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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ブロードリーフ

Broadleaf Co.,Ltd.3673 · Prime · 情報・通信業

モビリティ産業向けクラウドサービスが主力。自動車部品受発注プラットフォームや業務システムを提供。

概要

ブロードリーフは、2009年設立の情報サービス企業で、自動車販売・整備・部品流通を中心とするモビリティ産業向けにクラウド業務システムと電子受発注プラットフォームを提供する。2025年12月期の売上収益は208億円、従業員数は924人(連結)。東京証券取引所プライム市場に上場(2013年)。

クラウドシフトが進む売上構成

2025年12月期、ブロードリーフの売上収益は208億15百万円。内訳はクラウドサービスが118億円(前年比44.1%増)、パッケージシステムが56億円(同23.5%減)、その他が32億円(同37.7%増)である。クラウドサービスの伸びは、既存顧客のパッケージからクラウドへの切り替えと新規獲得による。パッケージ売上は減少しているが、全体売上はクラウド化に伴い増加基調にある。営業利益は20億63百万円(同206.0%増)で、クラウド化の進展と生成AI活用によるコスト最適化が寄与した。

モビリティ産業に特化した顧客基盤

主要顧客は自動車販売店、整備工場、部品商、鈑金業、ガラス商、リサイクル事業者などモビリティ産業の事業者である。これら向けに業務アプリケーションだけでなく、部品の電子受発注やリサイクル部品の決済代行といったプラットフォームも提供する。さらに、機械工具取扱事業者や旅行代理店、携帯電話販売代理店向けのシステムも手がける。顧客は業務効率化と経営改革を目的に、月額課金または従量課金でサービスを利用する。

連結グループと海外拠点の現状

ブロードリーフは、子会社としてフィリピンのBroadleaf I.T. Solutions Inc.(2015年設立)を持つ。また、過去には中国合肥市に子会社を設立したが、2025年2月に清算している。国内では株式会社タジマ(2017年子会社化)、株式会社産業革新研究所(2019年子会社化、2025年吸収合併)、SALES GO株式会社(2022年子会社化)などを傘下に収めた。研究開発子会社のSpiralMindは2025年4月に吸収合併された。グループ全体で単一セグメント(ITサービス事業)として管理されている。

業界の中での役割はモビリティ産業向け業務ソフトウェア・クラウドプラットフォームの提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
208億円
営業利益
21億円
営業利益率
10.1%
純利益
12億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01モビリティ産業(自動車販売・整備・部品流通)主力

自動車販売店、整備工場、部品商などモビリティ産業向けに、クラウド型業務システム「.cシリーズ」「.NSシリーズ」、自動車部品の電子受発注プラットフォーム、リサイクル部品の決済代行サービスを提供。顧客の業務効率化と経営改革を支援。

主な製品・サービス5
クラウドソフトウェアサービス「.cシリーズ」
自動車販売・整備業務向けのクラウド型業務システム。月額課金で提供され、顧客管理、在庫管理、売上管理などを一元化。
「.NSシリーズ」(パッケージ/クラウド)
自動車販売・整備業向けの統合業務パッケージ。クラウド版とオンプレミス版があり、販売、整備、部品管理などをカバー。
クラウド版受発注プラットフォーム
オープン型EC・EDI。自動車補修部品の受発注を電子化し、部品商と整備工場間の取引を効率化。
パーツステーションNET
自動車リサイクル部品の取引ネットワーク。決済代行サービスも提供し、中古部品流通の信頼性向上に貢献。
BLパーツオーダーシステム
自動車部品の電子受発注システム。部品商と販売店・整備工場間の注文をオンライン化。

02機械工具取扱事業者準主力

機械工具の販売・レンタル事業者向けに、業務効率化システムを提供。在庫管理、受発注、売上管理等を支援。

03その他(旅行、携帯電話販売代理、製造業等)準主力

旅行代理店、携帯電話販売代理店向けに業務システムを提供。また、整備工場や製造工場向けに作業分析・業務最適化ソフトウェア「OTRS」を提供。AIによる作業動画分析でムダを可視化し、改善を支援。

主な製品・サービス1
作業分析・業務最適化ソフトウェア「OTRS」
作業現場の動画をAI分析し、人の動き・モノ・機械の動作を可視化。ムリ・ムダ・ムラを抽出し、作業時間短縮・コスト削減を実現。熟練者と初心者の比較機能も搭載。

製品と技術

自動車整備・販売向けクラウド「.cシリーズ」

「.cシリーズ」は、自動車販売・整備・鈑金・ガラス・リサイクルなど各業種向けに開発されたクラウド型業務システム群である。主要なラインアップとして、整備工場向け「Maintenance.c」、鈑金業向け「Repair.c」、ガラス商向け「Glass.c」、リサイクル事業者向け「Partsman.c Recycle+」、部品商向け「Partsman.c」がある。いずれも月額課金で提供され、顧客管理、在庫管理、売上管理、仕入・支払管理などを一元化する。2025年12月には「Glass.c」にトータルパック(最上位プラン)を追加した。

部品流通を支える電子受発注プラットフォーム

ブロードリーフは、自動車補修部品の受発注を電子化するプラットフォームを複数運営する。1990年代からある「BLパーツオーダーシステム」は部品商と販売店・整備工場間の注文をオンライン化。近年は「クラウド版受発注プラットフォーム(オープン型EC・EDI)」として機能を拡張している。また、リサイクル部品の取引ネットワーク「パーツステーションNET」では、決済代行サービスも提供し、中古部品流通の信頼性向上に貢献する。これらのプラットフォームは、業界内のデジタル化を促進し、Broadleaf Cloud Platform上で連携する。

現場改善支援ソフト「OTRS」とAI分析

「OTRS」は、作業現場の動画をAIで分析し、人の動き・モノ・機械の動作を可視化する業務最適化ソフトウェアである。ムリ・ムダ・ムラを抽出し、作業時間短縮やコスト削減を支援する。熟練者と初心者の動作比較機能も搭載。2019年にはKAIZEN InstituteとOEM契約を結び、「KAIZEN™ Time Study powered by OTRS」として世界60カ国で販売されている。整備工場や製造工場での改善活動に活用され、AIによる分析自動化が特長である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

車部品販売管理で国内首位、内需依存

自動車部品販売管理システムに特化した独立系ソフトウェア企業。国内シェアは高いが、売上の大半が国内市場に依存しており、海外比率は低い。同業のソラコムはIoTプラットフォームで成長しているが、ブロードリーフは自動車ディーラー向けに強みを持つ。業績は営業利益率が3.9%から10.1%へ急改善しており、コスト管理の効率化が進んでいる。ただし、ライバルのVRAIN SolutionはAIソリューションで差別化しており、同領域での競争が激化している。

強み

  • 自動車ディーラー向けシステムで高いシェアを有し、安定した基盤収益が見込める。
  • 営業利益率が前期3.9%から今期10.1%へ急上昇し、収益構造が大きく改善している。
  • 長期取引先が多く、システムの切り替えコストが高いため顧客流出リスクが低い。
  • 自動車業界の業務プロセスを熟知し、ニッチ市場で競合優位性を発揮している。

課題

  • 売上はほぼ国内で、海外市場への拡大が進んでおらず成長の多様化が課題。
  • VRAIN SolutionなどAI活用企業が台頭、技術面での差別化が必要。
  • EVシフトや販売形態の変化がディーラー向けシステム需要に影響を与える可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がブロードリーフ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13660アイスタイル479億円17.3倍
24719アルファシステムズ478億円12.7倍
34318クイック476億円11.4倍
46088シグマクシス・ホールディングス470億円11.5倍
54323日本システム技術467億円17.7倍
63673ブロードリーフ461億円47.6倍
74743アイティフォー457億円15.7倍
83040ソリトンシステムズ455億円13.5倍
93836アバントグループ447億円14.2倍
106078バリューHR433億円57.1倍
113844コムチュア427億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

持株会社から事業会社へ再編した2009年〜2010年

2009年9月、シー・ビー・ホールディングス株式会社として東京都千代田区に設立。同年11月、旧株式会社ブロードリーフの全株式を取得し完全子会社化。2010年1月、旧社を吸収合併し、商号を株式会社ブロードリーフに変更。この再編により、持株会社が事業会社として自動車向け業務システム事業を承継した。同年3月、本社を品川区に移転。12月には株式会社メイクウェーブ・ジャパンの事業を譲受し同社を解散するなど、初期の事業基盤を固めた。

上場を機にした事業拡大(2013年〜2017年)

2013年3月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場。上場後、サービス拡充とM&Aを加速する。2015年12月、フィリピンに現地法人を設立。2017年3月にはAI研究子会社のSpiralMindを設立し、先端技術の開発に着手。同年7月、株式会社タジマを子会社化し、顧客基盤を強化した。2012年にはタブレット型業務端末「CarpodTab」を発売するなど、モバイル対応も進めた。

クラウド戦略への転換(2018年〜2020年)

2018年9月、AI機能を搭載した「SF.NS3Ai」を発売し、同時にデジタルビジネスプラットフォーム「Broadleaf Cloud Platform」と第一弾クラウドサービス「Maintenance.c」の提供を開始。従来のパッケージ販売からクラウド型サービスへのシフトを本格化させる。2019年にはKAIZEN InstituteとOEM契約を結び、作業分析ソフト「OTRS」を世界60カ国で販売開始。同年、株式会社産業革新研究所を子会社化し、品質管理の知見を取り込んだ。

コロナ禍以降のサービス多様化(2021年〜2023年)

2021年10月、自動車整備業向けクラウド「Maintenance.c」を機能拡張し本格リリース。同時に鈑金業向け「Repair.c」も投入。2022年7月、SALES GO株式会社を子会社化し営業支援領域を拡大。2023年には自動車ガラス商向け「Glass.c」、リサイクル事業者向け「Partsman.c Recycle+」、支払総額表示に対応した「Priceprint.c」など、業種別クラウドを相次いで投入した。同年11月、トヨタモビリティパーツとの協業も開始している。

黒字回復へと向かう2025年の業績

2022年12月期は売上138億円、当期損失24億円と赤字に転落。その後、クラウドシフトの推進とコスト削減により2024年12月期には営業利益7億円、当期利益3億円と黒字回復。2025年12月期は売上208億円、営業利益21億円、当期利益12億円と大幅増益を達成した。同年12月には「Glass.c」の最上位プランや「証跡管理サービス」を提供開始。中期経営計画(2022-2028年)ではクラウド化率向上を掲げ、2028年までにクラウドへの切り替え完了を見込む。

年表30件を開く

2000年代

  • 2009年9月創業シー・ビー・ホールディングス株式会社を設立(東京都千代田区)。
  • 2009年11月M&A旧株式会社ブロードリーフの全株式を取得し、同社を完全子会社とする。

2010年代

  • 2010年1月M&A旧株式会社ブロードリーフを吸収合併し、同日、株式会社ブロードリーフに商号変更。
  • 2010年3月本社を品川区に移転。
  • 2010年12月株式会社メイクウェーブ・ジャパンの事業を譲受、同社を解散。
  • 2011年12月自動車アフターマーケットにおける業者間の問い合わせや受発注業務をシームレスに行える「BLパーツオーダーシステム(ビーエルパーツオーダーシステム)」のサービス提供を開始。
  • 2012年7月携帯性や操作性に優れるタブレット端末の特性を商談相手に活かす業務アプリケーション「CarpodTab (カーポッドタブ)」の販売を開始。
  • 2012年10月中国の安徽省合肥市に博楽得信息科技(合肥)有限公司を子会社として設立(2025年2月清算結了)。
  • 2013年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2014年4月自動車整備工場へ集客支援を目的にカーオーナーへ顧客店舗の魅力を訴求するサービスブランド「街のカーウンセラー」認定店舗1号店がオープン。
  • 2015年12月フィリピンのメトロマニラマカティ市に現地法人Broadleaf I.T.Solutions Inc.を子会社として設立。
  • 2017年3月M&A先端技術の研究開発を行う研究子会社、株式会社SpiralMindを設立(2025年4月当社に吸収合併)。
  • 2017年7月M&A株式会社タジマを子会社化。
  • 2018年9月「.NS」シリーズにAI機能を搭載した新商品「SF.NS3Ai」の販売を開始。デジタルビジネスプラットフォーム『Broadleaf Cloud Platform』と第一弾クラウドサービスであるSuper Frontmanシリーズ「Maintenance.c(メンテナンスドットシー)」の提供を開始。
  • 2019年5月M&A株式会社産業革新研究所を子会社化(2025年4月当社に吸収合併)。
  • 2019年6月KAIZEN Instituteと作業分析/業務最適化ソフトウェア「OTRS」のOEM契約を締結。9月より世界60カ国でグローバル向け「KAIZEN™ Time Study powered by OTRS」の販売を開始。
  • 2019年11月Zenmov株式会社を持分法適用関連会社化。
  • 2019年12月株式会社ネクストシステムと資本業務提携を開始。

2020年代

  • 2020年11月ブロックチェーン技術を活用した中古車売買マーケットプレイスを運営するShelf APに3rdParty向けビジネスデジタルプラットフォーム「Broadleaf Cloud Platform」の提供を開始。
  • 2021年2月フィリピン パサイ市における新公共交通のモデル事業に参画。
  • 2021年2月自動車アフターマーケット領域のDX促進のため、Google Workspace™の取り扱い・連携を開始。
  • 2021年10月自動車整備業向けクラウドサービス「Maintenance.c」を機能拡張し、本格リリース。鈑金業向けクラウドサービス「Repair.c(リペアドットシー)」も同時リリース。
  • 2022年7月M&ASALES GO株式会社を子会社化。
  • 2023年9月自動車ガラス商向けクラウドサービス『Glass.c』の提供を開始。
  • 2023年10月自動車リサイクル事業者向けクラウドサービス『Partsman.c Recycle+』の提供を開始。
  • 2023年11月自動車業における表示に関する公正競争規約及び同施行規則の改正に伴う、自動車の支払総額表示に対応した『Priceprint.c』の提供を開始。
  • 2023年11月トヨタモビリティパーツ株式会社とモビリティ産業における受発注業務の最適化サービスに関する協業を開始。
  • 2024年9月自動車部品商向けクラウドサービス『Partsman.c』の提供を開始。
  • 2025年12月自動車ガラス商向けクラウドサービス『Glass.c』の最上位プランであるトータルパックを提供開始。
  • 2025年12月業務プロセスを証跡化する『証跡管理サービス』を提供開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    クラウドの浸透とサービス拡充

    Broadleaf Cloud Platformの拡大を推進し、パッケージソフトからクラウドソフト『.cシリーズ』への切り替えを計画的に行うとともに、パートナー企業と連携して多様なサービスを提供し、トータルマネジメントシステムによる経営・業務改革を支援する。

  2. 02

    eコマースによる受発注ビジネスの拡大

    自動車アフターマーケットの顧客基盤とデータベースを活用し、自動車補修部品の電子受発注サービスの利用促進と拡大を推進する。業界全体の受発注業務や物流の非効率を解消し、生産性向上に寄与する。

  3. 03

    データ活用による新サービス創出

    保有する40年分の車両・部品・修理等のデータとAI技術を組み合わせ、カーオーナー向けサービス等の新規事業を立ち上げる。独自データとテクノロジーで他社を凌ぐサービスを展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で924人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は647万円で、9期前と比べて+6.3%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は13.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月772
2017年12月928
2018年12月921
2019年12月60942.89.4943
2020年12月58143.210.0951
2021年12月60643.810.6940
2022年12月62644.611.4950
2023年12月58845.212.0935
2024年12月58546.012.892076
2025年12月64746.613.4924227

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率22.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
東京本社・東京開発 事業所・東京事業所 — 東京都品川区183億円
22営業所他403百万円
福岡事業所 — 福岡県福岡市博多区62百万円
札幌事業所 — 北海道札幌市東区37百万円
主な関係会社
  • 国内
    SALES GO株式会社
    東京都中央区
    議決権93.3%
  • 国内
    株式会社キャリママ(注)3.
    東京都台東区
    議決権93.3%
  • 海外
    Broadleaf I.T. Solutions Inc. (注)4.
    フィリピン
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    作業分析ソフトウェア
    防衛省 · 2017-11-27
    89万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は208億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.6%、利益が+200.0%。

売上高
+15.6%
208億円
営業利益
+200.0%
21億円
純利益
+300.0%
12億円
営業利益率
10.1%
前期比 +6.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高238億円208億円
営業利益48億円21億円
純利益32億円12億円
1株あたり配当¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は108億円、営業利益は15億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+10.2%、営業利益は+87.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q36−5−13.9−4
2023年2Q38−6−15.8−4
2023年3Q38−4−10.5−2
2023年4Q42−5
2024年1Q40−1−2.50
2024年2Q4412.30
2024年4Q9677.33
2025年2Q9888.24
2025年4Q1101311.88
2026年2Q1081513.910

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は156億円から208億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.1%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
中国の安徽省合肥市に博楽得信息科技(合肥)有限公司を子会社として設立(2025年2月清算結了)。
2012年12月156208
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
2013年12月1803719
2014年12月
フィリピンのメトロマニラマカティ市に現地法人Broadleaf I.T.Solutions Inc.を子会社として設立。
2015年12月1683120
2016年12月1682919
先端技術の研究開発を行う研究子会社、株式会社SpiralMindを設立(2025年4月当社に吸収合併)。
2017年12月1823019
2018年12月2134127
株式会社産業革新研究所を子会社化(2025年4月当社に吸収合併)。
2019年12月2264531
2020年12月2123825
2021年12月2073222
SALES GO株式会社を子会社化。
2022年12月138−30−24
2023年12月154−19−15
2024年12月180753.93
2025年12月208211910.112

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高208億円のうち、営業利益として残るのは21億円10.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.1%73億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金54.8%114億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.1%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
64.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
10.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.9pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.9pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年12月期は営業CFが69億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは25億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は41億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月32−8−182436
2013年12月46−5154192
2015年12月6−8−19−286
2016年12月31−7−332477
2017年12月26−21−23560
2018年12月46−25−242156
2019年12月38−40−24−230
2020年12月51−28−212332
2021年12月38−34−1435
2022年12月16−2912−1335
2023年12月34−377−339
2024年12月65−43−182243
2025年12月69−44−272541

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は414億円。このうち返さなくてよい自己資本が243億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2261507666.4
2013年12月2702007073.8
2014年12月2832127175.0
2015年12月2611996276.2
2016年12月2531926175.7
2017年12月2811978470.3
2018年12月2942108471.5
2019年12月3172328573.3
2020年12月3232467776.2
2021年12月3452618475.7
2022年12月3352369970.5
2023年12月36722514261.2
2024年12月39923116858.0
2025年12月41424317158.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
113億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
171億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中197位あたり、逆に低いのはROE605社中502位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥471で、1年前と比べて+29.7%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥471-1.9%1ヶ月+7.3%1年+29.7%時価総額461億円
過去52週の値幅
安値¥286高値¥540

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)47.6倍
PER (会社予想)26.6倍
PBR3.39倍
配当利回り0.64%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で15.4%上昇し、8月20日には前日比9.68%高の487円まで急伸。25日線(440.56円)を約10.5%上回り、上昇トレンドが鮮明。年初来高値540円に迫る水準で、52週高値圏での値動き。出来高は8月13日に404万株と急増した後も高水準で、投資家の関心が高まっている。75日線(431.86円)も上回っており、中期の上昇基調が継続。テクニカル面ではRSIが59.56と中立圏で、過熱感はまだ強くないが、価格の上昇に伴い需給が引き締まっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは43.94倍で業界平均30.76倍を大きく上回り、予想PERも24.6倍と高め。PBRは3.13倍で平均3.59倍を下回るが、ROEは5.2%と低く、資本効率が悪い。配当利回りは0.69%と低く、平均2.66%を下回り、配当性向86.1%と高いが利回りは低い。業績は改善傾向にあるが、現在の株価は利益成長を過度に織り込んでいる可能性がある。割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)47.6倍47.9倍
PER (予想)26.6倍
PBR3.39倍2.96倍
ROE5.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車業界のデジタル化やEVシフトが進む中、IT投資需要は増加しており、強気派は、業界特化の強みを活かし、受注拡大と収益改善の継続を期待する。実際、売上高と営業利益率は改善傾向。一方弱気派は、自動車業界の構造変化や競合の台頭を懸念し、成長持続性に疑問を呈する。特に、顧客のIT投資の一時的な増加に依存するリスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 業界特化の強み

    自動車部品向けで高いシェアと顧客関係

  • 収益改善の継続

    営業利益率が3.9%から10.1%に上昇

  • 市場成長の追い風

    自動車業界のDX投資は拡大傾向

  • 売上高3期連続増加で208億円に拡大2025年12月期影響

    売上高は154億円→180億円→208億円、直近は前期比15.6%増

  • 営業利益率が3.9%から10.1%へ急改善2025年12月期影響

    営業利益は7億円→21億円と3倍、利益率も3.89%→10.1%へ大幅改善

  • 最終損益が3億円から12億円へ4倍増2025年12月期影響

    純利益は3億円→12億円、時価総額427億円への寄与は+2.1%と大きい

  • 来期予想PER24.7倍と実績44倍から大きく低下2027年12月期影響

    予想PER24.7倍は実績44倍の約半分、増益期待が株価をけん引

マイナスに働く材料7
  • 特定業界への依存

    自動車業界に売上集中、景気変動の影響

  • 競合の追随

    同業の新興企業や大手の参入が進む

  • 成長持続性の疑問

    国内市場の成熟により拡大余地は限定的

  • 実績PER44倍とバリュエーションが過熱通年影響

    実績PER44倍に対し営業利益率10.1%と利益規模が小さく、期待先行

  • 売上高成長がやや減速2025年12月期影響

    増収率は前期16.9%から15.6%へ1.3pt低下、成長鈍化が意識されると修正

  • 配当利回り0.69%と低いインカム期待継続影響

    配当利回り0.69%は株主還元が薄く、長期投資家の買いを誘いにくい

  • 株価は1年で22.58%上昇し短期的過熱継続影響

    過去1年で株価が22.58%上昇、利益成長率の15.6%を上回り調整余地

次の決算で確かめる点
新規受注高
将来の売上成長を測る重要な指標
顧客数と継続率
ストック型収益の安定性を確認
営業利益率
競争力の維持・向上を判断

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から+200.0%いまの株価に対する利回りは0.64%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
0.64%
いまの株価に対して
配当性向
86.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月588.4
2017年12月63.665.9
2018年12月69.151.9
2019年12月78.348.9
2020年12月71.564.5
2021年12月4−34.1104.6
2022年12月1−88.5
2023年12月10.0
2024年12月1100.0121.2
2025年12月3200.086.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ9,285人。区分でいちばん多いのは金融機関36.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.3%を占め、残る53.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
金融機関19.016.220.820.129.336.4
外国法人38.639.041.036.534.231.5
個人・その他37.539.523.820.317.820.3
事業法人4.53.413.021.916.610.0
自己株式6.86.76.56.46.36.2
証券会社0.31.91.41.12.11.8
外国人個人0.10.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社日本カストディ銀行(信託口)年金他21.84
02株式会社エスアイエル7.04
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)年金他5.95
04ノーザン トラスト カンパニー エイブイエフシー リ フィデリティ ファンズ(常任代理人 香港上海銀行東京支店)4.68
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)投資信託3.96
06TVC MATSU FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.55
07エヌオーアイ投資事業有限責任組合2.67
08パーシングディヴィジョンオブドナルドソンラフキンアンドジェンレットエスイーシーコーポレイション(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.61
09ザ バンク オブ ニューヨーク 133612 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.10
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)投資信託1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-22
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.78%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は13期で−62%、1株純資産は14期で−60%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月366695.6
2013年12月7776410.925.326.0
2014年12月40523.8
2015年12月404119.714.949.5
2016年12月394269.616.088.4
2017年12月222239.924.065.9
2018年12月3024113.017.651.9
2019年12月3526614.018.848.9
2020年12月2828110.324.264.5
2021年12月252978.617.6104.6
2022年12月−28267−9.8
2023年12月−17253−6.5
2024年12月42591.5174.5121.2
2025年12月142695.253.686.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額320百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約21倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大山堅司取締役社長(代表取締役)571,335,254
山中健一取締役副社長57166,832
鬼澤盛夫取締役8225,400
高田坦史取締役7948,900
山口畝誉取締役63
平澤謙二常勤監査役743,200
西本強監査役523,400
永井美保子監査役60
山口順一68
朝倉祐介44
三宅香代子取締役49

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2109719494273137
社外取締役534347
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,849字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)は、主にモビリティ産業をはじめとする市場に、クラウドサービス及びパッケージシステムの提供を行っております。Broadleaf Cloud Platform上の多様なサービスを組み合わせることでお客様の業務を総合的にサポートすることが可能となり、お客様の経営・業務改革の支援を実現しております。 モビリティ産業に従事している事業者に加え、機械工具取扱事業者、旅行取扱事業者、携帯電話販売代理事業者等に対して、業務効率化及び経営・業務改革を支援しております。また、整備工場や製造工場における改善活動を支援する作業分析・業務最適化ソフトウェアを提供しております。当該ソフトウェアは、作業現場における人・モノ・機械の動きを動画分析・時間分析することにより、ムリ・ムダ・ムラを可視化し、作業時間の短縮・省力化・コスト削減を実現する現場改善機能を具備しております。さらに、AIの実装により、分析作業の自動化及び大幅な時間短縮を実現するとともに、熟練者と現場作業者の動きを比較・評価する機能を通じて、技術習得のスピードアップや作業品質の平準化を強力にサポートしております。 当社のソフトウェアをご利用いただいているお客様に対しては、ソフトウェアやハードウェアの保守サービスの提供及びサプライ品の販売を行っています。365日稼働のコールセンターや全国の拠点に専門スタッフを配置し、ネットワーク、ハードウェア及びサーバー等のトラブル時に迅速に対応するサポート体制を構築しております。また、これらの保守サービスに加え、ネットワーク経由でソフトウェアやデータを最新化するサービスを提供しております。また、モビリティ産業でのリサイクル部品流通における決済代行サービス並びに各事業者間での自動車部品の電子受発注機能等を提供しており、サービスの対価は月額課金又は従量課金等で収受しております。 当社グループは、ITサービス事業の単一セグメントでありますが、関連情報として売上収益をクラウドサービス、パッケージシステム及びその他の3区分で公表しております。 クラウドサービスには、ソフトウェアサービスとマーケットプレイスの売上収益が含まれております。ソフトウェアサービスには、ソフトウェアの月額課金又は従量課金形式での売上収益が含まれており、マーケットプレイスには、自動車補修部品の受発注プラットフォームの売上収益が含まれております。従来から提供しているプラットフォームを活用したサービスに加え、今後新たにBroadleaf Cloud Platform上で展開する新サービスは、クラウドサービスに分類していきます。 パッケージシステムには、ソフトウェア販売と運用・サポートの売上収益が含まれております。ソフトウェア販売には、月額課金以外の課金方式での業務アプリケーションの売上収益が含まれており、運用・サポートには、ソフトウェア販売に付帯する保守・サポートサービスが含まれています。 その他には、PCやモニター等の周辺機器、専用帳票やトナー等のサプライ品の売上収益が含まれています。 区 分   サービス内容 クラウドサービス   ●ソフトウェアサービス ・クラウドソフトウェアサービス「.cシリーズ」の提供 ・「.NSシリーズ」の月額提供 ・電子帳簿保存法対応システム「電帳.DX」の提供 ・タブレット型業務端末「CarpodTab」の提供 ・ソフトウェアサービスに関わるサポート、及びお客様業務のデジタル化を支援するその他サービスの提供 ●マーケットプレイス ・オープン型EC・EDI「クラウド版受発注プラットフォーム」の提供 ・自動車リサイクル部品の取引ネットワーク「パーツステーションNET」における決済代行サービスの提供 ・自動車部品の電子受発注システム「BLパーツオーダーシステム」の提供 パッケージシステム   ●ソフトウェア販売 ・「.NSシリーズ」に代表されるパッケージシステムの販売 ・作業分析 / 業務最適化ソフトウェア「OTRS」の販売 ●運用・サポート ・パッケージシステム「.NSシリーズ」に付帯する保守・サポートサービス等の提供 その他   ●ハードウェア ・PC、モニター、プリンター等の周辺機器の販売 ●サプライ ・専用帳票やトナー等のサプライ品の販売 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,207字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針及び経営戦略等 当社グループは、「感謝と喜び」を企業理念に掲げ、人や企業が深く結びつくために欠かせない“心”を大切 に、お客様とともに繁盛するビジネスを進めております。「感謝と喜び」の心を根本に、幅広い業種・業界により良い製品・サービスを提供することにより、お客様の事業創造に貢献するとともに、社会課題を解決することに努めてまいります。このような企業理念の実現に向けた努力が、企業価値の増大につながるものと考えております。 100年に一度と言われる変革期に直面しているモビリティ産業では、AIや車載ソフトウェアを活用した先進運転支援システムや自動運転等の技術の進展、電動車両の普及が加速する中で、カーオーナーのニーズやライフスタイルも多様化しており、それに対応するために新たなサービスやソリューションが求められています。 これらの動きに迅速かつ柔軟に対応するため、当社グループは、Broadleaf Cloud Platformの拡大を推進し、お客様のデジタル化の支援とトータルマネジメントシステムの提供を通じて、経営・業務改革の支援を強化してまいります。同時に、カーオーナーを取り巻く環境の変化やニーズの多様化にも柔軟に対応し、カーオーナーに向けた新たなサービス展開を検討しております。これらの活動を通じて、事業領域の拡大と中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 さらに当社グループは、SDGs(持続可能な開発目標)に代表される環境・社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。 具体的な内容として、2022年2月9日に2022-28年の中期経営計画を発表いたしました。 お客様のイノベーション実現とビジネス変革の支援を目的に、中期経営計画に掲げる2つの成長戦略「クラウドの浸透」及び「サービスの拡張」を推進しています。具体的には、パッケージソフトをご利用中のお客様に対し、クラウドソフト『.cシリーズ』への切り替えを計画的に行うとともに、新たなお客様の獲得にも注力しています。また、クラウドソフトのメニュー拡充に加え、当社グループが保有するデジタルデータやAI技術を活用した新たなプラットフォーム型サービスの研究開発も進めています。これらの成長戦略を「2つのDX」の観点で推進してまいります。1つ目のDXは、当社グループのお客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、お客様の新たな価値創造につながる、ビジネス環境の構築に貢献することです。2つ目のDXは、当社グループ内でデータエクスチェンジャー(DX)と呼んでいるものです。Broadleaf Cloud Platform上に集まる情報を収集、分析、予想、統合し、情報の付加価値を高めた上で提供をおこなってまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは売上収益、営業利益、営業利益率と親会社の所有者に帰属する当期利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として掲げています。加えて、中期経営計画で成長戦略として掲げている「クラウドの浸透」の達成状況を判断するための客観的な指標として、クラウドソフトウェアサービス『.cシリーズ』におけるクラウド化率、ライセンス数、ユーザー維持率、平均月額売上収益を掲げています。 (3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 「(1) 経営方針及び経営戦略等」で記載した経営環境に対応し中期経営方針を実現するために、当社グループが認識する主な対処すべき課題は以下のとおりです。 ・クラウド化の促進とBroadleaf Cloud Platform上で稼働するサービスの拡充 当社グループは、業界で高いシェアを有する業務アプリケーションをクラウドサービスへ切り替えることで、変革期を迎えているモビリティ産業に対して、より迅速かつ柔軟に必要な機能を提供し、カスタマーサクセスを追求しております。また、当社グループが開発したクラウドソフトに加え、業種・業界を超えた様々なパートナー企業と連携し、Broadleaf Cloud Platform上に多様なサービスを提供してまいります。2025年12月には、自動車ガラス商向けクラウドサービス『Glass.c』において、仕入・支払管理機能を実装した最上位プラン(トータルパック)の提供を開始し、自動車ガラス商のお客様の経営をトータルで支援する体制を整えました。 昨今のモビリティ産業においては、適切な修理や取引が行われたことを客観的に証明する事後検証性の重要性が急速に高まっております。こうした社会的要請に応えるべく、業務プロセスを記録・可視化する『証跡管理サービス』を自動車整備業向けクラウドサービス『Maintenance.c 』及び鈑金業向けクラウドサービス『Repair.c 』のオプションとして提供を開始いたしました。これにより、従来は現場スタッフ個人の経験に依存していた記録・判断業務が標準化され、企業における業務の透明性と利便性が向上し、コンプライアンス強化と業務効率化の両立が可能となります。 今後も当社グループは、クラウドソフトとBroadleaf Cloud Platform上の多様なサービスを組み合わせることにより、従来の業務アプリケーションによる業務効率化の支援から、トータルマネジメントシステムによる経営・業務改革の支援へと転換してまいります。さらに、当社グループの強みである機密性の高い独自データとAIを駆使して、お客様の潜在的な課題解決と業界全体の変革に貢献できるよう、そのサービス範囲と提供価値を大きく拡張してまいります。 ・eコマースを用いた自動車部品受発注ビジネスの浸透と展開 当社グループは、強みである自動車アフターマーケットの顧客基盤とデータベースを活用することで、自動車補修部品の電子受発注サービスを提供しております。 自動車補修部品の売り手である部品商と、買い手である整備事業者の双方が利用可能なクラウドサービスを提供しており、売り手と買い手の双方がクラウドサービスをご利用いただくことで、従来に比べて、プラットフォーム上でのデータ連携がシームレスになり、電子受発注の利便性と精度が飛躍的に向上しております。この強固な基盤を活かし、受発注サービスの利用促進とさらなる拡大を推進してまいります。 本サービスが普及することで、業界全体の課題である受発注業務や物流における非効率を解消し、お客様の生産性向上に寄与いたします。あわせてペーパーレス化の推進や自動車リサイクル部品の流通促進による資源循環型社会の実現等、事業活動を通じたサステナビリティ課題の解決にも寄与してまいります。 ・データを活用したサービスの創出 当社グループは、自動車関連の膨大なデータを活用し、カーオーナー向けサービス等の新たな事業の立ち上げを行ってまいります。 AIの活用が加速度的に進むと見込まれる中で、独自かつ機密性の高いデータの重要性が一層高まっていきます。当社グループは過去40年分の、車両や部品、修理や点検等に関する膨大かつ機密性の高い独自データを保有しております。これは国内の車両整備データの約4分の1に該当し、当社グループにしかない強みとなります。このデータとAIに代表される最新のテクノロジーを掛け合わせることで、他社の追随を許さない唯一無二のサービスを展開してまいります。
事業等のリスク4,371字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループはこれらのリスクの発生可能性を認識した上で、可能な限り発生の防止に努めるとともに、万が一リスクが顕在化した場合にはその影響を最小限にとどめるべく対応する所存であります。なお、以下のリスクは当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場環境の変化と法規制について 当社グループは、主にモビリティ産業に対し、クラウドサービス及びパッケージシステムの提供を行っております。そのため、同業界における競争環境やシステム投資動向、法規制の影響を受ける場合があり、異業種からの参入や車検制度等の自動車関連法規の改正は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、常に最新の市場動向や法改正の推移を注視し、制度変更に伴うシステム改修需要や新たなニーズを迅速に捉えてまいります。今後も、市場環境の変化を的確に把握し、柔軟かつスピーディーに製品開発へ反映させることで、経営基盤の強化に努めてまいります。 (2) 技術革新への対応について 当社グループは、顧客や市場のニーズに対応した競争力のある商品・サービスを提供すべく、新技術の情報収集や研究開発に注力しております。しかし、想定を上回る急速な技術革新や、代替技術・競合商品の出現、依拠する技術標準の変化等により、新商品の市場投入が遅延する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、常に最新のテクノロジー動向を注視し、変化を迅速に捉えて製品開発へフィードバックすることで、適切な時期に付加価値の高い商品を市場投入してまいります。今後も、技術の進展を的確に把握し、柔軟かつスピーディーに自社サービスへ反映させることで、継続的な成長と競争力の維持に努めてまいります。 (3) ネットワーク障害について 当社グループは、商品開発や営業活動の多くをコンピュータシステム及びネットワークに依拠しております。そのため、地震・火災などの自然災害、コンピュータウィルスの感染やサイバー攻撃、さらには通信インフラの障害等によりシステムが正常に稼働しない場合には、業務の停滞や提供サービスの低下を招き、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、インフラの冗長化やバックアップ取得、監視体制の整備に加え、障害発生時の影響範囲を抑制するためのアーキテクチャ改善及び運用プロセスの見直しを継続的に実施しているとともに、万一の事態に備えコンピュータ賠償責任保険へ加入しております。今後も、最新の脅威動向を注視し、システムの安定稼働と迅速な復旧を可能にする運用を継続することで、 service品質の維持と信頼性の向上に努めてまいります。 (4) 第三者が提供するサービス基盤の障害及びサービス利用料の高騰について 当社グループの提供しているサービスの一部は、第三者が提供するクラウドサービス等の基盤上に構築されております。そのため、提供元に起因する基盤の停止により、当社グループのサービス提供に支障が生じる場合や、利用料金の改定、為替相場の変動等に伴うコストの増加があった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、稼働状況の常時監視を通じた迅速な復旧支援に努めるとともに、リソース利用効率の最適化によるコスト抑制を継続的に実施しております。今後も、外部基盤の動向や市場価格の推移を注視し、柔軟な技術構成の採用や運用プロセスの改善を図ることで、サービス提供の安定性と収益性の維持に努めてまいります。 (5) 商品の不具合について 当社グループの事業におけるシステム開発及び構築等においては、顧客の検収後に予期せぬ不具合(バグ等)が発見される可能性があります。万一、当社グループの過失による不具合等で顧客に損害を与えた場合や、商品の機能不足と認識された場合には、損害賠償責任の発生や信用の低下を招き、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、開発プロセスの継続的な改善や、開発段階から納品に至るまでの厳格な品質管理、及び高度なシステムテストの実施により、不具合の発生防止と品質向上に努めております。今後も、最新の技術手法や顧客フィードバックを注視し、柔軟かつスピーディーに開発工程へ反映させることで、商品価値の最大化と信頼性の維持に努めてまいります。 (6) 機密情報・個人情報の漏洩及び情報管理について 当社グループでは、商品開発や営業活動において、機密情報やノウハウ及び顧客の個人情報を取り扱っております。外部からの不正アクセスや当社グループ役員及び従業員の過誤等、その他不測の事態によりこれらの情報が外部に流出する可能性は皆無ではなく、万一、この様な事態が生じた場合、営業的損失や業務そのものの停止による損失にとどまらず、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、対応費用を含め当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、情報漏洩防止システムの導入やアクセス権限の厳格な管理、定期的な社員教育を継続的に実施し、情報の適切な取り扱いに努めております。今後も、サイバーセキュリティの最新動向を注視し、機動的なセキュリティ対策の強化や運用プロセスの改善をスピーディーに反映させることで、情報管理の徹底と信頼性の向上に努めてまいります。 (7) 知的財産の保護及び侵害について 当社グループは、円滑な事業運営のため、商標や特許等の知的財産権の保護を図っております。しかしながら、一般的にシステム及びソフトウェア等に関する分野においては知的財産権の権利範囲が必ずしも明確ではなく、当社グループが知的財産権を取得している場合においても十分な権利の保護が得られない可能性があります。また、当社グループの事業展開において、意図せず第三者の知的財産権を侵害し、使用差止や損害賠償請求、ロイヤリティの支払い要求等が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、専門家と連携した先行技術調査や権利範囲の精査を継続的に実施し、自社権利の適切な保護と他社権利の侵害防止に努めております。今後も、最新の知財動向や法制度の変化を注視し、開発プロセスにおける確認手順の改善をスピーディーに反映させることで、知的財産に関するリスクの低減と競争力の維持に努めてまいります。 (8) 人材の獲得及び育成について 当社グループの事業拡大には、スキルの高い技術者やコンサルティング能力を有するセールススタッフの確保が必要不可欠です。しかしながら、情報通信産業における人材流動性の高まりや、技術革新の速さから、優秀な人材の獲得・育成が想定通りに進まない場合、あるいは在職する人材が社外へ流出した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、多様な採用チャネルの活用や魅力ある就業環境の整備、及び個々のスキルアップを支援する積極的な教育を継続的に実施しております。今後も、労働市場の動向や技術トレンドの変化を注視し、柔軟な採用手法の導入や教育プログラムの改善をスピーディーに反映させることで、優秀な人材の確保と組織力の強化に努めてまいります。 (9) 訴訟のリスクについて 当社グループは、事業を遂行していく上で各種関係法令を遵守し、コンプライアンスの徹底に努めております。しかしながら、国内外における事業活動において、意図せず法的紛争に巻き込まれ、訴訟を提起される可能性は皆無ではありません。万一、この様な事態が生じた場合、営業的損失や業務そのものの停止による損失にとどまらず、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、対応費用を含め当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、顧問弁護士等の専門家と密に連携し、契約プロセスの厳格な運用や定期的な社員教育を継続的に実施することで、法的リスクの早期発見と未然防止に努めております。今後も、国内外の法制度や社会情勢の変化を注視し、柔軟なリスク管理手法の導入や社内ルールの改善をスピーディーに反映させることで、コンプライアンス経営の徹底と企業価値の維持に努めてまいります。 (10) 企業買収等について 当社グループは、今後の事業拡大及び収益力向上のため、国内外を問わず企業の買収、子会社の設立、合弁事業の展開、アライアンスを目的とした事業投資等を実施する場合があります。投資に際しては、リスク及び回収可能性を十分に事前評価しておりますが、市場環境や投資先の事業状況の変化を確実に予測することは困難な場合があり、計画通りに進展しない場合や資産価値が低下した場合には、減損損失の発生等により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、投資後においても定期的なモニタリングを通じた事業進捗の把握と、経営資源の最適配分を継続的に実施することで、投資リスクの低減とシナジーの最大化に努めております。今後も、国内外の経済情勢や市場動向の変化を注視し、投資戦略の見直しや経営支援体制の改善をスピーディーに反映させることで、グループ全体の企業価値向上と持続的な成長に努めてまいります。 (11) 事業の継続について 当社グループは、事業を行うにあたり、地震・台風・洪水等の自然災害、政治・経済の不安定化、感染症の流行等の様々なリスクにさらされています。これらの事象が想定を超えた規模で発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、安全性の高いデータセンターの利用やテレワーク環境の整備、及び緊急時の対応手順の策定を継続的に実施することで、事業継続性の確保に努めております。今後も、国内外の災害リスクや社会情勢の変化を注視し、防災対策の見直しや復旧プロセスの改善をスピーディーに反映させることで、不測の事態においてもサービス提供を維持できる強靭な経営基盤の構築に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,626字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日〜2025年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復が続きました。一方で、物価高の継続に加え、金利上昇や円安進行が景気を下押しするリスクとなっており、依然として先行きは不透明な状況にあります。 当社グループが属する国内の情報サービス産業では、企業によるIT投資が引き続き活発に行われています。具体的には、クラウドシフトをはじめとするサステナビリティ経営の実現に向けたITインフラの整備、エンドユーザーとの接点強化を目的とした生成AIの導入や、デジタルデータを活用した新たなサービスの創出など、様々な取り組みが進められています。 このような環境のもと、当社グループは、お客様のイノベーション実現とビジネス変革の支援を目的に、中期経営計画(2022-2028)に掲げる2つの成長戦略「クラウドの浸透」「サービスの拡張」を推進しています。具体的には、パッケージソフトをご利用中のお客様に対し、クラウドソフト『.cシリーズ』への切り替えを計画的に行うとともに、新たなお客様の獲得にも注力しています。また、クラウドソフトのメニュー拡充に加え、当社グループが保有するデジタルデータやAI技術を活用した新たなプラットフォーム型サービスの研究開発も進めています。 これらの取り組みにより、クラウドソフトご利用のお客様数が増加したことに伴い、当連結会計年度のクラウドサービス売上は前期比44.1%の増加となりました。一方、パッケージソフトをご利用のお客様によるクラウドソフトへの切り替えが順調に進んでいることから、パッケージシステム売上は同23.5%の減少となりました。また、新しいOSへの対応やセキュリティ強化を目的としたPCの買い替え需要が堅調だったことにより、その他売上は同37.7%の増加となりました。なお、お客様によるクラウドソフトへの切り替えは、クラウドサービス売上とパッケージシステム売上の構成比を変化させますが、全体売上にとって増加要因となります。この増収要因は、クラウドソフトへの計画的な切り替えが完了する2028年まで継続する見込みです。 コスト面においては、クラウドソフトの対象業種拡大や機能追加に伴い減価償却費が増加したほか、サービス品質のさらなる向上に向けたITインフラ強化費用が増加しました。一方で、生成AIを活用した営業活動や開発・管理業務の効率化を継続し、コストの最適化を積極的に推進しました。 以上の結果、当連結会計年度の売上収益は208億15百万円(前期比15.4%増)、営業利益は20億63百万円(同206.0%増)、税引前利益は18億54百万円(同240.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は12億40百万円(同261.3%増)となりました。 なお、財政状態の状況については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析」に記載しております。 ② キャッシュ・フロー 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金が68億97百万円、投資活動により使用した資金が44億9百万円、財務活動により使用した資金が26億92百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億85百万円減少の41億21百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、68億97百万円(前期比5.6%増)となりました。この主な要因は、減価償却費及び償却費32億74百万円、契約負債の増加額21億2百万円、税引前利益18億54百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、44億9百万円(前期比2.3%増)となりました。この主な要因は、無形資産の取得による支出44億33百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、26億92百万円(前期比46.7%増)となりました。この主な要因は、長期借入れによる収入14億82百万円があったものの、長期借入金の返済による支出29億29百万円、リース負債の返済による支出8億33百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当社グループは、単一セグメントのため、製品及びサービス分野ごとに記載しております。 区分   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) クラウドサービス (千円)   11,831,891   144.1% パッケージシステム (千円)   5,698,676   76.5% その他 (千円)   3,284,734   137.7% 合計(千円)   20,815,301   115.4% (注)金額は販売価格によっております。 (b) 受注実績 当社グループは、主に業務アプリケーション製品の開発、販売及び保守の事業を行っており、個別受注に基づく製品の生産の割合が少ないため記載を省略しております。 (c) 販売実績 当社グループは、単一セグメントのため、製品及びサービス分野ごとに記載しております。 区分   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) クラウドサービス (千円)   11,831,891   144.1% パッケージシステム (千円)   5,698,676   76.5% その他 (千円)   3,284,734   137.7% 合計(千円)   20,815,301   115.4% (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRS会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき見積り及び判断を行っております。これらの見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 なお、重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」の「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営方針、経営戦略等又は目標とする経営指標は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 当社グループは企業理念である「感謝と喜び」の心を根本として、中期経営計画(2022-2028)で掲げた2つの成長戦略「クラウドの浸透」「サービスの拡張」を推進し、計画最終年度となる2028年12月期の業績計画では、連結売上収益320億円、営業利益130億円(営業利益率40.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益85億円を目指しております。計画4年目の当連結会計年度は、主力商材『.cシリーズ』であるクラウドソフトウェアの機能拡張、性能強化を継続して進めました。また、お客様のDXニーズに沿った提案を積極的に実施し、引き続き主力商材『.cシリーズ』への切り替えを進めるとともに新規顧客の開拓を強化した結果、サブスクリプション型収益モデルに本格転換しました。 当連結会計年度における取組みとして、自動車ガラス商向けクラウドサービス『Glass.c(グラスドットシー)』の機能を拡充し、新たに仕入・支払管理機能を含めた最上位プラントータルパックの提供を開始しました。今回のトータルパックの提供は、基本戦略である「クラウドの浸透」をさらに加速させる施策です。既存のフロント業務支援に加え、バックオフィス領域まで機能を拡充することで、自動車ガラス商のみなさまのDXと経営の高度化をトータルで支援してまいります。『Glass.c』のリリース以降、ご利用いただいているお客様から、「受発注から仕入・支払までを一つのシステムで完結させたい」「月末を待たずにリアルタイムで収益を把握したい」といったご要望を多数いただいておりました。こうした声にお応えするため、新たに仕入・支払管理機能を開発し、正確な利益把握と迅速な経営判断を可能にしました。これにより『Glass.c』は、フロント業務からバックオフィス業務まで一気通貫で管理できる「経営支援システム」へと進化いたしました。 自動車整備業・車体整備業において、業務工程・修理工程の記録とスムーズな情報共有を実現する新サービス『証跡管理サービス』の提供を開始しました。昨今、自動車整備業・車体整備業において、適切な修理や取引が行われたことを客観的に証明する「事後検証性」の重要性が高まっています。当社はこのニーズに対応し、監督官庁や各種協会の指針に沿いつつ、現場の負担を軽減するため、①個人の経験に頼らない、写真記録の「標準化」、②「点」の管理から、業務プロセスという「線」の管理の2つのポイントを重視して開発を行いました。本サービスは、当社の自動車整備業向けクラウドサービス『Maintenance.c』及び鈑金業向けクラウドサービス『Repair.c』のオプションサービスです。国土交通省の「車体整備の消費者に対する透明性確保に向けたガイドライン」に対応するだけでなく、業務プロセス全体で、高い透明性と証跡管理の煩雑さの解消を実現しました。 また、当社が推進する企業参画型環境保全活動『Grow Leafプロジェクト』は、東京都品川区が実施する「令和6年度環境保全活動顕彰」において「企業大賞」を受賞しました。品川区の「環境保全活動顕彰」とは、地球温暖化防止活動、水環境の保全活動、緑化活動、リサイクル活動など、環境保全に関する優れた活動を行っている企業、団体または個人を顕彰するものです。『Grow Leafプロジェクト』では、本プロジェクトの主旨にご賛同いただいたお客さまやお取引先さまで構成された会員企業さまとともに、寄付型植樹を実施しています。その一環で2024年6月に「Present Tree in 笛吹芦川」(山梨県笛吹市)内に「ブロードリーフの森」を創設しました。また、社会福祉法人で障害のある方々が育てた広葉樹の苗木を使い、オンラインで盆栽づくりに取り組む「里山BONSAIワークショップ」を開催しています。このほか地域に根ざした環境保全活動として、品川区内などで収拾したどんぐりの育苗活動を実施しています。どんぐりから育てた苗木は30㎝ほどの成長後、地域の緑化活動に活用する計画です。加えて、2016年より継続しているペットボトルキャップの回収活動では、累計360kgを品川区内の社会福祉法人へ寄付し、環境保全と福祉支援の両面で地域社会に貢献しています。このたびの品川区「環境保全活動顕彰」の最高位である「企業大賞」の受賞は、これらの活動が評価されたものです。 当連結会計年度の目標の進捗状況は、以下のとおりであります。 経営上の目標の達成状況 2025年12月期 目標   2025年12月期 実績   達成率(%) 売上収益(百万円)   20,100   20,815   103.6 営業利益(百万円)   1,500   2,063   137.5 親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)   1,000   1,240   124.0 中期経営計画で成長戦略として掲げている「クラウドの浸透」の達成状況 2025年12月期 実績 クラウド化比率   35.1% 『.cシリーズ』ライセンス数   20,556 『.cシリーズ』ユーザー維持率   99%台後半 『.cシリーズ』ライセンス当たり月額売上収益   25,217円/月 (a) 財政状態の分析 ⅰ.資産 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末より15億30百万円増加の414億25百万円(前期比3.8%増)となりました。流動資産は2億53百万円増加の84億64百万円(前期比3.1%増)、非流動資産は12億77百万円増加の329億60百万円(前期比4.0%増)となりました。流動資産の増加の主な要因は、現金及び現金同等物が1億85百万円減少したものの、営業債権及びその他の債権が3億43百万円、棚卸資産が1億40百万円増加したことによるものです。非流動資産の増加の主な要因は、繰延税金資産が3億10百万円、有形固定資産が2億54百万円、持分法で会計処理されている投資が95百万円減少したものの、無形資産が20億35百万円増加したことによるものです。 ⅱ.負債 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末より3億81百万円増加の171億32百万円(前期比2.3%増)となりました。流動負債は16億64百万円増加の153億44百万円(前期比12.2%増)、非流動負債は12億83百万円減少の17億88百万円(前期比41.8%減)となりました。流動負債の増加の主な要因は、短期有利子負債が4億6百万円減少したものの、契約負債が21億2百万円増加したことによるものです。非流動負債の減少の主な要因は、長期有利子負債が12億71百万円減少したことによるものです。 ⅲ.資本 当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末より11億49百万円増加の242億93百万円(前期比5.0%増)となりました。資本合計の増加の主な要因は、利益剰余金が8億89百万円増加、自己株式が2億39百万円減少したことによるものです。 (b) 経営成績の分析 ⅰ.売上収益 当連結会計年度の売上収益は208億15百万円(前期比15.4%増)となりました。これは、主力商材である『.cシリーズ』への切り替えを進めると共に、新規顧客の開拓を強化したことによりお客様数が増加したことによるものです。 当社グループはITサービス事業の単一セグメントでありますが、売上区分別の状況は次のとおりです。 (単位:百万円) 区 分   前連結会計年度 (自 2024年1月1日   至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日   至 2025年12月31日)   前期比(増減額) クラウドサービス   8,210   11,832   3,622 ソフトウェアサービス   7,626   11,302   3,676 マーケットプレイス   584   530   △54 パッケージシステム   7,450   5,699   △1,751 ソフトウェア販売   1,941   1,441   △500 運用・サポート   5,508   4,258   △1,251 その他   2,386   3,285   899 売上収益合計   18,045   20,815   2,770 ⅱ.営業利益 売上原価は72億96百万円(前期比15.2%増)となりました。これは、主にPCやモニター等の周辺機器の仕入高が増加したことによるものです。販売費及び一般管理費は114億6百万円(前期比2.7%増)となりました。これは、主にAIの積極活用による業務効率化を進めた結果、営業・管理業務の最適化が進んだものの、クラウドソフトのユーザー数増加への対応やサービス品質向上に向けたITインフラ費用が増加したことによるものであります。その他の営業収益は38百万円(前期比51.2%減)となりました。その他の営業費用は89百万円(前期6百万円)となりました。これは、主に固定資産の除却損が増加したことによるものであります。 これらの結果、営業利益は20億63百万円(前期比206.0%増)となりました。 ⅲ.当期利益 金融収益は15百万円(前期比59.7%減)となりました。金融費用は1億28百万円(前期比62.0%増)となりました。法人所得税費用につきましては前連結会計年度より4億26百万円増加の6億39百万円となりました。 これらの結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は12億40百万円(前期比261.3%増)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績は、外部要因としては①モビリティ産業の環境変化②技術革新への対応③法的規制④訴訟等により影響を受ける可能性があります。 一方、当社グループの経営成績に影響を与える内部要因としては、①システムトラブル②商品不具合③情報管理④知的財産の保護⑤人材の獲得及び育成等が挙げられます。当社グループは、継続的に内部管理体制の改善、組織体制を整備することでこれらのリスク要因に対応するよう努めてまいります。 なお、経営成績に重要な影響を与える要因についての詳細につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 運転資金及び設備投資資金につきましては、内部留保又は金融機関からの借入により資金調達することとしております。金融機関からの資金調達につきましては、長期借入のほか、効率的な運転資金の調達を図るため、総額53億円(うち未使用残高43億円)のコミットメントライン及びコミット型タームローンを設定しております。

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開示資料

出典

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