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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

フルキャストホールディングス

FULLCAST HOLDINGS CO.,LTD.4848 · Prime · サービス業

短期の人材派遣を軸に、営業支援・飲食・警備まで広げる人材サービスコングロマリット。

概要

フルキャストホールディングスは、人材派遣・業務請負を中核とする総合人材サービス企業である。1990年設立、2001年に株式公開。主力の短期業務支援事業が売上高の約8割を占め、日雇い・短期派遣から給与管理代行まで幅広い人材ソリューションを提供する。2025年12月期の連結売上高は772億円、営業利益79億円、従業員数1,515名。東証プライム市場に上場し、ROE16.1%を記録する。

短期業務支援を軸とした4セグメント構成

フルキャストグループは、有価証券報告書上、短期業務支援、営業支援、飲食、警備・その他の4つの報告セグメントに区分される。短期業務支援は、顧客企業の業務量変動に応じた短期人材サービスを提供する主力事業で、売上高に占める割合は約79%(2025年12月期)。営業支援は通信商材の販売代行やコールセンター業務、飲食はグループ会社を通じた飲食チェーン運営、警備・その他は施設警備や不動産管理を手掛ける。M&Aを通じてセグメントを拡充してきた経緯がある。

安定した収益性と資本効率重視の経営

2025年12月期の連結営業利益率は10.2%と高水準を維持する。経営指標としてROE20%以上を目標に掲げ、自己資本利益率は16.1%(2025年12月期)と資本効率を重視する。デットエクイティレシオは1.0倍を上限とする健全な財務体質を保つ。売上高は2012年の369億円から2025年には772億円へと拡大し、10年間で2倍以上に成長。新型コロナウイルス禍の2020年には一時減収したが、その後回復基調が続く。

M&Aと子会社再編による事業ポートフォリオの変遷

グループは歴史的に多数のM&Aを実施してきた。2004年にはアパユアーズを子会社化、2006年には日本相互警備保障(現フルキャストアドバンス)やエグゼアウトソーシングを取得。2012年におてつだいネットワークス、2018年にミニメイド・サービスなどを買収。2023年にはグロービートグループを子会社化し飲食事業を強化、2024年にはツクリックスやFiahなどを取得。一方で、不採算事業や非中核事業は適宜売却・清算しており、2007年にアパユアーズ売却、2009年には複数子会社を譲渡するなど、ポートフォリオを動的に入れ替えている。

東京・品川に本社を置く全国・海外展開

本社は東京都品川区西五反田に所在。創業時は港区、その後渋谷区、新宿区と移転し、2010年にグループ本社機能を統合した。国内では大阪、神奈川などに拠点を持つ。国外展開としては、2018年にフルキャストグローバルを設立、2019年にFullcast Internationalを設立。2024年にはGLOBEAT EUROPE GmbHの株式を取得し欧州に進出。また、シンガポールのAdvancer Global Limitedへの出資(2018年)など、アジア地域への投資も行っている。

業界の中での役割は人材サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
772億円
営業利益
79億円
営業利益率
10.2%
純利益
48億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
短期業務 支援事業(百万円)611億円79.1%85億円13.9%
飲食 事業(百万円)74億円9.6%5億円6.8%
営業 支援事業(百万円)51億円6.6%2億円3.9%
警備・その他事業(百万円)36億円4.7%5億円13.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01短期業務支援主力

顧客企業の業務量変動に合わせ、短期系人材サービス、イベント系人材サービス、給与管理代行サービス等を提供。グループ各社が人材派遣・アウトソーシングを担う。

主な製品・サービス3
短期系人材サービス
日雇い・短期派遣など、スポット的な人材を迅速に手配するサービス。
イベント系人材サービス
展示会・コンサート等のイベント運営に必要なスタッフを派遣。
給与管理代行サービス
企業の給与計算・支払い業務を代行するアウトソーシングサービス。

02営業支援準主力

販売代理店網を主軸に通信商材等の販売代行やコールセンター業務を提供。主に通信業界向けの営業支援を行う。

主な製品・サービス2
代理店販売
通信キャリアの代理店として、店頭での契約獲得や販売促進を代行。
コールセンター事業
インバウンド・アウトバウンドの電話対応業務を代行。

03飲食副次

飲食チェーン事業を展開。グループ会社を通じて、国内外で飲食店を運営する。

04警備・その他副次

公共施設や一般企業向けに警備業務を提供。その他、不動産管理なども含む。

主な製品・サービス1
警備業務
施設警備、イベント警備など、常駐・臨時の警備サービス。

製品と技術

即戦力派遣とスポット人材をカバーする短期業務支援

短期業務支援事業の中核は、日雇い・短期派遣の「短期系人材サービス」と、展示会・コンサート向け「イベント系人材サービス」である。フルキャストのブランドで、軽作業、物流、製造現場などに即戦力人材を迅速に手配する。2025年12月期の同事業売上高は611億円と全体の79%を占める。近年は「紹介(アルバイト紹介)」と「BPO(給与管理代行など)」の比率を高めており、付加価値の高いサービスにシフトしている。グループ会社にはおてつだいネットワークス(家事代行)、ヘイフィールド(不動産業界特化型紹介)などが含まれる。

通信キャリア代理店業務とコールセンターを柱とする営業支援

営業支援事業は主に子会社エフプレインが担う。通信キャリアの代理店として、店頭での契約獲得や販売促進を代行する「代理店販売」と、インバウンド・アウトバウンドの電話対応を行う「コールセンター事業」を展開する。2025年12月期の売上高は50.5億円で前期比52.1%増と急成長。インターネット回線販売が好調であり、代理店網を活用した販売手法が奏功している。

国内外の飲食チェーン運営と新規出店

飲食事業は、2023年に子会社化したグロービート・ジャパンを中心に展開。国内外で飲食チェーンを運営し、2025年12月期の売上高は74.4億円。国内出店に加え、海外ではグロービート・インターナショナルやGLOBEAT EUROPE GmbHを通じて欧州に進出している。食材価格高騰や出店費用の増加によりセグメント利益は前期比17.7%減の4.6億円となったが、中期経営計画ではブランド強化と店舗拡大を掲げる。

施設警備と大規模イベント対応を強みとする警備事業

警備・その他事業は子会社フルキャストアドバンスが担う。公共施設や一般企業向けの常駐警備、イベント警備を提供する。2025年12月期の売上高は36.4億円で前期比53.7%増。増収の主因は、EXPO2025大阪・関西万博関連の臨時警備案件の獲得と、常駐警備の安定稼働である。セグメント利益は5.3億円(前期比170.7%増)と大幅に改善した。警備員教育や業務提携を強化し、大規模イベント需要を取り込む戦略をとる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

国内最大級の人材派遣、規模でリード

同社は売上高772億円(2025年12月期)と、国内人材サービス市場で最大級の規模を誇る。ジンジブやダイブグループなどと比較し、売上規模は突出しており、業界内でのリーディングカンパニーとしての地位を確立している。営業利益率は10%前後で推移し、規模に応じた安定した収益を上げている。一方、市場の成熟化により成長鈍化が見られ、新たな成長戦略として、テクノロジー活用や海外市場への進出が求められている。同業他社との差別化としては、ブランド力と広範なネットワークが強みとなっている。

強み

  • 売上高772億円と国内トップクラスの規模を誇り、業界での影響力が大きい。
  • 長年の実績によりバンド認知度が高く、顧客からの信頼も厚い。
  • 全国に広がるネットワークで幅広い顧客に対応可能。
  • 営業利益率10%台を維持し、安定的な収益を上げている。

課題

  • 人材派遣市場が成熟し、成長鈍化が懸念される。
  • 同業他社の参入により競争が激化し、価格競争のリスクがある。
  • デジタル技術の進展に対応し、サービス革新が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がフルキャストホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1417Aブルーゾーンホールディングス787億円16.2倍
28273イズミ744億円13.1倍
36419マースグループホールディングス727億円8.9倍
47606ユナイテッドアローズ718億円10.7倍
52791大黒天物産665億円17.3倍
64848フルキャストホールディングス653億円13.9倍
73232三重交通グループホールディングス652億円9.8倍
83964オークネット648億円17.5倍
99619イチネンホールディングス641億円8.3倍
105889Japan Eyewear Holdings628億円16.8倍
118005スクロール600億円21.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 88件

リゾート関連会社から人材サービス企業へ転換した創業期

1990年9月、東京都港区に株式会社リゾートワールドとして設立。1992年9月に商号を株式会社フルキャスト(現フルキャストホールディングス)に変更し、同年10月に短期業務請負業を開始した。これは、顧客企業の一時的な人手不足に対応するスポット人材サービスであり、現在の主力事業の原点となる。1995年にはフランチャイズ契約で大阪進出、1996年には子会社エントリーを設立し、事業基盤を広げた。

子会社拡充と事業多角化が進んだ1990年代後半

1998年から1999年にかけて、フルキャストウィズ(人材派遣・職業紹介)、フルキャストファクトリー(工場ライン請負)など事業別子会社を相次いで設立。1999年には大阪、エントリー、デュアル・サポートの3社を吸収合併し、グループ体制を強化。2000年にはフルキャスト人事コンサルティングを設立し、人事アウトソーシング事業に参入。この時期に、短期派遣・請負・紹介・BPOの4本柱が形成された。

株式上場と東証一部指定で成長資金を確保

2001年6月、株式を店頭市場(現JASDAQ)に上場。2003年9月に東京証券取引所市場第二部に昇格、2004年9月には市場第一部銘柄に指定された。上場を機にM&Aを加速し、2004年にアパユアーズを子会社化、2005年には東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「フルキャストスタジアム宮城」の命名権を取得(2007年解約)。2006年には警備会社(現フルキャストアドバンス)とBPO会社(現エフプレイン)を買収し、事業領域を拡大した。

持株会社体制への移行と不採算事業の整理(2008〜2011年)

2008年10月、会社分割により純粋持株会社体制へ移行し、商号をフルキャストホールディングスに変更。営業事業は子会社フルキャストHR総研に承継した。この前後、2007年にアパユアーズを売却、2009年にはインフォピー、フルキャストファイナンス、フルキャストファクトリー、フルキャストセントラル、ネットイットワークスなど複数の子会社株式を譲渡し、事業の選択と集中を進めた。2010年にはグループ本社機能を統合し、効率化を図った。

法改正対応と新サービス投入による2010年代の安定成長

2012年10月の労働者派遣法改正に対応し、「アルバイト紹介」および「アルバイト給与管理代行」サービスを開始。2016年にはマイナンバー管理代行、年末調整事務代行などBPOサービスを拡充。2012年にはおてつだいネットワークスを子会社化し、家事代行分野に進出。2016〜2017年にはシニアワークス、ポーターなど新規子会社を設立し、高齢者や軽配送など新たな人材サービス領域を開拓した。

M&A再活性化と飲食・海外事業への本格参入(2020年代)

2020年以降、M&Aが再び活発化。2021年にプログレス、2022年にヘイフィールドを子会社化。2023年にはグロービートグループ(飲食)とApp Xグループ(IT)を買収し、飲食事業とプラットフォーム事業を強化。2024年にはエフプレインを完全子会社化し、2025年にはツクリックス(求人検索アプリ)、Fiah(人材サービス)などを取得。海外では2024年にGLOBEAT EUROPE GmbHを子会社化し、欧州での飲食事業展開を開始した。

年表88件を開く

1990年代

  • 1990年9月東京都港区に㈱リゾートワールドを設立。
  • 1992年9月商号を㈱フルキャストとする(現社名㈱フルキャストホールディングス)。
  • 1992年10月短期業務請負業を開始。
  • 1994年10月東京都渋谷区に本社を移転。
  • 1995年1月大阪市中央区の㈱フルキャスト大阪(注)とフランチャイズ契約を締結。
  • 1995年9月東京都新宿区に㈱成和サービス(注)を設立。
  • 1996年1月東京都小平市に㈱エントリー(注)を設立。
  • 1997年10月創業㈲フルキャストレディ(注)(1999年10月に株式会社に改組)を設立。
  • 1998年5月㈱神奈川進学研究会を㈱フルキャストウィズに改称。
  • 1998年10月㈱フルキャストウィズ一般労働者派遣事業 許可取得。
  • 1999年1月ファクトリー事業部を新設、工場ライン請負事業を開始。
  • 1999年4月㈱フルキャストウィズ職業紹介事業 許可取得。
  • 1999年6月M&A㈱フルキャスト大阪(注)、㈱エントリー(注)、㈱デュアル・サポート(注)を吸収合併。
  • 1999年11月㈱フルキャストシステムコンサルティング(注)を設立。

2000年代

  • 2000年3月フルキャスト人事コンサルティング㈱(注)を設立、同年4月に㈱フルキャストウィズの人事コンサルティング事業部を譲受、事業を開始。
  • 2000年9月㈱フルキャストファクトリーを設立、同年10月にファクトリー事業部を譲受、事業を開始。
  • 2001年6月上場株式を店頭市場(現・東京証券取引所 スタンダード市場)に上場。
  • 2002年4月セントラル自動車㈱、大昌工業㈱との合弁により㈱フルキャストセントラルを設立し、自動車部門に特化した工場ライン請負事業を開始。
  • 2002年10月M&A㈱フルキャストウィズと㈱フルキャストシステムコンサルティングが合併し、㈱フルキャストテクノロジーに改称。
  • 2003年1月㈱フルキャストオフィスサポート(注)職業紹介事業 許可取得。
  • 2003年9月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2004年6月M&A㈱アパユアーズを株式交換により完全子会社化。
  • 2004年7月㈱フルキャストテクノロジー一般労働者派遣事業 許可取得。
  • 2004年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定を受ける。
  • 2004年10月㈱フルキャストファイナンスを設立。
  • 2004年11月一般労働者派遣事業 許可取得。
  • 2005年3月M&A㈱ヒューマン・リソーセス総合研究所(注)を株式譲受により完全子会社化。東北楽天ゴールデンイーグルスホームスタジアム「フルキャストスタジアム宮城」命名権取得(2007年10月に契約解消と愛称の使用を辞退)。
  • 2005年6月創業ADR(米国預託証券:American Depositary Receipt)プログラム設立。
  • 2005年10月M&A㈱フルキャストオフィスサポートが㈱ヒューマン・リソーセス総合研究所と合併し、㈱フルキャストHR総研(注)に改称。
  • 2006年5月M&A日本相互警備保障㈱(現社名㈱フルキャストアドバンス(現・連結子会社))を株式譲受により完全子会社化。
  • 2006年6月M&A㈱エグゼアウトソーシング(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))を株式譲受により完全子会社化。
  • 2007年5月M&A㈱インフォピーを株式交換により完全子会社化。
  • 2007年6月M&Aネットイットワークス㈱を株式譲受等により子会社化。
  • 2007年7月創業㈱アパユアーズの全保有株式を創業者に譲渡。
  • 2008年10月会社分割により純粋持株会社体制へ移行し、商号を㈱フルキャストホールディングスとする。なお、営業に関する全事業は、㈱フルキャストHR総研(注)が承継。
  • 2008年11月上場キヤノン電子㈱によるアジアパシフィックシステム総研㈱の株式公開買付けに応募し、全保有株式を譲渡。
  • 2009年3月㈱インフォピーの全保有株式を譲渡。
  • 2009年5月㈱フルキャストファイナンスの全保有株式を譲渡。
  • 2009年6月㈱フルキャストファクトリー、㈱フルキャストセントラルの全保有株式を譲渡。
  • 2009年8月ネットイットワークス㈱の全保有株式を譲渡。

2010年代

  • 2010年6月M&A当社並びにグループ会社の本社機能を統合(㈱フルキャストテクノロジー、㈱イーストコミュニケーション(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))、㈱エーコーシステム(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))を除く)。
  • 2011年5月㈱フルキャストマーケティング(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))の株式を一部譲渡及び同社が実施した第三者割当増資により持分法適用関連会社へ異動。
  • 2012年4月M&A㈱おてつだいネットワークス(現・連結子会社)を株式譲受により完全子会社化。
  • 2012年10月労働者派遣法改正法の施行により㈱フルキャスト、㈱トップスポットにおいて「アルバイト紹介」及び「アルバイト給与管理代行」サービス開始。
  • 2016年1月「マイナンバー管理代行」サービスを開始。
  • 2016年2月㈱ワークアンドスマイルを設立し、同年7月に事業を開始。
  • 2016年3月㈱ビートの株式を取得し、持分法適用関連会社化。
  • 2016年8月M&A㈱ディメンションポケッツの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2016年10月「年末調整事務代行」サービスを開始。
  • 2016年11月㈱フルキャストシニアワークスを設立し、2017年3月に事業を開始。
  • 2017年1月M&A持分法適用関連会社の㈱エフプレインの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2017年3月㈱フルキャストポーターを設立し、同年7月に事業を開始。
  • 2017年5月「住民税更新事務代行」サービスを開始。
  • 2018年1月M&A㈱BODの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2018年6月㈱デリ・アートの株式を取得し、持分法適用関連会社化。
  • 2018年6月㈱フルキャストグローバルを設立し、同年10月に事業を開始。
  • 2018年8月Advancer Global Limitedの株式を取得し、持分法適用関連会社化。
  • 2018年8月M&Aミニメイド・サービス㈱の株式を取得し、連結子会社化。
  • 2018年9月㈱BOD・Alphaを設立し、2019年3月に事業を開始。
  • 2019年3月M&A日本電気サービス㈱の株式を取得し、持分法適用非連結子会社化。
  • 2019年8月㈱Fullcast Internationalを設立し、同年12月に事業を開始。
  • 2019年12月㈱ディメンションポケッツの全保有株式を譲渡。

2020年代

  • 2020年1月M&A持分法適用非連結子会社の日本電気サービス㈱を連結子会社化。
  • 2020年1月M&A㈱HRマネジメントの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2020年12月日本電気サービス㈱の株式を一部譲渡し、連結の範囲から除外。
  • 2021年4月M&A㈱プログレスの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2021年7月M&A㈱BOD・Alphaを吸収合併存続会社、㈱HRマネジメントを吸収合併消滅会社とする合併をし、㈱HRマネジメントに改称。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年5月M&A㈱ヘイフィールドの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2023年6月M&Aグロービート㈱の株式を取得し、同社及び同社の子会社であるグロービート・ホールディングス㈱並びに同社の孫会社であるグロービート・ジャパン㈱を連結子会社化。
  • 2023年10月M&Aグロービート・ジャパン㈱を存続会社、グロービート㈱及びグロービート・ホールディングス㈱を消滅会社とする吸収合併を実施。
  • 2023年10月App X㈱の株式を取得し、同社及び同社の子会社である㈱インプリ並びに同社の孫会社である㈱リリースベースを連結子会社。
  • 2023年10月M&A㈱BPCの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2024年3月㈱BODの全株式を譲渡し、同社と同社の子会社である㈱HRマネジメント、㈱プログレス及び㈱BPCを連結の範囲から除外。
  • 2024年9月M&A㈱インプリを存続会社、App X㈱を消滅会社とする吸収合併を実施。
  • 2024年9月M&A㈱エフプレインの株式を追加取得し、同社及びその子会社を完全子会社化。
  • 2024年10月グロービート・インターナショナル㈱を設立し、設立と同時に事業を開始。
  • 2024年11月M&AGLOBEAT EUROPE GmbHの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2025年1月M&A㈱ツクリックスの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2025年2月M&A渋谷プロパティー(同)及び田町プロパティー(同)の持分を取得し、連結子会社化。
  • 2025年4月M&A西新宿プロパティー(同)の持分を取得し、連結子会社化。
  • 2025年8月㈱FCアセットマネジメントを設立し、設立と同時に事業を開始。
  • 2025年10月㈱フルキャストアドバンスのクラウド事業を㈱トップスポットに会社分割により事業移管。
  • 2025年10月M&A持分法適用関連会社であった㈱ビート及びその子会社を実質的な支配に基づき連結子会社化。
  • 2025年10月M&A㈱Nビジネスの株式を取得し、連結子会社化。
  • 2025年12月㈱ワークアンドスマイルの清算が結了し、連結の範囲から除外。
  • 2025年12月M&AFiah㈱の株式を取得し、同社及びその子会社を連結子会社化。
  • 2026年1月M&A㈱エントリーの株式を取得し、連結子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE20%以上
  • デットエクイティレシオ1.0倍上限
  • 連結営業利益2029年12月期まで125億円
  • 総還元性向50%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    短期業務支援事業の収益拡大

    短期業務支援事業において紹介・BPOサービスの更なる収益拡大を実現し、グループシナジーを最大化。広告・ブランド認知の拡大とサービスの付加価値向上により市場優位性を確立する。

  2. 02

    中期経営計画2029の推進

    2029年12月期を最終年度とする5ヵ年計画に基づき、短期業務支援・営業支援・飲食・警備の各セグメントで事業戦略を実行。グループ全体の収益力向上を目指す。

  3. 03

    事業セグメント見直しと子会社再編

    子会社の吸収合併による事業集約、拠点集約・廃店を実施し、グループ全体の生産性を向上。M&Aを通じた事業領域の拡充とPMI推進で利益率改善を図る。

  4. 04

    人材関連サービスの拡充

    グループ企業との連携により送客・紹介を拡大し、求職者のキャリアアップ機会を創出。国内外の企業への新たな人材ソリューションを提供し、シナジーを追求する。

  5. 05

    コンプライアンス最優先経営の継続

    コンプライアンスを最優先とし、その維持・向上に努める。全てのステークホルダーからの信頼構築を最優先事項として事業に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,515人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は573万円で、9期前と比べて+12.0%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は12.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月504
2017年12月635
2018年12月1,013
2019年12月51237.79.01,060
2020年12月50638.19.01,174
2021年12月50338.010.01,244
2022年12月52138.710.01,279
2023年12月52939.111.01,568
2024年12月55339.911.01,178603
2025年12月57340.112.01,515521

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率57.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都杉並区1,751百万円
飲食事業
本社 — 東京都 品川区630百万円
全社(共通)
本社 — 東京都渋谷区249百万円
短期業務支援事業
本社 — 東京都 品川区142百万円
短期業務支援事業
本社 — 東京都 港区48百万円
営業支援事業
本社 — 東京都新宿区43百万円
短期業務支援事業
本社 — ドイツ ケルン21百万円
飲食事業
本社 — 東京都渋谷区20百万円
短期業務支援事業
本社 — 東京都品川区0百万円
短期業務支援事業
本社 — 東京都品川区0百万円
短期業務支援事業
ほか10件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は772億円営業利益79億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+11.3%。

売上高
+12.5%
772億円
営業利益
+11.3%
79億円
純利益
-12.7%
48億円
営業利益率
10.2%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,047億円772億円
営業利益87億円79億円
純利益54億円48億円
1株あたり配当¥64¥64

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は501億円、営業利益は41億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+44.4%、営業利益は−2.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1602415.016
2023年2Q1712212.916
2023年3Q1732011.614
2023年4Q18613
2024年1Q1712414.022
2024年2Q1661911.413
2024年4Q349288.020
2025年2Q3474212.128
2025年4Q425378.720
2026年2Q501418.227

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は369億円から772億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱おてつだいネットワークス(現・連結子会社)を株式譲受により完全子会社化。
2012年12月3691814
2013年12月17565
2014年12月2021613
2015年12月2262218
㈱ディメンションポケッツの株式を取得し、連結子会社化。
2016年12月2533025
持分法適用関連会社の㈱エフプレインの株式を取得し、連結子会社化。
2017年12月3214430
㈱BODの株式を取得し、連結子会社化。
2018年12月3895333
日本電気サービス㈱の株式を取得し、持分法適用非連結子会社化。
2019年12月4457146
持分法適用非連結子会社の日本電気サービス㈱を連結子会社化。
2020年12月4326241
㈱プログレスの株式を取得し、連結子会社化。
2021年12月5247650
㈱ヘイフィールドの株式を取得し、連結子会社化。
2022年12月6469966
グロービート㈱の株式を取得し、同社及び同社の子会社であるグロービート・ホールディングス㈱並びに同社の孫会社であるグロービート・ジャパン㈱を連結子会社化。
2023年12月6908759
㈱インプリを存続会社、App X㈱を消滅会社とする吸収合併を実施。
2024年12月686717310.355
㈱ツクリックスの株式を取得し、連結子会社化。
2025年12月772797810.248

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高772億円のうち、営業利益として残るのは79億円10.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は48億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.8%508億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.0%185億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.2%79億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.7pt
10.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.3pt
16.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが14億円、投資CFが−60億円で、差し引きのフリーCFは−46億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は210億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月25−2−152342
2013年12月51648
2014年12月22−2−52063
2015年12月13−3−91064
2016年12月22−7−91570
2017年12月39−2−133794
2018年12月45−29−251685
2019年12月540−2154118
2020年12月40−1−2539133
2021年12月64−1−2263174
2022年12月68−10−2658206
2023年12月52−64−50−12145
2024年12月582−2960175
2025年12月14−6062−46210

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は578億円。このうち返さなくてよい自己資本が327億円で、自己資本比率は53.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月82542865.6
2013年12月86592768.4
2014年12月106673963.3
2015年12月116754164.8
2016年12月133934069.3
2017年12月1681135564.6
2018年12月1981306863.0
2019年12月2351627365.8
2020年12月2401746668.9
2021年12月2952068966.2
2022年12月35624910766.7
2023年12月39026812265.2
2024年12月41528912669.0
2025年12月57832725253.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
211億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
261億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
252億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中175位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中272位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,855で、1年前と比べて+9.2%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥1,855-2.4%1ヶ月+12.1%1年+9.2%時価総額653億円
過去52週の値幅
安値¥1,481高値¥1,918

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.9倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR2.00倍
配当利回り3.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で10.86%上昇し、8月10日には1776円と25日線1658.04円を上回りました。52週高値1841円に接近しており、年初来では6.87%高です。7月28日から29日にかけて出来高が増加し、上昇トレンドが継続しています。75日線1565.64円も上回っており、短期的な強気トレンドが維持されていますが、高値圏での利益確定売りには注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは13.32倍と業界平均22.69倍を大幅に下回り、予想PERも11.4倍と低い。PBRは1.91倍と業界平均3.23倍を下回り、ROEは16.1%と高い収益性を示す。配当利回りは3.6%と業界平均2.64%を上回り、株主還元も充実している。業績は増収増益で安定しているが、直近の純利益は減少傾向にあり、今後の業績動向には注意が必要だ。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.9倍23.4倍
PER (予想)11.9倍
PBR2.00倍3.51倍
ROE16.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人材派遣業界は人手不足の影響で需要が堅調ですが、法的規制や賃金上昇が課題です。強気派は、売上高・利益の安定性と高い営業利益率を評価し、物流・製造業の需要拡大を追い風とみます。一方、弱気派は、労働人口減少による供給制約や、派遣法改正リスク、顧客企業の人件費削減圧力を懸念します。さらに、2024年12月期から2025年12月期にかけて純利益の減少予想が重荷です。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    売上高700億円規模で、営業利益率10%超を維持。

  • 株価の上昇傾向

    過去1年で6.87%上昇し、市場の信頼を得ている。

  • 人材需要の高まり

    人手不足で派遣需要は堅調。2025年12月期の売上高も増収予想。

  • 売上高772億円と過去最高・前期比12.5%増決算発表後影響

    売上高は686億円から772億円へ約86億円増加、増収率は12.5%と成長に転じた

  • 営業利益79億円と前期比11%増益決算発表後影響

    営業利益は71億円から79億円へ約8億円増加し、増益を確保

  • 配当利回り3.6%と高水準通年影響

    配当利回り3.6%は東証平均を上回り、株主還元姿勢が投資家の下支えになる

  • フォワードPER11.4倍と割安決算発表後影響

    予想PERは11.4倍と現行PER13.32倍を下回り、来期の利益改善が期待される

マイナスに働く材料7
  • 純利益の減少

    2024年12月期から2025年12月期で予想純利益が約13%減少。

  • 規制リスク

    派遣法の改正や労働者保護強化で事業運営が制約される可能性。

  • 人件費上昇

    時給上昇や採用コスト増で利益率が低下する恐れ。

  • 純利益48億円と2期連続減益決算発表後影響

    純利益は2023年59億円→2024年55億円→2025年48億円と2期連続で減少

  • 2024年売上高686億円と前年から微減継続影響

    売上高は2023年690億円から2024年686億円へ約0.6%減少し、成長が停滞した

  • 営業利益率10.23%と2期連続の10%台前半決算発表後影響

    営業利益率は2024年10.35%、2025年10.23%と改善せず、収益力の頭打ち感

  • 外国人保有比率15.94%と高めの需給依存継続影響

    外国人保有比率15.94%と比較的高く、リスク回避時の売りで株価が下落しやすい

次の決算で確かめる点
稼働率
派遣社員の稼働状況が収益に直結する。
売上高営業利益率
人件費変動の影響を確認する。
月間売上高
短期的な需要動向を把握する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり64で、前期から+1.6%いまの株価に対する利回りは3.45%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥64
1株あたり
配当利回り
3.45%
いまの株価に対して
配当性向
26.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2131.4
2017年12月2623.840.2
2018年12月3223.149.0
2019年12月4025.041.0
2020年12月412.532.4
2021年12月447.342.2
2022年12月5831.840.8
2023年12月615.235.8
2024年12月621.639.5
2025年12月631.626.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥64

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ19,779人。区分でいちばん多いのは事業法人39.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.9%を占め、残る54.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人48816.049.449.448.252.339.4
個人・その他12.89.710.413.415.036.0
外国法人20353.025.124.121.919.715.8
金融機関14932.014.815.114.210.76.5
証券会社3097.00.91.02.22.22.3
自己株式4.62.73.76.16.10.8
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ヒラノ・アソシエイツ37.32
02UH Partners 2投資事業有限責任組合7.51
03光通信KK投資事業有限責任組合6.86
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.02
05UH Partners 3投資事業有限責任組合2.60
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.56
07エスアイエル投資事業有限責任組合2.27
08INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.22
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.21
10大和証券株式会社1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+269%、1株純資産は14期で+526%。直近期のROEは16.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月3714030.63.8
2013年12月121538.521.339.9
2014年12月3517421.313.9126.0
2015年12月4619624.816.337.8
2016年12月6624030.214.631.4
2017年12月7928729.829.340.2
2018年12月8833228.420.449.0
2019年12月12541633.320.041.0
2020年12月11245025.714.432.4
2021年12月13753527.817.942.2
2022年12月18365730.615.440.8
2023年12月16572124.011.135.8
2024年12月15681320.39.539.5
2025年12月13787816.112.226.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額134百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
平野岳史代表 取締役 社長 CEO65
坂巻一樹代表 取締役 副社長55
石川敬啓取締役59
貝塚志朗取締役64
大木優紀取締役45
佐々木孝二取締役 常勤監査等委員81
上杉昌隆取締役 監査等委員61
戸谷英之取締役 監査等委員47
齋藤修取締役 常勤監査等委員69

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4110411429
社外取締役420205

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,130字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループでは、顧客企業の業務量の増減に合わせタイムリーに短期系人材サービスを提供する「短期業務支援事業」、主に販売代理店網を主軸とした通信商材等の販売代行及びコールセンター業務を営む「営業支援事業」、主に飲食チェーン事業を営む「飲食事業」、主に公共施設や一般企業などに対して警備業務等を行う「警備・その他事業」を展開しております。 次の事業区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の報告セグメントの区分と同一であります。 なお、M&Aによる事業の追加等を背景に、当社グループにおける適切な経営情報の開示区分及び社内における業績管理区分等を新たに見直した結果、2026年12月期よりセグメントの変更を実施いたします。詳細につきましては、以下をご参照ください。 (ご参考) 「2025年12月期決算説明資料」(P.19) https://www.fullcastholdings.co.jp/assets/upload/2026/02/presentation_20254Q.pdf 短期業務支援事業(短期系人材サービス、イベント系人材サービス、給与管理代行サービス等) [主な事業体]   株式会社フルキャスト 株式会社トップスポット 株式会社フルキャストシニアワークス 株式会社フルキャストポーター 株式会社おてつだいネットワークス 株式会社フルキャストグローバル ミニメイド・サービス株式会社 株式会社Fullcast International 株式会社ヘイフィールド 株式会社インプリ 株式会社リリースベース 株式会社ツクリックス 株式会社ビート 株式会社Jフォスター Fiah株式会社 Ann株式会社 mico株式会社 営業支援事業(代理店販売、コールセンター事業等) [主な事業体]   株式会社エフプレイン 株式会社エムズライン 株式会社FSP 株式会社クリエージェンシー 飲食事業(飲食チェーン事業等) [主な事業体]   グロービート・ジャパン株式会社 グロービート・インターナショナル株式会社 GLOBEAT EUROPE GmbH 株式会社Nビジネス 警備・その他事業(警備業務等) [主な事業体]   株式会社フルキャストアドバンス 渋谷プロパティー合同会社 田町プロパティー合同会社 西新宿プロパティー合同会社 株式会社FCアセットマネジメント なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,917字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「持続的な企業価値の向上」を重要な経営課題の1つとして位置付けております。 「企業価値の向上」は、株主及び投資家の皆様による当社への期待収益を反映した資本コストを上回るROEを実現することであるという考えのもと、ROEを「企業価値の向上」を示す目標指標とし、資本効率を重視した経営を実践してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、「企業価値の向上」を示す目標指標をROE20%以上にすると共に、財務の健全性を確保しつつ必要な成長投資を行うための適切な負債水準を維持するためデットエクイティレシオ1.0倍を上限とする方針とし、資本効率を重視した経営を実践すると共に、財務の健全性を確保しながら収益性、成長性のバランスを重視し、企業価値の最大化を図ってまいります。 (3)経営環境及び会社の対処すべき課題 <経営環境> 当社連結の売上高及び営業利益は、当社グループの主力セグメントである短期業務支援事業の売上高の構成比率が高く、約8割を占めております。短期業務支援事業セグメントでは、紹介、BPO、派遣、請負の4つの短期人材サービスを展開しており、顧客企業の需要に柔軟に対応することが出来ております。 当社グループが主として事業を展開している人材サービス業界を取り巻く環境においては、就業者数及び就業率が前年同期比で増加していること等、雇用情勢は改善の動きがみられ、人手不足感が高い水準となっております。先行きに関しましては、緩やかな回復が続くことが期待されます。 また、個人の価値観やライフスタイルが多様化してきており、柔軟な働き方を求める働き手と企業の効率性への期待が市場拡大と連動し、事業成長のドライバーとして機能していると認識しております。今後は、グループシナジーを最大化し、広告・ブランド認知の拡大とサービスの付加価値向上を同時に実現することで、市場での優位性を確立し、事業のさらなる発展を推進してまいります。加えて、職域の拡大を中心に、グループ全体の資源を最大限に活用しながら収益力の向上を図り、M&Aを通じた事業強化と企業価値向上を実現してまいります。 <会社の対処すべき課題> 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(1)及び(2)」に記載の経営方針及び経営指標を実現していく上で、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりです。 ①持続的な企業価値の向上 当社グループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)会社の経営の基本方針」に記載したとおり、「持続的な企業価値の向上」を重要な経営課題の1つとして位置付け、当社グループの主力事業である短期業務支援事業における「紹介(注1)」及び「BPO(注2)」サービスの更なる収益拡大を実現すると共に、株主還元を継続して行うことで適正な株主資本の額を維持し、資本効率性を重視した経営の実践に取り組んでまいります。 また、引き続きコンプライアンス最優先の経営を推進し、その維持・向上に努めると共に、全てのステークホ ルダーからの信頼構築を最優先事項として事業に取り組んでまいります。 (注)1.「アルバイト紹介」サービスに加えて、㈱ヘイフィールドの不動産業界特化型の人材紹介サービス、㈱インプリグループ及び㈱ツクリックスの求人検索アプリサービスを「紹介」と呼称しております。 2.「アルバイト給与管理代行」サービスに加えて、「マイナンバー管理代行」及び「年末調整事務代行」等その他の人事労務系BPOサービス並びに㈱BODグループのバックオフィス系BPOサービスを「BPO」と呼称しております。なお、2024年3月29日付で当社の連結子会社であった㈱BODの全株式を譲渡したことに伴い、前連結会計年度は、同社と同社の子会社である㈱HRマネジメント、㈱プログレス及び㈱BPCの損益を3か月分取り込んでおります。 ②「中期経営計画 2029」の実現 当社グループは、「中期経営計画 2029」に基づき、「中期経営計画の最終年度で、連結営業利益125億円の達成を目指す。」を目標に、その実現に取り組んでまいります。 「中期経営計画 2029」の概要は次の通りです。 a) 対象期間 2025年12月期から2029年12月期を対象期間とする5か年 b) 数値目標 2029年12月期 連結営業利益 125億円 c) 主要な経営指標 「持続的な企業価値の向上」を実現するための指標 :ROE20%以上 「株主還元」に係る指標 :総還元性向50% 「資本政策の基本方針」を支える指標 :DEレシオ上限1.0倍 d) 事業戦略の概要 ■短期業務支援事業 ・グループシナジーを最大化し、広告・ブランド認知の拡大とサービスの付加価値向上を同時に実現することで、市場での優位性を確立し、事業のさらなる発展を推進する。 ■営業支援事業 ・最先端のマーケティング活用による新規獲得、多様な商品ラインナップ拡充、最新トレンドを取り入れたエンタメ事業拡大で、競争力ある営業支援を推進する。 ■飲食事業 ・ブランド強化と店舗拡大の両軸で事業を推進し、海外出店を中心としたグローバル展開を加速させ、新たなファン層の獲得と持続的な成長を実現する。 ■警備・その他事業 ・厳格な警備員教育、業務提携の促進、大阪万博・世界陸上などの大規模イベント対応の最適化を通じて、警備事業の成長を加速する。 ③2026年12月期目標 当社グループは、「事業セグメントの見直し及び子会社の再編を通じた事業運営の最適化、グループ全体の生産性を高めることによる収益力の向上、M&Aの推進に伴う事業領域の拡充」を2026年12月期の目標とし、以下の施策に取り組んでまいります。 ■短期業務支援事業全体の生産性向上 ・子会社の吸収合併による事業集約の実施 ・拠点集約、廃店の実施 ■人材関連サービスの拡充 ・Fiah㈱と連携した送客・紹介のさらなる拡大と求職者のキャリアアップ機会の創出 ・RGFタレントソリューションズ㈱及びRGF International Recruitment Holdings Limited(以下、「RGF社等」と言う。)との協働による国内外の企業への新たな人材ソリューションの提供 ・既存サービスとの連携によるシナジーの追求 ■飲食事業への投資拡充 ・国内外の新規出店の継続実施及び新業態の店舗数の拡大 ■M&Aの強化及びPMIの推進 ・当社グループの周辺領域を主要なターゲットとし、その他の領域も含むM&Aの実施 ・短期領域の人材マッチング業を営む㈱エントリー(2026年1月30日付で連結子会社化)、グローバル・ハイクラス領域の人材紹介業を営むRGF社等(2026年4月1日付で連結子会社化予定)へのPMIを推進することによる利益率の改善 ■将来の経営幹部候補の獲得を目的とした新卒採用プロジェクトの推進
事業等のリスク6,816字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下の通りであります。また、投資者に対する積極的な情報開示の観点から、事業上のリスクに必ずしも該当しないと考えられる事項であっても投資者が投資判断をするうえで、あるいは当社グループの事業活動を理解するうえで重要であると考えられる事項を含めて記載しております。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社グループは、リスク発生の可能性の認識及び発生の回避並びに発生した場合における対応に最大限の努力を払う所存であります。下記事項には、将来に係るリスク要因が含まれておりますが、これらの事項は当有価証券報告書の提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) グループの事業展開方針について 当社グループは、コーポレート・ガバナンスを強化すると共に、経営戦略の決定及び戦術実行の迅速化を図ることで企業競争力の強化に努めておりますが、これらの決定及び実行に予想以上の時間を要した場合や、収益への貢献が計画どおり進まなかった場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 短期業務支援事業においては、2012年10月1日に施行された労働者派遣法改正法に対応した、「紹介」及び「BPO」等を展開しております。また、ミニメイド・サービス㈱の「家事代行サービス」、㈱ヘイフィールドの「不動産業界特化型人材紹介サービス」、㈱インプリグループ及び㈱ツクリックスの「求人検索アプリサービス」を提供しておりますが、これらの事業収益が見込みどおりに推移しない場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 営業支援事業においては、通信商材等の営業支援、コールセンター業務などを展開しておりますが、同事業の事業収益が見込みどおりに推移しない場合、多額の資金投入を要する場合、販売商品の商品力が低下した場合等には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 飲食事業においては、飲食チェーン事業を営んでおりますが、同事業の事業収益が見込みどおりに推移しない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 警備・その他事業においては、主に公共施設や一般企業などに対する警備業務等を展開しておりますが、同事業の事業収益が見込みどおりに推移しない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 今後、当社グループは、既存事業の強化に加えて、新会社の設立や、M&A、業務提携等の手法により、新たな事業を開始する可能性がありますが、新規事業には不確定要因が多く、当該新規事業に係る法的規制や当社グループを取り巻く環境の変化等により、当初期待したシナジー効果が得られず、事業収益が見込みどおりに推移しない場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、海外企業の買収によって、当社グループには為替リスク、買収先企業の事業に適用される現地規制に係るリスク及びカントリーリスクが生じます。これらのリスクが具現化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、当社グループは事業シナジーが見込まれない関係会社株式及び投資有価証券は売却する方針でありますが、株式保有先の業績悪化による時価又は実質価額の著しい下落などにより、関係会社株式及び投資有価証券並びにのれんに係る減損処理を行うこととなった場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について ① 法的規制の変更について 当社グループが行う事業に適用される労働者派遣法、労働基準法、職業安定法、労働者災害補償保険法、健康保険法及び厚生年金保険法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(マイナンバー法)、出入国管理及び難民認定法(入管法)、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(働き方改革関連法)、食品衛生法、風営法、その他の関係法令について、社会情勢の変化などに伴って、施行及び改正ないしは解釈の変更などが実施される場合、その内容によっては、当社グループが行う事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、当社グループが行う事業に適用される各法令の改正ないしは解釈の変更に関して適時に情報を収集し、適切に対処し、当社グループの経営成績、財政状態に与える影響を早期に把握するよう努めております。 ② 人材紹介事業について 当社グループでは、職業安定法に基づき、厚生労働大臣の許可を受け有料職業紹介事業を行っております。許可の有効期間は5年であり、更新が必要となった際に第31条の許可の基準に適合せず非継続となった場合、また第32条に定められた許可の欠格事由に該当した場合や許可の取り消し事由に該当した場合には、許可の取消、事業廃止命令または事業停止命令を受けることがあります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、企業コンプライアンス及びリスクマネジメントの強化を図り法令違反を未然に防止するよう努めておりますが、将来何らかの理由により許可の取消等があった場合には、サービスの提供を継続することができなくなることから、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 派遣事業について 当社グループでは、労働者派遣法に基づき、厚生労働大臣の許可を受け労働者派遣事業を行っております。許可の有効期間は5年であり、更新が必要となった際に第7条の許可の基準に適合せず非継続となった場合、また、関係法令違反や、第6条に定められた許可の欠格事由に該当した場合及び第14条に定められた許可の取り消し事由に該当した場合には、許可の取消、事業廃止命令または事業停止命令を受けることがあります。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、企業コンプライアンス及びリスクマネジメントの強化を図り法令違反を未然に防止するよう努めておりますが、将来何らかの理由により許可の取消等があった場合には、サービスの提供を継続することができなくなることから、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ④ アルバイト給与管理代行等各種事務代行事業について 当社グループにおいては、業務委託契約に基づき、当該契約の顧客企業から独立して委託を受けた業務を行っておりますが、委託業務の未完了や報告遅延により損害賠償債務を負う可能性があります。当該リスクが顕在化した際には、事業効率化などの内部努力によるコスト削減などにより吸収するよう取り組む所存でありますが、損害賠償金額によっては、これらの取り組みによって吸収できない場合、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 請負事業について 当社グループにおいては、請負契約に基づく請負事業者として、当該契約の顧客企業から独立して請け負った業務を完遂しております。その業務の遂行にあたっては、労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(昭和61年労働省告示第37号)その他の関係法令に従っております。 請負事業の特性上、生産性のリスクや不良品発生リスクを負っております。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、当該リスクが顕在化した際には、事業効率化などの内部努力によるコスト削減などに取り組む所存でありますが、これらの取り組みによって影響額を吸収できない場合、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 社会保険料負担について 今後、法改正により社会保険及び雇用保険の適用範囲が拡大された場合や、顧客企業における人材不足が恒常化し、短期的な人材ニーズがより長期化することで、派遣事業及び請負事業が拡大した結果、社会保険被保険者が増加した場合には、社会保険料負担額が増加することとなります。また、取得・喪失手続きの処理対象件数自体が増加し、事務処理費用が増加する可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、法令の改正に関して適時に情報を収集し、当社グループの経営成績、財政状態に与える影響を早期に把握するよう努めると共に、当該リスクが顕在化した際には、顧客に対する請求金額への転嫁や業務効率化などの内部努力によるコスト削減などに取り組む所存でありますが、これらの取り組みによって費用の増加を吸収できない場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 景気の動向について 当社グループの短期業務支援事業を軸とした事業構成は、構造的な要因により働き手不足が継続する現環境下において、景気動向の影響は受けにくくなってきてはいますが、当社グループの想定を上回る景気の悪化等があった場合、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、定期的に景気動向及び市場動向のモニタリングを行うとともに、エリア及び顧客業種特性に応じた営業戦略の推進、営業力の強化に加えて、生産性の向上による利益率の改善に継続的に取り組むことで、当該リスクの低減化を図ってまいります。 (4) 顧客企業及びスタッフのデータベース管理について 当社グループは、顧客企業のニーズに合った最適任者の迅速なマッチングを行い、スタッフ配置の効率化を図るため、スタッフの勤務態度や職種ごとの経験並びに顧客企業に関する情報などをデータベース化し管理しております。 データベース化した情報は、サーバーの故障などに備えバックアップを行っており、またサーバー自体は万が一のトラブルに陥った場合に備え複数台での冗長化された構成にて運用しておりますが、地震などの災害、サイバー攻撃、人為的なミスやその他の原因によりサーバーが同時に停止するなどのトラブルが発生し、システムが停止する事態に陥った場合、業務に支障をきたす結果となり、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、今後とも必要に応じて情報化投資を進め、コストやサービス面での差別化を図っていく計画でありますが、これらの投資が必ずしも今後の売上増加に結びつくとは限らず、投資効率が悪化する可能性があります。 また、個人情報を含むデータの管理につきましては、明確な取扱基準を定めるとともに、システムに対するアクセス権限の厳格化や内部監査の強化などを通じて、個人情報への不正アクセス、または個人情報の紛失、改ざん、漏洩等の予防に努めておりますが、何らかの原因により情報が漏洩する事態が発生した場合、当社グループに対する社会的信用が失墜し、売上高の減少や損害賠償の請求などをもたらす結果となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) スタッフに係る業務上の災害及び取引上のトラブルについて ① 人材紹介事業について 求人に応募したスタッフの選定において、当社の過失により顧客先企業の求人条件を逸脱したスタッフを選定し、紹介した場合に、顧客先企業より契約違反により訴訟の提起またはその他の請求を受ける可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、法務担当者を配して法的危機管理に対処する体制を整えておりますが、訴訟の内容及び金額によっては当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② 派遣事業について スタッフが派遣先での業務遂行に際して、または派遣先での業務に起因して、死亡、負傷した場合、または疾病にかかった場合には、労働基準法及び労働者災害補償保険法その他の関係法令上、使用者である当社グループに災害補償義務が課せられます(なお、顧客企業にあたる派遣先事業主には、労働安全衛生法上の使用者責任があり、スタッフに対して民事上の安全配慮義務があります。)。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、スタッフに対する安全衛生教育を徹底するとともに、怪我や病気を未然に防ぐため、作業に関する注意事項の掲示及び配布を実施することで、安全に対するスタッフの意識向上を促しております。また、労働者保護の観点から、労災上積保険として、事業総合賠償責任保険などに加入しておりますが、これらの保険がカバーする範囲を超える災害が万が一発生した場合、労働契約上の安全配慮義務違反や不法行為責任などを理由に、当社グループが損害賠償責務を負う可能性があります。 また、スタッフによる派遣先での業務遂行に際して、スタッフの過失による事故や顧客企業との契約違反またはスタッフの不法行為により訴訟の提起またはその他の請求を受ける可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、法務担当者を配して法的危機管理に対処する体制を整えておりますが、訴訟の内容及び金額によっては当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 従業員確保と定着について 当社グループでは、従業員の定着を図るため、従業員研修の充実化や、従業員のモチベーションを向上させるための施策などに取り組んでおりますが、今後、当社グループの人材が必要以上に流出するような場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 為替リスクについて 当社グループでは、海外事業者との営業取引や海外関係会社からの受取配当金の受取等の外貨建て取引において、現地通貨により取引を行っているため、日本円に換算する際の為替変動リスクを負っています。また、海外関係会社の財務諸表は原則として現地通貨で作成後、連結財務諸表作成のため円換算されております。したがって、決算時の為替レートにより、現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が当社グループの経営成績及び財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、為替動向を考慮しながら、必要に応じて為替予約等によるリスクの軽減化を図っております。 (8) 会計制度、税制等の変更について 当社グループが予期しない会計基準や税制の新たな導入、変更により、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、会計基準や税制の新たな導入、変更に関して適時に情報を収集することで、当社グループの経営成績、財政状態に与える影響を早期に把握するよう努めております。 (9) 大規模な自然災害及び感染症について 当社グループは有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、台風、地震、津波等の自然災害が想定を上回る規模で発生した場合、また、感染症等が想定を大きく上回る規模で発生及び流行した場合、当社グループ又は当社グループの取引先の事業活動に影響を及ぼし、当社グループの経営成績、財政状態に影響を与える可能性がございます。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、BCP(事業継続計画)を策定し、適宜見直しを図ることで、有事の際でも重要な事業を継続または早期復旧ができるよう準備しております。 (10) 気候変動について 気候変動に起因する自然災害の激甚化により、事業所やサプライチェーンが被災した場合には、事業活動の停止による機会損失等により、当社グループの経営成績、財政状態に影響を与える可能性がございます。また、気候変動対策への取組みに関する社会的要請が高まる中、当該取組みが不十分であった場合やステークホルダーからの理解が十分に得られなかった場合には、社会的信用の低下等により、当社グループの経営成績、財政状態に影響を与える可能性がございます。加えて、気候変動対策に関連する新たな法令や規制の導入がなされた場合には、対応費用の増加により、当社グループの経営成績、財政状態に影響を与える可能性がございます。 当社グループとしては、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に基づき、気候変動に係るリスクと機会の事業への影響について、継続的に分析を行い、積極的な情報開示に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,656字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費及び雇用情勢に持ち直しの動きがみられること、設備投資は緩やかに持ち直していること等、景気は緩やかに回復しております。景気の先行きに関しましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待され、その後は、海外経済が緩やかな成長経路に復していくもとで、わが国経済も成長率を高めていくと見込まれます。一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクには留意が必要であること、加えて、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響等も我が国の景気を下押しするリスクとなっていること、また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があること等から、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 人材サービス業界を取り巻く環境においては、雇用情勢は改善の動きがみられ、就業者数及び就業率が前年同期比で増加していること等、人手不足感が高まっております。先行きに関しましては、緩やかな回復が続くことが期待されます。 このような環境のもと、当社グループでは、当連結会計年度において、「労働力人口減少下における人手不足需要に今まで以上に対応するために事業基盤の一層の強化を図るとともに、短期労働市場におけるスポットワーク領域において、異業種の本格参入が相次いでいることにより、競争激化が見込まれる事業環境への継続的な対応を図る」を目標としたグループ経営を行い、特に主力サービスである「紹介」、「BPO」を中心にフルキャストグループ全体の収益を伸長させることを主眼とした営業活動を行ってまいりました。加えて、継続してグループ全体の業務効率化を推し進め、生産性を高めることで、利益の最大化を図りつつ、更なる事業拡大に取り組んでまいりました。 a.経営成績 連結売上高は、77,227百万円(前期比12.6%増)となりました。これは、主に主力事業である短期業務支援事業が増収したことに加え、警備・その他事業、営業支援事業の各セグメントが増収したことによるものです。 利益面では、連結営業利益は7,915百万円(前期比10.9%増)、連結経常利益は7,778百万円(前期比6.4%増)となりました。これは、増収したことに加えて、戦略的投資に係る費用を前期比で削減したこと等によるものです。 親会社株主に帰属する当期純利益は、4,784百万円(前期比12.9%減)となりました。これは、前連結会計年度において、連結子会社である㈱BOD株式を譲渡したことに伴う子会社株式売却益1,295百万円を特別利益に計上していたこと等によるものです。 当社グループは、「持続的な企業価値の向上」を重要な経営課題の1つとして位置付けております。「企業価値の向上」は、株主及び投資家の皆様による当社への期待収益を反映した資本コストを上回るROEを実現することであるという考えのもと、ROEを「企業価値向上」を示す目標指標とし、資本効率を重視した経営の実践に取り組んでおります。なお、当社グループは、ROE20%以上を目標指標としております。 当連結会計年度末時点におけるROEは16.1%となり、前連結会計年度末時点の20.3%に比べ4.2ポイント低下しております。 当社グループは、2025年1月31日付で㈱ツクリックスの株式を取得、2025年2月28日付で渋谷プロパティー合同会社(以下、「(同)」と記載します。)及び田町プロパティー(同)並びに2025年4月25日付で西新宿プロパティー(同)の持分を取得、2025年10月29日付で㈱Nビジネスの株式を取得し、これら5社を連結子会社としております。また、2025年12月24日付でFiah㈱の株式を取得し、同社及びその子会社を連結子会社としております。 2025年8月8日付で新たに設立した㈱FCアセットマネジメントを連結の範囲に含めております。 当社の持分法適用関連会社であった㈱ビート及びその子会社を実質的な支配に基づき当連結会計年度より連結の範囲に含めております。 なお、当社の連結子会社であった㈱ワークアンドスマイルは、2025年12月23日付で清算結了し連結の範囲から除外しております。 事業別の状況 セグメント別の業績は次のとおりです。 i)短期業務支援事業 短期業務支援事業の売上高は61,097百万円(前期比10.6%増)となりました。これは、前連結会計年度に㈱BODを連結の範囲から除外したことに伴い「BPO」が減収となったことに対し、顧客需要の拡大を取り込むことで「紹介」、「派遣」、「請負」の各サービスの売上高を伸ばせたこと、加えて、2025年10月1日から連結子会社となった㈱ビートの業績を取り込んだこと等によるものです。 利益面では、増収したことに伴い、セグメント利益(営業利益)は8,469百万円(前期比1.7%増)となりました。 ⅱ)営業支援事業 営業支援事業の売上高は5,050百万円(前期比52.1%増)となりました。これは、主たる事業内容であるインターネット回線販売事業において、代理店網を活用した通信商材の販売が好調であったこと等によるものです。 利益面では、増収したことに伴い、セグメント利益(営業利益)は247百万円(前期比11.5%増)となりました。 ⅲ)飲食事業 飲食事業の売上高は7,442百万円(前期比2.6%減)となりました。これは、主として、グロービート・ジャパン㈱の決算期変更に伴い前連結会計年度は13か月分の売上高を計上していること等によるものです。 利益面では、セグメント利益(営業利益)は456百万円(前期比17.7%減)となりました。これは、減収したことに加えて、食材価格の高騰、国内、海外での出店費用及び既存店舗のリニューアル工事費用を計上したこと等によるものです。 ⅳ)警備・その他事業 警備・その他事業の売上高は3,639百万円(前期比53.7%増)となりました。これは、主として、EXPO2025大阪・関西万博に関連した臨時警備案件を獲得したことに加えて、前連結会計年度より継続して常駐警備案件を獲得し、安定稼働したこと等によるものです。 利益面では、増収したことに伴い、セグメント利益(営業利益)は530百万円(前期比170.7%増)となりました。 b.財政状態 i)流動性 資産の部では、流動資産が前連結会計年度末に比べ7,338百万円増加し34,806百万円となりました。これは主に、現金及び預金が3,558百万円増加し21,089百万円となったこと、受取手形及び売掛金が2,436百万円増加し10,094百万円となったこと及び未収入金が844百万円増加し2,588百万円となったことを主因として、流動資産におけるその他が1,181百万円増加し3,411百万円となったこと等によるものです。 負債の部では、流動負債が前連結会計年度末に比べて11,512百万円増加し21,703百万円となりました。これは主に、短期借入金が9,500百万円増加し10,500百万円となったこと、未払費用が1,203百万円増加し2,875百万円となったこと及び未払消費税等が905百万円増加し1,912百万円となったこと等によるものです。 以上の結果、当連結会計年度末の運転資本(流動資産-流動負債)は前連結会計年度末に比べ4,174百万円減少し13,103百万円、流動比率(流動資産÷流動負債×100)は前連結会計年度末の269.5%から160.4%となりました。 ⅱ)資本的支出 当連結会計年度において実施した設備投資額は、前期比53百万円増加し733百万円となりました。その主な内訳は、飲食事業における店舗の新規出店・リニューアル等に伴う有形固定資産の取得で512百万円、社内利用目的の各種ソフトウエア等の購入に伴う無形固定資産の取得で221百万円であります。 2026年12月期の重要な設備投資につきましては、特に予定はございません。 ⅲ)有利子負債 当連結会計年度末の有利子負債の総額は前連結会計年度末に比べて11,215百万円増加し12,221百万円となりました。 ⅳ)純資産 当連結会計年度末の純資産は前連結会計年度末に比べて3,785百万円増加し32,654百万円となりました。これは主に、自己株式の消却等に伴い自己株式が4,156百万円減少したこと等によるものです。 以上の結果、デット・エクイティ・レシオ(有利子負債÷自己資本(注)×100)は前期末の3.5%から39.9%、自己資本比率(自己資本÷総資産×100)は前期末の69.0%から53.0%となりました。 (注)  自己資本=純資産の部の合計-新株予約権-非支配株主持分 v)利益配分に関する基本方針 当社は、総還元性向50%を目標とし、株主への利益還元の充実化を図る方針であります。 今後も、収益力を強化し、経営効率の一層の向上を図ると共に、配当と自己株式取得を合わせた総還元性向50%を目標とした株主還元を実施することにより、ROE20%以上を「企業価値の向上」を示す目標指標とし、その実現を目指してまいります。 当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間配当、期末配当共に取締役会であります。 当期の配当につきましては、総還元性向50%の考えに基づき、前期比1円増配、配当予想同額となる1株当たり63円の配当を通期で実施し、期末では1株につき32円の配当(配当予想同額)及び株式の取得価額の総額193百万円を上限に自己株式の取得を実施しました。その結果、2025年12月期の総還元性向は50%以上となります。 なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」と言います。)は、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額2,008百万円を含め前連結会計年度末に比べて3,498百万円増加し(前期は3,063百万円の増加)、当連結会計年度末現在の残高は21,029百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益が7,883百万円であったことに対し、差入保証金の増加額が1,395百万円、預り金の減少額が880百万円、法人税等の支払額が4,493百万円であったこと等により、営業活動により得られた資金は1,356百万円(前期は得られた資金が5,758百万円)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が4,444百万円であったこと等により、投資活動により使用した資金は6,037百万円(前期は得られた資金が175百万円)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 自己株式の取得による支出が566百万円、配当金の支払額が2,172百万円であったことに対し、短期借入金の純増減額が9,000百万円であったこと等により、財務活動により得られた資金は6,159百万円(前期は使用した資金が2,870百万円)となりました。 ③生産、受注及び販売の状況 a. 生産及び受注実績 当社グループは主として生産活動を行っておらず、また短期業務支援事業は、受注から売上計上までの期間が極めて短いため、受注規模を金額で示すことはしておりません。 b. 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自2025年1月1日 至2025年12月31日)(百万円)   前年同期比(%) 短期業務支援事業   61,097   10.63   % 営業支援事業   5,050   52.06   % 飲食事業   7,442   △2.59   % 警備・その他事業   3,639   53.72   % 合計   77,227   12.65   % (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の採用や、資産・負債及び収益・費用の計上及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り項目特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、当社グループの連結財務諸表の作成に採用した重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 i)売上高 連結売上高は、77,227百万円(前期比12.6%増)となりました。これは、主に主力事業である短期業務支援事業が増収したことに加え、警備・その他事業、営業支援事業の各セグメントが増収したことによるものです。これをセグメント別に見ますと次のとおりです。 ・短期業務支援事業 短期業務支援事業の売上高は61,097百万円(前期比10.6%増)となりました。これは、前連結会計年度に㈱BODを連結の範囲から除外したことに伴い「BPO」が減収となったことに対し、顧客需要の拡大を取り込むことで「紹介」、「派遣」、「請負」の各サービスの売上高を伸ばせたこと、加えて、2025年10月1日から連結子会社となった㈱ビートの業績を取り込んだこと等によるものです。 ・営業支援事業 営業支援事業の売上高は5,050百万円(前期比52.1%増)となりました。これは、主たる事業内容であるインターネット回線販売事業において、代理店網を活用した通信商材の販売が好調であったこと等によるものです。 ・飲食事業 飲食事業の売上高は7,442百万円(前期比2.6%減)となりました。これは、主として、グロービート・ジャパン㈱の決算期変更に伴い前連結会計年度は13か月分の売上高を計上していること等によるものです。 ・警備・その他事業 警備・その他事業の売上高は3,639百万円(前期比53.7%増)となりました。これは、主として、EXPO2025大阪・関西万博に関連した臨時警備案件を獲得したことに加えて、前連結会計年度より継続して常駐警備案件を獲得し、安定稼働したこと等によるものです。 ⅱ)営業費用及び営業利益 売上原価は前連結会計年度に比べ6,744百万円増加し50,783百万円(前期比15.3%増)となり、売上原価率については64.2%から65.8%と、1.5ポイント増加しました。販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べて1,152百万円増加し18,530百万円(前期比6.6%増)となり、その売上高に対する比率は前連結会計年度の25.3%から1.4ポイント減少し24.0%となりました。その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ775百万円増加し7,915百万円(前期比10.9%増)となりました。これをセグメント別に見ますと次のとおりです。 ・短期業務支援事業 利益面では、増収したことに伴い、セグメント利益(営業利益)は8,469百万円(前期比1.7%増)となりました。 ・営業支援事業 利益面では、増収したことに伴い、セグメント利益(営業利益)は247百万円(前期比11.5%増)となりました。 ・飲食事業 利益面では、セグメント利益(営業利益)は456百万円(前期比17.7%減)となりました。これは、減収したことに加えて、食材価格の高騰、国内、海外での出店費用及び既存店舗のリニューアル工事費用を計上したこと等によるものです。 ・警備事業・その他事業 利益面では、増収したことに伴い、セグメント利益(営業利益)は530百万円(前期比170.7%増)となりました。 ⅲ)営業外損益及び経常利益 営業外損益は、前連結会計年度の172百万円の収益(純額)から137百万円の損失(純額)となりました。経常利益は、営業利益が増益したことにより、前連結会計年度に比べて466百万円増加し、7,778百万円(前期比6.4%増)となりました。 ⅳ)特別利益及び特別損失並びに税金等調整前当期純利益 特別利益から特別損失を控除した純額は、105百万円の収益となりました。結果、税金等調整前当期純利益は7,883百万円(前期比8.6%減)となりました。 v)法人税等及び当期純利益 税効果会計適用後の法人税等は前連結会計年度に比べ86百万円減少し3,002百万円となり、当期純利益は4,881百万円(前期比11.9%減)となりました。 ⅵ)親会社株主に帰属する当期純利益 非支配株主に帰属する当期純利益は97百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ709百万円減少し4,784百万円(前期比12.9%減)となりました。1株当たり当期純利益は136円84銭(前連結会計年度は155円99銭)となりました。 b.経営成績に影響を与える大きな要因 当社グループの経営成績に影響を与える大きな要因は「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 i)資金需要 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、事業活動の維持・拡大を図っていくために必要となる運転資金、営業拠点の新規出店・移転、飲食事業における店舗の新規出店・リニューアルに伴う費用及びシステム投資費用等の設備投資資金があるほか、M&A等の一時的な資金需要があります。 ⅱ)資本の財源及び資金の流動性 当社グループでは、事業活動を維持するための適切な資金の確保と、適正水準の流動性の維持及び健全な財政状態の維持を財務の基本方針としつつ、多様な資金調達手段の確保に努めております。 当社グループが事業活動の維持・拡大を図っていくために必要となる運転資金や設備投資資金の調達は、営業活動から得られるキャッシュ・フローと金融機関からの借り入れにより十分可能であると考えております。 なお、当社グループは運転資金の効率的な調達を行うため、取引先銀行4行と総額16,600百万円を限度とした当座貸越契約を締結しております。 有利子負債の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.財政状態 ⅲ)有利子負債」に記載のとおりであります。 当社グループの資金調達、資金運用等に関する取り組み方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(金融商品関係)」に記載のとおりであります。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「持続的な企業価値の向上」を重要な経営課題の1つとして位置付けております。 当社グループは、「企業価値の向上」を示す目標指標をROE20%以上にすると共に、財務の健全性を確保しつつ必要な成長投資を行うための適切な負債水準を維持するためデットエクイティレシオ1.0倍を上限とする方針とし、資本効率を重視した経営を実践すると共に、財務の健全性を確保しながら収益性、成長性のバランスを重視し、企業価値の最大化を図ってまいります。加えて、当社は、総還元性向50%を目標とし、株主への利益還元の充実化を図る方針であります。 「持続的な企業価値の向上」を実現するための指標 : ROE20%以上 「株主還元」に係る指標 : 総還元性向50% 「資本政策の基本方針」を支える指標 : DEレシオ上限1.0倍 以上の指標を達成することにより、「持続的な企業価値向上」を実現いたします。

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出典

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