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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

アルファシステムズ

ALPHA SYSTEMS INC.4719 · Prime · 情報・通信業

通信キャリアのシステム開発に特化した独立系ソフトウェア会社。基地局や端末ソフトからネットワーク管理まで幅広くカバー。

概要

アルファシステムズは1972年10月創業のソフトウェア開発会社で、通信キャリア向け交換ノードや4G/5G基地局ソフトウェアを主力とする。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクを主要顧客に持ち、公共・流通・金融分野の業務システム開発も手掛ける。2025年3月期の売上高は385億円、従業員数2,987人。2000年4月に東証第一部に上場した。

通信システム開発が祖業の事業ポートフォリオ

通信システム事業はノード、モバイルネットワーク、ネットワークマネジメントの3分野で構成される。ノード分野では固定網やモバイル網の交換機向け制御ソフト、光伝送装置やSDH/SONET装置の組み込みソフトを開発。主要顧客はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社である。2024年3月期のノード売上高は17億円(前年比8.5%減)、モバイルネットワークは14億円(同14.5%減)、ネットワークマネジメントは40億円(同9.5%増)と増減が分かれた。通信システム全体の売上高は72億円で全社の約20%を占める。創業以来の主力分野であり、交換機ソフトウェア開発で培ったリアルタイム制御技術が強みである。

売上の7割を占めるオープンシステム分野

オープンシステム分野は公共、流通・サービス、金融、情報通信、その他の5領域からなり、2024年3月期の売上高は298億円と全社の約82%を占める。公共分野では住民情報や税務、防災システムを、流通・サービス分野では小売業の在庫管理やECプラットフォームを開発する。金融分野では決済中継システムやクラウド基盤の開発が成長しており、前年同期比31.7%増の57億円を記録した。情報通信分野では通信キャリアの社内システムやAI研究開発関連の受注が増加し、同18.8%増の41億円。その他分野でもクラウド関連や製造業向けが伸びている。

7地域に展開する開発拠点と国際認証

1987年に川崎市中原区にアルファテクノセンターを建設して以降、仙台(1988年)、大阪(1989年)、福岡(1990年)、札幌(1991年)、金沢(1992年)に支社を設置し、全国7拠点体制を整えた。首都圏でも横浜ウィング(2000年)やYRPウィング(2001年)、中原テクノセンター(2002年)を増設。品質管理体制を重視し、1998年にISO9001、2003年に情報セキュリティ規格BS7799-2、2004年に環境管理規格ISO14001の認証を全社で取得している。2025年3月期現在の従業員数は2,987人で、大半が技術者である。

10年間で売上高1.5倍に成長した収益基盤

2013年3月期の売上高238億円から2024年3月期には364億円へと増加し、年平均成長率は約4%である。当期純利益も11億円から30億円へと拡大した。2025年3月期の売上高は385億円(前期比5.8%増)、営業利益は44億円、当期純利益は32億円と堅調に推移。2026年3月期の見通しは売上高407億円、営業利益49億円とさらなる成長を見込む。自己資本比率は約85%と財務体質は健全で、配当金の支払額も増加傾向にある。

業界の中での役割は通信系ソフトウェア受託開発会社。無線基地局からネットワーク管理まで通信インフラ全般のソフトウェア開発を請け負う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
407億円
営業利益
49億円
営業利益率
12.0%
純利益
38億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01通信システム(ノード)主力

固定網やモバイル網を構成する交換ノード、伝送装置、次世代ノードシステムに搭載されるソフトウェアの開発。通信キャリアのコアネットワーク系システム。

主要顧客NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク

主な製品・サービス2
交換ノードソフトウェア
通信事業者の交換機(パケット交換機、回線交換機)に搭載される制御ソフト。
伝送装置ソフトウェア
光伝送装置やSDH/SONET装置の組み込みソフト。

02通信システム(モバイルネットワーク)主力

モバイル網を構成する無線基地局や携帯端末等に搭載されるソフトウェアの開発。5G対応など先端領域。

主な製品・サービス2
無線基地局ソフトウェア
4G/5G基地局のベースバンド処理ソフトウェア、無線制御ソフト。
携帯端末ソフトウェア
スマートフォンやフィーチャーフォンのミドルウェア、ドライバ開発。

03通信システム(ネットワークマネジメント)準主力

通信ネットワークの運用・保守を支援する管理システムの開発。ネットワーク監視、障害管理、性能管理システム等。

主な製品・サービス1
ネットワーク管理システム
NMS(Network Management System):通信設備の監視、設定、トラフィック管理を行うOSS(運用支援システム)。

04オープンシステム(公共)準主力

官公庁/地方自治体/社会インフラ関連システムの開発。オープン技術(Java、Web系)を用いた業務システム。

主な製品・サービス2
公共向け業務システム
住民情報系、税務、福祉、防災等のアプリケーション開発。
社会インフラシステム
交通管制、水道管理などの監視制御システム。

05組み込みシステム準主力

デジタル家電、自動車、ロボット、計量器等に組み込まれるソフトウェアの開発。リアルタイムOS、デバイスドライバ等。

主な製品・サービス1
組み込みソフトウェア
家電製品の制御ソフト、自動車向け車載情報機器ソフト、産業機器のファームウェア。

06オープンシステム(流通・サービス)副次

運輸・輸送/小売業/インターネットビジネス関連システムの開発。ECサイト、物流管理、POS等。

主な製品・サービス1
流通向けシステム
小売業の在庫管理、発注、販売分析システム。ECプラットフォーム開発。

07オープンシステム(金融)副次

銀行/証券/保険/クレジットカード業関連システムの開発。勘定系、情報系、Web系。

主な製品・サービス1
金融向け業務システム
銀行勘定系システム、証券取引システム、保険契約管理システム等。

08オープンシステム(情報通信)副次

通信事業者が手掛けるコンテンツ配信やポイントサービス等の情報サービスにかかわるシステム開発。

主な製品・サービス1
情報サービスシステム
通信キャリアのコンテンツ配信プラットフォーム、決済システム、ポイント管理システム。

09その他その他

自社製品の販売、システムインテグレーション、システムの保守・運用・オペレーション。

主な製品・サービス2
自社製品
自社開発ソフトウェアパッケージの販売。
システム運用・保守
開発したシステムの稼働監視、障害対応、バージョンアップ等の運用サービス。

製品と技術

通信キャリアの中核を支える交換ノードソフトウェア

通信システムの中核として、固定網やモバイル網の交換機に搭載される制御ソフトウェアを開発する。パケット交換機や回線交換機向けのリアルタイム制御ソフトが主力製品で、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが主要顧客である。光伝送装置やSDH/SONET装置に組み込まれる伝送装置ソフトウェアも手掛け、1990年8月に伝送システム分野へ参入して以来、蓄積したノウハウを持っている。これらのソフトウェアは通信キャリアのコアネットワークを構成し、高い信頼性が求められる。

4G/5G基地局と携帯端末の組み込みソフトウェア

モバイルネットワーク分野では、無線基地局のベースバンド処理ソフトウェアや無線制御ソフトを開発する。5G対応など先端領域の開発を担当し、通信キャリアのネットワーク品質を左右する重要なコンポーネントである。スマートフォンやフィーチャーフォン向けのミドルウェア、デバイスドライバ開発も行う。2024年3月期のモバイルネットワーク売上高は14億円と前期比14.5%減となったが、次世代通信への対応が続く。

ネットワーク運用を効率化する管理システム

ネットワークマネジメント分野では、通信設備の監視、設定、トラフィック管理を行うNMS(Network Management System)を提供する。これは通信事業者の運用・保守を支援するOSS(Operation Support System)であり、2024年3月期の売上高は40億円で、前年比9.5%増と堅調に推移した。サービス基盤関連の受注増加が寄与している。システムオペレーションの受注も1994年から行っており、運用サービスを含めたトータルサポートが可能である。

公共・流通・金融向け業務システムの開発

オープンシステム分野では、官公庁向け住民情報系システム、小売業向け在庫管理・ECプラットフォーム、銀行勘定系システム、証券取引システムなどを開発する。金融分野では決済中継システムやクラウド基盤の開発が急成長しており、2024年3月期売上高は前年比31.7%増の57億円。流通・サービス分野では基幹業務システムが売上を牽引するが、Eコマース関連の減少も見られた。公共分野ではエネルギー関連の売上が増加し、安定した収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

制御系ソフト開発で中堅、堅実な収益基盤

アルファシステムズは通信・産業向け制御ソフトウェア開発を主力とする中堅IT企業。同業のVRAIN Solutionやソラコムがクラウド・IoTに特化する一方、アルファシステムズは組み込み・制御分野に強み。安定した受注と高い稼働率で営業利益率10%超を維持。ただし売上規模は400億円弱と業界内では中規模で、大手SIerとの競合や人材確保が課題。

強み

  • 通信機器や産業機器向けの複雑な制御ソフト開発で高い技術力を有する。
  • 長期継続案件が多く、営業利益率10%超と業界平均を上回る。
  • 主要顧客との長期的な取引実績により、安定的な受注基盤を確保。
  • 無借金経営で手元流動性が厚く、M&Aや投資余力がある。

課題

  • エンジニア不足が深刻で、給与競争力で大手に劣る。
  • 売上高400億円規模で大型案件の奪取に限界がある。
  • 一部の大口顧客への依存度が高く、取引縮小リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がアルファシステムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14051GMOフィナンシャルゲート508億円30.5倍
28151東陽テクニカ494億円16.2倍
33679じげん490億円10.7倍
49742アイネス483億円
53660アイスタイル479億円17.3倍
64719アルファシステムズ478億円12.7倍
74318クイック476億円11.4倍
86088シグマクシス・ホールディングス470億円11.5倍
94323日本システム技術467億円17.7倍
103673ブロードリーフ461億円47.6倍
114743アイティフォー457億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

1972年創業、富士通との契約で事業基盤を確立

1972年10月、通信ソフトウェアの開発を目的に東京都渋谷区で資本金250万円で設立。1973年2月に初の受注を開始し、同年7月には富士通株式会社と基本契約を締結。ソフトウェア要員派遣から事業をスタートさせた。1979年には交換システムや情報通信・サポートシステムの一括受注を開始し、受託開発体制を拡大。1986年7月には富士通が資本参加し、安定した取引基盤が確立された。1981年にはTSS端末を導入し、開発環境の整備も進めた。

1987年から1994年にかけて全国7拠点を整備

1987年10月に川崎市中原区にアルファテクノセンターを建設し、技術開発の中心拠点とした。以降、東北(1988年)、関西(1989年)、九州(1990年)、北海道(1991年)、北陸(1992年)に次々と支社を設置。各拠点は地域の人材確保と情報化ニーズへの対応を目的としていた。1994年には川崎市中原区に小杉ウィングを増設し、関東地域の開発能力を強化した。この間、1990年には伝送システム分野への参入、1994年にはシステムオペレーション受注や物品販売分野への展開も図った。

1998年から2004年に品質・セキュリティ・環境の国際認証を取得

1998年8月、情報通信システムの受託ソフトウェア開発を対象にISO9001認証を全社一斉取得。品質マネジメントの改善を継続し、2003年9月には2000年版への移行を完了した。同年12月には中原テクノセンターのソフトウェア開発業務で情報セキュリティ規格BS7799-2とISMS適合性評価制度の認証を同時取得。2004年1月には環境管理規格ISO14001の認証を全社で取得した。2005年にはBS7799-2とISMSの認証範囲を本社及び首都圏事業所に拡大している。

1999年の店頭登録から2000年の東証一部上場へ

1999年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、翌2000年4月には東京証券取引所市場第一部に上場した。上場前後から首都圏の開発拠点拡充を加速し、2000年3月に横浜ウィング、2001年8月にYRPウィングを設置。2002年9月には中原テクノセンター1号館・2号館を建設した。2000年12月に小杉ウィングを自社所有とし第3アルファテクノセンターに改称。上場後も安定した成長を続け、2006年7月には「聴く読書」サービス「電子かたりべ」の提供を開始した。

年表34件を開く

1970年代

  • 1972年10月創業主として通信ソフトウェアの開発を目的として株式会社アルファシステムズを設立。(1972年10月11日、資本金2,500千円、本社所在地 東京都渋谷区桜丘町10番8号)
  • 1973年2月ユーザーから業務受注開始。
  • 1973年7月富士通株式会社との基本契約成立。ソフトウェア要員派遣を開始。
  • 1974年2月東京都渋谷区桜丘町9番5号に本社を移転。
  • 1976年3月東京都渋谷区道玄坂に本社を移転。
  • 1976年10月河川制御システムの受注を開始し、応用制御システム分野への展開を図る。
  • 1979年3月東京都渋谷区渋谷に本社を移転し、一括受注体制の拡大に備える。
  • 1979年5月交換システム、情報通信・サポートシステムの受注を開始し、一括受注体制の拡大を図る。

1980年代

  • 1981年6月生産性向上を図るため、TSS端末を導入し開発環境を整備。
  • 1986年7月富士通株式会社が資本参加。富士通株式会社との一層安定した取引基盤を確立。
  • 1987年10月全国展開に先立ち、当社の技術・開発の中心となる拠点として、川崎市中原区にアルファテクノセンターを建設。
  • 1988年10月東北地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、宮城県仙台市西中田に東北支社を設置。
  • 1989年4月関西地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、大阪市中央区に関西支社を設置。

1990年代

  • 1990年4月九州地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、福岡市博多区に九州支社を設置。
  • 1990年8月伝送システムの受注を開始し、伝送装置ファームウェア分野への展開を図る。
  • 1991年6月北海道地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、札幌市中央区に北海道支社を設置。
  • 1992年10月北陸地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、石川県金沢市香林坊に北陸支社を設置。
  • 1994年4月関東地域の開発拠点の拡充を図るため、川崎市中原区に小杉ウィングを設置。
  • 1994年7月システムオペレーションの受注を開始。
  • 1994年8月パッケージソフト等の物品販売分野への展開を図る。
  • 1995年4月東京都渋谷区渋谷二丁目シオノギ渋谷ビルに本社を移転。
  • 1997年9月川崎市中原区に第2アルファテクノセンターを建設し、当社の技術・開発の中心拠点の充実を図る。
  • 1998年8月「情報通信システムの受託ソフトウェアの設計・開発・製造及び付帯サービスまで」を対象として、品質保証の国際規格である「ISO9001」認証を全社一斉取得。
  • 1999年4月日本証券業協会に株式を店頭登録。

2000年代

  • 2000年3月関東地域の開発拠点の拡充を図るため、横浜市神奈川区に横浜ウィングを設置。
  • 2000年4月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2000年12月小杉ウィングを自社所有とし、第3アルファテクノセンターに改称。
  • 2001年8月関東地域の開発拠点の拡充を図るため、神奈川県横須賀市光の丘にYRPウィングを設置。
  • 2002年9月当社の技術・開発の中心となる拠点として、川崎市中原区に中原テクノセンター1号館及び中原テクノセンター2号館を建設。
  • 2003年9月品質マネジメントシステムを改善し「ISO9001:2000年版」の認証を全社一斉取得。
  • 2003年12月「中原テクノセンター1号館におけるソフトウェア開発業務」を対象として、情報セキュリティに関する標準規格である「BS7799-2」及び「ISMS適合性評価制度」の認証を同時取得。
  • 2004年1月国際的な環境管理規格である「ISO14001」の認証を全社一斉取得。
  • 2005年12月「BS7799-2」及び「ISMS適合性評価制度」において本社及び首都圏事業所に認証登録範囲を拡大。
  • 2006年7月「聴く読書」という新しい読書スタイルの創出を目指す「電子かたりべ」サービスの提供を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    システム開発事業の基盤拡大

    主力分野の通信・流通・サービス・公共を安定成長の柱とし、金融・情報通信・組み込みの3分野を成長エンジンと位置付けて収益拡大を図る。従来のシステム開発から顧客の事業課題を共に解決するサービスへ領域を拡大する。

  2. 02

    ソリューションビジネスの拡大

    自社プロダクト・サービスを主軸としたビジネスの創出・拡大に取り組む。既存製品の販路拡大とマーケティング強化、文教分野のノウハウ活用、システム開発事業での直接提供型事業への挑戦により新たな付加価値を創出する。

  3. 03

    AI技術を基盤とした事業成長

    AI技術の習得と活用を全社で推進。システム開発では顧客と連携し効率性向上、ソリューションビジネスでは競争力維持・向上、社内業務ではDXと効率化に活用する。AIリスク対策として行動指針・ガイドラインを策定し教育を実施する。

  4. 04

    人的資本マネジメントの強化

    プロパー主義の強みを継承し、タレントマネジメントシステムでスキル管理とエンゲージメント向上を図る。人材開発部と開発推進部が連携し先端技術スキル習得を促進。健康管理や育児支援でワークライフバランスを向上する。

  5. 05

    AI時代に求められる人材の育成

    AI生成成果物を評価検証できる技術力と顧客の事業課題を理解するコミュニケーション能力が重要と認識。AIを「共創パートナー」と捉え、ソフトウェア開発への応用を中心にスキル・教育体系を整備し専門性を深化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,987人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+18.3%平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,545
2018年3月2,563
2019年3月57537.414.12,664
2020年3月58637.614.32,722
2021年3月58337.714.42,826
2022年3月60537.914.72,906
2023年3月60638.214.92,944
2024年3月62038.815.52,895
2025年3月63538.915.62,924150
2026年3月68038.915.72,987164

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率95.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 川崎市中原区2,977百万円
社員寮等 — 川崎市中原区他1,731百万円
中原テクノセンター2号館 — 川崎市中原区1,161百万円
YRPアルファテクノセンター — 神奈川県横須賀市1,140百万円
アルファテクノセンター — 川崎市中原区1,008百万円
第3アルファテクノセンター — 川崎市中原区986百万円
第2アルファテクノセンター — 川崎市中原区706百万円
九州支社 — 福岡市博多区19百万円
中原ウィング — 川崎市中原区9百万円
関西支社 — 大阪市中央区3百万円
ほか3件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は407億円営業利益49億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.7%、利益が+11.4%。

売上高
+5.7%
407億円
営業利益
+11.4%
49億円
純利益
+18.8%
38億円
営業利益率
12.0%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高425億円407億円
営業利益51億円49億円
純利益37億円38億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は101億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.8%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q917
2024年1Q8589.46
2024年2Q921213.08
2024年3Q911415.49
2024年4Q967
2025年2Q1812111.615
2025年4Q2042311.317
2026年2Q1962412.217
2026年4Q2112511.821
2027年1Q1011211.98

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は238億円から407億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は12.0%。売上は13期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2381811
2014年3月2452213
2015年3月2482118
2016年3月2572520
2017年3月2682617
2018年3月2782920
2019年3月2913121
2020年3月3083423
2021年3月3133423
2022年3月3394128
2023年3月3554329
2024年3月3644430
2025年3月385444511.432
2026年3月407495112.038

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高407億円のうち、営業利益として残るのは49億円12.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は38億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.9%313億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.1%45億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.0%49億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
23.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
12.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.7pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.7pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが30億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は201億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月36−3−533154
2014年3月146−620168
2015年3月12−2−610172
2016年3月26−27−9−1162
2017年3月154−619174
2018年3月15−8−157167
2019年3月213−3124160
2020年3月301−731184
2021年3月223−1025200
2022年3月29−1−728222
2023年3月29−13−1316225
2024年3月47−11−1036251
2025年3月16−31−16−15220
2026年3月30−31−19−1201

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は532億円。このうち返さなくてよい自己資本が453億円で、自己資本比率は85.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3723096383.1
2014年3月3753165984.3
2015年3月4043099576.7
2016年3月4013218080.0
2017年3月4143328280.2
2018年3月4073426584.2
2019年3月4013336882.9
2020年3月4283497981.5
2021年3月4433628181.7
2022年3月4683818781.4
2023年3月4823988482.6
2024年3月5084198982.4
2025年3月5204358583.6
2026年3月5324537985.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
228億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
281億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
79億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
94
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中37位あたり、逆に低いのはROE605社中417位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,400で、1年前と比べて-4.5%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥3,400-2.0%1ヶ月+6.3%1年-4.5%時価総額478億円
過去52週の値幅
安値¥3,055高値¥4,240

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.7倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR1.06倍
配当利回り4.12%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER12.4倍は業界平均29.7倍を大幅に下回り、PBR1.03倍も平均3.44倍を大きく下回る。ROE8.4%は良好だが無配当が課題。増収増益傾向で割安感が強いが、配当がなく投資家選別の可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.7倍47.9倍
PER (予想)13.1倍
PBR1.06倍2.96倍
ROE8.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+8.0%いまの株価に対する利回りは4.12%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
4.12%
いまの株価に対して
配当性向
50.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6051.2
2018年3月50−16.737.2
2019年3月500.034.5
2020年3月7040.042.8
2021年3月50−28.630.8
2022年3月8060.040.3
2023年3月70−12.533.7
2024年3月10042.946.1
2025年3月12525.054.6
2026年3月1358.050.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,103人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.8%を占め、残る73.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他55.154.854.856.056.157.2
金融機関18.919.219.816.016.415.3
外国法人14.214.413.615.715.415.3
事業法人11.411.411.411.411.411.5
証券会社0.30.30.40.80.70.7
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01石川 義昭34.17
02NOMURA CUSTODY NOMINEES LIMITED OMNIBUS-FULLY PAID(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)9.91
03アルファシステムズ従業員持株会9.28
04株式会社オルビック6.37
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.15
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.76
07株式会社シー・アール・シー3.77
08石川 有子2.82
09NORTHERN TRUST CO. (AVFC)RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.71
10株式会社きらぼし銀行1.12
11三菱UFJ信託銀行株式会社1.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+263%、1株純資産は14期で+55%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月742,0823.618.254.4
2014年3月872,1294.117.846.1
2015年3月1182,0855.814.450.8
2016年3月1362,1606.412.729.4
2017年3月1172,2385.316.751.2
2018年3月1342,3075.917.037.2
2019年3月1452,3706.218.134.5
2020年3月1632,4846.717.742.8
2021年3月1632,5786.422.130.8
2022年3月1992,7157.521.240.3
2023年3月2082,8337.519.633.7
2024年3月2172,9827.515.146.1
2025年3月2293,0977.514.254.6
2026年3月2673,2298.412.650.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額346百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石川有子代表取締役会長84396,000
石川英智代表取締役副会長6019,000
竹原政義代表取締役社長676,000
山口裕之取締役66
布施木孝叔取締役711,000
定塚淳一取締役65
山田邦彦常勤監査役6811,000
亀山信行常勤監査役654,000
成相宏監査役66
土倉勝美専務執行役員
渡部信幸常務執行役員
鈴木和久常務執行役員
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢
伊藤新常務執行役員
渡邉隆一常務執行役員
西村誠一郎上席執行役員
浜中友幸上席執行役員
久保田和弘上席執行役員
滝川明男上席執行役員
奥山健一執行役員
須田飛志執行役員
伊藤靖彦執行役員
中島康治執行役員
江川恭子執行役員
松田幸広執行役員
牧野憲義執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)717210828140
社外取締役651519
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容619字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 セグメント及び事業の区分   内容 ソフトウェア開発関連事業   通信システム   通信事業者向けのシステム開発で、主に通信インフラを構成するシステム及び携帯端末のソフトウェア開発 ノード   固定網やモバイル網を構成する交換ノード、伝送装置、次世代ノードシステムに搭載されるソフトウェアの開発 モバイル ネットワーク   モバイル網を構成する無線基地局や携帯端末等に搭載されるソフトウェアの開発 ネットワーク マネジメント   通信ネットワークの運用・保守を支援する管理システムの開発 オープンシステム   開発に必要な外部仕様やインターフェース情報が公開されているオープン技術を用いた開発で、主に業務システムやWebを使ったビジネスシステムのソフトウェア開発 公共   官公庁/地方自治体/社会インフラ関連システムの開発 流通・サービス   運輸・輸送/小売業/インターネットビジネス関連システムの開発 金融   銀行/証券/保険/クレジットカード業関連システムの開発 情報通信   通信事業者が手掛けるコンテンツ配信やポイントサービス等の情報サービスにかかわるシステム開発 その他   その他業界、各種企業向けシステムの開発 組み込みシステム   デジタル家電、自動車、ロボット、計量器等に組み込まれるソフトウェアの開発 その他   自社製品の販売、システムインテグレーション、システムの保守・運用・オペレーション
経営方針・対処すべき課題5,177字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「和、信頼、技術」を社是とし、豊かな人間性と高い技術の融和を目指すとともに、企業理念として「常に発展する技術者集団」、「発展の成果を社会に常に還元する企業」を掲げ、「ソフトウェア開発及びプロダクト・サービスの提供」を通じて社会的課題の解決に取り組み、企業価値の継続的向上を図ることで社会、すべてのステークホルダーに貢献することを経営の基本としております。 以上の理念のもと、事業執行にあたっての基本方針は、以下のとおりであります。 ・上質なサービスの提供 ・お客様第一主義 ・ソフトウェア生産技術でトップ 目指す企業像は、「社員がイキイキと働き、業界・お客様に一目置かれ、業績をきちんと上げ続ける企業」であります。 中長期的な成長の方向性は、「社会インフラを支える企業」として成長を追求していくことであります。 (2)事業ポートフォリオに関する基本的な方針 当社は、ソフトウェア開発関連事業及びその他の事業を行っております。 ソフトウェア開発関連事業では、高い技術力と組織力に基づくソフトウェアの受託開発をお客様に提供しております。当事業の持続的な成長のため、3つの事業本部が連携し、経営戦略を踏まえた社員の教育や訓練、適切な配置により人的資本の価値向上を図っております。 その他の事業では、新たな収益源となるビジネスを創出することを目的に、研究開発を起点とした独自の製品やサービスを開発し、販売しております。当事業は、戦略事業として一定の経営資源を確保し、長期的な観点で進めております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、「持続的な成長の実現」という観点から、売上高と営業利益を重視した経営に取り組んでおります。 昨今の生成AIの急速な進化や大きく変化している社会環境を視野に入れた成長戦略の検討を進める中で設定してまいります。 (4)経営環境及び経営戦略 AI技術の急速な進化により、社会に革新的な変化をもたらすDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速が期待される現在、世界中のあらゆる企業がその産業構造やビジネスの変革を迫られております。それに伴い、先端技術を支える通信ネットワークへの期待が高まる中で、次世代の移動通信システムに関する検討や、高速大容量かつ超低消費電力で膨大な計算処理を実現する通信・情報処理基盤の構想が進展いたしました。様々な産業で先端技術を活用したビジネス創出や業務改革への取り組みが企業の競争力を決定づける重要なテーマとなっており、ソフトウェア企業にはこの変化を見据えた戦略が求められます。 このような事業環境のもと、当社が安定した事業基盤を構築し、持続的な成長を実現するための基本戦略は次のとおりであります。 ①システム開発事業の基盤拡大 ソフトウェア開発関連事業では売上構成比における主力分野の「通信」、「流通・サービス」、「公共」を当社の安定成長を支える分野と位置付けております。通信分野は、創業からの主力分野であり、蓄積されたノウハウをベースに次世代システムへの着実な貢献を果たしてまいります。流通・サービス分野は、現在成長の柱となっており、継続的に事業基盤の強化に努めてまいります。公共分野は、中長期的にシステム需要の拡大を見込んでおり、当社の強みである大規模システム開発のノウハウを活かせる分野であることから、着実な成長を目指してまいります。加えて、今後の成長エンジンと位置付けた市場規模の大きい「金融」や通信事業者が手掛けるネットワークインフラ以外の事業分野となる「情報通信」及び車載関連を中心とする「組み込み」の3分野は、今後も収益の拡大に努めてまいります。 併せて、従来の事業領域であるシステム開発から、お客様と共に事業課題を解決していくサービスの提供に挑戦することで、事業領域の拡大に努めてまいります。 ②ソリューションビジネスの拡大 持続的な成長を実現するための収益基盤の確立に向け、ソリューションビジネスとして自社開発のプロダクトやサービスを主軸としたビジネスの創出・拡大に取り組むと共に、ソフトウェア開発関連事業において新たな事業モデルへの取り組みを開始しております。 プロダクト・サービス事業では、既存製品の販路拡大やマーケティングの強化に取り組むことで、受注機会の創出とパートナーシップの強化を図ってまいります。また、一般法人市場では、文教分野で培ったノウハウや技術を最大限に活用し、市場ニーズに応える機能拡充を進めると共に、積極的な営業展開を図ることで収益の拡大を目指してまいります。 ソフトウェア開発関連事業では、当社が提供する高品質なシステムやサービスを当社独自の価値としてお客様に直接提供する事業への挑戦を進めており、当社の強みを活かした新たな付加価値を提供できるソリューションの創出を目指してまいります。 ③AI技術を基盤とした事業成長 当社では、AI技術が今後の事業活動に不可欠なテクノロジーであると認識しており、AI技術を基盤とした事業成長に向けて、技術の習得と活用に取り組んでおります。 AIの適用範囲は多岐にわたり、「システム開発」においてはお客様の取り組みと連携し、開発効率性の向上を目指しております。「ソリューションビジネス」においては、活用ノウハウを蓄積しながら、競争力の維持・向上に努めております。更に、事業のみならず、「社内業務のあらゆるプロセス」で効率化や社内DXのためのAI活用方法を模索しております。特に、「システム開発」においては、お客様が効率性の向上に活発に取り組まれていることから、今後も一層注力してまいります。 また、事業や業務への活用が進展する一方で、AI活用による情報漏洩、権利侵害、誤情報拡散などの新たなリスクへの対応が求められます。当社は倫理的な行動を規定した行動指針や、AIの安全な活用のためのガイドラインを策定するとともに、コンプライアンスを意識した教育を推進した上で、社員がAIを正しく理解し活用できる環境を整備してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①事業と技術 (システム開発事業における新たな収益基盤の創出) 当社が持続的な成長を実現していくためには、新たな事業領域へ挑戦していくことが重要です。近年では、上流工程やIT基盤技術を含む幅広い業務範囲での貢献に加え、お客様の事業課題を深く理解して解決策を提案するサービスの提供が求められております。 当社では、新たな事業領域における要望に応えるため、適切な人材育成を行うとともに、組織内での知識の蓄積や共有及び社員同士のコミュニケーションやコラボレーションを促進する環境の拡充を図り、開発技術の競争力強化と付加価値向上を目指してまいります。 (プロダクト・サービスビジネスの拡大) 当社にとってプロダクト・サービスは「ものづくり」の原点であり、新しい技術の獲得や新ビジネスの創出につながる重要な基盤として、今後も継続的に拡大することが重要です。 当社では、研究開発活動を積極的に進め、外部機関との共同研究やビジネス開発、販路拡大に必要な提携を推進いたします。併せて、主力のソフトウェア開発関連事業とのシナジーにより、全事業の収益力向上に努めてまいります。 (新技術の積極採用) AIやクラウドのような技術の進化は、ソフトウェア開発プロセス、ソリューション創出、企業内プロセスなどの事業活動において、生産性の向上や新たな価値の創出に影響を与えます。また、これらは、社会課題の新しい解決方法にもつながり、企業価値のみならず社会生産性への寄与も期待されます。 当社では、このように進化し続ける技術獲得にいち早く取り組み、全社的な情報共有や人材育成の推進体制を整備することで、事業課題を持つお客様への活用提案やプロジェクトへの導入を通じて社会貢献に努めてまいります。 ②人材と成長 (人的資本マネジメントの強化) 当社は、プロパー主義の開発体制を強みとしており、先人のノウハウや企業文化を適切に継承・発展させていくことを重要な経営課題と位置付けております。また、優秀な人材を採用し定着させるためには、意欲と能力に応じて働ける職場環境の整備が必要となります。 当社では、人材管理を支えるタレントマネジメントシステムを導入し、スキル管理の強化や従業員のエンゲージメントの向上に取り組んでおります。人材育成では、研修を担当する人材開発部と事業部門内で技術推進を担当する開発推進部が連携し、先端技術を中心に業務遂行に必要なスキルの習得を促進しております。 更に、労働環境の面では、従業員の健康管理や育児と仕事の両立を支援し、ワークライフバランスの向上に力を入れております。 こうした取り組みを通じて、従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮させ、組織の活性化を推進してまいります。 (AI時代に求められる人材像の設計) AIが一般に広く浸透してきたことにより、情報サービス業におけるソフトウェア開発に求められるスキルや人材像は大きく変化しております。従来のコーディングスキルに加え、AIが生成する成果物を正しく評価・検証できる技術力や、お客様の事業課題を深く理解し対話できるコミュニケーション能力の重要性が増しております。 当社では、AIを単なる効率化の手段ではなく、人と共に成長し、社会をより良くするための「共創パートナー」であると捉え、ソフトウェア開発への応用を中心にAIを活用するためのスキルや教育体系を整備することで、共創を通じた人間としての成長と専門性の深化を目指してまいります。 ③ガバナンス (AI利用に伴うリスクへの対応) 企業活動においてAIの業務活用が進む一方で、利用に伴う新たなリスクへの対応が求められております。AIが生成する成果物の品質を担保するだけでなく、個人情報・機密情報の取り扱い、著作権の侵害や誤情報の拡散といった様々な課題への配慮が必要となります。 当社では、AIを適切に扱うための倫理的な行動を規定した行動指針や、AIの安全な利用のためのガイドラインを策定し、コンプライアンスを意識したAI活用を進めております。全社的なリテラシー教育を通じて、従業員がAIを正しく理解し活用できる環境を整備することで、AIの恩恵を最大限に享受しながら、リスクを適切に管理する体制を確立してまいります。 (サイバーセキュリティ対策の徹底) 企業へのサイバー攻撃が日々高度化・巧妙化する今日、企業は情報セキュリティの強化に絶えず取り組み、IT環境とデータを保護する必要があります。 当社では、情報セキュリティマネジメントシステムの整備・運用により業務情報の厳格な管理に努めるほか、サイバー攻撃に対応するための専門チームを設置しております。当該チームは、外部の専門企業と連携してサイバー攻撃の分析や対応策の検討を行うほか、サイバー攻撃に関する教育や訓練を行い、セキュリティインシデントに備えております。 ④社会・環境 (サプライチェーンマネジメントの徹底) 社会課題や環境問題の深刻化に伴い、サプライチェーン全体で持続可能な社会の実現に取り組むことが不可欠であり、関係法令や国際ルールを遵守するとともに、環境や社会全体に与える影響に配慮した企業の行動が求められております。 当社では、サプライチェーンとして推進すべき姿勢や責任を『サプライチェーンサステナビリティ推進ガイドライン』としてまとめております。このガイドラインをもとに、サプライチェーン全体で持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。 (サステナビリティ開示要請への対応) サステナビリティの取り組みは、環境、社会、ガバナンスを中心に多岐にわたります。その目標や成果を効果的に管理するためには、重要課題に対する適切な指標の設定と取り組み状況について、ステークホルダーへの適時開示が不可欠となります。 当社では、サステナビリティを巡る重要課題を抽出し、具体的な評価指標を定めて取り組んでおります。また、企業価値を向上させステークホルダーからの信頼と評価を高めるために、サステナビリティに関する情報開示を充実させることで、ソフトウェア開発を通じて社会に貢献する当社の実績をアピールしてまいります。
事業等のリスク1,402字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社が認識している経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクは、次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 <当社の事業環境に関するリスク> 当社の主力事業は、ソフトウェア開発であることから、お客様である通信事業者、メーカー、サービス企業等の設備投資動向及び経営成績の影響を受けることが予想されます。また、今後お客様の事業活動におけるAIの本格的適用により、ソフトウェア開発プロセスやお客様のニーズが変化し、当社の事業環境に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、定常的にお客様等の動向を把握し、成長分野への展開を図ることで、安定した事業基盤の構築に努めております。加えて、AI技術の本格的適用による影響について継続的に注視し、厳しい経済環境においてもお客様から選ばれ続ける企業であるべく、競争優位性の強化を図ることで、リスクの低減に努めております。 <品質に関するリスク> 大規模・複雑化、短納期化するソフトウェア開発においては、仕様の追加や変更要望、仕様・進捗に関するお客様との認識の不一致等により開発費が増大したり、納入後の不具合等により修復に要する費用が追加発生するリスクがあります。 また、ソフトウェアの品質、納期遅延に関する賠償責任、知的所有権侵害による訴訟等、法的な損害が発生する可能性があります。 当社では、受注段階での見積精度の向上と開発段階でのプロジェクト管理及び品質管理の強化を図ることで、リスクの低減に努めております。 <情報セキュリティに関するリスク> ソフトウェア開発では、お客様の業務情報や個人情報等のデータを取り扱うことがあります。このため、当社の責任による紛失、破壊、漏洩等が発生した場合、信用力の低下や発生した損害に対する賠償金の支払い等の発生リスクがあります。 当社では、ISO/IEC 27001認証に基づく情報セキュリティマネジメントシステムの整備・運用により、業務情報の厳格な管理に努めております。また、高度化・巧妙化するサイバー攻撃への備えとして、コンピュータセキュリティインシデントに対応するための専門チームを設置し、インシデントに関連する情報の収集・分析、並びに対応方針や手順の策定等に努めております。 <ハードウェア製品の供給制約に関するリスク> 当社では、お客様によるハードウェア製品の製造を前提にソフトウェアを開発したり、ハードウェア製品を調達してお客様に納入することがあります。このため、ハードウェア製品の供給に問題が生じた場合、納期遅延に関する賠償責任等が発生する可能性があります。 当社では、取引先と協力してハードウェア製品の供給動向を把握し、代替製品・サービスの提案を含めて、お客様への安定した供給に努めております。 <大規模災害等の発生に関するリスク> 地震、水害、火災等の大規模災害や、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症等の集団感染が発生した場合には、事業活動の中断や著しい縮小を余儀なくされ、当社の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社では、事業を中断させるような緊急事態が起こった場合に備え、事業継続計画を策定し、その継続的な見直し、改善を実施する事業継続マネジメントを推進しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,146字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 <経営成績等の状況の概要> 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の底堅い推移や高水準な企業収益の継続など、緩やかな回復基調となりました。一方で、中東情勢の緊迫化や原油価格の上昇、通商政策等、各国の政策動向による影響などにより、先行きは依然として不透明な状況にあります。 情報サービス業界においては、企業の競争力強化を目的としたIT投資が引き続き堅調に推移したほか、AI技術を活用したビジネス創出が本格化しました。また、Eコマースの拡大が継続したほか、公共・金融分野ではAIやクラウドを活用したITシステムのモダナイゼーションが進みました。 更に、供給面ではIT人材への高い需要が続き、需給ギャップの拡大や賃金の上昇等から、ソフトウェア開発単価の上昇は続いております。 このような事業環境の中、当社はAI技術を前提とした開発プロセスの検討を進めるとともに、企業内プロセスにおけるAI技術の適用を進めてまいりました。こうした取り組みに加え、良好な市場環境を背景に積極的な営業活動を行った結果、受注が前年同期を上回りました。 以上の結果、売上高は40,722百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は4,945百万円(前年同期比11.8%増)、経常利益は5,110百万円(前年同期比12.5%増)、当期純利益は3,750百万円(前年同期比16.8%増)となりました。 次にセグメント別の概況をご報告いたします。なお、文中における金額につきましては、セグメント間の内部振替前の数値となります。 ①ソフトウェア開発関連事業 ⅰ)通信システム ネットワークマネジメント関連の売り上げは増加したものの、ノード及びモバイルネットワーク関連の売り上げが減少したことにより、売上高は7,204百万円(前年同期比0.8%減)となりました。 イ)ノード コアネットワーク(基幹通信網)関連及びネットワークプラットフォーム(通信サービスの共通基盤)関連の売り上げが減少したことにより、売上高は1,744百万円(前年同期比8.5%減)となりました。 ロ)モバイルネットワーク 基地局関連の売り上げが減少したことにより、売上高は1,441百万円(前年同期比14.5%減)となりました。 ハ)ネットワークマネジメント サービス基盤関連の売り上げが増加したことにより、売上高は4,018百万円(前年同期比9.5%増)となりました。 ⅱ)オープンシステム 金融及び情報通信関連の売り上げが増加したことにより、売上高は29,843百万円(前年同期比7.8%増)となりました。 イ)公共 エネルギー関連の売り上げが増加したことにより、売上高は8,268百万円(前年同期比1.0%増)となりました。 ロ)流通・サービス 基幹業務システム関連の売り上げが増加したものの、Eコマース関連の売り上げが減少したことにより、売上高は8,997百万円(前年同期比1.2%減)となりました。 ハ)金融 決済中継システム関連及び金融系クラウド基盤関連の売り上げが増加したことにより、売上高は5,737百万円(前年同期比31.7%増)となりました。 ニ)情報通信 通信事業者向けの社内システム関連及びAIをはじめとした研究開発関連の売り上げが増加したことにより、売上高は4,073百万円(前年同期比18.8%増)となりました。 ホ)その他 クラウド関連及び製造業関連の売り上げが増加したことにより、売上高は2,765百万円(前年同期比6.4%増)となりました。 ⅲ)組み込みシステム 車載及び計測・制御機器関連の売り上げが増加したことにより、売上高は2,428百万円(前年同期比18.6%増)となりました。 ②その他 文教ソリューション関連の売り上げが減少したことにより、売上高は1,245百万円(前年同期比16.3%減)となりました。 (財政状態) 当事業年度末の資産は、前事業年度末に比べ1,221百万円増加し、53,238百万円(前年同期比2.3%増)となりました。負債は、前事業年度末に比べ640百万円減少し、7,903百万円(前年同期比7.5%減)となりました。純資産は、前事業年度末に比べ1,862百万円増加し、45,334百万円(前年同期比4.3%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,921百万円減少し、当事業年度末には、20,074百万円(前年同期比8.7%減)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は3,026百万円となり、前年同期比で1,458百万円増加しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,053百万円となり、前年同期比で32百万円減少いたしました。当事業年度は、社債の購入1,628百万円及び有形固定資産の取得897百万円を行っております。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,894百万円となり、前年同期比で280百万円増加いたしました。配当金の支払額が前年同期比で280百万円増加しております。 (3)生産、受注及び販売の状況 ①生産実績 当事業年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメント及び事業の区分   生産実績(千円)   増減率(%) ノード   1,744,253   △ 8.5 モバイルネットワーク   1,441,762   △ 14.5 ネットワークマネジメント   4,018,027   9.5 通信システム   7,204,043   △ 0.8 公共   8,268,917   1.0 流通・サービス   8,997,551   △ 1.2 金融   5,737,930   31.7 情報通信   4,073,867   18.8 その他   2,765,682   6.4 オープンシステム   29,843,949   7.8 組み込みシステム   2,428,761   18.6 ソフトウェア開発関連事業   39,476,754   6.7 その他   1,238,079   △ 17.2 合 計   40,714,833   5.8 (注)金額は販売価格で表示しており、セグメント間の内部振替前の数値となります。 ②受注実績 当事業年度の受注実績は、次のとおりであります。 セグメント及び事業の区分   受注高 (千円)   増減率 (%)   受注残高 (千円)   増減率 (%) ノード   1,920,170   △ 8.3   989,700   21.6 モバイルネットワーク   1,455,727   △ 11.1   294,661   5.0 ネットワークマネジメント   4,074,958   9.2   708,253   8.7 通信システム   7,450,856   △ 0.2   1,992,614   14.1 公共   8,896,590   9.8   2,121,714   42.0 流通・サービス   8,788,124   △ 3.6   2,350,966   △ 8.2 金融   5,949,735   33.2   1,136,661   22.9 情報通信   4,696,750   44.7   1,298,686   92.2 その他   2,603,911   △ 4.0   460,395   △ 26.0 オープンシステム   30,935,112   11.9   7,368,423   17.4 組み込みシステム   2,462,250   9.6   482,150   7.5 ソフトウェア開発関連事業   40,848,219   9.4   9,843,188   16.2 その他   1,379,625   △ 12.3   795,090   20.3 合 計   42,227,845   8.5   10,638,278   16.5 (注)金額は販売価格で表示しており、セグメント間の内部振替前の数値となります。 ③販売実績 当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメント及び事業の区分   販売実績(千円)   増減率(%) ノード   1,744,253   △ 8.5 モバイルネットワーク   1,441,762   △ 14.5 ネットワークマネジメント   4,018,027   9.5 通信システム   7,204,043   △ 0.8 公共   8,268,917   1.0 流通・サービス   8,997,551   △ 1.2 金融   5,737,930   31.7 情報通信   4,073,867   18.8 その他   2,765,682   6.4 オープンシステム   29,843,949   7.8 組み込みシステム   2,428,761   18.6 ソフトウェア開発関連事業   39,476,754   6.7 その他   1,245,715   △ 16.3 合 計   40,722,469   5.8 (注)1.金額はセグメント間の内部振替前の数値となります。 2.最近2事業年度の主な取引先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 取引先   前事業年度   当事業年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社NTTデータ   6,466,907   16.8   7,203,623   17.7 富士通株式会社   4,470,455   11.6   4,355,687   10.7 <経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容> 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社が判断したものであります。 (1)財政状態の分析 当事業年度末の資産は、前事業年度末に比べ1,221百万円増加し、53,238百万円(前年同期比2.3%増)となりました。 負債は、前事業年度末に比べ640百万円減少し、7,903百万円(前年同期比7.5%減)となりました。 純資産は、前事業年度末に比べ1,862百万円増加し、45,334百万円(前年同期比4.3%増)となりました。 「第5 経理の状況 1.財務諸表等」の「③株主資本等変動計算書」に記載のとおり、利益剰余金が1,855百万円増加しております。自己資本比率は85.2%となりました。 (2)経営成績の分析 ①売上高 当事業年度における売上高の概況は、「<経営成績等の状況の概要>(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②売上原価、販売費及び一般管理費 当事業年度の売上原価は31,286百万円(前年同期比5.8%増)となり、売上高に対する売上原価の割合は76.8%(前年同期比0.0ポイント減)となりました。 当事業年度の販売費及び一般管理費は4,491百万円(前年同期比0.0%減)、売上高に対する販売費及び一般管理費の割合は11.0%(前年同期比0.6ポイント減)となりました。 ③営業利益、経常利益、当期純利益 当事業年度の営業利益は4,945百万円(前年同期比11.8%増)、売上高営業利益率は12.1%(前年同期比0.7ポイント増)、経常利益は5,110百万円(前年同期比12.5%増)、売上高経常利益率は12.6%(前年同期比0.8ポイント増)となりました。 当事業年度の当期純利益は3,750百万円(前年同期比16.8%増)、1株当たり当期純利益は267.14円となりました。なお、潜在株式が存在しませんので、1株当たり当期純利益の希薄化はありません。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析については、「<経営成績等の状況の概要>(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の主な資金需要は、運転資金、株主還元及び投資資金となります。 運転資金の内訳は、労務費、経費並びに販売費及び一般管理費であります。労務費の大半を占める給与及び賞与につきましては、社員の待遇改善により増加傾向にあります。経費は、外注費を含んでおり、良好な受注環境に対応するためビジネスパートナーとの連携強化に努めております。販売費及び一般管理費は、採用費用や研修費用を含んでおり、従前から取り組む新卒採用の強化に加えて、若手の早期戦力化に努めております。 株主還元は、配当政策に基づき、年2回の配当を継続して実施しております。1株当たりの配当額は、配当性向50%を目標としており、前事業年度より10円の増配を行い、1株当たり135円の配当を実施いたしました。 設備投資は、自社保有建物である開発センターの計画的な修繕を進めるとともに、開発効率向上のための社内ネットワーク、開発機器の充実等に充当していく方針です。 一方、当社の資金の財源は、営業活動で得られる資金及び内部資金であり、運転資金、株主還元及び投資資金を賄うことができております。 また、内部留保資金は、資金の流動性確保を第一とし、現金及び預金での保有を基本としつつも、物価上昇、金利上昇基調等の金融市場の変動に注視しながら、金融商品での運用を行っております。金融商品での運用は、信用リスク、金利等を考慮し、元本割れのリスクが極めて低いと判断した国内債券にて行っております。なお、為替レートの変動を受ける運用は行っておりません。 当事業年度における流動比率は444.8%となり、高い流動性を確保しております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この財務諸表の作成に際し、重要な会計方針及び過去の実績や現状に基づいた見積りによる判断を行っており、特に以下の項目については重点的な分析を行っております。 なお、実際の結果は、見積りによる不確実性のため異なる結果となる場合があります。 ①収益の認識 当社はソフトウェア開発における契約のうち、当事業年度末までの進捗部分について進捗度を合理的に見積もることができる請負契約については、見積総原価に対する事業年度末までの発生原価の割合に基づき算出した進捗度に基づき、一定の期間にわたり収益を認識しております。収益総額、見積総原価及び決算日における進捗度について信頼性をもって見積もっておりますが、その見積りが変更された場合には、当事業年度においてその影響額を損益として処理することとなります。 また、当事業年度末時点で将来の損失が見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積もることが可能な案件について、翌事業年度以降に発生が見込まれる損失額を受注損失引当金に計上しております。 なお、当事業年度末においては該当案件がないため、受注損失引当金の計上はありません。 ②固定資産の減損 当社は固定資産の減損に係る会計基準において対象とされる固定資産について、その帳簿価額の回収が懸念される企業環境の変化や経済事象が発生した場合には、減損の要否を検討しております。その資産を使用した営業活動から生じる損益等から減損の兆候があると判定された固定資産については、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、回収可能価額まで減損処理を行います。 なお、当事業年度においては減損の兆候がある固定資産がないため、減損損失の計上はありません。 ③繰延税金資産 当社は毎事業年度継続してタックススケジュールを見直し、将来年度の課税所得の見積りと将来減算一時差異の解消見込みを検討し、将来回収可能部分につき、資産計上しております。 なお、将来の課税所得の予測・仮定に変更が生じ、繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産は減額され、税金費用が計上される可能性があります。 ④退職給付債務 当社は退職給付債務の計算を外部機関に委託しており、従業員の残存勤務期間や退職率等の設定は直近の統計数値に基づいて算出しております。割引率や年金資産の期待運用収益率等の見積数値と実績が異なる場合又は見積数値が変更された場合、その影響額は将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には、将来において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 割引率については、当事業年度末時点の社債の市場利回りで算出した2.8%を採用しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。