概要
1980年に大阪で創業したクイックは、人材紹介・派遣・業務請負を中核事業とする企業である。技術系(IT、機械、電気電子)や医療・介護分野に強みを持ち、関西発で全国に拠点を広げた。2026年3月期の売上高は339億円、営業利益率は13.6%である。海外にも米国、英国、ベトナムなどに進出している。
5つの事業セグメントで人材と情報を結ぶ
クイックの事業は人材サービス、リクルーティング、地域情報サービス、HRプラットフォーム、海外の5セグメントに分かれる。最大の柱は人材サービスであり、売上高の約7割を占める。人材紹介は登録型の有料職業紹介で、建設・不動産、IT、製造業、看護師に特化する。人材派遣・紹介予定派遣・業務請負も行う。リクルーティング事業は求人広告代理や採用コンサル、看護学生向けの「看護roo! 就活」を運営する。地域情報サービスは石川・富山・新潟での情報誌発行とポスティング、対面相談サービスである。HRプラットフォーム事業は「日本の人事部」サイトやHRカンファレンスを運営する。海外事業は米国、英国、ベトナム、タイ、メキシコ、オランダ、ドイツで日系企業向け人材サービスを展開する。
関西発で築いた全国拠点と海外8拠点
本社は大阪市北区に置く。国内では1983年に名古屋支店、1986年に東京支店を開設し、全国に展開した。現在、人材サービスやリクルーティングの拠点は主要都市に広がる。海外事業は1999年に米国ニューヨークに現地法人を設立したのが始まりである。その後、英国ロンドン、ベトナム・ホーチミン、タイ・バンコク、メキシコ・アグアスカリエンテス、オランダ・アムステルダム、ドイツ・デュッセルドルフに拠点を設けた。海外子会社は8社あり、現地日系企業向けの人材紹介・派遣・人事労務コンサルを提供する。2025年には中国の子会社2社を清算している。
M&Aと新設で拡大したグループ14社
2026年3月期末時点で、クイックは連結子会社14社を有する。人材サービスの中核は株式会社ワークプロジェクト(2016年取得)と株式会社クイックケアジョブズ(2021年設立)である。北陸地域では、2003年に株式会社カラフルカンパニーを取得し、地域情報誌「金沢情報」「富山情報」などを発行する。リクルーティング事業のジャンプ株式会社は2020年に子会社化した。HRプラットフォームの株式会社HRビジョンは2000年に設立された。海外事業はQUICK USA, Inc.やCentre People Appointments Ltdなど8社が担う。かつて子会社だった株式会社クロノスは2022年に全株式を譲渡している。
業界の中での役割は人材サービス企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 人材サービス | 235億円 | 69.1% | 36億円 | 15.3% |
| リクルーティング | 37億円 | 10.9% | 11億円 | 29.7% |
| 地域情報 サービス | 31億円 | 9.1% | 5億円 | 16.1% |
| 海外(注)3 | 26億円 | 7.6% | 2億円 | 7.7% |
| HRプラットフォーム | 11億円 | 3.2% | 5億円 | 45.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01人材サービス主力
有料職業紹介(登録型人材バンク)と人材派遣・紹介予定派遣・業務請負を提供。コンサルタントが求職者と企業のマッチングを行う。介護・保育分野もカバー。
- 人材紹介
- 転職希望者の登録型人材バンクとして、求人企業とのマッチングを行う有料職業紹介。成功報酬型。
- 人材派遣・紹介予定派遣
- 派遣就業希望者を企業に派遣。紹介予定派遣も行う。
- 業務請負
- 企業の特定業務を請負い、自社社員が遂行するサービス。
02リクルーティング準主力
企業の採用課題解決をワンストップで支援。求人広告代理(特にアグリゲーション型求人メディア)、採用戦略コンサル、採用支援ツール提供、人事業務請負、人材育成研修等。看護学生向け就職支援サイト「看護roo! 就活」も運営。
- 求人広告代理
- 顧客企業の求人広告を各種媒体に掲載・運用する代理店業務。
- 採用戦略コンサルティング
- 採用コンセプト構築から採用手法までを顧客と共に策定するコンサルティング。
- 看護学生向け就職支援「看護roo! 就活」
- 看護学生向け就職サイトの運営、合同説明会の企画運営。
03地域情報サービス副次
石川・富山・新潟で無料地域情報誌「金沢情報」「富山情報」「高岡情報」「新潟情報」を発行、ポスティングネットワークを活用したチラシ配布、転職・住宅・結婚等の対面相談サービスを行う。
- 地域情報誌(金沢情報、富山情報等)
- 無料戸別配布の生活情報誌。店舗広告、求人広告、住宅広告等を掲載。
- ポスティング(チラシ配布)
- 地域情報誌の宅配ネットワークを活用した折り込みチラシの配布サービス。
- コンサルティング(対面相談サービス)
- 転職・家づくり・結婚等の相談を受付け、人材紹介会社や住宅メーカー等を紹介する成功報酬型サービス。
04HRプラットフォーム副次
人事・労務情報ポータル「日本の人事部」サイトの運営、HRカンファレンスの開催、人事支援サービス企業のWebプロモーション支援を行う。会員向け情報提供とイベント集客の対価として広告収入を得る。
- 「日本の人事部」サイト
- 人事・労務に関する情報ポータルサイト。人事サービス企業の商品・イベント情報を掲載。会員(企業経営者・人事担当者)向け。
- 「日本の人事部 HRカンファレンス」等イベント
- 人事担当者向けカンファレンスの企画・運営。講演枠等を販売。
05海外事業副次
米国、英国、ベトナム、タイ、メキシコ、オランダ、ドイツにおいて、現地日系企業向けに人材紹介・派遣・人事労務コンサルティングを展開。
- 海外人材紹介
- 現地での日系企業向け人材紹介。
- 海外人材派遣
- 米国・英国での人材派遣サービス。
製品と技術
登録型人材バンク「人材バンクネット」と専門領域
人材紹介事業の核は、自社運営の登録サイト「人材バンクネット」を通じた転職希望者の登録とマッチングである。コンサルタントがヒアリングを行い、求人企業に最適な人材を紹介する。成功報酬型の手数料収入が収益源である。特に注力する領域は建設・不動産、IT、製造業(自動車・電気・機械・化学・プラント)、看護師である。看護領域では「看護roo!」ブランドを展開し、TVCMやSNSで登録者獲得を強化している。2026年3月期の同事業売上高は234億円とグループ全体の約7割を占める。
求人広告代理「Indeed」と採用コンサル
リクルーティング事業では、企業の採用課題をワンストップで解決する。主力はアグリゲーション型求人メディア「Indeed」や「求人ボックス」の広告代理である。クリック課金型の広告運用と手数料収入を得る。また、採用戦略コンサルティング、会社パンフレット制作、適性検査などの採用支援ツールも提供する。看護学生向けには就職サイト「看護roo! 就活」と合同説明会を運営する。人材育成研修も手掛ける。2026年3月期の売上高は37億円、営業利益11億円で、利益率は30%超と高い。
地域情報誌「金沢情報」とポスティング
地域情報サービス事業は、石川、富山、新潟の3県で展開する。無料戸別配布の生活情報誌「金沢情報」「富山情報」「高岡情報」「新潟情報」を発行し、店舗広告や求人広告、住宅広告を掲載する。また、その宅配ネットワークを活用したポスティング(チラシ配布)サービスも行う。さらに、カウンター形式の対面相談サービスで転職や住宅、結婚の紹介を成功報酬型で提供する。住宅情報誌「家づくりナビ」などの別冊も発行する。子会社カラフルカンパニーが運営しており、地域密着型のビジネスである。
「日本の人事部」ポータルとHRカンファレンス
HRプラットフォーム事業は、子会社HRビジョンが運営する。人事・労務情報ポータル「日本の人事部」サイトを中核に、会員向けに最新情報を提供し、人事サービス企業の広告収入を得る。また、「日本の人事部 HRカンファレンス」などのイベントを企画・運営し、講演枠などを販売する。人事担当者向けの情報発信と集客プラットフォームとして機能している。さらに、人事サービス企業向けのWebプロモーション支援も手掛ける。少人数で高い利益率を実現している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
総合人材サービスで国内中堅、高利益率で安定成長
同社はサービス業に属し、人材派遣・紹介を中心とした総合人材サービスを展開する。売上高は2024/3期の295億円から2026/3期に339億円へと着実に増加し、国内中堅として順調に成長している。営業利益率は2025/3期の13.85%から2026/3期に13.57%と高水準を維持し、収益性の高さが競争優位となっている。ライバルであるジンジブやJSHなどの新興サービス企業と比べ、同社は規模と収益性の両面で優位に立つ。安定した顧客基盤と採用力が強みであり、今後も人材需要の拡大に伴う成長が期待される。
強み
- 営業利益率は13%台前半を維持し、業界内でトップクラスの効率性。
- 売上高は毎期増加し、2026/3期には339億円と着実に拡大。
- 派遣・紹介など幅広い人材サービスでワンストップ対応が可能。
- 長年の実績により、安定した顧客企業との取引関係を構築。
課題
- 国内人材市場の成熟により、今後の高成長維持には新分野開拓が必要。
- 新興のジンジブなどが攻勢を強め、価格・サービス競争が過熱。
- 労働人口減少で派遣スタッフの確保が難しく、供給制約が生じる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がクイック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8151東陽テクニカ | 494億円 | 16.2倍 |
| 2 | 3679じげん | 490億円 | 10.7倍 |
| 3 | 9742アイネス | 483億円 | — |
| 4 | 3660アイスタイル | 479億円 | 17.3倍 |
| 5 | 4719アルファシステムズ | 478億円 | 12.7倍 |
| 6 | 4318クイック | 476億円 | 11.4倍 |
| 7 | 6088シグマクシス・ホールディングス | 470億円 | 11.5倍 |
| 8 | 4323日本システム技術 | 467億円 | 17.7倍 |
| 9 | 3673ブロードリーフ | 461億円 | 47.6倍 |
| 10 | 4743アイティフォー | 457億円 | 15.7倍 |
| 11 | 3040ソリトンシステムズ | 455億円 | 13.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 42件
リクルート代理店として創業した1980年
1980年9月、大阪市淀川区で株式会社クイックプランニングとして創業した。リクルート(現リクルートホールディングス)の代理店第一号として求人広告代理業を開始。同時に採用教育コンサルタント業務も行った。1983年に名古屋支店、1986年に東京支店を開設し、三大都市圏での営業基盤を確立。1987年に本店を大阪市北区に移転。1990年9月に商号を「株式会社クイック」に変更した。1992年には保険代理業務と教育業務を目的とする子会社クイックサービスを設立し、事業領域を広げた。
人材紹介・派遣事業へ進出した1996〜2001年
1996年12月、建築・土木等の設計・施工管理業務の請負を開始し、人材サービス事業に参入した。1997年4月には教育・研修事業と人材紹介事業を開始。同年8月に大阪で有料職業紹介事業の許可を取得し「大阪人材センター」を開設。1998年2月には東京でも許可を取得した。1999年7月には人材紹介会社への一括エントリーサービス「人材バンクネット」の運営を開始。2000年4月には子会社クイック・テクノサービスを吸収合併し、IT分野への進出を目指して株式会社アイ・キュー(現HRビジョン)を設立。2001年3月には特定労働者派遣事業を開始し、技術者派遣に乗り出した。2001年10月に日本証券業協会に株式を店頭登録した。
北陸進出とジャスダック上場(2003〜2004年)
2003年2月、株式会社ケー・シー・シー(現カラフルカンパニー)の株式を取得し、北陸地区の情報出版事業に進出した。同社は石川・富山・新潟で地域情報誌を発行していた。翌月にはその子会社キャリアシステムの株式も取得し、北陸での労働者派遣事業も開始した。2003年6月には中国上海に現地法人を設立し、日系企業向け人材紹介と人事コンサルを開始(同社は2025年に清算)。2003年10月にはテクノサービス部門を会社分割でキャリアシステムに承継。2004年12月、店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。この時期に事業の多角化と上場を同時に達成した。
海外拠点開設とM&Aの加速(1999〜2020年)
海外進出は1999年5月、米国ニューヨークにQUICK USA, Inc.を設立したのが最初である。2012年4月にはベトナム・ホーチミンにQUICK VIETNAMを設立。2015年7月にはメキシコにQUICK GLOBAL MEXICOを設立。2017年8月には英国ロンドンのCentre People Appointments Ltdを買収した。2020年1月にはタイ・バンコクにQHR HoldingsとQHR Recruitmentを設立。国内では2016年4月に株式会社ワークプロジェクトを子会社化し、人材派遣・保育園運営を強化。2019年6月にジャンプ株式会社を買収し採用コンサル領域を拡充。2021年12月には株式会社クイックケアジョブズを設立し、医療・介護分野に特化した人材サービスを開始した。
東証一部指定とプライム移行(2014〜2022年)
2014年2月、東京証券取引所市場第二部へ市場変更。同年9月には市場第一部銘柄に指定された。この間、売上高は2013年3月期の87億円から2014年3月期には102億円に増加し、その後も順調に成長を続けた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行した。一方で、2022年10月には子会社の株式会社クロノス(システム開発・教育事業)の全株式を譲渡し、事業ポートフォリオの見直しも行った。2025年3月期の売上高は325億円、営業利益45億円に達した。
欧州拠点新設と中国子会社清算(2023〜2025年)
2023年4月、英国のCentre People Appointments Ltdがオランダ・アムステルダムにCentre People Appointments B.V.を設立。2025年8月にはドイツ・デュッセルドルフにCentre People Appointments (Germany) GmbHを設立し、欧州でのプレゼンスを拡大した。一方、中国事業については、2003年に設立した上海クイック有限公司を2025年12月に清算結了した。2019年に設立した上海クイック人材サービス有限公司も2025年1月に清算済みである。2003年以来続けてきた中国事業から撤退し、国内外での拠点の整理と拡充を同時に進めている。
年表42件を開く
1980年代
- 1980年9月創業関西における株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)の代理店第一号として求人広告代理業(現・リクルーティング事業)を営むとともに、採用教育に関するコンサルタント業務を目的として、大阪市淀川区に株式会社クイックプランニングを設立。
- 1983年4月東海地区の市場開拓を目的として名古屋市中区に名古屋支店を設置。
- 1986年11月東京地区の市場開拓を目的として東京都新宿区に東京支店を設置。
- 1987年6月本店を大阪市北区に移転。
1990年代
- 1990年9月商号変更商号を「株式会社クイック」に変更。
- 1992年4月創業保険代理業務及び教育業務を目的として、大阪市北区に株式会社クイックサービスを設立。
- 1996年12月建築・土木等の設計及び施工管理業務等の請負(現・人材サービス事業)を開始。
- 1997年2月子会社株式会社クイックサービスの商号を株式会社クイック・テクノサービスに改称するとともに、建築・土木等の設計及び施工管理業務等の請負を移管。
- 1997年4月教育・研修事業(現・リクルーティング事業)及び人材紹介事業(現・人材サービス事業)を開始。
- 1997年8月大阪にて有料職業紹介事業の労働大臣(現・厚生労働大臣)許可番号を取得。「大阪人材センター」を開設。
- 1998年2月東京にて有料職業紹介事業の労働大臣(現・厚生労働大臣)許可番号を取得。「東京人材センター」を開設。
- 1999年5月米国ニューヨークにおいて、現地邦人を対象とした人材派遣・人材紹介を目的として現地法人QUICK USA,Inc.(現・連結子会社)を設立。
- 1999年7月人材紹介会社への一括エントリーサービスを行うポータルサイト「人材バンクネット」の運営を開始。
2000年代
- 2000年4月M&A子会社株式会社クイック・テクノサービスを吸収合併。さらにIT分野への進出を目指し、インターネットのコンテンツ企画・制作・運営及びインターネット広告代理部門を独立させ、株式会社アイ・キュー(現・株式会社HRビジョン 現・連結子会社)を設立。
- 2000年7月名古屋にて有料職業紹介事業の労働大臣(現・厚生労働大臣)許可番号を取得。「名古屋人材センター」を開設。
- 2001年3月大阪にて特定人材派遣の届出を行い、主に電気・ソフトウェア開発等の分野における技術者を契約先企業に派遣する特定労働者派遣事業を開始。
- 2001年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 2003年2月株式会社ケー・シー・シー(現・株式会社カラフルカンパニー 現・連結子会社)の株式を取得し、北陸地区での情報出版事業(現・地域情報サービス事業)に進出。
- 2003年3月株式会社ケー・シー・シーの子会社であった株式会社キャリアシステム(現・連結子会社)の株式を取得し北陸地区での労働者派遣事業に進出。
- 2003年6月創業中国、上海において、日系企業を中心に人材紹介及び人事労務コンサルティングを目的として現地法人 上海可以可邁伊茲明勝人才咨詢服務有限公司(後に上海魁可企業管理諮詢有限公司へ社名変更 以下「上海クイック有限公司」という。)を設立(2025年12月に清算結了)。
- 2003年10月当社グループの経営の効率化及び意思決定の迅速化を図ることを目的とし、当社テクノサービス部門につき、株式会社キャリアシステムを承継会社とする会社分割を実施。
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
- 2011年3月本店を大阪市北区小松原町(現在地)に移転。
- 2012年4月ベトナム、ホーチミンにおいてQUICK VIETNAM CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
- 2014年2月東京証券取引所市場第二部へ市場変更。
- 2014年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
- 2015年7月QUICK USA,Inc.がメキシコ、アグアスカリエンテスにおいてQUICK GLOBAL MEXICO,S.A.DE C.V.(現・連結子会社)を設立。
- 2016年4月人材派遣・人材紹介・保育園運営及びサポートを営む株式会社ワークプロジェクト(現・連結子会社)の株式を取得。
- 2017年4月創業海外事業推進を図るため、株式会社クイック・グローバルを設立。
- 2017年8月英国ロンドンにおいて現地日系企業に向けて人材紹介事業及び人材派遣事業を展開するCentre People Appointments Ltd(現・連結子会社)の株式を取得。
- 2019年10月人材採用・労務管理等のシステム開発やIT・AIエンジニア教育事業の拡充を図るため、株式会社クロノスの株式を取得。
- 2019年11月創業中国、上海において、上海魁可人材服務有限公司(以下「上海クイック人材サービス有限公司」という。)を設立(2025年1月に清算結了)。
2020年代
- 2020年1月タイ、バンコクにおいて、アジア市場における人材サービスの強化を図るため、QHR Holdings (Thailand) Co.,Ltd.(現・QHR Holdings Co.,Ltd. 現・連結子会社)及びQHR (Thailand) Co.,Ltd.(現・QHR Recruitment Co.,Ltd. 現・連結子会社)を設立。
- 2020年4月M&A株式会社クイック・グローバルを吸収合併。
- 2020年6月人材採用コンサルティングや採用ツール・プログラム等の企画・制作を中心に事業を展開するジャンプ株式会社(現・連結子会社)の株式を取得。
- 2021年12月高い専門性や技術力を必要とする特定の領域において人材サービスを展開することを目的として、株式会社クイックケアジョブズ(現・連結子会社)を設立。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2022年10月株式会社クロノスの全株式を譲渡。
- 2023年4月Centre People Appointments Ltdがオランダ、アムステルダムにおいてCentre People Appointments B.V.(現・連結子会社)を設立。
- 2025年8月Centre People Appointments Ltdがドイツ、デュッセルドルフにCentre People Appointments (Germany) GmbH(現・連結子会社)を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
人材サービス事業の強化
主力の人材紹介・派遣事業において、旗艦サイト「アンドプロ」のブランディングと機能強化、コンテンツ拡充による集客力向上、コンサルタントの能力開発やAI活用による業務効率化を推進し、競争優位性を高める。
- 02
クロスボーダーリクルートメントの推進
海外拠点の新設や体制強化を通じて国際間の転職支援を進め、世界中でHRサービスを展開する「世界の人事部」構想を実現する。
- 03
リクルーティング・地域情報サービス・HRプラットフォームの拡充
Indeedを軸としたアグリゲーション型求人サービスの提案強化、Webメディアの拡販、人事コミュニティの深耕など、各事業で顧客提供価値を高め、成長を図る。
- 04
M&A・資本提携と人材投資の推進
事業推進のための人材採用・育成、M&Aや出資等の資本提携に注力し、グループ全体の成長性を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,682人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、9期前と比べて+12.1%。平均年齢は30.3歳、平均勤続年数は6.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 711 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 844 | — |
| 2019年3月 | 578 | 30.2 | 6.0 | 1,003 | — |
| 2020年3月 | 573 | 30.0 | 5.8 | 1,175 | — |
| 2021年3月 | 566 | 29.8 | 5.8 | 1,252 | — |
| 2022年3月 | 584 | 30.4 | 6.4 | 1,292 | — |
| 2023年3月 | 648 | 30.6 | 6.7 | 1,357 | — |
| 2024年3月 | 693 | 30.6 | 6.5 | 1,472 | — |
| 2025年3月 | 631 | 30.5 | 6.6 | 1,602 | 281 |
| 2026年3月 | 648 | 30.3 | 6.5 | 1,682 | 273 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 7 / 海外 7、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。
- 国内㈱HRビジョン東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱カラフルカンパニー(注)2石川県金沢市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ワークプロジェクト大阪市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ジャンプ㈱東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱クイックケアジョブズ(注)2東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱キャリアシステム石川県金沢市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内QUICK USA,Inc.アメリカ合衆国(ダラス) · 連結子会社議決権100.0%
- 海外QUICK GLOBAL MEXICO,S.A.DE C.V. (注)2メキシコ合衆国(アグアスカリエンテス) · 連結子会社議決権94.3%
- 海外Centre People Appointments Ltd英国(ロンドン) · 連結子会社議決権100.0%
- 海外QUICK VIETNAM CO.,LTD.ベトナム社会主義共和国(ホーチミン) · 連結子会社議決権100.0%
- 海外QHR Holdings Co.,Ltd.タイ王国(バンコク) · 連結子会社議決権100.0%
- 海外QHR Recruitment Co.,Ltd. (注)2タイ王国(バンコク) · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
- Centre People Appointments B.V.オランダ王国(アムステルダム)100%
- Centre People Appointments (Germany) GmbHドイツ連邦共和国(デュッセルドルフ)100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は339億円、営業利益は46億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+2.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 348億円 | 339億円 |
| 営業利益 | 41億円 | 46億円 |
| 純利益 | 28億円 | 42億円 |
| 1株あたり配当 | ¥38 | ¥38 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は104億円、営業利益は30億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.6%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 67 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 90 | 30 | 33.3 | 21 |
| 2024年2Q | 68 | 10 | 14.7 | 7 |
| 2024年3Q | 64 | 5 | 7.8 | 3 |
| 2024年4Q | 73 | — | — | 4 |
| 2025年2Q | 171 | 38 | 22.2 | 31 |
| 2025年4Q | 154 | 7 | 4.5 | 5 |
| 2026年2Q | 180 | 39 | 21.7 | 26 |
| 2026年4Q | 159 | 7 | 4.4 | 16 |
| 2027年1Q | 104 | 30 | 28.8 | 21 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は87億円から339億円へ3.9倍に増えた。直近期の営業利益率は13.6%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 | |||||
| 2013年3月 | 87 | — | 8 | — | 5 |
| 2014年3月 | 102 | — | 11 | — | 7 |
| QUICK USA,Inc.がメキシコ、アグアスカリエンテスにおいてQUICK GLOBAL MEXICO,S.A.DE C.V.(現・連結子会社)を設立。 | |||||
| 2015年3月 | 113 | — | 15 | — | 10 |
| 2016年3月 | 125 | — | 17 | — | 12 |
| 海外事業推進を図るため、株式会社クイック・グローバルを設立。 | |||||
| 2017年3月 | 146 | — | 21 | — | 14 |
| 2018年3月 | 168 | — | 23 | — | 16 |
| 中国、上海において、上海魁可人材服務有限公司(以下「上海クイック人材サービス有限公司」という。)を設立(2025年1月に清算結了)。 | |||||
| 2019年3月 | 192 | — | 28 | — | 20 |
| 株式会社クイック・グローバルを吸収合併。 | |||||
| 2020年3月 | 210 | — | 30 | — | 21 |
| 高い専門性や技術力を必要とする特定の領域において人材サービスを展開することを目的として、株式会社クイックケアジョブズ(現・連結子会社)を設立。 | |||||
| 2021年3月 | 194 | — | 21 | — | 15 |
| 2022年3月 | 236 | — | 34 | — | 22 |
| Centre People Appointments Ltdがオランダ、アムステルダムにおいてCentre People Appointments B.V.(現・連結子会社)を設立。 | |||||
| 2023年3月 | 278 | — | 45 | — | 33 |
| 2024年3月 | 295 | — | 50 | — | 35 |
| Centre People Appointments Ltdがドイツ、デュッセルドルフにCentre People Appointments (Germany) GmbH(現・連結子会社)を設立。 | |||||
| 2025年3月 | 325 | 45 | 46 | 13.8 | 36 |
| 2026年3月 | 339 | 46 | 47 | 13.6 | 42 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高339億円のうち、営業利益として残るのは46億円で13.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は42億円、売上の12.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%113億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.1%180億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.6%46億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−27億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は131億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3 | 0 | −3 | 3 | 18 |
| 2014年3月 | 8 | 0 | −2 | 8 | 24 |
| 2015年3月 | 12 | −1 | −5 | 11 | 31 |
| 2016年3月 | 10 | −2 | −5 | 8 | 34 |
| 2017年3月 | 20 | −3 | −5 | 17 | 46 |
| 2018年3月 | 14 | −5 | −6 | 9 | 50 |
| 2019年3月 | 24 | −3 | −7 | 21 | 63 |
| 2020年3月 | 25 | −4 | −10 | 21 | 74 |
| 2021年3月 | 18 | −5 | −7 | 13 | 81 |
| 2022年3月 | 38 | −5 | −10 | 33 | 104 |
| 2023年3月 | 35 | −5 | −14 | 30 | 122 |
| 2024年3月 | 30 | −8 | −15 | 22 | 130 |
| 2025年3月 | 42 | −2 | −20 | 40 | 150 |
| 2026年3月 | 27 | −27 | −19 | 0 | 131 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は259億円。このうち返さなくてよい自己資本が194億円で、自己資本比率は74.7%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 44 | 26 | 18 | 58.6 |
| 2014年3月 | 52 | 31 | 21 | 60.1 |
| 2015年3月 | 68 | 40 | 28 | 58.4 |
| 2016年3月 | 73 | 47 | 26 | 64.2 |
| 2017年3月 | 93 | 58 | 35 | 62.3 |
| 2018年3月 | 105 | 70 | 35 | 66.6 |
| 2019年3月 | 126 | 84 | 42 | 66.4 |
| 2020年3月 | 136 | 95 | 41 | 69.8 |
| 2021年3月 | 151 | 107 | 44 | 70.7 |
| 2022年3月 | 180 | 121 | 59 | 67.2 |
| 2023年3月 | 202 | 137 | 65 | 68.0 |
| 2024年3月 | 220 | 164 | 56 | 74.5 |
| 2025年3月 | 251 | 178 | 73 | 71.0 |
| 2026年3月 | 259 | 194 | 66 | 74.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中92位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中346位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥842で、1年前と比べて+12.4%。過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 |
| PER (会社予想) | 16.7倍 |
| PBR | 2.33倍 |
| 配当利回り | 4.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は782円で、25日移動平均線(773円)を約1%上回る。直近1ヶ月で2.5%上昇し、緩やかな上昇トレンド。7月中旬から800円近辺で推移し、8月3日に774円まで下落したが、その後は反発。52週高値961円からは約19%下の水準で、52週安値695円からは約13%上昇。出来高は7月31日に25万株超と膨らんだが、その後は減少傾向。RSIは55.2と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)。
PERが10.55倍と業界平均22.52倍の半分以下で、予想PERも15.6倍と同業他社より低い水準です。PBRは2.16倍と平均3.19倍を下回り、ROEは22.4%と高水準を維持しています。配当利回りは4.86%と平均2.68%を大きく上回り、株主還元も手厚いです。売上高・利益とも増加傾向で、今期も純利益42億円と過去最高を見込んでいます。割安でありながら業績も好調で、収益性と株主還元の両面で魅力的です。ただし、ROEが高い分PBRが2倍を超えており、過度な割安ではない点に留意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 16.7倍 | — |
| PBR | 2.33倍 | 3.51倍 |
| ROE | 22.4% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
当社は配当利回り4.86%と高く、PER 10.6倍、ROE 22.4%と効率的な経営。強気派は、売上高が2023年3月期の278億円から2026年3月期に339億円へ着実に成長し、営業利益率も13%台を維持。人材派遣は景気に左右されるが、IT需要の拡大と労働力不足を背景に成長が続くとの見方。弱気派は、人材派遣は景気感応度が高く、景気後退時には稼働率が低下するリスク。また、競合が多く単価競争が激しい。争点は、高収益性と配当を維持しつつ成長を続けられるか。
- 高ROEと高い配当
ROE 22.4%、配当利回り4.86%は株主還元が厚く、投資妙味がある。
- 売上と利益の拡大
2023年から2026年で売上278→339億円へ22%増、純利益も33→42億円。
- 安定した事業基盤
営業利益率13%台を維持し、収益の安定性が高い。
- 2026年3月期は営業利益46億円と増益基調決算発表後影響強
営業利益は前期45億円→46億円増、売上高339億円と成長継続
- 純利益42億円と前期比6億円増益通年影響中
純利益36億円→42億円、EPSが上振れPER10.55倍の割安感
- ROE22.4%と高くPBR2.16倍の正当化材料通年影響中
ROE22.4%は当期純資産利回りが高く、株式評価の基盤
- 配当利回り4.86%が株主還元で下支え継続影響弱
4.86%の高利回りは相対的な投資魅力
- 景気循環の影響
人材派遣は経済動向に連動し、不況時には稼働率が低下する。
- 競争の激化
人材業界は競争が激しく、単価下落や粗利圧縮のリスク。
- 依存度の高さ
主力の技術者派遣はIT投資動向に依存し、需要減の懸念。
- 予想PER15.6倍は今期減益予想を示唆決算発表後影響強
予想PER15.6倍は実績10.55倍を48%上回り、EPS約32%減の含み
- 売上高成長率が鈍化、339億円は前期比4%増通年影響中
売上高325億→339億円と4%増、前年の10%増から減速
- 営業利益率13.57%は小幅低下継続影響中
営業利益率13.85%→13.57%と0.28pt低下、収益頭打ち
- 外国人保有21.84%が売りに出るリスク不定影響弱
外国人保有比率21.84%は相応に高く、リスク回避売りで需給悪化
- 技術者稼働率
- 派遣スタッフの稼働率が売上と利益に直結するため。
- 派遣単価
- 単価動向が収益性を左右し、競争環境を示す。
- 売上高成長率
- 需要拡大のペースとシェア獲得力を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり38円で、前期から+17.7%。いまの株価に対する利回りは4.51%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 44.9 |
| 2018年3月 | 12 | 16.7 | 42.4 |
| 2019年3月 | 14 | 20.0 | 48.4 |
| 2020年3月 | 15 | 7.1 | 46.2 |
| 2021年3月 | 15 | −2.2 | 64.5 |
| 2022年3月 | 16 | 9.1 | 46.4 |
| 2023年3月 | 23 | 45.8 | 47.7 |
| 2024年3月 | 31 | 34.3 | 59.1 |
| 2025年3月 | 32 | 2.1 | 56.6 |
| 2026年3月 | 38 | 17.7 | 56.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥38
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ15,947人。区分でいちばん多いのは個人・その他で41.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.5%を占め、残る64.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 40.6 | 38.1 | 39.2 | 38.1 | 42.4 | 41.4 |
| 外国法人 | 12.4 | 19.3 | 17.7 | 19.7 | 19.5 | 21.8 |
| 事業法人 | 30.8 | 25.3 | 25.2 | 25.0 | 19.4 | 19.7 |
| 金融機関 | 14.8 | 15.5 | 16.3 | 15.9 | 16.5 | 15.9 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.7 | 1.5 | 1.3 | 2.3 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | 1.3 | 1.3 | 2.0 | 2.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 有限会社アトムプランニング | 16.91 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.49 |
| 03 | BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 5.21 |
| 04 | AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 3.30 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.63 |
| 06 | 和納 勉 | 2.46 |
| 07 | クイック従業員持株会 | 2.27 |
| 08 | 中島 宣明 | 1.89 |
| 09 | 林城 | 1.49 |
| 10 | MURAKAMI TAKATERU (常任代理人 三田証券株式会社) | 1.43 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-19エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告9.11%+1.06pt
- 2026-06-19エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告6.47%+1.03pt
- 2026-06-19エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告8.05%+1.58pt
- 2026-06-19フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告4.40%+0.91pt
- 2026-06-19フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告5.67%+1.27pt
- 2026-06-19フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告6.60%+0.93pt
- 2026-06-19フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告8.05%+1.45pt
- 2026-06-08エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告5.44%
- 2026-06-08フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告3.49%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+193%、1株純資産は14期で+151%。直近期のROEは22.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 25 | 138 | 19.8 | 10.9 | 29.4 |
| 2014年3月 | 35 | 167 | 23.3 | 16.5 | 43.4 |
| 2015年3月 | 53 | 211 | 27.9 | 15.7 | 42.9 |
| 2016年3月 | 62 | 251 | 27.0 | 14.2 | 41.8 |
| 2017年3月 | 74 | 309 | 26.5 | 15.9 | 44.9 |
| 2018年3月 | 87 | 371 | 25.5 | 22.0 | 42.4 |
| 2019年3月 | 104 | 443 | 25.7 | 17.2 | 48.4 |
| 2020年3月 | 110 | 502 | 23.3 | 8.9 | 46.2 |
| 2021年3月 | 78 | 567 | 14.5 | 15.9 | 64.5 |
| 2022年3月 | 40 | 214 | 19.7 | 13.3 | 46.4 |
| 2023年3月 | 58 | 245 | 25.3 | 10.3 | 47.7 |
| 2024年3月 | 62 | 293 | 23.3 | 12.7 | 59.1 |
| 2025年3月 | 64 | 318 | 20.9 | 10.0 | 56.6 |
| 2026年3月 | 74 | 345 | 22.4 | 11.3 | 56.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額314百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 和納勉 | 取締役会長 グループCEO | 77 | 1,388,756 |
| 川口一郎 | 代表取締役社長 | 69 | 187,800 |
| 中井義貴 | 常務取締役執行役員 | 63 | 446,300 |
| 林城 | 取締役執行役員 | 64 | 843,500 |
| 来島健太 | 取締役執行役員 管理本部長兼経理部長 | 52 | 27,000 |
| 柴崎雄貴 | 取締役執行役員 人材紹介事業本部長 兼営業十部長 | 40 | 27,000 |
| 岡田直隆 | 取締役執行役員 リクルーティング事業本部長 | 50 | 13,900 |
| 小原努 | 取締役執行役員 CMO兼Web事業企画開発本部長 兼企画開発一部長 | 55 | 15,000 |
| 中居成子 | 取締役 | 64 | — |
| 酒井美穂 | 取締役 | 60 | — |
| 河野俊博 | 取締役(常勤監査等委員) | 77 | — |
| 斉藤誠 | 取締役(監査等委員) | 61 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 六郷裕之 | 取締役(監査等委員) | 65 |
| 西村雅史 | 取締役(監査等委員) | 53 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 9 | 258 | 258 | 29 |
| 社外取締役 | 6 | 56 | 56 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,070字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,136字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,201字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,913字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第46期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第45期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
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- 四半期報告書四半期報告書-第43期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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