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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ユナイテッドアローズ

UNITED ARROWS LTD.7606 · Prime · 小売業

セレクトショップ型アパレル企業。ユナイテッドアローズ・ビューティー&ユースなど複数ブランドで、ライフスタイル提案型の衣料品販売を展開。

概要

1989年に東京都渋谷区で創業したユナイテッドアローズは、自社ブランドの企画販売と国内外ブランドの仕入れを融合するセレクトショップ型アパレル小売企業である。主力の「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース」「グリーンレーベル リラクシング」の3ブランドで高単価と中価格帯の二層をカバーし、2026年3月期の連結売上高は1,646億円、営業利益91億円、従業員約3,900人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

主力3ブランドで二層のマーケットをカバー

国内向け事業は、トレンドマーケット(客単価1万円台半ば以上)とミッド・トレンドマーケット(客単価1万円前後)の二層構造で展開する。高価格帯には「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ドゥロワー」を、中価格帯には「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」「シテン」を配置。2026年3月末の国内小売店舗数は230店舗、アウトレットを含む総店舗数は258店舗で、売上総利益率は52.4%と高い付加価値を維持する。

台湾と中国に広がる海外展開

海外子会社として2013年に設立した台湾聯合艾諾股份有限公司は、台湾で「ユナイテッドアローズ総合店」「グリーンレーベル リラクシング」「アウトレット」「コーエン」の14店舗を運営する。中国では2019年設立の悠艾(上海)商貿有限公司が上海・深圳に2店舗を展開。2025年には越境ECサイト「ユナイテッドアローズ グローバル オンライン」を開設し、タイでのフランチャイズ展開も開始した。海外売上はまだ小規模だが、出店を加速している。

グループ再編で事業を選択と集中

グループは2026年3月末時点で、当社および連結子会社2社(台湾聯合艾諾、悠艾上海)、非連結子会社2社(BOOT BLACK JAPAN、TELMA)の計5社で構成される。過年度には、株式会社フィーゴ(2021年)、株式会社コーエン(2026年)を株式譲渡で連結対象から除外。CHROME HEARTS JP合同会社は2020年に関連会社化し、2024年に除外した。こうした入れ替えにより、アパレル小売のコア事業に経営資源を集中させている。

1,646億円の売上高と安定した収益構造

2026年3月期の連結売上高は1,646億円(前期比9.1%増)、営業利益91億円(同14.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益61億円(同42.7%増)と増収増益を達成した。売上総利益率は52.4%と高水準で、販管費率は46.8%とほぼ横ばい。過去10年間の売上高は1,150億円から1,646億円へ緩やかに拡大し、2021年3月期の赤字から回復。経常利益率は5%台で安定している。

業界の中での役割はアパレル小売業(セレクトショップ運営)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,646億円
営業利益
91億円
営業利益率
5.5%
純利益
61億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人消費者向け(国内)主力

国内市場向けに、ユナイテッドアローズ、ビューティー&ユース、グリーンレーベルリラクシングなど複数のブランドで衣料品・雑貨を企画・販売。トレンドマーケット(高単価)とミッド・トレンドマーケット(中価格帯)の二層で展開。

主な製品・サービス4
ユナイテッドアローズ
大人向けのドレス軸のライフスタイルを提案するセレクトショップ。日本と西洋のトラッドマインドに基づき、世界中から選んだ品とオリジナル企画品を販売。
ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ
「美しさ」と「若々しさ」をテーマに、エモーショナルな品揃えを提供するセレクトショップ。
ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング
男女向けのビジネスカジュアル・キッズウェア・生活雑貨を展開。ほどよいトレンド感と心地よさを提案。
ユナイテッドアローズ アウトレット
メンズ・ウィメンズの綺麗めからカジュアルまで、当社ブランドを一堂に揃えたアウトレット店舗。小物とのトータルコーディネートが可能。

02個人消費者向け(海外)準主力

台湾と中国で衣料品及び身の回り品の小売を展開。台湾ではユナイテッドアローズ総合店、グリーンレーベルリラクシング等14店舗、中国ではユナイテッドアローズ総合店1店舗を運営。

主な製品・サービス1
ユナイテッドアローズ総合店(台湾・中国)
同一店内でユナイテッドアローズとビューティー&ユースを展開する海外店舗。現地市場向けにセレクト品を提供。

製品と技術

「ユナイテッドアローズ」: トラッドマインドのドレス軸

旗艦ブランド「ユナイテッドアローズ」は、日本と西洋の文化・伝統を融合したトラッドマインドに基づき、大人向けのドレス軸のライフスタイルを提案する。世界中から選び抜いた輸入品と自社企画品を、高級感ある店舗空間と良質な接客で提供。客単価は1万円台半ば以上と高い。2026年3月期には原宿本店を含む多くの店舗で増収を達成し、ブランド力の強化が進んだ。

「ビューティー&ユース」: エモーショナルな美しさと若々しさ

「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」は、「美しさ」と「若々しさ」をテーマに、清潔感と品格のあるエモーショナルな品揃えを提供する。年齢を問わず自由な発想を重視し、トレンドに敏感な顧客層に支持されている。同一店内にUAと併設する「総合店」形式が多く、相乗効果を発揮。客単価はUAと同水準で、都心の好立地を中心に出店している。

「グリーンレーベル リラクシング」: カジュアルとビジネスの間

「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」は、男女向けのビジネスカジュアル、キッズウェア、生活雑貨を展開。ほどよいトレンド感と心地よさを提案し、客単価は1万円前後。主力3ブランドの中で最も店舗数が多く、2026年3月期の国内店舗数は約100店舗。ルミネなどの駅ビルを中心に出店し、幅広い年齢層から支持を集めている。

「ユナイテッドアローズ アウトレット」: コーディネートの総合提案

アウトレット業態は、メンズ・ウィメンズの綺麗めアイテムからカジュアルまで当社の全ブランドを一堂に集め、靴・バッグなどの小物とのトータルコーディネートが可能。主にアウトレットモールに出店し、正価品を購入した顧客にもリーチする。2026年3月期には国内で1店舗の純増があり、顧客の取り込みに貢献した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

大手セレクトショップ、営利率底堅く増収

ユナイテッドアローズはセレクトショップ運営の大手で、売上高1,500億円超。2026/3期も増収・営業利益率5.53%と堅調。同業のトライアルホールディングス、まんだらけと業態が異なる。独自のブランド力と顧客基盤が強みだが、消費動向や競合の台頭、人件費上昇が課題。高いブランド認知度で差別化している。

強み

  • ユナイテッドアローズのブランド認知度が高く、顧客ロイヤルティが強い。
  • 売上高が前期比12.4%増、次期9.1%増と堅調成長。
  • 営業利益率5.3%前後を維持し、収益性が安定。
  • 全国に展開する店舗網とECチャネルの強み。

課題

  • 個人消費の冷え込みが売上に影響する。
  • 他セレクトショップやアパレルとの競合激化。
  • 人手不足による人件費増が利益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がユナイテッドアローズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17846パイロットコーポレーション872億円15.7倍
24849エン822億円25.4倍
3417Aブルーゾーンホールディングス787億円16.2倍
48273イズミ744億円13.1倍
56419マースグループホールディングス727億円8.9倍
67606ユナイテッドアローズ718億円10.7倍
72791大黒天物産665億円17.3倍
84848フルキャストホールディングス653億円13.9倍
93232三重交通グループホールディングス652億円9.8倍
103964オークネット648億円17.5倍
119619イチネンホールディングス641億円8.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

パリのブティック代理店から始まった1989年

1989年10月、東京都渋谷区神宮前に資本金5,000万円で株式会社ユナイテッドアローズを設立。直後にパリの人気ブティック「マリナ・ド・ブルボン」の日本国内展開の運営代行を開始し、1990年7月には自社ブランド「ユナイテッドアローズ」第1号店を渋谷にオープンした。この代理店業務は1995年に終了したが、海外ブランドの仕入れ・販売ノウハウを蓄積する足がかりとなった。

原宿本店開設とGLR・CH業態の立ち上げ

1992年10月、フラッグシップとして原宿本店を開設し、本社を同所に移転。1998年に株式会社エスレフルと合併し額面変更を実施、1999年には「グリーンレーベル リラクシング(GLR)」新宿店をルミネ新宿2に出店、同時に「クロムハーツ(CH)」業態も青山で開始した。これにより単一ブランドから複数業態へと事業を拡大、2003年には50店舗を超えた。

東証上場と三菱商事との提携(2002~2012年)

1999年に株式を店頭登録し、2002年3月に東京証券取引所市場第二部に上場、2003年3月には第一部に指定された。2007年8月には三菱商事株式会社と資本・業務提携を締結し、同年に子会社ペレニアル(2010年清算)やコーエンを設立。しかし2012年9月に三菱商事との提携を解消、独立路線を明確にした。この間、2007年には100店舗を達成している。

台湾・中国進出で海外事業を本格化(2013~2019年)

2013年8月、台湾に子会社「台湾聯合艾諾股份有限公司」を設立し、現地で「ユナイテッドアローズ総合店」などを展開開始。2015年には子会社Designsを設立、2016年にはCHROME HEARTS JP合同会社を設立した。2019年12月、中国に「悠艾(上海)商貿有限公司」を設立し、上海進出の準備を整えた。海外売上はまだ全体の一部だが、出店を徐々に増やした。

プライム市場移行とグループ再編(2020~2026年)

2020年にDesignsを吸収合併、2021年にフィーゴを譲渡。2022年4月に東京証券取引所プライム市場へ移行した。2024年10月には靴磨き・修理のBOOT BLACK JAPANを買収、2026年1月には企画会社TELMAを設立。一方で2026年3月にコーエンの全株式を譲渡し、CHROME HEARTS JPを関連会社から除外。同年末のグループ店舗数は273店舗となった。

年表33件を開く

1980年代

  • 1989年10月創業東京都渋谷区神宮前二丁目32番4号に、株式会社ユナイテッドアローズを資本金5,000万円をもって設立
  • 1989年11月パリの人気ブティック「マリナ・ド・ブルボン」の日本国内でのショップ展開に関する運営管理全般の代行業務を開始、東京都渋谷区(神宮前二丁目)に第1号店をオープン(1995年3月に終了)

1990年代

  • 1990年7月東京都渋谷区(神宮前六丁目)に、ユナイテッドアローズ(以下、UA)第1号店渋谷店をオープン
  • 1992年10月フラッグシップ・ショップとして、東京都渋谷区(神宮前三丁目)に原宿本店をオープンするとともに、本店・本社を同所に移転
  • 1998年4月M&A株式額面金額を50,000円から500円に変更するため、株式会社エスレフルと合併
  • 1998年7月東京都渋谷区(神宮前三丁目)に本社ビルを竣工、本社を移転
  • 1999年7月日本証券業協会(現ジャスダック)に株式を店頭登録
  • 1999年9月「グリーンレーベル リラクシング(以下、GLR)」業態の本格出店となるGLR新宿店を東京都新宿区(新宿三丁目)「ルミネ新宿2」内にオープン
  • 1999年12月CHROME HEARTS TOKYOを東京都港区(南青山一丁目)にオープンし、「クロムハーツ(以下、CH)」業態の本格展開を開始

2000年代

  • 2001年2月分散している本社機能を集約するため、本社所在地を神宮前二丁目に移転
  • 2002年3月上場東京証券取引所 市場第二部に株式を上場
  • 2003年3月東京証券取引所 市場第一部銘柄に指定
  • 2003年9月UA業態の旗艦店である、UA原宿本店を増床し、リニューアルオープン 店舗数が50店舗を越える
  • 2005年11月M&Aイタリア製の鞄等の輸入、卸売及び販売を主たる業とする株式会社フィーゴの全株式を買い取り子会社化
  • 2007年3月店舗数が100店舗を超える
  • 2007年8月女性向け衣料品及び身の回り品の企画及び小売を主たる事業とする子会社、株式会社ペレニアル ユナイテッドアローズを設立
  • 2007年8月三菱商事株式会社との資本・業務提携に合意
  • 2008年5月衣料品及び身の回り品の小売を主たる事業とする子会社、株式会社コーエンを設立

2010年代

  • 2010年12月株式会社ペレニアル ユナイテッドアローズを清算結了
  • 2012年9月三菱商事株式会社との資本・業務提携を解消
  • 2013年8月衣料品及び身の回り品の小売を主たる事業とする海外子会社、「台湾聯合艾諾股份有限公司」を台湾に設立
  • 2015年9月衣料品及び身の回り品の小売を主たる業務とする子会社、株式会社Designsを設立
  • 2016年7月CHブランドの銀製装飾品及び皮革製ウェアの小売を主たる業務とする子会社、CHROME HEARTS JP合同会社を設立
  • 2019年12月衣料品及び身の回り品の小売を主たる事業とする海外子会社、「悠艾(上海)商貿有限公司」を中国に設立

2020年代

  • 2020年2月M&A子会社である株式会社Designsを当社に吸収合併
  • 2020年12月商号変更CHROME HEARTS JP合同会社を持分法適用関連会社に変更
  • 2021年3月株式譲渡により株式会社フィーゴを連結対象から除外
  • 2022年4月東京証券取引所 プライム市場に銘柄を移行
  • 2024年10月靴磨き及び靴修理業を主たる事業とする株式会社BOOT BLACK JAPANの全株式を取得
  • 2024年12月CHROME HEARTS JP合同会社を持分法適用関連会社から除外
  • 2026年1月衣料品及び身の回り品の企画を主たる業務とする子会社、株式会社TELMAを設立
  • 2026年3月株式譲渡により株式会社コーエンを連結対象から除外
  • 2026年3月株式会社ユナイテッドアローズの期末店舗数が258店舗、台湾聯合艾諾股份有限公司の期末店舗数が14店舗、悠艾(上海)商貿有限公司の期末店舗数が1店舗、連結合計の期末店舗数が273店舗となる

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2033年3月期まで3,000億円
  • 連結営業利益2033年3月期まで300億円
  • 連結営業利益率2033年3月期まで10.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高感度顧客満足No.1ブランドに

    国内アパレル事業において、既存事業の成長を通じた市場シェア拡大と収益性改善を推進する。高付加価値商品の調達・開発力や接客力を活かし、高感度な顧客層への満足度向上を目指す。

  2. 02

    高感度顧客を世界に広げる

    海外アパレル事業において、中国・台湾を中心とした出店拡大に加え、その他グローバル市場への卸展開を進める。既存の強みを活かして海外売上の拡大を図る。

  3. 03

    新たな接点を築くライフスタイル領域

    アパレル以外のライフスタイル領域へ進出し、M&Aや事業開発を通じて高感度顧客層との新たな接点を創出。顧客生涯価値の向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,904人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は502万円で、9期前と比べて+8.1%平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は10.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,427
2018年3月4,518
2019年3月46432.07.24,605
2020年3月48832.07.04,848
2021年3月40633.07.04,641
2022年3月40534.09.04,213
2023年3月43035.19.73,915
2024年3月47035.39.83,980
2025年3月48135.59.94,096195
2026年3月50235.710.23,904233

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率27.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本部オフィス(東京都渋谷区)他9,438百万円
UAその他1,695百万円
GLRその他1,678百万円
UA原宿本店 — 東京都渋谷区929百万円
その他642百万円
B&Yその他505百万円
UA 上海静安嘉里中心店 — 中国上海市290百万円
B&Y大阪店 — 大阪府大阪市中央区223百万円
UA丸の内店 — 東京都千代田区181百万円
UA二子玉川店 — 東京都世田谷区165百万円
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    台湾聯合艾諾股份 有限公司
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    悠艾(上海)商貿 有限公司(注)1
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,646億円営業利益91億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+13.8%。

売上高
+9.1%
1,646億円
営業利益
+13.8%
91億円
純利益
+41.9%
61億円
営業利益率
5.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,662億円1,646億円
営業利益100億円91億円
純利益62億円61億円
1株あたり配当¥112¥112

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は398億円、営業利益は32億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.6%、営業利益は+28.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3400
2024年1Q322257.818
2024年2Q288−7−2.4−4
2024年3Q3874010.329
2024年4Q3466
2025年2Q683304.419
2025年4Q826506.124
2026年2Q737243.311
2026年4Q909677.450
2027年1Q398328.021

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,150億円から1,646億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.5%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
衣料品及び身の回り品の小売を主たる事業とする海外子会社、「台湾聯合艾諾股份有限公司」を台湾に設立
2013年3月1,15012673
2014年3月1,28513779
衣料品及び身の回り品の小売を主たる業務とする子会社、株式会社Designsを設立
2015年3月1,31011563
CHブランドの銀製装飾品及び皮革製ウェアの小売を主たる業務とする子会社、CHROME HEARTS JP合同会社を設立
2016年3月1,40911265
2017年3月1,4559452
2018年3月1,54410852
衣料品及び身の回り品の小売を主たる事業とする海外子会社、「悠艾(上海)商貿有限公司」を中国に設立
2019年3月1,58911364
子会社である株式会社Designsを当社に吸収合併
2020年3月1,5748835
2021年3月1,217−49−72
2022年3月1,184287
2023年3月1,3016943
2024年3月1,3437549
2025年3月1,50980855.343
衣料品及び身の回り品の企画を主たる業務とする子会社、株式会社TELMAを設立
2026年3月1,64691935.561

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,646億円のうち、営業利益として残るのは91億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は61億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金47.6%784億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.8%771億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%91億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
52.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.9pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.7pt
15.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが56億円、投資CFが−96億円で、差し引きのフリーCFは−40億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は34億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月52−35−351761
2014年3月68−31−453754
2015年3月47−32−131556
2016年3月117−34−818358
2017年3月49−45−5456
2018年3月139−24−10811563
2019年3月91−59−373258
2020年3月55−37−191857
2021年3月−43−4193−8466
2022年3月692−807156
2023年3月103−13−609086
2024年3月63−27−583665
2025年3月71−62−7967
2026年3月56−968−4034

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は715億円。このうち返さなくてよい自己資本が421億円で、自己資本比率は58.9%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月54425429046.7
2014年3月59331527853.2
2015年3月62031230850.3
2016年3月63933830152.8
2017年3月67831036845.2
2018年3月67134732450.1
2019年3月70739631153.5
2020年3月70042127955.2
2021年3月63629833846.9
2022年3月59730129650.4
2023年3月61233727555.1
2024年3月60235025258.2
2025年3月70137832353.9
2026年3月71542129458.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
419億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
294億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中35位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中99位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,376で、1年前と比べて+16.5%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥2,376-3.9%1ヶ月-2.9%1年+16.5%時価総額718億円
過去52週の値幅
安値¥1,900高値¥2,756

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR1.56倍
配当利回り4.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

アパレル業界の回復とインバウンド需要を追い風に強気派は業績拡大を期待するが、弱気派は競争激化や天候リスク、消費者支出の変動を懸念。

プラスに働く材料3
  • ブランド力の強さ

    安定した支持基盤を持ち、値引き販売に依存しない。

  • ECチャネルの成長

    オンライン販売が増加し、収益源が多様化。

  • インバウンド需要

    訪日外国人観光客の回復が売上に貢献。

マイナスに働く材料3
  • 消費環境の不透明感

    実質賃金低下が個人消費を下押しするリスク。

  • 競争の激化

    ファストファッションや他セレクトとの競合が激しい。

  • 気候変動リスク

    暖冬や冷夏が季節商品の需要に影響。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の収益力とブランド価値を測る基本指標。
EC売上比率
オムニチャネル戦略の進捗を確認。
在庫回転率
在庫管理の効率性と値引きリスクの指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり112で、前期から+41.3%いまの株価に対する利回りは4.71%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥112
1株あたり
配当利回り
4.71%
いまの株価に対して
配当性向
40.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7848.2
2018年3月780.037.0
2019年3月802.635.2
2020年3月833.870.8
2022年3月19−77.1
2023年3月47147.429.7
2024年3月5517.030.6
2025年3月6314.538.9
2026年3月8941.340.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥112

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ23,666人。区分でいちばん多いのは個人・その他33.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.4%を占め、残る63.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.243.134.436.732.133.2
金融機関24.123.227.130.227.527.0
外国法人22.623.026.021.323.424.5
事業法人11.69.69.69.79.79.4
自己株式5.65.75.78.28.28.2
証券会社1.51.12.82.27.35.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.03
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.90
03重松 理7.66
04株式会社エー・ディー・エス6.62
05JP JPMSE LUX RE UBSAG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.56
06JPモルガン証券株式会社2.39
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.19
08野村信託銀行株式会社(投信口)1.47
09BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.43
10三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.42
11瀧定名古屋株式会社1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-26
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    10.07%
    -1.02pt
  • 2026-04-09
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    1.70%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−4%、1株純資産は14期で+91%。直近期のROEは15.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月23180032.714.025.8
2014年3月24999027.815.427.8
2015年3月2001,02020.217.939.4
2016年3月2151,11720.021.738.7
2017年3月1751,08116.119.348.2
2018年3月1851,18616.322.237.0
2019年3月2261,33318.017.035.2
2020年3月1241,3629.213.170.8
2021年3月−2531,046
2022年3月261,0552.470.8
2023年3月1521,18313.612.629.7
2024年3月1751,26914.211.430.6
2025年3月1551,37011.813.638.9
2026年3月2211,52615.310.940.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額248百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢
松崎善則代表取締役 社長執行役員 CEO52
中澤健夫取締役 専務執行役員 CFO55
田中和安取締役 専務執行役員 COO59
西脇徹取締役 監査等委員(常勤)51
倉橋雄作取締役 監査等委員45
鷹野志穂取締役 監査等委員62
丹智司60
松本真哉上席執行役員CCO
山崎万里子上席執行役員CHRO
谷川直樹上席執行役員CLO
板谷迅執行役員CCO
岩町祐貴執行役員CМO
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
森本裕史執行役員CGSO
伊東治彦執行役員CSO
蟹澤徹53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4113475321353
社外取締役3353512

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,844字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社台湾聯合艾諾股份有限公司、連結子会社悠艾(上海)商貿有限公司、非連結子会社㈱BOOT BLACK JAPAN、非連結子会社㈱TELMAの計5社で構成されており、紳士服・婦人服等の衣料品並びに関連商品の企画・販売を主な事業として取り組んでおります。 当社は、新しい日本の生活・文化の規範となる価値観を創造提案していく専門店を目指して設立されました。2026年3月末現在「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」の主力3事業とお客様の多様化するテイストに沿った複数の小型ストアブランド及びアウトレットを有しており、期末店舗数は258店舗となっております。 連結子会社である台湾聯合艾諾股份有限公司は台湾における衣料品及び身の回り品の小売を主たる業務として2013年8月に設立し、期末店舗数は14店舗となっております。悠艾(上海)商貿有限公司は、中国における衣料品及び身の回り品の小売を主たる業務として2019年12月に設立し、期末店舗数は1店舗となっております。持分法適用非連結子会社である株式会社BOOT BLACK JAPANは、靴磨き及び靴修理業を主たる業務として2007年5月に設立し、当社は2024年10月1日付で同社の全株式を取得しました。持分法適用非連結子会社である株式会社TELMAは、衣料品及び身の回り品の企画を主たる業務として2026年1月に設立いたしました。 各業態、事業のコンセプト等は以下のとおりとなります。 ◆株式会社ユナイテッドアローズ ユナイテッドアローズ 総合店   同一店内で「ユナイテッドアローズ」と「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」を展開。 ユナイテッドアローズ   ファッションを通した新しい日本の生活文化の創造を目指して「豊かさ・上質感」をキーワードに、大人に向けたドレス軸のライフスタイルを提案するセレクトショップです。日本と西洋の文化・伝統を融合したトラッドマインドで、世界中から選び抜いた品とオリジナル企画商品を、心地よい空間で、良質な接客・サービスを通してご提供します。 ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ   質にこだわり清潔感と品位に裏付けられた「美しさ」。年齢にとらわれず自由な発想や知的好奇心から得る「若々しさ」。時代 ⁄ 次代の本質的な「美しさ」と「若々しさ」を纏うこと、そして、その生活を豊かにすることを目的とした、エモーショナルな感覚で品揃えされたセレクトショップです。 ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング   Be happy ~ココロにいいオシャレな毎日~ 訪れるたびに新しい発見があって、心が豊かになる「モノ」「コト」を提案するブランドです。自分らしく心地よい毎日を過ごしたいと願う男女に向けて、ほどよいトレンド感のあるビジネス・カジュアルウェア、キッズウェア、生活雑貨を展開しています。 ユナイテッドアローズ アウトレット   メンズ・ウィメンズの綺麗めアイテムからカジュアルアイテムに至るまで、当社のストアブランドが一堂に並ぶ品揃えが魅力。靴、バッグなどの小物類とのトータルコーディネートも可能です。 ※株式会社ユナイテッドアローズはターゲットとするお客様層を2つのマーケットに分類して事業を展開しております。トレンドマーケット(客単価1万円台半ば以上)向けには「ユナイテッドアローズ総合店」「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ドゥロワー」等を展開し、ミッド・トレンドマーケット(客単価1万円前後)向けには「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」「シテン」を展開しております。 ※台湾聯合艾諾股份有限公司では、「ユナイテッドアローズ総合店」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」「ユナイテッドアローズ アウトレット」及び「コーエン」を展開しております。 ※悠艾(上海)商貿有限公司では、「ユナイテッドアローズ総合店」を展開しております。 ※前連結会計年度末において連結子会社であった株式会社コーエンについては、当連結会計年度において保有する全ての株式を売却したことに伴い、連結の範囲から除外しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,664字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は1989 年10 月の創業時に「日本の生活文化のスタンダードを創造することで社会に貢献する」という主旨の「設立の志」を掲げました。当社ではこの創業の志について、本質を変えず常に時代に即した表現へ改定を行いながら「経営理念」として掲げ続けており、これを全取締役・従業員の職務執行上の拠り所としています。 また、当社は「5つの価値創造」を経営理念の中に包含しています。5つの価値とは「お客様価値」「従業員価値」「取引先様価値」「社会価値」「株主様価値」であり、当社に関わるすべてのステークホルダーの価値を高めていくことを会社の使命としています。 当社ではこれら5つの価値の創造に全力を尽くすと同時に、社会の公器として日本の生活・文化の向上に貢献していくことを経営の基本方針としています。 昨今、持続可能な社会の実現に向け、環境、社会、ガバナンスを重視した企業経営の重要性がますます高まっています。「5つの価値創造」を基本に、サステナビリティ課題への取り組みを主体的に進めるため、2020年5月に「サプライチェーン」「資源」「コミュニティ」「人材」「ガバナンス」の5つのテーマを設定しました。 これらに加え、2022年8月には、小売業界・ファッション業界が持つ課題としてステークホルダーの皆様から特に注目の高い、「サーキュラリティ」「カーボンニュートラル」「ヒューマニティ」という3つのカテゴリーに紐づく数値について、2031年3月期を最終年度とした目標を設定しました。これらの目標の達成に向け具体的な取り組みを進め、その進捗や活動内容を積極的に発信してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標 当社では経営理念及び5つの価値創造の実現に向け、2023年5月に2033年3月期を最終年度とする長期ビジョン「美しい会社ユナイテッドアローズ、真善美を追求し続けることでサステナブルな社会の実現に貢献し、お客様に愛され続ける高付加価値提供グループになる」を発表いたしました。 長期ビジョン達成時において、当社は高感度・高付加価値ライフスタイル提供グループでありたいと考えています。これは創業来掲げている日本の生活文化のスタンダードの創造であり、日本において高感度な生活をするために当社が欠かせない存在になるということです。ファッションを軸にした既存ドメインでの成長拡大に加え、非アパレル領域への進出も検討・実施し、業容と顧客層を拡大させることで生活文化のスタンダードの創造と長期ビジョンの達成を目指します。 長期ビジョンに基づく2033年3月期の定量目標として、以下を目指してまいります。 ・連結売上高 3,000億円 ・連結営業利益 300億円 ・連結営業利益率 10.0% こうした長期ビジョンの実現に向け、当社は2029年3月期を最終年度とする中期経営計画2026-2028「日本が誇る世界に向けた高感度・高付加価値グループになる」を策定いたしました。 当社は、 ・ヒト:感動を提供する高い接客力 ・モノ:高付加価値商品の調達・開発力 ・ウツワ:好立地な実店舗網と機能的なネット通販基盤 という3つの競争優位性を有しております。これらに加え、高いブランド価値および164万人を超える高感度な顧客基盤といった非財務資産を強みとしております。 これらの強みを最大限に活かし、中高価格帯マーケットにおいて、国内アパレル事業、海外アパレル事業、ならびにアパレル以外も含めたライフスタイル領域において、高感度・高付加価値戦略を推進してまいります。 国内アパレル事業におきましては、「Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになる」をテーマに、既存事業を中心とした成長戦略を推進いたします。海外アパレル事業におきましては、「Ⅱ.高感度顧客を世界に広げる」をテーマに、中国・台湾を中心とした出店拡大に加え、その他グローバル市場を視野に入れた卸展開を進め、海外売上の拡大を図ってまいります。アパレル以外も含めたライフスタイル領域におきましては、「Ⅲ.高感度顧客との新たな接点を築く」をテーマに、M&Aの可能性も視野に入れつつ、当社の顧客基盤に対して新たなライフスタイル提案が可能な事業展開を進めてまいります。 これらの施策を通じて、中期経営計画の最終年度である2029年3月期において、連結売上高1,850億円~1,950億円、営業利益115億円~125億円、ROE 14.3%~15.7%の達成を目指してまいります。 (3) 会社の対処すべき課題及び次期の見通し 当社は、この中期経営計画の初年度にあたる2027年3月期の経営方針として、「Quality First ~商品・販売・運営の質を高めて高付加価値を提供する~」 を掲げております。当該方針のもと、中期経営計画において掲げた以下の3つのテーマに沿い、各施策を着実に推進してまいります。 Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになる 既存事業の成長を通じた市場シェアの拡大および収益性の改善に取り組んでまいります。 Ⅱ.高感度顧客を世界に広げる 海外事業における売上高、店舗数および顧客数の拡大を図ってまいります。 Ⅲ.高感度顧客との新たな接点を築く M&Aや事業開発を通じて高感度顧客層との接点を拡大し、ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)の向上を目指してまいります。 2027年3月期の出店計画につきましては、株式会社ユナイテッドアローズにおいて新規出店15店舗、退店1店舗、期末店舗数272店舗を予定しております。また、台湾聯合艾諾股份有限公司においては新規出店1店舗、期末店舗数15店舗、悠艾(上海)商貿有限公司においては新規出店2店舗、期末店舗数3店舗を見込んでおります。これらの結果、グループ全体では新規出店18店舗、退店1店舗、期末店舗数290店舗となる見通しです。 以上を踏まえた2027年3月期の連結業績予想につきましては、売上高166,180百万円(前期比1.0%増)、営業利益10,000百万円(前期比9.6%増)、経常利益10,083百万円(前期比8.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,175百万円(前期比1.0%増)を見込んでおります。
事業等のリスク5,887字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 ■リスク管理体制 当社グループは、リスク・コンプライアンス管理委員会を設置し、事業活動に関わるリスクを定期的に洗い出すとともに、原則として毎年重要リスクの評価・選定を行い、次年度の経営課題等の検討対象としています。また、各部門におけるリスクへの取り組みの検討及びその実施を積極的に推進しております。 なお、様々なリスクに起因するインシデントや緊急事態に対しては、リスク・コンプライアンス管理規程に基づき、必要に応じてワーキンググループや対策本部を設置することによって、迅速かつ適切に対応する体制を整備しています。 ■リスクアセスメント活動 当社グループは、主に以下の手順にしたがってリスクアセスメント活動を実施しています。リスクアセスメント活動では、取締役・執行役員を対象としたリスクアンケートおよびヒアリングを実施した上で、リスク・コンプライアンス管理委員会において全社・経営視点から重要リスクを選定しています。また、重要リスクに関する対応方針を同委員会にて決定し、当該方針に基づいて各部門が取組を実施しています。重要リスクに対する各種取組の実施状況をリスク管理担当部門にてモニタリングすることで、重要リスクへの対応が着実に実施されるよう配慮しています。 ■事業等のリスク 当社グループは、経営理念として「真心と美意識をこめてお客様の明日を創り、生活文化のスタンダードを創造し続ける」を掲げており、お客様にご満足いただき続けることこそが当社のビジネスの根幹であると考えています。 これらのことから、時代と共に変化する社会環境やお客様のニーズに対応し続けられない、すなわち「時代対応できない」ことを究極的なリスクと考えており、具体的には以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在における当社グループの判断または仮定に基づく予測等であり、実際の結果と異なる可能性があります。また、以下に記載する事項は、当社グループの事業に関する全てのリスクを網羅的に記述するものではございませんのでご留意下さい。 ①人的資源に関するリスク リスク    当社グループの事業においては、今後とも時代対応のための変革に応じて、顧客属性や顧客の嗜好と適合した社内人材の配置や、適材適所での人材の確保と人材の育成が必要と考えております。 昨今では、新しいライフスタイルやファッションのカジュアル化、購買行動のオンライン化が、企業に新しいモノの売り方(ECサイト売上比率の向上やデジタルマーケティングの強化等)や最新の時代感覚を伴った品揃えと見せ方を迫っております。そのため、これらに対応するための新規事業開発、マーケティングIT・デジタルなど新たな時代に求められる優秀な人材を惹きつけることが重要課題となっています。 また、就労人口は加速度的に減少し、転職が当たり前の社会となった今、労働需給の逼迫および人件費の高騰等により、店舗人材を確保することもハードルの高い重要課題となっています。 当社が顧客の求める時代感覚と適合した人材配置や当社戦略に適合した人材採用、育成を適切に遂行できない場合、想定外の人材流出が発生した場合等には、出店計画や戦略の遂行、長期ビジョンの達成に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、上記のような時代対応に適した人材を惹きつけるための適切な賃上げ、評価制度・ポジション等の整備や教育の充実化、店舗オペレーションの改善に取り組んでいます。 人事・評価制度については、従業員一人ひとりの評価・異動歴・経験・スキル・将来のキャリア志向などを可視化・一元管理するタレントマネジメントシステムを積極活用し、今後の様々な取り組みに対して適材適所の人員配置を進め、モチベーション高く業務を行える環境を整えることで従業員エンゲージメントの向上に努めています。加えて、ジョブローテーションの推進を通じて多様な業務経験の機会を提供しています。 教育の充実化については、従業員が自発的に学習し、能力を高めていけるように、ビジネススクール受講支援、資格取得支援などの教育体制を拡充しています。 また、働き方の多様化に対応するため、各種休暇や短時間勤務制度を整備し、ライフイベントと仕事、それぞれの充実と両立に取り組んでいます。生産性向上の観点から、セルフレジ導入等を通じた店舗オペレーションの改善にも取り組んでおります。 経営戦略との関連性   Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになるⅡ.高感度顧客を世界に広げるⅢ.高感度顧客との新たな接点を築く ②為替リスク リスク    当社グループは、世界各国で生産された商品を仕入れております。これらの取引の多くは外貨建てで行われており、為替相場の変動(主に円安)によって仕入価格が高騰した場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、生産国の分散化を図ることで特定の調達国に依存しない調達体制を整備しております。 また、商社等の取引先との取引において為替動向を踏まえた条件調整等を行うとともに、為替変動の影響を踏まえた適正な商品価格の設定等の対応を行っております。 経営戦略との関連性   Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになるⅡ.高感度顧客を世界に広げる ③事業ポートフォリオに関するリスク リスク    当社グループの事業は国内アパレル事業が中心となっておりますが、国内アパレル市場は長期的には少子高齢化や人口減少の影響を受けて緩やかに縮小していくことが想定されています。 また、お客様のライフスタイルやビジネススタイルの多様化が進む中、当社グループはアパレル分野および非アパレル分野の双方における事業の多角化・業容拡大を通じた事業ポートフォリオの構築と資源配分の最適化を目指しております。 しかしながら、非アパレル分野の人材・ノウハウ不足や新規ブランド開発の停滞等により理想的な事業ポートフォリオを実現できない場合には、当社グループの企業価値や業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、開発本部内にてアパレル分野・非アパレル分野双方での新規事業開発の推進を図るとともに、積極的なM&Aやアライアンスの活用等により関連分野の人材・ノウハウの早期獲得を図っております。 また、マーケットを細分化した分析を通じて成長が期待される領域を特定し、当社グループが強みを有する中高価格帯マーケットをはじめとする成長分野に経営資源を重点的に配分する一方、成長期待が低い領域については投資の抑制や事業の見直しを進めるなど、メリハリのある事業展開を推進しております。 経営戦略との関連性   Ⅲ.高感度顧客との新たな接点を築く ④投資判断に関するリスク リスク    国内アパレル市場の縮小が見込まれる中、当社グループが業容拡大によって価値提供の幅を広げていくためには、M&Aやアライアンスを活用していくことが有効な手段の1つと考えております。 しかしながら、今後のM&Aやアライアンスにおいて、期待したシナジーや収益を生み出すことができない場合には、当社グループの企業価値や業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、適切な投資判断基準・プロセスの策定、M&Aやアライアンスの知見を有する専門人材の獲得や専任部門の設定、外部パートナーの活用、M&A並びにPMIの実施によるノウハウの蓄積等に取り組んでおります。 経営戦略との関連性   Ⅲ.高感度顧客との新たな接点を築く ⑤グループガバナンスに関するリスク リスク    当社グループは、国内外のグループ会社を有しており、グループ全体としての企業価値を向上させるために、経営戦略の整合性を確保しつつ、グループガバナンスの実効性を確保することが重要であると考えております。 しかしながら、グループ各社の事業戦略が当社グループの経営戦略との整合性を確保できず、グループ内でのシナジーが創出されない場合や、海外展開に伴う展開国・地域における法規制や商慣行の違い等によってグループ各社に対するガバナンスやモニタリングが機能しない場合には、当社グループの企業価値に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、当社グループでは「関係会社管理規程」においてグループ会社管理の基本方針や管理体制を定め、業務上の重要事項についての必要な決裁や報告が行われるよう体制を構築しております。 また、当社より子会社へ取締役および監査役を派遣することで適切な監督を実施するためのグループマネジメント体制を整備するとともに、内部監査室が主要な子会社に対する内部監査を実施し、法令、定款への適合状況や社内規程に基づく職務執行状況について監査を行っております。 経営戦略との関連性   Ⅱ.高感度顧客を世界に広げるⅢ.高感度顧客との新たな接点を築く ⑥カントリーリスク リスク    当社グループは、今後さらに提供価値の幅を広げていくためにグローバル展開を強化しています。特に、台湾・中国につきましては中長期的に高い成長ポテンシャルを有する市場と認識しており、両市場での新規出店拡大に加え、アセアン市場の開拓に向けた取り組みも進めております。 また、中国やアセアン地域は当社グループが提供する商品の生産地としても重要な役割を担っております。 こうした中、関係国・地域において政治・経済情勢の不安定化や紛争等が生じた場合には、従業員の安全や店舗運営、原材料や商品調達に支障が生じることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、中東情勢の不安定化等の地政学リスクが高まりにより、エネルギー価格や輸送費等が上昇した場合においても、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、中台関係をはじめとする関係国・地域に関する各種情報収集・市場調査の強化、生産地の分散化(調達バランス)に継続して取り組んでまいります。 また、店舗展開国については事業継続計画(BCP)の策定・浸透を進めるとともに、海外における従業員の安全を確保するための「海外有事対応マニュアル」の整備を行い、現地子会社側との確認を行っております。 経営戦略との関連性   Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになるⅡ.高感度顧客を世界に広げる ⑦自然災害に関するリスク リスク    当社グループの店舗は日本国内の大都市圏を中心に多数の店舗を展開しており、本部機能や物流拠点も首都圏に集中しています。 これらの地域において大規模地震などの甚大な自然災害が発生した場合、店舗設備の損壊や営業の停止、本部機能の麻痺やサプライチェーンの寸断が生じるおそれがあります。 それらに対して、迅速かつ適切な対応が出来なかった場合、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、早期復旧に向けた措置を実行するために「リスク・コンプライアンス管理規程」に基づき「BCP(事業継続計画)」および「有事対応マニュアル」を策定し、危機管理体制を整備・構築するとともに、関係部門での訓練を行うなど、対応力の向上に努めています。 経営戦略との関連性   Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになるⅡ.高感度顧客を世界に広げる ⑧情報インフラに関するリスク リスク    当社グループは、お客様一人ひとりに最適化させた精度の高いサービスの提供とお客様の体験価値向上を目指し、実店舗とECサイトを融合させたOMO(Online Merges with Offline)を推進しております。当社グループとお客様との関係性を強化するための当社グループの会員プログラム「UAクラブ」は160万名のアクティブ会員を有しており、多くの個人情報を取り扱っております。「UAクラブ」をより有効に機能させるために自社ECアプリや自社ECサイトも有しており、多くのお客様に実店舗と自社ECを併用頂いております。 個人情報を含む多くの機密情報の取扱いには十分に留意しておりますが、万が一、コンピュータウィルスやサイバー攻撃、従業員や委託先の管理ミス等の要因により機密情報の漏洩等が起きた場合には、当社グループのブランドイメージの低下や法的な責任の追及によるコストの発生等、当社グループの戦略や業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、上記のような要因により当社グループの事業活動を支える物流ネットワークや情報システム、ECサイト運営等の継続が困難となる事象が発生した場合、商品の供給が滞ることにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策    こうしたリスクへの対応として、「情報セキュリティ規程」に則り、セキュリティ専門企業と連携しながら不正アクセス対策、ウィルス対策、データ保護対策、ユーザー認証等、安全性が高いシステムの構築とリスク管理を実施しています。 また、内部からの情報流出等を防止するため、「情報セキュリティポリシー」を定め、適切な情報管理の徹底に努めるとともに、すべての従業員(契約社員含む)に対して「情報セキュリティ研修」や標的型攻撃メール訓練等を実施しています。 さらには、代表取締役社長執行役員が委員長、業務執行取締役が委員、社外取締役がオブザーバーを務めるリスクマネジメント委員会内に「情報セキュリティ部会」を設置し、本リスクに関する経営層を含めた討議を行うことで早期に対策立案や実行を行うことができる体制を整備しております。 個人情報については、「個人情報の保護に関する法律」に準拠した「個人情報保護規程」を経営会議にて定め、個人情報の管理体制の構築、評価や見直しを実施しています。 情報インフラにつきましては、情報システムとECサイトをクラウド環境で冗長構成する等、BCPの整備・見直しや複数拠点への分散を推進してまいります。 経営戦略との関連性   Ⅰ.高感度顧客満足No.1ブランドになるⅡ.高感度顧客を世界に広げるⅢ.高感度顧客との新たな接点を築く
経営成績の分析 (MD&A)7,038字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に緩やかな回復基調の動きがみられました。一方で、物価上昇の継続による個人消費への影響や、中東情勢、金融資本市場の変動、米国の通商政策等の動向から、先行きについては不透明な状況が続いております。衣料品小売業界は、円安基調の継続に伴う仕入れコストの上昇に加え、慢性的な労働力不足など引き続き厳しい事業環境におかれましたが、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の持ち直しや、インバウンド需要の継続的な取り込みにより、業界全体としては緩やかな回復基調の動きがみられました。 このような状況の下、当社は2033年3月期を最終年度とする長期ビジョン「美しい会社ユナイテッドアローズ、真善美を追求し続けることでサステナブルな社会の実現に貢献し、お客様に愛され続ける高付加価値提供グループになる」とともに、その達成を目指して2026年3月期を最終年度とする中期経営計画「感動提供 お客様と深く広く繋がる」を策定し、3つの戦略を推進しています。 中期経営計画最終年度となる2026年3月期は「新しい価値提供を加速する」を経営方針に掲げ、3つの戦略により長期ビジョンと中期経営計画の実現を目指しました。 1つ目のUA CREATIVITY戦略では、既存事業の成長拡大、ブランド力の強化、株式会社コーエンの再成長に向けて取り組んでまいりました。既存事業の成長拡大では、気候変動の常態化を前提としたMDに一段階進化させました。長い夏を前提としたシーズンMDへの修正や冬物アウターの売上に依存しない構造への転換を進め、単体の小売及びネット通販既存店売上高が前期比6.8%増と前年を上回る水準となりました。売上総利益率については、商品クオリティの向上に伴う販売単価の引き上げに加え、事業特性や価格帯別の需要動向を踏まえた精緻な価格設定を継続したことにより、前年から0.3ポイント良化しております。株式会社コーエンは、2026年3月2日付で当社保有の全株式をジーイエット株式会社へ譲渡を完了しております。 2つ目のUA MULTI戦略では、業容拡大に向けた事業開発やグローバル展開の拡大によって、当社の価値提供の領域を広げ、お客様層を拡大させることを目指しました。新業態のブランドとして、韓国発のバッグブランド「OSOI」では日本国内初のブランド単独実店舗を2店舗オープンしたほか、ライフスタイルセレクトショップ「NICE WEATHER(ナイスウェザー)」も実店舗を3店舗オープンしています。グローバル展開の拡大に向けては、2025年1月の中国大陸、上海地区への出店に続き、2026年3月に深圳地区に2店舗目を出店しました。同月に台湾で15店舗目の出店、タイではフランチャイズ2号店の出店をするなど、着実に取り組みを進めています。2025年9月には自社運営の越境ECサイト「ユナイテッドアローズ グローバル オンライン」をオープンしており、海外における当社ブランドの認知向上および販路拡大を目指し続けます。 3つ目のUA DIGITAL戦略では、中期経営計画の最終年度として、OMO(*)の推進とサプライチェーンの最適化に取り組み、既存事業の成長を支える基盤整備に注力しました。OMOの推進において、UAクラブ会員を中心とした顧客基盤の拡充を図り、会員売上が前年から2桁増となりました。過去1年に買上実績のあるアクティブ会員数の着実な増加に加え、年間で複数回購入される会員の比率も向上するなど各指標が安定的に伸長し、顧客基盤の強化につながっています。サプライチェーンの最適化については、商品原価に関する情報の一元管理の取り組みを開始しました。最適な生産背景を構築し、調達コストの抑制を図ります。加えて、実店舗とネット通販サイトへの在庫配分の精度を向上させ、販売機会ロスの縮小や物流コストの低減等を見込んでいます。 (*)OMO:Online Merges with Offlineの略。オンラインとオフラインの融合を指す。 出退店については、トレンドマーケットで17店舗の出店、4店舗の退店、ミッド・トレンドマーケットで9店舗の出店、3店舗の退店、アウトレットで1店舗の出店を実施した結果、当連結会計年度末の小売店舗数は230店舗、アウトレットを含む総店舗数は258店舗となりました。 連結子会社の状況については、株式会社コーエン(決算月:1月)は、減収となりました。なお、同社は2026年3月2日付で当社保有の全株式をジーイエット株式会社に譲渡したことで連結対象から除外されております。海外子会社の台湾聯合艾諾股份有限公司(決算月:1月)は増収、悠艾(上海)商貿有限公司(決算月:12月)は当連結会計年度より売上を計上しております。 出退店については、株式会社コーエンは3店舗の出店、3店舗の退店、台湾聯合艾諾股份有限公司は4店舗の出店により当連結会計年度末の店舗数は14店舗、悠艾(上海)商貿有限公司は1店舗の出店により当連結会計年度末の店舗数は1店舗となっています。以上により、グループ全体での新規出店数は35店舗、退店数は10店舗、店舗数は株式会社コーエンを連結対象から除外したことで273店舗となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は前期比9.1%増の164,603百万円となりました。売上総利益は前期比9.7%増の86,230百万円となり、売上総利益率は前期から0.3ポイント改善の52.4%となりました。販売費及び一般管理費は、広告宣伝強化による宣伝販促費、賃上げおよび人員増に伴う人件費、出店増および本社移転にともなう減価償却費、システム償却費等が増加したことで、前期比9.1%増の77,103百万円、売上高構成比は前期と同水準の46.8%となりました。以上により、当連結会計年度の営業利益は9,126百万円(前期比14.3%増)、経常利益は9,313百万円(前期比9.1%増)となりました。株式会社コーエンの全株式をジーイエット株式会社へ譲渡したことによる関係会社株式売却損も含め特別損失を1,974百万円計上する一方、過年度に税務上損金不算入としていた当該会社に係る株式評価損および、貸倒引当金繰入額について損金算入したため、親会社株主に帰属する当期純利益は6,112百万円(前期比42.7%増)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産の部) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて1.2%減少し、44,292百万円となりました。 これは、商品が2,750百万円増加した一方、現金及び預金が3,204百万円減少したこと等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて7.5%増加し、27,214百万円となりました。 これは、店舗の出店などにより有形固定資産が2,709百万円、ソフトウェアが3,158百万円、長期貸付金が1,000百万円それぞれ増加した一方、ソフトウェア仮勘定が4,052百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1.9%増加し、71,507百万円となりました。 (負債の部) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて9.9%減少し、25,028百万円となりました。 これは、短期借入金が872百万円、賞与引当金が485百万円それぞれ増加した一方、未払法人税等が2,385百万円減少したこと等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて4.6%減少し、4,342百万円となりました。 これは、主として資産除去債務が226百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて9.1%減少し29,371百万円となりました。 (純資産の部) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて11.4%増加し、42,135百万円となりました。 主な要因は、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益により6,112百万円増加した一方、配当金の支払により1,830百万円減少したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3,209百万円減少し、当連結会計年度末には、3,445百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は5,551百万円(前連結会計年度比1,546百万円収入減)となりました。 収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益7,339百万円、減価償却費1,829百万円、賞与引当金の増加額は534百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額1,342百万円、棚卸資産の増加額4,078百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は9,626百万円(前連結会計年度比3,386百万円支出増)となりました。 これは、主に差入保証金の回収による収入736百万円があった一方、店舗の出店等の有形固定資産の取得による支出5,538百万円、連結の範囲の変更を伴う関係会社株式の売却による支出1,784百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は842百万円(前連結会計年度比1,541百万円収入増)となりました。 これは、短期借入金の純増加額が2,672百万円、配当金の支払額1,829百万円があったこと等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売実績 当社グループは、一般消費者を対象とした店頭での紳士服・婦人服等の衣料品並びに関連商品の販売を主たる事業としているため、生産及び受注の状況に替えて仕入実績を記載しております。 (a) 販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 商品別販売実績 商品別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) メンズ(百万円)   48,145   107.3 ウイメンズ(百万円)   79,948   112.0 シルバー&レザー(百万円)   629   87.7 雑貨等(百万円)   2,619   108.3 その他(百万円)   33,260   105.5 合計(百万円)   164,603   109.1 (注)1  シルバー&レザーとは「CHROME HEARTS」ブランドの銀製装飾品及び皮革製ウエアであります。 2  数量については、商品内容が多岐にわたり、その表示が困難なため記載を省略しております。 3  「その他」には、アウトレット、催事販売、連結子会社である株式会社コーエン、台湾聯合艾諾股份有限公司、悠艾(上海)商貿有限公司等の売上が含まれております。 (b) 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績を商品別に示すと次のとおりであります。 商品別   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メンズ(百万円)   29,274   107.1 ウイメンズ(百万円)   45,234   113.3 その他(百万円)   7,938   98.1 合計(百万円)   82,446   109.4 (注)1 「その他」には、アウトレット、催事販売、連結子会社である株式会社コーエン、台湾聯合艾諾股份有限公司、悠艾(上海)商貿有限公司等の仕入高が含まれております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の注記事項(重要な会計上の見積り)に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 (b)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の持ち直しや、インバウンド需要の継続的な取り込みにより前期比9.1%増の164,603百万円となりました。なお、株式会社ユナイテッドアローズにおける小売+ネット通販既存店売上高前期比は106.8%となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は前期比9.7%増の86,230百万円となり、売上総利益率は前期から0.3ポイント改善の52.4%となりました。これは定価販売の強化や精緻な価格設定による原価率上昇の抑制が奏功したことなどによるものです。 (営業利益) 当連結会計年度における販管費及び一般管理費は、広告宣伝強化による宣伝販促費、賃上げおよび人員増に伴う人件費、出店増および本社移転にともなう減価償却費、システム償却費等が増加したことで、前期比9.1%増の77,103百万円、売上高構成比は前期と同水準の46.8%となりました。 以上により、当連結会計年度の営業利益は9,126百万円(前期比14.3%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、移転補償金及び持分法投資損益の減少等により、320百万円(前期比55.3%減)となりました。営業外費用は、賃貸費用の減少等により、133百万円(前期比17.8%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は9,313百万円(前期比9.1%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別損失は、関係会社株式売却損及び減損損失により、1,974百万円(前期比35.6%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は6,112百万円(前期比42.7%増)となりました。 (c) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、出店及びITインフラ等の設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は1,900百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、3,445百万円となっております。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、2029年3月期を最終年度とする中期経営計画に基づく2029年3月期の定量目標として、以下を目指してまいります。 指標   2026年3月期   2029年3月期目標 連結売上高   1,646億円   1,850~1,950億円 連結営業利益   91億円   115~125億円 連結営業利益率   5.5%   6.1~6.3% 連結ROE(自己資本利益率)   15.3%   14.3~15.7%

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出典

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