式会社サイフューズを設立。直後の2010年9月には、骨軟骨再生の細胞製品プロジェクトがNEDOの委託事業に採択され、スタートアップとしての資金と信用を得た。2011年11月、国立大学法人九州大学と立体組織再生に関する基本特許(三次元細胞積層技術)の独占ライセンス契約を締結。この特許がその後の全事業の根幹となる。同年4月には本店を新宿から千代田区へ移転し、事業基盤を整えた。
バイオ3Dプリンタ販売開始と研究拠点の整備(2012~2014年)
2012年12月、細胞版3Dプリンタ「regenova®」の販売を開始。機器販売とともに消耗品の継続収入を見込むビジネスモデルが始動した。2013年4月、本店を文京区に移し、東京大学アントレプレナープラザ内に「東京ラボ」を開設。産学連携を加速する拠点を得た。2014年4月にはNEDO(後にAMEDに移行)の二つの委託事業に採択され、立体組織製造技術と細胞製造システムの開発に着手。規模拡大と技術蓄積が同時に進んだ時期である。
北米進出と国際的な賞の受賞(2015~2017年)
2015年5月、アジア・アントレプレナーシップ・アワード2015で優勝し、国際的な認知を獲得。同年9月、北米向けにregenova®の販売を開始し、海外市場への足掛かりを作った。2017年8月には「大学発ベンチャー表彰2017」で科学技術振興機構理事長賞、「第15回産学官連携功労者表彰」で日本学術会議会長賞を連続受賞。同年10月、富士フイルム株式会社と血管再生の細胞製品開発で業務提携を結び、大手企業との連携を本格化させた。
第二世代プリンタ投入と製造パートナーシップ(2018~2019年)
2018年8月、積水化学工業株式会社と肝臓構造体の細胞製品開発に関する業務提携を締結。新たなパイプラインの開発を拡大した。2019年1月、新型バイオ3Dプリンタ「S-PIKE®」の販売を開始し、プリント精度と生産性を向上。同年2月には太陽ホールディングス株式会社と資本業務提携を結び、再生医療等製品の製造体制構築に着手。同時期にJapan Venture Awards 2019で中小機構理事長賞、経済産業省の「J-Startup」企業にも選定され、成長企業としての地位を確立した。
本社移転と臨床開発の進展(2019年)
2019年7月、本店を東京都文京区へ再移転。この年は末梢神経再生パイプラインが京都大学医学部附属病院で医師主導治験を完了し、企業治験への移行準備が整った。骨軟骨再生でもAMED橋渡し研究プログラムに採択され、慶應義塾大学病院と藤田医科大学病院で治験製品の製造試験を開始。血管再生パイプラインは佐賀大学との臨床試験を継続。複数の開発候補が臨床段階に進み、製品実用化への道筋が具体化した。
年表23件を開く
2010年代
- 2010年8月創業東京都新宿区に 株式会社サイフューズを設立
- 2010年9月骨軟骨再生の細胞製品開発プロジェクトが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の委託事業(橋渡し研究開発促進事業)に採択
- 2011年4月本店を東京都新宿区から東京都千代田区へ移転
- 2011年11月立体組織再生に関する基本特許(三次元細胞積層技術)に関し、国立大学法人九州大学と独占ライセンス契約を締結
- 2012年12月細胞版の3Dプリンタ(バイオ3Dプリンタ)「regenova®(レジェノバ)」の販売開始
- 2013年4月本店を東京都文京区へ移転し、東京大学アントレプレナープラザ内に「東京ラボ」を開設
- 2014年4月NEDOの委託事業(橋渡し研究開発促進事業)(2015年から国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、AMED)の委託事業に移行)「立体造形による機能的な生体組織製造技術の開発/細胞を用いた機能的な立体組織作成技術の研究開発」(代表:佐賀大学)に採択
- 2014年4月NEDO(2015年からAMED委託事業に移行)の委託事業「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発」(代表:京都大学)に採択
- 2015年5月ベンチャー起業への国際的表彰「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2015」(主催:アジア・アントレプレナーシップ・アワード運営委員会、共催:三井不動産株式会社、国立大学法人東京大学産学協創推進本部、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ、一般社団法人日本ベンチャー学会、独立行政法人日本貿易振興機構)にて事業の革新性や事業の実行力に対する評価を受け、優勝
- 2015年9月北米でバイオ3Dプリンタ「regenova ® (製品名:レジェノバ)」の販売開始
- 2017年6月AMEDの委託事業「革新的医療技術創出拠点プロジェクト/HDMAC技術応用による変形性膝関節症における広範囲骨軟骨再生」(代表:九州大学)に採択
- 2017年7月AMEDの委託事業「革新的医療シーズ実用化研究事業/バイオ3Dプリンタにより作製した三次元神経導管(Bio 3D Conduit)を用いた革新的末梢神経再生法の臨床開発」(代表:京都大学)へ参画
- 2017年8月「大学発ベンチャー表彰2017」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)/ NEDO)にて優れた大学発ベンチャーとしての評価を受け、「科学技術振興機構理事長賞」を受賞
- 2017年8月「第15回産学官連携功労者表彰」(主催:内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、一般社団法人日本経済団体連合会、日本学術会議)にて産学官連携活動の推進に多大な貢献をした優れた企業としての評価を受け、「日本学術会議会長賞」を受賞
- 2017年10月富士フイルム株式会社と 血管再生の細胞製品開発に関する 業務提携
- 2018年8月積水化学工業株式会社と 肝臓構造体の細胞製品開発に関する 業務提携
- 2018年10月肝臓構造体の細胞製品開発プロジェクトが、NEDO公募事業「研究開発型ベンチャー支援事業/企業間連携スタートアップに対する事業化支援」に採択
- 2019年1月新型のバイオ3Dプリンタ「S-PIKE ® (製品名:スパイク)」の販売開始
- 2019年2月「Japan Venture Awards 2019」(主催:独立行政法人中小企業基盤整備機構)にて革新的かつ潜在成長力の高い事業や、社会的課題の解決に資する事業を行う、志の高いベンチャー企業の経営者としての評価を受け、「中小機構理事長賞」を受賞
- 2019年2月太陽ホールディングス株式会社と 再生・細胞医療分野における再生医療等製品の製品製造に関する 資本業務提携
- 2019年5月東京都の「TOKYO働き方改革宣言企業」に認定
- 2019年6月経済産業省のスタートアップ支援プログラム「J-Startup」企業に選定
- 2019年7月本店を東京都文京区へ移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
再生医療等製品の上市と事業化
開発パートナー企業とともに複数パイプラインの臨床開発を進め、再生医療等製品の承認取得を目指す。長期的な事業ドライバーとして確立する。
- 02
創薬支援領域での肝臓構造体事業化
開発パートナー企業と協力し、肝臓構造体の毒性評価モデルを創薬支援分野で事業化する。中期的な事業ドライバーとして確立を目指す。
- 03
バイオ3Dプリンタによる基盤技術の普及と標準化
バイオ3Dプリンタとその基盤技術の普及を進め、再生医療領域での応用や新技術開発を継続。グローバル・スタンダード化を目指す。
- 04
パイプライン価値向上と独自事業化モデルの構築
パートナー企業との共同開発体制を強化し、製品開発・製造・収益化の連動する独自の事業化モデルを構築する。
- 05
基盤技術のプラットフォーム化とポジション確立
バイオ3Dプリンタや自動化技術の開発を進め、3D細胞製品の業界標準を目指す。再生医療・ライフサイエンス分野のプラットフォーマーとしての独自ポジションを確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で23人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は935万円で、3期前と比べて+22.4%。平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は5.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 764 | 39.3 | 4.7 | 21 | — |
| 2023年12月 | 780 | 40.2 | 4.8 | 21 | — |
| 2024年12月 | 853 | 40.0 | 5.3 | 21 | −4,286 |
| 2025年12月 | 935 | 42.8 | 5.8 | 23 | −3,478 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金1億円[第二回]令和2年度事業再構築補助金(交付申請等)中小企業庁
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は2億円、営業利益は-8億円。前期と比べると増収で、売上が+100.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3億円 | 2億円 |
| 営業利益 | -11億円 | -8億円 |
| 純利益 | -11億円 | -8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は1億円、営業利益は−4億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2023年2Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2023年3Q | 0 | −1 | — | −1 |
| 2023年4Q | 1 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2024年2Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2024年4Q | 1 | −5 | −500.0 | −5 |
| 2025年2Q | 0 | −5 | — | −4 |
| 2025年4Q | 2 | −3 | −150.0 | −4 |
| 2026年2Q | 1 | −4 | −400.0 | −4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
直近期の営業利益率は-400.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 0 | — | −4 | — | −4 |
| 2019年12月 | 1 | — | −4 | — | −4 |
| 2020年12月 | 1 | — | −3 | — | −3 |
| 2021年12月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年12月 | 4 | — | −4 | — | −5 |
| 2023年12月 | 1 | — | −6 | — | −6 |
| 2024年12月 | 1 | −9 | −9 | −900.0 | −9 |
| 2025年12月 | 2 | −8 | −8 | −400.0 | −8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高2億円のうち、営業利益として残るのは-8億円で-400.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-8億円、売上の-400.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%1億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金450.0%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-400.0%-8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年12月期は営業CFが−5億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−9億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は24億円で、売上の144.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | −3 | 0 | 5 | −3 | 13 |
| 2021年12月 | 2 | −1 | 2 | 1 | 16 |
| 2022年12月 | −4 | −4 | 27 | −8 | 34 |
| 2023年12月 | −6 | 0 | 0 | −6 | 29 |
| 2024年12月 | −8 | 0 | −1 | −8 | 21 |
| 2025年12月 | −5 | −4 | 13 | −9 | 24 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年12月期の総資産は43億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は62.3%(業種中央値69.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 18 | 15 | 3 | 84.7 |
| 2019年12月 | 20 | 18 | 2 | 87.2 |
| 2020年12月 | 22 | 15 | 7 | 70.5 |
| 2021年12月 | 26 | 19 | 7 | 71.8 |
| 2022年12月 | 48 | 38 | 10 | 78.3 |
| 2023年12月 | 42 | 32 | 10 | 76.0 |
| 2024年12月 | 35 | 25 | 10 | 70.9 |
| 2025年12月 | 43 | 28 | 15 | 62.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で79社中5位あたり、逆に低いのは営業利益率で79社中70位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥562で、1年前と比べて-12.2%。過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.16倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価516円は25日線(536円)、75日線(590円)を下回る。52週安値509円に接近し、高値764円から-32.5%の下落。週足では下降トレンドが続き、出来高は7月28日に5万株と増加し、下げ加速の懸念。1ヶ月で-2.5%と軟調。RSIは39と売られ過ぎ圏に近い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PBRは1.87倍と業界平均の3.01倍を下回るが、PERが算出不能で収益力の評価が困難。ROEは8.3%と業界平均並みだが、直近3期連続の営業赤字と純損失が続き、配当もなし。売上高は低水準で成長性が見込めず、割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.16倍 | 3.53倍 |
| ROE | 8.3% | 6.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
将来の再生医療市場拡大を期待し、技術に賭けるか、赤字が続く現実を重視するか。強気派は、独自の3D培養技術が画期的で、製薬企業との連携が進めば急成長可能と見る。弱気派は、売上はほとんどなく、キャッシュ消耗が激しく、資金調達リスクや技術の実用化時期が不透明と警戒する。PBR1.9倍と評価は低くない。
- 独自技術のポテンシャル
3Dバイオプリンティングで高品質な細胞組織作製。
- 製薬企業との協業
大手との共同研究で知財収入の可能性。
- 再生医療市場の成長
市場規模は年間10%超で拡大見込み。
- パイプライン進展による収益化期待2027年〜2028年影響強
医薬品開発企業で、新薬承認で売上高が飛躍的に増加する可能性。
- 売上高倍増の成長性2025/12期影響中
2024/12期売上1億→2025/12期予想2億円と倍増。成長基盤構築。
- 営業損失の縮小傾向通年影響中
営業損失-9億円から-8億円へ改善。コスト管理進む。
- PBR1.87倍の割高感はない継続影響弱
PBR1.87倍と純資産倍率は業界平均並み。バリュエーション急落リスク低い。
- 売上皆無の状態
売上高1億円で営業赤字90億円。
- 資金調達リスク
赤字継続で増資や借入が必要、希薄化懸念。
- 実用化の不確実性
承認取得や量産化に長期を要する。
- 継続的な営業損失の計上2025/12期影響強
営業損失-8億円と売上高の4倍の赤字。資金消耗が続く。
- 売上高が2億円と小規模通年影響中
2025/12期売上高2億円と極小。増収しても損益分岐点は遠い。
- 純損失の拡大リスク継続影響強
2024/12期純損失-9億円から改善見られず。自己資本毀損加速。
- 資金調達リスク次期決算後影響中
営業キャッシュフロー負で、追加調達の可能性。希薄化懸念。
- 売上高
- 事業進展の度合いを示す最重要指標。
- 研究開発費
- キャッシュ消費の規模を把握。
- 現金預金
- 資金の底打ちリスクを監視。
- 提携契約数
- 事業化の進捗を示す非財務指標。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ9,663人。区分でいちばん多いのは個人・その他で69.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.7%を占め、残る81.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.4 | 61.6 | 65.2 | 69.3 |
| 事業法人 | 38.6 | 25.9 | 23.1 | 15.3 |
| 証券会社 | 3.1 | 6.5 | 6.6 | 11.4 |
| 金融機関 | 6.2 | 4.1 | 3.8 | 3.3 |
| 外国法人 | 1.6 | 1.8 | 1.2 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社SBI証券 | 5.57 |
| 02 | 秋枝 静香 | 5.32 |
| 03 | SBI Ventures Two株式会社 | 4.81 |
| 04 | 三條 真弘 | 3.99 |
| 05 | 小西 正夫 | 3.26 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.54 |
| 07 | 株式会社SBI新生銀行 | 2.32 |
| 08 | 中山 功一 | 1.98 |
| 09 | PHC株式会社 | 1.93 |
| 10 | 福岡地所株式会社 | 1.82 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-12SBI Ventures Two株式会社新規の大量保有報告4.64%
- 2026-04-28秋枝 静香新規の大量保有報告7.31%-1.02pt
- 2026-04-27SBI Ventures Two株式会社新規の大量保有報告4.64%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+100%、1株純資産は4期で−43%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2018年12月 | −385,246 | — |
| 2019年12月 | −371,133 | — |
| 2020年12月 | −658 | — |
| 2021年12月 | 286 | — |
| 2022年12月 | −178 | 485 |
| 2023年12月 | −75 | 406 |
| 2024年12月 | −108 | 305 |
| 2025年12月 | −87 | 276 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額166百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 秋枝静香 | 代表取締役 | 49 | 511,200 |
| 三條真弘 | 取締役CFO 経営管理部長 | 49 | 383,900 |
| 岸井保人 | 取締役 事業推進部長 | 46 | 4,000 |
| 吉岡康弘 | 取締役 | 70 | — |
| 鈴木邦彦 | 取締役 | 67 | — |
| 水口祐介 | 常勤監査役 | 43 | — |
| 廣瀬卓生 | 監査役 | 55 | — |
| 小田和也 | 監査役 | 65 | — |
| 大江耕治 | — | 51 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 81 | 46 | 127 | 42 |
| 社外取締役 | 6 | 39 | — | 39 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容11,482字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,799字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク12,037字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,977字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第17期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第16期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第15期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
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