概要
ティムスは2005年に東京農工大学発酵学研究室の医薬シーズを実用化する目的で設立された創薬型バイオベンチャーである。可溶性エポキシドハイドロラーゼ(sEH)を標的とするSMTP化合物群の研究開発を主力とし、急性期脳梗塞治療薬TMS-007をリードパイプラインとしてグローバル展開を目指す。2022年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。
創薬基盤となるSMTP化合物の特徴
当社の医薬品候補物質は、黒カビの一種スタキボトリス・ミクロスポラが産生するSMTP化合物ファミリーに属する。SMTP化合物は主にsEHの阻害による抗炎症作用を持ち、一部の化合物はプラスミノーゲンに作用する血栓溶解作用も併せ持つ。sEHはEH活性とPhos活性の二つの作用を有し、SMTP化合物は両方を阻害する。この二重の作用機序により、肥満モデルマウスでの肝炎症抑制や潰瘍性大腸炎モデルでの症状改善が確認されている。
臨床パイプラインの現状
当社には3つの臨床段階パイプラインがある。TMS-007は急性期脳梗塞を対象とした前期第Ⅱ相臨床試験を終了し、2025年2月からCORXEL主導でグローバル第Ⅱ相/第Ⅲ相試験「ORION」が開始された。TMS-008は急性腎障害等を適応とし、2024年6月に第Ⅰ相臨床試験を開始、同年12月に全被験者への投与を完了した。JX09は治療抵抗性高血圧を対象にオーストラリアで第Ⅰ相試験中である。
提携戦略と収益源
当社は創薬初期から海外大手との提携を進めてきた。2021年にバイオジェン社がTMS-007のオプション権を行使し導出したが、2024年に権利がCORXEL社へ移転。同社からTMS-007とJX09の日本における開発販売権を取得し、TMS-008については全世界での独占的ライセンスを得ている。収益は主にマイルストーン収入に依存し、2022年2月期に19百万円の売上を計上したが、その後は研究開発費の支出が続き赤字である。
業界の中での役割は大学等の研究成果を基に医薬品候補を開発し、グローバル市場への導出を目指す企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01グローバル医薬品市場主力
sEH阻害による抗炎症作用と血栓溶解作用を持つSMTP化合物を創製し、急性期脳梗塞をはじめとする炎症性疾患の治療薬を開発。ライセンス契約により導出・開発を進める。
- TMS-007(JX10)
- 急性期脳梗塞を対象とするsEH阻害剤。抗炎症作用に加え、血栓溶解作用も併せ持ち、発症後24時間までの投与を目指す。
- TMS-008
- 抗炎症作用を有するsEH阻害剤で、急性腎障害やがん悪液質を適応として開発中。
- JX09
- 急性期脳梗塞を対象とした開発化合物。
- TMS-009
- TMS-008のバックアップ化合物。
製品と技術
TMS-007:二つの作用機序で急性期脳梗塞に挑む
TMS-007は急性期脳梗塞を適応症とする低分子化合物である。プラスミノーゲンに結合し立体構造を変化させることで血栓溶解を促進し、同時にsEH阻害による抗炎症作用で虚血再灌流障害を抑制する。前期第Ⅱ相試験では発症後平均9.5時間の患者に投与し、症候性頭蓋内出血が0%(プラセボ群2.6%)と安全性を示し、mRS 0-1への転帰率で統計的有意差を達成した。現在CORXELがグローバル第Ⅱ相/第Ⅲ相試験を実施中。
TMS-008:広範な炎症性疾患を狙う抗炎症剤
TMS-008は血栓溶解作用をほとんど持たず、sEH阻害による抗炎症作用に特化したSMTP化合物である。急性腎障害、がん悪液質など多様な炎症性疾患への適応が期待される。潰瘍性大腸炎モデルマウスでは5-ASAを上回る症状改善効果を示した。2024年6月に健康成人男性を対象とした第Ⅰ相臨床試験を開始し、5段階の用量漸増を経て同年12月に全被験者の投与・観察を完了。2025年4月にデータリードアウトを公表し、良好な安全性と忍容性が確認された。
JX09と新規パイプラインの拡充
JX09はCORXELから日本国内の開発販売権を取得したアルドステロン合成酵素阻害剤で、治療抵抗性高血圧を適応とする。CYP11B2に対する高い選択性を持ち、オーストラリアで第Ⅰ相試験が進行中。当社は2024年7月に北海道大学から脊髄損傷治療薬候補TMS-010を導入した。TMS-010は血液脳脊髄関門保護作用を持つ新規作用機序の化合物で、前臨床段階にある。これらのパイプライン拡充により、SMTP化合物以外の創薬にも領域を広げている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
創薬ベンチャー、開発初期で収益未発生
核酸医薬の研究開発に特化したバイオベンチャー。売上はほとんどなく、営業損失が継続。同業のVeritas In SilicoやChordia Therapeuticsも同様に収益化前の段階。ジーエヌアイグループは中国で承認品を持ち一段先行。ティムスは複数のパイプラインを持つが、臨床段階は初期が多く、実用化までの期間と資金調達が課題。
強み
- 独自の核酸送達技術を有し、新規モダリティとして期待されている。
- 複数の適応症に向けたプログラムを展開し、リスク分散を図る。
- 大学との共同研究により基礎研究の知見を取り入れやすい。
- 核酸医薬関連の特許を保有し、競合への参入障壁を形成。
課題
- 創薬は長期を要し、承認まで5~10年かかる可能性がある。
- 営業赤字継続のため、継続的な資本増強が必要。
- パイプラインが初期段階であり、臨床試験失敗の確率が高い。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がティムス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4880セルソース | 68億円 | 96.6倍 |
| 2 | 4893ノイルイミューン・バイオテック | 64億円 | — |
| 3 | 206APRISM BioLab | 63億円 | — |
| 4 | 4583カイオム・バイオサイエンス | 55億円 | — |
| 5 | 4892サイフューズ | 54億円 | — |
| 6 | 4891ティムス | 49億円 | — |
| 7 | 190AChordia Therapeutics | 48億円 | — |
| 8 | 4591リボミック | 48億円 | — |
| 9 | 4576デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 | 47億円 | — |
| 10 | 4582シンバイオ製薬 | 37億円 | — |
| 11 | 4885室町ケミカル | 37億円 | 22.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
東京農工大学発のシーズを事業化した2005年の設立
2005年2月、東京農工大学発酵学研究室の蓮見惠司教授が持つ医薬シーズを実用化するため、東京都渋谷区に資本金10百万円で設立された。同年6月には本店を港区に移転。創業時から大学発の基礎研究を臨床へ橋渡しする目的を明確に持っていた。設立2年後の2007年8月には、メルシャン株式会社(現日本マイクロバイオファーマ)とTMS-007の原薬製造に関する契約を結び、製造検討を開始した。
臨床試験への歩みと研究資金の獲得(2011~2017年)
2011年10月、科学技術振興機構の「研究成果最適展開支援事業」に採択され、公的資金を得た。2014年8月にTMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験を開始し、2015年10月に終了。同年9月にはNEDOの「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」にも採択された。2017年11月にはTMS-007の前期第Ⅱ相臨床試験を開始し、2020年11月に90症例の組み入れを完了した。
バイオジェン社への導出と上場(2018~2022年)
2018年6月、TMS-007をバイオジェン社に導出するオプション契約を締結。2021年5月にバイオジェン社がオプション権を行使し、TMS-007が正式に導出された。同年8月に前期第Ⅱ相試験が終了。この導出実績を背景に、2022年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。上場時の売上高は19百万円(2022年2月期)で、主に導出契約に伴う収入であった。
CORXELへの権利移転と日本権利の取得(2024年)
2024年1月、TMS-007の権利がバイオジェン社からJi Xing Pharmaceuticals(現CORXEL)へ移転。同時に当社はCORXELからTMS-007及びJX09の日本における開発販売権を無償で取得した。同年6月にはTMS-008の第Ⅰ相臨床試験を開始し、7月に北海道大学から脊髄損傷治療薬候補シーズ(TMS-010)を導入。パイプラインが3本から4本に拡充された。
グローバル試験開始と新たな資金調達(2025年)
2025年2月、CORXEL主導でTMS-007(JX10)のグローバル第Ⅱ相/第Ⅲ相臨床試験「ORION」が開始された。当社は日本パートナーとして参加準備を進める。同年6月にはTMS-008の第Ⅰ相臨床試験が終了。研究開発の加速に伴い、2025年3月にファイナンスの実施を決定した。従業員数は18名と小規模ながら、複数のパイプラインをグローバルに展開している。
年表25件を開く
2000年代
- 2005年2月創業東京農工大学発酵学研究室 蓮見惠司教授の医薬シーズを実用化することを目的として、東京都渋谷区に当社を設立(資本金10百万円)
- 2005年6月本店所在地を東京都港区に移転
- 2007年8月メルシャン株式会社(現日本マイクロバイオファーマ株式会社)とTMS-007の原薬製造に関する契約を締結し原薬製造検討を開始
- 2008年8月本店所在地を東京都府中市幸町三丁目に移転
2010年代
- 2011年6月本店所在地を東京都稲城市に移転
- 2011年10月独立行政法人科学技術振興機構(JST)「研究成果最適展開支援事業 フィージビリティスタディ 可能性発掘タイプ(シーズ顕在化)」に採択
- 2014年8月TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験 * 開始
- 2015年9月国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」に採択
- 2015年10月TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験終了
- 2017年5月本店所在地を東京都府中市宮町一丁目に移転
- 2017年11月TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験 * 開始
- 2018年6月TMS-007をバイオジェン社に導出するオプション契約を締結
- 2019年8月日本マイクロバイオファーマ株式会社とTMS-008の原薬製造法の共同開発に関する契約を締結し原薬製造を開始
2020年代
- 2020年11月TMS-007前期第Ⅱ相臨床試験の組入完了(90症例)
- 2021年2月TMS-008のGLP * 非臨床試験 * を開始
- 2021年5月バイオジェン社がTMS-007に関するオプション権を行使、TMS-007を同社に導出
- 2021年8月TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験終了
- 2022年2月本店所在地を東京都府中市府中町一丁目に移転
- 2022年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年1月TMS-007の権利がバイオジェン社からJi Xing Pharmaceuticals Hong Kong Limited(現CORXEL Pharmaceuticals Hong Kong Limited)へ移転
- 2024年1月TMS-007及びJX09の日本における開発販売権を取得
- 2024年6月TMS-008の日本における第Ⅰ相臨床試験開始
- 2024年7月北海道大学より骨髄損傷治療薬候補シーズをTMS-010として導入
- 2025年2月TMS-007(JX10)のグローバル臨床試験「ORION」(第Ⅱ相/第Ⅲ相臨床試験)開始
- 2025年6月TMS-008の日本における第1相臨床試験終了
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
臨床パイプラインの開発推進
リードパイプラインTMS-007のグローバル第Ⅱ/Ⅲ相試験(ORION)の日本パートを着実に進め、TMS-008では心臓手術患者を対象とした前期第Ⅱ相試験を早期開始、JX09ではCORXELと連携し日本国内での開発を適切な時期に開始する。
- 02
パイプラインの拡充
SMTP化合物以外の新規パイプラインを獲得するため、新たなsEH阻害剤の探索やアカデミアからのシーズ導入を推進。脊髄損傷治療薬TMS-010や生理活性脂質レゾルビン類縁体などを加え、ポートフォリオの幅を広げる。
- 03
事業開発活動の推進
製薬会社との提携により開発リスクを低減しつつ契約一時金・マイルストーン収益を得るビジネスモデルを基盤に、事業開発部を設置しパイプライン価値の最大化を図る。
- 04
人材の確保と組織体制強化
高度な能力と経験を有する優秀な人材を積極採用し、専門分野ごとの縦割りではなく研究・製造・薬事・開発等の専門家が自由闊達に議論できる組織作りを目指す。
- 05
財務基盤の拡充
臨床開発や研究開発投資による資金需要増加に対応するため、マイルストーン収入、借入、株式調達、補助金など多様な手段で適時に資金調達を実施し財務基盤を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で18人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は780万円で、3期前と比べて+8.3%。平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は3.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年2月 | 720 | 42.5 | 2.9 | 14 | — |
| 2024年2月 | 753 | 43.2 | 3.9 | 14 | — |
| 2025年12月 | 829 | 45.8 | 4.4 | 18 | −3,889 |
| 2025年2月 | 780 | 44.2 | 3.8 | 18 | −5,000 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績の推移
有価証券報告書 8期分
直近8期の通期業績。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年2月 | 4 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年2月 | — | — | −7 | — | −7 |
| 2021年2月 | — | — | −7 | — | −7 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年2月 | 19 | — | 11 | — | 11 |
| 2023年2月 | — | — | −9 | — | −9 |
| 2024年2月 | — | — | −9 | — | −10 |
| 2025年2月 | — | −9 | −6 | — | −7 |
| 2025年12月 | — | −7 | −7 | — | −7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年12月期は営業CFが−8億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−8億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は28億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | −7 | 0 | 11 | −7 | 11 |
| 2022年2月 | 13 | 0 | 2 | 13 | 26 |
| 2023年2月 | −7 | 0 | 17 | −7 | 36 |
| 2024年2月 | −8 | 0 | 7 | −8 | 34 |
| 2025年2月 | −5 | 0 | 0 | −5 | 29 |
| 2025年12月 | −8 | 0 | 6 | −8 | 28 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年12月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は95.5%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年2月 | 6 | 5 | 1 | 85.4 |
| 2020年2月 | 9 | 7 | 2 | 88.0 |
| 2021年2月 | 12 | 11 | 1 | 92.9 |
| 2022年2月 | 27 | 25 | 2 | 89.5 |
| 2023年2月 | 38 | 37 | 1 | 98.0 |
| 2024年2月 | 36 | 35 | 1 | 96.9 |
| 2025年2月 | 30 | 28 | 2 | 92.1 |
| 2025年12月 | 29 | 28 | 1 | 95.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中2位あたり、逆に低いのはROEで79社中75位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥108で、1年前と比べて-34.1%。過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.05倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
95円まで下落した後、7/27に97円と小幅反発。しかし25日線103円を5.8%下回り、75日線124円からも大きく乖離。1ヶ月で4%下落し、52週安値95円に接近。RSIは26と売られすぎ圏だが、反転の兆しは弱い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PBR1.71倍は同業界平均3.07倍を下回るが、PERが算定不能で赤字継続、ROEは-25.9%と深刻な収益悪化。配当は無配。業界平均に比べて指標面では割安感もあるが、持続的な損失と無配を考慮すると、実質的な価値は低く割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.05倍 | 3.53倍 |
| ROE | -25.9% | 6.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
無収益・赤字継続のバイオベンチャーで、パイプラインの進捗と資金繰りが最大の論点。強気派は、特定の疾患領域で差別化されたパイプラインが後期開発に進めば、導出や提携で大きなリターンが得られると期待する。弱気派は、競合の多い分野で臨床成功確率が低く、資金調達リスクや開発遅延が常に付きまとうと見ている。
- パイプラインの進展
後期臨床試験入りが好感されれば株価上昇の契機に。
- 導出・提携収入
大手製薬との提携で upfront 収入が発生する可能性。
- ニッチ領域への集中
アンメットニーズの高い疾患で競合が少ない場合に優位。
- 2025年12月期営業損失7億円と赤字縮小2025年12月期影響中
FY2025/2 -9億円→FY2025/12 -7億円、改善傾向
- パイプラインの進展期待不定影響中
新薬候補の臨床試験結果次第でバリュエーション急変
- M&Aや提携による成長戦略不定影響弱
製薬企業との提携で収益化の可能性
- 純損失7億円と前年比改善通年影響弱
FY2025/2 -10億円→FY2025/12 -7億円、赤字幅縮小
- 無収益・赤字継続
2025年2月期も営業赤字7億円で収益化のめど立たず。
- 資金調達リスク
時価総額44億円と小さく、追加調達で希薄化懸念。
- 臨床失敗リスク
創薬企業の成功率は低く、パイプライン頓挫で株価急落も。
- 2025年12月期も営業損失継続2025年12月期影響強
営業損失7億円、黒字化のメド立たず
- キャッシュ減少リスク継続影響中
赤字継続で資金消耗、増資リスク
- PBR1.71倍と純資産割れ懸念継続影響中
自己資本毀損でPBR低下、割安感無し
- 無配当で株主還元無し継続影響弱
配当利回り0%、投資家魅力低い
- 現金及び預金
- 資金残高が開発継続の生命線。
- パイプライン進捗
- 臨床試験の開始・結果が最も重要なバリュードライバー。
- 研究開発費
- 投資規模と開発効率を測る指標。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ11,107人。区分でいちばん多いのは個人・その他で80.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.8%を占め、残る93.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 88.1 | 75.3 | 75.0 | 80.0 |
| 証券会社 | 1.4 | 5.3 | 4.8 | 9.7 |
| 事業法人 | 7.1 | 6.5 | 6.3 | 6.6 |
| 外国法人 | 3.1 | 12.1 | 13.7 | 3.3 |
| 金融機関 | 0.2 | 0.6 | 0.0 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合 | 9.03 |
| 02 | THVP-1号投資事業有限責任組合 | 6.26 |
| 03 | 株式会社新日本科学 | 3.15 |
| 04 | 楽天証券株式会社 | 2.90 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 2.79 |
| 06 | 山本 哲郎 | 2.14 |
| 07 | 蓮見 惠司 | 1.77 |
| 08 | 富永 隆寛 | 1.54 |
| 09 | ニッセイ・キャピタル9号投資事業有限責任組合 | 1.46 |
| 10 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.19 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-14グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告4.36%-1.09pt
- 2026-07-21グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告5.45%-0.53pt
- 2026-06-30グロース・キャピタル株式会社新規の大量保有報告5.98%-1.20pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−102%、1株純資産は5期で−19%。直近期のROEは-25.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2019年2月 | 776 | — | 17.4 |
| 2020年2月 | −6,959 | — | −116.5 |
| 2021年2月 | −171 | — | −77.1 |
| 2022年2月 | 53 | 74 | 60.2 |
| 2023年2月 | −25 | 102 | −27.9 |
| 2024年2月 | −26 | 85 | −26.8 |
| 2025年2月 | −16 | 69 | −23.7 |
| 2025年12月 | −16 | 60 | −25.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 若林拓朗 | 代表取締役社長 | 59 | 13,900 |
| 蓮見惠司 | 取締役会長 | 68 | 804,000 |
| 伊藤剛 | 取締役 | 56 | 20,000 |
| 横田尚久 | 取締役 | 66 | — |
| 髙梨健 | 取締役 | 62 | — |
| 並川玲子 | 取締役 | 72 | — |
| 小林伸明 | 常勤監査役 | 71 | — |
| 本田一男 | 監査役 | 76 | — |
| 中村健一 | 監査役 | 51 | 10,000 |
| 長谷川紘之 | 監査役 | 50 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 66 | 7 | 7 | 73 | 15 |
| 社外監査役 | 3 | 11 | 1 | 1 | 12 | 4 |
| 社外取締役 | 2 | 11 | 1 | 1 | 12 | 6 |
| 監査役 | 1 | 4 | 0 | 0 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
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開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2025/03/01-2025/12/31)2026-03-30
- 半期報告書半期報告書-第22期(2025/03/01-2025/12/31)2025-10-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-30
- 半期報告書半期報告書-第21期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-29
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-31
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
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