概要
クオリプス株式会社は、ヒトiPS細胞由来の再生医療等製品の研究開発・製造販売を主事業とする医薬品企業である。2017年に大阪大学の発明を実用化する目的で設立され、2026年3月には虚血性心筋症による重症心不全を対象とする心筋細胞シート「リハート」の条件及び期限付き製造販売承認を厚生労働省から取得した。東京証券取引所グロース市場に2023年6月に上場。本社は東京都中央区、従業員数は51名。2026年3月期の売上高は2億円、当期純損失は10億円と研究開発が先行する段階にある。
事業構成:再生医療等製品とCDMOの二本柱
当社グループは、ヒトiPS細胞由来の再生医療等製品の研究開発及び製造販売と、自社の商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」を活用した製造開発受託(CDMO)事業を主たる事業としている。セグメントは単一であり、再生医療等製品事業に一本化されている。主力製品は心筋細胞シート「リハート」で、2026年3月に条件及び期限付き製造販売承認を取得した。CDMO事業では、iPS細胞培養技術や心筋細胞製造・精製技術を活かし、他社向けに製造プロセス開発支援や受託製造を提供する。2026年3月期の売上高2億円のうち、CDMO事業と共同研究開発費が含まれる。
技術基盤:大阪大学との連携と独自の製造ノウハウ
当社の技術基盤は、大阪大学との共同研究開発に強く依存している。設立直後の2017年6月に大阪大学内に「最先端再生医療学共同研究講座」を設置し、心臓外科の澤芳樹名誉教授(当社最高技術責任者)のノウハウを基に研究を進めてきた。主な技術として、ヒトiPS細胞の安定的未分化継代培養、心筋細胞への大量分化誘導、未分化細胞を定量限界未満まで除去する高純度精製、凍結融解、シート化加工などがある。これらは自社特許に加え、大阪大学から独占的実施権を受けた特許(特許第6938154号)及びノウハウで構成される。また、製造施設「CLiC-1」は並列クリーンブースの局所制御技術を特徴とし、日本・米国・欧州で特許を取得している。
財務現状:研究開発先行で継続的な赤字
当社は創薬系バイオベンチャーと異なり、CDMO事業や共同研究開発費の受領により売上を計上しているが、依然として研究開発費が先行するフェーズにある。2019年3月期以降、毎期純損失を計上しており、2026年3月期の営業損失は11億円、当期純損失は10億円に達した。一方で、手元流動性は4,420百万円(2026年3月末)あり、当面の運転資金は確保されている。経営指標としては、研究開発の進捗状況を重視し、ROE等の財務指標は当面用いない方針である。リハートの販売開始や海外展開による収益化を急ぎ、財務体質の強化を目指している。
地域展開:国内承認取得、米国での治験準備を進める
当社の現時点での事業基盤は日本国内に集中している。大阪府箕面市に研究施設一体型の商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」を保有し、製造販売承認取得後のリハートの供給体制を整えている。海外展開については、2024年6月に米国子会社iReheart Inc.を設立し、スタンフォード大学心臓胸部外科と共同研究契約を締結。米国向けに改良した心筋細胞シートについて、FDAとpre-IND会議を実施し、First-in-Human試験の計画について概ね合意を得ている。また、経済産業省のシリコンバレー拠点「ジャパン・イノベーション・キャンパス」にも入居し、海外パートナー探索を進めている。
業界の中での役割は再生医療等製品の開発・製造販売と、細胞治療の受託製造サービスを提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01再生医療等製品(心不全治療)主力
ヒトiPS細胞由来の心筋細胞シート「リハート」を開発し、虚血性心筋症による重症心不全患者向けに製造販売する。独自の大量培養・精製技術で、癌化リスクを低減し、シートを直接心臓に貼付する低侵襲な治療を提供する。
世界初のiPS細胞由来心筋細胞シート
主要顧客大阪大学、第一三共
- リハート世界シェア首位
- ヒトiPS細胞由来の心筋細胞シート。心臓表面に貼付して血管新生を促進し、心機能の改善を図る再生医療等製品。
02CDMO(細胞治療受託製造)準主力
独自設計の商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」を活用し、細胞製品の製造プロセス開発から非臨床・臨床・商用製造まで一貫して受託する。少量製造にも対応し、バイオベンチャーからの引き合いが増加。
少量製造に対応した小回りの利くサービス
主要顧客バイオベンチャー
03研究開発パイプライン(パートナー導出)副次
リハートに次ぐ開発品として、カテーテル治療(朝日インテックと共同)や体内再生因子誘導剤(YSシリーズ)を開発中。製薬企業等への導出を目指す。
主要顧客朝日インテック
- カテーテル治療
- カテーテルで細胞を心臓へ移植する低侵襲な治療技術。
- 体内再生因子誘導剤(YSシリーズ)
- 低分子化合物で組織再生を促進する治療薬候補。
製品と技術
心筋細胞シート「リハート」の概要と作用機序
リハートは、ヒトiPS細胞から作製した心筋細胞を主成分とするシート状加工製品である。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)から提供される医療用ヒトiPS細胞ストックを原料に、分化誘導・精製・凍結保存を経て、患者移植時に解凍・シート化し心臓表面に直接貼付する。移植されたシートから分泌されるサイトカインが血管新生を促進し(パラクライン効果)、さらに移植心筋細胞が患者心臓と機能的・電気的に結合して同期拍動することで、心機能や運動耐容能の改善・維持が期待される。免疫抑制剤は約3か月間投与後、漸減・中止が可能で、患者の長期QOL向上を目指す。
リハートの製造技術:大量培養と高純度精製
リハートの製造には、iPS細胞を大量の心筋細胞へ分化誘導する技術と、残存する未分化iPS細胞を定量限界未満のレベルまで除去する高純度精製技術が不可欠である。当社は、独自の未分化継代培養方法、大量製造方法、高純度精製方法(特許第6938154号に基づく)を有しており、これらの技術を商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」で実践している。CLiC-1は並列クリーンブースの局所制御技術により効率的な細胞培養を可能とし、製造プロセス開発から商用生産まで一貫対応可能なワンストップ施設である。2021年に特定細胞加工物製造許可を取得し、2025年には再生医療等製品の製造業許可も取得している。
研究開発パイプライン:カテーテル治療と体内再生因子誘導剤
リハートに続くパイプラインとして、朝日インテック株式会社との共同開発によるカテーテル治療技術がある。これは、リハートの対象よりも軽度の心疾患に対応するため、カテーテルを用いた血管内アプローチでヒトiPS細胞由来心筋細胞を心臓へ移植する治療技術である。また、体内再生因子誘導剤(YSシリーズ)の研究も進めており、新潟大学との肝疾患(NASH、肝硬変等)を対象とした共同研究や、大阪大学との消化器外科・内科分野での研究を実施中。消化器外科分野の成果は国際学術誌に掲載され、第2期共同研究に移行している。これらのパイプラインは、リハート後の成長ドライバーとして位置づけられている。
CDMO事業:自社施設と技術を活かした受託製造
当社は、リハートの製造で培ったiPS細胞培養・分化誘導・精製技術や、CLiC-1の製造能力を他社向けに提供するCDMO事業を展開している。CLiC-1は研究施設と一体化しているため、製造プロセス開発から商用生産まで一貫した支援が可能である。2026年3月期において、CDMO事業は売上の一部を構成している。また、経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業補助金」に採択され、新技術導入枠で設備投資を進めている。コンソーシアム「VMaCS」では、細胞大量製造システムの開発を通じてコスト低減と生産効率向上を目指しており、将来的な需要増に備えた基盤構築を行っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位リハート世界初のiPS細胞による再生医療等製品再生医療等製品(心不全治療)
- 再生医療等製品(心不全治療)世界初のiPS細胞由来心筋細胞シート
- CDMO(細胞治療受託製造)少量製造に対応した小回りの利くサービス
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
腫瘍溶解性ウイルス領域のパイオニア
クオリプスは、がん治療向けの腫瘍溶解性ウイルス(OV)療法に特化した創薬ベンチャーです。国内に複数の競合(Veritas In Silico、Chordia Therapeutics等)が存在するOV領域において、自社プラットフォームの臨床応用を先行させています。主力パイプラインの「テロメライシン」は悪性神経膠腫を適応症としており、他社が未達の同領域で差別化を図っています。一方、売上はゼロに近く、開発費用先行で営業赤字が続いています。財務基盤の脆弱さが課題で、資金調達力が今後の成否を分けるでしょう。
強み
- 腫瘍溶解性ウイルス療法において国内で臨床段階にあり、競合に対し優位性を築いている。
- テロメライシン(第3世代OV)は腫瘍選択性と免疫活性化を両立し、他社には無い特徴。
- 悪性神経膠腫などアンメットニーズの高い領域に特化し、競争が限定的。
- 大規模な製薬企業とのアライアンス機会があり、開発資金・販路の獲得余地がある。
課題
- 2026/3期も売上2億円に対し営業赤字11億円と、財務的な持続可能性に懸念。
- 開発には多額の資金が必要だが、赤字続きで株価低迷時の調達が困難に。
- VeritasやChordia他、同領域で後発の競合が増加し、優位性が低下する可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がクオリプス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4592サンバイオ | 708億円 | — |
| 2 | 4552JCRファーマ | 678億円 | 29.3倍 |
| 3 | 4886あすか製薬ホールディングス | 596億円 | 10.8倍 |
| 4 | 197Aタウンズ | 521億円 | 9.9倍 |
| 5 | 219AHeartseed | 508億円 | 266.2倍 |
| 6 | 4894クオリプス | 449億円 | — |
| 7 | 4554富士製薬工業 | 439億円 | 17.8倍 |
| 8 | 4548生化学工業 | 401億円 | 26.2倍 |
| 9 | 4577ダイト | 382億円 | 12.3倍 |
| 10 | 4593ヘリオス | 341億円 | 286.4倍 |
| 11 | 4595ミズホメディー | 328億円 | 10.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
大阪大学発の技術を承継し事業を開始した2017年
当社は2017年3月、大阪大学の発明(主に再生医療)を実用化する目的で設立された株式会社セルキューブから、心筋細胞シートに関する事業譲渡を受ける形で、神奈川県横浜市において株式会社Cuoreとして創業された。同年6月には商号をクオリプス株式会社に変更し、同時に大阪大学との産学連携の共同研究講座「最先端再生医療学共同研究講座」を承継した。さらに同年9月、心筋細胞シートの製造販売承認取得を目的として第一三共株式会社と共同研究開発契約を締結。これにより、大阪大学が持つ心筋細胞シートの製造技術と第一三共の精製技術を融合する体制が整った。
研究施設と製造拠点を整備した2018~2020年
2018年2月、大阪大学吹田キャンパス内に研究施設(当社大阪ラボ)を開設。同年6月には本店を東京都中央区に移転した。2019年10月、大阪大学が心筋細胞シートを用いた虚血性心疾患に対する医師主導治験の治験届をPMDAに提出し、当社は同治験を支援。2020年1月に1例目の移植が行われた。同年8月には、大阪府箕面市において自社研究施設を兼ね備えた商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」が稼働を開始。この施設は、並列クリーンブース方式の局所制御技術によりキャパシティ増加を実現した独自設計であり、後の製造許可取得やCDMO事業展開の基盤となった。
製造許可取得と治験完了、上場を果たした2021~2023年
2021年9月、CLiC-1が再生医療等安全性確保法に基づく「特定細胞加工物製造許可」を取得。2022年4月には朝日インテック株式会社とカテーテル治療技術の共同研究契約を締結した。2023年3月、医師主導治験が終了し、計8例の患者への移植が完了。同年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。さらに2023年10月には新潟大学とNASHや肝硬変等の肝疾患治療に係る共同研究契約を締結。11月には経済産業省のシリコンバレー拠点「ジャパン・イノベーション・キャンパス」への入居が決定し、海外展開の準備を開始した。12月には東京都中央区に連結子会社クオリプスヘルスケアサイエンス株式会社を設立した。
米国展開とコンソーシアム発足、承認申請へ(2024~2025年)
2024年5月、細胞大量製造バリューチェーン開発を目的とするコンソーシアム「VMaCS」を発足。同年6月には米国に連結子会社iReheart Inc.を設立し、12月にはスタンフォード大学心臓胸部外科と共同研究契約を締結した。2025年4月、厚生労働省に対してリハートの製造販売承認を申請。同年4月から10月まで大阪・関西万博でiPS心臓及び心筋細胞シートを展示した。7月には経済産業省の再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業補助金に採択された。10月、リハートが希少疾病用再生医療等製品に指定され、制度上の優遇措置を受けることとなった。
条件付き製造販売承認を取得した2026年3月
2026年3月、厚生労働省はリハート(販売名「リハートⓇ」)について、効果・効能を「薬物治療や侵襲的治療を含む標準治療で効果不十分な虚血性心筋症による重症心不全の治療」として、日本での条件及び期限付き製造販売承認を認めた。これにより、国内での商業販売の道が開かれた。今後は薬価基準収載・保険適用を経て販売開始を目指す。第一三共との共同研究開発契約は目的達成により2026年3月末で終了した。また、大阪大学との共同研究講座は2025年9月末に終了しており、以降は自社技術による事業展開が求められる。
年表25件を開く
2010年代
- 2017年3月創業国立大学法人大阪大学(以下「大阪大学」という。)の発明(主に再生医療)を実用化・事業化する目的で設立された株式会社セルキューブが、ヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シート(以下、「心筋細胞シート」という。)の事業化のために、神奈川県横浜市西区において株式会社Cuore(当社)を創業・設立
- 2017年6月株式会社セルキューブより、心筋細胞シートに関する事業譲渡を受け、大阪大学との産学連携の共同研究講座「最先端再生医療学共同研究講座」を承継(2025年9月末をもって終了)
- 2017年6月商号変更商号を株式会社Cuoreからクオリプス株式会社に変更
- 2017年9月心筋細胞シートの製造販売承認の取得を目的として第一三共株式会社と共同研究開発契約を締結(2026年3月末をもって終了)
- 2018年2月大阪大学吹田キャンパス内に研究施設(共同研究講座)を開設(当社大阪ラボ)
- 2018年3月大阪大学の研究チームが心筋細胞シートを用いた虚血性心疾患に関する臨床研究の試験計画を大阪大学内で申請
- 2018年6月東京都中央区に本店を移転
- 2019年10月心筋細胞シートを用いた虚血性心疾患に関する医師主導治験の治験届を大阪大学が独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出(当社は同医師主導治験を支援)
2020年代
- 2020年1月同医師主導治験の開始(1例目の移植)
- 2020年8月大阪府箕面市において自社研究施設を兼ね備えた商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」(Cuorips Labo-integrated Cell Processing Facility for Advanced Therapy 1st)の稼働を開始
- 2021年9月CLiC-1が厚生労働省近畿厚生局より「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)」第35条第1項に基づく「特定細胞加工物製造許可」を取得
- 2022年4月朝日インテック株式会社と共同研究契約を締結
- 2023年3月同医師主導治験終了(合計8例の移植完了)
- 2023年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年10月国立大学法人新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野と、体内再生因子誘導剤を用いた非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)や肝硬変等の肝疾患の治療に係る共同研究契約締結
- 2023年11月経済産業省が米国・シリコンバレーに開設したビジネス拠点「ジャパン・イノベーション・キャンパス」への入居決定
- 2023年12月東京都中央区に連結子会社としてクオリプスヘルスケアサイエンス株式会社を設立
- 2024年5月創業「次世代再生医療モダリティの開発と実用化を可能とする細胞大量製造バリューチェーン開発コンソーシアム」(VMaCS)発足
- 2024年6月米国に連結子会社としてiReheart Inc.を設立
- 2024年12月米国・スタンフォード大学心臓胸部外科と共同研究契約を締結
- 2025年4月厚生労働省に対して心筋細胞シートの製造販売承認を申請
- 2025年4月「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)において当社が開発・製造したiPS心臓及び心筋細胞シートの展示を開始(2025年10月まで)
- 2025年7月経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業補助金」に採択
- 2025年10月厚生労働省が当社の心筋細胞シートについて虚血性心筋症による重症心不全を対象とした希少疾病用再生医療等製品に指定
- 2026年3月厚生労働省から心筋細胞シート(販売名「リハートⓇ」)について「薬物治療や侵襲的治療を含む標準治療で効果不十分な虚血性心筋症による重症心不全の治療」を効果・効能として日本での条件及び期限付き製造販売承認を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
心筋細胞シートの収益拡大と収益力向上
国内登録施設数の拡大と患者リクルート推進、海外病院との提携による海外売上創出、生産体制強化による安定的な製品供給と原価低減に取り組む。
- 02
次なる成長ドライバーの開発加速
朝日インテックとの共同開発(カテーテル治療)を加速し、体内再生因子誘導剤(YSシリーズ)の肝臓等の開発品で医師主導治験準備を推進する。
- 03
大量培養技術の確立とコスト削減
将来的な細胞治療需要拡大を見据え、大量培養技術を確立して原価低減を図るとともに、販管費等のコスト削減にも取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で51人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は622万円で、3期前と比べて+8.1%。平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は3.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 575 | 44.0 | 2.4 | 46 | — |
| 2024年3月 | 576 | 42.6 | 2.4 | 59 | — |
| 2025年3月 | 610 | 42.1 | 2.9 | 56 | −1,071 |
| 2026年3月 | 622 | 43.1 | 3.4 | 51 | −2,157 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2億円、営業利益は-11億円。前期と比べると増収で、売上が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 5億円 | 2億円 |
| 営業利益 | -10億円 | -11億円 |
| 純利益 | -6億円 | -10億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2027年1Qで、売上は0億円、営業利益は−3億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 0 | −1 | — | −2 |
| 2024年2Q | 0 | −2 | — | −1 |
| 2024年3Q | 0 | −2 | — | −2 |
| 2024年4Q | 0 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 0 | −4 | — | −5 |
| 2025年4Q | 2 | −2 | −100.0 | −1 |
| 2026年2Q | 2 | −5 | −250.0 | −5 |
| 2026年4Q | 0 | −6 | — | −5 |
| 2027年1Q | 0 | −3 | — | −3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
直近期の営業利益率は-550.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | — | — | −1 | — | −1 |
| 2020年3月 | — | — | −2 | — | −2 |
| 2021年3月 | 0 | — | −3 | — | −3 |
| 2022年3月 | 0 | — | −4 | — | −4 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年3月 | 0 | — | −5 | — | −5 |
| 「次世代再生医療モダリティの開発と実用化を可能とする細胞大量製造バリューチェーン開発コンソーシアム」(VMaCS)発足 | |||||
| 2024年3月 | 0 | — | −6 | — | −6 |
| 2025年3月 | 2 | −6 | −6 | −300.0 | −6 |
| 2026年3月 | 2 | −11 | −10 | −550.0 | −10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高2億円のうち、営業利益として残るのは-11億円で-550.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-10億円、売上の-500.0%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%1億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金600.0%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-550.0%-11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年3月期は営業CFが−11億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−11億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は39億円で、売上の234.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −3 | −7 | 38 | −10 | 35 |
| 2022年3月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 33 |
| 2023年3月 | −4 | 0 | 0 | −4 | 29 |
| 2024年3月 | −5 | 0 | 31 | −5 | 56 |
| 2025年3月 | −8 | −1 | 1 | −9 | 48 |
| 2026年3月 | −11 | 0 | 2 | −11 | 39 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は91.6%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 11 | 9 | 2 | 88.5 |
| 2020年3月 | 12 | 8 | 4 | 64.5 |
| 2021年3月 | 44 | 42 | 2 | 96.7 |
| 2022年3月 | 40 | 39 | 1 | 95.9 |
| 2023年3月 | 36 | 35 | 1 | 95.8 |
| 2024年3月 | 62 | 60 | 2 | 96.6 |
| 2025年3月 | 57 | 55 | 2 | 96.1 |
| 2026年3月 | 51 | 48 | 4 | 91.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中10位あたり、逆に低いのは営業利益率で79社中73位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,430で、1年前と比べて-25.6%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 9.44倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月20日に前日比+7.13%の5260円と上昇し、1か月で+25.69%の堅調さです。25日移動平均線4754円を約11%上回り、8月10日には5400円まで上昇しました。ただし52週高値12400円からは約58%低く、200日線6214円も下回っています。8月22日には出来高が60万株と急増し、その後も高水準です。RSI70.8で買われ過ぎ圏に近く、短期的な過熱感があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
無収益に近い状態で研究開発を継続しており、株価はパイプラインの進捗に大きく左右される。強気派は有望な眼疾患治療薬の開発成功を期待。弱気派は資金繰りや治験失敗リスクを指摘。
- パイプライン価値
眼疾患領域の新薬開発に期待
- 成長可能性
成功すれば大きなリターンが見込める
- 提携可能性
大手上場企業との提携で事業化加速の可能性
- 無収益状態
売上ほぼゼロで長期的な赤字継続リスク
- 資金調達リスク
研究開発コスト増で資金不足懸念
- 治験失敗リスク
創薬は成功率低く、株価急落も
- 研究開発費
- パイプライン進捗の代理指標
- 現金預金
- 資金調達の必要性を判断
- 治験段階
- パイプラインの進展度を直接確認
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ15,715人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.6%を占め、残る76.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 6.8 | 64.5 | 69.2 | 67.8 |
| 事業法人 | 91.2 | 27.3 | 24.4 | 23.3 |
| 証券会社 | — | 5.1 | 3.1 | 5.8 |
| 外国法人 | 2.0 | 2.5 | 3.0 | 2.3 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.2 | 0.5 |
| 金融機関 | — | 0.4 | 0.0 | 0.4 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 第一三共株式会社 | 12.09 |
| 02 | テルモ株式会社 | 6.41 |
| 03 | 澤 芳樹 | 1.49 |
| 04 | 松井証券株式会社 | 1.35 |
| 05 | DEFTA LIMITED (常任代理人 株式会社デフタ・キャピタル) | 1.34 |
| 06 | 朝日インテック株式会社 | 1.21 |
| 07 | ダイダン株式会社 | 1.21 |
| 08 | 楽天証券株式会社 | 1.09 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 1.07 |
| 10 | 草薙 尊之 | 0.74 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−42%、1株純資産は8期で+12%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2019年3月 | −88 | 508 |
| 2020年3月 | −97 | 407 |
| 2021年3月 | −124 | 751 |
| 2022年3月 | −67 | 686 |
| 2023年3月 | −80 | 607 |
| 2024年3月 | −86 | 751 |
| 2025年3月 | −81 | 682 |
| 2026年3月 | −125 | 568 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額192百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 草薙尊之 | 代表取締役社長 最高経営責任者 | 67 | 61,250 |
| 谷村忠幸 | 取締役副社長 | 44 | 2,200 |
| 澤芳樹 | 取締役 最高技術責任者 | 71 | 123,000 |
| 平尾和義 | 取締役 最高ビジネス 責任者 | 64 | 800 |
| 鮫島正 | 取締役 | 66 | — |
| 吉田憲一郎 | 取締役 | 63 | 1,100 |
| 芦田典裕 | 常勤監査役 | 71 | — |
| 山本光太郎 | 監査役 | 70 | 100 |
| 阿部慎史 | 監査役 | 47 | 100 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 112 | 50 | 162 | 41 |
| 社外監査役 | 3 | 16 | — | 16 | 5 |
| 社外取締役 | 2 | 11 | 3 | 14 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容20,563字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,660字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,932字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,912字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
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