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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

杏林製薬

KYORIN Pharmaceutical Co., Ltd.4569 · Prime · 医薬品

医療用医薬品のスペシャリティ企業。呼吸器・感染症・中枢神経系領域に強みを持ち、アカデミア発の創薬を軸に国内市場で存在感を示す。

概要

杏林製薬は1923年創業の医療用医薬品メーカーである。消化器系や循環器系の領域に強みを持ち、新薬とジェネリック医薬品の両方を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は1,263億円、営業利益は36億円で前期から減収減益となった。従業員数は1,982名。東京都千代田区に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場している。

グループは3社の事業会社で構成

当社グループは杏林製薬株式会社、キョーリン リメディオ株式会社、キョーリン製薬グループ工場株式会社の3社と関連会社の日本理化学薬品株式会社で構成される。杏林製薬が新薬と長期収載品の製造販売を担い、キョーリン リメディオが後発医薬品(ジェネリック)の製造販売を担当する。キョーリン製薬グループ工場は能代工場(秋田県)や高岡工場・井波工場(富山県)などで製造・試験を一括して行う。2023年4月に持株会社であったキョーリン製薬ホールディングスが杏林製薬を吸収合併し、現在の杏林製薬に改称した。グループ全体として、新薬の研究開発から製造、販売までを一貫して手掛ける体制をとっている。

国内新薬が売上の半数以上を占める収益構造

2026年3月期の売上高1,263億円のうち、国内新医薬品等が871億円(構成比69%)、後発医薬品が384億円(同30%)、海外新医薬品が7億円と、国内新薬が収益の柱である。主力品は過活動膀胱治療剤「ベオーバ」、アレルギー性疾患治療剤「デザレックス」で、両剤とも売上を伸ばしている。長期収載品では気道粘液調整剤「ムコダイン」が増加した一方、気管支喘息治療剤「キプレス」は選定療養の影響で減少した。後発医薬品はオーソライズド・ジェネリックの減少を追補収載品で補い、増収を確保した。利益面では研究開発費の増加や薬価改定の影響で営業利益が前期比71.6%減の36億円に落ち込んだ。

疼痛・自己免疫・神経筋に注力する研究開発

中期経営計画「Vision 110-Stage2」では疼痛、自己免疫疾患、神経筋疾患を注力領域と定め、低分子創薬の強化に加え外部アセットの導入を積極的に進めている。2025年度には自社創製品KRP-M223をノバルティス社に導出したほか、SLE等の治療薬候補KRP-A225や神経障害性疼痛治療薬KRP-126(BDT272)を導入した。Stage1期間中(2023〜2025年度)に目標6件を上回る7件の導入を達成し、新薬比率は55.4%(目標50%以上)に達した。Stage2ではさらに導入投資を優先し、パイプライン拡充を最優先とする。研究開発費は2026年3月期に導入一時金の計上もあり前期比15.5億円増加した。

業界の中での役割は国内医療用医薬品メーカー(後発品を含む)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,263億円
営業利益
36億円
営業利益率
2.9%
純利益
34億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
医療用医薬品事業1,036億円94.2%66億円6.4%
ヘルスケア事業64億円5.8%7億円10.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療用医薬品(呼吸器領域)主力

呼吸器疾患(特に喘息・COPD)を中心に、吸入ステロイド薬などの製品を医療機関へ供給。アカデミアとの共同研究により、アンメットメディカルニーズに応える新薬の創出を目指す。

主な製品・サービス1
シムビコート(喘息・COPD治療薬)
吸入ステロイドと長時間作用性β2刺激薬の配合剤。喘息やCOPDの日常的な管理に用いられ、気道の炎症を抑え気管支を拡張する。

02医療用医薬品(感染症領域)主力

抗真菌薬や経口抗菌薬などを感染症治療に必要な医療機関へ供給。特に深在性真菌症の治療薬で高いシェアを持つ。

主な製品・サービス1
イトリゾール(抗真菌薬)
深在性真菌症の治療に用いる経口抗真菌薬。真菌細胞の膜合成を阻害することで抗真菌作用を発揮する。

03医療用医薬品(中枢神経系領域)準主力

中枢神経系疾患、特にてんかんやパーキンソン病などの治療薬を開発・供給。アカデミアとの共同研究により、神経変性疾患に対する新薬開発を進めている。

主な製品・サービス1
トレリーフ(パーキンソン病治療薬)
パーキンソン病の運動症状を改善するドパミンアゴニスト。ドパミン受容体に選択的に作用し、症状を緩和する。

製品と技術

過活動膀胱治療剤「ベオーバ」とアレルギー用「デザレックス」

新薬の主力製品であるベオーバ(一般名:ミラベグロン)は過活動膀胱治療剤で、2026年3月期も売上を伸ばした。同剤はβ3アドレナリン受容体作動薬に分類され、従来の抗コリン薬とは異なる作用機序で切迫性尿失禁や頻尿を改善する。デザレックス(一般名:ビラスチン)はアレルギー性疾患治療剤で、非鎮静性の第2世代抗ヒスタミン薬として鼻炎や蕁麻疹に用いられる。両剤とも、中期経営計画で掲げる新薬比率最大化の達成に大きく貢献し、長期収載品からの置き換え需要も取り込んでいる。

長期収載品「ムコダイン」と「キプレス」の明暗

ムコダイン(一般名:L-カルボシステイン)は気道粘液調整・粘膜正常化剤で、慢性呼吸器疾患の痰切りの改善に使われる長年販売されている製品である。2026年3月期は売上が増加した。一方、キプレス(一般名:モンテルカスト)は気管支喘息やアレルギー性鼻炎に用いられるロイコトリエン受容体拮抗薬で、選定療養制度の影響により売上が減少した。キプレスは長期収載品であるため、類似の後発品や新薬にシェアを奪われつつある。これらの長期収載品の動向は、グループ全体の収益を左右する要素の一つである。

ジェネリック事業とグループ工場の役割

後発医薬品は子会社キョーリン リメディオが手掛け、2026年3月期は384億円の売上を計上した。主力はオーソライズド・ジェネリックや追補収載品で、安定供給と品質確保に注力している。グループ工場の高岡工場と井波工場は同社の生産拠点であるが、2026年4月にダイト株式会社らと共同出資する新会社にこれらの工場を承継する基本合意を発表した。製造面では、杏林製薬本体の能代工場(秋田県)が新製剤棟を2006年に新設し固形製剤の生産を担う。グループ全体でGMP遵守を徹底し、品質管理体制の強化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

医薬品のなかでの位置

中堅ジェネリック、利益変動大

同社は後発医薬品(ジェネリック)を中心とした中堅製薬会社。売上高1,200億円超で、2025年3月期は営業利益率9.68%と好調だったが、2026年3月期は一転2.85%に急減見通し。競合のジーエヌアイグループもジェネリック中心だが、同社は特定製品の特許切れや在庫調整で大きくぶれる。業界内では中小規模ながら、品揃えの広さが強み。しかし、ジェネリック市場は薬価改訂や競合激化で収益環境が厳しく、利益率の不安定さが課題。同業との差別化は難しく、研究開発投資も限定的。

強み

  • 多くのジェネリック医薬品を扱い、医療機関へのワンストップ供給が可能。
  • 売上高1,200億円超と中堅ながら、一定の市場プレゼンスを維持している。
  • 2025年3月期は営業利益率9.68%と高水準で、一時的に収益力の高さを示した。
  • 長年の事業活動で医療現場での認知度が高く、一定の顧客基盤を持つ。

課題

  • 2026年3月期営業利益率2.85%と前年比大幅減。薬価改訂や在庫調整が業績を不安定にする。
  • ジェネリック薬価が年々引き下げられ、収益性が構造的に低下している。
  • 研究開発投資が限定的で、新たな収益の柱となる製品を生み出せていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医薬品の時価総額近傍。太字が杏林製薬

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14588オンコリスバイオファーマ1,198億円
24534持田製薬1,194億円14.7倍
34565ネクセラファーマ1,041億円
44559ゼリア新薬工業1,008億円10.5倍
54549栄研化学804億円20.8倍
64569杏林製薬709億円19.7倍
74592サンバイオ708億円
84552JCRファーマ678億円29.3倍
94886あすか製薬ホールディングス596億円10.8倍
10197Aタウンズ521億円9.9倍
11219AHeartseed508億円266.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

東洋新薬社から杏林製薬への改組と販売分離(1923〜1940年)

1923年12月、荻原廣が東京市大森区に東洋新薬社を創立し、医薬品の製造販売を開始した。1931年6月には東京市神田区に合資会社杏林化学研究所を設立。1940年12月、株式会社に改組すると同時に商号を杏林製薬株式会社とし、販売部門を分離・独立させて杏林薬品株式会社を設立した。この販売分離は長年にわたり続き、1992年に再び合併するまで別会社体制が維持された。創業から戦時期にかけて、医薬品製造の基盤を固める時期であった。

本社移転と台湾進出を経た戦後の拡大(1951〜1974年)

1951年9月、杏林製薬は本店を東京都中央区日本橋に移転。1958年10月には山川商事株式会社(現当社の前身)を設立し、グループの基礎を築いた。1965年4月には本社を千代田区神田駿河台に新築移転。1974年6月、台湾杏林製薬股份有限公司に事業参加し、海外展開の第一歩を踏み出した。この時期は国内販売網の整備とともに、海外事業にも着手したが、台湾事業は1998年に事業参加を解消しライセンスベースへ移行している。

上場と子会社化でグループ体制を強化(1992〜2006年)

1992年10月、杏林製薬は杏林薬品と合併し、販売と製造が一体化。1994年には株式会社杏文堂(現キョーリンメディカルサプライ)を完全子会社化した。1999年4月に東京証券取引所市場第二部に上場、翌年3月には第一部に指定された。2000年代に入ると、米国にKyorin USA, Inc.、ドイツにKyorin Europe GmbHを設立し国際展開を加速。2005年には東洋ファルマー株式会社(現キョーリン リメディオ)の株式を取得しジェネリック事業に参入。2006年3月には杏林製薬と株式交換を実施し、純粋持株会社体制へ移行した。

持株会社化後の再編と100周年(2008〜2023年)

2008年10月、杏林製薬は日清キョーリン製薬を吸収合併。2010年7月に商号をキョーリン製薬ホールディングス株式会社に変更し、グループ統括機能を明確化した。2018年4月にはグループ工場を統合し、キョーリン製薬グループ工場株式会社が能代工場と生産本部を承継。2022年4月に東京証券取引所プライム市場へ移行した。2023年4月、持株会社であったキョーリン製薬ホールディングスが杏林製薬を吸収合併し、再び杏林製薬株式会社に改称。同年6月に創立100周年を迎えた。

年表43件を開く

1920年代

  • 1923年12月創業荻原 廣が東京市大森区(現 東京都大田区)に東洋新薬社を創立、医薬品の製造販売を開始

1930年代

  • 1931年6月創業東京市神田区(現 東京都千代田区)に合資会社杏林化学研究所を設立

1940年代

  • 1940年12月創業株式会社に改組、商号を杏林製薬株式会社とすると共に販売部門を分離・独立し、杏林薬品株式会社を設立

1950年代

  • 1951年9月杏林製薬株式会社が東京都中央区日本橋に本店移転
  • 1958年10月創業山川商事株式会社(現 当社)を東京都中央区に設立
  • 1959年5月創業株式会社杏文堂を設立

1960年代

  • 1965年4月杏林製薬株式会社が東京都千代田区神田駿河台に本社を新築移転

1970年代

  • 1974年6月杏林製薬株式会社が台湾杏林製薬股份有限公司に事業参加

1990年代

  • 1992年10月M&A杏林製薬株式会社が杏林薬品株式会社と合併
  • 1994年5月杏林製薬株式会社が株式会社杏文堂の株式を100%取得
  • 1994年10月M&A杏林製薬株式会社が株式会社杏栄ビルと合併
  • 1995年1月株式会社アプリコット(現 当社)に改称
  • 1996年4月杏林製薬株式会社が、日清製粉株式会社、日清製薬株式会社との合弁事業契約に基づき、1996年3月に日清製薬株式会社へ資本参加を行い、日清製薬株式会社の社名を日清キョーリン製薬株式会社へ変更
  • 1998年9月杏林製薬株式会社がP&G(プロクターアンドギャンブル)グループより、日本における哺乳ビン・乳首の消毒薬「ミルトン」の商標権・営業権、製造設備及び販売権を譲受
  • 1998年10月杏林製薬株式会社が台湾杏林製薬股份有限公司への事業参加を解消し、ライセンスベースへ移行
  • 1999年4月上場杏林製薬株式会社が東京証券取引所市場第二部上場

2000年代

  • 2000年3月杏林製薬株式会社が東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2000年6月創業株式会社ビストナーを設立
  • 2000年8月創業米国にKyorin USA,Inc.を設立
  • 2002年2月創業ドイツにKyorin Europe GmbHを設立
  • 2004年12月M&A杏林製薬株式会社が米国においてActivX Biosciences,Inc.を子会社化
  • 2004年12月株式会社APRI(現 当社)に改称
  • 2005年5月杏林製薬株式会社が東洋ファルマー株式会社の株式を71.7%取得
  • 2005年6月M&A杏林製薬株式会社がドクタープログラム株式会社を100%子会社化
  • 2005年11月杏林製薬株式会社が東洋ファルマー株式会社の株式を追加取得し、84.3%取得
  • 2005年11月東京都千代田区に本店移転
  • 2006年1月株式会社キョーリン(現 当社)に改称
  • 2006年3月杏林製薬株式会社と株式交換
  • 2006年3月上場杏林製薬株式会社が東京証券取引所市場第一部上場廃止、当社が東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2006年4月杏林製薬株式会社が秋田県能代市の能代工場に新製剤棟を新設
  • 2006年10月会社分割により杏林製薬株式会社の子会社の支配及び管理にかかる営業を承継
  • 2006年12月M&A東洋ファルマー株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 2007年2月東洋ファルマー株式会社をキョーリン リメディオ株式会社に改称
  • 2008年10月M&A杏林製薬株式会社が日清キョーリン製薬株式会社を吸収合併

2010年代

  • 2010年7月キョーリン製薬ホールディングス株式会社(現 当社)に改称
  • 2011年4月株式会社杏文堂をキョーリンメディカルサプライ株式会社に改称
  • 2012年6月創業キョーリン製薬グループ工場株式会社(滋賀県甲賀市)を設立
  • 2017年10月創業キョーリン製薬グループ工場株式会社(東京都千代田区)を設立
  • 2018年4月M&Aキョーリン製薬グループ工場株式会社(東京都千代田区)が杏林製薬株式会社の能代工場及びキョーリン リメディオ株式会社の生産本部を吸収分割により承継し、キョーリン製薬グループ工場株式会社(滋賀県甲賀市)を吸収合併

2020年代

  • 2020年4月M&Aキョーリン製薬グループ工場株式会社がキョーリンメディカルサプライ株式会社を吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2023年4月M&A当社が杏林製薬株式会社を吸収合併し、杏林製薬株式会社に改称
  • 2023年6月創業創立100周年を迎える

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年度まで1,200億円以上
  • 営業利益(研究開発費控除前)2029年度まで170億円以上
  • ROE2029年度まで5%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    導入投資による開発パイプライン拡充

    中長期的な成長エンジンとなる導入品等の獲得を最優先事項と位置付け、積極的な導入投資を行うことで開発パイプラインを拡充する。

  2. 02

    価値の高い新薬の創出力強化

    疼痛、自己免疫疾患、神経筋疾患を注力領域とし、低分子創薬の強化に加え、外部アセット獲得や新モダリティへの拡大により、医療ニーズに応える新薬創出を目指す。

  3. 03

    新薬の普及最大化

    新薬の市場浸透を最大化するため、積極的な営業活動を展開し、新薬比率の向上と売上拡大を図る。

  4. 04

    健康関連事業の推進

    新医薬品事業との相乗効果を発揮する健康関連事業を複合的に展開し、人々の健康に幅広く貢献する。

  5. 05

    持続可能な企業基盤の構築

    グループ体制の刷新、本社移転、後発医薬品事業の再編などを通じ、持続可能な事業基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,982人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は856万円で、9期前と比べて7.4%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は19.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,382
2018年3月2,348
2019年3月92445.319.12,297
2020年3月92045.319.52,271
2021年3月88746.320.02,243
2022年3月89047.020.12,222
2023年3月88747.921.22,138
2024年3月85844.519.12,042
2025年3月88344.919.41,998631
2026年3月85645.019.21,982182

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
高岡工場 — 富山県高岡市112億円
わたらせ創薬センター — 栃木県下都賀郡野木町5,000百万円
能代工場 — 秋田県能代市4,222百万円
滋賀工場 — 滋賀県甲賀市4,219百万円
井波工場 — 富山県南砺市2,616百万円
本社等 — 東京都千代田区他1,031百万円
高岡創剤研究所 — 富山県高岡市977百万円
本社 — 石川県金沢市119百万円
主な関係会社
  • 国内
    キョーリン リメディオ㈱(注)1,2
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キョーリン製薬グループ工場㈱(注)1
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本理化学薬品㈱
    東京都中央区 · 持分法適用会社
    議決権31.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,263億円営業利益36億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.9%、利益が-71.4%。

売上高
-2.9%
1,263億円
営業利益
-71.4%
36億円
純利益
-62.6%
34億円
営業利益率
2.9%
前期比 -6.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,218億円1,263億円
営業利益20億円36億円
純利益15億円34億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は297億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.5%、営業利益は+42.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3263
2024年1Q27972.57
2024年2Q27041.511
2024年3Q3243410.521
2024年4Q32216
2025年2Q551152.713
2025年4Q75011114.878
2026年2Q587142.415
2026年4Q676223.319
2027年1Q297103.48

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,070億円から1,263億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,070187124
2014年3月1,114183120
2015年3月1,131155121
2016年3月1,195200136
キョーリン製薬グループ工場株式会社(東京都千代田区)を設立
2017年3月1,15410973
キョーリン製薬グループ工場株式会社(東京都千代田区)が杏林製薬株式会社の能代工場及びキョーリン リメディオ株式会社の生産本部を吸収分割により承継し、キョーリン製薬グループ工場株式会社(滋賀県甲賀市)を吸収合併
2018年3月1,1069366
2019年3月1,1369469
キョーリン製薬グループ工場株式会社がキョーリンメディカルサプライ株式会社を吸収合併
2020年3月1,1008261
2021年3月1,0296461
2022年3月1,0555639
創立100周年を迎える
2023年3月1,1335847
2024年3月1,1956855
2025年3月1,3011261329.791
2026年3月1,26336402.934

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,263億円のうち、営業利益として残るのは36億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は34億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.1%747億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.1%481億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.4pt
2.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが64億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは48億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は118億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月115−72−5143225
2014年3月193−25−37168358
2015年3月64−14−5250357
2016年3月1117−22118450
2017年3月164−131−5733425
2018年3月105−60−3745430
2019年3月3149−273152309
2020年3月77−29−5148305
2021年3月52−43−499265
2022年3月63−26−4137263
2023年3月20−63−34−43188
2024年3月15−32−33−17139
2025年3月35−6340−28150
2026年3月64−16−8048118

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,955億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,424億円で、自己資本比率は72.9%(業種中央値69.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,5501,29125983.3
2014年3月1,6941,37831681.4
2015年3月1,8341,48634881.0
2016年3月1,9781,57040879.4
2017年3月1,9271,57834981.9
2018年3月1,9671,63333483.0
2019年3月1,7301,23449671.3
2020年3月1,7121,22748571.7
2021年3月1,6711,24742474.6
2022年3月1,7191,24547472.4
2023年3月1,7601,25550571.3
2024年3月1,7761,30746973.6
2025年3月1,9361,36357370.4
2026年3月1,9551,42453072.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
118億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,315億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
239億円
在庫として抱えている分
負債合計
530億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

医薬品 79社との比較

同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率79社中32位あたり、逆に低いのは配当利回り79社中64位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.5%/中央値 5.9%
P25 2.0%P75 11.0%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 2.9%
P25 -162.5%P75 11.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.9%/中央値 69.9%
P25 53.4%P75 84.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.9%/中央値 2.8%
P25 -1.3%P75 12.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.9%
P25 2.3%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,183で、1年前と比べて-20.2%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥1,183-0.1%1ヶ月+9.1%1年-20.2%時価総額709億円
過去52週の値幅
安値¥1,052高値¥1,725

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.7倍
PER (会社予想)45.3倍
PBR0.48倍
配当利回り2.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で2.1%下落し1142円。52週高値1725円から約33.8%下落、200日線(1442円)を約20.8%下回る。25日線(1176円)を約2.9%下回り、RSI38.8と弱含む。7月29日に1218円まで上昇したが、前日比-5.7%と急落。出来高は26.6万株とやや増加。週足では下降トレンドの継続を示す。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 19.0倍は業界平均の26.8倍を下回り、PBR 0.47倍は業界平均の3.01倍を大きく下回る。ROE 2.5%は低いが、配当利回り2.19%は業界平均の2.78%に近く、配当性向79.2%は高い。直近の業績は減益予想で、2026/3期の営業利益は前期比大幅減の見込み。短期的な収益性の低下が懸念されるが、資産価値に対する株価の割安感は明確で、配当は安定している。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.7倍36.0倍
PER (予想)45.3倍
PBR0.48倍3.53倍
ROE2.5%6.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

主力製品の特許切れと後発品の競争激化で減益が見込まれる一方、新製品の育成や研究開発投資の成果が鍵となる。PBRは0.47倍と解散価値割れの水準で、株主還元も行われているが、成長性に課題がある。強気派は既存事業の安定性と新製品の可能性を評価し、弱気派は特許切れの影響と利益率低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 既存製品の安定性

    消化器領域で高いシェアを持つ製品があり、安定した収益源がある。

  • 新製品の成長

    研究開発投資により新製品の上市が期待され、成長の芽がある。

  • 配当利回りの高さ

    配当利回り2%超で、株主還元姿勢が見られる。

  • PBR0.47倍と解散価値割れ継続影響

    PBRは0.47倍。純資産に対して株価が5割以上安く、下値支持が期待される。

  • 最終利益34億円を確保し黒字維持通年影響

    当期純利益34億円。前期91億円からは減益だが、黒字は継続。

  • 売上高1263億円と高水準を維持通年影響

    売上高は1263億円と1000億円超を維持。医薬品事業の規模は安定。

  • 配当利回り2.19%を確保通年影響

    配当利回り2.19%。減配がなければ株主還元は継続。

マイナスに働く材料7
  • 特許切れの影響

    2026年3月期は減収減益見込みで、特許切れが直撃。

  • 利益率の低下

    営業利益率は2026年3月期に2.85%へ急低下する見通し。

  • ROEの低さ

    ROEは2.5%と低く、資本効率の悪さが指摘される。

  • 営業利益が前期比71%減の36億円通年影響

    営業利益は126億円→36億円と急減。収益力の大幅な悪化。

  • 売上高が前期比2.9%減の1263億円通年影響

    売上高は1301億円→1263億円と減収。需要減速が示唆される。

  • 純利益が前期比63%減の34億円通年影響

    純利益は91億円→34億円と大幅に減少。収益性の低下が続く。

  • 予想PER43.7倍と収益力対比で割高次回決算発表後影響

    予想PERは43.7倍。現在の収益水準に対して株価が割高感。

次の決算で確かめる点
新製品の売上高
特許切れを補う新製品の寄与度を確認するため。
研究開発費率
将来の成長への投資が維持されているかを見るため。
後発品の影響
特許切れ後の売上減の程度を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.11%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
2.11%
いまの株価に対して
配当性向
79.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5887.5
2018年3月580.092.9
2019年3月7529.398.2
2020年3月750.097.4
2021年3月750.096.6
2022年3月52−30.777.2
2023年3月520.0100.6
2024年3月520.05.7
2025年3月579.635.3
2026年3月570.079.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,701人。区分でいちばん多いのは事業法人33.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.4%を占め、残る48.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人23.723.722.531.331.433.8
個人・その他39.339.339.729.130.724.4
外国法人13.017.317.617.719.022.6
金融機関22.818.819.321.218.017.6
自己株式10.010.010.010.010.03.0
証券会社1.30.90.80.80.91.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.10
02株式会社マイカム8.64
03株式会社ルキウス4.70
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.68
05キョーリン製薬グループ持株会3.49
06BBH FOR THE ADVISORS’ INNERCIRCLE FUND II/KOPERNIK GLO ALL-CAP FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)3.33
07株式会社バンリーナ3.25
08株式会社アーチァンズ3.25
09株式会社ルーチェス2.94
10科研製薬株式会社2.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-05
    荻原 年
    新規の大量保有報告
    0.21%
    -6.03pt
  • 2026-08-05
    荻原 明
    新規の大量保有報告
    5.91%
  • 2026-08-05
    荻原 万里子
    新規の大量保有報告
    6.19%
  • 2026-05-11
    コペルニック・グローバル・インヴェスターズ・エルエルシー(Kopernik Global Investers, LLC)
    新規の大量保有報告
    8.75%
    +1.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−64%、1株純資産は14期で+43%。直近期のROEは2.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1661,72810.013.828.8
2014年3月1611,8459.012.372.1
2015年3月1622,0098.417.862.7
2016年3月1842,1328.911.669.9
2017年3月992,1474.623.687.5
2018年3月892,2144.122.492.9
2019年3月1052,1544.820.698.2
2020年3月1072,1425.020.597.4
2021年3月1072,1765.018.096.6
2022年3月692,1733.225.977.2
2023年3月822,1893.820.7100.6
2024年3月952,2764.319.55.7
2025年3月1582,3726.89.535.3
2026年3月602,4792.527.479.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額213百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
荻原豊代表取締役社長 社長執行役員(CEO 監査室担当)5979,063
大野田道郎取締役 常務執行役員(CMO 信頼性保証本部・SCM部担当)6617,170
黒瀬保至取締役 常務執行役員(CFO & CStO 経営企画部長 経理財務部・創薬イノベーション推進部担当)564,087
鹿内徳行取締役786,100
重松健取締役775,900
渡邉弘美取締役793,600
松本臣春常勤監査役7322,000
阿久津賢二常勤監査役7014,350
山口隆央監査役713,300
池村幸雄監査役681,300
森田憲右監査役601,300

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31171213043
社外取締役650508
監査役2333317

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容267字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社、子会社2社及び関連会社1社の計4社により構成されており、主な事業内容は次のとおりであります。 (医薬品事業) 杏林製薬㈱は医薬品の製造販売等を行っております。医薬品原材料の一部については関連会社である日本理化学薬品㈱より仕入を行っております。 キョーリン リメディオ㈱は、医薬品の製造販売等を行っております。 キョーリン製薬グループ工場㈱は、医薬品の製造及び試験等を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,185字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)企業理念及び長期ビジョン 当社グループは、企業理念として「キョーリンは生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を 遂行します。」を掲げています。 当社グループは、創業110周年に向けた長期ビジョン「Vision 110(2023年度~2032年度)」を策定し、目指す姿を「医療ニーズに応える価値の高い新薬を継続的に提供する新医薬品事業を中核に据え、健康関連事業を複合的に展開し、人々の健康に幅広く貢献する企業」とし、その実現に向けて取り組んでいます。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び会社の優先的に対処すべき課題 社内外ともに事業環境が劇的に変化する中、当社グループは長期ビジョン「Vision 110」を策定し、その実現に向け、3つのステージ(Stage1:2023年度~2025年度、Stage2:2026年度~2029年度、Stage3:2030年度~2032年度)からなる中期経営計画を推進しています。2023年度より、その第一段階である中期経営計画「Vision 110-Stage1-」を推進し、新医薬品事業における創薬・導入活動、事業体制の変革等において着実な成果を獲得することができました。 当社グループは中長期的なさらなる成長を成し遂げるため、第二段階にあたる中期経営計画「Vision 110 -Stage2-(2026年度~2029年度)」を新たに策定し、2026年4月よりその実現に向けた取り組みを開始しました。 中期経営計画「Vision 110-Stage2-」(2026年度~2029年度)について 中期経営計画「Vision 110-Stage2-」では、ステートメントを「持続成長に向けた積極的な投資」とし、中長期的な成長エンジンとなる導入品等の獲得を最優先事項と位置付け、確固たる信念を持って取り組みます。 また、以下の事業戦略を強力に推進することで、成果目標の達成とステークホルダーの皆様からの支持・評価の向上を目指します。 事業戦略 ①積極的な導入投資による開発パイプラインの拡充 ②医療ニーズに応える価値の高い新薬の創出力強化 ③新薬の普及最大化 ④新医薬品事業と相乗効果のある健康関連事業の推進 ⑤持続可能な企業基盤の構築 成果目標 中期経営計画「Vision 110-Stage2-」で目指す成果目標は、以下の通りです。 2025年度実績   2029年度Stage2出口目標   (参考)2032年度Stage3出口で目指す姿 売上高   1,263億円   1,200億円以上   1,600億円以上 営業利益(研究開発費控除前)   156億円   170億円以上   200億円以上 ROE   2.5%   5%以上   8%以上 株主還元方針 Stage3以降の持続的な成長に向けたパイプライン拡充のための投資を優先し、一株当たり配当25円/年を確保しつつ、業績及びキャッシュフローの状況を勘案し、増配の実施を検討します。 中期経営計画「Vision 110-Stage1-(2023~2025年度)」の成果について 創薬においては、疼痛、自己免疫疾患、神経筋疾患を注力領域として定め、領域を軸にした研究体制への変革を推進することで、新薬の創出力強化を図りました。この体制のもと、自社のコア技術である低分子創薬の更なる強化に加え、外部アセットの積極的な獲得や、新たなモダリティへの拡大に取り組み、新たな臨床的意義を生み出す創薬イノベーションに挑戦しました。2025年3月には、自社創製品であるKRP-M223をノバルティス社に導出しました。 また導入による開発パイプライン拡充への取り組みについては、資金及び人的資源を最大限投入して活動を展開し、目標6件を上回る7件の獲得を達成しました。 新薬比率の最大化については、積極的な営業活動を展開した結果、新薬比率55.4%(目標:50%以上)、売上570億円(目標:560億円)と目標を上回りました。 持続可能な企業基盤の構築に向けた対応については、グループ体制の刷新や、希望退職プログラムの実施、本社移転等を進めました。また、後発医薬品事業については、当社の連結子会社であるキョーリン リメディオ株式会社、当社の連結子会社であるキョーリン製薬グループ工場株式会社が保有する高岡工場及び井波工場を、ダイト株式会社を筆頭とし、ダイト以外の共同出資者2者が共同出資予定の「株式会社医薬品共創機構(仮)」に承継することについて、具体的な協議を進める旨の基本合意書を2026年4月24日にダイト等との間で締結しました。 Stage1における成果目標とした「売上高:年平均成長率2%以上」については3.7%と目標を達成しました。一方で「研究開発費控除前 営業利益:対売上高16%以上」は、Stage1開始時には想定していなかった長期収載品の選定療養等の薬価制度改革やコスト高騰等により12.4%と未達となりました。
事業等のリスク4,015字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループにおきましては、薬事行政の下、薬機法をはじめとする医薬品の開発、製造、流通等の諸規制及び海外における各国の各種規制を遵守して事業を推進しております。しかしながら、関係法令の大幅な改定や医療制度改革、市場環境の急激な変化、大規模な自然災害などの要因により、経営成績及び財政状態に重要な影響を与えるリスクがあると認識しております。 当該リスクのうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。当社グループでは、これらのリスクに関し、組織的・体系的に対処することとしておりますが、影響を及ぼすリスクや不確実性はこれらに限定されるものではありません。 リスク管理体制につきましては、「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項 a.内部統制システム及びリスク管理体制等の整備状況 ロ」に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 <価値創造に関するリスク> (1)研究開発に関するリスク 医療用医薬品の開発には、多額の研究開発投資と長い期間が必要なうえ、開発候補品が医薬品として上市できる確率も決して高くはありません。開発候補品に安全性の問題が生じたり期待する有効性が確認できない等の理由で、開発遅延や開発中止となった場合または第三者との研究開発に係る提携に関して契約の条件変更・終了等が起こった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、医療ニーズに応える価値の高い新薬の創出力を強化するとともに、導入品獲得力の継続的な強化と幅広い導入活動により、開発パイプラインの拡充に努めております。 (2)安定供給に関するリスク 当社グループの製品及び原材料の一部は、特定の取引先にその供給を依存しており、想定外の事象の発生により製造活動や仕入が遅延又は停止した場合、製品の安定供給に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、医薬品は各種法規制の下で製造しておりますが、取引先等における品質管理等に問題が発生し製品の回収等を行うことになった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、製品及び原材料の調達・管理(サプライチェーンマネジメント)の強靭化を図るとともに、必要に応じて原料等の調達先の複数化も進めるなど、持続可能(サステナブル)な調達の取り組みを強化することにより、当社製品の安定供給に努めております。さらに、グループ内各工場の全体最適化により生産能力の最大化に取り組みます。信頼性保証については、環境変化に迅速かつ確実に対応するとともに、薬事に関する法令遵守体制の強化を推進しております。 (3)医療制度改革に関するリスク 日本国内におきましては、医療用医薬品の薬価改定を含む医療制度改革が実施されており、予測可能な範囲を超えた薬価改定や医療保険制度の改定が実施された場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、新薬の普及最大化により収益力の向上を図るとともに、医薬品製造原価の低減やグループ全体のコスト適正化によりコスト競争力の向上を図っております。 (4)アライアンスに関するリスク 当社グループでは、外部資源の有効活用を目的としてアライアンス戦略を推進し、国内外の製薬企業等と技術導出入・販売委受託・共同販売・共同研究等の事業提携を行っており、これらの提携関係を解消することになった場合または提携先における事業戦略若しくは事業環境に大幅な変化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。また近年、バイオベンチャーとの事業提携が多くなっており、提携先の財務状態が事業提携の継続性に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、提携先の事業戦略や研究開発動向、財務状態をふまえた関係性の向上を図り、継続的提携関係の維持・発展に努めております。 (5)他医薬品との競合に関するリスク 医薬品市場の競争環境は厳しく、同領域の他社製品との競合や先発医薬品の特許切れ後のジェネリック医薬品の参入、高い技術力を活かした他業種からの参入等が激化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループは、面談を軸としたソリューション提供型営業(課題解決策の提案)による新薬の普及最大化を中期経営計画の重点戦略に掲げ、積極的に活動を展開しています。また、後発医薬品事業では、オーソライズド・ジェネリックの製造・販売を中心に、当社グループの特色を活かした事業展開を図っております。 (6)副作用発現に関するリスク 医薬品は、開発段階で臨床試験を行い、所管官庁の審査を経て承認を受け販売していますが、市販後に予期せぬ重篤な副作用が発現した場合、使用方法が制限される可能性や製品回収・販売中止等をする可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループは医薬品の市販後に安全性情報を幅広く収集・分析し、適正情報を医療現場に迅速に提供しております。 (7)知的財産権に関するリスク 当社グループの事業活動が他社知的財産権を侵害した場合または第三者による当社知的財産権の侵害により被害を受けた場合、事業の中止・係争等により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは知的財産権を厳しく管理し、第三者からの侵害にも継続的に注意を払っております。 <価値創造を支える基盤に関するリスク> (1)ITセキュリティ及び情報管理に関するリスク 当社グループでは、業務上ITシステムを多数利用しており、機密性の高い情報や個人情報を取り扱っております。システムの不備やコンピューターウイルス、サイバー攻撃等の要因により、オペレーションの停止や情報の流出のリスクがあり、予期せぬ業務の妨害や情報等の外部流出により社会的信用を著しく毀損した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、ITセキュリティサービスの導入、定期的データバックアップの実施、ならびに各種情報管理規程を制定し従業員の教育をすることでITセキュリティ対策、情報管理体制の構築を図っております。 (2)人的資本に関するリスク 当社グループは、人材の成長こそ事業の強化を支える原動力と考えておりますが、人材獲得競争の激化や労働環境の急激な変化等により、優秀な人材や女性を含む人材の多様性を確保できない場合、事業活動の停滞により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、社員と会社は相互の利益を実現するパートナーであるという基本的な考えのもと、人材マネジメントシステムの適切な運用を図っております。また、女性活躍の推進等に取り組み、多様な考え方に応えられる働き方改革の推進を積極的に図っております。 (3)訴訟に関するリスク 当社グループの国内外での事業活動において、特許等の知的財産権、製造物責任(PL法)、労務などに関連する訴訟リスクがあり、これらに関連する訴訟が提起された場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは事業活動を行う過程において、専門家の助言を踏まえながら適切な対応を行っております。 (4)環境問題に関するリスク 当社グループは環境に配慮した事業活動を行っておりますが、事業活動を行う過程において万が一の事故等により関係法令等の違反が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、環境・安全衛生に関して、関係法令等の遵守はもとより、さらに高い自主基準を設定してその達成に努めております。また、環境マネジメントシステムと労働安全衛生マネジメントシステムを統合し、当社グループ全体でEHS活動を推進しております。特に気候変動対策については重大な課題の一つとして捉えており、環境委員会を設置し、グループ一体で環境への影響に配慮した事業活動を行っております。 (5)大規模災害等に関するリスク 地震、台風などの大規模な自然災害、火災などの事故及びインフルエンザ、新型コロナウイルス等のパンデミックが発生した場合、当社生産子会社であるキョーリン製薬グループ工場㈱や調達先等において工場の閉鎖・操業停止が考えられ、工場の閉鎖・操業停止が長期間に及ぶ場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、大規模災害等に備え、各種対応マニュアルを作成し、訓練を実施しております。また、製品の安定供給の観点から一定量の製品在庫を確保しております。 (6)金融市場の変動に関するリスク 為替相場の変動により、輸出入取引及び技術導出入において当社グループの経営成績及び財政状態に影響が生じます。想定を上回る金融市場の変動があった場合、支払利息の増加、仕入価格の高騰、年金資産額、退職給付債務額、保有する株式評価額等の変動等により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、経営計画立案の段階で金融市場動向を確認し、為替予約の実施・資金調達方法の見直しを行うことで金融市場の変動に対応しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,510字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、2023年度に策定した長期ビジョン「Vision 110(2023年度~2032年度)」の実現に向け、3つのステージからなる中期経営計画を推進しています。その第一段階にあたる中期経営計画「Vision 110 -Stage1-(2023年度~2025年度)」の最終年度である2026年3月期は、経営方針に「Vision 110の実現に向けた事業体制の確立」を掲げ、目標達成に向け取り組みました。 当連結会計年度における経営成績は以下の通りです。 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   増減額(百万円)   増減率(%) 売上高   130,087   126,257   △3,829   △2.9 営業利益   12,567   3,567   △9,000   △71.6 経常利益   13,219   4,031   △9,188   △69.5 親会社株主に帰属する当期純利益   9,086   3,448   △5,637   △62.0 国内医療用医薬品業界は、薬価改定をはじめとする継続的な医療費抑制策の推進によって一層厳しい事業環境にあります。このような状況下、当連結会計年度における当社グループ全体の売上高は126,257百万円と、前期に対して3,829百万円(前期比2.9%減)の減収となりました。新医薬品等(国内)の売り上げは、薬価改定(杏林製薬㈱5%台)の影響はあったものの、新薬の伸長により前期を上回る実績で推移しました。新医薬品(海外)の売り上げは、前期に自社創製化合物「KRP-M223」のノバルティス社(本社:スイス)への導出に伴う契約一時金収入を計上した反動減により、前期より減少しました。後発医薬品の売り上げは、薬価改定の影響を大きく受けましたが長期収載品の選定療養等の影響もあり、前期より増加しました。 利益面では、新薬の伸長等はあったものの、前述の契約一時金収入の反動減による減収により、売上総利益は51,622百万円と前期に対して7,912百万円の減少となりました。販売費及び一般管理費は、コスト削減等に努めたものの、2025年9月に導入したSLE等の新規治療薬候補「KRP-A225」、及び2026年3月に導入した神経障害性疼痛治療薬「KRP-126 (BDT272)」に係る導入一時金等の計上により研究開発費が増加し、前期に対して1,087百万円増加(研究開発費は1,545百万円増加)しました。その結果、営業利益は3,567百万円(前期比71.6%減)、経常利益は4,031百万円(前期比69.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、3,448百万円(前期比62.0%減)となりました。 当連結会計年度における売上高の状況につきましては、以下の通りです。 〔新医薬品等(国内)〕 当社グループは、中期経営計画「Vision 110 -Stage1-」の重点戦略の一つとして「新薬比率の最大化」を掲げ、積極的な営業活動を展開してきました。その結果、主力製品である過活動膀胱治療剤「ベオーバ」、アレルギー性疾患治療剤「デザレックス」の売り上げが増加しました。また長期収載品では、気道粘液調整・粘膜正常化剤「ムコダイン」の売り上げは増加しましたが、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「キプレス」の売り上げは、長期収載品の選定療養等の影響を受け、減少しました。 以上の結果、新医薬品等(国内)の売上高は87,113百万円(前期比3.5%増)となりました。 〔新医薬品(海外)〕 新医薬品(海外)の売上高は、契約一時金収入の反動減により減収となり、693百万円(前期比92.2%減)となりました。 〔後発医薬品〕 安定供給に最大限注力するとともに主要品目の売り上げ拡大に努めました。オーソライズド・ジェネリックの売り上げは前期を下回りましたが、2024年発売の追補収載品の売上寄与や長期収載品の選定療養等の影響により、後発医薬品の売上高は38,451百万円(前期比3.7%増)となりました。 品質確保の取り組みについては、杏林製薬㈱、キョーリン リメディオ㈱、キョーリン製薬グループ工場㈱の全てのグループ会社が一丸となり、GMP※などの法令遵守の徹底を図るとともに品質管理体制のより一層の強化に努めています。今後とも信頼性の確保に最大限注力し、高品質で安心・安全な製品を提供していきます。 ※医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準 後発医薬品事業につきましては、キョーリン リメディオ㈱、キョーリン製薬グループ工場㈱が保有する高岡工場及び井波工場を、ダイト㈱を筆頭とし、ダイト㈱以外の共同出資者2者が共同出資予定の「株式会社医薬品共創機構(仮)」に承継することについて、具体的な協議を進める旨の基本合意書を2026年4月24日にダイト㈱等との間で締結いたしました。 ②キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、6,381百万円の収入であり、これは主に税金等調整前当期純利益4,451百万円、減価償却費4,663百万円、棚卸資産の増加2,059百万円、仕入債務の減少1,076百万円、未払又は未収消費税等の増減額2,947百万円、法人税等の支払額2,865百万円によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,644百万円の支出で、これは主に有形固定資産の取得による支出3,864百万円、投資有価証券の売却及び償還による収入2,262百万円によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、7,956百万円の支出で、これは主に配当金の支払額3,303百万円、短期借入金の返済による支出4,800百万円によるものです。 この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比較して3,219百万円減少し、11,802百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは医薬品事業のみの単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬品事業   101,803   93.3 合計   101,803   93.3 (注)上記金額は、消費税等抜きの売価換算によっております。 b.商品仕入実績 当社グループは医薬品事業のみの単一セグメントであり、当連結会計年度の商品仕入実績は次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬品事業   13,651   138.0 合計   13,651   138.0 (注)上記金額は、消費税等抜きの実際仕入れ額によっております。 c.受注実績 当社グループは販売計画に基づいた生産を行っておりますので、該当事項はありません。 d.販売実績 当社グループは医薬品事業のみの単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医薬品事業   126,257   97.1 合計   126,257   97.1 (注)最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アルフレッサ ホールディングス株式会社   21,486   16.5   22,413   17.8 株式会社メディパルホールディングス   21,265   16.3   21,196   16.8 株式会社スズケン   17,923   13.8   17,588   13.9 東邦薬品株式会社   13,746   10.6   13,826   11.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して1,836百万円増加し、195,455百万円となりました。このうち、流動資産は135,142百万円と前連結会計年度末と比較して991百万円の減少となりました。主な増減要因は、現金及び預金の減少3,219百万円、有価証券の増加1,786百万円、商品及び製品の増加1,315百万円、仕掛品の増加1,642百万円、原材料及び貯蔵品の減少898百万円、流動資産のその他の減少1,376百万円等によるものです。また、固定資産は60,312百万円と前連結会計年度末と比較して2,828百万円の増加となりました。主な増減要因は、無形固定資産の減少671百万円、投資有価証券の減少1,179百万円、退職給付に係る資産の増加5,387百万円、繰延税金資産の減少591百万円等によるものです。 負債総額は、前連結会計年度末と比較して4,303百万円減少し、53,029百万円となりました。主な増減要因は、支払手形及び買掛金の減少1,076百万円、短期借入金の減少4,800百万円、未払法人税等の減少2,277百万円、流動負債のその他の増加2,412百万円、繰延税金負債の増加1,856百万円等によるものです。 純資産は、前連結会計年度末と比較して6,140百万円増加し、142,425百万円となりました。主な増減要因は、利益剰余金の減少11,244百万円、自己株式の処分11,419百万円、その他有価証券評価差額金の増加1,744百万円、退職給付に係る調整累計額の増加4,169百万円等によるものです。 b.経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中期経営計画「Vision110-Stage1-」における数値目標である連結ベースでの売上高年平均成長率2%以上、研究開発費控除前 営業利益対売上高16%以上に対し、実績は連結ベースでの売上高年平均成長率3.7%、研究開発費控除前 営業利益対売上高12.4%でした。 新中期経営計画「Vision110-Stage2-」(2026年度~2029年度)における経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標及びその達成に向けた取り組みにつきましては、「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中長期的な会社の経営戦略及び会社の優先的に対処すべき課題」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 (資金需要) 当社グループの運転資金需要の主なものは、製品製造のための原料・材料の購入、商品仕入のほか、製造費用、研究開発費、人件費の支払いであります。 また、継続的に設備投資を行っておりますが、当連結会計年度において3,955百万円の設備投資を実施いたしました。 (財務政策) 当社グループの運転資金及び設備投資資金の調達は、自己資金及び借入金等により賄っております。 2027年3月期においては、工場設備の拡充等、固定資産取得による支出約4,300百万円を予定しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、重要な会計方針及び見積りによる判断をおこなっております報告数値があり、実際の結果は見積りによる不確実性のために異なる結果となる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 [注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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