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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

あすか製薬ホールディングス

ASKA Pharmaceutical Holdings CO., Ltd.4886 · Prime · 医薬品

医療用医薬品と動物用医薬品を手掛けるスペシャリティファーマ。持株会社体制のもと、国内・海外で事業展開。

概要

あすか製薬ホールディングスは、2021年4月にあすか製薬株式会社の単独株式移転により設立された純粋持株会社である。グループ中核のあすか製薬株式会社は1920年創業の帝国社臓器薬研究所を源流とし、婦人科・泌尿器科領域に特化したスペシャリティファーマとして事業を展開する。連結売上高711億円、営業利益58億円(2026年3月期)、従業員1,611名。東京証券取引所プライム市場に上場する。

持株会社体制と5つの子会社で構成されるグループ

同社は2021年4月にあすか製薬株式会社を完全子会社とする形で設立された。グループは当社、連結子会社5社(あすか製薬、あすかアニマルヘルス、あすか製薬メディカル、ベトナムのHa Tay Pharmaceutical、同社の関連会社Ha Tay Pharmaceutical and Medical Equipment)、持分法適用関連会社6社により構成される。事業は4セグメントに区分され、国内医療用医薬品事業が売上の約83%を占める。

産婦人科・泌尿器科を軸とする国内医薬品事業

医療用医薬品事業は内科・産婦人科・泌尿器科の3分野に注力する。2026年3月期の同事業売上高は589億円、セグメント利益71億円とグループ利益の大部分を稼ぐ。主力品には子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」(111億円)、月経困難症治療剤「ドロエチ」(83億円)、甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」(87億円)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」(78億円)がある。薬価改定の影響を受けつつも重点品目の伸長により増収を達成した。

アニマルヘルスと海外事業が収益を多様化

アニマルヘルス事業は動物用医薬品・飼料添加物を扱い、2026年3月期売上高73億円、セグメント利益3.4億円。海外事業は2025年2月に連結子会社化したベトナムのHa Tay Pharmaceuticalが中心で、同社は同年期に売上高46億円、利益1.1億円を計上した。また2025年4月にはフィリピンのFTS Ambrose HoldingsとTomodachi I.P. Holdingsに出資し、東南アジアでの事業基盤を拡充している。

安定した収益基盤と中期目標の達成

売上高は2022年3月期の566億円から2026年3月期の711億円へ年平均約6%で成長した。営業利益率は約8%前後で推移し、2026年3月期にはROE8%を達成。純資産は768億円、自己資本比率62.6%。中期経営計画2028では売上高850億円、営業利益率10%、ROE10%を掲げる。持株会社体制のもと、成長投資と株主還元のバランスを図るキャッシュ・アロケーション戦略を取る。

業界の中での役割は医療用医薬品・動物用医薬品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
711億円
営業利益
58億円
営業利益率
8.2%
純利益
54億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
医薬品事業589億円83.0%71億円12.1%
アニマル ヘルス事業73億円10.3%3億円4.1%
海外事業46億円6.5%1億円2.2%
その他(注)12億円0.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医薬品(国内)主力

医療用医薬品(主に婦人科系・泌尿器科系)の研究開発、製造、販売を自社および連結子会社(あすか製薬株式会社)が行う。

主な製品・サービス1
医療用医薬品(婦人科系・泌尿器科系など)
ホルモン剤、抗アレルギー剤、前立腺治療薬など、特定領域に特化した医療用医薬品。

02アニマルヘルス準主力

動物用医薬品、飼料添加物等の製造・販売を連結子会社(あすかアニマルヘルス株式会社)が行う。

主な製品・サービス2
動物用医薬品
家畜・愛玩動物向けの医薬品。
飼料添加物
飼料に添加して動物の健康維持や成長促進を図る製品。

03海外医薬品準主力

ベトナムの連結子会社(Ha Tay Pharmaceutical)を通じて、海外市場向けに医療用医薬品を製造・販売。

主な製品・サービス1
医療用医薬品(海外向け)
ベトナム等の海外市場向けに製造・販売される医療用医薬品。

04その他(臨床検査・医療機器等)副次

臨床検査、医療機器等の事業を含む。

製品と技術

子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」と月経困難症治療剤「ドロエチ」

産婦人科領域の主力品である「レルミナ」(一般名:レルゴリクス)は、子宮筋腫・子宮内膜症に適応を持つGnRH拮抗薬。2026年3月期の売上高は111億円で前年比6.1%増と堅調に推移した。月経困難症治療剤「ドロエチ」(ドロスピレノン・エチニルエストラジオール)は2022年に販売開始以降急速に成長し、同83億円を計上。両剤ともにスペシャリティ領域で競争力を持つ。

甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」と抗菌薬「リフキシマ」の内科領域

内科領域では甲状腺ホルモン補充剤「チラーヂン」(レボチロキシンナトリウム)が87億円(前年比8.2%増)と伸長。難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」(リファキシミン)は78億円で22.1%増と大きく伸びた。これらの製品は長期処方の多い慢性疾患領域で安定した需要がある。また泌尿器科では前立腺癌・子宮筋腫治療用LH-RH誘導体徐放性製剤「リュープロレリン」が38億円を売り上げた。

アニマルヘルス分野の繁殖・内分泌領域製品

あすかアニマルヘルス株式会社は繁殖・内分泌領域を中心とした動物用医薬品と飼料添加物を製造販売する。2026年3月期の同事業売上高は73億円。具体的な製品名は開示されていないが、家畜の繁殖効率向上や疾病予防に貢献する製品群を展開している。同社はアジアを中心とした海外展開も推進し、新製品投入による成長を目指している。

非侵襲性ホルモン測定キットと検査事業

その他事業に含まれる検査事業では、非侵襲性ホルモン量測定キットの普及拡大と微量分析技術の活用を進めている。これらは産婦人科領域の診断補助として医療現場に提供される。2026年3月期の同事業売上高は2.25億円と小規模だが、医薬品事業とのシナジーを活かした新たな収益機会の創出が期待されている。なお同事業はセグメント損失13百万円を計上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

中枢神経領域に特化した中堅スペシャリティ

あすか製薬ホールディングスは、中枢神経(CNS)領域に特化した中堅製薬企業です。主力の統合失調症治療薬やアルツハイマー型認知症治療薬を有し、国内ニッチ市場で一定のシェアを確保しています。同業のジーエヌアイグループはバイオ医薬品中心、Veritas In SilicoはAI創薬と異なる戦略をとっており、本社は実績のあるCNS領域で差別化を図っています。売上高は約600-700億円と規模は大きくないものの、2026年3月期には営業利益率8%超と安定した収益を見込みます。研究開発費負担が大きいものの、複数のパイプラインを進行中です。

強み

  • 統合失調症や認知症など中枢神経系疾患に注力し、専門性の高い製品群を有する。
  • 主力製品の特許切れリスクはあるが、売上高600億円超で安定的なキャッシュフローを生む。
  • アルツハイマー病など新規モダリティの開発を進め、中長期的な成長を目指す。
  • 精神科・神経内科への専門営業体制を持ち、ニッチ市場で確固たる地位を築く。

課題

  • 売上高700億円未満と大手に対し研究開発投資で劣り、新薬創出のスピードに課題。
  • 主力製品の特許満了により後発品の影響を受け、収益が減少する可能性がある。
  • 国内中心の事業構造で、海外売上比率が低く成長機会を逃している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品・バイオの時価総額近傍。太字があすか製薬ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13110日東紡績1,185億円13.7倍
24565ネクセラファーマ1,041億円
34559ゼリア新薬工業1,008億円10.5倍
44549栄研化学804億円20.8倍
54552JCRファーマ678億円29.3倍
64886あすか製薬ホールディングス596億円10.8倍
72207meito579億円19.0倍
82395新日本科学562億円12.3倍
92931ユーグレナ474億円
104554富士製薬工業439億円17.8倍
114548生化学工業401億円26.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医薬品・バイオ)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

横浜の臓器薬研究所から帝国臓器製薬へ(1920〜1949年)

1920年6月、横浜市南吉田町に帝国社臓器薬研究所が創設された。1929年に株式会社組織に変更し、1936年に神奈川県高津町(現川崎市)に高津工場を新設。1945年10月には本社を同工場敷地内に移転し、社名を帝国臓器製薬株式会社と改称した。戦後1946年に本社を東京都港区に移し、1949年には大阪出張所を開設。同年6月に東京証券取引所に株式を上場した。

全国営業網の整備と研究開発の拡充(1950〜1990年代)

1955年9月の東京証券取引所上場後、福岡(1957年)、名古屋(1957年)、札幌(1958年)に出張所を開設し全国販売網を整備。1967年には仙台・広島にも出張所を置いた。1969年に川崎研究所敷地内に新研究棟を竣工し、1980年にいわき工場を新設。1991年には連結子会社となる株式会社メディカル・システム・サービス神奈川(現あすか製薬メディカル)を設立。1993年に東京証券取引所市場第一部に指定替えされた。

グレラン製薬との合併とあすか製薬への社名変更(2005年)

2005年2月、グレラン製薬株式会社との合併契約を承認し、同年10月に合併を実行。商号をあすか製薬株式会社に変更した。これにより産婦人科・泌尿器科領域の製品ラインアップが拡充され、スペシャリティファーマとしての基盤が強化された。合併後は2009年にあすかActavis製薬株式会社を設立するなど後発品事業にも進出した。

アニマルヘルス事業への本格参入とインド展開(2013年)

2013年6月、あすかアニマルヘルス株式会社を設立し動物用医薬品事業を開始。同時にあすかActavis製薬株式会社を吸収合併し、後発品事業を再編した。同年、インドのOmnicare Drugs India Private Limitedと共同でNeoASKA Pharma Private Limitedに出資し、インド市場への足掛かりを築いた。2020年には川崎研究所を湘南研究所に移転し、研究開発機能を集約した。

持株会社体制への移行とベトナム子会社化(2021〜2025年)

2021年4月、あすか製薬株式会社が単独株式移転によりあすか製薬ホールディングスを設立し、東京証券取引所市場第一部に上場。あすか製薬は完全子会社となり、同時にあすかアニマルヘルス、あすか製薬メディカルの株式を現物配当で取得して直接子会社化した。2025年2月にはベトナムのHa Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化し、海外事業を本格化。同年4月にはフィリピンの2社に出資した。

年表34件を開く

2020年代

  • 2021年4月上場あすか製薬株式会社が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場(あすか製薬株式会社は2021年3月に上場廃止)あすか製薬株式会社が保有するあすかアニマルヘルス株式会社、株式会社あすか製薬メディカルの全株式を現物配当により取得し、直接子会社化
  • 2021年4月日本硝子産業株式会社に出資(持分法適用関連会社)
  • 2021年4月ロンドンオフィスを開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2025年2月M&AベトナムのHa Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化
  • 2025年4月フィリピンのFTS Ambrose Holdings, Inc.に出資(持分法適用関連会社)
  • 2025年4月フィリピンのTomodachi I.P. Holdings Inc.に出資(持分法適用関連会社)
  • 2021年4月M&Aまた、2021年4月1日に単独株式移転により当社の完全子会社となりましたあすか製薬株式会社の沿革は以下のとおりであります。(参考:2021年3月までのあすか製薬株式会社の沿革)

1920年代

  • 1920年6月横浜市南吉田町に帝国社臓器薬研究所を創設
  • 1929年6月商号変更株式組織に変更し、株式会社帝国社臓器薬研究所と称する

1930年代

  • 1936年1月神奈川県橘樹郡高津町(現川崎市高津区下作延)に高津工場を新設(川崎研究所)

1940年代

  • 1945年10月本社を川崎市下作延(高津工場敷地内)に移転、社名を帝国臓器製薬株式会社と改称
  • 1946年10月本社を東京都港区芝南佐久間町に移転
  • 1949年6月大阪に出張所を開設

1950年代

  • 1955年9月上場東京証券取引所に株式を上場
  • 1957年5月福岡に出張所を開設
  • 1957年7月名古屋に出張所を開設
  • 1958年6月札幌に出張所を開設

1960年代

  • 1962年8月東京に営業所を開設
  • 1962年11月本社を東京都港区赤坂二丁目5番1号に移転
  • 1967年6月仙台・広島に出張所を開設
  • 1969年6月川崎研究所敷地内に新研究棟竣工

1970年代

  • 1970年6月横浜に出張所を開設

1980年代

  • 1980年4月いわき工場を新設
  • 1987年4月京都に営業所を開設

1990年代

  • 1991年5月株式会社メディカル・システム・サービス神奈川(現株式会社あすか製薬メディカル)を設立(連結子会社)
  • 1993年9月東京証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1997年4月国際駐在員事務所(フランクフルト)を開設

2000年代

  • 2001年9月本社を東京都港区芝浦二丁目5番1号に移転
  • 2005年2月M&Aグレラン製薬株式会社との合併契約を承認
  • 2005年10月M&Aグレラン製薬株式会社と合併、商号をあすか製薬株式会社に変更
  • 2009年4月創業あすかActavis製薬株式会社を設立

2010年代

  • 2013年6月M&Aあすかアニマルヘルス株式会社を設立(連結子会社)あすかActavis製薬株式会社を吸収合併 Omnicare Drugs India Private Limitedと共同で、インドのNeoASKA Pharma Private Limitedに出資

2020年代

  • 2020年4月川崎研究所(神奈川県川崎市)を湘南研究所(神奈川県藤沢市)に移転 ベトナムのHa Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyに出資(持分法適用関連会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで850億円
  • 営業利益率2028年度まで10%
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2028年度まで10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内医療用医薬品事業の収益力強化

    産婦人科、甲状腺領域などスペシャリティ領域を深化し、性差に由来する健康課題への対応を通じて社会貢献する。新領域への参入は権利取得やパイプライン拡充、アジア展開も見据えた投資を実施する。

  2. 02

    創薬事業のグローバル展開推進

    イオンチャネルを含む研究開発基盤を強化し、オープンイノベーションを活用して新薬創出とパイプライン拡充を図る。自社創製品の導出などにより中長期的な収益機会を創出する。

  3. 03

    グローバル事業の基盤強化

    ベトナムHataphar社の新工場(2026年商用生産開始予定)を軸に生産体制を強化し、競争力のある製品展開で収益性向上を目指す。東南アジア地域で供給体制を整え、海外プレゼンスを高める。

  4. 04

    アニマルヘルス事業の拡大

    繁殖・内分泌領域を中心に製品拡充を進め、アジアを中心とした海外展開を推進し、早期の売上創出を目指す。

  5. 05

    検査・アラウンドピル事業の展開

    非侵襲性ホルモン量測定キットの普及と微量分析技術の活用で検査事業を拡大し、医薬品事業とのシナジーにより新たな収益機会を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で1,611人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,021万円で、4期前と比べて+4.0%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は17.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月98246.021.0777
2023年3月95847.021.0747
2024年3月98346.020.0762
2025年3月96546.018.01,632325
2026年3月1,02146.017.01,611360

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 4 / 海外 3、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
いわき工場 — 福島県いわき市6,818百万円
医薬品事業
本社 — 東京都港区6,208百万円
医薬品事業 その他 全社
本社・工場他(ベトナム ハノイ市)ほか33営業所3,918百万円
海外事業
湘南研究所 — 神奈川県藤沢市594百万円
医薬品事業
札幌営業所 ほか19営業所73百万円
医薬品事業
主な関係会社
  • 国内
    あすか製薬㈱(注)1.4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱あすか製薬メディカル
    神奈川県 藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    あすかアニマルヘルス㈱(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Company (注)1.2.3
    ベトナム国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権40.0%
  • 国内
    日本硝子産業㈱
    東京都中央区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
  • 海外
    FTS Ambrose Holdings, Inc.
    フィリピン共和国 モンティンルパ市 · 持分法適用会社
    議決権21.0%
  • 海外
    Tomodachi I.P. Holdings Inc.
    フィリピン共和国 マカティ市 · 持分法適用会社
    議決権21.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は711億円営業利益58億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.9%、利益が+9.4%。

売上高
+10.9%
711億円
営業利益
+9.4%
58億円
純利益
+5.9%
54億円
営業利益率
8.2%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高730億円711億円
営業利益62億円58億円
純利益48億円54億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は174億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.8%、営業利益は−58.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1320
2024年1Q1601710.614
2024年2Q156149.027
2024年3Q1722414.024
2024年4Q14010
2025年2Q3243310.226
2025年4Q317206.325
2026年2Q353267.422
2026年4Q358328.932
2027年1Q17474.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年3月期からの5期で、売上は566億円から711億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2022年3月5664943
2023年3月6055242
2024年3月6286575
ベトナムのHa Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化
2025年3月64153518.351
2026年3月71158578.254

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高711億円のうち、営業利益として残るのは58億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は54億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.0%370億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.8%283億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%58億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
48.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.2pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.9pt
7.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.1pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年3月期は営業CFが63億円、投資CFが−58億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は101億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月2867−3095171
2023年3月34−11−1823175
2024年3月1517−3932167
2025年3月25−61−30−36106
2026年3月63−58−85101

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2026年3月期の総資産は1,124億円。このうち返さなくてよい自己資本が768億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値69.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年3月83348934458.7
2023年3月87154532662.6
2024年3月90761928868.3
2025年3月1,04371832562.6
2026年3月1,12476835662.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
634億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
147億円
在庫として抱えている分
負債合計
356億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率79社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中49位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.6%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.9%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,073で、1年前と比べて-16.3%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥2,073-1.8%1ヶ月-3.1%1年-16.3%時価総額596億円
過去52週の値幅
安値¥1,917高値¥3,045

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR0.83倍
配当利回り3.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月でほぼ横ばい(+0.2%)だが、8月初旬に急落があり、そこから回復基調。株価は2227円。25日線(2159円)を3.2%上回る一方、75日線(2424円)を8%下回っており、中期的には下落トレンド。52週高値3045円からは約27%下落、52週安値1917円からは約16%上昇。8月5日に1976円まで下落後、出来高を伴って反発しており、底入れの兆し。RSIは51.9と中立で、方向感はないが、下値は堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは11.65倍と業界平均の35.89倍を大きく下回り、予想PERも13.2倍と低い。PBRは0.89倍と1倍を下回り、ROEは8%と中程度。配当利回りは2.92%で業界平均の1.42%を上回り、配当性向は71.4%と高い。増収傾向で利益も安定しており、割安と判断されるが、配当性向が高く今後の増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍36.0倍
PER (予想)12.3倍
PBR0.83倍3.53倍
ROE8.0%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

皮膚科領域での安定した需要がある一方、後発品の登場や薬価改定で既存製品の売上減少が懸念される。強気派は、新製品の成長や研究開発の進展、医薬品市場の安定性を評価。一方弱気派は、競争激化と値下げ圧力で採算が悪化するリスクを指摘。また、特定製品への依存度や研究開発の不確実性も論点。

プラスに働く材料6
  • 専門領域での強み

    皮膚科で高いシェアを持ち、新薬開発にも注力

  • 業績拡大

    直近は増収増益、2026/3期も売上・利益増予想

  • ROE8%と自己資本利益率の改善継続影響

    ROE8%を維持、PBR1倍割れ修正の余地。

  • 売上高641→711億と9.5%増収予想決算発表後影響

    売上高は641億から711億へ70億増、営業利益も53→58億と増益。

  • 営業利益53→58億、2期連続増益決算発表後影響

    営業利益率は8.27%と高水準を維持しつつ、5億円増益の58億円予想。

  • 配当利回り2.92%とPBR0.89倍の割安継続影響

    配当利回り2.92%と1倍割れのPBR0.89倍が下支え。

マイナスに働く材料7
  • 薬価改定の影響

    公的医療費抑制で薬価引き下げが続く

  • 競争激化

    後発品や他社新薬が市場を侵食

  • 開発リスク

    新薬の開発失敗で収益悪化の可能性

  • 純利益は2期前から減益、回復鈍く決算発表後影響

    純利益は75億→51億→54億と低水準、2期前比3割減。

  • 営業利益率8.27%→8.16%と微低下決算発表後影響

    売上高は増えるが営業利益率は0.11ポイント低下。

  • 予想PER13.2倍と実績PER11.65倍から悪化継続影響

    予想PER13.2倍は実績PER11.65倍を上回る。

  • 株価1年で11.1%下落、相対劣後不定影響

    過去1年で株価は11.1%下落し、配当利回りを上回るマイナス。

次の決算で確かめる点
主力製品売上高
基盤収益の安定性を確認
研究開発費比率
将来の成長投資の規模を把握
後発品シェア
競争環境の変化を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは3.14%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
3.14%
いまの株価に対して
配当性向
71.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月1533.6
2023年3月166.776.4
2024年3月40150.045.9
2025年3月5537.549.3
2026年3月609.171.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,489人。区分でいちばん多いのは外国法人30.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.9%を占め、残る52.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人12.113.118.028.830.6
金融機関28.629.229.826.524.1
事業法人25.725.523.524.023.7
個人・その他31.830.526.120.020.0
証券会社1.81.72.60.71.6
自己株式7.67.47.31.41.3
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.28
02NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)8.34
03武田薬品工業株式会社7.66
04ゼリア新薬工業株式会社6.53
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.96
06株式会社三菱UFJ銀行3.82
07NAVF SELECT LLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.95
08NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)2.74
09山口隆2.46
10CACEIS BANK,LUXEMBOURG BRANCH/ AIF CLIENTS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-08
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    8.34%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+26%、1株純資産は5期で+43%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2022年3月1511,7358.88.333.6
2023年3月1501,9288.27.976.4
2024年3月2672,18613.08.345.9
2025年3月1802,3038.012.849.3
2026年3月1912,4788.012.371.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額90百万円。

氏名役職年齢保有株数
山口隆取締役会長(代表取締役)74707,000
山口惣大取締役社長(代表取締役)42144,000
丸尾篤嗣専務取締役(代表取締役)6749,000
森麻衣子取締役 常務執行役員6216,000
山口文豊取締役 常務執行役員399,000
粟林稔取締役73
榎戸康二取締役66
苅田香苗取締役63
加藤聖子取締役65
軍司国弘常勤監査役6412,000
知久一博常勤監査役635,000
木村高男監査役75
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
山下功起監査役63
ジェームス・フェリシアーノ取締役56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役853537
監査役3373712

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容677字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、2021年4月1日付で単独株式移転の方法により、あすか製薬株式会社の完全親会社として設立され、持株会社としてグループ会社の経営管理及びそれに附帯する業務を行っております。 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、子会社5社、関連会社6社により構成されており、主な事 業内容と当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 医薬品事業 ……主に医療用医薬品を製造・販売しております。 アニマルヘルス事業 ……主に動物用医薬品、飼料添加物等の製品を製造・販売しております。 海外事業 ……主に海外で医療用医薬品を製造・販売しております。 その他事業 ……臨床検査および医療機器等の事業を含んでおります。 事業の系統図は次のとおりです。 (注)1.あすか製薬㈱、㈱あすか製薬メディカル、あすかアニマルヘルス㈱、Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Company、およびHa Tay Pharmaceutical and Medical Equipment Joint Stock Companyの5社は当社の連結子会社です。 2.なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しております。これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題2,706字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「先端の創薬を通じて人々の健康と明日の社会に貢献する」という経営理念のもと「医療用医薬品事業」を中核に「アニマルヘルス事業」、「海外事業」、「検査事業」の医療関連ビジネスを通じ、社会から信頼される会社として成長・発展していきたいと考えております。 当社グループの中核となる国内医療用医薬品事業では産婦人科等のスペシャリティ領域でリーディングカンパニーとして飛躍するとともに、これまで培ってきた専門性をさらに深化させることで、アジアを中心としたグローバル展開を支える事業基盤の構築を着実に進め、将来の持続的な成長とグローバル競争力の確立を目指します。さらに今後も「いのち」に関わる企業として持続的な成長と社会課題の解決を図ることに加えて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた活動を推進し、豊かな社会の実現に向けて貢献してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは2021年4月から2026年3月末までの中期経営計画を策定しており、その最終年度となる2025年度には目標である、売上高700億円、営業利益率8%、自己資本当期純利益率(ROE)8%を達成いたしました。 上記を踏まえ、当社グループでは長期ビジョン「ASKA VISION 2035」を策定するとともに、2026年4月から2029年3月末までの中期経営計画2028を開始いたしました。2028年度には、売上高850億円、営業利益率10%、自己資本当期純利益率(ROE)10%を目標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略および会社の対処すべき課題 長期ビジョン「ASKA VISION 2035」および中期経営計画2028を策定し、持続的成長と社会課題の解決の両立を目指す新たなステージへ移行しております。中期経営計画2028では、グループの成長を牽引する「5本の柱」とこれを支える「2つの土台」を基軸にさらなる成長に挑戦してまいります。 ■ 5本の柱 1.国内医療用医薬品事業-スペシャリティ領域の拡充による収益力の強化- 産婦人科および甲状腺領域を中心としたスペシャリティ領域の深化を図るとともに、性差に由来する健康課題への対応を通じて社会に貢献してまいります。新領域への進出にあたっては、権利取得やパイプライン拡充を進め、アジア展開も見据えた投資を行ってまいります。 2.創薬事業-グローバル展開の推進- イオンチャネルを含む研究開発基盤の強化とオープンイノベーションの活用により、継続的な新薬創出およびパイプライン拡充を図ります。あわせて、自社創製品の導出等を通じて中長期的な収益機会の創出に取り組んでまいります。 3.グローバル事業-新工場稼働による事業基盤強化- ベトナムHataphar社においては、2026年に商用生産開始予定の新工場を軸に生産体制を強化し、競争力のある製品展開を通じて収益性の向上を目指します。また、東南アジア地域において製品供給体制の整備を進め、海外市場でのプレゼンス向上に取り組んでまいります。 4.アニマルヘルス事業-新製品投入および海外展開による事業拡大- 繁殖および内分泌領域を中心に製品の拡充を進めるとともに、アジアを中心とした海外展開を推進し、早期の売上創出につなげてまいります。 5.検査・アラウンドピル事業-検査事業の拡大と医薬周辺領域への展開- 非侵襲性ホルモン量測定キットの普及拡大と微量分析技術の活用により検査事業の拡大を進めるとともに、医薬品事業とのシナジーを活かし、新たな収益機会の創出に取り組んでまいります。 ■ 2つの土台 1.財務戦略-資本コストを意識した経営の高度化- 資本コストを意識した経営のもと、ROICを活用した経営により資本効率の向上を図るとともに、PBRの向上に取り組みます。キャッシュ・アロケーションの最適化を通じて成長投資と株主還元の両立を図り、研究開発投資やM&Aを選択的に実行してまいります。 2.経営基盤強化-戦略を実行するガバナンスと組織力の強化- ガバナンス、人材、DX、ESGの各領域において取り組みを推進します。監査等委員会設置会社への移行および社外取締役比率の引き上げにより監督機能を強化するとともに、人材育成とDXの推進により組織力の向上を図ってまいります。 具体的な取り組みとして、医療用医薬品事業においては、産婦人科領域を中心とした開発品の着実なステージアップおよび新製品の上市を進め、スペシャリティ領域における競争力の強化に取り組んでまいります。あわせて、営業体制の高度化およびデジタル活用を通じて情報提供の質を高め、医療現場への貢献を一層推進してまいります。創薬分野では、イオンチャネルを含む創薬基盤の強化に加え、オープンイノベーションおよび導出入活動を通じてパイプラインの拡充を図り、将来の収益機会の創出を目指してまいります。また、海外事業においては、Hataphar社の新工場稼働を契機とした生産・供給体制の強化を進めるとともに、東南アジアを中心とした事業展開を通じて収益基盤の確立を図り、地域の医療ニーズに応えてまいります。さらに、アニマルヘルス事業および検査・アラウンドピル事業の拡大に加え、スタートアップ企業との協業や新規事業の創出を通じて、トータルヘルスケアの実現に向けた新たな価値提供に取り組んでまいります。 これらの取り組みを通じて、当社グループは「先端の創薬を通じて人々の健康と明日の社会に貢献する」という経営理念のもと、長期ビジョン「ASKA VISION 2035」の実現に向けた第一段階である中期経営計画2028を着実に推進し、事業の成長と社会課題の解決の両立を図りながら、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 当社は「先端の創薬を通じて人々の健康と明日の社会に貢献する」という経営理念のもと、事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。当社の取り組みは「健康経営優良法人(大規模法人部門)」8年連続認定、「Nextなでしこ共働き・共育て支援企業」2年連続選定、「プラチナくるみんプラス」認定等、外部から高い評価を受けており、引き続き社会価値の創出による持続的成長と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。
事業等のリスク2,787字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)研究開発に関するリスク 医薬品の研究開発には、多額の費用と長い年月を要しますが、新製品または新技術の創出へと結実する確率は決して高くありません。現在の開発品についても、期待した有効性が証明できない場合や安全性の面で問題が明らかとなった場合には、開発の継続を断念しなければならない可能性があります。このような場合、開発品によっては当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)副作用に関するリスク 医薬品は、十分な安全性試験と厳しい審査を経てから承認、販売されます。しかし、市販後に、発売時には予測されなかった新たな副作用が発見され、製品の販売中止・回収等を余儀なくされた場合は、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3)法規制、制度改革に関するリスク 当社グループの売上高の大部分を占める医療用医薬品は、薬事行政により様々な規制を受けています。薬価基準の改定をはじめとして、医療制度や健康保険に関わる行政施策の動向によっては、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)知的財産権に関するリスク 当社グループの事業は多くの特許によって保護されています。当社グループでは、特許等知的財産権を適切に管理し、第三者からの侵害に注意を払っておりますが、当社グループが保有する知的財産権が第三者から侵害を受けた場合、期待される収益が失われる可能性があります。また当社グループの事業活動が第三者の知的財産権に抵触する場合には、係争に至り、また当該事業の中止に繋がるなど、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5)他社との提携に関するリスク 当社グループは、研究、開発、製造において、他社と連携し共同研究、製品導出入、委受託製造などを行っておりますが、今後、何らかの事情により契約変更もしくは契約解消が発生した場合、また、提携先の経営統合・組織変更、経営方針の変更、株主の変動などが生じた場合、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6)製造・安定供給に関するリスク 当社グループおよび提携先等の製造施設・物流施設等において、技術上もしくは法規制上の問題発生や火災その他の災害による操業停止等により、医薬品の供給が休止もしくは著しく停滞した場合、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、医薬品の製造に必要な原材料やエネルギーについては、石油化学製品(ナフサ等)の需給動向や国際情勢の変化等の影響を受ける可能性があります。現時点において重大な影響は生じておりませんが、将来的に供給逼迫や価格高騰、サプライチェーンの寸断等が発生した場合には、製造コストの上昇や原材料の調達遅延等により、安定供給に支障をきたす可能性があります。 当社グループでは、調達先の分散や在庫管理の適正化等に取り組み、様々なリスクを想定した供給体制の維持に努めております。 (7)特定取引先との関係について 当社グループは、取引先の上位1社で約8割の売上高を占めております。今後も継続し取引を行う方針ですが、万が一取引関係等に大きな変化が生じた場合、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (8)大規模な災害等に関するリスク 当社グループでは、防災管理体制を整備し、事業継続計画(BCP)の策定等の各種対策を推進しておりますが、想定を超える大規模災害や事故、パンデミック等が発生し、当社グループの本社、工場、研究所、事業所等の破損もしくは事業活動の停滞、操業停止等に陥った場合、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (9)訴訟に関するリスク 当社グループは、事業活動を継続していく過程において、医薬品の副作用、製造物責任、労務問題、公正取引等に関する訴訟を提起される可能性があります。これにより、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報セキュリティと情報管理に関するリスク 当社グループは、各種情報システムを使用しているため、システムの障害やコンピューターウイルス等により、業務が阻害される可能性があります。また、個人情報を含め多くの機密情報を保有しておりますが、これらが社外に漏洩した場合には、損害賠償、行政処分、社会的信用の毀損等により、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、IT基盤の強化やデータ管理の高度化を進めるとともに、EDR(Endpoint Detection and Response)の導入やネットワーク強化などによりサイバーセキュリティ対策の強化に取り組んでおります。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として情報セキュリティ体制の整備を進めており、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく認定を取得するなど、継続的な体制強化に努めております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、サイバー攻撃の高度化や巧妙化等により、システム障害や情報漏洩等が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)海外に関するリスク 海外での事業展開においては、現地の政治不安や経済情勢の急激な変化、法的規制の変更等、事業環境のリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、ベトナムに製造拠点を有するHataphar社をはじめとする海外子会社や提携企業と連携し、医薬品の製造および供給体制の構築を進めておりますが、現地の政治・経済情勢や社会環境の変化、規制動向、為替変動等の影響を受ける可能性があります。特に、地政学的リスクや各国の政策変更等により事業環境が変化した場合には、生産活動やサプライチェーンに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、現地子会社や提携企業と定期的にリスク情報の収集・交換を実施し、適宜連携して対応することにより、リスクの低減に努めております。 なお、上記以外にもさまざまなリスクがあり、ここに記載されたものが当社グループの全てのリスクではありません。
経営成績の分析 (MD&A)7,446字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における経済環境は、国内では景気の緩やかな回復基調が続いた一方、地政学リスクの高まりや為替相場の変動に加え、資源・原材料価格の高止まりによるコスト上昇圧力等により、依然として先行き不透明な状況が続きました。また、医薬品事業においては、継続的な薬価改定等による医療費抑制政策に加え、原材料費や製造コストの上昇等の影響により、事業環境は引き続き厳しい状況にありました。このような状況下においても、当社グループの事業は重点品目の伸長等により増収増益となり、「中期経営計画2025」で目標として掲げた売上高700億円、営業利益率8%、ROE8%を達成いたしました。 当連結会計年度における当社グループの経営成績は以下のとおりであります。 2025年3月期 (百万円)   2026年3月期 (百万円)   増減額 (百万円)   増減率 (%) 売上高   64,139   71,127   6,988   10.9 営業利益   5,331   5,834   502   9.4 経常利益   5,107   5,665   557   10.9 親会社株主に帰属する 当期純利益   5,101   5,424   323   6.3 当連結会計年度における当社グループの売上高は前年同期から6,988百万円増加し、71,127百万円となりました。これは主に産婦人科領域の製品群等が堅調に推移した医療用医薬品事業に加えて、持分法適用会社であるベトナム製薬企業Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化したこと等によるものであります。また、売上原価率が前年同期比0.9ポイント上昇し、売上原価は36,982百万円(前年同期比4,178百万円増)となりましたが、売上高の増加により売上総利益は前年同期から2,809百万円増の34,145百万円となりました。販売費及び一般管理費は研究開発の進展による費用増等の影響から、前年同期から2,307百万円増の28,311百万円となりました。以上の結果、営業利益は前年同期から502百万円増の5,834百万円となりました。経常利益につきましては、営業外収益を740百万円、営業外費用を908百万円計上したことから5,665百万円となりました。また、特別利益として固定資産処分益を96百万円、投資有価証券売却益を1,474百万円計上する一方、特別損失として投資有価証券評価損を244百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期から323百万円増の5,424百万円となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (医薬品事業) 内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が11,173百万円(前年同期比6.1%増)と伸長したほか、2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」が8,312百万円(同10.8%増)と前年に続き伸長しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」が8,775百万円(同8.2%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も7,883百万円(同22.1%増)と薬価のプラス改定による影響もあり、大きく伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が3,880百万円(同3.1%減)となりました。 以上の結果、売上高は58,927百万円(同4.0%増)、セグメント利益は7,121百万円(同12.1%増)となりました。 (アニマルヘルス事業) 動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、飼料添加物や動物用医薬品を中心に売上高は7,334百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は344百万円(同14.7%増)となりました。 (海外事業) 前連結会計年度において、ベトナム製薬企業であるHa Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「海外事業」を新たに追加しました。海外事業については、売上高は4,640百万円、セグメント利益は108百万円となりました。 (その他事業) 臨床検査、医療機器等の各事業を展開しているその他事業については、売上高は225百万円(前年同期比5.2%減)、セグメント損失は13百万円(前年同期は2百万円の利益)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ8,084百万円増加し、112,379百万円となりました。これは主に、無形固定資産のその他が減少しましたが、投資有価証券および売掛金が増加したためであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,079百万円増加し、35,559百万円となりました。これは主に、買掛金が減少しましたが、固定負債のその他および未払法人税等が増加したためであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,004百万円増加し、76,819百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものであります。 自己資本比率は62.61%となっております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ476百万円減少し、10,126百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動におけるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は、6,303百万円(前年同期は2,485百万円の増加)となりました。これは主に、棚卸資産の増加および仕入債務の減少はありましたが、税金等調整前当期純利益の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、5,752百万円(前年同期は6,124百万円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入がありましたが、関係会社株式および有形固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は、818百万円(前年同期は2,956百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の実行がありましたが、長期借入金の返済および配当金の支払いによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬品事業(百万円)   17,886   107.6 アニマルヘルス事業(百万円)   44   8.3 海外事業(百万円)   2,607   - 合計(百万円)   20,538   119.7 (注)1.当連結会計年度において、「アニマルヘルス事業」の生産実績が著しく減少しております。これは主として、製品の取扱区分変更に伴うものであります。 2.前連結会計年度において、Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「海外事業」を新たに追加しております。 3.金額は製造原価によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬品事業(百万円)   9,195   127.8 アニマルヘルス事業(百万円)   5,741   80.9 海外事業(百万円)   369   - その他(百万円)   35   104.6 合計(百万円)   15,341   107.1 (注)1.前連結会計年度において、Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「海外事業」を新たに追加しております。 2.金額は仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.受注実績 当社グループは販売計画、在庫状況に基づいて生産計画を立て、これによって生産しているため、受注生産は行っておりません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬品事業(百万円)   58,927   104.0 アニマルヘルス事業(百万円)   7,334   101.2 海外事業(百万円)   4,640   - その他(百万円)   225   94.8 合計(百万円)   71,127   110.9 (注)1.前連結会計年度において、Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「海外事業」を新たに追加しております。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 武田薬品工業㈱   55,485   86.5   57,155   80.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度における財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。 b.経営成績の分析 当連結会計年度の当社グループの売上高は前連結会計年度と比べて6,988百万円増加し、71,127百万円(前期比10.9%増)となりました。内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業においては、薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移し、売上高は58,927百万円(前期比4.0%増)となりました。産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が11,173百万円(前期比6.1%増)、月経困難症治療剤「ドロエチ」が8,312百万円(前期比10.8%増)と伸長したほか、内科領域において甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」が8,775百万円(同8.2%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」が7,883百万円(同22.1%増)と、薬価のプラス改定の影響もあり大きく伸長しました。また、2025年2月に持分法適用会社であったベトナム製薬企業Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyを連結子会社化したことに伴い、新たに報告セグメントとした海外事業において、売上高4,640百万円(前期は計上なし)を計上したことも売上高の増加要因となりました。 売上原価は前連結会計年度と比べて4,178百万円増加し、36,982百万円(前期比12.7%増)となりました。売上原価率は52.0%となり、前連結会計年度に比べ0.9ポイント上昇しました。これは主に、先発医薬品である「レルミナ」、「チラーヂン」及び「リフキシマ」の伸長による製品ミックスの改善等が寄与したものの、原価率の高い海外事業の売上高を当連結会計年度より計上したことによるものであります。この結果、売上総利益は前連結会計年度と比べて2,809百万円増加し、34,145百万円(前期比9.0%増)となりました。 販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比べて2,307百万円増加し、28,311百万円(前期比8.9%増)となりました。これは主に、海外事業に係る人件費等が増加したことによるものであります。この結果、営業利益は前連結会計年度と比べて502百万円増加し、5,834百万円(前期比9.4%増)となりました。 営業外収益は前連結会計年度と比べて341百万円増加し、740百万円(前期比85.7%増)となりました。また、営業外費用は前連結会計年度と比べて286百万円増加し、908百万円(前期比46.0%増)となりました。この結果、経常利益は前連結会計年度と比べて557百万円増加し、5,665百万円(前期比10.9%増)となりました。 特別利益は前連結会計年度と比べて185百万円増加し、1,570百万円(前期比13.4%増)となりました。これは主に、政策保有株式の一部銘柄の売却に伴い、投資有価証券売却益を計上したことによるものであります。特別損失は244百万円となりました。これは、当社が保有している非上場株式の評価減に伴い、投資有価証券評価損を計上したことによるものであります。また、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計は、前連結会計年度と比べて274百万円増加し、1,366百万円(前期比25.1%増)となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べて323百万円増加し、5,424百万円(前期比6.3%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは、事業活動の維持・拡大に必要な資金を安定的に確保するとともに、資金需要に応じた資金調達を行うことを基本的な方針としております。 当社グループの運転資金需要の主なものは、製品製造費用、商品仕入、研究開発費や販売促進費等の販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、長期資金需要の主なものは、生産および研究開発のための設備投資や開発パイプラインの拡充に向けた投資等であります。運転資金需要は自己資金および取引金融機関からの短期借入を基本としており、長期資金需要は自己資金および取引金融機関からの長期借入を基本としております。 資金の流動性につきましては、現金及び現金同等物に加え、取引金融機関とコミットメントライン契約を締結し、手元流動性を確保しております。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高は前連結会計年度末と比べて531百万円増加し、11,435百万円(前期末比4.9%増)となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末と比べて476百万円減少し、10,126百万円(前期末比4.5%減)となっております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは、過去の実績や現状等を勘案し合理的な基準に基づいて実施しておりますが、見積り等の不確実性があるため実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは2021年4月から2026年3月末までの中期経営計画を策定しており、最終年度となる2025年度には目標である、売上高700億円、営業利益率8%、自己資本当期純利益率(ROE)8%を達成いたしました。 上記を踏まえ、当社グループでは長期ビジョン「ASKA VISION 2035」を策定するとともに、2026年4月から2029年3月末までの中期経営計画2028を開始いたしました。2028年度には、売上高850億円、営業利益率10%、自己資本当期純利益率(ROE)10%を目標としております。 今後も「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略および会社の対処すべき課題」に記載のとおり、中期経営計画に基づき、目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。

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開示資料

出典

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